2019年6月後半の出来事
*6月30日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」15例目が発生
昨日深夜、2019年度「カーフュー弾力的運用」15例目が発生しました。
・15例目 関西発成田行きのジェットスター ・J 210便・A320型機が、関西空港滑走路閉鎖により、成田空港到着が遅れ、午後11時04分にA滑走路南側から着陸したものです。
@今年の「そらけん」は9月28日に実施
一般財団法人 成田国際空港振興協会は、9月28日に「第8回 成田空港力検定『そらけん』」を開催する、と発表しました。受験者全員に試験後成田空港周辺見学ツアーと航空会社の協力による施設見学ツアーが行われます。申し込みは8月5日午後5時までで、詳しい事はこのページをご覧下さい。
@アンガラ航空機が緊急着陸後に空港近くの建物に衝突・炎上、2名死亡
現地時間27日午前10時25分頃、ウランウデからのアンガラ航空のアントノフ24型機が、Nizhneangarsk空港(ブリヤート共和国、ロシア)への緊急着陸に失敗し、建物に衝突し、炎上しました。この事故で、機長と機関士が死亡し、14人の乗客が病院に搬送されました。
同機は緊急着陸の前にエンジン故障を報告していました。
@エバー航空の労使交渉が決裂、スト続行へ
ストが続いている台湾のエバー航空の労使は現地時間29日午後に交渉を行いましたが、合意には至りませんでした。このため、労組側はストライキを続行する事を表明しました。次の労使交渉は7月2日に予定されています。
*6月29日
@エルアル航空が来年3月に成田=テルアビブ線開設の予定
昨日の「WING DAILY」によりますと、国土交通省は27日、イスラエルのエルアル航空に外国人国際航空運送事業の経営許可申請を許可しましたが、今回は香港航空との共同運航便です。しかし、同航空は9月に成田=テルアビブ間のチャーター便を計画し、来年の3月からは週3往復の直行便を開設する計画、とのことです。
@中部空港で乗客輸送バスが航空機を間違え、ジェットスター ・J 機が1時間半遅れる
今日の佐賀新聞によりますと、今朝、中部空港で中部発鹿児島行きのジェットスター ・J 691便・A320型機の乗客を、同じジェットスター ・J 中部発福岡行き581便・A320型機に間違って案内しまうミスがありました。この影響で691便が約1時間半遅れとなりました。また、福岡行きは約1時間遅れとなりました。原因は乗客を輸送するバスが搭乗機を間違えたことにある、とのことです。
【コメント】素人考えですが、間違えが分かった段階ですぐに本来の航空機に乗せ替えれば、こんなに遅れないでも良かったような気がします。ジェットスター ・J 側も気がつくのが遅れたのでしょうか?
@ FAA がボー社に新たに判明した不具合の修正を9月中に提出の指示
現地時間28日の「ATWオンライン(英文)」によりますと、今回発見されたB737MAX型機の失速防止システム(MCAS)の欠陥は、コンピュータチップの誤動作により、パイロットが失速防止システム(MCAS)の暴走を制御するための緊急操作中に、スタピライザーの予期せぬ動きが発生する、とのことです。
このために米国連邦航空局(FAA)はボーイング社に対して9月中に問題の解決策を示すように指示しました。これには、500個を超えるコンピュータチップの交換やソフトの修正も含まれます。
【コメント】今回発見された失速防止システム(MCAS)の欠陥は相当深刻なもののようですね。B737MAX型機の運航停止措置が「今年いっぱいは続く」と考えた方が良いのではないでしょうか。
*6月28日
@「気にしない」事で騒音の被害が防げるのか?
今日の日経XTECHに掲載された「航空機の騒音対策への焦りが近隣トラブルを呼ぶ」では、導入が予定されている羽田空港新陸上飛行ルートの騒音について、「飛行機の騒音は山型になり、国土交通省が言っている『80dB』は最大騒音だが、これをあまり気にしすぎて、騒音対策をすると、今度は室内の騒音が気になり始める」としています。
その上で、書いた記者は「騒音の感じ方は人それぞれだ」とし、「鉄道沿線に住んでいたが、電車の走行音はすぐに気にならなくなり、ほぼ時間通りに響く『騒音』を時計代わりに使っていた」としています。
【コメント】確かに音の感じ方は人によって違います。しかし、この論を突き詰めていくと「気にする人が悪い」となりかねません。
寝ているときに目が覚めなくても、体は音に反応し、血圧や心拍数は確実に上昇する、とする海外の大規模な調査があります。「自分は気にならない」としても、影響は確実にあり、長い間には健康を蝕まれています。騒音に限度はあると思います。裁判ではこれを「受忍限度」としているのですね。
ところがここにも問題があるのです。現在、一般に用いられている航空機騒音の騒音評価値は「 Lden 」という単位ですが、これは、飛んでいるときも飛んでいないときも、飛行機騒音をエネルギーとして平均化している数値です。
しかし、睡眠への影響はこれでは評価しにくいのです。睡眠への影響は短時間でも大きい音、すなわち「最大騒音(ピークレベル)」の影響が大きいのです。
現在、騒音に苦しんでいる人が防御として「気にしない」事も必要ですが、「気になる」こと自体がストレスを貯めていき、体の変調を引きおこすこともあります。
@「 G20 」、大阪市民が夜間騒音被害に悲鳴
25日、空港運用時間が午後9時までとされている大阪空港に、G20大阪サミットに参加する米国大統領向けのリムジン車両などを積んだ大型貨物機2機が、午後9時9分から同11時9分までに4回離着陸したことが昨日分かりました。
これに対して、周辺自治体でつくる「大阪国際空港周辺都市対策協議会(10市協)」は、国交省や空港を運営する関西エアポートに対し、運用時間内の離着陸に努めるよう電話で申し入れました。
また、航路直下の住民でつくる「川西市南部地区飛行場対策協議会」の宮路尊士会長も、関西エアポートに「伊丹空港は騒音問題があり、運用時間があることを、国はきちんと海外の利用者に伝えてほしい」と要望しました。
25日深夜に轟音に見舞われた周辺住民からは「今までにない爆音だった」「びっくりして飛び起きた」などの苦情が地元自治体に寄せられました。
なお、協定では国賓の来日などの場合には例外的に離着陸が認められている、とのことです。
また、関西エアポートによりますと、昨日はトランプ大統領の乗ったエアホースワンが大阪空港に着陸した影響で、民間機37便に1時間以上の遅延が発生しました。この内、IBEXエアラインズ機は燃料が足りなくなり、小松空港に一旦着陸して燃料を補給して大阪空港に向かいました。関西空港には多くの首脳が到着していますが、遅れは発生していない、とのことです。
また、今日未明のツイッターなどには「夜中に飛行機の音がうるさくて」「騒音うるさい」「大阪上空が騒がしい」「戦闘機が大阪上空を旋回して深夜に爆音」「大阪上空はずっと飛行機の音?がうるさいなあ」との投稿が相次いだ、とのことです。
@日本航空の5月実績は国際・国内とも堅調、運航状況は悪化
日本航空が昨日発表した「5月JALマンスリーレポート」によりますと、
国際線では旅客数が前年同月比(以下同じ)1.4%増の75万6810人、利用率は0.5ポイント増の79.5%となっています。
一方、国内線では旅客数が6.9%増の303万1853人、利用率が5.0ポイント増の73.8%となりました。この内、成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が4.9ポイント増の81.2%、成田=札幌線が10.0ポイント増の59.1%、成田=名古屋線が6.9ポイント減の70.3%、成田=福岡線が2.3ポイント増の52.5%でした。
運航状況は、国際線では欠航率が±0の0.0%、定時出発遅延率が2.4ポイント悪化の10.9%となっており、国内線では欠航率が0.2ポイント悪化の0.7%、定時出発遅延率が4.5ポイント悪化の11.1%となっています。
@ピーチの2019年3月決算は統合経費増で純利益が赤字に
ピーチ・アビエーションが昨日発表した「2019年3月期決算」によりますと、
営業収入が前年同期比(以下同じ)10.4%増の604億900万円、営業利益が28.6%減の41億3600万円、経常利益が35.9%減の56億7700万円、純利益は37億2800万年の黒字から1億9300万円の赤字となっています。
各利益の減少はバニラ・エアとの経営統合の費用がかさんだため、とのことです。なお、今期の営業利益率は6.8%、平均搭乗率は87.8%だった、とのことです。
*6月27日
@成田空港5月運用状況は総発着回数で4%増、総旅客数で6%増と好調
成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「5月運用状況」によりますと、総発着回数は前年同月比(以下同じ)4%増の2万2335回と5月としての過去最高となりました。この内、国際線発着回数は4%増と5月としての過去最高となり、国内線発着回数は8%増と3ヶ月連続の前年同月比プラスで大幅増となっています。
総旅客数は6%増の362万5509人と5月としての過去最高となっています。この内、国際線旅客数は5%増と5月としての過去最高となり、この内、外国人は5%増、日本人は11%増でした。国内線旅客数は11%増の大幅な伸びとなり5月としての過去最高となっています。
国際線総貨物量は16%減の大幅な落ち込みとなり、積込量も23%減、輸出量も26%減となり、一方、取卸量は10%減となり、輸入量も6%減となっています。やはり、米中貿易戦争激化が大きく響いているようです。
給油量は2%増と、3ヶ月連続の前年同月比プラスとなっています。
【コメント】発着回数や旅客数の大幅増加は、「ゴールデンウイーク10連休」の“特需”が貢献していると考えられます。
@12月1日から横芝光町と成田空港を結ぶシャトルバス運行計画
今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、横芝光町は昨日、12月1日から同町役場と成田空港を結ぶ、シャトルバスを運行する計画を明らかにしました。
1日10往復を運行し、JR横芝駅・ふれあい坂田池公園・横芝工業団地などを経由し、約50分で成田空港第2ターミナルへ至るルートです。
佐藤町長は、NAAが「機能強化計画に伴い、地域振興にさらに努力する」との、意向を表明していることを受けて、運行経費の財源、約5千数百万円の財源案を9月の定例議会に提案する、としています。
@カザフスタンの「SCAT 航空」が7月7日から成田=ヌルスルタンに定期チャーター便
昨日のトラベルビジョンによりますと、カザフスタンの「SCAT航空」は、7月7日から成田=ヌルスルタン(旧アスタナ)線を、週1往復(成田空港発着は日曜日)の定期チャーター便として開設する、と発表しました。将来は定期便化を目指す、としています。
@最初に持ちかけたのはボンバルディア社
今日の日本経済新聞(電子版)によりますと、三菱航空機会社のボンバルディア社CRJ事業買収ですが、最初に持ちかけたのはボンバルディア社側だった、とのことです。この記事では経緯がかなり詳しく書かれています。
【コメント】日本経済新聞(電子版)は一般的に言うと、三菱スペースジェット事業については辛口ですね。確かに、投資した金額は莫大なものになりますが、これの回収には数十年単位の時間がかかることは三菱重工も重々承知の上と思います。日本経済新聞(電子版)は、「ここで事業から撤退し、YS-11型機やM200型機の失敗を繰り返せ」ということなのでしょうか。近場の株価の心配をしているのかも知れませんが。
@「スペースジェット100型機のライバルはE170型機だけ」
現地時間26日の「ATWオンライン(英文)」によりますと、今回の三菱スペースジェット100型機の新設計は米国の航空会社の要望をかなり取り入れている、とのことです。
その「要望」とはパイロット労働協約範囲条項(スコープクローズ)の範囲内で座席を2クラスにすることなどです。これらの要望を満たせるのはエンブラエルの現在販売中のE170型機のみになり、新しいE2シリーズにはこれを満たす機種は存在しません。
従って、三菱スペースジェット100型機は非常に有利な立場になる、としています。
@「B737MAX型機に新たな改善点」とFAA 発表
米国連邦航空局(FAA)は現地時間26日、「B737MAX型機に失速防止システム(MCAS)とは当初とは別の危険性が見つかった」と発表しました。この危険性は「最近になって見つかった」とのことです。しかし、FAAは危険性の内容は明らかにしませんでした。
今日の航空新聞社ブログによりますと、関係者は「問題は、要求されたスタビライザートリムの暴走から回復する手順を、迅速かつ容易に行うことに影響するもの」としており、「この問題はフライトコンピューターのデータ処理過程に由来するものであることが分かっている」とのことです。
この欠陥により、B737MAX型機の運航再開はさらに先になる可能性があります。
【コメント】この問題は少し前に報道された「パイロットは筋トレで相当鍛えておかないと、失速防止システム(MCAS)からの回復操作ができない」と言うことなのでしょうか?
*6月26日
@田村新社長「機能強化が最優先課題」と強調
昨日、成田国際空港株式会社(NAA)の株主総会が成田空港で開かれ、夏目社長の退任と、田村明比古氏の新社長就任を決めました。
総会後の記者会見で田村社長は「グローバルな空港間競争の中で勝ち残るには、機能強化の推進が最優先課題だ」と述べ、機能強化の柱である第3滑走路の運用開始時期については「20年代半ばまでという方針に向けて一生懸命やっていきたい」と述べました。
また、今年10月末からのA滑走路運用時間延長について、「非常に意義深い」と述べ「国、県、周辺市町や、夏目前社長の尽力に敬意を表したい」と話しました。
【コメント】確か、四者協議会では第3滑走路の建設を「2020年代後半」としていたと覚えているのですが、これを、「前倒しでやる」と言うことなのでしょうか。
また、「共存・共栄で」と言っていますが、騒音下住民については一言も発言していないようです。「リップサービスで一言触れた」と言う事なのでしょうね。
@スリランカ航空が成田=コロンボ線の増便を取りやめる
スリランカ航空は、当初、7月16日からとしていた成田=コロンボ線の増便を取り消しました。また、成田発のみをマレー経由とする路線変更は25日から行います。
@三菱重工がボンバルディア社の「CRJ 事業」買収を発表
三菱重工は昨日、カナダのボンバルディア社からCRJ事業を取得する契約を結んだ、と発表しました。
買収額は5億5000ドル(約590億円)で約2億ドルの債務を引き受けることになります。この買収により、CRJシリーズに関する保守やカスタマーサポート、改修、マーケティング、販売機能、型式証明を継承します。三菱航空機会社はこのCRJ事業のネットワークを使って、三菱スペースジェットの売り込みやアフターサービス網の構築を行えることになります。なお、ボンバルディア社が発注を受けた CRJ の製造は、ボンバルディア社が三菱重工の委託を受けて続けますが、2020年には完了することになります。
また、係争中の裁判については当面、中断を行い、事業譲渡が完了した際に提訴を取り下げることになる、とのことです。
写真は成田空港A滑走路から離陸を開始するIBEXエアラインズが運航しているCRJ700(?)型機です。後ろで離陸を待つルフトハンザのA380型機と比べると、小さいですね。大分前の写真ですので、700型機かどうか確信がありません。
@パリエアショーでの発注まとめ(その4)
パリエアショーでの航空各社の発注で書き落としたものがありましたので、以下にまとめておきます。
・ ターボプロップ旅客機を製造する、フランスの「ATR社」はパリエアショーの期間中に、ATR42-600型機を58機、ローチンを発表した離陸滑走距離の短いATR42-600S型機を17機受注した、と発表しました。
また、日本政策投資銀行と覚書を締結しました。これは、東京が建設を予定している小笠原諸島の父島空港線(仮称)に、ATR42-600S型機を使う事を見据えたものと見られています。
・ デルタ航空はパリエアショーの期間中に、エアバスに対しA220-300型機5機を追加発注しました。これにより、同航空のA220型機の発注総数は95機になりました。
・ IAG(インターナショナル・エアラインズ・グループ)はパリエアショーの期間中に、エアバスに対し、A321XLR型機14機を確定発注しました。傘下のイベリア航空とエアリンガス向けとのことです。
・ エアチャイナはパリエアショーの期間中に、エアバスとA321neo型機25機を導入する覚書を締結した、と発表しました。11機を発注、14機をリースとするもの、とのことです。
・ ノルディック・アビエーションはパリエアショーの期間中に、エアバスとA220型機ファミリー20機発注の覚書を締結しました。
*6月25日
@日本航空が滞在先での飲酒制限を24時間に
今日の東京新聞によりますと、日本航空はパイロットの飲酒トラブルが相次いでいることから、滞在先では勤務開始の24時間前以降の飲酒を禁止するとのことです。対象は国内線と国際線の全てのパイロットで、すでに、23日から実施している、とのことです。
同航空では4月から、滞在先でも一定の時間制限をした上で、飲酒を認めることにしていました。
@ブリュッセル航空機が書類不備で9時間後に出発空港に戻る
今日の CNN ニュース(日本語版)によりますと、現地時間22日、ベルギー・ブリュッセル発米国・ワシントン行きのブリュッセル航空515便が書類の不備でブリュッセル空港に引き返す出来事があった、とのことです。同便は直前に機材を変更したことから、2時間遅れで出発しました。ところが、米国着陸許可の書類に不備が生じた事に気付き、アイルランド上空で引き返しました。
ブリュッセル空港に戻ったのは出発から約9時間後でした。引き返しの理由は米国に着陸して罰金を払うよりは、引き返した方が良いと判断したことにあるようです。 EUの規定では、このような場合、乗客の権利を保護するための規定があり、この補償金や代替便の手配などのために、同航空が負担する総額は約50万ユーロ(約6000万円)に上る、とのことです。
【コメント】これだけの負担があっても、引き返した方が徳なのでしょうね。米国の罰金額については触れていません。
*6月24日
@成田空港到着のアメリカン航空機が主翼のゴム製部品2個を落とす
今日のNHKニュースによりますと、昨日午後5時過ぎ、ダラス発成田行きアメリカン航空61便・B777-200ER型機の到着後点検で、左右の主翼に取り付けられている重さ約500gのゴム製部品2個が脱落しているのが発見されました。大きさは長さ約84cm、幅約2cmです。
国土交通省成田空港事務所では安全を確認するため、滑走路を一時閉鎖し、探しましたが、空港内では発見されませんでした。飛行中に脱落したものと見られています。このトラブルによる到着便遅れの情報は不明です。
同航空の同便では11日にも到着機が同様のゴム製部品を脱落させています。
@ NAA が7月から「赤外線路面点検車」を導入、A滑走路運用時間延長に備え
成田国際空港株式会社(NAA)は11日、7月より赤外線で滑走路や誘導路の路面を点検する「赤外線路面点検車」を導入すると発表しました。
今日のNHKニュースによりますと、10月末から開始を予定している「A滑走路運用時間1時間延長」によって、滑走路等の点検に使用できる運航停止時間が短くなるために、滑走路と誘導路面の点検を時間内に終わらせるために導入する、とのことです。現行の路面点検は車上から目視で行うため、移動に時間がかかりました。この「赤外線路面点検車」では、現行の約4倍の時速30Kmで走行しながら点検できる、とのことです。
また、路面の温度差から、路面の亀裂や内部の空洞なども早期に発見できることになるようです。
@今年のパリエアショーでの旅客機受注、エアバスがボー社を圧倒
今日の「日刊航空」によりますと、パリエアショーでの旅客機受注ですが、エアバスは363機(確定発注149機)となり、一方、ボーイング社は292機(確定発注0機)となりました。
ボーイング社はB737MAX型機の運航停止問題への対応に追われたことが影響しているようです。
エアバスは同ショーでA321XLR型機のローチンを発表し、この機種だけで226機の発注を獲得しました。
*6月23日
@エバー航空のストは続く、今日も成田=高雄線は欠航
台湾のエバー航空の客室乗務員ストライキは今日も続いています。ストライキには今の所、終わりの期限は設けられていないようです。
今日も成田空港路線は、成田=高雄線の1往復2便が欠航となっています。
@全日空も8・9月分の燃油サーチャージャー値上げを発表
全日空は21日、8・9月の国際線普通運賃にかける燃油サーチャージャーを発表しました。これによりますと、片道で500〜3500円の値上げになります。
@「M100型機は顧客のニーズに合わせた仕様で提供出来る」と水谷社長
昨日の「ニュースイッチ」によりますと、三菱航空機会社の水谷社長は同紙のインタービューで、M100型機の競争力について「M100は客室の広さと快適性、(燃費などの)経済性の両立をより鮮明にした。座席数の設定もある程度幅があるので、顧客のニーズに合わせた仕様で提供できるのも強みだ。競争力をアピールできる形にまとまりつつある」と述べました。
また、設計変更後のM90型機飛行試験機について「設計変更した機体は完成間近で、すでにエンジンも搭載した。最後の電線を組み込むのが、今日か明日かという状態まできている。これをつければ仕上がるので、あとは機能試験と最低限の飛行試験を日本で実施すれば米国に持って行ける。投入は遅くとも秋までにはいける」と述べました。
さらに、一部から「外国人の雇用や、部品などの外国からの調達で、三菱スペースジェットはもはや『国産』とは言えない、との批判が出ていることについて、「日本の会社が日本人だけを使って、飛行機を造るのが国産ではない。三菱航空機は紛れもなく日本の会社だが、自社にないリソースは世界に求め、本当に良いものを完成させたい。こうした姿勢が顧客に伝わり始めている」と述べています。
【コメント】新しい試験機をモーゼスレイク・フライトテスト・センターに持ち込むのが秋になる、と言うのは少し遅いような気がしますが、北九州空港を使って、国内での型式証明(TC)飛行も行われるとの情報もあるようです。国内で十分試験飛行し、確認しながら慎重にやるしかないですね。
「技術の三菱」ですが、ここに来て、「誇り」をちょっと脇に置いて、外国人経験者の力を借りて、「1日でも早く、良い飛行機を作る」事に、本腰を入れ始めたようですね。こうして、積み上げた経験が次のステップアップをもたらすように思います。民間航空機の製造には「特許」はあっても、軍事産業や宇宙産業のような『ブラックボックス』はないと思いますので。
*6月22日
@エアバー航空の成田=高雄線が今日も欠航
ストライキ中のエバー航空ですが、今日も成田=高雄線が欠航しています。
@ヒースロー空港が機能強化計画案を公表、住民対策として952億円を見積
昨日のJETRO「ビジネス短信」によりますと、英国のヒースロー空港は現地時間18日、第3滑走路新設を含む空港機能拡張に関する具体案を発表しました。
具体案には(1)3500mの滑走路を空港北西部に建設、(2)道路や川は地下に迂回させる、(3)拡張により、年間利用者数を2030年(以下同じ)に3500万人増の1億1500万人、年間発着回数を189000回増の665000回にする、(4)空港の南北に46000台の駐車場を増設、(5)地域住民の騒音への苦情に対して7億ポンド(約952億円)を投じて16万戸以上に防音設備を設置するほか、夜間6時間半の飛行禁止時間などを設ける。地域の生態多様性を重視し緑化を進めるほか、歴史的施設の保護や地域住民へのサービス施設などを整備する、となっています。
【コメント】成田空港の予算も示さない「機能拡張計画」とは大違いですね。周辺対策についても具体的な対策に要する費用を明示しています。さらに、スライド制を採用するかどうかはっきりしませんが、「6時間半の飛行禁止時間を設ける」と明示し、これらの案について、6月18日から12週間の意見公募を実施する、としています。
@日本航空の副操縦士が呼気検査で0.25ミリリットル、自主申告し交代
日本航空によりますと、20日、午後3時10分発の釧路発羽田行き542便・B767型機に乗務する予定だった、副操縦士が自主的にホテルで行った乗務2時間前の呼気検査で、0.25ミリリットルのアルコールが検出されました。
この副操縦士からの自主申告で、この副操縦士は別のパイロットが代わり同便に乗務した、と発表しました。
この副操縦士によりますと前日(19日)の夕方にビールを中ジョッキで約10杯飲んだ、とのことです。この便の出発には遅れはありませんでした。
【コメント】飲酒終了時は乗務開始の15時間程度前だったようですが、自分の体調と飲酒量の関係把握が出来ていないようですね。
@三菱スペースジェット試験3号機がモーゼスレイク・フライトテスト・センターに帰還
三菱スペースジェット試験3号機ですが、現地時間21日に「Bangor空港」を離陸し、3851Kmを5時間38分かけて飛行して、無事、モーゼスレイク・フライトテスト・センターに帰還しました。
*6月21日
@台湾のエバー航空が客室乗務員のストライキで欠航多数
台湾のエバー航空は客室乗務員組合が現地時間昨日午後4時からストライキに入りました。同社と傘下のユニー航空で、欠航が多数出た、とのことです。
今日の成田空港路線は成田=高雄線の1往復2便が欠航となっています。明日以降のエバー便を利用予定の人は気をつけて下さい。
@日本航空が8・9月分の燃油サーチャージャーを値上げに
日本航空は19日、8月1日から9月30日までの「国際線普通運賃にかける燃油サーチャージャー」を国土交通省に届け出ました。片道1000〜3500円の値上げになります。
@パリエアショーでの発注まとめ(その3)
パリエアショーも現地時間22日と23日の一般公開を残すだけ、となりました。発注についても、ほぼ終わったようです。
・ サウジアラビアのLCC 「flynas 」は現地時間19日、A321XLR型機10機を購入する覚書をエアバスと締結しました。
・ 米国のジェットブルーはエアバスに対し、すでに発注しているA321neo型機の内、13機をA321XLR型機に機種変更する、と発表しました。納入は2023年からになります。
・ 米国のジェットブルーはボーイング社に対し、A220-300型機10機のオプションを、確定発注に切り替えました。
*6月20日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」14例目が発生
昨日深夜、2019年度「カーフュー弾力的運用」14例目が発生しました。
・14例目 成田発ホノルル行きのハワイアン航空822便・A330-200型機が、前便でホノルル空港での不審物発見による検査場の閉鎖により、成田空港到着が遅れた玉突き遅延で、午後11時17分にB滑走路南側から離陸したものです。
@5月訪日外客数が3.7%増、出国日本人数は3.9%増
観光局が昨日発表した「5月訪日外客数推計値」によりますと、訪日外客数は前年同月比(以下同じ)3.7%増の277万3100人となり、8ヶ月連続でプラスとなりました。しかし、伸び率は昨年に比べて半分以下になっています。
一方、出国日本人数は3.9%増の143万88000人となっています。伸び率は5ヶ月連続プラスとなっています。
@ピーチの累積搭乗者数が3000万人を突破
ピーチ・アビエーションは今日、就航以来の累積搭乗者数が3000万人を突破した、と発表しました。2000万人突破から約1年10ヶ月での3000万人突発なります。
@北米の航空会社が三菱スペースジェットM100型機15機購入交渉の覚書
三菱航空機会社は現地時間19日、北米の航空会社(名前は未公表)と、3クラス仕様(座席数:65席〜76席)のM100型機を15機発注する交渉を開始する覚書を締結した、と発表しました。確定すれば、納入は2024年になります。
今日の「WING DAILY」によりますと、この顧客について水谷社長は「もともとMRJファミリーに強い関心を示されておられたお客様」だった、としながらも、「(今回のエアショーは)積極的に注文を増やすことが目的ではなかった。広く知っていただくことが我々の目標だった」として、同氏にとってもある意味“嬉しい誤算”だったことを明らかにしました。
@三菱スペースジェット実機展示を1日延長
三菱スペースジェット試験3号機ですが、当初はパリエアショー初日の現地時間17日みの展示予定でしたが、見学者が多数いたことから同18日も展示し、同日夕方に離陸したものです。
なお、試験3号機は「Flightradar24」によりますと、現地時間19日11時50分にアイスランドのレイキャビックを離陸し、5時間37分かけて、3560Kmを一気に飛び、米国北東岸の「Bangor」に着陸しました。
@スカイトラックスの「2019年ベストエアライン」に全日空が3位、日本航空が11位
イギリスに拠点を置く航空サービスリサーチ会社「スカイトラックス」が、現地時間18日に発表した「2019年ワールド・ベストエアライン トップ20」によりますと、日本では全日空が3位、日本航空が11位にランクされました。ちなみに1位はカタール航空、2位はシンガポール航空でした。
@パリエアショーでの発注まとめ(その2)
・ アトランティックエアラインはエアバスと、A320neo型機2機の購入契約を締結しました。
・ エアリースはボーイング社とB787-9型機5機を購入する契約を締結した、と発表しました。
・ カンタス航空は現地時間19日、エアバスに対してA321XLR型機36機を発注した、と発表しました。この内、26機はすでに発注しているA320neo型機をA321XLR型機に変更したもので、10機を新規に発注した、とのことです。
・ KLMシティホッパーは現地時間19日、エンブラエルに対し、E195-E2型機を15機確定発注、20機をオプションとする契約を結びました。
・ アメリカン航空は現地時間19日、エアバスに対し、A321XLR型機50機を発注しました。この内、30機はすでに発注しているA321neo型機の機種変更で、20機が新たな発注となります。
・ 米国のプライベートエクイティ会社「インディゴ パートナース」は現地時間19日、エアバスにA321XLR型機50機を発注しました。この内、18機はすでに発注しているA321neo型機からの機種変更になります。
・ アイルランドのリース会社「アッシピター・ホールディングス」はエアバスに、A320neo型機20機を発注しました。ただし、これは3月に顧客未公開として注文表に載っていたものです。
*6月19日
@成田空港5月貿易額は相変わらず低調
東京税関が今日発表した「成田空港5月貿易概況(速報値)」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)16.2%減と7ヶ月連続減の7557億3400万円となりました。一方、輸入額は3.8%減の1兆688億5400万円となっています。
【コメント】米中貿易戦争の影響は大きいですね。いつまで続くのでしょうか。
@世界のベストエアポートで成田空港は9位にランクを上げる、羽田空港は2位に
イギリスに拠点を置く航空サービスリサーチ会社「スカイトラックス」が現地時間18日に発表した、「2019年ワールド・ベストエアポート トップ100」によりますと羽田空港が昨年の3位から1ランク上がって2位に、成田空港が昨年の11位から2ランク上がって9位にランクされています。
@全日空が成田=ハワイ線にA380型機の2号機を投入
全日空は当初、7月1日から路線に投入する、としていたA380型機の2号機となる「JA382A」を昨日から成田=ハワイ線に就航させました。
写真は成田空港に駐機中の2号機です。(昨日載せた写真は1号機でした。写真を差し替えました。すみません。)
@全日空のDHC8-400型機で主翼上面のパネルが剥がれる
昨日朝、新千歳発根室中標津行きの全日空4881便・DHC8-400型機の始業点検で、左主翼上部のパネルに1部剥離が見つかりました。このトラブルで同便は欠航となりました。剥離部分は縦約15cm、横約2.5cmでした。同機の一昨日の終業点検では異常がなかった、とのことです。同機は新千歳空港で修理し、今日からは運航に復帰する見込み、とのことです。
【コメント】駐機していて、自然に剥がれたとは考えられませんので、一昨日のどこかで剥がれていたのでしょうね。
@フジドリームがE175型機を2機発注、社長「M90型機が飛んだらスペースジェットの導入を検討」
フジドリームは現地時間18日、パリエアショーで、エンブラエルに対し、E175型機2機を発注しました。同社としての15号機、16号機になります。受領は今年末頃になる予定です。1機は路線拡大に、もう1機は予備機にあてる、とのことです。
なお、今日の「WINGDAILY」によりますと、同社の鈴木会長はパリエアショーでM100型機のモックアップを見た印象として、「良かった」と述べ、「これは、飛んだならば、真剣に考えなければならない」と述べ、20機目の機材をメドにスペースジェットの導入を真剣に検討することを示唆しました。
@試験3号機「JA23MJ」がブルジェ空港から離陸、型式証明飛行に復帰へ
パリエアショーに展示されていた「三菱スペースジェット90型機(JA23MJ)」は現地時間18日午後7時30分頃、会場のル・ブルジェ空港から米国のモーゼスレイク・フライトテスト・センターに向け離陸しました。この日は約3時間かけてアイスランドのレイキャビックに到着しました。
@パリエアショーでの発注まとめ(その1)、ボー社にも
・ 昨日書いた「エア・リース・コーポレーション(ALC)」の発注ですが、A220-300型機のほかに、A321XLR型機を27機、A321neo型機を23機の発注も行われた、とのことです。これにより、今回の発注は合計100機となりました。
・ セブパシフィック航空は現地時間18日、パリエアショーの会場で、エアバスにA330neo型機16機、A321XLR型機10機、A320neo型機5機を発注した、と発表しました。
・ エアバスは現地時間17日、レバノンのミドル・イースト航空からA321XLR型機4機の発注を受けた、と発表しました。
・ エアバスは現地時間17日、ヴァージンアトランティック航空からA330-900型機8機の確定発注を受けた、と発表しました。
・ エアバスは現地時間18日、サウジアラビア航空からA320neo型機50機とA321XLR型機15機の確定発注を受けた、と発表しました。
・ ボーイング社は現地時間18日、大韓航空とB787-10型機20機とB787-9型機10機を購入する覚書を締結した、と発表しました。
・ ボーイング社は現地時間18日、ブリティッシュ・エアウェイズなどを傘下に置く「インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)」からB737MAX型機200機を受注するとのコミットメントを締結した、と発表しました。納入は2023〜2027年になる、とのことです。
・ エアアジアは発注しているA320neo型機253機を、A321neo型機に変更する事を明らかにしました。
*6月18日
@三菱航空機会社がパリエアショーで「M100型機」のコンセプトを発表
三菱航空機会社は現地時間17日、パリエアショーで三菱スペースジェットの2機種目となるM100型機について、2023年に市場に投入することを明らかにし、また、また、将来的には100席超のM200型機の開発構想もあることを明らかにしました。
今日の「WING DAILY」によりますと、その特徴は主に客室のスペースにあり、スペースジェットの名が示すように、クラス最大の空間を実現する方針とのことです。座席は横4席(2+2席)配置で各座席の幅は47センチ(18.5インチ)と、クラス最大の座席幅を実現することを目指す、とし、加えて隣り合う座席の間に横に5センチ(2インチ)の隙間を設けることで、隣の旅客と互いに干渉することなく快適性を向上する、とのことです。通路の幅も46センチ(18インチ)を確保する、としています。さらには新シート、ムードライティング、ワイヤレス機内エンターテイメントシステム、高速ブロードバンドインターネット接続、ライブTVなど、MRJにはなかった最新の機内サービス設備も導入する、と説明しています。
さらに、M100では軽量化を目指して従来のMRJ70型機とは異なった新たなエアフレームとする考えで、複合材や新しい金属合金などの軽量な素材を採用する方針と、しています。
ただ、同紙は基本構造の軽量化など、新型機製作に準ずる設計変更があり、「その開発スピードが気になるところ」と書いています。
【コメント】マスコミが掲載しているパリエアショーでの客室モックアップの写真を見ますと、以前のMRJ90型機のモックアップ(下の写真、2012年の航空宇宙展で撮影)よりもかなり広くなっているようです。この時には、注意されていても、窓側に座るときに、上の荷物入れに頭をぶつけて仕舞いました。
@エアバスが 「A321XLR 型機」の開発を正式に発表
パリエアショーが開幕しました。エアバスは単通路機としては飛行距離が最長となるA321XLR型機の開発(ローチン)を正式に発表しました。この機体は日本からオーストラリアまでノンストップで飛行が可能になる、とのことです。
@エア・リースが A220-300 型機を50機発注
エアリース(ALC)は現地時間17日、エアバスに対しA220-300型機50機を発注しました。受領は2021〜2023年になる見込みです。
@GE アビエーションがB777X 型機のエンジン摩耗により、納入が数ヶ月遅れると発表
ボーイング社が開発中のB777X型機のエンジンを製造するGEアビエーションは、「エンジンに予期せぬ摩耗が発生することが判明した」として、試験飛行用のB777X型機エンジンの納入に、数ヶ月の遅れが出ることを明らかにしました。
@インド第2位の「ジェット・エアウエイズ」が破産申請へ、銀行団が発表
現地時間17日、経営難に陥っているインド航空業界第2位だった「ジェットエアウイェイズ」の銀行団は、同社の破産手続きを近く申し立てることを決めた、と発表しまた。支援企業を探しましたが、見つけられませんでした。同航空は4月中旬から運航を停止していました。
*6月17日
@今日からエチオピア航空が成田=アジスアベバ線を週1往復増便
エチオピア航空は今日から、成田=アジスアベバ線を週1往復増便し、週5往復としました。増便は成田空港を火曜日に発着する便になります。
@「みなとの空を守る会」が5回目の「羽田空港増設計画撤回パレード」
今日のしんぶん赤旗によりますと、きのう、「みなとの空を守る会」が5回目になる羽田空港増設計画撤回パレードを行いました。沿道からは「低空飛行は生活を脅かします。私の周りでも反対の声が上がっています」、「(同パレードは)低空飛行計画撤回で私たちの声を代表している。応援します」などの声が聞かれました。
同会の増間碌郎共同代表は、会が行ったシールアンケートで反対意見が圧倒的だったことや、渋谷、品川の両区議会が、全会一致で同計画見直しの意見書などを採択したことをあげ、「計画は、住民、議会の理解を全く得られていないことが明白だ」と指摘し、改めて計画の撤回を含む再検討を国に求める請願を、近隣町会と共同で港区議会に提出する準備をしていると報告しました。
@羽田空港で着陸機の前を他機が横断するトラブル、重大インシデントに認定
国土交通省は昨日、15日午後6時4分頃、神戸発羽田行きのスカイマーク110便・B737-800型機が管制官から着陸許可を受けて、A滑走路に着陸しようとしたところ、この滑走路をバンクーバー発羽田行きの全日空115便・B787-9型機が横断するトラブルがあった、と発表しました。
この時、2機の距離は約8Kmで、スカイマーク機は3分後に、そのまま無事着陸しました。全日空機は同じ管制官からA滑走路横断許可を受けていた、とのことです。
国土交通省は管制官の判断ミスの可能性が高いとして、このトラブルを重大インシデントに指定し、調査に入りましました。
*6月16日
@主要7空港の10年の落下物は21件中、成田空港は20件
14日の「日刊航空」によりますと、国土交通省のまとめで、全国で部品と氷塊などの落下物全体の件数は、2008年度から2017年度の10年間で21件も報告されており、この内、実に、20件が成田空港だった、とのことです。20件の内、部品が15件、氷塊が5件となっています。
また、国内の主要7空港(成田、羽田、関西、中部、福岡、那覇、新千歳)での、2017年11月〜2018年10月の1年間に、航空機の部品脱落が447件発生していたことが報告されました。この内、ネジなどの10g以下のものが53.7%を占め、10〜50gが20.4%、50〜100gが5.1%、500〜1Kgが11件で2.5%、1Kg以上が6件で1.3%となっている、とのことです。
【コメント】とても、こんな数字ではないですね。もっと、もっと多いはずです。氷塊は落下したときに見つからなければ、溶けてしまいますし、部品にしても同じです。小さな部品が落ちたのを目撃することは、よほどの偶然がない限り無理でしょうし、道路にネジが落ちていても飛行機のものと気付く人もいないでしょうから。
@台湾人の海外旅行中の妊娠で国別トップは日本、チャイナエアライン調査
昨日の 「フォーカス台湾 」によりますと、チャイナエアラインは14日、「最も妊娠しやすい旅行先」を発表しました。それによりますと、1位は日本、2位がイタリア、3位がタイ、4位が韓国、5位がオーストラリアとなったそうです。この調査は旅行中に妊娠した妊婦を対象に5月31日から6月9日にかけてインターネットで実施され、約500人からの回答を元にしたもの、とのことです。
【コメント】訪日台湾人が多い事も影響しているのではないでしょうか。日本人ならハワイかな?
@【私見】アジア LCC に再編のきざし? 超激安航空券
最近、アジアのLCCが過当競争に陥っているように思います。国際線航空券の価格を見ても、「片道100円」とか、「100円セール」とか、「往復購入で、復路10円」とか、考えられないような価格で売り出しています。
もちろん、このような超格安航空券は全体のごく一部なのでしょうが、それだけ競争が激しくなって、客単価がかなり下り、利益が薄くなっている証拠ではないでしょうか。旅客の奪い合いですね。
特に、韓国のLCCは成田空港に乗り入れている LCC だけで6社にもなり、日韓路線では競争が顕著です。近々、アジアの LCC 再編が起こりそうな気がするのですが・・・。