第38回騒音対策委員会質問事項

 2011年3月22日に予定されていた「第38回騒音対策委員会」は大震災のために、当初は「延期」、続いて「中止」となりました。
 成田空港会社では「事前に提出されていた各部会などからの質問については、後日文書で回答する」としました。
 以下に、本会が3月1日に提出した、質問要旨を載せておきます。


第38回騒音対策委員会質問事項要旨

成田空港から郷土とくらしを守る会

1、30万回合意事項の中にある「中学卒業までの窓口医療費無料化」に ついて、周辺市町村では具体化に動き始めていますが、成田空港会社と しては消極的と聞いています。具体的な実現の方策を検討しているの か。それとも“空手形”だったのか。
騒音直下地域は人口が減り続けている。発展できる抜本的な対策を 地元とともに考えて欲しい。

2、混雑時の運用だが、27万回や30万回になったときには混雑時が午前と午後の各3時間ではなく、ほぼ運用時間内全てになるのではないか。
 こ のようなときには、運用時間帯全てで混雑時の飛行コースを使う事にな るのか。
 これでは、故友納知事との約束を事実上破棄する事になるので はないか。
 騒音測定は継続的に実施するのか。 混雑時の飛行コース使用が常態化したときには、飛行コース直下の山 武市などの医療機関や学校に対する防音工事はどうなるのか。
3羽田空港と同じような航跡図をインターネット上で閲覧できるように して欲しい。その際に、航跡を6000フィートまででなく、9000フィート まで閲覧できるようにして欲しい。

4、成田空港に関する航空機騒音の人体に対する影響を調査することに なっているが、準備は進んでいるのか。

5、 政府の「規制・制度改革に関する中間報告案」の中で、「成田国際 空港株式会社の民営化を2011年度中に結論を出す」としているが、どこ まで進んでいるのか。

6、共生委員会の脚下げ点検は2009年で終了しているが、点検は2010年 度も実施したのか。したのならその結果を公表して欲しい。 落下物事故をゼロにすることは出来ないか。空港内も含めて。

以上


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