2013年9月前半の出来事


*9月15日

@フランクフルト行き全日空機が成田に引き返す
 昨日午後1時45分頃、成田発フランクフルト行きの全日空209便・B777型機が、ロシア上空を飛行中に油圧システムの不具合を示す警告表示が出ました。このため、同機は成田空港に引き返し、夕方に無事着陸しました。点検したところ、機体下部の油圧系統からオイル漏れが見つかりました。

@「羽田整備は間に合わない、横田を軍民供用化すれば良い」猪瀬知事
 猪瀬東京都知事は今日のフジテレビの番組で、東京五輪に向けたインフラ整備について「羽田空港の新たな滑走路整備は間に合わない。横田基地を軍民共用化して、国際空港にすれば良い」と述べました。

@航空会社選びは「信頼性・安全性」が1位、マイボイスコム調査
 マイボイスコム株式会社は6日、第6回の「航空会社のイメージ」アンケートの結果を発表しました。調査は8月1〜5日までインターネットで行い、回答者は約1万人でした。この調査によりますと、「航空会社選定時の重視点」は「信頼性・安全性がある」が49.5%でトップでした。「サービスが良い」と思う航空会社は全日空が52.2%で1位、日本航空が43.1%で2位、シンガポール航空が10.3%で3位となっています。「安全性が高い」では全日空が55.5%で1位、日本航空が41.5%で2位となっていますが、日本航空は前回調査時(2010年)よりも10ポイント以上増加しています。「価格が手ごろ」では「ピーチ・アビエーション」が29.8%で1位、スカイマークが2位、ジェットスター・ ジャパンが3位となっています。


*9月14日

@千葉県が15年3月の「ノンストップゲート化」を補正予算に盛り込む
 千葉県は昨日、25年度一般会計補正予算案を発表しました。その中で、成田空港の「ノンストップゲート化」を2015年3月末に実施するための予算約4億円を、前倒して明記する債務負担行為として、計上しました。これは、この整備が発注から完成まで、1年以上かかるため、2014年度予算で発注し、2015年度に支出するため、とのことです。

@エアアジア・Jが10月1日から成田=札幌線と成田=沖縄線を一部欠航
 エアアジア・ジャパンが機材返却に伴う欠航情報を更新しています。10月1日〜26日まで、成田=札幌線と成田=沖縄線の一部が欠航となります。

@ユナイテッドが予約データの不備で実質運賃ゼロの航空券販売、「有効」と発表
 ユナイテッド航空は現地時間12日、予約データの不備により、誤って実質運賃ゼロの航空券を販売しました。販売はウエブ上で数時間に渡った、とのことです。この航空券について同航空は同13日、「この航空券の購入者は実際に利用出来る」と説明しました。ただ、予約システムそのものが原因でない、とのことです。


*9月13日

@B滑走路南でマレーシア航空機フラップのゴム部品落下
 昨日、成田空港近くのB滑走路南側進入コース直下民有地に B777型機の主翼後方に着いている可動翼(フラップ)の一部(ゴム製品)が落ちていた事が明らかになりました。落下したのは10日午前8時頃でした。落とした航空会社はマレーシア航空、とのことです。国土交通省の成田空港事務所は昨日、同航空に対して再発防止策を報告するように指示しました。しかし、詳しい落下場所などは「発見者の意向」を理由に明らかにしていません。

@7月のキャセイ機の部品落下原因は金属疲労による破損
 昨日の成田市議会空港対策特別委員会で、市当局は7月18日に起こったキャセイ航空機の部品落下事故について、同航空から「取り付け金具が金属疲労で破損したことが原因」との説明を受けていたことを明らかにしました。また、同航空は再発防止策として、破損した金具を新品に取り替えたり、点検を強化することを表明した、とのことです。

@第2ターミナル連絡シャトルの運行を27日で停止し、連絡通路供用開始へ
 成田国際空港株式会社(NAA)は今日、27日より成田空港第2ターミナルの本館とサテライトを結んでいる連絡通路を供用開始することを明らかにしました。これに伴い、連絡シャトルが運行を停止することになりました。シャトルの軌道のあったところは店舗を設置する予定、とのことです。シャトル車両は芝山町に展示される予定です。この連絡シャトルは展望が良いことから、子供には人気だったとのことです。しかし、連絡通路からの展望も良いようです。

@日比航空協議で、成田空港は航空自由化に
 国土交通省は今日、昨日まで行われていた日本とフィリピンの航空当局者協議の結果を発表しました。合意事項は(1)成田空港は直ちに(時期は書いてないのですが、多分)航空自由化する、(2)羽田空港を除く全国の空港では以遠権も含めて自由化する、(3)羽田空港については国際線枠が6万回に増える(2014年3月末予定)時点で昼間の時間帯と深夜早朝時間帯でそれぞれ、双方が1日2スロットを利用できる、(4)コードシェアの枠組みを自由化する、となっています。

@AAA航空機が不具合で関空に引き返し、車輪から白煙
 昨日午後4時40分頃、関西発バンコク行きのアジアアトランティック航空811便・ B767-300型機が、右主翼のフラップの不具合を示す表示が出たため、関西空港に引き返しました。着陸して約16分後に駐機場に入りましたが、その後、機体の脚部分から白煙が上がりました。消火作業で、白煙はすぐに収まりました。原因はタイヤのパンクとみられています。点検したところ、フラップに不具合はなく計器の誤動作とみられます。この路線は11日に就航したばかりでした。
 右写真は今月1日に成田空港で撮影したアジア・アトランティック航空のB767型機です。

@スターフライヤー機が管制官の指示を無視して離陸
 今日の朝日新聞によりますと、去る8月21日午前10時40分頃、北九州発羽田行きのスターフライヤー78便・A320型機が、管制官から「離陸準備のため、滑走路上で待機せよ」と指示を受けていたにもかかわらず、管制官が北九州空港に向かっていた日本航空機に気象情報を伝達している途中で、離陸を始めました。管制官が離陸をやめるように指示しましたが、同機はそのまま離陸しまうミスがありました。パイロットは国土交通省の調査に対し「無線の指示を聞き間違えた」と話しているそうです。報告を受けた国土交通省は「差し迫った危険はなかった」として処分はしないそうです。
【コメント】国土交通省の対応は頷けません。「差し迫った危険」がなければ、管制官の指示を守らなくても良いのでしょうか。

@北海道エアシステムの再子会社化で最終調整
 昨日、日本航空が14.5%の株式を保有する北海道エアシステムを再子会社化する方向で、北海道庁と最終調整に入ることが分かりました。出資比率を51%まで引き上げ、早ければ、2014年度にも再子会社化をする予定です。


*9月12日

@NAAが「空の日フェスティバル」の一覧を掲載
 成田国際空港株式会社は昨日、今年の「空の日フェスティバル」のイベントを発表しました。例年と同じ「ジェット機との綱引き大会」や「空港ウルトラ化学消防車見学ツアー」や「空の日航空教室」などが行われます。ただし、上記3つの行事の申し込みはすでに締め切られています。

@北海道エアシステムの8月輸送実績が大幅な上昇
 北海道エアシステムがこのほど発表した8月の輸送実績によりますと、全路線の旅客数が前年同月比(以下同じ)28.6%増加し、搭乗率は19.4ポイント増の71.8%になりました。特に、丘珠=三沢線は好調で搭乗率は85.8%となりました。7月1日より、日本航空との共同運航が復活したことが影響している、と見られています。

@「8日の事故原因は降着装置のボギービーム」とタイ航空副社長
 現地時間9日の「バンコク週報」によりますと、タイ航空の副社長は8日に起こった A330-300型機の滑走路逸脱事故について、「降着装置のボギービームが原因だった可能性が高い」と述べ、同型機を発注した際にエアバス側から、「ボギービームを注意深く点検するように」との注意を受け、それに従って、点検を行っていたことを明らかにしました。また、欧州航空安全局(EASA)が2年前に「事故機の機種を含む複数機種について、使用中のボギービームの使用期間を短縮し、点検回数を増やすよう」と勧告していたことも明らかにしました。


*9月11日

@成田空港周辺の騒音がうるさくなる、昨年度測定結果
 成田空港地域共生財団はこのほど、2012年度の成田空港周辺の騒音測定結果(「成田空港周辺地域共生財団」のページにはまだ載っていないようです)をまとめました。それによりますと、99測定局の内、前年度比で WECPNL が上昇した局が41局、変動幅0.5WECPNL未満の「変化なし」の局が58局で、減少した局はありませんでした。増加した要因は発着回数が前年度に比べて13%増となった事による、としています。なお、来年の報告からは評価値が「WECPNL」から「Lden」に変わります。
【コメント】「WECPNL」から「Lden」に変わりますが、騒音の大きさが同じとすると、「飛行回数が倍になっても評価値がたったの『3ポイント』しか上昇しない」点はあまり変わらないようです。住民としては「飛行回数が倍になれば、評価値も倍になるはず」と思うのですが。

@「オリンピックに向けて首都圏の発着枠拡大を」太田大臣
 太田国土交通大臣は昨日の閣議後の記者会見で、東京オリンピックが決まったことから、成田空港と羽田空港の更なる発着枠拡大を検討していくことを表明しました。具体的には羽田空港の新たな滑走路の建設や、首都圏での飛行ルートの検討などをあげました。交通政策審議会航空分科会基本政策部会で、今月中を目途に首都圏空港を巡る航空政策上の課題を整理し、10月に首都圏空港機能強化技術検討小委員会を立ち上げて、今年度中に機能強化策の選択肢を技術的に洗い出す計画です。来年度以降に、地元自治体や航空会社なども参加した、新たな場を設けて、合意形成を図りたい、としています。
【コメント】早速出てきましたね。オリンピックを「錦の御旗」に、「今まで出来なかったことを強引に、突破しよう」と言うことでしょう。東京都心への飛行ルート設定や、成田空港の運用時間の更なる延長などを強引に進める構えです。住民の反対を「地元自治体との合意形成」で押しつぶそうというのですね。成田空港で毎度使われる手です。あれもこれも、国民の血税を使って企業のもうけを増やすためですね。「後は野となれ、山となれ」と言う事でしょう。

@スカイマーク8月、全体は好調も成田路線は苦戦
 スカイマークは昨日、「8月搭乗実績」を発表しました。それによりますと、全搭乗者数は前年同月比(以下同じ)6.2%増、利用率は1.8ポイント増の80.2%となりました。
 成田空港路線の利用率は成田=旭川線が8.9ポイント減の78.6%、成田=札幌線が5.2ポイント減の84.4%、成田=福岡線が22.1ポイント減の73.6%、成田=沖縄線が2.7ポイント減の81.1%、成田=石垣線は82.6%となっており、利用率は前年に比べて減少しています。

@エアアジア・ジャパンの8月は成田国内線が過去最高
 今日の「Aviation Wire」によりますと、エアアジア・ジャパンは昨日、8月の利用実績を発表しました。それによりますと、国内線搭乗率は前年同月比1.8ポイント減の82.9%、国際線は73.6%でした。成田空港発着の国内線は過去最高の88.4%となっています。国際線では成田=台北線が92.8%と全路線の最高となりました。


*9月10日

@「成田空港活用協議会」が運営説明会
 「成田空港活用協議会」は昨日、参加企業や団体に事業提案制度などを説明する運営説明会を開きました。柱となる事業として(1)国内線利用者の県内観光の推進、(2)インバウンド県内観光の推進、(3)成田空港発の県内企業ビジネスの創出、(4)ナリタファンの 拡大、(5)OUR AIRPORTとしての利用促進、(6)成田空港の利便性向上、をあげています。今年度は会員からの提案による、新しい事業の創出で認知度を向上させる、としています。

@NAAがオリンピック開催を歓迎するコメント
 成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、東京オリンピック開催決定を歓迎するコメントを発表しました。コメントでは「成田国際空港が世界中から来られる数多くのアスリートやお客様の主要な受入空港として、安全な航空輸送を図ることはもちろんのこと、諸施設の整備を進め、快適性及び利便性の向上に努めるなど、皆様を暖かくお迎えする準備に会社を挙げて取り組んでまいります」としています。

@ユナイテッド航空が10月27日から成田=香港線を運休へ
 ユナイテッド航空は10月27日の冬期スケジュールから、成田=香港線を運休する計画です。この路線は現在は B737-800型機で1日1往復運航しています。

@国土がオリンピック向けのインフラ整備で検討会発足へ
 今日の日本経済新聞(会員限定)によりますと、政府はオリンピック開催決定を追い風に、首都圏の交通インフラ整備に力を入れる、とのことです。羽田空港では5本目滑走路の建設や東京上空の飛行を解禁することや新しいターミナルの建設などを考えている、とのことです。このため、10月にも有識者で構成する検討会を発足させる方針、とのことです。
【コメント】昨日書いたように、「オリンピック狂想曲」が早くも始まりました。一時的なものに大金を使っても、国の借金を増やすだけで、大半の国民の生活向上にはなりません。1992年のスペイン・バルセロナ五輪の二の舞にならなければ良いのですが。五輪だけが原因ではありませんが、スペインは国の借金が膨大になり、EUからの支援と引き替えに、厳しい歳出抑制策を強いられ、今年1〜3月期の失業率が27.2%と過去最悪を更新し、特に、16〜24歳の若年層では57.2
%の高水準に達するなど、国民の生活はひどいものになっています。

@関西空港でヘリが指示を無視し滑走路に進入、全日空機が着陸復航
 今日午前8時半頃、関西空港で出発前に待機するように指示されていたヘリコプターが、ホバリング状態で誘導路から滑走路に進入するトラブルがありました。このため、着陸しようとしていた羽田発関西空港行きの全日空機が着陸をやり直しました。国土交通省は重大インシデントとして、運輸安全委員会の調査官3人を派遣しました。


*9月9日

@「都心の飛行、カーフュー緩和が必要」ANAホールディング副社長
 今日の「日刊航空」によりますと、東京で開催されていた第8回APEC交通大臣会合で、ANAホールディングスの片野坂副社長は4日、「高度化する航空ネットワークに向けた戦略」と題する講演を行いました。この中で、航空ネットワークにおける連結性 を高度化・拡充するために、(1)羽田空港の第5滑走路建設、(2)羽田空港第2国際線ターミナルの建設、(3)東京都心上空の飛行、(4)成田空港のカーフュー緩和などが、必要と主張しました。
【コメント】「もうけのためには、住民の騒音被害などに、かまっていられるか」と言う態度が露骨ですね。東京オリンピックが決まったことによって、このような“大企業をもうけさせるための、ごり押し”が顕著になると思います。一般国民がしっかりしないと、「税金の投入で大企業はもうけ、ごく一部の大金持ちがますます肥え、一方、国の借金が増え、国民の生活がますます苦しくなる」と言う悪循環に陥り、日本が“破産する”事になりかねませんね。

@アリタリア航空が冬季スケで成田=ローマ線を減便へ
 アリタリア航空は10月27日からの冬季スケジュールで、現在週10便で運航している、成田=ローマ線を週9便に減便することを明らかにしました。

@日本航空のB787-8型機が落雷受け欠航に
 現地時間9日午前1時45分発のシンガポール発成田行きの日本航空710便・B787-8型機は、前便の飛行中に落雷を受けました。シンガポール到着後の点検で、右エンジンカバー後部と右主翼の先端に落雷の影響と思われる表面材の剥がれが見つかり、この整備のために欠航となりました。

@バンコクでタイ航空機が着陸に失敗し滑走路逸脱、14人負傷
 現地時間昨日深夜、中国・広州発バンコク行きのタイ航空・A330-300型機が着陸に失敗し、滑走路から逸脱しました。乗客・乗員313人は脱出シュートで緊急脱出し、14人が軽傷を負いました。タイ航空によりますと、原因は「前輪の着陸装置が正常に作動しなかったため」とのことです。


*9月8日

@「4000Km圏内の路線誘致に努力」夏目社長
 今日の「日刊トラベルビジョン」によりますと、成田国際空港株式会社の夏目社長は同紙とのインタビューで、混雑時間帯以外のスロットを、4000Km以内の国内線や近距離国際線で使用するように、航空会社への働きかけを強める考えを明らかにしました。「(4000キロメートル内は)LCCの守備範囲であり、この部分の拡充についてはLCCへの期待は大きい」と述べました。

@IBEX機が車輪格納出来ずに引き返す、大阪空港
 今日午前11時10分頃、大阪発福島行きのIBEXエアラインズ75便・CRJ200型機で、離陸直後に主脚が格納できないトラブルが発生しました。このため、同機は大阪空港に引き返し、同11時44分に無事緊急着陸しました。同便は欠航となりました。

@三菱航空機会社が製造中の機体を初めて公開
 三菱航空機会社は昨日、三菱重工の名古屋航空宇宙システム製作所(名航) 飛島工場で製造中の、三菱リージョナルジェット(MRJ)機体を報道陣に初めて公開しました。公開されたのは組み立てが完成したコックピットと中胴前部、中胴後部、後胴前部の4点と、工作試験に用いる主翼です。詳しくは「Aviation Wire」(無料会員登録必要)に載っています。


*9月7日

@8月の貨物量、取扱量は増えるも、輸出入量は減
 東京税関が5日に発表した「成田空港8月分貨物取扱量(速報)」によりますと、積込量は前年同月比(以下同じ)3.1%増となり、輸出量は6.9%減となりました。取卸量は3.0%増、輸入量は6.2%減となっています。

@四街道市長が羽田着陸北ルートの高度引き上げを要望
 千葉・四街道市長は昨日、国土交通省の政務官に羽田空港着陸飛行コースの北ルートの高度を4000フィートから5000フイートに引き上げるように要請しました。要請後に市長は「北ルートの高度引き上げも、『なるべく早める努力を進める』と回答いただいた」と語りました。

@ジェットスター・ジャパンの14〜17号機が続々受領か
 ジェットスター・ジャパンの14号機となる機体番号「JA14JJ」が、先月31日に成田空港に到着しました。現在、テスト飛行を行っているようです。エアバスでは7月から夏休みで、生産ラインを1本休ませていましたが、夏休み明けで機体が続々とデリバリーされるようです。ジェットスター・ジャパン向けの15〜17号機も引き渡し態勢にあるようで、9月の登録予定になっています。

@ユナイテッド航空が約600人のパイロットを復帰へ
 ユナイテッド航空は現地時間5日、一時帰休してたパイロット約600人を復職させる、と発表しました。景気回復により、需要が上向く、との予測からで、10月から順次訓練を実施することになります。これにより、一時帰休のパイロットは全て復帰することになります。

@ノールウエーのエア・シャトルのB787-8型機がブレーキトラブルで就航延期
 ノールウエーのエア・シャトルは2機目のB787-8型機について、現地時間2日に予定していた商業運航投入を延期しました。ブレーキシステムの不具合が原因のことです。


*9月6日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」25例目が発生
 昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」25例目が発生しました。午後11時58分にエアアジア・ジャパン8666便・A320型機が、成田空港における雷発生のため地上作業が中断した影響による、玉突き遅延によるものです。

@夏休みの成田空港出入国者数が約16万人増に
 東京入国管理局成田空港支局は昨日、夏休み期間(7月12日〜9月1日)の成田空港出入国者数が約406万9100人と前年同期比(以下同じ)4.2%増となったことを明らかにしました。円安の影響で、外国人は18.8%増の大幅な伸びとなり、日本人は2.1%減となりました。

@「成田は首都圏の大きな市場が背後に控えている」と春秋社長
 昨日許可申請をした「春秋航空 日本」ですが、鵜飼社長は成田空港を拠点とすることについて「首都圏の大きな市場が背後に控えており、多くの国際線が飛んでいる、その環境を活用したい」と述べました。成田空港では第2ターミナルを使う予定、とのことです。来年5月下旬の就航までに、B737-800型機を3機とし、2017年には20機体制にする予定です。この時点では、拠点を成田空港以外にもう1か所設定する予定、とのことです。ロードファクターについては「9割以上を目指したい」とし、「2年目にも単年度黒字化を目指す」としています。

@ユナイテッド航空機が出発してから、成田着陸を要請
 時事通信によりますと、昨日午前10時半頃、ユナイテッド航空のB787-8型機が成田空港に着陸し、整備を行いました。同機は上海空港を日本時間午前7時45分頃離陸し、午前8時半頃、成田空港に「着陸したい」と連絡してきました。連絡の際に、整備については話しがなく、国土交通省の成田空港事務所は「上海発ロサンゼルス行きで燃料補給のための着陸」と判断し、着陸を許可しました。一方、ユナイテッド航空側は時事通信の取材に対して「同機はロサンゼルス行きとして使用する予定だったが、上海で整備が必要なことが判明し、成田空港に向け、乗客を乗せずに出発した」と説明しています。成田空港事務所では経緯を調べています。
【コメント】飛行中の緊急事態でもないのに、出発してから「着陸したい」と連絡してくること自体がおかしいですね。着陸拒否されたら、どうするのでしょうか? 「だから、まともな説明が出来なかった」と言う事なのでしょうね。日本を“属国”となめているのでしょうか。

@エアアジア・ジャパン機がGPS不具合で成田に引き返す
 今日午前9時半頃、成田発ソウル行きのエアアジア・ジャパン891便・A320型機が飛行中に、衛星利用測位システム(GPS)の不具合を示す表示があり、成田空港に引き返しました。整備後、同11時20分頃再出発しました。

@アエロメヒコが成田=メキシコシティ線を4月14日から週1便増便へ
 来日したアエロメヒコ航空の副社長は「WING DAILY」の取材の中で、来年4月14日(成田発は16日)からB787-8型機による運航を開始する成田=メキシコシティ線について、現在は週3便の同路線を週1便増便し、週4便とすることを明らかにしました。

@スカイマークが11月5日〜30日まで成田=福岡線を2往復ともに運休
 スカイマークは11月5日から30日まで、成田=福岡線を2往復とも運休とすることを発表しました。

@全日空B787-8型機が北京で落雷により機体損傷
 現地時間5日、北京発羽田行き全日空1256便・B787-8型機は、前便で北京への飛行中に落雷を受け、機体が損傷したために欠航となりました。

@全日空のB787-8型機機で油圧配管に亀裂
 昨日午後3時5分頃、羽田発山口宇部行きの全日空695便・B787-8型機が飛行中に、油圧のオイル量が減少した、との警告が表示されました。同機はそのまま飛行し、山口宇部空港に無事着陸しました。整備のため、折り返し便が欠航しました。原因は油圧系統のパイプに亀裂が入りオイルが漏れたため、とのことです。

@ジェットスター・ジャパンが鹿児島空港降灰で今日の5便を欠航
 ジェットスター・ジャパンは今日、鹿児島空港における火山灰降灰のため、鹿児島=中部線などの5便を欠航としています。
【コメント】この前も書きましたが、鹿児島空港の降灰で欠航するのは、ジェットスター・ジャパン以外ではないように見えます。整備の「思想」の違いなのでしょうか。安全には良いことのような気がしますが。

@チェジュ航空機が車輪トラブルで福岡空港に緊急着陸
 昨日午後5時17分頃、ソウル発福岡行きのチェジュ航空1402便・B737-800型機から「車輪トラブルが発生した。緊急着陸したい」と連絡があり、車輪が出ているのを確認後、同5時23分頃無事緊急着陸しました。同機は誘導路上で停止し、牽引車で駐機場に移動しました。この間、約13分間滑走路が閉鎖されました。原因は調査中です。


*9月5日

@「春秋航空 日本」が事業許可を申請、来年5月から運航開始
 「春秋航空 日本」は今日、国土交通省に事業許可の申請を行いました。早ければ5月にも成田と広島、高松。佐賀を結ぶ路線を各1日2往復運航する予定で、新千歳への乗り入れも検討する、としています。また、「将来は中国にも就航したい」としています。しかし、就航地は「春秋航空」の拠点とする上海ではなく、大連や瀋陽のような地方の大都市を考えているようです。
 右の写真は8月1日に航空科学博物館の5階展望室から撮影した、整備中の「春秋航空 日本」1号機(JA01GR)です。翌日の2日に、成田-高松間でテストフライトを実施したようです。

@ピーチが来年1月10日から成田=関西線を1日3往復に
 ピーチ・アビエーションは今日、10月27日から1日2往復で運航を予定している成田=関西線を「来年1月10日から1日3往復にする」と発表しました。「予約が好調なため」としています。

@全日空B787-8型機がサンノゼ出発時に通信システム不具合で欠航
 現地時間4日、サンノゼ発成田行きの全日空1075便・B787-8型機で通信システムの不具合が発生しました。このため、同便は欠航となりました。

@大韓航空が成田=仁川線を一部運休へ
 大韓航空は「10月1日〜26日に成田=仁川線の701便と702便を運休とする」と発表しました。ただし、5・11・14・21日は運航するそうです。

@エア・インディアが成田=デリー線を減便
 エア・インディアは成田=デリー線を先月22日から週1便減便し、週4便としていますが、昨日からは週3便に減便しました。なお、10月28日からの冬季スケジュールでは週4便に増便します。

@日本航空機がエンジントラブルで福岡に引き返す
 今日午前9時頃、福岡発羽田行きの日本航空304便・B777-200型機が大分県上空を飛行中に、右エンジンの不具合を示す警告が出ました。このため、同機はこのエンジンを停止し、福岡空港に引き返しました。同機は同9時20分頃、無事緊急着陸をしました。このトラブルで滑走路が約12分間閉鎖されました。点検したところ、エンジンからオイルが漏れていました。この便は欠航となり、乗客は後続便などで羽田空港に向かいました。


*9月4日

@エバー航空が期間限定で成田=台北線を増便
 台湾のエバー航空は10月21日〜11月29日の間、月・火・木・金曜日に、成田=台北線を1往復増便することを明らかにしました。機材はA321型機を使います。増便の曜日には成田=台北線が1日3往復になります。

@大分空港で着陸機2便に落雷、折り返し便が欠航に
 今日午前、大分空港では着陸態勢の旅客機に落雷が2件ありました。午前9時頃には中部発大分行きのIBEXエアラインズ65便・CRJ700型機に落雷がありましたが、そのまま同9時9分に着陸しました。また、10時半頃には大阪発大分行きの日本航空2361便・CRJ200型機に落雷がありましたが、同11時3分に着陸しました。点検のため、両便ともに折り返し便は欠航となりました。


*9月3日

@17日まで「成田空港の四季」写真展
 現在、成田空港第1ターミナル5階の「NAAアートギャラリー」で、「Charlie’s(チャーリィズ)」の写真展「成田空港の四季と乗り入れエアライン」が開かれています。「Charlie’s(チャーリィズ)」は小学生から70才台までの有志で作っている、成田空港の写真を撮っている団体です。会員は約30名になります。
 1日に見てきましたが、「こんな写真が撮れるなら・・・」と思わせる、すばらしい写真ばかりでした。17日まで開催されています。

@「第4次厚木基地騒音訴訟」が結審、判決は来春の見込み
 昨日、2007年12月に提訴された「第4次厚木基地騒音訴訟」が結審しました。原告は75WECPNL以上の地域に住む約7000人です。原告側は1人当たり月額23000円の損害賠償を求め、被害がなくなるまでの将来分の賠償も求めています。また、第3次訴訟では見送った「飛行差し止め」を求めています。これに対し、被告の国側は「原告側の主張する損害は、防音工事などによって解消または軽減する。基地周辺からの転居によって避けることもできる。騒音は受忍限度内だ」と主張。飛行差し止めについても「自衛隊機の飛行差し止めは過去の訴訟で不適法とされている。米軍機の運航を制約する権限もない」などと反論しています。判決は来春になる見通しです。多くの騒音訴訟では受忍限度を「75WECPNL未満」としています。

@ジェットスター・ ジャパンの乗客数が4位に
 国土交通省がこのほどまとめた国内線4〜6月統計によりますと、国内航空会社10社の内、ジェットスター・ ジャパンの旅客数が、大手2社とスカイマークに次ぐ4位になりました。また、全体の旅客数の中で、LCC3社のシェアーは5.7%となっています。このLCCの影響と思われますが、LCC3社を除く7社の旅客単価が前年同期比で約5%(約800円)下落し、旅客収入は伸び悩みました。

@新関西国際空港会社が「大阪国際空港ターミナル」を買収へ
 新関西国際空港会社は大坂空港ターミナルビルを運営する「大阪国際空港ターミナル」を278億円で買収することになりました。コンセッション(運営権売却)をするために、関西空港ビルと大坂空港ビルの一体的運営が必要となるためです。「大阪国際空港ターミナル」の株主は自治体と民間企業が保有していますが、自治体側も民間企業側も大筋で了承している、とのことです。


*9月2日

@大韓航空機が車輪未格納表示で引き返す
 昨日午前9時45分頃、成田発仁川行きの大韓航空706便・B747-400型機が離陸した直後に、「主脚が格納できていない」との表示が出ました。同機は成田空港に引き返し、約1時間後に無事着陸しました。同機は部品の交換などの整備を行った後、午後4時30分頃仁川に向かいました。

@全日空のB787-8型機でブレーキ不具合、欠航に
 昨日、伊丹発羽田行きの全日空30便・B787-8型機でブレーキシステムの一部に不具合が発生しました。この整備のためにこの便は欠航となりました。

@「航空輸送サービスに係る情報公開(第1回)」を公表
 国土交通省は今日、「航空輸送サービスに係る情報公開(平成25年度第1回・4〜6月)」を公表しています。これによりますと、おおむね、と遅延率も欠航率もLCCが高くなっています。遅延率ではエアアジア・ジャパン、欠航率ではジェットスター・ ジャパンが高くなっています。ピーチ・アビエーションは遅延率はやや高いものの、欠航率は10社中一番低くなっています。
【コメント】ジェットスター・ ジャパンで「機材故障による欠航」がダントツに多いのですが、新造機ばかりのジェットスター・ ジャパンで「機材故障」が多いのは解せません。何でしょうか。事情を知っている方は教えていただけると、ありがたいのですが。

@機材返還での欠航が昨日から始まる
 エアアジア・ジャパンがエア・アジアへの機材を返還する事による欠航が昨日から始まりました。9月は名古屋路線を中心とする欠航になります。
 昨日、成田空港に行ったところ、日本貨物航空格納庫前の駐機場に、シャークレットの付いたエアアジア・ジャパン機が1機駐機していました。返還準備のための整備でしょうか?

@欧州にMRJの品質管理拠点を今秋にも開設
 今日のブルームバーグジャパンによりますと、三菱航空機会社の川井社長は同紙とのインタビューで、今秋にも欧州に品質管理拠点を開設する計画を明らかにしました。部品の品質管理拠点は米国に続く2か所目になります。この拠点で、海外生産の部品の認証試験や検査の品質管理を迅速化するのが目的としています。

@「日中路線収入、20%減った。今後も続く」中国国際航空副総裁
 今日の日本経済新聞によりますと、中国国際航空の副総裁は1〜6月の決算報告記者会見で、尖閣問題で需要が減少している日中路線について「この上半期、日本路線への影響はとても大きかった。収入は20%減った」と述べました。また、今後の見通しについて「下半期もこのような情勢が続くだろう」と悲観的な見通しを示しました。


*9月1日

@8月のアクセス数は、28,432回でした。

@全日空のA320型機が整備記録不備で29便が欠航に
 全日空は昨日、「運航している A320型機12機に整備ミスがあった」として、成田=福岡線など11路線29便を欠航としました。これらの A320型機は中国・上海の整備会社「STARCO社」に委託して整備した機体ですが、30日の国土交通省による監察で、整備記録の一部がないことが発覚しました。翼内構造部の電気抵抗を計測する作業の記録がありませんでした。このため、全日空は12機のこの部分の点検を実施するため、欠航としたものです。「今日の運航には影響がない見込み」とのことです。

@全日空のB787-8型機が燃料ポンプ不具合で欠航に
 現地時間31日、フランクフルト発羽田行きの全日空204便・B787-8型機の出発前点検で、燃料ポンプの不具合の表示が出ました。このため、同機は部品交換の必要があり、欠航となりました。

@日航の成田=モスクワ線などに今日からB787-8型機投入
 日本航空は今日から、羽田=サンフランシスコ線(1日1往復)、成田=モスクワ線(週7往復中、月・水・金曜日の3往復 )で、787型機による運航をはじめました。


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