2010年10月後半の出来事
*10月31日
@「羽田空港着陸機の騒音がうるさくて堪らない」君津市民
君津市に住んでいる読者から、次のようなメールをいただきました。「載せてもかまわない」との事でしたので、下記に掲載いたします。
羽田空港拡張で、ますます便数が増えてうるさくなることが予想されます。成田空港空域と羽田空港空域が一体化された影響もあるのでしょうか。混雑時には2分にも満たない間隔で飛んでくることになりますから、大変でしょうね。ある程度の高度がある場合には便数が増えても、WECPNL値はほんの少ししか増えず、騒防法の対策区域になる75WECPNLには全く届かず、航空機騒音の環境基準値70WECPNLにも届かないと、行政はこのような訴えを相手にしてくれないのが現状です。少なくても、夜間の騒音には最大騒音値(MAX dB(A))による航空機騒音規制が住民の生活と健康を守るためには必要ではないでしょうか。
航空機騒音の事を調べてたら、こちらにたどり着きました。私は、君津市の標高の高いところに住んでいますが、羽田に向かう飛行機の騒音で、大変悩んでいます。異常な低空飛行と朝6時台から夜11時まで、ひっきりなしに飛んで来て、轟音で家が揺れたりで、悲鳴を上げ、航空局と、千葉県に苦情を言いましたが、とて も冷たいものでした。これからどう戦えばいいのか、それともあきらめなくてはいけないのか、。途方にくれています。君津は、新滑走路の建設で、多くの山を失い、禿山が目立ち、もう何なのかといった感じです。何かいいアドバイスいただければ幸いです。 |
@今日から羽田空港に国際定期便が就航・日航撤退でラストフライトの空港も
今日から羽田空港の国際線定期便の就航が始まりました。午前0時5分に日本航空のサンフランシスコ行きが離陸し、0時8分に全日空のロサンゼルス行きが離陸していきました。一方、今日から日本航空の撤退・路線減少で、定期便がなくなる地方空港も出ました。
@格安航空会社誘致をすすめる自治体が7割に
共同通信が成田空港や羽田空港などの都市部の主要空港と離島を除く、全国の51空港を抱える37自治体に行ったアンケートによりますと、約7割の26自治体がすでに格安航空会社が就航しているか、誘致に向けて交渉しているか、誘致を検討していると答えた、とのことです。
@「飛べ!100年の夢『空と宇宙展』」に行ってきました
29日に上野の国立科学博物館で開催中の「飛べ!100年の夢『空と宇宙展』」に行ってきました。目的は「はやぶさ」の展示でした。混むのではないかと思い、9時の開館前に着くようにしましたが、待っている人は10人程度で、思ったよりすいていました。メイン会場には下記写真のように「はやぶさ」本体の実物大モデルが展示され、別室に帰還した「はやぶさ」カプセルの実物パラシュート、「カプセル」の実物大モデル、「カプセル」の実物電子機器部分が展示されていました。残念ながら別室展示物は撮影禁止でした。また、小型ソーラー電力セイル実証機「イカロス」の帆の実物が大きく展示されていました。
その他の展示としては日本の飛行機の100年の歴史に関する多くの展示がありました。こちらもじっくり見る価値があります。会場で販売されていた「空と宇宙展 飛べ!100年の夢」と題する公式ガイドブックには100年間に日本で製作されたり、日本の空を飛んだほとんど全ての航空機写真が全て載っているようです。資料としても価値はあると思いました。2000円です。
「空と宇宙展」は2011年2月6日まで開催されていますが、「はやぶさ」カプセルなどの展示は11月7日までとなっています。なお、明日は休館です。
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「はやぶさ」の実物大モデル、右端に見えるのがイカロスの帆の一部
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戦前の風洞実験用木製モックアップ
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裏側、サンプル採取ホーンとその上にある帰還カプセル
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初期の木製プロペラ、風を切る縁には金属がはめ込まれる
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*10月30日
@京成電鉄利用が増える・成田空港アクセス調査
成田国際空港株式会社は昨日、9月10日に行った「成田国際空港アクセス交通実態調査」の結果を発表しましたが、それによりますと、成田空港に鉄道を使って向かう人が全体として前回調査(今年3月)に比べて5.5%増え、自動車を使う人が5.8%減っています。また、鉄道を利用した出発客32176人の内、京成電鉄を利用した人が、比較できる前回調査(2007年)に比べて3.7%増えて59.1%になった一方、JRを使った人は同3.7%減の40.9%となり、利用客が京成電鉄にシフトしていることが明らかになりました。また、京成電鉄の中では「成田スカイアクセス」利用が56.3%、京成本線利用が43.7%となっています。
@台風14号で欠航や遅れが多数・成田空港
成田空港では台風14号の影響により、中国路線で10便以上の欠航が出ています。また、欧米路線を中心に遅れが多数出ているようです。
@全日空の上期最終損益が132億円の黒字
全日空は昨日、4〜9月期の連続最終損益が132億円の黒字になった、と発表しました。また、2011年3月期の連結最終損益が予想を10億円上回る60億円の黒字となる、との予測を明らかにしました。
@全日空が貨物カルテルで和解・7300万ドル支払いで
全日空は昨日、米国司法省と国際航空貨物でカルテルを結んだ容疑について7300万ドル(約58億円)の罰金を支払うことで、司法取引に合意したことを明らかにしました。また、提訴していた運送業者に対しても1040万ドル(約8億円)を支払うことで合意したことも明らかにしました。
@全運輸労組が管制官有罪で抗議声明
「全運輸労働組合」は昨日、焼津上空乱高下事故で2名の管制官の有罪が確定したことに対して抗議の声明を出しました。声明では「事故は管制官の便名間違いが原因ではなく、多くの事象が複雑に絡んで発生した」とし、「航空の現場に混乱をもたらし安全確保に逆行する決定は断じて認められない」としています。
【コメント】声明の全文を読んだわけではありませんが、個人的には違和感を持ちます。もちろん管制官に全責任を負わせることは出来ませんが、「便名を間違えても良いのか」と考えてしまいます。ヒューマンエラーを根絶することは出来ませんが、少しでも少なくなるような制度的な“余裕”が安全のためには必要と思います。特に、拡張後の羽田空港のような過密空域では一つのエラーがとんでもない結果をもたらす可能性がありますから。
@山形県が羽田線と大阪線の団体旅行に500円を支給
山形県は明日から、山形空港発の羽田線・大阪線を使う団体旅行参加者に1人当たり500円を支給することになりました。現在も羽田線の団体旅行参加者については援助していますが、「60〜100名」としていた基準を緩和し、「10名以上」とし、大阪線にも支給します。また、団体旅行を企画する旅行会社に対しても1ツアー当たり5万円を支給します。
@米国行きの貨物機に爆発物が複数見つかる
オバマ米大統領は29日、記者会見で英国とアラブ首長国連邦の空港で、シカゴのユダヤ教礼拝所行きの荷物の中から爆発物が発見されたことを明らかにしました。イエメンが発送元で、アルカイダが関与している、と述べています。CNNによりますと、サウジアラビアからの情報により発見された、とのことです。英国の当局者によりますと、この爆発物が有効なものかどうか今のところ分からない、そうです。
【コメント】「オバマ、おまえもか!」という感じもします。米国下院選で与党の民主党の苦戦が伝えられていますね。
@アメリカン航空機で離陸直後に天井に穴・無事引き返す
米国のマスコミが29日伝えたところによりますと、26日、マイアミ発ボストン行きのアメリカン航空・B757型機が離陸上昇中に天井に30cm×60cmの穴が空き、急減圧で酸素マスクが下りる事故がありました。同機はマイアミ空港に引き返し、無事に着陸しました。機内は一時パニックになった、とのことです。原因は今のところはきっりしませんが、金属疲労の可能性がある、とのことです。
*10月29日
@成田空港冬ダイヤが夏に比べて週229回減に・日航の縮小響く
成田国際空港株式会社が昨日発表した2010年冬ダイヤによりますと、夏ダイヤに比べて国際線の発着回数が週で(以下同じ)229回減の3088回になります。この内、旅客便は204回減となり、貨物便が25回減となっています。日本航空の路線縮小が大きく響いています。日本航空だけでJALウエイズも含めて旅客便が186回減、貨物便が72回減となっています。また、エールフランスやデルタ航空や全日空などが減らしています。一方、アリタリア・イタリア航空やKLMオランダ航空などが増やし、香港航空など3社が新規に就航しています。一方、国内線は70回増の406回となっています。国際線の乗り入れ都市は93都市、35ヵ国3地域となります。
@01年焼津上空乱高下事故で管制官2人の有罪が確定
最高裁は昨日、2001年1月31日に焼津市付近上空で起こった日本航空機同士のニアミスによる乱高下で多数の負傷者が出た事故について、業務上過失傷害の罪に問われた管制官2人が上告していた訴訟で、上告を棄却する決定をしました。これにより、訓練の監督をしていた管制官が禁固1年8ヶ月・執行猶予3年、訓練していた管制官が禁固1年・執行猶予3年の有罪が確定しました。
@日航の個人情報収集訴訟が勝訴
「日本航空キャビンクルーユニオン」に加入する客室乗務員ら計193人が、「無断で個人情報ファイルを作成され、人格権を侵害された」として、最大労組のJAL労組とその歴代役員5人と日本航空を相手取って1人当たり23万円の賠償を求めていた訴訟の判決が昨日、東京地裁でありました。ただ、日本航空は責任を認めないまま1人当たり22万円の賠償金を支払って訴訟から離脱しました。裁判長は「プライバシーの侵害があった」として1人当たり1万円を支払うように命じました。これにより、賠償金では全面勝訴となりましたが、日本航空の関与については「証拠がない」として認めませんでした。
@空港勘定の民営化と概算要求10%減を求める・行政刷新会議
行政刷新会議は昨日、社会資本整備事業特別会計の「空港整備勘定」について「廃止」と判定しました。「空港勘定を廃止し、早期に民営化」を求め、「実現までは一般会計と区分して経理を行う」としています。また、事業内容の見直しと概算要求を10%減までの幅で見直す事を求めています。特に、空港整備が一段落したにもかかわらず、建設国債を発行することは国民の借金を増やすことで、逆行する、と指摘しました。また、空港需要の甘い需要予測に厳しい批判が集中しました。
@全日空の上期営業利益が550億円程度の見込み
全日空の2010年上期(4〜9月期)の連結営業利益が550億円程度になる模様です。国際線需要が好調なことと、円高による燃料費の軽減が貢献している、とのことです。
*10月28日
@発着回数は6%増、旅客数は3%増に・成田空港9月運用状況
成田国際空港株式会社が発表した9月の運用状況によりますと、発着回数は前年同月比(以下全て同じ)6%増となりました。また、旅客数は3%増で国際線旅客数は2%増、国内線旅客数は29%増となっています。貨物量は6%増で、輸出入共に14%増となっています。給油量は1%増でした。経年比較で見ますと、発着回数は2007年水準にほぼ回復していますが、国際線旅客数は2006年水準にも達せず、2007年実績にはまだ差があります。貨物量は先月までは2006・2007年水準になっていましたが、9月は同水準をかなり下回りました。給油量は2006・2007年水準を大きく下回っています。
@「LCCの10社が乗り入れに興味」平山常務
成田国際空港株式会社の平山常務は22日の記者会見で、海外格安航空会社の内、10社程度が興味を示していることを明らかにしました。「しかし、2国間協議の関係があるので、乗り入れ時期ははっきりしない。早期の乗りいれが実現する場合は余裕のある第2ターミナルで対応する。専用ターミナルの建設についての結論はそう遠くない時期にだしたい。」と述べました。
@成田・羽田間の航空貨物物流一体化実験を来月3日から
航空貨物輸送で成田空港と羽田空港を一体的に運用するための実証実験が10月3日〜来年1月31日まで行われることになりました。成田空港と羽田空港間に1日7往復程度の共同配送の定期輸送車両を運行する事になります。
@成田空港周辺ホテルが羽田空港直行バスを運行へ
成田空港周辺の4つのホテル(ホテル名はまだ分かりません)が共同で羽田空港=東京駅=各ホテルを結ぶ直行バスを12月1日から1日1往復運行する事になりました。完全予約制で前日の16時までの申し込みになります。料金は片道2000円で、リムジンバスよりも1000円安く設定されています。
@大韓航空が来年5月にも成田=仁川線にA380型機を投入か
大韓航空は昨日、発注していたA380型機の1号機を来年5月に受領することを明らかにしました。来年中に5機のA380型機を受領する、とのことです。これを受けて、成田=仁川線にもA380型機を早ければ来年5月にも投入する計画、としています。
@エアニッポン機が大雪山系で対地接近警報装置作動・管制官のミスか
26日午後1時40分頃、中部発旭川行きのエアニッポン325便・B737-800型機が旭川空港の東約30Km付近を高度約2100mで降下中に対地接近警報装置(GPWS)が作動し、同機は警報の指示に従って急上昇するトラブルがありました。同機は午後2時05分頃に無事に旭川空港に着陸しました。国土交通省は重大インシデントの可能性があると調査官3名を派遣しました。
当時、旭川空港付近に高度約2000mで飛行中の航空機があり、管制官はエアニッポン機を東側の大雪山系方面に誘導し、着陸のために3000mからの降下を指示しました。大雪山系は2000m級の山があるため、管制の内規でこの空域での最低高度を3000mと定めていましたが、管制官は1500mまで降下するように指示してしましました。当時、エアニッポン機は雲中を飛行しており、視界は不良でした。運輸安全委員会の調査によりますと、対地接近警報装置(GPWS)が作動したときは地上からの高度が約520mしかありませんでした。前方には山肌が迫っており、上昇しなければ、山肌に激突する危険がありました。この管制官は運輸安全委員会の聞き取りに対して「最低高度を失念していた。」と述べた、とのことです。
@日米航空自由化協定に調印
日米両国政府は25日、航空自由化(オープンスカイ)協定の了解覚書を締結しました。これにより、日米間の(1)路線(2)便数(3)参入企業数(4)コードシェアー(5)運賃などが自由に設定できることになりました。ただし、羽田空港の発着枠については別途条項で1日4枠と制限されています。
@国土交通省が羽田空港国際線ターミナル再拡張へ
25日の読売新聞によりますと、国土交通省は羽田国際線ターミナルを2013年度をメドに再拡張する方針を固めた、とのことです。搭乗口を現在の倍の20か所にします。総工費は約1000億円を見込むとのことです。
@9月の日本人出国者数が3.1%減に、7ヶ月ぶりの前年割れ
日本政府観光局のまとめによりますと、9月の日本人出国者数は前年同月比3.1%減となりました。7ヶ月ぶりの前年割れとなります。一方、訪日外客数は同34.0%増で11ヶ月連続の増加となっています。
@女性のLCC利用希望者は35.4%、狭い座席などに懸念
25日の「nikkei WOMAN On Line」によりますと、同紙が行った格安航空会社利用に関するアンケートによりますと、女性で格安航空会社を「利用したい」と答えた人は35.4%にとどまりました。「利用したくない」が18.4%、「どちらとも言えない」が46.2%で同紙は「二の足」を踏んでいる人が64.6%と分析しています。利用を躊躇する理由は「海外旅行は特別なものだから、少しは贅沢をしたい」「狭い座席では我慢できない」「何となく安全性が心配」などとなっているようです。
@日本航空が和歌山県の社宅用地を時価の3倍で購入、19年前
昨日と今日の朝日新聞によりますと、日本航空が19年前に社宅用地として購入した山林の価格が時価の約3倍の154億円だった、とのことです。この購入には地主側の代理人として当時の有力和歌山県議が当たりました。また、この交渉には自民党の元運輸大臣二階氏も関わった、とのことです。結局、日本航空側が高額で購入し、この県議には手数料としてゼネコンをトンネルとして4億5000万円が支払われました。日本航空側は現在、社宅を廃止して土地を売却する意向ですが、5億円でも買い手が付かないとのことです。
@日本航空が早期退職募集を11月9日まで延長
日本航空は25日、早期退職者の募集を11月9日まで延長する事を明らかにしました。募集人員はパイロットが130人、客室乗務員が140人となっています。朝日新聞によりますと、パイロットで白紙の乗務表を渡された人には、11月分の乗務表も白紙になっている、とのことです。
@上期の営業損益が1096億円の黒字に・日本航空
日本航空は26日、4〜9月期の連結営業損益が1096億円の黒字になったことを明らかにしました。売上高は7665億円だったとのことです。10月も黒字が見込める、とのことですが、下期の見通しは厳しくなる、としています。
@日本航空が政投銀に「つなぎ融資」の1800億円を一括返済
日本航空が政策投資銀行に無保証の「つなぎ融資」1800億円を一括返済していたことが昨日明らかになりました。当初は企業再生支援機構からの「つなぎ融資」も含め、来月に一括して返済する計画でしたが、この融資が無保証で金利が7〜10%と高利であることと、手元資金に余裕が出たことから一括返済に踏み切ったものです。また、再建の進展ぶりをアピールして、銀行団からの借り換え融資を有利に進める狙いもあるようです。
@フィリピン機が油圧不具合で那覇に緊急着陸
21日午後5時30分頃、マニラ発関西行きのフィリピン航空機が那覇の南南西約260Kmの海上を飛行中に油圧系統の不具合を示す警告灯が点灯しました。このため、同機は那覇空港に緊急着陸を要請し、6時8分に無事着陸しました。着陸後自立走行が出来ずに牽引車で移動するまで、滑走路が約17分間閉鎖され、4便に最大40分の遅れが出ました。
@日本エアコミューター機が落雷で引き返す・鹿児島空港
24日午前11時頃、鹿児島発徳之島行きの日本エアコミューター3793便・DHC8-400型機が離陸後に鹿児島市上空で落雷に遭いました。同機は点検のために鹿児島空港に引き返しました。乗客は代替機で徳之島に向かいましたが、折り返し便など3便が欠航となりました。
@岡山県知事が格安航空会社誘致を表明
石川岡山県知事は26日の記者会見で、岡山空港への格安航空会社誘致に積極的に取り組むことを明らかにしました。岡山空港には韓国の済州航空とイースター航空がチャーター便を運航した実績があります。
@エアバスジャパン会長がマスコミの報道姿勢に苦言
エアバスジャパンのフクシマ会長は昨日東京大学で行われた講演で、日本のマスコミのエアバスの取り上げ方に苦言を呈しました。例として、昨年3月23日に成田空港で起こったフェデラルエクスプレス機事故を取り上げ、翌日のテレビのニュースの解説でA380型機の模型が使われたことについて「なぜエアバスの A380 という、MD-11でもない、フェデラルエクスプレス でもない、貨物機でもない、一度も事故がない、最も安定性があると言われている飛行機が、なぜああいう風に使われるのか」と述べました。また、「B社に都合の悪いことは報道しない傾向がある」と指摘しました。
*10月24日
@都合で明日から3日間、更新が出来ません。次の更新は28日の予定です。
@JALエクスプレスがパイロット候補採用取り消しで最高100万円
JALエクスプレスは内定としていた自社養成のパイロット候補生の採用取り消しについて、内定者に関連会社などの地上職へ転向する場合に90万円、自分で転職先を探す場合に100万円の一時金を支給する、との説明を行ったとのことです。
@コンゴでの墜落事故の原因は密輸ワニ
英国のデーリー・テレグラフは23日までに、8月25日にコンゴで起こった小型旅客機の墜落事故(8月28日出来事参照)の原因が密輸目的で客室に持ち込まれたワニが逃げ出したことにある、と報じました。同紙が入手した調査報告書によりますと、生存者の証言などから客室内に持ち込まれたワニが鞄から逃げ出し、パニックになった乗客や客室乗務員が客室前部に一斉に殺到したため、機体のバランスが崩れて。立て直せずに墜落した、とのことです。
*10月23日
@18才ポーランド少年が覚せい剤密輸で家裁に送致・成田空港
成田空港で今年2月に約4.2Kgの覚せい剤をスーツケースの二重底に隠して密輸しようとしたポーランド人の18才の少年が逮捕されましたが、昨日、この少年が家庭裁判所に送致されました。成田空港開港以来の密輸事件としては最年少になります。少年は容疑を否認しているそうです。
@国交省がスカイネットアジア航空を厳重注意処分に(航空会社名を間違えましたので訂正しました。すみません。)
国土交通省は昨日、スカイネットアジア航空に対して「部品交換時期を怠った」として厳重注意処分を行いました。同社が所有するB737-400型機の内6機で、4年に一度の交換が指示されている機内トイレの給排水装置の部品交換を最大で244日も超過していた、とのことです。この部品が劣化すると水が漏れて氷塊落下につながる恐れなどがある、とのことです。原因は同社でのコンピューター入力のミス、とのことです。
@日本航空の早期退職募集が目標に達せず再々募集を検討
日本航空が昨日を締め切りとしていた希望退職者募集で、目標に対して約300人が足りなかった模様です。運航乗務員と客室乗務員の希望が少なかった、とのことです。これを受けて同社は期限を25日まで延長しました。また、第3次募集の検討も始めました。しかし、人員削減を借り換え融資の条件とする銀行団との交渉も迫っており、11月中に整理解雇に踏み切る可能性も強くなっています。
@「上期の営業利益が1000億円に」稲盛会長
日本航空の稲盛会長は21日の外国特派員協会での講演で、日本航空の上期(4〜9月)の営業利益が予想を大幅に上回り約1000億円程度になることを明らかにしました。円高による燃料費の軽減などが貢献している、としています。また、航空会社が景気などの外的要因に左右されやすいことから、今年末の約3500億円の増資に加えて、さらに500億円程度の増資を検討していることを明らかにしました。
【コメント】素人の私が言うのもおこがましいのですが、稲盛会長の言っているように、上期の営業利益の大幅増は赤字路線縮小や人員削減などの経営努力もありますが、円高による燃料費の軽減や世界景気の回復による国際線の需要回復などの外的要因も大きいと思われます。逆に言うと、「鳥インフルエンザ蔓延」のようなことから、いつ外的要因で需要が減少することになるか、分かりませんね。民間銀行団が「国内線だけに絞れ」と言っていたのも、国内線の方が外的要因の影響が小さいから、との考え方のようです。ただ、国内線だけではリスクも少なくなりますが、利益もそこそこになってしまいますね。
*10月22日
@「羽田は内際ハブ、成田は際々ハブ」全日空社長
全日空の伊東社長は昨日、羽田空港D滑走路供用開始後の記者会見で成田空港と羽田空港の位置づけについて「羽田空港は国内線のハブをしっかり使っ た内際乗継の需要をしっかり獲得していく。成田空港については、欧米線の充実と成長するアジアを結 ぶ、乗継利便を見据えた路線の開設を考えていく」と述べて、羽田空港を内際ハブ空港、成田空港を際々ハブ空港として考えていることを明らかにしました。
@「現在のところ、成田への影響はない」とスターアライアンス
昨日の羽田空港D滑走路供用開始後に羽田空港に乗り入れるスターアライアンス加盟の全日空・中国国 際航空・アシアナ航空・エアカナダ・シンガポール 航空・タイ国際航空の代表者はそろって記者会見し、羽田空港路線が好調に予約が入っていることを明らかにすると共に、成田空港路線について「現在のところ羽田路線の開設による成田空港発着需要に影響は全くない」との見解を示しました。
@国土交通省が独禁法除外を認可
国土交通省は今日、日本航空と全日空から出されていた、それぞれの航空連合に加盟する米国航空会社との太平洋路線に関する共同事業についての独占禁止法適用除外申請を認可したことを発表しました。これにより、米国側の適用除外が正式に認可された段階で共同事業を行う事が出来るようになります。
@静岡県が支援金支払いを拒否する通知を送る・日航は提訴準備へ
静岡県は昨日、日本航空に静岡=福岡線の搭乗率保証に関する運航支援金の支払いを拒否する通知を日本航空に送ったことを明らかにしました。これに対して日本航空側は「26日の支払期限までに、静岡県側の姿勢が変わらなければ、提訴の準備に入る」との姿勢を明らかにしました。
*10月21日
@今日から成田空港でも新飛行コース
羽田空港D滑走路供用開始に伴い、関東空域の再編が行われ、成田空港の離発着飛行コースも変更されています。詳しくは成田国際空港株式会社のページに図が出ています。
【コメント】このページの解説で「今回の出発経路の変更により新たに設定されるコースは、いずれも市町上空7,000フィート(約2.1km)以上を通過することとなりますので、新たな騒音の影響は小さいと考えられます。」と書かれていますが、WECPNL値での変化は小さいにしても、住民の感覚では特に、夜間は気になると思います。
@「LCCの乗り入れは早ければ来年夏期ダイヤから」森中社長
成田国際空港株式会社の森中社長は今日の記者会見で、格安航空会社の成田空港乗り入れについて、条件が合えば来年3月末の夏期ダイヤから就航する可能性があることを明らかにしました。現在、2〜3社と話し合いを行っており、日本航空の縮小で余裕のある第2ターミナルを使う見通し、とのことです。
@日本航空乗務員組合が解雇反対のビラまき
整理解雇が現実味を帯びている日本航空の乗務員組合は今日、成田空港で解雇反対を訴えるビラまきを行いました。パイロットら約30人が2000枚のビラを約1時間でまき終えました。受け取った人の中には「整理解雇はやり過ぎだ」と組合員を激励する人もいました。
@「羽田と成田で日本の表玄関をしっかりと守る」森田知事
森田千葉県知事は今日の記者会見で、羽田空港D滑走路と新国際線ターミナルの供用開始について「成田空港と羽田空港がしっかり日本の表玄関を守ることは大変喜ばしい。羽田は客に来てもらうため、いろいろな知恵を出している。成田も羽田を上回る企画を考えなければならない」などと述べました。
@稲盛会長が格安航空会社に慎重姿勢
日本航空の稲盛会長は昨日の日本外国特派員協会における講演で、格安航空会社の設立について「悩んでいるが、日航はハイクオリティーであるべきではないか。米国では参入したLCCの多くがやめた先例もある。日航は業績が回復しつつあるが、規模の拡大を追うのは慎むべきだと思う。」と述べて、慎重な姿勢を示しました。
@羽田空港D滑走路と新国際線ターミナルが供用開始
羽田空港のD滑走路と新国際線ターミナルが今日、供用開始となりました。新規就航国際便が新ターミナルを使用するのは31日からとなります。
【コメント】いよいよ31日から、羽田空港の国際線が本格的にスタートします。成田空港への影響はどうなのでしょうか。今日の新聞の見出しに「アジアのハブ空港を目指して」とありましたが、「少し大げさではないか」と思いました。欧米やアジアから羽田空港に飛んできて、他の外国の空港に行ける路線は少なく、便数も少ないですね。ハブ空港としては成田空港の方が選択肢も多く、遙かに優れていると思います。ただ、国内各地から国際線に乗り換えるには便利になりますから、その意味では「ハブ」と言えるでしょうが。
19日に放映された、「ガイアの夜明け」を見ましたが、D滑走路を横切るように、C滑走路に着陸するシミュレーターの映像と、数珠つなぎになっているレーダー映像を見て、素人の私は“ゾーッ”としました。管制官の方々は訓練を積んでいるので、整理できるのでしょうが、大変に難しい管制になりそうですね。何もないときは良いのですが、アクシデントがあったときには相当な混乱がありそうです。
@新千歳空港の深夜早朝時間枠拡大を凍結へ・北海道
北海道当局は、現在は6便となっている新千歳空港の深夜早朝枠の拡大を目指していましたが、航空需要が低迷しているために、当面の間、拡大を凍結する方向で調整を始めました。ただし、地域住民との協議会は継続する、とのことです。
@海外旅行の予約は好調も、中国旅行は低調
日本旅行業協会(JATA)が昨日発表した、旅行業大手の海外パック旅行の予約状況によりますと、全体では10月が前年同月比6.1%減、11月が同19.0%増、12月が5.9%増となっていますが、中国方面は10月が同27.0%減、11月が同3.1%減、12月が同26.8%減と不振が続くようです、
@全日空9月国内線が8ヶ月ぶりの前年割れに
全日空が19日に発表した9月旅客輸送実績によりますと、国内線が前年同月比2.7%減と8ヶ月ぶりの前年割れとなりました。昨年9月の連休が日並びに恵まれていたことの反動、とのことです。国際線は同6.1%増と14ヶ月連続の増加となりました。
@スカイマークの13年3月期利益が2倍以上の見込み
スカイマークが昨日明らかにした2011年3月期の業績見通しによりますと、単独税引き利益が前期比で2.1倍の55億円程度になる見込みとのことです。搭乗率が好調なことと、円高によりリース料や燃料費が低下していることによる、とのことです。
@香川県知事が春秋航空との協議を明らかに
浜田香川県知事は18日の記者会見で、中国・春秋航空と高松=上海線の定期便就航について協議を進めていることを明らかにしました。
*10月20日
@銀行団が日本航空への融資で合意する見通し
日本航空の主力銀行団である、みずほコーポレート・三菱東京UFJ・三井住友の3メガバンクと日本政策投資銀行は日本航空と企業再生支援機構が要請している約3200億円の借り換え融資に応じる意向を固めました。ただし、(1)16000人のリストラなどを確実に実行する(2)公的保証を付ける(3)2年後に一旦全額を返済し、再び融資する、との条件を付けている、とのことです。融資は来年の3月に実行され、実現すると日本航空と企業再生支援機構は約5200億円の債権放棄と約3600億円の借金を全額返済できることになり、裁判所の管理を離れて自立した再建に移行することになります。これにより、2013年1月までの株式再上場を目指します。
@日乗連が日本航空の整理解雇条件撤回を国土交通大臣に要請
日本乗員組合連絡会議は昨日、日本航空インターナショナルが乗務員の整理解雇条件で、「過去2年半の病欠や乗務離脱が一定の日数あることを対象者の最上位に上げていることは航空の安全を脅かす」として、撤回を強力に指導するように求める要請書を国土交通大臣宛てに提出しました。要請書では、「JALの施策は、乗員の心身に起因する事故等の未然防止を目的に航空法に定められた航空身体検査証明などに重大な悪影響を及ぼし、航空輸送の安全を脅かすもので、看過できない」としています。
@日中関係悪化で日航で3600人、全日空で7500人のキャンセル
日本航空の大西社長は昨日、中国路線のキャンセルが9月上旬以降約3600人に上っていることを明らかにしました。日本発で約3100人、中国発で約500人となっています。この状態が続いた場合、中国路線の間引きも検討せざるを得ない、としています。全日空では約7500人のキャンセルが出ている、とのことです。
@フランスの年金ストで航空燃料が不足し、欠航多数
フランスの年金改革に反対するストライキが長引くなか、フランス航空当局は18日、燃料不足でオルリー空港で19日発着便の約半数が欠航となり、シャルル・ドゴール空港などでも約3割の便が欠航になる見通し、と発表しました。
*10月19日
@国土交通省が成田平行同時離発着を来秋以降に導入へ
今日の「日刊航空」によりますと、国土交通省は成田空港の平行同時離発着方式の採用を来年秋以降に行う予定、とのことです。これに向けて、来年度予算要求に同時離着陸時の航空機の飛行コース逸脱を監視する管制要員を盛り込みます。これと、成田国際空港株式会社による施設整備により、来年秋以降に「年間発着回数25万回」を可能にするとのことです。さらに、南側の同時離陸に際しての直進部分短縮を、午前中や夕方の混雑時に限り、「30万回」導入前にも実施する予定、とのことです。北側の同時離陸については、現在は百里空域との関係があり、平行飛行コースの設定が難しい、とのことでしたが、防衛省との調整で、高度差により成田空港空域を拡げることで可能にする、とのことです。
@「共生・共栄会議」で「30万回」について議論
昨日成田市で、第4回「成田空港地域共生・共栄会議」が非公開で開かれました。会議後の記者会見で石田会長(筑波大大学院教授)は「発着枠30万回拡大に伴う騒音・環境問題について、どのように地域住民の声を聞くのかといった意見があった。30万回は容量の最大枠。今後の国際交渉で徐々に増便が図られる。その中で、地域共生、共栄の成功事例を積み重ねていくことがこの会議の役割だ。」と話しました。
@橋本茨城県知事が春秋航空の乗客減少に危機感
橋本茨城県知事は昨日の記者会見で、日中関係の悪化で春秋航空が運航する茨城=上海線の乗客が減少していることを明らかにし、「日中関係の改善を希望する」と危機感をあらわにしました。また、成田空港で格安航空会社の専用ターミナルが検討されていることについて「時代の流れの中でやむを得ない。茨城空港のメリットを強調して誘致に当たっていきたい」と述べました。
*10月18日
@成田空港会社が交通麻痺での出社訓練
成田国際空港株式会社は昨日、大地震などで交通が麻痺した場合に社員が成田空港に徒歩や自転車で出社する訓練を実施しました。10Km圏内の社員は自宅から、10Km以上離れた社員はまず、成田市役所に集合し、水などを補給して成田空港に向かいました。これにより、かかる時間や社員の疲労度などの情報を収集します。「早期参集要員」に指定された社員が自転車で出社した9月に続く訓練になります。今回は約100名の社員が参加しました。
@成田スカイアクセスで「日本鉄道賞」を受賞
「京成電鉄」はこのほど、「成田スカイアクセス」で「第9回日本鉄道賞」を受賞しました。また、「成田高速鉄道アクセス(株)」と「(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構」も日本医大〜空港第2ビルの整備で同賞を受賞しました。これらの受賞理由は国内最高速の時速160Kmでの運行と、4年数ヶ月の短期間整備や貴重鳥類保護などの環境保全努力など、とのことです。
@国土が客室業務の専門監察チームを立ち上げ
国土交通省は今月に入り、各航空会社の客室業務を専門に監察するチームを立ち上げました。このために、客室乗務員経験者の女性2名を新たに採用しました。この背景にはカートが収納場所から飛び出て乗客が怪我をしたり、ポットを落下させて乗客がやけどしたりする事故が増えていることがあります。
@フジドリーム機で離陸直後に操縦席窓にひび・引き返す
昨日午後5時20分頃、静岡発小松行きのフジドリームエアラインズ105便が離陸したところ、操縦室左の窓ガラスにひびが入りました。このため、同機は静岡空港に引き返し、約15分後に無事着陸しました。原因はバードストライクの可能性がある、とのことです。乗客は代替機で6時30分頃、小松に向かいました。
@A380型機がハブ空港以外にも使われる
今日の「SankeiBiz」によりますと、A380型機が当初想定されていなかった、英マンチェスター、チューリヒ、ニュージーランド・オークランド、メルボルン、モントリオール、サウジアラビア・ジェッダの“地方空港”にも乗り入れているそうです。これは、減便による乗客離れを防ぐために導入されているそうです。また、A380型機を導入する理由として、中小型機を使って多頻度運航をするよりも、人件費・燃料費・着陸料などが割安になり、効率が良い、とのことです。
【コメント】羽田空港の適合テストに飛来していたA380型機が昨日新千歳空港に向かいましたが、これも、「日本の国内線に導入して欲しい」とするエアバスのデモンストレーションの意味もあったようです。
*10月17日
@「管制の習熟度で安全性を高めたい」と国土交通大臣
馬淵国土交通大臣は昨日行われた「東京国際空港再拡張事業供用記念式典」で記者団の質問に答え、世界にも例のない井桁型の羽田空港滑走路の航空機管制が複雑になる問題について、「管制の習熟度を上げることやパイロットとの連携を強化する必要がある」と述べ、安全の確保に万全を期す考えを示しました。また、5本目の滑走路について「将来的な課題の一つ」と述べました。
【コメント】管制官の習熟度を上げることは当然必要ですが、安全運航を管制官の“神業”に頼る考え方だけはやめて欲しいものです。
@スカイネットアジア機が防氷装置不具合で2便欠航
今日午前8時前、長崎発那覇行きのスカイネットアジア航空47便・B737型機の出発前点検で防氷装置の不具合が見つかりました。この整備のため、この便と那覇発鹿児島行きの2便が欠航となりました。
*10月16日
@解説と資料のページに「平行滑走路18年度から20年度までの周辺対策交付金の交付額」を載せました
平成18年度から平成20年度までの周辺対策交付金の交付額が《県政研所報 No.31 通巻31号 「『羽田ハブ化』問題と成田空港」》に載っていましたので、一部加筆をして「解説と資料のページ」に載せました。
@千葉県のホームページに「30万回確認書」が載りました
千葉県のホームページに「30万回確認書」が載っています。また、付属資料として「特定空港周辺航空機騒音対策特別措置法(騒特法) 航空機騒音障害防止地区及び航空機騒音障害防止特別地区とすべき地域」図が載っており、今回新たに追加された「防止特別地区」「防止地区」が載っています。
@22日に「成田空港エコフェス タ2010」を実施
成田国際空港株式会社は22日に、例年行っている「成田空港エコフェス タ」を空港南部の「グリーンポート・エコ・アグリパーク」で行います。ただ、参加対象者は「空港関連事業者」とのことで、一般の参加は出来ないようです。
@全身ボディスキャナー実験で約80%が「問題感じず」?・国土交通省
国土交通省は成田空港で行っていた全身ボディスキャナー実証実験に参加した約3000人のアンケート結果を明らかにしました。それによりますと、約8割が「プライバシーの問題は特に感じなかった」と答えているそうです。また、全身ボディスキャナーを「導入した方がよい」と答えた人が56%だった、とのことです。
【コメント】このアンケートにあまり意味はないと思います。参加した人は自主的に参加した人で、元々、「プライバシーに懸念を感じない」から参加した人がほとんどと思われるからです。自分の透視画像は見えませんが、もし、見たときはどう感じるのでしょうか? 抽出などで、強制的に参加させたら、これとは違った結果が出ると思われます。
@石像に隠し、覚せい剤19Kgを密輸した英国籍の女を起訴
千葉地検は14日、成田空港を経由して南アフリカから、石像3体に隠した覚せい剤約19Kgを密輸した容疑で、英国籍の53才の女を起訴しました。この女は航空貨物として輸入し、日本での受取人となっていました。
@定期航空協会が「国際連帯税」に反対を申し入れ
国内の航空会社で作る「定期航空協会」は昨日、外務省に「国際連帯税」に反対する意見書を提出しました。外務省は2011年の税制改正で発展途上国の貧困問題や環境問題に取り組む財源として、全日空と日本航空の日本発の国際線航空券に「国際連帯税」を課すことを計画しています。
@エアドゥが13年度に所有機を15機に・海外チャーター便も視野に
エアドゥは2013年度までに現在は9機の所有機を15機に増やす計画です。羽田空港拡張などによる国内線増便と海外チャーター便の運航を行いたい、としています。ただ、所有機は全て国内線仕様のため、温かい食事の提供は出来ません。従って、台湾やグアムなど飛行時間3時間程度の路線に限られる、とのことです。