2024年1月後半の出来事


*1月31日

@「トキエア」が今日から就航開始、新潟=札幌(丘珠)線を週4日・1日2往復
 「NHKニュース」などによりますと、独立系航空会社としては15年ぶりに、「トキエア」が今日から新潟=札幌(丘珠)線に就航しました。
 当面、週4日(月・金・土・日曜日)・1日2往復になります。
 同航空は地域航空会社&LCC として誕生しました。
 29日の記者会見で長谷川社長は、新潟=札幌戦をできるだけ早く毎日運航とし、2路線目の新潟=仙台線については「2ヶ月くらい準備が必要」として、最短で4月の開設を示唆しました。
 初便の「BV101」便は午前9時半に新潟を出発しましたが、「Flightradar24」にはスケジュールは出ているものの、航跡図は出てきませんでした。

@ジェットスター・ジャパンが来夏季ダイヤで福岡=札幌線を新設し、関西=台北線を再開
 昨日書いたジェットスター・ジャパンの来夏季ダイヤについてですが、この中で、福岡=札幌線が新設され、関西=台北線が5年ぶりの再開となります。


*1月30日

@マカオ航空が今日から成田=マカオ線を増便
 マカオ航空は今日から、成田=マカオ線を週5往復から1日1往復に増便しました。
 写真は第2ターミナル前を移動するマカオ航空機です。

 

@運輸安全委員会が海保機機長への聞き取りを25日から始めている
 昨日の「NHKニュース」によりますと、運輸安全委員会は25日から、羽田空港での追突炎上事故で重傷を負って入院している海上保安庁機の機長から、当時の状況についての聞き取り調査を開始した、との事です。

@ピーチの自社要請パイロット4名が副操縦士に,2月初期から乗務へ
 ピーチ・アビエーションは昨日、自社養成のパイロット4人が課程を修了し、副操縦士に昇格したと、発表しました。
 ピーチでは未経験者を2019年に自社パイロット養成コース生として採用し、訓練を重ねてきました。
 前半の訓練費用1千数百万円は自己負担となりますが、後半の訓練費は会社が持ち、給与も支給されます。
 4人は来月2日以降に定期便のフライトに臨む、との事です。

@ジェットスター・ジャパンが来夏季スケジュールを発表
 ジェットスター・ジャパンは今日、来夏季スケジュールを発表しました。
 国内線が18路線で58往復、国際線が5路線で39往復となっています。


*1月29日

@日本航空貨物専用機の試験飛行が始まりました
 日本航空の貨物専用初号機(JA658J)の試験飛行が今日から始まりました。
 今日は成田空港を午後2時36分に離陸し、九十九里浜沖の太平洋上を飛行して、午後3時00分に戻りました。
 上の写真は27日に成田空港第1ターミナルから南整備地区に駐機する同機を撮ったものですが、超望遠で,カゲロウもあり鮮明ではありません。
 下は「Flightradar24」による試験飛行の航跡です。

 

 

@国土交通省が大分空港での小型機滑走路逸脱を重大インシデントに認定
 昨日の「TDSテレビ大分(YAHOO!ニュース)」」によりますと、昨日、大分空港で起きた小型機〔ホンダジェット)の滑走路逸脱トラブルで、民間定期便2便が欠航、4便に遅れが出ました。また、成田発のピーチ機が目的地を変更しました。
 国土交通省はこのトラブルを重大インシデントと認定し、運輸安全委員会の調査官を派遣する、との事です。

@台湾のエバー航空ストライキは双方で合意し回避に
 23日に取り上げた台湾のエバー航空パイロットのストライキですが、今日の 「sky-budget」によりますと、会社側と労働組合の交渉で、合意が成立し、ストは行わないことになった、との事です。
 合意では最大で13,500台湾ドル(約64,000)円)の賃上げと、外国人パイロットの直接雇用を中止することになった、との事です。
 一方、組合側は2026年5月31日までは争議をしないことで合意した模様、との事です。


*1月28日

@春の航空ジャンク市は3月9日と10日に
 今日の「Fly Team」によりますと、航空科学博物館春の「航空ジャンク市」は3月9日と10日に行われます。

@大分空港で訓練中の小型機が着陸で滑走路を逸脱、定期便に遅れも
 今日の「NHKニュース」によりますと、今日午後2時10分頃、大分空港に着陸した本田航空の練習機が滑走路を逸脱し草地で停止するトラブルがありました。乗員3人にケガはなかった、との事です。
 滑走路が閉鎖されたため、定期便に遅れが出ている模様、との事です。

@三菱重工がスペースジェットの組み立て工場を
 昨日の「中京テレビNEWS〔YAHOO!ニュース)」によりますと、三菱重工は「スペースジェット」の量産に向けて、愛知県から取得した県営名古屋空港に隣接し、組み立て工場を建設しました。
 この施設を次世代航空機の研究拠点に変更する申請を県にしていたことがわかりました。
 すでに、愛知県は三菱重工から出されていた申請を昨年8月段階で承認していました。
 具体的にはJAXAや川崎重工業などとともに航空機の設計・製造や機体の安全性の証明などにおいて、高度な技術や効率の良い手法を確立するための研究に取り組むということです。
 下の写真は、2017年12月に撮影した
MRJ の組み立て工場ですが、この建物がそのまま使われるのかどうかは,記事からははっきりしません。


*1月27日

@「Air Japan」が4月26日から、成田=シンガポール線を開設へ
 「Air Japan」は昨日、4月26日から成田=シンガポール線を、週5往復(成田発着 月・木・金・土・日曜日)で開設する、と発表しました。

@「Air Japan」が2月22日に開設する成田=仁川線を,4月29日に増便
 昨日の 「sky-budget」 によりますと、「Air Japan」は昨日、2月22日から開設する成田=仁川線を、4月29日から増便すると発表しました。
 開設当初の週5往復から、1日1往復
増便する、との事です。

@ハワイアン航空が羽田空港の深夜便枠を返上へ
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、ハワイアン航空は現地時間27日、羽田=ホノルル線の週4往復と、羽田=コナ線の週3往復を、4月3日から運休する、と発表しました。
 この結果、同航空が獲得した、両路線を合わせた1日1往復の、羽田=ハワイ線深夜枠を返上する、との事です。
【コメント】全日空のフライングホヌや運賃の安い「ZIPAIR Tokyo」などの影響で,ホノルル線の需要が伸びなかったようです。


*1月26日

@NAAが2月9日にワンターミナルについて6回目の検討会開催
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、新たに作る新ターミナルについて検討する、第6回目となる「『新しい成田空港』構想検討会」を2月6日に再開すると発表しました。
 この後、3〜4回の会合を開き、夏頃をメドに具体案をまとめたい、としています。

@田村社長「日本人の海外旅行がもう少し回復することを期待する」
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、NAAの田村社長は昨日の記者会見で、成田空港利用客について、「外国人旅客の利用数は期待をやや上回る回復だった。しかし、日本人の海外旅行は円安や航空運賃の高止まりが影響しており、今年はもう少し回復できる環境になるよう期待する」と述べました。
 また、今日の航空新聞社によりますと、田村社長はグランドハンドリングの人員不足問題について、グランドハンドリング各社との調整で、現在、新規就航や増便を希望している約150便については要求に応える準備が出来て来た、と述べました。
【コメント】何時もは強気の田村社長ですが、日本人の海外旅行については,お手上げの感がありますね。今年は春闘の賃金要求も今までよりは大幅なものになるようですが、それでも、物価の値上で実質給与は目減りする国民が多いようですね。

@「ZIPAIR Tokyo」が来夏季ダイヤで成田=ホノルル線を増便へ
 「ZIPAIR Tokyo」は今日、3月31日に始まる夏季ダイヤで成田=ホノルル線を、週4往復(成田発着 火・木・金・日曜日)に増便する、と発表しました。従来発表の計画では週3往復でした。
 また、ゴールデンウイークには臨時便を設定する、との事です。

@「Air Japan」初号機が今朝、成田空港に到着
 今朝、午前6時3分に、改装を終えた「Air Japan」1号機となる「JA803A」機が成田空港に到着しました。

@航空連合に所属する57組合が春闘で1万円の賃上げを要求へ
 昨日の時事通信によりますと、航空業界の57組合が加盟する「航空連合」は昨日、今年の春闘で基本級のベースアップを月額1万円とする方針を決定しました。
 この額は過去最高となり、平均賃上げ率は5.87%となる、との事で、内藤晃会長は「産業を支える人材の確保、育成、定着には最低限必要な水準だ」と強調しました。
 また、終業から始業まで11時間の休息時間を設ける「勤務間インターバル協定」を各労組が会社側と結ぶことも目指す、との事です。

@航空評論家が日本航空と全日空の客室乗務員に対する考え方を比較
 今日の「ディリー新潮(gooニュース)」に載った、ジャーナリスト・水島宏明氏の日本航空と全日空の客室乗務員(CA)についての比較が載っています。

@ FAA がボーイング社にB737MAX型機の生産を認めず
 共同通信によりますと、米国連邦航空局(FAA)は現地時間24日、ボーイング社に「品質管理に問題がないと確認できるまで小型機『737』(MAXシリーズ)の生産拡大を認めない」と通知したと発表しました。

@ブラジルの大手 LCC 「ゴルエア」が破産、チャプター11を申請
 ブラジルの大手 LCC 「ゴルエア」は現地時間25日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用をニューヨークの裁判所に申請したと発表しました。
 ただ、運航は継続しています。
【コメント】航空業界が需要回復に湧く中ですが、コロナの影響は続いていますね。人手不足やパイロットの流出などで"火の車"の航空会社があるようです。


*1月25日

@今朝未明に、「カーフュー弾力的運用」で1便が着陸
 上段の「昨夜午後11時00分以降の離着陸」にもあるように、
 今日未明に,「カーフュー弾力的運用」が発生しました。新千歳発成田行きのピーチ・アビエーション586便が、新千歳空港の大雪のために出発が遅れ、午前0時8分にA滑走路南側から着陸したものです。

@昨年12月の空港運用状況で,外国人旅客と国内線旅客が12月として過去最高に
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「2023年12月空港運用状況」によりますと、
 総発着回数は前年同月比・【】は2019年12月比(以下同じ)19%増【14%減】の1万9505回となりました。
 この内、国際線発着回数は29%増【15%減】で、旅客便は47%増【21%減】となっています。
 国内線発着回数は8%減【9%減】でした。
 総旅客数は43%増【17%減】の308万8952人となり、この内、国際線旅客数が55%増【21%減】で、日本人旅客数が73%増【52%減】、外国人旅客数が12月として最高の74%増【6%増】、通過客が27%減【38%減】となっています。
 一方、国内線旅客数は12月として最高の12%増【4%増】となっています。
 国際航空貨物量は11%減【11%減】となっていますが、詳しくは「成田空港2023年12月国際貨物取扱量」を見て下さい。

@LOTポーランド航空が4月1日から成田=ワルシャワ線を増便へ
 昨日の 「sky-budget」 によりますと、LOTポーランド航空は4月1日から、現在週4往復の成田=ワルシャワ線を、1日1往復に増便します。

@オーストリア航空が4月2日から成田=ウィーン線を再開へ
 今日の 「sky-budget」 によりますと、オーストリア航空は4月2日から、成田=ウィーン線を再開します。
 週3往復(成田発着 水・金・日曜日)となります。

@ANAホールディングスが日本貨物航空の買収を再延期
 今日の日本経済新聞(電子版)によりますと、ANAホールディングスは日本貨物航空の買収を、2月1日から4月1日に再延期しました。
 「国内外の関係当局による企業結合審査の完了までに要する時間などを勘案した」としています。
 日本貨物航空の親会社「日本郵船」も株式交換の延期を発表しています。


*1月24日

@約2年にわたる成田空港貨物取扱量の減少続く
 東京税関成田航空貨物出張所が今日発表した「成田空港2023年12月国際貨物取扱量」によりますと、
 総貨物取扱量は前年同月比(以下同じ)10.5%減の15万9526トンと22ヶ月連続マイナスとなりました。
 積込量は12.6%減で21ヶ月連続マイナス,取卸量は8.8%減と22ヶ月連続マイナスとなっています。
 国民の生活に直結する食品の輸入量では、生鮮貨物が3.4%減と23ヶ月連続マイナス、ドライ貨物は11.9%減と19ヶ月連続マイナスとなっています。

@成田空港の貿易額で,輸入額が10ヶ月ぶりのプラスに
 東京税関が今日発表した「成田空港2023年12月貿易概況(速報値)」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)8.3%増の1兆4408億3300万円と10ヶ月ぶりのプラスとなりました。
 一方、輸入額は1.3%減の1兆6578億2600万円と10ヶ月連続のマイナスとなっています。

@「ZIPAIR Tokyo」が和牛の肉を海外へのお土産として持参できるサービス
 「ZIPAIR Tokyo」は今日、ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンノゼ、ホノルル、シンガポールの各路線において、日本の和牛を海外へのお土産として持参できるサービス予約を今日から開始しする、と発表しました。。
 出発の48時間前までに、同航空公式サイトで申し込み、出発当日にチェックインカウンターで確認し、機内預け荷物とし、目的地空港で受け取るシステムで、31日からサービスを受けられます。
 詳しくはリンク先で確認して下さい。
【コメント】成田空港に隣接した成田市場があるからこそ出来るサービスですね。

@レコーダーに損傷はなく解析進める
 今日の「NHKニュース」によりますと、運輸安全委員会は昨日、羽田空港衝突炎上事故の両機のフライレコーダーとボイスレコーダーに大きな損傷はなく、すでに解析を進めていることを明らかにしました。
 また、日本航空の機体が炭素繊維が多く使われていた新鋭機である事から、世界で機体耐燃性に関心が高いとし「燃え広がり方や火災までの過程を調査していきたい」と述べました。


*1月23日

@全日空が2024年度運航計画を発表、成田空港路線は縮小
 全日空が今日発表した「2024年度ANAグループ航空輸送事業計画」によりますと、
 国際線の成田空港発着路線での増減便は、成田=北京線が週(以下同じ)3往復から運休、成田=上海線は週10往復から1日1往復の減便、成田=広州線が週3往復から運休、成田=香港線が週3往復で再開、成田=パース線が週3往復から運休、となっています。詳しくはリンク先で確認して下さい。
 貨物便については次の記事に載せます。
 ピーチ・アビエーションの成田空港路線での増減便は成田=札幌線が1日6往復から同7往復に増便、成田=沖縄線が1日2往復から同3往復に増便、成田=奄美線が週5往復からら週4往復に減便します。
 また、「Air Japan」の成田=バンコク線は4月30日から週6往復から1日1往復の増便となります。

@全日空の国際線貨物便の2024年度運航計画で、全て成田空港発着に
 昨日の「LNEWS」によりますと、全日空が今日発表した2024年度の運航計画によりますと、国際線の貨物便は全便成田発着になっています。
 調整中の路線もありますが、前年度に比べて、若干便数が減っています。

@能登空港が27日から,民間機の運航再開に
 能登半島地震による滑走路のひび割れなどの復旧工事が進み、能登空港への民間機の乗り入れが、27日からできるようになる、との事です。

@トロントの空港で、エールフランス航空のA350-900型機が尻餅事故
 今日の 「sky-budget」によりますと、現地時間21日、カナダのトロント空港で着陸しようとしたパリ発トロント行きのエールフランス356便が,着地の際に胴体尾部を滑走路に接触させるトラブルがありました。
 同機は約15分後に,無事着陸しました。
 1回目の着陸の際に、バウンドして機首が上がり、尾部を打った、との事です。乗客・乗員にケガは亜りませんでした。
 乗客が機内から撮影した動画でも、ガリガリという音と、振動が記録されています。

@台湾のエバー航空のパイロット組合がスト権を確立、早ければ旧正月にもスト
 昨日の「フォーカス台湾」によりますと、エバー航空のパイロット組合はスト権確立の投票をおこなっていましたが、その結果がまとまりました。
 「桃園市機師職業工会」エバー分会では、分会員総数1398人で、投票総数910人の内900人がストに賛成し、10人が反対でした。
 この結果、早ければ、旧正月期間にもストを決行する,としています。


*1月22日

@多古町が「住みたい田舎ベストランキング」で2部門で2位に
 大分前になりますが、6日の千葉日報(有料電子版)によりますと、この程発刊された「田舎暮らしの本」(宝島社発行)の最新2月号に、「2024年版 住みたい田舎ベストランキング」で、成田空港東に隣接する多古町が首都圏エリアの「子育て世代部門」と「シニア世代部門」で2位にランクインしました。
 昨年のランキングでも首都圏で、高く評価されていました。(2023年1月15日の出来事参照)
 このラキングは278項目に。587市町村が回答したもの、との事です。
 同町では子育て世代の移住・定住促進に向け、民間事業者と連携し、賃貸集合住宅の整備を進めており、5月に完成し、7月の入居開始を予定,との事です。
【コメント】同町は都会からの移住に力を入れており、待機児童ゼロ、中学校までの給食費ゼロ、大学生までの医療費ゼロの「三つのゼロ」で子育て施策などの施策を行い,PRにも力を入れてきました。

 

@新千歳空港の接触事故は牽引車のスリップではなく,ハンドル操作ミスの可能性
 今日の「NHKニュース」よりますと、16日に新千歳空港で起こった,大韓航空機とキャセイ航空機の接触事故は、牽引車のスリップではなく、大韓航空機のプッシュバックを行っていた牽引車の操作ミスである可能性が高い、との事です。
 航空会社や関係者によりますと、運転手のハンド操作が早かったために接触してしまったようだ、との事です。


*1月21日

@羽田空港C滑走路閉鎖中の成田空港使用状況
 今日の千葉日報(有料電子版)の「<羽田航空機事故・滑走路長期閉鎖>「成田不要論」を払拭 燃料補給、臨時便で機能補うNAA社長「『複数空港必要』」によりますと、2日に起こった羽田空港衝突炎上事故で,C滑走路が閉鎖されていた間、成田空港での代替運用について載せています。
 C滑走路が使えなくなった2日に23便(国際線14便、国内線9便)が目的地を変更して成田空港に着陸しました。
 また、3〜7日にかけてはC滑走路が使えないために、長距離便の出発で、燃料を満杯近く積むと,羽田空港の他の滑走路では離陸できないため、15便が成田空港に一旦着陸して燃料を積み足し、目的地に向う「テクニカルランディング」が行われました。
 また、羽田空港の年末年始の混雑に対応するため、成田空港発着で臨時便50便が設定されました。
 中には「遠い成田空港に行くのはいやだ」として、「羽田空港の便数をさらに増大し,運航便数を増やせば,成田空港はいらない」とする「成田空港不要論」も出ています。
【コメント】今回の事故で羽田空港の便数が限界を超えていることが明らかになりました。
 この事実を見ると、これらの主張はきちがいじみています。これ以上、羽田空港の便数を増やせば、ますます事故の危険性が高くなります。
 ただちに、便数を減らさないと、事故が多発することは明らかです。
 政府は「なせばなる」という精神論を振りかざして,航空会社の運航乗務員や乗客を危険にさらすことをやめなければなりません。

@中国国際航空が今日から,成田=大連=天津線を再開
 中国国際航空は今日から,成田=大連=天津線を再開しました。週4往復(成田発着 火・水・金・日曜日)の運航となります。

@「アズール航空が」A330-900型機を4機発注
 今日の 「Traicy」によりますと、ブラジルの「アズール航空」は、エアバスにA330-900型機4機を追加発注しました。
 同社は現在。A330ファミリー12機を運航しています。


*1月20日

@中国国際航空が2月11日から成田=杭州線を増便
 今日の「Traicy」によりますと、中国国際航空は2月11日から,成田=杭州線を現在の週4往復から1日1往復に増便します。

@昨日、成田空港で給油車が搭乗橋に接触
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、昨日午後2時頃、成田空港の車両道路を走行していた給油車が,61番スポットの搭乗橋に接触する事故が発生しました。
 けが人はなく,運航への影響もありませんでしたが、給油車のホースに残っていた少量の燃料が漏れました。
 出火などはありませんでした。この搭乗橋を使う予定だった航空機はスポットを変更しました。

@昨日から第1ターミナルに「成田国際空港クリニック」が開院
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、成田空港の第1ターミナルに、昨日から多言語に対応する「成田国際空港クリニック」が開院しました。
 当面は医師1人と看護師1〜2人で、午前9時〜午後5時迄の診療となります。
 4月以降は旧「空港クリニック」のあった場所に移り、広い場所で、医師を3人程度にし、年中無休で診療します。
 院長の張医師は「日本の玄関口を守る空港スタッフたちの健康を支えたい。多言語対応によって外国人旅行客にも気軽に使ってもらえるクリニックにしていく」と意気込んでいる,との事です。

@成田空港での「停止位置標識」を10日までに目立つ色に塗り替え、誤進入監視レーダー係を17日から配置
 昨日の「Aviation Wire」によりますと,国土交通省は羽田空港での衝突炎上事故を受けての緊急対策として、羽田空港など全国8空港で滑走路進入手前の「停止位置標識」を目立つ色に順次変更していますが、成田空港では10日に完了している、とのことです。
 また、「誤進入監視レーダー」を監視する管制官の配置は17日から行われている、との事です。

@台湾のエバー航空労組が、スト権確立の投票始める,かきいれどきの旧正月のストも
 18日の「フォーカス台湾(YAHOO!ニュース)」によりますと、エバー航空のパイロットが待遇改善を求めている問題で、台湾の航空各社のパイロットでつくる労働組合「桃園市機師職業工会」は現地時間18日、早ければ旧正月前後にもストライキを行う可能性がある事を明らかにしました。
 昨年12月22日からエバー航空労組はスト権確立の投票を始めており、今月8日からは「桃園市機師職業工会」に属する全組合でスト権確立投票が行われている、との事です。

@「ザ・広澤ワールド」の「ユメノバ」が2月11日からオープン
 茨城県筑西市にある「ザ・ヒロサワシティ」では「科博広澤航空博物館」を含む「ユメノバ」を2月11日にオープンするとのことです。
 これで開園している日は自由に見ることができるようです。
 ここには国立科学博物館に展示されていた航空遺産に指定されている「YS11型機」などを見ることができます。

@インドの新興 LCC 「アカサ・エア」がB737MAX型機150機を発注
 18日のブルームバーグジャパンによりますと、インドの新興 LCC「アカサ・エア」は現地時間18日、ボーイング社にB737-10型機とB737-8型機を合わせて150機を発注したことを明らかにしました。


*1月19日

@「Air Japan」の初号機が26日早朝に成田空港に到着予定
  昨日の「Traicy」によりますと。全日空が設立した中距離 LCC 「Air Japan」の初号機は,アモイでの改修が終わり、26日早朝に成田空港に到着する予定です。

@明日から羽田空港都心ルートの使用が再開
 国土交通省は今日、2日の事故により損傷していた「C滑走路北側の進入角指示灯(PAPI)」が復旧したため、中止していた南風時の都心ル-トの使用を,明日から再開する,と発表しました。

@行政改革で航空料が増えているのに、管制官は減らされている
 昨日の「弁護士JP ニュース(YAHOO!ニュース)」によりますと、全国で航空管制官と関連の仕事を担当する職員数は、この数年1900〜2000人とのことです。
 この数は2005年の4982人をピークに2023年には4134人に減らされいる、との事です。
 この背景には2014年に政府が閣議決定した「国の行政機関の機構・定員管理に関する方針」が関係しており、方針の中には「新規増員は(中略)自律的な組織内の再配置によることを原則とし、新規増員は厳に抑制する」と指摘された事によります。
 羽田空港では管制業が1チーム約14〜15人で構成されており、このチームがシフト勤務により、6チームを必要としています。
 新しく人員を配置してほしいときは、3人の管制官を各6チームに確保しなければならず、組合では18人必要だと訴えている,との事です。
 所が、上記の方針があるものだから、国土交通省は2021年度に6人の増員を請求しましたが、政府の回答は3人だった、との事です。
【コメント】この記事の中で管制官の多忙が明らかにされています。前にも書きましたが、事故の本当の原因は政府の方針、すなわち,「行政改革」にあります。
 来年度予算の防衛費の大幅増大をやめれば,このような国民の安全を守る要員は直ちに実行に移せますね。もちろん、一人前にするには時間がかかるのですが。

@12月の訪日外客数は0.5%減、出国日本人数は19.3%増も19年比では44.6%減
 観光が17日に発表した、「2023年12月訪日外国人数・出国日本人数推計値」によりますと、訪日外客数は前年同月比・【】は2019年12月比(以下同じ)0.5%減【8.2&増】の273万4000人となりました。
 一方、出国日本人数は19.3%増【44.6%減】の94万7000人となっています。


*1月18日

@2023年訪日外国人の消費額は5兆2923億円に
 昨日の日本経済新聞(電子版)によりますと、観光庁が昨日発表した2023年の訪日外国人数は2506万人と、コロナ禍前の2019年の約8割まで回復しました。
 また、これによる訪日外国人消費額は政府目標の5兆円を超え、5兆2923億円となりました。
 この内、宿泊費が最も多く1兆8289億円、買い物代が1兆3954億円でした。

@福岡空港で外国機がまた、エンジン試験場区域に誤進入
 昨日の「NHKニュース」によりますと、昨日午前7時40分頃、福岡空港で韓国のチェジュ航空機・B737型機機が、駐機場向け誘導路を走行中に、エンジンテストを行う区域に誤進入するトラブルがありました。
 同機は一時停止し、牽引車で駐機スポットまで移動しました。
 この箇所では10日にもタイ・ベトジェットエア機が同じように誤進入しています。(1月10日の出来事参照)
 福岡空港事務所では誤進入禁止の×マークの色を変えるなどの対策をとることにしている、との事です。

@新千歳空港での接触事故の原因はスリップではなく、視界不良か
 新千歳空港で昨日起こった大韓航空機とキャセイ航空機の接触事故ですが、専門家は「牽引車のスリップは考えにくい」としています。
 「むしろ、激しい雪で、視界が効かず目測を誤った可能性が高い。監視員を増やすべきだ」としています。

@元パイロットが"「誤進入監視レーダーの羽田空港への導入は最近だった」と発言
 元日本航空インターナショナル機長 塚原利夫氏は、羽田空港での衝突炎上事故について、同じ滑走路上に他機が進入し,衝突の危険がある場合に,その滑走路全体が黄色になり管制官の注意をうながすレーダーについて、13日放映の「タモリステーション」で、「このシステムは羽田空港では最近導入されたもので・・・」と述べていました。
 しかし、1月5日に載せた山陽新聞(1月5日の出来事参照)によりますと、羽田空港ではこのレーダーが2011年3月に運用が開始されています。
 約13年前に運用が開始されていたシステムの導入が「最近」といえるのでしょうか。

@赤坂社長がA350-900型機の追加発注を表明
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、日本航空の赤坂社長は昨日の記者会見で,今月1日の衝突炎上事故で、A350-900型機が全損となった事から、A350-900型機1機を追加発注することを明らかにしました。
 しかし、受領には1年から2年かかる、との事です。

@「トキエア」が明日から航空券販売の予定
 今日の「テレビ新潟」によりますと、15日からの航空券販売を延期した「トキエア」は,明日から航空券の販売をおこなう方向で最終調整を進めている、との事です。
 就航は予定通り1月31日からになります。


*1月17日

@羽田空港発シアトル行きの全日空機機内で、米国籍男性が客室乗務員に噛みつき、羽田空港にUーターン
 今日の共同通信によりますと、昨日夜、羽田からシアトルに向かった全日空118便・B787-8型機が太平洋上を飛行中に、米国籍の55才男性乗客が機内で暴れだし、制止した客室乗務員の腕にかみつきました。
 このため、この男性をとりおさえ、同機は羽田空港に引き返して、この男を警察に引き渡しました。
 男は「睡眠剤を飲んで全く覚えていない」と否認しています。
 下図のは「Flightradar24」による同便の航跡です。

 

@昨夜、新千歳空港で大韓航空機とキャセイ航空機が接触し、両機とも損傷する
 昨日午後5時半頃、新千歳空港で、ソウルに向かうため、牽引車で移動中の大韓航空766便・A330-300型機と、香港から到着し,駐機していたキャセイ航空584便・B777-300型機が接触し、双方の機体が損傷するトラブルがありました。
 大韓航空機の左主翼の翼端が折れ、キャセイ航空機の胴体後方の尾翼付近が損傷しました。
 大韓航空によりますと、大韓航空機が離陸に向かうため牽引車で後退したところ、牽引車が雪でスリップした、との事です。
 大韓航空機の乗客・乗員289人にケガはありませんでした。キャセイ航空機の乗客はすでに降機した後でした。

@日本航空の社長が4月1日付けで交代、新社長に鳥取三津子氏
 日本航空は今日、現社長の赤坂祐二氏に代わり、4月1日から鳥取三津子氏が新社長に就任する、と発表しました。
 赤坂氏は代表取締役会長に就任し。取締役会長の植木義晴氏は取締役となる、との事です。
【コメント】鳥取氏は客室乗務員として初めての社長となり、また、合併吸収された東亜国内航空出身者としても初めての社長となるのではないでしょうか。


*1月16日

@成田空港行きの全日空機がシカゴ・オヘア空港で他機と接触トラブル
 今日の読売新聞などによりますと、米国の複数メディアが現地時間15日に伝えたところでは、シカゴのオヘア空港で現地時間14日夜、シカゴ発成田行きの全日空11便・B777-300ER型機とデルタ航空2122便が接触するトラブルがありました。
 離陸に向け移動していた全日空機の左主翼が、到着したデルタ機の尾翼に接触した、との事です。
 当初,全日空機はこの接触に気付きませんでしたが、管制官が戻るように指示し、点検の結果接触を確認しました。
 このトラブルで同便は欠航となりました。乗客・乗員にケガはありませんでした。
 下図はオヘア空港での全日空11便の航跡図ですが、どこで接触したかは分かりませんね。

 

@国土交通省が19日に対策委員会開催へ
 国土交通省は今日、19日午後に「羽田空港航空機衝突事故対策検討委員会」を設置し、第1回会合を開催する、と発表しました。
 夏までに中間とりまとめを行う、との事です。

@「トキエア」が昨日からの予約開始を延期、整備マニュアルで国土交通省の認証難航
 昨日の「UX新潟テレビ24」によりますと、31日に就航開始を予定している「トキエア」は、15日に航空券の販売を予定していましたが、国土交通省の整備規定審査が難航しており、販売日を延期することになりました。


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