2022年2月前半の出来事


*2月15日

@国土交通省が大型部品脱落について日本貨物航空に文書指導
 昨日の産経新聞によりますと、国土交通省は昨日、11日に起こった日本貨物航空の約60Kgの重さのフラップカバー脱落に関して、原因究明と再発防止策を採るよう、文書で指導しました。
【コメント】こんなことが重大インシデントにならない事自体がおかしいですね。
 エンジンのブレード破損が「人的被害や物損があれば、重大インシデント、なければ、重大インシデントに当たらない」とする国土交通省の基準は明らかに安全軽視です。
 「重大インシデントに指定すると、運輸安全委員会の調査が必要となり、そのために、当該機体も一定期間使えなくなる」という、航空会社側に配慮した規制は撤廃すべきです。
 運輸安全委員会も国土交通省から独立させ、人員増強などを直ちにすべきです。

@熊谷千葉県知事が大型部品脱落で、原因究明と再発防止を国土交通省に要望
 熊谷千葉県知事は昨日、11日の日本貨物航空機部品脱落事故について、原因究明と再発防止策をとるように、国土交通省に文書で申し入れました。
 この中で熊谷知事は「欠落部品も大きく、一歩間違えれば人命に関わる、看過できるものではない。このような重大な事態に至ったことは誠に遺憾だ。地域住民の不安を解消するため落下物防止対策にさらに万全を期すようにしていただきたい」と述べています。

@成田空港入国の「病原体保有者」は34名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は57名で、成田空港入国者では34名でした。
 57名の内、症状が出ている人は9名でした。

@1月の航空機登録で、日本航空と全日空がB777-200型機を2機ずつ抹消
 「A Search BLOG」さんよりますと、国土交通省が発表した「1月航空機登録状況」ですが、成田空港を定置場とする新規登録はありませんでした。
 目立ったのは抹消登録で、日本航空が3機、全日空が3機を抹消していることです。日本航空ではB777-200型機2機とB767-300型機を「売却のため」に抹消し、全日空はB777-200型機2機と元バニラ・エアのA320型機を「航空の用に供さない」として、抹消しています。

@新千歳発の全日空機が急病で引き返す
 昨日午後7時前、新千歳発中部行きの全日空712便・B737-800型機が、秋田県上空を飛行中に急病人が発生しました。このため同便は新千歳空港に引き返しました。
 同便は午後9時頃に再出発しました。
 下図は「Flightradar24」による同便の航跡です。

 

@全日空が2月1日から6月30日までの国際線減便を発表、運航率約23%
 全日空が昨日発表した「2月1日から6月30日の国際線運航計画」によりますと、計画便数に対する運航率はほぼ23%となっています。

@日本航空が3月1日から5月31日までの国際線減便を発表、減便率約70%
 日本航空が今日発表した「3月1日から5月31日の国際線運航計画」によりますと、計画便数に対する減便率はほぼ70%となっています。
【コメント】両社共に相変わらず国際線は厳しい状況が続きますね。「ガマン・ガマン」するしかありませんが、夏頃には光が見えてくるのでしょうか。


*2月14日

@開業した新「成田公設市場」を見てきました
 12日に成田空港に行ったとき、開業したばかりの「成田公設市場」を見てきました。写真で紹介します。
 下は東側の表(?)になります。せりは朝5時から始まりますので、9時半過ぎには車両も少なく、閑散としていました。

 

 次が市場の裏側になります。

 

 この市場はB滑走路に隣接していた千葉県花植木センターの跡地に造られた物ですので、この日は北風のために、北に向かって離陸する旅客機の音がなり、ひびいていました、
 下の写真の左側にある森が、騒音を軽減するための防音堤に植えられた木々です。新市場と防音堤に挟まれた空に、離陸した旅客機が見えていました。

 

 見学は出来るようになっていましたが、2階に見学コースが設けられており、青果場と水産場が見られるようになっています。
 見学は自由のようですが、入り口は表側の中央部に下の左写真のように「のれん」が下がっているところを入ってエレベーターで2階に上がることになります。
 右側の写真が水産場の様子です。「まぐろ」と書いた旗が立っているところでは、小売りもやっているのでしょうか?

 

 下の写真が青果場です。
 ここに入ってる一般の人がいましたので、見学した後に1階におり、覗いて見ました。一部の卸売り業者が野菜を拡げていましたので、「分けてくれる」と言うことで、少し買ってきました。
 この秋には、今は更地になっている南側に「関連食品棟・集客施設棟」が整備されるそうですので、そこでは自由に買えることになるのでしょう。

 

@「成田空港が貨物のハブ空港になれなかったのは、反対運動のため」と決めつけ
 昨日の「NEWSポストセブン」に掲載された「日本の命綱は航空貨物、だが成田がハブ空港になれなかった損失は大きい」によりますと、このところの国際航空貨物運賃は以前の4〜5倍となっている、との事です。
 しかし、筆者はここで、中国や米国の「爆買い」で、航空貨物便やコンテナ船が日本をスルーしてしまうことにより日本が後れをとっている、と断じています。
 その上で、「原因が成田空港にある」と決めつけています。成田空港は貨物空港として「狭く、24時間空港でもない」とし、これが元でハブ空港になれなかった、としています。
 しかも、その遠因が「成田空港反対運動にある」と矛先を向けています。「この闘争が原因で、住民対策に時間がかかり、規模拡大が出来ずに、ハブ空港になれかった」としています。
【コメント】コンテナ船が日本をスルーしたりするのは、中国の大人口や米国の消費規模が大きく、企業にとっての利益が大きくなるためで、ある意味当然です。それを無視して「後れをとっている」というのは筋違いと思います。
 筆者は開港時の暴力的な反対運動を成田空港が大きくならない原因と断定しています。
 しかし、当時の、政府は空港建設について住民に対する説明もなく、強行しようとしていました。当時の政権(現在の政権もこの流れを引きついでいますが)の「問答無用」で空港建設を強行しようとした事には、一言も触れていません。
 無論、私たち「成田空港から郷土とくらしを守る会」は、当時の暴力的な運動に反対し、袂を分かったのですが。
 それにしても、筆者は周辺住民が約45年に渡って、日夜の騒音を耐え忍び、生活をしてきたことには一言も触れずに、「24時間空港」など企業(主には大企業ですが)の利益のみに焦点を当てて、論を進めています。
 無論、「企業が利益を上げなくても良い」とは言いませんが、憲法25条第1項に違反している地域住民の苦しみを無視して、ただただ、金儲けのためだけに血道を上げるのはどんなものでしょうか。

@成田空港入国の「病原体保有者」は25名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は46名で、成田空港入国者では25名でした。
 46名の内、症状が出ている人は6名でした。


*2月13日

@進捗する第3ターミナルと第2ターミナルを結ぶ“連絡通路”工事
 昨日、成田空港に行き、第2ターミナルと第3ターミナルを見てきました。
 第2ターミナル3階の出発ロビーは相変わらず閑散としていました。出発便が重なると、もう少し、人影が多くなるのではないかと思います。
 第3ターミナルは1月4日に行ったときは。正月明けと言うこともあり、少し混雑していましたが、昨日は昼時であるにもかかわらず、フードコートも大変すいていました。
 びっくりしたのは拡張工事中の第3ターミナルから伸びる回廊状の工事が、この約1ヶ月でかなり進んでいたことです。
 下の写真を見ていただくと分かるのですが、NAA本社ビル正面付近で止まっていた工事が一気に進み、第2ターミナルの旧ターミナル間連絡バス停留所付近まで進んでいました。
 工事が止まっていたところから西側に直角に曲がって伸び、再び、南側へ直角に曲がって、階段やエスカレータになると思われる部分が地面に接していました。
 これはもう、明らかに両ターミナルを結ぶ“連絡通路”ですね。
 この先が第2ターミナルにどのように繋がるかは分かりませんが、ここまで来て、雨風に旅客がさらされることはないと思われます。
 上の写真は3階の出発ロビーの北端外から撮ったものです。

 

 

@日本貨物航空が即日の全機点検を発表
 日本貨物航空は昨日、11日に起こった大型部品脱落事故を受けて、同日から直ちに所有する全機の点検を行い、問題がないことを確認した、と発表しました。
 同社は2018年7月20日に、国土交通省から「事業改善命令及び業務改善命令」を受けています。
【コメント】こんな大きな部品が空港敷地外で脱落していたら、と考えるとゾーッとしますね。怖い怖い!
 それにしても、2018年7月に、整備のミスや誤記載などが発覚し、国土交通省から所有全機の緊急点検と、業務改善命令を受けたのですが、元に戻ったのでしょうか。
 写真は2012年に行った、日本貨物航空の格納庫見学で撮った主翼フラップ保護カバーです。
 この写真は、当時使っていたB747-400F型機の物ですが、基本的には変わっていません。

 

@成田空港入国の「病原体保有者」は24名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は46名で、成田空港入国者では24名でした。
 46名の内、症状が出ている人は5名でした。


*2月12日

@昨夜、日本貨物航空機から重さ60Kgの部品が脱落、今日午前、滑走路脇で見つかる
 今日の「NHKニュース」によりますと、国土交通省は、昨日午後9時2分に成田空港A滑走路に到着した、上海発成田行きの日本貨物航空機226便・B747-8F型機の到着後点検で、左主翼のフラップカバーがなくなっていることが分かった、との事です。
 部品は長さ4.4m、幅60cm、重さ約60Kgのプラスチックと一部金属で出来ているフェアリング、との事です。
 国土交通省の成田空港事務所で滑走路を閉鎖し点検しましたが見つかりませんでした。
 しかし、今日午前11時頃、安全点検を行っていた空港職員が滑走路脇の芝生に部品が落ちているのを発見し、回収した、との事です。
 今後、国と日本貨物航空が原因を調査する、との事です。
 下図は「Flightradar24」による、同機の航跡です。

 

@成田空港入国の「病原体保有者」は26名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は50名で、成田空港入国者では26名でした。
 50名の内、症状が出ている人は12名でした。

@斉藤大臣「エアドゥの措置は妥当」
 昨日の「中国新聞」によりますと、斉藤国土交通大臣は10日の記者会見で、呉市議がエアドゥの機内で、マスクの着用を拒否し、降機させられた問題で、エアドゥの対応について「機長は航空法に基づき安全阻害行為等として命令を行い、運送約款に基づき降機させる対応を行った。確認や要請など手順を踏み適切だった」と話し、問題はなかった、との認識を明らかにしました。


*2月11日

@今日未明に「カーフュー弾力的運用(従来取り決め)」で6便が運航
 今朝未明、昨夜の大雪による影響で「カーフュー弾力的運用(従来取り決め)」による、午前0時以降の離陸が6便発生しました。最終は午前0時48分でした。
 詳しくは上段の「午後11時00分以降の離着陸」で確認してください。
赤字が「カーフュー弾力的運用」です。
【コメント】A滑走路飛行コース直下の北側の皆さん、大変でしたね。

@成田空港入国の「病原体保有者」は46名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は66名で、成田空港入国者では46名でした。
 66名の内、症状が出ている人は7名でした。

@ANAホールディングスの柴田専務が「中距離 LCC の立ち上げ後倒し」表明
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、4月1日にANAホールディングスの社長に就任することが決まった、芝田専務は昨日の記者会見で「今年度後半から来年度前半に立ち上げる」としていた、中距離国際線LCCの就航時期を後ろ倒しする意向を表明しました。
 芝田専務は「足もとのコロナ影響による航空需要をずっと追っかけているのが現状。当初の予定より若干遅れると思うが、将来的な役割は不変だ。近々、第3ブランド(新 LCC )から直接ご案内したい」と述べ、国際線の旅客需要を見極めて就航時期を再設定する意向を表明しました。
 また、この中距離LCC の客層を「リゾート客」としていましたが、これについても「リゾートに限定する必要はない。ビジネス客も取り込む」と述べました。

@スカイマークの1月実績は搭乗者数が89.6%増、搭乗率が8.0ポイント増
 スカイマークエアラインが昨日発表した「1月搭乗実績」によりますと、搭乗者数は前年同月比(以下同じ)89.6%増の36万6457人、搭乗率は8.0ポイント増の47.5%と、4カ月連続のプラスとなっています。

@騒音が5デシベル増えるごとに、ウエストが1.51cm増える、スエーデンの大学研究で
 今日の「日刊ゲンダイ(ニフティニュース)」によりますと、スウェーデンのカロリンスカ医科大のエリクソンらが5156人を調査した研究(2014年)では、騒音の大きい地域に住んでいる住民は相対的に体脂肪の量が多かった、との事です。
 女性では騒音が5デシベル上がるごとに、ウエストが1.51cm増えるとの結果が出ています。
 これは、騒音の刺激を受けるとコルチゾールというストレスホルモンが分泌され、食欲が増進し、睡眠の質も下がることが原因とのことです。
 一方、イリノイ大学のミータらの研究(2012年)によりますと、適度な雑音にさらされた環境では、創造性を求められる仕事においては、被験者たちのパフォーマンスが向上した、という報告もあります。
 ただし、85デシベルのような高騒音にさらされるとパフォーマンスが低下する、との事です。

@英国が11日から入国時の感染検査を廃止へ
 今日の 「sky-budget」によりますと、英国政府は現地時間11日から、ワクチン接種を条件に到着時の感染検査を廃止します。
 また、今月中旬にもコロナ療養者の自主隔離を撤廃する方針です。
【コメント】このような動きが拡がりつつありますが、英国の新型コロナウイルス感染症の流行はどうなっているのでしょうか。
 確か感染の拡大で国民には外出規制を行っていると思うのですが。
 このような措置が自国内の再パンデミックを引き起こし、他国を巻き込むことにならないのでしょうか。
 ジョンソン首相は「英国のドナルド」と呼ばれているタカ派でしたね。「経済活動優先」をとっているのでしょうね。


*2月10日

@全日空が成田→ハノイ線を今日から再開
 全日空は今日から成田→ハノイ線を再開します。週1便で木曜日の運航になります。

@成田空港入国の「病原体保有者」は29名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は50名で、成田空港入国者では29名でした。
 50名の内、症状が出ている人は11名でした。

@「Spring Japan」が資本機と資本準備金をそれぞれ1億円に減資へ
 成田空港を拠点とする「Spring Japan」は昨日、3月14日付けで、209億円の資本金を1億円に、資本準備金を149億円から1億円に減額することを明らかにしました。
 累積損失を圧縮するとともに、中小企業として税負担を軽くする狙いがある、と見られています。
【コメント】スカイマークエアラインも同様の減資を行いましたね。
 写真は第3ターミナル前に駐機する「Spring Japan」機です。

 

@ANAホールディングスと全日空の社長が4月1日に交代
 ANAホールディングスと全日空は今日、それぞれ臨時取締役会を開いて、代表取締役社長の交代を決めました。
 ANAホールディングスでは芝田浩二氏、、全日空では井上慎一氏が4月1日付けで新社長に就任します。
 ANAホールディングスの現社長である片野坂真哉氏は代表取締役会長に、また、全日空の平子裕志社長は退任となります。

@欧州委員会が観光を「持続的可能性に焦点を移すべき」との報告書
 今日のトラベルボイスによりますと、欧州委員会はこの程開かれた年次総会に提出された報告書で、観光業について、観光の実績を測定する際に、旅行者数や宿泊数などの統計から、これまで以上に「グリーンとデジタルへの移行」を進め、持続可能性に焦点を当てる必要がある、説いています。
 そして、各国の観光局に対して、オーバーツーリズムを防ぎ、より回復力のある観光モデルを構築していくために、活動計画の策定やその取り組みの推進には地元住民の考えを反映させるべきだ、としています。


*2月9日

@ベトナム航空が成田=ハノイ線を、今日から週1往復増便
 ベトナム航空は今日から、成田=ハノイ線を増便しました。週2往復から週3往復(成田発着 水・木・日曜日)になります。

@成田空港入国の「病原体保有者」は30名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は45名で、成田空港入国者では30名でした。
 45名の内、症状が出ている人は5名でした。

@「ZIP AIR Tokyo」の2021年定時到着率は95.04%、運航率は99.64%
 「ZIP AIR Tokyo」は昨日、2021年の定時到着率が95.04%、運航率が99.64%となった、と発表しました。
【コメント】これが、他社に比べて高いのかどうかは分かりませんね。この数字はあくまで“自社統計”ですので。

@日本航空機羽田空港沖合い墜落事故から今日で40年
 今日の「NHKニュース」によりますと、1982年2月9日に羽田空港沖合に墜落し、24人が亡くなった日本航空機事故から40年になる今日、忠霊碑前で追悼行事が行われました。式には日本航空の赤坂社長らが出席しました。
 この事故は機長の精神変調による異常操作が原因とされています。国土交通省はパイロットに健康診断を義務づけていますが、昨年度は最終的に4人が不適合と判定されている、との事です。

@米国が日本への渡航警戒レベルを最高の「レベル4」に
 今日のトラベルボイスによりますと、米国国務省は現地時間7日、日本への渡航警戒レベルを、最も高いレベル4「渡航中止(Do Not Travel)」に引き上げました。
 これは米国疾病対策センター(CDC)が日本の感染リスクを引きあげた事を受けたものです。

@日本が「世界で安全な国」ランキングで5位、東京は「都市」ランキングで3位
 昨日の「TRVEL WIRE.」によりますと、保険会社のバークシャー・ハサウェイ・トラベル・プロテクション(BHTP)が発表した、世界の安全度に関する調査結果で、日本は世界ランク5位となり、都市では東京が3位となっています。


*2月8日

@成田空港入国の「病原体保有者」は42名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は55名で、成田空港入国者では42名でした。
 55名の内、症状が出ている人は11名でした。

@多古町長に平山氏、県内初の女性町長
 6日行われた、成田空港の東に隣接する多古町町長選で元教員の平山富子氏が当選しました。
 毎日新聞によりますと、平山氏は選挙戦の中で、「成田空港との共生共栄」を掲げ、雇用創出や企業誘致、空港用地内に居住する町民の移転支援などに力を入れる考えを明らかにしていました。平山氏は千葉県で初の女性町長となります。

@フジドリーム機に鳥が衝突し、引き返す
 昨日の産経新聞によりますと、昨日午前9時20分頃、名古屋発山形行きのフジドリームエアラインズ381便・E175型機が、離陸直後にパイロットが鳥を目撃し、衝突音を聞きました。
 このため、同機は名古屋空港に引き返し、無事着陸しました。乗客・乗員にケガはありませんでした。
 着陸後の点検では衝突痕などは見つからず、同10時30分頃、再出発しました。

@呉市議がマスク着用を拒否し、降機させられる
 今日のライブドアニュース(共同通信)によりますと、6日午前9時50分発の釧路発羽田行きのエアドゥ機に登場しようとした、呉市議ら2人がマスクの着用を拒否して、搭乗を断られました。
 同航空は「他の客に不快感や迷惑を与え、安全や健康に危害を及ぼす恐れがあると判断した」としています。
 一方、市議は「マスク着用の強制は明らかな憲法違反」と話しています。

@三菱重工の第3四半期決算で純利益が15倍の500億円、MSJ の開発費削減が効果
 三菱重工が昨日発表した「2021年第3四半期決算」によりますと、売上高は前年同期比(以下同じ)11.5%増の2兆4923億円、売上収益は1.6%増の2兆6453億円、純利益は15.2倍の500億円となっています。
 純利益増には三菱スペースジェット(MSJ)関係の経費約1000億円の削減が大きく影響している、との事です。

@フィンランド航空労組が賃金カットに抗議し、2週間のストを計画
 今日の 「sky-budget」よりますと、フィンランド航空の労働組合は会社側の賃金カットと労働条件悪化に抗議するため、現地時間22日午前5時から3月8日午前5時迄、ストライキを実施する計画、との事です。
 会社側は平均6%の賃金カットを提案しています。この時期はヨーロッパの休暇期間と重なる事から、実施された場合は会社側に大きな打撃となります。
 労働組合幹部は「フィンランド航空が要求する給与と労働条件の削減はあまりにも不合理であり、受け入れることはできない。労働争議を通じて組合員を守るしかない」と述べています。

@米国 LCC の「フロンティア航空」が同業の「スピリット航空」を買収
 今日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、米国の LCC 「フロンティア航空」は現地時間7日、同業 LCCの「スピリット航空」を買収した、と発表しました。両社ともウルトラ格安航空会社(ULCC)です。
 この統合が実現すると米国第5位の航空会社となります。買収額は約29億ドル、債務引き受けなどを含めると総額66億ドルとなります。
 ただ、バイデン政権が大手企業の統合に厳しい態度をとっているため、承認が難航するとの見方もあります。

@オーストラリアがワクチン2回接種を条件に、21日から観光客を受け入れへ
 昨日の 「sky-budget」によりますと、オーストラリア政府は現地時間21日から外国人の観光客入国を再開する、と発表しました。
 ただし、入国にはコロナワクチンの2回接種が条件となります。
【コメント】このところ、「各国の入国審査を廃止するように」との、航空業界や観光業界の関係団体からのキャンペーンが激しくなっています。
 いわく「入国時の検査は科学的には無用だ」とか「令和の鎖国が日本を危うくする」とか「オミクロン株の流行で空港での検疫は意味がなくなった」など様々あります。
 これらの業界が苦境に追い込まれているのは分かりますが、国の関係機関に圧力をかけるのは筋違いと思います。
 思い出すのはかって、「地球温暖化の危険」が取り上げられたときに、「科学的根拠がない」とか「地球の気温変動の一局面に過ぎない」とかの、「温暖化ガス排出規制」への反対キャンペーンが激しく行われた事です。
 しかし、現在は、「温暖化ガス排出が地球気候変動の原因だ」と言う事は常識になっています。
 この2つのキャンペーンはともに、“経済成長を優先”していることが共通項目になっています。いい換えれば「新型コロナウイルス感染症の影響で死者が何人出ようが、経済成長を止めるな」と言うことになるのでしょうか。
 水際での新型コロナウイルスの流入をできるだけ抑えて、国内での流行を、医療が対応できる限界まで抑制して、亡くなる人をできるだけ少なくすることが必要なのではないでしょうか。


*2月7日

@エチオピア航空が成田=アディスアベバ線を2月に週1往復、3月27日までは週2往復
 エチオピア航空が4日に発表した3月27日までの運航計画によりますと、成田=アディスアベバ線は2月は週1往復(成田発着 日曜日)から、3月には同2往復(成田発着 水・日曜日、27日まで)に増便します。
 いずれも、ソウル経由ではなく、直行便となります。機材はB787-8型機を使います。

@米国新 LCC 「ノーザンパシフィック航空」が第3四半期に成田=アンカレッジ線に就航か
 今日の 「sky-budget」 によりますと、米国のアラスカ・アンカレッジを拠点とし、今年の第3四半期(7〜9月)にも就航を予定している新 LCC「ノーザンパシフィック航空」は、成田=アンカレッジ線に1日1往復で就航する予定、との事です。
 アンカレッジで日本を始めとするアジアと米国本土との乗継需要を取り込むとのことです。

@フィジー航空が成田=ナンディ線を5月3日から再開の予定
 今日の「Traicy」によりますと、フィジー航空は運休している成田=ナンディ線を5月3日から再開する予定、との事です。

@成田空港入国の「病原体保有者」は40名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は65名で、成田空港入国者では40名でした。
 65名の内、症状が出ている人は9名でした。

@昨夜も全日空機が12分の遅い離陸
 昨夜も全日空機の離陸時間に10分以上のずれがありました。離陸予定時刻は午後10時49分でしたが、実際の離陸は11時01分で、12分のずれがありました。
 午後11時以降の他の3便は予定時間と実際の離陸時間がほぼ同じでした。

 

@日本貨物航空が今期3回目の通期業績見通しを上方修正
 今日の「日刊航空」によりますと、日本郵船は航空機部門日本貨物航空の通期業績見通しを上方修正しました。上方修正は今期3回目となります。
 見通しによりますと売上高を前期比(以下同じ)53.6%増の1880億円、経常利益を128.9%増の760億円としています。
 貨物取扱量は前期よりも減少するものの、運賃の高騰が寄与する、との事です。
 なお、同航空はリースしている7機のB747-8F型機のリース契約を解約し、7機を自社保有とします。このためのリース解約料約80億円を特別損失として第3四半期決算で計上しています。


*2月6日

@成田空港入国の「病原体保有者」は38名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は79名で、成田空港入国者では38名でした。
 79名の内、症状が出ている人は11名でした。

@最近、気になること
 この頃、気になるのは「午後11時00分以降の離着陸」を調べていると、「全日空機の出発時刻のずれが大きい」と言うことです。
 下図は昨夜の全日空機の「Flightradar24」による航跡図ですが、左の図はNH8517便です。中段左の赤枠では「22時40分(日本時間)」となっていますが、実際に出発した時刻は下段右赤枠で「13時53分(世界標準時)」となっています。
 実際には利根川手前まで来ていますから離陸時間は同「13時51分」頃と思われますが、両者には離陸に約11分のずれがあります。
 右図の、全日空833便では予定時刻と実際の離陸時刻に約13分のずれがあります。
 他の航空会社の場合は予定時刻と実際の離陸時刻はほとんど同じで、ずれても1分程度です。これは、何なのでしょうか。
 かなり以前に日本航空のパイロットから「全日空は混雑しているときには、待機時間を少なくするために、管制官へかなり早い離陸予定時間を申告する」と言う話を聞いたことがあります。
 理由を聞いたところ「待機時間が少なくなる分、燃料を節約でき、乗客からの受けもいいからでは」との事でした。
 深夜に混雑することもありますが、貨物便がほとんどですから、乗客からのクレームはないはずです。
 もし、これが事実とすれば、管制上の安全に、影響はないのでしょうか?

 


*2月5日

@シンガポール航空が3月27日から成田=シンガポール線を増便
 今日の「Traicy」によりますと、シンガポール航空は3月27日の夏期ダイヤから、成田=ロサンゼルス線を現在の週4往復から1日1往復に増便します。

@成田空港入国の「病原体保有者」は27名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は60名で、成田空港入国者では27名でした。
 60名の内、症状が出ている人は18名でした。

@今日、「フライングホヌ」3号機が整備飛行
 今日の「乗りものニュース」によりますと、全日空の「フライングホヌ」3号機は、今日午後、初めて日本国内の空を飛びました。ただし、フランスからのフェリー飛行の時は除きます。
 乗客はゼロで、約2時間のフライトでした。
 これは、整備の規定で90日間飛行しないときには、かなり時間をかけて、細かい整備を実施しなければなりません。これを避けるための“整備飛行”として飛んだものです。
 下図は「Flightradar24」による、今日の整備飛行の航跡です。

 

@1月16日のスターフライヤー機が大きく揺れ、乗客が肋骨骨折、航空機事故に認定
 国土交通省は昨日、1月16日の羽田発北九州行きのスターフライヤー87便・A320型機が、岡山県付近上空高度約8500mを飛行中に、機体が大きく揺れ乗客1名が肋骨を折る重傷を負った、と発表しました。
 同航空によりますと、先月30日に乗客から「胸の痛みが収まらないので、医者に行ったところ、肋骨が折れていたことが分かった」と連絡があり、確認したところ、この時の揺れが原因と確認できた、とのことです。この乗客は揺れた際に肘掛けで胸を打ったとの事です。
 同航空は昨日、国土交通省に報告しました。これを受けて、運輸安全委員会は航空機事故として調査を開始しました。

@全日空の昨年12月の輸送実績は国際・国内線共に大幅増
 ANA ホールディングスが4日発表した「昨年12月ANAグループ実績」によりますと、
 国際線では旅客数が前年同月比(以下同じ)95.2%増の9万9222人、利用率が14.5ポイント増の34.6%となりました。
 一方、国内線旅客数は53.3%増の199万3254人、利用率は17.4ポイント増の57.6%となっています。
 成田空港の国内線は相変わらず全路線運休となっています。


*2月4日

@先月29日深夜、成田空港を離陸したシルクウエイウエスト機がカモの群れと衝突、33羽の死骸
 昨日の朝日新聞によりますと、空港関係者が先月30日午前9時40分頃に、A滑走路飛行コース近くで、33羽のカモの死骸を発見しました。
 このため、滑走路を約20分閉鎖して安全点検を行いました。
 国土交通省の調査では、同29日午後11時27分にA滑走路を離陸したシルクウェイウェスト航空904便・B747-8F型機(VQ-BVB)の機体に、鳥との衝突(バードストライク)によるものとみられる多数の痕跡や損傷が見つかっていることから、これらのカモは同機と衝突したものと見られています。
 国土交通省は同便の損傷の程度や原因について引き続き調べています。
 国土交通省の問合せでは、同機は上昇中に機体に振動があり、操縦室で異臭が感じられた、との事ですが、「飛行に支障がなかった」として、そのまま飛行を継続し、無事にアゼルバイジャンのバクーに到着しました。
【コメント】危なかったですね。「ハドソン川の奇跡」を思い出しますね。カモが小型だったことや、同機がエンジン4基の747型機だったことが幸いしたのではないでしょうか。
 「Flightradar24」によりますと、この機体は同29日以降今朝までは、運航されていませんので、修理中なのではないでしょうか。
 それにしても、鳥の群れを探知するレーダーはないのでしょうか?
 下図は「Flightradar24」による同便の航跡です。

 

@ガルーダ・インドネシア航空が昨日から成田=デンパサール線を再開
 今日の「NHKニュース」によりますと、ガルーダ・インドネシア航空は昨日から、成田=デンパサール(バリ島)線を再開しました。
 昨日の再開初便には乗客12人が搭乗した、との事です。今後、週1便(成田発着 木曜日)で運航する、とのことです。

@成田空港入国の「病原体保有者」は69名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は97名で、成田空港入国者では69名でした。
 97名の内、症状が出ている人は25名でした。

@成田空港の「変異株」感染確認者は250名、全国の空港では256名中254名が「オミクロン株」
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では256名、成田空港入国者では250名でした。
 種別では2名が「デルタ株」、残りの254名が「オミクロン株」でした。

@JR東日本が来月12日から成田エクスプレスの千葉駅停車を大幅に拡大
 JR東日本は来月12日から、成田エクスプレスの千葉駅停車を4倍に増やします。
 成田空港の国際線利用者が低迷していることから、千葉駅停車を増やして通勤客やレジャー客などが利用しやすくし、利用者を増やす計画です。


*2月3日

@成田空港入国の「病原体保有者」は61名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は115名で、成田空港入国者では61名でした。
 115名の内、症状が出ている人は24名でした。

@日本航空の第3四半期連結決算は純損益が1283億円の赤字、キャッシュフローは解消
 日本航空が昨日発表した「2022年3月期第3四半期連結決算」によりますと、
 売上収益は前年同期比(以下同じ)39.8%増の4984億円、この内、国際線では156.8%増、国内線では27.4%増となっています。
 営業費用は5.0%増の6879億円となっています。この結果、純損益は1108億円の改善となる1283億円の赤字となりました。
 総資産は2054億円増の2兆3126億円となりましたが、有利子負債が3643億円増の9794億円となったことから、自己資本比率が9.6ポイント減の35.4%に低下しました。
 昨年4〜12月で、キャッシュバーン(現金流出)を解消しました。また、10月〜12月の第3四半期単独決算では、純損益が7四半期ぶりに黒字になりました。
 2022年3月通期の業績予想は「オミクロン株」の影響が見通せないとの事ですが、貨物の増収とコスト削減の効果があり、現時点での変更はない、としています。

@アメリカン航空がB737MAX8型機30機を確定発注
 今日の 「sky-budget」によりますと、アメリカン航空はボーイング社に、以前の契約のオプション権を行使して、B737MAX8型機30機を確定発注に切り替えました。
 これにより、同航空のB737MAX型機発注は130機になります。


*2月2日

@成田空港入国の「病原体保有者」は44名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は71名で、成田空港入国者では44名でした。
 71名の内、症状が出ている人は9名でした。

@全日空が発注済みのA321LRneo型機などを機種変更
 今日の「Aviation Wire」によりますと、全日空は昨日、ピーチ向けに発注していたA321LRneo型機2機とA320neo型機16機を、A321neo型機3機とA320neo型機15機に変更した、と発表しました。
 受領の時期はA321neo型機が2025〜2026年度、A320neo型機が2022〜2025年度となります。
 写真はA滑走路を離陸するピーチ・アビエーションのA320neo型機(JA202P)です。

 

@京成の第3四半期連結決算は純利益が44億円の赤字、前年同期よりも改善
 京成電鉄が先月31日に発表した「第3四半期連結決算」によりますと、営業収益は3.2%増の1602億900万円、営業利益が21億9200万円の赤字、経常利益が22億5800万円の赤字、純利益が44億3800万円の赤字となっています。赤字幅は昨年の第3四半期よりも縮小しています。

@「今年は世界で20の航空会社が破綻する」と ICAO が予測
 昨日のトラベルビジョンによりますと、国際民間航空機関(ICAO)はこの程、2022年中に、インフレ、燃油価格の上昇、税制が主因で、世界の航空会社20社が経営破綻すると予測しています。
 また、長期需要予測では2018〜2050年までの有償旅客キロ(RPK)の平均成長率見通しを、コロナ前の4.2%から3.6%に引き下げています。
 さらに、今年については2019年比で楽観シナリオでは「国内線が95%、国際線が73%に戻る」としていますが、悲観的シナリオでは「それぞれ86%と58%」と予測しています。
【コメント】これまでの予測では、ほとんど下方修正に追い込まれています。希望的観測ですからそうなるのは当然ですが、今回の予測は当たるのでしょうか。
 30年間の「平均的成長率3.6%」は高すぎるように思うのですが。

@エチオピア航空が3年ぶりにB737MAX型機を路線に投入
 今日の 「sky-budget」によりますと、エチオピア航空は現地時間1日、2019年3月に起こった同航空のB737MAX型機墜落事故以来、運航を停止していたB737MAX型機による商業運航を約3年ぶりに再開しました。
 当初は運航再開に墜落機遺族が強く反対していましたが、裁判でボーイング社が責任を認め、遺族との合意が成立したことから、運航再開が実現したものです。


*2月1日

@1月のアクセス数は20,673回でした。

@「ZIP AIR Tokyo」が今日から入国なしの乗継サービス始める
 「ZIP AIR Tokyo」は今日から、成田空港で同日に乗継をする乗客について、日本に入国せずに乗り継げるサービスを始めました。
 このサービスを利用するには、コンタクトセンターで予約する必要があります。

@成田空港入国の「病原体保有者」は60名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は101名で、成田空港入国者では60名でした。
 101名の内、症状が出ている人は21名でした。

@日本航空の昨年12月輸送実績は国際線旅客数が88.3%増、国内線旅客数は58.3%増
 日本航空が昨日発表した「JAL2021年12月マンスリーレポート」によりますと、
 国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)88.3%増の10万7402人、利用率は43.2ポイント減の34.2%となっています。
 一方、国内線では、旅客数が58.3%増の222万9873人、利用率は13.6ポイント増の59.1%となっています。この内、成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が27.1%、成田=名古屋線が22.6ポイント増の34.4%、成田=福岡線が4.9%となっています。

@ANAホールディングスの第3四半期連結決算で純利益が大幅改善するも、有利子負債は1157億円増
 全日空が今日発表した「2022年3月第3四半期連結決算」によりますと、売上高が前年同期比(以下同じ)2104億円増の7380億円、営業費用が361億円減の8538億円、営業損益が2465億円改善の1158億円、純利益が2067億円改善の1028億円となっています。
 財務状況では自己資本が2094億円減の7978億円、有利子負債が1157億円増の1兆7712億円となり、自己資本率は6.8ポイント減の24.6%となっています。
 2022年3月通期の見通しは売上高が3313億円増の1兆600億円、純損益は3046億円改善の1000億円としています。

@全日空の客室乗務員の時給は最低賃金以下で手取り月10万円の人も
 今日の「DIAMOND online(会員限定)」によりますと、全日空の客室乗務員について、会社側はだぶつく業務に応じて、勤務形態を「国際タスク5割・メリハリ型」「国内タスク5割・4勤型」「国内タスクNCP・4勤型」「国内タスク5割・カレンダー型」「国内タスク5割・メリハリ型」「タスク8割・内際バランス型」に分けて、各人がどれを選択するか迫っている、との事です。
 昨年度は「フルタイム就労」「国際タスク5割」「国際タスクNCP」「国際タスク8割」「国内タスク5割・2勤型」「国内タスクNCP・2勤型」だったので、これを合わせると何と、12の勤務形態となります。
 しかし、どれをとっても基本給は新型コロナウイルス感染症前に比べて約40%に減ることになります。
 若手では手取りで月10万円程度にしかならない、との事で、1時間当たりの手当が国の定める最低賃金よりも低い場合もあるとのことです。
 これでは副業をせざるを得ません。ところが副業をするための申請は、開始40日前にする必要があり、これでは他企業に採用されることは難しくなります。
 また、職種によっての給与格差は広がっています。パイロットは乗務時間が減っても、最低保証給与が乗務50時間分あり、乗務手当も何十万円もある、との事で、客室乗務員のモチベーションは低下している、との事です。
【コメント】以前から、全日空の客室乗務員の待遇には色々問題があるようで、勤続年数が日本航空などに比べて短いようです。

@カタール航空がB7778F型機を34機、B737MAX10型機を25機確定発注
 カタール航空は、ボーイング社が製造中ののB777X型機をベースにし、開発を発表した「B777-8F型機」34機を確定発注しました。この機種の発注は同航空が初めてとなります。
 また、エアバスが契約を破棄したA321neo型機ファミリーの代替として、B737MAX10型機25機を確定発注しました。納入は2027年からとなります。

@エア・アジアの昨年1年間の運航実績は64%減
 今日の「Traicy」によりますと、エア・アジアが現地時間先月27日に発表した2021年の運航実績によりますと、マレーシアとインドネシア、フィリピンの3社を合わせた旅客数は、前年比(以下同じ)64%減、利用率は増減ゼロの74%となっています。


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