2016年8月前半の出来事


*8月15日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」の37〜39例目が発生
 昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」の37〜39例目が発生しました。
・37例目 成田発香港行きのバニラ・エア307便・A320型機が、成田空港における、全日空機のエンジントラブルのための滑走路閉鎖による玉突き遅延のため、午後11時23分にB滑走路から出発したものです。
・38例目 広島発成田行きの「Spring Japan」624便・B737-800型機が、成田空港における、全日空機のエンジントラブルのための滑走路閉鎖による玉突き遅延のため、午後11時28分にB滑走路に着陸したものです。
・39例目 新千歳発成田行きのバニラ・エア914便・A320型機が、成田空港における、全日空機のエンジントラブルのための滑走路閉鎖による玉突き遅延のため、午後11時41分にB滑走路に着陸したものです。

@全日空機が離陸滑走時にエンジントラブル、A滑走路が1時間15分閉鎖
 昨日午後2時25分頃、成田発上海行きの全日空959便・B787型機(JA840A)が離陸滑走を始めたところ、異音と左エンジンにトラブルの警告が出ました。このため、同機は離陸を中止して自力で駐機スポットに戻りました。A滑走路にはエンジン内部の部品が散乱しましたが、乗客・乗員にケガはありませんでした。このトラブルで、A滑走路が清掃や安全点検のため約1時間15分にわたり閉鎖され、昨日午後5時の時点で成田空港到着予定の12便が他空港に着陸しました。この他、成田空港発着便30便が最大1時間半の遅れがでました。全日空では、エンジン内部部品が脱落したのではないか、としています。

@成田空港は帰国がピークに
 成田空港では今日、お盆休みを海外ですごした人の帰国ラッシュがピークを迎えました。今日だけで、約47700人が入国する予定です。今年は「山の日」が設定された関係で、帰国ラッシュは今週いっぱい続き、第2のピークは21日となります。

@エジプト航空が成田=エジプト間にチャーター便運航、11月〜来年3月
 今日の「Traicy」によりますと、エジプト航空は11月20日から来年3月5日まで、日曜日に関西=成田=ルクソール間にチャーター便を運航し、同26日から来年3月11日まで、土曜日にカイロ=関西=成田間にチャーター便を運航する、と発表しています。エジプト航空は2013年7月に成田空港路線から撤退しています。


*8月14日

@今年の「そらけん」の申し込みは23日に締め切り
 6月30日の出来事でも紹介しましたが、今年の「 成田空港力検定(そらけん)」は来月25日に実施されます。申し込みの締め切りが今月23日に迫っていますが、「試験会場の都合により、申込み期間中でも定員になり次第、受付を終了させて頂く場合がございます。」となっていますので、希望する方は早めの方が良いようです。

@昨夜、関西空港でトランスアジア航空機がオイル漏れで立ち往生、約4時間閉鎖
 昨日午後8時20分頃、台北発関西行きのトランスアジア航空604便・A330-300型機がB滑走路に着陸したところ、油圧トラブルのため滑走路上で立ち往生しました。同機は牽引車で移動しましたが、滑走路上に漏れたオイルの清掃もあり、この滑走路が約4時間閉鎖されました。

@ジェットブルーがA321neo型機15機などを発注
 今日の「Traicy」によりますと、米国の LCC 「ジェットブルー」は現地時間先月27日、エアバスに対してA321neo型機15機とA321型機15機の合計30機を発注しました。


*8月13日

@今日から成田=成都線を西寧まで延長、中国国際航空
 今日から、中国国際航空の成田=成都線が西寧まで延長されました。週4便で成田空港到着が月・水・金・土曜日、成田空港出発が火・木・土・日曜日となります。第1便は午前8時52分に成田空港を出発しました。

@成田空港のファーストレイン利用者は1日約10人!
 共同通信によりますと、成田空港第1ターミナルと第2ターミナルに4レーンずつある入国する際の「ファーストレーン(優先レーン)」の利用が低迷している、とのことです。7月末までに1日平均の利用は約10人しかいないそうです。このレーンはビジネス客誘致や国際会議の誘致を目的に設置されました。
【コメント】何と無駄なことをしているのでしょうか。たった、利用者が1日10人でも入国審査官は張り付いていなければなりませんね。他のレーンは長い列が出来ているのではないでしょうか。

@ MRJ が今月下旬から北回りルートで米国の試験場へ
 今日のNHKニュースによりますと、三菱リージョナルジェット(MRJ)の米国での試験飛行に向けて、1〜4号機が今月下旬から順次、米国の試験場に向けて出発する、とのことです。ルートは名古屋空港から北海道→カムチャツカ半島→アラスカを通るルートになる、とのことです。

@ロシアでヤコブレフ42型機が着陸に失敗
 現地時間12日午前4時30分頃、黒海に面したロシアの保養地・ソチ発のKrasAvia航空のヤコブレフ42型機が、バシコルトスタン共和国の首都ウファ国際空港で着陸に失敗しました。乗客118人に死者はいなかった、とのことです。当時、空港周辺は風雨が激しかった、とのことです。

@米国のジェットブルー機が乱気流に遭遇、24人が病院に搬送
 現地時間11日午後7時30分頃、米国・ボストン発サクラメント行きのジェットブルー429便・A320型機が、目的地を変更し、サウスダコタの空港に緊急着陸しました。同機は深刻な乱気流に遭遇し、乗客・乗員の内、24人は着陸後、病院に搬送されました。


*8月12日

@デルタ航空の成田線運休は羽田国際線増枠が理由
 10日に成田空港路線の運休を発表したデルタ航空ですが、今日の日本経済新聞によりますと、同航空では日本路線の旅客が伸び悩み、太平洋路線の旅客収入が2016年4〜6月期まで13四半期連続で前年同期比マイナスとなっている、とのことです。これに加え、今回の運休について上級副社長は10日、撤退の理由について「(2月の)日米航空交渉合意で競合する米国航空会社とその日本の提携企業が圧倒的に優位になる」と述べました。これは、同航空が日本国内の航空会社と提携しておらず、羽田空港に就航するユナイテッド航空が全日空と同じ「スターアライアンス」として提携して、日本国内からの乗客、特に利益率の高いビジネス客がユナイテッド航空に流れることを懸念し、今後は同じ「スカイチーム」のメンバーである大韓航空や中国東方航空と提携して、仁川空港や上海空港を米国とアジアを結ぶハブとして強化する方針のようです
【コメント】このような理由とすれば、合併前のノースウエスト航空から続いた成田空港をハブ空港とする路線の転換もやむをえないところでしょうか。このことは、成田空港の「地盤沈下」の原因とされる発着回数増の問題や第3滑走路建設とは関係ありませんね。むしろ、都心を騒音下においても、羽田空港の発着枠を増加させようとする、国の政策の問題ですね。
 写真は成田空港を離陸するノースウエスト航空のB747型機です。

@全日空のベルトコンベヤーシステムで不具合、28便が荷物を積まずに出発
 今朝6時50分頃、羽田空港の全日空国内線出発カウンターで、荷物を運ぶコンベヤーの1台が故障しました。このため、16便が乗客の預け荷物を全部積まないまま出発し、12便が荷物の一部を積まないまま出発しました。トラブルの原因は荷物が流れているかどうかを確認するセンサーの故障で停止した、とのことです。全日空では荷物を積み残して出発したことについてお詫びをしています。積まずに出発したことについて、出発の遅れが相次ぐことで、機体のやりくりに影響してその後の便が欠航したり、遅れがさらに拡大したりすることを避けるためだったとしています。積み残した荷物は後続便で運び、今日中に届けたいとしています。この影響で、午後2時現在22便に、30分以上の遅れがでてました。
【コメント】荷物を置いて行かれた人たちは災難でした。乗客には目的地の空港に着くまで、説明はなかったようです。全日空としては、多数の欠航は経営上も避けたかったのでしょうね。


*8月11日

@デルタ航空が成田=NY線・成田=関西線・成田=バンコク線を運休
 現地時間10日、デルタ航空は成田=ニューヨーク線と成田=関西線を10月3日から運休すると発表しました。また、成田=バンコク線も10月30日から運休します。再開の日時を発表していないことから、事実上の撤退となります。すでに、10月29日から成田=ロサンゼルス線の撤退も発表しています。これらについて、同社は今後中国に重点を移し、直行便を設定することを表明しています。

@夏休みの出国がピークに
 成田空港では、夏休みを海外で過ごす人たちの出国がピークとなっています。今日だけで、約5万5000人が出国する予定で、朝から混雑している、とのことです。

@スカイマークの7月輸送実績は好調、搭乗率は83.6%
 スカイマークが発表した「7月輸送実績」によりますと、搭乗者数は前年同月比(以下同じ)7万9906人増の58万1114人となり、搭乗率は7.1ポイント増の83.6%となりました。
 また、「運航実績」では定時出発遅延率が1.3%増の9.1%、欠航率は2.0%減の0.2%となっています。


*8月10日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」36例が発生
 2016年度「カーフュー弾力的運用」36例が発生しました。成田発中部行きの全日空8563便・B767型機が、前便でアモイ空港の悪天候(雷)のため、成田空港到着が遅れた、玉突き遅延によるものです。午後11時10分にA滑走路から出発しました。

@日本航空が今日から成田=ホノルル線を季節増便
 日本航空は今日から成田=ホノルル線を季節増便(8月5日の出来事参照)します。

@片野坂社長「2020年の羽田増枠でも傾斜配分を求める」
 ANA ホールディングスの片野坂社長は昨日の定例記者会見で、日本航空との格差について、連結純利益が日本航空の半分であり、自己資本比率も約15%の差があることを上げて「格差はまだ残っている。今後も是正は必要だ」と強調しました。その上で、来年3月末に期限の切れる「8・10ペーパ」後も、格差是正を求めていくことを表明しました。2020年に予定される羽田空港国際線増枠でも傾斜配分を求めていくことを表明しています。
【コメント】前に、何度も書きましたが、どうも、自分の経営手腕を棚に上げて、まずいところを全て「格差のせい」として、日本航空を徹底的にたたこうとする意図を感じます。

@全日空と日本航空が10・11月の燃油サーチャージャーをゼロに
 全日空と日本航空は国際線旅客運賃に適用する燃油サーチャージャーについて、10月・11月分を共にゼロとすると、発表しています。

@「 V エア」が9月30日で運航を停止、親会社に吸収合併
 台湾の LCC 「 V エア」は現地時間9日、親会社「トランスアジア航空」と10月1日に吸収合併し、9月30日に全路線の運航を停止する、と発表しました。

@サウスウエストのB737-300型機がプッシュバック時に前脚が崩壊
 現地時間4日、ボルチモア/ワシントン・インターナショナル空港でゲートからプッシュバックしようとした、サウスウエスト航空149便・B737-300型機の前脚が崩壊し、機首がエプロンに落ちる事故が起きました。乗客・乗員131人にケガはありませんでした。事故機は1993年製造の機体、とのことです。


*8月9日

@新ランプコントロールタワーは2020年春の完成に
 今日の「日刊航空」によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)はこの夏にも着工を予定していた、新ランプコントロールタワー工事の着工を年内に延ばす、とのことです。理由は、新ランプコントロールタワーの敷地が狭いことにある、としています。これにより、2018年4月の完成予定も2020年春に延びることになります。従って、現ランプコントロールタワー(旧管制塔)の取り壊しも2020年度に入ってからになります。現在のランプコントロールタワーは1993年に現在の管制塔(下記写真の左側)が使われ始めるまで、管制塔として約15年使われてきました。
 下の写真はランプコントロールタワーから、第2ターミナルとB滑走路方面を展望したものです。2014年4月の撮影です。

@A滑走路午後10時台の発着回数が地元との合意を2年連続で超える
 昨日、開かれた「成田空港地域共生・共栄会議」で国土交通省は、A滑走路の午後10時台の発着回数が、2年連続して地元との合意「1日10回」を超えていることを明らかにしました。2014年度は10.2回、2015年度は10.1回となっています。B滑走路の2015年度の同発着回数は7.7回でした。合意ではこちらも10回となっています。
【コメント】この回数には「カーフュー弾力的運用」の回数は含まれていないと思われます。

@ジェットスター・J と NAA とソニーピクチャが熊本空港周辺小学生10組を成田空港ツアー
 今日の「WING DAILY」によりますと、ジェットスターグループ、成田国際空港会社(NAA)、ソニー・ピクチャー ズ エンタテインメントの3社は、熊本地震の支援として、8月22・23日に「ジェットスターで行くくまもと応援親子ツアー」を開催します。このツアーには益城町、菊陽町、大津町の空港周辺3町の小学校高学年10組20名を招待します。
【コメント】ただ、詳しい情報は3社のサイトを探しても出てきません。公開応募のない招待ツアーなのかも知れません。

@デルタ航空のシステムで大規模トラブル、成田便にも影響
 現地時間8日午前2時30分に米国・アトランタ空港で大規模な停電が起こり、デルタ航空のコンピューターシステムに障害が発生しました。ただし、電力供給会社はアトランタでの停電を否定しており、この停電はデルタ航空の給電システムの障害による可能性があります。この影響で、全世界の同社便の離陸を停止しました。すでに離陸した便は正常に飛行している、とのことですが、同社は「問題が解決するまでの間、利用便の運航状況を確認」することを旅客に呼びかけています。システムは約6時間後に復旧しましたが、昨日の成田発のニューヨーク、アトランタ、ミネアポリス、ロサンゼルス、マニラ、ホノルル行きの各便が欠航となりました。また、今日到着予定のロサンゼルスからの283便とホノルルからの581便が欠航となっています。今日の成田出発便に欠航はないようです。

@イランが MRJ 25機を導入か
 今日の「Traicy」によりますと、イラン航空は公式サイトで、現地時間3日付けのイラン経済誌「Financial Tribune」の記事を引用し、イランが三菱リージョナルジェット(MRJ)25機を導入する意向を持っている、と伝えました。

@台湾の「 V エア 」が9月20日から羽田線と茨城線を運休へ
 台湾の LCC 「Vエア」は昨日、今年3月に就航したばかりの羽田=台北線と茨城=台北線を9月20日から運休する、と正式に発表しました。予約した人に対しては親会社のトランスアジア航空の成田=台北線への振替か、全額の払い戻しを行う、とのことです。


*8月8日

@タイ・エアアジアXが10月2日から成田=バンコク線を増便
 今日の「Traicy」によりますと、タイ・エアアジアXは10月2日より来年3月25日まで、成田=バンコク線を現在の週11便から週14便に増便することを明らかにしました。1日2往復になります。機材はA330-300型機を使います。

@ジェットスターの成田発ゴールドコースト行きがエンジントラブルでグアムに緊急着陸
 6日午後8時半頃成田空港を出発した成田発ゴールドコースト行きジェットスター12便・B787-8型機(VH-VKK)が、太平洋上を飛行中に、片方のエンジンの油圧トラブルを示す警告灯が点灯しました。このため、同機はこのエンジンを停止して、片方だけのエンジンで飛行を続け、現地時間7日午前1時半頃、グアム空港に緊急着陸しました。乗客・乗員約320人にケガはありませんでした。同機の乗客・乗員は代替機でゴールドコーストに向かいます。代替機は成田空港から1012便としてグアムに向かいました。このため、昨日夜に成田空港を出発してゴールドコーストに向かう予定だった12便は欠航となりました。
 写真は成田空港で4月16日に撮影した「VH-VKK」機です。

@琉球エアーコミュータ機がエンジン不具合で那覇に引き返す
 昨日午後1時頃、那覇発宮古行きの琉球エアーコミュータ1803便が離陸したところ、右エンジンの出力が不安定になるトラブルが発生しました。このため、同機は那覇空港に引き返し、1時30分頃、無事緊急着陸しました。


*8月7日

@「くうこうだより夏号は」国内線特集
 成田国際空港株式会社(NAA)は先月、「くうこうだより 2016夏号」を発行しました。今号の特集は「国内線」のようです。成田空港の国内線は全国17都市に就航しています。今号の「国内線紀行」は那覇空港で、「Air Line File」はティウェイ航空となっています。

@成田空港就航 LCC のお盆期間予約率はジェットスター・J を除き好調
  成田空港に就航しているLCC 4社が発表したお盆期間の予約状況によりますと、
・ピーチ・アビエーションは国際線が前年同期比(以下同じ)3.7ポイント増の89.5%、国内線が0.4ポイント増の82.7%となっています。
・ジェットスター・J は国際線が15.3ポイント減の76.4%、国内線が3.5ポイント減の71.1%となりましたが、国際線の予約数では路線拡大もあり、165.4%増となっています。
・バニラ・エアは国際線が2.7ポイント増の89.6%、国内線は90.0%となっています。
・「Spring Japan」は就航を開始した国際線は97.3%、国内線は23.9ポイント増の88.4%となっています。
【コメント】ジェットスター・J だけが、前年同期比で減少しています。何故でしょうか。前にも書いたことがありますが、同社の予約を取るときに感じるのですが、同社のサイトは親会社のジェットスターと同じじシステムを使っているためか、レスポンスも悪く、使いづらいと感じてしまいます。一例を挙げますと、成田=マニラ線は現在季節運休に入っており、9月1日再開のはずですが、予約では8月中も運航しているように出てくるのですね。


*8月6日

@第2ターミナルで「成田空港周辺児童 書道・絵画展」開催中
 1日に第2ターミナルに行ったところ、2階の南側にある国内線保安検査場手前の動く歩道の脇で、恒例の「成田空港周辺児童 書道・絵画展」を行っていました。国内線部分ですので、時間帯もありますが、通る人もまばらで、寂しい感じがしました。
【コメント】経費はかかるのでしょうが、旧ジェットスター・J のチェックインカウンターなどを使うことは出来ないのでしょうか。また、経費削減上の理由からか、今年の「NAA カレンダー」も紙の質が落ちて、ぺらぺらの感じでした。

@全日空の「6月輸送実績」は国際線利用率が0.7ポイント増、国内線利用率は1.2ポイント増に
 全日空が昨日発表した「ANA グループ6月輸送実績」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)13.8%増の71万7940人、利用率は0.7ポイント増の74.9%となりました。
 また、国内線旅客数は0.3%増の299万2890人、利用率は1.2ポイント増の61.1%となっています。
 成田空港路線の利用率は成田=札幌線が8.7ポイント増の62.1%。成田=大阪線が2.0ポイント増の85.0%、成田=福岡線が9.0ポイント増の56.7%、成田=那覇線が6.4ポイント減の70.4%、成田=仙台線が11.2ポイント増の50.2%、成田=中部線が2.3ポイント減の78.3%、成田=新潟線が0.1ポイント増の46.5%となっています。
 また、今年のお盆期間の予約状況は国際線旅客数が前年同期比(以下同じ)8.2%増、予約率は0.7ポイント減の83.1%となっており、国内線旅客数は11.1%増、予約率は7.5ポイント増の71.3%となっています。

@日本航空のお盆期間予約率は国際線が89.5%、国内線が76.8%
 日本航空が昨日発表した今年のお盆期間の予約状況は、国際線旅客数が前年同期比(以下同じ)1.4%増、予約率は1.2ポイント増の89.5%となっています。また、国内線旅客数は10.9%増、予約率は8.6ポイント増の76.8%となっています。

@熊本空港で小型機が着陸に失敗し、滑走路閉鎖
 今日午後0時半頃、熊本空港に着陸した小型機が着陸に失敗し、滑走路上に立ち往生する事故が発生しました。この事故で、熊本空港滑走路は閉鎖され、離発着便に多数の影響が出ています。乗っていた男性1人が病院に搬送されましたが、命に別状はない、とのことです。

@伊・ミラノの空港で「ASLエアラインズ・ハンガリー」機がオーバーラン
 現地時間5日午前4時頃、仏・ドゴール空港発 伊・ミラノのオリオ・アル・セリオ空港行きの「ASLエアラインズ・ハンガリー」のB737-400SF型貨物機が着陸に失敗し、滑走路を約580mもオーバーランして大破する事故が起きました。幸い乗員にケガはありませんでした。同機は何らかの原因で着陸復航を試みましたが、間に合いませんでした。滑走路の延長にある駐車場で駐車中の車数台が巻き込まれましたが、乗っていた人はいませんでした。

@ミユンヘン空港近くで無人機がA321型機の翼に10mまで接近
 現地時間5日、ドイツのミュンヘン空港近くで着陸体制に入っていたルフトハンザ航空のA321型機が高度約1700mで飛行中に、右主翼の約10m先に、無人機が飛んでいるのにパイロットが気付くトラブルがありました。幸い衝突はしませんでしたが、警察当局は飛ばした人物の特定で捜査を始めました。
【コメント】無人機でも高度2000m近くまでも上がれるのですね。地上からの操縦が出来るのでしょうか?


*8月5日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」35例目が発生
 昨日深夜、2016年度「カーフュー弾力的運用」35例目が発生しました。上海発成田行きの中国国際航空157便・B737-800型機が、前便で上海空港の悪天候(雷)により、重慶出発が遅れた玉突き遅延のため、午後11時30分にA滑走路に着陸したものです。

@日本航空が成田=ホノルル線を季節増便
 日本航空は10日から成田=ホノルル線を季節増便します。運航日は8月10日・13日、9月1日〜10月29日になります。この増便期間中は同社の成田=ホノルル線が1日4往復となります。

@ティウエイ航空が9月1日から成田=大邱線を開設
 ティウエイ航空は9月1日から成田=大邱線に1日1便で就航します。機材はB737-800型機を使います。

@全日空が10月30日から成田=ホーチミン線を増便
 全日空は10月30日から成田=ホーチミン線を1日2往復に増便します。

@台湾の LCC が苦戦で運航停止か、タイガーエア台湾の成田=高雄線も減便へ
 昨日の「フォーカス台湾」によりますと、台湾で格安航空会社(LCC)2社の経営が悪化している、とのことです。トランスアジア系の LCC 「V エア」は近く、全面的に運航を停止する可能性が強いとのことです。同社はすでに、9月20日から週7便で運航している名古屋=台北線を週4便に減便することを明らかにしていますが、10月には羽田=台北線と茨城=台北線も運休する、としています。
 また、チャイナエアライン系の LCC 「タイガーエア台湾」は、9月13日から就航を予定していた札幌=台北線就航を急遽取りやめます。
 今日の「Traicy」によりますと、「タイガーエア台湾」は現在週4便で運航している成田=高雄線を、10月30日から週3便に減便すること発表しています。
【コメント】日本と台湾を結ぶ路線は明らかに供給が過剰ですね。バニラ・エアの赤字も、台北線の競争激化で運賃が下がっていることが一因となっているようです。

@新千歳空港で女性が保安検査を受けずに制限区域へ、国内線は大混乱
 今日午後0時10分頃、新千歳空港の国内線ターミナル保安検査場で、女性の乗客1人が保安検査を受けないまま待合室に入るトラブルがありました。この女性を見失ったため、午後2時半から待合室にいた全員の保安検査をやり直す事態となりました。このトラブルで国内線の出発が停止されており、ターミナルは乗客でごった返しています。出発便に多くの遅れが出ています。


*8月4日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」31〜34例目が発生
 昨日深夜、2016年度「カーフュー弾力的運用」31〜34例目が発生しました。
・31例目 上海発成田行きのユナイッテド・パーセル・サービス(UPS)109便・B767-300型機が、上海空港の悪天候(雷雨)による出発制限のため、午後11時14分に、A滑走路に着陸しました。
・32例目 上海発成田行きの全日空960便・B787-8型機が、前便で上海空港の悪天候(雷雨)による管制制限のために遅れた、玉突き遅延により、午後11時25分にA滑走路に着陸しました。
・33例目 上海発成田行きの中国国際航空157便・B737-800型機が、前便で上海空港の悪天候(雷雨)による管制制限のために遅れた、玉突き遅延により、午後11時31分にA滑走路に着陸しました。
・34例目 成田発アムステルダム行きの日本貨物航空8便・B747-8F型機が、前便で上海空港の悪天候(雷雨)による管制制限のために遅れた、玉突き遅延により、午後11時52分にA滑走路から離陸しました。

@成田空港7月総貨物取扱量は5.1%増に
 東京税関が今日発表した「7月 成田空港貨物取扱量(速報)」によりますと、総取扱量は前年同月比(以下同じ)5.1%増となり、4ヶ月連続のプラスとなりました。積込量は6.3%増で、4ヶ月連続のプラス、この内、輸出量は1.1%増で、2ヶ月連続のプラスとなっています。また、取卸量は4.0%増と3ヶ月連続のプラスで、この内、輸入量は0.1%増となり、こちらも2ヶ月連続のプラスとなりました。

@成田空港のお盆期間第3ターミナル旅客数は40.3%増
 昨日発表されたお盆期間の成田空港旅客数は全体で前年同期比10.0%増ですが、ターミナル別に見ますと、第1ターミナルが5.2%増、第2ターミナルが12.9%増、第3ターミナルが40.3%増となっています。成田空港の LCC もすっかり根付いてきたようです。

@バニラの第一四半期決算の営業損益は4億円の赤字に
 ANAホールディングスの第一四半期決算によりますと、バニラ・エアの第一四半期決算では営業損益が4億円の赤字となりました。前年同期は営業損益がとんとんでした。台湾線の競争激化で運賃が下落したことや、訪日客が多く、円高の影響を受けた、としています。通期の営業損益40億円の見通しは維持する、とのことです。

@「Spring Japan」とバニラが旅客機を予約登録
 国土交通省が発表した7月の航空機予約登録によりますと、「Spring Japan」は現在の3機体制に加え、4〜6号機の予約登録を行いました。本登録は来年の1〜6月に行われる予定です。
 また、バニラ・エアも10機目を予約登録しています。本登録は11月11日になる見込みです。

@ドバイでエミレーツ航空機が着陸に失敗し炎上、乗客・乗員は13人が軽傷
 現地時間3日午後0時45分頃、インド・ティルバナンタプラム発ドバイ行きのエミレーツ航空521便・B777-300型機が着陸の際に、機体が炎上する事故が発生しました。乗客・乗員は緊急脱出し、13人が病院に搬送された、とのことですが、消防士1人が死亡しました。。原因は今のところ明らかではありませんが、映像から見ると、何らかのトラブルがあり、ほぼ胴体着陸だったようです。胴体上部は焼け落ちていおり、燃料タンクの爆発もあったようです。着陸失敗の約45分前には気象台からウインドシェア注意報が出ていた、とのことです。


*8月3日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」29・30例目が発生
 昨日深夜、2016年度「カーフュー弾力的運用」29・30例目が発生しました。
29例目は鹿児島発成田行きのジェットスター・J 628便・A320型機が成田空港の悪天候(雷)により、初便の出発が遅れた玉突き遅延により、到着が遅れ午後11時1分にA滑走路に着陸したものです。
30例目は福岡発成田行きのジェットスター・J 518便・A320型機が成田空港の悪天候(雷)により、初便の出発が遅れた玉突き遅延により、到着が遅れ午後11時6分にA滑走路に着陸したものです。

@小泉成田市長が落下物多発地域の移転補償制度を要望
 今日の千葉日報によりますと、昨日、森田千葉県知事と市町村首長との意見交換会2日目があり、席上、成田市の小泉市長が航空機の落下物対策としての移転補償の実現を強く求めました。これに対し森田知事は「落下物問題は根絶しなければならない。要望の趣旨をしっかり国に伝える」と答えました。

@成田空港の夏休み旅客数は10.0%増の見込み
 成田国際空港株式会社(NAA)は今日、「2016 年夏季国際線旅客推計」を発表しました。期間は8月10〜21日の12日間で、出国旅客数は前年同期比(以下同じ)9.2%増の56万9700人、入国旅客数は10.8%増の52万5800人、合計で10.0%増の109万5500人となっています。出国ピークは11日、入国ピークは15日となっています。

@「ジェット旅客機との綱引き」などの申し込みが始まる
 成田国際空港株式会社(NAA)は1日から、恒例の「空の日」イベント「ジェット機との綱引き大会」「空港用化学消防車見学ツアー」「空の日航空教室」の参加者を募集を始めました。3つのイベントは9月19日に開催されます。締め切りは15日になります。詳しくはここで。

@「日本の経済、首都圏の経済は恐ろしいことになる」山内一橋大教授
 1日の「日刊航空」によりますと、 先月28 日に開催された第4回「首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会」で、同協議会委員の一人、山内弘隆一橋大学教授は 「インバウンドが急速に伸びるなど、(容量拡大の)検討を始めた時とは、状況が一変している。検討してきた機能強化は、ある意味で必要最低限と言える。 訪日観光客の受け入れ、日本の国際競争力の維持を考えたときに、首都圏の空港容量を増やさなければ、日本の経済、首都圏の経済は恐ろしいことになるという感じがする。各自治体も同じ認識で、首都圏空港の機能強化に前向きに取り組んでいることが感じられた。国と自治体が連携しないと、機能強化は成し遂げられない」と述べた、とのことです。
【コメント】何か“悲愴的”なコメントですね。失敗しつつある「アベノミクス」の正否にとって、「訪日外国人の年間2000万人や4000万人目標達成が唯一の望みの綱」と言っているように聞こえますね。大企業とお金持ちを優遇し、その一部を多くの国民に“お裾分け”する、経済政策では景気は良くなりません。大企業と金持ちから分相応の税金を収めてもらい、税金を福祉や庶民の減税にまわさないと消費も増えないと思います。

@5月の主要旅行業者取扱額は7.6%減に
 観光庁は今日、「5月 主要旅行業者の旅行取扱状況速報」を発表しました。これによりますと、50社の取扱額は海外旅行が前年同月比(以下同じ)10.9%減となり、外国人旅行は15.6%増、国内旅行は7.0%減で総取扱額は7.6%減となりました。外国人旅行の伸び率が10%台となったのは24ヶ月ぶりとなります。また、国内旅行の取扱額が前年同月比マイナスになったのは21ヶ月ぶりになります。
【コメント】外国人の訪日需要が落ちてきていることが明らかになり、国内旅行もゴールデンウイークの日並びが良くないとはいえ、回復基調も踊り場に来たのでしょうか。

@ANAホールディングスの第一四半期の経常損益は33.2%減
 ANAホールディングスが今日発表した「平成29年3月期 第1四半期決算」によりますと、売上高が前年同期比(以下同じ)2.3%減、営業損益が15.6%減、経常損益が33.2%減、純損益が20.7%減となりました。
 また、国内線旅客数は1.2%減、利用率は0.1ポイント減の61.1%となっています。国際線旅客数は11.6%増、利用率は±0の73.0%となりました。
 2017年3月の業績見通しの見直しは行わない、としています。


*8月2日

@チェジュ航空が9月7日から成田=仁川線を週3便増便
 昨日のソウル聯合ニュースによりますと、チェジュ航空は現在週21便を運航している成田=仁川線を、9月7日から週24便に増便します。

@成田空港活性化協議会が明日と5日に小学校教諭を対象にツアー
 成田空港活性化協議会は明日と5日に、千葉県の小学校教諭を対象としたモニターツアーを行います。これは、成田空港や航空科学博物館や房総の村を見学し、小学校の社会見学としての魅力を知ってもらうためのツアーになります。申し込みは昨日で締め切られています。

@公正取引委員会が成田空港滑走路舗装工事などで談合した疑いで立ち入り検査
 公正取引委員会は今日、成田空港の滑走路や羽田空港などの道路舗装工事をめぐり、談合の疑いがあるとして、独占禁止法違反の疑いで、NIPPO 、前田道路、鹿島道路、日本道路、大林道路、大成ロテックなど8社の立ち入り検査を行いました。

@千葉市長が森田知事に都心ルートの住民説明会を要望
 昨日、森田千葉県知事と29市町村首長との意見交換会があり、席上、千葉市の熊谷市長は「羽田空港の都心ルートが事実上合意したが、県内の上空ルートや深夜・早朝便の増加で、千葉市民の負担が増える可能性もある」として、国に対して、県内での住民説明会を開くように求め、知事がリーダーシップを発揮するように要望しました。これに対して、森田知事は「千葉県に集中する騒音負担の軽減を強く働き掛けたい」と答えました。

@全日空がバニラ用に中国リース会社からA320型機1機をリースへ
 今日のFlyTeamによりますと、航空機リース会社の中国飛機租賃は昨日、全日空とA320型機1機をリースする契約を結んだ、と発表しました。引き渡しは来年8月で、全日空ではこの機体をバニラ・エアにサブリースすることになります。


*8月1日

@7月のアクセス数は24,618回でした。

@春秋航空会長が「今後数年は機材を増やす可能性は低い」
 ブルームバーグジャパンによりますと、春秋航空の王会長は現地時間29日、同紙とのインタビューで、「競争が厳しくなり、運航能力は15〜20%増やすが、新しい機材の調達は今後数年は行わない可能性が高い」と語りました。また、「Spring Japan」について「韓国や東南アジアへの路線を考えている」としましたが、具体的な目的地などについては語らなかった、とのことです。
【コメント】競争激化はもちろんですが、中国経済の低迷は見た目よりも深刻なようですね。各航空会社も大量に発注した機材を、どの路線に使って利益を生み出すかに四苦八苦している様子がうかがえます。日本路線もこの影響で供給過剰となっており、運休や減便や就航延期が相次いでいますね。中国の人たちの訪日も増加はしても、今までの勢いはないのではないでしょうか。


ホームに戻る