2017年10月前半の出来事


*10月15日

@バニラエア機の金塊事件の捜査はどうなっているのか? 
 7月9日に発覚したバニラ・エア機のトイレ壁裏から金塊が発見された事件(217年7月10日の出来事参照)ですが、10月9日の出来事で書いた「第2ターミナル女性死亡事件」と同様に、こちらも、その後の捜査がどうなったのか、と言う報道が全くありません。多分、犯人も逮捕されていないと思います。これだけのことをやるには航空会社社員や空港地上職員などの協力がなければ出来ないと思われます。そして、台湾の現地闇組織や、受けとる日本側の闇組織が関与しているとも考えられます。バニラ・エアの社内調査や日本の警察当局の捜査がどうなっているか、気になります。このようなことが、比較的簡単にできるのであれば、爆弾やハイジャック用の武器の持ち込みなども出来てしまうのではないでしょうか。本当に心配です。

@日本航空がエア・ベルリン共同運航便チケットについて案内開始
 経営破綻したエア・ベルリンは28日をもってすべての運航を停止します。日本航空はエア・ベルリンと共同運航を実施していましたが、28日以降の共同運航便航空券を購入した人は、JAL国際線予約窓口に問い合わせるように呼びかけています。

@イタリア政府がアリタリア航空に追加融資、交渉期限も来年4月に延期
 イタリア政府は5月に経営破綻したアリタリア航空に対して、運航を継続するためのつなぎ融資3億ユーロ(約400億円)を実施すると発表しました。また、来月を期限としていた買収交渉を来年4月までに延期することも明らかにしました。これで、つなぎ融資の合計は9億ユーロとなります。買収交渉は難航しており、ルフトハンザ航空は関心を示しているものの、資産の一部買い取りのみを要求している模様で、アリタリア航空本体全ての買収交渉は難航しているようです。


*10月14日

@ロサンゼルス空港で日本貨物航空機の補助動力装置が出火
 昨日のNHKニュースによりますと、日本時間の昨日午後11時過ぎ、米国のロサンゼルス空港で、日本貨物航空のB747-8F型機(16日に「B747-400F型機」から訂正)が離陸に向けて移動を開始したところ、尾部の補助動力装置から火災が発生しました。火は自動消火装置で消し止められました。国土交通省は重大インシデントに認定しましたが、実際の調査は米国の運輸安全局が行う事になります。

@成田行きのチャイナエア機が警告で台北に引き返す
 昨日の「フォーカス台湾」によりますと、現地時間13日午前9時頃、台北発成田行きのチャイナエア100便で、離陸後、警告表示が出ました。このため、同機は台北空港に引き返し、同10時30分に無事着陸しました。何の警告表示が出たかは分かりません。

@ FAA がA380型機のエンジン点検を指示
 米国連邦航空局(FAA)は現地時間12日、エアバスのA380型機のアイスランド沖で爆発した同型エンジンの検査を命じました。9月末に発生したエアールフランスのA380型機エンジン爆発に関した処置、とのことです。このエンジンはプラット・アンド・ホイットニー社とゼネラレ・エレクトリックの合弁会社「エンジン・アライアンス」の製造したもの、とのことです。

@セブパシフィック機がイロイロ空港でオーバーラン
 今日の「Traicy」によりますと、現地時間13日午後11時15分頃、フィリピンのマニラ発イロイロ行きのセブパシフィック航空461便・A320型機が、着陸時に滑走路をオーバーランしました。乗客・乗員は緊急脱出しました。けが人の情報はありません。当時、イロイロ空港では強風が吹いていた、とのことです。


*10月13日

@タイのノックスクートが成田=バンコク線への就航を表明
  ICAO の「重大な安全上の懸念(SSC)」を解除されたタイのノックスクートは、2018年度第1四半期にも成田=バンコク線に就航する予定とのことです。同航空は「重大な安全上の懸念(SSC)」を指摘されるまではチャーター便として成田空港に乗り入れていました。
 写真は第2ターミナルに駐機するノックスクート機です。

@ロシアの「S7」航空が成田=ノヴォシビルスク線を来年6月2日に就航へ
 昨日のトラベルビジョンによりますと、ロシアの「S7」航空は来年6月2日(成田発着は3日)から、成田=ノヴォシビルスク線を就航させます。週1便で成田発着は土曜日の運航になります。機材はA320neo型機を使います。

@エアアジア・ジャパンが29日中部=新千歳線に就航
 今日の中日新聞によりますと、エアアジア・ジャパンは29日から中部=札幌線の運航を開始する、とのことです。当面は1日2往復を運航します。早ければ、16日にも正式発表するようです。国際線の運航許可を取得でき次第、中部=台北線を就航させる、とのことです。
【コメント】難航した再参入もようやく出口が見えたようです。

@青森空港にクマが侵入、滑走路が一時閉鎖
 今日午前8時55分頃、青森空港に着陸した航空機のパイロットが滑走路近くにクマがいるのを確認しました。このため、滑走路を一時閉鎖し、青森発名古屋行きのフジドリーム362便・E170型機の出発が約12分遅れました。クマは9時5分頃、高さ約2mの柵を乗り越えて空港外に出ました。昨年もクマの侵入がありました。

@韓国の航空会社で事故寸前のトラブルが7件、アシアナ航空で5件
 昨日の「Record China」によりますと、現地時間11日の「韓国・SBS」が伝えたところによりますと、韓国の航空会社で空中衝突防止警報装置(TCAS)が作動するなど大事故寸前のトラブルが、今年に入り7件も発生している、とのことです。航空会社別ではアシアナ航空が5件、大韓航空が1件、LCCで1件となっています。

@破綻のエア・ベルリンの一部をルフトハンザ航空が買収
 経営破綻したエア・ベルリンは現地時間13日、ルフトハンザと、レジャー子会社「Niki」と地域航空会社「LGW」を2億1000万ユーロ(2億4900万ドル)で売却する契約を結んだ、と発表しました。ルフトハンザは両社の全従業員の雇用を保障します。また、エア・ベルリン本体に関するイージージェットとの占有交渉期限は失効しましたが、「交渉は継続している」とのことです。


*10月12日

@5日、大阪空港にドローンが進入か
 国土交通省によりますと、5日午後5時35分頃、大阪空港の誘導路を移動中の大阪発羽田行き日本航空128便・B767-300型機のパイロットが、誘導路上を高度約30mで東から西に移動するドローンのような赤色の物体を目撃しました。この物体はすぐに見えなくなりました。この無線通信を聞いた、着陸しようとしていた花巻発大阪行きのジェイエア2186便・CRJ200型機が自主的に着陸をやり直しました。これにより同機の着陸が約13分遅れました。この物体がドローンとしますと、国内では初めての事例となります。関西エアポートは警察に情報を提供しました。

@スカイマークの9月搭乗率は2.0ポイント増に
 スカイマークが昨日発表した「9月搭乗実績」によりますと、搭乗者数は前年同月比(以下同じ)10.6%増の65万5502人となり、搭乗率は2.0ポイント増の89.9%となっています。

@エアアジア・ジャパンの就航が間近か、CEOがツイート
 10日の「Traicy」によりますと、エア・アジアのトニーCEOは現地時間10日のツイッターで「AirAsia Japan will be finally opening real real soon. Super exciting.」との書き込みを行った、とのことです。
【コメント】直訳しますと「エアアジア・ジャパンはついに、本当に現実に開くことになります。スーパーエキサイティング」というところでしょうか。エアアジア・ジャパンの再運航開始が近い、と言う事を指すのでしょうね。

@エアカランがA320neo型機2機とA330-900neo 型機2機を確定発注
 エアバスは現地時間11日、エア・カレドニア・インターナショナル(エアカラン)からA320neo型機2機とA330-900neo 型機2機の確定発注を受けたことを明らかにしました。


*10月11日

@横田騒音訴訟で約6億円の支払い命じるも、夜間飛行差し止めと将来分は認めず
 今日、横田基地の騒音をめぐって、周辺の住民が飛行の差し止めや損害賠償を求めた「第2次新横田基地公害訴訟」裁判で、東京地方裁判所立川支部は、これまでの騒音被害を認めて、国に対して6億円あまりの賠償を命じる判決を言い渡しました。一方で、飛行の差し止めや将来分の損害賠償については、住民側訴えを退けました。判決で瀬戸口裁判長は「睡眠妨害や家族の団らんの妨害などの日常生活を妨害し、被害が発生していると認めることができる」とし、「国は騒音による権利侵害を少しでも抜本的に解決しようとする努力を十分に果たしているとはいいがたい」と指摘し、6億1000万円余の賠償を国に命じました。この判決について、大野原告団長は「41年間の長い年月にわたって司法判断を仰いだ結果でいうと、住民の被害を損害賠償額に上乗せして考えるべきだと思う。これから繰り返し、裁判をしていかないといけない条件を残した判決で、司法がもう一段、踏み込んだ判断をしてほしかった」と述べました。また、弁護団の関島団長は「健康被害についても、もう少し踏み込んで判断してもらいたかった。我々の根本的な請求である夜間の飛行差し止めが認められず不満だ」と述べ、控訴を検討する考えを示しました。

@8日夜にジェットスター・J 機がバードストライクに遭遇
 今日の産経新聞によりますと、国土交通省は昨日、8日午後9時15分頃、新千歳発関西行きのジェットスター・J 158便・A320型機が離陸直後に、バードストライクに遭遇した、と発表しました。同機は速度計に異常が出たため、引き返し、30分後に無事緊急着陸しました。

@日本航空がアエロメヒコと航空連合を超えて業務提携
 今日の日本経済新聞によりますと、日本航空は2018年度にメキシコのアエロメヒコ航空と、メキシコシティー線での共同運航を始めます。日本航空のメキシコ線は破綻前には、カナダ経由で成田=メキシコシティー線を運航していましたが、破綻の際に撤退しています。この所、日本航空は航空連合に加盟していないハワイアン航空やベトナム LCC のベトジェットやインドのビスタラなどとの業務提携をを相次いで発表していますが、アエロメヒコも航空連合ではスカイチームに加盟しており、日本航空が加盟しているワンワールドとは違います。このような航空連合の枠を超えた業務提携は拡がって行くものと見られます。
 写真は成田空港の誘導路を移動するアエロメヒコ航空のB787型機です。

@ピーチ・アビエーションがエアバスにA320型機4機を発注
 ピーチ・アビエーションはこのほど、エアバスにA320型機4機を発注しました。同社は昨年、A320neo型機10機とA320型機3機を発注しています。

@中国大型連休の渡航先で日本はベスト 5 位に入らず
 昨日の「NNA ASIA」によりますと、中国国家観光局は現地時間8日、国慶節・中秋節連休(10月1〜8日)の観光統計を発表しました。それによりますと、海外旅行の渡航先は1位がロシア、2位がタイ、3位がベトナム、4位がシンガポール、5位がマレーシアとなっており、日本は5位以内には入りませんでした。


*10月10日

@11月29日に観光庁長官・田村氏が講演
 成田国際空港振興協会では11月29日午後に第29回講演会を開催します。今年は第1部で国土交通省観光庁長官の田村明比古氏が『我が国の観光政策と成田空港への期待』で講演し、第2部では気象予報士でテレビ朝日お天気キャスター依田司氏が『異常気象と向き合う』とのテーマで講演します。会場はヒルトンホテル成田になります。申し込みなど詳しくはここで。

@成田発のフェデラルエクスプレス機が油圧不具合で関西空港に緊急着陸
 昨日午後11時頃、関西空港に成田発広州行きのフェデラルエクスプレス機・B777型機から、「油圧システムに不具合が発生したので、緊急着陸したい」と連絡がありました。同機は同15分頃、無事緊急着陸し、自力で駐機場まで移動しました。同機は同10時10分頃に成田空港を離陸していました。

@香港発ブリスベン行きのキャセイ航空機が乱気流でマニラに緊急着陸
 今日の「Traicy」によりますと、現地時間9日、香港発ブリスベン行きのキャセイ航空157便・A350-900型機が激しい乱気流に遭遇し、マニラ空港に目的地を変更し、臨時着陸しました。乗客・乗員が負傷した模様で、病院に搬送された、とのことですが、詳しい情報は入っていません。同便は午後6時29分にマニラ空港を離陸し、4時間半遅れの現地時間10日午前3時40分頃にブリスベンに到着しました。

@香港空港でアメリカン航空機に積み込む貨物が発火し欠航
 現地時間9日午後6時10分頃、香港国際空港で出発準備中の香港発ロサンゼルス行きアメリカン航空192便・B777-300ER型機で、積込中の貨物から突然出火しました。幸い乗客は搭乗前だった、とのことです。火は機体には燃え移りませんでしたが、同便は欠航となりました。避難した作業員1人が途中で転落し、負傷しました。原因は調査中です。

@ライアンエアのCOO が辞任、大量欠航の関連からか?
 現地時間6日、ヨーロッパ最大の LCC 「ライアンエア」はCOOのミチェル・ヒッキー氏の辞任を発表しました。ただ、今冬季ダイヤで約2%の欠航便を出す事になった問題との関連についてはコメントを拒否しています。

@ルフトハンザ航空がミュンヘン空港にA380型機5機を移す
 現地時間6日の「ATWオンライン(英文)」によりますと、ルフトハンザ航空は来年3月から、5機のA380型機をフランクフルトからミュンヘンに移し、ミュンヘンをA380型機の第2拠点とする計画です。25日からミュンヘン=香港線、ミュンヘン=ロサンゼルス線、ミュンヘン=北京線を就航させる計画です。このために、新たに1000人を雇用する計画、とのことです。


*10月9日

@第2ターミナルで死亡した女性はどこから入ったのか?
 先月11日に起こった第2ターミナルでの女性死亡事件ですが、その後の報道が全くありません。亡くなった女性の個人情報は出す必要はないと思うのですが、原因の究明などは進んでいるのでしょうか。また、それに基づく対策は、きちんと行われているのでしょうか。心配なのは、あの場所に誰でもが入れるルートが存在したのか、または、手引きした空港や航空会社関係者がいたのか、あの場所に通じるドアの鍵をかけ忘れたのか、などですね。テロなどの警備上の問題でもあるのですから明らかにすべきと思うのです。

@昨日、反対同盟北原派が全国集会
 昨日、「成田空港廃港」「第3滑走路粉砕」「安倍政権打倒」を掲げた、反対同盟北原派の「10・8全国総決起集会」が開かれました、主催者発表で710人が参加しました。反対同盟北原派は8月に北原事務局長が亡くなり、今後は事務局長不在のまま「反対同盟北原派」として活動していく、とのことです。

@今朝、羽田空港で犬が逃げ出し14便に影響
 今日午前8時50分頃、羽田空港で羽田発那覇行きの日本航空907便の貨物室に積み込む事になっていた、乗客の飼い犬が逃げ出すトラブルがありました。犬はケージに入れられていましたが、何らかの原因でゲージから逃げ出しました。約40分にわたり逃げ回り、A滑走路を横断するなどしたため、A滑走路が2回にわたり閉鎖されるなどの影響が出ました。このトラブルで14便に遅れや着陸やり直しなどの影響が出ました。日本航空では担当した社員から事情を聞き取るなどして原因を調べ、再発防止に努めたい、としています。

@ICAO がタイの「重大な安全上の懸念」を解除
 今日の「 NAA ASIA 」によりますと、タイ民間航空局の長官は現地時間7日、国際民間航空機関(ICAO)がタイに対して運航審査体制に対する「重大な安全上の懸念(SSC)」を表明し、日本などがタイの航空会社の新規乗り入れや新規路線就航を規制するなどしていた問題に関して、ICAO がこれを近く取り下げることを明らかにしました。すでに、 ICAO のウエブサイトではSSC が取り下げられている、とのことです。


*10月8日

@ポーラエアカーゴ機が部品を落とす
 昨日午前10時頃、米国・シンシナティ発成田行きのポーラーエアカーゴ213便・B747-400型機が着陸する際に、後続機から「部品が落下したようだ」との連絡がありました。 NAA は同10時6分からB滑走路を10分間閉鎖し、点検しましたが、部品は見つかりませんでした。同航空が機体を点検したところ、部品がなくなっていました。この部品はエンジン近くのパネルで約10cm四方の大きさです。空港敷地の手前で落下した可能性もある、とのことです。
 写真は成田空港に駐機するポーラエアカーゴのB747-400F型機です。
【コメント】小さな部品ですが、後続機のパイロットからは光を反射した落下部品が見えたのでしょうか。

@国土が部品落下を起こした航空会社に行政処分の方針固める
 今日の朝日新聞によりますと、国土交通省は航空機からの部品落下について、落下させた航空会社に対して、「業務改善命令」などの処分を科すことが出来るように関連法規を改正する方針を固めました。また、羽田空港で航空会社への抜き打ち検査を導入する方針です。現在の部品落下は年間約50件程度あるとのことです。しかし、報告の義務は日本の航空会社だけになっており、実際にはもっと多くの部品落下があると見られています。

@「資料室」の「落下物事故とは」のページに最近の落下物事件を追加しました。

@来月11・12日に第2ターミナルで「木育キャラバン」を開催
 来月11・12日に成田空港第2ターミナル3階のスカイリウムで、木のおもちゃで自由に遊べるイベント「木育キャラバン」が開催されます。両日とも午前11時〜午後4時30分までとなっています。自由に参加でき、入場は無料です。

@エアカナダ機が燃料不足で「メーデー」を4回発するも、無事着陸
 現地時間先月18日、トロント発インド・ムンバイ行きのエアカナダ46便・B787-9型機が、ムンバイ空港で起こったスパイスジェット機のオーバーラン事故で、同空港に着陸できなくなりました。一時待機旋回して、滑走路再開を待ちましたが、結局、ハイデラバード空港に目的地を変更しました。しかし、ハイデラバード空港でも「空港が満杯で着陸できない」と管制官から告げられました。その時点で、エア・カナダ機は燃料が残り少なくなり、「メーデー(遭難信号)」を4回発して、ぎりぎりでハイデラバード空港の滑走路に無事に着陸するトラブルがあった、とのことです。


*10月7日

@第2ターミナルで財布を抜き取った男を逮捕
 県警成田空港署は昨日、窃盗の疑いで40歳の男を逮捕しました。男は2日の午前5時頃、成田空港第2ターミナルで仮眠していた19歳女子大生のバッグから財布を盗んだ疑いです。防犯カメラの映像などからこの男を割り出し、昨日夕方、空港に現れたところを逮捕しました。成田空港では同様の被害が月数件発生しており、これらとの関連も調べています。

@ユナイテッド航空が冬季ダイヤで成田を除くグアム線を削減へ
 昨日のトラベルビジョンによりますと、ユナイテッド航空は29日からの冬季ダイヤで、成田空港を除く全国各空港とグアムを結ぶ路線で約140便を欠航とする見通しを明らかにしました。また、週2便を運航している新千歳=グアム線は1月15日のグアム行き以降を運休とします。北朝鮮のグアム周辺へのミサイル発射表明以後、需要が低迷していることが理由としています。来年夏季ダイヤについては「需要の動向を見極めて、判断する」としています。

@ ICAO が北朝鮮のミサイル発射に対する抗議とルール順守の決議
 国際民間航空機関(ICAO)はカナダ・モントリオール現地時間6日、理事会で北朝鮮の弾道ミサイル発射に対して、航空機の安全な運航に重大な影響を及ぼす恐れがあり、国際的な基準を順守するように求める決議を全会一致で採択しました。


*10月6日

@高速離脱誘導路の日程を変更、入札不調で
 今日の「日刊航空」によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)は発着回数を増やすための高速離脱誘導路再編事業の整備スケジュールを見直した、とのことです。理由は入札不調で工期が遅れたことにあるそうです。見直しはオリンピックまでにA・B両滑走路の1時間当たりの発着回数を増やすために、絶対に必要な誘導路を優先的に整備する、とのことです。これらの誘導路は2018年秋頃の完成を目指し、誘導路の有効性を確認する運航実態調査や航空路誌(AIP)による周知や国際線発着調整の手続きなどを経て、2020年3月末頃の夏季スケジュールから増便できるようにする計画です。これにより両滑走路で1時間当たりの発着回数がそれぞれ4回増え、72回となる見込みです。

@成田空港9月貨物取扱量は引き続き好調
 東京税関が昨日発表した「成田空港9月貨物取扱量」によりますと、総貨物量は前年同月比(以下同じ)6.5%増と、18ヶ月連続の前年同月比プラスとなりました。この内、積込量は10.7%増で、18ヶ月連続の前年同月比プラスとなり、輸出量は19.3%増となっています。また、取卸量は2.7%増で、17ヶ月連続の前年同月比プラスとなり、輸入量は7.4%増となりました。

@羽田空港落下物見舞金制度を創設へ、国土交通省
 昨日の時事通信によりますと、国土交通省は昨日、羽田空港周辺で航空機からの落下物による被害が発生した場合に、見舞金を支払う制度を創設する方針を明らかにしました。新都心新飛行コースの供用を開始するまでに運用を始める方針です。なお、この制度は現在の補償制度に加えて実施されます。

@2016年度の全旅行業者の売上高は2.2%減、利益金は45.6%減に
 東京商工リサーチが4日に公表した「旅行業の業績、休廃業・解散調査」によりますと、2016年度旅行業1700社の売上高は前年比2.2%減となりました。また、利益金も45.6%減と低迷した、としています。原因は国内での旅行シーズンに起きた地震や、台風などの天候不順としています。また、海外旅行は相次ぐテロ事件が影響している、としています。売上高の74.3%が売上高100億円以上の業者で占められており、寡占化が進んでいる、としています。

@「外国人の行きたいところ」で東京は48%も4ポイント減
 日本政策投資銀行と公益財団法人日本交通公社は昨日、「訪日外国人意向調査2017年版」を発表しました。この調査は6〜7月に12ヵ国・地域に住み、海外旅行経験のある人に、インターネットで実施し、得た6300人の回答を元にしたものです。この調査によりますと、「日本で行きたいところ」では東京が1位で前年度比(以下同じ)4ポイント減の48%、2位が富士山で8ポイント減の43%、3位が北海道と大阪で33%となっています。また、青森、金沢、岡山、徳島がそれぞれ1ポイント増となっており「地方を訪れたい」とする外国人が増加傾向にある、とのことです。

@香港エクスプレスのCEOを更迭、大型連休の運休で
 4日の日本経済新聞によりますと、現地時間4日、香港 LCC の「香港エクスプレス」はCEOを解任しました。同社では安全訓練を担当するインストラクターが辞職し、客室乗務員が搭乗資格を更新できず、運航に必要な人員の確保が難しくなるなど、急激な拡大路線のひずみが出ており、1〜8日の国慶節の大型連休中の香港=大阪線、香港=名古屋線、香港=仁川線の18便を直前になって運休とするなど混乱が拡がっていました。


*10月4日

@都合により、明日の更新が出来ません。

@横芝光町の機能強化計画町民アンケートは今月中に実施の予定
 横芝光町の佐藤町長は9月定例議会で、成田空港機能強化計画についての町民アンケートを、今月中に始める事を明らかにしました。どのようなアンケートになるか、アンケートの詳細についてはまだ明らかになっていないようです。

@マレーシア航空370便の捜索が終了
 オーストラリア輸送安全局(ATSB)は現地時間3日、2014年3月に消息を絶ったマレーシア航空370便についての最終報告書を公表しました。報告書では「同機を発見出来なかった」とし、「今後、新たな明確な証拠が出ない限り調査は終了する」と述べています。これで、約3年半にわたる同機の捜索は行方不明のまま終了したことになります。

@「ドローンと航空機の衝突は時間の問題」とスイス調査機関
 現地時間3日の「FlightGlobal」によりますと、スイスの航空調査機関(SUST)は、現地時間5月6日にチューリッヒ空港で起こった、スイス航空のA330-300型機とドローンの接近トラブルについて、最接近時の間隔が10m未満だったとの調査報告を公表しています。スイス航空機は着陸誘導装置(ILS)で着陸体制に入っていましたが、ドローンはこの高度をめがけて進入した、とのことです。スイス航空のパイロットは視界が良かったにもかかわらず、このドローンを視認できていませんでした。SUST は「昨年7月14日にもバーゼル空港で同様なトラブルが発生していた」と述べ、「ドローンが流行していることを考えると、航空機との衝突は『時間の問題』としか言いようがない」と述べています。


*10月3日

@芝山町議会が機能強化計画の撤回求める請願を不採択に
 芝山町議会は昨日、臨時議会を開き「空港機能強化案から生活を守る会」から提出されていた、「成田空港機能強化案の撤回を求める請願」を賛成少数で不採択としました。

@開港以来の累計貨物量が今月半ばに6000万トン突破へ
 成田国際空港株式会社(NAA)によりますと、1978年5月の開港以来の累計国際線貨物量が今月半ばに6000万トンを突破する見込み、とのことです。

@東京都の外国人旅行者の消費額が13%減に
 今日のNHKニュースによりますと、東京都が昨年4月から今年3月までに成田空港や羽田空港で行ったアンケート調査では、東京を訪れた外国人旅行者の1人当たりの支出額は、昨年の同じ時期に較べて13%減った、とのことです。

@日航の植木社長がA350型機の追加発注に言及
 今日のブルームバーグジャパンによりますと、日本航空の植木社長は28日の記者会見で、2019年から導入を予定しているA350型機について、31機の確定発注に加え、オプション権を行使して、追加発注をする可能性を示唆しました。2020年の首都圏国際線の発着枠増加に対応して、米国路線とインド路線を拡大する意向を示しました。
【コメント】日本航空が作成した中期経営計画については、路線の拡大計画が少なく「成長路線ではない」などの批判が投資家やアナリストなどから出ているようです。私の個人的な考え方ですが、何時までも急激な右肩上がりの成長が続くものではなく、堅実な経営が良いと思います。拡大できない要因の一つがパイロットや整備士の育成が間に合わないことにあるようです。株主やアナリストなどは株価上昇や配当金増などで、資産を急増させたいのでしょうが、安全を無視した拡大は経営にとっても危険です。日本航空が経営破綻した原因の一つは、このような外部圧力に屈して身の丈に合わない「大盤振る舞い」を行ったことにあると思います。この轍を踏まないで欲しいと思うのです。


*10月2日

@「屋根瓦破損は雷だ!」とのデマは誰が流したのか
 6月6日に成田市西大須賀の民家屋根に何かが落ち、屋根瓦が破損したトラブル(6月9日の出来事参照)について、「あれは、航空機からの落下物ではなく、落雷だった」との風評が流されました。誰が風評を流したのかは分かりませんが、本会副会長であり、成田市議の鵜澤治が気象庁や気象予報会社に勤務した専門家に調査を依頼しました。この専門家がトラブルがあった時刻の千葉県と茨城県の気象データを集めて検討した結果「落雷が発生した可能性はほぼゼロ」との結論に達しました。
【コメント】誰がこんな悪質な風評を流したのでしょうか。専門的な知識のない市民が流したとは考えられません。「落雷によって滑走路に穴があく」と言うニュースは時々ありますが、こんなところから思いついたのでしょうか、悪質なデマですね。落下したのは部品などが何も残っていないことから氷塊の可能性が濃厚ですが、国土交通省成田空港空港事務所や成田国際空港株式会社(NAA)は、原因を今もって「特定できない」としています。落下物対策や落下物被害補償を真剣にやっている、とは到底思えません。

@日本の LCC にのしかかる LCC の過当競争
 今日のライブドアニュースによりますと、今日発売の東洋経済の「疲弊する日系LCC、『運賃競争』を抜け出せるか」によりますと、日本の LCC 4社の収益は伸び悩んでいる、とのことです。原因は海外路線での競争激化にある、とのことで、成田空港を発着とする台湾路線は内外10社、香港線は同7社が参入しています。そのため、過当競争で運賃が下落し、黒字が続いているピーチ・アビエーションの井上社長は「アジア勢の投げ売りに影響を受けている」と述べ、4〜6月期はわずかながら減益となっているそうです。ジェットスター・J も国内線に注力する方針を打ち出しています。

@改修された第2ターミナルのトイレ
 昨日第2ターミナル1階の到着ロビーに行ったところ、トイレの一つが改修されていました。非常に綺麗になっていました。調べたところ、改修は8月中旬に完成していたようです。気付きませんでした。第2ターミナルでは5ヵ所がこのような「デザイントイレ」になるようで、全てのトイレがこのようなデザインになるわけではないようです。とりあえず、トイレ正面の写真と男子用トイレの写真を載せておきます。

@英国 LCC の「モナーク」が経営破綻、約11万人が帰国できない事態に
 今日のCNNニュースによりますと、現地時間2日、英国の LCC 「モナーク航空」が資金繰りに行き詰まり、倒産しました。このため、英国を発着する全ての便の運航がキャンセルされ、旅行客約11万人が帰国できない事態になっている、とのことです。


*10月1日

@9月のアクセス数は21,664回でした。

@全日空が29日からの冬季スケジュールで成田=成都線を減便
 全日空は29日からの冬季スケジュールで、成田=成都線を現在の週7便から週4便に減便します。昨年の冬季スケジュールでも週4便でした。成田空港発は月・水・金・土曜日となります。

@航空科学博物館で「航空×空気×気象」展を開催中
 先月17日に航空科学博物館に行きましたが、この日は、雨にもかかわらず家族連れで大賑わいでした。2階では「航空×空気×気象」展が開かれていました。この催しは今月29日まで開かれています。

 

 久しぶりに、4階のレストランでお昼を食べました。右写真にあるような「機内食風ランチ」を、雨に煙る駐機場を見ながらいただきました。5階の展望室は人が一杯でしたが、こちらは、比較的すいていました。ランチやコーヒーなどをいただきながら、ゆったりと飛行機を眺めるのも良いですね。「機内食風」ですが、お味は本物の機内食並み、とはいきません。何しろ980円ですから。

@エールフランスのA380型機がエンジン1基破損でカナダに緊急着陸
 今日の「Fly Team」によりますと、現地時間9月30日、パリ発ロサンゼルス行きのエール・フランス66便・A380型機が、グリーンランド南端付近を飛行中に右翼の第4エンジンが爆発しました。同機はこのトラブルで約2時間後にカナダのグースベイ空港に無事緊急着陸しました。エンジンはエンジンカウル(カバー)が破損し、ファンブレード多数が破損しました。乗客は497人で、エールフランスは2機を現地に派遣しました。機体は2011年5月に受領した機体、とのことです。


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