2011年3月後半の出来事


*3月31日

@成田空港会社が携帯サイトをリニューアル「航空機位置情報」も
 成田国際空港株式会社は成田空港公式サイトの携帯向けサイト「成田国際空港公式ケータイサイト」をリニューアルする、とのことです。この中には新たに「航空機位置情報」という画面が入りました。便名を入れると、その飛行機がどの当たりを飛行しているのか地図で表示するようです。私は対応する携帯を持っていませんので、どの程度実用になるのか、国際線の飛行機でも表示できるのかは分かりません。

@成田空港関係路線情報(その4)
 航空会社が震災や原発の放射能漏れで4月のスケジュールを変更しています。分かる範囲で書きますが、正確には当該航空会社に確認してみて下さい。
・アメリカン航空は昨日、1日2往復している成田=ダラス線を4月6日から25日まで1往復に減便すると発表しました。また、羽田=ニューヨーク線も同期間運休するそうです。
・デルタ航空は今日、4月6日から就航を予定していた成田=広州線の就航を7月5日に延期する、と発表しました。
・IBEXエアラインズは明日から成田=広島線(1日1往復)の運航を再開することを明らかにしました。

@春秋航空が明日から茨城=上海線を再開
 春秋航空は昨日、運休していた茨城=上海線を週2往復で再開することを明らかにしました。運休前は週3往復でした。同社では6月以降、早い時期に週5往復にしたい、としています。なお、茨城空港ではスカイマークが4月3日まで運休したことにより、昨日と今日は民間機が全く発着しない、開港後初めての事態となりました。

@国土交通省が中学生交信問題で管制官を懲戒処分
 国土交通省は昨日、2010年10月6日に福岡航空交通管制部の管制官が 職場体験できていた中学生に航空機と交信させていた問題(2010年10月13日出来事参照)で同部の管制官5人を減給などの懲戒処分としました。

@09年6月の大韓航空機減圧事故は2基の空調システム故障が原因
 運輸安全委員会は昨日、2009年6月23日に起こった済州発中部行きの大韓航空・A300-600型機の急減圧事故(2009年6月25日の出来事参照)について報告書を公表しました。原因は2基の空調システムが両方ともトラブルを起こしたことにある、としています。第1システムのファン・エア・バルブと第2システムのニューマティック・コントローラーが故障したため、とのことです。
【コメント】両方とも故障する確率はどのくらいなのでしょうか。珍しいですね。整備で防げないのでしょうか。

@カンタス航空が燃料高騰と自然災害で経営規模縮小
 カンタス航空は30日、相次ぐ自然災害と航空燃料の高騰で経営規模の縮小と管理職の削減を行う、と発表しました。オーストラリア北部のサイクロンと大洪水により8000万豪ドル、ニュージーランドのクライストチャーチ地震で1500万ドル、日本の東北地方の大地震と津波で4500万ドルの損失が生じる、とのことです。これに加えて、A380型機のエンジン爆発事故により8000万ドルの損失、また、燃油の高騰が加わり対処しきれなくなった、としています。

@コンチネンタルが燃油高騰でグアム=ナンディ=ホノルル線を運休
 コンチネンタル航空は9月からグアム=ナンディ=ホノルル線を運休にする、と発表しました。需要はそこそこだが燃油の高騰で採算がとれなくなった、としています。同路線は日本からフィジーへの便利な路線でした。
【コメント】航空燃料の高騰が航空会社の経営をじわりじわりと圧迫し始めているようです。


*3月30日

@成田空港でも放射線独自測定開始
 成田国際空港株式会社は昨日、成田空港でも独自に放射線の測定を始めたことを明らかにしました。午前10時と午後7時の測定値をホームページで公開する、とのことです。測定場所は第2ターミナルの北にある「NAA情報センタービル」の屋上になります。今まで使っていた市原の測定値よりも若干高くなるようです。
【コメント】この件で成田空港の公式ホームページを開いたところ、今までとは違って「東北地方太平洋沖地震による成田空港への影響について」が真っ先に出てきましたが、これには違和感を感じました。今現在、成田空港を送迎なども含めて利用せざるを得ない人にとっては「航空機の発着が予定通りかどうか」などを見たいと思うのです。確かに、放射線を心配している人は多いとは思うのですが、「何か、後ろ向き」と感じるのは私だけなのでしょうか。「現在利用する人」へのサービスが優先するような気がするのです。「東北地方太平洋沖地震による成田空港への影響について」にワンクリックで飛べるようなリンクを、トップページに分かり易く貼ることで「心配している人」にも配慮できるのではないでしょうか。

@外国航空会社の成田便対応状況(その3)
 外国の航空会社が震災や原発の放射能漏れで4月のスケジュールを変更しています。分かる範囲で書きますが、正確には当該航空会社に確認してみて下さい。
・マレーシア航空は4月1日から30日まで、成田=クアラルンプール線の直行便(70便と71便)を運休とするそうです。なお、羽田=コタキナバル=クンチ線も同様に運休するそうです。
・キャセイ航空は4月1日から15日まで成田=香港線の2往復を運休とします。
・時事通信によりますと、カンタス航空は30日、成田=パース線(週3往復)を5月8日から運休すると発表しました。

@成田=小松線を4月1日から再開・IBEXエアラインズ
 IBEXエアラインズは東北地方太平洋沖地震で、拠点としていた仙台空港が被害を受けた事から運航を停止していた成田=小松線を、4月1日から通常の1日2往復で再開することを明らかにしました。オペレーションシステムを仙台空港から移動したことで運航再開にこぎ着けた、とのことです。

@日本航空が全グループ社員に「生活調整費」を支給へ
 日本航空は昨日、全グループ社員約3万人に給与の約1ヶ月分に相当する「生活調整費」を、3月末までに支給することを明らかにしました。更生手続き完了で再建への一定のめどが立ったことから事実上の賞与復活に踏み切ったものです。

@国交省が「空港の状況について」を公開
 国土交通省はホームページで「東北地方太平洋沖地震後の日本の空をめぐる状況について」を今日から公開しました。明日からは英語版も公開する、とのことです。

@仙台空港滑走路が3000m使用可能に
 仙台空港の滑走路が昨日までに、がれきや土砂の撤去が終わり、滑走路灯の埋め込みなども終わったことから、本来の3000m滑走路として使用できるようになりました。当面は救援機などに限り24時間の離発着が可能になりました。しかし、管制施設や空港ターミナルの損傷が激しく民間機が離発着できるまでには時間がかかる、とのことです。

@IHIの相馬工場が一部操業開始
 地震で大きな被害を受けたIHIの相馬工場群が一部の操業を開始しました。これを受けて、今日の株式市場で同社の株は値上がりしています。

@「日本航空への出資も検討」とBA親会社のCEO
 先頃来日したブリティシュ・エアウエイズの親会社である「インターナショナル・コンソリデーテッド・エアラインズ・グループ」のCEOは日本航空の更生手続き完了について、「日航はすばらしい仕事を成し遂げた。機会があれば、日航との関係強化を模索するのは間違いない。ある程度の資本参加の可能性も排除しない。」と述べました。同CEOは28日に大畠国土交通大臣とも会談しています。

@米国で駐機中の旅客機に銃弾が撃ち込まれる
 28日、米ノースカロライナ州シャーロットのダグラス空港で、フィラデルフィア発シャーロット行きのUSエアウエイズ1161便・B737型機が到着後点検をしたところ、機体後部の窓枠上部の天井に穴が開いているのが発見されました。機内を点検したところ、銃弾1発が発見されました。状況から、乗客が降機した後に打ち込まれたものと見られています。


*3月29日

@「解説と資料のページ」に2011年4月 成田空港 時間帯別・曜日別 発着回数」を載せました
 飛行コース調査のために成田国際空港株式会社から2011年4月の時刻表を提供してもらいました。2003年頃にはやっていたのですが、今回も時間帯別・曜日別の発着回数を出してみました。ただ、時刻表は複雑で、同じ便でも運航曜日によって分けて書いてあったり、機材が違うと2重に書いてあたりしていますので、多少の間違いはあるかも知れません。その点はご容赦下さい。
 この表で夏季ダイヤのおおよその傾向はつかめると思います。色々な面で活用して下さい。なお、表は読みやすく作ったつもりなのですが、ブラウザに載せるとご覧の通りになってしまいました。

@国際線旅客と貨物量が10%減に・2月運用状況
 成田国際空港株式会社は昨日、成田空港の2月運用状況を発表しました。それによりますと、発着回数は前年同月比1%増となりましたが、旅客数は同9%減となり、国際線旅客数は同10%減となりました。国内線旅客は13%増となっています。貨物量は同10%減で、輸出量が同3%減、輸入量が同2%減となっています。給油量は同5%減となりました。国際線旅客数はこの5年間で4ヶ月連続の最低となっています。

@需要減を受けて日本航空が4月6日から減便
 日本航空は昨日、震災と原発事故を受けて11日以降の旅客数が国内線で28%、国際線で25%減少していることを明らかにしました。このため、4月6日から国内線と国際線で減便や機材変更を行う事を発表しました。成田空港関係路線は次の通りです。
・成田=ホノルル線を週21から14便
・成田=北京線を週14便から7便
・成田=上海線を週21便から14便
・成田=仁川線を週14便から7便
・成田=香港線を週7便から0便
・成田=釜山線を週14便から7便
・成田=桃園線を週14便から7便
・成田=高雄線を週7便から3便

@国交省が国内10空港の放射線情報などを英語・中国語・韓国語で発信へ
 国土交通省は今日、国内の10空港の放射線測定値や電力供給や燃料備蓄の状況などをホームページで公開することを明らかにしました。明日までに英語版と日本語版を、1週間以内に中国語版と韓国語版を公開するとのことです。

@大韓航空が日本路線を大幅減に
 大韓航空は「震災と原発事故を受けて需要が減退したとして」日本路線を大幅に縮小します。4月の静岡=仁川線の7割を運休とします。また、4月2日から25日まで秋田=仁川線を運休します。


*3月28日

@日本航空が更生手続き完了を発表
 日本航空は今日午後、「東京地裁から会社更生手続き完了の決定を受けた」と発表しました。約3200億円の更正債権などを全額返済しました。今後、2013年1月の株式再上場を目指します。

@日本航空がジェットスターと組んだLCC設立を検討
 日本航空がオーストラリアの格安航空会社(LCC)「ジェットスター」と合弁で格安航空会社(LCC)の設立を検討している、とのことです。全日空が香港の資本と設立するLCCに対抗するため、とのことですが、日本航空の社内にはリスクを伴うLCC設立に対して慎重な意見もある、とのことです。ジェットスターの幹部は親会社のカンタス航空の取締役会で、数週間以内にこの件についての説明を行う、とのことです。

@スカイマークが茨城路線を30日〜4月3日まで運休に
 スカイマークは今日、茨城空港に発着する3路線を30日〜4月3日まで全面的に運休とすると発表しました。合計30便になります。福島原発事故の影響を考慮して、全機材のエンジン洗浄や部品の点検を行うため、としています。

@スターフライヤーが4月の羽田=北九州線102便を欠航に
 スターフライヤーは24日、7人の外国人乗務員が本国の退避勧告を受けて、休暇から訪日せず乗務員の確保が出来ないため、4月の羽田=北九州線702便の内102便を欠航とすることを明らかにしました。

@アシアナ航空が仙台・福島・茨城線などを6月末まで運休
 アシアナ航空は震災の影響を受けて、仙台・福島・旭川・茨城と韓国を結ぶ路線を6月末まで運休とすることを発表しました。また、羽田=仁川線は5月13日まで、羽田=釜山線は6月末まで運休とする、とのことです。


*3月27日

@今日から夏季ダイヤ、飛行コース変更も
 成田空港でも今日から夏季ダイヤになりました。また、今日から「混雑防止にかかる飛行コースおよび飛行高度の変更」が始まりました。

@成田空港2月貿易額で輸入額が15ヶ月ぶりの減少
 東京税関が24日に発表した成田空港2月貿易額によりますと、輸出額が前年同月比0.2%増、輸入額が同1.5%減となりました。輸入額は前年2月が大幅に増えた反動がある、とのことです。輸入額の前年同月割れは15ヶ月ぶりになります。

@日本航空Gが名古屋空港から完全撤退
 日本航空グループのジェイエアは昨日で名古屋空港と新潟、高知、熊本を結ぶ路線から撤退しました。これで、名古屋空港から完全に撤退したことになります。名古屋空港の定期便はフジドリームエアラインズが運航する福岡と熊本便のみになります。

@日本エアコミューターが屋久島と奄美大島に直行便
 日本エアコミューターは今日から福岡=屋久島線、福岡=奄美大島線の運航を始めました。今までは鹿児島から両空港を結んでいましたが、これに加え新幹線に対抗して福岡からの直行便を運航することになりました。両路線とも1日1往復します。


*3月26日

@運休や通常運航再開など入り交じる・成田空港
 成田空港乗り発着便は需要の減少による運休や、通常運航再開などが入り交じっています。下記に分かったものを書きますが、変更もあると思いますので各航空会社に問い合わせて下さい。
・ガルーダインドネシア航空は成田=デンパサール線を4〜5月(ただし、ゴールデンウイークの4月23日〜5月10日は除く)に運休します。
・フィランド航空は今日から成田=ヘルシンキ線の直行運航を再開しました。
・トルコ航空は成田=イスタンブール線の直行運航を再開しました。

@米軍機の高度は土蔵の上40m、共産党調査
 今月2日に岡山県津山市で民家の土蔵が米軍機の飛行直後に全壊した問題(6日の出来事参照)で、共産党の調査団は24日、「問題の米軍機は土蔵の直上約40mを飛行した」とする調査結果を明らかにしました。調査は周辺の聞き取りによる多数の目撃情報とGPSや仰角をデジタル傾斜計などを使って調べた結果としています。この超低空飛行による風圧と爆音で土蔵が全壊したもの、としています。さらに、この民家の南西にある鏡野町立南小学校上空も高度80〜90mで飛行していた、とのことです。共産党では同日、岡山県に対して「航空法の『最低安全高度』に違反している。県としても、米軍に抗議し低空飛行を中止するよう国に申し入れを」と求めました。

@国土がスターフライヤーを整備ミスで厳重注意
 国土交通省は昨日、スターフライヤーが同社の整備規定で「毎回行わなければならない」としている燃料タンクの水抜き作業を、2006年3月の就航当初から実施いていないにもかかわらず、整備記録には実施いているように記入していた、として同社に厳重注意を行い、再発防止策を文書で提出するように命じました。この問題は同社の内部検査で発覚したものです。この整備ミスで運航上のトラブルはなかった、とのことです。

@全日空が国際貨物の燃油サーチャージャーを引き上げへ
 全日空は24日、4月1日から国際線貨物にかける燃油サーチャージャーを引き上げることを明らかにしました。引き上げ幅は長距離が1Kg当たり7円、アジア遠距離が同7円、アジア近距離が同6円となっています。

@日本航空が震災支援でA300型機の退役を延ばす
 日本航空は震災地への臨時便運航で、今日退役を予定していたA300-600R型機の退役を当分の間延ばすことを明らかにしました。

@MRJ用エンジン1号機の組み立て終わる・今後2年間のテスト
 プラット・アンド・ホイットニー社は24日、三菱航空機会社の三菱リージョナルジェット(MRJ)用に開発中のエンジン「PW1217G」の1号機の組み立てが完了した、と発表しました。エンジンはフロリダ州に輸送され、今後2年間にわたって各種試験を実施する、とのことです。


*3月25日

@成田空港夏季スケジュール発表・前年よりも82便減に
 成田国際空港株式会社は昨日、夏季スケジュール(3月27日〜10月29日)を発表しましたが、それによりますと前年同期に比べて82便減となりました。日本航空の92便減が響いています。このスケジュールを元に年間発着回数を単純計算しますと約186500回となります。新たに乗り入れるのは韓国のLCC「イースター航空」が4月28日から仁川線を、同じく韓国LCC「エアプサン」が5月下旬からプサン線を運航します。また、米国貨物専用会社「ポーラ・エア・カーゴ」が運航を再開します。成田国際空港株式会社によりますと、この他に格安航空会社(LCC)などの乗りいれで交渉している、とのことです。

@成田空港でも飲用水に放射性物質・乳幼児には不適
 千葉県松戸などの浄水場で放射性ヨウ素などが検出されましたが、同じ利根川水系から取水している成田空港の上水道についても、成田国際空港株式会社は「乳幼児には適さない」として乳幼児に飲ませないよう注意をしています。
 なお、ロシア当局は同国航空会社に対して成田空港での水の補給をしないように命じました。

@成田空港の航空燃料備蓄は今日午前8時現在で11.5日分
 成田国際空港株式会社の「東北地方太平洋沖地震による成田空港への影響について」のページによりますと、成田空港の航空燃料の備蓄は今日の午前8時現在で11.5日分に達しています。昨日よりも0.6日分増えています。

@日本航空が28日にも会社更生法の手続き完了へ
 日本航空は28日にも会社更生法の手続きを完了する見通しとなりました。3メガバンクなど11銀行から2549億円の融資を受け、京セラなど8社から約127億円の出資を受ける見込みです。これらの融資と今年度の利益などを使って更正債権などを全額返済します。これを受けて東京地裁は28日にも承認する見込みとのことです。これにより、約1年2ヶ月で一般の株式会社に戻りますが、今回の大震災による航空需要の落ち込みなど、完全な経営再建にはまだまだ、難問が山積しているようです。

@インドでニセパイロットが多数・重大事故も
 AFP通信によりますと、航空需要が急増しているインドで正規の免許を持たないパイロットが旅客機を操縦している事実が判明し、問題になっているそうです。発覚の発端は、今年1月にゴアで着陸に失敗したインディゴ航空機を操縦していた女性パイロットの免許証が偽造されたものであった事だそうです。その後の検査で、少なくても5人が免許を持たないパイロットである事が判明し、逮捕されています。インドでは賄賂が横行し、パイロットの免許もお金さえ出せば、買えるとのことです。


*3月24日

@成田空港会社が「東北地方太平洋沖地震発生後の成田空港における現況について」を掲載
 成田国際空港株式会社は昨日、ホームページに「東北地方太平洋沖地震発生後の成田空港における現況について」を載せました。それによりますと、「現在は全ての施設が平常に機能している」とのことです。また、「計画停電が実施されても、非常用電源で航空機の運航にかかる管制・通信・灯火などは運用でき、航空機の運航に支障はない」としています。さらに、牽引車などの「航空機支援車両用の燃料も安定的に確保できている」とのことです。

@外国人入国者が震災前の約2割に・成田空港
 東京入国管理局成田支局によりますと、成田空港の外国人入国者は震災前は1日8000〜10000人で推移していましたが、震災後は約2割程度に激減している、とのことです。震災直後に半減し、15日には約2000人、17〜20日は約1500人、21日は約2200人となっているそうです。

@ルフトハンザ航空やアリタリアが成田路線を順次運航へ
 ルフトハンザ航空は震災後、日本発着地を関西空港や中部空港に変更していた成田路線を今日から、順次、成田空港発着に戻すことを明らかにしました。アリタリア・イタリア航空も同様の措置をとるとのことです。乗務員は関西空港で交代させるようです。

@マカオ航空が4月25日まで成田線を運休へ
 マカオ航空は週3往復で運航している成田=マカオ線を4月1日〜25日まで運休とすることを明らかにしました。震災による影響を考慮したため、としています。(第2ターミナル前を走行するマカオ航空機・3月8日)

@東北地方からの成田空港行き高速バスも運航を再開へ
 東北道が全面復旧したことに伴い、水戸=成田空港間の高速バスが今日から運行を開始しました。1日9往復となります。また、福島=成田空港間が明日から1日2往復で運行されます。

@米・レーガン空港で管制官との交信が出来ずに2機が強行着陸
 23日午前0時過ぎ、米国ワシントンにあるレーガン空港でアメリカン航空機とユナイティド航空機が着陸しようとしたところ、管制官と交信が出来ずに強行着陸する出来事がありました。アメリカン航空機は空港上空で旋回しながら何度も管制官を呼びましたが、応答がありませんでした。仕方なく着陸許可のないまま、強行着陸しました。その後に着陸しようとしたユナイティド航空機も同様に強行着陸しました。米国家運輸安全委員会は調査を始めることにしました。管制官が1人で勤務していて居眠りをしていたとの報道もありますが、米国家運輸安全委員会は「確認していない」とのことです。米運輸長官は同日、アメリカ連邦航空局(FAA)に対して、真夜中の時間帯には必ず2人勤務とするように命じました。


*3月23日

@【訂正】福島空港の放射線量は“60.43マイクロシーベルト/時”でなく、“0.43マイクロシーベルト/時”でした。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。今後このような間違いのないように慎重に再検いたします。

@エア・カナダは今日から成田線を通常運航に
 成田=トロント線と成田=バンクーバー線を関空経由で運航していたエア・カナダは今日から本来の成田空港からの直行便に順次戻すことを明らかにしました。

@デルタ航空が羽田路線を運休に
 デルタ航空は5月末まで、日本路線の座席数を15〜20%削減する事を明らかにしました。需要が落ち込んでいるため、としています。当面、羽田=ロサンゼルス線と羽田=デトロイト線を運休します。成田空港・関西空港・中部空港路線は通常通り運航します。

@ジェットスターが成田線を運休へ
 ジェットスターは日本路線の内、成田路線を当面の間運休とします。関西空港路線は運航するとのことです。

@春秋航空の高松=上海線就航はやはり延期に
 昨日伝えられた、春秋航空の高松=上海線の27日就航は延期されるようです。時事通信の取材に対して同航空社長は「4月には就航をしたい」と語ったそうです。
【コメント】格安航空会社(LCC)の春秋航空が需要のないのに就航するとは考えられません。4月就航も「需要次第」と言う事になるのではないでしょうか。

@大韓航空がB787-8型機をB787-9型機に変更し、16年度導入
 大韓航空は「発注して、来年度に導入を予定していたB787-8型機を全て、座席数が多く航続距離も長いB787-9型機に変更し、2016年度に導入する」と発表しました。その間はA330型機を導入する、とのことです。

@ルフトハンザ航空がA320neo型機30機を発注へ
 エアバスは16日、「ルフトハンザ航空の取締役会がA320neo型機30機の発注を承認したことを歓迎する」と述べました。発注総額は約28億ドル(約2240億円)になります。


*3月22日

@「航空燃料備蓄は7日分」と成田空港会社
 成田国際空港株式会社は今日、「東北地方太平洋沖地震による成田空港への影響について」のページで、成田空港の航空燃料状況について、通常通りの7日分の備蓄があることを明らかにしました。「当面、この水準を維持できる」としていますが、「海外からの調達も検討している」とのことです。

@成田空港から約30Km の市原で午前10時に0.082マイクロシーベルト/時
 成田空港の南南東約30Kmにある市原市の測定点での放射線量は午前10時で0.082マイクロシーベルト/時でした。成田空港は市原よりも福島原発に約30Km近いことになりますので、もう少し高い値になると思います。しかし、健康に影響を与える放射線量ではありません。

@福島空港で正午の放射線量が0.43マイクロシーベルト/時
 福島県は福島空港の放射線量を随時発表していますが、今日正午の測定では0.43マイクロシーベルト/時でした。集団検診における胃のX線検査1回分の放射線量が600マイクロシーベルトですから、短時間ならば人体に影響を与える量ではないようです。

@IATAとIMOも「日本への渡航制限必要なし」と声明
 国際航空運送協会(IATA)は19日、「国際民間航空機関(ICAO)が国際原子力機関(IAEA)、世界保健機関(WHO)等の国連機関5機関を代表して日本発着の航空輸送が引き続き安全であることを宣言したことを歓迎する」との声明を発表しました。また、国際海事機関(IMO)も「日本への渡航制限はない」とする声明を出しました。

@春秋航空が予定通りに高松=上海線を就航か
 就航延期が伝えられていた、春秋航空の高松=上海線ですが、昨日の「エクスブロア上海」によりますと、同航空は予定通り27日からの運航開始を決定した、とのことです。

@フランス旅行業協会が4月末までの日本行きパックツアーを中止に
 フランスの旅行業協会は21日、日本行きのパック旅行を4月末まで中止する、と発表しました。

@シンガポール航空などが羽田便を減便へ
 震災による航空需要の冷え込みを受けて外国航空会社の日本便減便が出始めています。シンガポール航空では27日より、1日2往復しているシンガポール=羽田線を1日1便とすることを発表しました。ジェットスターは日本路線の1便を東京発から大阪発に変更し、乗務員交代のためにグアム経由とすることを明らかにしました。

@大韓航空がB747-8Fを2機追加発注
 ボーイング社は18日、大韓航空からB747-8F型機2機の追加発注を受けたことを明らかにしました。

@B747-8IC型機が初飛行
 ボーイング社が開発している旅客型のB747-8インタ ーコンチネンタル(B747-8IC型機)の初飛行が20日行われました。約4時間25分にわたる初飛行は完璧だった、とのことです。


*3月21日

@国土交通省も羽田・成田付近の放射線値を公表
 国土交通省は昨日からホームページで羽田空港と成田空港付近の「放射線量の測定状況」の公表を始めました。英語での公表も行っています。成田空港は茨城県鉾田市徳宿のデータを、羽田空港は神奈川県川崎市川崎区浮島町のデータを使っています。羽田空港の方はすぐ近くですが、成田空港は約50Km離れたデータになります。測定点の福島原発からの距離は羽田空港が約235Km、成田空港が約145Kmとなりますので、羽田空港に比べて成田空港の測定値の方が大きくなります。

@韓国で1〜2月に53件の航空機騒音訴訟が提訴
 今日の韓国紙・「朝鮮日報」日本語電子版によりますと、韓国のソウル中央地裁に1〜2月にかけて航空機騒音被害に関する訴訟が53件も提訴されたそうです。この背景には2005年以降、11回の航空機騒音訴訟で住民側が全て勝訴しており、80WECPNL以上の地域住民には程度に応じて、月3万ウオン(約2100円)以上を賠償する、との判決が定着していることがあります。これに加えて、弁護士が積極的に住民が原告になる事を募り、訴訟を組織していることがあるようです。1件の訴訟で勝訴すると、住民への賠償額は200〜400億ウオン(約14億3600万〜28億7200万円)に上り、弁護士費用は15%と決められていますので、弁護士にとっては大きな収入となる事があります。弁護士は提訴までの費用を全額負担して原告を募っている、とのことです。1〜2月の提訴原告は約53万人にもなるそうです。

@IATAが世界航空業界の利益予測を日本の震災で引き下げか
 国際航空運送協会(IATA)は18日、日本で起きた今回の震災で、世界の航空業界が大幅な減収になる見込みである、と発表しました。航空業界は日本関連で全体の6.5%を占め、収入は約10%を占めるそうです。航空燃料も日本が3〜4%を調達しています。これが滞ると燃料不足で運航にも影響する可能性がある、としています。国際航空運送協会(IATA)は2日に今年の業績を下方修正したばかりですが、これをさらに下方修正することになりそうです。


*3月20日

@飛行コースおよび飛行高度の変更について「新くうこうだより」増刊号
 旧蓮沼村に住む会員からの報告では、成田国際空港株式会社は空港周辺市町(どの範囲かは分かりません)に新聞折り込みで「飛行コースおよび飛行高度の変更について」説明する「新くうこうだより」増刊号を配布しました。内容はホームページに掲載されたものと同じようです。

@成田空港会社が「空港周辺における放射線測定データについて」を掲載開始
 成田国際空港株式会社はホームページの「東北地方太平洋沖地震による成田空港への影響について」の中で、「空港周辺における放射線測定データについて」の掲載を始めました。ただ、成田空港では測定していないようで(今後始めるかどうか分かりません)千葉県市原・茨城県鉾田市徳宿・茨城県東海村村松の3か所のデータが載っています。

@国土が航空会社に空港の放射能について情報提供開始
 国土交通省が空港の安全性を強調する情報の提供を航空会社に対して始めたとのことです。ただ、どのような形で情報提供しているのかは分かりません。東京港と横浜港については国土交通省のホームページに英文で測定結果が公表されています。
【コメント】空港の情報も測定結果に基づいた客観的なものを公表していかないと、外国人を初めとして日本人も納得しないと思います。曖昧なものは「都合の良いものだけ出しているのではないか?」との不信感を引き起こし、逆効果になりかねないと思います。

@「日本への渡航制限は必要ない」とICAO
 国際民間航空機関(ICAO)は18日、「現在のところ、日本への渡航制限は必要ない」とする声明を出しました。声明では「いくつかの空港で放射線レベルの上昇が認められるが、現時点では健康上のリスクはない」とし、日本からの旅客に対する放射能検査や日本発着の航空輸送を制限する必要はない、としています。


*3月19日

@成田空港会社のページに「東北地方太平洋沖地震による成田空港への影響について」が載りました

@成田空港会社のページに「飛行コースおよび飛行高度の変更について」が載りました
 成田国際空港株式会社のホームページに「飛行コースおよび飛行高度の変更について」が載りました。27日から実施される「混雑時間帯に限り、千葉県との約束である九十九里浜から利根川までの直進上昇・直進降下を途中からやめて、旋回させる飛行コース」についての説明です。

@東京港や横浜港の放射線量を英文で公開を検討・成田空港の分も検討
 大畠国土交通大臣は昨日の記者会見で、海外が心配している放射線量について、東京港や横浜港の数値を英文で国土交通省のホームページで公開する考えを明らかにしました。貨物の輸送で、各国が放射汚染を心配し日本からの貨物の積み卸しを制限する動きが出ていることに配慮したものです。成田空港についても公表を検討する、としています。

@日本航空が臨時便運航で新千歳便と福岡便を減便へ
 日本航空は東北地方への臨時便を増やすために、今日から26日まで羽田=新千歳線を1日4往復、羽田=福岡線を1日2〜4往復減便することを明らかにしました。

@外国人機長が来日せずに減便・スターフライヤー
 スターフライヤーは昨日、1日11往復運航している北九州=羽田線を22日から今月末まで1往復減便する、と発表しました。休暇で帰国中の米国人とロシア人の機長が福島原発の放射能の影響を理由に戻らないため、乗務員のやりくりがつかないとのことです。

@シンガポール航空機で一時警告灯が点灯
 今日午前8時頃、シンガポール発関西行きのシンガポール航空618便・A330型機が徳島市の南南西約20Km を飛行中に、操縦系統の不具合を示す警告灯が点灯しました。警告灯はまもなく消灯し、同機は関西空港に無事着陸しました。点検したところ異常は見つからず、同機は11時20分頃シンガポールに向かい出発しました。


*3月18日

@“ながーい”行列・今日の成田空港

 今日、成田空港に行ってきました。報道のとおりの大混雑でした。第1ターミナル北ウイングで保安検査に向かう行列は南北ターミナルの間にあるショッピング街の中程まで続いていました。出発する人は成田空港に相当前に到着していた方が良いと思います。
 行列に並んでいない人は搭乗手続きが始まっていない人か、航空券が手に入らない人のようです。中には隅のベンチで毛布を被って、仮眠している人もいました。
 第1ターミナル4・5階の飲食店街では店を閉めている店舗がほとんどでした。食料を手に入れるにも苦労するのではないかと思いました。
 4階の出発ロビーや1階の到着ロビーでは地震による被害は一見するとないように見えました。ただ、5階の中央部の一部天井の点検口の扉が落下しており、この付近は通路の一部が立ち入り禁止になっていました。

@大連行きの全日空貨物機が放射能で荷物おろせず引き返す
 16日に成田空港から大連に到着した全日空の貨物機が大連空港の放射能検査で、「0.75マイクロシーベルトの放射線が検出された」として、荷物を降ろすことが出来ずに成田空港に引き返しました。放射線が積荷からか、機体からかは説明がなかったようです。また、中国側の基準についても根拠は示されなかったようです。

@京成バスと成田空港交通が仙台行きの高速バスを運行
 京成バスと成田空港交通は成田空港や都内・千葉県と仙台駅結ぶを高速バスの運行を始めました。大震災後初めての運行となります。夜間に1往復、昼間に2往復を運行します。予約が必要です。

@外国航空会社の運休や路線変更(その2)
 昨日に続いて、外国航空会社の路線変更などで分かったものを書いてみます。
・カンタス航空は成田路線を香港経由にします
・シンガポール航空は成田空港とシンガポールを結ぶ11便・12便を関西空港経由とします。
・オーストリア航空は成田=ウィーン線をソウル経由とし、出発を40分早めます
・スイス航空は成田=チューリッヒ線を当面25日まで香港経由とします
・エアカナダは成田発のトロント線とバンクーバー線を当面、関西空港経由とします
 なお、昨日も書きましたが、変更もありますので、詳しくは該当航空会社に問い合わせて下さい。


*3月17日

@成田空港の貨物上屋に障害
 成田空港の貨物上屋で障害が発生し、貨物の滞留があるようです。全日空が使用している第4貨物ビルに地震による障害が発生して立ち入り禁止となっています。日本航空の使用している上屋でも障害があり、貨物の搬入を制限しています。輸入貨物については制限を解除していますが、緊急支援物資を優先しています。また、貨物を運ぶトラックやリフトの燃料が不足している事も滞留に拍車をかけている、との事です。

@帰国する外国人で成田空港は大混雑
 成田空港はこのところ、帰国を急ぐ外国人で大混雑しています。航空券の確保が思うようにならず、成田空港ターミナルなどで過ごす外国人も多くいる、との事です。

@外国航空会社の運休や路線変更が相次ぐ
 震災と原発の放射能漏れと需要の減少で外国の航空会社の運休や路線の変更が相次いでいます。分かったものだけを書きますが、不正確なところもあるかも知れません。
・エティハド航空は成田便を中部空港発着に切り替えます。
・スカンジナビア航空は成田便を北京経由にします。
・アリタリア・イタリア航空は成田便を関西空港発着に切り替えます。
・ブリティシュ・エアウエイズは羽田=ロンドン線を成田=香港=ロンドン線に変更します。ただし、羽田空港でチェックインを行い、バスで成田空港に移動します。成田空港でのチェックインは受け付けません。
・デルタ航空は23日から羽田=ロサンゼルス線、24日から羽田=デトロイト線を運休とします。
・シンガポール航空は27日からシンガポール=成田=ロサンゼルス線にA380型機を投入する事にしていましたが、当面の間、延期してB747-400型機を使います。
・アシアナ航空は茨城=仁川線を26日まで運休します。
・春秋航空は茨城=上海線を30日まで運休します。
・中国東方航空は福島=上海線を28日まで運休します。
・イースター航空は27日に就航する予定の新千歳=仁川線を1ヶ月延期し、4月27日から運航します。

@仙台空港の滑走路を確保、支援機の着陸が可能に
 仙台空港では昨日、3000m滑走路の内、1500mが使用可能となり、支援機の離発着が始まりました。当面は災害救助関係機のみの発着となります。


*3月16日

@大地震後初めてのメルマガ
 成田国際空港株式会社は今日、大地震後初めてとなる「成田空港メールマガジン」を発行しました。下記にその全文を転載します。

 3月11日に発生しました「東北地方太平洋沖地震」で犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。また被害に遭われた方々へ心よりお見舞い申し上げます。

 成田空港においても震度6弱を観測し、一部天井が落下したり、水漏れ等が発生しました。地震に慣れている日本人でも恐怖を覚えたのですから、地震を経験したことがない外国人の方にとっては相当な恐怖であったはずです。
 鉄道・高速道路も不通となり、余震が続く中不安を抱えながらターミナルで一夜を過ごされた方が大勢いらっしゃいました。しかし、このような状況下でご不便をおかけしたにもかかわらず、冷静かつ理性的に行動してくださいましたお客様が多かったことには頭の下がる思いでいっぱいです。
 まだまだ余震も続いており、予断を許さない状況ですが、一刻も早い被災者の方々の救出並びに復興を願っております。

 また、成田空港におきましても案内カウンター付近 計3箇所に募金箱を設置し、被災地の皆様の支援に努めて参ります。皆様のご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

@ターミナルなどの照明を一部節電
 成田空港は「計画停電」対象から外されていますが、成田国際空港株式会社はターミナルなどの照明の一部を消灯する節電対策を行っています。

@外国航空会社に成田便運休などの動き始まる
 成田空港に乗り入れている外国航空会社に運休や発着空港変更などの動きが出ています。
 ルフトハンザ航空は成田空港発着便を当面週末まで、関西空港や中部空港に変更します。また、乗務員の日本滞在を避けるために、ソウル経由に変更し、ソウルで乗務員の交代を行います。
 エールフランスも成田便をソウル経由に変更し、ソウルで乗務員の交代を行います。なお、A380型機をB777型機に変更しています。

 中国国際航空は27日まで、成田=北京便・成田=北京=成都便・成田=上海=重慶便を運休とします。
 台湾のエバー航空は東京行便の運航を月末まで運休とします。
【コメント】これらは、続いている余震対策と言うよりも、福島原発の放射能漏れを心配した措置のようです。広島・長崎の原爆投下や「ビキニの死の灰」をかぶった第5福竜丸事件を経験している日本人でも心配なのですから、経験のない外国人はもっと怖いのでしょうね。

@大阪空港の運用時間を災害関係に限り1時間延長
 国土交通省大阪航空局は東北地方からの臨時便や遅延便に限り運用時間を1時間延長して午後10時までとすることを明らかにしました。10時以降についても空港長が個別の事情を判断して受け入れる、とのことです。大阪国際空港周辺都市対策協議会(11市協)も了承しています。

@仙台空港でのヘリの離発着が可能に
 津波で冠水した仙台空港で一部の清掃が終わり、災害救助関係に限ったヘリコプターの離発着が可能になりました。支援物資の拠点になるようです。

@スカイマークも土日に臨時便を運航へ
 スカイマークは18日と19日に茨城=羽田に1往復、茨城=神戸に2往復の臨時便を運航することを明らかにしました。なお、同社の社員や機材には地震による影響はなかった、とのことです。

@嘉手納爆音訴訟団が提訴を1ヶ月遅らす・東北地震・津波災害を考慮
 嘉手納爆音訴訟団は今日、「今月下旬に提訴を予定していた第3次嘉手納爆音訴訟の提訴を約1ヶ月遅らせ、4月28日提訴を予定する」と発表しました。東北地方での大地震と津波の災害を考慮したもの、とのことで、義援金などの行動を始めるそうです。

@日本航空がB747-400型機29機などの登録抹消を届出
 日本航空はこのほど、航空局に所属機のDC-9型機9機、B747-400型機29機、A300型機4機の登録抹消を届け出ました。これにより同社の所有機は82機になりました。