*9月30日
@日本航空が成田ー上海貨物便を倍増へ
日本航空は昨日、11月から現在は週3便運航している成田ー上海線の貨物便を週6便に増便すると発表しました。
@政策投資銀行が日本航空システムと全日空に850億円融資
政策投資銀行は昨日、重症急性呼吸器症候群(SARS)の影響で減収となっている日本航空システムに対して700億円の融資を行い、今日、同じく全日空に対して150億円の融資を行いました。合わせて850億円になります。
@日本航空と全日空が中国での提携強化を発表
日本航空と全日空は昨日、それぞれ、中国における提携強化を発表しました。日本航空は12月から中国南方航空と中国東方航空との間で共同運航を実施し、中国海南航空とは中国の国内線乗り継ぎサービスを始めることになりました。また、全日空は中国国際航空と中国上海航空との間で乗り継ぎサービスを11月から実施するとのことです。
@カンタス航空のジャンボ機で亀裂が見つかる
カンタス航空は重整備に入っていたB-747-400型機の垂直尾翼付け根付近に亀裂が入っているのが発見された事を明らかにしました。この機体は導入から10年しか経過しておらず、同時期に導入したジャンボ機を緊急点検しましたが、亀裂などは発見されなかったそうです。
【コメント】これは、深刻な事態と言えるのではないでしょうか。B-747-400型機というのはジャンボ機のなかでも新しい機種で当然製造年月日も新しいものになります。しかも、場所が尾翼付け根付近と言うのも気になります。日本航空123便の墜落事故のように、尾翼に何らかの損傷が発生すれば致命的な事故に発展しかねないのですから。
@エールフランス取締役会がKLMとの合併を承認
29日に開かれたエールフランスの取締役会でKLMオランダ航空との合併が承認されました。これにより、世界第3位の旅客輸送実績を持つ巨大航空会社が誕生することになります。持株会社を設立しますが、エールフランスとKLMオランダ航空の社名は残るとのことです。しかし、事実上のエールフランスによる吸収合併になります。
*9月29日
@栄研化学がSARSを1時間で判定するキット開発
今日の朝日新聞によると、栄研化学は厚生労働省と文部科学省の重症急性呼吸器症候群(SARS)合同研究班と共同で1時間以内にSARSに感染したかどうかを判定する検査キットを開発したそうです。患者数十人の検体によるテストでは8割り以上の精度だったとのことです。現在、香港の組織との検証実験を行っているとのことで、効果が確認されれば空港などでの素早い判定が可能になります。
@8月までの旅客機受注はエアバスが大きくリード
重症急性呼吸器症候群(SARS)の影響などで、航空会社からの旅客機の発注は低迷していますが、今年1月から8月までの受注高を見ますとエアバス社が238機となったのに対し、ボーイング社は156機にとどまっています。受注ではエアバス社がボーイング社を圧倒しています。
*9月28日
@共生委員会事務局長宅に過激派ゲリラか?
今日午前1時半頃、千葉市花見川区にある成田空港地域共生委員会事務局長安蒜栄さん宅の乗用車の後部バンパー付近に黒い箱が取り付けられいるのを巡回中のガードマンが発見し警察に通報しました。警察で調べたところ、箱の中には乾電池3本と電子基板がありましたが、爆発物はありませんでした。警察では成田空港に反対する過激派のゲリラか悪質ないたずらとみています。
@カンタス航空とエアカナダが成田線を復活へ
カンタス航空は10月末からの冬季スケジュールで5月から運休していた成田ーメルボルン直行便と成田ーケアンズーブリスベーン線を復活すると発表しました。毎日の運航となります。また、エアカナダは春から運休していた成田ートロント線をバンクーバー経由で10月末からの冬季スケジュールで復活させると発表しました。こちらも毎日の運航で機材はB767型機を使用するそうです。
@SARSウイルスは流行の前から人体に存在か?
中国の華僑向け「中国新聞社」によりますと、重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行する前に中国各地で採取され凍結保存されていた健康な若者の血液1621人分を検査したところ、その内の16人分の血液がSARS抗体検査で陽性の反応を示していたことが分かったそうです。このことは、昨年11月に広東省で最初の患者が発見される以前にSARSウイルスがかなり広い地域で人体に巣くっていたことを示しています。
@大阪空港騒音調停団代理人が解決金300万円を着服
大阪空港の騒音問題を巡り、国との公害調停で解決金を受け取った伊丹市の第5次調停団の元代理人が解決金の一部、300万円を着服していたことが昨日、明らかになりました。1987年に住民約1500人分の和解金1億6000万円を受け取りましたが、住民の転居などで渡せなかった約300万円を来春の調停団解散後地元団体に寄付することになっていましたが、このお金が不明になり調べたところこの元代理人が横領を認めました。この元代理人は福祉協議会のお金の横領で逮捕されています。
@日本航空が羽田からサイパンに毎日チャーター便運航へ
日本航空は11月1日より来年1月6日まで羽田空港の深夜・早朝のチャーター便枠を使いサイパンへチャーター便を毎日運航すると発表しました。機材はB767型機を使い、羽田発23時、サイパン着翌日早朝5時30分になるそうです。東京のサラリーマンなどの気軽な利用を期待しているとのことです。
*9月27日
@空港公団のページに「成田空港運用状況(平成15年8月分)」「SARSによる成田空港への影響」「C誘導路の一部供用開始」「2003年10月組織再編およびグループ制の導入」が乗っていました。
@1月のオーバーラン事故で「進入速度が速かった」と事故調
国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会は昨日、1月に暫定平行滑走路で起きたエアジャパンのオーバーラン事故について、「進入速度がオーバーしたため、滑走路北端から940mで接地したが、バウンドして1250mで本格接地しオーバーランに至った。着陸をやり直すべきだった。」とする報告書を公表しました。
【コメント】要するに、パイロットの判断ミスと言うことなのでしょうか。前にもこの欄で指摘した「沿岸前線」などの気象条件は問題なかったのでしょうか。
@日本エアシステム機が車輪降脚の異常音で着陸遅れる
昨日の午前10時頃、鹿児島発福岡行きの日本エアシステム802便から「着陸のために車輪を出したところ、異常音がした。」と連絡がありました。このため、地上から車輪が出ていることを確認し、30分後に無事着陸しました。
@ジェイエア機が離陸直後にエンジントラブル・大阪空港に引き返す
25日午後3時頃、大阪空港を離陸した花巻行きのジェイエア機・CRJ-200型機が離陸直後にエンジントラブルを起こしました。このため、同機は大阪空港に引き返し20分後に緊急着陸を行い、無事着陸しました。
@地震で釧路空港が一時閉鎖
昨日の早朝に起きた大きな2回の地震の影響で釧路空港管制塔の天井の一部が壊れ、管制業務が行えない状態になりました。このため、機能の確認が終わるまで、同空港は閉鎖されました。また、ターミナルの天井の一部が落下しましたが、滑走路には異常はありませんでした。
@「施設利用は乗客」と支払い請求を却下・東京地裁
東京地裁は昨日、「名古屋空港ビルディング」が外国航空会社16社を相手取り新国際線ターミナルビルの施設利用料約6億円の支払いを求めた訴訟で、名古屋空港ビルディングの請求を却下しました。裁判長は判決で、「施設を利用しているのは乗客で、航空会社に負担責任はない。」としました。
@シドニー空港で燃料不足から国際線で遅れや欠航
オーストラリアのシドニー空港で航空機用のジェット燃料が不足し、国際線に遅れや欠航が出ています。これは、石油精製施設のトラブルと嵐によるタンカーの遅れが原因とのことです。国内線でも燃料の給油が制限され、途中で他空港に立ち寄り給油していますが、国際線では途中での給油も難しく欠航を余儀なくされる便も出ています。この混乱は3日ほど続くようです。
*9月26日
@黒野総裁が和解不調の場合北延ばしを示唆
空港公団の黒野総裁は昨日の記者会見で、「和解が決裂したと言うことで、直ちに北延ばしを決断するものではないが、決裂した場合、(2500m平行滑走路を目指す)我々の戦略を再検討する事になる。」と述べて北延ばしの可能性について、公式に初めて言及しました。また、東峰神社の所有権について、「反対派に所有権を譲れるかどうかは私たちだけで決めることは出来ないので、もう少し時間が欲しい。」と述べました。
【コメント】東峰地区の問題について少しずつ問題が煮詰まっているようです。国と空港公団は何としても正規の平行滑走路の建設が欲しいところですし、用地問題に何らかの見通しがつけば、東峰神社の所有権を譲っても良いと判断しているのかもしれません。また、東峰地区の住民側も、完全に決裂して空港公団が北延ばしを決断し、実際にジャンボ機が頭上を飛ぶことになると、さらに激しい騒音で住み続けられるかどうかとの不安もあります。このあたりの綱引きが微妙になっているのではないでしょうか。
@第1・第2ターミナル間のC誘導路が来月30日から供用開始
第1・第2ターミナルやA滑走路・B滑走路を結ぶC誘導路の工事が完成し、10月30日から供用開始されます。この間には現在はR誘導路1本しかなく、駐機場の一部を連絡路として使用しています。しかし、駐機場に駐機している機体がある場合にはこれも使えず、R誘導路で交互通行になっていました。これが、ダイヤの乱れを生む原因の一つでした。これで、滑走路とターミナル間の移動がスムースになり遅れがいくらか解消されることになりそうです。なお、来春にはもう1本のD誘導路も供用を開始する予定です。
@日本航空システム・全日空への緊急融資は上半期800億円超に
イラク戦争や重症急性呼吸器症候群(SARS)による減収で経営が苦しくなっている日本航空システムと全日空に対する政策投資銀行による緊急融資は上半期分として日本航空システムには600〜700億円、全日空には100〜200億円程度になる見込みが固まったようです。なお、下期については政策投資銀行が改めて査定することになります。
*9月25日
@空港公団の上半期減収は115億円に
空港公団は今日、2003年度上半期(4月〜9月)の減収額が、予算ベースの約14%、額にして約115億円に達すると発表しました。しかし、成田空港利用者は9月に入り前年比で92%まで回復しており、峠を越えたと見ています。黒野総裁は「2003年度で何とか黒字を確保したい。」と述べました。
@空港圏合併で2町は合意、1市2町は保留
成田市の小林市長が提案した2市4町の合併について、小林市長が富里市・下総町・大栄町・多古町・芝山町を訪問し、合併に協力してくれるように要請しました。この結果、下総町と大栄町は成田市への合併を了承しましたが、富里町は「新設合併(対等合併)にして欲しい。」と態度を保留し、多古町と芝山町も保留しました。これに対して、小林市長は「11月末までの出来るだけ早い時期に結論を出して欲しい。」と述べました。成田市では11月にタウンミーティングや市の広報で合併について説明し、全市を対象とした1万人規模のアンケートを実施して市民の意向をふまえ、12月議会で合併についての方向性を出していきたいとしています。市議会は22日に合併協議会を開き、2市4町合併の方針を了承し、特例市を目指すことになりました。
@日本アジア航空が11月から成田ー台北線を全面復活
日本アジア航空は重症急性呼吸器症候群(SARS)のために運休していた成田ー台北線の一部・週7便を11月から復活すると発表しました。これにより、同社の成田ー台北線は週24便となり当初計画の運航に戻ることになります。
@アリタリアとエアフランスの提携方針を双方が確認
24日、アリタリア航空の会長はニューヨークで「イタリア政府はアリタリアとエールフランスの完全合併を提案し、フランス政府がこれを受け入れたと理解している。」と述べました。一方、ローマを訪れたフランス運輸相は「エールフランスとKLMオランダ航空の協議でアリタリア航空の権益が守られることを保証する。後は、経営者同士の協議に任せたい。」と述べました。
*9月24日
@解説と資料のページに「成田空港:2003年9月時間帯別スケジュール表」を載せました
空港公団からいただいた9月分の運航スケジュール表から時間帯別・滑走路別の統計を取ってみました。急いでまとめましたので、細かいミスはあるかも知れません。また、このページには「戻る」ボタンがありませんので、ブラウザの「戻る」ボタンでお願いします。これで目に付いたことをいくつか書いてみたいと思います。(1)ラッシュ時のA滑走路の離着陸の1時間の合計がほぼ30便になっていることです。このことはA滑走路の最大使用回数が1時間当たりではこの位になることを表していると思います。2分間に1回の割合で離着陸が行われており、これが、現在の限界なのでしょう。(2)A滑走路に比べて、B滑走路の使用回数が半分以下になっています。これは誘導路の問題からA滑走路ほど自由に使用が出来ないことと、飛行間隔の問題からA滑走路・B滑走路との同時離陸・同時着陸が出来ないためと考えられます。そうなると、どうしてもA滑走路優先の運用にならざるを得ない事を表していると思われます。(3)B滑走路では出発よりも到着の回数が多くなっていますが、機体重量などの関係から、着陸時にはB滑走路を使えても離陸はB滑走路では出来ず、A滑走路を使っているものと思われます。(4)この表には出てきませんが、22時台の出発は貨物機が圧倒的に多くなっています。一般的に言って旅客便よりも貨物便の方が騒音が大きく、これが、睡眠の妨げになっていることは言うまでもありません。22時台の貨物便は出来る限り減らすべきです。
@中華航空と東方航空が那覇乗り継ぎで台北ー上海4時間半
中華航空は昨日、台北と上海の間を那覇乗り継ぎで4時間半で結ぶと発表しました。中華航空便で那覇に行き、那覇からは中国東方航空便で上海に向かい、乗り継ぎ時間も含めて4時間半で結ぶととのことです。この路線は中華航空と中国東方航空がダイヤを調整することによって実現しました。香港やマカオを経由するよりも短い時間で行けるとのことです。当面、週3便で運航します。この背景には中台直行便の運航をにらんで両者の関係を密にすると言う一面もあるようです。
@スイス国際航空がブリティシュ・エアウエイズと提携
スイス国際航空とブリティシュ・エアウエイズ(BA)は23日、業務提携に関する覚書を取り交わしました。10月26日から両者の共同運航が始まるそうです。また、スイス国際航空はブリティシュ・エアウエイズ(BA)・アメリカン航空・シンガポール航空などが加盟する航空連合「ワン・ワールド」への加盟も発表しました。
*9月23日
@東峰神社立木訴訟で和解協議は継続
昨日の東峰神社立木訴訟の公判で原告側は空港公団の示した和解案を拒否しましたが、逆に、「所有権は東峰地区住民にある。」とする和解案を提案しました。このため、10月23日に千葉地裁の裁判官を交えた「進行協議」を非公開で開くことになりました。ここで、和解案を協議することになりました。
@伊丹市で大阪空港フォーラム開かれる
昨日、大阪空港の将来像を考えるフォーラムが伊丹市で開かれました。このフォーラムは「まちと空港の真の共生とは」と題され、伊丹青年会議所が主催しました。大阪空港の機能縮小が考えられる中で、市民に関心を持ってもらおうと開いたものです。フォーラムでは井戸兵庫県知事が講演し、「市民も一緒に空港の活用を考えることで、空港と街の共生モデルが作られる。」と訴えました。その後、ディスカッションが行われ「空港を活用し街の活性化を図るべき。」との意見が多く出されましたが、騒音公害伊丹第1次調停団長の照屋氏は「空港の大切さは認識しているが、滑走路近くで現在も苦しんでいる人がいる。騒音問題が全て解決したわけではない。」と述べました。
*9月22日
@東峰神社立木訴訟で原告が和解案を拒否
今日、千葉地裁で行われた東峰神社立木伐採訴訟で原告の住民側は空港公団が示した和解案を拒否しましたが、「所有権が空港公団でなく住民側にあることを認めるならば、話し合いに応じる用意がある。」との立場を表明しました。
@空港公団が免税品などの販売をする子会社設立へ
来年4月の民営化を受けて、新会社が免税品販売などの事業に直接参入できるようになりますが、空港公団はこれらの物販事業を行う100%出資の子会社を設立する検討を始めました。現在は空港公団が物販事業を直接出来ませんので、公益法人・新東京国際空港振興協会が免税店などを運営し年間の売り上げが27億円程度になっています。これを、物販事業専門の子会社で行い、年間100億円の売り上げを目指そうというものです。4月の民営化と同時に設立準備に入り、早ければ7月にも設立する予定です。
@アメリカの個人情報提供要求にEUが反発
アメリカが自国に乗り入れる外国航空会社に対して搭乗者の個人情報の提供を義務づける法律が成立していますが、EUがこれに対して反発しています。現在は暫定的に(1)航空機の離陸後直ちに乗客情報を通報する、(2)アメリカ当局は7年間個人情報を蓄積し利用できる、と言うことで合意しています。これに対してEUの中から「EUの個人情報保護法に違反するのではないか。」との声が上がっています。というのは、アメリカの求める個人情報が氏名・電話番号・クレジット番号・アメリカ国内の宿泊先・連絡先・本人特定のためのデータ・好みの料理など非常に細かくなっており、蓄積年数も7年よりも長期間を要求しているためです。
【コメント】アメリカは自国の国民のプライバシーだけでなく、全世界の人たちのプライバシーを収集し、アメリカの世界支配に役立てるつもりでしょうか。日本政府はこの要求に対し、何も言わずに従うのでしょうか? 私は、自分の必要以上の情報を提供するのはいやです。
*9月21日
@出資金の返済額は年末までに決定する見通し
成田空港への国の出資金3000億円の返済については、来年度予算の概算要求では手始めとして100億円を返済するようになっていますが、全体的にどの程度を返済させるかは国土交通省で検討し、年末までには結論を出すことになっているようです。
【コメント】この問題については成田空港空港圏自治体連絡協議会からの要望でも、独自の周辺対策が実施できるように相当額を残して欲しい、としています。関西国際空港や中部国際空港の建設が海上空港であるため、建設費は成田空港の場合よりもかなり多額になっています。一方、海上空港ですから騒音対策などはほとんど必要ありません。これに比べて、成田空港周辺の住民は多大な騒音被害を日夜被っています。安い建設費の代償として周辺住民が騒音に苦しんでいるのですから、建設費が安くなった分、騒音対策などの周辺対策にもっと力を入れて良いはずです。成田空港空港圏自治体連絡協議会は出資金の内500億円を独自の周辺対策を行えるように共生財団などに残すべきだ、と主張しています。年末にだす結論にも、この点を十分に考慮してもらいたいと考えます。
@中華航空機が再度引き返す
昨日書いた中華航空111便の故障ですが、午後0時18分に福岡空港に引き返し、点検整備をして午後3時15分に再度離陸しました。ところが、離陸してすぐに今度は前輪の格納が出来なくなってしまいました。このため、同機は再び福岡空港に引き返し、午後4時過ぎ無事着陸しました。このため、乗客は午後9時の他の便で台北に向かいました。再出発までの時間が長くなったっため、全乗客の出国が一端取り消され、再度出発手続きをしなくてはならなくなったそうです。「出国取り消し」のスタンプをパスポートに押された乗客はうんざりした表情だったとのことです。
*9月20日
@過激派の3拠点使用禁止を1年間延長
国土交通省は18日、成田空港周辺の過激派3拠点に対する「新東京国際空港の安全確保に関する緊急措置法」(成田新法)に基づく使用禁止命令適用期間を来年9月18日まで延長することを官報で告示しました。この3拠点は「天神峰現地闘争本部」「岩山団結小屋」「三里塚野戦病院」です。国土交通省は「過激派が今後も使用する可能性が高い。成田闘争が終了していないと言う認識で延長した。危険が取り除かれるまで使用禁止命令を続ける。」としています。
@東峰神社立木伐採訴訟公判が22日に
東峰神社立木伐採訴訟の公判が22日に千葉地裁で開かれますが、空港公団が示した和解案に対する原告側の態度が明らかにされる模様です。読売新聞によりますと、原告側は和解を拒否する方向のようですが、「和解という手法そのものには反対でない。」とする意見もあるとのことです。また、空港公団の黒野総裁は「和解不成立だけで、すぐ北側延伸というわけではない。」と言い、幹部の中には「和解提案は最後通告。応じなければ、東峰集落との交渉を断念せざるを得ない。」と言い切っているとのことです。
@エジプト航空が成田ーカイロ直行便を再開
エジプト航空は運休していた成田ーカイロ線の直行便を15日から再開しました。毎週月曜日に運航します。
@エールフランスが成田ーパリ線を週4便増便へ
エールフランスは26日から成田ーパリ線を週4便増便し、現在の週14便から18便にすると発表しました。使用機材はB777-200型機とのことです。
@関西国際空港・タイヤの破片で9分間閉鎖
今日午前11時頃、関西国際空港の滑走路にタイヤの破片が発見されました。このため、滑走路を9分間閉鎖し、安全確認を行いました。この破片は10時40分頃、関西国際空港から上海に向かった全日空155便・B767型機のものと見られ、同便に連絡されました。全日空機は上海空港上空で目視の確認の結果着陸に支障がないとのことで、午後1時22分に無事着陸しました。
@アシアナ航空機が着陸やり直し・関西国際空港
滑走路閉鎖が解除されたばかりの関西国際空港で11時40分頃、ソウルから関西国際空港に着陸しようとしたアシアナ航空112便・B767型機で車輪が出ていることを確認するランプが点灯しないトラブルが発生しました。同機は着陸をやり直し、地上から車輪が出ていることを確認して午後0時10分に無事着陸しました。
@中華航空機が引き返す・福岡空港
今日午前10時25分頃、福岡空港から台北に向けて離陸した中華航空111便・A300型機で前車輪の格納庫の扉が閉まらなくなりました。このため、同機は福岡空港に引き返し、午後0時18分に無事着陸しました。
【コメント】今日の夕方までに小さなトラブルが3件も起きました。偶然のこととは思いますが、整備点検には万全を期してください。それでも、事故はなくならないと思いますが。
@B7E7型機開発に日本の3社分担は3割近くか
来日しているボーイング社の民間航空機部門ディレクターは昨日、ボーイング社が開発を予定している中型旅客機B−7E7型機の機体部分の日本の三菱重工・富士重工・川崎重工3社の分担比率について、「B-777型機の20%と同じレベルか、大幅に上回る可能性がある。」と語りました。また、今後のスケジュールについて「年内に開発パートナーと分担比率が発表されるだろう。」と語りました。
*9月19日
@空港公団のページに「第15回海上防災訓練について 」、「’03夏さわやかキャンペーンの結果について」、「 ウズベキスタン写真展〜アートギャラリー〜」が載っていました。
@全日空機が名古屋空港で立ち往生・滑走路8分間閉鎖
昨日午後2時20分頃、那覇発名古屋行きの全日空304便・A321型機から空港に「油圧系統の警告灯が点灯した。着陸後動けなくなるかもしれない。」との連絡が入りました。同機は約10分後に無事着陸しましたが、滑走路上で自力走行が出来なくなり、牽引車にひかれて駐機場まで移動しました。このため、同空港は8分間滑走路を閉鎖しました。
@日本航空システムが国際貨物を一元化・10月1日より
日本航空システムは現在、日本航空と日本エアシステムで別々に行っている国際貨物の取り扱いを10月1日からジャル・カーゴ・システム(JCS)に一元化すると発表しました。
*9月18日
@「くうこうだより/AUTUMN」が送られてきました
「くうこうだより・AUTUMN」が昨日送られてきました。1面は「空の日イベントのお知らせ」、2・3面は「成田空港の環境報告」、4・5面は「成田空港周辺児童絵画・書道展」などとなっています。
@成田空港夏休み出入国者が前年の13%減に
東京入管成田空港支局のまとめによりますと、今年の夏休み期間(7月12日〜9月9日)に成田空港から出入国した人は延べで約407万人となり、過去最高の昨年と比べ12.7%減となったそうです。日本人の出国者は同18.7%減、入国者は同20.5%減でしたが、外国人は出国者が同4.4%増、入国者が同6.8%増となったそうです。日本人の回復が遅れていますが、これも、確実に回復基調にあるそうです。
@成田市議会が合併促進請願を棚上げに
昨日の成田市議会・総務常任委員会は「市町村合併を考える会」から出されていた「市町村合併の推進を求める請願」を法的な拘束力のない趣旨採択にすることになりました。委員会で賛成と反対の委員の対立があり、委員会としての結論を留保する玉虫色の採択とし、事実上、棚上げとしたものです。
@イベルワールド航空がスペインへの直行チャーター便を中止
スペインのイベルワールド航空は今日から予定していたスペインへの直行チャーター便の運航を全て中止しました。これは、日本のベッカム人気にあやかってサッカーのスペインリーグ観戦を含むツアーのチャーター便として週1回程度の運航を計画していたものです。この突然の中止に旅行業者は他社便への振り替えに大わらわだったようです。
【コメント】突然の中止は無責任と言わざるをえませんね。多分、思うように乗客が集まらなかったのでしょうが、国土交通省によると「チャーター便運航の申請は一切出ていない。」とのことですので、どこまで、本気でやるつもりだったのか分かりません。こんな航空会社は以後、信用しないようにしましょう。
*9月17日
@新会社の略称は「NAA」に?
今日、用事で空港公団に行きましたが、壁には、新会社のロゴマークや名刺などのデザイン案が9種類張り出してありました。職員にどれがよいか意見を募っているようです。そして、新会社の略称は現在と同じ「NAA」となるようです。「成田」の「NA」と「エアポート」の「A」との組み合わせとなるとのことでした。
@サッカーの日本代表敗退の腹いせで「爆破」書き込み逮捕
千葉県警と新東京国際空港署は昨日、パソコンに成田空港爆破の書き込みをした東京都の大学4年生を業務威力妨害で逮捕しました。この大学生はサッカーのコンフェデレーションカップで日本代表が準決勝に進出出来なかったのに腹を立て、6月23日にインターネットの掲示板サイトに「サッカーの日本代表が帰ってくる時に、空港を爆破させみんな殺してやる。」と2回にわたり書き込みを行いました。これにより、成田空港の管理者である空港公団の業務を妨害したと言うものです。
@9月20日に「空の日」イベント開催
「空の日」である9月20日に成田空港でも「成田空港空の日フェスティバル’03」が第2ターミナル前の中央広場で行われるそうです。東京ディズニーリゾートからゲストも参加し、ゲーム大会、仮面ライダー555ショー、お楽しみ抽選会などが午前10時半から午後3時40分まで行われます。
@日本航空が国際線でネット割引設定
日本航空は10月から国際線でもインターネットで航空券を発売し、今までの最大割引となる「スーパーWeb悟空」を設定します。東京発で見ますと、ハワイの往復が5万円から、グアム往復が2万3千円から、サイパン往復が3万円からになります。現在の「スーパー前売り悟空」に比べても数千円安くなります。
@エールフランスとKLMとアリタリアが提携か?
イタリアの首相は16日、イタリアのアリタリア航空とエールフランスとKLMオランダ航空との提携についてフランス首相と電話会談したことを明らかにしました。15日の出来事にも書きましたが、エールフランスはKLMを買収する方向で話し合いが行われているようですが、これに、アリタリア航空も相乗りしようとするものです。アリタリア航空とKLMオランダ航空は現在も一部提携関係にあります。
@中国が2020年までに旅客機1900機以上購入
17日付のチャイナ・デーリー紙は「中国の航空業界は世界第3位の航空機市場になり、2020年までに1900機以上の航空機を購入する。」とする記事を掲載しました。これとは別にボーイング社は「今後、20年間で2400機を必要とする。」とする予測を出しているそうです。
@上海航空がB757-200型機を5機発注
中国の上海航空がボーイング社にB757-200型機5機を発注したそうです。上海航空は中国国内54年とベトナムやカンボジアへの国際線を運航しています。
*9月16日
@タイ航空が成田ーチェンマイにノンストップ便
タイ航空は10月末からの冬季スケジュールで成田ーチェンマイにノンストップ便を就航させると発表しました。週3便の予定です。
@対馬空港で小型機が着陸に失敗・3人死亡
今日午前10時50分頃、長崎県の対馬空港に着陸しようとした熊本県にある崇城大学所属の小型機・ソカタTB21型機が滑走路手前の斜面に激突しました。この事故で、乗っていた3人が死亡しました。同機は熊本空港から対馬空港に向かっていました。操縦していたのは熊本市内の会社社長と見られています。当時の気象状況は良好で視界も良かったとのことです。
@香港でもSARS疑い例
香港の衛生当局は今日、34才の女性が喘息のような症状を示して入院し、治療を受けており重症急性呼吸器症候群(SARS)の疑いもある、と発表しました。検査の結果は今日にも出るとのことです。この女性は香港から出たことはなく、周囲の人たちも今のところ症状はない、とのことです。
*9月15日
@成田空港内に勤務者のための保育所が来春開設
成田空港に勤務する人たちのために来年4月から保育所が設置されるそうです。これは、財団法人「新東京国際空港振興協会」が管理・運営するもので、場所は第2ターミナルの第2立体駐車場ビル南棟1階とのことです。対象は生後57日から5才までの未就学児童で、ITカメラ1台を設置してパソコンや携帯電話から子供の様子が確認できるサービスも行う予定です。工事は年末からはじめ、料金体系や開室時間は勤務者にアンケートを取り、参考にして決めたいそうです。空港の勤務は朝の6時から午後11時まで交代制であることも考慮し、それに合わせる体制を組みたいとのことです。
@日本航空が台湾線の減便を11月から元に戻す
日本航空は重症急性呼吸器症候群(SARS) の影響で週17便に減便していた成田ー台湾線を11月から従来の週24便に戻すことを明らかにしました。
@シンガポールの学生はやはりSARSでした
重症急性呼吸器症候群(SARS) の検査で陽性反応だったシンガポールの学生はアメリカの疾病対策センター(CDC)の検査でも陽性だったことが14日明らかになりました。しかし、感染した本人は現在平熱に戻り、自宅隔離されている25人も今もところ異常はないそうです。
@超低周波音が不安・恐怖感などを引き起こす
イギリスのハートフォードシャー大学の心理学者の研究によると、人の耳には聞こえない超低周波音が不安・悪寒・嫌悪感・恐怖などを引き起こす原因になるとのことです。この学者はロンドンのホールでの音楽コンサートの際、一定時間、7mのパイプから超低周波音を発生させコンサートを聴いていた750人の観客に感想を尋ねました。その結果、22%の人がその時間に不安や恐怖などの異常な感覚を体験していた、とのことです。航空機のエンジンからも超低周波は発生しています。
@車輪確認ランプが点灯せず、着陸が45分遅れる
14日午後7時50分頃、仙台発大阪行きの全日空740便・B-767型機が大阪空港に着陸しようとしたところ、操縦席の車輪が出たかどうか確認するランプが点灯しないトラブルが発生しました。同機は地上から車輪が出ていることを目視で確認し45分遅れで無事着陸しました。
@尻抜けのアメリカの空港セキュリティー
フリーのジャーナリスト田中 宇氏によると、アメリカにおける空港のセキュリティーは乗客に対してはますます厳しくなってきていますが、“裏口”と言える空港内従業員や出入り業者に対しては非常に甘く、尻抜け状態とのことです。詳しくは「http://tanakanews.com/d0914wtc.htm」を見てください。
@エールフランスがKLMを買収か?
12日付のフランスのラジュフイ紙はエールフランスがKLMオランダ航空を買収すると報じました。今週の取締役会後に発表するとのことです。エールフランスがKLMオランダ航空の株式を100%取得し、KLMオランダ航空はエールフランスの政府保有株式の15%を取得することになる、としています。
@ドイツの空港が爆破電話で4時間半閉鎖
14日、ドイツ国内第3位のデユッセルドルフ空港に爆破予告電話があり、空港当局は午前11時半から離発着を禁止し、乗客も避難させました。4時間20分にわたり捜査しましたが、爆発物は発見されませんでした。
@花巻空港の誘導路建設を5年間休止提案
岩手県の「公共事業評価委員会」は12日、花巻空港の平行誘導路舗装工事を5年間休止すべきとの意見書を県に提出することになりました。「岩手県民の出国者数は都道府県単位で45位となっており国際交流を進める上では整備は必要。」としていますが、「県財政状況の悪化から2004年度から当面5年間、休止すべき。」としています。
*9月12日
@都合により、明日と明後日の更新が出来ません。次の更新は15日の予定です。
@日本航空システムと全日空が中国線を増便へ
日本航空システムと全日空は昨日、先に行われた日中航空交渉の合意を受けて、冬季ダイヤから中国線を増便すると発表しました。日本航空システムは週14便増、全日空は週13便増になるそうです。成田空港関係では日本航空システムが成田ー大連線をデイリー化し、全日空は成田ー上海線を週21便とするそうです。
@タイ航空の冬季スケジュール発表
タイ航空は10月末からの冬季スケジュールで成田ーブーケットーバンコク線を週4便の運航とし、成田ーバンコクーブーケット線を週3便の運航とするそうです。
@スカイネットアジア航空元社員が不当解雇で提訴
62際の元スカイネットアジア航空の社員が会社の懲戒解雇を不当として、18日に提訴することが明らかになりました。この男性は2001年1月に他の航空会社から契約社員としてスカイネットアジア航空に入社し、1年後に正社員となりました。その後、客室乗務員部長などを歴任しましたが、今年の4月10日に懲戒解雇されました。この間、たびたび、会社の経営方針に意見を提出していました。提訴について、下田社長は「業務命令を聞かない、越権行為があるなどで自主退職を求めたが、応じず、解雇した。」と話しているそうです。
@スカイマークが羽田ー徳島線を12月から倍増
スカイマークは羽田ー徳島線を12月から、現在の2往復4便から倍の4往復8便に増便することを明らかにしました。スカイマークは全日空撤退の後、4月末からこの路線に参入しましたが、搭乗率は上昇し、8月は速報値ながら60%半ばになり、黒字化したものと見られています。便数を増やして利便性を高めれば、需要のさらなる掘り起こしが出来る、と見ています。
*9月11日
@空港公団のページに「お月見飾り展示のお知らせ 」が載っていました。
@7月の海外旅行39%減
国土交通省が今日発表した7月の主要旅行業者50社の海外旅行取扱額は前年同月比39.0%減となりました。重症急性呼吸器症候群(SARS)
の影響が残りましたが、6月よりは12.7ポイント改善しました。なお、国内旅行は同4.2%増となり、2ヶ月連続の増加になりました。
@中国南方航空の8月乗客が増加
中国航空大手の中国南方航空はウエブサイトで8月の乗客が前年同月比17.1%増と重症急性呼吸器症候群(SARS)
によって乗客が減少して以来、初めて増加したことを明らかにしました。同社の5月乗客は同83%減と激減していました。
@アメリカが機械判別旅券の義務化を来年10月まで延期
アメリカ政府は早期導入を目指していた入国者に対する機械判別旅券の義務化を来年の10月まで延期することを明らかにしました。これは、旅行業者などからの延期要請を受けての措置とのことです。
*9月10日
@シンガポールでSARS「可能性例」発生
シンガポールで重症急性呼吸器症候群(SARS) に感染した可能性のある男性が入院し、接触した25人が隔離されました。この男性は2回の検査でいずれも陽性でした。この男性はシンガポール国立大で西ナイルウイルスの研究をしていましたが、SARSの研究をしていた国立環境保健研究所にも通っていました。なんらかの原因で感染したものと考えられます。世界保健機関(WHO)の担当者は「公衆衛生上の非常事態ではない。」との見解を明らかにしています。
@全日空がボーイング社の機内ネットサービスを採用
全日空は昨日、機内のインターネットサービスでボーイング社の関連会社と基本的な合意に達したことを明らかにしました。2004年度下期から、ビジネス需要の多い路線から順次導入することになります。
@アメリカ大手航空会社の8月搭乗率が過去最高
アメリカの大手航空会社が発表した8月の搭乗率によりますと、アメリカン航空は79.5%、ユナイテッド航空が82.9%と過去最高になりました。しかし、これは相次ぐ減便や路線の削減と行楽シーズンが重なったことが原因で、需要の低迷は依然として続いており、厳しいと見方が出ています。
@カンタスのニュージーランド航空支援を認めず
オーストラリアの競争消費者委員会は9日、カンタス航空から出されていたニュージーランド航空に対する22.5%の出資を認めないことになりました。理由として、「反競争的で国民の利益にはつながらない。」としています。これにより、カンタス航空とニュージーランド航空は別の対応を考えざるを得ないようです。
*9月9日
@成田空港内で外貨1130万円積んだ軽貨物車盗難
今日午前8時50分頃、成田空港の貨物管理ビル前に止めてあった軽貨物車が盗難に遭いました。この貨物車は大手運送会社の下請けで46000米ドル・41000ユーロ・4000ポンドの外貨を積んでいました。運転手が他の荷物を届けるために車の鍵を閉めて離れた10分間に車毎盗まれたものです。外貨は日本円にして約1130万円になります。
@フェアリンクの成田ー広島線が順調な滑り出し
フェアリンクは8月1日から就航した成田ー広島線の8月搭乗率が59.7%になったと発表しました。新路線としては順調な滑り出しとのことです。
@スカイマークが45億円の増資を発表・債務超過解消へ
スカイマークが45億円の増資を発表しました。この内、インターネットプロバイダー事業「ゼロ」の西久保社長兼会長が67000株で、同氏はこれで35%の筆頭株主になり事実上の経営権を取得しました。この増資により、2003年10月期に債務超過状態が解消され、マザーズ上場廃止を回避出来ることになります。
@全日空が東京ー大阪の出張規程の見直しを要請
全日空は取引先企業に東京・大阪間の新幹線優先の出張規定の見直しを要請しています。多くの企業が新幹線を使うように定めていますが、この規定は古く実情に合っていないとして、「使い方によっては航空機の方が日帰り出来ることもあって、コスト的にも時間的にも有利な場合がある。」と訴えています。
*9月8日
@羽田空港再拡張で周辺自治体との調整始める
石川裕己航空局長は5日の記者会見で羽田空港再拡張について事業の概要と自治体から無利子融資をしてもらう予定の1300億円について、地方自治体との調整進めていることを明らかにしました。具体的な時期や騒音問題の公平化についてははっきりしませんでした。
*9月7日
@来年度から国管理の26空港の賃貸料を値上げへ
政府は羽田空港など国が管理する国内26空港の賃貸料を来年度から引き上げる方針を決めました。従来の地価に基づく賃貸料に加えて、空港ビルなどの事業収入の数%分を上乗せする方針です。これにより、最大数十億円の増収になる見込みです。理由として、空港周辺の他の民間事業と比べて、独占を背景にした空港内事業は著しく有利として上乗せをするとのことです。
*9月6日
@成田市長が2市4町の合併を提案
昨日始まった成田市の定例議会の冒頭、小林市長は発言を求め、市町村合併について富里市・芝山町・下総町・多古町・大栄町との2市4町による合併を目指す方針を明らかにしました。小林市長は「これが現時点での最大枠組み。」とし、白紙撤回された11市町による合併について「広すぎては(成田市)の財政負担が大きく、市民の理解を得られない。」と否定的見解を表明しました。合併方式は成田市による吸収合併を前提にし、成田市が5市町と個別に協議して方針に同意した自治体だけで枠組みを固めるとしています。また、今後、市民アンケートなどで意見を集約していく事になるとしています。
@アメリカがモントリオール条約をようやく批准
アメリカ運輸省は5日、航空機事故の賠償限度額の撤廃などを定めたモントリオール条約の批准書を国際民間航空機関(ICAO)に提出したことを明らかにしました。これにより、批准国が目標の30カ国に達し、1999年に採択された同条約はやっと11月上旬に発効することになりました。
@日本航空システムが国際貨物輸送で3社と提携
日本航空システムは昨日、ルフトハンザ航空・シンガポール航空・スカンジナビア航空の3社と国際航空貨物事業で提携を拡大すると発表しました。小口貨物の高速輸送や一般貨物の輸送網の相互利用などになります。これにより、サービス地域が現行の53都市から一気に500以上に拡大され、4社は他社の貨物も優先的に輸送することにより到着日確約も可能になります。
@「ヒヒの鼻」1500個以上見つかる・スキポール空港
8月の末、アムステルダムのスキポール空港で悪臭を発していた30Kgの荷物を調べたところ、中から「ヒヒの鼻」1500〜2000個が出てきました。スーツケースの持ち主はナイジェリアからアムステルダムに到着したものの発覚を恐れて放棄したものです。最終的にはアメリカに持ち込もうとしていたようです。「ヒヒの鼻」はアジア・アフリカの移民の間では治癒力があるとして呪術治療などに使われるとのことです。
*9月5日
@国土交通省が25空港に利用促進協議会設置へ
国土交通省は国が管理する羽田・新千歳など25空港毎に国・自治体・空港ビル会社などで構成する「空港利用促進協議会」を2004年度に設置することになりました。この協議会では地方空港間の路線の拡充や空港アクセスの改善、観光資源の宣伝などを検討することになるそうです。
@石川島播磨重工が小型ジェット機用エンジンを増産へ
石川島播磨重工は今秋から、生産に参加しているゼネラルエレクトリック社(GE)の小型ジェット旅客機用エンジン・CF34-8の増産に入ることを明らかにしました。これは、このエンジンを搭載するカナダのボンバルディア社のCRJ700/900型機の生産が好調なためです。石川島播磨重工ではこのエンジンのタービンモジュールやシャフトを生産しています。現在は月産15台分ですが、これを、20〜25台に高める計画です。
*9月4日
@空港公団のホームページに「平成16年度政府保証債要求について」、「平成14年度行政コスト計算書について」、「平成14年度決算報告について」が載っていました。
@ICAOが衝突防止措置の指示を優先するよう規則を改正
ICAOは今年の11月27日から、管制官の指示と衝突防止装置(TCAS)の指示が違った場合は衝突防止装置(TCAS)の指示を優先するように規定を改正することを決めました。これは、2001年1月に焼津市上空で起こった日本航空機同士のニアミス事故に関して日本がICAOに行った勧告を受けた措置になります。
@機内暴力の男性を逮捕・関空署
関西国際空港署は昨日、機内暴力で負傷させたとして和歌山市内の51際のデザイナーを逮捕しました。この男性は先月11日午後9時頃、福岡から関西国際空港に向かっていた航空機内で、着陸の際、乗務員から手荷物を棚に格納するよう指示を受けましたが従わず、注意した他の乗客の顔面を2回殴りました。さらに、到着した際、注意した乗客の「名前を教えろ。」「機長を出せ。」などと騒ぎ、早く降りるように即した航空会社社員の腹を蹴ったり首を絞めたりして全治5日間の傷を負わせたものです。
@関西国際空港が今日開港9周年
関西国際空港が1994年に開港してから今日で9周年を迎えました。しかし、この所、関西国際空港を巡る情勢は厳しく、景気の低迷・イラク戦争・重症急性呼吸器症候群(SARS)
などで利用者が減り続けています。このような逆風の中、民間出身の村山社長の積極的な陣頭指揮の元、連絡橋利用料の試験的な値下げなど、思い切った施策も出てきています。
*9月3日
@神戸空港の離陸機は数分間300mの低空飛行
国土交通省で2005年度開港予定の神戸空港も含めた関西空域の航空管制のシュミレーションをしたところ、神戸空港を離陸した航空機は離陸後数分間、1000フィート(約300m)の低空飛行を行わないと関西国際空港に離発着する航空機との間隔がとれないことが明らかになりました。これは、陸上の騒音問題を回避するためには両空港の飛行コースが重ならざるを得ず、高度差を設けないと安全な飛行間隔が確保できないためです。このように、離陸後に低空飛行を強いられるのは国内では嘉手納基地を近くに控える那覇空港だけで、5〜6分間1000フィートの低空飛行を余儀なくされています。これに対して、パイロットや管制官の組合は「乗客の不安も大きく、安全性にも問題がある。」と空域の見直しを再三申し入れています。
【コメント】住民団体などが指摘していた「空域の狭さ」とそれに伴う「安全性の欠如」の不安が現実のものとなりました。しかし、不思議なのは空港を建設するときに、国土交通省は飛行コースや管制の問題について良く検討もせずに許可するのでしょうか。完成間近になってから、「間隔がとれない。」とは順序が違うのではないでしょうか。ここでも、既成事実に合わせるための「安全性の無視」が行われていると思えてならないのです。
@大阪空港の今年度国内線利用者が過去最高の勢い
大阪空港(伊丹)の今年度の国内線利用者が1938年以来の過去最高記録する勢いのようです。今までの過去最高は関西国際空港が開港する以前の1993年の1822万人でした。今年度の4〜7月の利用者は604万人で1993年の同時期よりも10万人多くなっています。この傾向は今後も続くと見られ、過去最高を記録する見込みとのことです。
@エア・ドゥが新千歳ー羽田線の自社販売座席を65%に
先月31日の出来事でも書いた業績好調のエア・ドゥですが、全日空と共同運航している新千歳ー羽田線の自社販売座席を10月より、現行の54%から65%にすると昨日発表しました。これは、販売が好調でエア・ドゥ席の予約が取りづらく、7月からは全日空から座席を買い戻して需要に対応している状態を解消するためとのことです。
*9月2日
@日本航空がB767をリースで導入へ
日本航空は昨日、2006年度上半期までに7機のB767-300ER型機(200〜300座席)を、三菱商事からリースで導入することを明らかにしました。これは、機種を絞り込み経費を削減する計画の一環です。
@スカイネットアジアの宮崎ー羽田線が目標に届かず
スカイネットアジア航空は昨日、8月分の輸送実績を発表しましたが、8月2日に新規参入した熊本ー羽田線は搭乗率55.8%で予定した68.6%には届きませんでした。一方、宮崎ー羽田線は92.1%と過去最高を記録しました。
@近畿ツーリストが来春500人の契約社員採用へ
近畿ツーリストは来春500人の契約社員を一括採用することになりました。これは、早期退職制度での正社員の減少が予想以上に進んだことによるものとのことです。この採用により、契約社員の比率は27%と現在よりも5ポイント上昇する見込みとのことです。
*9月1日
@8月のアクセス数は12045回でした。皆様のアクセスに感謝いたします。
@今日から中国短期渡航にビザ不要に
中国政府は日本人の中国短期渡航者に対して査証(ビザ)を免除する措置を今日から実施しました。滞在が15日以内の観光・商用・友人訪問などが対象になります。
@大阪空港の小型ジェット機枠が満杯に・国土交通省は拡大の意向
今日から就航したスカイマークの新路線で大阪空港(伊丹)のプロペラ機枠を使った、地元が容認した1日30回の小型ジェット機枠が満杯になりました。これに対して、国土交通省は11月にも騒音の実態を検証し、地元自治体と協議して枠の拡大を実施したい意向です。