2000年2月の出来事

*2月29日

@「騒防法第1種区域の拡大は困難」と成田市長

 開会中の成田市議会で昨日、議員の一般質問に答えた小川成田市長は「騒防法の第1種区域の拡大は最近の航空機の低騒音化を考えると困難である。そこで、共生財団によって防音工事を行う地域の見直しを現在進めている。こちらで、対応したい。共生財団の事業として、移転補償を行えないかとの事であるが、関係機関と相談したい。」と答えました。

@羽田空港の発着枠の配分がほぼまとまる

 運輸省は羽田空港の発着枠拡大の配分について、協議会で検討してきましたが、拡大枠57便の内、新規参入のスカイマークとエアドゥについて、それぞれ3便を認めることになりました。また、9便は新たな新規参入の配分枠として留保し、残りの42便を大手3社に配分することになりました。

@フィリピンで小型機機長が死亡・未経験者が操縦して着陸

 昨日、フィリピンの建設会社が所有する小型機の機長が飛行中に心臓発作で死亡しました。同乗していた全くの素人が無線で助けを求めました。これを傍受した国内航空のパイロットが無線で操縦方法を教えて小型機は海岸に着陸しました。同乗した3人は軽傷を負っただけで助かったそうです。何か、映画の中の話のようです。


*2月28日

@日本エアシステム機が運用開始前の新B滑走路に着陸

 今日の午後4時過ぎ、日本エアシステム346便、MD87型機が3月23日から運用を開始する予定の、羽田空港新B滑走路に間違えて着陸する事故がありました。現在使用中のB滑走路と勘違いして着陸したものです。滑走路の端付近には建設作業員3人がいましたが、無事でした。新B滑走路には大きく×印がペイントしてあります。

@日本エアシステム機が帯広空港でスリップ滑走路からはずれる

 今日の午後1時25分頃、関西空港から帯広空港に到着した日本エアシステム721便、MD90型機が滑走路から誘導路に入ろうとして、曲がりきれずに脇の雪山に突っ込みました。同機は牽引車でスポットまで移動し、乗員・乗客に怪我はなく、機体にも損傷はありませんでした。着陸当時、滑走路上には0.5cmの積雪があり、スリップしたものと思われます。

@大手3社が東京ー大阪線の共同広告

 大手3社は3月中旬から共同で、東京ー大阪線の新聞広告を出すことになりました。「ライバルだけれど、協力します!」と言ったキャッチフレーズで、各社のダイヤや運賃を載せるそうです。これにより、航空機の利便性を強調し、新幹線との競合に共同で対抗するためとのことです。

@ボーイング社がB−777の新機種の開発にGOサイン

 ボーイング社はB−777の長距離機2機種を開発することを決定するようです。これは,B−777−2XX/B−777−3XXと呼ばれ、すでに日本航空やゼネラル・エレクトリック社(GE)の航空機リース会社などから30機を受注しているとのことです。受注はさらに増える見込みとのことです。


*2月27日

@米スレーター運輸長官が成田空港を視察

 昨日、来日中のアメリカのスレーター運輸長官が成田空港を視察しました。案内には中村空港公団総裁が当たりました。視察後の記者会見で、長官は「成田空港も暫定滑走路が完成し、第1ターミナルの改修工事も完成すれば、立派な空港になるだろう。我々も、そのために協力したい。」と期待を表明しましたが、多分に、リップサービスの趣があります。


*2月26日

@成田空港へのビジネスジェット機の発着枠拡大を要請

 来日中のアメリカのスレーター運輸長官は昨日、二階運輸大臣と会談し、成田空港への国際ビジネスジェット機の発着枠を拡大するように要請しました。これに対して、二階運輸大臣は「2002年に暫定滑走路が完成すれば、枠は拡大できる。」と答えました。現在、成田空港はビジネスジェット機を1日3機しか受け入れていません。また、運輸長官が羽田空港の国際化についてただしたのに対し、運輸大臣は「早朝と深夜に国際線のチャーター機を受け入れられないか考えているが、騒音問題もあり、周辺自治体と調整する必要がある。」と答えました。

@航空機事故調査委員会がホームページで公開へ

 運輸省の航空機事故調査委員会はこの春から、独自のホームページを開設し、航空事故について情報を公開することになりました。航空機事故調査委員会は「公開することによって事故の再発防止に役立てたい。」としています。国内の航空機事故については調査官の一人が個人のホームページで調査結果などを明らかにしていました。


*2月25日

@日本航空が米P&Wとエンジン修理で提携

 日本航空は昨日、アメリカのエンジン製作会社の大手プラット・アンド・ホイットニー社(P&W)と航空機エンジン修理分野で提携すると発表しました。日本航空は新日鐵と共同でエンジン部品修理会社である日本ダービンテクノロジーを成田空港近くの大栄町に設立していましたが、新日鐵が撤退した代わりを捜していました。プラット・アンド・ホイットニー社はアジアに拠点を探しており両社の利益がかみ合って提携に至ったものです。新しい出資比率はプラット・アンド・ホイットニー社が66.6%、日本航空が33.4%です。

@全日空の緊急点検で3機のジャンボ機に異常が発見される

 23日に書きました、ジャンボ機のエンジン消火装置の異常についての緊急点検で、全日空の13機の点検で3機の消化剤を送るパイプに亀裂が発見されました。亀裂はいずれも5〜6cmで、2機は1カ所、1機は2カ所ありました。全日空は残る4機の点検を今日中に終わらす予定です。なお、日本航空の32機の点検では異常は発見されませんでした。

@全日空機が日本エアシステム機と地上でニアミス

 昨年の12月19日の午後5時半頃、那覇空港から新千歳空港に着陸した全日空292便・B−767型機が駐機場に向かって、もう1本の滑走路を横切ろうとした際、日本エアシステム機が離陸するので、管制官から滑走路の手前の停止位置で止まるように指示されました。所が、降雪が激しく、全日空機は停止位置の標識を見つけられず停止位置を行き過ぎて止まりました。このために、両機は最少100mの間隔しかないニアミスを起こしてしまいました。この調査を受けて、今月の21日に同機の機長に警告書で厳重注意しました。

@福井空港拡張後の需要は低迷との予測

 福井県は福井空港が拡張された後の需要の予測調査を行い、この程、その結果を発表しました。それによりますと、2008年に拡張が完成したとして、当初の福井ー東京線の乗客は年間40万人ですが、新幹線が開通するとした2013年の乗客は年間13万3000人と低迷し、年間数億円の赤字になるそうです。


*2月24日

騒音防止特別措置法の線引きを29日に公示へ

 千葉県はのびのびになっていた騒音防止特別措置法の「防止特別地区」「防止地区」の線引き案を29日の県報に公示することを明らかにしました。この公示をうけて3月1日から14日まで県庁と1市7町の役場で縦覧できることになります。県はこの縦覧で関係住民や関係自治体からの意見を聞き、それを元にして、運輸省・建設省の同意を得て、4月上旬に線引きを含む基本方針を最終決定することになります。

【コメント】いよいよ騒音防止特別措置法が実施されることになります。とん挫してから12年目になります。この法律によって決められた防止地区の中では数百万円の防音工事を自費で実施しないと家を建てられないことになります。また防止特別地区の中は、現在すんでいる人の改築や増築以外、一切の民家の建築は禁止されます。この中で、この地域の振興の道があるのでしょうか。

@2002年秋に「国際空港サミット」を開催

 空港公団は暫定滑走路完成にあわせて、2002年秋に東京で世界の主要空港の首脳を招いて「国際空港サミット」を開催します。これは、163ヶ国・地域の1400の空港が加盟する「国際空港評議会」の総会に当たるもので空港を巡る様々な問題を討議します。

@浦安市が横須賀沖のメガフロートを誘致に予算案

 浦安市は現在横須賀沖で実験が行われている、1000mのメガフロートを実験が終わった後に浦安市沖に誘致して、防災基地や釣り場として使うために誘致する意向です。このための調査費を来年度予算に6000万円計上しています。

@スカイマークが地上整備業務を自前に

 スカイマークは機体の整備や地上整備を全日空に委託していましたが、地上整備については自前で行うことにしました。これは、ライバル会社に委託していることによって、路線の拡大などに支障が出ることや経費を少なくするためです。エンジンなどの整備についても委託先を多様化する事にしています。


*2月23日

@ジャンボの消火装置に欠陥・全日空と日本航空で点検

 日本航空と全日空では所有するB−747−400型機のエンジン消火装置の点検を開始しました。これは、ルフトハンザ航空の所有するB−747−400型機26機中8機のエンジン火災を消すための消火装置に欠陥が見つかったためです。消化剤を送るアルミ合金製のチューブに亀裂が入って消化剤が送られない恐れがあると言うものです。両社の点検は25日までかかる予定です。

@日本エアシステムがゲームの出来る機種を導入

 日本エアシステムは座席のモニターでコンピューターゲームが楽しめる機種を3月17日から導入することを明らかにしました。導入されるのは東京ー札幌・東京ー大阪・東京ー福岡の路線です。しかし、この路線の全部の便がこの機種に変わるわけではありません。

@運輸省がシャトル便導入に向け協議会開く意向

 運輸省は大阪府などの要請を受けて、東京と大阪地区の間で運航されるシャトル便の実現に向けて、協議会を早期に開催する意向を固めました。参加するのは運輸省・大阪財界・航空会社だそうです。シャトル便に難色を示す公取委に圧力をかける狙いがあるものと思われます。


*2月22日

@全日空機の操縦席から白煙

 今日の午前10時5分頃、羽田空港から大分空港に向かっていた、全日空191便・B−767型機の操縦席の計器盤から白煙が出ました。計器は正常に作動していましたが、大事をとって松山空港に10時25分に緊急着陸を行いました。原因は電気配線の故障ではないかと見られています。乗客は別の便に乗り換えて正午過ぎ大分に向かいました。

@エアバス社の社長が超大型機開発に日本の出資を希望

 エアバス社の社長は昨日、都内で記者会見を行い、同社が計画している超大型機A3XXの開発に日本の企業の1割程度の出資を希望していることを明らかにしました。A3XXは標準座席数が555席だが、機体は比較的小さくてすむ上、騒音問題も起きにくい、として、アジアに最適の機体と強調しました。同機は今年中に構想をまとめ、2005年の後半には投入したい、としています。そのために、日本の企業に120億ドルの開発費の1割程度を先行投資してもらい、利益を還元する共同開発方式を念頭に置いてパートナーを選びたいとしています。


*2月21日

@メガフロートについてのある機長の見解です

 2月7日の出来事の中で、「メガフロートについて教えて下さい。」とお願いしたところ、下記のようなメールを2回にわたっていただきました。貴重なご意見ですので、そのまま掲載します。ありがとうございました。

【メール;1】

成田空港を離発着するジャンボ機の機長をしているものです。

いつも騒音をばら撒き、申し訳ないとは思っているのですが・・・。

私も「特命リサーチ」はいつも見ているのですが、6日の放送は録画していてまだ見

ていません。

メガフロートについては、確か最初に話が出たのは関西空港のときだと思いますが、

いまだに実現した大きな空港はないと思います。(確か横須賀で実験していたよう

な)

私が思ういくつかの問題点についてですが、

1.飛行場そのものが揺れるということの問題

 上下動するだけでなくうねるということは、計器進入電波の乱れを生じ、天気の悪いときに精度が落ち利用できない可能性がある。

2.巨大な「鉄」であるという問題

 磁性体である鉄は、磁気の乱れを生じ、飛行機のコンパスを狂わせる。(実際に成田、羽田でそういう場所があり情報が出ている。)

 飛行場そのものが巨大な磁性体であるということは、コンパスだけでなく電波の乱

れも生じるのではないか。

といったところですが、詳しく番組を見てからまたメールします。

【メール;2】

大変遅くなりました。

全部見ましたが、やはり技術者の夢、と言った感じです。

私が特に感じるのは軽いということをメリットにしているようですが、それは事故な

どの衝撃に弱いということになるのではないかと思います。

浮体工法は浅瀬でなくても建設できると言っていましたが、航空機事故の場合、滑走

路を少し外れただけで深い海に飛行機が沈んでしまうことになり、被害が大きくなるのではないでしょうか。

また、浮体の下に潜ってしまった場合、もっと大変なことになります。

@河野外務大臣が沖縄の管制権の返還を要求

 20日午前(日本時間20日夜)にアメリカ国務省で行われた日米外務大臣会議で河野外相はオルブライト国務長官に対し、現在、アメリカ側が持っている那覇空港の管制権について「変換することによって、日米関係に対する国民の理解が深まる。」と管制権の返還を要求しました。これに対して、オルブライト長官は、今後、日米合同委員会の事務レベルでの検討を約束しました。

@22日からシンガポールでアジア航空ショウが開催

 2年に1度のアジアで最大規模の航空ショウが22日からシンガポールのチャンギ展示場で開催されます。これはアジア・エアロスペース2000と呼ばれ、欧米、アジアから30ヶ国の航空・防衛関係950社が参加して売り込みを行います。


*2月20日

@新ノイズサプレッサーが設計ミスで改修工事

 成田空港でエンジンテストをするためのノイズサプレッサー(消音器)は屋外でエンジンの排気部分に取り付ける型の古いものと、昨年完成した、機体をすっぽりと屋内に入れてしまう新しいものの2種類があります。古い屋外型のものは北風の時にしか使えず、新ノイズサプレッサーが完成するまでは、南風の時にはノイズサプレッサーなしでエンジンテストを行い、周辺に騒音をばらまいていました。所が、昨年完成した新しい屋内型のノイズサプレッサーは使い始めてみると、特に、横風が吹いたときに屋根にある空気取り入れ口から、うまく空気が吸い込めずエンジンテストが十分に行えないことが分かりました。空港公団ではこのノイズサプレッサーで1日数機のエンジンテストを予定していましたが、約1年たつのに実際にエンジンテストを行ったのは30機にすぎません。従って、南風の時には相変わらず、屋外でノイズサプレッサーなしのエンジンテストを実施する羽目になりました。そこで、空港公団では屋根の空気取り入れ口に覆いをつけて横風の時も空気が十分に入るようにする、改修工事を始めました。新ノイズサプレッサーは空港公団と航空会社が15億円ずつ出資して完成しましたが、改修工事には1000万円かかります。空港公団によりますと、「風洞実験ではうまく機能した」とのことですが、どう考えても設計ミスとしか思えません。それほど複雑な装置ではないのですから。〈上の写真は工事中の時の新ノイズサプレッサー〉

@成田空港で機内清掃業者の従業員が免税品を盗み横流し

 成田空港で航空機の機内清掃を請け負っていた「つるや航業」の10人以上の従業員が日本航空機内の清掃作業中に、機内販売用の洋酒、タバコ、香水、時計、スカーフなどの免税品を盗み、質屋などに横流ししていたことが明らかになりました。被害額は明らかにされていませんが、数百万円に達するものと見られます。発覚したのは、昨年8月に警察から日本航空に「多量の免税品が質屋に流れているが、心当たりはないか。」と問い合わせがあったからだそうです。盗んだ従業員は解雇されました。

【コメント】盗む方ももちろんですが、警察から言われるまで気のつかなかった日本航空もどうしたのでしょうか。機内販売の集計に狂いが出ていたはずなのですが。客室乗務員が疑われたことはなかったのでしょうか。


*2月19日

@運輸省が小笠原空港建設支援に新制度

 建設地を巡って、環境問題で難航している小笠原空港建設について、運輸省は建設支援のための新しい補助金制度の創設を国土庁と共に検討しているようです。二階運輸大臣は26日に小笠原を訪れ、建設予定地を視察することになりました。この時に、建設を支援を表明する事になっています。小笠原は東京都ですが、東京からやく1000Km離れ、交通手段としては週1回の船便しかありません。東京から丸1日以上かかります。1995年には建設予定地が無人島の兄島に決まりましたが、環境庁が生態系を壊す、として反対し白紙に戻りました。1998年4月には父島の時雨山に変更になりましたが、ここにも、固有種であるムニンツツジが自生しており、環境に対する影響調査が行われています。環境問題がクリアーされない場合、メガフロートによる海上への建設も検討される事になるかもしれません。しかし、完成が2008年になるので、それまでの間、運輸省は超高速船テクノスパーライナー(TSL)による定期航路の開設も検討することにしています。小笠原空港については「小笠原自然環境研究会」のホームページを見て下さい。


*2月18日

@今日で、アクセス数が6万回を越えました。ご愛読感謝いたします。今後もよろしくお願いします。

@一昨年の金属弾事件で革労協狭間派を一斉捜索

 一昨年の1998年2月に、成田空港に3発の金属弾が打ち込まれた事件(「1998年2月3日の出来事」を参照)に関して、千葉県警は6府県の協力を受けて東北大学など、革労協狭間派の拠点に対する一斉捜索を実施しました。


*2月17日

@地元の要請無視し厚木基地などで夜間発着訓練

 15日から米軍厚木基地・岩国基地などで午後6時から10時まで、米空母キティーホークの艦載機の夜間発着訓練が行われました。艦載機の発着訓練は硫黄島で行われることが多く、厚木基地のみで実施されるのは珍しいことです。過去には湾岸戦争の時に出撃する空母の艦載機が緊急に訓練を行った事があるそうですが、今回は台湾で実施される選挙に向けて、中国を牽制する意図があったのではないか、とする意見もあります。厚木基地でも岩国基地でも地元自治体は高校入試を控えた時期でもあり、中止するように申し入れましたが、訓練は無視して強行されました。岩国基地では17日までの予定でしたが、「16日で終了する。」と言う米軍からの電話連絡がありました。

【コメント】このようなアメリカ軍の強硬姿勢の裏には、日米ガイドライン法案の成立があると思われます。先日も石垣空港で沖縄県が許可をしなかったにもかかわらず、米軍の給油機とヘリコプターが強行着陸し給油を行うと言う事件がありました。これが「新ガイドライン」の実態なのでしょう。有事でないのに、このような米軍の横暴が幅を利かせることに危険な臭いを感じます。

@パイロットの皮膚ガン発生率が一般の25倍

 アイスランドのレイキャビック大学の研究者は長距離路線のパイロットが皮膚ガンの中でも悪性な悪性黒腫にかかる率が、一般の人に比べて25倍になる、と言う研究結果を発表しました。この原因として、宇宙からの放射線や不規則な睡眠パターンをあげています。

@アメリカで貨物機が墜落

 16日の夜、カルフォルニア州サクラメント近くの空軍基地を飛び立ったDC−8型機が離陸直後に墜落しました。乗員や犠牲者などは分かっていません。


*2月16日

@反対同盟北原派が暫定滑走路認可取り消しの提訴

 反対同盟北原派は今日、千葉地裁に暫定滑走路の認可を取り消すように求めた提訴を行いました。理由は着陸帯の幅が狭く国際民間航空条約に違反している事と、航空法に違反している、と言うもののようです。これに対して、運輸省は「正規の手続きで認可したものと確信している。」としています。

@エアニッポン機が丘珠空港で滑走路を逸脱

 今日の午後0時40分頃、函館から札幌・丘珠空港に到着したエアニッポン354便、YS11型機が滑走路端から右に誘導路に入ったところで、誘導路脇の雪山に突っ込みました。当時の天候は雪で、滑走路上にも積雪がありました。この事故で、乗客1人が打撲傷を負いました。エアニッポンの説明では、「ブレーキが利かず、このままでは誘導装置などにぶつかると思い、パイロットが右にハンドルを切った。」とのことです。しかし、同機は正規の着地点をかなりすぎた地点で着地した、と言う情報もあります。


*2月15日

@アメリカの点検で23機の水平安定板に異常

 米連邦航空局(FAA)が指示した、アラスカ航空機墜落事故に絡む、MD80・90・B−717の緊急目視点検で、23機の水平安定板のジャッキスクリューに潤滑油が不足していたり、金属が摩耗しているなどの異常が見つかったそうです。

@スカイマークが東京ー福岡線に11000円の特定便割引

 スカイマークは4月15日より、東京発福岡行きの早朝便に特定便割引を行うことになりました。通常は16000円の所を、11000円にするそうです。また、65歳以上のお年寄りを対象に、全路線で1ヶ月有効の定期券を発行することになりました。これは、大手3社の通常料金と同額を払えば、1ヶ月間乗り放題になる定期です。ただし、事前の予約は出来ません。


*2月14日

@成田空港で全日空が歴代制服でチョコレート配る

 全日空は今日、国際線乗客が2500万人を突破するのを祝って、1955年からの歴代の客室乗務員の制服を着た、8人の客室乗務員がチョコレートを配りました。2500万人目の乗客が搭乗するニューヨーク線の搭乗口にはステージが設けられ、乗客の一人一人に特製のチョコレートが配られました。2500万人目の乗客になったのは大阪府の高校3年生でした。

@7空港に逆行防止ゲートを整備へ

 運輸省は昨年羽田空港で起こったハイジャック事件で指摘された、手荷物受取場から出発ロビーへ通じる通路について、新千歳・名古屋・大阪・福岡・熊本・鹿児島・那覇の7空港の逆行防止扉を整備することにしました。この扉は逆行しようとするとセンサーが働いて扉が閉じるようになっています。7空港で57基を整備する予定です。

【コメント】悪いことではありませんが、半年近くもたつのに、これらの空港で整備されていなかったことの方が驚きです。


*2月13日

@沖縄の米軍レーダーが突然運用を停止

 NHKTVのニュースによりますと、沖縄の航空管制をしている、アメリカ軍のレーダーがメンテナンスのためとして、直前の通告で今日の午前中に運用を停止し、民間航空に影響が出たようです。メンテナンスなどで運用を停止する場合は、通常、1週間前程度に日本側に通報することになっているそうです。直前の運用停止で民間航空の管制業務が大混乱しました。通常より飛行間隔を広くとって対応しましたが、大幅な遅れを出した模様です。


*2月12日

@資料のページに『成田空港周辺市町村図』を加えました。

@光町の2つの小学校の防音工事が完成

 成田空港の平行滑走路飛行コースの東側に当たる千葉県匝瑳郡光町(「成田空港周辺市町村地図」を参考にして下さい。)の白浜小学校と南条小学校の防音工事がこの程完成しました。白浜小学校では1月下旬に仮校舎から新校舎に移動し、南条小学校では2月上旬に新校舎に移動しました。防音対策はサッシを防音サッシにし、校舎全館の空調施設を施し、天井も防音材で張り替えるものです。光町ではあと、2つの小学校が来年度に防音工事を実施する予定です。空港公団では暫定滑走路の2002年完成に向けて防音対策のピッチをあげているようです。

@嘉手納で夜間飛行差し止めの新訴訟

 沖縄の嘉手納基地周辺の住民で作る「嘉手納爆音訴訟原告団」を含む『新嘉手納基地爆音訴訟準備会』は5000人の原告団を組織して、日米両政府に夜間飛行の差し止めを求める、新たな訴訟を那覇地裁沖縄支部に3月27日に提訴することになりました。

@運輸省が日本エアシステムに緊急点検を指示

 運輸省は昨日書いた、アラスカ航空機事故に関するアメリカの運輸安全委員会の決定を受けて、同系機を運航している日本エアシステムに対して、問題のねじに傷がないかどうかの緊急点検を指示しました。対象機は42機になるそうです。

@和歌山県で戦闘機が低空飛行

 昨日の午後2時半頃、和歌山県印南町で2機のジェット戦闘機が低空飛行したのが目撃されました。高度は付近の山の頂上と同程度の地上150m程度で、東から旋回しながら飛び去りました。航空自衛隊では「このような訓練はしていなかった。」と否定しています。


*2月11日

@芝山町議選で相川町長与党が3人に増える

 6日に行われた芝山町議選で相川町長の考えを支持する議員が改選前の1人から3人に増えました。芝山町議選は定数16に対して18人が立候補しましたが、選挙の結果は共産党から本会の会員でもある萩原弘幸氏が当選し、他の15人の当選者は保守系無所属でした。この15人の内、相川町長の考え方を支持する議員は3人で、改選前の1人から2人増えましたが、議会内では少数与党であることには変わりがありません。2年後の町長選挙に立候補を予定していると言われるベテラン現職議員は今回は立候補をしませんでした。これは2年後の町長選挙に焦点を絞った結果と言われています。

@アメリカ運輸省がMD80・90系の緊急点検を指示

 NHKテレビで見ただけなので、はっきりしないところもあるのですが、アメリカの運輸安全委員会(?)は先月の31日に発生したアラスカ航空の墜落事故に関して、回収された尾翼水平安定板に関する部品の長さ70cmのねじに傷が見つかり、他の同系機で点検したところ、一部の機に同様の傷が見つかったそうです。墜落したアラスカ航空機は墜落の前に水平安定板が故障した旨の連絡を入れていますので、この傷との関連を重視した運輸安全委員会は同じ部品を使っているMD80・90・B−717型機の緊急点検を指示したとのことです。対象機数はアメリカだけで1000機以上とのことです。

@スカイマークの累積損失が61億200万円に

 この程明らかになった、スカイマークの昨年10月期の決算によりますと、赤字が42億6000万円にのぼり、累積損失が61億200万円に達したそうです。スカイマークは当初1年で黒字に転換する計画でしたが、大手3社の特定便割引の影響を受けて経営が悪化している実態が明らかになりました。

@ニュージーランド航空がアンセット航空を傘下に

 ニュージーランドのマスコミが伝えたところでは、ニュージーランドの航空はマードック氏が率いるニューズ・コーポレーションが所有する、オーストラリア第2のアンセット航空の全株式の50%を買収する交渉を進めているそうです。ニュージーランド航空はアンセットの全株式の50%をすでに取得しており、この交渉がまとまればアンセット航空を完全に傘下に置くことになります。

@大韓航空が大分ーソウル線を週3便に

 大韓航空は3月26日から大分ーソウル線を現在の週2便から週3便に増便することになりました。これは、韓国経済の回復に伴い、日本への観光客が増え、この路線の搭乗率が昨年72%と過去最高を記録したことによるものです。大分と別府市はこの路線の拡大に力を入れていました。


*2月10日

@全日空の発券システムが一時遅くなる

 今日の午前9時半頃、全日空の日本と海外にある発券システムの端末12000台の3分の1で、動作が遅くなる障害が起こりました。このために、一時、全日空機の出発時間が遅れるなどの混乱がありました。この障害は正午頃までに復旧しました。全日空では原因を調べていますが、9時半頃に端末からのアクセスが多くなっていたそうです。

@全日空が総会屋に利益供与か

 国税庁は全日空にたいし、7億円の申告漏れを指摘しました。この中には、外部の者の飲食代の領収書に対して代金を払ったものが220万円ほどあります。全日空ではこれらの人物の名前を明らかにしないために、国税庁は「使途秘匿金」として、加算税を課しています。この部外者の中には総会屋もいると言われ、利益供与の疑いもあります。これに対し、全日空は「いわれのない中傷だ。」と真っ向から否定していますが、名前を明らかにすることは拒んでいます。

@日本航空が部品在庫を100億円削減へ

 日本航空は今後5年間で、整備部門の部品在庫を100億円削減することを明らかにしました。日本航空の現在の部品在庫は1000億円あります。これに伴い、日本航空は部品メーカーに対して、クイックデリバリー体制への協力を求めることにしています。この目的は、寝かしてある資金の有効な活用をはかる目的があります。日本航空は91年から10年間かけて、部品在庫を200億円削減してきました。安全への影響がなければよいのですが。

@世界の空港利用者が5%増加

 国際空港協議会(ACI)は世界の600の空港の利用者が、昨年の1月から10月までの期間に、前年に比べて5%増加した事を明らかにしました。特に欧州とアメリカの増加が顕著で、アジアでも増加しています。また、取り扱い貨物量も5%増加しました。

@アフガン機ハイジャック事件が解決

 6日に起こった、アフガン機ハイジャック事件はロンドン郊外のスタンステッド空港で交渉が行われてきましたが、今日、乗員・乗客が全員無事に解放されて、解決しました。解決の条件など詳しいことは分かっていません。

@ボーイング社で13000人がストライキ

 ボーイング社で2番目に大きな労働組合である「航空宇宙専門技術者協会」は2002年までの賃金などで労使交渉を続けて来ましたが、この交渉が決裂し、日本時間の10日未明からストライキに突入しました。この労組の組合員はボーイング社の従業員19万7000人の7%に当たります。今のところ、交渉再開の目途はたっておらず、ストライキは長期化する様相を見せています。


*2月9日

@「運賃も統一するのでは認めがたい」公取委事務総長

 公正取引委員会の事務総長は大手3社が計画している東京ー大阪間のシャトル便について、「ダイヤの調整は利用者の利便性をはかる上で有用だが、運賃までも統一するのでは認めがたい。競争の原理の根幹は価格であり、これを話し合いで統一するのはまずい。」と述べました。

@日本航空と全日空が喫煙禁止を明文化へ

 日本航空と全日空は後を絶たない、航空機内トイレなどでの喫煙に対し、乗務員の指示に従わない乗客の搭乗拒否や途中降機などが出来るように、喫煙や電子機器の使用などを「危険と迷惑行為」として、「国際運送約款」に明文化することになりました。8日に運輸省が認可したことにより、4月1日から実施する予定です。


*2月8日

@沖縄近海で旅客機と戦闘機がニアミス

 今日、運輸省が発表したところによりますと、4日の午後1時50分頃、福岡から石垣島に向かっていたエアニッポン735便にジェット戦闘機が異常接近しました。那覇管制区が接近する戦闘機に気づき、回避するように指示しました。同時に機長も上昇してくる戦闘機に気づき、降下で回避しようとしたところ、戦闘機も降下したので、エアニッポン機は上昇して回避しました。その時の高度差は60mだったそうです。空中衝突防止装置(TCAS)も作動しました。機長によりますと戦闘機はF15かF16だったそうです。近くには自衛隊と米軍の訓練空域がありますが、エアニッポン機は決められた飛行コース上を飛んでおり、戦闘機が訓練空域をはみ出さない限り、ニアミスは起こりません。自衛隊は同時刻に訓練をしていなかったそうです。米軍は近くを香港に向かっていた空母ステニスがおり、緊急発進の訓練中だったそうです。エアニッポン機には乗員・乗客108人が乗っていました。

       オーストラリア・パース沖に停泊する米空母『ジョン・C・ステニス』


*2月7日

@MD80系航空機に水平尾翼の故障相次ぐ

 アメリカのアラスカ航空の墜落事故で、墜落の前に同機から「水平安定板の異常で緊急着陸したい。」と言う連絡があったことは、『2月1日の出来事』でお知らせしましたが、アメリカでMD80系の航空機で、同様の事故が相次いでいることが明らかになりました。2日にはアメリカン航空のMD83型機が水平尾翼の安定板が故障し、緊急着陸しました。また、5日にはアラスカ航空のMD80系の航空機がネバダ州で、水平尾翼の水平安定板が異常を起こし、緊急着陸しました。事態を重く見たアメリカ運輸安全委員会は調査を始めました。MD80系は日本を始め世界で約1180機が就航しています。

@アフガニスタン機がハイジャックされる

 6日午前、アフガニスタンの首都カブールを離陸したアリアナ航空国内線のB−727型機がハイジャックされました。同機はモスクワのシェレメチボ空港などで給油をし、7日の午前2時(日本時間7日午前11時)イギリス・ロンドン近郊のスタンステッド空港に着陸し、交渉が始まりました。同機には最初、乗員・乗客179人が乗っていたようですが、途中で20人が解放されています。動機や要求などは分かっていません。日本人は乗っていない模様です。

@「いいことずくめ(?)」の浮体海上空港

 昨日の夜に放映された、日本テレビの番組「特命リサーチ200X」の中で、「首都圏の航空需要を賄う方法として、首都圏第3空港を巨大浮体構造物(メガフロート)で作る方法が最善である。」旨の説明がありました。その内容を要約しますと、(1)埋立で作るよりも20%の建設費の削減になる。(2)各地の造船所などで組み立てて持ってくるので、工期が短くなる。(3)埋立の土砂をとる必要もないし、海水の流れも妨げないので環境に優しい。(4)深い海にも建設可能なので、陸地から離せて騒音問題も起きない。(5)巨大で薄いので波の衝撃を吸収しやすく、東京湾で予想される4mの波でも構造物の上下動は65cm程度。(6)船が衝突したり、航空機事故の時も壊れたブロックを交換すれば良いので、復旧が容易。と言うもので、「良いことずくめ」でした。

【コメント】どなたか、このことについて「本当かどうか」、「問題点はないのか」等について専門的に分かる方がおりましたら、『投稿』の形で教えて下さい。メールでお願いできればと思います。


*2月6日

@デルタ航空が全社員にパソコンを提供

 アメリカのデルタ航空は72000人の全社員に家庭用パソコンを提供することになりました。すでにパソコンを所有しているものには接続料金を負担するとのことです。この決定は、「今後の事業活動の上でパソコンが欠かせなくなる。」との判断に基づくものだそうです。アメリカでは、このように、全社員にパソコンを持たせる企業が増えてきているようです。ネット社会に対応して、情報とアイディアを得るには欠かせない、との見通しを持っているようです。


*2月5日

@三菱重工業が米「デルタ4」ロケットエンジンを受注

 三菱重工業はアメリカのボーイング社などとの間で、アメリカの官民が開発している次世代ロケット「デルタ4」の第2段エンジンを供給することで合意しました。三菱重工業はボーイング社と共同で開発していました。ボーイング社は日本のHロケットの第2段エンジンを開発した三菱重工業の技術力を評価したものです。Hロケットは失敗していますが、失敗の原因が2段エンジンにないこと、また、エンジンを止めても再着火できる技術に注目したものです。また、同時に液体水素燃料タンクについても供給で合意しました。

【コメント】航空には直接関係がないのですが、不況の中、「YS−11やHロケットで培った日本独自の技術をどのように継承していくか。」が大きな問題になっていました。素人が生意気を言うようですが、航空機やロケットなどの巨大開発はリスクも大きく、もはや1つの国・会社ではむずかしくなっています。これからは、国際協力が益々盛んになってくると思うのですが、石川島播磨重工のジェットエンジン開発への参加や今回の三菱重工業の受注などは日本の技術を継承し、発展させるためにも大変重要と思います。


*2月4日

@スカイマークが来年3月から福岡ーソウル線を運航

 国際線への参入を目指していたスカイマークは来年3月から、不定期チャーター便ですが、福岡ーソウル線を運航することになりました。週末を中心に週3便程度をチャーター便として運航する予定です。筆頭株主であるHISが企画する格安パック旅行と提携して運航する予定です。また、東京から福岡を経由してソウルに乗り入れる計画も検討しています。来年3月からの運航開始に備えて、今年の8・9月にはソウルに試験的にチャーター便を運航し、ノウハウを蓄積することにしています。


*2月3日

@成田空港行きの全日空機が乱気流に遭遇

 日本時間の今日午後1時30分頃、ワシントンから成田空港に向かっていた全日空のB−747−400型機がアラスカのアンカレッジ付近の高度1万mを飛行中に乱気流に巻き込まれました。この際、客室乗務員の1人が腹部に軽傷を負いました。

@8月に初めての日本ーキューバ直行便

 今年8月に、日本とキューバを結ぶ直行便が初めて運航されることになりました。運航するのはキューバ観光省直轄の旅行者「クバナカン」で、日本航空のB−747をチャーターし、8月1日から17日の間に4往復されます。カナダのバンクーバーを給油地として関西空港とハバナを結びます。現在、キューバに行くにはアメリカかメキシコを経由して1泊余計に泊まらねばならず、不便で日本人の観光客は年間5000人ほどでした。キューバ政府はこの直行便を足がかりにして、観光客を増やしたい意向です。

@非金属の機体素材を開発へ

 通産省は2日、民間と協力してジェット機の機体材料として、炭素繊維樹脂系の素材を開発することを明らかにしました。炭素繊維樹脂系の複合材は現在もB−777の水平・垂直尾翼などに使われており、金属よりも丈夫で軽量な素材として注目されています。しかし、型にはめて成形しなければならず、航空機の胴体のような大型のものは作れませんでした。これを、克服して大型の素材を作る開発になります。通産省は2005年を目標に取り組むことになりました。これが成功すると、航空機の軽量化が燃費の向上と騒音の軽減に役立つと考えられます。

@日産の宇宙航空部門の売却で石川島播磨と最終交渉

 日産は経営の建て直しを始めていますが、有利子負債の軽減策の一環として、宇宙航空部門の売却を石川島播磨重工と交渉してきました。この交渉が最終局面にさしかかっていて、価格面で折り合えれば、夏までに売却が決まることになります。従業員860人はそのまま石川島播磨重工に移ることになるようです。

@バージン航空が7月からオーストラリア国内線に参入

 イギリスのバージン・アトランチック航空の会長はオーストラリアで記者会見し、参入を目指していたオーストラリア国内線を7月から運航する予定であることを明らかにしました。初年度のシェアーは5%を目指すそうです。当面はシドニーやメルボルンを中心とした路線になるとのことです。


*2月2日

空港公団のホームページに昨年12月までの「空港運用状況」が出ていました。

@運賃自由化で苦慮する新規参入会社

 昨日から航空運賃の自由化が行われ、各社が4月からの新運賃体系を発表していますが、新規参入のスカイマークとエア・ドゥは大手3社の発表した運賃に対抗する手段に苦慮しているようです。


*2月1日

@1月のアクセス数は3609回でした。ご愛読感謝いたします。

@アラスカ航空機がロスアンジェルス沖に墜落

 昨日のケニア航空機の事故に続いて、(関連はありませんが。)現地時間31日午後3時45分頃(日本時間1日午前8時45分頃)メキシコのプエルトバジャルタからサンフランシスコ経由、シアトル行きのアラスカ航空261便、MD83型機がロスアンジェルス西方の太平洋に墜落しました。同機には乗員・乗客85人が乗っていましたが、捜索で数人の遺体が発見され、海が冷たいため、全員が絶望と見られています。同機は「安定板が故障したので、ロスアンジェルスに緊急着陸したい。」と連絡し、ロスアンジェルスに向かっている途中で墜落した模様です。