2016年8月後半の出来事


*8月31日

@22日の運用時間延長で「朝まで眠れず」とこぼす人も
 先日、芝山町のA滑走路直下に住む人と話したところ、8月22日の台風の影響で運用時間が23日午前0時半まで延長されたことについて「あの日はきつかったよ。寝ていたけれど、目が覚めて、眠れなくなってしまったよ。それから朝まで、一睡も出来なかった」と嘆いていました。

@ムンバイ行きの全日空B787型機がエンジン振動で成田に引き返す
 昨日午後1時頃、成田発ムンバイ行きの全日空829便・B787-8型機が浜松市付近を飛行中に、左エンジンに異常な振動を検知したとの警告が出ました。このため同機は成田空港に引き返し、同1時50分頃に無事着陸しました。点検したところ、エンジン部品の破断などはなく、問題になっているブレードのトラブルとは無関係、とのことです。実際に振動が発生していたのか、計器の不具合だったのか、詳しい調査を行っています。

@「全エンジンのブレード交換は19年末までかかるかも」全日空
 全日空は昨日の記者会見で、B787型機のエンジン中圧タービンブレードを全て、新設計のブレードに交換する、と発表しました。交換作業は来年1月から始まりますが「エンジン100基の中圧タービンブレードを新設計のブレードに交換するには1年半から2年半かかる」とのことで、最長で2019年末までかかる見通しです。その後のブレード交換サイクルについては「ロールスロイス社と協議しないと分からない」としています。

@ 「MRJ 引き返しの原因は左舷の監視センサーの不具合」三菱航空機会社
 三菱航空機会社は昨日、引き返しの原因について、空調監視システムの1系統の左舷のセンサー不具合によるもの、と発表しました。空調システムそのものは正常に作動していた、とのことです。

@三菱航空機会社がエアロリース社との正式契約を発表
 三菱航空機会社は今日、2月に基本合意に達していた米国の航空機リース会社「エアロリース」と正式に契約した、と発表しました。確定発注で MRJ 90型機が10機、同じくオプションが10機となっています。リース会社との正式契約は初めてとなります。納入開始は2018年からとなります。

@フインランド航空のA350型機が到着時にエンジンを搭乗橋にぶつける
 現地時間30日の「ATW(英文)」によりますと、現地時間28日、ヘルシンキ空港でフィンランド航空のA350型機が着陸し、スポットに到着した直後、機体がわずかに動きました。これにより、エンジン1基が搭乗橋に接触し、エンジンが破損する事故がありました。この事故での負傷者は出ませんでした。「何故、動き動き出したのか」についての原因究明が行われています。
【コメント】フインランド航空のA350型機は10月13・14日に成田空港に一時的に投入が予定されていますが、どうなるのでしょうか。成田=ヘルシンキ線に常時投入されるのは少し先になるようです。
 写真は2007年6月のヘルシンキ空港です。


*8月30日

@成田空港サーバー資料室に「2016年8月11日 成田市名古屋地区の機能強化説明会質疑」を載せました
 8月11日に成田市の旧下総町の名古屋地区で開かれた、2020年以降の「成田空港機能強化説明会」の議事録(?)が手に入りましたので、「資料室」に載せました。OCR で読み込んだもので、読み取りの誤りについては訂正したつもりですが、まだ、変なところがあるかも知れません。
 これを読みますと、いくつかの問題点が地区の方々からの指摘で、明らかになっています。
 第1点目は需要予測について、住民の方々はもとより、成田国際空港株式会社(NAA)も「首都圏機能強化小委員会」の示したものに基づいていることです。需要予測は元々難しいものですが、長期の予測になると「需要予測」と言うよりは「こうしたい」と言う「政策に基づく願望」という性格があるようです。従って、住民も自治体も NAA もこれを信じるしかない、と言う事になります。“言われるがまま”と言う事になってしまいますね。
 第2点目はコンター問題ですが、住民からは「早く出して欲しい」との要望が相次いでいますが、第1点目で指摘した「予測」を元にして、コンターを作成するわけですが、作成するのも大変ですし、住民側はこれを批判するための大型コンピューターや、根拠となるデータを持ち合わせていません。これも“言われるがまま”と言う事になります。
 さらに、コンターが出たらどうする、と言う問題もあります。旅客機の小型化・低騒音化が進むと、現在の航空機騒音評価である「 Lden 」では、現在のA滑走路コンターに比べて大幅に縮小する可能性があります。これは、区域指定や防音工事基準の引き下げを起こしかねない大問題です。
 説明会では、 NAA は住民が求めていた「隣接地域」や「第1種地域」の分断問題で、50m離れたところで指定地域に入るか、入らないかを「コンターで決める」としていますが、空から襲ってくる航空騒音が50m離れたとして、どうやって差を付けることが出来るのでしょうか? 説明会でも区民からは「現状ではそのままだ、と言う事か。それなら小帝区は全部反対ですよ。そんな馬鹿なことはないじゃないか。(B滑走路)1キロの延長も第3滑走路も絶対反対。私どもは分断で、音の問題じゃないんだよ。要は人間関係の問題なんだ」との厳しい意見も出ました。
 第3点目は「四者協議会」の役割です。今までの「B滑走路の建設」「B滑走路の延長」「年間発着回数30万回合意」「カーフュー弾力的運用」などで、四者協議会が果たしてきた役割が、住民の意向を反映するものではなく、国と関係業界の意向に基づく方針を、勝手に「地元の意向」として、「地元が了解した」とされ、ここでの約束も、実施されていないことが多くあることです。従って、住民としては、四者協議会を全くと言って良いほど信用していないことです。

@概算要求で第3滑走路関係は盛り込まず「地元の議論が固まっていない」
 国土交通省は昨日、来年度予算の概算要求を発表しましたが、成田空港関係では庁舎の耐震化、CIQ (税関や出入国審査や検疫施設整備など)に48億円を計上しました。CIQ については来年度に設計、再来年度に工事に入ることにしています。しかし、第3滑走路の整備事業については「地元の議論が固まっていない」として盛り込みませんでした。
 この他に、成田国際空港株式会社(NAA)の独自事業として、高速離脱誘導路やエプロン整備などで約694億円が見込まれています。

@国土が「エアソウル」の営業を許可
 国土交通省は今日、アシアナ航空系の LCC 「エアソウル」に外国人国際航空運送事業の経営許可を発表しました。同社は10月から仁川=高松線や仁川=静岡線に就航します。その他、長崎、広島、米子などへの就航を計画しているようです。

@「ANA グループ7月実績」は国際・国内共に好調
 全日空が今日発表した「ANA グループ7月実績」によりますと、
 国際線旅客機は前年同月比(以下同じ)12.9%増の80万663人となり、利用率は0.8ポイント増の78.8%となりました。
 一方、国内線旅客数は1.4%増の327万666人となり、利用率は0.4ポイント増の62.2%となっています。
 成田空港路線の利用率は成田=札幌線が±0の73.9%、成田=大阪線が2.6ポイント増の87.7%、成田=福岡線が5.7ポイント増の56.1%、成田=那覇線が5.2ポイント減の68.9%、成田=仙台線が5.0ポイント増の47.5%、成田=中部線が1.2ポイント増の83.8%、成田=新潟線が5.2ポイント増の42.5%となりました。

@ MRJ の米国フェリーは9月下旬か
 今日のマスコミによりますと、米国へのフェリーで2度引き返した三菱リージョナルジェット(MRJ)ですが、米国へのフェリーは来月下旬以降となる見込み、とのことです。関係者によりますと、原因は空調監視システムのセンサー異常にあり、整備には外国製の部品を取り寄せる必要もある可能性もあり、また、給油地となるロシアの空港の許可を取り直すなどの必要があるため、とのことです。
【コメント】飛行の安全には直接の支障はないようですが、米国に行ってからトラブルが頻発すると、現地に整備チームを大挙送り込まねばならないことを考慮して、国内での整備に万全を期すようです。


*8月29日

@今日、「成田空港サーバー」満19年
 この「成田空港サーバー」サイトを立ち上げてから、満19年になります。これからも、航空機騒音に悩む人たちや、周辺地域と成田空港の将来を考える人たちの一助になれれば、と思い、情報提供を続けていきます。

@下総公民館で有志の会の「夏の勉強会」、反対派が抗議し機動隊と小競り合い
 27日に成田市下総公民館で「成田空港第3滑走路を目指す有志の会」が「夏の勉強会」を開きました。勉強会では「有志の会」の佐藤仁志氏、春秋航空・日本取締役会長の王氏、一橋大学教授の山内宏隆氏の3人が講演を行いました。
 この中で佐藤氏は「第3滑走路は2020年以降の話しだが、今、重要なのは『カーフュー弾力的運用の緩和』だ」と強調しました。
 なお、集会の会場付近では第3滑走路建設に反対する人のデモと抗議行動が行われ、機動隊との小競り合いがあった、とのことです。

@成田空港のバス利用者「乗り換えがない」「座っていける」「費用が安い」
 国土交通省は19日、「空港アクセスバスの動向」調査結果を公表しました。これによりますと、成田空港のバス利用者は1日当たり(以下同じ)約6万人となっています。内訳は成田空港発の利用者が約3万1000人に対し、成田空港着の利用者が約2万9000人となっています。利用者の内「バス以外は使わない」とした人は16%となっており、理由として「乗り換えがない」「座っていける」「費用が安い」などとなっています。

@全日空の欠航、9月は15日まではなし
 全日空は今日、B787型機のエンジン整備による欠航を発表しましたが、今日から31日までの欠航が2便、9月は15日までは欠航なしとする、とのことです。
【コメント】整備間隔を延長するなど、相当な無理をするのではないでしょうか。欠航は業績を押し下げますが、パイロットや整備士の疲弊などで、思わぬところでほころびが出ないと良いのですが。

@北海道エアシステム機でエンジントラブル、整備のため6便が欠航に
 昨日午後6時頃、丘珠発函館行きの北海道エアシステム・サーブ340型機が函館空港に着陸する際に、左エンジンの燃料供給系統のトラブルを知らせるランプが点灯しました。同機は無事着陸しましたが、整備のため、折返し便が欠航となり、今日も5便が欠航します。

@ MRJ 試験機の出発が来月になる可能性も
 昨日の MRJ の二日連続の引き返しについて、三菱航空機会社では「昨日の点検では、飛行上の大きな問題は見つからなかった。空調機器を管理するコンピューターの不具合と考え、一部部品を交換した」としています。今後の予定については点検結果次第としていますが、台風の影響もあり、今月中の出発は微妙になりました。

@英国・グラスゴーで UA パイロットが出発直前に飲酒の疑いで拘束
 現地時間27日午前9時頃、英国のグラスゴー空港で、グラスゴー発米国・ニューアーク行きのユナイテッド航空162便を操縦することになっていた、45才と35才のパイロットが乗務寸前に、飲酒の疑いで警察に拘束される事件がありました。同便は別のパイロットが乗務して、運航されました。


*8月28日

@ MRJ がフェリーのため、新千歳空港に向けて離陸も再び引き返す
 昨日、フェリー(空輸)に出発したものの、空調機器不具合で引き替えした三菱リージョナルジェット(MRJ)試験初号機は、今日午後1時、名古屋空港を離陸し新千歳空港に向かいました。しかし、「空調機器の監視装置に不具合があるため」として、名古屋空港に引き返し、午後3時15分頃、無事着陸しました。今後の予定については「点検の結果による」としています。
 写真は試験初号機ですが、3月3日に名古屋空港で撮影したものです。

@ロールスロイス社が「全日空の一部機の問題」
 英国の航空機エンジンメーカ「ロールスロイス社」報道官は現地時間26日、全日空のB787型機エンジントラブルについて「トラブルは全日空機の一部に限られる」と述べました。
【コメント】全日空以外でも海外航空会社のB787型機に同様のトラブルが報告されています。本当に問題がないのなら、設計を変更した新たなブレードも必要ないのではないでしょうか。

@全日空のB787型機で、操縦席窓にひびが入り目的地変更
 今日午前3時10分頃、羽田発シンガポール行きの全日空843便・B787型機が石垣島の南西約25Km付近を飛行中に、機長席正面の窓にひびが入っているのを機長が確認しました。このため、同機は那覇空港に目的地を変更し、同4時15分頃、無事着陸しました。乗客は今日午後に別の機体でシンガポールに向かう予定です。

@アシアナ航空が「 V エア」の合併を撤回、「1年間休業する」
 今日の「Traicy」によりますと、台湾のトランスアジア航空は現地時間27日、子会社 LCC 「V エア」との合併を撤回する、と発表しました。そして、今年10月4日から来年10月3日までは休業し、その間に航空需要の動向を見て判断する、としています。


*8月27日

@ジェットスター・J 機が異音で成田空港に目的地変更
 昨日午後0時20分頃、中部発新千歳行きのジェットスター・J 183便・A320型機で、新潟付近上空を飛行中に、客室乗務員が前方のドア付近から異音がするののに気付きました。同機は目的地を成田空港に変更し、同1時30分頃無事着陸しました。点検したところ、ドアの上部にある、金属同士の摩擦を防ぐための樹脂製部品の一部がはずれていました。乗客は成田空港発の同社便に乗り換るなどして、新千歳に向かいました。

@ MRJ が米国に向け飛び立つも、空調不具合で名古屋に引き返す
 三菱リージョナルジェット(MRJ)の試験初号機は今日午前11時46分に、米国・試験飛行場への、最初の経由地である新千歳空港に向け名古屋空港から飛び立ちました。
 所が、試験飛行空域で機体の状況チェックをしたところ、空調の状態を示す数値が通常と異なる値を示したため、名古屋空港に引き返し、午後0時50分に名古屋空港に着陸しました。
 NHKニュースによりますと、三菱航空機会社では「点検に時間がかかるため、再出発は明日以降になる」と話しているとのことです。

@大韓航空が国際線にも、事前連絡のないキャンセルに対して課金
 大韓航空は韓国国内線で導入している「ノーショー」(予約便を取り消す場合などに、事前連絡がない場合の手数料)を国際線でも10月1日発券分から徴収する、と発表しています。手数料は路線により異なり1万5000円〜6000円となっています。

@携帯電話電池の発火がカンタス航空機で6年間に17件
 オーストラリア輸送安全局(ATSB)は現地時間5月15日に起こった、カンタス航空・A380型機の発煙トラブルについて、報告書を公表しました。それによりますと、乗客の携帯電話が座席のメカニズムの中に挟み込まれ、破損してリチウムイオン電池が発火して煙が発生した、としています。この報告書の中で、同航空では過去6年間に同様のトラブルが17件起こっているとのことです。


*8月26日

@国土交通大臣が「計画段階環境配慮書」に対する意見書公表
 国土交通省は昨日、成田国際空港株式会社(NAA)が示した、第3滑走路建設に向けた「計画段階環境配慮書」に対する国土交通大臣の意見を公表しました。内容は先に公表された環境大臣の意見書とほぼ同じ内容で、低騒音機の導入促進や、周辺地域の防音対策に NAA の費用負担を検討すること、工程表をつくることなどを求めています。

@全日空の国内線B787型機でブレード交換、毎日約10便が欠航に
 全日空は昨日、B787型機の一部機材でエンジン整備・点検のため、26日以降に欠航が出ることを明らかにしました。同社のB787型機エンジンについては、今月14日に成田発上海行きが離陸滑走中にエンジン部品が破損し、離陸を中止したほか、20日と昨日にエンジンの不具合が発生して緊急着陸を行っています。
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、原因は全日空のB787型機に使われている、ロールスロイス社のトレント1000型エンジンで、中圧タービンブレードのコーティングが薄く、硫化腐食が想定よりも早く進んで、ブレードに亀裂が入り破断する、とのことです。全日空は所有する国内線B787型機の全てのブレードを早めに交換するために欠航する、とのことで、交換が終わるまで1日10便程度の欠航が発生するとし、全機の交換が終わるには約1ヶ月かかる、としています。
 ロールスロイス社では年末までにブレードの設計を変更し、来年1〜3月期までに新ブレードの供給を開始する予定です。全日空では今日の欠航による減収は5500万円程度になる、としています。
 また、全日空のB787型機では同種のトラブルが2月22日にクアラルンプール発成田行きで、3月3日にはハノイ発成田行きで発生していましたが、ロールスロイス社からは「空気の汚染が激しい地域を飛行すると問題が発生する」と説明され、国内線では従来通りの点検・交換で大丈夫、と見ていたようです。しかし、今月20日に国内線のB787型機でも発生したため、国内線全機のブレード交換を実施することにしたもので、この間、予備機を投入してもカバーできないことから欠航することにした、と説明しています。
 しかし、全日空はこの問題を2月・3月のトラブルや海外でのトラブル事例などから、今年3月頃に把握し、国際線のB787型機からブレードの交換を始めていましたが、昨日まで約6ヶ月間公表をしませんでした。
 なお、全日空によりますと、今月14日と昨日のB787型機エンジントラブルはこのブレードトラブルとは別種のもの、だそうですが、どういうトラブルかは明らかにしていません。
 なお、日本航空のB787型機のエンジンは GE 製でこのトラブルは関係ありません。
【コメント】全日空のサイトでは、これまでにトラブルについて「原因は調査中で、後日、お知らせする」と書かれていますが、私の記憶では原因についての記述はいつまで経っても出なかったように思います。「公表せずに交換を進めていた」とのことですが、同航空の安全に対する姿勢が問われますね。利用者は何も知らずに搭乗していたことになり、利用者を無視した「儲け優先、安全軽視」は困ります。

@徳島空港での日本航空機作業車接近トラブルは、管制官の失念
 運輸安全委員会は昨日、昨年4月5日に徳島空港で起こった、日本航空機が滑走路上の作業車に接近した重大インシデント(2015年4月6日出来事参照)についての報告書を公表しました。それによりますと、原因は、当時、1人で管制していた自衛隊の管制官が、約15分前から滑走路の工事が始まっていることを失念して、日本航空機に着陸許可を出したことにある、としています。日本航空機のパイロットが滑走路上に作業車がいることに気付き、着陸復航を行いましたが、作業車の上空約12mまで接近していた、とのことです。対策として、常時複数で管制業務を行う事、作業があることを示すボードなどを管制室に設置することを求めています。

@バニラが「諸税等払い戻し事務手数料(4,000円)」を徴収へ
 バニラ・エアは24日、9月16日以降の予約と、10月30日以降の搭乗便について、利用者の都合によりキャンセルした場合、官公署又は空港の管理者が課す税金・料金(旅客・保安サービス施設使用料等)の払い戻しに「諸税等払い戻し事務手数料(4,000円)」を徴収する、と発表しました。
【コメント】読んでみたのですが、具体的にどのようになるのかは私には良く分かりませんでした。ですが、要するにこれらの払い戻しは事実上“ない”と言うことになるようです。


*8月25日

@7月の総発着回数は5%増と過去最高に
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「7月空港運用状況」によりますと総発着回数は前年同月比(以下同じ)5%増の2万1035回となり、過去最高を記録しました。この内、国際線は7%増とこちらも過去最高を記録しています。国内線は1%減となりました。
 総旅客数は6%増の349万4540人となり、7月としての最高を記録しました。この内、国際線旅客数は6%増となっており、外国人は13%増と42ヶ月連続のプラスとなりました。日本人は1%増となっています。
 国内線旅客数は発着回数が減少したにもかかわらず、6%増となりました。
 総貨物量は5%増で、この内、積込量は6%増で輸出量は1%増となっています。また、取卸量は4%増となり、この内、輸入量は4%減となりました。
 給油量は1%増となっています。

@成田空港のお盆期間の日本人利用者が5年ぶりのプラスに
 今日のNHKニュースによりますと、東京入国管理局が今日発表したお盆期間(10〜21日)の成田空港国際線利用者は前年同期比(以下同じ)9%増の108万5000人となりました。この5年間では最高となりました。この内、日本人は12%増の63万7000人で、羽田空港の国際線が拡大する中、5年ぶりに前年同期比プラスとなりました。

@「Spring Japan」が9月28日から成田=関西線に就航
 「Spring Japan」は今日、9月28日から成田=関西線に就航する、と発表しました。1日1往復になります。

@日本航空が成田=バンコク線を12月23日から季節増便へ
 日本航空は現在週7便で運航している成田=バンコク線を、12月23日から来年3月25日まで、週14便に季節増便します。

@日本航空 G の7月利用率は国際線が81.4%、国内線が66.7%
 日本航空が昨日発表した「JALグループ7月マンスリーレポート」によりますと、
 国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)0.9%減の72万8803人、利用率は0.1ポイント増の81.4%となりました。
 国内線旅客数は1.7%増の270万9768人、利用率は0.9ポイント増の66.7%となっています。
 成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が6.2ポイント増の75.1%、成田=札幌線が5.5ポイント減の61.1%、成田=中部線が1.2ポイント減の71.7%、成田=福岡線が4.5ポイント増の46.7%となっています。

@ MRJ のフェリー「当局からの許可は取得した」
 現地時間24日の米国専門誌「Flight Globl(英文)」によりますと、三菱航空機会社は同誌の取材に対して「 MRJ 試験機の米国移動(フェリー)への許可を航空当局から取得した」と述べました。そして、「試験初号機が名古屋空港を離陸した後、出発を発表する」と述べた、とのことです。

@10月13日にJAXAが航空シンポ開催
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は「JAXA航空シンポジウム2016」を10月13日午後に開催すると発表しました。場所は東京ビッグサイト 会議棟1階 レセプションホールB になります。なお、前日の12日からは「2016年国際航空宇宙展」がビッグサイトで開催されますが、このシンポジュウムもこのイベントの一つとして開催されるものです。


*8月24日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」42・43例目が発生
 昨日深夜、2016年度「カーフュー弾力的運用」42・43例目が発生しました。
42例目はニューヨーク発成田行きの全日空103便・B777型機が、前便の出発が成田空港の台風により、遅れたための玉突き遅延により、午後11時07分にA滑走路に着陸したものです。
43例目は成田発香港行きのバニラ・エア307便・A320型機が、搭乗時に乗客が負傷した事により、出発が遅れたもので、午後11時25分にA滑走路から離陸したものです。

@一昨日深夜の滞留者は約3000人、臨時バスを15便運行
 成田国際空港株式会社(NAA)によりますと、台風9号による成田空港での欠航ですが、結局、国際線104便、国内線72便の合計176便に達しました。また、昨日未明の午前0時20分から成田空港発東京駅行きの臨時バスが15便運行されました。それでも、ターミナル内で一夜を過ごした人は約3000人に達した、とのことです。

@熊本地震被災地の小学生が成田空港と周辺を見学
 昨日成田空港では熊本地震の被災地域の小学生を対象とした成田空港見学会(8月9日出来事参照)が開かれました。被災地域の小学生と保護者の20名が公募の209人から選ばれ、参加しました。見学はランプコントロールタワーや滑走路脇の消防施設などを見学しました。また、新勝寺近くの和菓子製造工場で和菓子の製作体験を行いました。

@ジェットスター・J が初めての黒字決算
 ジェットスター・J は今日、2016年6月期決算(親会社のカンタス航空に合わせ、7月1日〜6月30日)を発表し、初めての通期黒字を達成した、と発表しました。営業収入は前期比(以下同じ)24%増の522億円、営業利益は13億円、純利益は6300万円となりました。前期の営業損益は79億円の営業損失でした。通期の搭乗者数は15%増の521万人、利用率は7ポイント増の83%でした。また、今年度中に機材を1機増やして21機体制とし、2019年までに28機体制にする、としています。

@三菱航空機会社が MRJ 90型機の軽量化に向け顧客と協議
 今日のSankeiBizによりますと、三菱航空機会社は MRJ 90型機の重量が、米国のパイロット労働協約範囲条項(スコープクローズ)に触れる可能性があることから、米国向けには座席数や燃料を減らす方針について、発注者との協議を始めた、とのことです。

@「最も愛されるエアライン」調査で全日空が9位、日本航空が11位に
 英国の調査会社「スカイトラックス」が発表した「最も愛されるエアライン上位80社」によりますと、日本の航空会社では全日空が9位、日本航空が11位となりました。この調査は全世界の約420社を対象として、顧客評価を調査した結果になります。

@カンタス航空が通期決算で過去最高の利益
 カンタス航空は現地時間24日、2016年6月通期決算を発表しました。これによりますと、税引き前利益は前期比(以下同じ)57%増、純利益は84%増と過去最高の10億3000万豪ドル(約750億円)となっています。これを受けて同社は従業員約2万5000人にボーナスを支払う、と発表しています。また、2009年以来となる0.07豪ドルの配当金を支払います。


*8月23日

@今日の午前0時44分までに55便が離発着
 成田空港では、台風9号の影響で昨日深夜の運用時間を今日の午前1時30分まで延長しましたが、結果的に最終便は午前0時44分となりました。運用時間外(カーフュー)での運航は出発48便、到着7便の合計55便となりました。この離着陸は「緊急事態(従来取り決め)」による運航で、「カーフュー弾力的運用」とは別になります。

@昨日の欠航は150便以上、ターミナルで夜を明かす人が多数
 成田空港では昨日、台風9号の影響で、欠航は150便以上に達しました。今日も10便程度の欠航がある予定です。緊急事態(従来取り決め)での到着や、欠航便の乗客で、周辺ホテルは満杯になり、ターミナルロビーで一夜を明かす人達が多数出ました。 NAA の社員がこれらの人達に寝袋や水などを配りました。

@お盆期間の利用者は国際線が11%増、国内線が4.7%増に
 国内航空各社が昨日発表したお盆休み(10〜21日)の利用者数は国際線が前年同期比(以下同じ)11%増の80万1379人となりました。国内線は4.7%増の421万3658人となっています。各航空会社別では、
全日空は国際線旅客数が前年同期比(以下同じ)8.9%増、利用率は0.2ポイント減の87.6%、国内線旅客数が5.4%増、利用率は4.5ポイント増の81.2%となりました。
日本航空は国際線では旅客数が2.0%増、利用率が1.7ポイント増の92.2%、国内線は旅客数が5.3%増、利用率が5.2ポイント増の85.9%となりました。
スカイマークは国内線のみですが旅客数が8.9%増、利用率が3.5ポイント増の92.6%となりました。
ピーチ・アビエーションは国際線の旅客数が39.0%増、利用率が3.3ポイント増の93.4%、国内線旅客数は4.0%増、利用率が0.6ポイント減の92.9%となりました。
ジェットスター・J は国際路線の拡大で国際線旅客数が171.7%増、、利用率が14.3ポイント減の82.5%、国内線旅客数が11.7%減、利用率が0.8ポイント増の91.7%となりました。
バニラ・エアは国際線旅客数が49.4%増、利用率が0.4ポイント減の92.6%、国内線旅客数が6.7%減、利用率が1.7ポイント増の94.1%となりました。
「Spring Japan」は国際線はお盆期間では今年が初めての運航となりますが、国際線旅客数は4434人、国内線旅客数が13.6%減、利用率が9.7ポイント増の96.4%となりました。


*8月22日

@台風9号による強風で管制官が一時避難、欠航便多数
 成田空港では今日午後2時20分、台風9号による強風のため、管制官が管制塔から避難にしたため、2本の滑走路の運用を停止しました。運用は午後2時55分に再開されました。気象庁によりますと、成田空港では午後2時3分に最大瞬間風速36.0mを記録しました。ちなみに管制塔の高さは87mあります。
 台風の影響で、今日の成田空港発着便に多くの欠航や目的地変更や遅延便が出ています。

@成田国際空港振興協会の見学会が100回目実施
 成田国際空港振興協会は8日、空港周辺社会福祉施設の方々を対象として年4回実施している「成田空港見学会」の100回目を実施しました。今回は「稲敷 市NPO法人あゆみ」の方々18名が参加しました。

@スカイマーク機が手荷物から発火し、引き返す
 今日午前0時過ぎ、新千歳発羽田行きのスカイマーク732便・B737-800型機が離陸してまもなく、座席中央部付近で煙が発生しました。このため、同機は新千歳空港に引き返し、同45分頃、無事緊急着陸しました。消火の際に客室乗務員2人が軽い火傷を負いました。調べたところ、座席下に置かれた乗客の鞄に入っていた、スマートホンを充電するためのバッテリーが発火したものです。

@20年4000万人は「期限通りの達成は難しい情勢」と三菱UFJリサーチ
 三菱UFJリサーチ&コンサルティングが5日に発表した「2016/17年インバウンド見通し」によりますと、2016年の訪日外国人数は前年比(以下同じ)23.0%増の2428万人、2017年が6.8%増の2594万人と予想しています。また、訪日外国人の1人当たりの消費額は2016年が10.8%減の15万7196円、2017年が4.8%減の14万9621円と予想し、2016年の消費総額は9.7%増の3兆8149億円、2017年が1.7%増の3兆8810億円としています。その上で、政府が掲げる2020年に訪日外国人を4000万人にする、との目標について 「期限通りの達成は難しい情勢である」としています。


*8月21日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」41例目が発生
 昨日深夜、2016年度「カーフュー弾力的運用」41例目が発生しました。新千歳発成田行きのジェットスター・J 116便・A320型機が、前便で成田空港の悪天候による、離陸制限のために遅れた、玉突き遅延によるものです。午後11時20分にB滑走路に着陸しました。

@第3ターミナル北駐機場の様子です
 17日の出来事で書いた、第3ターミナルから徒歩で、近くのホテルまでのルートを歩いたときに、整備された第3ターミナル北側の駐機場が覗けました。鉄板のフェンスの所々が、右写真のように、透明のポリカーボネイトのフェンスになっています。そこから駐機場が見えるのです。ポリカーボネイトにゆがみがあり、また、外側の景色が写り込んでいますが、写真のようになってます。「思ったほど広くない」という感じでした。供用開始は何時になるのでしょうか。

@今日、入国の第2ピークで混雑
 成田空港では今日、海外でお盆休みを過ごした人達の帰国ラッシュが、第2のピークを迎えています。今日だけで、4万4600人が入国する予定です。明日からは“日常”に戻る事になります。子供たちの長かった夏休みも、ここまで来ると“もう、おしまい”と言う気分になります。

@全日空機がエンジン不具合で羽田空港に緊急着陸
 昨日午後1時45分頃、羽田発宮崎行きの全日空609便・B787-8型機が離陸したところ、エンジン1基に不具合が発生しました。このため、同機は羽田空港に引き返し、無事緊急着陸しました。全日空によると原因は調査中、とのことです。
【コメント】このところ、エンジントラブルが多いようですね。14日にも、全日空のB787-8型機のエンジンがトラブルを起こし(15日の出来事参照)、滑走路が閉鎖されました。気温が高い夏は、空気の密度が薄くなり、必要な揚力を得るためにエンジンの出力を上げなければならず、エンジンにとっては過酷な季節です。人間と同じですね。


*8月20日

@「Spring Japan」の成田=新千歳線が運航開始
 「Spring Japan」は今日から、成田=新千歳線に就航しました。1日1往復となります。初便の成田空港発は午前7時21分にゲートを離れました。折り返し便は同11時21分に成田空港に到着しました。

@ジェットスター・J の国内線冬ダイヤで、成田路線は最大1日66便
 ジェットスター・J は昨日、10月末からの国内線冬ダイヤを発表しました。成田空港・関西空港・中部空港の3空港から16路線に、最大1日92便を運航し、その内、成田空港は9路線で、1日最大66便が運航されます。

@成田エクスプレスのお盆期間利用者は3%増に
  JR 東日本千葉支社が昨日発表した、お盆期間(10〜18日)の成田エクスプレスの利用者は、前年同期比3%増となりました。また、7月22日〜8月18日の夏季期間における近距離切符販売数は成田空港駅が2%増、空港第2ビル駅(第2ターミナル)が3%増となっています。

@今日、厚木基地の騒音解消を求めるデモと学習会
 今日午後、厚木基地周辺で厚木基地航空機騒音の解消を訴えるデモが行われました。デモは、「厚木基地爆音防止期成同盟(厚木爆同)」、「第4次厚木爆音訴訟団」、「神奈川平和運動センター」、「基地撤去をめざす県央共闘会議」の4団体が主催しました。

@フラップ異常警告で引き返す、フジドリーム機
 昨日午後2時40分頃、名古屋発花巻行きのフジドリームエアラインズ355便・ERJ175型機が離陸後、主翼フラップ不具合の表示が出たため、名古屋空港に引き返しました。乗客・乗員46人にケガはありませんでした。点検したところ、フラップに異常はありませんでした。同機は午後4時頃花巻に向け再出発しました。

@ポーランド機が夜間騒音規制違反の制裁金払わず、5時間差し押さえ
 現地時間19日の「ATW(英文)」によりますと、現地時間10日、ポーランド「エンターエア」のB737型機が、フランスのドゴール空港で、約5時間飛行停止を命じられる出来事がありました。これは、フランスの空港騒音迷惑防止局(ACNUSA)が、同航空機による夜間騒音に対する罰金の支払を再三にわたり拒否した事に対して執られた措置、とのことです。罰金は125万ドル(約1億2500万円)になります。


*8月19日

@環境大臣が成田機能強化準備書への意見書
 環境省は昨日、第3滑走路建設などに伴う「成田空港の更なる機能強化に係る計画段階環境配慮書」に対する、環境大臣の意見書を提出しました。意見書では低騒音航空機の一層の導入促進、航空機騒音対策の引き続きの強化、航空機騒音に係る環境基準の達成状況の改善に向けたロードマップの速やかな作成、公表による計画的かつ着実な取組、その取組の専門家や地域住民等の関与による実効性及び透明性の確保、取組状況の毎年度の公表等などを求めています。
【コメント】環境省も夜間の航空機騒音に関する規制の新設や、航空機騒音の測定方法の見直しを、騒音下住民の立場に立って行って欲しいものです。

@成田空港の7月輸入額が急減、貿易赤字は63.2%減に
 東京税関が昨日発表した「成田空港7月貿易概況」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)4.1%減、輸入額は22.4%減と急減しました。この結果、貿易赤字は63.2%減となりました。国別の輸入額は中国が26.8%減、 EU が21.6%減、米国が9.6%減となっています。

@今日午前、4空港の自動化ゲートがトラブル
 今日午前、成田空港・羽田空港・関西空港・中部空港の4空港に設置されている自動化ゲートにトラブルが発生し、利用できなくなりました。このゲートはあらかじめ登録しておくと機械にパスポートと指紋を読み取らせるだけで、迅速な出入国管理を可能にするものです。トラブルは約4時間で復旧し、この間は審査官が審査するブースで審査したため、大きな混乱はありませんでした。

@国土が「ファイアフライ」の事業許可、共同運航で成田に乗り入れ
 国土交通省は今日、アレーシアの LCC 「ファイヤフライ」の外国人国際航空運送事業を許可しました。ただし、親会社のマレーシア航空との共同運航となりますが、成田空港では新たな乗り入れ航空会社が増える事になります。

@デルタ航空が来年正月に成田=ラスベガス直行臨時便
 デルタ航空は今日、毎年運航している成田=ラスベガス直行臨時便を今年も運航する、と発表しました。これは、来年1月に開催されるコンシューマエレクトロニクスの展示会「2017年インターナショナルCES」に合わせたもので、今年は1月2日〜5日に成田発を5便運航するとしています。なお、ラスベガス発成田行きは同7〜9日に3便となっています。

@植木社長「円高の影響はない」
 今日の時事通信によりますと、日本航空の植木社長は最近の円高が経営に及ぼす影響について、同通信社の取材に答え「今年度分のヘッジはほとんど終わっており、為替や燃油もそう大きく影響することはない」と述べた、とのことです。

@中国では20年間、毎週約100人のパイロット採用が必要
 ブルームバーグジャパンによりますと、中国の航空各社はパイロット不足に悩んでおり、今後20年間に、毎週約100人のパイロットを採用する必要がある、とのことです。このため、世界中のパイロットに転職するように呼びかけており、年収3200万円を提示している、とのことです。
【コメント】大変な数字ですね。パイロットの養成は時間がかかることから、現役パイロットの引き抜きに走っているのでしょうね。最近の日本路線からの撤退や路線新設の延期などにも、この影響が出ているのかも知れませんね。

@カタール航空機でバードストライク、エンジンから炎で引き返す
 現地時間18日、イスタンブール発ドーハ行きのカタール航空・A330-300型機が離陸直後に左エンジンに火災が発生し、イスタンブール空港に無事緊急着陸しました。乗客・乗員312人にケガはありませんでした。同航空によりますと、原因はバードストライク、とのことです。

@エアバスがA330-300リージョナル型機を初納入
 今日のFlyTeamによりますと、エアバスは現地時間18日、サウディアにA330-300リージョナル型機を世界で初めて納入した、と発表しました。この機体は短距離専用で、重量を約200トン(?)減らし、メンテナンスや燃費の向上を図り、座席数も増加することが出来ます。これらにより、長距離型のA330-300型機に比べて、コストが約20%削減されます。


*8月18日

@成田空港の雷で午後11時以降に6便が出発
 昨日深夜、従来取り決めによる「カーフュー」が6便発生しました。成田空港の雷雨により、離陸できなかったものです。午後11時00分〜13分にかけて、A滑走路から離陸しました。詳しくはここで確認して下さい。

@7月の訪日外客数が単月過去最高も、伸び率は20%を切る
 観光局が昨日発表した「7月の訪日外客数」は前年同月比(以下同じ)19.7%増の229万2500人と単月としての過去最高を記録しました。これについて、田村観光庁長官は「特別なことがなければ、11月にも年間訪日外国人数が2000万人を突破するのではないか」と述べました。しかし、前年同月比の伸び率は2ヶ月ぶりに20%を切りました。
 一方、出国日本人数は8.9%増と2ヶ月連続の前年同月比プラスとなり、回復基調が定着してきたようです。

@ MRJ が新千歳空港に飛来、フェリーの訓練?
 今日午前11時頃、三菱リージョナルジェット(MRJ)試験初号機が新千歳空港に着陸しました。名古屋空港から日本海側ルートで飛来したものです。来週に予定されている米国へのフェリーに向けての慣熟訓練と思われます。この MRJ は今日中に名古屋空港に戻る予定です。

@マレーシア航空がB737MAX8型機25機を発注
 ボーイング社は現地時間7月27日、マレーシア航空からB737MAX8型機を25機を受注した、と発表しました。また、B737MAX8型機とB7379MAX型機を最大25機の購入権も設定した、とのことです。


*8月17日

@第3ターミナルからホテルまで歩いてみました
 昨日、前から気になっていた、第3ターミナルから第1ゲートを通って、近隣のホテルまでの道を歩いてみました。第2ターミナルから第3ターミナルまでの連絡通路の終わりに、エスカレーターがありますが(右地図の右下隅の薄い水色の T 字部分)、これで上った正面にエレベーターがあります。このエレベーターで1階に降りてエレベーターの右脇を抜けると、車道の向こうに、緑色の歩行者通路レーンがあります。この緑色の、左にカーブしたレーンの先が、成田空港の第1ゲートになります。ゲート脇の歩道を通って、右上の「側高神社」の脇を廻っていくと、「成田東武ホテルエアポート」が見えてきます。交差点を歩道に沿って右に行くと、やがて「東横イン成田空港」が見えてきます。第3ターミナルのエレベータを降りてから「成田東武ホテルエアポート」前の交差点まで10分ほどではないでしょうか。右の地図を参考にしてください。

@大田区議羽田空港特別委員会で「新ルートありきの協議でいいのか」
 昨日の FNN ニュースによりますと、昨日、大田区議会の羽田空港対策特別委員会が開かれました。この席で、区側が「今後、国と騒音、安全面について協議していく」と述べたのに対して、委員からは「予算づけを認めるということそのものが、すごく大きな問題と思うが?」「新ルートありきの協議でいいのか」などの意見が出されました。

@日本航空がイベリア航空と共同事業へ、国土交通省が認可
 日本航空は昨日、10月18日から成田=マドリード線に就航するイベリア航空と共同事業(JV)を展開することを発表しました。国土交通省から独占禁止法適用除外(ATI)の認可を受けた事から発表したものです。日本航空はすでに、ブリティッシュ・エアウェイズとフィンエアと共同事業(JV)を行っており、これにイベリア航空を追加して、欧州路線のネットワーク強化やサービスの向上を図る、としています。

@ MRJ 初号機の北米フェリーは22日以降か
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、三菱リージョナルジェット(MRJ)初号機の米国への空輸(フェリー)は来週・22日以降に行われる公算が大きいとのことです。 MRJ の航続距離は約3000Kmとなっていますので、名古屋空港から新千歳空港で給油し、カムチャッカ半島からアラスカを経て、試験拠点となるモーゼスレイクのグラントカウンティ国際空港に向かうことになります。


*8月16日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」40例目が発生
 昨日深夜、2016年度「カーフュー弾力的運用」40例目が発生しました。ニューヨーク発成田行きの全日空103便・B777型機がニューヨークの悪天候による出発制限のため出発が遅れ、午後11時47分にA滑走路に着陸したものです。

@全日空が成田=香港線を11月15日〜24日に運休
 全日空は9日、成田=香港線を11月15日〜24日、また、成田=ブリュッセル線を来年1月10日・17日・24日、さらに、成田=デュッセルドルフ線を来年1月12日・19日・26日に運休すると発表しています。理由は書いてありません。

@ジェットスター・J が来年中に機材を1機追加へ
 今日の日本経済新聞によりますと、ジェットスター・J は来年中にも、機材を1機追加する、とのことです。機材は親会社のジェットスターが調達済みで、一時、欧州の航空会社にリースしていたA320型機、とのことです。既存路線の認知度が高まり、増便体制が整った、と判断した、とのことです。

@ FAA がインドネシアをカテゴリー1に格上げ
 今日の「アジアトラベルノート」によりますと、米国連邦航空局(FAA)は現地時間15日、インドネシアの航空安全レベルをカテゴリー2からカテゴリー1に格上げする、と発表しました。これにより、9年ぶりにインドネシアの航空会社が米国への新規路線設定や共同運航が出来ることになります。


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