2024年10月前半の出来事
*10月15日
@成田空港の累計旅客数が今月中に12億人突破へ
成田国際空港株式会社(NAA)は今日、開港以来の累計旅客数が,今月中にも12億人を達成する、と告知しています。
@ジンエアが12月2日から成田=務安線を開設
今日の 「sky-budget」 によりますと、韓国のジンエアは12月2日から,成田=務安線を開設します。
1日1往復で、機材はB737-800型機を使います。
写真は成田空港を移動するジンエア機です。
@ユナイテッド航空のミクロネシア3路線開設で成田空港ハブ化の背景
昨日の 「sky-budget」 が、ユナイテッド航空の成田空港ハブ化について(2024年10月11日の出来事参照)その背景と今後の見通しについて解説しています。
これによりますと、今回の以遠権を使った、3路線の開設は,同航空拠点の一つであるグアムの機材と人員を有効活用するためのもので、新しい機材や人員を配置するものではなく、今後のさらなる開設につながるものではない、としています。
しかし、セブ路線の予約が好調である事から、ミクロネシア方面の需要が好調に推移するような情勢になれば、今後、同社の成田空港ハブ化推進のキーポイントになる可能性もある、としています。
【コメント】そのためには、日本人のミクロネシア観光客増加が鍵になるのではないでしょうか。
この所、停滞している、日本人の生活水準向上が鍵になりますね。
*10月14日
@全日空の成田=パース線が今日から再開
全日空は今日から成田=パース線を再開しました。
週3往復(成田発着 月・木・土曜日)となります。機材はB787型機を使います。
@中国東方航空が11月15日から成田=西安線を増便
今日の 「Traicy 」によりますと、中国東方航空は11月15日から、成田=西安線を現在の週3往復から週4往復(成田発着 火・ ・木 ・金 ・日曜日)に増便する、との事です。
写真はA滑走路を離陸する中国東方航空機です。
@「ZIPAIR Tokyo」が現在の機数で往復24時間の成田=ヒューストン線を運航できる工夫とは
今日の「Aviation Wire」によりますと、「ZIPAIR Tokyo」は 来年3月4日に成田=ヒューストン線を開設します。
この路線は往復で28時間を要しますが、現在所有する8機の機材で,この路線を開設する工夫について,解説しています。
これによりますと、同航空の運航率は昨年が100%、今年も現在時点で台風による欠航を除くと100%を達成していることがあります。
これを実現しているのは整備上の工夫もある、との事です。繁忙期の前には 「予備整備 」で故障する可能性のある部品を,あらかじめ交換しています。また、レーダードームやエンジンカウルなど、機体の大半が白い塗装なのも,壊れた際に日本航空から融通してもらえるように、日本航空と同じ白色にしている、との事です。
*10月13日
@ドイツのコンドル航空が来年4月にチャーター便で成田空港に
昨日の「Fly Team」によりますと、ドイツのコンドル航空は。4月の2日、3日、17日、18日に、成田空港へフランクフルトからチャーター便を運航する予定、との事です。
いずれも、成田空港着午前8時頃の予定です。出発は同日の20時30分頃となります。
同航空は機体全面に縦の縞模様がペイントされている、特異なデザインで知られています。チャーター便の使用機材はA330-900型機になる、との事です。
*10月12日
@ボーイング社CEOが「今後数ヶ月間に約17000人を削減、B777X 型機納入は2026年に」
今日の「Aviation Wire」によりますと、ボーイング社のオルトバーグCEOは現地時間11日、全従業員にメッセージを送り、今後数ヶ月間に全従業員の約10%(約17000人)の削減を実施すること、開発中のB777X 型機の納入開始を、2025年から2026年に延期することを明らかにしました。
また、同CEOは「このような決定は、皆さんやご家族、私たちチームにとって困難をもたらすものであることは承知している。しかし、当社の事業状況と今後の回復には厳しい措置が必要だ」と述べています。
【コメント】実際に厳しい状況にあるのは確かですが、長期化するストライキに対する牽制の意味もあるのではないでしょうか。
*10月11日
@ユナイテッド航空が来年夏季ダイヤで成田空港をハブとする3路線を開設へ
「sky-budget」 によりますと、ユナイテッド航空は来年の夏季ダイヤで以遠権を使い、成田空港をハブとしてアジア路線を拡大する方針です。
これらの路線は米国本土路線と成田空港での乗継が便利なように、組まれるようです。
以下が設定される路線です。
・成田=ウランバートル線を、来年5月1日に開設します。今のところ、夏季限定で1日1往復の予定です。
・来年7月11日から、成田=高雄線を開設します。運航は1日1往復の予定です。
・3月27日の夏季ダイヤ開始から成田=コロール線を開設します。通年運航で1日1往復とします。
@「ZIPAIR Tokyo」の西田社長が「米国東海岸にも、欧州線はウクライナ情勢が沈静化するまでは無理」
今日の 「Aviation Wire」」によりますと、「ZIPAIR Tokyo」の西田社長は昨日の記者会見で、今後の路線展開について、成田空港から米国の東部地区や南部地区への就航を考えたいと述べました。
一方、欧州路線については、ロシア空域を迂回することから、ウクライナ情勢が沈静化するまでは、難しい、との考えを示しました。
また、機材については、新設する成田=ヒューストン線も現行のB787-8型機で運航に支障はなく、来年度に受領する新造機2機についても、今のところ納入遅延の連絡は来ていないので期待している、との事です。
また、路線の利用率については、大半の便の予約率が9割を超えており、特に、フルフラットシートは満席になる便が多い、との事です。
@エア・カナダのパイロット組合が今後4年間の労働協約を批准、ストは回避に
今日の「Traicy」によりますと、エア・カナダのエアライン・パイロット・アソシエーション(ALPA)は会社側と暫定合意した労働協約につての投票で、賛成67%となり、同労働協約を批准しました。
これにより、ALPAに所属するエア・カナダとエア・カナダ ルージュの約5,200人以上のパイロットが突入するとみられていたストライキは回避されました。
*10月10日
@タイ・エアアジアXが今日から成田=バンコク線を増便
タイ・エアアジアXは今日から、成田=バンコク(ドンムアン)線を、週16往復から1日3往復(週21往復)に増便しました。
@「ZIPAIR Tokyo」が来年3月4日に、成田=ヒューストン線を開設
「ZIPAIR Tokyo」は今日、来年3月4日から、成田=ヒューストン線を開設する、と発表しました。
週4往復(成田発 火・木・土・日曜日)となっています。
これで、同航空の米国路線は5路線目となります。
写真はA滑走路に着陸した「ZIPAIR Tokyo」機です。
@カナダを飛行中のターキッシュ・エアラインズ機の機長が死亡し、ニューヨークに緊急着陸
現地時間9日早朝、米国シアトル発イスタンブール行きのターキッシュエアラインズ204便・A350-900型機が、カナダ上空を飛行中に、59才の機長が意識を失いました。
このため、副操縦士ともう一人の操縦士が操縦しましたが、機長の意識が戻らないために、ニューヨークのJ・F・ケネディ空港に緊急着陸しました。
しかし、着陸前に機長の死亡が確認されました。この機長は定期身体検査では何の異常もなかった、との事です。
*10月9日
@「オーバーチュア」の試験機が5回目の飛行試験に成功
昨日の「Aviation Wire」によりますと、超音速旅客機「オーバーチュア」の開発を進めている 「ブーム・スパーソニックス社 」は、米国現地時間7日、超音速実験機「XB-1」の5回目の飛行試験に成功した、と発表しました。
同社は今後、年内に5回の亜音速飛行試験を計画しています。
今回の飛行試験では最高速度マッハ0.69、最高高度17800フィート、総飛行時間は約50分でした。
同社の目指す「オーバーチュア」には日本航空も出資し、将来の優先発注権を20機分持っています。
*10月8日
@第8貨物上屋が21日から供用開始
今日の「Traicy」によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)と全日空は21日から、建設中だった第8貨物上屋の供用を開始する、とのことです。
同貨物施設は延べ床面積が6.1万平方メートルで、上屋面積は3.8万平方メートルとなります。
輸出業務は同日から供用を開始し、輸入業務は11月1日から供用を開始します。
写真は8月に、京成電車の車窓から見た第8貨物上屋です。