第36回成田国際空港騒音対策委員会 議事録
平成21年3月 24日 成田国際空港株式会社
<議事次第> 開会 委員長挨拶 委員紹介 議題報告
質疑応答 閉会
・
『成田空港の現状について』 ・国土交通省首都圏空港課 ・成田国際空港株式会社
第 36回成 田国際空‐港騒音対策委員会
役職等氏名備考 <成田地区部会>
成田市長 成田市議会議長 成田市議会空港対策特別委員会委員長 成田空港騒音対策地域連絡協議会会長 成田空港騒音対策地域連絡協議会事務局長
<芝山地区部会> 芝山町長 芝山町議会議長 芝山町住民代表 (消 防団長)
芝山町住民代表 (商工会長)
<山武・横芝光地区部会> 山武市長
横芝光町長
<多古地区部会> 多古町長
<富里地区部会> 富里市長
<香取・神崎地区部会> 香取市長
神崎町長
小泉 一成 石渡 孝春 岩澤 衛 平山 正吉 郡司 福男
相川 勝重 平山 弘 伊藤 正夫
飯高 稔雄
椎名 千収 佐藤 晴彦
菅澤 英毅
相川 堅治
宇井 成一 石橋 輝一
代理出席 BoCラ ン地区代表
萩原 道夫 代理出席 住民組織代表
飯島 信之
代理出席 副市長 代理出席
副町長 大野 英夫
<河内・稲敷地区部会> 河内町長 稲敷市長
野高 貴雄 高城 功
役職等氏名備考
<千葉県> 総合企画部長 依田 茂
<茨城県> 生活環境部長 馬場 清康
<航空会社代表 > 株式会社日本航空インターナショナル 進 成田空港支店長
代理出席 副市長 大貫
代理出席 総合企画部 参事 高木 健一
代理出席 生活環境部 環境対策課長 磯 和佳
代理出席 成田空港支店
総務部長 丸川 潔 代理出席 成田空港AOC
事務部長 北村 徹 欠席
代理出席 東京航空局 保安部長 甲田 俊博
中西 成田国際空港AOC議長 一夫
<学識経験のある者> 千葉大学名誉教授 成田空港から郷土とくらしを守る会事務局長
鈴本 伸 岩田 公宏
<国 土交通省 > 航空局首都圏空港課 島田 勘資 成田国際空港整備推進調整室長 四戸美津夫 東京航空局次長
東京航空局成田国際空港長 片岡 久志
<成田国際空港株式会社> 副社長
常務執行役員 地域共生部長
小堀 陽史 伊藤 斉 新堀 義人
福島
【司会】第 36回成田国際空港騒音対策委員会を開会させていただきます。私、本 日の進 行役を努めます、成 田国際空港株式会社地域共生部の平山と申します。 よろしくお願いい た します。
議事に入る前に 1点、ご連絡とお詫びを申し上げます。本 日、当初の予定ではこの本会 議 終 了 後 に 懇 親 会 を 予 定 し て お り、 そ の よ う に ご案 内 を させ て い た だ い た わ け で ご ざ い ま すけれども、ご承知の通 り、昨日フェデラルエクスプレスの大きな航空事故がございまし て 、 ま だ 成 田 空 港 自 体 も 多 少 混 乱 を し て い る と い う事 も ご ざ い ま し て 、 誠 に 恐 縮 で は ご ざ いますけれども、本 日の懇親会は中止させていただきたいと思います。誠に申し訳ござい
ませんが、よろしくお願いいたします。 それでは、議事次第に従いま して、本委員会の委員長であ ります、成 田国際空港株式会
社 代 表 取 締 役 副 社 長 、小 堀 よ り ご 挨 拶 を さ せ て い た だ き た い と 思 い ま す 。そ れ で は 委 員 長 、 お願いいた します。
委員長挨拶
【小堀委員長】NAAの 小堀でございます。 本日は第36回騒音対策委員会にご出席いただきまして、誠に有り難 うございます。ま
た 、 日頃 皆 様 に は 成 田 空 港 の 運 営 等 に 関 し て 様 々 な 面 で ご 支 援 と ご 協 力 を い た だ き 、 こ の 場 を お 借 りい た し ま して 厚 く御 礼 申 し上 げ る 次 第 で あ りま す 。
まず始めに、昨 日の航空機事故につきましてお詫びとご報告をさせていただきたいと思 います。昨 日の事故でございますけども、事故が起こつて、何人かの首長 さんにお電話差
し 上 げ 、 状 況 等 に つ い て ご 報 告 申 し 上 げ ま し た 。 そ の 時 「大 変 だ ね 、 頑 張 つ て ね 」 と い う お言葉をいただきました。大変その時は感激 したわけでございます。事故の内容でござい ますが、昨日午前 6時 48分、中国の広州から飛んでまいりましたフェデラルエクスプレ ス 80便 が着陸に失敗、炎上 し、悲 しい事に 2人 の乗務員の方が亡くな られま した。空港 内での死亡事故 と申 します と、昭和 60年 に南棟の手荷物の リーティングエ リアで コンテ ナの爆発事故がございまして、その時 2人 亡 くなつてお りますけども、今回の事故は開港 以 来 初 め て の 、 極 め て 重 大 な 大 き な 航 空 機 事 故 で あ りま した 。 皆 様 に は 多 大 な ご迷 惑 と、 ご ′い 配 を お か け し た と 思 い ま す 。 こ の 場 を お 借 り い た し ま し て 、 心 か ら お 詫 び を 申 し 上 げ ますとともに、亡くなられたお2人の方にご冥福を祈 りたいと思います。この事故による ダイヤの混乱の為に、 23時以降、何便かの運航を余儀なくされました。その為、深夜に
多 くの住 民 の 方 々 に 騒 音 等 で ご迷 惑 を お 掛 け しま した 。 重 ね て お 詫 び を 申 し上 げ た い と思 い ま す 。 事 故 の 原 因 に つ き ま して は 、 事 故 調 査 委 員 会 の 調 査 結 果 を も つ て 明 らか に な り、 その後、国土交通省の方か ら改善に向けての措置がとられると思います。
尚、現在のA滑走路でございますけども、本当に嬉 しい事に、本 日の午前中に補修 と撤 去作業を完了し、9時10分に再開をいたしました。再開後第1便は、ルフトハンザ航空 710便が9時24分に到着しているわけでございます。今日一杯、ダイヤの混乱が続く
と予 想 され ま す が 、 徐 々 に 終 息 して い く も の と思 わ れ ま す 。 こ の 間 の 皆 様 の 、 ご 協 力 と ご 理 解 に、改 めて感 謝 を申 し上 げ る次第 で あ ります。 こ うい つた事 故 を 目の 当た りに します と、空港を管理する私どもといたしましては、安全が取 り組むべく最大の命題であるとい うことを改めてかみ しめてお りまして、安全の確保には徹底 して取 り組んでいく、そ うい
う所 存 で あ る こ と を 申 し上 げ て お き た い と思 い ま す 。 そ れ で は 、 成 田 空 港 の 整 備 状 況 と運 用 状 況 に つ き ま し て 、 後 か ら担 当 か ら も詳 し く説 明
いたしますけども、簡単にふれさせていただきます。整備状況でございますが、 2006 年の9月 に着手いたしました暫定平行滑走路の北伸整備工事は、付随する東側誘導路工事 を含め、極めて順調に進捗 しております。 2010年 3月 までには、間違いなく供用でき ると考えております。少しでも、1日 でも早い供用を目指して、今、全力で取り組んでい
る と こ ろ で あ りま す 。 運 用 状 況 に つ い て お 話 させ て い た だ き ま す 。 今 に な つ て 考 え て み ま す と、 一 昨 年 の 頃 か
ら こ うい う兆 候 が あ つ た か な と思 い ま す け ど も 、 昨 年 の 原 油 価 格 の 高 騰 、 あ る い は 金 融 危 機、そして現在はまさに世界的なリセ ッシヨンの影響によりまして、私共の運用状況、つ ま り、 旅 客 数 ・ 貨 物 取 扱 量 に 大 変 な 影 響 を 受 け て お り ま す 。 昨 年 同 時 期 に 比 べ て お 客 様 の
数は、おおよそ1割減であります。なかんずく貨物取扱量に至りましては約4割減という 状況にあ ります。大変、旅客・貨物 とも厳 しい状況にあるとい う事であ ります。 しか し、 今の経済状況がこのまま続いていくとは思われません。 中長期的にみれば、国際航空需要 は現在よりも増加 していくものと考えられます。それに併せて、成田空港の機能もしつか
り と整 え て い く事 が 重 要 で あ る と考 え て お りま す 。 国 土 交 通 省 は 成 田 の 発 着 枠 に 余 裕 が あ る 時 に 羽 田 に 国 際 線 を 就 航 させ る 事 は し な い 、 し
か し成 田 の 容 量 が 一 杯 で あ つ て 羽 田 に 余 裕 が あ る 場 合 に は 国 際 線 も 羽 田 で ま か な う と 、 こ れが今の国土交通省のスタンスであ ります。
先 日成 田 商 工 会 議 所 の 講 演 会 が ご ざ い ま し て 、 前 田 航 空 局 長 が 講 演 さ れ ま し た 。 局 長 は そ の 中 で も 、 成 田 空 港 の 容 量 が 拡 大 せ ず 、 成 田 が 受 け 入 れ られ な く な つ た 便 は 、 羽 田 に 持 っ て い か ざ る を 得 な い 、 つ ま り成 田 が も う受 け 入 れ ら れ な い と な つ た 時 に は 、 羽 田 に 持 つ
ていかざるを得ない、そしてその便は、1度羽田に行った場合には、2度 と成田に戻つて こ な い 、 そ こ ま で 言 い 切 つ て お りま す 。 そ うい っ た 意 味 で 、 成 田 が 首 都 圏 の 国 際 基 幹 空 港 として役割を果た し続けるには、空港機能の拡充が必要不可欠 とい う状況だとい う事を認
識しなければいけないと思つている次第であります。そういった意味で、この1月 23日 に、国、千葉県、周辺 9市町及び、我々空港会社による四者協議会において、将来の空港 容 量 拡 大 の 検 討 に 入 る事 が 合 意 され ま した 。 地 域 と成 田 空 港 が 将 来 の 発 展 に 向 け て 大 き な 1歩 を踏み出した、歴史的な出来事であったと思つてお ります。この事は地元の反対で機 能 の 拡 充 が 難 し い と い う成 田 限 界 論 を 取 り 除 き 、 更 な る 発 展 性 を 明 確 に 示 し て い た だ い た と感 じてお ります。改めま して、本 日ここにご列席いただきま した関係者の皆様に、心か
ら御礼を申し上げる次第であります。本当にありがとうございました。同時にこの1月 2 3日 の四者協議会において、国による飛行コース等の検討を踏まえた上で、空港会社が3 0万回の予測騒音 コンターの作成に取 りかかる事も合意 されました。現在準備を進めてい
る と こ ろ で あ りま す 。 い ず れ に せ よ 、 首 都 圏 の 国 際 基 幹 空 港 と して 、 需 要 を き ち ん と 引 き 受けるのが成田空港の責務であると思つてお ります。成田空港の機能を良くする事が地域 の発展にも資する と信 じている所であ ります。私共も地域の活性化に何が出来るのか、ま た 、 皆 さ ん か ら も こ うい う事 を 考 え て い る ん だ け ど も 一 緒 に な っ て 考 え て ほ しい 、 と い う よ うな事をいただいてお り、話 し合いを何度 も重ねて、お互い良い方向に進むよう、邁進
してまい りたい と、そ う思 つてお ります。 最 後 に な りま す が 、 空 港 会 社 の 完 全 民 営 化 に つ い て 、 ち ょ っ と ご説 明 を させ て い た だ き
ま す 。 成 田 国 際 空 港 株 式 会 社 法 に つ い て は 、 成 田 空 港 が 持 つ 公 共 イ ン フ ラ と い う性 格 に 配 慮 し、株の保有率を20%未満に制限する、いわゆる大 口資本規制を盛 り込む事を骨子に した 法 改 正 が本 年 中 に行 わ れ る見 込 み で あ りま す 。 こ の 事 で 申 し上 げ た い こ とは 、 私 共 と いた しま しては、法律が改正 され、会社の形態がいかなるものになるとしても、地域に対 す る 、 環 境 策 共 生 策 は 、 今 後 も 現 状 通 り進 め て い く と い う 事 で あ り ま す 。 そ し て 、 地 域 と 空港が、将来にわたつて共に栄え、支え合 うような関係を築いていきたいと、そう思つて お ります ので、 これ か らも変 わ らぬ ご支援 とご協力 を切 にお願 い 申 し上 げま して挨 拶 とさ
せ て い た だ き ま す 。 あ りが と う ご ざ い ま し た 。
【司会】ガヽ堀委員長ありがとうございました。それでは、報道関係の皆様はご退出をお願 いいたします。どうもありがとうございました。
委員紹介
続きまして、本 日ご出席をいただいてお ります、委員の皆様を私の方からご紹介をさせ ていただきたい と思います。
【※ 別 紙 名 簿 に 従 い 、 出 席 し て い る 委 員 を 紹 介 】
議事録確認者の指名
【司 会 】 以 上 委 員 の 皆 様 、 ど う か 宜 し く お 願 い い た し ま す 。 そ れ で は 、 次 に 議 事 録 確 認 者 の 指 名 を 行 い た い と思 い ま す 。 議 事 録 確 認 者 を 指 名 させ て い た だ き ま す 。 指 名 の 方 は 小 堀 委員長よりお願いいたします。
【小堀委員長】はい。只今から議題報告等に入らせていただきますが、議事要旨を記録い たしますので、後 日、委員の代表の方お二人に内容等についてご確認いただきたいと思い ま す 。議 事 録 確 認 者 の ご 指 名 に つ き ま し て は 、私 に 一 任 さ せ て い た だ き た い と 存 じ ま す が 、 いかがでしょうか。
【異 議 無 し 】 【小 堀 委 員 長 】 あ り が と う ご ざ い ま す 。 そ れ で は 私 か ら 指 名 さ せ て い た だ き ま す 。 横 芝 光
町の佐藤委員並びに富里市の相川委員のお二人にお願いいたします。
議題報告
【司 会 】 そ れ で は 、 本 日 の 議 題 に 入 ら せ て い た だ き ま す 。 お 手 元 に お 配 り し て あ り ま す 資 料 を 基 に 進 め さ せ て い た だ き た い と 存 じ ま す 。 な お 、 議 題 報 告 「成 田 国 際 空 港 の 現 状 に つ い て 」に つ き ま し て は 、国 土 交 通 省 航 空 局 成 田 国 際 空 港 整 備 推 進 調 整 室 長 島 田 様 な ら び に 、 弊 社 地 域 共 生 部 取 締 役 付 の 行 方 よ り報 告 さ せ て い た だ き ま す 。
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また、議題の報告終了後、できれば 10分程度のご休憩を設けさせていただこうと思つ て お りま す 。 そ の休 憩 後 に 引 き 続 い て 、 質 疑 応 答 に 入 らせ て い た だ き ま す の で 宜 し くお 願 いします。それでは、島田室長、行方取締役付、議題の報告の方、宜 しくお願いいたしま す。
【議題 成田国際空港の現状について】
【国土交通省 (島田室長)】 国土交通省で成田国際空港整備推進調整室長をしております 島田でございます。先程、小堀副社長の方からもご説明ございましたが、昨 日朝 6時 48 分 に フ ェ デ ラ ル エ ク ス プ レ ス の 貨 物 機 の 着 陸 失 敗 に 伴 う炎 上 事 故 、 大 変 重 大 な 事 故 が 発 生 を して ご ざ い ま す 。 空 港 周 辺 の 住 民 の 皆 様 方 に は 大 変 心 配 を お か け い た しま した 。 ま た 、 ダ イ ヤ が 大 幅 に 乱 れ た こ とか ら、 数 便 の カ ー フ ュ ー 内 運 航 が 発 生 い た しま した 。 そ の 点 で
も 、 深 夜 の 騒 音 とい つ た 事 で 大 変 ご迷 惑 を お か け し た 事 に つ き ま し て 、 こ こ に 改 め て お 詫 びを申し上げる次第でございます。現在、運輸安全委員会、かつての航空事故調査委員会 で ご ざ い ま す が 、 こ れ が 入 り ま し て 、 ボ イ ス レ コ ー ダ ー 、 フ ラ イ ト レ コ ー ダ ー と 、 こ うい つたものを回収いたしま して、事故の原因の調査を進めておる状況でございます。それか
ら 、飛 行 機 が ア メ リ カ の 航 空 会 社 の 運 航 に よ る も の 、更 に 機 体 が 昔 の マ ク ダ ナ ル ダ グ ラ ス 、 今のボーイングですが、アメリカの会社が製造した機体であるとい う事から、アメリカの 運 輸 安 全 委 員 会 、 こ ち ら の 方 の 担 当者 も 来 日を い た しま して 、 調 査 に 当 た つ て お る と、 こ
うい うふ うな状況でございます。今後、徹底 した原因究明が進められ るとい うことになつ てございます。原因が明 らかにな り次第、 しっか りとした対策を講 じて、航空の安全には 引 き 続 き 万 全 を 期 し て 参 り た い と 考 え て ご ざ い ま す 。空 港 周 辺 の 皆 様 方 に お か れ ま し て は 、 引き続きご理解 とご支援の程を賜 ります よう、宜 しくお願いを申し上げたいと考えてお り ま す 。 ご 説 明 の 冒 頭 に あ た りま し て 、 昨 日 の 事 故 の ご 報 告 と 、 現 在 の 国 の 調 査 状 況 に つ い て簡単にご説明を差 し上げた次第でございます。
それでは、本 日の議題でございます、成田空港の現状についてご説明を始めさせていた だきます。先程、小堀副社長か らのご説明がございましたが、現在B滑走路につきまして は、2,500メートル化、2,180メートルを320メートル延ばす工事を進めてござい ます。工事の方は大変順調に進んで、この工事の完成によつて、現在の空港全体で 20万 回の発着回数を22万回に増やすという(発着枠の拡大につきましては、2010年の3 月には十分予定通り実施できるんではないかなとい うふ うに考えておる次第でございます。 これによりま して、これまで、平行滑走路、B滑走路の方では、ジャンボ機が使用できな
かつたわけでございますが、これまでA滑走路を使つてお りま したジャンボ機 も、今後は B滑走路でも使用できるよ うになる といつたような形で、空港の運用が、更に機能が拡充 するとい うふ うな状況でございます。工事が順調に進みまして、今後、滞 り無 く計画が進 ん で い く と い う事 を 、 我 々 の 方 で も し つ か り と確 保 し て ま い り た い と い うふ う に 考 え て い
るところでございます。 それから、2頁 日でございますけれども、このB滑走路の延伸に伴って、年間2万回の
発着枠が増えるわけでございますけれ ども、この発着枠の各航空会社への割 り振 りの現在 の状況でございます。先月末の時点での集計でございますけれ ども、年間で2万回増える、 1週 間に直 します と、週で 384回 の発着 を配分できるわけで ございます けれ ども、外国 と 、 日本 の そ れ ぞ れ に 半 分 ず つ 配 分 す る こ と と な つ て ご ざ い ま し て 、 外 国 の 航 空 会 社 に 配 分できるのは、週 192回分でございます。下の方に、もうすでに、締結をした国が書い てございますけども、既に108回分ということで全体の56%、 半分以上がもう既に具 体 的 な 増 便 が 決 定 し て お る と い う状 況 で ご ざ い ま す 。 1 の と こ ろ に ち ょ つ と 書 い て ご ざ い ま す け ど も 、 新 規 の 路 線 と い た し ま し て 、 イ ン ドの チ ェ ン マ イ 、 あ る い は ア ラ ブ 首 長 国 連 邦 の ドバ イ 、 ア ブ ダ ビ 、 そ れ か ら 、 カ タ ー ル の ドー ハ 、 更 に ス ウ ェ ー デ ン の ス ト ッ ク ホ ル ムといったような都市と新たに路線が開設されます。更に、オース トリアですとか、ある いはドイツのフランクフル ト、こういった非常にお客様の沢山乗つていらつしゃる路線に つきまして、更に増便が可能 となるというふ うな状況でございます。で、実はまだ中国と アメリカ、この 2つ の大きな重要国 との間で、航空交渉が未だ終わってございません。こ れ に つ き ま して は 、 こ の 春 か ら夏 に か け て 実 施 を す る 予 定 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 中 国 、 アメリカ等々で更に枠がどんどんと使われていくとい う事でございまして、この2万回の 増 枠 につ き ま して は 、 も うほ ぼ満 杯 状 態 と、 実 は これ ま で に航 空 交 渉 を行 つ た 国 との 関係
で も 、 今 回 は ち よ つ と 増 便 で き ま せ ん よ と い うふ う に お 断 り を し て い る よ う な 所 も あ る と い うふ うに、交渉担当者の方からは聞いてございます。成田に対する、各国の乗 り入れ希 望は非常に高いものがございます。今後も世界経済情勢、ちょっと不安定なところもござ いますが、それでもやは り成 田には入 りたい と、そ うい うふ うな希望が非常に強 くござい ます。引き続き成田空港の更なる機能の強化 といつたような事もやはり必要になつてくる なとい うふ うに、痛感 しているところでございます。
それから、3頁 目は、ちょつと雰囲気が変わるんでございますが、成田空港の周辺で、 今 、観 光 の 振 興 と い う の が で き な い か な と い う ふ う な 事 を 国 土 交 通 省 で や っ て ご ざ い ま す 。 今 の 国 の 方 で は 、 外 国 人 に 日本 に 来 て い た だ き た い と 、 ビ ジ ッ トジ ャ パ ン キ ャ ン ペ ー ン と い う事 を 進 め て ご ざ い ま す け れ ど も 、 そ れ と 並 行 い た し ま し て 、 特 に 成 田 空 港 は 年 間 数 千
万 人 の方 が利 用 され る一 大 拠 点 で ご ざい ます 。 外 国 の方 も成 田 を経 由 して 日本 に入 る とい う方 が 非 常 に 沢 山 い ら つ し ゃ る 、 そ の 日本 に 折 角 い ら つ し ゃ る 外 国 人 の 方 に 是 非 と も 成 田 の周辺で、ちょつと何処か立ち寄っていただいて、日本を後にしていただくと、そ うい う
事ができないかなあというふ うな事を今考えているところでございます。 今年度、もう既に実証したわけでございますけれども、大きく2つ行いました。1つ は 左の方に書いてございます、観光 ミーティングとい うものを実施をいたしま した。 これは
や は り、 外 国 人 の 方 を 受 け 入 れ る の に は 、 こ う、 ノ ウハ ウ が い ろ い ろ 必 要 で あ る と 、 言 葉 も さ る こ と な が ら 、 外 国 人 の 身 に な っ て み な い と わ か ら な い よ うな 、 い ろ い ろ な 風 俗 、 習 慣の違いですとか、あるいは、宿泊なり買い物の時に、外国人の方ならではの、色々な ト ラ ブ ル と い っ た よ う な も の も 未 然 に 防 止 で き る よ うな 事 を や つ て お い た 方 が い い の で は な い か い う 事 で 、 外 国 人 を 受 け 入 れ る と い う事 に つ い て 、 色 々 と 経 験 を さ れ て い る 方 か ら 、 お話を伺お うとい う事で、ここにちょつとお写真を載せてございますが、お三方に成田に おいでいただいて、地方自治体の職員の方々、あるいは、観光事業に従事 されている職員 の方々といった方を対象に、簡単な講演会 といいますか、研修会 といつたものを開かせて い た だ い て お り ま す 。 そ れ か ら 、 も う一 つ で す が 、 非 常 に 効 果 が あ る ん じ ゃ な い か な と 思 つ て お る ん で す が 、 外 国 か ら 日本 に 来 られ る 時 に 、 出 発 の 前 に 成 田 に 、 ち ょ つ と立 ち 寄 つ て い こ う と い うふ う な 事 を 、 出 発 前 に ち ゃ ん と 認 識 を し て い た だ く 、 日本 に つ い て 、 成 田 空港に降 り立ってか ら初めて、あつこんなのがあるんだなと、い うふ うに思われてもなか
な か も う ツ ア ー が カ ッ チ リ と 決 ま っ て ぃ て 、 あ る い は 事 前 に も う予 定 を 組 ま れ て い て 、 せ っ か く い い 所 が あ る と い う事 を こ つ ち に 来 て か ら 知 つ た ん だ け れ ど も 、 も う 、 ち ょ つ と 予 定の変更が出来ない と、いつたような事がおそ らく多いのではないかなと。やはり、中国 で 住 ん で お ら れ る 方 が 、 中 国 の 空 港 を 出 発 す る 前 に 、 あ る い は 、 そ の 日本 ツ ア ー と い う の を組み立てる時に、成 田にもこんなのがあるのでちょっ と立ち寄つてみよ うと、あ らか じ め ツ ア ー に 組 み 込 ん で い た だ く と い う ふ う な 事 が 出 来 な い か な あ と い う発 想 で 、 中 国 、 韓 国 の 旅 行 代 理 店 の ツ ア ー 企 画 の 担 当 の 方 を成 田 に お 呼 び い た しま して 、 成 田 空 港 周 辺 の 色々な観光地を2泊 3日 で非常に強行軍でございますが、あちこち周つていただいて、い ろいろとご紹介を申し上げたというふうな事を、実は今月10日から19日の間でやつて お ります。 2つ に分けて、まず台湾の旅行代理店の方、あるいは旅行雑誌の編集者の方、 約 9名 おいでいただいて、見ていただきました。その次の週に中国の同じような旅行代理 店 関 係 の 方 々 に お い で い た だ い て 、 見 て い た だ き ま した 。 色 々 と終 わ つ た 後 に感 想 を伺 っ たわけでございますけれども、その参加者からの評価とい うところに書いてございますけ れ ど も 、 例 え ば 、 そ の 歴 史 体 験 施 設 と 、 古 い 日本 の 古 民 家 が あ る よ うな 所 を 見 る の が 非 常
に 面 白 か う た と い う方 、 あ る い は パ チ ン コ で す と か 場 外 車 券 所 、 こ う い つ た ギ ャ ン ブ ル は どうも台湾ではなかなかやらせてもらえないと、そういうものも非常に面白かつたとい う
ふ うなご意見、それか ら観光いちご園、ここにもお連れ したんですが、 100人規模でお 客 さ ん を 呼 ん で も大 丈 夫 か とい うふ うに あ ち らの 方 か ら質 問 を 受 け る とい うふ うな 状 態 で ご ざ い ま して 、 本 当 に そ れ ぐ らい 呼 ん で い た だ け る の か 、 も しそ れ が 事 実 で あ れ ば 、 非 常 に 嬉 しい ん で す が 、 か な り興 味 を 示 して お られ た り、 そ れ か ら回 転 寿 司 、 バ イ キ ン グ 、 こ うい つ た も の も 、 非 常 に 評 判 が い い と、 さ ら に シ ョ ッ ピ ン グ モ ー ル 、 あ る い は カ ジ ュ ア ル ウェアのお店、ユニクロにお連れ したんですけれ ども、まあユニクロの服つてい うのは、 北 京 で 買 うよ り も、 日本 で 買 う方 が 安 い とい うふ うな ご意 見 も ご ざい ま して 、 なぜ か ユ ニ ク ロ の 服 をい つ ぱ い 買 つ て 帰 っ て い らつ し ゃ つ た と、 こ うい うふ うな 状 況 で ご ざい ま す 。 それからやはり、古い町並みとい うのが風情があつてよかつた、あるいは、スーパー銭湯 ってい うのもお連れしてみたんですが、本当の温泉じゃないとなかなかちょつとねえと、 沸かし湯だとちょつとどうかなとい うご意見もあつたりと、それからこういつたものも、 中国ではツアー として面 白いん じゃないか と、こ ういつた よ うな、い ろいろかな り具体的 な ご意 見 を い た だ い た と こ ろ で ご ざ い ま す 。 こ うい っ た 、 実 際 に 、 中 国 な り、 台 湾 で ツ ア ー を 統 制 す る 担 当 者 の 方 か ら い た だ い た ご 意 見 を 元 に 、更 に 、来 年 度 も う ち ょ つ と 色 々 と 、 成 田 周 辺 、 成 田 空 港 周 辺 で 観 光 開 発 が 出 来 な い か な とい う事 を 、 今 後 も ち ょ つ と考 え て い
き た い と思 つ て お りま す 。 是 非 と も 、 成 田 空 港 を 活 用 して 、 地 域 の 観 光 振 興 に 役 立 つ よ う な企画を、これからも進めていきたいなあと考えてございます。是非 ともご支援、ご協力 の 方 を 宜 し くお 願 い 申 し上 げ た い と考 え て お りま す 。 私 か ら は 以 上 で ご ざい ま す 。
【行方取締役付】はい、成田空港の行方でございます。では引き続き2番 目の議題として、 成田国際空港の現状について、テーマは2つ ございますけども、1つ は成田空港の運用等 について、運用実績、それから2009年 3月 期の決算見込み、平行滑走路の北伸の整備
状況。2つ 目としては、環境対策の実施状況について、ご報告させていただきます。 ま ず 運 用 状 況 で ご ざ い ま す け ど も 、 これ は 皆 さ ん が い つ も 見 て い ら つ しゃ る 、 成 田 空 港 の運用実績の推移でございます。一番見ていただきたいのは、 2007年度の実績でござ いますけども、2007年度は、お客様は3,539万人、それから、発着回数が19万4, 000回、貨物が222ト ンと非常に好調だつたわけでございます。そして、その下の四 角で囲んだところ見ていただきます と、 2008年 、歴年の数字でございますけども、発 着回数は19万 3,000回 と変わらないんですが、お客様の方が、3,353万人という事
で、百数十万人減つてます。それから、航空貨物も206万 トンという事で、これも、1
6万 トン程減つていると、こういう状況になつております。昨年に比べて、まあ1割ぐら い 運 用 実 績 が 減 つ て い る と 、 こ うい う状 況 に な つ て い る わ け で ご ざ い ま す 。 た だ 、 こ れ を 最近の状況で見ますと、かなり深刻な状況になつているとい うことがあります。一番右側 の上の方、航空旅客の方を見ていただきますと、今年の1月 のお客さま、260万人とい う事で、昨年同月に比べると、90%、 10%程減っているという事であります、それか ら、左側の下の方の航空貨物を見ていただきます と、相当、大きな落ち込みを示 している という事があります。今年の°1月 の取扱量が10万 7千 トンという事で、ですね、昨年の
64%という事です。まあ、この64%という程度、このまま12カ月続けば、年間約1
30から140万 トンという事で、かなり大きな減少になる可能性があるという事で、経 済の先行きが非常に不透明なんで、どうなるかわかんないんですけども、特に貨物には大 きな影響が出ているとい う事であ ります。
それから、お金ではどうなるかという事であります。今年の2009年の3月 期の決算、 グループ会社 21社の連結決算でございます。軒並み数字が悪化してきているという事で あります。 2009年度はもつとですね、深刻になるのかなあと、このように思つており ます。
2007年度の実績、営業収益は1,998億円ということだつたんですけども、3月 期 の見通 しでは、 1,920億 円 とい う事で、 78億 円の減 とい う事で あ ります。営業利益 に つきましては、2007年度実績は、328億円でございましたけれども、これが、20
08年度の見通 しでは、 237億円とい う事で、91億円の減になつております。それか ら経常利益 も、同 じよ うに 235億 円の実績があったんです が、 2008年 度 の見通 しは 145億円で90億円の減、それから、当期純利益も109億円が61億円という事で、 48億円の減 と、このようになつております。まあ、この傾向がどこまで進むかという事 で あ り ま す け れ ど も 、 上 場 も 控 え て お り ま す の で 、 な る べ く コ ス ト削 減 に 務 め な が ら 、 固
い経営をしていかなきゃいけないなと、こういうふ うに思つている次第であります。 それ か ら、北伸状況 で ございます。 これ は先程 、副社長の小堀や 、 国土交通省 の島田室
長 か ら も お 話 が ご ざ い ま し た け れ ど も 、私 か ら も 若 干 ふ れ さ せ て い た だ き た い と 思 い ま す 。 まあ、明るい材料は平行滑走路 2500メ ー トルの北伸工事が順調に進んでいるとい う事 と、来年の春になれば 22万回に発着回数が増えるとい う事であります。みなさんにはこ
のことについては、御礼を申し上げたい と思つてお ります。 北伸工事のポイントは2つございまして、向かつて左側の滑走路、これを320メート
ル延伸するという事であります。それから2つ 目のポイントとしては、右側の方の、への 字になつてますけども、誘導路がもう1本できると、この2つ が北伸工事のポイン トとい
う事になつています。そして、北伸工事の滑走路延長工事でございますけれども、平成 1 7年の9月 にトンネルの51号のトンネル切り換え工事に着手いたしまして、順調に工事
?
が進んでお ります、 トンネル も既に完成 してお ります。 それから、もう1つは、やはり滑走路だけでは運航できませんので、今年の1月 27日
に、東関道を横断する滑走路の進入灯も設置できまして、着々と2,500メ ー トルの滑走 路の整備が進んでいるとい う状況になつてお ります。
そ れ か ら も う一 つ の 誘 導 路 の 工 事 で ご ざ い ま す け ど も 、 こ ち ら に も 見 ら れ ま す よ う に 、 写真のようにきちつとできているといこうことで、早ければ今年の秋 くらいには完成でき るかなあと、このように感 じております。
そ れ か ら環 境 対 策 の 実 施 状 況 とい う事 で 、 どれ だ け の 環 境 対 策 が 昨 年 度 行 わ れ た か に つ いて、これから説明させていただきたいと思います。
これは、空港の周 りにある航空機の騒音の測定地点でございますけども、成田空港では 空港周辺 にこの よ うな測定局が 103カ 所 ございます」 その うちの 33局 が成 田空港会社 の測定局でございます。そ して24時間体制で成田空港から離着陸する航空機の騒音をこ のように監視しているということでございます。この中にある数字は昨年の9月 に共生財 団で発表 した、騒音の測定結果でございます。そして、いずれの地点におきましても、こ の 測 定 結 果 は 騒 防 法 の 基 準 内 に 収 ま っ て い る と い う事 で あ り ま す 。 そ れ か ら 、 前 年 に 比 ベ
る と運 用 状 況 も 若 干 悪 く な つ て お り ま す け れ ど も 、 騒 音 値 も 下 が つ て き て い る と 、 こ の よ うな傾向に入つているとい う事であります。
次は騒音対策の実施状況という事で、昨年 1年間、どのような騒音対策を行ったかとい う事 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 こ の 表 の 数 字 は 非 常 に 小 さ い の で 、 皆 さ ん の 資 料 を 見 て い た だきながら、聴いていただければと思つてお ります。まず表の見方でございますけども、
左から、騒音対策の内容でございます。それから、騒音対策の全体計画、その次は 19年 度までの実施状況、それか ら20年度の実施見込み、そ して一番右の方は、 20年度まで の実施済の累計、総額と、このようになつてお ります。そしてまず一番上に学校等防音工 事 とい うのが ご ざい ます。 これ は学 校 の校 舎 とか講 堂 、 それ か ら病院 、保 育所 、 こ うい う ものの防音工事に対する助成でございます。現在まで、このうちの (1)に防音工事とあ
りますけれ ども、120の 学校や、病院、そ うい うところに防音工事の助成が終わつてい るという事であります。ちなみに、20年度はございませんでした。それから (2)の空 調 機 の 機 能 回 復 と い う の が あ り ま す 。 こ れ は 、学 校 や 病 院 の 防 音 工 事 を す る 際 に 、空 調 機 、 こういうものをつけるんですけども、このような空調機は概ね 15年経つと非常に機能が
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劣 化 致 し ま す 。 で 、 こ れ を 更 新 す る の が 、 こ の 空 調 機 の 機 能 回 復 と 、 こ うい う事 に な る わ けでございます。現在まで、76の施設の機能回復が終わつてお ります。
そして、この 1番 の学校 と、防音工事の助成にかかつた費用は、現在まで、 215億円 とこのよ うになつてお ります。
次は2番 目の、共同利用施設整備でございます。これはみなさんのところにある、集会 所 とか公民館に対する防音工事の時の助成 とい う事であ ります:こ れまで、138の施設 に 防 音 工 事 の 助 成 が 終 わ つ て お りま す 。 そ して 、 共 同 利 用 施 設 に も 、 先 程 の 学 校 と 同 じ よ うに空調機の機能回復 とい う事を助成 させていただいてお ります。現在まで、90の施設 が終わつております。そして、20年度に1件 ございますけれども、これは横芝光町上町 の 共 同 利 用 施 設 に 機 能 回 復 を させ て い た だ い た も の に な つ て お り ま す 。 こ の 共 同 利 用 施 設
整備の助成 にかかる費用につ きましては、現在まで 31億 円かかつているとい う事であ り ます。
それから、3番 目が住宅防音工事でございます。住宅防音工事のうちの防音工事であり ますけれども、その中に区分が3つ ございます。1つは、第 1種区域内に建つ住宅に対す る民家防音工事の助成、それから2番 目は再助成、3番 目は告示日後住宅に対する助成 と、
3つございます。最初の防音工事は、騒防法第 1種区域にあります、住民の方の民家に対
して、 1種 区域の告知があつた際に既 にお住まいだった方の住宅に対 して、防音工事の助 成 をするとい うのがこれでございます。平成 19年度までに、4,381戸 に対 して助成を 実施しております。そして、20年度は98戸の民家防音工事に対して、助成を行いまし た。それから、2番 目の再助成でございますけども、再助成というのは、防音工事を既に 行つた住宅の増改築に併せて、再度助成を行 う、こうい う制度でございます。平成 7年の 4月 から、このような、再助成を実施しております。これにつきましては、平成19年度 までに 60戸 や つてお ります けれ ども、平成 20年 度は 2戸 に対 して再助成 を行いま した。 それから、先程お話 しました、告示 日後住宅とい うのがございますけども、これまで、成 田空港の第1種区域、騒防法の第1種区域につきましては3回告示の変更を行っておりま す。一番最初の第1種区域というのは、騒防法ができた当時は85Wまでが第1種区域だ
つたわけでございます。その後、57年に変更しまして80W、 それから、54年に75 W、 このようになつていつたわけでございます。失礼しました、54年に80W、 57年
に75W、 こういうふうに告示が変えられたわけでございます。そして、告示日後ですね、 例えば51年から54年の7月 までに、80W以上のところに、地区□□住んでいた住宅、 または、昭和54年の7月 から昭和57年の3月 の間に、75W以上の区域に建築された 住宅に対しては、助成をおこなうと、告示日後であつても助成を行 うと、こういう制度で
ございます。平成19年度までに、59戸に対して実施しておりまして、20年度には2 1戸 に対 して助成を行いました。それから、住宅防音工事につきましても、空調機の機能 回復 とい うのを実施 してお ります。 これは先程の共同利用施設や学校 とは違いまして、家 庭用のクーラーでございますけども、こちらも、まあ10年 くらいたつて、非常に機能が 低下 してきます。そ して、こうい うものにつ きま しても、10年 たちます と更新 した際に、 また助成をさせていただくと、こういう事であります。平成 19年度までに、6,124台、 機能回復を行いまして、20年度には、141台の機能回復を行ったとい う事であります。 それから空調設備の再更新とい うのがありますけれども、これは、機能回復工事を受けた
クーラーが更に10年が経つと、また機能が劣化するということで、10年たったらもう 一回更新をしましょうというのがこれでございまして、これにつきましても、平成 19年 度までには、1,465台、それから20年度には、305台の更新を行つているという事 であります。これらの住宅防音工事全体にかかつた費用は、現在まで 239億円となつて お ります。
次 、 移 転 補 償 で ご ざ い ま す 。 成 田 空 港 の 周 りの 非 常 に 騒 音 の ひ ど い 地 域 、 ま あ 騒 防 法 の 第 2種の区域 とか、騒特法の防止特別地区、80W以上の うるさい区域については、移転 補償をする制度がございます。平成 19年度までに875戸の移転補償を実施いたしまし た。そして、20年度には、29戸の移転補償を実施してお ります。そして、これらの移 転補償を行いま して、使えなくなつた土地または宅地を買つているんですけども、これ ら の土地の買収は現在は、759.3ヘクタール、土地の買い取 りを行ったという事でありま す。そ して、移転補償にこれまで全体にかかつた費用は、現在まで、 1,677億 円でござ います。それから、5番 目ですけども、緩衝緑地整備でございます。成田空港は平成7年、 成田空港周辺緑化計画を策定しまして、空港の周 りに防音林、防音堤を整備 していくこと や、それから、成田空港ができた時に、沢山の緑を伐採してし:ま つたため、それを取り戻 すため、緑化整備を行いまして、空港の周 りに、緑を植えていくと、こういう事をしてい るわけでございます。そ してその うちの防音林、防音堤につきましは、59,4ヘ クタール、
これまでに実施 しております。そして、これらの、緑化整備に係わつた費用は現在まで6 9億 円 とい う事 になつてお ります。
それから、6番 目に電波障害対策でございます。これは、今回の騒音対策委員会でも、 質 問 が 多 く予 定 され て い る 地 デ ジ の 対 策 と は 別 の 対 策 で ご ざ い ま して 、 今 の ア ナ ロ グ 放 送 の 対 策 と、 テ レ ビの 受 信 障 害 の 対 策 とい う こ とで あ りま す 。 個 別 の 受 信 対 策 と して は 、 こ れまで 54,705世 帯にやつてまい りま した。それから、共同受信施設への対策 としては、
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28,395世帯にやつております。これ らの対策につきましては、平成 17年度を持ちま して、全て対策 は終わ つてお ります。そ して、対策 の総額 は 207億 円 になつてお ります。 それから7番 目の騒音測定でございます。成田空港会社が設置した測定局33局の運営
費、この事でございます。これにつきましは、年間 10億円程度かかっておりまして、こ れまで、 127億 円かかつたとい う事であ ります。
それから、 8番 は周辺対策交付金でございます。最近の周辺対策交付金の交付額 とい う のは、・毎年、だいたい 40億 円程度になつてお ります。現在まで、総額 897億 円の周辺 対 策 交 付 金 を 空 港 周 辺 の 十 市 町 とそ れ か ら千 葉 県 と茨 城 県 に 交 付 して い る と、 こ うい う事 で あ りま す 。 個 別 の説 明 は 以 上 で ご ざい ま す 。
そして、一番最後でございますけども、環境対策の総額は、現在まで累計で 3,462億 円となつてお ります。最近は、毎年 100億 円程度の環境対策費を使 つているとい う事に なつております。それで、そのうちのだいたい4割から5割が交付金 とこのようになつて お り ま す 。 ま あ 、 ど う い う こ と か と 申 し ま す と 、 こ れ は 騒 音 対 策 が か な り進 ん で き た と い
う事と、それからやは り地域も今までは共生とい うところに非常に重点をおいてきたんで すが、これからは地域 と空港が共に栄えていこうと、こうい うような形に変わつてきてい る 、 と 認 識 を し て お り ま す 。 そ し て 地 域 に と つ て 、 こ れ か ら は 都 市 づ く り、 こ れ が 大 き な テーマになるのかなと思つてお ります。そ して私共は、よい空港をつ くる事が、地域づく りに貢献できるものだとこれからも皆様方 と一緒にやつていきたいなと、このように考え てお ります。それから最後に、先程も副社長の小堀や、国土交通省の島田室長からもお話 が あ り ま し た け れ ど も 、 昨 日発 生 し た 航 空 機 事 故 に つ い て 、 私 か ら も 一 言 、 皆 様 に お 詫 び したいと思います。昨晩は深夜まで飛行機 を飛ばさせていただいた り、今日も一 日中、運 航のスケジュールは混乱すると思います。地域の皆 さんにこのような形でご迷惑をかけて
も 、 き ち ん と 空 港 が 運 営 で き る の は 、 や は り、 皆 さ ん の 協 力 の お か げ で あ る と 思 つ て お り ま す 。 成 田 空 港 は 、 皆 様 の 協 力 が な け れ ば 、 未 来 は 無 い 、 地 域 を 大 切 に しな け れ ば い け な い と 、 改 め て 思 つ た 次 第 で ご ざ い ま す 。 そ して 、 今 回 の 事 故 は 、 こ の ま ま 終 わ らせ る の で はなく、きちん と地域への周知 とか、そ うい うものを含めて、三度 とこのような事が起き ないように、空港の安全 と地域の関係を私達の仕事の第一と考えまして、これからもやつ ていきたいと思つてます。以上でございます。
【司 会 】 は い 、 島 田 室 長 、 行 方 取 締 役 付 、 あ り が と う ご ざ い ま し た 。 以 上 を も ち ま し て 、 議題報告、成 田国際空港の現状については終了させていただきます。 なお、この後、質疑 応答に入るわけですが、その前に 10分間程、休憩を取らせていただきたいと思います。
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今、丁度2時55分でございますので、3時5分まで、約10分間、休憩時間を取りたい と思います。その後、3時 5分より質疑応答を再開させていただきたいと思いますので、
宜 し くお 願 い い た しま す 。 そ れ で は 、 休 憩 に入 らせ て い た だ き ま す 。
質疑応答
【司会】 それでは、予定のお時間になりましたので、委員会を再開したいと思います。 これ よ り質疑応答の方 に入 らせ ていただ くわけで ござい ます けれ ども、 8つ の部会 か ら、 質問がきてお ります。時間の進行等にもよりますが、概ね順調であれば、4部会、成田地 区、芝山地区、山武・横芝光地区、そして、多古地区が終了した時点で、再度5分 ぐらい の休憩 を入れ られれ ば と思つてお ります。 また概 ね全ての質疑応答 の終了す るのに 2時 間 程度、 17時頃を予定 してお りますので、どうかよろしくお願いいたします。それでは、
これより質疑応答に入 りたいと思いますので、小堀委員長よろしくお願いいたします。
【小 堀 委 員 長 】 は い 。 そ れ で は 、 只 今 か ら 、 質 疑 応 答 に 入 ら さ せ て い た だ き ま す 。 質 疑 に つ き ま して は 、 議 事 の 都 合 上 、 先 ほ ど司 会 か ら も 申 し上 げ ま した が 、 時 間 も 限 られ て い ま すので、各部会毎に順次報告いただければ幸いと思つてお ります。なお、質疑に対する答 弁 に つ き ま し て は 、 関 係 委 員 か らい た し ま す の で 、 関 係 委 員 の 方 は よ ろ し く お 願 い い た し ます。まず、最初に成 田地区部会の小泉委員からお願いいたします。
【成田地区部会 (小泉委員)】 はい、成田地区部会の小泉でございます。本日、成田地区 部 会 か ら 、 先 程 、 石 渡 議 長 が い ら つ し ゃ い ま し た け ど も 、 所 要 で 中 座 させ て い た だ い て お ります。また、岩澤空港対策特別委員長、成田空港騒音対策地域連絡協議会の平山会長、
郡司事務局長の5名で出席させていただいております。地区部会を2月 9日 に開催しまし て、意見を取 りまとめましたので、発言 させていただきます。
第 1′点日は、騒音対策助成制度及び共生財団事業の恒久化についてであります。平成 1 5年 2月 の成田国際空港に関する四者協議会において締結されました、新東京国際空港公 団民営化に関する覚書事項の中に明記されてお ります、騒音対策助成制度の恒久化及び対 策の実施に不可欠な共生財団事業の恒久化につきましては、2,500メ ー トル平行滑走路 供 用 開 始 ま で に 結 論 を 得 る よ うに 協 議 を 進 め て い た だ き た い こ と、 成 田 国 際 空 港 株 式 会 社
の完全民営化後もこれ らの事業が確実に実施されるよう法的整備も含めて要望いたします。 14
第2点 日ですが、新航空機騒音評価指標に基づく、騒防法、騒特法の区域指定について であります。航空機騒音に係る環境基準についての一部改正が平成19年12月に告示さ れ、平成25年4月 1日 より、現行のWECPNLから、Ldenへ評価方法を変更し、これに 伴 う新 環 境 基 準 値 が 示 さ れ ま し た が 、 騒 防 法 、 騒 特 法 の 区 域 指 定 に 関 わ る 基 準 値 に つ き ま
しては、未だに明 らかにされていない為、早期の決定及び、公表を要望いたします。また 当該地域指定に関わる基準値の設定にあた りましては、現行方式による評価 と比べ、住民
側 に不 利 益 に な らぬ よ う、 特 段 の ご配 慮 を お 願 い い た します 。 第3点 日ですが、新航空機騒音評価方法と現行評価方法との比較についてでございます。
航空機騒音測定における新評価方法 Ldenの 測定指針につきましては、調査検討中とのこ とでありますが、早急に取りまとめをし、公表をお願いいたします。また、2,500メ ー トル平行滑走路供用開始前に現行評価方法であるVII CPNLと 新評価方法であるLdenに よ
り、実際に現状騒音を測定 した比較可能な資料の提供を要望いたします。 最後に第4点 目ですが、22時台の発着回数についてでございます。4,000メ ー トル 滑走路 における 22時 台の発着制 限 につきま しては、小幅な改善は見 られ るものの、依然 として一 日あた り10便 を超える状況が続いてお ります。騒音対策の観′点から、航空機騒 音による夜間の睡眠妨害が健康に悪影響を与えているとの研究報告も発表されてお り、発 着制限の遵守に向け、更なる努力をお願いいたします。また 2,500メ ー トル平行滑走路
供用開始後においても、各々の滑走路で確実に22時台、一 日10便以下の発着が遵守さ れるよう航空会社への指導を徹底 されるよう要望いたします。過去に要望した事項もござ いますが、継続 して要望していく事も重要なことと考えてお りますので、以上4点を成田 部会か らの要望 とさせていただきます。宜 しくお願いいたします。
【小堀委員長】ありがとうございました。 4点 ご質問、いただきました。 2点 につきまし ては空港会社、後の2点 につきま しては、国交省の方からのご回答になるかと思います。 それでは 1点 日と3点 日、1′点目の騒音対策助成制度及び、共生財団事業の恒久化 とい う
ことと新航空機騒音評価方法と現行評価方法 との比較について、この 2点 については、空 港 会 社 の 方 で 続 け て ご 回 答 願 い た い と思 い ま す 。
【成田国際空港会社 (新堀地域共生部長)】 空港会社の新堀でございます。それではまず、 騒 音 対 策 助 成 制 度 及 び 共 生 財 団 事 業 の恒 久 化 、 これ に つ い て 、 お 答 え い た しま す 。 民 家 防 音 等 の 助 成 制 度 の 恒 久 化 、 あ る い は 共 生 財 団 事 業 の 恒 久 化 、 これ に つ き ま して は 覚 書 を締 結 し て お りま す 。 ち ょ つ と こ の く だ り を 読 ま せ て い た だ き ま す と 、 従 来 か ら 実 施 し て い る
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対策の さらなる充実等に関するものであり、成田空港周辺においては将来にわたつて騒音 対策等が必要であるとの共通認識のもとに、今後とも関係者 と連携してこれらの対応策に ついて真摯に協議 し、完全民営化までに結論を得るべく努力することを確認すると、この ように民営化に向けて地元の皆様 と私どもで覚書を締結しているわけでございます。この 助成制度及び共生団体事業については、状況に応 じた適切な対応がやはり必要であると、
このように認識 してお ります。この覚書に沿いまして、引き続き成田市さんをはじめまし て 、 関 係 市 町 、 あ る い は 国 土 交 通 省 、 千 葉 県 、 空 港 会 社 と で 協 議 させ て い た だ き た い と考 えてお ります。
環境対策、あるいは共生策でございます けれ ども、私共 としま しては民営化後 も、これ が 確 保 さ れ る よ う に 、 そ の 法 的 処 置 を 行 う場 合 に は 、 国 に き ち つ と 、 継 続 し て こ れ ら を 対 策 を行 つていただ くと、従来か らお願い してきてい る ところで ございます。
【小 堀 委 員 長 】続 け て 新 航 空 機 騒 音 評 価 方 法 と 現 行 評 価 方 法 の 比 較 に つ い て お 願 い し ま す 。
【成田国際空港会社 (新堀地域共生部長)】 はい、それと3番目の、新航空機騒音評価方 法 と現行評価方法 との比較 について とい うことでございます け ども、今、環境省 の方で、 新しい指標への移行に伴いまして(いわゆるそのLden、 新評価指標ですね、この測定マニ ュアルを作成中でございます。これにつきましては、来年度 21年度の早い時期に関係自 治体に提示する予定だと問いてお ります。弊社といたしましても、このマニュアルが公表
され次第、遅れる事なく測定体制を整備したいと、そうしまして現在のVECPNL、 そして、 新たな指標Lden、 この両面の関係、実態把握にきちつと努めてまいりたいと考えておりま す。
【小堀委員長】 1点 日と3点 目を空港会社の方から、回答させていただきました。それで は、2点 目の新航空機騒音評価指標に基づく騒防法・騒特法の区域指定、4番 目の22台 の発着回数について、この 2′点につきまして、国交省の成田室長の方から回答 させていた だきます。
【国土交通省 (島田室長)】 はい、まず1点目の騒防法、騒特法の区域指定にかかわる基 準 値 の 件 で ご ざ い ま す 。 新 しい 環 境 基 準 値 に つ き ま し て は 、 現 行 基 準 レベ ル の 早 期 達 成 の 実現を図る事が肝要であ り、騒音対策の継続性を考慮 して、現行の基準値に相当とする値
とい うふ うにされてございます。実際には、もつぱ ら、住居の用に供 される、地区につい 16
ては、Ldenで 57デシベル以下、これはWでは70以下ということでございます。それ 以外の地域で、通常の生活を保全する必要のある地域については、Ldenで 62デシベル以 下、これもWでは75以下と、こうい うふ うにされたところでございます。騒防法、騒特 法の指定に関わる基準値につきましては、現在国土交通省で検討 しているところでござい ますけども、従来から地元より環境省に対 しまして、睡眠の影響あるいは日常生活への影 響 といつた、地域住 民 の感覚 を考慮 した評価指標 にすべ き とい うよ うなご要望 が出てい る
とい う事も存 じているところでございます。環境省では来年度までに、睡眠影響の調査の 実施をして、その結果を踏まえて今後対策を検討するとい う意気込みでございます。これ ま で も 国 交 省 で は 、地 元 か ら い た だ い て お り ま す 、騒 防 法 に つ き ま し て は 、環 境 省 に 逐 一 、 検 討 を す る よ う に と い うふ う に 伝 え て き た と こ ろ で ご ざ い ま す 。 今 後 も 環 境 省 に お け る 、 評価指標にかかる検討 に当た りま しては、引き続 き、地元の皆様方の要望 と、 しつか りと つないで、我々も一緒に、検討 してまいりたいと考えておるところでございます。
それから22時台の発着回数2点目の件でございます、22台の便数制限のつきまして は、残念ながら、現在 も達成できてない状況でございます。従来から航空会社へのヒヤ リ ング、あるいは指導 といったよ うな事に通 じま して、何 とか改善ができないか努力をして いるところでございます。ただ20年度については、昨年の4月から、今年の1月 まで、
10カ月間の数字で比較をいたしますと、過去3年間で見た場合、2年前では13.2便と
1年前は12.8便、今年の10カ月については、平均で10.9便と、少しづつ改善の傾向 に は き て い る とい う事 で ご ざい ま す 。 そ れ か ら、 中身 を ち ょ つ と詳 細 に見 て み ます と、 数 分遅れで 22時代に入 つてくるとい うふ うなものが、結構多い とい うふ うに考えてお りま す。22時10分までに発着をするというものを除けば、8.6便ぐらいにはなつておりま
し て 、 日標 達 成 ま で も う少 し の こ ろ ま で き て い る か な と 、 い うふ う に 考 え て お りま す 。 た だ、 22時台全体でいいます と、 10便を越えていることは現前たる事実でございますの で、これを何 とか、10便 とい う事で完全にできるように、今後もしつかりと取 り組みを 続 け て い き た い な と考 え て い る と こ ろ で ご ざい ま す 。 以 上 で ご ざい ま す 。
【月ヽ堀委員長】以上 4点 につきまして、回答させていただきました。再質問は、よろしい で し ょ うか 。 は い 、 ど う も あ り が と う ご ざ い ま し た 。 引 き 続 き ま し て 芝 山 地 区 部 会 の 方 か
らご質問いただきたい と思います。相川委員宜 しくお願いいた します。
【芝山地区部会 (相川会員)】 芝山地区部会の相川でございます。宜しくお願いしたいと 存じます。本日は当部会から議会を代表いたしまして、平山議会議長、B・ Cラン地区代
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表の萩原委員、住民組織の芝山町空港 と暮 らし推進協議会代表飯島委員 と私の4名 で参加 を させ て い た だ い て お り ま す 。 宜 し く お 願 い し た い と 存 じ ま す 。 地 区 部 会 で ご ざ い ま す け れども、2月 25日に開催をいたしまして、本日の要望につきまして取りまとめ、発言を させていただきたい と存 じます。成 田空港 も開港から30年 が過ぎま して、この間、幾多 の 空 港 を 取 り巻 く 厳 し い 状 況 を 乗 り 越 え て 発 展 を し て ま い り ま し た 。 し か し な が ら 、 昨 今 のサブプライムローン問題 に端を発 した経済不況、これは、空港関係者のみならず、地域 住 民 に も 、 今 ま で に な い 、 厳 しい 現 実 が 突 き つ け られ て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 ま た 、 先 程 副 社 長 よ り ご 報 告 ご ざ い ま した け れ ど も 、 昨 日の 事 故 に つ き ま して は 、 私 達 に とつ て も空港関係者にとつても、大変残念であり、驚きでもあ りました。そして、空港周辺の人々 に 航 空 機 事 故 の お そ ろ し さ 、 飛 行 コ ー ス 直 下 で あ る こ とへ の 不 安 を 与 え る こ と と な つ て し ま い ま した。 人 々 の 不 安 を 払 拭 す る為 に も更 に管 制 、 航 空 会 社 、 空 港 会 社 で 安 全 で 安 心 な 航空機の運航に努めていただきたい、このように思 う次第でございます。そして、亡くな ら れ ま し た パ イ ロ ッ トの 方 々 に 心 よ り哀 悼 の 意 を 表 し た い と 存 じ ま す 。 そ れ で は 、 私 ど も
の方から、2点 について、質問させていただきたいと存 じます。 まず第 1′点目でございますが、地上デジタル放送への移行に伴 う空港会社設置のテレビ
共同受信アンテナ設置の改修について、でございます。 これにつきま しては、 2011年 7月 24日 にテレビのアナログ放送から地上デジタル放送に移行されるわけでございます けども、空港会社からは航空機障害に強い電波として説明を受けてまい りました。本町の 共同受信アンテナ施設を利用 している地区は電波が弱 く航空機からの反射などで受信障害
を受ける為に、現在の対策が取られまして、通常に視聴できるようになつておるわけでご ざいます。 2008年 より芝山町でも地デジ放送が受信できる地区が広 くなりまして、個 人で地デジ用のアンテナを設置し、視聴 している人もお りますけれども、地デジ電波に移 行 され て も微 弱 電 波 で あ る こ と に は 変 わ りが な い 為 、 自 枡 地 区 とい う地 区 が ご ざ い ま す 、 ま た 上 吹 入 地 区 と い うの が ご ざ い ま し て 、 こ れ は 航 空 機 の 離 着 陸 時 に テ レ ビ の 画 像 が 途 切 れ た り 固 ま っ た りす る 現 象 が 発 生 し て お り ま す 。 こ れ が 航 空 機 の 障 害 で あ る こ と は 空 港 会 社 と町で確認 しているところでもございますもその為 に当地区部会では、次の 2点 につい
て要望 させていただきたい と存 じます。 1点 日であります。共同アンテナ、個別アンテナを問わず、各地区で早急に地デジの電
波調査を行なうと伴に、結果の開示をして欲 しいとい うお願いでございます。 2点 日であります。空港会社によりまして、共同受信アンテナ施設を地デジ対応施設と
して 改 修 を して い た だ き た い 。
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この2点 でございます。今、テレビは国民の娯楽ではなく、生活の本当の一部になつて お りますので、是非お願いを申し上げたいとこのように思 う次第でございます。
また、第 2点 日でございますけども、民家住宅防音工事の一元管理についてでございま す。騒音対策の うち、民家防音工事については、法制度での対策は空港会社が実施致 して お ります。法制度による対策を補うきめ細かい対策については成田空港周辺地域共生財団 が 実 施 を い た し て お り ま す 。 そ して 、 法 制 度 が 救 え な い 谷 間 地 域 に つ き ま し て は 、 市 町 が 実施をしている現状でございます。
現在、 3者 が連携 し、騒音下住民の防音工事に対応 しているところでございます けれ ど も 、 更 な る 空 港 機 能 の 拡 充 を 行 な う場 合 、 対 象 地 域 の 拡 大 、 そ し て 、 対 策 の 拡 充 も 必 須 と 考 えておるわけでございます。民家防音工事の対策はもれなく、遅滞なく、そ して、きめ 細 かな対応 をす るには、住民防音工事 あるいは空調機 の更新な どデー タを一元管理 をす る
事が最良ではないでしょう力Ъ 防音工事のなどの申請や相談は住民の利便性を確保する為 に 従 来 通 り役 場 窓 口 で 行 い 、 住 宅 防 音 工 事 な ど の デ ー タ に つ い て は 空 港 会 社 が 管 理 す る 事 により、未実施住宅の解消も含めスムーズに対応 してい く事も可能 となるわけでございま
す。 管 理 の 一 元 化 につ い て は 関 係 者 の 協 議 が 必 要 で ご ざい ま す けれ ど も 、 是 非 、 実 施 を して
いただきたい、このように思います。以上 2点でございます。芝山地区部会からの要望と い た しま して、宜 しくお願 い を したい と存 じます。
【小 堀 委 員 長 】 あ り が と う ご ざ い ま し た 。 質 問 の 前 に 昨 日 の 事 故 に つ い て コ メ ン ト を 頂 き ま した。私共 として本当に血の引く思いで、昨 日、経験 したわけでございますけど、もし 仮 に 、 あ の 飛 行 機 が 右 の 方 に 倒 れ て い た ら と か 、 旅 客 便 だ っ た ら と 、 そ う考 え ま す と 、 本 当にゾッとする思いでございます。そ ういつた意味で絶対安全とい うことで今後とも安全 確保には努めていきたいと、それを第一に考えていきたいと思つてお ります。それでは2 点につきまして、空港会社の方で答えることになると思います。1番 目の地上デジタル放 送への移行に伴 う空港会社設置のテレビ共同受信アンテナの改修について、もう1点は、 民家防音工事等の一元管理について、これについて回答 していただきたいと思います。
【成田国際空港会社 (新堀地域共生部長)】 はい、それでは最初に地上デジタル関係、こ れ について、お答 えいた します。なお地上デジタルの関係 につ きま しては、様 々な 自治体 か ら、ご要望いただいてお ります。山武・横芝光部会、あるいは多古部会、香取・神崎部 会 、河内稲敷部会 と、ほとん どのところか らいただいてお りますので、ここでま とめた形
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で、回答をしたいと思います。 ご存知のように、電波対策 とい うのは、個人個人のアンテ ナを設置して対応するやり方、それから共同アンテナを設置して対応するや り方と、こう い うのがあるわけでございますけども、まずt個別アンテナを設置 して対応 しているお宅 につきましては、アンテナとい うのはその住民の方の所有になつているわけでございます。 この場合 には、地デジ対応のテ レビあるいはチューナー、これを購入 していただければ、 ほとんどそのお宅で継続 して地デジが受信可能であると考えてお ります。それからもう1 つは共同受信施設、これにつきましては、まず難視エ リア、飛行機の飛ぶ飛ばないに関係 無 く、 ど うして も山陰 等 で見 えな くな つ て しま うエ リア 、 あ とも う一 つ は共 同受信 でや っ ているけれ ども、個男Jア ンテナに切 り替えができるようなケース、こうい うのがあると私 共は予測 してお ります。この中身につきま しては、今、19市 町、これは千葉県、茨城県、 全部にまたがるわけですけれ ども、調査 を実施 している最中でございます。今、半分 ぐら い 調 査 は 終 了 して い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 こ の 調 査 結 果 に つ き ま して は 、 順 次 お 伝 え し ているというような状況にございます。全体の調査が終わるのは、7月 ぐらいになつてし まうかなとい うふうに考えております。その調査の結果、やつぱり航空機に起因する障害 が確認 された場合、これにつきましては、私どもで対策を講 じるとい うような考えでござ い ま す 。 あ と 、 具 体 的 な 地 名 が 出 ま し た 、 自枡 地 区 あ る い は 上 吹 入 地 区 で す が 、 こ れ に つ きましても主たる原因が山陰で、難視エ リアによつて起こる事なのか、航空機のものに起 因す るのか と、 どっちが本 当の原因なんだ とい うのもこの調査で明 らかにな つてい くと考 えております。地デジに移行するにあたりましては、共同受信施設をご利用 していただい ていた方、これでもやはり個人で見られる方、個人のアンテナに切 り替えても十分受信で き る 方 、 こ れ に つ い て は 、 や は り長 い 将 来 で 見 た 場 合 に は 、 個 人 の ア ン テ ナ に 切 り替 え て い た だ い た 方 が い い の か な とそ うい うふ うに考 え て お りま す 。
それから、最後にその難視エ リア、これにつきましては、従前から申し上げてお ります が 、 航 空 機 の 原 因 で は な い た め 、 基 本 的 に は 地 デ シ の 対 策 を進 め て い る総 務 省 、 あ る い は 視聴者の皆様から受信料をいただいているNHKが 、対策を講ずるべきと考えています。 ただ、杓子定規にこのままこういう形で総務省だNHKだ と言つてもなかなか難しいとこ ろがございますので、やはりいろんな情報を集めて、皆様方と話 し合いの場を持ちながら いい方向を 目指 してい きたい と、この よ うに考 えてお ります。
それから、2番 目の、その民家住宅防音工事の一元化という事でございますけども、先 程 ご説明あ りま したよ うに、成 田空港では、自治体、財団、あるいは空港会社、自治体は 谷間、財団は隣接エ リア、空港会社は法律に基づ く住宅防音工事 と、実施 しているわけで
ございます。まさしくこれは、成田方式というふ うに呼ばれておりまして、いかに手厚く 20
対策を施すかとい うところからスター トしたものだと、このように理解 してお ります。や は り3者 に分かれている事によりま して、各 自治体の担当者 につきま しては、やは り工事 の 種 類 が 煩 雑 に な る と、 そ の 業 務 の 処 理 が 煩 雑 に な る とい う事 で 、 い ろ い ろ ご迷 惑 を か け ているという事は事実でございます。ただ、やはリデータの管理とい うのは、まず責任の 所 在 と い うの は し っ か り し て い な く て は な ら な い の か な と。 例 え ば 、 そ の 自治 体 で 対 応 し たデータをNAAに引き継 ぐ時にきちつと引き継ぎができるのかできないのか、情報の所 在が移行する時に うまくいかなかつた時の責任体制、それか ら住民の方に対する窓 口でご ざ い ま す け ど も 、 例 え ば き め 細 か さ 、 あ る い は 迅 速 さ 、 こ れ ら を 考 え た 場 合 、 や は り手 元 に デ ー タ を 持 つ て 直 ぐ 引 き 出 して 住 民 の 方 に 対 応 す る 、 共 生 財 団 も 同 じ で す し 、 我 々 も 同
じなんですけども、照会があった時に、NAAか らちょつとデータを引き出すから待つて くれとい うような形でなくて、やはリデータ管理して直ぐ対応 した方が、やはり住民とい う 観 点 か ら す る と い い の で は な い か と 考 え て お り ま す 。た だ 、冒 頭 申 し 上 げ ま し た よ う に 、 や は り複 雑 な 部 分 も ご ざ い ま す の で 、 必 要 な ら ば 、 こ れ か ら の 勉 強 会 と 、 こ うい う の も 出
来れば実施できたらいいなあとい うふうに考えております。以上でございます。
【小堀委員長】2点お答えしましたけど、よろしいで しょう力ヽそれでは議長 さんどうぞ。
【芝山地区部会 (平山委員)】 芝山町議会から地区委員で参加しております、平山でござ います。私も騒防法の 1種 区域に住んでお りますけれ ども、昨 日の航空機事故の映像をテ レビで見まして、今まで安全に慣れてしまい(成 田空港に事故は無いものと思つていまし たので、大変驚きと恐怖を感 じている次第でございます。そ して、一層安全には、これで い い と い う事 が 無 い と 思 い ま し た 。 国 や 空 港 会 社 、 そ し て 空 港 関 係 者 に 、 安 全 に 対 し 、 最 大限の努力をしていく事をお願いいたします。空港会社に対 してのお願いでございます。 空港会社 の経営が、空港の利用者数 の減少 によりま して、大変厳 しい と伺つてお ります。 しか し、更なる空港機能の拡充を進 めるとい うのであれば、騒音下の方々の共栄への理解 と、私達も良くなつたと実感できるということが近道だと思います。本 日、芝山町を含め ま して 、 各 市 町 か ら騒 音 等 に 関 す る 要 望 も 出 て く る と思 い ま す 。 騒 音 対 策 並 び に 地 域 対 策 の費用については、優先的に予算配分することをお願いいた します。以上でございます。
【小堀委員長】ありがとうございました。確かに、成田空港、去年開港 30周年を迎えま した。去年まではまさに無事故できたわけですが、 30年間無事故で非常に誇 りに思つて い ま し た け れ ど も 、 と う と う無 事 故 も 破 ら れ て し ま っ て 残 念 に 思 い ま す け ど も 、 今 、 平 山
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議 長 さん お つ しゃ い ま した よ うに 、 し つ か り と今 後 の 安 全 確 保 に 努 め て ま い りた い と思 い ますので、頑張ってまい りますので、宜しくお願いいたします。今の、平山議長 さんから の質問ですけれ ども、騒音対策並びに地域対策の費用は、優先的に予算配分をして欲 しい
と い う ご 質 問 で ご ざ い ま す が 、 回 答 は 空 港 会 社 か ら ど うぞ 。
【成田国際空港会社 (新堀地域共生部長)】 わかりました。私ども、これまで地域の皆様 方 と約束 した事、あるいはその騒音対策、NAAが きちっとやるべき事につきましては絶 対 や る ん だ と い う事 で 今 後 も 変 わ ら ず 確 実 に 実 施 し て い く と 、 民 営 化 の 時 に も 約 束 し て ま す し、会社の経営が苦 しい とい うところでも、歯をくい しばつて頑張つていかなきゃなら な い と考 え て い ま す 。 以 上 で ご ざ い ま す 。
【小 堀 委 員 長 】 よ ろ し い で し ょ う か 。 そ れ で は 次 は 山 武 、 横 芝 光 地 区 部 会 の 椎 名 委 員 よ り 、 ご 質 問 お 願 い した い と思 い ま す 。
【山武・横芝光町地区部会 (椎名委員)】 横芝光町の佐藤町長も出席してございますが、 山武・横芝光地区部会を代表いた しま して、 3点 ほど、ご質問・ ご要望をさせていただき た い と思 い ま す 。
当地区も3月 10日 に地区部会を開催いたしまして、取りまとめをいたしました。 1点 日でございますが、当地区内に落下物の事故が昨年2件発生いたしましたが、幸い にして人的被害はなかつたものの、9月 21日 に発生しました落下物事故は、学校の校庭 に物が落ちるとか、あるいは、住宅地の車を直撃 して車に突き刺 さるとい うような、一歩 間 違 え れ ば 人 命 を も 奪 う も の で あ り 、 そ の 原 因 は 航 空 機 の 整 備 の 不 良 に よ る も の と い うふ う に 考 え ら れ て お り ま す 。住 民 の 安 全 ・ 安 心 な 暮 ら し に 責 任 を 持 つ 行 政 と い た し ま し て は 、 被 害 の 軽 重 に か か わ らず 、 事 故 発 生 自 体 、 誠 に 遺 憾 で あ り憂 慮 に 堪 え ま せ ん 。 特 に 成 田 空 港 と共 に 発 展 す る 国 際 都 市 づ く りに 向 け て 議 論 を 重 ね て い る 現 状 で ご ざ い ま す の で 、 共 栄 に向けて地域住民の理解を得る為にも、航空機の安全運航は確実に確保 していかなければ
な らない ところで ございます。 落下物被害者への対応につきましては、NAAの 方でご努力いただいてお りますが、こ
の再発防止策につきまして成田国際空港に乗 り入れる各航空会社への徹底 したご指導を行 う事を強 く要望申し上げます。
次に芝山地区からも問題提起され、今お話がございましたけれ ども、地上デジタル放送 の開始に伴いま して、共同アンテナの問題でございますが、受信障害の調査 を速やかに実
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施 して結果のご報告 をお願いいたします と共に、特に、東京電力では、共聴施設を設置 し た事業者の、これは原因者 とい うよりは社会的責任 とい うような考え方によるものだと思 いますが、共聴施設の維持管理費をむこう10年分負担するとい うような対策を講 じると いうような事を聞いてございます。この点につきまして、NAAと しての対応、ご配慮に つきましてお願いを申し上げます。
3点 日といたしまして、周辺対策交付金の使途の拡充でございます、本年 1月 23日 の 四者協議 におきま して、成田空港の容量拡大に関する今後の対応 についての協議をした結 果 、検討 を急 ぐべ き との意見で一致 をいた してお ります。着手の前提 として、成 田空港の 更なる容量拡大の検討に当たつての確認書を四者で締結することになつてございますが、
成 田空港の発着回数の増加は、騒音の影響が強まる可能性がある一方で、私 ども山武市、 横芝光町においても地域振興に大きな期待を寄せているところでございます。そこで、私 共 はこれ か ら空港 を活 か した地域づ く り策 を考 え、実現 させ るた めには、その財源 の 1つ
として周辺対策交付金が考えられますので、この交付金の使途の拡充をお願い し、可能な 範囲内で各 自治体の独 自性を発揮できるような仕組みをご配慮いただきたい と考えてござ い ま す 。 こ れ に よ り ま し て 、 地 域 と 空 港 の 間 に よ リー 層 の つ な が り が 生 ま れ 、 よ り強 い 絆
と な り 、 空 港 が 及 ぼ す デ メ リ ッ トの 部 分 が 薄 れ 、 地 域 と 空 港 の 新 た な 関 係 を 構 築 す る こ と になるのではないか とい うことでございます。
昨 日は 強 風 に よ る 墜 落 事 故 が あ りま した 。 ま ず は 命 を 落 と され ま した お 二 人 の 搭 乗 員 の ご冥福をお祈 りしたい と存 じます。そ して、ご関係の皆様方のご苦労をお察 し申し上げま す。このような異常な事態になります と、成田空港の不完全な姿が浮き彫 りになつてまい ります。一層の安全の確保の見地からも、1日 も早い完全空港化が望まれるという事でご
ざいます。 3点 につきまして、山武・横芝光地区からご要望申し上げまして質問といたし ます。
【小 堀 委 員 長 】 あ り が と う ご ざ い ま し た 。 事 故 に つ い て ま た コ メ ン ト を い た だ き ま し た 。 励 ま しの部分 もあ りま した し、一生懸命頑張 らせていただきたい と思います。
以上の 3点につきまして、1点 目の落下物対策について、これは成田空港長の方からご 回答いただき、それか ら地デジとあるいは周辺対策交付金の使途拡充については、空港会 社の方か らお答えさせていただきます。
まず始 めに、航空機からの落下物対策について、空港長の方か ら宜 しくお願いいた しま す。
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【国土交通省 (片岡空港長)】 落下物対策について、私の方から回答させていただきます。 この落下物対策につきましては、先程のご質問の他に同じようなご質問が富里あるいは、 香 取 ・ ネ申 崎 部 会 の 方 か ら も 後 ほ ど 出 る か と 思 い ま す が 、 共 通 す る 分 に つ き ま し て は 併 せ て
回 答 させ て い た だ き た い と思 い ま す の で 、 ど うぞ 宜 し くお願 い い た しま す 。 航空機 か らの落下物につきましては、従来か ら洋上での脚下げを守っていただ く、ある い は 航 空 機 の 整 備 だ と か 、 保 守 を 的 確 に 実 施 し て い た だ く と い う事 で 、 関 係 航 空 会 社 を 含
め 関 係 機 関 の 皆 様 の ご 努 力 に よ り ま し て 、以 前 に 比 べ ま す と 大 幅 に 減 少 し て き て お り ま す 。 ただ、残念ながら昨年も2件の落下物事案が発生いたしました。特に、昨年9月 に発生い た し ま し た 、エ ア ・ イ ン デ ィ ア 機 か ら の 落 下 物 に つ き ま し て は 、成 田 空 港 を 離 陸 し た エ ア ・ インディア機が、エンジンの中のブ レー トとい うか、部品が破損するとい う、重大インシ デン トとい うこの事案によりまして、落下しま した部品が山武市の住宅に駐車されてお り ました自家用車に突き刺さり損害を与えてしまいました。そ ういつた意味でこの事件につ きましては、一歩間違えれば人命にもかかわるとい う、重大な事故にな りかねないもので ご ざい ま した。 この件 につ きま して は 、現在 、 運 輸安 全 委員 会 の方 で調 査 を実施 してお り ま す け れ ど も 、直 後 か ら エ ア ・ イ ン デ ィ ア に 対 し て は 、 そ の 委 員 会 の 調 査 に 協 力 す る よ う 、 また併せまして、適時適切な再発防止策を講 じるとともに、その航空機の運航の安全確保 に万全を期すよう強 く指導いたしてお ります。更には、同社だけではなく、成田空港を利 用 してお ります他の航空会社に対 しま しても、同様の事案が発生 しないよ う、万全な整備 体 制 等 、 指 導 して き て い る と こ ろ で ご ざい ま す 。
更にもう1件、香取市におきましても航空機のパネルが落下 し、畑で発見されるとい う 事がございまして、幸いこれにつきま しても人的な被害には至 らなかつたわけですけれ ど も、同様 に一歩間違 えれば、重大な事故にな りかねない とい う事 もございま して、何れに
しましてもこうい う航空機からの落下物とい うのはあってはならないものだと認識 してお ります。 これまでも国土交通省の方では、落下物防止対策につきまして各航空会社だけで なく、航空機製造メーカー、あるいはその国、政府に対 しましても、その理解と協力を求
めてきてお りました。今後も引き続きまして、安全対策の強化を努めてまいりまして、2 度 と こ う い う よ う な 事 が 起 こ ら な い よ う、 落 下 物 の 発 生 防 止 に 向 け て 最 大 限 の 努 力 を 図 つ ていきたい と考えています。
【小堀委員長】はい、ありがとうございました。では、2点 日、3点 目につきまして、空 港会社の方からお願いします。
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【成田国際空港会社 (新堀地域共生部長)】 それではまず、地デジ関係でございますけど も、基本的には先程の芝山町 さんか らの要望に対する回答が重複いた しますが、簡単に申 しますと、19市町での調査は実施 してお りますので、終了次第、皆様にお知らせ してい きます。それから個別のアンテナ、この受信が可能な場合には個人でアンテナを持つてい つ て 対 応 を して い た だ き ま す 。 そ れ か ら地 形 に よ る難 視 エ リア 、 これ に つ き ま して は そ の
原因が航空機では無いとい うことで、やはり総務省やNHKが対策を講じるべきだろうと 考 え て お りま す 。 後 は や は り、 い い 形 で 地 デ ジ に 移 行 で き る よ うに 私 共 も ど うい う形 で サ ポー トできるかとい うのは絶えず相談 させていただきたいと考えてお ります。後は、調査 の結果、航空機による受信障害が確認 された場合には対策を各市町に実施 していかなくて はならない と考えお ります。また、東京電力 とい うような形で具体的な名前が出てきまし た け れ ど も 、 や は り各 社 各 機 関 、 そ の 思 惑 や バ ッ ク グ ラ ウ ン ド、 あ る い は 希 望 等 が 、 や は
り違っているのかなあというような感 じがします。私共としましては、様々な情報を取り 入れまして、皆様方 とそれを共有しながら相談 していきたいと、このように考えてお りま すので宜 しくお願いいたします。
次に、周辺対策交付金の使途でございますけれ ども、この周辺対策金の使途を広げると い う事 に つ き ま し て は 、私 ど も は や ぶ さ か で は ご ざ い ま せ ん 。た だ 、交 付 対 象 で あ り ま す 、 県 、 あ る い は 市 町 、 こ うい う所 の 意 見 を あ る 程 度 統 一 させ て い た だ い て 、 ご 要 望 い た だ け ればとい うふ うに考えてお ります。今、成田国際空港都市づくり推進会議 とい う場で、各 市 町 の 、 首 長 さ ん が 集 ま つ て で す ね 、 色 ん な 議 論 が され て お る わ け で ご ざ い ま す け ど も 、 こ うい う議 論 を 通 し て 、 交 付 金 に つ き ま し て も こ の 議 論 が 醸 成 さ れ ま し て 、 あ る 程 度 の 結 論をいただければ、私どもは交付金あり方、これの変更についても十分検討 してまいりた い と考 え て お りま す 。
【小堀委員長】以上 3′点についてお答え申しあげましたが、山武・横芝光町さん、よろし い で し ょ う か 。 は い 、 ど う も あ りが と う ご ざ い ま し た 。 続 き ま し て 、 多 古 地 区 部 会 の 菅 澤 委 員 よ り、 ご質 問 を お 願 い い た しま す 。
【多古地区部会 (菅澤)】 はい、続きまして、多古町の菅澤でございます。多古町、多古 地 区 部 会 か ら要 望 させ て い た だ き た い と思 い ま す 。
成田国際空港が開港されまして30年の節 目を迎え、地域と空港との共栄の為の具体的 な 振 興 策 が 特 に 望 ま れ る と こ ろ で ご ざ い ま し て 、 そ の 観 点 か ら ご 要 望 を い く つ か させ て い た だ き た い と思 い ま す 。
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1点 日といたしましては、空港周辺のアクセス改善に関する要望でございます。現在、 成 田 国 際 空 港 都 市 づ く り推 進 会 議 に お い て 、 空 港 と そ の 周 辺 地 域 に お け る 一 体 的 な 発 展 と 振 興 を 図 る 為 の 様 々 な 検 討 が 行 わ れ て お り ま す が 、 空 港 に よ り分 断 さ れ て い る 、 都 市 集 積 の 進 む 西 側 地 域 と人 口 の 伸 び 悩 み や 都 市 基 盤 整 備 の 立 ち 遅 れ て お りま す 東 側 地 域 が 連 携 し て 均 衡 あ る発 展 を遂 げ て い くた め に も、 都 市 イ ン フ ラで ご ざ い ます 道 路 整 備 は 大 変 重 要 な 役害Jを持つているところでございます。 このような事から、昨年も要望させていただいて お りますが、まだまだ空港東側の道路網整備が遅れているのが現状でございま して、引き 続 き 道 路 網 の 整 備 の 強 力 か つ 迅 速 な 推 進 を 要 望 い た した い 次 第 で ご ざ い ま す 。 特 に 地 域 を 挙げさせていただきます と、県道成田松尾線については、空港環状道路としての機能を果 たすためにも早急な完成が望まれ るところでございますが、第 3期 工事後の整備計画につ い て は 計 画 へ の 位 置 付 け が 無 い よ うで ご ざ い ま す の で 、 本 町 の 一 鍬 田 地 先 か ら 県 道 横 芝 下 総 線 へ 接 続 す る 形 で の ル ー ト並 び に 整 備 の 具 体 的 な 計 画 策 定 に つ い て 特 に 要 望 さ せ て い た だきたいとい う事でございます。 さらに圏央道の道路網整備に併せた国道 296号線の多 車線化、空港へのアクセス向上 と周辺混雑緩和の為の空港東側から空港内への進入路の整 備 に つ い て も 、 是 非 と も 前 向 き に ご 検 討 く だ さ る よ う、 重 ね て お 願 い す る 次 第 で ご ざ い ま す。
2点 日といたしましては、成田国際空港との共栄を求めバランスの取れた発展を望む為 に 、 成 田 国 際 空 港 周 辺 対 策 交 付 金 の 配 分 方 法 の 見 直 し、 及 び 使 途 の 拡 大 に つ い て 検 討 い た だ き た く要 望 す る も の で ご ざい ま す 。
3点 日といたしましては、地上デシタル放送への切り替えに伴う対応についての要望で ご ざ い ま す 。 全 て の 住 民 が 関 わ る 問 題 で あ り、 ま た 地 上 デ ジ タ ル 放 送 に 完 全 移 行 され る 2 011年7月 には、各世帯が円滑に切り替わる事が重要な課題でございます。すでに中継
局の開局が間近でございますが、早急な不安解消が求められているところでございます。 現 在 空 港 会 社 に お け る 受 信 ′点 調 査 が 行 わ れ て お り ま す が 、 調 査 結 果 が 出 ま し た な ら ば 空 港 会社 としての方針を速やかに決定 され、地域住民が混乱を来す事のないよう、説明等十分 な対応 を図られますよ う、お願いをいたす次第でございます。
また難視聴地域の発生が懸念 されます当町の状況をご理解の上、共同受信施設の有効活 用について、共同受信施設を設置 した社会的責任の下、最大限のご協力をいただけますよ
う、重ねて要望いたす ものでございます。 最 後 に 空 港 会 社 所 有 地 の 集 約 化 に つ い て 要 望 させ て い た だ き ま す 。 多 古 町 一 鍬 田 地 先 に
おきま しては、空港会社所有地 と民地が混在 してい る状況で あ りま して、一体的な土地利 用が難 しい状況にございます。双方の土地を集約化することで利用価値の高い土地形成が
なされると思いますので、検討 されますよう、要望をいたす次第でございます。以上4点 に つ き ま して 申 し上 げ ま した が 、 国 、 県 、 空 港 会 社 の 特 段 の ご理 解 と ご尽 力 を お 願 い い た しま して、多古地区部会からの要望 とさせていただきます。宜 しくお願い申し上げます。
【小堀委員長】ありがとうございました。 4点いただきました。1点 目の空港周辺のアク セス改善につきましては千葉県の部分、それから空港会社の部分がございますので、これ は両者で答えさせていただきます。2番 目の交付金の配分方法見直しと使途拡大、それか
ら3番 目の地デジ、それから4番 目の空港会社所有地の集約化、これについては空港会社 の 方 で ご 説 明 、ご 回 答 い た だ き た い と 思 い ま す 。ま ず は 空 港 周 辺 の ア ク セ ス 改 善 に つ い て 、 最初、千葉県の方から宜 しくお願いいたします。
【千葉県 (高木参事)】 千葉県総合企画部の高木でございます。今回道路関連につきまし ては、当部会からのご意見を含め3点いただいてお ります。これからお答えする事につき ま し て は 、 全 て 県 の 整 備 部 の 道 路 部 局 と調 整 の 上 の お 答 え と させ て い た だ き ま す 。
まず第 1点 目の県にかかわる部分について、まとめてお答えいたします。成田空港への アクセス道路 としてとて も重要な役割を果たす、首都圏中央連絡 自動車道、圏央道につき ま し て は 、計 画 的 に 整 備 が 進 め ら れ て お り ま す 。な お 、圏 央 道 の 大 栄 ? 横 芝 間 に つ い て は 、 早期の工事着手に向け、これまでもそうでしたが、今後とも国に積極的に協力 してまいり ま す 。 ま た 、 県 道 成 田 松 尾 線 の 整 備 に つ き ま して は 、 既 存 道 路 の 活 用 整 備 、 空 港 会 社 が 整
備 を さ れ た 管 理 道 路 や 町 道 路 も 含 め て と い う事 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 ま ず 成 田 小 見 川 鹿 島港線まで接続 した上で、町とともに横芝下総線への接続の必要性を検討してまいりたい
と考えております。宜 しくお願いいたします。 また、県道 296号の多車線整備につきましては、周辺事業の進捗状況や今後の交通量
の 推 移 を み な が ら検 討 し て ま い り ま す 。 そ れ と空 港 南 側 か ら の 進 入 に つ き ま し て 、 県 と し て お 答 え す る 部 分 に つ き ま して は 東 側 か ら 空 港 内 の 進 入 路 を 整 備 す る こ とを 検 討 す る 際 に は 、 県 と い た し ま し て は 市 町 村 道 の 国 庫 補 助 事 業 の 採 択 、 こ れ が 必 要 だ と考 え て お り ま す ので、それに向けて支援をしてまいる考えでございます。県 としては以上でございます。
【成田国際空港会社 (新堀地域共生部長)】 それでは、空港周辺アクセス改善でございま すけれ ども、空港の東側からどうい う経路を通つてどうい う形で空港につなげるかと、具 体的なものがちょっと見えませんので、何 とも申し上げられないんですけれ ども、現在の 空港の構造からすると、結構厳 しい部分があるなあというふ うに考えております。ただや
は り、 東 側 地 区 で す ね 、 多 古 町 地 域 に お け る 将 来 的 な 道 路 整 備 、 あ る い は そ の 開 発 状 況 、 こ うい つ た 事 を踏 ま え な が ら、 今 後 は や は り話 し合 い を させ て い た だ き た い とい うふ うに
考 えてお ります。 それと、周辺対策交付金の配分方法の見直しと使途拡大とい う事でございますけども、
これ は先程や は りご要望いただきま した、山武・横芝光町 さん と同 じよ うに、私 どもで勝 手 に 決 め る の で は な く 、 や は り皆 様 で あ る 程 度 話 し合 つ て い た だ き ま して 、 同 じ よ うな 認 識 に 立 っ て 、 そ れ か ら進 め て 行 く必 要 が あ る の か とい うふ うに 考 え て お りま す の で 、 宜 し
くお願いいた します。 あ と 、 地 上 デ ジ タ ル 放 送 の 切 り替 え に 伴 う対 応 で ご ざ い ま す け ど も 、 こ れ も 先 程 、 芝 山
町 さんの方に対 して説明したものとほぼ同じでございます。ただ、多古町 さんにつきまし ては、難視聴区が非常に多 く、関係す る市町の中でも一番深刻な部分があるのかなあとい う事は認識 してお ります。何れにしても、空港周辺の市町の皆様方 と1つ 共通の場をつく
りなが ら、 この対応 は これ か ら急 い で詰 めてい か な くて はな らない と考 えて お ります。 最後に土地利用、一鍬田地区における空港会社所有地の集約化 について とい うことでご ざ い ま す け ど も 、 ま あ 、 土 地 の 集 約 と い う事 に な りま す と、 や は り農 地 法 上 、 あ る い は 、 騒特法・騒防法などの制約がありますので、簡単ではないとい うようなところもあるかと
認識 しています。ただ、空港周辺の有効な土地利用については、空港会社にとつても、大 切 な 課 題 の 一 つ だ ろ う と考 え て い ま す 。 地 域 の 発 展 に 寄 与 で き る と い う事 で あ れ ば 、 騒 特 法 ・ 騒 防 法 の 趣 旨 に 反 しな い 範 囲 で 発 展 の 為 に 私 ど も も そ うい う土 地 を使 つ て い た だ く事 に つ い て は 望 む と こ ろ で ご ざ い ま す 。 や は り具 体 的 な 土 地 利 用 の 計 画 を 伺 い な が ら 関 係 す
る皆様 と相談 させていただきたい と考 えてお りますので、宜 しくお願いいた します。
【小堀委員長】4点 、答えさせていただきました。菅澤委員、よろしいでしょうか。はい、 どうもありがとうございました。
【司 会 】 以 上 、 質 疑 の 途 中 で は ご ざ い ま す が 、 丁 度 折 り 返 し の 地 点 に ま い り ま し た の で 、 ここでよろしければ 5分 間程休憩を取 らせていただきたいと思います。それでは5分 間程、
恐縮ではございますが、4時 5分再開という事で、休憩を取らせていただきたいと思いま す。宜しくお願いいたします。
【司 会 】 お 時 間 が ま い り ま し た の で 、 審 議 の 方 、 質 疑 応 答 の 方 を 再 開 い た し た い と 思 い ま す。それでは小堀委員長、宜 しくお願いいたします。
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【小 堀 委 員 長 】 そ れ で は 、 審 議 応 答 を 再 開 さ せ て い き た だ き ま す 。 次 は 富 里 地 区 部 会 か ら の 質 疑 応 答 か ら始 め た い と思 い ま す 。 富 里 地 区 部 会 の 相 川 委 員 、 お 願 い い た しま す 。
【富里地区部会 (相川委員)】 はい、富里地区部会の富里市長、相川でございます。質問 に入る前に、13日 金曜日に富里で断水がございまして、ここに来ている各市町、全ての 協力と応援をいただきました事をこの場をお借 りしてまず御礼申し上げます。本当にあり が とうございま した。また、空港では大きな事故があ りまして、心から大変だつたなあと い うふ う に 思 い ま す 。 で き れ ば 早 く 、 事 故 が ど の よ う に し て 起 こ っ た の か と い う事 を 明 ら かにしていただいて、1日 も早く増便の話ができるような環境づくりを心からお願いした い と思 い ま す の で 、 宜 し くお 願 い い た しま す 。
富里部会は、人街市がオブザーバーとして入つてお りまして、人街市と協議をさせてい ただいて、 2点 程 ご質問を させていただきます。
その 1点 日は、もう既に出てお りますし、富里部会からも毎年同じような質問となつて お りますけれども、空港周辺道路網の整備についてでございます。現在成田空港は平行滑 走路の整 備 が 2010年 の供用開始 に向け、着 々 と進 め られ てお ります。 これ に合 わせ、 都心とのアクセス向上を目的に成田新高速鉄道や北千葉道路の工事も進められてお り、こ れが完成すれば空港北側の交通アクセス網は格段 と向上するものであ ります。 しか しなが
ら、空港南側についてはその設備の遅れは否めず、平行滑走路の完成 により、更なる渋滞 の発生が懸念されます。近年の交通渋滞により、車両が生活道路に入 り込み、事故を起こ すケースが増えてお ります。空港を利用する方や地元に住む方、みんなにとつて安全でll■ 適な道路 となるよう、成田空港周辺の環状道路や放射状道路を含めた道路網の早急な整備 をお願いいたします。特に国道 51号のバイパス機能及び空港周辺東西軸の機能 として、 成田小見川鹿島港線の国道 409号への接続につきましては引き続き整備に向けた検討を お 願 い い た しま す 。 ま た 、 平 行 滑 走 路 の供 用 開 始 と時 期 を 同 じ く して 、 東 関 東 自動 車 道 の インターチェンジとして、 (仮称)酒々井インターチェンジが2010年度中に供用開始 される予定です。 これは空港南側の物や人の流れに大きく寄与するものと期待 してお り、 富里市では (仮称)酒々井インターチェンジと空港を結ぶバイパスの整備を計画している ところでございます。これにつきま しては、財特法の延長が国会でなされたと聞いており ま す し 、 国 会 で は こ の 事 に つ い て 予 算 も 通 つ て い る と い うふ う に も 聞 い て お り ま す 。 こ の
バイパスは、空港機能の拡充に直接的に関わる路線 と考えられます。今後このような機能 を担う事が期待される基幹整備を行 う場合は計画的に事業進捗ができるよう、空港周辺対
策交付金等において更なる支援策を講 じていただけるよう、お願いいたします。
2点 日といたしましては、先程、山武市から出ましたのと同じと思いますが、人街市長 から是非という事ですので、再度行 うものであります。航空機からの落下物は成田空港周 辺地域の住民にとつて深刻な問題です。昨年の9月 に当部会に隣接する山武市の横田と沖 渡 地 区 で 車 の フ ロ ン トガ ラ ス や 後 部 バ ン パ ー に 金 属 片 が 当 た つ て 破 損 す る 事 故 が 発 生 し て お りま す 。 こ の 金 属 片 は 、 航 空 機 の エ ン ジ ン 内 部 で 破 損 した タ ー ビ ン ブ レー ドの 金 属 片 で あると断定されております。また、昨年5月 にも香取市の畑で航空機のパネルが発見され て お り、 航 空 機 の 安 全 運 航 は 確 実 に 確 保 し て い か な け れ ば な ら な い 事 で あ り、 国 、 成 田 国 際 空 港 株 式 会 社 な らび に 航 空 会 社 に は 十 三 分 な 配 慮 を お 願 い い た しま す 。 以 上 で ご ざ い ま す。
【小堀委員長】はい、ありがとうございました。 2点いただきました。空港周辺道路網の 整 備 に つ い て は 千 葉 県 、 そ れ か ら空 港 会 社 の 答 え る 部 分 が あ る と思 い ま す 。 そ れ か ら航 空 機 か ら の 落 下 物 に つ い て は 、 片 岡 空 港 長 に お 願 い し た い と思 い ま す 。 で は 最 初 に 、 空 港 周 辺道路網の整備について、千葉県か らお願いいたします。
【千葉県 (高木参事)】 はい、では道路網整備につきまして県関連の部分について、まず お 答 え さ せ て い た だ き ま す 。県 と し て の 空 港 周 辺 の 道 路 整 備 の 方 針 と し て 、ま ず 総 論 的 に 、 全体的なお話でございます。県では空港利用による交通事情の需要に対処するとともに、 成田空港のポテンシャルを高める為、首都圏北部 と成 田空港を結ぶ国道 464号線、いわ ゆる北千葉道路でございますが、は じめ、空港南側では国道 409号線の富里拡幅や成田 両国線な ど、安全で快適な道路環境 を確保する為に国道・県道の整備を進めているところ で ご ざ い ま す 。 今 後 と も 、 関 係 市 町 等 の ご 協 力 を 得 な が ら空 港 の ポ テ ン シ ャ ル 向 上 や 地 域 の 振 興 活 性 化 に 資 す る 緊 急 性 の 高 い 箇 所 か ら順 次 整 備 を 進 め て ま い りま す 。 鹿 島 港 線 と国 道 409号線についてでございますが、成田小見川鹿島港線の国道409号への接続につ きましては、その周辺道路の整備状況や今後の交通量の推移などを勘案 しながら、関係市
とともに研究してまいりたいと考えております。1点付け加えさせていただきます と、例 えば5年スパンで見ます と、この後、空港会社からお答えになる酒々井インターが富里市 内を経由 して国道へ接続 され るです とか、懸案になつてお りま した成 田松尾線 1期 の完全 開通です とか、先程お話 ししました国道 409号 と富里拡幅です とか、ここ数年、結構 目 に 見 え る 形 で 放 射 状 環 状 へ の 向 け て の 整 備 が 今 進 ん で い る も の と考 え て お りま す 。 い ず れ にしても、ご指摘は度々、あるいはいろんな角度でいただいてお りますので、道路部局と
併せて我 々 もそれ に対応 してまい りたい と考 えてお ります。宜 しくお願 いいた します。 30
【成田国際空港会社 (新堀地域共生部長)】 それでは、空港会社の分をお答えいたします。 ご存知のように、道路の整備 とい うのは直接できない部分でございますので、今までも空 港 へ の ア ク セ ス 道 路 、 こ れ に つ き ま し て は 、 周 辺 対 策 交 付 金 と い う も の で 応 援 させ て い た だいてお ります。酒々井インターチェンジヘのバイパス道路を含めたアクセス網整備につ
い て は 今 後 の 北 延 伸 と か 成 田 空 港 機 能 の 拡 充 、 こ うい う の が あ る わ け で ご ざ い ま し て 、 こ れ らを見据えながら具体的な内容を伺いまして、そしてやはり対応できるように頑張 りた い と思 い ま す の で 、 宜 し くお 願 い い た しま す 。
【小 堀 委 員 長 】 続 い て 落 下 物 に つ い て 、 片 岡 空 港 長 、 宜 し く お 願 い い た し ま す 。
【国土交通省 (片岡空港長)】 落下物の件につきましては、先程、山武・横芝光部会の方 で お 答 え させ て い た だ き ま し た 。 基 本 的 に は 同 じ よ うな 内 容 で ご ざ い ま す け ど も 、 昨 年 、 ご指摘のように9月 にエア・インディアの飛行機からエンジン内の部品が落下し、地元の 皆さんの自動車のバンパー等に突き刺さるとい う事で、一歩間違えれば非常に重大な事故 に な り か ね な い と こ ろ で し た 。 こ う い う事 故 が 今 後 起 こ ら な い よ う に 、 航 空 会 社 に は 飛 行 機 の 整 備 を 的 確 に や つ て い た だ く と い う事 で 、 空 港 事 務 所 の 方 か ら も 指 導 さ せ て い た だ い てお ります し、航空局本省の方からも、指導をいたしてお ります。今後 とも航空局全体 と
し ま し て 、 そ うい う落 下 物 が 発 生 し な い よ う に 航 空 会 社 に 適 正 な 整 備 と保 守 を 実 施 し て い た だ く と い う事 で 引 き 続 き こ う い う対 策 を 進 め 、 落 下 物 が 発 生 し な い よ う に し て ま い り た い と思つてお ります。以上でございます。
【小堀委員長】一応、2点 お答えしました。よろしいでしょうか。はい、どうもありがと うございました。次は、香取・神崎地区部会の黒岩香取市副市長さん、宜しくお願いいた します。
【香取・神崎地区部会 (黒岩香取市副市長)】 香取・神崎地区部会の黒岩でございます。 当地区部会からは神崎町の大野副町長 と出席をしてお りますが、本 日は私の方から発言を させていただきます。なお既に、他の部会で要望された項 目も多くございますが、この項
目は当部会で2月 の24日 に協議決定された項目でございますので、重複する事をお許し
いただきたいと思います。 1点 日は標準飛行コース及び高度の遵守と騒音測定についてでございます。成田国際空
港の状況は平成 18年 度の着陸機の高度引下げがおこなわれたこと、更には平成 22年 に 31
暫 定 平 行 滑 走 路 の 北 側 の 延 伸 等 が 予 定 され て い る 事 等 か ら飛 行 コ ー ス や 騒 音 に 対 す る 地 域 住民の関心が高まってきております。成田国際空港では関係各位のご努力によりまして騒 音 の 少 な い 航 空 機 の 乗 り入 れ を 進 め られ て い る と こ ろ で は ご ざ い ま す が 、 依 然 と し て 夜 間 等に騒音を耳にする機会がございます。航空機騒音をよリー層軽減 し、標準飛行コース及 び 高 度 の 遵 守 の 指 導 の 徹 底 と監 視 体 制 の 更 な る 強 化 を 図 る 事 に よ り ま し て 、 地 域 住 民 の 不 安 の 解 消 に 努 め て い た だ く よ う、 お 願 い を す る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 ま た 、 空 港 周 辺 の 状 況 が 変 化 して い く 中 で 、 航 空 機 騒 音 の 状 況 を 的 確 に 把 握 す る 為 に は 、 監 視 体 制 の 更 な る 充 実が必要でございます。そこで、神崎町へ通年測定局を設置する事、また通年測定局のな い地区では定期的な騒音測定を行 うことをお願いするとともに、騒音測定結果の情報公開
を 更 に 進 め て い た だ く よ う、 要 望 い た し ま す 。 2点 日は地上デジタル放送移行への対応についてでございます。NAA共同受信施設に
つきま しては、成 田国際空港の地域共生、 このよ うな観点か ら電波障害の抜本的改善策の 一環として設置 されたもので、現在はNAAに維持管理をしていただいておるところでご ざいます。一方 2011年の地上デジタル放送完全移行に向けまして、今月中には当地区 の佐原、小見川両中継局の地上デジタル放送が開始 される予定で、電波障害についても順 次、受信調査が進んでいるところでございます。この調査の結果、完全にデジタル放送ヘ
移行 した後も地形的要因でテレビが映らない多くの地域があると予想 されてお りますので、 現 在 の 共 同 受 信 施 設 の 有 効 利 用 に つ い て ご 協 力 を お 願 い を し た い と い うふ う に 思 い ま す 。 また、その有効利用にはデジタル化への改修が必要である為、多額の費用を要するところ でございます。本来は地理的な難視対策 といた しま して、放送事業者 の方で対策 を講 じる べきところである事は十分に理解をしてお りますが、まあ、他の事例等において住民や行 政にほとんど負担の無い、大規模な支援対策を講 じるとされた例もあるように聞いてお り ます。NAAに おかれま しては、影響範囲が大きい事、また受信状況調査から地上デジタ ル放送開始に伴 うアナログ放送終了までの期間が非常に短期間である事、これらを考慮い た しま して、受信共同施設利用者 が地上デ ジタル放送への円滑な移行 ができます よ うに、 支援処置等についてのご検討をお願いをしたいとい うふ うに思います。
3点 目は、航空機からの落下物の対策・防止についてでございます。航空機からの落下 物 に つ き ま し て は 、 関 係 機 関 の ご 尽 力 に よ り ま し て 以 前 に 比 べ 大 幅 に 減 少 し て い る と い う ふ うに理解をしておりますが、残念ながら、昨年は 2件の落下物が確認 されてお ります。 現在、成田国際空港周辺 自治体では空港を地域の財産 として捉えてお りまして、共に発展
をする国際空港都市づ くり、これに向けま して協議 を重ねているところでございます。そ の為、航空機の安全運航 というものは共生に向け地域住民の更なる理解を得る為にも、確
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実 に 遂 行 し て い た だ か な け れ ば い け な い も の と い うふ う に 考 え て お り ま す 。 再 発 防 止 に 向 け 関 係 各 位 の 更 な る ご 尽 力 と成 田 国 際 空 港 を 利 用 す る 各 航 空 会 社 へ の 指 導 を 改 め て 徹 底 を され る よ うに お 願 い を い た した い と思 い ま す 。
最後の4点 日は、地域振興についてでございます。空港周辺のアクセス道路の整備、こ れ は 、 空 港 利 用 者 、 そ れ か ら空 港 関連 就 業 者 、 これ らの方 々 の利 便 性 の確 保 、 そ れ か ら交 通渋滞の緩和等のために必要不可欠であることはもちろんでございますが、様々な地域の 活用、活性化、これに大きく寄与するものでもございます。現在関係各位の努力によりま
し て 着 々 と そ の 整 備 が 進 め ら れ て と こ ろ で は ご ざ い ま す が 、そ の 更 な る 進 捗 を 図 る 為 に も 、 今 後 予 定 を さ れ て い る 首 都 圏 中 央 連 絡 自 動 車 道 の 神 崎 イ ン タ ー チ ェ ン ジ と一 体 と な る 、 利 根川景観を活か したハイ ウエイオアシスの整備、及び県道成 田下総線 の国道 356号バイ パスヘの延伸整備等に対 しまして、その支援 と関係機関への働きかけをお願いをするとこ
ろでございます。また、空港関連就業者の増加に伴いまして必要となる、教育施設 0消防 施 設 等 の 整 備 に つ き ま し て は 、 ま あ 多 額 の 費 用 を 要 す る と い う事 で ご ざ い ま す の で 、 可 能 な限 り空港周通対策交付金の交付をお願いをするとともに、自治体で設置しております航 空 機 の 騒 音 測 定 装 置 の 維 持 管 理 等 、 交 付 金 の 対 象 範 囲 の 拡 大 を して い た だ く よ う併 せ て お 願 い を す る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 当 地 区 部 会 か ら は 以 上 で ご ざい ま す 。 様 々 な お 願 い を 申
し 上 げ ま し た け れ ど も 、 地 域 を あ げ て 魅 力 あ る 空 港 づ く り を 進 め た い と い う趣 旨 か ら の 要 望 で ご ざ い ま す の で 、な に と ぞ ご 理 解 の 程 、宜 し く お 願 い い た し ま す 。以 上 で ご ざ い ま す 。
【ガヽ堀委員長】ありが とうございました。2機 関に渡る質問ございますので、香取・神崎 地区部会の回答については、 1番 目からや らせていただきます。まず、標準飛行コースに つきましては片岡空港長から、それから騒音測定については、空港会社の方から回答 させ ていただきます。まずこれについてお願い します。
【国土交通省 (片岡空港長)】 まず、最初に飛行コースにつきましては私の方からご説明 させ て い た だ き ま す 。 成 田 国 際 空 港 に 離 着 陸 す る 航 空 機 の 飛 行 コ ー ス に つ き ま し て は 、 そ の航空機の騒音が広がらないようにとい う事で、直線で上昇、あるいは直線で降下すると い う事です。飛行コースとその飛行コース幅が定められてお ります。各航空会社の皆様に もそのコースの遵守とい う事でお願いしてお りまして、航空会社の方でも実際の航空機の
監視 とい うのも行つてお ります。その結果、コースの幅を逸脱いた しました航空機がござ いましたら、その航空機を運航 している航空会社に対しましてその逸脱した理由を調査い
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た しま して、合理的な理 由が無 くしてコースを逸脱 した場合 につきま しては、その便名 を 公表し、必要に応 じまして国土交通省から当該航空会社に指導を行つております。
更 に 、成 田 空 港 に 到 着 す る 航 空 機 に つ き ま し て は 、到 着 機 が 輻 較 し て い る 場 合 で す と か 、 気象状況が悪 くてなかなかその飛行 コースが直線で飛べない場合 には、安全を考慮いた し まして面的な運用 もされてお ります。それ につきま してはt安全 と円滑な交通の流れを確 保 す る とい う上 で 必 要 不 可 欠 な もの で ご ざい ます の で 、 これ につ き ま して も ご理 解 をい た だきたいと、このように思つてお ります。以上でございます。
【小堀委員長】それでは、騒音測定について。
【成田国際空港会社 (新堀地域共生部長)】 それでは測定でございますけども、航空機の 騒音測定 とい うと、固定で通年ず つ と通 して行 う測定 と、ある一定期 間行 うハ ンデ ィ式の 測定があるわけでございますけども、まず、通年測定を行 う固定の測定局でございますけ れ ど も 、 こ の 設 置 目的 と い うの は そ の 航 空 機 の 騒 音 が 年 々 ど うい うい うふ うに 変 わ っ て い
くかを把握するのを一つの 目的としてお ります。設置にあた りましては、その地区の音の 大 き さ 、そ れ か ら そ の 地 区 の 飛 行 コ ー ス と い い ま す か 、運 航 が 集 中 す る 所 を ま ず 調 べ ま す 。 それを踏まえてその近 くに共同利用施設な どがあつた時には、その屋上などに設置 してお
り ま す 。 当 然 、幹 線 道 路 な ん か が 近 く 、そ の 道 路 騒 音 が 入 つ て し ま う 場 所 な ど は 避 け る と 、 こうい う事を基本 としてお ります。神崎町 さんの場合でございますけれ ども、近 くの方に 茨城県の手賀組新 田局、これは茨城県が設置 したものでございますけども、それ と空港会
社が設置した市崎局がございます。手賀組新田局は、だいたいWECPNLで59.2、 それ から市崎局というのは62.8 WECPNLに なるわけですけども、神崎町はだいたいこれと 近 く 、 も し く は こ れ よ り若 干 騒 音 値 は 低 い と 捉 え て お り ま す 。 こ れ ら の 測 定 局 の 値 を あ る 程度見れば、神崎町さんのだいたいの騒音の レベルは把握はできるん じゃないか とい うふ
うに考えてお ります。ただ今後、やはり状況の大きな変化が生 じた場合には、測定局の配 置の見直しについてもご相談させていただきたいと考えてお ります。それと定期的な騒音 測 定 、 これ に つ き ま して は 、 航 空 機 の 運 航 が 今 後 ど う変 わ つ て い く か を 踏 ま え ま して 、 相 談 して対応 してまい りたい と考えてます。いずれに しても、測定を実施 した時の結果につ きま しては、速や かに報告 させていただ くとい うスタンスでお ります。
【小堀委員長】 2番 目の地上デジタル放送移行への対応についても空港会社からお願いい たします。
【成田国際空港会社 (新堀地域共生部長)】 佐原・小見川中継局からの地デジ放送が今月 か ら 開 始 さ れ ま す の で 、 よ り実 態 が 分 か っ て く る と い う事 で 、 今 、 香 取 市 さ ん の 地 域 に つ い て も調 査 を 進 め て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 こ の 調 査 結 果 が 判 り次 第 、 即 、 お 知 らせ し たいと思います。後は地デジに対する私 どもの取 り組みやスタンスにつきましては、先程 よ り説 明 させ て い た だ い て い る と こ ろ で ご ざ い ま す の で 、 省 略 い た し ま す 。
. 【小堀委員長】3番 目の航空機からの落下物の防止について、片岡空港長、お願いします。
【国土交通省 (片岡空港長)】 はい、これにつきましても先程から何度かご説明させてい ただきましたけれ ども、ご指摘がありま したように、航空機の安全運航 とい うのが空港地 域 の 皆 様 に 安 心 して 利 用 して い た だ く為 に は 最 も 重 要 な 事 だ と考 え て お りま す の で 、 こ の よ う な 落 下 物 が 発 生 し な い よ う各 航 空 会 社 に 適 切 な 整 備 を 実 施 し て い た だ く と い う事 で 、 引き続き指導 してまい りたい と思います。今後、こうい う事が起こらないように、関係機 関で努力 してまい りますので、宜 しくお願 いいた します。
【小堀委員長】4番 目の地域振興策については、アクセス・道路関係で千葉県、それから 周 辺 対 策 関 係 で 空 港 会 社 とい うふ うに お 答 え願 い た い と思 い ます 。
【千葉県 (高木参事)】 ではまず県の方から、道路関係のご質問の部分についてお答えい たします。圏央道の (仮称)神崎インターチェンジを含む、茨城県境から大栄間につきま しては、平成 24年度の供用を目指し、現在、国により用地買収や工事が進められており ます。圏央道の新たな休憩施設につきましては、平成 16年に地域活性化及びコス ト縮減 等の観点から、道の駅 と一体整備するとの国の方針が出されているところでございますの で 、 施 設 整 備 の 必 要 性 等 に つ い て は 、 町 を 中 心 に 国 とも 検 討 を進 め させ て い た だ き ま す 。 なお、当該地域は軟弱地盤層が非常に厚い層で、地盤改良等に相当な時間と費用がかかる こ と が 懸 念 さ れ て い る そ うで ご ざ い ま す 。 県 と い た し ま し て は こ れ ら の 課 題 を 踏 ま え 、 パ ー キ ン グ エ リア の 設 置 や ハ イ ウ ェ イ オ ア シ ス の 前 提 とな る ス ー パ ー 堤 防 事 業 の 可 能 性 に つ い て 、 地 元 町 や 国 と と も に 引 き 続 き検 討 を 進 め て ま い りま す 。 ま た 、 県 道 の 成 田 下 総 線 の
下総地先か ら国道 356号 バイパス、利根川縁までの整備 につきま しては、関連す る成 田 市 道 、 神 崎 市 道 と県 道 の 進 捗 状 況 等 を 勘 案 し な が ら検 討 し て ま い り ま す 。 こ れ に つ き ま し ても、先般打ち合わせが持たれまして、概ねの方向性が確認 されていると聞いてお ります
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ので、県 としても、今申し上げたように、整備についての検討を進めてまい りたいと思い ますので、ご協力を宜 しくお願いいたします。
【成田国際空港会社 (新堀地域共生部長)】 はい、それでは防音工事や消防施設に対する 私 どもの支援で ございます が、まず教育施設等の公共施設、 これ らの防音工事 につきま し て は 、 従 来 よ り騒 防 法 に 基 づ き 助 成 を 行 わ せ て い た だ い て お り ま す 。 そ の 後 の 施 設 の 維 持 管理費につきま しては、周辺対策交付金を交付をさせていただいているところでございま す。それから、消防施設につきましては、従前から私どもの方で、整備内容に応 じて協力
さ せ て い た だ い て い る と い う事 で ご ざ い ま す 。 交 付 金 の 交 付 対 象 拡 大 に つ い て は 、 こ れ も 先程申し上げた通 り、関係する県市町の意見をある程度、統一 していただき、それを踏ま えていろいろと議論、あるいは相談 をして前向きに対応 していきたい と考えてお ります。 また、ハイ ウェイオアシスの整備 な どについても交付金等で支援できないか、過去の事例
等をいろいろ調べて対応 させていただきたいと、このように考えてお ります。
【小堀委員長】以上、 4点答えさせていただきま したもよろしいでしょうか。はい、どう も あ りが と うご ざい ま した 。 続 き ま して 、 茨 城 県 の 方 か ら、 河 内・ 稲 敷 地 区 部 会 の 野 高 委
員 に宜 しくお願 いいた します。
【河内・稲敷地区部会 (野高委員)】 稲敷 0河内部会を代表しまして、今日は稲敷市の大 貫副市長 と参つております。4点程、要望を申し上げます。
1点 目は、飛行コースについてです。気象条件や運航条件等で、やむを得ず面的運用の 飛行 コースに変 えなけれ ばならない ことは理解 できますが、通常の気象時で も標準飛行 コ ースを大幅に逸脱 した外回 り及び低空飛行等が見受けられ、町民から苦情が寄せ られてい ます。さできる限 り標準飛行 コースを遵守す るよう要望 します。また、夜間 10時以降の離 着陸便 について も、便数 の削減や低 騒音航 空機 に限定す るな どの対策 を要望 します。
2点 目についてでございますが、関係機関との話し合いの場の設定についてであります。 平行滑走路北側延伸後 に年 間 22万 回に離着陸便数 が増加 し、 これか ら成 田国際空港が更 に 発 展 を して い く 中 で 、 茨 城 県 側 の 玄 関 口 で あ る 稲 敷 地 域 の 声 が 反 映 され る 場 を 千 葉 県 の 四者会議同様、県主導によつて設定 されるよう、要望いたします。
3点 日でございます。常時騒音測定局の増設等であります。現在の常時騒音測定局では 航空機の航路から離れているところがあり、騒音測定結果に疑間が残る為、ルー トにあつ
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た設置、場所への見直 しを検討 していただき、更に桜り|1地 区 1局 、江戸崎地区 1局 の増設 を要望 します。
4点 目でございます。テレビ共同アンテナ施設についてであります、2011年にテレ ビ放送が完全デジタル化されます と、フラッター障害がなくなると思われますが、現在の 共同アンテナ施設をそのまま有効利用し、維持管理も含めて今まで通 りとしていただける
よう、要望 します。以上4点 、宜 しくお願いいた します。
【小 堀 委 員 長 】 あ り が と う ご ざ い ま し た 、 最 初 の 飛 行 コ ー ス に つ い て 、 片 岡 空 港 長 、 お 願 い します。
【国土交通省 (片岡空港長)】 はい、これにつきましても先程ご説明しましたけれども、 成田空港の離着陸のコースにつきましては、直線で上昇、あるいは直線で降下するとい う 事 で 飛 行 コー ス を設 定 い た しま して 、 そ の コー ス を逸 脱 した 航 空 機 か 無 い か 、 常 に 監 視 し てお り、もしコースを逸脱 した飛行機がございま したらその航空会社に対して逸脱 した理
由を問い合わせ、合理的な理由がなかつた場合につきましては、その便名を公開した り、 航 空 局 を 通 じ て 指 導 を 行 うな ど し て お り ま す の で 、 こ うい う事 が 無 い よ うに 引 き 続 き こ の 指 導 体 制 を継 続 して ま い りた い と思 つ て お りま す 。 ま た 、 成 田 空 港 に 到 着 す る 航 空 機 の 飛 行コースにつきましては、その到着機が輻較している場合であります とか、気象状況によ
りましては、安全上必要な場合には面的な運用を行ってお り、これにつきましては、やは り 、 交 通 を 円 滑 に す る と い う事 で 、 安 全 上 必 要 不 可 欠 で ご ざ い ま す の で 、 ご 理 解 を 賜 れ ば と思つてお ります。以上でございます。
【国土交通省 (島田室長)】 それから、後半の方で夜間10時以降の離着陸便の件につき ま して は 、成 田 の私 の 方 か ら ご説 明 を 申 し上 げ ま す 。 先 程 ご説 明 申 し上 げ ま した 通 り、 深 夜 22時台の数につきましては、現在のところ10便以下とい うふうにはできておらない、 未達成の状態でございます。ただ、この 3年 間では少 しづつではあ りますが、改善は して きているとい う状況でございま して、後一歩かなあとそ うい うふ うに考えてお ります。引 き続きしつかりと取 り組みをして、何とか 10便 ということを達成できるように努力をし ていきたいと考えてお ります。夜間の低騒音型航空機の関係でございますが、成田空港で は静かな航空機など使用料を安 くするとい う、騒音インデ ックスによる料金体系を導入 し てございます。これでもつて、低騒音機の導入促進とい うことを料金面からも現在実施を
している状況でございます。平成 19年 と平成 20年 で、 うるさい音の出る航空機の数が 37
ど れ く ら い 減 っ て い る か と い う事 を 調 べ て ご ざ い ま す が 、 一 般 に 在 来 型 の ジ ャ ン ボ を ク ラ シ ッ ク ジ ャ ン ボ と言 つ て お り ま す が 、 ま あ 、 昔 の 型 の ジ ャ ン ボ 機 は 非 常 に 音 が う る さ い わ けでございますけれども、平成 19年にはその古い型のジャンボが全体の発着の30%ぐ らい 占めてお りま した が、翌年 20年 にな ります と、それが 15%に なつた とい う事で、 古い航空機がどんどん退役時期を迎えてるとい う事もございまして、うるさい飛行機は着 実 に 減 つ て い つ て い る と感 じ て お り ま す 。 更 に 今 後 、 よ り静 か な 航 空 機 に 入 れ 代 わ る 事 を これからも促進 していけるような、いろいろな策 を講 じてまい りたいと考えてお ります。 以上でございます。
【小 堀 委 員 長 】 あ り が と う ご ざ い ま し た 。 そ れ で は 、 関 係 機 関 と の 話 し 合 い の 場 の 設 定 に ついて、茨城県の方か ら宜しくお願いいたします。
【茨城県 (儀課長)】 はい、茨城県生活環境部環境対策課長の儀でございます。航空機騒 音でございますが、この苦情につきましては地元 自治体、それからこちらの空港会社の方 に住民から寄せ られている事は伝えてお り、私 ども航空機騒音の低減化に加 えまして、防 音 工 事 な ど の 騒 音 対 策 の 充 実 、 これ を 図 つ て い く 必 要 が あ る と考 え て い ま す 。 ま た 、 平 行 滑走路の延伸に伴います騒音の影響の状況につきましても、きちんと把握 してまい りたい とい うふ うに考えているところでございます。それから関係機関との話し合いの場、稲敷
地域の声の反映でございますけども、現在、河内町 さん、それから稲敷 さんな ど、地元 6、 7市 町村か らなる、稲敷地方航空機騒音公害対策協議会がございますので、 この場 を活用 させ て い だ だ き な が ら 騒 音 対 策 、 騒 音 に 関 連 に し ま す 生 活 環 境 整 備 な ど に つ き ま し て 、 空
港会社のご支援 とご協力の下、私 ども県の環境課 が連携いた しま して具体的 な要望の内容 に つ き ま し て 、対 応 を 図 つ て ま い り た い と 考 え て お り ま す 。そ う い つ た 事 で ご ざ い ま し て 、 空 港 会 社 に お か れ ま し て も 、騒 音 に 関 し ま す 重 要 な 問 題 、 こ う い つ た 問 題 に つ き ま し て は 、 私 ど も 茨 城 県 と 今 日 お い で の 河 内 町 、そ れ か ら 稲 敷 市 、さ ら に は 関 係 自 治 体 に 対 し ま し て 、 迅速なる情報の提供、それからしつか りとした対応を併せてお願いさせていただきたいと 思いますので、 どうぞ よろしくお願いいた します。
【小堀委員長】ありがとうございました。宜しくお願いいたします。3点 日の常時騒音測 定局の増設等につきま して、空港会社の方からお答えいたします。
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【成田国際空港会社 (新堀地域共生部長)】 はい、常時測定局につきましては先程、香取・ 神 崎 部 会 の 時 に も 説 明 い た しま し た よ うに 、 そ れ を 設 置 す る 時 に は 年 々 の 騒 音 の 推 移 を 測 定 把 握 す る 、そ れ か ら 音 の あ る 程 度 大 き な 所 で き ち っ と 音 が 捉 え ら れ る 所 を 選 ぶ 、そ し て 、 飛行機の飛行コースが集中するような所とご説明申し上げま したが、茨城県における私ど
もの設置場所、これにつきましては今申し上げた考え方に基づきまして、茨城県 とも協議 調整いた しまして、4箇所設置しております。具体的には河内局、新利根局、下加納地区、 市崎地区というような所でございます。ここで騒音の監視を行つているとい うことでござ います。 私 ども以外 に茨城 県が 10箇 所常時測定局 を設 けて ございます。私 どもの情報、 あるいはその茨城県の情報、これ につきま しては地域共生財団が情報 を入手 して実態の把 握に努めているとい う事でございます。この私どもの4箇所、そしてその茨城県が設置し た 10箇所、非常に私どもとしては、充実 した設置状況ではないかと考えてお ります。今 後 、 大 き な 状 況 の 変 化 と い う事 が あ り ま し た ら 、 や は り ま た ご 相 談 さ せ て い た だ き た い と 考えてお ります。
【小堀委員長】では、次、テレビ共同アンテナ施設について。
【成田国際空港会社 (新堀地域共生部長)】 テレビ共同アンテナ施設でございますけれど も 、 河 内 町 に つ い て は 、 た ぶ ん 地 デ ジ 移 行 で も う完 全 に 大 丈 夫 な の か な と い うふ う に 見 て お りま す 。 そ れ か ら稲 敷 市 の 方 も 、 も しか した ら一 部 難 視 の 地 域 が 出 る 可 能 性 が あ る と捉 えてお ります。いずれにしても調査結果につきまして、結果を速やかにお伝えし、それで 相 談 し て い き た い と考 え て お りま す 。 あ と 、 私 ど も の ス タ ン ス 、 考 え 方 に つ き ま し て は 、
前々か らお話 している通 りでございますので、宜 しくお願いいたします。
【小 堀 委 員 長 】 よ ろ し い で し ょ う か 。 は い 、 ど う も あ り が と う ご ざ い ま し た 。 最 後 に な り ま す け れ ど も 、成 田 空 港 か ら 郷 土 と 暮 ら し を 守 る 会 の 岩 田 委 員 に お 願 い し た い と 思 い ま す 。 間もなく終了予定時刻の17時となりますが、岩田委員からのご質問が7項 目にわたりま すので、およそ1部会につき10分から15分取つておりますので、岩田委員の方にも、 同じくらい取らせていただいて、17時 5分位まででお願い したいと思います。
【成田空港から郷土と暮らしを守る会 (岩田)】 ちよつと長いものですから、座つてさせ ていただきます。失ネLし ます。
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第 1点 ですけれ ども、その、年間発着回数の増カロがいろいろ言われているわけですけど も、 これ につ い て はや つ ぱ り、健 康 被 害 を もた らす 事 は 明 らか な ん で す ね。 で す か らそ れ については、やはり、今の段階では22万回以上とい うのは考えない方がいいんじゃない かと、こうい うふ うな考え方です。特に、夜間の睡眠障害については大きな影響があると
い うの は 医 学 的 に も い ろ い る と外 国 の 例 で も 、 日本 の あ る い は 成 田 市 の 調 査 の 例 で も 、 明 らか な ん で す ね 。 従 つ て 、 そ の 事 に つ い て も考 え て い か な け れ ば い け な い ん じ ゃ な い か つ て い う気 が し ま す 。 特 に 、 提 出 し た 質 問 の 中 に は 無 い ん で す け れ ど も 、 お や つ と 思 つ た の は、先 日17日 から19日 に行われた香港 との航空交渉の中で、あの、こんな形ができて
い る ん で す ね 。 ど うい う事 か と言 い ま す と 、 そ の 羽 田 と成 田 の 夜 間 早 朝 便 に つ い て 、 そ れ ぞれがその70便、週 70便づつ、運航する事が可能だとい うような、そうい う合意が出 来たと聞きました。 日本側の航空会社では、成田については深夜・早朝便が週に49便運 航し、香港側は、56便を許可すると、こういうぶ うになつているんですね。合計します と計105便、1日 当たりに直しますと、15便になるんですよ。一体これはどういう事 かと。今までの質問者のお答えを聞いてますと、夜間 10時台の便数は改善しているという お話なんですけれ ども、これでは、 2010年北伸が完成 した以降、深夜・早朝便が増え るんじゃないかと心配 しております。ここで言つている、その香港との交渉の中で言われ た 成 田 の 深 夜 ・ 早 朝 便 と い うの は 一 体 ど の 時 間 帯 を 指 す の か 、 こ れ は よ く わ か ら な い ん で す ね 。 今 ま で 香 港 の 航 空 会 社 、 あ る い は 日本 と香 港 を 結 ぶ 日本 の 航 空 会 社 の 深 夜 ・ 早 朝 便
と い う の が 、 ど の く ら い あ る の か も よ く わ か りま せ ん 。 だ か ら 、 ど の く ら い 増 え る の か と い うの は よ くわ か ん な い ん です けれ ども、 これ で い い ん だ ろ うか と、 こ うい う気 が い た し ます。
2点 目は、2010年に成田の北伸と成田の再拡張が完成した、それに併せて、その成 田空域 と羽田空域の統合がされるという報道があります。そ うすると成田空域 と羽田空域 の 統 合 、 そ れ を 羽 田 の 管 制 で 一 元 化 す る と い う事 ら し い ん で す け ど も 、 そ う し ま す と 、 成 田空域、羽田空域の区別が無くなるとい う事は航空機がその中を自由に飛ばす、飛ばせる とい う事 になるん じゃないかと思 うんです けれ ども、これの実態 とい うのが、私 よくイン タ ー ネ ッ トな ん か で 調 べ て み ま す け れ ど も 、 あ ま り は つ き り し ま せ ん 。 今 検 討 中 で あ り 、
公 表 し な い の か も し れ ま せ ん け れ ど も 、一 体 ど う い う ふ う に な る の か わ か り ま せ ん 。当 然 、 バ プ リ ッ ク コ メ ン トか な ん か で 国 民 の 意 見 を 聞 く 場 は あ る の か も しれ ま せ ん け れ ど も 、 ち
ょ つ と 気 に な る と こ ろ な ん で す ね 。こ う い う 状 態 に な つ た 場 合 に 先 程 か ら 成 田 に つ い て は 、 直 進 の コ ー ス だ 、 あ る い は 標 準 飛 行 コ ー ス で 飛 ば し て い る と い う事 な ん で す け れ ど も 、 こ れでもつとこの千葉県の上空が羽田に出入 りする航空機も含めて自由に飛べるようになつ
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て くる とい う事 にな ります と、千葉県全体 の何処 で も航空機 が、 もち ろん高度 は高いんで しょうけども、飛べるようになるんじゃないかと、こうい う事になるのでしょうか。その 時 に 、 成 田 空 港 の 約 束 で あ る 九 十 九 里 浜 か ら利 根 川 迄 の 直 進 上 昇 ・ 直 進 降 下 と い う も の が 果 して守られるのかどうかとい う心配があります。それともう一つは、これも書いて無い ん で す け ど も 、 こ の と こ ろ 大 阪 空 港 な ん か で 管 制 官 の ミ ス に よ る トラ ブ ル と い うの が 相 当 あるわけですね。そ うすると、羽田空港でもつて成田の飛行機 とそれから羽田の飛行機を 一 元 管 理 す る と 非 常 に 複 雑 な 管 制 に な る と 思 う ん で す よ 。 そ うす る と 、 ま た ヒ ュ ー マ ン エ ラーつていうんですかね、管制官のミスというのが、忙 しくなればなるほど増えるんじゃ な い か と。 これ は航 空 の 運 航 の 安 全 上 、 一 体 ど うな ん だ ろ うか と、 こ うい う気 が す る わ け なんですね。特に国の計画を見てみます と、管制官の数はほとんど増やさないようです。 航 空 機 の 数 は グ ン グ ン 増 え て い っ て も 、 こ れ で い つ た い 大 丈 夫 な ん だ ろ うか と 、 こ うい う
感 じ が す る わ け な ん で す け ど も 、 ど う な ん で し ょ う 力Ъ 3番 目として、その先月のCNAと ATMの シンポジウム、これは多分、航空管制に関
す る シ ン ポ ジ ウ ム だ と 思 うん で す け ど も 、 こ こ で 成 田 の 洋 上 脚 下 げ に つ い て 、 氷 塊 落 下 は 減少 しており、そしてこの洋上で脚を下げて入つてくると航空機の燃費効率が下がり、燃 料消費が大きくなるので、この洋上脚下げとい うのは、や らなくてもいいんじゃないかと い う研究発表でしょうか、意見でしようか、それが出たとい う事なんですね。一体これに つ い て 、 国 土 交 通 省 と して ど う考 え て い る の か と い う事 で す 。
第 4点 目は、これは去年もその前も言つたような記憶があるんですけれども、騒音被害 者に対する補償制度、これをやつぱり早急に取るべきじやないかと、こうい うふうに考え ているわけなんですね。 この間の新嘉手納基地爆音訴訟の控訴審判決でも、裁判長は旧訴 訟でも認定されながらその後も根本的な改善は図 られていないと、こういうふ うに国の姿 勢を批判 しているわけですね。やはり、その被害を受けている住民が裁判をや らなければ そ の 被 害 に 対 す る 補 償 は 受 け ら れ な い と 、 そ うす る と結 局 、 民 事 訴 訟 で す か ら 時 効 が あ り ますので、1つ の裁判が終わると直ぐに次の裁判 を起こさないと結局補償の空白が出来る
と 、こ う い う 状 況 は 法 治 国 家 と し て は 放 置 さ れ て い い の か と い う 事 を 考 え る ん で す け ど も 、 や は り こ れ は ど う見 て も 、 道 理 的 に 言 つ て も 、 騒 音 被 害 を 受 け て い る 者 へ の 補 償 と い う の は 制 度 と し て ち や ん と 確 立 さ れ る べ き で は な い の か と 考 え る ん で す が 、い か が で し ょ う 力 Ъ
それから5番 目は、共生財団で作っている報告書なんかを見ますと、夏なんかにある測 定 局 で 非 常 に 測 定 回 数 が 少 な い の が あ る ん で す よ 。 これ は 何 だ ろ うか と思 つ た ら、 要 す る に 蝉 の 声 な ん か が 夏 は 入 つ て し ま い 、 航 空 機 の 音 と 混 ざ つ ち ゃ う と 。 そ うす る と 結 局 、 そ れ は 正 し い 測 定 に な ら な い の で そ れ は 除 外 し て 、そ の 測 定 を 統 計 か ら 除 外 し て い る ん だ と 、
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こ うい う事 が あ る わ け な ん で す ね 。 と こ ろ が 蝉 の 声 が 入 る つ て い う事 は 、 要 す る に そ れ だ け 人 里 離 れ た 所 に 測 定 局 が あ る つ て い う事 だ と 思 うん で す よ ね 。 で も 測 定 局 は 、 本 来 は 人 体への被害とかそ うい うものについてはつきりしたものを取らなければいけないわけです よ ね 。 で す か ら 、 や は り こ う い う蝉 の 声 な ん か で 妨 害 さ れ る よ う な 測 定 局 と い う の は 、 も
う ち ょ つ と住 民 の 居 住 地 域 に 近 く に 移 す べ き じ ゃ な い か と考 え ま す 。 そ の 点 は い か が で し ょ う力Ъ
`6番 目は、その成田空港の独自対策、あるいは騒音対策の今後について、やつぱり明ら か に し て い た だ き た い と 思 い ま す 。 例 え ば 共 生 委 員 会 は も う廃 止 に な り ま し た 。 そ し て こ の 間 の 確 か 四 者 協 議 の 合 意 事 項 だ と 思 い ま し た け れ ど も 、 共 生 財 団 も 廃 止 す る と 、 こ うい
うような方向に行 くという事になつているようですけども、そ うすると、共生財団が実施 し て い た 、 例 え ば 隣 接 地 域 の 防 音 対 策 、 こ うい つ た も の は 一 体 ど うな つ て し ま うん で し ょ う 力ち そ の 後 の 体 制 、 そ う い う も の が 見 え て こ な い 。 こ れ は や つ ぱ り 早 く 明 ら か に し て い
か な け れ ば い け な い ん じ ゃ な い だ ろ う 力Ъ 例 え ば 、 騒 音 測 定 の 業 務 と い う の は 一 体 ど こ で 誰 が ど うや つ て い く の か 、 こ うい う事 に つ い て も ま だ ハ ッ キ リ し て こ な い と 、 こ う い う事 があるわけです。
それから7番 目として、騒音地域の発展、といつてもこれは本当に騒音の激しい地域に なるんですけれ ども、その騒音の激 しい地域の発展つてい うのは、非常に難 しい問題だと 思います。だって騒音があるわけですから。あるいは、騒特法の規制があるわけですね。 そ うすると特に、まあ、僣越ですけれども、芝山町なんかの場合には、やつぱり発展させ るといつても非常に問題が大きい。これを何 とか打開するような積極的な対策とい うよう も の を考 え て い か な け れ ば い け な い ん で は な い だ ろ うか と考 え て お りま す 。 あ の 私 な りの 素人考えで、笑われるかもしれませんけれども、例えば、リタイアした人が田舎暮 らしを
し た い な ん て い う の が 結 構 あ る わ け で す よ ね 。 そ うす る と 、 も ち ろ ん 騒 音 直 下 は 駄 日 で す け れ ど も 、 ち ょ つ と騒 音 の 直 下 地 域 か ら外 れ た 騒 音 が い く らか少 な い と こ ろ に 、 団 地 み た い な も の 、或 い は 宅 地 造 成 と い う ん で し ょ う か 、そ う い う も の が 出 来 な い も ん だ ろ う か と 。 そ れ は も ち ろ ん 民 間 業 者 が 入 ら な い と駄 目 で す け れ ど も 、 そ うい う事 が 出 来 な い ん だ ろ う か と い う気 が す る ん で す ね 。 成 田 空 港 の 周 り で あ れ ば 、 都 心 へ の ア ク セ ス な ん か も あ る 程
度は確保 されていて、そうい うところならばある程度希望する人はいるかもしれません。 これはあくまでも素人考えです。
そ れ か ら 、今 こ う い う 経 済 状 況 で 農 業 に 就 き た い と い う 方 が 沢 山 い ら つ し ゃ る よ う で す 。 もちろん成田空港周辺でも、就農支援みたいな形は一部行われているようですけれ ども、 そ れ を も つ と大 々 的 に や れ る も の じ ゃ な い だ ろ うか と、 こ うい う気 が す る わ け で す ね 。 例
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えば、そ うい う人達の住宅への助成 とか、あるいは農地の斡旋 とか、そ うい うものを何 と か や れ な い だ ろ うか とい う気 は しま す 。
そ れ か ら も う一 つ は 、 全 国 各 地 の い ろ ん な 所 で 、 そ の 自分 達 の 特 産 の 農 産 物 や 何 か の 海 外への輸出を結構苦労してやつているわけですね。そ うすると、成田空港のこの周辺だつ たらば、非常に有利だと思 うんですよ、だつて、空港のすぐ側にあるわけですから。新鮮 な 物 を も つ て い つ て 、 そ れ で 海 外 の 人 に 輸 出 し て 買 つ て も ら う、 但 し そ の 為 に は 非 常 に 品 質 の 良 い も の を 生 産 して い か な け れ ば い け な い とい う事 は あ る わ け で す け れ ど も 、 そ うい
う も の の 、 総 合 的 な 対 策 な ん か も 考 え ら れ る ん じ ゃ な い で し ょ う か 。 そ うや つ て い ろ ん な 事 で こ の 騒 音 地 域 の 周 りに 人 を 呼 ん で 、 そ れ で 人 口 も 増 や して 、 そ れ で 町 を 活 性 化 す る つ てい うよ うな事が出来ない ものだろ うかと、こうい うふ うに考えているんですけれ ども、
も うち ょ つ と ダ イ ナ ミ ッ ク な も の を お 願 い し た い と思 い ま す 。 以 上 で す 。
【小堀委員長】はい、わか りました。時間も多分、回答が5分を過ぎてしまうかもしれま せんけれ ども、回答 した段階で本 日の会議を終了いた したいと思います。それでは、これ は順番に回答 していただきます。まずは年間発着回数増加をやめる事について、これにつ いては成 田室長 とそれから空港会社の方から、それぞれの立場から回答 させていただきま
す。
【国土交通省(島田室長)】 年間発着回数の増加は止めるべきというご意見でございます。 成田空港につきましては、我が国を代表する基幹的な国際空港でございます。先程 ご説明 の時に申 し上げた通 り、海外からの乗 り入れ基盤 も非常に強い とい うのが現状でございま す。成田空港につきましては、これから発着回数を更に拡充をしていただくとい う事が我 が国の発展の為にも非常に重要なところではないかと考えてお ります。その一方で、発着 回数が増 えます と、騒音被害、そ ういったものも当然 しつか りと対応 しなければな らない
と い う事 は 当 然 で あ る と 、 我 々 は 考 え て ご ざ い ま す 。 今 後 、 容 量 拡 大 が も し 可 能 と な つ た 場 合 に は 、 必 要 と され る環 境 対 策 あ る い は 共 生 策 、 こ うい っ た も の に つ い て も十 分 に 地 元 の 方 々 と 協 議 を し な が ら進 め て い き た い と 、 合 意 の 下 で 進 め て い き た い と い うふ う に 考 え ているところでございます。それか ら先程、香港 との航空交渉で成 田の深夜・早朝便 とい
うふ うなお話がございま したけれ ども、これは、誤解 をおそ らくされているのではないか と思います。深夜・早朝便 というのは、あくまでも羽田の話でございます。成田につきま しては深夜11時から早朝6時までは運航はいたしません。現在、深夜22時台について は 10便以下と、こういつたルール もございます。このあた りについて、この香港 との交
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渉 で そ う い っ た ル ー ル を 破 っ て 数 が 増 え る と い う事 は ま つ た く ご ざ い ま せ ん の で 、 羽 田 の 深夜・早朝時間帯とい うのを、ちょつと成田のものとダブって御覧になつたんではないか なと、い うふ うに考えてお ります。
【成田国際空港会社 (新堀地域共生部長)】 今、島田室長の方から、成田空港はその首都 圏 の 基 幹 空 港 と い う事 で 発 言 あ り ま し た け ど も 、 ま さ し く 私 ど も は や は り 、 そ の 役 割 を 果 た す べ き 、そ う い う 使 命 を 持 つ て お り ま す 。 そ れ と や は り 、地 元 の 地 域 の 発 展 の 面 か ら も 、 今 後 容 量 の 拡 大 は 図 つ て い くべ き で は な い か と私 ど も は 考 え て お りま す 。 確 か に 、 発 着 回 数を増やせば騒音 といつたマイナス要素もあるわけでございますけれ ども、やは り空港の 容 量 を拡 大 して発 展 させ る事 が、相 対 的 に判 断 して 地 域 の発 展 につ な が る と、 この よ うに 考 え て お りま す 。 地 域 の 皆 さ ん の 大 勢 が 環 境 が も う耐 え られ な い か ら と い う事 で し た ら 、 私どもも拡大も目指しませんけれ ども、やはり9市町の首長 さんが集まる四者協議会、あ る い は 成 田 国 際 空 港 都 市 づ く り推 進 会 議 の 場 、 こ の 中 で や は り容 量 拡 大 に つ い て 検 討 に 着 手 す る事 が合 意 され て い る わ けで ご ざい ま す 。 これ か ら国 の 方 で飛 行 コー ス を検 討 し、 そ
して私 どもが騒音 コンター を掲示 していくとい うよ うな状態 になつているわけでございま すけれ ども、まあこうい うわけで、私どもは大勢 としては空港の整備は進めていくとい う
よ うな 形 で 皆 様 方 に 支 持 を い た だ い て い る と 、 こ うい うふ う に 認 識 し て お りま す 。
【小 堀 委 員 長 】 共 生 策 も し つ か り 進 め て い く と い う 事 で 間 違 い な い か 。
【成田国際空港会社 (新堀地域共生部長)】 はい。もちろん今説明しましたけども、共生 策 と い う の は 当 然 こ こ で 進 め て い く と い う事 で ご ざ い ま す 。
【小堀委員長】それでは 2番 目の、2010年 に実施が予定 されている成田空域 と羽田空 域の統合の詳細について、東京航空局の甲田保安部長 さんよりお願いいたします。
【国土交通省 (甲 田保安部長)】 はい、東京航空局保安部長の甲田でございます。私の方 か らは 、 ご質 問 で ご ざ い ま した 、 成 田空 域 と羽 田 区 域 の 空 域 再 編 近 接 に つ い て ご説 明 させ ていただきます。 この計画は、飛行経路が近接いた します成 田・羽田双方の空港に離発着 する航空機の管制を行 う上で、空域使用に関する運用面での連絡調整を円滑に実施する事 を 主 た る 目 的 と し て ご ざ い ま す 。 こ の 為 、具 体 的 措 置 の ひ と つ と い た し ま し て 、 こ れ ま で 、 成田・羽田、それぞれの空港で実施 しておりましたターミナル管制、レーダーでやる管制
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でございますけども、これを来年2010年1月 から羽田空港の方に集約して実施する事 にいたしてお りますが、これに際しましては、今、成田にいる管制官を羽田に移動させま し て 、 成 田 空 域 と羽 田 空 域 の 運 用 は そ れ ぞ れ 別 の 管 制 席 の 管 制 官 が 同 様 に 成 田 空 域 と羽 田 空域 を分けて管制を実施いた します。ですから、 ご質問にございま したような双方の空域 を自由に使用 して航空機を運航 させるとい うものではございません。当然の事ながら、関 係 者 の 皆 様 に ご説 明 を し、 了 解 を い た だ い て お り ま す 飛 行 経 路 等 に つ き ま し て は 変 更 す る ものではございませんので、成 田空港の約束事項でございます、直進上昇直進降下、これ につきましても従来通 り変更するのではございませんし、ですから騒音被害地域も拡大す るとは考えてございません。先程、追加で管制官のミスの話がございましたが、ご回答い た しま したよ うに今回の空域再編は運用面での連絡調整 を円滑に実施するとい うことが 目 的 ご ざ い ま し て 、 そ う い う意 味 で は 、 こ の エ ラ ー が 増 え る 方 向 で の 変 更 と い う も の で は 無 い と 考 え て お り ま す 。 ま た 、 ミ ス 防 止 と い う観 点 で 申 し ま す と 、 航 空 会 社 を は じ め 各 交 通 機 関で最近導入 を図 られま して、有効性 が確認 されてお ります安全管理システム、 これ は 小 さ な ミ ス 、 ヒ ヤ リ・ ハ ッ トの よ う な も の に つ い て も 事 前 に 関 係 者 間 で 積 極 的 に 検 証 を 行 い ま し て 、 未 然 に そ の 大 き な ミ ス や 不 具 合 を 防 止 す る と い う取 り組 み で ご ざ い ま す け れ ど
も、この安全管理システムを各管制関連の業務にも導入 していく事にしてお りまして、ヒ ュ ー マ ン エ ラ ー 防 止 に つ き ま し て は こ れ ま で 以 上 に 積 極 的 に 取 り組 ん で ま い り た い と 考 え ているところでございます。以上でございます。
【小堀委員長】ありがとうございました。 3番 目の洋上脚下げの継続について、成田室長 の方 か らお願 いいた します:
【国土交通省 (島 田室長)】 洋上脚下につきまして、CNA/ATMの シンポジウムで、 燃料効率が悪 くなる とい うふ うな発言があつた と、そ うい う話でございます けれ ども、そ もそも平成3年の1月 から各航空会社に対しまして、当時の運輸省、今の国土交通省より、 航 空 機 の 整 備 ′点 検 の 徹 底 、 あ る い は 成 田 空 港 の 南 側 か ら 進 入 ・ 着 陸 す る 航 空 機 に つ い て は 洋上脚下げを遵守しろとい う要請を出しまして、AIPと い う進入出発方式を定めた書類
の中にも明記をしているところでございます。実際に航空会社においても、平成 9年から で ご ざ い ま す が 、 毎 年 冬 季 に は 氷 塊 の 付 着 状 況 の 調 査 と い う も の を 到 着 機 に 対 して 実 施 を してお り、様々な防止策を講 じている状況でございます。洋上脚下げを実施する事で落下 物の件数 とい うのは相 当減つてきてはお ります。ただ、根絶する事は今のところまだ出来 て い な い 状 況 で ご ざ い ま す 。 従 い ま し て 、 こ の シ ン ポ ジ ウ ム で い ろ い ろ議 論 が 出 て お ろ う
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か と 思 い ま す け れ ど も 、 洋 上 脚 下 げ を 実 施 し な く て も こ の 氷 塊 等 に 伴 う落 下 物 事 案 の 発 生 が明確に改善させるというふ うな確証が得られない限り、洋上脚下げという対策について は、現地点では継続 をする方 向で考 えてお ります。
そ れ か ら 、 騒 音 被 害 者 に 対 す る補 償 制 度 の 関 係 で ご ざ い ま す 。 全 国 の 騒 音 訴 訟 で 色 々 判 決 が 出 て お る と い う事 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 そ れ ぞ れ 判 決 に お い て は 各 地 区 あ る い は そ の 当 事 者 の 関 係 に つ い て の 個 別 の 事 情 を 色 々 と総 合 的 に 判 断 を して 、 そ れ ぞ れ の 判 決 理 由 が 構 成 され て い る と認 識 を し て お りま す ざ 従 い ま して 、 一 般 論 と して こ うい つ た 制 度 を 作
る べ き だ と い う事 に は 今 の と こ ろ ま だ 至 っ て い な い の で は な い か と考 え て お りま す 。 そ の 空港の持つ公共性、あるいは離発着の必要性、更には騒音の程度 と、様々な観点か ら総合 的 に 判 断 を す る と い う 形 に な つ て お る の で は な い か と 我 々 は 考 え て ご ざ い ま す 。そ の 中 で 、 成 田 空 港 の 騒 音 対 策 に つ き ま して は こ れ ま で も 空 港 会 社 、 あ る い は 県 等 々 、 ご努 力 を い た だきまして、発生源対策、あるいは低騒音機の導入、あるいは住宅の民家防音工事、更に は 移 転 補 償 な ど 、き め 細 か な 周 辺 対 策 と い う の を 現 在 実 施 を さ せ て い た だ い て ご ざ い ま す 。
こ れ か ら も こ うい つ た 対 策 を し つ か り と続 け て い く事 に よ つ て 、 地 域 の 皆 様 方 の ご 理 解 ご 協力をいただきたいというふ うに考えているところでございます。以上でございます。
【小堀委員長】はい、ありがとうございました。では5番 目の蝉にからめた騒音測定局の 移 設 に つ い て 空 港 会 社 よ りお 願 い し ま す 。
【成田国際空港会社 (新堀地域共生部長)】 騒音測定局の設置場所の考え方につきまして は 、先 程 か ら 説 明 し て お り ま す 通 り 、年 々 の 騒 音 の 推 移 、 あ る い は そ の 音 の 大 き さ の 程 度 、 それから飛行コース、こうい うのを考慮して設置しているということでございますけれど も 、 こ の 設 置 に あ た り ま し て は 、 や は り そ の 地 域 を 代 表 す る よ う な 地 点 と い う事 で 、 自 治 体 の 皆 様 と協 議 して 選 定 した と、 こ うい うよ うな 経 緯 が ご ざい ま す 。 夏 に 蝉 の 鳴 き 声 で 暗
騒音が上昇 し、その結果、測定できる機数が減少するとい う事でございますけども、やは り こ の 成 田 地 区 特 有 の 周 り に 非 常 に 本 が 多 い と い う事 で 、 そ の 成 田 特 有 の 自 然 環 境 に よ る も の だ と い うふ う に 見 て お り ま す 。 や は り空 港 周 辺 ど こ の 部 分 で も 蝉 が 多 い と い う の が 特
色 で ご ざ い ま す 。 な お 先 程 、 欠 測 が 非 常 に 多 い と、 これ で 航 空 機 の 正 確 な 騒 音 評 価 が で き るか とい う内容のご発言いただきま したけれ ども、私 どもとしま しては、蝉の影響 によつ て生じる欠測、これによる騒音評価の影響とい うのは非常に小さいと見ております。以上 で ございます。
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【小堀委員長】はい、それ では6番 の成 田空港独 自の対策や騒音対策の今後を明 らかにす る 事 に に つ い て 、 こ れ も成 田 室 長 に お 願 い い た しま す 。
【国土交通省 (島 田室長)】 共生委員会の関係でございます。これは今年の1月 に7期 1 4年の長きに渡る歴史にいつたんカンマを打つたとい う状況でございますけれども、この 共生委員会は成田空港のこれまでの発展の中で非常に重要な役割を果 してきたと我々は認 識してございます。従いまして、共生委員会はいつたん、7期 14年については発展的に 解 消 す る 事 と し て ご ざ い ま す が 、 住 民 の 皆 様 と 空 港 と の 対 話 の 場 と い う非 常 に 重 要 な 機 能 を 果 し て い た と 、 同 時 に こ の 機 能 は し っ か り と残 し て い き た い と 考 え て ご ざ い ま す 。 こ の 春からは、新しい共生の形 というもので新たに発足をすると、共生委員会に変わるような 新 た な 場 を 設 定 し た い と い うふ う に 考 え て お り ま す 。 そ れ か ら 共 生 財 団 に つ い て 無 く す と い うふ うなお話ですが、私はそれは初耳でございますが、どちらでそんな話が出ておられ た の か ち ょ っ と わ か ら な い ん で す け ど も 、 共 生 財 団 に つ い て は 、 今 の と こ ろ そ うい つ た 話 は 我 々 の 方 で は ま つ た く議 論 が 出 て ご ざ い ま せ ん 。 共 生 財 団 の 今 後 に つ き ま して は 、 こ の 財団、県、あるいは出損いただいているところの市町、関係者の方が沢山いらつしゃいま す の で 、 今 後 ど うい うふ う に こ の 共 生 財 団 つ い て 運 営 し て い く の か に つ い て は 、 当 然 な が ら出損団体の皆様方 と空港会社でよく相談をしながら、検討 していくべきものと考えてご ざ い ま す 。い ず れ に し ま し て も 、こ れ ま で 実 施 を し て き て お り ま す 。騒 音 対 策 に つ い て は 、 引き続き しつか りとやつてい くべきだ とい うふ うに考 えてお ります。共生財団について廃 止 を す る と い う事 は 今 の と こ ろ 我 々 は 特 に 耳 に し て ご ざ い ま せ ん の で 、 ご 理 解 を い た だ き
たいと思います。以上でございます。
【小 堀 委 員 長 】 最 後 に な り ま す け ど も 、 騒 音 地 域 の 発 展 に ダ イ ナ ミ ッ ク に 取 り 組 む べ き と い う事 で 、 空 港 会 社 の 方 か ら 回 答 さ せ て い た だ き ま す 。
【成田国際空港会社 (新堀地域共生部長)】 空港周辺に里山等を整備して、色々取り組む べきとい う事でございますが、現に私どもでは空港の南側、北側に里山も整備しておりま す し、あるいはそのすぐ隣接するところには、アグリパークあるいは水辺の里とい うよう な、大きな公園等 も整備 しているところでございます けれ ども、やは り自然 と人間が生活
していく為の産業経済のバ ランスを取つてやつていくのが理想の姿かと考えてお ります。 昨年1月 30日に空港周辺9市町によつて発足しました成田空港都市づくり推進会議、こ れはまさしく空港のポテンシャルを最大限に活かした様々施設を議論 していく場 と理解 し
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ております。その中で、空港の周 りはどのように自然を大切にし、そして発展していくの がいいか とい うよ うな事にな ります け ども、空港会社 として も、国あるい は千葉県 と共に 都 市 づ く り に 協 力 し 、結 果 的 に 空 港 の 周 辺 が 非 常 に 素 晴 ら し い 状 態 に 事 を 望 ん で お り ま す 。
【小 堀 委 員 長 】 あ り が と う ご ざ い ま し た 、 そ れ で は こ れ で 本 国 の 議 案 を 全 て 終 了 い た し ま す。
【成田空港から郷土と暮らしを守る会 (岩田)】 すいません、ちょつとよろしいでしょう ズ)ヽ 。
【小堀委員長】申し訳ありませんが、時間ももう20分 も過ぎてしまいましたので、 で終わりにさせていただきたいと思いますが。
【成田空港から郷土と暮らしを守る会 (岩田)】 今日はレセプションも中止になりました し、もうしばらく時間をいただけませんか。
【小堀委員長】 17時終了を目安にそれぞれの部会で同 じ位の時間内で発言 していただい た事 もあ りますので、申し訳 ございませんがそ うい う事で本 日はこれで終了 させていただ き ま す 。長 時 間 に 渡 っ て 本 当 に 貴 重 な 御 意 見 を あ り が と う ご ざ い ま し た 。皆 さ ん の 御 意 見 、 地デジの問題、あるいは周辺対策交付金の使途の拡大の問題、あるいはそれぞれの地域の 道路アクセスの問題、そ ういつたものが各地域か ら出てきたと思います、皆 さんのご意見 を今後の環境対策や共生策に反映させて、皆様のご要望に対 し一層の努力をしてまいる所 存でございます。今後 とも引き続き、ご支援ご協力を賜わりますよう、お願い申し上げま す 。 本 日は ど うもあ りが と うご ざい ま した。
【司会】皆様ありが とうございました。それではこれを持ちまして、第 36回成田国際空 港騒音対策委員会を閉会させていただきます。本 日はお忙しい中誠にありがとうござぃま し た 。 な お 、 お そ れ い りま す が 、 胸 の バ ッチ 、 名 札 を お 帰 りの 際 に 受 付 で 回 収 させ て い た
だきますので、宜 しくお願いいたします。
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本議事録は相違ないことを証する。 平成21年12月28日
第 36回 成 田国際空港騒音対策委員会委J
第36回成田国際空港騒音対策委員会委鰤