2007年1月の出来事
*1月31日
@「成田空港容量拡大を明確化する年」と黒野社長
成田国際空港株式会社の黒野社長は昨日開かれた専門紙との新年懇談会で「今年は2500m化の次なる段階を考える重要な年になる。」とし、来る株式上場に向けて、成田国際空港株式会社の公共性の担保、羽田空港との機能分担の明確化、将来の航空需要拡大に対する成田空港の容量拡大の明確化の3点を重要課題として挙げました。
@今年の発着回数予測が19万4000回に
詳しいことは分からないのですが、成田空港の今年の年間発着回数が19万4000回と予測されているそうです。地元との約束の年間20万回の97%と言う事になります。
@フィンランド航空が3月1日に第2ターミナルに移転
航空連合のワンワールドに加盟しているフィンランド航空は3月1日に第1ターミナルから第2ターミナルに移転します。第2ターミナルでの業務は3月2日からになるとのことです。
@ロス空港でBA機の車輪格納庫に男性の遺体
21日午後3時15分頃にロサンゼルス国際空港に着陸したブリティシュ・エアウエイズのB-747型機の前輪格納庫に若い男性の遺体があるのを点検中の機長が発見しました。この男性がどこで格納庫に潜り込んだのかや死因などは調査中とのことです。
*1月30日
@成田空港の貿易額が過去最高に・全国空港港湾で1位に
東京税関は昨日、2006年の貿易概況を発表しましたが、それによりますと成田空港の輸出額は前年比で12.5%増、輸入額は同11.2%増となり、いずれも過去最高を記録しました。中国関係の貿易額が大幅に増え過去最高になったのに加え、EUからの輸出額とアメリカからの輸入額も過去最高となりました。また、全国の空港と港湾の中で成田空港が1位になりました。
@今日からICカードの実証実験
13日の出来事で書いた「ICカードの実証実験」が今日から始まりました。
@日本航空グループが国内線の運休路線を発表
日本航空は昨日、国内線の再編計画を発表しましたがそれによりますと、次の10路線を運休とするとしています。4月から・小牧―北九州線・中部―長崎線・伊丹―石垣線・鹿児島―那覇線、6月から・神戸―仙台線、7月から・神戸―熊本線,10月から・札幌―信州まつもと線・札幌―三沢線・福岡―青森線・福岡―いわて花巻線。
@日本航空への600億円融資ほぼ決まる
日本航空の主力銀行4行は昨日、3月末までに総額600億円を日本航空に融資する方向で最終調整に入りました。日本政策投資銀行が約75%の約450億円を負担することになるようです。
@石川島播磨重工が航空機エンジンを5割増産へ
石川島播磨重工はボーイング社用航空機エンジンなどの需要が拡大するとして、2008年度までに工場を新設して5割の増産体制を整えることになりました。今後の国産エンジンの開発や量産にも備えるとのことです。
@BAのストライキぎりぎりで回避
予定されていたブリティシュ・エアウエイズの48時間ストライキは29日の労使交渉で合意が成立し、ぎりぎりで回避されることになりました。2月の72時間ストライキも中止となります。ブリティシュ・エアウエイズではすでに他社便への予約変更を始めていましたが、できる限り運航する、としています。
@タイ・ドンムアン空港を国内線用として再開
タイ運輸省は29日、スワンナブーム空港の開設に伴い閉鎖するとしていたドンムアン空港を国内線用として再開することを明らかにしました。スワンナブーム空港は滑走路に100カ所以上の亀裂が見つかるなどして、修理のために一部滑走路が閉鎖されるなど混乱し、混雑が激しくなっているため、とのことです。
*1月29日
@「成田空港モニター」を募集
成田国際空港株式会社は来月1日から3月12日まで「成田空港モニター」を募集することになりました。モニターの期間は4月から来年3月までの1年間となります。過去1年間に成田空港を利用した経験のある日本人500人と外国人100人を募集します。条件としてはメールアドレルを持っていて、インターネットにアクセスできる人となっています。双方からアクセスして成田空港のサービスなどの改善について意見を聞くことが目的とのことです。
@日本航空機が乱気流で揺れ1人が軽傷
昨日午後7時15分頃、羽田発青森行きの日本航空1209便・A300-600R型機が秋田県上空で乱気流に遭い、大きく揺れました。この揺れで女性客の1人が脇腹をうち、着陸後病院に搬送されました。幸い、軽傷だったとのことです。シートベルト着用のサインを出す直前だったとのことです。
@全日空機が落雷を受ける
昨日午後3時40分頃、中部空港発秋田行きの全日空1837便が秋田県沖の日本海上空を飛行中に落雷を受けました。乗員・乗客にけがはありませんでしたが、機体下部に深さ2〜3cmのへこみが出来、折り返し便は欠航となりました。
*1月28日
@日本エアコミューター機が引き返す
昨日午後3時40分頃、鹿児島発沖永良部行きの日本エアコミューター機・DHC8-400型機が口之島付近を飛行中にエンジンの温度が上がっているとの警告灯が点灯しました。このため、同機は鹿児島空港に引き返し、4時21分に着陸しました。同路線では4日にも同型機で警告灯が点灯し、引き返しています。
*1月27日
@団結小屋を自主撤去・静岡空港反対住民
静岡空港建設に反対する地主ら20人は今日午前、強制収用の対象になっている団結小屋を自主的に撤去しました。小屋全体をクレーンでつり上げ、近くの地権者所有地に移設しました。
@全日空がエアライン・オブ・ザ・イヤーに選出
アメリカの航空専門誌エアー・トランスポート・ワールド誌は26日、2007年のエアライン・オブ・ザ・イヤーに全日空を選出したことを明らかにしました。この賞は33年の歴史を持つとのことです。全日空が安全性・乗客へのサービス・運航・収益性などで優れた実績を上げていることを受賞の理由としています。
@関西空港の24時間運用は10月から
関西空港会社の社長は25日の記者会見で24時間運用が10月からになることを明らかにしました。これは、第2滑走路は8月2日から供用開始になるものの,本来は10月供用開始を予定していたものを、世界陸上に合わせて供用開始を早めたために管制設備工事が残るため、とのことです。
*1月26日
@成田空港の2006年旅客が過去最高に
成田国際空港株式会社は昨日、2006年(1〜12月)の成田空港における航空旅客数を発表しました。それによりますと、前年比1%増の3187万348人となり、過去最高となりました。国際線旅客は同1%増、国内線旅客は同1%減でした。また、12月の運用実績は旅客数は前年同月比1%増となりましたが、国際線の日本人旅客は同2%減、外国人旅客は同8%増となりました。外国人旅客は9ヶ月連続で前年同月比で増加となっています。国内線旅客は同3%増、通過旅客は同3%減となっています。詳しくは同社のページで見て下さい。
@BAが成田空港発2月2,3日の全便を欠航へ
ブリティシュ・エアウエイズは従業員のストライキによって2月2,3日の成田空港発の全便を欠航とする予定とのことです。30日、31日発の便は運航されますが、ロンドンでの乗り継ぎ便は欠航となる見込みとのことです。詳しくは同社のホームページで確認して下さい。
@全日空が成田ームンバイ線をデイリー化
全日空は昨日、2007年度の航空輸送事業計画を発表しましたが、成田空港関係では9月1日より成田空港ームンバイ線をデイリー化して全席ビジネスクラスの「ANAビジネスジェット」を導入します。また、5月1日から成田ー広州線を1日2便のダブルデイリー化します。また、国内線で以下の路線を運休とします。4月1日より新千歳ー女満別線・関西空港ー宮崎線・神戸ー鹿児島線、6月1日より神戸ー新潟線、7月1日より仙台−函館線・大分ー沖縄線。
@不法無線局の取り締まりで4人を告発
総務省関東総合通信局と千葉県警成田空港署は23日、成田空港で不法無線の取り締まりを行い不法無線局を開設していた4人を告発しました。4人とも成田空港周辺の貨物輸送に携わる運転手のようです。
@羽田空港再拡張公聴会で千葉県と浦安市が公述
国土交通省は昨日、羽田空港再拡張についての公聴会を開きました。8人が意見を述べましたが、6人が賛成、2人が条件付き賛成でした。条件付き賛成は千葉県副知事と浦安市長でしたが、副知事は埋め立てに使う山砂が千葉県から運ばれるが採取した後の回復事業と、着陸のほとんどが千葉県上空を飛行するため、きめの細かい騒音測定情報の提供と、深夜早朝便のルートを東京湾上に設定する事などを要望しました。また、浦安市長は上記の千葉県意見に加えて騒音評価を住民の体感にあったものにする事と、飛行ルートを遵守するためパイロットや管制官への周知徹底を求めました。
@中部空港会社に第2滑走路の検討チームを設置へ
昨日記者会見した中部空港会社社長は社内に第2滑走路のついての検討チームを作る事を明らかにしました。しかし、「チームを作るのは会社が建設の先頭に立つということではなく、地元や国の機運醸成の助けになれば、と言うこと。」と述べました。また、第2滑走路を横風対策で現滑走路と角度を変えることについては「別角度に振る余地はないと思う。」と述べました。
*1月25日
@昨年の成田空港からの出入国者が過去最高
東京入国管理局成田空港支局は昨日、2006年(1〜12月)の成田空港出入国者を発表しました。それによりますと、日本人出国者は前年比約0.6%増の約960万人で、外国人入国者は同約3.8%増の約415万人になりました。総出入国者数は同約1.5%増の約2752万人となり、それぞれ過去最高になりました。
@日航と全日空が航空専門学校生の整備実習を受け入れへ
日本航空と全日空は昨日、日本航空専門学校と中日本航空専門学校と提携しインターン生を整備実習生として受け入れる事を明らかにしました。それぞれが成田空港と羽田空港で15名ずつを受け入れます。専門学校側は大型機を整備実習用に購入する事は難しかったのですが、これにより、卒業までに大型機整備士の免許を取得できる可能性が出てきます。また、航空会社側も団塊世代の大量退職に備える人員確保が可能になります。この制度により、養成期間が1〜2年短縮できる見込みとのことです。
@スーダンでハイジャック・犯人投降し全員無事
24日朝、スーダンのハルツーム発のエア・ウエスト航空の国内線が武器を持った男にハイジャックされました。男は隣国のチャドに行く事を要求し、チャドの空港に着陸しました。チャド当局が交渉に当たり、犯人は着陸後20分程で投降し、逮捕されました。男は外国への亡命を求めましたが、チャド当局は認めず、法によって裁く、としています。乗員・乗客103人は全員無事でした。
*1月24日
@千葉地裁が東峰の森伐採禁止申請を却下
千葉地裁は昨日、暫定平行滑走路南端部分の東峰地区住民ら8人が起こしていた、成田国際空港株式会社が東峰の森を新誘導路建設のために伐採しようとしている事に対して、伐採禁止を求めていた仮処分申請を却下しました。理由として「住民の主張を認めるに足りる証拠はない。」としています。住民側はこの決定を不服として東京高裁に抗告する意向です。昨日の決定を受けて成田国際空港株式会社は建設準備のための測量と調査を近く始めるとの事です。
@「日本航空安全啓発センター」を見学してきました
今日、急に思い立って羽田空港にある「日本航空安全啓発センター」を見学してきました。昨日昼過ぎにセンターに電話をいれた所、空きがあるとの事で午前中に見学しました。中は撮影禁止でした。
入ってすぐに御巣鷹山に墜落した123便の垂直尾翼の一部が置かれています。まず、その大きさに圧倒されました。こんな大きな飛行機に524人の人が乗っていて520人が犠牲になったということが実感として押し寄せてきました。壊れた圧力隔壁やひん曲がった座席など、どれも事故の凄まじさを無言で私たちに教えてくれます。そして、犠牲になった方々の遺言となる「メモ」の実物とコピーが“悔しさ”を語りかけます。
航空に携わる方や関心のある方は時間をとって、是非、見学すると良いのではないでしょうか。約1時間にわたり、係りの方が案内してくれ、直接説明をしてくれます。
@日本エアコミューター機が引き返す
今日午前8時半頃、鹿児島発沖永良部行きの日本エアコミューター3801便・DHC8-400型機が離陸して間もなく、発電機の故障を示す警告灯が点灯しました。回復を試みましたが、点灯したままのために機長は鹿児島空港に引き返し、8時50分に無事着陸しました。同機は発電機を交換して、2時間遅れで再度離陸しました。
@チクングニア熱を国内で初めて確認
厚生労働省は今日、スリランカから里帰りをしていた30代の日本人女性が国内で初めて「チクングニア熱」と診断されたと発表しました。女性は治癒してすでにスリランカに帰っているとの事です。この病気は蚊を媒介として感染し、人から人には感染しないとの事です。死亡率は極めて低いとの事ですが、発熱や関節痛や発疹を伴い治療法やワクチンは今のところないとの事です。インド洋諸島で流行し、昨春、インド西部やスリランカで流行したとの事です。
*1月23日
@成田空港会社のページに「国民保護業務計画」が載っていました
見過ごしていましたが、成田国際空港株式会社のページに昨年4月に策定された「成田国際空港株式会社国民保護業務計画」が載っていました。これは、「国民保護法」に基づいて策定されたものとの事です。
【コメント】本当に大事なのは、武力攻撃の不安を煽る事ではなく、このような武力攻撃を未然に防ぐような平和的な外交努力と思います。
@小松市の市民グループが小松基地について質問状
石川県小松市の市民グループ「小松基地問題研究会」は昨日、小松基地に米軍機の訓練の一部が移転される事に関し、小松市に対して(1)2004年の練習機燃料タンク落下事故があったにもかかわらず、市が毎年発行している報告書に記載されていないのは何故か、(2)2004年に防衛施設庁が行った騒音調査結果が情報公開されていないのは何故か、などについての公開質問状を提出しました。
@機長の無罪が確定・日航機乱高下事故
9日に2審で無罪判決が出た1997年6月に三重県志摩半島上空で起こった日本航空機乱高下事故の機長について、名古屋高検は今日、最高裁への上告を断念する事を明らかにしました。これにより、機長の無罪が確定しました。
@「ブッシュはテロリスト」のTシャツで搭乗拒否
オーストラリアのメルボルン空港で19日、ロンドン行きのカンタス航空機に乗ろうとした男性が、保安検査を通過し搭乗口で航空機に乗り込もうとしたところ搭乗を拒否されました。この男性は「ブッシュは世界一のテロリスト」と書かれたTシャツを着ていました。カンタス航空側は「乗客の気分を害したり、機内の安全を脅かしたりする恐れのある言葉は認められない。」として、「着替えれば別の便に振替える。」としました。これに対して男性は「言論の自由に対する侵害だ。このような事を問題にする現在のオーストラリアの体制が悲しい。」と拒否しました。
@「A380型機の電気配線問題解決」とエアバス社
エアバス社の広報担当者は20日、「A380型機の機内配線問題が解決し、1号機を機内装備チームに引き渡した。」と述べました。「これにより、A380型機事業の立て直しに向けた難関を通過した。」とも述べています。
@マレーシア航空はA380型機をキャンセルせず
マレーシアの運輸大臣は18日、国営マレーシア航空が発注しているA380型機について、「損害賠償交渉が最終段階にある。」と語り、キャンセルしない方針である事を明らかにしました。
*1月22日
@解説と資料のページの「航空機騒音対策基本方針の案」に対する石井氏の意見書に千葉県からの回答を追加しました。
@米軍がセンター試験中の自粛要請を無視・普天間基地
センター試験が行われた普天間基地に近い沖縄国際大学では事前に米軍に対し「騒音が試験の妨げになるので、離発着を自粛して欲しい。」旨の要請をしましたが、昨日の昼過ぎから午後にかけて大型輸送機C5ギャラクシーが離着陸しました。大学側が米軍に事実確認の問い合わせをしたのに対し、米軍は離着陸があった事を確認し、「要請事項は事前に関係機関に伝えてあった。」と回答しました。普天間基地ではこの3日間、C5ギャラクシーやアントノフ製の超大型輸送機が離着陸しており、このように続けて大型輸送機が離着陸するのは異例との事で、米軍のイラク増派に関係があると見られています。
@住民団体が神戸空港軍事利用反対で市長に申し入れ
「神戸空港の中止を求める市民の会」と「とめよう戦争への道・百万人署名運動兵庫県連絡会」は19日、矢田神戸市長に対して「神戸空港などを軍事演習に使用することは、空港設立の趣旨に反し、絶対に反対である。」とする申入書を提出しました。
@大手旅行会社が海外パッケージ旅行を増販へ
大手旅行会社は2007年の海外パッケージ旅行の計画をまとめましたが、それによりますと景気の回復と団塊世代の大量退職で需要が高いとしています。JTBでは前年度比で3%増、近畿ツーリストは同7%増としています。
@ブリティシュ・エアウエイズ労組が29日からストへ
イギリスのブリティシュ・エアウエイズ労組は21日.病欠・給与・人事をめぐる労使交渉が決裂したことを受けて、29〜31日に3日間の第一波のストライキを実施する予定である、と発表しました。ストライキは約11000人の組合員の96%の賛成で実施されるとの事です。
@飛行中にパイロットが急死し緊急着陸
20日、アメリカのテキサス州・ヒューストンのジョージ・ブッシュ国際空港からメキシコのプエルトバヤルタに向かっていたコンチネンタル航空機でパイロットの体調が急変し、死亡するトラブルがありました。同機は別のパイロットの操縦で同州内の最寄りの空港に無事緊急着陸しました。
*1月21日
@キャセイ航空が今日から第2ターミナルへ
キャセイ航空が17日のアメリカン航空に続いて、今日から第2ターミナルに移動しました。
*1月20日
@静岡空港建設反対派が立木の自主撤去始める
静岡空港の建設に反対する地主らは今日午前から、強制代執行の対象となっている立木250本の自主的な撤去を始めました。また、団結小屋も27日に自主撤去を行う予定との事です。
@全日空が「安全教育センター」を開設
全日空は昨日、1971年に起こった雫石事故の残存部品などを展示する「ANAグループ安全教育センター」を開設しました。主に、グループ社員の安全教育に活用しますが、3月からは航空の安全に関心を持つ一般の人の見学も行うとの事です。
@双日がボンバルディア社のCRJ900型機の販売活動
双日はカナダのボンバルディア社の90人乗り「CRJ900」型機の販売活動を本格的に始めました。同機の航続距離は3600Kmになります。この機体は三菱重工が生産を検討している国産ジェット旅客機「MJ」と競合する機種になります。関係者を招いたデモフライトも行いました。
@UPSがA380貨物機の発注をキャンセルか
フランスの経済紙・レゼコーは19日の紙面で貨物輸送の大手UPSが10機発注していたA380型貨物機の発注を来週にもキャンセルする見込み、と報じました。これに対して、エアバス社のスポークスマンは「それについての情報は何もない。」とコメントしました。UPSの発注がキャンセルされると、A380型貨物機の発注は全てキャンセルされる事になります。
*1月19日
@航空博物館で「エアバスA380のすべて」開催中
成田空港近くにある航空科学博物館で「エアバスA380のすべて」展が開かれています。成田空港のターミナルで開かれたものと同じかどうか分かりませんが、A380型機の2階床下に使用されている炭素繊維系の構造材の実物が展示されているとの事で、大きさが実感できるそうです。
@A380型機が3月に再び飛来・内装も公開
昨年11月19日に成田空港に飛んできたA380型機が3月に再び飛来するそうです。今回は内装も全部すませた機体で関係者には内部も公開するとの事です。
@関西空港夜間陸上ルートで実機試験実施
国土交通省が大阪などの地元に提案している大阪空港が閉まった後の時間帯に着陸の6便を紀伊半島を横断する陸上ルートを設定し飛ばすと言う案について、国土交通省は地元の要望に応えて実機によるテスト飛行を実施する事になりました。国土交通省は「高度8000フィートを維持するので、騒音の問題はない。」としています。地元の了解が得られれば、関西空港の第2滑走路が供用開始となる8月2日から の使用を考えています。
@関西空港の12月旅客が前年同月比で2%減に
関西国際空港会社が発表した12月分運営概況によりますと旅客数が国内・国際ともに前年同月比で2%減となりました。発着回数は逆に同5%増になったとの事です。
@茨城県知事「定期便就航に努力している」
茨城県の橋本知事は軍民共用となる百里飛行場・「茨城空港」について、記者会見で「定期便就航についていろいろな所に当たっている。『かなり状況は厳しいですよ。』と言われているが、どうすれば就航してもらえるか努力をしている所。」と述べ、就航確保が難航している事を認めました。
@ブラックリスト間違い登録に苦情相談窓口設置
アメリカ国土安全保障省は17日、航空機などの搭乗者にテロリストや犯罪者がいないかどうかなどの照会に使っているブラックリストや犯罪者リストに、間違って登録され航空機に乗れないなどの苦情を受け付けるオンライン窓口を20日から設置すると発表しました。アメリカでは間違いで航空機に乗れない人が年間延べ3万人いると推定されており、中には上院議員や乳児もいるとの事です。
*1月18日
@23日から第1ターミナル到着階高速道入口道路が閉鎖
成田空港駅増設工事のために23日から第1ターミナル到着階から高速道路に入るための道路が閉鎖になりますので、注意して下さい。迂回路は成田市街に向かう道路で管制塔脇を通り過ぎて右に曲がり、すぐに左に入って高速道路進入道路に乗る事になります。詳しくは成田空港のホームページで。
@アメリカン航空が第2ターミナルに引っ越し
アメリカン航空が昨日、第1ターミナルから第2ターミナルに引越しました。これにより同社のラウンジが大幅に広くなったとの事です。これに続いて、21日にはキャセイ航空が第2ターミナルに移ります。また、3月にはフィンランド航空も第2ターミナルに移ります。
@エアバス社が2006年の受注数を発表・首位から陥落
エアバス社は17日、2006年の航空機受注数が790機(シェア43%)となり,ボーイング社の1044機を下回って6年ぶりに首位の座を明け渡した事を明らかにしました。引き渡し数は434機でボーイング社を上回ったとの事です。また、親会社のEADS社はエアバス社の2006年度決算が赤字になるとの見通しを明らかにしましたが、EADS社全体としてエアバス社の赤字を埋められる見通しとしています。
@アメリカン航空が6年ぶりの黒字決算
アメリカン航空の親会社であるAMRは17日、2006年連結決算を発表しました。それによりますと、最終損益が2億3000万ドルの黒字となり、6年ぶりに赤字から脱却したそうです。合理化と10〜12月期の燃料費の値下がりが黒字化に貢献したとの事です。
*1月17日
@日本航空が国際線の再編計画を明らかに
日本航空は国内線に続き、国際線の再編計画を明らかにしました。それによりますと、全体としては増便になりますが、燃費を良くするために機材の小型化を進めるため、座席数は約5%減ることになります。成田空港関係では夏季のみ週3便運航していたチューリッヒ線を廃止し、中国関係の2路線を減便する一方、出張客の多いニューヨーク線を週3便・パリ線を週4便増便する他モスクワ線・デリー線を増便します。
@航空政策研究会が「成田小研究会」を23日に開催
航空政策研究会は23日にホテル日航成田で「成田空港の明日を考える−世界の成田・日本の成田〜その可能性と将来ビジョン−」と題する「成田小研究会」を開催します。研究会では黒野成田国際空港株式会社社長や白戸千葉県副知事などが報告をします。航空政策研究会に問い合わせたところ、「この会は会員だけで忌憚のない意見を交わすものなので、会員以外の参加は出来ません。」との事でした。
@百里飛行場の愛称を「茨城空港」に
茨城県は昨日、航空自衛隊百里基地との官民共用となる百里飛行場の愛称を「茨城空港」とする事を発表しました。予算もついて2007年度当初から着工できる見通しですが、茨城県が目指す2009年度中の開港には毎年約50億円の費用が必要で見通しは微妙です。
@新潟空港進入灯橋の一部が流失
新潟空港で8日、海に設置されていた着陸進入灯橋(146m)の一部(約20m)が流失しているのが見つかりました。高波のためと見られています。当面の運航には支障がないようですが、空港事務所では早急に補修するとしています。
@神戸市の外郭団体が「海上アクセス」への融資で資金底を着く
神戸市の外郭団体で、他の外郭団体を支援する「神戸市開発管理事業団」の基金が2006年度末で底を尽く事が明らかになりました。神戸空港と関西空港を結ぶ「海上アクセス」への度重なる融資が主な原因との事です。「海上アクセス」は利用が低迷し苦しい運営が続いています。
@ベトナム航空機が窓にヒビが入りバクーに緊急着陸
15日午後、パリ発ハノイ行きのベトナム航空・B-777型機が飛行中に機体の窓に亀裂が入ったため、アゼルバイジャンのバクー空港に緊急着陸しました。
【コメント】B-777型機は比較的新しい航空機ではないかと思うのですが原因究明が大事ですね。日本でも多数使われていますから。
*1月16日
@「羽田国際線の地域は外国との交渉で検討」航空局長
国土交通省の鈴木航空局長は昨日開かれた航空協会の新春卓話会で、羽田空港再拡張後の国際線の地域について「現在は上海や青島までと言われているが、拡大はあるのか。」との出席者の質問に答え、「外国との航空交渉の過程で見直す事もあり得る。」と答えました。
*1月15日
@横浜防衛施設局が民防工事対象を拡大解釈
厚木基地の民家防音工事を担当する横浜防衛施設局が基準の拡大解釈をして、本来なら民家防音工事対象にならない家屋を工事していたことが昨日明らかになりました。民家防音工事は地域指定時点で居住している人を対象に実施することになっていますが、同局は指定後に住民が売却し、不動産業者が建築して分譲した住宅についても指定後1年以内をメドに助成していたとの事です。
【コメント】“拡大解釈”と言っていますが、承知でしていたのではないでしょうか。不動産業者らの働きかけがあった可能性もあるのではないでしょうか。
@「羽田着工の見通しは立っていない」と航空局長
新年の抱負などを語る鈴木航空局長の記者会見が12日にありましたが、この席で羽田空港再拡張工事の見通しについて「1日も早く着工したいが、24漁業組合の内、7漁業組合からは内諾を得ているものの、着工の見通しは立っていない。」と述べました。
@羽田ー虹橋のチャーター便の検討を約束
フィリピンで開かれていた東アジアサミットの際の日中首脳会談で安倍首相は「羽田ー虹橋間のチャーター便運航を年内にも実現したい。」と提案したのに対し、温家宝首相は「虹橋空港には入管施設もなく、課題も多いいが検討したい。」と答えました。なお、中韓首脳会談でも韓国側は金浦ー虹橋間のシャトル便を提案しました。
*1月14日
@手荷物検査場でガラスに穴をあけ現行犯逮捕
昨日、成田空港のハイジャック防止検査場で出国の検査を受けていた都内在住の59歳の男性が「検査員の態度が悪い。」と腹を立て、近くのガラスの壁を蹴り30cm四方の穴をあけ、現行犯逮捕されました。
【コメント】59歳にもなって“子供”ですね。予定の便での出国はできなかったのでしょうね。
@成田空港のペットホテルがダイエットコースを検討
国内の空港で最大級のペットホテル「ペットインロイヤル成田エアポート」は閑散期に太り気味の犬を対象にした「ダイエットコース」を設定する方向で検討を進めているそうです。このペットホテルにはドックフィールドやペットジムがあり、これらを利用してダイエットをするようです。
@金融機関が合理化条件に日航に2000億円の融資を検討
経営再建中の日本航空に対して日本政策投資銀行やみずほコーポレーション銀行を中心とする取引金融機関が2000億円前後の融資を計画しているとの事です。日本航空は昨年実施した増資も2000億円の目標に対して1400億円しか調達できず、今後、1000億円の転換社債の資金や新機材の購入費用などで苦しい資金繰りが続きます。しかし、金融機関としては本業の立て直しが条件としており、一層の合理化を迫っているようで、10%の賃金カットの上積みなどを求めているようです。
【コメント】「合理化」「合理化」で安全がおろそかになり、事故でも起これば経営の立て直しは難しくなるのではないでしょうか。金融機関はこのところをどう考えているのでしょうか。バブル崩壊による自分たちの危機のときには国民の税金投入で助けてもらって立ち直れたはずなのに、人を助けるときには冷淡ですね。社員や国民の事を考えいるのでしょうか。
*1月13日
@30日からICカードの実証実験・成田空港
国土交通省は昨日、今月30日から3月23日まで成田空港で本人情報を電子的に格納したカードを利用して、航空会社の手続と出国審査手続を同時並行で行い、手続の簡素化・迅速化とセキュリティ確保を行う「SPTトライアル」実証実験を行う事を明らかにしました。第1ターミナル南ウイングで全日空が、第2ターミナルは日本航空が希望者を募って行うとの事です。
@新石垣空港建設予定地の変更を要望・調査委員会
新石垣空港建設予定地内の洞窟に分布する絶滅危惧種コウモリ類について大学教員などで構成する「カラ・カルスト地域学術調査委員会」が調査結果を昨日発表し、県に提出しました。それによりますと、「新空港建設による絶滅危惧種コウモリ類への重大な影響は避けられない」と厳しく批判し、建設位置の再検討とともに、「県の調査には不備がある」として再調査を求め、あらためて環境影響評価を行うよう要望しました。
@日本航空が地方8路線を廃止へ
日本航空は昨日、需要が伸び悩む国内線8路線を2007年度中に廃止する事を明らかにしました。廃止になるのは次の各路線です。なお、調整中の所もあり、追加される可能性があるようです。福岡ー青森線・福岡ー花巻線・神戸ー熊本線・神戸ー仙台線・中部ー長崎線・新千歳−三沢線・新千歳ー松本線・北九州ー名古屋線。
*1月12日
@「1月9日旭市の測定結果」を解説と資料のページに載せました。
@東峰地区の一坪共有地と共有墓地持ち分を売却
東峰地区の川嶌さんが平行滑走路本来計画用地内にある一坪共有地と共有墓地の持ち分を成田国際空港株式会社に売却していた事が今日分かりました。川嶌さんの自宅は用地外ですが移転対象地域にある事から自宅も移転することになっているとの事です。
@年末年始の出入国者数が過去最高に・成田空港会社が発表
成田国際空港株式会社は昨日、年末年始(12月22日〜1月8日)の成田空港での出入国者が前年同期比で3.6%増の約139万9800人と過去最高になったと発表しました。ピークは出国が12月29日の約48000人、入国が1月8日の約52300人、出入国合計が1月3日の約92100人との事です。
@管制官試験合格者の30%が女性
人事院は昨日、平成18年度の航空管制官試験の合格者を発表しました。受験者は1087人で競争率は約12倍との事です。合格者は86人でしたが、この内、30%が女性で26人となりました。なお、採用予定は72名との事です。
*1月11日
@年末年始の成田空港出入国者数が過去最高に
東京入国管理局成田空港支局は昨日、年末年始(12月22日〜1月8日)の成田空港の出入国者数を発表しました。それによりますと、約140万人となり前年同期よりも約45700人多くなり過去最高となりました。日本人が前年同期比で1.2%増、外国人は同6.7%増となりました。
@マレーシア機の機長が意識失い関西空港に緊急着陸
昨日午前11時45分頃、アンカレッジ発香港行きのマーレシア・トランスマイル航空のMD11型貨物機が高知県付近の上空11600mを自動操縦で飛行中に機長がけいれんを起こし、意識を失いました。このため、同機は同乗していた機長資格を持つパイロットが代わりに操縦し、関西空港に緊急着陸を要請して、約30分後に無事着陸しました。着陸後機長は病院で意識を回復しました。
@高知発大阪行きの始発便が修理で欠航
高知発大阪行きの今日の始発便が防氷装置を修理するために欠航となりました。この機体はDHC8-400型機ですが、昨日の夜の大阪発高知行きの便で飛行中に防氷装置が故障したものです。
@神戸空港の12月搭乗率が開港以来最低に
神戸市が昨日発表した12月の神戸空港の搭乗率が前月よりも5.8ポイント下がり、開港以来最低の53.1ポイントに落ち込みました。沖縄便が低迷し、他の地方路線も低迷しました。羽田線はほぼ前月並みだったとの事です。
@B-787型機用部品が初出荷
富士重工は昨日、ボーイング社のB-787型機用の中央翼部品を初出荷しました。この部品は昨日の夜、中部空港に初飛来した部品運搬専用貨物機・B-747LCF型機に積み込まれ、明日シアトルに向け出発します。
@1日墜落のアダムエア機の水平尾翼発見
インドネシア軍当局は1日に行方不明となったアダムエア機の水平尾翼の一部がスラウェシ島西南部のパレパレ沖で発見されたと発表しました。10日に漁師が見つけたとの事です。アダムエアもこの水平尾翼が事故機のものである事を確認しました。同海域では乗客と見られる女性の遺体も見つかっているとの事です。
*1月10日
@静岡空港反対派が小屋を自主撤去へ
静岡空港建設に反対する地権者らは昨日までに、空港本体部分の未買収地にある反対派の小屋の移転と立木の伐採を自主的に行う方針を決めました。この土地については静岡県収用委員会が昨年11月に収用採決で小屋の明け渡しを今日までに求めていました。これについて反対派は「代執行だけが戦う場ではなく、今後も空港建設に反対する運動は続ける。」とし、18日にも収用委員会の裁定の取り消しを求める訴訟を起こす事にしています。
@日本航空が3年間で3000人を削減へ
日本航空は今日、2007年度から2009年度にかけての3年間にグループ全体でさらに3000人を削減する方針を明らかにしました。2月に発表する中期計画に盛り込みます。新規採用の抑制や早期退職年齢の引下げなどで対応するとしています。日本航空グループは現在約53000人ですが3年後には50000人を切る事になります。
@日航の厚生年金代行返上の同意が4分の3を超える
日本航空の2007年3月期の黒字計上の前提条件となっていた厚生年金の代行返上に社員の4分の3が同意した事が明らかになりました。これにより、代行返上の条件がクリアされた事になります。返上により一時的に約250億円の利益を決算に計上できることになります。
@年末年始の乗客が国内・国際ともに増加
国内航空各社は昨日、年末年始期間(12月28日〜1月8日)の運用実績を発表しましたが、それによりますと、国内線は前年同期比で3.6%増、国際線は同2.8%増となりました。国際線では中国路線が大幅に伸び、約30%増となったとの事です。
@イラクで旅客機が着陸に失敗・約30人が死亡か
9日午後、イラクの首都バクダットの北80Kmにあるバラドでトルコ発の旅客機が着陸に失敗し、少なくても30人が死亡したとの事です。トルコからはこのところイラクの復興事業に絡もうとするトルコ人が連日イラク入りしているとの事です。当時、空港付近は濃霧だったとの事で、撃墜ではないようです。
*1月9日
@旭市付近を通過する航空機は確かにあります・現地で観察
今日午前中に旭市に行き、昨年12月16日の出来事で書いた旭市の方からの指摘について実際に観察してきました。午前9時50分頃〜11時45分の約2時間の間で、観察点の上空(仰角60度程度以上)を通過し、海岸へ抜けていった飛行機が6機観測されました。観察できた機数は全部で33機でした。今日は北西の風で全て北側から離陸していました。多くは東に旋回し、遥か手前から西に向きを変えていきました。銚子の方から海岸に抜けて、着陸していく飛行機や、離陸して東旋回し、そのまま銚子方面に飛び去る飛行機が少数見られました。
写真を撮ってきましたので、うまく撮影されていれば通過地点や高度が出せると思います。後日、結果を報告したいと思います。右は測定現場と装置です。
@日航機乱高下事故の第2審判決も無罪
1997年6月に三重県上空で起こった日本航空機の乱高下で1人が死亡、13人が重軽傷を負った事故の第2審判決が今日、名古屋高等裁判所でありました。判決では「乱高下が機長の操縦桿を強く引いた事により自動操縦装置が解除されたために起こった、と言う証拠はない。その前にすでに機首がかなり上がっていた可能性が高い。しかし、何故、機首が上がったかは全く不明。機長が危険を予測できたとは言えない。」として、1審を支持し、無罪を言い渡しました。
*1月8日
@成田空港で帰国ラッシュ
成田空港では今日、年末年始を海外で過ごした人の帰国が最大になり、朝から混雑しています。今日だけで約53000人が帰国する予定です。
@反対同盟北原派が旗開き
昨日、反対同盟北原派の旗開きが行われ、支援者ら約150人が集まったとの事です。北原事務局長は「成田空港を廃港に追い込む戦いを展開していきたい。」と挨拶したそうです。
@日航機が乱気流に遭い乗務員4人が負傷
昨日午後1時5分頃、鹿児島発大阪行きの日本航空2404便・MD90型機が紀伊水道上空を飛行中に乱気流に遭い客室乗務員4人が負傷しました。同機は約20分後に無事大阪空港に着陸し、4人は病院で治療を受けましたが、4人とも自力で歩く事が出来、軽傷のようです。
@全日空が仙台ー函館線などを廃止へ
全日空は今春以降、採算が取れない地方路線を廃止する方針を固めました。仙台ー函館線・中部ー福島線・新千歳ー女満別線を新たに廃止する事にしました。すでに廃止を明らかにしている神戸ー鹿児島線なども含めて合計7路線を廃止する方針です。
*1月7日
@大韓航空の誤着陸・大惨事免れる
昨日、秋田空港で起きた大韓航空機の誤着陸はあわや大惨事と言う状況だったようです。本来なら、大韓航空機の10分前に大阪空港からのアイベックス機が到着しているはずでした。アイベックス機が遅れたために、大韓航空機が先に着陸しましたが、アイベックス機が定刻通りに着陸していた場合、誘導路を移動中で誘導路上で衝突する事もあり得たようです。操縦していたのは機長で、風向から無線着陸誘導装置のない西からの目視による着陸になりました。当時、雨は降っていましたが、視界は悪くなかったとの事です。副操縦士は滑走路灯の位置がおかしいように思い、機長にも進言しましたが、確信が持てずにそのまま着陸したようです。狭い誘導路から車輪が外れたり、弱い構造から誘導路そのものが破損した場合にも惨事になった可能性があるようです。
@中部空港が強風で離発着できず138便が欠航
今日、中部空港では激しい風に見舞われ、午後1時20分現在で国内線109便、国際線29便が欠航となりました。この他、目的地を変更した便が6便ありました。空港は大混乱したようです。中部空港は風による欠航が多いようです。
@仙台行き全日空機が引き返す・中部空港
昨日午後6時40分頃、中部空港発仙台行きの全日空369便・B-737-500型機が離陸直後に機内空調装置の不調を示す警告が出ました。このため、同機は中部空港に引き返し20分後に無事着陸しました。乗客は別の機体に乗り換え午後8時過ぎに仙台に向かいました。
@UA機がエンジン不調で関西空港に緊急着陸
昨日午後7時10分頃、長崎県沖を飛行中の上海発シカゴ行きのユナイティド航空836便・B-777型機から関西空港事務所に「第2エンジンに不具合があるため、緊急着陸したい。」と連絡があり、同機は午後8時頃、無事着陸しました。エンジンの空気圧縮装置に何らかの不具合があったようです。
@公正取引委員会が国際線運賃カルテルを独禁法違反で調査
公正取引委員会は航空業界が国際線運賃を国際航空運送協会(IATA)で調整して決めているカルテル行為について、独禁法違反の適用対象とする方向で検討を始めました。2月にも研究会を発足させるとの事です。これは、従来は航空会社を保護するために各国がカルテルを容認する方向でしたが、最近、EUやオーストラリアがこれを見直す方向に転換した事に合わせるものです。しかし、割引運賃が浸透している事から、影響は小さいと見られています。
*1月6日
@大韓航空機が誘導路に誤着陸・秋田空港
今日午後0時15分頃、韓国・仁川発秋田行きの大韓航空769便・B-737-900型機が滑走路と間違えて誘導路に着陸するトラブルがありました。幸い、無事に着陸しけが人はありませんでした。誘導路は滑走路と平行しており長さは2500mありますが、幅は半分の30mしかありません。国土交通省は重大事故の危険もあったとして、今日中にも航空・鉄道事故調査委員会の調査官2人を派遣するとの事です。
@スカイネットアジアが2007年3月期で債務超過を解消へ
スカイネットアジアの社長は昨日、昨年9月末で約85億円あった累積赤字について、資本金を現在の39億円から19億円に減資した20億円と資本準備金21億円と日本政策投資銀行による増資引き受け20億円の合計61億円で24億円に圧縮し、残りの債務との差額5億円は2007年3月期の黒字で、完全に債務超過を解消する方向性を示しました。
@エア・アジアが系列会社で7月にも国際線に参入
アジアで最大の格安航空会社であるエア・アジアのCEOが設立したフライ・アジアン・エクスプレスは5日、7月にもマレーシアとイギリスや中国を結ぶ国際中長距離路線に参入すると発表しました。また、これを機にエア・アジアが20〜30%を出資し系列化を進めるとしています。更に、同日、エア・アジアはエアバス社にA320型機を追加で100機発注する意向を明らかにしました。これで、同社はエアバス社に対して合計200機を発注した事になり、導入が終われば、アジア最大の航空会社になります。また、月末までにA330-300型機かB-777-300型機のいずれかを20機発注する意向も明らかにしました。
*1月5日
@千葉県が一坪共有者2人に所有権移転求め提訴
昨年11月26日の出来事で書いた一坪共有地の地権者2人に対して所有権の移転を求める裁判を千葉県が先月20日に起こした事が分かりました。
@「国際線拠点空港のあり方検討が今年の課題」航空局長
鈴木航空局長は年頭所感で今年の成田空港について「暫定平行滑走路事業と、国際拠点空港としてのあり方を検討していく。」と述べたとの事です。
@大韓航空機が計器誤動作で福岡空港に緊急着陸
昨日午前6時半頃、グアム発韓国・釜山行きの大韓航空804便から福岡空港に「煙が発生したとの警告灯がついたので、緊急着陸をしたい。」との連絡があり、同機は6時50分頃、無事に着陸しました。調べた所、警報装置の誤動作でした。
@関西空港会社の未公開株が売買
最近、関西空港会社の未公開株が金融ブローカーなどに流出し「上場されると値上がりする。」などと言われて、額面(1株5万円)の10〜20倍の高値で投資家に売却されているとの事です。関西空港会社株は公開の予定も上場の予定もなく、捜査当局は詐欺容疑で捜査を開始したとの事です。
@日航が国内線にファーストクラスを設定へ
日本航空は昨日、2007年度中に国内線にファーストクラスを導入する事を明らかにしました。1便あたり10席程度のファーストクラスを設けるとの事です。1000円で少し広い座席に座れる「Jクラス」も残すとの事です。
@スカイネットアジアがリース機2機を返却
スカイネットアジアはコスト削減のためにリースで調達している8機の内、3月末で期限の切れる2機を返却する事を明らかにしました。この2機はB-737-400型機ですが、飛行時間が3万時間を超えており、このまま使用すると機体保守費用も含めて年間5億円かかかるとの事です。これで、6機体制での運航に戻ります。
@A350XWB型機が初の受注
エアバス社は航空機リース会社のペガサス・アビエーション・フィアンアンス社から、A350XWB型機2機の発注を受けた事を明らかにしました。これがA350XWB型機の初めての発注になります。
*1月4日
@「来年は用地問題解決を報告したい」と黒野社長
昼のNHKニュースによりますと、成田国際空港株式会社の黒野社長は社員を前にした今日の仕事始めの挨拶で、「平行滑走路の2500m化は2010年3月までに必ず完成させる。今年は東峰地区の用地問題に取り組み、来年のこの席で用地問題解決を報告できるように最大限の努力をしたい。」と述べました。
@羽田再拡張工事受注で激しい一本化工作・落札率99.8%
今日の朝日新聞によりますと、羽田空港に4本目の滑走路を建設する再拡張工事で大手ゼネコンの間で熾烈な主導権争いが繰り広げられ、結局、一つの共同企業体(JV)に集約された結果,入札もこの共同企業体(JV)だけになり、落札率は予定価格(約6000億円)の99.8%で決まったそうです。当初はメガフロートでの建設を目指す造船業界も入札を目指しましたが、ゼネコン側がゼネコン各社に造船業界との共同企業体(JV)を組まないように工作し、造船業界は入札を断念したとの事です。これらについて、公正取引委員会のある幹部は入札妨害の恐れもあると指摘しているそうです。
@アダム・エア機が依然行方不明・捜索難航
インドネシアのアダム・エアの行方不明機の捜索が難航し、依然として墜落場所の特定もできていないようです。現地は悪天候で捜索は難航しているとの事です。
*1月3日
@水谷建設が関空.中部建設下請け参入に裏金15億円
今日の朝日新聞によりますと、脱税の罪に問われている中堅ゼネコンの水谷建設が関西空港と中部空港の建設の際に、下請けに入るため暴力団幹部や国会議員秘書に裏金を支出していたことが明らかになりました。関西空港の建設工事の下請けに入るために、落札が確実視されていたゼネコンから10億円を指示されたそうです。また、中部空港建設では受注調整に影響力のある会社に下請け工事をまわしてもらうために5億円を渡したとの事です。これらの裏金は実体のない会社に資金を貸し付けたように装い、返却が滞ってしまったように見せかけていました。捜査当局もこれらの事実を把握しているようですが、これらの金が相手に届いているかどうかは確認できていない模様、としています。
@墜落機体発見は誤報・アダムエア行方不明
インドネシアの運輸大臣などは2日、「アダム・エア機の残骸を発見した。」とする前日の公式発表を否定し、「同機は依然として、行方不明である。」として、謝罪しました。「墜落している。」とする住民の噂を元にした誤情報のようです。スラウェシ島には3000m級の山もあり、悪天候が続いているとの事で捜索は難航しているようです。
@ジェット・エアウエイズがB-787型機10機を発注
インドのジェット・エアウエイズは2日、ボーイング社にB-787-8型機を10機発注した事を明らかにしました。引き渡しは2011年からになるとの事です。同航空はインドの国内線で最大シェアを持っていますが、B-787型機を国際線に投入し、国際線の比率を高めたいとしています。
*1月2日
@インドネシアで102人乗り旅客機が墜落
1日午後、インドネシアのスラバヤ発マナド行きのアダム・エア574便・B-737-400型機がスラウェシ島の山中に墜落しました。同機には乗員・乗客102人が乗っていましたが、同航空の発表によりますと90人が死亡・12人が行方不明との事です。一部報道では12人が生存しているとの事ですが、航空機事故の特徴で情報が交錯しています。日本人は搭乗していなかったとの事です。現地は雨期で天候が悪かったようです。
*1月1日
@新年おめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
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昨年はお世話になりました。今年もよろしくお願い致します。
今年は、平行滑走路の再北伸工事も始まりますが、住民との約束は遅々として進みません。経済界主導で、“空港処理能力向上”優先です。生活を守るには、騒音被害に遭っている人たちの運動が鍵を握っているのではないでしょうか。やはり“団結は力”です。被害の実態を伝え、気持ちを伝える事が大切と思います。そのために頑張りたいと思います。
@昨年のアクセス数は過去最高の261347回でした。12月は24016回でした。
@コンチネンタル機が新千歳に緊急着陸
昨日午前10時50分頃、グアム発新千歳行きのコンチネンタル航空937便・B-737-800型機が着陸態勢に入った所、主翼フラップの動きに不具合が出ました。このため、同機は緊急事態を宣言し11時15分頃無事に着陸しました。フラップが凍り付いたのが原因のようです。
@昨年の受注機数でボーイング社がエアバス社を抜く
ボーイング社の広報担当者は29日、2006年の確定民間航空機の受注数が2005年を上回り、1014機に達した事を明らかにしました。12月中旬段階でエアバス社よりも200機程度多かったので、久しぶりにエアバス社を抜いた模様です。なお、金額ベースでは大型機の受注が多かったボーイング社が大きくリードしています。