2020年7月前半の出来事


*7月15日

@成田空港「2019新型肺炎」感染確認者は13日に2名
 厚生労働省は昨日、13日に成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者が2名だったことを明らかにしました。
 1人目は神奈川県居住の30才代女性で、メキシコでの行動歴があります。
 2人目は千葉県居住の40才代男性でフィリピンでの行動歴があります。2名とも無症状との事です。

@ジェットスター・J が成田空港国際路線の運休を9月1日まで延長
 ジェットスター・Jは今日、成田=上海線、成田=台北線、成田=マニラ線の運休を9月1日まで延長する、と発表しました。
 成田=香港線は6月16日に、9月1日までの運休を発表しています。

@米国の富豪83人が「国は我々からもっと税金を取ってくれ」と訴え、「2019新型肺炎」対策のため
 空港とは関係ないのですが、昨日の「BAZAAR」によりますと、世界各国の富豪たちがつくった団体「ミリオネアズ・フォー・ヒューマニティー」の83人が、この程、ウェブサイト上に「各国政府は私たちのような(裕福な)人に課税してください。今すぐ、大幅に、そして恒久的に」と訴える公開書簡を掲載しました。
 訴えでは「新型コロナウイルスが世界中を襲うなか、私たちのようなミリオネアには、世界を癒すために果たすべき重大な役割があります。慈善団体ではなく”政府”が、この危機から立ち直るための努力をリードする必要があります。」と述べています。
【コメント】前にも書いたことがありますが、日本の自民・公明政府も、この数十年にわたり、どんどん税率が下げられてきた大金持ちや大企業に対する課税を大幅に上げるべきです。
 この事で“食うに困る大金持ち”はおそらく出ないでしょう。
 そして、これを財源にして「2019新型肺炎」対策や、一般庶民の暮らしや、福祉の向上や、少子高齢化対策などにまわすべきです。これにより、消費を活発にし、内需拡大をするべき、と思います。

@B737MAX型機のキャンセルが4〜6月に355機
 今日の「Aviation Wire」によりますと、ボーイング社の発表では4〜6月期の、B737MAX型機のキャンセル機数が355機にのぼった、との事です。なお、6月のキャンセル機数は60機でした。また、民間機の納入機数は前年同期比77.8%減の20機となっています。


*7月14日

@ NAA がB滑走路を22日午前6時から再開
 成田国際空港株式会社(NAA)は今日、閉鎖していたB滑走路を22日午前6時から再開する、と発表しました。
 国内線の発着回数が増えているのが理由とのことです。
 下の写真は閉鎖中のB滑走路です。飛行機の姿は全くありません。「使えずに駐機する旅客機の置き場にする」との事だったのですが。

 

@成田空港「2019新型肺炎」感染確認者は11日が1名、12日が5名でした
 厚生労働省は昨日、11日と12日に成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者が11日に1名、12日に5名となったことを発表しました。
 11日の1名は年齢から行動歴までの全てが非公開で、無症状、との事です。
 12日は40才代女性が居住地と行動歴が非公開で、頭痛がある、との事です。2人目は群馬県居住の10才代未満の女性でバングラディシュでの行動歴があり無症状です。他の4人は居住地と行動歴が未公表で、無症状、との事です。

@旅客機の中央席を空けた方が感染しにくい、航空機事故よりもコロナで死ぬ確率がはるかに大きい
 昨日の「Forbes JAPAN」(目次リンクから探して下さい)によりますと、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者らが発表した新たな論文で、旅客機の座席で、中央の席を空けた場合の「2019新型肺炎」感染確率は4300件に1回から、7700件に1回まで下がる、との事です。
 また、「2019新型肺炎」感染で死に至る確率を1%とすると、航空機事故で死ぬ確率よりもはるかに高い、との事です。

@日本航空協会の講演会がネット開催に
 日本航空協会第は287回『航空と宇宙』定例講演会を、8月4日午後1時から午後5時まで、ウエブで開催します。
 演題は「COVID-19が航空に与える影響と今後を考える」となります。視聴を希望する人は申し込みが必要です。


*7月13日

@成田空港「2019新型肺炎」感染確認者は10日が6名、11日が8名でした
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港に10日と11日に到着した人の「2019新型肺炎」感染確認者は14人となりました。
 10日到着分の6名は、居住地が神奈川県と埼玉県が各2名、岐阜県が1人、非公表が1名となっており、行動歴はパキスタンが4名フィリピンが1名、非公表が1名となっています。全員が無症状です。
 11日分の8名では、居住地は非公表が3名、愛知県と神奈川県が各2名、栃木県が1名となり、行動歴はペルーが4名、非公表が3名、フィリピンが1名となっています。全員が無症状、との事です。

@スカイマークの成田=サイパン線が10月24日まで運休
 スカイマークは今日、運休している成田=サイパン線を10月24日まで運休継続とする、と発表しました。

@米旅行誌のランキングで全日空が5位、日本航空が7位
 現地時間12日の「フォーカス台湾」によりますと、米旅行雑誌「トラベル・アンド・レジャー」が8日に発表した、国際線航空会社ランキングで、日本からは5位に全日空、7位に日本航空が入りました。
 同コンテストは2019年11月4日から2020年3月2日までWebで行った投票に基づいたもの、との事です。

@「セブ航空」が800人の追加解雇発表、これで、全従業員の4分の1に
 昨日のNNA ASIA(日本語版)によりますと、フィリピンのLCC 「セブ航空」は現地時間9日、「2019新型肺炎」により、早期の需要回復が見込めないことから、4月に発表した新規客室乗務員150人の解雇に続いて、約800人を解雇する事を明らかにしました。これで、全従業員の約25%を解雇することになります。

@第2ターミナルの「アニメ デッキ」の写真です
 9日に、最近、第2ターミナル2階北側に作られた「アニメ デッキ」を見てきましたので、写真を載せておきます。
 基本的にはアニメ関係のショップです。しかし、長い壁面にアニメのラッピングがあり、圧巻です。

  

 

 

 


*7月12日

@9日と10日に2名ずつ感染確認
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港に9日・10日到着した人の「2019新型肺炎」感染確認者は4人となりました。
 9日到着は東京都居住の40才代女性で行動歴は非公表、無症状との事です。2人目は80才代男性で居住地と行動歴は非公表で、無症状とのことです。
 10日の1人目は千葉県居住の30才代男性で行動歴はフィリピンで、発熱があります。2人目は群馬県居住の30才代女性で、行動歴はフィリピンで無症状とのことです。

@成田空港の「2019新型肺炎」検疫はパンク寸前の綱渡り
 今日の朝日新聞によりますと、成田空港検疫所の「2019新型肺炎」感染確認体制が逼迫しており、「検査は綱渡り状態」との事で、その実態について詳細に取材しています。
【コメント】9日に行われた、本会と NAA との話し合いの中でも、検疫体制の早期拡大について強く要望しました。
 その中で、本会からは「成田空港の機能強化計画を、この情勢を踏まえて再検討すべきだ。ターミナルなどの施設についても現状でも限界ではないか。第3滑走路の建設よりも、こちらの方を優先する必要があるではないか。このような施設整備なら、住民の負担を増やさないでも進める事が出来る」と要望しました。

@成田空港での1〜5月の薬物等密輸案件摘発が前年に比べて73.2%減
 今日の毎日新聞によりますと、成田空港で1〜5月に検挙された薬物等密輸事件は前年同期比で73.2%減となった、との事です。
 原因は「2019新型肺炎」の影響で国際航空旅客が減少し、いわゆる“運び屋”が減少した影響ではないか、との事です。
 千葉県警薬物銃器対策課は「旅行客を装い違法薬物を携帯密輸する『運び屋』の密輸入は一時的に減ったが、航空貨物などを利用した手口などにシフトしているとみられ、予断を許さない状況だ」と警戒を強めている、との事です。


*7月11日

@昨日深夜、エア・ジャパンの8535便が太平洋に出ずに山武市や八街市を飛行
 昨日午後11時37分に離陸したエア・ジャパンの成田発仁川行きの8535便ですが、A滑走路を離陸すると同時に飛行コースが西側に少しずれました。
 このため、「Flightradar24」でこの便の航跡(下の画像参照)を調べたところ、九十九里浜まで、直進するのではなく、途中から西側に旋回し、総武本線はるか手前の山武市や八街市付近を通過して仁川に向かいました。
 標準飛行コースでは確かに細い点線で飛行コースが作られていますが、この新標準飛行コースが作られたときの説明では「混雑時でやむを得ない場合に使用する」となっていたはずです。
 「2019新型肺炎」の影響で、しかも、午前0時近くの、決して混雑していない真夜中に使うべき飛行コースではないと思います。
【コメント】航空会社としては小回りで、燃料節約になるため、このような飛行コースをリクエストするかも知れませんが、管制官は地上の人たちのことを考え、この飛行コースは特別な事情がない限り許可すべきではありません。
 航空局もこのような住民との約束を、管制官の方々に周知徹底して下さい。

 

@折返し便の8536便が成田空港着陸時に着陸をやり直す
 今朝、成田空港の着陸の様子を「Flightradar24」で見ていたところ、NQ8535便の折返しとなるエア・ジャパンの仁川発成田行き8636便が着陸をやり直しました。下の画像を参照して下さい。赤い飛行機マークがNQ8536便で、青い線が航跡になります。
 
後続数便の何機かも着陸をあきらめたようで、再び、九十九里から太平洋に出て、大きく旋回して2回目の着陸をしていました。
 NQ8536便の直前に着陸した便で、何かトラブルがあったようです。何が原因でしょうか?

 

@8日の成田空港検疫で「2019新型肺炎」感染者が10人
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港に8日に到着した人の「2019新型肺炎」感染確認者は10人となりました。多数ですので、まとめて書きます。
 居住地は千葉県が6人、神奈川県が2人、埼玉県が1人、非公表が1人となっています。行動歴はフィリピンが6人、パキスタンが2人、米国が1人、非公表が1人となっており、全員が無症状でした。

@スカイマークの6月実績は旅客数が73.9%減
 スカイマークが発表した「6月搭乗実績」によりますと、搭乗者数は前年同月比(以下同じ)73.9%減の16万1420人、搭乗率は26.9ポイント減の55.9%となっています。

@全日空の 5月実績は国際旅客数が97.1%減、国内旅客数が85.5%減
 全日空が9日に発表した「ANAグループ5月実績」によりますと、
 国際線は旅客数が前年同月比(以下同じ)97.1%減の2万4179人、利用率が50.4ポイント減の23.9%となりました。
 一方、国内線では旅客数が95.5%減の15万5018人、利用率が37.3ポイント減の31.7%となっています。成田空港の国内線は全便運休となっています。
 運航実績は国際線では欠航率が92.3ポイント悪化の92.3%、定時出発遅延率が5.2ポイント改善の7.8%、定時到着遅延率が7.3ポイント改善の7.2%となりました。一方、国内線では欠航率が85.1ポイント悪化の85.4%、定時出発遅延率が6.3ポイント改善の1.0%、定時到着遅延率が9.5ポイント改善の1.2%となっています。


*7月10日

@昨日の NAA との話し合いの内容は、近く載せます。

@LOTポーランド航空が成田=ワルシャワ線を5日から再開中
 昨日の「Fly Team」によりますと、LOTポーランド航空は5日から、成田=ワルシャワ線旅客便を再開しています。
 機材はB787-8型機を使い、7月中は週1〜2往復を運航します。

@日本航空が8月の運航計画を発表
 日本航空が昨日発表した8月の国際線運航計画によりますと、成田空港路線では、成田=ボストン線が週2往復、成田=サンフランシスコ線が週2往復、成田=ロサンゼルス線が週1往復、成田=バンクーバー線が週2往復、成田=バンコク線は週2〜3往復、成田=シンガポール線は週3往復、成田=クアラルンプール線は週2往復、成田=ジャカルタ線は週2往復、成田=ハノイ線は週2往復、成田=ホーチミン線は週3往復、成田=マニラ線は週1〜2往復、成田=大連線は週2往復、成田=台北線は週4往復、成田=高雄線は週1往復、となっています。
 ただし、行き先国の「2019新型肺炎」による制限によっては変更もある、としています。
 一方、国内線は成田=新千歳線が8月に40便運航される他は運休となっています。
【コメント】国際線の回復が本格的にならないと乗継となる成田空港国内線は需要がないと見ているのでしょうね。ジェットスター・JなどのLCC路線を使ってもらえれば良い、と言うことなのでしょうか。

@普天間飛行場の夜間飛行制限が、棄却され、敗訴確定
 8日、米軍普天間飛行場周辺の住民らが、米軍機の飛行差し止めと騒音被害の賠償を国に求めた第2次普天間爆音訴訟で、最高裁第2小法廷は、住民側の上告を退ける決定を行いました。これにより差し止め請求についても確定したことになります。
 判決で裁判長は、高裁那覇支部が下した「飛行差し止め請求は、飛行場の管理権は日米安全保障条約や日米地位協定上、米側にあり、国が制限できる立場にない」とした、判決を支持しました。
 なお、騒音に対する損害賠償請求については、すでに確定していました。

@ANA ホールディングスが2021年度採用活動中止を発表
 ANAホールディングスは今日、2021年度の採用を取りやめる、と発表しました。2021年度の採用活動は「2019新型肺炎」の影響で、中止していましたが、需要動向などが見通せないために、採用中止に踏み切ったものです。
 ただし、すでに出している内定通知に変更はないとのことです。また、運航乗務職ならびに障がい者を対象とした採用活動は継続する、との事です。

@LATAMブラジル航空が経営破綻し、「チャプター11条」を申請
 今日の時事通信(乗りものニュース)によりますと、LATAMブラジル航空は現地時間9日、米国で連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の申し立てを行ったと発表しました。
 「2019新型肺炎」の影響で、資金繰りが悪化し「新たな資金源にアクセス出来るようにするため」としています。
 同社の債務は約130億レアル(約2607億円)になっている、との事です。

@苦境が続くエア・アジア、監査法人が「事業継続能力を疑う重大な不安要素がある」との報告書
 昨日の日本経済新聞(電子版)によりますと、苦境が続くエア・アジアのトニーフェルナンデスCEOは、同紙とのインタビューで「2021年に黒字回復する。10億リンギ(約250億円)の融資は受けられる」とも強調し、経営不安への不安払拭に努めた、との事です。
 しかし、同航空の監査法人、アーンスト・アンド・ヤング(EY)は6日に、マレーシア証券取引所に提出した報告で、同航空の業績悪化に加え、流動負債が流動資産を上回り、新型コロナでキャッシュフローが落ち込んでいる点などをあげ「事業継続能力を疑う重大な不安要素がある」との見解を表明しています。
 インタビューの中でCEOは赤字が続く「エアアジア・ジャパンの撤退の計画はない」と述べたとの事です。


*7月9日

@今日の午後、第46回騒音対策委員会での質問について、説明を受けます
 今日の午後、 NAA本社で、中止となった第46回騒音対策委員会での本会質問について、説明を受けることになっています。
 また、この説明会は当初4月に行う予定でしたが、「2019新型肺炎」の事もあり、何度も延期の末、今日になりました。
 最初の質問からかなりの時間がたってしまったため、再質問させて欲しいと申し入れ、先月29日に再質問書を提出し、これについても、今日、説明があるはずです。
 最初の質問に対する回答と文書回答はすでに、このページに掲載してあります。ここに、再質問書を追加して掲載します。

@日本航空の成田=大連線が今日から週2往復に増便
 日本航空の成田=大連線が今日から増便になりました木・土曜日の週2往復になります。

@キャセイ航空が12日から増便予定だった成田=香港線の増便を取りやめ
 昨日の「Fly Team」によりますと、キャセイ航空は12日から増便し1日1往復するはずだった、成田=香港線の増便を取りやめた、と発表しました。8月31日までは現行の週3往復(火・木・土曜日)で運航する、との事です。

@7日に、成田空港入国者1人が感染確認
 厚生労働省が昨日発表したところによりますと、7日に成田空港に到着した旅客のPCR検査によって、7日に1人の「2019新型肺炎」感染者が出ました。千葉県居住の20才代男性で、インドでの行動歴があります。無症状のことです。


*7月8日

@アモイ航空が昨日から成田=福州線を週2往復に増便
 今日の「Traicy」によりますと、アモイ航空は昨日から成田=福州線を7月一杯は週2往復に増便しました。
 中国の民用航空局が制限を緩和した、との事ですが、7月末までは臨時便として運航します。これにより、運航日は火・金曜日となります。
 写真は成田空港A滑走路を南に離陸するアモイ航空のB787型機です。

 

@エミレーツ航空が成田=ドバイ線を今日から再開か
 エミレーツ航空は今日から、成田=ドバイ線を再開するようです。ただ、成田空港の公式ホームページによりますと、今日はドバイからの到着便のみのようです。

@再開したばかりのアエロメヒコ航空の成田=メキシコシティー線が、運休に
 今日の「Fly Team」によりますと、アエロメヒコ航空は昨日、運航を再開したばかりの成田=メキシコシティー線を7月末まで運休する、と発表しました。

@5日と6日、成田空港入国者で4人が感染確認
 厚生労働省が昨日発表したところによりますと、5日と6日に成田空港に到着した旅客のPCR検査によって、5日に3人、6日に1人の「2019新型肺炎」感染者が出ました。
 5日の1人目は千葉県居住の20才代男性で、パキスタンでの行動歴があります。2人目は愛知県居住の10才代女性で、パキスタンでの行動歴があります。3人目は愛知県居住の50才代女性で、パキスタンでの行動歴があります。
 6日の人は居住地未公表の40才代女性で、米国での行動歴があります。
 全員無症状との事です。

@「2019新型肺炎」終了後、「数ヶ月で航空機利用再開する人」が4月よりも16%減る・IATA調査
 今日の「WING DAILY」によりますと、国際航空運送協会(IATA)が現地時間7日に発表した航空機を使った旅行に関する世論調査によりますと、「2019新型肺炎」の「パンデミック終了後、数ヶ月以内に航空機を利用した旅行を再開する」と答えた人が4月時点での調査に比べ、16%減の45%になったことが明らかになりました。
 これは、航空機の利用者が、航空機使用への懸念を大きくし、より慎重になっている事を現しています。
 また、大部分の人が「航空機を利用した旅行を再開する」と回答していますが、66%の人が「パンデミック収束後、レジャーやビジネスのための航空利用は、以前より少なくなるだろう」と回答しています。
 さらに、64%の人が「経済的要因が改善するまで航空機の利用や旅行を延期する」と答えています。
 ジュニアックCEOは「このコロナ危機は、旅客がコロナ危機以前の渡航・旅行習慣に戻るまでには時間がかかると回答しており、多くの航空会社は2023年か2024年まで 、航空需要が2019年のレベルに戻ることを計画していない」とコメントしました。

@米国の航空会社10社が低利融資で政府と合意
 米国財務省は現地時間7日、大手3社を含む航空5社と、追加の低利融資実施で合意した、と発表しました。
 これで、航空10社と追加融資で合意したことになります。
 今回の融資は、前回の融資が、9月末までの雇用を維持させるため、との制限がありましたが、今回の融資は手元資金を確保するためのものになります。


*7月7日

@日本航空が9日から成田=大連線を増便
 日本航空は9日から成田=大連線を週1往復から週2往復(木・土曜日)に増便します。
 中国航空当局は原則1社週1往復の運航しか認めていませんが、日本航空の大連線で到着した旅客から一定期間「2019新型肺炎」の陽性者がいなかったことから、特別に認められた、との事です。

@アメリカン航空が成田=ダラス線を今日から増便
 アメリカン航空は今日から、成田=ダラス線を1日1往復に増便しました。

@4日と5日、成田空港入国者で3人が感染確認
 厚生労働省が昨日発表したところによりますと、4日と5日に成田空港に到着した旅客のPCR検査によって、4日に2人、5日に1人の「2019新型肺炎」感染者が出ました。
 全員が居住地などが非公表となっており、全員、無症状との事です。

@昨日、新千歳空港でドローン監視装置の警報が出る、9便に遅れ
 昨日午前7時40分頃と10時40分頃に、新千歳空港のドローン検知監視装置が作動しました。ドローンの電波を察知したことによる、との事です。
 目視と監視カメラで安全を確認しましたが、ドローンは発見されていません。
 この影響で、合計27分間、離発着を停止し、合計9便に最大25分の遅れが出ました。

@4月以降に日本への乗りいれを許可された4社が運航開始出来ず
 今日の「日刊航空」によりますと、今年4月以降に日本乗り入れを申請し、許可された「九元航空」「バンブーエア」「スターラックス航空」「香港貨運航空」の4社は「2019新型肺炎」の影響もあり、5〜7月の就航予定を過ぎても、運航を開始していない、との事です。

@パキスタンの免許不正取得パイロットは海外でも操縦か
 今日の「SankeiBiz」によりますと、パキスタンの航空相はこの程、航空会社に対してパイロット免許を不正に取得した疑いのある262人の飛行を認めないように通知したことを明らかにしました。
 この内、パキスタン国際航空で141人、「エアブルー航空」で9人になります。免許の不正取得に関与した疑いのある航空関係職員5人を停職処分としたことも明らかにしました。
【コメント】この2社合わせても150人となり、262人とは合いませんが、残りの112人の中には、外国の航空会社で働いている可能性もあるようです。日本にも来ているのかも知れませんね。


*7月6日

@3日と4日、成田空港入国者で10人が感染確認
 厚生労働省が昨日発表したところによりますと、3日と4日に成田空港に到着した旅客のPCR検査によって、3日に9人、4日に1人の「2019新型肺炎」感染者が出ました。
 3日の9人は数が多いために、概要だけにします。
 居住地は東京、埼玉、富山、群馬が各2人、千葉が1人となっています。行動歴は全員がパキスタンです。全員が無症状でした。
 4日の1人は神奈川県に居住する50才代の男性で、行動歴はメキシコで、無症状との事です。

@アエロメヒコ航空はやはり3日から運航を再開
 3日の出来事で書いたアエロメヒコ航空の成田=メキシコシティー線の再開ですが、やはり、3日から、成田空港発着が金・日曜日の週2往復で始まったようです。
 「Flightradar24」の運航履歴にも2日は載っていません。成田空港公式ホームページの間違いだったようです。

@国土が「タイ・エア・アジア」の運航を許可
 各種のメディアによりますと、国土交通省は2日に、タイのLCC 「タイ・エア・アジア」に外国人国際航空運送事業の経営許可申請を許可した、との事です。
 同航空は9月から福岡=バンコク線を開設する予定、との事なのですが、国土交通省のプレスリリースは出ていないようです。
 何時もですと、このような場合、プレスリリースは必ず出るのですが。


*7月5日

@昨夜、コンピューターのトラブルで更新出来ませんでした

@日本航空が3日から成田=シンガポール線を再開
 3日の「Aviation Wire」によりますと、日本航空は3日から成田=シンガポール線(旅客便)の運航を再開しました。
 成田発シンガポール行きは水、金、日曜日の週3便、シンガポール発成田行きは水、金曜日の週2便の変則運航となります。

@2日、成田空港入国者で5人が感染確認
 厚生労働省が昨日発表した所によりますと、2日に成田空港に到着した旅客のPCR検査によって、5人の「2019新型肺炎」感染者が出ました。
 1人目は千葉県居住の10才代女性で、フィリピンでの行動歴があります。
 2人目は山形県居住の30才代女性で、フィリピンでの行動歴があります。
 3人目は東京都居住の30才代男性で、フィリピンでの行動歴があります。
 4人目は千葉県居住の50才代男性で、フィリピンでの行動歴があります。
 5人目は全てが非公開です。
 5人全員が無症状、との事です。

@2日に、2回成田空港に引き返したユナイテッド航空機ですが、3日に同じ故障で引き返す
 2日、2回にわたって成田空港に引き返したユナイテッド航空のB787-9型機(N27958)ですが、3日午後1時過ぎに、再びサンフランシスコに向けて成田空港を離陸しました。
 所が、離陸後約20分経った頃、2日と同じ左主翼の前縁フラップの不具合警告が出たため、成田空港に引き返し、午後1時56分に緊急着陸しました。
【コメント】同じ機体で整備したにもかかわらず、同じトラブルで3回も緊急着陸すると言うのは珍しいですね。

@京成電鉄が成田空港駅の2ホームで、ホームドアの供用を11日から開始
 今日の「レイルラボル」によりますと、京成電鉄は11日から、第1ターミナルの成田空港駅で工事中だった3番線と5番線の、ホームドアの供用を開始する、との事です。
 第2ターミナルの、空港第2ビル駅はすでに供用を開始しています。写真は空港第2ビル駅のホームドアです。

 

@エアアジア・ジャパンが8月1日から全路線を再開し、新規路線も開設
 中部空港を拠点とするLCC 「エアアジア・ジャパン」は3日、来月1日から全路線の運航を開始する、と発表しました。運航便数は計画の半数程度となります。
 また、就航を延期していた、中部=福岡線も来月1日から就航開始となります。

@エールフランスとKLMオランダ航空グループが20年までに7580人の削減を発表
 今日の「Aviation Wire」によりますと、エールフランスとKLMオランダ航空のグループは現地時間3日、2022年末までに、7580人の人員を削減する、との見通しを発表しました。
 声明の中で「2019年と同水準の航空需要に戻るのは、野心的な回復を前提にしても、2024年までは難しい」との予測を示しました。


*7月3日

@加藤厚生労働大臣「成田空港周辺に PCR センターを9月頃までに」と述べる
 昨日、成田空港を視察した加藤厚生労働大臣は、成田空港で出入国者のPCR検査を行う「PCRセンター」を、9月頃に開設する見通しを明らかにしました。
 「運営主体は民間の医療機関や検査会社になるだろう。厚労省としてもしっかりサポートしたい」と述べました。

@昨日、成田空港入国者で2人が感染確認
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、厚生労働省は2日、成田空港に到着した2人が「2019新型肺炎」に感染していた事を発表しました。
 1人目は千葉県居住の30代男性で、インドでの行動歴があります。2人目は埼玉県居住の20代女性で、パキスタンでの行動歴があります。
 2人とも、無症状との事です。
【コメント】この所、厚生労働省のページで空港での検疫結果についての報告が載っていません。わざと、7月から載せていないのでしょうか。

@フィンランド航空が今日から成田=ヘルシンキ線を再開
 フィンランド航空は今日から成田=ヘルシンキ線週3往復(成田発着 金・土・日曜日)で再開しました。機材はA350-900型機を使います。

@アエロメヒコ航空が今日から成田=メキシコシティー線を再開?
 アエロメヒコは成田=メキシコシティ線を今日から再開する予定、との事でした。しかし、昨日もAM57便として運航していましたので、正確には分かりません。
 情報ですと、今日から週2往復(成田発着 金・日曜日)のはずでした。
【コメント】各航空会社とも、運航には苦労しているようで、予定がころころ変わります。どうしたら、少しでも出費を少なく出来るか工夫しているのでしょうね。

@ジェットスター・J が今日就航8周年、「当面、リストラは考えていない」と社長
 今日の日本経済新聞(電子版)によりますと、ジェットスター・Jは今日、就航から8週年を迎えました。
 これを記念して、SNS上の「いいね!」数に応じたキャンペーンを9日から実施する、と発表しました。
 一方、「2019新型肺炎」の影響で経営環境は厳しく、片岡社長は記者会見で、4月から社員の一時帰休を実施していることを明らかにしました。4・5月は5割の社員を一時帰休としていましたが、運航便を増やす7月は約3割と減らす、との事です。
 「コロナ禍が長引けば機材削減や人員体制の見直しが必要になるかもしれない」としていますが、「現在、人員削減は考えていない」との事です。この程、日本航空の支援も得て銀行からの資金調達交渉を始めた、との事です。
 また、今日の「トラベルウオッチ」によりますと、海外のグループ会社ではリストラなどが行なわれている事について、「日本国内の需要は海外よりも早く回復するとの見込みがあり、(ジェットスター・ジャパンは)機材を減らすことより、需要回復に合わせていかに飛行機を飛ばせるかを考えている。機材やスタッフのリストラは考えていない」と説明しました。

@ユナイテッド航空の同じ機体がトラブルで成田空港に2回引き返す
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、昨日午前10時10分頃、成田発北京行きのユナイテッド航空貨物便・B787-9型機が、成田空港の西約263Km付近を飛行中に、主翼のトラブルを示す警報が出ました。
 このため、同機は成田空港に引き返し、約30分後に無事緊急着陸しました。
 点検の結果、異常がないとして、同航空では午後2時半頃、この機体を成田発サンフランシスコ行き2770便に使用しましたが、成田空港の東約200Km付近を飛行中に、同じトラブル警報が出ました。
 このため、同機は成田空港に引き返し、約50分後に無事緊急着陸しました。結局、この便はキャンセルとなりました。
 このトラブルの影響で、安全点検のため、出発の6機が4〜23分遅れました。
 写真は「Flightradar24」で見た、2回目の引き返し航跡図です。

 


*7月2日

@フィンランド航空の成田=ヘルシンキ線が明日から再開
 フィンランド航空は明日から成田=ヘルシンキ線の運航を再開します。週3往復で、成田空港発着は金・土・日曜日となります。

@ユナイテッド航空が23日から成田=グアム線を増便、8月4日からはさらに増便
 ユナイテッド航空は23日から成田=グアム線を1日1往復に増便します。
 さらに、8月4日から9月7日までは週10往復に期間増便します。

@「Spring Japan」が8月には全国内路線を本格的再開へ
 「Spring Japan」が発表した、7・8月の運航スケジュールによりますと、7月の後半から再開される路線が多く、8月に入りますと8日〜24日は全路線が運航される、とのことです。

@空港でのPCR検査で「2019新型肺炎」感染者が314名、陽性者率は0.41%
 昨日の厚生労働省の発表によりますと、全国の空港におけるPCR検査陽性者数は、2月18日から6月29日までで、314名(ただし、チャーター便での帰国者は除く)となっています。
 この内で、入院治療を要する人が119名、死亡者が1名となり、PCR検査の陽性者率は0.41%となっている、との事です。


*7月1日

@ 6月のアクセス数は21,285回でした。なお、5月の最終アクセス数は21,878回でした。

@日本航空が今日から、成田=サンフランシスコ線を週2往復で開設
 日本航空は今日から、成田=サンフランシスコ線を週2往復(成田発着 水・金曜日)で開設します。出発は夕方です。

@先月28日に成田空港入国者で6人が感染確認
 厚生労働省は昨日、先月28日に成田空港から入国した6人が、「2019新型肺炎」に感染していた、と発表しました。
 1人目は千葉県居住の40代男性で、インドでの行動歴があります。
 2人目は千葉県居住の30代男性で、インドでの行動歴があります。
 3人目は長野県居住の40代男性で、パキスタンでの行動歴があります。
 4人目は東京都居住の50代男性で、パキスタンでの行動歴があります。
 5人目は東京都居住の30代男性で、ブラジルでの行動歴があります。
 6人目は千葉県居住の10才代男性で、アフガニスタンでの行動歴があります。
 6人とも無症状との事です。

@厚労省が空港でのPCR検査で、唾液による検査導入方針
 厚生労働省はこの程、空港でのPCR検査で、唾液による検査を導入する事になった、との事です。
 鼻から綿棒を入れて、検体を採取する方法は時間もかかり、綿棒を入れた際の刺激による、くしゃみなどでウイルスが飛び散る弊害があります。
 厚生労働省の研究班が両方の検査を行い結果を検討したところ、結果がほぼ一致したことから採用を決めた、との事です。
 ただし、当面は空港での検査に限る、との事です。
【コメント】これは朗報ですね。しかし、空港での検査人員と検査機器を増やさないことには、成田空港での検疫の迅速化は図れません。

@スカイマークの20年3月決算は12億円の赤字に
 スカイマークが昨日発表した、2020年3月通期決算は最終損益が12億円の赤字となりました。赤字は2016年3月期以来4期ぶりとなります。
 売上高は前期比2.4%増の903億円となりましたが、「2019新型肺炎」による需要の急減が響き、法人税などの負担が大きく、最終赤字に転落しました。
 なお、同航空は5月27日に、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行の3行から100億円ずつを借り入れた、との事です、

@ピーチの20年3月決算は94億円の赤字に
 昨日の共同通信によりますと、ピーチ・アビエーションが昨日発表した2020年3月期決算で、純損益が94億円の赤字となりました。
 売上高はバニラ・エアとの統合効果で前期比17.6%増となりました。なお、2021年3月の予想は公表していません。
【コメント】「2019新型肺炎」の影響は2・3月にあったと思うのですが、それ以前の収支も思わしくなかったのではないでしょうか。

@三菱航空機会社は4646億円の債務超過
 今日のNHKニュースによりますと、三菱航空機会社は2020年3月の決算で、最終損益が5269億円の赤字となり、負債が資産を上回る債務超過に陥り、その規模は4646億円にのぼるとのことです。

@アエロメヒコ航空が経営破綻、「チャプター11」を申請
 メキシコの大手航空会社、アエロメヒコ航空は現地時間30日、米連邦破産法11条(チャプター11)の適用を申請したと発表しました。
 運航は継続します。発表後、CEOは「7月には国際線の運航を4倍に、国内線の運航を2倍に増やす」と語りました。
【コメント】このところ、中南米の航空会社の経営破綻が続いています。各国政府の財政難で公的資金の救済が受けられないため、との事で、再建を目指すために「チャプター11」の申請を行うようです。
 写真は成田空港を移動するアエロメヒコ航空のB787型機です。

 

@エアバスが1年で約1万5000人の削減を発表
 今日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、エアバスは現地時間30日、1年以内に、フランスで5000人、ドイツで5100人、スペインで900人、英国で1700人、その他で1300人の合計1万5000人を削減する、と発表しました。航空会社の資金繰りなどで、受領延期やキャンセルなどあり、生産数を減らしているため、との事です。

@ EASA がパキスタン国際航空機の EU 乗り入れを6ヶ月間禁止
 欧州航空安全機関(EASA)は現地時間7月1日から6ヶ月間、パキスタン国際航空機の EU加盟国への乗り入れを禁止する措置を実施しました。
 これは、同航空のパイロットの内3分の1が、替え玉受験などで、飛行経験のないままパイロットになっていた問題を受けたものです。


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