成田空港容量拡大に伴う町民説明会の状況(芝山町)

 
   質疑事項
平成22年5月22日(土) ◎成田空港の過去3年間の航空機の発着回数についておしえていただきたい。
第7投票区【はにわ台集会所】33名 ◎JALの路線見直しにより便数(発着回数)は、減るのではないのか。
  ◎10年で30万回まで増えるのか、容量拡大を急ぐ必要はないのではないか。
◎着陸料が高いと言われているが、需要(新規乗入等)の足かせにならないのか。
◎発着回数30万回に対する国からの予算措置は、あるのか。
◎地域振興策の更なる充実を要求する。
◎地上デジタル放送の電波が、航空機の影響を受けた場合、NAAは対策をとるのか。
◎30万回になったとき、はにわ台にどういう影響があるのか、教えていただきたい。
◎はにわ台で出た質問の内容を他の地域とも共有していただきたい。
◎コンターの意味、WECPNLとLdenについて教えていただきたい。
◎地域共生策は、16項目に集約されるのか。
◎羽田空港との一体運用について説明願いたい。
◎23時台30分延長、朝5時半から30延長について説明願いたい。
◎横風用滑走路の完成時期について伺いたい。
◎16項目中の中学卒業までの窓口医療費無料化は、行政が行うものではないのか。
◎増便による大気汚染について伺いたい。
◎はにわ台に大気汚染の測定ポイントを設けていただきたい。
平成22年5月22日(土) ◎便数が増え、音の頻度が1.5倍に増えるのにコンターが縮まるのは理解できない。30万回コンターに音の頻度は反映しているのか。
第3投票区【高田共同利用施設】27名 ◎今回の説明は、7会場だけで終わりなりか。騒音を抱えている区域に対して丁寧な説明を今後する予定はあるのか。
  ◎防止特別地区と防止地区では、対策に雲泥の差がある。防止地区に住んでいる人達が納得のいく具体的な対応策をお聞きしたい。
◎防止特別地区と防止地区の100対0の差をどのように埋めるのか。
◎30万回コンターが地元で理解の得られる丁寧な説明、丁寧な施策を考えていただきたい。
◎100対0の0の区域に住んでいる住民は、規制だけで得点はない。規制の緩和、移転補償を出せるようにするなど、騒特法の見直しをお願いしたい。
◎騒音の影響で不動産の価値も下がっている。価値が下がった分空港会社で、補償していただきたい。
◎成田スカイアクセスの運行は、我々(芝山町民)にとって何かメリットはあるのか。
平成22年5月30日(日) ◎30万回まで増やして、騒音区域はそのままというのは、おかしいのではないのか。
第1投票区【芝山町中央研修所】44名 ◎大台北地区は、3年前、千葉県へ要望書(全戸移転)を出したが、いまだ回答が無い。
  ◎容量拡大は、地元の意見を良く聞き、意見を尊重していただきたい。
◎発着回数が増えると、コースを外れて飛ぶ回数も増えるのではないのか。
◎隣接地域で、最初からいる人は対象、後から入った人は対象外、道路を一本挟んで対象、対象外など、騒音が1.5倍になるのなら対象の見直しをいただきたい。
◎大台北部地区は、今回の見直しで新たに7軒が移転対象になった。地区の分断が進む。全戸が移転の対象にはならないのか。
◎人口が減少している。騒音が増えれば益々過疎化が進む。過疎化対策を考えているのか。
◎バルールド地区の騒音の実態を調べていただきたい。
平成22年5月30日(日) ◎地域に1時間でも2時間でも来て飛行機の飛んでいる姿を見たことがあるのか。
第2投票区【高谷共同利用施設】17名 ◎コンターには、地形、天候の影響を加味しているのか。
  ◎法律だけの対策だけではなく、騒音があっても人の住める、生活の出来る対策、住みやすい街づくりをしていただきたい。
◎町内全域で説明会を行うが、地域から説明会の要望があれば、出向いて広く意見を吸収していただきたい。
◎防止特別地区設定基準で、「集落とは、原則としても、組・班を原単位とする」と、書かれているが、4戸とか5戸とか小基準の班でも考慮するのか。
◎NAAの共同アンテナを利用して、地デジ対策を行う。これには、多分に経費がかかるので、災害時のみならず、普段の維持管理費についても考慮願いたい。
平成22年6月5日(土), ◎安易に増便をしていただきたくない。増便は、騒音被害の増大である。
第4投票区【やすらぎの里】43名 ◎容量拡大は、空港会杜は利益につながるが、我々は、被害だけである。
  ◎W値は、我々の感じている騒音の実態に合っていない。
◎迷惑をかける側が、自分の都合のいいように説明をしている。
◎30万回になり離発着が増え、音が増大することは、これ以上我慢できない。
◎移転対象の考え方の見直し(班単位から集落単位)を行っていただきたい。
◎町独自の新たな対策(補償)を充実していただきたい。
◎騒音下の住民の健康調査を、長期的に時間をかけて、行っていただきたい。
◎22万回に枠を拡大して2万回増え、3ヶ月しかたっていない、3ヶ月たって2万回増えた影響もわからない状況で、30万回の議論自体がおかしいような感じがする。
◎早朝、深夜30分延長(5時半から夜の11時半まで、前後30分延長)発言の真意を聞きたい。
◎住民が納得できる公平で平等な対策を具体的に示してほしい。
◎30万回コンターは、南北に縮まり東西に広がる。我々は、南北が縮まれば東西も縮まるのではないかと考える。疑問を感じる。
◎30万回容認の見返りとして、国、県の力を借りて企業を誘致してはどうか。
◎騒音直下でも快適に生活が出来るように、考えていただきたい。
平成22年6月5日(土) ◎自分の住んでいる地区の騒音を調べて教えていただきたい。
第5投票区【岩山共同利用施設】30名 ◎一本松地区も23戸あったのが、7戸移転した。今回3戸が移転対象となると、一本松地区は、残り10戸になってしまう。一本松区として、全戸移転を要望する。
  ◎コンターは、何を基準に決めているのか。
◎WECPNLは、世界でも韓国と日本だけで他の国では採用されていない。なぜLdenを採用していないのか。
◎30万回になれば、今より5割り増しに飛ぶ、航空機の音が静かになってもうるさいと感じる頻度は増える。
◎発着回数が増えるのに、コンターが小さくなるというのは納得できない。
◎町全体を振興させるようなこと、我々が住んでいて恩恵にあずかっている、あずかったということが実感できる施策を行っていだきたい。
◎30万回ありきの説明はやめていただきたい。
◎30万回への容量拡大は、空港が始まって以来の大問題であり、30万回飛ぶようになれば、人が住んでいられるか疑問である。芝山町に人が住める施策をお願いしたい。
◎騒音下にある土地は、銀行からお金を借りるときに抵当にも入れられない。資産価値がない。今回の30万回の中で、議論をしていただきたい。
平成22年6月6日(日) ◎30万回への容量拡大は、芝山町として必要としているのか。
第6投票区【菱田共同利用施設】27名 ◎22万回のデメリット、メリット解決しないで30万回を議論するのは問題である。
  ◎30万回容認の既成事実として、説明会を開いたのか。
◎少数の意見に耳をなぜ傾けないで、町全体というところに飛躍するのか。
◎30万回になり離発着回数が増えるのに音が小さくなるというのは、理解できない。
◎30万回になって、私たちにとってのメリットは何か。メリットはあるのか。
◎22万回の時は我慢した。22万回の時に個別説明会をお願いしたが聞き入れてもらえなかった。今回の30万回の説明会は、そういうことがないようにしていただきたい。
◎30万回になれば、航空機から排出される排気ガスも増える。環境対策を伺いたい。
◎宮崎の口蹄疫も空港から始まった。成田空港の防疫対策をしっかりと行っていただきたい。
◎30万回は、承諾できる話ではない。騒音直下で線ぎりぎりに住んでいる人には何のメリットもない。
◎移転跡地は荒れ放題である。管理はしっかりと行っていただきたい。
◎芝山町に住み続けられる施策を考えていただきたい。
平成22年6月20日(日) ◎発着回数が増え、騒音の数が増えるのにコンターが小さくなるのは、理解できない。
宝馬・一本松地区【宝馬共同利用施設】54名 ◎体感騒音が増えるのにコンターに反映されていない。
  ◎30万回コンターに使われているW値に人体に対する騒音感覚、与える影響がなぜ反映されていないのか。
◎30万回予想コンターで引かれた騒音コンターも実態調査をもっとすれば、ラインもかわるのではないのか。
◎W値には、体感騒音が表されていない。声も聞こえないほどうるさいときがある。平均値ではなくマックス値をW値として考えていただきたい。
◎最近4時代に離陸する航空機が、Aランに集中している。Bランから飛び立つ飛行機が見えない。どの様な飛ばし方をしているのか。
◎飛ばしやすいということで飛ばすのではなく、騒音直下の住民のことを考えて飛ばせていただきたい。中には、飛行コースをずれて飛んでいる飛行機がある。
◎飛行機(便数)が増えるのに騒音(騒音の影響範囲が南北に縮む)が減るのはおかしい。
◎騒音対策といっても新しい芝山町があってもいいと思うので、広域的な移転というものを考えてはどうか。目の前の移転したところが100%の勝利だとすると、残されたところはゼロである。不平等を感じる。
◎宝馬地区の上空で、着陸をやり直す飛行機がよく見受けられる。上昇するときにうるさくなる。その辺も見直しに加味していただきたい。
◎飛行機は、落ち(墜落)ないと思うか。
◎騒音エリアは、飛行コースの中心からではなく、飛行コースの幅の端から引けないのか。
◎30万回に増えれば、直下に住んでいる住民の危険度も1.5倍に増えるのではないかと考える。危険度について、どの様に考えているの。
◎安全に100%はないと思う。これからも空の安全、地上の安全に努めていただきたい。
◎今の騒音区域の線引きは、着陸便は良いと思う。出発便はずれるので、ずれを加味して線引きしないのか。飛行コースに合った線引きをしていただきたい。
◎移転区域の大台の真福寺、芝山仁王尊駐車場より自宅の庭で聞く飛行機の音のほうが大きく感じる。一本松地区と宝馬地区と真福寺と芝山仁王尊の4箇所を同時に測定していただきたい。
◎宝馬地区は、30年間一度も騒音測定していないのか。
◎騒音の測定をしてコンターを出していただきたい。
◎30万回コンターの根拠を明確に教えていただきたい。
◎いきなり30万回ではなく、25万回、27万回、30万回というように段階を踏んで、増やせないのか。
◎空港周辺対策交付金の使途を教えていただきたい。
◎増便になれば、空港周辺対策交付金もその分増えると考えてよいのか。
◎空港周辺対策交付金は、騒音対策に重点的に使っていただきたい。
◎音に対する補償だけではなく、航空機の排気ガスに対する補償も考えていただきたい。
◎飛行機の発着回数が増えれば、空港会杜の収入も増えると思う。今もらっている迷惑料(環境整備費)に上乗せは出来ないのか。
◎元から住んでいる人が家を建てるときには補助金はあるが、後から越してきた人は、家を建てるときに防音の指導はあるが補助金はない。人口が増えるわけがない。
◎近所で同じ敷地内に家を立てる人には補助金が出て、後から越してきた人が同じ敷地内に家を建てても補助金は出ない、同じ税金を払っているのに不公平極まりない。
◎騒特法で出来ないことは、空港会社で柔軟に対応していただきたい。
◎町が、騒音下、騒音直下に進める施策、都市計画がなかなか進んでいない状況にある。町は、騒音直下の対策、どんな施策をしようとしているのか、空港会杜は、それに対してどの様にかかわって行くのかお聞きしたい。
◎一本松区より要望書の提出あり。
◎後日、本日の質疑を文書化して、要望書の提出予定あり(宝馬地区)。
平成22年6月22日(火) ◎谷間対策の見直しをお願いしたい。.谷間に対する分かりやすい説明(30万回容認の見返り)をお願いしたい。
上吹入・下吹入・境宮崎地区【下吹入集会所】25名 ◎NAAの共聴アンテナは、地デジになっても今までとおりNAAで管理していただきたい。
◎航空機の低騒音化により、騒音の影響範囲が狭まるというが、Aラン、Bランの同時離発着になると地形により音が反響しあうのではないのか。
  ◎臨時の騒音測定期間は一週間ではなく、一年間をとおして測っていただきたい。
◎便数が増えれば、排気ガスも増えるのでないのか。環境対策を考えているのか。
◎航空機自体、騒音対策や排気ガス対策をしているのか。
◎谷間地域に対する新たな対策を考え、具体的に対策を示していただきたい。
◎現在の離発着及び30万回になったときの離発着回数を滑走路別に教えていただきたい。
◎30万回コンターの前提条件として、音の発生源については、シミュレーションをしているようだが、音を受ける、住んでいる地区についてもシミュレーションをしているのか。このコンターは、平面で作成しているのか。
◎コンター作成に当たっては、現地で測定を行いその結果を反映していただきたい。
◎何十万回飛んでもいいが、騒音対策が重要である。一度線を引いたら直しようがない。五割り増しになって、本当に今回の予測コンターで大丈夫なのか心配である。.
平成22年6月26日(土) ◎貨物機は音がうるさいので、羽田は増えないで成田が増えるという話を聞くが、本当かお聞きしたい。
大台地区 【大台青年研修所】40名 ◎航空機の騒音の影響で、担保価値が下がり抵当に入れられなくなった。NAAは、道義的責任を感じているのか。
  ◎コンターは、NAAの都合のいいように作っているのではないのか。
◎大台北地区は、今までの移転で集落が分断された。手厚い保護をお願いしたい。
◎コンターが縮小されるという説明なのに、移転が拡大するのか疑問に思う。
◎地デジについては、画像だけではなく音のことも考えていただきたい。
◎普通、水田は年4-5回の草刈を行う。NAAは2回である。地域の状況に即した管理の方法を再考願いたい。
◎30万回は、空港会杜の利益対順である。空港があっても私たちにはメリットがない。30万回には賛成できない。
◎大台北部は移転が順次行われ、地区が分断されている。今回、30万回で移転案が示され、大台北部の存続の危機という状態になっている。大台北部としては、集団移転を希望する。
◎30万回についてはやむを得ないと思う。お互いが共栄を実感できるような対策を行っていただきたい。
◎この大事な会議に、県の職員がいないというのはどういうことか。
◎県が7戸の移転案を示したが、県は地区の実情を知っているのか。どのように調べたのか。
◎前の騒特別法の説明会のときには、地区住民の意見を聞いてもらえなかった。今回は、住民の意見を良く聞いて、さらに見直しをしていただきたい。
◎北部地区は、3年前に千葉県に集団移転の要望書を出したが回答がない。
◎移転して戸数が減っても地区の面積は変わらない。環境整備費を戸数が減っても額が減らないように見直しをお願いしたい。
◎NHK受信料の補助金算出基礎の見直しをお願いしたい。
◎空港が出来たおかげで都市計画が必要となり、家を新築する場合、建築確認が必要となった。がけ条例のため、今住んでいるところに家を建てられなくなった。家が壊れても、建て替えることが出来ない。住み続けることもできない。騒音のおかげで土地の資産価値もさがり、売って他へ出ることも出来ない。そういう不条理をどのように考えるのか。
◎今回の件は、大台北部だけではなく、大台全地区のこととして考えていただきたい。
◎今回の件は、地区と十分協議し、進めていただきたい。
◎環境整備費の補助基準の見直しをお願いしたい。戸数が減っても額が減らないように。

以上

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