2024年5月後半の出来事


*5月31日

@昨日深夜、飛行コースずれが3機と着陸方向異常1機
 昨日の「昨夜午後11時00分以降の離着陸」を調べていたところ、離陸機が2機南側に離陸するとき、九十九里海岸まで直進せず、西側に早めの旋回を始める 飛行コースずれを起こしました。午後11時前にも、エミレーツ航空319便が同様の飛行コースずれを起こしています。したに「Flightradar24」による航跡を載せておきます。

 

 

 

 さらに46分に着陸した「Spring Japan」102便も本来なら北から着陸すべきところを、南から着陸しました。これも、更なる機能強化完成後に実施されるとしている「スライド制」の時に飛ぶはずのない静穏時間帯に、突然騒音を振りまくことになります。
 この静穏時間帯を確保するためには風向に逆らっても本来の着陸方向から着陸しなければなりません。

@中国国際航空が7月12日から成田=北京線を増便
 今日の 「sky-budget」 によりますと、中国国際航空は7月12日から成田=北京線を現在の1日1往復から1日2往復に増便します。機材はA330-200型機を使います。

@日本航空の4月実績は国際線が10.9%増、国内線が0.7%減に
 日本航空が今日発表した「JAL 2024年4月マンスリーレポート」によりますと、
 国際線旅客数は前年同月比・【】は2019年4月比(以下同じ)10.9%増【21.9%減】の56万3617人、利用率は78.8%となっています。
 一方、国内線では0.7%減【7.1%減】で利用率は68.4%となっています。この内、成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が12.0ポイント増の86.7%、成田=名古屋線が4.4ポイント減の41.8%となっています。


*9月30日

@NAAが中期目標を見直し、2024年度末までの発着回数を25.1万回に引き下げ
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「2022-2024 年度中期経営計画『Restart NRT』の経営目標見直しについて」ですが、特徴的なのは発着回数について前回目標よりも引き下げていることです。
 総発着回数は27万回から25.1万回に引き下げ、一方、旅客数につては総旅客数を前回の3900万人から39
90万人とわずかに引き上げている事です。
【コメント】夢物語ではなく、現実的になったことは良いことですが、30万回の目標は遠くなり、機能強化の必要性に疑問を持たせるものとなっています。

@NAAが「4月運用状況」を発表しましたが、外国人は過去最高を更新も日本人は低調
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「成田空港4月運用状況」」によりますと、
 総発着回数は前年同期比20%増・【】は2019年4月比(以下同じ)【10%減】の1万9668回となりました。この内、国際線発着回数は22%増【11%減】、国内線は12%増【4%減】となっています。
 総旅客数は32%増【11%減】となり、2カ月連続で開港以来の最高値を更新しました。
 国際線では37%増【11%減】で、この内日本人が49%増【50%減】、外国人が41%増【8%増】、通過客が7%減【20%減】となっています。
 一方、国内線旅客数は14%増【1%増】と4月しての最高を記録しています。
 国際線の航空貨物量は2%増【6%減】となっています。詳しくは5月23日の出来事を参照にして下さい。

@NAAの2024年3月期連結決算は4年ぶりの黒字
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「2024年3月期 連結決算」によりますと、
 営業収入が前年同月比(以下同じ)65.2%増の2169億円、営業費用が25.0%増の2036億円、純利益が602億円改善して100億円の黒字となりました。黒字は4年ぶりとなります。
 今期の見通しは純利益が20.3%増の121億円としています。

@成田空港国際線旅客保安を9月1日から値上げに
 成田国際空港株式会社(NAA)は今日、国際線旅客保安サービス料を9月1日から値上げすると発表しました。
 現行料金の一人当たり550円を150円値上げして700円とします。

@韓国 LCC の「エアロ K 」が成田=仁川線を今日から開設
 エアロKは今日から成田=仁川線を開設します。1日1往復になります。

@中部空港の保安検査で拳銃1丁が見つかる
 昨日の共同通信によりますと、昨日午後0時10分頃、中部空港の保安検査で、係員が中国籍男性のリュックサックのポケットから、さびのある拳銃1丁を発見しました。
 実弾は入っていなかった、との事です。警察がこのリュックサックの持ち主から話を聞いたところ「おもちゃと思っていた」と供述した、との事です。
 警察では拳銃の入手先など詳しく聞いている、との事です。

@パリ周辺の大気汚染と騒音が深刻、
 今日の「AntenneFrance」によりますと、パリとその郊外の「中央イル・ド・フランス地域人口の4分の3以上が騒音公害と大気汚染の両方に『二重』にさらされている」とのことです。これはこの地域にある、2つの観測所が現地時間5月28日に発表した報告書に基づくもの、との事です。
 また、この二重汚染はパリ周辺の環状道路や主要道路の近くで非常に強く、郊外のブローニュなどの森林地帯ではわずかに良くなっている、としています。
 Bruitparif騒音観測所は、騒音公害は「不快感を引き起こし、睡眠を妨げ、心血管疾患や糖尿病を発症するリスクを高め、学習能力を低下させる」と指摘しています。
 また、Airparif大気質の監視を担当する協会によると、大気汚染は糖尿病、心血管疾患、呼吸器疾患、肺がんの発症に関連しており、平均余命の低下と死亡率の増加につなが、り、イル=ド=フランスでは年間7,900人の早死の原因となっている、とのことです。


*5月29日

@カタール航空機が飛行コースずれ
 昨日の「昨夜午後11時00分以降の離着陸」を調査したところ、午後10時57分に、ドーハに向け離陸したカタール航空807便が、、下図の「Flightradar24」による航跡図に見られるように、飛行コースずれを起こしました。
 離陸してしばらくたった、九十九里平野手前の上空で、東側にコースを外れ、まもなく西側に向きを変えて、飛行しました。風や雨の影響でしょうか。前後の便は直進しているのですが。

 

@「エアライン・オブ・ザ・イヤー2024」で全日空が7位、日本航空が15位に
 今日の「Traicy」によりますと、「AirlineRatings」が発表した「エアライン・オブ・ザ・イヤー2024」では、全日空が7位、日本航空が15位にランクされています。
 評価対象となる航空会社は7つ星の安全評価を獲得していることが条件です。
 評価は業界経験を持つ5人の編集者による評価のほか、安全基準、機齢、投資評価、乗客から投稿されたフィードバック、機体発注など12項目を考慮して決定した、との事です。

2004年から2023年の20年間に、乗客・乗員44人が揺れで重傷を負う
 昨日の朝日新聞によりますと、昨日、記者会見した運輸安全委員会武田委員長によりますと、2004年から2023年の20年間に、乗客・乗員44人が飛行機の揺れで重傷を負った、とのことです。
 武田委員長は「航空機は揺れるということを前提に、着席して常にシートベルトを腰の低い位置で締めることが被害の防止と軽減に大変効果的だ」と呼びかけました。


*5月28日

@23日に「Air Japan」のホーチミン発成田行きが離陸直後に引き返す
 昨日の読売新聞によりますと、国土交通省は昨日、23日に運航されたホーチミン発成田行きの「Air Japan」834便・B787-9型機が、離陸3分後に主翼フラップの不具合を示す警告表示が出て、ホーチミン空港に引き返すトラブルがあった、と発表しました。
 けが人はありませんでしたが、このトラブルで同便は欠航となりました。点検ではフラップに不具合はありませんでした。
 下図は「Flightradar24」による引き返しの航跡です。「Flightradar24」によりますと同機はその後、順調に飛行しています。

 

@平岡航空局長が「教訓が生かされていない」と厳重注意
 昨日、国土交通省の平岡航空局長はトラブルの続く日本航空に対して厳重注意を行いました。
 この席で、平岡航空局長は「類似事案の教訓が生かされていないものもあるなど、安全管理システムが社内全体に有効に機能しているとは言えない」とし
、6月11日までに再発防止策を提出するよう求めました。
 これに対して、日本航空の鳥取社長は厳重注意後、記者団に対し「私が社長としてリーダーシップを持って安全対策の改善に責任を持って臨む」と話しました。


*5月27日

@国土交通省が相次ぐトラブルを起こしている日本航空に厳重注意を行う予定
 今日の「NHKニュース」によりますと、国土交通省は相次ぐトラブルを起こしている日本航空の鳥取社長に対し、厳重注意を行うことが分かりました。
 再発防止策を検討したうえで報告するよう求める、とのことです。

@「トキエア」が9月に3号機を受領の予定
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、「トキエア」は9月にも3号機(JA03QQ)を受領する見通し、との事です。
 機種はATR42-600型機です。
 なお、4号機は現在開発中の短い800mの滑走でも離着陸できるATR42-600S型機ですが、開発が遅れた場合、代わりにATR42-600型機を導入出来るように、現在「ATR社」と交渉中、との事です。

@カタール航空機がトルコ上空で乱気流に遭遇、12人が負傷
 今日の 「sky-budget」 によりますと、現地時間26日、ドーハ発ダブリン行きのカタール航空17便・B787-9型機が、トルコ上空を飛行中に乱気流に巻き込まれました。
 乗客・乗員12人が負傷した、との事です。


*5月26日

@「成田空港シャトル 池袋線」が2月に続き大幅値上げ
 昨日の「Traicy」によりますと、WILLER EXPRESSと京成バス、国際興業、東京空港交通の4社は、、7月1日から格安バスの「成田空港シャトル 池袋線」の運賃を値上げします。
 24時間前までに購入できる「早得プラン」を400円値上げして1900円に、普通運賃を2300円とします。
 2月に続く連続の値上げになります。
【コメント】今の世の中は、値上げがやり放題となっていますね。これでは、実質賃金が2年連続で目減りするのも当然です。
 このように、値上げで国民の生活を貧しくさせるよりも、値上げに直接影響を受けない富裕層への大幅増税を行い、、大企業に対する税金も大幅に上げるべきです。大企業はお金が余っているので、これを使って、国の内外で企業の買収に力を入れています。
 外遊好きの岸田首相が今やるべき事は防衛費の大幅増額や外遊ではなく、この増える税金を使って、苦しんでいる国民の福祉や賃金の大幅引き上げを行うでべきです。

@短編映画「空の港のありがとう」を渋谷でも上映へ
 成田国際空港株式会社(NAA)では今月31日から来月13日まで、短編映画「空の港のありがとう」の上映を、ヒューマントラストシネマ渋谷で行うと発表しました。料金は1000円です。

@ソウルからサンフランシスコに向かったユナイテッド航空機が運航乗務員の食あたりで引き返す
 今日の 「sky-budget」 によりますと、現地時間19日、ソウル発サンフランシスコ行きのユナイテッド航空806便・B777-200ER型機で、飛行中に複数の乗務員が食あたりを起こし、引き返すトラブルがありました。
 食あたりで体調を崩したのは機長を始めとした運航乗務員で今のところ、原因はわかっていません。
【コメント】このような事が起こらないように、運航クルーは違う機内食を必ずとるようにしているのですが、長距離便ですので、運航乗務員が4人以上いたと思われます。これが幸いしたようです。もっと深刻な事態になれば、成田空港などに緊急着陸したのではないでしょうか。
 下図は「Flightradar24」による、同機の航跡です。

 


*5月25日

@ジェットスター・ジャパンが累計搭乗者数5000万人を達成
 昨日の千葉日報(有料電子版)によりますと、ジェットスター・ジャパンは24日、23日に2012年7月就航からの累計搭乗者数が5000万人を突破した、と発表しました。
 第3ターミナルで行われた記念イベント後に、片岡社長は記者団に「引き続き魅力的な料金設定で、次は1億人を目指したい」と語りました。

@シンガポール航空の乱気流トラブルで約20人が集中治療室で治療を続ける
 21日に発生したシンガポール航空機が晴天乱気流に巻き込まれたトラブルですが、現在でも、約50人がタイの病院に入院しており、約20人が集中治療室での手当を受けている、との事です。
 集中治療の人は乱気流の際に、頭を天井に打ち付けたことにより、頭を骨折した人や脊椎を損傷したりした人との事です。幸いなことに、この人たちは命に関わる症状ではない、との事です、
【コメント】私の経験では「シートベルト着用サインが消灯しても
、念のため、シートベルトを緩く掛けて下さい」との注意がありましたが、この注意は大切ですね。


*5月24日

@昨日の日本航空機の接触事故は503便が管制官の指示に従わずに移動を始めた事が原因か
 昨日の羽田空港で起こった日本航空機同士の接触事故ですが、国土交通省によりますと、出発しようとした503便には、管制官から「他の航空機の移動がすんでから移動を始めるように」との指示が出ていました。
 しかし、503便は隣のスポットに505便が入るための移動中に、プッシュバックを始めた、との事です。

@昨日から国土交通省が日本航空に対し臨時監査を実施
 国土交通省は昨日から、日本航空に対する航空法にもとづいた臨時監査を実施しています。
 また、斉藤国土交通大臣は今日の閣議後記者会見で「日本航空で安全上の事案が続いていることを重く受け止めている。国土交通省としては航空の信頼回復を図るためしっかり取り組んでまいりたい」と語りました。

@10日に福岡空港で日本航空機が管制官の指示を復唱せず、管制官も確認しなかった事が原因か
 今日の「NHKニュース」によりますと、10日に福岡空港で起こった、日本航空機が許可なく滑走路に大きく進入し、離陸滑走を始めていたジェイエア機が急ブレーキをかけ離陸滑走を中止したトラブル(2024年5月13日の出来事参照)のさいに、日本航空機のパイロットが管制官の指示を復唱せず、管制官も復唱を確認すべきところを確認していなかった、との事です。


*5月23日

また、また、「Spring Japan」102便が「カーフュー弾力的運用」
 上段の「昨夜午後11時00分以降の離着陸」にもあるように、今日未明、「カーフュー弾力的運用」が発生しました。
 寧波発成田行きの「Spring Japan」102便・B737-800型機が、前便での成田空港出発時の管制制御による玉突き遅延のため、。00時12分にA滑走路南側から着陸したものです。
【コメント】本当にどうなっているのでしょうか。「Spring Japan」は騒音下住民の事など、全く眼中にないのでしょうか。
 国土交通省やNAAも「成田空港出発時の管制制御のため」に遅れた、としているのですから、「Spring Japan」に指導を入れるなどの対策をとるべきです。

@成田空港4月の貨物繰取扱量が26ヶ月ぶりのプラスに、トンネル抜けたか?
 東京税関成田航空貨物出張所が昨日発表した「成田空港4月、国際貨物取扱量」では総取扱量が前年同月比(以下同じ)2.1%増と26ヶ月ぶりプラスの15万9437トンとなりました。
 積込量は3.9%増と3ヶ月ぶりのプラス、取卸量は25ヶ月ぶりプラスの0.5%増となっています。
 食品の輸入量は生鮮が3.0%増、ドライが1.7%減となっています。
【コメント】やっと、長いトンネルを抜けたのでしょうか。来月が楽しみです。

@成田空港の貿易額は輸出額が10.8%増、輸入額が8.4%増に
 東京税関が昨日発表した「成田空港4月貿易概況(速報)」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)5ヶ月連続プラスで10.8%増の1兆4297億7300万円、輸入額は2ヶ月連続プラスで8.4%増の1兆5506億9600万円となりました。

@YouTubeにコロナ禍前の成田空港のにぎわいが見られます
 YouTubeに日本テレビが2019年11月に放映した「narita airport 知らなかった成田空港の部隊ウラ」が載っていました。この時期はコロナ禍の直前で、その、賑わいぶりが目の当たりに見ることが出来ます。
【コメント】昔に見た人も多いとは思いますが、コロナ禍前の成田空港が見られます。
 このような状況が見られるのは何時になるのでしょうか。

@羽田空港で日本航空のA350型機同士が接触
 今日の「Aviation Wire」によりますと、今日午前7時半頃、羽田空港の駐機場で日本航空機同士の主翼先端が接触するトラブルがありました、
 新千歳空港に向かう日本航空503便・A350-900型機がプッシュバックし、となりのスポットに入ろうとしていた新千歳行きの505便・A350-900型機の主翼同士が接触したものです。
 503便には乗客乗客328人が乗っていましたが、けが人はありませんでした。このトラブルで503便と折り返し便が欠航し、臨時便が運航されました。
 また、505便は約1時間45分遅れで、機体を交換し新千歳空港に向かいました。505便には乗客はいませんでした。
【コメント】1月2日の事故でA350型機を1機失っている日本航空は機材繰りが厳しいと思いますのでヒヤヒヤでしょうね。


*5月22日

@シンガポール航空機が乱気流に巻き込まれ1人死亡約70人が負傷
 現地時間昨日午後6時50分頃、ロンドン発シンガポール行きのシンガポール航空321便。B777-300ER型機が、ミャンマー上空約11000mを飛行中に激しい乱気流に巻き込まれました。
 このため、同機はタイのスワンナプーム国際空港に目的地を変更し、タイ現地時間午後3時45分に緊急着陸しました。
 乗客・乗員229人の内、1人が心臓発作で死亡し、けが人が約70人出た、との事です。
【コメント】晴天乱気流だったようですが、事前に察知することは難しいと言われています。
 しかし、JAXAでは、旅客機に搭載できる晴天乱気流探知レーダーを開発しており、小型機に搭載する実験などで、実用のレベルに達しているようです


*5月21日

@今日未明、「カーフュー弾力的運用」が発生、またもや「Spring Japan」102便
 上段の「昨夜午後11時00分以降の離着陸」にもあるように、今日未明、「カーフュー弾力的運用」が発生しました。
 寧波発成田行きの「Spring Japan」102便・B737-800型機が、前便で
の成田空港出発時の管制制御による玉突き遅延のため、。00時14分にA滑走路南側から着陸したものです。
【コメント】またもや「前便の成田空港出発時の管制制御による玉突き遅延」が理由です。これはいったいなんでしょうか。明らかにするべきと思います。
 「Spring Japan」もダイヤを変えるべきではないでしょうか。騒音下住民を愚弄する行為です。

@ニュージーランド航空が冬季ダイヤで成田=オークランド線を増便へ
 今日のトラベル Watch によりますと、ニュージーランド航空はこの程、10月末からの冬期ダイヤにおいて、現在1日1往復している成田=オークランド線を、週10往復に増便することを明らかにしました。
 増便分は成田発着 水・金・日曜日となります。また、機材も大型化し、B777型機を使います。
 写真は成田空港に到着したニュージーランド航空機です。

 

@セブ・パシフィック航空機は何故福岡空港に着陸しなかったでしょうか?
 昨日載せた、IBEXエアラインズのトラブルの件ですが、これに関して、セブパシフィック航空の北九州空港への目的地変更について、読者の方から「北九州空港にはセブパシフィック航空の整備スタッフはいないので、福岡空港から呼び寄せるしかなく、再出発までには3時間はかかってしまう」とのお叱りを受けました。
 私も着陸してから整備点検や給油などの時間が必要、という事は理解できます。
 しかし、疑問点はセブパシフィック航空機が何故福岡空港に着陸しなかったのか、という事なのです。
 滑走路の閉鎖は約10分だった、との事です。また、着陸した他の航空機は目的地の変更はしていないようです。
 セブパシフィック航空機も多少の遅れがあったとしても、そんなに長時間上空待機で待たされることはなかったのではないでしょうか。
 実際のところは不明ですが、考えられのは燃料が足りなくなった、という事でしょうか。当初搭載した予備燃料が少なかった、という事だったのでしょうか。
 もし、そうであれば、これはこれで怖いことです。

@スカイマークの4月搭乗実績は76.9%
 スカイマークが昨日発表した「4月搭乗実績」によりますと、有償旅客数は前年同月比(以下同じ)4.5%増の62万4565人、座席利用率は1.4ポイント増の76.9%となっています。

@サウジラビアのサウディアがA320neo型機ファミリーを105機発注
 昨日のブルームバーグジャパンによりますと、エアバスはサウジアラビアのサウディアからA321neo型機93機、A320neo型機12機の発注を受けた。と発表しました。
 引き渡しは2026年以降となります。傘下の LCC フライアディールに割り当てられる、との事です。


*5月20日

@ウエストジェットの成田=カルガリー線の冬季ダイヤは週3往復でした
 15日の出来事で載せた「ウエストジェットの通年運航」ですが、15日の出来事では「冬季も1日1往復」と書きましたが、今日の「Mapion ニュース」によりますと、冬期ダイヤでは週3往復(成田発着 月・木・土曜日)となる、とのことです。

@アイベックス機が福岡空港で車輪の出ないトラブル、手動でおろし着陸
 昨日午後6時40分頃、仙台発福岡行きアイベックス16便・CRJ-70ER型機が、福岡空港着陸直前に、「ギアが出ないトラブルがある」と管制官に連絡しました。
 管制官は同機に着陸をやり直すように指示し、手動で車輪が下りている事を確認して着陸を許可し、無事に着陸しました。
 このトラブルで滑走路が一時閉鎖され、離着陸便に遅れや目的地変更が出ました。
 目的地を変更したのはセブパシフィック航空機でした。これについて、今日の毎日新聞((gooニュース) によりますと、セブパシフィック機は北九州空港に目的地を変更し、午後7時20分頃に着陸しました。。
 その後、福岡空港に戻ろうとしましたが、福岡空港の門限に間に合わないため、関西空港に向かい午後11時40分過ぎに着陸した、との事です。
【コメント】午後7時20分に北九州空港に着陸したのに、何で、福岡空港の門限に間に合わなかったのか、分かりませんね。
 またもや「騒音被害を少なくするための『門限』が悪い」と言っているような記事で、理解に苦しみます。
 下図はアイベックス16便の「Flightradar24」による航跡です。
 この図で気づいたのですが、右下の機体形式が「ボンバルディア」ではなく「Mitsubishi」になっています。

 


*5月19日

@那覇空港で陸自の幹部自衛官の手荷物から小銃の空包1発見つかる
 今日の「琉球新報(gooニュース)」によりますと、昨日、那覇空港の保安検査場で、陸上自衛隊幹部自衛官の手荷物の中に、小銃の空包と見られるものを所持していたことが発見されました。
 この空包には火薬が入っていると見られています。この自衛官は訓練のために県外に移動するところだった、との事です。
【コメント】記事にはこれ以上の、発生した日時や旅客便への影響などの情報はありませんでした。何か歯切れの悪い記事でした。
 機密保護法に抵触する内容ではないと思うのですが。

@米国全土で航空管制官が3000人不足、旅客機の遅延や異常接近多発の原因にも
 今日ののCNNニュース(日本語版)によりますと、米国連邦航空局(FAA)は昨日までに、航空管制官の不足が約3000人にのぼる、とのデータを公表しました。
 この不足が航空便の遅延や異常接近多発につながっている、としています。
 昨年9月までの航空管制官増員目標は1300人でしたが、採用されたのは1512人です。しかし、退職や、訓練から脱落した人が1300人以上ありました。 訓練による合格率は60〜70%となっています。

@日本航空が7月1日から全便のB787型機客室乗務員を非常口の数と同じ8人に
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、日本航空は7月1日から全てのB787型機に客室乗務員を8人以上乗務させることになりました。
 これは今年1月2日に起きた羽田事故の緊急脱出に対するレビューを踏まえたもの、との事です。
 これにより、全ての非常口に客室乗務員が配置されることになります。
 実際には現在でも国際線のB787型機には、複雑なサービスを行うために8人以上の客室乗務員が配置されており、今回の対象となるのは、国内線のB787-8型機4機のみです。
 また、A350型機にも8人以上が配置されています。

@タイ航空が退役させる18機の売却先が決まる
 今日の「タイランドハイパーリンクス」によりますと、タイ航空のCEOは現地時間12日、売却を予定していた旅客機18機の売却が完了した、と発表しました。
 内訳はB777-200型機6機、B777-300型機6機、A380型機6機となっています。
【コメント】当初は大型長距離機は販売むずかしい、と思われていたのですが、B777X型機の開発遅れや、A350型機などに注文が殺到し、何時手に入るか分からない状況から、B777型機やA380型機が見直されたことが幸いしているのではないでしょうか。
 写真は成田空港に着陸するタイ航空のA380型機です。

 


*5月18日

@ウズベキスタン航空が冬季ダイヤでも運航を継続する事に
 昨日の 「sky-budget」 によりますと、ウズベキスタン航空は成田=タシケント線を現在は週1往復していますが、、10月末からの冬季ダイヤでも継続する計画、との事です。
 同路線は現在週1往復で運航されていますが、8月5日から週2往復に増便する計画です。
 しかし、今までは「冬期ダイヤは検討中」としていました。
 写真は第2ターミナル駐機場を移動するウズベキスタン航空機です。

 

@昨日、岩国発羽田行きの全日空機が機体不具合で欠航
 昨日の中国新聞によりますと、昨日午後2時50分に出発するはずだった、岩国発羽田行きの全日空36便が、機体の不具合のために、欠航となりました。
 トラブルの具体的な情報はありません。


*3月17日

@ FAA ユナイテッド航空への規制まもなく解除か
 今日の 「sky-budget」 によりますと、ユナイテッド航空の続いているトラブルに対して、米国連邦航空局(FAA)が科してきた規制がまもなく解除される見込みとなった、との事です。
 これは、同航空の社内文書で、「ユナイテッド航空がこれまでに講じてきた予防的な安全対策についての慎重な検討と議論の結果、FAAは、新しい航空機や路線を含む認証活動を再開するプロセスを開始することを許可した。」と書かれている、との事です。
 この規制が解除されますと、成田=セブ線も10月下旬の冬季ダイヤ開始から運航される事になるようです。

@スカイマークの3月期決算で事業収益が初の1000億円超えも、純利益は47.7%減
 スカイマークが15日に発表した「2024年3月期決算」によりますと、事業収益が前年同期比(以下同じ)22.9%増の1040億7500万円と初めて1000億円を超えました。
 一方、当期純利益は47.7%減の29億9100万円となっています。これは、円高と原油高と税金の調整などによるものです。
 自己資本比率は2.9ポイント増の26.1%となりました。
 2025年3月期の予想は、事業収益が前年度比(以下同じ)7.89%増の1122億円、純利益は40.1%増の42億円としています。
 なお、後継機として発注しているB737-8型機については、リースでの導入を予定している6機の受領が2025年第1四半期から、2025年第2四半期に後ろ倒しとなるものの、ボーイング社と契約している自社購入の3機は、現段階では予定通りの受領となっている、との事です。


*5月16日

@「県の辺野古移設工事承認を国土交通省が取り消したのは不法」と訴えた控訴審判決で差し戻し命じる
 昨日の毎日新聞によりますと、普天間飛行場を辺野古に移す工事を、沖縄県が承認しなかった事にたいし、国土交通省が承認の撤回処分をしました。
 これについて、辺野古周辺の4氏が国土交通省の採決は不法と、撤回を求めた裁判の控訴審判決が福岡高裁那覇支部でありました。
 1審判決は「原告には訴えを起こす権利はない」として、原告の適格を認めず「入り口論」で退けました。
 昨日の控訴審判決では、那覇地裁の1審判決を取り消し、審理を差し戻し、やり直すように命じました。
 裁判長は「生命や身体の安全にかかる被害を受ける恐れがある」と原告適格を認めました。
【コメント】毎日新聞の記事が詳しく書かれていますが、これまでの経過がよく分からない私には、要領よくまとめることはできませんでした。
 工事は進んでいますが、難航しており、この差し戻し裁判で、国側の敗訴となった時には影響が大きくなりそうす。

@4月の訪日外国人数が2ヶ月連続で300万人突破も、出国日本人数は相変わらず低調
 観光局が昨日発表した「4月訪日外客数(推計値)」によりますと、
 訪日外客数は前年同月比・【】は2019年4月比(以下同じ)56.1%増【4.0%増】の304万2900人と、2ヶ月連続の300万人超えとなっています。
 一方、出国日本人数は58.7%増【46.7%減】の88万8800人となっており、2019年4月の半数にも達していません。


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