2009年9月前半の出来事
＊9月15日
＠日航が成田＝サンパウロ線と成田＝ローマ線の廃止を検討
日本航空は再建計画の中で、成田＝サンパウロ線(ニューヨーク経由）と成田＝ローマ線も廃止する方向で検討している、とのことです。
＠浦安市が再拡張後の標準飛行経路などの公開を要求
浦安市長は昨日、国土交通省を訪れ、羽田空港再拡張後の浦安市付近の標準飛行経路図などの公表を求める申し入れ書を提出しました。南風悪天候時の標準飛行経路を2万分の1の地図に明示すること、旋回点の座標、飛行する航空機の機種、浦安市内陸域の最大騒音予測値などを公開するように求めています。また、昨日、森田千葉県知事に対して「浦安市の問題に毅然とした態度で臨んで欲しい。」とする文書を提出しました。
＠日本航空インターナショナル機が羽田空港に引き返す
昨日午前10時50分頃、羽田発鹿児島行きの日本航空インターナショナルが運航する日本航空1867便・A300型機が離陸して上昇中に、第1エンジンの異常振動を示す警告灯が点灯しました。このため、同機は羽田空港に引き返し、11時18分に無事着陸しました。
＠ドイツ・シュツッガルトでフォッカー機が胴体着陸
14日午前、ドイツ南部のシュツッガルト空港でベルリン発シュツッガルト行きコンタクト航空のフォッカー100型機が車輪が出ずに、胴体着陸を敢行しました。機体から火花を散らして着陸しましたが、火災は発生せず乗客・乗員のうち2名が軽症を負っただけですみました。同機にはドイツの政党党首が乗っていました。
＠日米航空協議は合意できず
9日から11日に行われた日米航空当局者協議は今回も合意に至りませんでした。次回は10月下旬に開くとのことです。
＠「日航外資受け入れ先を強制することはない」事務次官
国土交通省の谷口事務次官は今日の記者会見で日本航空の外資受け入れについて「国土交通省としても外部資源の積極的活用を提言しているが、受け入れ先を強制することはない。」と述べました。また、羽田空港再拡張後の枠配分について「日本航空を優先する」との一部報道について「そのような意図は全く持っていない。」と述べました。
＠7月の海外旅行取扱額は30.0％減に
観光庁のまとめた主要旅行会社の7月の旅行取扱額によりますと、海外旅行は前年同月比で30.0％減となりました。国内旅行は同10.9％減となりました。
＠「大阪空港を廃止して、関西空港にリニアを通せ」橋下知事
今日4年ぶりに開かれた関西国際、大阪（伊丹）、神戸３空港のあり方について、関西の経済界と地元自治体が話し合う「関西３空港懇談会」で橋下大阪府知事は一旦撤回した大阪空港廃止論を展開し、「大阪中心部と関西空港をリニアモーターカーで結べ」と主張しました。また、京都府知事と神戸市長は「3空港を一体的に運用せよ」と主張したのに対して、関西商工会議所会頭はこれに反対しました。しかし、関西空港への補給金の増額については一致して要求していくことになりました。
＠アメリカ連邦航空局（FAA）が速度計交換の耐空性改善命令
アメリカ連邦航空局（FAA）は8日、エールフランスのA340型機が大西洋に墜落した事故に関して、米国内のA330型機とA340型機の3個の速度計全てをグッドリッチ社製に120日内に交換するように、とする耐空性改善命令を出しました。
＠1〜6月期の世界の航空会社赤字が約5500億円・IATA予測
国際航空運送協会(IATA)はこのほど、2009年1〜6月期の世界航空会社の赤字が60億ドル(約5500億円)を超える、との予測を明らかにしました。旅客運送量は前年同期比で6.8％減、貨物運送量は同19.3％減となっています。「回復の兆しは出てきたものの、非常に不安定」としており、原油価格の上昇などを懸念材料に上げています。
＠成田空港とアークヒルズのヘリ便が16日から運航開始
森ビルが運航する成田空港とアークヒルズを結ぶヘリコプター便「成田エアラインコネクションサービス」が16日から開始されます。当初は成田空港に乗り入れる予定でしたが、成田空港のヘリポートがターミナルから遠いことと、旅客機の離着陸の合間を縫うために上空待機を指示されることが多いことから、アークヒルズと東関道佐倉インターそばの「佐倉ヘリポート」をヘリコプターで、「佐倉ヘリポート」から成田空港まではハイヤーで結ぶことになりました。所要時間は合わせて30分となるそうです。1日最大22便が運航されるそうです。
＠関西空港がカートなどに抗菌対策実施へ
関西空港は新型インフルエンザ対策として空港内で使用されるカートの取っ手やエレベーターのボタン・トイレの個室の扉や壁・授乳室・救護室・案内カウンターなど利用者が直接手で触れる部分を除菌素材でコーティングする事になりました。二酸化チタンを含む液体をコーティングし、紫外線が当たって発生する活性酸素が菌を殺す、とのことです。対策は9月の大型連休の前にも実施したいととしています。
＠日本航空が10年3月期までに2500億円の資金調達を目指す
日本航空は2010年3月期までに2500億円規模の資金調達を検討している、とのことです。増資で1000億円、残りを追加融資と子会社株の売却などで調達したい、としています。当面の資金確保と抜本的なリストラを進めるための財務強化を目指す、とのことです。
＠日本航空がアメリカン航空とも出資に向けて交渉
日本航空はデルタ航空に加え、アメリカン航空とも出資に向けた交渉を始めました。デルタ航空とアメリカン航空は競合する関係ですが、両社から出資を受けるか、どちらか一方に絞るか交渉で決断するものと見られます。
＠フェデックスが6〜8月期の業績予想を上方修正
フェデラルエクスプレスは11日、2009年6〜8月期の業績予想を、当初予想の1株当たり0.30〜0.45ドルから0.58ドルに上方修正する、と発表しました。価格の高い速達便への需要が予想を上回ったため、としています。航空貨物の底入れの現れ、と受け取られています。
＠UA機がオイル漏れで立ち往生・A滑走路45分間閉鎖
昨日午後1時45分頃、台北発成田行きのユナイテッド航空838便・B777-200 型機がA滑走路に着陸し、誘導路に入ってステアリングが効かなくなり立ち往生しました。止まった場所がA滑走路に近かったために、同機が牽引車で移動するまでA滑走路が約45分間閉鎖されました。誘導路上に約100ｍにわたってオイルが漏れていました。このトラブルで到着の1便が羽田空港に目的地を変更し、出発・到着の13便に最大約42分の遅れが出ました。
＠「人件費削減では安全が守れない」ＪＪ労組連絡会議が見解
日本航空の最大組合を除く、日本航空機長組合など日本航空7労組で作る「ＪＪ労組連絡会議」は10日、会社が作成する再建計画について「人件費削減を押し進めれば、安全運航を脅かしかねない」などとする見解を発表しました。見解では「本業の営業損益は7年間の累計では黒字であること、全日空と比べて10ポイントも単位収入の悪い国際線や国内線を抱え、この原因が外交政策や過剰な需要予測に基づく空港建設による就航圧力があること、パイロットの年収は全日空よりも低いこと、整備部門の丸投げや評価方式によりチームワークが乱れ、整備に支障が出かねないこと」などを上げています。
＠日本航空がデルタ航空と資本・業務提携で交渉
日本航空は今日、世界最大の航空会社であるデルタ航空と資本・業務提携に向けた交渉に入っていることを明らかにしました。副社長や幹部が渡米して交渉している、とのことです。デルタ航空からは500億円程度の出資を持ちかけられたようです。しかし、日本航空は航空連合のワンワールドに加盟しており、現在はアメリカン航空と共同運航などを行っています。一方、デルタ航空はスカイチームに加盟しており、交渉が合意すると日本航空がワンワールドから脱退する事態もあり得ます。デルタ航空からの出資が成立すると、デルタ航空の出資率が10％以上になり筆頭株主になることになります。また、日本航空はエールフランスKLMなどからの出資受け入れ交渉に入る方針です。
＠羽田＝北京首都空港線が10月25日からに
日中間で合意した羽田空港と北京首都空港を結ぶ路線の運航が10月25日から始まることになりました。日中双方が1日2往復運航する事になります。日本側は日本航空と全日空が1日1往復ずつを、それぞれ、B777-200型機とB767-300ER型機で、中国側は中国国際航空が1日2往復をA321型機で運航します。なお、全日空は中国国際航空と共同運航を行います。
＠日本航空が北海道エアシステム株の譲渡を道に打診
日本航空は昨日、幹部が北海道庁を訪れ51％を保有する北海道エアシステム株を地元自治体に譲渡し、15％未満にする意向を伝えました。日本航空は4期連続で赤字を計上している北海道エアシステムの経営を地元に移し、機体整備や運航業務を支援したい、とのことです。これに対して副知事は「関連子会社として事業運営を続けて欲しい」と現状維持を求めました。
＠青森県の90才台男性が死亡・13人目
青森県は昨日、インフルエンザA型（H1N1）感染疑いがある90才台の男性が10日に介護老人保健施設で死亡したことを明らかにしました。死因は急性肺炎、とのことです。脳梗塞の後遺症で誤飲性肺炎を繰り返していたとのことです。国内で13人目の死者になります。
＠都合により、明日の更新ができません。悪しからず。
＠日本航空が成田＝メキシコ線と成田＝ミラノ線の廃止検討
経営再建を進めている日本航空は国際・国内線の更なる廃止・減便を検討していますが、成田空港関係でも成田＝メキシコ線や成田＝ミラノ線を廃止する方向で検討している、とのことです。
＠日本航空が1700億円以上の追加融資要請か
経営再建中の日本航空は年末に向けて、金融機関に対して1700億円の追加融資を要請する模様です。従来は1000億円と言われていましたが、赤字が膨らむ中、融資額も膨らむ模様です。しかし、金融機関の反発も予想され、スンナリとは行かない可能性も大きいようです。
＠基礎疾患のない45才男性が死亡
大阪府は昨日、インフルエンザA型（H1N1）の感染が確認された、府内在住の45才男性が昨日死亡した、と発表しました。この男性は7日にのどの痛みと37度台の発熱で受診、検査でインフルエンザA型陽性となり、タミフルを投与され平熱に戻りました。昨日の朝も平熱でしたが、午前11時頃、意識不明で倒れているのを家族が発見し病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。この男性に基礎疾患は確認されていない、とのことです。国内12人目になります。
＠メキシコでハイジャックも全員無事・犯人逮捕
メキシコで9日、カンクン発メキシコシティ行きのエアロメヒコ航空576便・B737型機がハイジャックされました。同機はメキシコシティ国際空港に着陸後、乗客・乗員全員が解放され、犯人は拘束されました。犯人はボリビア人の自称牧師で、「神のお告げだった。」などと意味不明の供述をしているそうです。
＠【解説と資料のページ】に「『平成20年度成田国際空港周辺航空機騒音測定結果』を読む」を載せました。
＠国土交通省が日航支援で羽田発着枠を有利配分検討
今日の産経新聞によりますと、国土交通省は再建中の日本航空を支援するために、羽田空港再拡張後の発着枠配分で日本航空に有利な配分を検討している、とのことです。羽田空港の地方経済活性化を目的とする13路線の配分は現在は全日空9路線、日本航空4路線となっていますが、再拡張後に全日空7路線、日本航空6路線とする方向で検討しています。これらの路線は羽田空港路線ですので、採算性は半ば保証されている路線です。国土交通省が主催する「羽田空港発着枠の配分基準検討懇談会」の議論では従来の配分枠を踏襲する方向で調整してきましたが、ここに来て、国土交通省がこれを覆して日本航空を支援する形になり、全日空などの反発が予想されます。
＠スカイネットアジアがさらに13便を欠航に
スカイネットアジア航空は今日、「鳥との衝突で凹みができた機体の修理が長引き、今日から11日までにさらに13便を欠航とする」と発表しました。
【コメント】弱小航空会社の悲哀ですね。ぎりぎりの機材で運航していますから1機にトラブルが起こると代替機がなく、即、欠航につながってしまうのですね。大手ですと、機材のやりくりで何とかなるのでしょうが。
＠三菱リージョナルジェットの設計を見直し・3ヶ月遅延
三菱航空機会社は今日、三菱リージョナルジェット（MRJ）の機体の設計を一部見直し、初納入が2014年1〜3月に延びることになる、と発表しました。機体を数センチ拡大することにより、顧客の航空会社からの提案を受け入れ、客室の居住性の向上や貨物スペースを拡大することになります。この拡大により、主翼の強度を確保するため、主翼の材質も炭素繊維からアルミ合金に変更する、とのことです。
＠インド・ジェットエアウイズでパイロット300人が病欠
インドのジェットエアウイズで8日、760人のパイロットの内300人が病気を理由に出社せず、186便が欠航となる騒ぎがありました。会社側が「労働組合を組織しようとした」として2人のパイロットを解雇したことに対して、解雇の撤回を求める抗議行動だったようです。これに対して会社側はさらに3人のパイロットを解雇しました。同社の会長は「従業員が安全と時間厳守という会社の理念を守れないのであれば、会社を閉じるという選択肢もあり得る。彼らが我々の理念を守るというのであれば、解雇したパイロットの復職も考える。」と述べたそうです。
＠韓国発の日本航空機にハイジャックメール
韓国時間の今日午前8時に韓国・釜山から成田空港に向かう予定の「日本航空960便をハイジャックする」と言うメールが5日に日本航空本社に届いていました。このため、韓国現地警察が昨日から警戒をして今日も捜索したために、同便は30分遅れで出発しました。メールは日本語と韓国語で書かれていました。
＠マレーシア航空とセナイ空港がセナイ＝成田貨物便を就航
マレーシア航空とジョホール州のセナイ空港を運営するセナイ・エアポート・サービスは共同でセナイ＝クアラルンプール＝成田線の貨物便を週1往復運航することになりました。第1便は6日に就航しました。
＠成田・羽田・関西・中部の入国審査時間が短縮
総務省は昨日、成田空港・羽田空港・関西空港・中部空港の主要4空港における、外国人の入国審査時間が短縮していることを明らかにしました。最長の待ち時間が4月以降、前年同月比で4.9〜14.5分短縮しているそうです。これは、総務省が3月に法務省に対して、訪日外国人を増やすために入国審査時間の短縮を勧告し、説明の要員を増やすなどの対策を取ったため、とのことです。月平均審査時間は5月が18.2分、6月が17.0分、繁忙期の7月は25.5分だったとのことですが、前年からは改善している、とのことです。ただ、訪日外国人が減少していることも影響している、としています。
＠谷口事務次官に民主党菅代表代行が注文
国土交通省の谷口事務次官は昨日の記者会見で、民主党の菅代表代行から「少し考え方を根本から入れ替えて欲しい」と要請されたことを明らかにしました。これは、政策主導で大胆に従来の国土交通行政を見直す可能性を示めしたとみられています。
＠嘉手納の夜間・早朝騒音が激増・県の08年騒音報告
沖縄県は昨日、2008年度の嘉手納基地・普天間基地・那覇空港周辺の航空機騒音測定結果報告書を発表しました。それによりますと、環境基準（75WECPNL）を超えたのは、嘉手納基地が15局中9局、普天間基地で9局中3局、那覇空港で3局中1局となっています。特筆すべきは、嘉手納基地周辺の夜間・早朝航空機騒音発生回数で2007年度の222回に対して、2008年度は2倍近い400.7回となっています。
＠日本航空が国際線業務へ外部企業の出資を検討
日本航空は国際線の運航業務について、外部企業に出資を要請する検討に入りました。全額出資の子会社でリゾート路線を運航するJALウエイズの株式売却や、ハワイ路線を分社化して株式を売却するなどの案を検討しています。大手旅行会社や商社に買い取りを要請し、その資金で機材の更新や借入金の返済を行う、としています。
＠北九州空港で小型機が着陸灯に接触・1時間閉鎖
昨日午後4時25分頃、北九州空港に着陸しようとした共立航空撮影所属の小型機が滑走路灯などに接触するトラブルがありました。このトラブルで、点検のため、約1時間滑走路が閉鎖されました。小型機は滑走路再開後、無事に着陸しました。乗員2人に怪我はありませんでした。乗員によりますと「西風にあおられて、バランスを崩した」とのことです。このトラブルで旅客便に最大約1時間半の遅れが出ました。
＠警告灯が点灯で目的地を変更・北海道エアシステム機
今日午前11時頃、釧路発丘珠行きの北海道エアシステム2862便・サーブ340B型機が丘珠空港への着陸態勢に入ったところ、機体の異常を示す警告灯が点灯しました。このため、同機は着陸地を新千歳空港に変更して、無事着陸しました。警報装置のトラブルと見られています。
＠インフルエンザA型陽性の男性が死亡
宮城県は昨日、インフルエンザA型陽性の90才台男性が6日夜に死亡した、と発表しました。男性は非結核性抗酸菌症で入院していました。この医療機関には他にもインフルエンザA型陽性の人が出ているそうです。国内で11例目の死亡になります。
＠シンガポール航空がA380型機の納入延期で合意
シンガポール航空はエアバスに発注しているA380型機の納入延期でエアバスと合意したことを明らかにしました。12号機を来年の4月から10月に、19号機を2011年1月から2012年1月に延期します。なお、年内納入予定の10・11号機は変更ない、とのことです。
＠成田会社法の改正案は通常国会か臨時国会に提出・航空局長
前田航空局長は4日の記者会見で成田空港会社法の改正案について、「次の通常国会か臨時国会に提出する方向で固まっており、通れば、2010年のしかるべき時期に株売却を開始することになる。ただ、時期や金額や規模についてはまだ未定だ。」と述べました。また、「民主党政権の元でも理解を得られるのではないか。」との見通しを語りました。
＠10月1日から成田空港駅も禁煙に・JR東日本
JR東日本の10月1日からの首都圏駅の全面禁煙により、成田空港の駅でも全面禁煙になることになりました。
【コメント】当然禁煙になっているものと思っていました。まだだったのですね。日本の表玄関として良いのでしょうか。そう言えば、成田空港内飲食店の中には禁煙でないところもある、と聞いていますが、どうなっているのでしょうか。
＠大分発の全日空機が離陸中止・鳥が衝突
今日午前9時20分頃、大分発中部行きの全日空386便が離陸滑走中に左エンジンに鳥が衝突しました。このため、同機は急遽離陸を中止して戻りました。点検したところ、プロペラの一部が損傷しており、同便は欠航となりました。なお、同便はB737-500型機を使用しているはずですが、機材の変更があったのでしょうか。
＠機長と副操縦士の乗ったタクシーが追突で欠航に
今日午前出発予定の宮崎発福岡行きの日本航空3620便に乗務する予定の機長と副操縦士が、空港に向かうために乗ったタクシーが追突され、両者とも軽症を負いました。このため、同便が欠航となってしまいました。
＠全日空国際線7月分乗客数が6.4％減
全日空が明らかにした7月分の旅客数が前年同月比で6.4％減となりました。減少幅が一桁台になったのは昨年の8月以来になります。
＠スカイネットアジア航空が今日も6便欠航
スカイネットアジア航空は鳥の衝突によって凹みができた機体の修理が伸びて、今日も6便が欠航になる、と発表しました。ボーイング社への技術確認と部品交換が必要になるため、とのことです。
＠北総開発の値下げで県市村が合意
昨日、北総開発鉄道の運賃値下げを巡って千葉県知事と沿線6市2村の首長が会合しました。この結果、難航していた運賃の5％値下げと通学定期割引率の引き上げのための財政支援で合意しました。内容は県と6市2村が5年間で20億円を支援する事になりました。また、北総開発鉄道の親会社であり、新スカイライナーをこの路線を使って運行する京成電鉄に対して同額の財政支援を要請し、値下げを実現する、と言うものです。しかし、京成電鉄はこれに対して今のところ態度を明らかにしていません。
＠日本航空が産活法を使った自己資本増強を検討へ
今日の毎日新聞によりますと、日本航空は産業活力再生法による公的資金を活用した日本政策投資銀行からの資本注入を検討し始めた、とのことです。6月末現在で総資産に占める自己資本比率が9.3％まで低下しており、今年末までに約1000億円を手当てしなければなりませんが、自己資本比率の低下で信用力が落ち、金融機関からの融資も厳しいものがあります。
＠日本エアコミューター機が失速警報で引き返す
今日午前8時45分頃、鹿児島発屋久島行きの日本エアコミューター3741便・DHC8-400型機が屋久島空港への着陸態勢に入ったところ、失速を示すが警告灯が点灯しました。このため、同機は鹿児島空港に引き返しました。警報装置のトラブルと見られています。同便と折り返し便が欠航しました。
＠今日も5便が欠航・鳥衝突のスカイネットアジア機
スカイネットアジア航空は鳥衝突で凹みができた機体の修理が長引いたため、今日も5便が欠航する、と発表しました。
＠WHOがエアバスへの補助金を違法とする中間報告
世界貿易機関（WHO）の紛争処理小委員会は4日、米国と欧州からそれぞれ出されていたエアバスとボーイング社に対する補助金についての訴えについて中間報告を発表しました。それによりますと、「エアバスに対する欧州各国政府からの巨額補助金は違法」と判断しています。この判断は最終報告でも大きな変化はないと見られていますが、現在、旅客機の開発を進めている中国や日本などにも影響があるものと見られています。
＠夏休み成田空港利用客が事前予測よりも改善
成田国際空港株式会社が発表した「09 夏さわやかキャンペーンの結果」によりますと、夏休み期間（7月16日〜8月31日）の成田空港利用客数は前年同期比で4.6％減となりましたが、同社の事前予測では同9％減でしたので、予測よりも4.4ポイント改善したことになります。総発着回数は同0.7％増となりました。
＠成田空港新インフルエンザ協議会が開かれる
昨日成田空港内で、厚生労働省成田空港検疫所と航空会社などの空港関係機関が参加した「成田国際空港新型インフルエンザ等感染症対策協議会」が開かれました。協議会では機内検疫の検証と現状のインフルエンザA型（H1N1）対策が話し合われました。参加者からは「FAXを使った情報伝達は遅い。迅速な情報の共有が必要。」などの意見が目立ったとのことです。会議には千葉県・千葉県警・税関・入管・医療機関・ホテル業協会などが参加しました。
＠新清掃工場の落札率は70.5％
昨日、成田市と富里市の新清掃工場の入札結果が公表されましたが、それによりますと落札額は193億1672万円で予定価格が274億500万円だったので、落札率は70.5％だったとのことです。
＠国交省が千葉市ルートを撤回し全て海上ルート提案
国土交通省は昨日開かれた千葉県の「羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会」の担当部課長会議で、8月5日に提案した羽田空港再拡張後の深夜・早朝時間帯飛行ルートで一部が千葉市上空を通る飛行ルート案を撤回し、この分を東京湾上を通る案を示しました。ただ、このルートは千葉市上空ルートに比べると、「安全上から約2便程度少なくせざるを得ない」とのことです。また、首都圏の騒音共有を目的に創設された神奈川・都心北上ルート案撤回について「このルートを撤回しても、千葉県上空を通る飛行機は年間約30便の増加にとどまる。」と説明しました。
＠スカイネットアジアが機体修理で今日の6便を欠航
スカイネットアジア航空は昨夜の点検でB737-400型機1機で右主翼のフラップに凹みが見つかったため、この修理のために今日の6便を欠航する、と発表しました。凹みは鳥が衝突してできたものと見られています。
＠日本エアコミューター機が引き返す
3日午前8時35分頃、鹿児島発岡山行きの日本エアコミューター3691便・サーブ340B型機で離陸直後に、防氷装置などを作動させる発電機の故障を示す警告灯が点灯しました。このため、同機は鹿児島空港に引き返しました。このトラブルで折り返し便を含め2便が欠航しました。
＠10月から中部＝金浦線を新設へ
国土交通省は昨日、10月から中部空港と韓国・金浦空港を結ぶ路線新設で韓国側と合意したことを明らかにしました。当初は双方が1日3便、2010年3月以降双方が1日4便運航できる、とのことです。
＠静岡空港の年間利用者が当初予測の45％になる見込み
昨日の読売新聞によりますと、開港3ヶ月になった静岡空港の利用者が8月末現在で約17万7000人となり、このペースで年間利用者数を予測すると約63万人となる、とのことです。これは、2003年当時に静岡県が出した年間予測数の約45％にしかならない、とのことです。
＠夏休み成田空港出入国者数が4.5％減に
東京入管成田空港支局のまとめによりますと、この夏休み（7月16日〜8月31日）の成田空港出入国者数は前年同期比で4.5％減となりました。特に外国人出国者数が同9.1％減の大幅減になっています。この理由について同局では「円高と駐在日外国人が経済状況によって里帰りを控えたためではないか」としています。日本人出国者数は同2.5％減、入国者数は同3.3％減となりました。
＠「成田空港空の日フェスティバル」の開催案内
成田空港の公式ホームページに「成田空港空の日フェスティバル」の要項が載っていました。22日には中・高校生を対象とした「空の日航空教室」（定員60人）が行われます。管制塔の見学などもあるようです。
＠フィンランド航空が来年夏季ダイヤから成田＝ヘルシンキ線を毎日運航へ
フィンランド航空は昨日、現在週4往復で運航している成田＝ヘルシンキ線を来年3月末の夏季ダイヤから週7往復のディリー運航とすることを明らかにしました。
＠浦安市が羽田増便に備えて騒音アンケート実施
浦安市は2010年10月の羽田空港再拡張後の増便の影響を調べるためのアンケート調査を始めました。飛行ルートに近い海側の住民3000人を無作為で抽出し、37項目の質問に回答してもらうものになっています。「年間を通した航空機騒音」の項目では、「うるさくない」から「耐え難いほどうるさい」までの5段階で回答してもらうようになっています。今回の回答者には来年の増便後に追跡調査を行い、前後の影響差を把握するそうです。
＠日本航空の7月分利用者の減少率が改善
日本航空が昨日発表したグループ全体の7月分国際線利用客数は前年同月比で9.7％減となり、5月の同19.8％減、6月の同24.8％減に比べて改善しました。国内線も同8.2％減となり、6月の同14.7％減から改善しています。
＠成田エクスプレスが工事用車両と接触
今日午前10時45分頃、JR埼京線の渋谷ー恵比寿間を走行中の成田空港行き成田エクスプレスが線路脇の工事用車両と接触しました。乗客に怪我はありませんでした。この事故で、埼京線と湘南新宿ラインは運航をストップし、山手線も一時運転を休止しました。
＠成田エクスプレスにWiMAXを導入へ
JR東日本は10月1日から運行する成田エクスプレスの新型車両内で高速通信ができるWiMAXを導入すると発表しました。KDDIのUQコミュニケーションズかソフトバンクテレコムの無線ランサービス・BBモバイルポイントに加入していればインターネットに接続できるそうです。ただ、トンネル内では遮断される、とのことです。
＠アシアナ航空が旭川＝仁川線を11月7日から運休
アシアナ航空は11月7日から現在週2往復運航している旭川＝仁川線を運休することを明らかにしました。円高と新インフルエンザ拡大で利用者が激減し、採算が取れなくなっています。路線開設から3年半で休止となります。
＠静岡空港の8月平均利用率が72.4％
静岡県のまとめによりますと、静岡空港発着便の8月分利用率が国内・国際全線平均で72.4％となりました。札幌線と那覇線は85％以上と好調でしたが、フジドリームエアラインの小松線は67.8％、鹿児島線と熊本線は苦戦しました。ソウル線は77.9％と好調でした。
＠高知と京都で死者・国内10人に
高知県は昨日、1日に高知市内の医療機関でインフルエンザA型（H1N1）の簡易検査で陽性反応が出た70才代の男性が死亡した、と発表しました。男性には慢性闘塞性飾疾患と糖尿病の基礎疾患があった、とのことです。
京都府は昨日、インフルエンザA型（H1N1）に感染した木津川市の69才の男性が昨日死亡した、と発表しました。男性には肺気腫などの基礎疾患があった、とのことです。
国内でのインフルエンザA型（H1N1）関連の死者は10人となりました。
＠エアバスが急角度進入可能なA318型機をBAに納入
エアバスは2日、ブリティシュ・エアウエイズに急角度進入が可能なA318型機を納入した、と発表しました。この機体は市街地や山が迫っている空港などで使用できるものです。市街地の空港では急角度で進入することにより、騒音地域を狭くできます。
＠共生財団が08年度騒音調査報告まとめる・騒音は減少
成田空港周辺地域共生財団はこのほど、2008年度の成田空港周辺騒音測定報告書をまとめました。それによりますと、102か所の測定点の内、26か所が前年度並み、76か所がWECPNL値で0.1〜0.5ポイント下がっているとのことです。世界景気の低迷による便数の減少と機材の小型化が影響しているのでは、としています。
【コメント】来年3月からの増枠による影響が心配です。明日、成田空港周辺地域共生財団に行って報告書をもらってきます。
＠昨日、震度6強を想定した救難・誘導訓練
成田空港では昨日、成田市を震源とする震度6強の地震が起こった、と想定した訓練が行われました。訓練には約330機関・約750人が参加しました。ターミナル内での負傷者の救助・避難訓練や各機関の連携確認などが行われました。
＠成田空港7月貿易額が大幅減に
東京税関が発表した7月の成田空港貿易額によりますと、輸出が前年同月比31.1％減、輸入が同28.9％減となり、減少幅は前月に比べ、それぞれ0.1・1.6ポイント拡大しました。輸出は17ヶ月・輸入は10ヶ月連続の前年割れとなっています。
＠指を傷つけて生体認証すり抜け不法入国
警視庁は今日までに、成田空港で生体認証をすり抜けて再入国した中国人らを逮捕しました。リーダー格の男は2005年に窃盗で逮捕され強制送還され再入国できないにもかかわらず、2007年11月に成田空港から他人名義のパスポートで、人差し指にN字型の傷を造り、生体認証装置をごまかして再入国していました。
＠成田空港で名札を見て海外旅行留守宅に空き巣
群馬県警は昨日、成田空港で出国者の手荷物の住所を盗み見て空き巣に入った千葉市の男を逮捕しました。この男は他にも外貨両替の書類にある住所を盗み見て空き巣に入った疑いがもたれています。
＠8月のアクセス数は26804回でした。これからもよろしくお願いいたします。
＠空港内従業員がゲートを突破し35分間全ゲート閉鎖
昨日午後1時8分頃、成田空港第6ゲート（南ゲート）で検問を通過しようとした乗用車が警備員の許可を得ない内にゲートを突破して空港内に侵入しました。このため、成田空港の全ゲートを35分間閉鎖して乗用車を探しました。乗用車は整備地区で1時43分に発見され、運転手も2時16分に発見されました。運転手は27才の空港内従業員で身分証明書を良く見せずに制止されたものの、そのまま侵入したものです。
＠ビバマカオが成田＝マカオ線を増便へ
ビバマカオは18日から、現在は週2往復で運航している成田＝マカオ線のチャーター便を週4往復に増便することを明らかにしました。運航日は月・水・金・日曜日となっています。
＠福山通運に保安検査資格停止処分・国土交通省
国土交通省は今日、福山通運に対して航空貨物の保安検査をしていなかった、として保安検査資格停止の処分を行いました。子会社の「九州福山通運」福岡支店が保安検査に必要な機器を設置せずに、無検査のまま「保安検査済み確認書」を航空会社に提出していました。国土交通省は同社に対して15日までに改善策を提出するように求めています。
＠日本航空機がオイル漏れで欠航
昨日午前、高松空港で高松発羽田行きの日本航空1404便・A300-600型機のオイル漏れが見つかりました。このため、この便は欠航となりました。
＠北海道で8人目の死者・40才代女性
北海道は昨日、30日にインフルエンザA型（H1N1）に感染した40才代の女性保健師が急性心不全で死亡した、と発表しました。この女性は21日に利尻町で発生した中学校のインフルエンザA型（H1N1）集団感染で患者の聞き取り調査をしていました。25日前後から発熱し、29日にインフルエンザA型（H1N1）の感染が確認されました。同日は稚内市内のホテルに宿泊しましたが、30日午後2時頃、ホテル内で意識不明の状態で発見され、死亡が確認されました。この女性は高血圧症の基礎疾患があったそうです。国内8人目の死者になります。