*10月31日
@暫定平行滑走路完成・テスト飛行は来年年明けに
今日、暫定平行滑走路が完成しました。これで、来年4月のオープンがほぼ確実になりました。今日は着陸誘導装置(ILS)の検査が行われ、検査機のYS11型機が暫定平行滑走路上20mを通過して電波の状態を調べていました。国土交通省では地元からの要望が強い実際に飛行する機種を使ったテスト飛行を来年年明けにも実施する意向です。
@第1ターミナル道路脇に白い粉の入ったビール瓶
昨日の午後5時頃、成田空港第1ターミナルビル1階のタクシー・一般車専用道路脇に白い粉の入ったビール瓶が置かれていました。ビール瓶の周りに粉が漏れた形跡がないことから、道路はそのまま使用されました。粉は警察で調べています。
@海外旅行格安ツアーで需要喚起へ
米同時多発テロ後の需要の落ち込みに悩む旅行業界では格安ツアーの設定で需要の喚起をはかっています。例えば、4日間のグアムツアーで28800円、5日間のハワイツアーで37800円、8日間のハワイ・ラスベガスツアーで99800円など、今までよりも一段安いツアーが企画されています。
@A380用エンジン開発でロールス社が日本企業に働きかけ
イギリスの世界第2位の航空機用エンジンメーカー・ロールスロイス社がエアバス社が開発する超大型旅客機A380用のエンジン開発に参加するよう日本の企業に働きかけています。三菱重工業と川崎重工がこの事実を認めて、検討中であることを明らかにしています。A380用エンジンはロールスロイス社がスエーデンのボルボ社と提携して開発を始めていますが、これに加わるように勧誘しているものです。A380用エンジンはこの他にもゼネラル・エレクトリック社とプラット&ホイットニー社が共同で開発中です。
@米連邦航空局が原子力施設近辺を飛行禁止に
米連邦航空局(FAA)は新たなテロが起こる事を警戒して、全米の原子力発電所など原子力施設86カ所の半径18Km・高度5400m以下の空域を自家用機飛行禁止としました。期間は30日から11月6日午前0時までです。
*10月30日
@ILSの飛行検査が昨日から始まる
暫定平行滑走路の無線施設の検査は昨日から着陸誘導装置(ILS)の検査が始まりました。昨日は天候が悪かったため、滑走路への進入検査は行わず、外周の検査のみを行いました。滑走路への進入検査では、南側からアプローチした場合、反対は農家の脇を高度40mで飛行することになります。
@航空・旅行業界への支援策を発表・国土交通省
国土交通省は今日、米同時多発テロの影響で苦境に陥っている航空業界と旅行業界への支援策を発表しました。航空業界へは過去に購入した航空機代金の返済資金を日本政策投資銀行が金利年1.5%の低利で融資します。返済は10年間です。また、旅行業界へは都道府県の信用保証協会による融資限度額を2倍にします。(無担保融資は8000万円から1億6000万円に)。政府系金融機関による融資も今までより4000万〜8000万円拡大します。
@日本航空が米国路線に最大70%の割引運賃
日本航空は期間限定で、北米路線に最大70%の割引運賃を導入すると発表しました。来年の2月1日から27日までの成田ーニューヨーク線が往復57000円、関西国際空港ーロサンゼルス線が49000円、また、2月1日から3月12日まで(ただし、2月5日〜10日は除く)の成田ーグアム線が33000円となります。
@日本エアシステムの9月期中間決算が大幅増益
日本エアシステムが発表した今年度の9月期中間決算によりますと、売上げが2.7%増に、純利益が85.4%増になったそうです。しかし、下期は米同時多発テロの影響で飛行機離れが進んでおり見通しは不透明とのことです。
@カンタス航空がB−737型機15機を発注
カンタス・オーストラリア航空はボーイング社のB−737−800型機(160席)を15機発注したことを明らかにしました。これは、米同時多発テロの影響で航空機の需要が冷え込み、今ならば通常より2割安く購入できると判断したものです。カンタス航空はアンセット航空の破綻で国内線需要が急増している事情もあります。来年1月から7月までに納入する予定です。
*10月29日
@空港公団のページに「9月運用状況」などが載りました
空港公団のホームページに次の3項目が載っていました。「成田空港運用状況(9月分)」「米国同時多発テロに伴なう成田空港への影響」「2001年冬ダイヤ定期航空会社別スケジュール発着回数」。
@機内に白い粉・出発6時間遅れる
昨日正午頃、成田空港で出発前の機内点検をしていたイタリア・ミラノ行きの日本航空417便の後方通路の床に白い粉が落ちているのが見つかりました。県警の新東京国際空港署で採取し分析しています。日本航空では大事をとって、機体を変更して6時間遅れで出発しました。
@ユナイテッド航空の会長兼CEOが失言で辞任
ユナイテッド航空の親会社UALの会長兼CEOが従業員への手紙の中で「来年にも消滅する可能性。」と書いて(17日の出来事を参照)、株価の急落を招き、責任をとる形で辞任しました。労組が激しく反発し、辞任を求めていました。
*10月28日
@静岡空港タウンミーティング終わる
静岡空港建設の必要性について県知事が県民に直接話を聞いたり、理解を求めるタウンミーティングが26日の沼津市での第6回ですべて終了しました。沼津市のタウンミーティングには350人が参加し、反対派が7人、賛成派が5人意見を述べました。終わってから、知事は「疑問を持っている人に理解していただいた。根本にさかのぼって考え直す意見は一つもなかったように思う。」と感想を述べました。しかし、反対派の中には「県側から反対派の意見に歩み寄ろうとする姿勢は全くなかった。」、「発言者の制限時間が5分なのに、知事の発言は無制限だった。これで、公平といえるか。」と言った意見が出ていました。「ご理解をいただいた。」と言うのは知事の思いこみか、意図的な歪曲ではないでしょうか。
@無線に応答しない旅客機に戦闘機が緊急発進
去る22日、フランス上空を飛行中のイギリスのゴー航空・B−737型機が管制官の呼びかけに全く答えず、ハイジャックの可能性ありとフランス空軍の戦闘機が緊急発進する騒ぎがありました。同機の無線装置が故障して通信出来なくなったためですが、まもなく、無線装置が回復して一件落着になりました。しかし、乗客は至近距離に接近したミサイル装備の戦闘機を見て、「撃墜されると生きた心地がしなかった。」と話していました。
*10月27日
@日本航空と全日空が12月以降も北米路線を減便へ
日本航空と全日空は昨日、それぞれ、米同時多発テロにより需要が冷え込んだことを受けて、実施している北米路線の減便体制を12月以降も続けることを明らかにしました。日本航空は現在の減便体制に加えて、成田ーラスベガスーサンフランシスコ線と仙台ーホノルル線を減便します。これで、北米路線は当初計画に比べて22%強の減便になります。全日空も現在の減便体制を12月以降も続けることを明らかにしました。両社とも、アジア路線を増便して収益を確保することにしています。
@日本航空の9月国際線が19.7%の落ち込みに
日本航空は昨日、9月の旅客輸送実績を発表しました。それによりますと、国際線は米同時多発テロの影響で前年同月比19.7%の減少になりました。4月から9月までの上期では2.2%の減少になります。今年度通期の予測では35%程度の減少になるのではないか、とのことです。これに対し国内線は堅調で、9月は修学旅行のキャンセルがあったものの、1.4%減にとどまりました。前期では1.0%の増となるとのことです。全日空も9月国内線は2.1%増になっています。
@エア・ドゥも保険料を運賃に上乗せ
エア・ドゥは昨日、保険料の値上げ分を11月1日から運賃に上乗せすることを発表しました。上乗せ額は大手3社と同じ、500円になります。
*10月26日
@「暫定平行滑走路工事は31日に完工」と空港公団総裁
昨日記者会見した空港公団の中村総裁は暫定平行滑走路工事が今月31日に完工する事を正式に明らかにしました。今後は現在行われている無線施設の検査とともに、滑走路本体や施設の検査を国土交通省に申請し、すべての検査が12月上旬にも終わる見込みです。
@「国際線着陸料の値上げはコスト面からの数字」・空港公団総裁
同じく、昨日の記者会見で中村総裁は、国土交通省の事務次官が「国際線の着陸料の値上げは難しい。」と言っていることについて、「国内線着陸料の値下げはポリシーであり、国際線着陸料の値上げはコスト面から割り出すとこういう数字になる、と示したものだ。」と述べました。これは、国際線着陸料の値上げについて、内外の航空会社から反対の意向が示されて、『値上げを見送る事もあり得る』と示唆したものと受け取られています。
@今月前半も30%以上の落ち込み・成田空港
空港公団が昨日明らかにしたところでは、今月の1日から16日までの成田空港の出国者数は前年同月比で30.8%減となっており、9月に引き続いて大幅な落ち込みになっています。また、先月11日から今月10日までの施設使用料や着陸料などの収入は前年同月比で12億6千万円の減収となっているそうです。
@JR成田空港駅のトイレに白い粉
今日正午頃、「JR成田空港駅の男子トイレに白い粉が落ちている。」と清掃員から新東京国際空港署に通報がありました。同署は粉を採取して成分を調べています。
@全日空が24空港にX線検査装置設置へ
全日空は現在、旅客の手荷物検査を行うX線装置が設置されていない24空港に、11月から順次X線装置を設置することを明らかにしました。これで、設置済みの22空港と合わせて、45空港にすべて設置されることになります。台数は増設も含めて39台になるそうです。
@「旅行業界の失業は880万人になる可能性も」・ILO
国際労働機関(ILO)は米同時多発テロによる影響で、全世界の航空・旅行・観光業界で失業者が880万人にも達する可能性がある、とする報告書を発表しました。
*10月25日
@米同時多発テロの影響で成田空港9月の利用者が激減
空港公団が今日発表した9月の運用実績によりますと、旅客が前年同月比18%減と91年の湾岸戦争以来の大幅な落ち込みになりました。発着回数もアメリカ路線の欠航などで、同6%減、貨物も同19%減となったそうです。
@空港公団が不審郵便物の取り扱いマニュアル
アメリカで炭疽菌の付着した郵便物による被害が相次いでいるのを受けて、空港公団は昨日、成田空港内の航空会社や貨物取扱業者など空港内事業者(400カ所)に対して、不審な郵便物を発見した際の対応をまとめたマニュアルの配布を始めました。不審郵便物の特徴として(1)あて名や肩書の誤記(2)過剰な包装(3)差出人の記載がない、などを挙げ、発見した場合は、振るなどの衝撃を与えずポリ袋で密閉し、直ちに通報を、と呼び掛けていいます。
@名古屋空港のハイジャック電話で男を逮捕
12日に名古屋空港で起きた、ハイジャック予告電話事件で愛知と香川の警察は住所不定・無職の57歳の男を逮捕しました。
@福岡空港で日本航空機が着陸やり直し
今日午前11時頃、羽田空港発福岡空港行きの日本航空357便が着陸態勢に入ったところで、着陸を中止し、急上昇を行いました。機長のアナウンスでは「着陸の支障となる他機がいるとの警報が鳴ったので、中止した。」としています。同機は20分後に無事着陸しました。
【コメント】詳細がまだ分かりませんが、福岡空港は軍民供用空港です。軍用機と民間機のニアミスは結構あります。今回もこれだったのでしょうか。もっとも、着陸のやり直し(着陸復航)は限界近くの離着陸が行われている成田空港では良くあることで、統計上は2日に1回ぐらいの割合であります。
*10月24日
@「貨物室に茶色い粉」で出発が1時間半遅れに
今日午前10時20分頃、成田空港で成田発バンコク行きの全日空917便で出発準備中に、貨物室に茶色い粉がこぼれているのが発見されました。警察などが調べて、漏れていた荷物の持ち主に確認したところ、「お茶」であることが判明しました。この騒ぎで、同機は出発が1時間半遅れました。この間、乗客は機内で待機しましたが、混乱はありませんでした。
@エコノミークラス症候群、国内で8年間に44例
国土交通省所管の財団法人航空医学研究センターの調査によりますと、2000年までの8年間に国内でエコノミークラス症候群が44例確認されたそうです。これは、国内21空港周辺の111病院でエコノミークラス症候群を扱ったかどうか聞いて、7病院からの回答を検討した結果とのことです。性別では男性4人、女性40人でした。平均年齢は61歳で、搭乗時間は8時間から13時間、半数近くが到着まで、1度も席を立たなかったそうです。エコノミークラスが31人でしたが、ビジネスクラスも6人いました。
@「A380開発への日本企業の参加を年末までに合意したい」
エアバス社の社長は「超大型旅客機・A380型機の開発に日本企業が参加する交渉は順調に進んでいる。年内合意を目指したい。」と語りました。日本企業を参加させることにより、ボーイング社が圧倒的シェアーを誇る日本市場に食い込むねらいがあるものと思われます。
*10月23日
@成田空港第2ターミナルに白い粉
今日午前8時50分頃、航空会社の職員から、「第2ターミナルの動く歩道付近に白い粉が落ちている。」と通報がありました。県警と空港公団は現場付近の動く歩道を通行止めにして、粉の落ちているところをベニヤ板で囲いました。検査に結果がでるまでには、4日かかるとのことです。運航に支障はでていません。
@堂本知事が地元農家も含めた地域振興を提案
千葉県の堂本知事は昨日の記者会見で、今月末に完成する暫定平行滑走路に関して、「地元農家との徹底的な話し合いによる解決で、本来の2500m平行滑走路の完成を目指したい。そのために、国・県・空港公団・周辺自治体と協力して移転農家を含めた地域振興を目指したい。」と述べました。
@テロ対策で操縦室にかんぬきの錠を取り付けへ
国土交通省は今日、ハイジャックされた飛行機がテロに使われないように、飛行機の操縦室にかんぬきの錠を取り付ける対策を発表しました。今後、3ヶ月以内に大手5社の420機のすべてに取り付けることにしています。費用は1億数千万円になる予定とのことです。
@日本エアコミューター機が計器異常で引き返す
今日午後1時20分頃、鹿児島発種子島行きの日本エアコミューター15便が鹿児島空港を離陸した直後に、エンジンの排気温度が下がらない表示が計器にでました。このため、同機は鹿児島空港に引き返しました。点検の結果、計器そのものの異常でした。
@スイス航空へ企業と国が3100億円の支援
倒産したスイス航空への救済策として、国と企業が総額42億スイスフラン、日本円で3100億円が援助されることになりました。形態はスイス航空の3分の2を引き継ぐクロスエアへの出資になります。18の企業と4人の個人が19億スイスフラン、連邦・州・自治体が23億スイスフランを出資します。これにより、スイス航空は来年3月まで運航を続けることになりました。
*10月22日
@航空・旅行業界に低利融資の支援策を検討
国土交通省小幡事務次官は今日の記者会見で、需要が激減している航空・旅行業界への支援策として、政府系金融機関による低利融資を検討していることを明らかにしました。話の中で、「補助金は全く考えていない。」と述べています。
@テロ目標は原発だった可能性
イギリスの新聞はアメリカの情報筋からイギリスの情報機関に送られた報告によると、ニュージャージ州で墜落したハイジャック機はスリーマイル島の原子力発電所をねらっていた可能性が高いとのことです。墜落地点からワシントンまでの間には原子力発電所が3基あり、ワシントンやキャンプデービットを狙うには高度の下げ方が早過ぎるそうです。
@22日にコンコルドが試験飛行
イギリスのブリティシュ・エアウエイズは11月7日に再開するコンコルドの商用飛行に先だって、ロンドンーニューヨーク間で22日に試験飛行を実施すると発表しました。
*10月21日
@白い粉・炭疽菌騒ぎは結局3件
昨日書いた成田空港の国際郵便局における白い粉(炭疽菌)騒ぎは3件ありました。昨日書いたもの以外で、19日にフランスから届いた郵便物から白い粉が漏れているのが見つかりました。調べたところ、これは化粧品でした。
@ジャルエクスプレス機の操縦席ガラスにひび
今日午後2時半頃、大阪空港から大分空港に向かっていたジャルエクスプレス633便・B−737−400型機が香川県小豆島上空を飛行中に操縦席前面のガラスにひびが入りました。このため、同機は大阪空港に引き返し、同便は欠航になりました。原因は調査中です。
@神戸市長選候補者の4人が神戸空港に反対
神戸市長選の立候補者5人に対するアンケートによりますと、5人のうち4人が建設中の神戸空港に反対の立場を表明しています。建設中止の跡地利用については色々な考え方があるようです。
*10月20日
@成田空港国内線着陸料を値下げへ
国土交通省と空港公団は昨日までに、成田空港の国内線着陸料を値下げする方針を固めました。値下げは羽田空港の着陸料と同じ、トン当たり1800円とする意向です。これにより、ジャンボ機の着陸料が現行の95万円から71〜73万円になるみこみです。実施時期は来年の暫定平行滑走路の供用開始に合わせて行う予定です。
@成田空港国際郵便局で白い粉騒ぎ相次ぐ
昨日の午後2時半頃、キャセイ航空2006便から降ろされた郵便袋から白い粉が漏れているのが発見されました。警察で調べたところ、食品の粉でした。しかし、一時は郵便局員が避難する騒ぎになりました。また、午後に到着したユナイテッド航空838便で運ばれてきた郵便物の一つからやはり、白い粉が漏れていました。こちらは、調べたところ洗顔用の化粧品でした。
@下総基地のP3Cが部品を落とす
昨日、下総基地所属の対戦哨戒機P3Cが訓練飛行を終えて点検したところ、尾翼前についている衝突防止灯の赤色ガラス製カバー(重さ120グラム)がなくなっていました。飛行中に落下したものと思われます。
@新石垣空港予定地に反対派が共有地を登記
昨日、新石垣空港の建設予定地に、反対する住民と自然保護団体役員など24名が共同所有する共有地(二筆、1560平方メートル)が存在することが明らかになりました。場所は空港予定地の東側で、ターミナル近くの誘導路と滑走路に挟まれた部分になります。建設には地権者の100%の同意が必要ですので、建設の障害になる可能性があります。共有者からの意思表示はまだないそうです。
@スカイマークは保険料の上乗せを当面見送る
スカイマークは値上げされた保険料を運賃に上乗せすることを当面見送ることを明らかにしました。スカイマークは最高6〜7億ドルの保険に加入していますが、需要を喚起するために見送ることにしました。これによるスカイマークの負担増は年間3億円になるとのことです。
@名古屋商工会頭が上下分離方式民営化に注文
昨日、記者会見した名古屋商工会議所会頭磯村氏は国土交通省が提案している、成田空港・羽田空港・中部国際空港・関西国際空港を一体化して空港建設と空港の管理運営を分離して民営化する案について、「空港の国際競争力が高まるのなら考えても良いが、関西国際空港を救済するために、中部国際空港の負担が増えるのならお断りだ。」と述べました。
*10月19日
@成田空港で事故を想定した訓練実施
昨日、成田空港で乗客100人が乗ったジャンボ機が着陸に失敗し、多数の負傷者が発生したと想定した「航空機事故消化救難訓練」が行われました。訓練には国土交通省・空港公団・航空会社・周辺自治体など、55団体、約900人が参加しました。
@「ハイジャック発生」連絡終わるまでに65分
国土交通省では昨日、ハイジャックが発生して、飛行禁止措置を発動する実験を行いました。連絡は電話で行い、対象となる事業者や個人約990カ所に一通り連絡が行き渡るまでに65分かかったそうです。
@全日空も保険料を運賃に上乗せ
全日空は米同時多発テロで保険会社が保険料を引き上げたことに伴い、増額した保険料を運賃に上乗せすることになりました。上乗せ額は国内線500円、国際線5ドルで日本航空・日本エアシステムと同じです。11月から実施します。これで、大手3社が足並みをそろえました。ただ、エアドゥは上乗せ額を250円としています。
@中国北方航空が仙台ー長春線を来年3月末に開設へ
中国北方航空は来年の3月28日から長春ー仙台線を開設することを明らかにしました。運航は週2便で、機材はMD82型機を使う予定です。長春と日本を結ぶ路線は初めてとなります。
@ボーイング社がB−717の生産を中止に
ボーイング社は生産を始めたばかりの100人乗りB−717型機の生産を中止すると発表しました。米同時多発テロで航空需要が低迷することを見越した措置です。また、音速に近いスピードで飛行する「ソニッククルーザー」の開発も1〜2年遅らせることも明らかにしました。
*10月18日
@成田空港着陸料を値上げする方針
国土交通省と空港公団は成田空港の国際線着陸料を値上げする方向で調整に入りました。18日から始まっている国際航空運送協会(IATA)との着陸料改定交渉で現行のトン当たり2400円を2600円に引き上げる提案をします。これを実施しますとB−747型機で現行の95万円が103万円になります。実施時期は暫定平行滑走路が供用を開始される、来年4月を予定しています。しかし、現在でも世界一高いと言われる着陸料の引き上げですから、航空会社からは猛反発が予想され、交渉は難航すると見られています。なお、成田空港の国際線着陸料は1984年以来据え置かれています。
@日本エアシステムが29日から成田ー広州線を就航
日本エアシステムは中国南方航空との共同運航で成田ー広州線を、29日から週1便で運航することになりました。機材は日本エアシステム機を使います。これは、日本エアシステムが日本航空に貸していた成田空港の発着枠を返してもらって運航するものです。
@富山空港で3便増えて1日15便に
富山県は富山空港の1日当たりの運航便数を3便増やして15便にすることで、地元との協議にはいることになりました。増えるのは富山ー羽田線・富山ー沖縄線・第4の国際線の予定です。富山空港では周辺住民と1994年10月に1にち12びんと言う運航枠で合意しています。
*10月17日
@デルタ航空が日本直行便3路線を廃止
デルタ航空は昨日、米同時多発テロ後の利用者の減少から、ロサンゼルスー成田・ニューヨークー成田・ロサンゼルスー名古屋の直行便3路線を廃止すると発表しました。この結果、同社の日本直行便はアトランター成田路線のみになります。
@タウンミーティングで知事が「赤字でも建設必要」
静岡空港の是非ををめぐる初めてのタウンミーティングが15日に浜松市で開かれました。2回に分けて行われ、参加者は約900人に達しました。発言者は賛成・反対それぞれ10人ずつでした。賛成派の人は「空港建設の是非を今さら問うのはナンセンス。どういう空港を目指し、建設していくかを議論すべきだ」「県経済・文化の発展の一大拠点として空港を造ってほしい」など、積極的な建設推進を求めました。一方、反対派の人からは「県財政が悪化している中で、成田空港などに容易にアクセスできるのに空港を造らねばならないのか」「多くの空港が収益見込みを下回り、赤字に転落している。本当に採算は取れるのか」などと指摘しました。これらの意見に対して石川知事は「県の発展にとって空港建設はどうしても必要。赤字でも必要な社会資本整備はしなければならない。赤字になって、私が訴えられて、孫子の代まで法的な責任を問われても建設しなければならない。」と強調しました。タウンミーティングでは最初に県の静岡空港PR映画が上映され、県の作成した資料が配られました。参加者の中には「これで公平が保たれるのか。」と疑問視する人もいました。
@全日空のパイロット有志が操縦室の安全強化で首相に要請へ
全日空のパイロットの有志が小泉首相宛てに、操縦室の扉が外側から容易に開く事のないような対策とパイロットの武器所持の許可を求める要望書を今月中にも提出することになりました。
@日本エアシステムも保険料を上乗せへ
日本エアシステムは保険会社が要求している追加保険料を運賃に上乗せすると発表しました。11月1日から実施するそうです。上乗せ額は日本航空と同じ、国内線が500円、国際線が5ドルになります。
@ユナイテッド航空のCEOが「来年にも消滅する可能性」
ユナイテッド航空の親会社であるUALの経営最高責任者は従業員への手紙の中で「同時多発テロ以降、拡大した損失を縮小できない場合、来年にもユナイテッド航空が消滅する可能性がある。」と書いていることが明らかになりました。
*10月16日
@成田騒対協が古い防音家屋改修で要望書
成田市の騒音地域の住民で組織する「成田空港騒音対策地域連絡協議会」は昨日、空港公団と成田市に対し工事実施後15年以上経った防音家屋の改修を制度化するように求める要望書を提出しました。これは、今年7月に成田市西和泉地区で実施された実態調査の結果を踏まえた要望です。この結果によりますと、防音家屋の基準である屋外との音の差が25db以上なければならないはずが、調査した35戸中23戸で基準を満たしていませんでした。特に、工事実施から15年以上経過した家屋では70%が基準を満たしていませんでした。現行法上は家屋を建て替えるとき以外には防音工事の助成がありません。防音サッシの交換には共生財団から80%の助成が受けられますが、それでも、自己負担は50万円から100万円になります。そこで、要望書では、15年以上経過した防音家屋には「一定サイクルごとの機能回復工事を制度化する。」ように求めています。
@成田空港内の郵便局でも炭疽菌を警戒・マスクに手袋
アメリカで多発している手紙に炭疽菌を封入してばらまく事件を受けて、成田空港内の新東京国際空港郵便局でも海外からの郵便物を仕分けする職員がマスクと手袋を装着して作業に当たるようにしました。
@国土交通相が火薬検知器の導入を発表
扇国土交通相は今日、ハイジャック対策として、空港での手荷物検査のため、火薬類をチェック出きる検知器を今月中にも導入することを明らかにしました。費用は数10億円になるそうです。
@全日空も米国路線の減便を発表
全日空は利用者が減っているアメリカ路線の減便を発表しました。11月のアメリカ路線の2割、220便中の約40便を減便し、堅調なアジア路線に振り替えるとのことです。中国・韓国路線を約30便増便することにしています。12月については需要動向を見て判断するとのことです。
@コンコルドが11月7日から運航再開
イギリスとフランスの航空当局はコンコルドの運航をエールフランスとブリティシュ・エアウエイズで11月7日から再開すると発表しました。15ヶ月ぶりになります。
*10月15日
@暫定平行滑走路の電波検査始まる
今日から暫定平行滑走路関係の無線施設の国土交通省による検査が始まりました。今日は超短波無線標識(VOR)や距離情報提供装置(DME)の検査と言うことで、このVOR・DMEの周りを高度520mで周回し、地上と無線連絡を取りながら入念にチェックしていました。なお、誘導電波施設(ILS)の検査は予定より早まって、来週の月曜から始まるようです。現地と連絡を取りましたが、「検査機の機影は見なかった。」とのことでした。
@騒音計を検定に出したら、25000円
暫定平行滑走路の飛行検査が始まると言うことで、騒音測定の機会も増えると思い、リオン社の騒音計を点検・校正に出しました。今日、見積もりが出ましたが、古い機種のためもあるのでしょうか、点検調整料が17000円、校正料が8000円で、計25000円だそうです。ちょっと、痛い出費です。校正は1年ごとに行わないと、正式なデーターとは認められないそうですが、1年ごとにやるのは大変で、数年に1度になってしまうのです。
*10月14日
@静岡空港タウンミーティング・応募者全員採用へ
静岡空港建設に対する県民の意見を聞く「タウンミーティング」の発言者募集が11日に締め切られました。応募者多数の場合は抽選となっていましたが、定数54人のところに、応募者は63人だったため、県は全員を発言者として採用することにしました。内訳は賛成が34人、反対が29人でした。発言は1人5分で、1回に限り再質問が出来ます。15日から26日まで県内6カ所で実施されます。
*10月13日
@民間小型機の都心ルート飛行をあきらめ、千葉県コースへ
国土交通省は昨日、かねてから検討していた東京都心の世田谷・渋谷上空を通って羽田空港へ着陸するコースを民間小型機(50人乗り以下)に開放することを断念しました。そして、このコースは警察や海上保安庁などの公用機が使用することにしました。理由は、このコースが有視界飛行(VFR)で飛びますが、7月の末から8月初旬にかけて5日間調査運航を実施したところ、視界が悪く2日しか実施できなかったことによります。小型機の運航会社は千葉県上空を通過する計器飛行方式(IFR)を希望しており、国土交通省は千葉県の了解を取って1日4便程度の乗り入れを検討しています。公用機の都心コースの使用についても管制官の増員などが必要で早くても2003年度になる見込みです。また、小型民間機の乗り入れについても、千葉県の了解が必要で時期ははっきりしません。
【コメント】理由では視界不良があげられていますが、今回の航空機を使ったテロ行為の影響もあるのではないでしょうか。都心コースでテロが行われると、国会や東京都庁などがもろに被害を受けることになりかねません。前にも書きましたが、もともと、都心のような所は、事故が起こったときの被害も想像を絶するものになりますから、飛行させるべきではありません。ですから、都心コースが使えたとしても便数の大幅増には結びつきません。そして、例え、B滑走路と平行する新滑走路の建設という羽田空港の再拡張によっても、結局は千葉県側が騒音を被ることになる可能性が多いのです。東京や神奈川の人口密集地を事故の危険率が高い離着陸時に飛行しないとすると、空域は狭く千葉県上空を飛ばざるを得ないと思われます。このことを、羽田空港の便数増を主張する人はどう考えているのでしょうか。扇国土交通大臣や石原都知事にお聞きしたいと思います。
@国土交通省が「発着枠没収ルール」を当面停止に
国土交通省は今日、国際線で便数を運航していない場合に発着枠を没収できると言う国際ルール「ULルール」の適用を11月末まで停止することを明らかにしました。これは、米同時多発テロで航空各社が便数を削減せざるを得ない事情を考慮したものです。12月以降については様子を見ながら決定するそうです。
*10月12日
【訂正】成田ー大連線は1便増便し週4便体制
昨日書いた、「日本航空が成田ー大連線を週1便増便へ」の記事の中で、「週4便体制を1便増便する。」と書きましたが、これは、「1便増便して週4便体制になる。」の間違いでした。訂正して、お詫びいたします。
@パキスタン航空が成田線を運休へ
パキスタン航空は利用者の落ち込みから、カラチーマニラ経由ー成田線852便と折り返しの853便の一部を運休すると発表しました。来月以降は未定とのことです。
@名古屋空港にいたずら電話
今日午後0時25分頃、名古屋空港に、男の声で「今日のノースウエスト航空マニラ行きで危ないことが起こる。女2人と男3人がいる。女のコードネームはジャッキーで、タリバンの一味だ。これは、脅かしではない。」と言う電話がありました。しかし、国土交通省で調べたところ、同機は平常運航しており、いたずら電話と見られ、警察が捜査を始めました。
@日本航空が追加保険料を運賃に上乗せ決める
日本航空は今日、損害保険会社が要求している追加保険料を運賃に上乗せすることを発表しました。実施は今月下旬からで、国際線で5ドル、国内線で500円としています。
@日本航空が役員報酬を削減へ
日本航空は3月期連結決算で400億円の赤字になる見通しを発表しました。当初の見込みでは250億円の黒字を見込んでいました。このため、役員報酬を5〜15%削減することを明らかにしました。また、従来の700人リストラに加えてさらに600人を削減する方針も明らかにしました。今後の見通しについては「今年度一杯はマイナスの影響が続く。」としています。
*10月11日
@デルタ航空機が異臭で引き返す
昨日の午後4時30分頃、成田空港を離陸した直後のアトランタ行きデルタ航空機・MD11型機から、「機内で異臭がするので、引き返す。」と連絡がありました。同機は海上に燃料を投棄した後、5時23分に無事着陸しました。原因は何らかの原因でエンジンオイルがエアコン内に漏れたようです。
@日本航空が成田ー大連線を週1便増便へ
日本航空は11月16日から成田ー大連線を現行の週4便から1便増便すると発表しました。期間は11月30日までとしていますが、12月も継続して増便する可能性が高いとのことです。
@田原調教師が羽田空港でナイフ持ち込み未遂で逮捕
騎手として活躍した、中央競馬界の田原調教師が8日午後0時頃、羽田空港の出発ロビーで刃渡り18cmのナイフを手荷物として持ち込もうとして、逮捕されたことが明らかになりました。田原調教師は容疑を認めていますが、理由については黙秘しています。田原調教師は9月に競走馬の耳に発信器を仕掛けたとして、中央競馬界から罰金50万円の処分を受けています。
@エアドゥが2号機を改修して30席増へ
エアドゥは2号機のB−767−300型機を改修して259席から289席にする事を発表しました。改修はシアトルのボーイング社で行うため、12月3日から14日までは1機体制になり、その間、71便が運休します。エアドゥは8月、9月と搭乗率が85%を越える好調で、座席の不足感が目立つようになっていました。
@アメリカ・デルタ航空機が戦闘機の護衛を受ける
現地時間の10日、アトランタからロサンゼルス行きのデルタ航空機・B−757型機で、乗客の一人が運航の安全を脅かすメモを乗務員に手渡しました。同機からの連絡で、アメリカ軍の戦闘機2機が発進し、同機をルイジアナ州のシュリーブポート空港に緊急着陸させました。
*10月10日
@暫定平行滑走路の飛行検査が15日から
国土交通省は成田空港の暫定平行滑走路の飛行検査を15日から12月下旬まで行います。最初に超短波無線標識(VOR)や距離情報提供装置(DME)の検査、29日からは計器着陸のための誘導電波施設(ILS)の検査を行う予定です。検査には国土交通省の検査専用機YS−11型機を使います。日曜祝祭日や天候の悪い日には行いません。
@航空会社の再配置計画の最終案を提示
空港公団は昨日、2005年末に予定している旅客ターミナルの航空会社再位置計画の最終案を提示しました。これに対して、かねてより、不満を示していたノースウエスト航空(8月22日の出来事を参照)は猛反発しました。ノースウエスト航空側は「法的措置も辞さない。」と発言しました。まだ、紆余曲折があるかもしれません。
@エアドゥがノースウエスト航空と提携へ
昨日の北海道議会で明らかになったところではエアドゥがノースウエスト航空と提携する事で基本合意に達したとのことです。具体的には成田空港発着のノースウエスト航空機と、羽田空港を発着するエアドゥ機の間で通しの割安航空券を発売する予定とのことです。ねらいはノースウエスト航空機を使ってアジアから来る北海道旅行客を吸収しようと言うものです。ノースウエスト航空がアジアでの販売を行います。
@シベリア航空機事故はミサイルの誤射が原因
黒海で墜落したシベリア航空機の事故はウクライナの黒海艦隊の演習による対空ミサイルの誤射が原因のようです。収用された遺体や部品の中から、ミサイルに搭載されている鋼鉄製の小さな球が多数見つかっているそうです。
*10月9日
@成田空港の警備が強化・機動隊に防弾チョッキ
アメリカのアフガニスタン空爆開始に伴い、成田空港の警備も一層強化されました。機動隊員は防弾チョッキを着用し、爆発物に反応する探知犬が活躍しています。手荷物検査の人員も1人から2人に増員され、手荷物を随時開けて検査しています。
@スカンジナビア航空機事故で死者は118人に
イタリアのミラノで起こった、スカンジナビア航空機事故の続報ですが乗客・乗員114人全員と倉庫にいた4人が事故に巻き込まれ、死者は118人になりました。原因は濃霧と軽飛行機が位置の通報を間違えたことと、リナーテ空港の地上管制レーダーが1年も前から故障したままだった事にあるようです。
@大韓航空が航空機10機の売却を発表
米同時多発テロの影響で需要が落ち込んでいる事を受けて、大韓航空では所有機114機の内10機を売却すると発表しました。また、12月中旬までに、北米路線を週61便から48便に減便し、さらに、不採算の国際線8便の運航を一時停止する事も明らかにしました。
*10月8日
@資料のページに「暫定平行滑走路供用開始後の新しい路線」を追加しました
資料のページに「暫定平行滑走路供用開始後の新しい路線」の一覧表を載せました。ただし、これは各国との航空交渉で合意したもので、4月18日からすぐに路線が開設されるかどうかは分かりません。あくまでも、各国の枠を決めたものです。特に、米同時多発テロでかなり不透明な部分もあります。アメリカとの交渉そのものも物別れに終わっていますし。新しく、合意が確認できれば、この表に追加していきたいと思います。
@米の攻撃開始で成田空港にテロ対策本部を設置・運航は平常通り
日本時間で今日未明から、アメリカとイギリスによるアフガニスタンのタリバンへの攻撃が開始されました。これを受けて、成田空港でも空港公団が緊急テロ対策本部を設置して、空港の警備を一層強化する体制をとりました。なお、航空機の運航への影響はなく、平常の運行が行われていますが、警備強化で出発が定刻より遅れる航空機が多いとのことです。
@反対同盟北原派が反対集会
昨日、空港近くの畑で反対同盟北原派が暫定平行滑走路建設に反対する集会を開きました。参加者は県警の調べで800人だったそうです。集会後デモ行進が行われましたが、混乱はありませんでした。
@イタリア・ミラノ空港で航空同士が衝突炎上
イタリア・ミラノのリナーテ空港で8日朝、ミラノ発コペンハーゲン行きのスカンジナビア航空のMD87型機が離陸滑走を始めたところ、滑走路を横切る軽飛行機と衝突しました。スカンジナビア航空機はそのまま空港の倉庫に突っ込み、炎上しました。同機には乗客・乗員110人が乗っていましたが、100人以上が死亡したとの事です。リナーテ空港は当時、濃霧に包まれていたそうです。
*10月7日
@2日のテロは中核派の仕業
2日の未明に千葉県職員の自宅車庫が放火されたテロは中核派革命軍の仕業でした。今日、マスコミに犯行声明が届いたそうです。それによりますと、「成田空港の軍事利用・軍事化反対、アフガニスタンへの侵略戦争反対のため。」だそうです。
【コメント】過激派は今回の米同時多発テロを賛美しています。中核派の声明では 「本質的に言って、9・11は、被抑圧民族によるやむにやまれぬ決死の反米一斉ゲリラ戦争である。彼らが訴えるものをしっかりと受けとめることなしに、このゲリラ戦争を非難することは絶対に許されない。」と述べています。したがって、2日のテロなどは当たり前のことなのでしょう。しかし、警備が手薄な実務者がねらわれるのですからたまりません。もっとしっかり警備をして欲しいものです。過激派は今回の米同時多発テロで元気付き活動を活発化しているようです。
@福島空港の滑走路延長差し止めを求め提訴へ
福島市民オンブズマンの弁護士が5日に記者会見し、「福島空港の滑走路延長は首都機能が現実的でないのに、なぜ、3000mに延長が必要なのか。無駄な公共事業だ。」として、年末までに滑走路の延長差し止めを求める訴訟を起こすことを明らかにしました。現在、オンブズマン内部で検討中とのことで、提訴に際しては大型弁護団を編成する予定とのことです。
@シベリア航空機墜落はミサイル誤射説が強まる
4日に起こったシベリア航空機の爆発・墜落事故はウクライナの黒海艦隊の演習によるミサイルが命中したものとする見方が有力になっています。これは、捜索で回収されたものの中に、同機のものでない部品があることや、ドアに外側から異物が当たった跡が見つかっているためです。
*10月6日
@自衛隊機が小牧基地からパキスタンに向かう
今日の午後、自衛隊の小牧基地からテントなどを積んだ自衛隊のC130型輸送機6機がパキスタンに向けて出発しました。テント315張り、毛布200枚、ビニールシート75枚、スリーピングマット20枚、給水容器400個の救援物資と自衛隊員140人が乗っています。輸送機は那覇・マニラ・ウタバオ・デリーを経由してパキスタンに向かいます。小牧基地周辺の住民の中には「これで、テロの標的にならなければよいが。」と心配する声もありました。
【コメント】今回は、民間空港からの出発でなくて良かったと思います。民間機と軍用機では飛び方が全く違いますので、管制の仕方によりニアミスの危険が伴います。自衛隊や米軍と供用している空港ではしばしばニアミスが起こっています。なれない民間空港ではなおさら危険が増します。
@イタリアとの航空交渉が合意
成田空港の暫定平行滑走路供用開始に向けた各国との航空交渉の内、イタリアとの交渉が合意に達しました。内容は日本航空がB−747−400型機を使い日に1便増やし、アリタリア航空はB−777型機を使い2便増やすことになりました。また、今までは認めていなかった、国内線での共同運航も認めることになりました。
@静岡空港建設の是非を判断する第3者委員会が初会合
4日に、静岡空港の建設の是非を判断する第3者委員会の初会合が静岡市で開かれました。委員会には13人の内11人が出席しました。この委員会に先立ち、空港建設予定地の視察が行われ、7人の委員が参加しました。委員会の発言では「計画当時と予測が変わってきていて、すぐには判断できない。」とする慎重意見がある一方、「熱海で仕事をしているが、今までは、羽田空港と成田空港があるからいいと思っていたが、予定地を見て空港が必要と思った。」とする賛成意見もありました。結局、反対意見は一つもありませんでした。傍聴者の中には「これで公平な判断が出来るのだろうか。」「御用機関ではないか。」と言う感想を漏らす人もいました。委員会は今後4回の会合を予定し、タウンミーティングにも参加して、11月に結論を出すことにしています。
@日本航空グループ8月の輸送実績発表
日本航空は昨日、グループの8月の輸送実績を発表しました。それによりますと、国内線は前年同月比1.1%減と4ヶ月ぶりにマイナスになり、国際線は同2.5%増と33ヶ月連続のプラスとなりました。貨物は16.7%の大幅減となっています。
@大手3社が保険料の運賃への上乗せを検討
大手3社は米同時多発テロで損害保険会社が保険料を引き上げたのに伴い、追加保険料を運賃に上乗せし、運賃の値上げを検討し始めました。上乗せ額は1人あたり400円〜600円程度になる見込みですが、特割運賃などへの対応は各社で分かれるかもしれません。
@高松空港の札幌線・仙台線が来年4月から運休へ
全日空は高松ー札幌線を来年4月から運休する意向を固めました。この路線は1990年12月に開設しましたが、搭乗率は59.4%でした。また、日本エアシステムは高松ー仙台線を同じ4月から運休する意向を固めました。この路線は1994年4月に開設し、平均搭乗率は56.3%でした。
*10月5日
@シベリア航空機が黒海上空で爆発し墜落
昨日の午後1時44分(日本時間午後6時44分)、イスラエルのテルアビブ空港からシベリア西部のノボシビルスクに向かったシベリア航空機が黒海上空で突然レーダーから消えました。当時、近くを飛行していたアルメニア航空機がイスラエル機の爆発・墜落を目撃していました。海上には油や機体の破片が漂っていました。乗客・乗員78人は全員絶望と見られています。原因としてはテロ説とミサイル誤射説があります。当時、ウクライナの黒海艦隊が対空ミサイルの演習をやっており、アメリカの偵察衛星は爆発の数分前にミサイルの発射を確認しています。しかし、ウクライナ大統領は誤射説を否定しています。
@岡山空港の3000m滑走路が供用開始
岡山空港の2500m滑走路を延長した3000m滑走路が昨日、供用を開始しました。これで、長距離国際便も就航できるようになりましたが、岡山空港をめぐる環境は厳しく、全日空の新千歳空線と日本エアシステムの仙台線の来年3月末での休止が決まり、今年の4月に就航する予定だったマレーシア線もまだ運航を開始していません。
*10月4日
@ガルーダ航空機のエンジンカバーが脱落
今日午前8時10分頃、成田空港に到着したガルーダインドネシア航空880便・B−747型機のエンジンカバーの一部(縦15cm・横30cm)が脱落しているのが見つかりました。カバーは滑走路上にはなく、飛行中に脱落したものと思われます。
@成田市中郷地区住民が騒音対策を要望
2日に成田市中郷地区で開かれた市政懇談会で住民は騒音対策の充実を訴えました。西和泉地区の住民は「防音工事から15年以上経過した防音民家の遮音が十分でなくなっている。」事を訴えました。また、「成田空港公団の民営化で利益重視の空港運営に変わり、地元対策が後退するのではないか。」と不安を表明しました。また、現滑走路と暫定平行滑走路の飛行コースに挟まれる東和泉地区の住民は「騒音は5割り増しになるのに、地元の要望は実現していない。」と不満を訴えました。
@国内航空会社も減便を発表
今日、日本航空と全日空は米同時多発テロによる需要の低迷でアメリカ路線を減便すると発表しました。日本航空は米国方面を34便(24%)減便し、代わりに韓国・ベトナム路線を8便増便すると発表しました。成田空港関係では成田ーダラス線(週7便)を運休とします。また、成田ーホノルル線を週10便、成田ーロサンゼルス線を週1便、成田ーニューヨークーーサンパウロ線を週1便、成田ーラスベガスーロサンゼルス線を週1便を減便します。増便は11月まで成田ーソウル線を週5便、成田ー釜山線を週5便、11月から来年3月まで成田ーホーチミン線を週2便です。また、全日空は関西国際空港ーグアム線を週9便から7便にし、機材もB−747からB−767に変更します。
@国土交通省がハイジャック後のマニュアル作成へ
国土交通省は米同時多発テロを受けて、ハイジャックが発生した後、ハイジャック機がテロに使われる恐れが出た場合の対応についてマニュアルを作ることになりました。基本的には領空を飛行中の民間機を最寄りの空港に緊急着陸させる事になりますが、その手順や指示系統などを検討することになります。
@全日空日本エアシステムが損害保険を引き上げる
航空機事故などが発生したときの損害保険の補償額が引き下げられたことに対し、政府が差額分を補償することになりましたが、損害保険会社は現状のままの掛け金では補償額を5000万ドル、乗客1人あたり1.6ドルの追加を払えば1億5000万ドル、乗客1人あたり3.1ドルの追加を払えば10億ドルと補償額を差別化しています。政府はこの最高額の10億ドルと実際の補償額との差額を20億ドルを上限として保証する事にしました。日本航空は補償額10億ドルの保険を契約していましたが、全日空と日本エアシステムは補償額1億5000ドルの保険に入っていました。そこで、政府の決定により、慌てて10億ドルの保険契約を結ぶことにしました。また、この差額が有償なのか無償なのかは政府も明らかにしていません。航空会社としては有償の場合、後々の負担が経営を圧迫しかねない、としていますが、国土交通省では実際に差額を使う事態が起こるまではどうするかを検討するつもりはない、としています。
@スイス政府がスイス航空に340億円を融資
経営難で2日と3日に運航を停止したスイス航空に対し、スイス政府は340億円の資本注入をする事にしました。これを受けて、スイス航空は4日から運航を再開する予定ですが、スイス航空はなくなり、銀行団の子会社「クロスエア」として運航することになります。また、スイス政府はスイス航空の子会社サベナベルギー航空についても資本注入する方向で検討しています。これを受けて、国土交通省はクロスエアの乗り入れを認める方針ですが、クロスエアがスイス以外の資本に売却された場合、スイス航空の運航枠で乗り入れを認められないことになり、事態を見極める事になります。スイス航空と共同運航をしていた日本航空では日本航空で発券したチッケットについては日本航空の便で目的地まで保証しますが、スイス航空が発券したチッケットについては日本航空では取り扱わないとしていますので、注意が必要です。
@ニュージーランド航空を国有化
経営難に墜ちいていたニュージーランド航空について、ニュージーランド政府は434億円を出資して株式の83%を買い取り、国有化することになりました。ニュージーランド航空は1989年に完全民営化されましたが、政府は経営が安定し次第、株を売却し再度民営化をする意向です。
*10月3日
@10月7日に成田空港では入場制限が行われます
過激派の反対集会が10月7日に行われるため、成田空港では入場制限が実施されます。注意してください。詳しくは成田空港のホームページを見てください。
@「利便性を騒音違法状態より上に置くことは出来ない。」小田急線高架訴訟判決
今日、東京地裁で小田急線の高架複線化工事の認可取り消しを求めた訴訟の判決が言い渡されました。裁判官は住民勝訴の判決を言い渡し、認可取り消しを命じました。その判決の中で、「利便性の向上という観点を、住民が騒音に悩む違法状態の解消よりも上位に置くことは出来ない。」と述べています。航空機騒音にも通じる判決と思います。
@千葉県職員宅に放火テロ・過激派の仕業か
2日午前2時50分頃、睦沢町の千葉県企画部交通計画課主幹宅の駐車場で爆発があり、ワゴン車のタイヤがパンクし、車体もへこみや傷が付いていいました。車の下からリード線や乾電池の破片が見つかった事から、成田空港に反対する過激派のテロと見られています。
@成田市長が「平行滑走路は3300mになる。」と発言
小川成田市長は成田市の久住中の移転問題の話し合いの中で、「平行滑走路はいずれ3300mになる。そうなれば、ジャンボも飛ぶようになり、騒音からも事故の危険からも中学校をこの場所に置いて置くわけにはいかない。」と発言したそうです。
【コメント】成田市や周辺市町村の完全空港化推進のグループの中では、2180mの暫定平行滑走路はもちろん、本来の2500m平行滑走路でも短すぎる、として南側の用地が買収された場合には暫定平行滑走路を生かして、ジャンボ機が離発着できるような3300mの滑走路にしようと言う構想が定着しているようです。芝山町の町長派議員たちも、「平行滑走路は3300mになるだろう。」という見解を持っているとのことです。騒音問題よりも自分たちの権益を優先させる態度と言わざるを得ません。
@行革推進事務局が空港公団の民営化を推進へ
行革推進事務局がまとめた特殊法人と認可法人の見直し概要の中に民営化を進める16法人をあげ、その中に、新東京国際空港公団が入っているそうです。54法人は保留となっているそうです。
@芝山の住民が「騒音はこの程度が良い。」・テロで便数減
芝山町の騒音地域に住む住民が同時多発テロで便数が減ったことに関して、「騒音もこの程度がちょうど良い。」と感想を話していたそうです。
【コメント】騒音地域の人たちは良く、「普段は気づかないが、旅行で2・3日留守にして帰ってくると、『おお、本当にうるさいんだなー』と分かるんだよね。」と言っています。普段は慣れて忘れているようですが、だから『影響がない』とは絶対に言えないと思います。
@エンジンにツバメを吸い込む
2日午前11時15分頃、大阪発佐賀行き全日空557便が佐賀空港に着陸し、着陸滑走をしていたところ、ツバメと思われる鳥の群に遭遇しました。このため、エンジンに鳥を吸い込みました。同機は折り返し名古屋に向かう予定でしたが、点検のためこの便を欠航としました。点検の結果異常はなかったそうです。
@航空機の損害保険差額援助を閣議で決定
政府は20ヶの閣議で、同時多発テロで損害保険会社が補償額を大幅に引き下げたことについて、その差額を20億ドルを上限として政府が保証することを決めました。だたし、6ヶ月の期限付きになります。
@米同時多発テロ被害は航空会社107億円・旅行会社520億円
国土交通省は昨日、米同時多発テロによる航空業界と旅行業界の被害を発表しました。それによりますと、航空会社では9月11日から24日までで107億円(年間旅客収入の0.5%)、旅行会社では約30万件のキャンセルが出て9月11日から28日までの被害が520億円(年間旅行取扱量の1.4%)になったそうです。
@スイス航空が全便運航停止に・破産状態
経営危機に陥っていたスイス航空がついに2日・3日と運航を停止しています。資金繰りに行き詰まり燃料費や着陸料も払えなくなったためです。銀行団は2日の夜に緊急融資を行いましたが、明日の運航についてもはっきりしていません。1日には銀行団が子会社の株式70%を取得してスイス航空の70%の路線を引き継ぐことで合意していました。
@中国がボーイング社と30機の契約を結ぶ
中国は昨日、ボーイング社の旅客機30機を買う契約を結びました。総額で1900億円になるそうです。アメリカ航空業界にとって久々の明るい話題です。
@イベリア航空がエアバス機15機をキャンセル
イベリア航空は来年納入を予定していたエアバス社の航空機15機をすべてキャンセルしました。これも、米同時多発テロの影響で需要が低迷することを見越しての処置です。米同時多発テロを理由にしたキャンセルは初めてだそうです。
@都合により、明日の更新が出来ません。あしからず。
@9月のアクセス数が1万回を越えました
9月のアクセス数が一気に1万回を越え、11132回になりました。1日に1000回近くのアクセスがあった日もありました。これも、米同時多発テロの影響でしょうか。今までの最高は7000回を越えなかったのにこの増加ぶりです。
@損害保険の差額分の補填を明日の閣議で決定か
国土交通省事務次官の小幡氏は今日の記者会見で、損害保険会社が補償額を大きく引き下げたことに伴う、差額分の保証を政府が行うことと、航空会社の保安強化費の一部を国が支援することについて、明日の閣議で決定する可能性を示唆しました。
@米大手航空会社6社がすべて赤字に
アメリカの大手航空会社6社の7月〜9月期の決算予測によりますと、同時多発テロの影響で6社のすべてが赤字決算になる見込みとのことです。全期に唯一黒字だったコンチネンタル航空も赤字に転落します。また、次の10月〜12月の決算ではさらに赤字幅が拡大する見通しです。