署名「成田空港の運用時間拡大案の撤回を求めます」の趣旨と署名簿


  国土交通大臣  石井 啓一 様

成田空港の飛行時間拡大案の撤回を求めます

ー心と体の健康のため、6時〜23時の運用時間を守ってくださいー

 今回の「空港運用時間見直し案」は成田空港周辺で生活する住民にとっては、非人道的なものと言わざるをえません。

 成田空港は内陸にある大型国際空港であり、私たちは開港以来38年にわたって、開港時の重い約束である「午前6時から午後11時までの運用時間」のもと、騒音被害に耐えてきました。しかし、もう、これ以上の騒音被害には到底耐えられません。

 当初の「空港機能強化案」に対する騒音下住民の反発は強く、説明会でも住民のほとんどは、機能強化計画案、特に、「空港運用時間の拡大」に、反対を表明しました。

 これに基づいて成田国際空港株式会社は先頃、成田空港の機能強化計画「見直し案」をとりまとめ、地元に説明を始めています。

 この機能強化計画「見直し案」では、成田空港の運用時間について「A滑走路と、B+C滑走路を二つのグループに分け、各グループの南・北地域に適用する運用時間を『午前5時〜午後11時』か『午前6時半〜翌日午前0時半』とし、一定期間ごとに入れ替えて、それぞれの地域で、「静穏な時間を6時間確保する」としています。

  しかし、最近の、多くの研究や調査では、「睡眠が6時間以下では、健康に生活することは困難」と指摘され、「癌や認知症や脳梗塞や心疾患などを発症する確率が増大する」とのことです。

 「首都圏空港機能強化」を提案する貴省が、この「成田空港運用時間拡大計画」を撤回し、開港時の「運用時間は午前6時から午後11時まで」と言う、住民との重い約束を遵守するよう切に求めるものです。

氏 名
住  所
   
   
   
   
   

取扱団体・個人
 


成田空港の運用時間拡大案の撤回を求める署名について

 私たち「成田空港運用時間拡大に反対する連絡会準備会」は2月16日、国土交通大臣 石井啓一氏に、計画されている「首都圏空港機能強化」の内、成田空港の運用時間を「午前5時から翌朝午前1時」に拡大する案に反対する署名「成田空港の運用時間拡大案の撤回を求めます」を提出してきました。

 今回提出した署名数は約1650名となります。署名活動は今後も続け、まとまり次第、何回でも追加提出します。

 「運用時間拡大反対の趣旨」は、騒音下に暮らす住民の睡眠時間を確保することです。 今回の案では、「静かな時間」が、たったの「4時間」しかないことになり、住民の生活と健康を維持出来ないことは明らかです。

 私たちの願いは、内陸空港である成田空港開港時の約束であり、現行の運用時間である「運用時間は午前6時から午後11時まで」を維持することにあります。これでも、「静かな時間」は「7時間」しかありません。さらに、4年前に導入された「弾力的運用に伴うカーフュー内運航」もあり、この7時間も、完全に保証されたものではありません。

 私たち、騒音下に住む住民は成田空港開港以来、38年間にわたり、この航空機騒音に晒されながら、成田空港に協力してきました。

 しかし、これ以上の騒音には耐えられません。住んでいる地域がこれ以上衰退しない事や、「健康で平穏な生活」を守るために、この署名を始めました。

 成田国際空港株式会社(NAA)が先頃発表した「成田空港の更なる機能強化 環境影響評価方法書」では、運用時間拡大の理由を「早朝・深夜を有効に活用したいという訪日外国旅行者や LCC や航空貨物会社の需要に対応するため」などとしています。

 しかし、騒音区域で生活する第1種区域以内だけでも、約13800世帯(今回の機能強化が実現されると約18900世帯に増えます)の人々と、第1種区域外に居住する飛行コース下に生活する、さらに多くの人々の生活をも破壊する「空港運用時間拡大」は、 NAA の主張する、これらの旅客や航空会社の利益と較べるべき性質のものではありません。

 下記に、署名簿を載せます。

 なお、騒音地域の方だけではなく、「こんな、ひどい事が許されてよいのか」と署名に協力して下さる方は、下記署名簿のワードファイルをメールでお送りしますので、
 km_iwata@sannet.ne.jp まで、連絡をお願いいたします。


  国土交通大臣  石井 啓一 様

成田空港の運用時間拡大案の撤回を求めます

 貴省は首都圏空港機能強化の方針をとりまとめました。

 これに基づいて成田国際空港株式会社は先頃、成田空港の機能強化計画をとりまとめ、地元に説明を始めています。

 この機能強化計画では、成田空港の運用時間について「午前5時から翌朝午前1時までを運用時間とする」としています。

 「安心して眠れる時間が4時間しかない」と言うこの提案は空港周辺に生活する私たちの生存する権利を奪う、非人道的なものと言わざるをえません。

 成田空港は内陸にある大型国際空港であり、私たちは開港以来38年にわたって、開港時の約束である「午前6時から午後11時までの運用時間」のもと、騒音被害に耐えてきました。

 しかし、もう、これ以上の騒音被害には到底耐えられません。

 「成田空港機能強化」を提案する貴省がこの「運用時間拡大提案」を撤回するように切に求めるものです。

氏 名
住  所
   
   
   
   
   

取扱団体・個人
 


戻る