2016年10月前半の出来事
*10月15日
@敷地内になるところへの説明会を要望・多古町2回目の説明会
昨日の千葉日報によりますと、13日夜、多古町で2回目となる成田空港機能強化に関しての説明会が開かれました。説明会には約90人が参加しました。空港敷地内の住民からは「移転地区と騒音地区では温度差がある。(一鍬田)地区に入って優先的に説明会を実施して」「移転ありきの説明会。水田をつぶして、空港を造るというが、本当に必要か」などの意見が出た一方、「他空港との競争力強化は、加害者側の都合」「(防音対策を講じるという)寝室だけが生活空間ではない」といった反発する意見も出ました。
【コメント】空港敷地予定地になったり、さらに騒音が激しくなるなどで移転が確実な人たちと、移転できない地域の人たちの考え方には温度差があります。移転が出来そうな人たちは、後継者の問題や、今までの激しい騒音で子どもたちさえも静かな地域に住んでいる人たちは「生活が安定するのか」「騒音地域にある今の家の評価額や地価などが低く、静かな土地に移転するにしても希望するところに移転できないのではないか」などの不安はありますが、「とりあえず、移転補償が受けられるのなら、移転したい」と考える人が多いいようです。しかし、移転できずに、さらに激しい騒音にさらされる人たちのことを考えると、表だって「早く建設してくれ」とは言いにくい、との思いがあるのではないでしょうか。この矛盾を解消するには、騒防法第1種区域も含めて、移転を希望する人たち全員の移転を補償すべきではないでしょうか。
@「第3滑走路実現する会 」の池内会長らが早期建設を要望、フランクフルト空港は夜間飛行禁止です
昨日の千葉日報によりますと、「成田第3滑走路実現する会」と「成田空港の機能拡充と地域経済の活性化を実現する会」は13・14日、国土交通省と千葉県と NAA と成田市を訪れ、新滑走路の早期実現と夜間飛行制限の速やかな緩和などを要望しました。この中で、両会の会長を勤める池内富男氏は内陸に立地するドイツのミュンヘンやフランクフルト空港を挙げ、「外国の内陸空港と遜色ない運用をお願いしたい。カフュー(飛行制限時間)の問題が長引き第3滑走路が遅れるようなことがあってはならない」と指摘しました。
写真はグーグル・アースで見たフランクフルト空港です。
【コメント】池内会長のフランクフルト空港についての認識は間違っています。ドイツのヘッセ州地方裁判所は、2011年10月30日以降、フランクフルト国際空港の夜間離発着を禁止する裁定を下しました。詳しくは「フランクフルト空港の深夜早朝時間帯の飛行禁止命令」のページを見て下さい。
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」57例目が発生
昨日深夜、2016年度「カーフュー弾力的運用」57例目が発生しました。成田発クアラルンプール行きのマレーシア航空71便・A330-300型機が、前便でクアラルンプール国際空港の雷雨のため、出発が遅れ、成田空港到着が遅れた玉突き遅延により、午後11時52分にA滑走路から出発したものです。
@日本航空が4月から羽田=ニューヨーク線を新設へ、成田=ニューヨーク線は1往復減便
日本航空は来年4月から羽田=ニューヨーク線を39年ぶりに復活させる方針を固めました。1日1便となります。代わりに現在1日2便を運航している成田=ニューヨーク線を1日1便に減便します。来年3月末でいわゆる「8・10ペーパ」の縛りが解けることから、新規路線開設を計画したものです。
@全日空機が操縦席窓の異音で中部空港に引き返す
今日午前10時15分頃、中部発香港行きの全日空875便・B737-700型機が三重県志摩市上空を飛行中に、操縦席の窓付近から大きな風切り音がしたため、中部空港に引き返しました。点検したところ、窓のシール部分から空気が漏れていることが分かり、この便は欠航となりました。乗客・乗員にケガはありませんでした。
*10月14日
@「運用時間拡大で住民投票を」芝山町住民説明会
12日夜の芝山町住民説明会に参加した会員によりますと、住民から厳しい発言があったとのことです。ある住民は「今まで38年間、午前6時から午後11時の運用時間で、我々は我慢してきた。これを、このような住民説明会でやることは認められない。住民投票を行うべきだ。そうでもなければ、騒音訴訟を起こさなければだめだ。こんな事を許したら、芝山町に新たに移住しようとする人は全くいなくなるだろう。何を考えているのだ」とか、「午前1時まで飛行機を飛ばすなんて、信じられない。これでは、騒音地獄になってしまう」という意見が出された、とのことです。一方、第3滑走路の予定地になる地域の住民からは、発言がほとんどなかった、とのことです。
【コメント】芝山町は現在でも町の約7割が騒音区域になっています。かって聞いた話では町議会でも「このままでは町がなくなってしまうよ。町全体を移転させてもらおうではないか」と冗談を交えた話があったそうです。運用時間の拡大や第3滑走路の建設で、交付金や企業からの税収が増えたとしても、夜中まで飛行が飛んで町の発展があるのでしょうか。
@8月の旅行収支が3年7ヶ月ぶりに悪化
財務省が発表した8月の旅行収支は前年同月比27.7%減の543億円の黒字となりました。2014年5月に黒字に転換してから、初めての黒字減少となります。また、旅行収支の悪化は赤字だった時から見ると3年7ヶ月ぶりとなります。黒字額が1000億円以上も、8ヶ月連続で止まりました。原因としては、訪日外国人の旅行目的が、買い物から観光にシフトしたことや、8月の日本人の海外旅行が約10%増加したことも影響しているとみられています。しかし、黒字額が7月の1474億円に比べて3分の1に減っていることは、今後の旅行消費額に暗い影を投げかけることになりそうです。
@7月の主要旅行業者取扱状況で、外国人旅行取扱額が4年5ヶ月ぶりに前年同月比マイナス
観光庁が昨日発表した「7月主要旅行業者の旅行取扱状況速報」によりますと、海外旅行取扱額は前年同月比(以下同じ)6.0%減となりました。外国人旅行取扱額も2.9%減、国内旅行も1.3%減となりました。外国人旅行取扱額が前年同月比マイナスになったのは2012年2月以来4年5ヶ月ぶりとなります。
@大阪府労働委員会がエミレーツ航空に解雇取り消しを命令
大阪府労働委員会は11日、エミレーツ航空が2014年9月に労働組合を結成したコールセンター勤務の職員を解雇したことは不当労働行為だったとして、会社側に解雇の取り消しと解雇日以降の賃金支払い命令しました。会社がこの部門だけしか希望退職者を募集しなかったこと、解雇されたのが組合員のみだったことなどを根拠に命令したものです。同航空は命令を不服として中央労働委委員会に再審査を申請する可能性を表明しています。
@ MRJ 試験2号機が能登空港に緊急着陸
昨日午後4時頃、 MRJ 試験2号機が能登空港に緊急着陸しました。同機は午後2時半前に名古屋空港を離陸して、日本海で試験飛行をしていましたが、点検を必要とする事項が生じた、とのことです。整備員が名古屋空港から午後6時半頃到着し点検に入りました。点検が済み次第、名古屋空港に戻るとのことですが、今日正午現在、能登空港を離陸していません。三菱航空機会社は「機体は開発中のため確認すべき事項が多い。今回の着陸は緊急性がなく、開発計画にも影響しない」とコメントしています。
@ 「MRJ 100型機の開発開始はタイミングを見て検討 」と三菱航空機会社
現地時間13日の「ATW(英文)」によりますと、三菱航空機会社のマーケティング責任者である神谷氏は、マドリードで開かれた欧州地区航空会社協会総会で「 MRJ 90型機は2018年中頃に航空会社に届けることになっている。 MRJ 70型機は来年に初飛行を行い、引渡は MRJ 90型機の約1年後になる予定です。そして、 MRJ 100型機の開発開始のタイミングを見ている」と述べた、とのことです。
【コメント】昨日、航空宇宙展の会場で開かれたシンポジュウム「技術力×連携が目指す新たなステップ」で、三菱航空機会社の技術本部副本部長の佐倉潔氏は、 MRJ の現状について「型式証明の取得に必要とされる試験飛行時間約2500時間の内、現在約200時間超を実施している。残る3機の米国へのフェリーは今年中に行う。先日はJAXAにも協力していただいて、「『のと里山空港』での騒音測定を行ったが、所定通りの低騒音だったことを確認できた。」と述べていました。
@タイ航空のB787-8型機がエンジントラブルで緊急着陸
昨日の「newsclip」によりますと、現地時間10日午前9時10分頃、バンコク発豪・ブリスベン行きのタイ航空473便・B787-8型機でエンジン1基が不調になり、バリ島のシグラ・ライ空港に緊急着陸しました。どのようなトラブルだったかは書いてありません。
*10月12日
@都合により、明日の更新が出来ません。
@芝山町で初めての住民説明会「飛行制限緩和が行われると、寝る時間がなくなる」
昨日第3滑走路の建設予定地に一部がなるとみられる芝山町で初めての住民説明会が開かれました。住民からは「空港間競争が激しくなったから、住民は我慢せよ、と言う事なのか」とか、「飛行制限緩和が行われると、寝る時間がなくなる。全部、空港会社の都合で、住民は我慢しろということ」「移転先を用意して欲しい」などの反対する意見や要望が出されました。これに対して NAA は「この地区が発展することなので、理解して欲しい。移転先については個別に相談したい」などと答えました。参加した住民の女性は説明会の後「終の住み家として越してきたので、移転には不安です」と話していました。
@4〜6月の国内線航空輸送サービスは
国土交通省は3日、「航空輸送サービスに係る情報公開(平成28年度第1回)」を発表しました。この調査は、国内線航空輸送サービスを行っている11社を対象としています。色々なデータが公開されていますが、下記に「旅客数」と「旅客収入」の『ベスト5』と、「欠航率」と「出発遅延率」の『ワースト5』を上げておきます。なお、全体の「出発遅延率」は前年同期比1.9ポイント増の8.95%、「欠航率」は同0.62ポイント増の1.44%と両者共に悪化しています。
下の表を見てみますと、スカイマークの旅客数がジェットスター ・J の約1.4なのに、旅客収入はスカイマークがジェットスター ・J の約2倍となっており、旅客数で5位のピーチ・アビエーションが旅客収入では日本トランスオーシャンに差を付けられていることから、 LCC の低運賃で搭乗率を上げて利益を上げる難しさがうかがえますね。
ベスト5
|
|||||
旅客数
|
旅客収入
|
||||
順位
|
航空会社
|
人数
|
順位
|
航空会社
|
金額
|
1位
|
全日空
|
980万7856人
|
1位
|
全日空
|
1480億9800万円
|
2位
|
日本航空
|
631万5207人
|
2位
|
日本航空
|
943億1800万円
|
3位
|
スカイマーク
|
154万5560人
|
3位
|
スカイマーク
|
154億8200万円
|
4位
|
ジェットスター ・J
|
107万1036人
|
4位
|
ジェットスター ・J
|
76億0500万円
|
5位
|
ピーチ
|
81万0849人
|
5位
|
日本トランス
|
73億8800万円
|
ワースト 5
|
|||||
欠航率
|
遅延率
|
||||
順位
|
航空会社
|
率
|
順位
|
航空会社
|
率
|
1位
|
ソラシドエア
|
3.16%
|
1位
|
ピーチ
|
19.69%
|
2位
|
Spring Japan
|
2.95%
|
2位
|
ジェットスター ・J
|
19.33%
|
3位
|
日本航空
|
1.79%
|
3位
|
日本トランス
|
10.33%
|
3位
|
全日空
|
1.40%
|
4位
|
全日空
|
10.23%
|
5位
|
ジェットスター ・J
|
1.22%
|
5位
|
バニラ
|
9.41%
|
*10月11日
@フィンエアが成田=ヘルシンキ線を来年6月5日から増便
フィンランド航空は来年6月5日〜10月27日まで、成田=ヘルシンキ線を週4便増便する、とのことです。増便するのは成田発で月・火・木・土曜日で機材はA350型機を使う、とのことです。
【コメント】先日、成田空港に行ったときに、フィンランド航空機が2機続けて着陸しました。驚いて、帰ってから調べたところ、 NAA のサイトでも確かに2機が着陸していました。増便の話しはなかったと思いますので、チャーター便だったのでしょうか。
@全日空機が定員1名オーバーで出発しようとし、引き返す、国土が厳重注意
国土交通省は今日、去る9月30日に、福岡発羽田行きの全日空256便・B777型機が定員を1名オーバーして出発しようとしたことを明らかにしました。搭乗した父親と息子が、別々に予約したにもかかわらず、2人とも父親の搭乗2次元バーコードで搭乗したことが原因です。搭乗ゲートでも見逃し、保安検査場の職員も見逃しました。同機が搭乗ゲートを離れて動き始めた段階で、客室乗務員が席のない乗客がいることに気付き、すぐゲートに引き返しました。同機はこの親子を降ろして、約45分遅れで出発しました。国土交通省は今日午後、全日空に対して厳重注意を行い、25日までに改善策を提出するよう指示しました。
@「2030年までに、羽田空港第5滑走路出来る」と化学工業日報
今日の「化学工業日報」の「羽田にひっきりなしに向かう旅客機」によりますと、「2030年頃には(羽田空港の)5番目の滑走路も完成する見通しだ」とのことです。
@サムスンが「Galaxy Note 7」の販売と交換を停止
韓国のサムスンは現地時間11日、相次ぐ発火事故を起こしている「Galaxy Note 7」について、全世界での販売と改良型への交換を中止する、と発表しました。「Galaxy Note 7」では、改良型でも発火事故が報告されています。
@ターキッシュエアラインズが発注機の受領を延期
現地時間7日、ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)は証券取引所への報告で、同航空が発注しているA321neo型機とB737MAX型機の受領を延期することを明らかにしました。理由は爆破テロや経済の減速などで需要が減退していることをあげています。具体的には2018年までのA321neo型機受領を、予定の34機から10機まで減少させるなどとしています。
*10月10日
@「騒音緩和のために運用時間を拡大」と夕刊フジ?
今日の「夕刊フジ」に載った「【大前研一のニュース時評】成田空港の機能強化案 無神経すぎる空港行政」に、「また、騒音緩和のための夜間離着陸制限時間を短縮する方針も確認された。現在の午後11時〜午前6時を午前1時〜5時に3時間短縮する予定。」との一文がありました。
【コメント】運用時間を拡大することで、どうして「騒音緩和」になるのでしょうか。この文章では誤解されても仕方ありませんね。どうも、この一文は「ビジネス・ブレークスルー(スカパー1557チャンネル)の番組「大前研一ライブ」から抜粋」されたもののようですが、全体的に雑に見えてしまいます。
@昨日、反対同盟北原派が全国集会
昨日、成田空港近くで反対同盟北原派の全国集会が開かれ、主催者発表で720人、千葉県警発表で約500人が参加しました。集会では第3滑走路建設反対や運用時間拡大反対などが決議されました。
@小池都知事が小笠原空港予定地を視察、「ニーズとコストで検討」
今日の朝日新聞によりますと、8日、小池東京都知事は小笠原諸島父島の空港建設が考えられている須崎地区を視察しました。この地区は父島の中央部に位置し、自然遺産指定区域からははずれています。小笠原村と東京都が協議している案によりますと、この地区に一部滑走路が海に張り出すように1200mの滑走路を建設し、プロペラ機を就航させる計画となっています。村の担当者は「緊急医療など村民のための空港。観光客優先ではない」としています。視察後小池知事は「急患が出た時に運ぶ手段がないと聞いている。空港の必要性を命を守るという観点から考えることは重要だ」「自然を保ちながら観光を組み合わせるルールを守り、発展させる。その答えを出したい」と述べました。
【コメント】以前、国際航空宇宙展で新明和の担当者に「小笠原諸島の自然を壊さずに、航空路を開設するには飛行艇の『US-2』が最適なのでは」と質問したところ、「東京都からの問い合わせはありましたが『高すぎる』とのことでした」とのことでした。
写真は2012年の国際航空宇宙展に展示されていた「US-2」の模型です。なお、今年の「国際航空宇宙展」は12日からビッグサイトで始まります。
@スカイマークの9月運航実績は前年よりも悪化
スカイマークが今日発表した「9月運行実績」によりますと、定時遅延率は前年同月比2.7ポイント増の13.0%、欠航率は同0.5ポイント増の0.6%でした。
*10月9日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」56例目が発生
昨日深夜、2016年度「カーフュー弾力的運用」56例目が発生しました。福岡発成田行きのジェットスター ・J 518便・A320型機が、阿蘇火山噴火の降灰により松山空港到着が遅れたこと、また、成田発那覇行きで噴煙を避けるための迂回措置をとった事による玉突き遅延で遅れ、午後11時24分にB滑走路に着陸したものです。
@成田市の機能強化説明会の開催情報
成田市の空港対策団体・住民向けの説明会は7日時点で、下記の4回が決まっている、とのことです。
○ 14日午後7時から 下総地区空港対策委員会幹事会説明会 西大須賀共同利用施設
○ 28日午後6時半から 下総地区説明会 下総公民館
○ 29日午後6時から 久住地区説明会 久住公民館
○ 11月20日午後5時から 中郷地区説明会 中郷公民館
@国慶節の中国人観光客が台湾で激減
昨日の「Record China」によりますと、中国の国慶節の連休に、台湾を訪れる中国人観光客が激減している、とのことです。かっては1日約1万人が訪れていたものが今年はその約5%しか訪れていない、とのことです。8月も中国からは前年比32.4%減となっています。このことにより、観光関連業者が不況にあえいでいる、とのことです。
【コメント】何で、こんなに減少してしまうのでしょうか? いずれにしても、“中国人の爆買い”に頼りすぎて失敗をするような“一極集中”は危険を伴いますね。
*10月8日
@「50万回になれば、交付金は1.5倍となる」と国土交通省
今日の千葉日報によりますと、昨日開かれた自民党成田国際空港推進議員連盟で、国土交通省は成田空港機能強化が完成した場合、周辺対策交付金が現状の約1.5倍となる見通しを明らかにしました。また、移転補償区域の拡大について、林同議連幹事長は「(空港の機能強化は)地元の理解が大事。騒音による移転補償の問題は千葉県の都市計画で決まる」などと述べたのに対し、諸橋千葉県副知事は「知事も前向きに取り組むといっている」と述べました。
【コメント】移転補償の問題に関しての部分は、良く分かりません。騒防法の第2種区域のことなのでしょうか。それとも、騒特法の特別防止地区の事なのでしょうか。いずれにしても、「従来の法の枠組みの中で少し色をつける」と言う事だと思います。
@香港航空が来月27日から成田=香港線を1日3便に増便
昨日の「Traicy」によりますと、香港航空は来月27日から現在1日2便で運航している成田=香港線を1日3便に増便する、とのことです。増便分の機材はA320型機を使います。
写真は成田空港B滑走路に着陸する香港航空機です。
@京成電鉄が来月19日のダイヤ改正で早朝の「アクセス特急」を増発
京成電鉄は来月19日にダイヤ改正を行いますが、スカイライナーの成田空港行きは、朝6・7時台には20分の等間隔で運行されることになります。8時台は25分間隔になります。また、特急料金が不要な「アクセス特急」は上野発が午前5時18分発、成田空港着が6時14分と、平日で45分、土・日・祝日で43分早くなる便が増設されます。
@スカイマークの9月搭乗率が87.9%と好調
スカイマークが昨日発表した「9月の搭乗実績」によりますと、搭乗者数は前年同月比(以下同じ)で10.2%増の59万2693人となりました。搭乗率は4.8ポイント増の87.9%となっています。相変わらず、好調ですね。ただ、いつもですと、同時に発表となる「運航実績」はまだ出ていません。
@ソラシドエアの機内販売菓子に、カビのようなもの見つかり回収
ソラシドエアは昨日、8月から機内で販売した「島果のしずく ソラシドエアオリジナルパッケージ」の一部で「賞味期限前にもかかわらずカビのようなものが付着しているものが見つかった」として、6日以降の機内での販売を中止しました。同社では購入した人に着払いで返送するように呼びかけています。
@中国の東海航空がB737MAX型機を20機確定発注
ボーイング社は中国の深センを拠点とする「東海航空」と、B737MAX型機25機の発注を確定した、と発表しました。これは、7月のファンボローエアショーで購入意向書を結び、これを確定させたものです。
@カタール航空がB787-9型機30機、B737MAX型機60機など発注の同意書
カタール航空はボーイング社とB787-9型機を30機、B777-300ER型機を10機、B737MAX8型機を最高60機購入する同意書に署名しました。
*10月7日
@「深夜の安眠を住民に確保することが(真の)共生」と横芝光町住民
今日の千葉日報によりますと、昨日夜、横芝光町の大総地区で、周辺地域で初めての住民説明会が開かれ、住民86人が参加しました。A滑走路の飛行コース直下になる同地区では、機能強化の内、特に飛行時間拡大について、「深夜の安眠を住民に確保することが(真の)共生」「発着時間拡大は絶対に認められない。このままではさらに拡大し24時間営業になる」などの反対する住民の意見が噴出しました。また、計画で示された、寝室だけに内窓をつける対策についても「おりの中で生活しろと言われているような感覚だ」「涼しくきれいな空気を部屋に入れたくても窓を開けられないというのか」など反発する意見が相次ぎました。
【コメント】どの意見も“もっとも”と思わされますね。“静かな時間がたった4時間”などは人としてする事ではないと思います。
@「時間延長など盗っ人たけだけしい」と多古町住民
昨日の千葉日報によりますと、 昨日、多古町航空機騒音等対策協議会が臨時総会を開きました。会議には国土交通省、千葉県、 NAA も出席しましたが、出席者からは今回の機能強化計画について、戸惑いや不安の意見が噴出しました。移転が必要となる農家からは「農地が対象となる専業農家はどうやって生活すればいいのか」などの不安に対する質問が出ました。また、運用時間の拡大については「発着禁止時間は、開港以来の約束。今更、時間延長など盗っ人たけだけしい」と言う厳しい意見も出ました。
@ドイツのTUIフライの多数のパイロットが病欠?
現地時間6日の「ATW(英語版)」によりますと、現地時間6日、ドイツのTUIフライ航空の多数のパイロットが病欠で乗務を拒否しました。パイロットは同社とエアベルリンが合同で新会社を設立する計画に不安を表明していました。この影響で同航空は6日に47便が欠航し、同社から14機をウエットリースしているエアベルリンは90便を欠航としました。TUIフライは7日にも108便が欠航となる見込みです。
*10月6日
@「50万回など、とんでもない話。あまりに勝手」と山武市全員協議会
今日の千葉日報によりますと、4日夕方、成田空港の南側に位置する山武市で議会の全員協議会が開かれました。 NAA の説明に対して議員からは「地域振興策も踏まえてやると言うなら、なぜ具体的な振興策を示さないのか」「こうした事務的な説明をしても住民の理解は得られない」などの意見が出て、飛行コース直下に住む議員は「(現状で)すごくうるさい。50万回など、とんでもない話。あまりに勝手」と非難しました。
なお、同市の騒音地域住民向けの説明会日程は
○ 1回目 29日午後6時半から 農村環境改善センター(松尾ふれあい館) 多目的ホール
○ 2回目 31日午後6時半から 蓮沼スポーツプラザ ホール
となっています。
@9月の総貨物取扱量が6ヶ月連続プラスの8.7%増
東京税関が今日発表した「9月 成田空港貨物取扱量(速報)」によりますと、総貨物取扱量は前年同月比(以下同じ)8.7%増と6ヶ月連続のプラスとなりました。積込量は12.0%増と6ヶ月連続のプラス、この内、輸出量は4ヶ月連続プラスの8.7%増となっています。また、取卸量は5.9%増と5ヶ月連続のプラスとなり、この内、輸入量は2.1%増となっています。
@エアドゥが保安検査すり抜けの女性に賠償を請求せず
今日の「Aviation Wire」によりますと、エアドゥの社長は今日、8月5日に新千歳で起こった女性の保安検査すり抜け事件(2016年8月5日出来事参照)について、この女性に損害賠償請求を行わない、と述べました。損害賠償額については「計算が難しく、今のところ計算できていない」と説明し、今回は保安検査場の不備もあったので「今回の事項を認識してもらい、反省を求めていく」と述べました。この事件では約1000人の保安検査をやり直し、この影響で欠航11便、遅延が159便出て、乗客2万2397人に影響が出ました。
@交換した「ギャラクシーノート7」が機内で発火・米国
現地時間5日、米国のルイビル空港で出発しようとしていたサウスウエスト航空の機内で、韓国・サムスン製の「ギャラクシーノート7」から煙が出て、全員が避難するトラブルがありました。持ち主の乗客が「ギャラクシーノート7」の電源を切り、ポケットに入れたところ、突然発煙した、とのことです。この「ギャラクシーノート7」はすぐには、どの機種とも分からぬほど焼け焦げていた、とのことです。世界の航空会社では「ギャラクシーノート7」を機内では使わず、電源を落とすように呼びかけています。持ち主によりますと、今回発煙した「ギャラクシーノート7」はサムスン社が取り替えて、「安全」と言われるものに交換したもの、とのことです。
@機齢24年のB737-400型機の脚が破損
現地時間4日午前6時頃、ベルギーのTNT航空のB737-400貨物機がイギリスのベルファースト空港に着陸した際に、車輪の損傷事故を引きおこしました。同機が2本の滑走路の交差点で動けなくなったために、同空港は約1時間半閉鎖されました。この機体の機齢は24年、とのことです。
【コメント】この所、B737型機の車輪関係の事故が良く起こっているようです。
*10月5日
@31日から「成田シャトル」(芝山=成田空港=大崎駅)格安高速バスが運行を開始
31日から、大崎駅=成田空港(第1・第2・第3ターミナル)=芝山町役場を結ぶ「成田シャトル」が運行開始となります。当初は WILLER EXPRESSが単独で運航することになっていましたが、これに、京成バスと千葉交通が加わることになりました。これにより、運行本数も上下線合わせて43便となります。所要時間は成田空港と大崎駅西口間が最短75分、芝山町役場と大崎駅西口間が同90分となります。大崎駅発の始発は午前5時15分、最終便の第3ターミナル発は午後10時45分となります。運賃は片道1200円ですが、ウエブサイトで申し込むと同1000円となります。
@日本貨物航空がエンジン部品破損もそのまま運航、国土が厳重注意
日本貨物航空は今年2月と6月に、B747-8F型機のエンジンの空冷配管のボルトが折れたにもかかわらず、整備せず飛行を続け、7月と9月に整備して、ボルトを交換していました。社内調査で発覚した、とのことで、9月12日に国土交通省への報告をしていました。整備担当者は「運航に支障がないと自分で判断した」と話している、とのことです。
国土交通省は今日、同社を厳重注意処分とし、19日までに再発防止策などを文書で報告するよう指示しました。
写真は日本貨物航空のB787-8F型機です。
@全日空の8月は国際線利用率が1.6ポイント減、国内線は3.3ポイント増
全日空が今日発表した「8月 ANA グループ実績」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)7.1%増のの82万6996人となりました。利用率は1.6ポイント減の81.2%となっています。方面別旅客数はアジア・オセアニア方面が16.3%増と好調ですが、ヨーロッパ方面は6.8%減となっており、北米は横ばいです。
また、国内線旅客数は2.1%増の383万9799人となり、利用率は3.3ポイント増の71.0%でした。
国内線の内、成田空港路線利用率は成田=札幌線が2.1ポイント増の68.5%、成田=大阪線が1.2ポイント減の90.5%、成田=福岡線が5.4ポイント増の66.8%、成田=那覇線が2.6ポイント減の67.7%。成田=仙台線が6.0ポイント増の55.2%、成田=中部線が6.9ポイント減の80.3%、成田=新潟線が5.7ポイント増の56.8%となっています。
*10月4日
@成田市の説明会で「夜間飛行緩和は絶対に認められない」などの意見
昨日、成田市役所6階大会議室で騒音対策住民団体向けの初めての説明会が開かれました。ここには「成田空港騒音対策地域連絡協議会(騒対協)」の常任理事など約40人が参加しました。この席で、小泉成田市長は「何度でも双方向で意見を交わしながら合意形成を図りたい」と述べました。これに対して同連絡協議会の成尾会長は「以前議論した際に『なし崩しにならないように厳守する』と取り決めたはず。住民が安全で安心して生活できるように環境づくりをした上で、成田空港の機能強化を進めてもらいたい」と釘を刺しました。また、参加者からは「夜間騒音の拡大は絶対に認められない」「ちょっと前、従来取り決めで午前1時まで飛んだときの騒音はすごかった。一睡も出来なかった」「内陸空港である成田空港は、他の国際空港とは違う」などの意見が出されました。
【コメント】小泉市長や国土交通省や NAA などは「理解をしてくれ」と言いますが、これは「よく説明するから、この案で納得してくれ」と言うことで、「白紙でお互いに意見を出し合い、良い方向を検討しましょう」という立場ではないですね。成田市の先月28日に開かれた空港対策特別委員会では、A滑走路直下の議員から「直下地域の利根川までを、全て更地にしてくれ」との意見が出た、とのことです。夜間騒音の拡大や落下物の不安におびえる住民を移転させて欲しい、と言う事を言っているのですね。
@今日からデルタ航空の成田=ニューヨーク線と成田=関西線が運航を停止
今日(米国現地時間では3日から)からデルタ航空の成田=ニューヨーク線と成田=関西線が撤退しました。これを皮切りに、同航空の成田5路線が撤退することになります。
写真は夕方に駐機するデルタ航空機です。北米線は夕方から夜の離発着が多くなります。
@千葉県議の成田空港利用は、羽田空港の約1割にすぎない
今日の毎日新聞によりますと、千葉県議会事務局が公表した2015年度の政務活動費収支報告書では、県議が内外の視察などで使った空港は圧倒的に羽田空港が多く、成田空港は羽田空港の1割程度に終わっていることが分かりました。
@ジェットスター ・J の外国人元機長が不当解雇で訴訟
ジェットスター ・J に2012年12月〜2013年7月に採用され、訓練や研修を受けていた外国人パイロットが、2013年8月〜2014年2月に解雇された問題で、4人が6月に解雇は不当として提訴し、他の1人が昨日、提訴したことが明らかになりました。この5人は英国・米国・オーストラリア国籍で、同社が運航しているA320型機のベテランパイロットでした。中には前職の航空会社などで、訓練の教官を務めていた人もいるようです。先に提訴した訴訟の第1回口頭弁論が8月にあり、会社側は「日本の航空法規に従い、機長として安全に運航する能力を習得できなかったため、やむを得ず解雇した」と控訴棄却を求めています。原告側は「外国人に対する差別を感じる」と取材に答えています。
【コメント】この時期からすでに、各LCCでパイロット不足が問題になっていましたが、何があったのでしょうか。「外国人に対する差別」と言うのも頷けません。外国人パイロットの給与が高かったのでしょうか。それとも、日本人パイロットとの意思疎通などの問題があったのでしょうか。
@この夏、羽田空港が駐車場不足で大渋滞、飛行機に乗り遅れる人も
2日の「東洋経済ONLINE」に載った「羽田空港の駐車場『空前の大混雑』という難題」によりますと、今年の夏休み期間中の羽田空港駐車場は混雑で大渋滞に見舞われた、とのことです。「ピークは午前8時〜午後4時頃」とのことですから、日中ほぼ全部、と言う事になります。しかも、この渋滞がお盆期間だけではなく、ほぼ夏休み期間全部に渡ったようです。駐車場に入るのに最大3時間待たされ、搭乗する便に乗り遅れる人もでた、とのことです。原因は羽田空港国際化などによる利用客の増加にありますが、この解決の方法が難しいようです。羽田空港内にも、近隣にも、大型駐車場を増設できる土地がありません。2020年のオリンピックには一体どうなるのか、と心配しています。
【コメント】成田空港でも空港内はお盆期間や年末年始は渋滞しますが、これほどではないようです。羽田空港は国際化や発着回数増加に、付属施設の整備が間に合わないようです。これでは“便利な空港”が“不便な空港”になりかねませんね。国土交通省はこんな事も考えていなかったのでしょうか。
*10月3日
@「(運用時間延長)「期限を設けて説明するようなことはしない」と大塚取締役
成田国際空港株式会社(NAA)の大塚取締役は先月30日の記者会見で、機能強化について、3本の滑走路による「年間発着回数50万回」については「2020年代半ば、との期限を明言したわけではない」としています。特に、運用時間の延長については「(地元住民の理解を得るために)期限を設けて説明するようなことはしない」と述べました。また、ターミナル等の施設整備については「3本の滑走路の最大有効活用を勉強しながら、施設配置をこれから検討する。費用についても当然検討する」と述べました。
【コメント】成田国際空港株式会社(NAA)の夏目社長は29日の記者会見で運用時間の延長について「第3滑走路ができるまでしないとは考えていない」と話しています。これは「期限」ではないのでしょうか。
@「 MRJ 納入延期の事実はない」と三菱航空機会社
三菱航空機会社は今日、報道されている三菱リージョナルジェット(MRJ)の納入延期の可能性を示唆する報道について「現時点で納期変更を行った事実はない。重要な事項を決定した場合には、速やかに公表する」とのコメントを発表しました。
@中華航空機が台北・桃園空港着陸時に尻もち
現地時間1日午後7時34分頃、マニラ発台北行きの中華航空機が着陸する際に、尾部を滑走路に接触させました。同機は再上昇し、2回目のトライで無事着陸しました。1回目の際に、尾部からの煙が管制塔から確認されており、滑走路にもこすった痕があった、とのことです。着陸の際の機体の姿勢が適切でなかった、と見られています。台湾の航空当局と飛航安全調査委員会が調査に着手しています。
*10月2日
@「機能強化説明会」が6日を皮切りに始まる
四者協議会で合意された「成田空港の更なる機能強化計画」ついての住民向けの説明会ですが、現在の段階で分かっているものをまとめると、つぎのようになっています。
○ 成田市 現在の所、決定しているものはありません。
○ 芝山町 ・11日 午後7時から 福祉センター「やすらぎの里」
・12日 午後7時から 福祉センター「やすらぎの里」
・14日 午後7時から 町役場南庁舎
・15日 午後7時から 町役場南庁舎
・16日 午後2時から 芝山文化センター
○ 多古町 ・11日 午後7時から 役場3階大会議室
・13日 午後7時から 旧多古第二小学校体育館
・17日 午後7時から 多古町牛尾体育館
○ 横芝光町 ・6日 午後6時半から 大総小学校体育館
・8日 午後2時から 大総小学校体育館
・8日 午後6時半から 横芝光町文化会館
・16日 午後2時から 横芝光町文化会館
・16日 午後6時半から 横芝光町文化会館
なお、それぞれの説明会には参加対象地域が指定されていますので、詳しくはそれぞれの役場に問い合わせて下さい。
@25日から供用が開始される第2ターミナル連絡バス停の工事状況です
昨日、成田空港に行ったときに、25日から新ルートで供用が開始される第2ターミナル=第3ターミナル間の連絡バスの、第2ターミナル側バス停工事の状況を見てきました。舗装工事がほぼ終わり、付属施設の工事に入っているようです。写真は第2ターミナル側から撮ったものですが、向こう側がバスの出口になり、バスの入口は柱で見づらいですが、左側途中になります。右側の波形屋根が第2ターミナルと第3ターミナルを結ぶ歩行者用連絡通路となります。
@タイ・エアアジアXの成田=バンコク線が今日から増便
今日からタイ・エアアジアXが、成田=バンコク線を週11便から週14便に増便します。
@「規模拡大だけで、具体的戦略がない」と戸崎教授
先月28日の「NHK首都圏取材File」で、大妻女子大学の戸崎肇教授は「なんでもありの空港になり、総花的なところがあるのでは。ただ単に滑走路を増やすのではなく、どういった航空会社に来てもらうか。どういった路線を展開していくのか。成田空港に必要なのは具体的戦略」と話しました。
*10月1日
@9月のアクセス数は23,585回でした。
@「成田空港対策協」が「強制収用適用、24時間空港に」などを要求
昨日の千葉日報によりますと、成田市内の経済団体などでつくる「成田空港対策協議会」は、昨日、理事会を開き成田国際空港株式会社(NAA)が先月27日に示した、成田空港の機能強化策を全面的に支持する方針を決めました。さらに、今後提出する意見書では「用地取得に際しては土地収用法を適用する」こと、「運用時間3時間拡大については2020年のオリンピックまでに可能にする」こと、「将来的には24時間空港を目指すべき」などを盛り込むことにしています。
@ジェットスター ・J がナインアワーズの特典割引延長を来年7月まで延長
ジェットスター ・J は昨日、昨日までとしていたカプセルホテル「ナインアワーズ」の特典割引(2016年7月29日出来事参照)を、来年7月まで延長する事を発表しました。
@バニラの8月実績が好調
バニラ・エアがこのほど発表した8月輸送・運航実績によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)48.6%増の8万8571人、搭乗率は0.7ポイント減の89.8%となり、国内線は旅客数が5.0%減の11万1600人、搭乗率は1.8ポイント増の92.4%となりました。
欠航率は国際線が0.2ポイント増の1.8%、国内線が0.8ポイント減の1.6%となり、出発遅延率は国際線が3.0ポイント減の18.6%、国内線が1.3ポイント減の18.3%となりました。
【コメント】相変わらず好調を維持していますね。
@ MRJ が技術的問題で納入延期の可能性
三菱航空機会社は MRJ の納入について、取引航空会社に対して「技術面で検討すべき課題が浮上したので、初納入時期が遅れる恐れる可能性がある」と伝えている、とのことです。
【コメント】どんな課題が浮上したのでしょうか。米国の「パイロット労働協約範囲条項(スコープクローズ)」(2016年5月13日の出来事参照)に関する重量問題なのでしょうか。
@アジア太平洋の旅客数と貨物の伸び率が鈍化
現地時間9月30日の「ATW(英文)」によりますと、アジア太平洋航空協会(AAPA)が発表した、8月のアジア太平洋地域における国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)4.1%増となりました。しかし、7月の旅客数と比べると30万人減っています。伸び率も7月の8.4%増から約半減しています。また、貨物量の伸び率も7月の3.9%増から2.5%増に鈍化しています。
@香港空港の管制システム刷新で10月30日〜11月26日に2520便欠航
今日のニフティニュースによりますと、香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は、「香港空港では現地時間10月30日から11月26日まで、管制システムの刷新を行い、この影響でこの間、2520便が欠航となる見込み」と伝えています。