*10月31日
@空港公団が全職員にインフルエンザ予防接種を実施
空港公団は昨日、初期症状が重症急性呼吸器症候群(SARS)によく似たインフルエンザにかからないようにするため、約900人の職員全員にインフルエンザの予防接種を実施することを決めました。空港内の業務委託業者やテナントにも予防接種の実施を呼びかけることにしています。
@NAAアートギャラリーで「千葉の風景50選」展示
第一ターミナルの5階にあるNAAアートギャラリーで来月4日まで「千葉の風景50選」の写真展が開かれています。
@全日空の9月中間連結決算で営業利益3%減
全日空が今日発表した9月中間連結決算によりますと営業利益が前年同期比で3%減の144億円になりました。ホテル事業の不振が足を引っ張っているとのことです。しかし、旅客数も国内線で運賃を値上げしたこともあり同3%減、国際線ではビジネス客が増えて単価は12%上昇しましたが旅客は11%減になりました。ホテル事業の建て直しの一環として成田全日空ホテルは多目的宴会場4室のうち2室を婚礼用に全面改装し、成田空港を展望できる婚礼用宴会場を新たに増設するそうです。
@シャトル便の運航を日本航空と全日空に
国土交通省は日韓シャトル便の運航会社を決める抽選を行いましたが、結局、大手2社しか名乗りを上げず、日本航空と全日空が1便ずつ運航することになりました。それぞれ、B-767-300型機を使い、午前10時と11時に羽田空港を出発します。
@旅行取扱高が7ヶ月ぶりにプラスに・阪急交通社
阪急交通社が発表した9月の旅行取扱高によりますと海外旅行が7ヶ月ぶりに前年同月比32.2%増とプラスになりました。カナダ、アジア、中国方面が重症急性呼吸器症候群(SARS)の影響から回復しつつあるのに加え、ヨーロッパ、ハワイ、アメリカ大陸方面が大幅に伸びているそうです。
*10月30日
@空港公団が中期経営計画の草案発表
空港公団は今日、2004年度から3年間の中期経営計画の草案を公表しました。この3年間で「上場への要件整備を完了する。」としており、暫定平行滑走路を2500mにし、着陸料は可能なかぎり早期の引き下げを目指す、としています。また、発着回数も現在の年間20万回から22万回にするとしています。2006年度の単体での売り上げは1700億円とし、2002年度の約9%増を目指すとしています。
@成田発のキャセイ航空機が名古屋に緊急着陸
今日午前11時2分に成田を離陸した香港行きのキャセイ航空501便・A330-300型機が11時35分ごろ名古屋空港に「操縦席に煙が出たので、緊急着陸したい。」と連絡してきました。同機は11時45分に無事着陸しました。操縦席の床下付近から煙が出たようですが、着陸したときは煙は収まっていました。
@「乗務手当て引き下げに合理性ない」東京地裁判決
日本航空の機長48人が、「一方的な長時間乗務手当て支給基準の引き下げは無効である。」として、差額賃金の支給を求めた訴訟の判決が昨日、東京地裁でありました。裁判長は「従業規則の不利益変更には合理性が認められて初めて同意しない従業員にも認められる。しかるに、今回の場合、会社側の説明には納得できるだけの合理性があるとは言えない。」として、原告勝訴の判決を言い渡し会社に3億1000万円の支払いを命じました。
@自衛隊ヘリと小型機がニアミスか
昨日の午後2時過ぎ、佐賀県伊万里市の北北西約32Kmで海上自衛隊の哨戒ヘリコプターと民間小型機がニアミスを起こした、と海上自衛隊から国土交通省に報告がありました。自衛隊のヘリコプターによると高度450mで最接近時には500mまで近づいたとのことです。
@日本航空システムの4〜9月国際線旅客は34.3%減に
日本航空システムが昨日発表した4〜9月期旅客輸送実績によりますと国際線は重症急性呼吸器症候群(SARS)の影響で前年同期比34.3%減となったそうです。しかし、10月分は欧州線が前年を上回るペースであることから回復基調は確実になっているとしています。
@ボーイング社の7〜9月期決算は収支で31.1%減に
ボーイング社が29日発表した7〜9月期決算は売上高が前年同期比3.5%減、利益も同31.1%減となりました。これは、B757型機の生産停止による特別損失を計上したためで、軍需部門の受注が好調なことで株価は上昇しました。
*10月29日
@多摩ニュータウンと成田空港間に直行バス
京王バス東は多摩ニュータウンと成田空港の間に11月21日から直行バスを運行すると発表しました。京王多摩センター駅発、聖蹟桜ヶ丘経由、成田空港行きになります。東京空港交通と1日8往復を共同運行します。所用時間は約150分、片道3300円となります。前日までにインターネットか電話での予約が必要で、インターネット予約の場合はコンビニで乗車券が受け取れるそうです。
@操縦席の窓ガラスにひびが入り緊急着陸・新千歳空港
今日午前11時30分頃、新千歳空港を離陸した新千歳発仙台行き日本航空842便・B-737型機から、「操縦席の窓ガラスにひびが入ったので引き返したい。」と連絡が入り、同機は11時56分に緊急着陸しました。
@アメリカがビザ入国の外国人に指紋登録を義務づけ
アメリカは来年1月5日から、査証(ビザ)を持つ全ての外国人に対し顔写真と指紋の登録を義務づけることになりました。日本人の場合、該当するのはビジネスマンや留学生になり、短期の観光客は対象とはなりませんが、これらのビザなし観光客に対しても来年の10月からは機械読みとり式のパスポートが義務づけられます。
【コメント】テロを擁護するつもりは全くありませんが、アメリカのテロにおびえる姿勢は自業自得と思います。そして、このように個人情報を集めて自国民と世界の人をがんじがらめに支配するつもりなのでしょうか。これは、民主主義の破壊になると思うのですが。前にも書きましたが、イスラエルの核兵器開発や大量破壊兵器の事には全く目をつぶり、イラク戦争を始めるなど道理が通っていません。アメリカはまず、自国の核兵器と大量破壊兵器をどうするのか世界に示すべきでしょう。
@エルアル航空機がミサイル防御装置を試験搭載
イスラエルのエルアル航空は試験的にミサイル防御装置を旅客機に搭載したことを認めました。しかし、どの航空機に搭載したかは明らかにしませんでした。搭載するための費用は1機当たり75万ドル(約600万円)とのことです。今回は試験的とのことで政府が費用を負担しますが、全機に搭載が義務づけられた場合は航空会社の負担になるそうで、運賃にはね返ることになるようです。
@全日空が庄内ー大阪線の廃止を通知
全日空は昨日、子会社エアニッポンが季節運航している庄内ー大阪線を廃止することを山形県と地元自治体に正式に通知しました。この路線の5〜9月の搭乗率は56.3%だったとのことです。
*10月28日
@大麻密輸の今年最高を更新・成田空港
大麻の密輸の今年最高記録をアイルランド人の男性が記録したばかりですが、東京税関成田支署と新東京国際空港署は昨日までに乾燥大麻22Kgをスーツケースに詰めて持ち込もうとした横浜市の女性と大和市の男性を大麻密輸法違反の容疑で逮捕し起訴しました。この女性は今月9日午前9時50分にストックホルムから成田空港に到着した際、スーツケース2個に分けて持ち込もうとして摘発されたものです。女性はストックホルムで知り合った日本人女性から報酬をもらう約束で引き受けた、とのことです。男性の方は一緒に旅行していただけで知らなかった、と言っているそうです。22Kgは今月1日に摘発された16.9Kgを上回る今年最高の摘発になります。
@国が羽田空港と名古屋空港の国有地を売却へ
財務省と国土交通省は羽田空港と名古屋空港の大規模国有地を2005年を目途に売却することになりました。地方自治体などへの売却を中心とする予定です。売却額はそれぞれ数百億円を見込み、これを空港整備特別会計に繰り込んで羽田空港再拡張事業などに当てる予定です。
@今年の台湾からのチャーター便が過去最高に・函館空港
函館空港への台湾からのチャーター便が今年は285便になる見込みで一昨年の234便を越えて過去最高になるとのことです。4〜6月の重症急性呼吸器症候群(SARS)
による30便の欠航を挽回しての成績になります。昨年は223便でした。
@スカイマークが神戸ー羽田線の運航を表明
スカイマークは昨日、2005年に開港する予定の神戸空港と羽田空港を結ぶ路線を運航する予定と発表しました。神戸空港への乗り入れを表明したのはスカイマークが初めてですが、神戸空港への権益を確保する狙いがあると見られています。
*10月27日
@SARSの再発に備える成田空港
成田空港では重症急性呼吸器症候群(SARS) の再発に備える準備が行われています。重症急性呼吸器症候群(SARS)
は風邪に似たウイルスで引き起こされると言われていますが、このウイルスは低温で活動が活発になります。従って、これから冬に向かうと動物の体内などに潜んでいたウイルスが暴れ始める可能性があります。成田空港では昨冬に活躍した体温を測るテレビモニターをそのまま設置しており、重症急性呼吸器症候群(SARS)
の再発が確認された場合は直ちに作動できるようにしています。各関係機関も再発に備えて準備を進めています。航空会社では重症急性呼吸器症候群(SARS)
の初期症状がインフルエンザに似ていることから、インフルエンザが重症急性呼吸器症候群(SARS) に間違われないように社員にインフルエンザの予防接種を受けるよう呼びかけています。そのため、この所、成田空港内のクリニックにはインフルエンザの予防接種を受ける人が増えています。しかし、重症急性呼吸器症候群(SARS)
が再発しても昨冬のような流行にはならないと見られています。これは、昨冬の経験で予防や再発したときの体制が整ってきたことが大きいと言われています。また、日本のメーカーが開発中の重症急性呼吸器症候群(SARS)の簡単・確実な
検査方法が実用化されるのも近いと言われる事もあります。
*10月26日
@中日本航空が患者搬送事業を拡大
中日本航空はアメリカ・セスナ社の小型ジェット「サイテーション5」を8億円で調達し、患者国際搬送事業を拡大するそうです。内部の座席を取り外し、ストレッチャーや医療器具を搭載しています。当面、サハリンの天然ガス生産基地開発現場での事故や急病人を日本へ搬送する事などに利用するそうです。
*10月25日
@立木訴訟で修正和解案を提示・「総有」認めた案提示か?
23日、東峰神社の立木無断伐採訴訟の和解に関する法定外協議が行われました。空港公団はこの席で修正和解案を原告住民側に提示しました。修正案の内容は明らかにされていませんが、原告側が反発した神社の所有権について「総有(地区住民全員の共有)」に踏み込んだ内容になっていると見られています。原告住民側の代理人は協議の後、「原告の住民に持ち帰って内容を検討する。」とだけ述べました。
【コメント】黒野空港公団総裁は9月26日の記者会見で所有権について、「反対派に所有権を譲れるかどうかは私たちだけで決めることは出来ないので、もう少し時間が欲しい。」と述べていました(9月26日の出来事を参照)ので、総有を認める可能性もあると考えられます。
@芝山鉄道1周年に・記念イベント開かれる
昨日で芝山鉄道が開業して1周年を迎えました。昨日は芝山千代田駅前で記念のイベントが開かれビンゴ大会などで盛り上げりました。今年5月から毎週行われている「金曜元気市」も大盛況だったそうです。しかし、1日の利用客は約2000人で、採算ラインの5400人の37%にしか過ぎず前途は多難です。
@A380型機「成田空港へ08年には1日10機が乗り入れる」
エアバス社の販売最高責任者は「次世代超大型機・A380型機は2008年までに成田空港へ1日10機は乗り入れるだろう。これにより、日本の航空会社も競争上の圧力を受けることになるだろう。」と述べ、A380型機の日本への売り込みに自信を示しました。
@コンコルドが最後の商業飛行
超音速旅客機・コンコルドが24日、最後の商業運航を終えました。この日、ロンドンのヒースロー空港にはニューヨークやエディンバラから3機のコンコルドが到着し27年間の歴史に終止符を打ちました。空港には多数のファンが詰めかけ名残を惜しみました。ブリティシュ・エアウエイズ(BA)の会長は「7機の内の1機を航空ショウなどで飛べるように出来るかどうか製造会社と協議しているが、保守には莫大なお金が必要で見通しは暗い。」と述べました。
*10月24日
@フィリピン航空が成田ーセブ線を増便へ
フィリピン航空は12月から成田ーセブ線を週6便に増便することを明らかにしました。
@松本ー成田空港に長距離乗り合いタクシーを運行へ
長野県のアルビコタクシーは11月15日から松本ー成田空港に長距離乗り合いタクシーを運行することを明らかにしました。バスやタクシーを含めて松本から成田空港への直行便の運行は初めてになります。松本発は午前3時、5時、8時、11時で成田空港発は午前10時、午後3時、6時、9時のそれぞれ1日4便になります。所要時間は5〜6時間、料金はJRを使った場合よりも安い片道8000円だそうです。
@日韓シャトル便を来月30日から運航
国土交通省は今日、懸案だった羽田空港と韓国・金浦空港を結ぶシャトル便の運航を来月30日から実施すると発表しました。当初は1日4便の運航になるそうです。
@上半期の国内線乗客は微増
今年上半期の国内線乗客数は国内線運航10社の実績で前年同期比100.6%の微増になったとのことです。
@全日空上半期国際線乗客は前年の80%
全日空が発表した今年上半期の国際線乗客は前年同期比80.8%となったとのことです。ただし、9月の実績はほぼ前年並みに回復しました。
@JRと日通が中国へ10分の1運賃で貨物輸送へ
日通とJR貨物は11月から日本各地と中国・華東地区への貨物輸送を鉄道とトラックと博多ー上海間の航路「上海スーパーエクスプレス」だけを使い、航空貨物の10分の1の低料金で輸送するサービスを始めることになりました。JR貨物の小型コンテナだけを使い、荷物を詰め替えることなく約4日で届けることになるそうです。
@イスラエル機が脅迫で2度に渡り緊急着陸
カナダからの報道に寄りますと、23日、イスラエル・エルアル航空機がテルアビブからカナダのトロントに向かっていたところ、何らかの脅迫を受け、モントリオールに緊急着陸しました。また、脅迫により目的地をトロント近郊のハミルトン空港に変更し緊急着陸を行いました。乗員・乗客は全員無事でした。どのような脅迫を受けたかは明らかにされていません。
@KLMオランダ航空が4四半期ぶりに黒字に
エールフランスとの合併が決まっているKLMオランダ航空の7〜9月期決算が発表され、前年同期比4%増の9000万ユーロの黒字になりました。乗客は依然低迷しているもののリストラの効果が現れている、とのことです。
*10月23日
@日本貨物航空機が胴体後部をこすり引き返す
昨日午後9時57分頃、成田空港を離陸したアメリカ・アンカレッジ行きの日本貨物航空62便・B-747-200型機が離陸の際、胴体後部を滑走路に接触させました。このため、同機は海上で燃料を投棄した後午後10時48分に成田空港に無事着陸しました。調べたところ、胴体後部下側に長さ5mの擦り傷が出来ていました。
@小学生120人がジャンボ機の仕組みを勉強
昨日、日本航空が主催する「JALわくわく体験スクール」が成田空港の日本航空格納庫で開かれました。招待されたのは下総町滑川小学校と大栄町川上小学校の約120人でした。小学生たちはジャンボ機を見学しその仕組みや飛ぶメカニズムなどを勉強しました。
@羽田空港の管制レーダーが突然消える
昨日の午後1時10分頃、羽田空港の管制レーダーの一つのアンテナが突然動かなくなりました。このため、半径110Km以内を飛行する航空機の高度や便名を識別できなくなり、羽田空港の離着陸が出来なくなりました。6分後に代替アンテナが作動して復旧しましたが、この影響で20便に最大36分の遅れが出ました。羽田空港事務所ではアンテナが停止した原因と代替アンテナがすぐに作動しなかった原因を調べています。
@羽田空港再拡張で工事途中の予算増は認めない方針
財務省の諮問機関である「財政制度審議会」は昨日、羽田空港再拡張事業では工事期間中の予算増額は認めない方針で一致しました。これは、工事当初から経費の節減を徹底させることで、「関西国際空港建設の二の舞をしないため。」とのことです。
@米航空大手の業績底打ちが鮮明に
このほど発表されたアメリカの航空会社大手5社の7〜9月期決算によりますと、5社の内、デルタ航空を除いた4社が政府の補助金なしで米同時多発テロ以降初めて黒字を計上しました。これは、「リストラ効果が出てきたことと夏の行楽シーズンの乗客がある程度回復したことによる。」とのことです。デルタ航空も前年同期に比べると赤字幅は半減しました。しかし、各社とも「今後の見通しについては楽観できない。」としています。
*10月22日
@台湾旅券で不法入国の中国人が4.3倍に・成田空港
台湾の在日大使館に当たる「台北駐日経済文化代表処」が明らかにしたところによりますと、台湾の旅券(パスポート)を使って、成田空港から日本に不法入国しようとして摘発された中国人が今年1月〜6月の半年で60人に上るそうです。これは、前年同期比で4.3倍にもなるとのことです。同代表処では、今後も警戒を強めるとのことです。
@ボーイング社が騒音を軽減する進入方式を検討
来日していたボーイング社の環境パフォーマンス戦略部門のディレクターは空港に着陸するためのアプローチとして航空機が徐々に高度を下げて着陸する「継続降下アプローチ」について管制当局と調整を進めていることを明らかにしました。現在の進入方式は航空機が一端2000フィート(1250m)の高度で水平飛行に移り、しばらく水平飛行をした後、最終降下を始めています。しかし、これでは2000フィートの低空で飛行する区間が長く、直下の住民への騒音が大きくなります。これを、連続的に降下させ着陸することにすれば、低空飛行の区間が減り騒音が軽減されることになります。しかし、この方法では、一定時間に着陸出来る航空機の数が少なくなり、空港の処理能力が落ちると言われています。そこで、ボーイング社の管制担当のチームと管制当局で協議し、処理能力を損なわないでこの方式を採用できるよう検討している、とのことです。
@航空機乗員のガン発生率が一般人に比べて高い
ロイター通信の報道によりますと、航空機乗員のガンの発生率が一般人に比べて高くなっている、とする調査結果が明らかになりました。アイスランドのレイキャビック大学のチームの調査によりますと、5年以上業務を行っている航空機乗務員の乳ガンの発症率が通常より高いと言う結果がでたそうです。また、スウエーデンのストックホルム公衆衛生センターのチームによる調査によりますと航空機乗務員は男女とも皮膚ガンの中でも最も悪性な黒色腫の発生率が通常よりも高かったそうです。
【コメント】このような調査結果は以前から出ています。その原因として、高度1万m以上を飛ぶ航空機の中では宇宙から来る放射線が地上よりも強いことが上げられています。
*10月21日
@千葉県企業庁が成田空港南部工業団地を一般入札
千葉県企業庁は成田空港の南・芝山町岩山に造成する工業団地3区画を初めて一般入札で募集することになりました。ここは、成田空港に1Kmと近く物流業者などからの引き合いが多いために一般入札としたものです。入札は11月中旬に行われ開札は来年1月になります。来年の1月から造成工事が開始され完成は2005年の3月、引き渡しは2005年の9月頃になる予定です。入札できるのは物流業を営んでいるところや不動産を証券化して物流業を営わせる所になります。
@成田空港で今年最高の大麻密輸で逮捕
東京税関成田支署と新東京国際空港署は昨日、アイルランド人の男性を関税法と大麻取締法違反の容疑で逮捕しました。この男性は今月1日午前9時、南アフリカからロンドンを経由して成田空港に到着した際、大麻16.9Kgをスーツケースに隠して持ち込もうとしました。16.9Kgは大麻としては今年最高で開港以来3番目の量です。
@ソニーがオアフ島案内の電子端末を貸し出し
ソニーはハワイ・オアフ島に旅行する人に対してGPS機能や観光案内の現地情報などなどを提供する専用の電子端末(PDA)を成田空港と関西国際空港で貸し出すことになりました。詳しい問い合わせは来月1日から 0570-017801 で行うそうです。
@全日空が旅客機を使い貨物定期便を運航へ
全日空は国内航空貨物の定期運送に参入することになりました。11月から昼間しか使われない旅客機を使って、夜間に羽田ー札幌線を1往復運航することになります。機材はB-777−300型機の旅客機を使い、乗客は乗せずに下の貨物室だけを利用して約25トンの貨物を運ぶそうです。これはトラックの規制などで需要が増えることを予測し、また、機材の運用効率を高めるためとのことです。すでに、ヤマト運輸などの利用が決まっているそうで、羽田ー九州便の運航も検討中とのことです。
@サウスウエストへナイフなど持ち込んだ学生を起訴
先日、アメリカ・サウスウエスト航空機2機のトイレからナイフなどが発見された事件がありましたが、この犯人として20才の学生が訴追されました。この学生は保安体制の「点検」をするためにこれらの物資を持ち込み、その直後、国土安全保障省に自らメールを送ったそうです。有罪の場合には最高10年の刑に処せられるとのことです。
*10月20日
@「成田の早期完成が必要。」第3回航空に関する懇談会
少し古くなりますが、8日に航空局長の私的懇談会である「航空に関する懇談会」の3回目の会合が開かれました。この席で成田空港関係では、「成田の鉄道アクセスは重要であり、成田と羽田をリニアなどで高速に結ぶことが必要。」、「
各国から成田への乗入れ希望が多い。羽田の再拡張も必要だが、成田も早急に完成させるべき。」、「成田は2500mが完成してもすぐに満杯になるので、羽田の国際化を考えることが重要。」、「成田のアクセス鉄道にしても、千葉では土地収用ができないため事業が遅れているが、こういう政治的な問題をもっとマスコミが取り上げるべき。」、「
羽田と成田のアクセスが悪いと、日本の地方空港から韓国の仁川空港経由で海外に出て行く人が増えるので、政府としての対応が必要。」などの意見が出たそうです。なお、懇談会の出席者などは上記のリンクで分かります。
@「北側延伸は考えていない。」林国土交通副大臣
これも古くなりますが、内閣改造で国土交通副大臣に就任した林幹雄氏は9日の記者会見で成田空港についてふれ、「平行滑走路2500mの延長の実現に向けて努力していくが、北側への再延伸は考えていない。予定通り南側の延伸で、誠心誠意関係者の理解を得るため努力を続けていく。」と語りました。
@B-757の生産を来年後半で打ち切りへ
ボーイング社はB-757型機の生産を来年後半でうち切ることを明らかにしました。B-757型機はB-737型機の胴体延長型や同規模のエアバス機に押されて受注が極端に減っていました。同機は22年間に1000機以上が生産されました。
@ノースウエストが成田ー名古屋ーサイパン線を運航へ
ノースウエスト航空は10月26日から成田発、名古屋経由のサイパン線を開設することを明らかにしました。毎日の運航になり、夕方17時45分に成田発、19時55分に名古屋発、サイパン到着は真夜中の0時30分(それぞれ現地時間)になります。帰りはサイパン発9時15分、名古屋発12時50分、成田到着13時50分になります。機材はB757-200型機を使います。
@海外旅行の回復傾向が鮮明に・JTB調べ
国内旅行業界最大手のJTBによりますと、海外旅行商品の「ルックJTB」の予約が10月から年末年始にかけて前年度比で12%減にまで回復してきているそうです。ハワイやオセアニア方面は月によっては二桁の伸びになっているところも出ているそうで、回復基調がより鮮明になっているとのことです。
@B7E7型機に燃料電池の搭載を検討
ボーイング社は次世代旅客機B7E7型機のエアコンなどの機内動力に燃料電池の搭載を検討しているとのことです。純水素を使わない固体酸化物型を使う予定だそうです。これにより、機内動力をエンジンから取る必要がなくなり、エンジン設計の自由度がますことによって燃費効率の向上や環境汚染も減らせるとのことです。初号機には間に合わず、就航から数年後の実用化を目指したいとのことです。
*10月18日
@暫定平行滑走路直下の移転跡地に記念碑
暫定平行滑走路の南側に位置する芝山町住母家に住んでいて2001年までに移転した人たちが移転跡地に記念碑を建てました。住母家に住んでいて近くの芝山町大里地区に移転した10戸が共同で「移転当時の想いをこれからの世代に伝えたい。」と記念碑を建て、16日に除幕式を行いました。
@防衛庁がスーパーホーネットの騒音を測定へ
防衛施設庁の野津次長は昨日の記者会見で11月に在日米軍厚木基地に配備されることになっている新鋭機・FA18Fスーパーホーネットの騒音について、「配備後に騒音の実態を把握して、必要な対策をとりたい。」と述べ、騒音測定を実施する考えを明らかにしました。
@全米の民間旅客機7000機に緊急点検命令
アメリカ国土安全保障省は17日、サウスウエスト航空の旅客機2機のトイレからカッターナイフや漂白剤、粘土、マッチなどが発見されたことを重く見て全米の民間旅客機約7000機の保安検査を直ちに行わせるよう航空局に勧告しました。カッターナイフなどはビニールの袋に入っており中には「交通安全局に挑戦する。」と書かれたメモが入っていたそうです。国土安全保障省は「テロの危険はない。」としていますが、各空港や航空会社の検査体制のずさんさを指摘する狙いがあるものと見られています。
@日本飛行機が開発費を水増し請求
経済産業省は昨日、「日本飛行機がB-777型機の開発費の水増し請求をしていた。額は約1000万円で返還を求める。」と発表しました。日本飛行機は1991年〜1995年にかけて行われたB-777型機の主翼の共同開発に参加しましたが、工程数を水増しすることにより実際よりも多い補助金を受け取っていたものです。
*10月17日
@成田空港で千人が参加する消火・救難訓練実施
成田空港で昨日、約千人が参加する航空機事故消火救難訓練が行われました。今回は午後2時頃、乗客100人を乗せたB-747-200型機が着陸直後に左端エンジンが爆発炎上した、と言う想定で行われました。今回は日本医科大学付属千葉北総病院からドクターヘリも参加しました。また、現場近くに設けられた遺体安置所では歯科医師が歯形の記録を取りコンピューターで検索して身元確認をする訓練も行われました。
@成田発のエアジャパン機が故障で関空に緊急着陸
昨日午後11時過ぎ、成田発ホノルル行きのエアジャパン1062便・B-767-300型機から関西国際空港事務所に「気象レーダーが故障したので、関西国際空港に緊急着陸したい。」との連絡がありました。同機は今日午前1時51分に関西国際空港に無事着陸し、レーダー部品を取り替える修理をして午前3時07分にホノルルに向けて離陸しました。
@フェアリンクとユナイテッド航空が共同運航
フェアリンクとユナイテッド航空は成田ー札幌線と成田ー仙台線で11月22日から共同運航を行うと発表しました。フェアリンクの便にユナイテッド航空の便名を追加します。
@中日本エアライの成田ー仙台線が好調
中日本エアラインは9月の旅客輸送実績を発表しましたが、それによりますと、成田ー仙台線は搭乗率が81%と好調を維持しています。8月よりもさらに上昇しました。
@住宅防音工事申請手数料の取りすぎを総務省が指摘
総務省は今日、自衛隊や在日米軍関係の施設周辺の住宅防音工事事業で、「防衛庁管轄の財団法人『防衛施設周辺整備協会』が個人の補助金申請事務を代行する際、手数料として工事費の6.5%(上限84000円)を受け取っているが、手数料算出の根拠がないまま決められている。」として、減額も含め抜本的に見直すよう防衛庁に勧告しました。
@アメリカの空港検査は尻抜け
16日付のアメリカ・「ボストングローブ」紙が報じたところによりますと、アメリカ国土安全保証省がこのほど実施した主要15空港での隠密検査でピストルやナイフを持った係官が検査を難なく通り過ぎたとのことです。ボストン国際空港では5人の係官がピストル、ナイフ、爆発物を隠して違うゲートから手荷物検査を受けたところ、難なく通過できました。中には、金属探知器で引っかかり手荷物検査を受けた際、手荷物の中にあるピストルを見逃す警備員もいたそうです。
*10月16日
@名古屋地裁が事故調報告書を証拠採用
昨日、名古屋地裁で開かれた、1997年6月の日本航空機乱高下事故の公判で裁判長は検察側から請求があった、当時の運輸省航空事故調査委員会の報告書を証拠として採用する決定をしました。事故調の報告書が航空機事故の裁判で証拠として採用されるのは初めてになります。
@日本航空が国際線のストレッチャー料金を値下げへ
日本航空は昨日、身障者支援団体から要望のあった身障者らのストレッチャー(車輪付き移動ベッド)の国際線料金を最大6割引き下げることを発表しました。例えば、オフシーズンで35日前に予約した成田からロンドンまでの料金は現行の186万1600円が64万円になります。ストレッチャーは普通座席10席分のスペースを必要とするそうです。早ければ、年内にも実施される予定です。
@全日空が企業向けオンラインサービスを拡充
全日空は企業向けオンラインサービス「ANA@ディスク」のサービスを拡充し、搭乗証明書の発行を行うことになりました。このオンラインサービスは現在1万社と契約していますが、インターネットで予約し、空港で搭乗券を受け取れます。支払いは毎月一括して精算するので、企業としても把握しやすいメリットがあります。ところが、企業では搭乗の確認を社員の搭乗券半券で行っていましたが、無くしてしまう社員も結構多かったようです。このため、搭乗証明書を発行することになりました。全日空では2005年度には契約企業を2万社にする計画です。
*10月15日
@運送会社の進出で周辺地域の交通安全が低下
空港周辺の南側芝山町菱田地区では航空貨物を取り扱う運送会社の倉庫や仕分け場がどんどん出来ています。このため、大型のトラックの出入りが激しくなっています。特に、朝は渋滞のない夜中にかけて都内を抜けてきた大型トラックが、これらの倉庫や仕分け場の門が開くのを待って、道路に長い列をなして駐車しています。ところが、、道路は農村地帯のままの狭い道路ですから、これらのトラックが道路の半分を占有し、登校する小学生はこのトラックのすき間を通って行かなければならず、安全上大きな問題になっています。この状態に頭を痛めた地区や町は交通安全対策について千葉県や空港公団に改善を要望していくことを検討しているそうです。
【コメント】総会のあった11日に、私もこの地区を車で通りましたが、私の前に大型トラックがおり、このトラックが道路脇の側溝のフタの上に車輪を乗り上げて急に止まりました。「何をしているのだろう。」と不思議に思いましたら、対向車線をやはり大型のトラックが走ってきて、道が狭いためにどちらかが止まらないとすれ違えない状態だったのです。
*10月14日
@反対同盟北原派の全国集会に550人
反対同盟北原派は12日に空港近くで全国集会を開きました。集会では暫定平行滑走路の使用中止などが訴えられていました。参加者は約550人(警察調べ)だっそうです。
@革労協活動家を逮捕
千葉県警公安第3課と成東警察署は12日、下総町成井の革労協主流派の活動家太郎良陽一容疑者を電磁的公正証書原本不実記載の疑いで逮捕しました。太郎良容疑者は昨年12月5日に実際には居住していない芝山町のアパートに住所を移したとして住民票異動届を提出しました。革労協は成田空港に反対する過激派で金属弾ゲリラなどのテロ活動を行っています。
@関西国際空港の中国路線網が来年には成田を上回る
関西国際空港会社の副社長は12日、中国の上海航空・厦門航空・海南航空が関西国際空港への乗り入れを希望しており、「準備が整えば来年1月にも就航することになる。」と語り、「この就航が実現すれば、中国路線網の数が成田空港の中国路線網を上回ることになる。」としています。
@突風の影響は受けず通常運航・成田空港
昨日、千葉県北部や茨城県で突風が吹き荒れ成田市では倒壊した家屋も出ましたが、成田空港では幸い、この突風の影響は少なく到着や出発を中止した便はなかったそうです。
@スペインが空港利用料を来年から値上げへ
スペインの民間航空行政当局は9日、空港を利用する乗客が払う空港利用料を来年から値上げすることを明らかにしました。年間利用者が200万人以上の大規模空港で7%、中規模空港で4%、小規模空港で2%の値上げになるそうです。
@結婚式の祝砲で小型機が墜落・セルビア
セルビア・モンテネグロ中部のクラリェボ近郊で10日、結婚式祝宴の近くを飛行していた小型機が結婚を祝うための祝砲の銃弾を左翼に受けて墜落してしまいました。同機は炎上し、乗員2人は重傷を負ったそうです。セルビアでは結婚式には祝砲が付き物です。ところが、乗員2人は操縦免許も飛行許可も持っていなかったそうです。
@日焼けがなくコカイン密輸がばれる
ブラジル・サンパウロ空港で10日、南アフリカに出国しようとした男性がサーフボードにコカイン7Kgを隠して持ち出そうとしましたが、サーファーにしては日に焼けていないことに不審を持った検査官に発見されてしまいました。同空港ではこの日に、タイ人女性とオランダ人男性がコカインを持ちだそうとして逮捕されています。
*10月13日
@「解説と資料のページに「成田空港から郷土とくらしを守る会の今後の活動(2003年10月11日)」を加えました。
@小松空港で自衛隊機がオーバーラン
昨日の午後6時頃、小松空港で自衛隊三沢基地所属の早期警戒機「E-2C」が着陸に失敗し、滑走路端に設置されたワイヤー(着陸拘束装置)に機体後部のフックを引っかけてようやく止まりました。乗員に怪我はありませんでした。この事故で、滑走路が50分間閉鎖され、羽田発小松行きの2便が他空港で再開されるまで待機し、小松発那覇行きは1時間20分遅れて出発しました。
*10月12日
@「地元対策をやる人に投票」と下総町民
今日の毎日新聞によりますと、来月投票の衆議院選挙について有権者に聴いたなかで下総町に住む25才の女性会社員は「成田空港の騒音に悩まされている。候補者の多くが完全空港化を掲げているが、地元対策をやってくれる人に投票したい。
」と話したそうです。
@「羽田空港再拡張後の飛行ルートは基本的に変わらない」と航空局長
国土交通省の石川航空局長は3日の記者会見で羽田空港再拡張事業についてふれ、「首都圏自治体との協議会のスケジュールを出来るだけ早く調整したい。」とのべ、羽田空港再拡張事業後の飛行コースについて、「飛行ルートは基本的なものはそう変わらないが、いろんなケースを考えた方がいい。」として、飛行ルートの使用割合も含めて基本的には現行とあまり変わらないことを示唆しました。さらに、千葉県の堂本知事が羽田空港再拡張事業後の飛行回数について「年間の発着回数を40万回へ増加するという見通しを前提としない検討も必要。」と発言したことについて、「7000億円をかけてやる事業であり、様々な飛行ルートを検討するにしても40万回というラインは守りたい。」と発言しました。
*10月11日
@今日の午後、空港近くの芝山町菱田共同利用施設で本会の総会を開きました
総会では来年の4月に控えた民営化後にいかに周辺対策を充実させていくかを中心に話し合いました。騒音対策の基本として「環境基準の達成されていない地域に置いては移転希望者には国と会社の責任で移転を進めること、民家防音工事の希望者には民家防音工事を行うこと。」を要求していくことになりました。詳しいことは、近く。「解説と資料」のページに載せたいと思います。
@将棋の大内九段が成田空港で日航関連職員に暴力
昨日、成田空港で将棋の大内延介九段が日本航空関連会社職員の顔を殴り怪我を負わせる事件がありました。大内九段は昨日の9時50分発の日本航空951便ソウル行きに搭乗する予定でしたが、遅れて10時5分に搭乗口に到着しました。この時、951便はすでにゲートを離れており、関連会社の職員が搭乗できない旨を説明したところ口論になり、大内九段がこの職員の顔を殴り全治3週間の怪我を負わせたものです。大内九段は新東京国際空港署で事情を聞かれた後、全日空機でソウルに向かいました。新東京国際空港署は大内九段が帰国した後、任意で事情聴取をすることにしてます。
@エアニッポン機と海自機が八丈島でニアミスか
7日の午前8時30分頃、羽田発八丈島行きのエアニッポン821便・B-737型機が八丈空港への着陸態勢に入ったところ、空港の南西約11Km、高度300mで航空機衝突防止装置(TCAS)が作動しました。同機は航空機衝突防止装置(TCAS)の指示に従って右旋回をしながら上昇し回避しました。当時は雲のなかを飛行中で相手機を目視できませんでしたが、レーダーでの確認では高度差30m下を飛行していたそうです。この相手機は海上自衛隊厚木基地所属の対潜哨戒機P3Cだったようです。国土交通省の鉄道・航空事故調査委員会はニアミスと見て調査を始めることになりました。
@航空機事故における機長の刑事責任についてシンポ
「日本乗員組合連絡会議」は昨日、都内で航空機事故における機長の刑事責任について考えるシンポジュウムを開きました。約100人が参加しましたが、この中で、池田良彦・東海大教授は「航空機事故は自動車事故と違い、様々な要因が重なる。職務上の怠慢など、明確な過失がなければ刑事責任を問うのはおかしい。」と述べ、吉川寿一元鉄道・航空事故調査委員会調査官は「原因究明と刑事責任を分離しなければ、的確な事故調査は出来ない。報告が裁判に使われるのは国際法違反だ。」と述べました。
*10月10日
@12日に成田空港周辺で反対派の集会があるようです。入場制限が行われると思いますので、成田空港に行かれる方は注意してください。コインロッカーは6日から使用中止になっています。
@成田空港で12月からバイオメトリスクを使った実験
空港公団・NTTデータ・日本航空・全日空は12月上旬から成田空港でチェックイン手続きの電子化・自動化とバイオメトリスク技術を使った本人認証の実証実験「e-チェックイン」を来年3月にかけて行うことになりました。今月から実験に参加するモニターの募集を始めるそうです。
@シンガポール航空が成田線を今月下旬から直行便に
シンガポール航空は現在、シンガポールー台北ー成田で運航している便を今月26日からシンガポールー成田の直行運航に変更すると発表しました。
@11月に高騒音機スーパーホーネットを厚木に配備
在日アメリカ軍司令部は11月にアメリカでも騒音で反対運動が起こっているスーパーホーネットを13機配備することを明らかにしました。
@全日空が来冬も富山ー那覇にチャーター便を運航へ
全日空は今年の冬に運航した富山ー那覇のチャーター便を来年1月〜3月に計24便運航することを明らかにしました。今年の冬の実績が搭乗率71.9%と好調だったために来年も運航することになりました。
@川崎重工がエンブライエルの小型機の主翼を初出荷
川崎重工は昨日、ブラジルのエンブライエル社が開発中の新型リージョナルジェット機の主翼を10日に現地の工場から初出荷すると発表しました。
@アメリカンとブリティシュ・エアウエイズの合併が急浮上
エールフランスとKLMオランダ航空の合併を受けて、アメリカン航空とブリティシュ・エアウエイズ(BA)の合併が急浮上しています。これは、エールフランスとKLMオランダ航空の合併によりドル箱の大西洋路線の競争が激しくなり、このままでは競争に勝てない、と考えた両社が合併に動き始めたものです。元々両社は大幅な提携を打ち出しましたが、アメリカの当局から、独占に当たりかねないとして待ったをかけられた経緯があります。
@アメリカとベトナムの直行便が再開へ
アメリカ運輸省は9日、ハノイで行われていたベトナムとの航空サービス交渉がまとまり、1975年のベトナム戦争終結以来途絶えていたアメリカとベトナムの直行便が復活することを明らかにしました。
*10月9日
@超党派国会議員159人が静岡空港建設凍結の署名提出
超党派の国会議員で作る「公共事業チェック議員の会」は今日、静岡県庁を訪れ静岡空港の建設凍結を求める国会議員159人分の署名を提出しました。ところが、石川知事は受け取るのを断り、代わりに受け取るはずだった局長も現れず、結局、担当課長クラスの職員に手渡しました。会長の中村敦夫参議院議員は「例え、反対の立場であってもトップが応対するのが礼儀。こんな、応対をする県も珍しい。」と憤慨していました。なお、署名の内訳は民主党91人、共産党40人、社民党21人などでした。
@松山空港から上海にチャーター便を35便運航
「松山空港チャーター推進連絡協議会」は昨日、同協議会加盟の旅行社163社が共同で11月21日から来年3月19日までに週2便、合わせて35便の上海へのチャーター便を運航することを明らかにしました。月曜日と金曜日に運航します。中国東方航空のA320型機を使うことになっています。旅行社は上海の3泊4日のツアーなどを企画して旅客を集めるそうです。
*10月8日
@ルフトハンザ航空が成田ーミュンヘン線を週6便に増便
ルフトハンザ航空は26日から始まる冬期スケジュールで成田ーミュンヘン線を週6便に増便することを明らかにしました。これで、この路線は木曜日を除いて毎日運航されます。機材はA340-300型機です。
@アリタリア航空が成田ーローマ線をB777-200ERに
アリタリア航空は12月から成田ーローマ線の機材をB777-200ER型機に変更すると発表しました。
@サンフランシスコで全日空機が他機と接触で欠航
現地時間7日正午(日本時間8日午前4時)頃、サンフランシスコ空港で成田に向かう離陸のため、誘導路を移動していた全日空7便がプッシュバックしていたユナイテッド航空機と翼の先端同士を接触させました。このため、同機はスポットに戻り乗客を降ろした後、点検のため駐機場に移動しました。結局,全日空7便は欠航となりました。
@富士重工が米社の小型ジェット機の主翼を生産へ
富士重工は7日、アメリカのエクリプス社と戦略ハートナーシップを構築することで合意しました。同社の小型ジェット機「エクリプス500」の主翼を生産し納入することになります。
@全日空がウズベキスタン航空と提携
全日空は昨日、ウズベキスタン航空と複数の分野で提携することになったと発表しました。
*10月7日
@「守る会のあゆみ」のページに追加しました。
@大阪空港の小型ジェット騒音調査を来月10日から実施
大阪空港の小型ジェット機枠が満杯になったことを受けてこれを拡大するかどうか検討する資料として小型ジェット旅客機の騒音調査をすることになりましたが、この調査が来月10日から1週間行われることになりました。
@B-777の操縦席窓ガラスに無数のひびが入る
アメリカAP通信が報じたところによりますと、ボーイング社の最新機種であるB-777型機の操縦室窓のガラスに無数のひびが入る事故がこの1年間に3件発生しているとのことです。原因はガラスを暖めるヒーター用電熱線のショートと見られています。ボーイング社は使用している航空各社に対し配線のゆるみを点検するように通達しているそうです。日本でも41機が使われています。
@小泉首相が事前旅客情報システム導入をAPECで表明へ
今日、外務省筋が明らかにしたところでは、20、21日にバンコクで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)で小泉首相は2004年度から「事前旅客情報(API)システム」の導入を表明することになったそうです。これは、日本に到着する航空機や船舶の乗客を対象として個人情報を事前に受け取り、自国のデータと照合して不審者の入国などを事前に阻止するものとのことです。
@三菱重工がA380型機のカーゴドアを初出荷
三菱重工は昨日、エアバスの超大型旅客機A380型機用カーゴドアを初出荷したと発表しました。
*10月6日
@成田空港不法入国摘発数が上半期で41%増に
東京入管成田空港支局の調べによりますと、今年上半期に成田空港で不法入国しようとして摘発された数が前年同期比で約41%増の593件になっているそうです。国別で見ますと、圧倒的に多いのは中国人で331人、以下、タイ人51人、イラン人49人、フィリピン人33人、パキスタン人27人となっています。特に、中国人は船舶による密入国から航空機による密入国に切り替えているようで本物のパスポートを買い集め、似たような顔のものを与えて本人になりすます手口が増えているようです。航空機を降りた後、トイレなどで検査が厳重な中国便や東南アジア便でなく欧州便などが到着するのを待って、入国審査を通過しようとする手口もあるそうです。
@羽田空港国内線の8月利用者が初の600万人超に
国土交通省の東京空港事務所によりますと、羽田空港の8月国内線利用者が初めて600万人を越えたとのことです。前年同月比で2.6%増となりました。日本航空と全日空は前年同月比でほとんど変化ありませんでしたが、新規航空会社が好調で、スカイマークが同29.9%増、エア・ドゥが同74%増、スカイネットアジア航空が90.5%増となっています。
*10月5日
@「羽田空港再拡張の財政負担は年内に結論」石原大臣
旧聞になりますが、内閣改造で国土交通大臣になった石原伸晃氏は先月24日の専門誌との記者会見で羽田空港再拡張にふれ、「早く決断しなければならない問題だ。地方負担の問題は年内には結論を出さなければならない。」と危機感を示しました。また、都知事が北側からの飛行コースについて言及していることについて、「これは東京湾の北側からのアプローチを念頭に置いていると思う。どういう形で行えば生活権を侵害することなく、供用できて羽田空港の国際化、あるいは増便が出来るかと言うことを考えていく問題である。」と語りました。
【コメント】石原大臣は羽田空港再拡張については雄弁に語っているようですが、成田空港問題についてはほとんど話をしなかったようです。勉強が追いついていないのかな?
@次世代SST用エンジンの騒音削減システム試験終了
これも、旧聞になりますが、プラット&ホイットニー社は先月25日、日本の新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)が進めている次世代超音速輸送機向けの環境適合推進システム(ESPR)の騒音削減技術の開発を目指した試験を終了したと発表しました。今回の試験では特別に製造されたノズルを組み込んだデモンストレーションエンジンを使用し、当初の目標を達成したとのことです。このプログラムでは、300席の旅客機でマッハ2.2のスピードで、騒音はコンコルドよりも18db低く、現在の国際基準よりも3db低くなることを目標にしています。
【コメント】次世代超音速旅客機の開発は経済情勢もあり、今のところあまり進んでいません。しかし、このような、騒音軽減技術の開発はどんどん進めて欲しいものです。エアバス社が開発している次世代超大型機・A380型機でも騒音は現在のB-747型機の半分になることを目標にしているとのことですから、早く実現して欲しいものです。騒音地帯にすんでいる人たちにとっては発生源での騒音対策が一番の薬なのですから。
*10月4日
@厚木爆音訴訟団が集会で騒音測定
厚木基地の騒音に反対する「第3次厚木爆音訴訟団」は2日、大和市「みどりの広場」など2カ所で「爆音をなくそう地域市民集会」と「爆音をなくそう反基地・県民集会」を開きました。各会場では騒音測定が実施され、午前7時から午後2時までに約100機が通過し騒音は107〜110dbに達しました。午後6時からの集会後キャンドルデモが行われ、同市にある「横浜防衛施設局座間防衛施設事務所」まで行進し、所長に横須賀の原子力空母母港化問題や新鋭戦闘機スーパーホーネット配備問題(8月2日の出来事を参照)についての情報を提供するように求める要望書を手渡しました。
@米軍が嘉手納基地での拡声器訓練を今日から始める
嘉手納基地のアメリカ軍関係者は拡声器とサイレンを使った訓練を今日から11日まで行うと関係自治体に通知してきました。これについて「住民に影響が出ると予想される場合は前もって通知する。午後10時〜午前6時まではサイレンを使った訓練は実施しない。」と言明しました。前回の訓練が事前通知のないまま深夜に実施されたことに対して、嘉手納町長など地元が猛反発した(8月22日の出来事を参照)ことを受けた措置のようです。
*10月3日
@全日空が全社員にインフルエンザワクチン接種を推奨
全日空はグループも含めた全社員にインフルエンザの予防接種を受けるように求めることになりました。費用は全額会社負担になります。これは、インフルエンザの初期症状が重症急性呼吸器症候群(SARS)
の初期症状に似ている事から、インフルエンザにかかる確率を減らしてSARSの感染を見つけやすくするねらいがあります。これによって、乗客に安心感を与え需要に結びつけることを目標にしています。予防接種は任意ですが、乗員など海外に出る可能性のある社員には特に積極的に勧めることにしています。
@日本航空システムが全日空を国内線で逆転
日本航空と日本エアシステムが経営統合してからちょうど1年になりますが、国内線で日本航空システムが全日空を逆転する状態が続いています。統合前の国内線の利用乗客数では日本航空と日本エアシステムを合わせても全日空には及びませんでしたが、今年の4月〜8月ではシェアが日本航空システム49.9%、全日空46.7%と日本航空システムの方が大きくなっています。
@出雲ー名古屋線を50席で半年間、試験運航
8月末から運休状態になっていた出雲ー名古屋線が50席の機材で1日から1日2便の試験運航を始めました。この路線はジェイエアが運航していましたが、ジェイエアが19席の機材を運航停止にしたことから運休状態になっていました。しかし、島根県ではこのままでは地域の活性化がはかれないとして、ジェイエアに対して5000万円の財政支援をすることになり、半年間、50席の機材で試験運航することになったものです。試験運航期間後の運航については3ヶ月の利用状況を見て決めることになるそうです。
*10月2日
@児童ポルノ持ち込みで都立高校教諭を逮捕
千葉県警新東京国際空港署などは昨日、児童ポルノをハードディスクに入れてタイから持ち込もうとした都立高校教諭を児童買春・児童ポルノ法違反で逮捕しました。この男性は8月27日にタイから帰国した際にポルノを記録したハードディスクをポケットに入れて持ち込もうとして発見されました。ハードディスクには静止画像約6400枚、動画約90本が記録されていました。この男性は昨年の夏休みにもポルノを持ち込もうとして見つかり、22万円の反則金を払っています。
@全日空が中国線を増便へ
全日空は10月26日から中国線を増便することを明らかにしました。成田空港関係では成田ー上海線を現行の毎日2便から3便へ、成田ー大連線を現行の週6便から7便へ、成田ー青島線を現行の週3便から4便にそれぞれ増便します。
@ベトナム政府が年内にもビザ免除へ
ベトナム政府は日本人観光客に対して査証(ビザ)を免除する措置を行う方針です。観光局は「期間は15日以内が有力。年内にも実施する。」と言明しました。重症急性呼吸器症候群(SARS)で減った日本人観光客を呼び戻すねらいがあるものと考えられます。
@宮古空港・青森空港で管制業務開始
昨日から、宮古空港と青森空港で管制官による航空管制業務が始まりました。両空港とも今までは空港への進入や離陸はパイロットの判断に任されていましたが、このために、混雑時には安全確認のためどうしても遅れが生じていました。両空港とも管制官8人が配置されました。
@関空で留学生が飛び降り死亡
昨日の正午頃、関西国際空港で出発寸前の航空機の中で大声を出して歩き回っているブルガリア国籍の男性を乗務員が注意したところ、機外に走り出て、ターミナルのエレベーターの屋根に登り10m下のフロアに飛び降りて死亡しました。この男性は京都大学での1年間の研究生活を終えて帰国するところだったそうです。乗務員が注意に従わないため、搭乗を拒否した、との報道もあります。
@エアニッポンが羽田ー能登線に座席数の多い機体を就航
エアニッポンは昨日、羽田ー能登線に通常のB-737-500型機(126人乗り)よりも座席数の多いB-737-400型機(168人乗り)を投入しました。この路線は開設以来好調で、時には座席数を超える需要がありました。今後も、需要が多いときは座席数の多い機体を投入するそうです。
*10月1日
@9月のアクセス数は12234回でした。ご愛読感謝いたします。ご意見・記事の間違いなどありましたら、連絡下さい。
@全日空が全社員の給与を5%引き下げの方針
全日空は昨日、全社員の給与を約5%引き下げる方針を固めました。成果主義部分の比率を増やし、やる気を維持しながら総体として5%の引き下げになるそうです。また、乗員については乗務手当を含めた給与体系全体の見直しも検討するそうです。しかし、労働組合への説明はこれからで、労働組合の反発は必至と見られています。
@オレンジカーゴが今日就航
小型機を使った国内貨物便を運航するオレンジカーゴが今日から羽田ー長崎・鹿児島の2路線に就航します。長崎・鹿児島を深夜に出発し、羽田には早朝に到着します。時間は3時間かかるそうです。当面は2.5トンの貨物を搭載できるプロペラ機4機で運航し、2005年2月には11機体制にする予定です。また、中部国際空港開港に合わせて中型機の導入も考えているようです。大型貨物自動車の最高時速90Km制限や、ディーゼル車の排ガス規制などで航空貨物輸送への需要が増えると予想しているとのことです。
@エールフランスとKLMが正式合併
エールフランスとKLMオランダ航空との合併が正式に決まりました。エールフランスの会長とKLMオランダ航空のCEOは30日にパリ・ドゴール空港で記者会見しました。この席で、KLMオランダ航空が国際航空連合「スカイチーム」へ参加することが明らかにされ、また、ノースウエスト航空とコンチネンタル航空が参加の見込みであり、スカイチームのシェアが現在の12%から21%に上昇し、「スターアライアン」の22%に迫る勢い、とのことでした。