2002年11月の出来事

*11月30日

空港公団のページに下記の項目が載りました
 
「11月28日 第3サテライトの供用開始について」、「11月28日 NAA10大ニュース」、「11月28日 空港運用状況(2002年10月分)」

@千葉県知事が官房長官に民営化で要望
 千葉県の堂本知事は昨日、総理官邸で福田官房長官にあい、「民営化はやむ終えないが、成田空港の民営化で従来から進められてきた基本姿勢の変わることがないように」とする知事と周辺9市町村の要望書を提出しました。具体的には、「地域との間で取り交わされた約束が民営化で損なわれないこと」、「環境対策や地域共生策の確実な実施を法令に明記すること」などです。

@成田新高速鉄道の環境アセスメントで知事が意見書
 千葉県は昨日、成田新高速鉄道建設に関する環境アセスメントについて事業者の「成田高速鉄道アクセス株式会社」に、高速列車の運行によって印旛沼に生息する稀少鳥類が列車に衝突する危険があるので、環境への影響などを調査、予測、評価するように求める意見書を提出しました。

@伊丹への回帰傾向が強まる
 全日空は昨日、来年2月から羽田ー伊丹線と羽田ー庄内線を各1便増やすことを明らかにしました。これで、羽田ー伊丹線は1日11便に、羽田ー庄内線は1日4便体制になります。また、日本エアシステムも同じく2月から羽田ー関西国際空港線を1便減便し、代わりに羽田ー伊丹線を1便増便することにしています。


*11月29日

空港公団のページに下記の項目が載りました
 「11月28日 e-インフォメーション実証実験(フェーズ2)の開始について」、「11月28日 「NAAカレンダー」のプレゼントについて」、「11月28日 『AIRPORT CHRISTMAS 2002』について」

@「出資金の2000億円返還はむずかしい。」空港公団総裁
 空港公団の黒野総裁は昨日の記者会見で国土交通省が出資金3000億円の内、2000億円を返還するように求めていることに関して、「会社の経営に責任がもてない。」として、返還額について国土交通省と交渉していることを明らかにしました。また、周辺自治体が返還せずにその内の500億円を共生財団等に配分するように求めていることについて、「国のやることだが、法律論から言うと難しいのではないか。」と述べました。

@空港内通行パスのIC化を早期に検討へ
 同じく昨日の記者会見で黒野総裁は空港内警備の警備員が通行証を悪用して覚醒剤を密輸した問題で、空港内通行パスをIC化させ、現在、それぞれの部署ごとに発行しているパスを統一し、通行記録も残るようにする検討を始めたことを明らかにしました。すでに、技術的な問題は解決していますが、費用がかさむことから従業員の多い航空会社などが難色を示しているそうです。
【コメント】これは、早く実現してほしいですね。ハイジャックや爆破テロなど人命に関わることですから。航空会社もテロの補償は保険である程度カバー出来るのかもしれませんが、費用の問題でこだわるのはどうでしょうか。起こってしまってからでは遅いと思います。

@小松市で小松ー成田路線開設促進の集会
 27日、小松市で「小松空港中国線開設促進期成同盟会」と「小松空港成田線開設促進期成同盟会」の合同総会が開かれました。この会合には金沢市・松任市・小松市・加賀市の商工会議所や市の代表、石川県などに加え、福井県商工会議所連合会の代表も参加しました。会合では両県で力を合わせて中国路線と成田路線の開設を早期に実現するよう働きかけて行くことになりました。

@飛行間隔を短縮する最終報告書をまとめる
 国土交通省の交通政策審議会航空保安システム整備部会は昨日、最終報告をとりまとめました。それによりますと、これから打ち上げられる運輸多目的衛星の運用開始にあわせて2004年度前半に洋上で同じルートを飛ぶ航空機間の間隔を現在の222Kmから93Kmに縮めること、また、国内の航空路では8800m以上を飛ぶ航空機間の高度差を現在の600mから300mに縮めることを提言しています。これを実現するために航空機の高度計の精度を上げる、管制システムを整備するとしています。これにより、航空機の交通量を増やすことが出来るとのことです。

@事故調査報告が公表される
 今日、国土交通省鉄道・航空事故調査委員会からいくつかの航空機事故の調査報告書が公表されました。この中で、昨年11月26日に那覇空港付近で那覇空港を離陸したエアニッポン435便の機長が、「他の航空機と接近した。」としてニアミスを報告した件について事故調は「機長が空中衝突防止装置(TCAS)の指示に従って回避操作を行ったので、ニアミスではない。」との結論を出したそうです。
【コメント】素人考えですが、空中衝突防止装置(TCAS)が作動してもニアミスではないとすると、どんな場合がニアミスになるのでしょうか?


*11月28日

@成田空港の10月運用実績が59%増に
 空港公団が今日発表した成田空港の10月の運用実績(速報値)は国際線が前年同月比59%増の251万2344人、国内線が同2.2倍の9万8230人になったそうです。前の年の実績が米同時多発テロで大きく減少していたことと暫定平行滑走路の供用開始前だったことから、今回の大幅な伸びになったとのことです。

@大阪空港の2種への格下げは「中長期的な課題」と国土交通省
 大阪空港(伊丹空港)の2種空港への格下げを検討してきた国土交通省は地元自治体や航空会社の反発が強いことから、「2種空港への格下げは中長期的な課題。」として、当面は見送ることになりました。また、環境対策費の利用者負担については強行することにしています。これが、そのまま運賃に跳ね返ることになると、運賃が500円程度上がることになります。

@全日空の10月旅客輸送実績は国内線で9.0%増
 全日空は今日、10月の旅客輸送実績を発表しました。それによりますと、国際線が前年同月比58%増、国内線が9.0%増になったそうです。

@スカイマークが2・3月に割り引き運賃設定
 スカイマークは今日、来年の2月1日〜3月31日まで、羽田ー福岡線と羽田ー鹿児島線の運賃を5000円引き下げる「スカイバリューサービス」を実施すると発表しました。前日まで予約が可能とのことです。

@イスラエルの旅客機にミサイル攻撃・ケニアで
 28日朝、ケニアのモンバサからイスラエルのテルアビブに向かったイスラエル・エルアル航空の旅客機が空港を離陸した直後に地上から2発のミサイルで攻撃されました。幸い、ミサイルは命中せず乗員・乗客は無事でした。これを受けて、エルアル航空は海外の空港からの運航を全て中止しました。

@イタリア航空機がハイジャックされるも犯人投降で無事
 27日、イタリア・ボローニヤからパリに向かったアリタリア航空機がアルカイダとの関与をほのめかすイタリア人男性によってハイジャックされました。しかし、同機は南フランスのリヨン空港に緊急着陸し、犯人はあきらめて投降しました。この犯人は1998年にイタリアで列車ジャックを、1999年にはフランスでハイジャックを行い、今回が3回目の犯行です。精神病と診断されて刑の執行を免れていたようです。イタリアの航空当局はこの人物が何故搭乗できたのか調査を始めました。


*11月27日

@「成田国際空港」への改称に前向き・国土交通省と空港公団
 昨日、成田市で国・空港公団・千葉県・周辺自治体が一堂に会する「成田空港に関する四者協議会」が開かれました。この中で、民営化後の環境対策、共生策について航空局長は「法規制により確保し、法案作成の過程で県および市町村と協議する。」と答えました。また、対策の充実については「法律の書き方でカバーできると思う。」と述べました。さらに、出資金の返還については「返還するのが一般的だが、まで、検討中。」と述べるにとどまりました。成田空港空港圏自治体連絡協議会から提案のあった、成田空港の正式名称を「成田国際空港」とする事については「民営化するこの時期に合わせて行うのが適切と思う。」と検討する意向を示し、空港公団総裁も「地域の意見がそうならば努力したい。」と述べました。
【コメント】羽田が「東京国際空港」で、成田が「新東京国際空港」では紛らわしいので、一般的には海外でも「成田空港」で定着しています。羽田空港の国際化を考えている国土交通省としては、この提案は渡りに船だったのかもしれませんね。

@地方空港の着陸料割引を解消の方針・国土交通省
 国土交通省が3年前から実施している羽田空港を含む26地方空港の着陸料の割引を来年度から段階的に撤廃していくことで国内航空会社と折衝していることが26日明らかになりました。これも羽田空港再拡張の財源確保の一つとのことです。

@三菱重工が超大型旅客エンジンの開発に参加か
 次世代超大型旅客機A380型機への搭載が決まっているジェネラル・エレクトリック社とプラット&ホイットニー社が共同開発している大型エンジン「GP7000」の開発に三菱重工が参加する方向で協議していることが明らかになりました。

@フランスの交通労組ストで空の便が大混乱
 26日に実施されたフランス交通労組のストライキに航空管制官も参加したため、空の便が大混乱に陥りました。パリの主要2空港では5分の4が欠航し、フランス上空を通過する便にも影響があったそうです。日本関係では成田空港に向かうはずの1便が欠航しました。


*11月26日

@空港圏自治体協が空港公団出資金の返還に反対
 成田空港周辺の9市町村で組織する「成田空港圏自治体連絡協議会」は昨日、成田市で会合を開き空港公団民営化についての要望をまとめました。それによりますと、出資金の内2000億円を国に返還させる構想について、「周辺対策は不安定・不十分な状況」として出資金は返還せず、500億円を共生財団などに配分して周辺対策に使用すること、また、残りの1500億円については新会社に残して経営を安定させることを要望しています。さらに、騒音対策の恒久的な制度化と予算を確保することや空港の名称を「新東京国際空港」から「成田国際空港」に変更することなどを要望事項として、今日開かれた「成田空港に関する四者協議会」に提出することになりました。

@嘉手納基地司令官が「民間機より軍用機の方が安全」
 沖縄県議会米軍基地関係特別委員会は昨日、米軍嘉手納基地の視察を行いましたが、その際、米軍第18支援群司令官などは「民間機よりも、むしろ、米軍機の方が安全性が高い。」と発言しました。しかし、今年9月に発表されたアメリカ議会調査部の調査では重大事故の確率は軍用機の方が民間機よりも81倍高い、との結果になっているそうです。


*11月25日

@空港公団総裁宛に「民営化に関する公開質問状」を提出しました
 空港公団の民営化の議論が急ピッチで進められています。しかし、周辺対策がどのようになるのかははっきり見えていません。そのために、周辺自治体と周辺住民の間では「民営化されれば、長い間には営利優先になり、周辺対策がなおざりになるのではないか。」との不安が高くなっています。本会はいくつかの疑問点について、現段階で空港公団がどのように考えているかを質すため、今日の午後、公開質問状を黒野総裁宛に提出してきました。

@横堀要塞取り壊し始まる
 開港前後に反対派と機動隊の激しい攻防の舞台となった通称「横堀要塞」の取り壊し作業が今日から始まりました。これは、土地所有者の元反対派農民が土地を空港公団に売ったのに伴い、自主的に撤去を始めたものです。横堀要塞は鉄筋コンクリート3階・地下1階の建物で、現在は使用されておらず廃墟になっていました。取り壊しは反対派の妨害をさけるため、公表されませんでした。取り壊しは27日まで続きます。

@イギリスの空港労組がストを中止に
 24日、大幅な賃上げを求めて今月28日から12月中旬までに4回のストライキを予定していたイギリスの空港労働者の組合は会社側が示した2年間で7%の賃上げを評価してストライキを中止すると発表しました。しかし、今後の交渉によっては、「12月23日に予定しているストライキを実施することもある。」としています。


*11月24日

@成田行きのNW航空機がハイジャック騒ぎで緊急着陸
 21日、アメリカのミネアポリスから成田空港に向かっていたノースウエスト航空19便でアメリカ人男性乗客が、「自分はテロリストだ。」と言って、他の乗客を「殺す。」と脅かしました。このため、同機はアラスカ州のアンカレッジに緊急着陸を行いました。この乗客は酒気を帯びており、酔って口走った可能性が高いと見られています。


*11月23日

@成田空港の警備員が職員パス使い覚醒剤を密輸
 
千葉県警と成田税関支署は昨日までに覚醒剤6.5Kgを密輸したとして成田空港の警備をしている警備会社「インターナショナルサービスセンター」の46歳の警備員など3人を逮捕しました。この警備員は空港公団から支給されている職員パスを使って入国検査前の制限区域に入り、香港から他の2人が手荷物として運んできた覚醒剤を受け取り、入国審査と税関検査を受けずに持ち出したものです。この方法ですと、運び屋は覚醒剤を持たずに入国審査と税関審査を受けるため、麻薬探知犬がいても捕まることはありません。警備員は職員パスで制限区域に自由に出入り出来るため、怪しまれることはありません。今回は覚醒剤の受け渡しの現場で逮捕されました。調べによると、この3人はこの方法で今年に入って香港から10回覚醒剤を持ち込んでいたとのことです。1回の報酬は1人20万円程だったとのことです。この警備員が所属する会社は本社の移転を繰り返し、現在は成田市のビジネスホテルの1室を間借りしているそうです。
【コメント】背後にはかなりの組織があるのでしょうが、こんな怪しげな会社がどのような経緯で成田空港の警備に潜り込んだのでしょうか。警備上の問題点を洗い出さないととんでもないことが起こるような気がするのは私だけでしょうか。テロの問題もありますし。

@関西国際空港に30年間で3000億円の国費投入の方針
 国土交通省は巨大な有利子負債を抱える関西国際空港に年間127億円を限度とする国費の投入を30年間にわたって行う方向で財務省との協議に入ることになりました。関西国際空港はこの有利子負債のため、新たな融資も受けにくい状態に陥っており、このままでは資金繰りが行き詰まってしまうことから、この方針を明らかにして融資をしやすくするのが目的と思われます。


*11月22日

@民営化の政府案の骨格が明らかに
 昨日、特殊法人民営化の骨格が明らかになりました。それによりますと、3空港については上下分離民営化はせず、成田空港を先行して民営化します。このため、出来るだけ早く空港公団を政府が全額出資する特殊会社にしますが、2500m平行滑走路の建設には国が責任を持って当たる、また、環境対策や共生策については配慮をする、となっています。なお、関西国際空港については「2007年度第2滑走路の供用開始」は盛り込まれていません。関西国際空港と中部国際空港はそれぞれの時点で民営化するとしています。

@日米の規制改革協議で成田・関空の着陸料引き下げに反論
 今日、都内で開かれた日米の規制改革に関する分野別作業部会で、アメリカ側が求める成田空港や関西国際空港の着陸料の引き下げについて日本側は「成田・関空における旅客1人当たりの費用は、着陸料と旅客が支払う空港使用税などを合わせるとニューヨークなどの空港に比較しても高くない。」と反論しました。

@関西国際空港の赤字がさらに拡大・累積損失は2000億円に
 関西国際空港会社が昨日発表した9月期中間決算によりますと、68億100万円の赤字になり、前年同期よりも拡大しました。これで、9連続中間決算の赤字になりました。通期の見通しも140億円の赤字になる見込みで、累積損失は2000億円を突破することが確実な情勢です。この決算を受けて関西国際空港会社では来年度に470人の職員のうち50人を削減することを発表しました。また、大阪府も出向している34人を来年度から順次引き上げることにしています。関西国際空港会社は国や自治体からの出向者が6割を占め、役員13人のうち10人が天下りだそうです。

@全日空が中間期で81億円の赤字に
 全日空が昨日発表した9月期中間決算によりますと、純利益は81億円の赤字になりました。通期の見通しも180億円の赤字になる見込みとのことです。他社との競争で単価が下落したことと海外ホテルの売却による評価損が原因とのことです。

@全日空の次期中型機を巡りエアバスとボーイング社が受注合戦
 全日空が使用する中型機の機材更新が迫ったいますが、この受注を巡ってエアバス社とボーイング社が熾烈な受注合戦を行っているようです。全日空が更新するのは45機で金額にして約3000億円に上るとのことです。


*11月21日

@日航ジャンボ機の部品が脱落
 昨日の午後0時30分頃、成田空港に着陸したニューヨーク発の日本航空47便・B−747型機の第3エンジン下部にある点検用窓のカバーが脱落しているのが着陸後の点検で発見されました。空港公団ではこのカバーを探すために滑走路を2分間閉鎖しましたが見つかりませんでした。このカバーはアルミ合金製の縦20cm・横30cm・重さ1Kgありますが、飛行中に脱落したと見られています。

@15日の放火テロは中核派の仕業
 15日早朝にあった千葉県職員宅への放火テロは中核派革命軍と名乗るものからマスコミに犯行声明が届いたそうです。

@日本エアシステム機が緊急着陸・名古屋空港で
 昨日午前11時13分頃、名古屋から熊本に向けて離陸した日本エアシステム423便・MD90型機で離陸後第2エンジンに異常振動が生じ、警報ランプも点灯しました。このため、同機は第2エンジンを止めて17分後に緊急着陸を行い無事着陸しました。

@伊丹空港の着陸料を来年度から2倍にする方針
 国土交通省は伊丹空港(大阪空港)の着陸料を来年度から2倍にする方針について航空会社への打診を始めました。これが、運賃に上乗せされますと現在16700円の伊丹ー東京の正規運賃が800円高くなることになるそうです。この目的は関西国際空港の有利子負債の軽減に当てることにあるとのことです。しかし、航空会社側は強く反発しています。

@小松左京氏らが伊丹空港機能縮小反対で会を結成へ
 文芸評論家の矢沢永一氏や作家の小松左京氏らは伊丹空港の機能縮小に反対して「利用者本位の大阪空港をめざす会」を発足させることになりました。趣意書では「利便性の高い伊丹を格下げしたり、関西国際空港へ便を移動するのは利用者を無視するもの。」と述べています。来月2日には伊丹市で、9日には都内で発足イベントを行うとのことです。

@デルタ航空が子会社で格安航空に参入
 デルタ航空は新たに子会社を作り格安航空に参入することを明らかにしました。とりあえず、アメリカ北東部とフロリダをノンストップで運航を始めるとのことです。運賃は片道79〜299ドルとし、B−757型機を36機投入するとのことです。空港に駐機する時間を現在よりも30分短くして機材の利用率を2割上げ、客室乗務員も少なくし、予約もインターネットや予約センターでとるなどして経費の削減をはかるそうです。

@ボーイング社が来年5000人を削減
 ボーイング社は来年度5000人を削減すると発表しました。同社は米同時多発テロ以降、すでに3万人を削減していますが、民間旅客機の受注回復がさらに遅れると判断した結果としています。


*11月19日

@都合により明日の更新ができません。よろしくお願いいたします。

@共生委員会が夜10時以降の便数減を要求
 昨日、共生委員会が開かれ、この席で円卓会議の合意事項である「夜10時以降の便数を、各滑走路で10便以下とする」が守られていないとの指摘があり、これを守るように空港公団に要求しました。また、「民家防音工事の再助成制度は必要である。」との指摘があり、これも要求することになりました。

@千葉県知事が羽田空港再拡張の自治体負担に反対
 堂本千葉県知事は昨日、国土交通省が羽田空港再拡張工事費の3割を近隣府県に負担させる構想を表明したことについて「本来的には国の仕事であり、国が負担するのは当然だ。今のところ何の相談もないが、羽田空港離発着機の騒音問題の解決なしに、千葉県との相談はない。」と述べ、自治体負担に反対する意向を明らかにしました。
【コメント】千葉県における羽田空港離発着機の騒音問題とは、羽田空港に離発着する航空機の飛行コースがほとんど千葉県上空に設定されていることを指しています。再拡張によって離発着回数が1.5倍になれば、千葉県の騒音がさらに激しくなることになります。

@成田市が合併協議会に参加へ
 成田市との合併を希望する成田空港周辺8市町と成田市との懇談会が昨日開かれました。この席で、合併に消極的だった小川成田市長は「合併には成田市の住民や議会の意向が重要だが、(合併を目指す)任意協議会で検討していくことも大切だ。」と述べ、初めて合併を検討する場への参加を表明しました。任意協議会は成田市を含め、成田空港周辺10市町が参加することになるようです。成田市は合併に消極的でしたが、千葉県からの強い働きかけがあったようです。

@東京都は自治体負担に前向き・無利子の貸し付けで
 羽田空港再拡張で羽田空港国際化を進めたい東京都は、国土交通省の案に前向きに対応する意向を表明しています。具体的には無利子の長期貸し付けで将来は返済される方式を考えています。また、条件として米軍横田基地の軍民共用化に国が積極的に取り組むように求めると見られています。石原都知事は無利子貸し付けで近隣の県との相談をしたいとしています。


*11月18日

@反対同盟熱田派の集会で2名逮捕
 反対同盟熱田派は昨日、東峰地区で暫定平行滑走路の使用に反対する集会を開きました。集会には約100人が参加しました。集会の後のデモ行進で女性2人が警備の機動隊員に数回体当たりして現行犯逮捕されたそうです。

@関空2期工事見直しで経団連が意見書提出へ
 経団連は関西国際空港の2期工事について再検討が必要とする意見書をまとめました。明日開く理事会で承認した後、国に提出する。意見書では(1)成田空港売却益の投入、(2)固定資産税の期限付き減免、(3)連絡橋などの資産の売却(証券化)などで1兆円に上る有利子債務を圧縮することが最重要課題としている。このような支援策をまとめる上で、重要予測を改めて見直すことで2期工事の推進のあり方を検討することが急務、としている。


 

*11月17日

@横芝町が11月6日に森代議士と航空局長に提出した要望書を資料のページに載せました。


*11月16日

@国土交通省が関空2期工事の延期の方針固める
 国土交通省は昨日、関西国際空港の2期工事の延期方針を固めました。空港島の埋め立ては進めますが、滑走路は2004年以降低迷する需要が回復した場合に限り着手するというものです。需要の早急な回復は見込めないことから、事実上の延期となります。また、年末までにまとめる空港整備部会の最終答申に盛り込むことを予定していた「2007年供用開始」も断念しました。

@日本航空システムの9月期中間決算でに日本航空が2.1倍増
 日本航空システムが昨日発表した2002年度9月期中間決算によりますと日本航空の連結純利益が前年同期比2.1倍の337億円になったことが明らかになりました。日本エアシステムは同30%の減益になりました。日本航空の伸びは国内線の回復基調と航空貨物の大幅な伸び、それと、機材報奨金(機材購入に伴う割戻金)が252億円が大きかったことによるものです。

@エイチ・アイ・エス社長がスカイマークへの支援を表明
 昨日、記者会見したエイチ・アイ・エスの沢田社長は今後もスカイマークへの支援を続けると表明しました。とん挫した増資についても、新たな増資の枠組みが固まれば10億円の出資を表明しました。

@ビジネス客の80%が強化された空港警備に不満
 国際航空運送協会(IATA)が調査したところ、航空のビジネス客のうち80%が強化された空港警備によって長い搭乗時間にいらいらするなどの不満を持っていることが明らかになりました。このため、出張を取りやめてテレビ会議で済ます人も37%いたそうで、航空会社にとっては厳しい結果になりました。


*11月15日

@千葉県職員宅に放火ゲリラ
 今日午前3時半頃、千葉県市原市の県交通計画課主査宅の玄関と軽乗用車が焼ける火事がありました。焼け跡からリード線やタイマーの部品と見られるものが発見されたことから、過激派による放火テロと見られています。この職員は1991年4月〜1993年3月まで「成田空港高速鉄道」に出向していたことから、成田空港関係に絡む放火テロと見られています。

@羽田空港再拡張に2700億円の自治体負担求める
 国土交通省は昨日、羽田空港の再拡張に際して近隣自治体に2700億円の負担を求める案を明らかにしました。総事業費は9000億円になるそうです。この案に対して東京都知事は「自治体の負担拒否で計画が遅れては困る。」と受け入れる意向を明らかにしましたが、神奈川県知事は「国の資金が足りないから、地方に負担させるというのは筋違いだ。」と反発しています。また、千葉県の政財界の関係者も「県の財政が逼迫しているのにとても受け入れられない。」と拒否する構えを見せています。


*11月14日

@空港公団のページが更新されていました
 空港公団のホームページが更新され、「11月14日 『クリスマスの飾り付け』のお知らせ」「11月 6日 「グリーンポート成田TVわくわくプレゼントクイズ」の実施について」「11月 1日 国際ローミングサービスの開始について」「11月 1日 平成14年冬ダイヤ定期航空会社別スケジュール発着回数」の4項目が新たに載りました。

@不法占拠の建物を取り壊す
 8日の出来事で書いた成田市木の根の不法占拠されていた建物の明け渡し執行が昨日行われました。不法占拠していた人物は屋根に登って抵抗しましたが、結局、退去させられ、その後、建物は空港公団が取り壊しました。

@南側第6ゲート開設で混雑が緩和される・空港公団調査
 空港公団は先月16日に南側の第6ゲートが開設された前後各1週間の交通量調査の結果を明かにしました。それによりますと、第6ゲートの交通量が1日の平均で約1400台増加し、一方、北側の第2ゲートの交通量が1日平均で約1400台減りました。この結果、空港通過一般道の交通量が減って混雑が緩和され、第6ゲートの入り口にある千代田交差点の渋滞も解消されました。また、北側の第2ゲートの混雑も緩和されました。詳し調査結果は、空港公団ホームページのプレスリリースを見てください。


*11月13日

@空港公団・出資金の2000億円返還に危機感
 国土交通省が成田空港の単独一体民営化の際に3000億円の出資金のうち2000億円を返還する案を提示していることに対して、空港公団の幹部は危機感を募らせています。これは、2000億円を短期間に返還するのでは着陸料の引き下げも周辺対策費も十分ではなくなると懸念しているものです。また、経済界からもこれでは民営化した会社の経営体質が悪化して株式の上場が遅れ、資金集めの面でもきびしくなる、と批判が出ています。空港公団としては出資金を返済するにしても出来るだけ長期にわたる返済を希望しているようです。

@芝山鉄道の開業2週間の乗客が採算ラインの2割にとどまる
 先月27日に開業した芝山鉄道の2週間の乗客が採算ラインとした1日5400人を大きく下回る約1000人にとどまっていることが明らかになりました。平日の定期券の利用者は500人に満たない状態が続いています。

@キャセイ航空機が離陸を中止・滑走路端100mで停止
 昨日の午後5時20分頃、暫定平行滑走路から香港に向け離陸しようとしたキャセイ航空521便・A330型機が離陸滑走中に、貨物室のドアが開いていることを示す警告灯が点灯しました。このため、同機は直ちに離陸を中止し、滑走路端から100m手前で停止しました。乗員・乗客に怪我はありませんでした。この事故で、点検のため暫定平行滑走路は50分間閉鎖されました。原因は計器の誤動作でした。

@九十九里沖空港誘致フォーラムが開かれる
 昨日、九十九里町で九十九里地域の政財界関係者や住民が参加する「九十九里沖空港誘致フォーラム」が開かれました。主催は九十九里沖空港誘致懇話会と九十九里地域産業振興会です。フォーラムでは岡田清成城大学名誉教授が「日本の空港事情と海上空港の可能性について」と題して講演し、その後,「九十九里沖空港に実現について」と題するパネルディスカッションが行われました。参加者は約400人でした。

@ユナイテッド航空が大幅賃下げで労組と合意
 ユナイテッド航空は昨日、客室乗務員組合と大幅賃下げで合意したことを明らかにしました。パイロット組合とはすでに合意しており、これで政府の債務保証を受ける大きなハードルをクリアーしたことになります。合意内容はパイロット組合とは5年半で22億ドルの賃下げ、客室乗務員組合とは4億1200万ドルの賃下げになります。これにより、当面は会社更生法の適用はさけられると見られています。


*11月12日

@中国の整備工場で配線の故意切断が見つかる
 日本航空や全日空がジャンボ機などの整備を委託している中国・アモイ市にあるTAECO社で10月中旬に整備を受けた全日空のジャンボ機で整備後のエンジン試運転の際、発電機制御用の電気配線が人為的に切断されているのが見つかりました。また、その後の検査で客席のトイレから客室乗務員に連絡を取るための電気配線も切断されているのが見つかりました。さらに、整備のために取り外した地上接近警報装置のコンピューターが紛失しました。これらの事件を重く見た国土交通省は同社の工場を臨時検査したことが明らかになりました。同工場は国土交通省の認定やアメリカの航空当局の認定を受けています。日本航空と全日空では経費の削減のため年間10機程度の整備を委託しています。国土交通省は両者に対し整備の後の受け取り検査を徹底することとすでに整備を受けた機体についても検査するように指示しました。整備済みの機体には異常はなかったそうです。日本でも三菱重工の工場で自衛隊の航空機の整備の際、電気配線の人為的な切断が繰り返し見つかっています。


*11月11日

@「くうこうだより」紅葉号が送られてきました
 きょう、空港公団から「くうこうだより」紅葉号が送られてきました。1・2面は芝山鉄道開業の特集、3面が南側ゲート開設、4面が平成14年度上期の運用状況、などとなっています。

@フィリピンで中型機が墜落・死亡と行方不明が19人
 現地時間の今日午前6時過ぎ、フィリピンのマニラからラオアグに向かおうとしていたラオアグ国際航空のフォッカー27型機が離陸直後にマニラ湾に墜落しました。乗員・乗客34人のうち10人が死亡、9人が行方不明となっています。同機は墜落直前に機体左側から煙が出ていたとの目撃証言があるそうです。


*11月10日

@成田空港民営化・周辺対策費を法的に義務づけ
 国土交通省は成田空港の民営化に際して周辺市町村が懸念している周辺対策について、新会社に周辺対策費の支出を法的に義務づける方向で検討していることが明らかになりました。詳しい内容は明らかになっていません。
【コメント】「法的に義務づける」とは言っても、これが固定的なものになってしまっては周辺対策の充実は図れません。どのような内容になるのか十分に監視する必要があるのではないでしょうか。

@ウズベキスタン航空が成田空港に新規乗り入れ
 6日夜、成田空港に68社目の乗り入れとなるウズベキスタン国営航空の1番機が到着しました。ウズベキスタン国営航空は1994年から関西国際空港に乗り入れていますが、成田空港には初めての乗り入れとなります。成田ータシケント線は週1便が関西国際空港経由で運航されます。

@トルコ南部で小型機が着陸に失敗・19人が軽傷
 現地時間の9日夜、トルコ南部のアンタリアで乗客乗員28人が乗ったアントノフ26型機が給油のため着陸する際に、滑走路の数100m手前の電線に接触し着陸に失敗しました。この事故で19人が軽傷を負ったそうです。当時、空港周辺は悪天候に見舞われていたとのことです。


*11月9日

@昨日の出来事にある「嘉手納基地周辺健康調査報告書」はここで読めるようです。

@中国からの団体旅行の失踪者が2年間で170人に
 2000年9月に解禁された中国から日本への団体旅行中に失踪した中国人が2年間で170人になるそうです。千葉県では今年だけでも成田空港や東京ディズニーランドなどで33人が失踪しています。今年9月には2月に失踪した上海からの女性が銚子で見つかりました。この女性は昨年6月に不法残留で国外退去になったいましたが、他人名義の旅券で団体旅行に参加し失踪したものです。当初から、日本でお金を稼ぐために参加したものです。国土交通省は中国側に対策を要請し、日本の旅行社には失踪が5人になった時点で中国からの団体旅行の取り扱いを1ヶ月間停止させる処分を科しています。

@スカイネットアジア航空の10月搭乗率が57.5%に
 スカイネットアジア航空は昨日、運航している宮崎ー羽田線の10月分搭乗率が57.5%になったと発表しました。これは、先月に比べますと4ポイント上昇しています。なお、未払いになっている空港使用料などは今月中に完済出来るとしています。


*11月8日

@反対同盟北原派同盟員不法出入りの建物来週にも取り壊し
 空港公団は成田市木の根にある空港公団所有の建物を来週にも取り壊すことになりました。この建物は空港公団が元同盟員から取得したものですが、この元同盟員の知人である反対同盟北原派の同盟員が明け渡しを拒み、裁判で明け渡すように1991年に判決が確定しました。その後もこの同盟員が出入りを続けているため、10月23日に千葉地裁佐倉支部に明け渡しの執行申し立てを行いました。この男性が明け渡しに応じなければ、13日にも執行官が明け渡しを執行します。空港公団は執行を待って速やかに建物を取り壊すことにしています。

@全日空が庄内ー羽田線を来年2月1日から1便増に
 全日空は昨日、現在、1日3便の庄内ー羽田線を来年2月1日から1便増やすことを発表しました。撤退する山形ー羽田線の枠を使うことになります。庄内ー羽田線は搭乗率が70%を越えている優良路線です。


*11月7日

@日航Gが国際線初の自動チェックイン機を導入・成田空港
 日本航空グループは昨日から、日本で初めての国際線用自動チェックイン機を成田空港に導入しました。システムは国際規格に準拠していますが、北米大陸とオーストラリアでは認証の方法が違うために自動チェックインは出来ないそうです。また、利用できるのは手荷物のない乗客とのことです。

@「嘉手納基地周辺で騒音性聴力損失が見られる」と証言
 今日午前、那覇地裁沖縄支部で新嘉手納基地爆音訴訟の第15回口頭弁論が開かれました。この席で、原告側証人として出廷した武庫川女子大学教授の平松氏は「沖縄県が実施した『嘉手納基地周辺航空機騒音健康調査報告書』が調査対象も調査数も過去に例がない程綿密なものであり信頼しうる。」とし、「嘉手納市屋良地区では騒音性聴力損失が見られる。」と証言しました。また、同報告書の作成に参加した旭川医科大学講師の松井氏は「WECPNL値が高い地域ほど、高血圧者の比率が高い。」と証言しました。

@定期航空協会が関空の地盤沈下で要望書
 国内の定期航空路を持つ航空会社で作る定期航空協会は昨日までに関西国際空港会社に対し、同空港の地盤沈下について要望書を提出しました。この要望書は日本航空や全日空の輸入貨物場地下室などでたびたび浸水が発生することやアスファルトの陥没や冠水が出ているために行ったものです。要望書では(1)運航の安全や旅客・従業員の安全を確保すること、(2)航空機の運航に支障をきたすことがないように抜本的な対策をとること、(3)地盤沈下に関する情報を開示すること、を要望しています。また、同じ工法をとっている第2空港島についても地盤沈下の懸念を表明しています。

@ルクセンブルグで小型旅客機が墜落・18人死亡
 現地時間の昨日午前、ベルリン発ルクセンブルグ行きのルクセンブルグ航空機・フォッカー50型機がルクセンブルグ・フィンデル国際空港手前2Km地点に墜落しました。この事故で乗員・乗客22人の内少なくても18人が死亡しました。事故当時、空港周辺は濃霧だったそうです。


*11月6日

@成田空港で1月から顔の認識実験・国土交通省
 国土交通省は来年1月から成田空港で顔の特徴や目の虹彩データーをICチップに記録し、航空機搭乗の際に本人確認を行う「バイオメトリックス技術」の実験を行うことになりました。実験は日本航空のJALマイレージバンクの会員から約1000人を募集し、3ヶ月間実施します。

@エアドゥの再建計画が承認される
 今日、都内でエアドゥの債権者会議が開かれ、まとめられた再生計画案を承認しました。これを受けて、東京地裁は直ちに再生計画を認可しました。これにより、エアドゥの再建が全日空の支援を受けて本格化することになります。


*11月5日

@全日空Gが成田発の中国貨物便を増便
 全日空グループは冬季ダイヤから成田発の中国への貨物便を増便しています。具体的には、10月27日から成田ーアモイ線の貨物便を週2便で新設、今月3日から日本貨物航空の成田ー上海線の貨物便を1便増やして週5便に、また、来年1月からは成田ー天津線の貨物便を週2便に増便することにしています。これらの背景には中国との貨物の移動が活発化していることがあります。


*11月4日

@空港公団への出資金の3分の2を国へ返還する案が浮上
 国土交通省は成田空港の民営化案を固めた模様です。その内容は、(1)2004年度に公団から移行する特殊会社の資本金は1000億円とし国からの出資金3000億円のうち2000億円は国に返還させる、(2)免税店の直営化などで非航空収入を増やし着陸料の引き下げを目指す、(3)特殊会社に移行した後、3〜4年で上場を目指す、と言うものです。国に返還させた2000億円は関西国際空港の支援に回す計画です。しかし、国からの出資金はすでに滑走路建設などに使われており、直ちに返還できるものではなく毎年の収入のなから返還することになります。この中で、着陸料の引き下げも目指せと言うのが妥当かどうか疑問もあります。また、株の上場売却益も関西国際空港の支援に当てる計画です。
【コメント】この国土交通省の案を見ますと『関西国際空港の救済のための民営化』の色合いが露骨に出ています。どうも、『関西国際空港の救済』が先にありき、でそれに合わせた「机上の空論」と言う感じがしてしまいます。やっと、黒字になるかどうかという空港公団の収支から見ると現実的とはとうてい思えません。これでは、「民営化で削れるところはすべて削る」と言うことになり、周辺対策に影響が出かねません。周辺住民が望んでいるのは「現状維持」ではなく、「不十分な周辺対策の充実」なのです。


*11月3日

@芝山鉄道開通記念フェスティバル開かれる
 昨日、芝山町多目的広場で「芝山鉄道開通記念フェスティバル」が開かれました。会場には周辺農産物や地酒などの即売コーナーや世界の食事を提供するワールドフードコーナーなどが並び海外旅行が当たる抽選会も行われました。また、特設ステージでは郷土芸能・パフォーマンス・コンサートなどが夜まで行われました。

@静岡空港需要検討委員会の報告は来年に延びる
 先月31日に都内で、「静岡空港需要等検討委員会」の2回目の会合が開かれました。この席で委員から、「新品川駅が開通し、羽田空港へのアクセスが便利になった場合の影響も考えるべきだ。」とか、「自家用車や鉄道の利用の実態も把握すべきだ。」などの意見が相次ぎ、県に対してもっと詳細なデータを求める意見が出されました。このため、県では委員会だけではなくワーキンググループも設置してデータを検討することになりました。これにより、当初、年内を予定していた委員会報告のとりまとめが来年にずれ込むことになりました。

@東京全日空ホテルが搭乗半券で半額のサービス
 東京全日空ホテルは今日から、12月22、23日を除いた来年3月末までの日曜日と月曜日に限り全日空の搭乗券の半券で24000円〜27000円のシングルと32000円〜38000円のツイン・ダブルの料金を半額にするサービスを始めました。予約で「サンデー・マンデープラン利用」と告げて、チェックインの際に半券を提示します。半券は全日空のものであれば期間や区間は問わないそうです。


*11月2日

@成田入管が旅券審査認証印を一時紛失
 成田空港の出入国審査をする法務省東京入国管理局成田空港支局が先月にパスポート審査に使う訂正印「入国審査官認証印」を一時紛失していたことが明らかになりました。10月24日午後5時頃、千葉県警の警察官が第2ターミナルにある出国審査場審査官ブースの後ろの一般旅行客用スペースにこの印が落ちているのを見つけました。この印は出国日時などの訂正があった場合に訂正の証明として押すスタンプです。保管箱に鍵をかけ鍵付きのローカーに保管され、取り出す際は使用台帳に記名する内規になっています。しかし、この日には記名がなく誰が紛失したかわからないとしています。成田空港支所では過去にパスポートに出入国の日時などを押す「証印」の紛失もあったとのことで、不正な出入国に使われる恐れもあったとのことです。

@成田空港で無線LANを使ってメール送信の実験
 空港公団では[eーエアポート」構想の推進のため、空港内に12カ所の無線LANエリアを設けてインターネットやメールの受信が行える実験を行ってきましたが、今月初旬からはメールの発信も出来る実験を行うそうです。実験は来年3月末まで行い、その後、本格的運用に入る予定です。


*11月1日

@10月のアクセス数が12959回でした。ご愛読感謝いたします。

@空港公団総裁が「単独上下一体民営化が望ましい。」
 昨日記者会見した黒野空港公団総裁は民営化について、「空港公団としては結論は出していないが、業務の効率化や空港公団職員の志気の面から上下一体の民営化が望ましい。周辺対策が担保出来るシステムを検討している。」と述べました。周辺自治体などからは上下一体の民営化の場合、周辺対策に国が関与しなくなることへの不安が出されています。

@冬ダイヤで1日27便の増加に
 空港公団が昨日発表した今期冬ダイヤによりますと、国際線が北米路線の回復や貨物便の好調などにより夏ダイヤよりも1日当たり27便の増加になるそうです。国内線は夏ダイヤと全く同じとのことです。また、暫定平行滑走路の使用限度に対する割合は76.3%となり、まだ、余裕はありますが使い勝手の良い時間帯はほぼ満杯になっており、「思ったより早く限界がくるかもしれない。」と話しています。

@関西国際空港の上期運用状況は16%減
 関西国際空港会社が昨日発表した今年上期(4〜9月)の運用状況によりますと、1日平均で乗客数が前年同期比で16%減、乗り入れ便数も同13%減、取扱貨物量も9%減となったそうです。


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