2010年11月前半の出来事


*11月15日

@スカイマークの成田空港国内線は沖縄線のみ?
 スカイマークが12日に開いた記者会見によりますと、同社はA380型機を使った国際線の展開に軸足を移すために、「国内線での新路線展開は抑える」とのことです。成田空港の国内線についても、今のところ、成田=沖縄線のみを考えていることを明らかにしました。

@アエロスヴィット・ウクライナ航空が来夏に成田=キエフの定期チャーター便
 アエロスヴィット・ウクライナ航空はこのほど、来年7月15日〜9月24日に成田空港とキエフの間に週1便の定期チャーター便を運航する計画を明らかにしました。「将来は定期路線としたい」としています。機材はB767-300ER型機を使い、キエフ発が金曜日、、成田発が土曜日になります。

@エジプト航空が12月3日より第1ターミナル南ウイングに移転
 スターアライアンスに加盟しているエジプト航空は現在、成田空港の第2ターミナルでチェックインなどの業務を行っていますが、12月3日にスターアライアンス加盟航空会社が使っている、第1ターミナル南ウイングに移転します。


*11月14日

@「午前6時前に旋回するのは風の影響などで早く来るため」
 各市町での「30万回」説明会の中で、周辺住民から「成田空港運用時間の延長はあるのか」という質問が数多く出されました。この問題は相川芝山町長が突然持ち出したものですが、成田空港会社が相川町長に必要性を説いて提案するよう説得した、とのことです。相川町長は理由の一つとして「早朝6時前に来てしまった飛行機が九十九里浜上空で何機も旋回しているのが分かる。これは、燃料などの無駄使いになっている」と述べていました。
 私も、かっては成東町(現山武市)に長く住んでいましたが、毎日、午前5時45分頃から旋回する航空機の騒音には悩まされました。この問題については当時の空港公団に10回近く抗議しました。あるときは、旋回する航空機のビデオを撮って空港公団に渡したこともあります。第14回と19回の騒音対策委員会でも質問しました。これらの抗議に対する空港公団側の答弁は「航空機は風によって、飛行時間が左右されるものです。従って、予定よりも早く着いてしまった航空機が九十九里で旋回することになるのです。」とのことでした。
 もし、これが事実ならば、運用開始時間を午前5時にすると、午前4時45分頃から旋回が始まることになります。そうなった場合に、今度は「無駄だから、午前3時から着陸させろ」と言うことになるのでしょうか。
 先にも書きましたが(5月22日出来事参照)、沖縄県の航空機騒音と健康への影響調査に関わった学者は私へのメールで「調査結果に基づけば、滑走路運用時間の延長は、かつて、チッソが行った放流地点変更の『人体実験』と同様に思われます。」と書いています。企業の利益を優先して、住民を“人体実験”の材料にすることは到底許されることではありません。
 7月23日に行われた横芝光町での30万回説明会では「運用時間の延長はあるのか」との町民の質問に対して、成田空港会社と国土交通省は次のように回答しています。『(回答、NAA・国交省) ・昨年、空港圏の首長の集まりの中で「洋上で6時まで待機しているのは 燃料の無駄ではないのか。今後、検討しても良いのでは。」との意見がありました。
将来的には検討される可能性もありますが、現時点では6時から23時の運行を守ることが基本となっております。(夜10時台は10便以下を守ります。) 。 6時から23時までという時間制限は、絶対的な約束と考えており、地元での環境の変化等がなければ、時間帯の変更は有り得ません。』と回答しています。
 しかし、曲者は「
地元での環境の変化等がなければ、」との下りです。今までの発着回数拡大の際にも、地元経済団体などが音頭をとり、署名活動などを行って「地元の要望」を演出して、強引にすすめてきた経緯があります。相川芝山町長も「30万回合意」後の記者会見で「積極的に賛成する町民は皆無だった」と述べていました。仮に「公共性」があるとしても、騒音下住民を『人体実験』に供するがごとき『運用時間の延長』は認められません。

@成田空港での覚醒剤押収量が早くも過去最高に
 東京税関成田支署がまとめたところによりますと、成田空港で押収された覚醒剤の量が10月末現在で150Kg を越えて、今までの最高だった2004年の102Kg を早くも突破しました。今年はアフリカからの密輸が激増しているそうです。生活に困った白人が運び屋に仕立てられるケースが多い、とのことです。

@成田行き航空機内でスーツケースを盗もうとした男を逮捕
 千葉県警成田空港署は昨日、航空機内で他人のスーツケースを盗もうとした疑いでエストニア国籍の29才の男を逮捕したことを明らかにしました。この男は11日午前4時頃、米国シカゴ発成田行きの航空機内で、上段の収納場所から他人のスーツケースを持ち出し、運び去ろうとしました。スーツケースの持ち主が発見し、客室乗務員に通報して発覚した、とのことです。男は「自分の荷物を収納するために持ち出しただけ」と容疑を否認しているそうです。
【コメント】航空機内で、着陸もしていないのに盗もうとしたのでしょうか。ちょっと、信じられませんね。

@「日米航空自由化協定」が昨日発効
 昨日午前、前原外相とルース米駐日大使は「航空自由化協定の覚書」に関する交換公文に署名しました。これにより、同協定が正式に発効しました。


*11月13日

@「羽田国際線影響は20〜25億円の減収」森中社長
 成田国際空港株式会社の森中社長は11日の記者会見で、日本航空路線縮小の影響について「インパクトは40〜50億円の減収となる」と述べ、羽田空港国際線の影響については「下期に180万人の旅客減となり、20〜25億円の減収となる」と述べました。また、格安航空会社については「当面は既存施設の一部を使ってもらう。専用ターミナルにつては今月中に方向性を出す」と語りました。

@「成田を拠点としてロンドン・フランクフルト・ニューヨークに就航」スカイマーク
 スカイマークは昨日、先に発表した国際線定期便参入について、「2014年以降にロンドン・フランクフルト・ニューヨークと成田空港を結ぶ路線を、A380型機で、大手の半額程度の運賃で行いたい」と述べました。さらに、「2018年以降に9機のA380型機を追加して、成田空港を拠点としながら、パリ・ロサンゼルス・バンコクなどを結ぶ路線を、関西空港や中部空港にも拡大したい」と述べました。A380型機の座席はビジネスクラスを3割程度にし、総数394席とするそうです。同社の西久保社長は資金についても自信を示し、最初の2機導入は「積み上げた利益で十分買い取りはできる」と述べました。
【コメント】座席数は余裕のあるものとなりそうですね。なお、昨日の「TBS News i」で「エアバスのA380は、羽田や成田の2500m級の滑走路でも問題なく離着陸できる最新の大型旅客機です」と報じていましたが、成田空港の2500m滑走路であるB滑走路では「A380型機の離発着は無理」と聞いています。

@全日空ウイングス機が引き返す・大阪空港
 昨日午後3時50分頃、大阪発石見行きの全日空ウイングス1651便・DHC8-314型機が離陸したところ、方向舵を動かすシリンダーの不具合を示す警告灯が点灯しました。このため、同機は引き返し約15分後に無事着陸しました。乗客は代替機で石見に向かいました。

@APEC首脳到着で123便が遅れる・羽田空港
 昨日、羽田空港ではアジア太平洋経済協力会議(APEC)に参加する各国首脳が到着し、この影響で、旅客便123便に最大1時間42分の遅れが出ました。

@韓国大法院が「賠償責任は80WECPNL以上」の判決
 大法院第1部は11日、忠清南道瑞山市に住む住民が、「空軍瑞山飛行場から発生する騒音のため、夜も眠れない」として起こしていた訴訟で、原告の訴えを棄却しました。これにより、政府の賠償責任を80WECPNL以上とした2審判決が確定しました。

@A380型機エンジン爆発事故はトレント900の部品の欠陥
 ロールスロイス社は12日、カンタス航空のA380型機エンジンが爆発した事故の原因は同社が製造した「トレント900」エンジンの部品の欠陥によるものと発表しました。特定の部品の欠陥でオイル漏れが生じ、漏れたオイルにに火が付いて火災が発生、火災によってタービン翼を固定する中圧タービンディスクがはずれて、エンジン内部に飛び散った、としています。

@A380型機の来年の納入が遅れる可能性
 エアバスは12日、カンタス航空のA380型機エンジンが爆発事故を起こした影響で、来年のA380型機の納入が遅れる可能性を明らかにしました。


*11月12日

@エミレーツ航空が成田=ドバイ線のデイリー化を計画
 エミレーツ航空の日本社長は昨日、現在は週5便で運航している成田=ドバイ線を「来年には週7便にしたい」と述べました。また、この路線へのA380型機の投入も検討している、とのことです。3月28日に開設したこの路線の搭乗率は85〜90%を維持しているそうです。

日本航空が「整理解雇」を決定・今夕発表
 日本航空と企業再生支援機構は早期退職者が目標に満たなかったことから、パイロットと客室乗務員の百数十人を「整理解雇」にすることを決定した模様です。今夕にも正式にも発表するようです。整理解雇を実施するためには「人員削減が必要か」「回避する努力はしたか」などの要件を満たす必要があります。

@日本航空の上半期旅客輸送実績で前期比減も搭乗率は改善
 日本航空が昨日発表した今年度上半期(4〜9月)旅客輸送実績によりますと、旅客数は国際線が前年同期比で8.9%減、国内線が同4.0%減となりました。しかし、路線の縮小で搭乗率は国際線が同7.2ポイント上昇、国内線も同2.4ポイント上昇となりました。

@日本航空が大和証券グループを増資アドバイザーに
 日本航空が追加資本の増強で大和証券グループ本社をフィナンシャル・アドバイザーに起用する見通しであることが分かりました。

@「A380型機導入でびっくりした」と全日空社長
 全日空の伊東社長は昨日の記者会見で、スカイマークがA380型機の導入を発表したことについて「いずれ、国際線に進出するとは思っていたが、A380型機を導入するとはびっくりした。勇気のいる決断だったろう。最初はA380型機の『8』が本当に『8』なのかと思った。」と述べました。また、B-787型機の試験飛行機のトラブルについて、納入がさらに延期となる可能性があることについて「ぼちぼちいい加減にしてくれとは思っているが、不完全な航空機であっては困る。完全なものを早く受け取りたい、と言う思いにつきる。」と述べました。

@B-787型機が9日までの週に8機キャンセル
 ボーイング社は11日、9日までの1週間にB-787型機のキャンセルが8機あったことを明らかにしました。ただ、キャンセルした航空会社などは明らかにしていません。


*11月11日

@純利益が64億円増に・成田空港会社中間連結決算
 成田国際空港株式会社は今日、2011年3月期中間連結決算を発表しました。それによりますと、営業収益は前年同期比で89億円の増収、営業利益は同104億円の増益、純利益が同64億円の増益でした。着陸料収入は前年11月の改訂により減少しましたが、旅客施設使用料収入は前年の新型インフルエンザによる減少の反動で増えました。リテイル事業収入も増えました。フリーキャッシュフローは173億円となり、前年同期比で205億円の増加でした。

@日本航空が静岡県を提訴
 日本航空は昨日、静岡=福岡線の運航支援金と遅延金・1億5295万円を支払うように静岡県に求める訴訟を東京地裁に起こしました。いよいよ、法的な場で争うことになりました。

@米国運輸省が独占禁止法の適用除外を正式に許可
 米国運輸省は10日、スターアライアンスとワンワールドに所属する日米の航空会社から出されていた太平洋路線についての独占禁止法の適用除外申請を最終的に認可しました。

@10月の日本航空機売却は8機
 国土交通省のまとめによりますと、10月の国内航空機の売却で、日本航空インターナショナルの所有するB747-400型機5機、MD9-81型機2機、A300型機1機が米国に売却され登録が抹消されています。

@フジドリームエアラインズが静岡=小松線を1月11日から減便
 フジドリームエアラインズは来年3月27日で運休する静岡=小松線を1月11日から週3往復(現在は週7往復)に減便することを明らかにしました。運航日は金・土・日曜日になります。

@日本航空が1〜3月の燃油サーチャージャーを据置に
 日本航空は昨日、来年1〜3月の国際線旅客運賃にかける燃油サーチャージャーを現行と同じに据え置くことを明らかにしました。

@スカイネットアジア航空機が機体の傷で5便欠航に
 スカイネットアジア航空は今朝の出発前点検でB737型機の1機で、機体後部の外板に約4cmの傷と凹みが見つかったため、今日の5便を欠航とする、と発表しました。

@日本エアコミューター機が引き返す
 昨日午後2時頃、福岡発松山行きの日本エアコミューター3595便・サーブ340B型機が離陸したところ、航空機衝突防止装置のディスプレー表示が消えるトラブルが発生しました。このため、同機は福岡空港に引き返し、約1時間後に無事着陸しました。航空機衝突防止装置そのものに異常はなかったとのことです。

@欧州航空安全当局がA380型機エンジンのオイル漏れ点検を指示
 欧州の航空安全当局は10日付の指示書で、事故を起こしたA380型機の「トレント900」エンジンの爆発は漏れたソイルが発火して起こった可能性がある、として、運航する航空会社に点検するように指示しました。

@B-787型機の試験飛行を当面延期に
 ボーイング社はB-787型機の緊急着陸の原因が、後部電気室にある電力コントロールパネルの出火にあることを明らかにし、原因がはっきりするまで、他の試験機による試験試行を延期することを明らかにしました。この延期によって、納入に影響があるかどうかには触れていません。なお、事故を起こした試験機は出火により主電力を失いましたが、ブレードの自然発電などの補助システムが作動して、着陸までの操縦に問題はなかった、とのことです。

@欧州委員会が日航などに国際貨物カルテルで制裁金
 欧州委員会は9日、日本航空などの12社に対して国際航空貨物の燃油サーチャージャーでカルテルを結んでいた、として制裁金を科す決定をしました。日本航空に対しては3570万ユーロ(約40億円)の制裁金を科しています。


*11月10日

@釜山発成田行きのデルタ機内からナイフ見つかる
 昨日午後1時頃、韓国の釜山から成田空港に到着したデルタ航空646便・B757型機の清掃をしていた作業員が、ビジネスクラスの座席の下から刃渡り7cmの折りたたみ式のナイフを発見しました。成田空港警察署で調べていますが、乗客は降りて移動した後のため、どこで持ち込まれたかなどは分かっていません。韓国はAPEC前で空港の安全検査を強化しています。

@企業再生支援機構と日航が整理解雇を準備へ
 日本航空が昨日締め切った早期退職募集でパイロットが約100人、客室乗務員が数十人募集定員に満たなかった模様です。これを受けて、企業再生支援機構と日本航空は整理解雇に向けた本格的な準備に入る模様です。「労働組合との協議も踏まえて慎重に検討する」としていますが、「日本航空乗員組合」や「日本航空キャビンクルーユニオン」などは反発を強めています。

@中国の吉祥航空が札幌=上海線を運航へ
 中国の民間航空会社・吉祥航空は来年1月から札幌=上海線を1日1往復で運航する計画を明らかにしました。

@日本航空への追加出資を京セラ・大和・野村などが検討
 日本航空が要請している追加出資について、稲盛会長が創業した京セラや、大和証券グループ・野村ホールディングスなどが出資に向けて検討している、とのことです。大和証券や野村ホールディングスは再上場の際の主幹幹事を目指しているようです。

@B-787型機試験機が緊急着陸
 9日午後、B-787型機の試験2号機が客室内の火事でテキサス州の空港に緊急着陸しました。乗員は脱出シュートで緊急脱出し、無事だった、とのことです。原因などは調査中、とのことです。

@シンガポール航空がA380型機3機のエンジンを交換
 シンガポール航空は10日、運航しているA380型機3機のエンジンを「予防的措置」として交換することを明らかにしました。ロールスロイス社からの指摘による、とのことです。


*11月9日

@スカイマークが国際定期便計画・A380型機購入でエアバスと基本合意
 スカイマークは昨日、2014年度をメドに国際定期便に進出する計画を明らかにしました。また、エアバス社とA380型機を6機購入(2機はオプション)することで、基本合意したことも明らかにしました。正式合意は来春にも締結する予定、とのことです。アジアなどの近距離国際線は現在使っているB737-800型機を使い、同社の有森常務は「A380型機は成田と欧米を結ぶ路線に投入する。アジア路線は格安航空会社の参入で価格競争にさらされるが、長距離路線には格安航空会社は参入しにくい。」と語りました。カンタス航空のA380型機エンジン事故について記者団からの質問に答え「今後の推移を見るが、改良が進んでいくので心配はしていない」と述べ、将来、A380型機を8機まで増やす構想もある、とのことです。A380型機は1機約280億円ほどするので、操縦士育成や整備関係なども含めて約2000億円ほどの投資になります。今日の株式市場では、投資計画などが不透明なこともあり、スカイマークの株価は大幅に下落しています。A380型機の導入を表明したのは国内航空会社では初めてとなり、国際定期便が就航すると日本航空・全日空に続いて国内航空会社で3社目になります。

@成田空港=上野・浅草間に片道1000円のリムジンバス
 観光タクシーやバス手配などを手がける「キャブステーション」は12月1日から、成田空港と上野・浅草を結ぶリムジンバスの運行を始めます。片道1000円と破格の料金とします。1日4往復を運行し、予約はインターネットと電話で受け付け、英語・中国語・韓国語で対応する、とのことです。

@中国国際航空機がバードストライクで羽田に引き返す
 6日午後2時10分頃、羽田発北京行きの中国国際航空182便・A321型機が離陸直後に第2エンジンから異音を発しました。このため、同機は引き返し、2時37分に無事着陸しました。点検したところ、第2エンジンのファンブレード4枚の先端が変形し、鳥が衝突した痕跡が見つかりました。

@ロールスロイス社がエンジンの欠陥を認める
 ロールスロイス社は8日、声明を発表し、その中で「原因の調査に進展があり、A380型機が採用しているエンジンに特有の問題があることが明らかになった」と述べ、エンジンに欠陥があったことを認めました。ただ、カンタス航空機のエンジン内部のオイル漏れとの関連については「コメントを控える」としています。


*11月8日

@マカオ航空が期日限定で成田=マカオ線を増便へ
 マカオ航空はこのほど、来年1月10日〜3月26日まで、成田=マカオ線を週1便増便して、週4便とすることを明らかにしました。現在国土交通省に申請中とのことです。何曜日に増便するのかは分かりません。

@RNAVルートとVORルートを高度によって区分
 国土交通省は先月21日からRNAV航法(広域航法経路)空域とVOR航法空域を高度によって分けてる管制を始めました。高度29000フィート以上をRNAV航法で飛行する航空機の空域とし、それ以下をVOR航法で飛行する航空機の空域としています。これは、両航法を混在させると交錯することになり、管制が難しくなるからのようです。

@全日空機で操縦席窓の曇止めヒーターから白煙
 昨日午後0時20分頃、羽田発金浦行きの全日空1163便・B767-300型機が福井県越前岬付近を飛行中に、操縦席窓の曇止めヒーターから白煙が吹き出しました。ヒーターの電源を切ったところ、煙はすぐに治まりました。同機は関西空港に目的地を変更し、午後1時頃に無事着陸しました。

@カンタス航空のA380型機エンジン3基にオイル漏れ見つかる
 カンタス航空のCEOは8日、同機の所有するA380型機のエンジン点検で3基のエンジンからオイル漏れが見つかったことを明らかにしました。ただし、「このオイル漏れがエンジン爆発と関係があるかどうかは調べないと分からない」としています。また、この調査を待つために、同社のA380型機の運航停止を延長する事を明らかにしました。
【コメント】CEOは「このような新型機では決して起こらないことだ」と述べているようですが、全ての責任をエンジンメーカーに負わせようとしているのでしょうか。確かに、エンジンメーカーの責任は重いのですが、オイル漏れを見つけられなかった、同社の整備に問題はなかったのでしょうか。爆発事故直後の談話でも、「当社の整備には全く問題はない」という意味の話をしていたようですが、直後に言い切れる問題でしょうか。

@サウジアラビア航空からB-787型機8機などを受注
 ボーイング社は7日、サウジアラビア航空からB-787型機8機とB777-300ER型機12機を受注したことを明らかにしました。


*11月7日

@火山噴火の影響で成田発ジャカルタ行きが引き返す
 インドネシア・ジャワ島にあるムラピ山の火山噴火の影響でジャカルタ行き航空機の運航に大きな影響が出ています。6日にはジャカルタの空港で国際線・国内線合わせて約50便が欠航となりました。昨日正午頃、成田空港を出発したジャカルタ行きの日本航空725便・B777-300型機もブルネイ上空から引き返し、午後10時頃に成田空港に戻りました。今日もこの便は欠航となっています。

@MRJの保守サービスなどでボーイング社と交渉
 今日の日経新聞によりますと、三菱重工と三菱航空機会社は三菱リージョナルジェット(MRJ)の補修部品の供給やトラブル対応などのサービスをボーイング社に委託する交渉を始めました。世界規模のサポートで販促の進展を図る目的、とのことです。

@ジェイエアのCRJ200型機で3度目のフラップ異常
 昨日午前9時50分頃、名古屋発秋田行きのジェイエア4313便・CRJ200型機が着陸しようとしたところ、主翼の揚力を上げるフラップが作動しませんでした。同機はフラップを使わずに無事着陸しました。原因はフラップを作動させる油圧装置のオイルが凍結したため、とのことです。この機体は2日と3日に同じトラブルを起こしており、これで3度目になります。ジェイエアではこの機体の運航を当分の間見あわせる、とのことです。

@関西発のUPS機が火災警報で引き返す
 昨日午後3時15分頃、関西発上海行きのユナイッテド・パーセル・サービス80便・B747貨物機が広島県福山市上空を飛行中に主脚格納庫で火災が発生したとの警告灯が点灯しました。このため、同機は関西空港に引き返し、30分後に無事着陸しました。点検したましたが、火災の痕跡はなかった、とのことです。

@今さらですが、茨城空港に行きました
 先日、3月11日に開港した茨城空港に行ってきました。午後1時頃に駐車場に着きましたが、外に出たとたんに、戦闘機の轟音が響き渡りました。ほぼ、数分おきにF15戦闘機がタッチアンドゴーを繰り返していました。民間旅客機の騒音とは異質な腹に響く轟音です。周辺住民の苦労が思われます。
 開港当初は連日、大賑わいだったようですが、さすがにすいていました。ターミナルに入ると、目に付くのは中国語と韓国語ばかりで英語がないのが、何か新鮮な感じがしました。アシアナ航空が到着した直後で、乗客がターミナルを出て行きました。
 2階の展望台に出ると、戦闘機の離発着が目の前で見られます。しかし、左側の航空自衛隊百里基地の方を見ようと目を向けると、そちらは白い磨りガラスのようになり、見えないようになっています。正面や右側を見ると透明なのですが。どんな仕組みか、その技術には興味があります。
 アクセスは往きに常磐道を通り、千代田石岡インターで下りて国道6号線から国道355号線に入り県道144号線から県道359号線で行きました。帰りは国道355号線で潮来方面に行き、国道51号線を経て、香取市から東関道の佐原香取インターに乗って帰りました。東関道の成田インターまでが1時間半ほどかかりました。この分、都心に行くには成田空港よりも余計にかかることになりますね。常磐道経由では都心までどのくらいかかるのかは、分かりません。

茨城空港の正面全景・上空をF15戦闘機が舞う・百里基地は左側になる
離陸滑走するソウル行きのアシアナ航空機
着陸するF15戦闘機・手前が民間機用滑走路
百里基地側を見ようとすると透明ガラスに紗がかかったよう
着いたとたんに戦闘機の轟音がお出迎え


*11月6日

@スカイマークが成田乗りいれ計画を表明
 スカイマークは昨日の決算説明会で、来年の秋以降に成田空港の国内路線を計画していることを明らかにしました。「北日本や西日本の空港と成田空港を結ぶ計画」としています。

@B-787型機の納入が最大10ヶ月遅れる可能性
 専門誌アビエーション・ウィークが伝えたところによりますとボーイング社の最新鋭機B-787型機の納入が、一部の顧客に対して最大10ヶ月遅れる可能性がある、とのことです。朝日新聞の取材によりますと、日本航空には先月、ボーイング社から「2011年3月から6月に遅れそう」との連絡があったとのことです。大韓航空への納入は10ヶ月遅れることになるそうです。なお、全日空への初号機納入は予定通り、とのことです。

@キューバ墜落事故続報・「煙と炎を出していた」との目撃情報

墜落した機体と思われるART72型機
 キューバのアエロカリビアン航空機の墜落事故の続報ですが、機体はART72型機でした。同機は非常事態を宣言した後にレーダーから消えた、とのことです。また、同機が「煙と炎を出しながら低空を飛行していた」との目撃情報もあるそうです。
 なお、読者から「多分、墜落した機体ではないか」と自身が今年2月にサンティアゴデクーバで撮影した写真が送られてきましたので、、許可を得て右に掲載します。

@カンタス航空のB747型機でエンジントラブル
 5日午後8時頃、シンガポール発シドニー行きのカンタス航空のB747型機が離陸後まもなく、エンジン1基にトラブルが発生しました。乗客によりますと、「エンジンから炎が出ていた」とのことです。同機はただちにチャンギ空港に引き返し、無事に緊急着陸しました。乗客・乗員にケガはありませんでした。
【コメント】たまたまとは思いますが、同じ航空会社、同じ路線で、同じようなエンジントラブル、何となく「因縁」を感じますね。テロではないと思いますが。

@カンタス航空もA380型機の運航を再開へ
 カンタス航空のCEOは5日、記者会見をして運航を停止しているA380型機について「24〜48時間以内にエンジンの検査を終え、安全が確認できれば数日中に運航を再開できる」と述べました。

@パキスタンで約20人が乗った小型チャーター機が墜落
 詳しいことは分からないのですが、5日、パキスタンの南部カラチの空港を離陸した小型チャーター機が墜落したとのことです。少なくても乗客・乗員20人が乗っていたとのことです。乗っていたのはほとんどが石油会社の社員、とのことです。


*11月5日

@カンタスのA380型機事故の続報・成田でも欠航や遅れ
 4日に起こったカンタス航空のエンジン爆発事故ですが、エンジン本体の落下ではなくエンジン部品の落下だった、とのことです。乗客の話によりますと「離陸してから5分後に爆発音が立て続けに2度聞こえた」「黄色い炎が出て、破片が落ちるのが分かった」とのことです。しかし、機長の「エンジンの一つに問題が発生した」とのアナウンスにも機内は冷静で、約1時間半旋回した後に緊急着陸した、とのことです。多分、燃料を投棄したのでしょう。
 事故機が採用していたエンジンはロールスロイス社の「トレント900」ですが、同社は4日、「念のためエンジンの基礎的な検査の実施を勧める」との声明を発表しました。このエンジンを採用しているのはカンタス航空・シンガポール航空・ルフトハンザ航空のA380型機です。この内、カンタス航空は「原因が明らかになるまで、運航を停止する」とし、シンガポール航空は「エンジンの点検がすむまで運航しない」とし、ルフトハンザ航空は「当社機のエンジンは順調」として運航を継続していましたが、点検を行うようです。なお、「トレント900」には日本の川崎重工とIHIが部材を提供しています。
 成田空港に就航しているA380型機では今日、違う社のエンジンを搭載している成田発パリ行きのエールフランス275便は定刻で出発しました。また、成田発フランクフルト行きのルフトハンザ航空711便はエンジン点検のために、欠航しました。さらに、シンガポール航空はエンジンの点検がすんだ機体から運航に入りましたが、シンガポール発成田行きの638便は7時間遅れとなっています。

@日航乗員組合が退職強要中止求める仮処分申し立て
 日本航空の運航乗務員で組織する「日本航空乗員組合」は昨日、「白紙の乗務スケジュールを渡されて退職を強要された」として、同社にこうした行為をやめるよう求める仮処分を東京地裁に申し立てました。

@日本航空が希望退職対象を拡大
 日本航空が9日まで募集している希望退職の対象者を病気などで休職や欠勤している社員まで広げていることが分かりました。先月26日までに退職を希望した社員は客室乗務員が約650人、パイロットが約240人、整備職が約520人、事務系地上職が約110人と合計約1520人となり、目標数に達しています。しかし、会社側はパイロットの退職希望者が目標の370人に達していないこと、客室乗務員も「稼働時間に換算すると、470人相当」として未達成としています。

@キューバで旅客機墜落・68人が絶望
 4日午後、キューバ東部のサンティアゴデクーバから首都ハバナに向かっていたアエロカリビアン航空883便がキューバ中部に墜落しました。乗客・乗員68人に生存者はいない、とのことです。乗客の中に日本人女性らしい名前がある、とのことです。当時、キューバには熱帯低気圧「トマス」が接近中で、この便を最後に運航を停止することになっていました。


*11月4日

@キャセイ航空CEO「成田空港の使用料は高い」
 キャセイ航空のCEOは2日の記者会見で成田空港の使用料について「高すぎる。格安航空会社の誘致のために、格安航空会社の空港使用料を下げるのならば、格安航空会社専用のターミナルはもとより、明確にフルサービスキャリアと格安航空会社へのサービスを差別化しなくてはならない。」と述べました。

@ヴァージン航空が成田=赤坂間のヘリ送迎サービスを開始
 ヴァージンアトランティック航空は今月からアッパークラスの顧客に対して成田空港と赤坂を結ぶヘリコプターによる送迎サービスを開始します。3日前までの予約が必要、とのことです。

@日航の小型機で客室乗務員も清掃に参加へ
 昨日の朝日新聞によりますと、日本航空は今月中旬から160席前後の国内線小型機で客室乗務員も機内清掃に参加することになりました。現在、5人の清掃作業員が行っているイヤホンの回収やゴミ集めやポケットの整備などに、4人の客室乗務員の内の3人が参加します。清掃作業員は3人に減らし、これによる経費削減が年間約3億円となるそうです。
【コメント】だんだん格安航空会社並みの体制になってきましたね。先日、久しぶりに国内線(全日空)に乗りましたが、機内サービスはお茶のみでコーヒーもスナックも有料とのことでした。ここでも、サービスの簡素化が図られていますね。まあ、飛行時間の少ない路線では、必要のないサービスはいらないと思いますが。

@英紙の調査で「東京」が満足度1位、「日本」が2位に
 政府観光局によりますと、英国の日刊紙「ガーディアン」が実施した「ガーディアン・トラベル・アワード2010」で「東京」が97.4%の満足度で都市別部門の第1位となりました。また、「日本」が国別部門の第2位に選ばれました。同アワードは満足度の高い観光地ランキングを示すもので、英国でも最も権威ある旅行賞のひとつと、とのことです。

@日航機で火災報知器が作動し引き返す
 今日午前8時頃、羽田発山口宇部行きの日本航空1643便・B737-800型機が離陸上昇中に前方トイレの火災報知器が作動しました。このため、同機は羽田空港に引き返し、8時17分に無事着陸しました。点検したところ、火災の痕跡はなかった、とのことですが、「焦げた臭いがした」との情報もあるようです。

@ジェイエアのCRJ200型機でまたフラップが不具合
 昨日午前10時頃、名古屋発秋田行きのジェイエア4313便・CRJ200型機が着陸態勢に入ったところ、2日に起こった不具合と同じ、フラップが開かないとする警告灯が点灯しました。同機は無事着陸しましたが、整備のため、後続2便に2時間以上の遅れが出ました。
【コメント】2日にトラブルを起こしたものと同じ機体かどうかは分かりません。

@全日空機が落雷を受けて、折り返し便が欠航
 昨日、羽田発大館能代行きの全日空機・B737-500型機が飛行中に落雷を受けました。同機は無事に着陸しましたが、整備のために折り返し便が欠航となりました。

@オリエンタルエアブリッジ機のフラップ軸が折れて12便欠航
 2日午後4時頃、福江発福岡行きのオリエンタルエアブリッジ36便・DHC8-201型機が着陸態勢に入ったところ、フラップの異常を示す警告灯が点灯しました。同機は補助システムを使って無事に着陸しました。点検したところ、フラップを動かす金属棒が折れていました。この修理のために昨日の12便が欠航となりました。

@カンタス航空のA380型機でエンジンが爆発落下・乗客・乗員は無事
 4日午前、シンガポール発シドニー行きのカンタス航空32便・A380型機が離陸してまもなく、インドネシア領のバタム島上空でエンジン1機が爆発し、落下する事故がありました。同機はシンガポールのチャンギ空港に引き返し、無事緊急着陸しました。乗客・乗員にケガはありませんでした。着陸した際にも、エンジン部分から煙が出ていたとのことです。A380型機が飛行中にトラブルを起こしたのは初めてになります。一時は、「墜落した」との情報が流れました。


*11月3日

@成田発のデルタ航空機内にカッターナイフの刃見つかる
 デルタ航空は2日、仁川発成田経由ポートランド行きのデルタ航空90便の機内で大型カッターナイフの刃を客室乗務員が見つけたことを明らかにしました。通報を受けたFBIなどが到着した同機の乗客・乗員から事情を聞くなど、捜査を行いましたが、刃がどのようにして機内に持ち込まれたのかは今のところ分からない、とのことです。

@成田空港会社が採用情報で「空港会社、お仕事マップ」を公開
 成田国際空港株式会社は昨日、同社ホームページに採用情報として「空港会社、お仕事マップ」を公開しました。なかなか良くできていると思いました。
【コメント】先日の番組「ガイアの夜明け」で「緊迫・・・羽田国際化への苦闘」を見ていて、びっくりしたのは、85人のコンシュルジェをターミナルの案内係として採用していることでした。しかも、この人たちは2ヵ国以上の外国語を話せる事が条件で採用されている、とのことです。成田空港との違いを見せつけられました。就職難の昨今、優秀な人材を確保する好機と思うのです。成田国際空港株式会社でも積極的に優秀な人材を確保するために、このページを立ち上げた、と考えて良いのでしょうか。

@日航機がフラップ不具合で目的を変更
 昨日午後2時頃、羽田発函館行きの日本航空1165便・B767型機が着陸態勢に入ったところ、揚力を上げるためのフラップが正常に出ないトラブルが発生しました。このため、同機は滑走路の長い新千歳空港に目的地を変更し、フラップを出さずに通常より速いスピードで無事に着陸しました。このトラブルで、この機体を使う予定の3便が欠航となりました。

@昨日のジェイエア機のトラブルはオイルの凍結が原因
 昨日午前、秋田空港で起きたジェイエア機の逆噴射フラップのトラブルはフラップを動かす油圧装置のオイルが凍結したのが原因とのことです。
【コメント】こんなトラブルもあるのですね。オイルの品質が不良だったのか、別のオイルを使ってしまったのか、何だったのでしょうか。

@関西電力などが水素とCO2で代替航空燃料製造実験
 関西電力・岩谷産業・ナカテック・鳥取県などは昨日、水素と二酸化炭素(CO2)を使って代替航空燃料を造る実証実験プラントを公開しました。合成技術は1920年頃に開発されていましたが、水素を造るために大量の電力が必要なことから実用化されていませんでした。今回はこの電力を原子力発電所の豊富な電力を使うことで、価格を安くできるとのことです。この製造法では原料としてCO2を使うこと、製造過程でCO2を出さないことで温暖化ガスの排出を削減できることになる、とのことです。


*11月2日

@マレーシア航空が来年6月に成田=クアラルンプール線を増便へ
 マレーシア航空の北アジア&北米地区代表統括副社長は昨日の記者会見で、来年6月に成田=クアラルンプール線を増便する計画を明らかにしました。

@日本航空が貨物専用便をリースで継続へ
 日本航空は昨日、撤退した自社貨物機による貨物専用便に代わり、機体や乗務員や整備などを丸ごと他社からリースする方式で一部の貨物便運航を継続することを明らかにしました。当面、成田=関西=上海線を週6便で継続します。需要によってはチャーター便を運航することも計画する、とのことです。この方式により、固定費を抑えて、採算路線に絞り込むことが出来る、とのことです。

@借り換え融資を当面2年で返済する事で基本合意
 企業再生支援機構・日本航空と主要銀行団は借り換え融資の3200億円について、返済期限を2年後とすることで基本合意に達しました。企業再生支援機構と日本航空はこの借り換え融資で来年3月末までに再生債権を全額返済することにしています。主要銀行団の再生債権は2000億円ですので、主要銀行団の実質融資額は300〜400億円ですむことになります。企業再生支援機構と日本航空が2年後に3200億円をキャッシュフローで全額返済することは難しいので、、その時点で改めて借り換え融資の交渉をすることになり、銀行団のリスクが減少します。今後は借り換え融資にどのくらいの公的保証を付けるかが焦点になり、11月末までの完全合意を目指します。

@ジェイエア機がフラップ不具合で2便欠航
 今日午前、名古屋発秋田行きのジェイエア4311便・CRJ200型機で逆噴射用のフラップの不具合を示す警告灯が点灯しました。このため、同機はこのフラップを使わずに秋田空港に着陸しました。この不具合で後続の2便が欠航となりました。

@フェデックス機が不具合で関西空港に緊急着陸
 昨日午後11時頃、仁川発アンカレッジ行きのフェデラルエクスプレス92便・MD11型機から関西空港事務所に「防氷装置の不具合で緊急着陸したい」と連絡がありました。同機は1時間後に着陸しました。

@羽田空港C滑走路の舗装が剥がれる・1時間40分閉鎖
 昨日午後3時頃、羽田空港C滑走路の南端から約500mのところで、表面のアスファルトが剥離しているのを国土交通省の職員が見つけました。補修のため、同滑走路は約1時間40分にわたり閉鎖されました。他の滑走路を使ったために、運航に支障はありませんでした。

@春秋航空の高松=上海定期便就航準備で合意
 浜田香川県知事は1日、上海で中国格安航空会社・春秋航空の会長と会談し、来年3月末にも高松=上海線定期便を開設する方向で準備を進めることで合意しました。

@全身スキャナー検査を拒否する人に執拗なボディチェック実施・米国
 米国のAtlanticに掲載されたJeffrey Goldberg氏のレポートによれば、米国安全保安局は全身透視スキャナーによる保安検査を拒否する搭乗客に対して、従来よりも極めて執拗な身体触診検査を実施している、としています。筆者は「極めて不快な検査で、全身透視スキャナーによる検査に誘導しようとしているのだろう」と書いています。


*11月1日

@10月のアクセス数は28213回でした。

@「押上=泉岳寺=東京ルートで50分」航空局次長

 石津航空局次長は先月28日の航空政策研究会のシンポジュームの講演で、羽田空港と成田空港を結ぶアクセスについて、「これまでの調査では、羽田=東京=泉岳寺=押上=成田を通るルートにすると、50分程度で結べると考えている」としましたが、「整備主体や資金スキームや地元合意などは全くの白紙」と述べました。

@ブリティシュ・エアウエイズが第2ターミナルに移動
 すでに、書きましたが、ブリティシュ・エアウエイズが昨日から第2ターミナルに移動しました。これで、成田空港に乗り入れているワンワールドグループ6社が第2ターミナルに集まったことになります。右写真は、今日の午前中に第2ターミナルから出発したブリティシュ・エアウエイズのB747-400型機です。

@指導監督管制官が最高裁に「訂正」を申し立て
 2001年に焼津市上空で起きた日本航空機同士のニアミスによる乱高下事故で、最高裁が上告を棄却し、有罪となった管制官の内、指導監督をしていた管制官が先月30日付で、最高裁に対し、棄却を不服として「訂正」を申し立てたことが分かりました。「訂正」が通る可能性は少ないですが、有罪が確定すると失職する事になります。


戻る