医学的調査に関する千葉県知事への要望


千葉県知事 森田健作 様

成田空港周辺住民への医学的調査実施の要望

2010年3月5日

成田空港から郷土とくらしを守る会
会長 木内昭博

 私たち成田空港から郷土とくらしを守る会は空港建設がこの地に決定した時より43年にわたり、周辺住民の生活と権利を守るために活動してきました。

 昨年12月15日に開かれた成田空港圏自治体連絡協議会は成田国際空港株式会社に対して、成田空港の運用時間を延長するよう要望しました。
 現在、成田空港の運用は午前6時から午後11時までとなっています。成田空港の運用時間を「午前6時から午後11時まで」と決めたのは、当時の故友納千葉県知事が大型内陸空港による航空機騒音の県民への影響を心配して、当時の運輸省と交渉し、約束させたものです。
 これでも騒音下住民が静かに眠れる時間は7時間に過ぎません。
 安心して眠れる時間をこれ以上削ることは、騒音下住民の心身への影響を考えた場合に、容認できるものではありません。

 そこで、次の2点について要望いたします。

1、 成田空港の航空機騒音が騒音下住民に与える影響について、大規模で詳細な医学的調査を、1日も早く実施していただきたい。
  特に、夜間の航空機騒音が睡眠にどのような影響を与えるか、また、夜間の航空機騒音と病気の発生率や死亡率についての相関調査をお願いしたい。

2、運用時間延長の是非については、この医学的調査の結果が出るまで、判断しないでいただきたい。

以上


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