2024年8月前半の出来事
*8月15日
@「更なる機能強化計画」に難題が横たわる
10日の「 IT media ビジネス 」に載った杉山淳一氏の「成田空港と都心を結ぶ新構想 『押上〜泉岳寺短絡線』はどうなる? 」によりますと、現在の成田空港と都心を結ぶアクセスは、出入国者の約半数が鉄道を利用しています。
機能強化が完成すれば、当然現在の鉄道輸送量は足りなくなります。
しかし、現在成田空港に乗り入れている JR や京成電鉄では輸送量を増やしたくても両社の軌道間隔が違うことから運行本数を大幅に増やすことは難しい状況です。
しかも、接続する都心部の鉄道でも、現在すでに混雑し、成田空港への本数を増やす余裕は大きくありません。
ターミナルや発着回数を増やしても、これがネックになって来るようです。
【コメント】第3滑走路が完成し、新ターミナルが出来ても 、このような難題が横たわっているのですね。「ウルトラC」の秘策があるのでしょうか。
@成田国際空港株式会社が「空の日フェスティバル」の概要を発表
成田国際空港株式会社(NAA)は今日、「2024年空の日フェスティバル 」についてのお知らせ」を公表しました。
人気の 「ジェット機との綱引き大会」は10月6日に行い、今年は全日空のA380型機との綱引きとなります。
また、 「空の日航空教室」は10月14日に行われます。詳しくは上記リンクのホームページで確認してください。
@台風7号の影響がじわりと出ています
今日の「NHKニュース」によりますと、IR東日本千葉支社は台風7号の影響で、明日の早朝時間帯を除いて、成田エクスプレスの運航を取りやめる 、との事です。
また、「Spring Japan」のページに明日と明後日の欠航便情報が掲載されています。
*8月14日
@国土交通省がアトラス航空機緊急着陸を航空機事故に認定
今日のFNN プライムオンラインによりますと、昨日、機材トラブルで成田空港に引き返し緊急着陸した、アトラス航空7106便について、国土交通省は航空機事故に認定し、今日にも運輸安全委員会の調査官を派遣する、との事です。
同機はタイヤ2本が破損し、ホイールの金属部分がむき出しになり、胴体にもへこみや亀裂が出来ていました。
@航空科学博物館で「二宮忠八 企画展」が月末まで開催中
昨日の千葉テレビプラス(gooニュース)によりますと、成田空港A滑走路南端付近にある航空科学博物館では 、現在、ライト兄弟初飛行の12年前に、飛行原理を独自に発見した二宮忠八の企画展が開かれています。
イギリスの王立航空協会は、忠八の「玉虫型飛行器」の模型を展示して、「ライト兄弟よりも先に、飛行の原理を発見した人物」としてその業績を称えています。
この企画展は今月末まで開かれています。
@NAAが鉄道会社と共同で関西→成田の輸出貨物輸送実証実験始める
成田国際空港株式会社(NAA)は今日、日本貨物鉄道株式会社及び日本フレートライナー株式会社と共同で、関西→成田に鉄道を使って輸出貨物を運ぶ実証実験を今月から始める、と発表しました。
現在は関西→成田間はトラックによる輸送に頼っていますが、百済貨物ターミナル駅から東京貨物ターミナル駅間を鉄道で輸送します。
申し込みは1パレット単位で可能です。
@バルティック航空がA220-300 型機を10機発注
昨日の「Aviation Wire」によりますと、ラトビアのエア・バルティック航空は現地時間13日、エアバスにA220-300型機10機を追加発注しました。
これにより、同航空の A220-300 型機発注数は90機となります。
@ヴァージン・オーストラリア航空が E190-E2 型機を8機発注
昨日の「Aviation Wire」によりますと、ヴァージン・オーストラリア航空は現地時間13日、エンブラエルに対し、E190-E2型機8機を確定発注しました。
*8月13日
@昨日深夜から今日未明にかけて 、緊急事態による「カーフュー弾力的運用」が6件発生
上記の「午後11時00分以降の離着陸」にもある通り、昨日から今日未明にかけて、緊急事態による「カーフュー弾力的運用」が6発生しました。
この内、5件は成田空港A滑走路の一時閉鎖によるもので、最後の1件は午前1時12分に、成田発ロサンゼルス行きのアトラスエア7106便・B747型機が 、機材故障のため、成田空港に引き返したものです。A滑走路に北側から着陸しました。
@3日連続の滑走路閉鎖、いずれもタイヤ関係のトラブル
今日の千葉日報(有料電子版)などによりますと、昨日午後9時40分頃に離陸した、アトラス航空7106便が、離陸約20分後に油圧系統と与圧系統に不具合が発生した、として緊急事態を宣言し、成田空港に引き返しました。
同機の後続便からは「滑走路上に異物がある」と管制官に連絡あり、A滑走路は午後9時50分頃から午後11時頃まで、約1時間10分閉鎖され、離着陸はB滑走路で行われました。
同機は洋上で燃料を投棄し、今日午前1時10分頃、A滑走路に無事緊急着陸しました。乗員7人にケガはありませんでした。
着陸後の点検でタイヤの破損とホイールの破損が確認され、同機は滑走路上で立ち往生しました。
同機は今日午前7時40分頃、牽引車で駐機スポットへ移動し、その後、A滑走路の点検や、漏れたオイルの清掃などを行い、午前8時頃閉鎖が解除されるまで、約7時間A滑走路が閉鎖されました。
なお、このトラブルによる欠航や大きな遅れは出ていません。
下図は「Flightradar24」によるアトラス航空7106便の航跡です。
【コメント】夏の高温でタイヤ関係のトラブルが多くなりますね。それを頭に入れて、入念な整備をしてもらいたいものです。
@シンガポール航空が来年3月30日から5月31日まで成田=シンガポール線にA380型機を投入
昨日の「Traicy」によりますと、シンガポール航空は来年3月30日から5月31日まで、1日2往復している成田=シンガポール線の1往復に、A380型機を投入する、と発表しました。
*8月12日
@昨日のA滑走路閉鎖の影響で 、「カーフュー弾力的運用」1件が発生
上段の「午後11時00分以降の離着陸」にもあるように、今日未明、「カーフュー弾力的運用」が1件発生しました。
エミレーツ航空319便が 、成田空港の滑走路閉鎖により、中部空港にダイバード(一時的に目的変更)したことによる玉突き遅延のため 、午前0時20分に 、A滑走路北側から離陸したものです。
@昨日夕方、シルクウェイウエスト航空機がタイヤ破裂で離陸滑走を中止、A滑走路が1時間半閉鎖
昨日の 「テレ朝NEWS