*2月27日
@都合により、明日の更新は出来ません。悪しからず。
@「アクセス不便」「休憩所足りない」成田空港満足度調査
空港公団は昨年秋に実施した利用者満足度調査の結果を発表しました。成田空港に到着した日本人に5000部の調査票を配り、郵送で回収しました。回収率は32%でした。出発時では「待ち時間の間の娯楽施設」「休憩施設」が十分でないことがあげられ、到着時では「空港からの帰り方」とアクセスの悪さが指摘されたそうです。総合満足度では対象とした21空港の内、到着時は17位、出発時は8位となりました。
@空港公団がアドバイザーに野村とモルガン指名
空港公団は昨日、民営化へのアドバイザーとして野村証券とモルカン・スタンレー証券を指名したと発表しました。野村証券は事業戦略や内部管理体制を、モルガン・スタンレー証券は資金調達などの財務戦略にについてアドバイスするそうです。
@全日空グループの1月輸送実績で国際線が17%増に
全日空の大橋社長は昨日の記者会見で全日空グループの1月国際線旅客輸送実績が前年同月比で17%増に、同じく国内線が同7.7%増になったことを明らかにしました。
@近ツリの今年12月期経常利益が11%増の見通し
近畿日本ツーリストは今日、2003年度12月期の連結経常利益が前期比で11%増になる見込みであると発表しました。海外旅行の回復基調が続くとしていますが、イラク情勢によっては下方修正を迫られるかも知れない、としています。
@燃料の高騰で外国航空会社が運賃値上げへ
ルフトハンザ航空は26日、航空運賃を4.5%値上げすると発表しました。イラク情勢による原油価格の高騰が理由と説明しています。アメリカの航空各社はすでに値上げしており、KLMオランダ航空も3月1日からの値上げを発表しています。
@豪州にヘロインを持ち込もうとした日本人がシドニー空港で逮捕
26日、シドニー空港からオーストラリアにヘロイン2.8Kgをスーツケースに隠して持ち込もうとした27才の日本人男性が逮捕されました。本人は「他人から預かった荷物だった。」と容疑を否認しているそうです。
@航空会社「スイス」が航空機を15%削減へ
経営破綻したスイス航空の受け皿会社「スイス」は25日、700人の人員削減と小型機17機、中型機3機を削減すると発表しました。これは、座席数にして13%、全機材の15%に当たります。イラク情勢で旅客が大幅に落ち込んでいるため、としています。
*2月25日
@都合により、明日の更新は出来ません。悪しからず。
@日本エアシステム機が計器故障で引き返す
今日午前8時25分頃、大阪空港発山形行き日本エアシステム691便が名古屋の上空を飛行中に、機体の姿勢を制御する計器の不具合を示す警告がでました。このため、同機は大阪空港に引き返し、部品を交換して9時31分に再度山形に向けて出発しました。
*2月24日
@中国東方航空機が関空に緊急着陸
昨日の午後0時40分頃、松山市の上空を飛行中の上海発福島行きの中国東方航空541便・A300型機で計器が客室の気圧が低下していることを表示しました。このため、同機は午後1時5分に関西国際空港に緊急着陸しました。乗員・乗客にケガはありませんでした。
@新石垣空港基本計画説明会始まる
沖縄県は18日から新石垣空港建設予定地周辺住民を対象とした基本計画の説明会を始めました。18日の宮良集落の説明会には約30人が参加し、「宮良集落の上空は絶対に通して欲しくない。」、「風向きによっては騒音の公害は宮良と大浜でひどくなるのではないか。」などの意見や質問が出されました。これに対して、県は現空港の周辺地域の騒音実測値と新空港の騒音予測値を示し、「現空港周辺とほとんど変わらない。」と答えました。
*2月23日
@空港圏合併協が法定協議会の規約を承認
昨日、成田市で第7回の空港圏合併任意協議会が開かれました。この席で法定協議会設置に向けた規約や予算案を承認しました。規約では法定協議会の名称を「成田地域合併協議会」とすることになりました。委員会の構成は各市町村の首長と助役または収入役、議会議長と議員、それに学識経験者など約70人となります。事務局は各市町村からの職員役15人で千葉県からアドバイザーの派遣も要請します。経費は年間8500万円で県から500万円、各市町村の均等割りが50%、人口割りが50%となります。また、法定協の審議は「原則公開」とし内容はホームページで公開するとしています。
@全日空が退職金を1割り削減へ
全日空は職員の年金と合わせた退職金支給額を1割削減する方針を明らかにしました。これは、支給額の増加による財務体質の悪化を防ぎ、人件費のコストを削減するのが目的とのことです。また、業務実績に応じた退職金を支給する方式にするとのことです。すでに、地上職の全日本空輸労働組合とは合意に達しており、パイロットなどの全日空乗員組合と交渉中とのことです。
@カタール航空で爆弾騒ぎが2件
22日、カタールのドーハ発ロンドン行きのカタール航空機内で、乗客のスペイン人女性が「おかしな音がする。機内に爆弾が仕掛けられている。」と口走ったため、同機はシリアのダマスカス国際空港に緊急着陸しました。警察が同機内を捜索しましたが爆弾はありませんでした。また、エジプトのカイロ空港でドーハ行きのカタール航空機内を清掃していた職員が「ビンラディン・・・。本機は離陸すると爆発する。」と書かれた紙片を発見しました。機体を捜索しましたが、爆弾は発見されませんでした。同機は2時間遅れて出発しました。
*2月22日
@隅谷調査団の隅谷三喜男氏が死去
成田空港問題を話し合う「シンポジュウム」と「円卓会議」を中心となって取り仕切った東大名誉教授の隅谷三喜男氏が今日午前9時5分に、都内の病院で死去しました。ご冥福をお祈りいたします。
@成田空港を経由する米国への密入国企て逮捕
千葉県警新東京国際空港署は昨日、市川市の会社員と中国籍の無職の男を偽造有印公文書行使の疑いで逮捕しました。両者は先月31日に、中国籍の男がタイから成田空港に着き、トランジットエリアで待機していた市川市の会社員から日本の偽造パスポートとロサンゼルス行きの航空券を受けとりアメリカに密入国しようとしました。しかし、たどたどしい日本語に疑問を持った航空会社の職員が警察に連絡し発覚したものです。日本人男性のパスポートも偽造でした。警察では、同じような手口が複数見つかっていることから(2001年1月29日の出来事を参照)、背後に大がかりな組織があるものと見ています。
@全日空が赤字に転落
全日空の2003年3月期の連結営業損益が約90億円の赤字になることが明らかになりました。前期は230億円の黒字でした。国際線は米同時多発テロの影響から回復し、中国線が好調だったことから約1割の増収になりましたが、国内線が日本航空システムへの対抗策で値下げや割引運賃の拡大などを行ったため、利用客は延びましたが、採算性が低下して減収になりました。
@日本航空が深夜業免除を4分の3に削減方針
朝日新聞によりますと、日本航空は育児や介護のために深夜の業務を免除してきた客室乗務員約100名を4月から75名に減らし、抽選で選考する方針を決めました。日本航空側は「希望者は増える一方で、日本エアシステムとの統合で日本航空は国内幹線と国際線が多くなり、日帰り勤務パターンが大幅に減るため。」としています。しかし、現在、免除を受けている乗務員からは「抽選にはずれたら、仕事を続けられない。」との声が上がっています。
*2月21日
@青森空港で日本エアシステム機がオーバーラン
昨日の午後8時55分、羽田から青森空港に着陸した日本エアシステム169便・A300型機が2500m滑走路を約90mオーバーランして止まりました。乗員・乗客にケガはありませんでした。同機は風速7mの追い風で着陸しました。同機は午後7時5分に到着予定でしたが、羽田空港出発が1時間以上遅れ、さらに、滑走路の除雪のために約50分待たされました。この事故で、青森空港は今日1日閉鎖され、32便が欠航しました。
@日本アジア航空機のエンジン破損事故は金属疲労
13日に起こった日本アジア航空機のエンジン破損事故を調べている鉄道航空事故調査委員会は破損したブレードの破断面に金属疲労の痕跡が見つかったと発表しました。鉄道航空事故調査委員会は今日、他の航空機も点検の必要があると見て、この事実を航空局に通知しました。
@スカイマークが全日空から機体をリースへ
スカイマークは新規路線に参入するため、全日空から機材をリース方式で調達すると発表しました。リースする機材はB-767-200型機で期間は2年間の予定とのことです。
*2月20日
@イランで軍用機が墜落・302人死亡
現地時間の19日夕方、イラン南東部のケルマンの東約35Km付近で、イランのイリューシン型軍用輸送機が墜落しました。同機はパキスタンとの国境近くのザヘダンからケルマンに向かっていました。同機にはイラン革命防衛隊員284名と乗員18名の計302名が乗っていましたが全員死亡したとのことです。墜落の前、パイロットは強風などの悪天候を無線連絡していたそうです。
@エアバス社が新たに日本企業3社との契約を発表
エアバス社は19日、次世代超大型旅客機A380型機の製造で横河電機・カシオ計算機・牧野フライス製作所の3社が新規に参加することになったと発表しました。横河電機はコックピットのディスプレイを、カシオ計算機は液晶パネルを、牧野フライス製作所は主翼の精密部品加工機械を納入するそうです。これで,A380型機の製造に参加する日本企業は13社になり、取引規模は21億1000万ドルになるそうです。
*2月19日
@「着陸料の引き下げは困難」と前総裁
空港公団の中村前総裁は共同通信とのインタビューで「成田空港の着陸料の引き下げは極めて困難だろう。民営化で国が投資した資金を返せと言っているときに「着陸料を下げろ」と言えるわけがない。成田空港は航空会社の利益が多い空港だ。着陸料の引き下げを要求してくるのであれば、成田空港での航空会社の収支を明らかにすべきだ、と言う議論も成り立つ。航空会社の営業費用のなかで着陸料の占める割合は4%にすぎない。仮に着陸料を10%値上げしても営業費用は0.4%増えるだけだ。着陸料が高いために経営が苦しいというのは航空会社自身の問題をすり替えているにすぎない。」と述べました。
@普天間爆音訴訟原告が倍の400人に
普天間基地爆音訴訟原告団は原告を200人から約倍の400人にすることを明らかにしました。第1回口頭弁論には間に合いませんが、第2回口頭弁論までには増やすとのことです。提訴してから原告団事務所を訪れ、原告への参加を申し出る市民が多数いたとのことです。
@ガソリンを持ち込もうとした日本人がマイアミで逮捕
14日、アメリカ・フロリダ州のマイアミ国際空港で旅客機にガソリン入りの容器とバーベキュウ用のグリルを持ち込もうとした日本人男性が逮捕されました。この男性はジャマイカからマイアミ経由でバハマに向かう途中で航空機を乗り換えるときの手荷物検査でガソリン入り容器は持ち込めないと説明を受けましたが、手渡すのを拒否したため逮捕されたものです。この男性は17日、罰金1000ドルを払って釈放されました。
*2月18日
@合併すると成田市は「交付団体」に転落・恩恵は公平化
今日の読売新聞によりますと、空港圏合併が成立した場合、全国一の財政力(2001年度)を誇る成田市が国から普通交付税をもらう「交付団体」に転落することになるそうです。空港公団が成田市に納める2003年度の固定資産税は全体の9割の約70億円になる見込みで、空港公団が民営化されると空港会社の本社がある成田市に全額納めることになるそうです。成田市の2001年度の財政力は全国の市のなかでトップの1.5でしたが、空港圏合併になるとこの財政力が0.8に低下し「交付団体」に転落することになるそうです。しかし、このことは、今まで空港の恩恵を成田市だけが享受して来た不公平を是正すると言う側面も持っていることになります。
@MDMAを密輸した日系ブラジル人を逮捕
千葉県警薬事対策課と東京税関成田支署は今日までに、合成麻薬・MDMA(通称エクスタシー)31000錠を成田空港から日本に密輸しようとした日系ブラジル人を逮捕しました。31000錠は成田空港での押収量としては開港以来3番目になります。
@国土交通省が地方空港整備の指針まとめる
国土交通省は地方空港整備の指針をまとめました。この指針は地方にとっては非常に厳しいもので、無駄な公共投資と批判の高かった地方空港整備を抑制するものとなっています。指針は15項目に及びますが、例えば、「滑走路の処理能力向上を目的に滑走路を新設する場合は年間の離着陸回数が10万回を越え、かつ、ピーク時には1時間当たり30回程度」とし、大型ジェット機を就航させるために2500m滑走路を新設したり滑走路を延長するときには「供用時に乗客が年間50万人以上」となっています。
*2月17日
@妥協案で法定協議会の設置でやっと合意
昨日開かれた6回目の空港圏合併任意協議会でやっと合意にたどり着きましたが、会議後、記者会見した小川成田市長も「多数の自治体は編入方式で理解が得られているが、若干の自治体で理解が得られていないため、今後も協議と努力を続ける」と述べました。合意は(1)名称は「成田市」とする、(2)市庁舎は現成田市庁舎とする、(3)方式は成田市への編入合併方式を基本とし法定協議会のなかでそれぞれ確認する、となっています。『編入合併方式を基本とし』と曖昧な表現にして妥協をはかったものです。これで、一応、各議会で法定協議会設置を上程しますが、成田市議会副議長は「賛成反対が拮抗している。」と発言し、富里議会も編入合併への反対が強いとされています。また、芝山町長も現状では編入合併に反対の意向で一時席を立つ場面もあったとのことです。11市町村のどこか一つでも否決された場合は法定協議会は設置されず、再び、任意協議会から作り直しになります。なお、参加するのは成田市・富里市・下総町・神崎町・栄町・大栄町・多古町・栗源町・芝山町・横芝町・蓮沼村の11市町村です。
@偽クレジットカード3000枚を持ち込んだマレーシア航空乗員を逮捕
千葉県警国際捜査課と東京税関成田支署は16日までに、偽クレジットカードの原版3000枚を密輸しようとしたマレーシア航空客室乗務員とこのカードを引き取りに来たマレーシア人留学生を逮捕しました。客室乗務員は12日のマレーシア航空88便に乗務し、成田空港に着き荷物のなかに隠して持ち込もうとしましたが、荷物が異常に大きかったため税関職員が調べて発見されました。この乗務員は調べに対し「過去にも何度か密輸したことがある。」と供述しています。
*2月16日
@解説と資料のページに「離着陸機低周波音の調査結果について」と「ターミナル別エアライン一覧ガイド」を載せました。
空港公団から「離着陸機低周波音の調査結果について」を送っていただきましたので、「解説と資料のページ」に載せました。また、「くうこうだより」新年号に掲載されていた「ターミナル別エアライン一覧ガイド」も空港公団の了解を得て載せました。こちらは、各航空会社の尾翼のマークもついていますので、成田空港から出発するときや航空機の見学の時に便利に使えると思います。
@空港圏合併で千葉県が妥協案提示か?
空港圏合併任意協議会が12日に開かれたことは昨日の出来事で書きましたが、この席で、小川市長らは「大筋で合意した。」と記者会見で明らかにしましたが、漏れ伝わってくる話ではかなり強引に進めているようです。新設合併(対等合併)を主張しているある自治体首長は会議の1時間前に来るように言われ、そこで、「真意を聞きたい。」とかなり問いつめられたようです。また、妥協案として千葉県の方からは(1)名称は成田市とする、(2)市役所は現成田市庁とする、(3)編入合併か新設合併かは法定協議会を立ち上げてから検討することで当面棚上げにする、という案が示されたようです。また、合併のメリットとして「成田市並の行政サービスを実施する。」とされていますが、700億円の起債が認められたとしても、成田新高速鉄道への出資金などでかなり使われることになり、合併後の行政サービスが「成田市並」と言うわけにはとても行かないでしょう。合併後の市政、行政がどのようになるのかは全く明らかにされていません。対象市町村の住民に「編入合併ならこういう市になる。新設合併ならこうなる。」と言ったビジョンは何も知らされないまま進んでいるのはおかしくはないでしょうか。住民の方は、「何となく、良くなるのでは・・・」と言う漠然とした期待感のみが先行しているように見えます。
@特殊会社の設立は来年4月1日に・民営化法の骨子明らかに
空港公団の民営化を進める民営化法案の骨子が明になりました。政府が全額出資する特殊会社の名称は「成田国際空港株式会社」とし、来年4月1日に設立するとしています。法案のなかで地域対策事業(環境対策・共生策)を会社の事業として明記します。今年3月に閣議決定し、今国会での成立を目指します。この会社の設立と同時に空港の正式名称も「成田国際空港」となります。
*2月15日
@成田市議会が法定協議会設立の見込み
昨日開かれた成田市議会の合併協議会は合併について話し合いました。この席で、小川市長は12日の任意協議会で編入合併で大筋合意したことを報告し、3月議会に法定協議会設置案を上程したいとのべました。この後、各会派の態度表明が行われましたが、法定協議会の設置に対しては合意できませんでした。しかし、最大会派の政友クラブが「法定協議会立ち上げに全面協力する。」と表明し、議案が可決される見通しになりました。16日の合併協議会で正式に決定したいとしています。
@空港圏合併で大筋合意・合併任意協議会
12日に開かれた空港圏合併任意協議会は最初に松尾町の退会を承認しました。また、蓮沼村は「編入合併でもやむ終えない。」と表明し、残ることを明らかにしました。その後、合併方式についての態度表明がありましたが、複数の議会議長が対等合併を主張し歩み寄りはありませんでした。しかし、ぎりぎりの調整が断続的に続き、最終的に編入合併で大筋の合意に達しました。
【コメント】“ぎりぎりの調整”で“大筋合意”に達したというのですが、どのような合意なのかははっきりしません。今後、各市町村で法定協議会立ち上げの審議が行われるわけですが、一つの市町村でも否決された場合は振り出しに戻ります。まだまだ、道は遠いと思われます。
@成田空港に着陸できないときに羽田空港で受け入れ検討
国土交通省は成田空港の運用時間を過ぎて到着することが分かった場合、羽田空港に着陸させることを検討することになりました。これは、機体のトラブルなどで出発が遅れた場合、今までは、到着が成田空港の運用時間に間に合わないと、翌日の朝6時以降に到着するように出発を延ばしていたものを、羽田空港に着陸させることで出発させることにするものです。これは、訪韓した扇大臣がソウルの濃霧で帰りの出発が延び、成田空港に着陸できないことを知って、羽田空港に着陸できるように検討を指示したものです。(またまた、扇大臣の“思いつき”ですね。)しかし、空港職員の確保や羽田空港に事務所を持たない航空会社の対応、交通手段の確保、宿泊施設の確保など問題点も山積しています。
@離陸まで最大41分かかった・公団調査
空港公団は13日、ターミナルを出てから離陸するまでと着陸してからターミナルまでどのくらいの時間がかかるかと言う調査の結果を発表しました。調査は昨年の8月12日〜21日の10日行なわれましたが、これによりますと、第一ターミナルを出てからA滑走路を離陸するまでの平均が20分、第一ターミナルを出てから暫定平行滑走路を離陸するまでが同28分、第2ターミナルを出てからA滑走路を離陸するまでが同24分、第2ターミナルを出てから暫定平行滑走路を離陸するまでが同18分でした。一番時間がかかったのは第2ターミナルを出てからA滑走路を離陸するまで41分でした。また、第2ターミナルを出てから暫定平行滑走路を離陸するまでの最大時間は37分でした。着陸は離陸よりも時間がかからなかったそうです。
@台湾行きの日本アジア機でエンジン破損事故
13日午後1時頃、成田発台北行き日本アジア航空201便・B-747-200型機が那覇空港の北400Kmを飛行中第2エンジンが破損しました。同機は第2エンジンを止めて1時40分に那覇空港に緊急着陸しました。調べたところ第2エンジンのファンブレードの1本が折れて、カバーに40cmの穴が開いていました。破損したとき、ドーンと言う音が響き、機体が揺れたそうです。乗客は代替機で午後9時30に台北に向け出発しました。
【コメント】大きな事故にならないでよっかったですね。破片の当たり所が悪ければ、火災が発生したり機体に穴が開いたりして墜落の危険もあったのではないでしょうか。
@千葉県と周辺自治体が民営化に際しての覚え書きで合意
千葉県と成田空港周辺自治体は13日、空港公団民営化に際して国との間で取り交わす覚書の骨子案で合意しました。骨子案では円卓会議の合意事項を守ることを求め、民営化に当たっては住民の生活環境の改善に配慮するように求めています。しかし、住民が求めている谷間対策や民家防音工事助成制度の拡充などについては今後の協議のなかで民営化までに結論を得るように努力するとしています。
@駐機スポットが4月から6カ所増える
成田空港の飛行機を止める駐機スポットが4月から6カ所増えます。12月にはさらに5カ所が供用開始になり、合計138カ所になります。しかし、これでも駐機スポットは不足気味ですが、これ以上増やしたくても場所がないのが現状です。
@昨年の運用状況が過去最高に・成田空港
空港公団が発表した昨年の成田空港の運用状況によりますと、発着回数は16万3131回・1日平均で484回となり、旅客数は2908万7214人で前年度比15%増となりました。国際線は同14%増、国内線は同48%増となりいずれも過去最高を記録しました。
@成田行きの大韓航空機中で急性肺炎の幼児が退院
今月3日、ロサンゼルス発成田行き大韓航空2便が太平洋上を飛行中に1才2ヶ月の女の赤ちゃんが意識不明となりました。太平洋の真ん中で緊急着陸するところもありません。同機に乗っていた看護士2人が手当をしましたが、機長が近くを飛んでいるロサンゼルス発仙川行きの大韓航空18便に呼びかけて、同機に乗っていた韓国人医師が急性肺炎と診断し応急措置を指示しました。成田空港着陸後、直ちに成田市内の病院で手当を受け、一命を取りとめ、昨日元気に退院しました。
@マレーシア航空の乗務員が偽造カードを所持・自主申告
昨年の12月初旬、マレーシア航空の客室乗務員が偽造クレジットカード700枚を所持して成田空港に着いたことが10日までに明らかになりました。この客室乗務員は成田到着直前に機長に自主申告し、機長は客室乗務員を飛行機から降ろさず、そのまま帰国させました。マレーシアの警察当局の捜査では密輸組織から頼まれた地上職員がこの客室乗務員にカードを渡したのことです。しかし、この地上職員はその後行方不明となっているそうです。
@鳥取県西部で爆音・訓練中の自衛隊機か
10日、鳥取県西部で午前10時頃と午後7時頃、また、壱岐地方で午後2時頃爆音で窓ガラスが揺れる出来事がありましたが、この時間帯に自衛隊第8航空団のF15戦闘機が超音速訓練を行っていたことが分かりました。この訓練による衝撃波ではないかと見られています。
@FAAがしりもち事故のジャンボ機の点検を指示
アメリカ連邦航空局(FAA)は13日までに、昨年5月台湾海峡で中華航空のジャンボ機が空中分解で墜落した事故の原因が20年前のしりもち事故の修理部分が破壊したことによる可能性があるとして、同様の修理を行ったジャンボ機を早急に点検するように指示しました。
【コメント】日本航空の御巣鷹山墜落事故の原因と同じなのでしょうか。しりもち事故はジャンボ機だけではないのでこのような事故を起こした全機を点検すべきではないのでしょうか。
@国土交通省関係者が大臣の大阪空港不要論を否定
13日、大阪市内で関西経済界の呼びかけによる関西国際空港・大阪空港・神戸空港の役割分担を話し合う会合が開かれました。この席上、国土交通省の関係者は「国は大阪空港の廃止を考えていない。」と発言し、扇大臣の大阪空港不要論を否定しました。
@レキオス航空が6月1日新規参入を延期
レキオス航空は昨日、6月1日に運航を開始する予定だった羽田ー那覇線を延期すると発表しました。理由は機材の納入が遅れているためと説明しています。新たな運行開始日は検討中とのことです。
*2月10日
@都合により、明日から4日間、更新できません。次の更新は15日の予定です。悪しからず。
@米国防長官が民間機徴用を発動
アメリカのラムズヘルド国防長官は8日、民間航空会社の航空機を徴用できる権限を発動しました。イラクへの武力行使に向けて、ペルシャ湾岸地域への兵員や軍事物資の輸送を急ぐための措置と見られています。
【コメント】このように徴用された民間機が在日米軍の移動や軍事物資の移動のために日本の民間空港を使うことはないのでしょうか。アメリカはなにが何でも戦争をしたいようです。“ならずもの”と言う言葉はブッシュ大統領にこそふさわしいのではないのでしょうか。
*2月9日
@空港圏合併方式結論出ず・松尾町は離脱を表明
空港圏合併を目指す任意協議会が昨日開かれました。議論の大勢は「編入合併やむなし。」の方向に傾いたようですが、松尾町は「対等合併」を主張し、芝山町と蓮沼村も「対等合併の方がよりよい。」と主張しました。この間の溝は埋まらず、14日に再度任意協議会を開くことになりました。しかし、松尾町の古谷町長は会議後、「次回の協議会には参加しない。今後は山武郡での合併を目指す。」と表明し、空港圏合併からは離脱する意向を表明しました。また、蓮沼村村長も、「議会でもう一度話し合う。」と態度を保留しました。成田市の小川市長は「編入合併であっても、法定協議会の席上で各市町村の意見を聞き、取り入れていくことが出来る。」と述べ、次回で結論を出したい意向を表明しました。一方、空港北側の西寄りに位置する印旛郡栄町が新たに空港圏合併に加わる態度を表明しました。
【コメント】空港圏合併がどんなメリットがあるのかはっきりしません。特に、騒音対策や周辺整備については空港の北部と南部では相反する利害になることもあります。その時に、同じ市だからと強引に要求を絞ることにでもなれば、力関係からどうしても成田や北部地域の要求が優先されかねません。「編入合併」となれば余計にこの傾向が強まりかねません。南部独自の要求を出しにくくなることになるのではないでしょうか。市政の中心は当然成田になります。一番遠い蓮沼村は成田の中心まで直線距離でも25Kmもあります。松尾町が離脱し、蓮沼村が再考するというのも無理のないところではないでしょうか。何で、合併しなければならないのか意義がはっきりしません。
@小松市民が昼休み飛行制限緩和に異議申し立てへ
小松空港周辺の同市佐美町の元町内会長・出渕敏夫氏ら3名が西村小松市長の行った小松空港の自衛隊機の昼休み訓練を容認する決定を不服として13日に行政不服審査法に基づく異議申し立てを行うことになりました。申し立てでは「10・4協定は基地周辺住民の生活と生命を守る公害防止協定なのに、市長は基地音源対策を求めもせず防衛施設庁の言いなりに協定の緩和を決定したことは、市民をないがしろにする行為である。」としています。
*2月8日
@成田エックスプレスが佐倉に臨時停車・外国人が間違乗車
昨日の夕方、成田空港発大船行きのJR成田エックスプレスが成田駅に行くために間違って乗車した外国人5人を降ろすために佐倉駅に臨時停車しました。JRでは、「不慣れな外国人であったことと人数も多かったので特例として臨時停車した。」と説明しています。
【コメント】先日は高校入試に行くための高校生が間違えて止まらない快速に乗って、試験に間に合わせるためとして臨時停車しました。これらは“特例”と言っていますが、度重なると、「何で、俺の時は止まらないのだ。」と言う騒ぎになることも考えられるのではないでしょうか。また、止まるはずのない所で止まることによる安全上の問題も生じることになるのではないでしょうか。これは“美談”ではないと思います。
@エアニッポンが操縦席に乗務員を座らせた機長を処分
エアニッポンは昨日、社内規定に違反して乗務員を操縦席に座らせたまま着陸を行ったとして機長を30日間の乗務停止、また、機長に忠告しなかったとして副操縦士を訓戒と10日間の乗務停止とする処分を発表しました。この機長は1月に対馬発福岡行きの1549便で福岡空港に着陸するときに2日後に退職する客室乗務員に操縦室の補助シートに座るように勧め、そのまま着陸しました。乗務員は最初、断ったそうです。機長は、「揺れていて危ないからそのまま座らせた。」と説明しているそうです。
*2月7日
@低周波騒音調査結果公表・「人体への影響はきわめて低い」
空港公団は5日、空港周辺の低周波騒音の影響に関する調査結果を公表しました。調査は昨年9月2日〜5日までの4日間でした。調査地点は10カ所になります。結果では、建物や建具ががたつくことはあるものの心理的、生理的な人体への影響は「出現する可能性は極めて低い。」となっています。この結果は環境庁の発表している研究データ等と比較したものとのことです。ただ、今回は4日間のみということで、空港公団では引き続き調査を続けるとのことです。
【コメント】低周波騒音についてはまだ解明されていない部分も多いようです。また、建具や窓ガラスなどがガタガタと音を立てているのに、「心理的影響はない」と言い切るのはどうかと思います。睡眠の妨げにはなっているのではないでしょうか。
@フェアリンクが成田ー広島線を8月に開設
フェアリンクは昨日、8月1日から新たに成田ー広島線を1日1往復で開設することを明らかにしました。全日空との共同運航になります。これに伴い、成田ー仙台線の2往復の内、1往復を中日本エアラインが引継、これも全日空との共同運航になります。
@全日空が成田ー名古屋線に8月から大型機を投入
全日空は8月1日から成田ー名古屋線に現在よりも座席数の多いB-767-300型機(214席)を投入すると発表しました。これは、現在の同路線が常に満席状態で予約しにくい状況を改善するためとのことです。
@ユナイテッド航空が格安航空会社設立を検討
再建中のユナイテッド航空は業績好調な格安航空会社に対抗して、格安航空会社を自ら設立することを検討しています。しかし、一部労組は「ユナイテッド航空の解体につながる。」と警戒を強めています。この別会社がパイロットや客室乗務員の給与体系を別立てとすることに警戒を強めているようです。
*2月6日
@共生委員会第5期がスタート・「経済共生の視点を」と委員長
昨日、共生委員会第5期の最初の会合が開かれました。第5期の委員に堂本千葉県知事から委嘱状が手渡され、委員長の山本雄二氏は「民営化に向けて、空港の存在や民営化をプラスにする手がかりをつかむために、『経済共生』の視点を今期の重点にしたい。」と述べ、地元の経済団体との交流を実施することを明らかにしました。委員の中からは「民営化法案が固まる前に、地域住民・団体の意向を聞くことを求める。」と言う発言があり、国土交通省側も了承しました。
@「国際空港は地元負担をお願いする」と財務事務次官
財務省の林正和事務次官は昨日、大阪で記者会見を行い、国際空港の整備について「国際空港の基本的な施設は、国としてやるべき部分は達成できている。(国際空港が)地域活性化につながると言うことで、地元負担もお願いすることがこれからの基本だ。」と述べ、地元負担を求めていく考えを明らかにしました。
*2月5日
@成田市議会合併協議会で「段階的合併論」出る
昨日行われた成田市議会の合併協議会は8日の合併任意協議会に向けての態度を協議しましたが、結論は出ませんでした。市側から成田ニュータウンで行われた住民懇談会の結果や2日の任意協議会の報告などがありましたが、議員側からは市民に対する情報不足を指摘する意見や住民アンケートなどで民意を把握する必要があるなどの意見が出ました。また、編入か対等かで任意協議会の意見が分かれていることについて、「まず、編入に賛成する自治体と対等を主張する自治体とで合併して、その後、空港圏全体の合併を考えたらどうか。」と言う『段階的合併論』が出ました。これについて、小川市長は「空港圏合併の大義が損なわれる。民営化に対応するためには南北一体の行動が必要だ。」と述べ、反対しました。結局、昨日も結論をまとめることは出来ず、8日の任意協議会の結果を見て、10日に再度開くことになりました。
@大分ー大阪線が8月には1日6便に
JALエックスプレスは4月から大分ー大阪線を1日1往復増便することになりました。機材はB-737型機になります。また、8月からはフェアリンクが道路線に参入し1日2往復運航することになりました。機材は50人乗りのボンバルディアCRJ-100と同200型機になります。これにより、8月からの同路線は現在の倍の1日6往復になります。
@米のコートニー・ラブが機内で騒ぎロンドンで拘束
アメリカのロック歌手・女優のコートニー・ラブが4日、アメリカからロンドンに行く時搭乗したヴァージナトランティック航空機内で、友達をファーストクラスに入れる入れないでもめ、乗務員を「非常に乱暴な言葉」で繰り返し罵り、機長がロンドンの警察当局に通報しました。このため、コートニーはロンドンについて直ちに警察に拘束されました。しかし、警察は起訴はせず、説諭の後に釈放しました。
*2月4日
@スカイネットアジア航空が増資
スカイネットアジア航空は先月31日に1億4475万円を増資したと発表しました。これで、資本金は19億835万円になりました。今回の増資目標は3億円でしたが、個人投資家分の内7000万円の支払いが完了しなかった、とのことですが、それを入れても約1億円足りませんでした。なお、1月搭乗率は64.5%で昨年12月の搭乗率を8.0%上回りました。
@中国国際航空が上海経由の仙台ー北京線を増便へ
中国国際航空は3月30日から上海を経由する仙台ー北京線を1日1便増便すると発表しました。これで、仙台ー北京線は上海経由が週3便、大連経由が週2便体制になります。この路線の昨年の平均搭乗率は75%だったとのことです。今後も、業務用・観光用共に需要が増える見込みでの増便です。
*2月3日
@編入か対等かでもめる・空港圏合併任意協
昨日開かれた空港圏合併任意協議会は冒頭に山武郡松尾町から「成田市は空港裏側の我々への配慮が足りない。」との発言があり、これをきっかけに紛糾しました。小川成田市長など成田側は「成田市の行政サービスを維持する編入方式でなければ、市民の理解が得られない。その上で他の市町村のサービスも改善したい。」と述べました。空港の北側で、比較的騒音被害の少ない香取郡は「編入もやむなし。」との意見ですが、騒音被害をもろに被っている南側の山武郡は対等合併を主張しています。12市町村の意見はほぼ半々になっているようです。
【コメント】固定資産税などが多くはいる成田市側は「既得権は確保したい。」という気持ちですし、「今まで、騒音だけを押しつけられて地域振興策は不十分な不平等を、この合併で取り戻そう。」とする南部地域の意向が反映しています。もともと、成田市は合併に乗り気ではありませんでした。一方、「編入では不平等の解消にはならない。」とする南側の思惑をどう折り合わせるか難しいところです。
@米子空港の滑走路に亀裂・一時閉鎖
今日午前7時55分頃、滑走路を点検していた自衛隊員が滑走路の中央部に長さ30cm、幅5cm、深さ5cmの亀裂を発見しました。点検のため、同空港は9時頃まで閉鎖されました。このため、8時55分に羽田から到着する予定の全日空811便は上空待機のため9時8分に着陸しました。この亀裂は2000年10月の鳥取県西部地震の時に出来た亀裂と同じで、埋めてあったコンクリートが除雪のためにはがれてしまったとのことです。
@広島県沖美町議会が夜間離発着訓練誘致を撤回
厚木基地の夜間離発着訓練(NLP)の訓練場を町内の大黒神島に誘致しようと防衛施設庁に申し入れた沖美町議会は今日、全員協議会を開き誘致の申し入れを撤回することになりました。今後、夜間離発着訓練(NLP)については一切話し合わないとのことです。沖美町が誘致を申し入れてから、周辺自治体が一斉に誘致反対の声を上げたために撤回になったものと考えられます。
*2月2日
@スペースシャトル・コロンビアの乗員のご冥福をお祈りいたします
昨日帰還が予定されていた、スペースシャトル・コロンビア号が着陸15分前に空中分解を起こし、墜落しました。犠牲になられた7人の方々のご冥福をお祈りいたします。宇宙に行くのは大変なことで、安全率も最小限にしか見積もられません。例を挙げますと、日本のH2Aの場合は1.2の安全率です。何かの本で読みましたが、体重50Kgの人が座るイスを60Kgの人が座ったら壊れてしまうように作るとのことです。そのくらい、削れるところは削って作らないと宇宙には飛び出せないのですね。スペースシャトルの場合は人が乗るわけですから、安全率は当然高くとっているのですが、確率では100回飛んで1〜2回の事故が起こるようです。もっとも、この数字についてはもっと高く「300回に1回だ。」と言う説もあります。民間の旅客機だと、これが、何十万回に1回の割だったと思います。(すみません、正確には忘れました。)
@コンピューター入力ミスで出発できず立ち往生
昨日午後3時25分頃、岡山空港から羽田空港に向かおうとした日本航空486便がエプロンで立ち往生しました。これは、離陸に必要なエンジンの出力や飛行方向などのデータが本社のコンピューターに入力されていなかったためです。この路線の機種が昨日から変更になったことによる入力ミスと見られています。乗客42人の内、37人は午後7時発の後続便に振り替え、2人は新幹線に乗り換え、3人はキャンセルしました。同機はコンピュータの入力を待って、4時間半遅れで貨物だけ載せて出発しました。
@操縦席窓にひびが入り、大阪に緊急着陸
今日午前11時55分頃、鹿児島空港から羽田空港に向かっていた日本航空394便・B-777-300型機が宮崎県沖を飛行中、副操縦士席側の窓ガラスに蜘蛛の巣状のひびが入りました。このため同機は午後0時39分に大阪空港に緊急着陸を行い、無事着陸しました。
*2月1日
@1月のアクセス数は13214回でした。ご愛読感謝いたします。
@警備員の覚醒剤密輸で制限エリア内のパスを廃止
昨年摘発された、成田空港の警備員による覚醒剤密輸事件で、空港公団と東京入管成田空港支局と東京税関成田支署は昨日防止策を発表しました。それによりますと、一般エリアから制限エリアに直接出入りできる入管発行のパスを廃止し、今後は航空機に行く場合は航空界社職員と同じ経路、また、航空機まで行かない場合は免税店職員などと同じ経路を使うことになりました。この場合、どちらも出入り口で警備員のチェックを受けることになります。また、事件の際に、警備員が電子ロックされていた入管のドアを暗証番号を使って開けていた点は、入管職員が信頼関係で警備員に暗証番号を教えていたことが判明しました。さらに、事件を起こした警備会社は成田空港内への立ち入り許可を取り消されたそうです。
@全日空とエア・ドゥとの共同運航始まる
今日から、羽田ー札幌線で全日空とエア・ドゥとの共同運航が始まりました。これは、全日空がエア・ドゥの座席を半分買い取るものですが、両社の運賃体系が異なるため、同じ便で運賃差が4500円生じることになります。
@来日外国人が500万人を初めて突破
国際観光振興会が昨日発表したところによりますと、昨年、日本を訪れた外国人が初めて500万人の大台を突破しました。来日旅行者数は一昨年比で9.8%増の524万1000人となりました。これは、ワールドカップと暫定平行滑走路の開業が寄与しているとのことです。昨年は11月までは一昨年比で2桁の伸びを示し、12月も同8.1%増でした。一方、日本人の海外旅行者は同1.8%増と微増にとどまりました。また、米同時多発テロ以前の2000年と比べますと7.3%減と回復には至っていません。