2020年2月後半の出来事


*2月29日

@芝山町が産業用地約20ヘクタールの調査始める
 27日の日本経済新聞(電子版)によりますと、芝山町では「空港南部工業団地」周辺で20ヘクタール程度の産業用地の調査を進めている、とのことです。空港の機能強化で旅客・貨物量の増加が見込まれるほか、建設中の首都圏中央連絡自動車道(圏央道)にも近く、企業の進出ニーズは高いと判断した、とのことです。
 また、横芝光町でも圏央道横芝光IC周辺で、農業や商業の複合開発計画を構想している、とのことです。
 これらの背景には千葉県がこのような産業用地の整備手法を,県から市町村主導に変え、周辺の道路や下水道や緑地などの費用に最大5億円を補助する制度を新設したことがある、としています。
【コメント】騒音下住民が移転地を探すのに苦労している一方で、企業にはこのような手厚い支援が行われているのですね。

@ユナイテッド航空が成田路線の運休と減便を発表、「2019新型肺炎」による需要減で
 ユナイテッド航空は米国とアジアを行き来する需要が減少している、として、成田=ロサンゼルス線と成田=ヒューストン線を3月8日から4月24日まで運休とし、成田=シカゴ線は3月8日から28日まで運休とし、その後は羽田=シカゴ線に移行するとのことです。
 また、成田=ニューヨーク線と成田=サンフランシスコ線を3月27日まで、週7往復から同5往復に減便します。

@JR東日本が成田空港駅と空港第2ビル駅のホーム柵を3月17日と19日から使用開始
 JR東日本は昨日、成田空港駅と空港第2ビル駅で整備工事を進めていた昇降式ホーム柵を第2ビル駅では3月17日、成田空港駅では19日から使用を開始する,と発表しました。

@英国控訴審判決でヒースロー空港増設計画を認めない判決
 昨日のYAHOO!ニュースによりますと、現地時間27日、英国控訴院はヒースロー空港の滑走路増設計画について、政府が地球温暖化対策の国際的枠組みである「パリ協定」に基づいた英国の気候変動政策を考慮しなかったとして、これを違法とする判断を下しました。
 この訴訟は空港周辺の自治体やカーン・ロンドン市長、環境団体が英運輸省を相手取り提訴し、英高等法院が昨年5月に反対派の訴えを退けたため、反対派は控訴していたものです。
 ただし、この判決では反対派が訴えていた騒音や大気汚染、費用などの問題については高等法院の判断を支持した、とのことです。
 写真はGooglemapから見たヒースロー空港です。

 

@ WHO が「2019新型肺炎」の危険性を「非常に高い」の最高レベルに引き上げ
 今日のNHKニュースによりますと、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は28日の記者会見で、「ここ数日間、世界中で感染の拡大が広がり続けていることを懸念している。状況を注視しており、危険性の評価を世界的に『非常に高い』に引き上げた」と述べました。
 『非常に高い』はWHOの危険レベル4段階の中で、一番危険性の高いことを現します。
 同機関の健康危機を担当するライアン氏は「世界的な大流行を意味する『パンデミック』にどのくらい近づいているのか」という質問に対し、「病気を封じ込めようとしている段階での『パンデミック』の宣言は有益ではない。『パンデミック』はすべての市民がウイルスにさらされるおそれのある状況を指す」と述べました。

@「昨日午後0時現在で感染確認者が191人、死者が5人」厚生労働省発表
 厚生労働省が昨日夜発表した、昨日午後0時現在の「2019新型肺炎」国内感染状況によりますと、クルーズ船関係を除いた感染確認者が191名、無症状病原体保有者19名、死者5人、クルーズ船関係の死者5名、計10名となっています。

@中国の死者は2835人、韓国の死者は16人
 今日の朝日新聞によりますと、中国政府は現地時間29日、29日午前0時現在の「2019新型肺炎」感染確認者が前日比(以下同じ)427人増の累計で7万9251人、死者が47人増の2835人となった、と発表しました。
 また、韓国保健福祉省は現地時間29日、「2019新型肺炎」の感染確認者が前日比594人増の2931人、死者が3人増の16人となった、と発表しました。


*2月28日

@成田空港の夏季ダイヤでは国際線が週当たり約250便減る
 NAAの田村社長は昨日の記者会見で、3月末からの夏季ダイヤでは羽田空港国際線増枠の影響で、成田空港の国際線が週当たり(以下同じ)約250便減る、との見通しを明らかにしました。
 この内、直接、羽田空港に振り替えられる便数が203便、その他、各航空会社の路線見直しにより41便の減を見込む、とのことです。
 また、機能強化計画について「第4ターミナルをどこにどうするか、貨物地区再編のタイミング、 さらにはアクセス整備について、早急に検討する必要がある」と述べた、とのことです。

@2月1〜22日に、成田から中国に向かった人は67%減に
 昨日の日本経済新聞(電子版)によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)昨日、今月1日~22日に成田空港を出発し、中国に向かった人は昨年同期比(以下同じ)で67%減となっており、韓国や台湾についても乗客が減少している、とのことです。
 また、空港内の店舗の売上げも約40%減となっている、とのことです。
 田村社長は「重症急性呼吸器症候群(SARS)は事態の発生から収束までに数カ月、完全に元に戻るまでに9カ月かかった。今は、当時の中国の経済規模をはるかに上回っている。前回を上回るインパクトがあるかもしれないという覚悟で対応する」と述べた、とのことです。

@今日から日本航空の成田=ウラジオストック線が運航開始
 今日から日本航空の成田=ウラジオストック線の運航が開始されました。3月28日までは週3往復(水・金・日曜日)ですが、夏季ダイヤからは1日1往復となります。機材はB737-800型機を使います。

@3月2日からネパール航空が成田=カトマンズ線を新設
 成田国際空港株式会社(NAA)は今日、3月2日からネパール航空が成田=カトマンズ線を開設する、と発表しました。週3往復(月・水・金曜日)になります。機材はA330-200型機を使います。
 同日からは関西=カトマンズ線が運休となりますので、この成田=カトマンズ線が日本とネパールをつなぐ唯一の路線となります。

@エルアル航空が成田=テルアビブ線の開設を4月5日に延期
 イスラエルのエルアル航空は、3月12日に就航する予定だった、成田=テルアビブ線の就航を4月5日(成田空港)に延期する、と発表しました。
 理由は「2019新型肺炎」の日本での流行が収まらないため、としています。

@ピーチが成田=高雄線を運休し、成田=台北線を減便
 ピーチ・アビエーションは昨日、「2019新型肺炎」による影響での運休と減便を発表しました。成田空港関係では3月1日〜28日まで成田=高雄線を運休とし、3月1日〜28日まで成田=台北線を1日3往復から最大1日1往復まで減便します。
【コメント】減便の方は、複雑で良く分からない所もあります。

@エアプサンが3月1日から成田=プサン線を1日1往復に減便
 今日の「Traicy」によりますと、韓国LCCの「エアプサン」は3月1日から、現在1日2往復運航している成田=プサン線を、1日1往復に減便する、と発表しました。
 ただ、1日2便の内、どちらを運休とするかは、日によって違います。

@日本航空の1月実績は利用率は横ばい、旅客数は国内線で2.2%増
 日本航空が昨日発表した「JALグループ1月マンスリーレポート」によりますと、
 国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)0.6%減の74万7121人、利用率は0.6ポイント増の78.9%となりました。
 一方、国内線旅客数は2.2%増の277万2167人、利用率は0.1ポイント減の67.1%となっています。
 この内、成田空港路線の利用率は成田=伊丹線は4.1ポイント増の71.7%、成田=札幌線は1.7ポイント増の76.5%、成田=名古屋線は0.8ポイント増の69.8%、成田=福岡線は2.2ポイント増の51.3%となっています。
 運航実績は、国際線では欠航率が±ゼロの0.1%、定時出発遅延率が3.3ポイント悪化の13.0%となり、国内線では欠航率が1.2ポイント悪化の1.3%、定時出発遅延率が0.1ポイント改善の8.7%となりました。

@日本での感染者は912名、死者は8名(昨日午後6時時点)
 昨日夕方のNHKニュースによりますと、昨日午後6時時点での全国の「2019新型肺炎」感染確認者は912名となりました。内訳は、日本で感染した人や中国からの旅行者などが193名、クルーズ船の乗員乗客が705名、チャーター機で帰国した人が14名となっています。
 また、死者は国内で感染した人が4名、クルーズ船の乗客が4名の計8名となっています。
【コメント】この所、厚生労働省の発表が遅いですね。くるくる変わる安倍首相と政府の方針が影響しているのでしょうか。
 元を質せば、中国からの訪日客と、その方々の購買力に、景気上昇を期待して.熱に浮かされたような政府の政策に問題があったのですが。
 もう少し、危機管理意識があれば、1月下旬の春節期間で、「2019新型肺炎」の流行が騒がれていた中国からの訪日客の検疫に慎重になっていたはずです。人災ですね。

@日本からの入国制限国が11ヵ国、入国後の行動制限が15ヵ国・地域に
 外務省がまとめたところでは、昨日現在で日本に対して入国制限措置を実施している国が11ヵ国、入国後の行動制限を実施している国・地域は15ヵ国になっている、とのことです。

@中国の死者が2788名、感染確認者が7万8824名、増加の勢いはやや衰える
 中国政府は現地時間28日、同日午前0時現在の「2019新型肺炎」による死者が2788人、感染者は7万8824人となった、と発表しました。
 治癒や死者を除いた現時点での感染者は3万9919人、重症者は7952人とのことです。


*2月27日

@今日は「2019新型肺炎」情報を少なくし、溜まっている通常の情報を中心とします。

@「1月としての過去最高」が並ぶが・・・、1月空港運用状況
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「1月空港運用状況」によりよりますと、総発着回数は前年同月比(以下同じ)5%増の2万2914回と1月としての過去最高となり、3ヶ月連続の前年同月比プラスとなりました。
 この内、国際線発着回数は5%増と1月としての過去最高で、3ヶ月連続の前年同月比プラスとなり、国内線発着回数は6%増と1月としての過去最高と、2ヶ月連続の前年同月比プラスとなっています。
 総旅客数は7%増の382万6267人と1月としての過去最高となり、3ヶ月連続の前年同月比プラスとなっています。
 この内、国際線旅客数は7%増で1月としての過去最高を記録し、4ヶ月連続の前年同月比プラスとなり、日本人旅客数は1%増と4ヶ月連続の前年同月比プラス、外国人旅客数は11%増と今年度の最高の伸び率となり、4ヶ月連続の前年同月比プラスとなっています。一方、国内線旅客数は6%増と1月としての過去最高を記録し、2ヶ月連続の前年同月比プラスとました。
 総国際貨物輸送量は6%減と3ヶ月ぶりの前年同月比マイナスとなりました。積込量が11%減でマイナスに転じ、この内の輸出量は23%減でした、一方、取卸量は1%減で3ヶ月ぶりの前年同月比マイナスとなり、この内の輸入量は6%減となっています。
 給油量は2%増でした。
【コメント】国際線の外国人旅客数が好調だったのは、中国圏の春節が今年は1月23日~30日となったためですが、これが、「2019新型肺炎」の流行につながったようです。「2019新型肺炎」の流行もあり、2月と3月の運用状況がどうなるのでしょうか。そして、4月は羽田空港国際線増枠の影響をまともに受けることになります。

@「Spring Japan」が今日から成田=天津線を運休
 「Spring Japan」は昨日、今日から3月28日まで、成田=天津線を運休する、と発表しました。
 天津空港が日本からの到着客に対し、発熱の有無にかかわらず14日間の隔離を行う、との情報があったため、としています。
 写真は成田空港を移動する「Spring Japan」の機体です。下の記事の「春秋航空」とよく似ています。親会社と子会社ですから当然ですが。
【コメント】ついに、日本が中国から「2019新型肺炎」流行国と見なされてしまいましたね。

 

@モンゴル航空が明日から3月11日まで成田=ウランバートル線期間運休
 昨日の「Traicy」によりますと、モンゴル航空は2月28日から3月11日まで、成田=ウランバートル線を運休とします。
 モンゴル政府の「2019新型肺炎」感染防止対策で、日本路線の一時欠航が決まったため、とのことです。

@「普天間爆音訴訟団」が9月に第3次訴訟を提起
 今日の沖縄タイムスによりますと、「普天間爆音訴訟団」が9月にも、米軍機の飛行差し止めと騒音被害に対する賠償を求めて、第3次訴訟を提起することが分かりました。ゴールデンウイーク開けにも16ヵ所で説明会を開く、とのことです。

@春秋航空機と個人の小型機が12月21日にニアミス、重大インシデントに認定
 国土交通省は昨日、昨年12月21日午前11時20分頃、佐賀空港の西南西約18Km付近で、八尾空港から福江空港に向かっていた個人所有の小型機・ピーチクラフとA36型機と、旅客機が異常接近した、と発表しました。
 旅客機は上海発佐賀行きの春秋航空8577便・A320型機と見られる、とのことです。春秋航空からも、昨年、同一日時に空中衝突防止警報装置(TCAS)が作動した、との報告があった、とのことです。
 この件は小型機からの申告によるもの、とのことです。国土交通省はこのトラブルを重大インシデントと認定し、調査に入りました。
 写真は成田空港第3ターミナルサテライト前の春秋航空・A320型機です。

 

@昨日全日空が発注したB787型機のエンジンに初めて「GEnx」型エンジン採用
 現地時間27日の「Flight Global(英文)」によりますと、全日空が昨日発注したB787型機のエンジンは、同航空が従来使用している71機のB787型機エンジン・トレント1000型ではなく、ライバルの「GEnx」型エンジンにはじめて切り替えた、とのことです。
【コメント】トレント1000型エンジンは故障も多く(2020年1月26日の出来事参照)、耐用年数も短くなっていました。

@国内で組み立てた「PW1200G」エンジンでMRJ90型機が初飛行
 三菱航空機会社は今日、現地時間14日にモーゼスレイク・フライトテスト・センターで、日本国内で組み立てた「PW1200G」を、三菱リージョナルジェット90型試験1号機(JA21MJ)に搭載して、初飛行に成功した、と発表しました。その後の各種試験でも順調に性能が確認できている、とのことです。

@遅れている三菱スペースジェットに、公費約500億円つぎ込み
 24日の中日新聞によりますと、製造が遅れ、型式証明(TC)が取得できていない三菱リージョナルジェットの開発には、国から約500億円の公費がつぎ込まれている、とのことです。この状況に厳しい目が向けられている、とのことです。

@日本がマレーシアで航空機部品の製造を計画
 現地時間24日の、航空宇宙ニュースポータル「Defenseworld.net」によりますと、日本がマレーシアでの航空部品製造計画を練っている、とのことです。
 この情報源は毎日新聞とのことですが、どの記事を指しているかは分かりません。
【コメント】記事の中で三菱スペースジェットの写真を使っていますので、三菱スペースジェットの部品製造を計画しているのではないかと思いますが。

@新千歳発の日本航空機がフラップトラブル警告で引き返す
 今日の北海道新聞によりますと、25日午後7時10分頃、新千歳発青森行きの日本航空2809便・E170型機が、離陸直後に左主翼のフラップの不具合表示がありました。このため、同機は新千歳空港に引き返し、約1時間後に無事着陸しました。このトラブルにより折返し便など3便が欠航しました。

@今度は落雷装置に不具合、B737MAX型機にFAA 改善指示
 今日の日本経済新聞(電子版)によりますと、米国連邦航空局(FAA)は現地時間25日、ボーイング社に対してB737MAX型機の落雷対策改善を指示しました。
 これは、エンジンのアルミ加工の一部が剥がれて落雷保護機能が失われ、最悪の場合、エンジンが2基共に停止する恐れがある、とのことです。
 ボーイング社は停止中の機体と製造中の機体の改善に着手した、とのことです。
【コメント】またですか。B737MAX型機に次々にミスが見つかりますね。先日は燃料タンクに異物が紛れ込む事案が明らかになり、点検を開始したばかりです。

@ルフトハンザ航空グループも需要減少で新規採用停止や無給休暇
 現地時間26日の「Flight Global(英文)」によりますと、ルフトハンザ航空グループは「2019新型肺炎」の影響による航空需要の減少に対処するため、として「すべての新規採用は、再評価、一時停止、または後日延期されます。ルフトハンザは、従業員に無給休暇をすぐに有効にすることも提供しています」と述べています。
 同社ではこの需要減により、旅客機13機を運航から外している、とのことです。


*2月26日

「JAL Agriport」いちご園のようすです
 24日に成田空港近くに行きましたので、29日に開園する「JAL Agriport」の体験型施設の一番手となる「いちご園」の場所と、その準備状況を見てきました。
 場所は、「ホテル日航成田」前の道を東に向かって約500m行った所の左側に、写真のような大きな看板が立っていました。まだ、準備中ですのでビニールが被さっていました。

 

 ここを、左に曲がって、細い道を入って約200m行った右側にある、真新しい大きなビニールハウスがいちご園のようです。
 ビニールハウスは奥の方に、続いておりかなり広いようでした。普通のビニールハウスを10個以上ぶち抜きでつなげたようにも見えました。手前に駐車場があります。左側に止まっていた白い軽ワゴン車に「JAL Agriport」の社名が入っていました。

 

 24日は祝日の代替休日でしたので人は誰もいず、話しも聞けませんでした。
 正面入口からガラス越しに中を覗いた写真が一番下の写真です。左側に受付カウンターがあり、写真の右側に見えているのが、イチゴ棚のようでした。

 

 3月6日に開業するレストランを見ようと思ったのですが、周辺にはそれらしき建物は見当たりませんでした。
 このレストランのコンセプトから言うと、「空の駅 ふわり」にあるレストランと同じ傾向のものになるのではないでしょうか。「ふわり」のレストランの競争相手になるかも知れませんね。

@ NAA が機能強化計画を進めるためのパンフレットを発表
 成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、機能強化計画を進めるための「現地調査」についてのパンフレット「成田空港の更なる機能強化の現地調査を開始します」の配布を地権者などに始める、と発表しました。

@全日空が成田空港中国路線の新たな減便を発表
 全日空は昨日、3月2日から28日まで、現在週1日2往復している成田=上海線を、1日1往復に減便する、と発表しました。
 また、成田発上海行きの貨物便を、3月2日から28日まで運休とするとのことです。
【コメント】この貨物便がNH8403便になるのかは分かりませんが、この便であれば、午後11時以降の騒音が少しは軽減されるのですが。

@「Spring Japan」も成田=上海線を減便
 「Spring Japan」は21日、成田=上海線を減便する、と発表しました。月・水・金・日曜日の便を運休とし、週3往復の運航となります。

@国土交通省が中国路線の「U・Lルール」の停止を発表
 今日の「日刊航空」によりますと、国土交通省は「2019新型肺炎」の影響により、中国路線の減便や運休が増えていることから、成田空港や羽田空港などの混雑空港に適用される「U・Lルール」を、当面、今冬季ダイヤ期間は停止すると発表しました。
 「U・Lルール」とは「各航空会社が配分された発着枠を80%以上使用しなかった場合は、翌年同期にその発着枠の優先使用権を失効する」というものです。
 3月末に始まる夏季ダイヤについては様子を見て決める、とのことです。

@昨日現在の感染確認者は146名、厚生労働省発表
 厚生労働省は昨日、「2019新型肺炎」患者140〜147例について公表しました。これにより、国内感染者は164名(患者147名、無症状病原体保有者17名)となります。
 なお、今日のNHKニュースによりますと、国内の重症者はクルーズ船関係で36名、国内感染者で14名の合わせて50名となりました。

@中国での死者が2715名、感染確認者は7万8064名
 中国国家保健衛生委員会が現地時間26日発表したところによりますと、26日午前0時現在で、「2019新型肺炎」による死者は前日よりも52名増え2715名となり、累計の感染確認者は406名増えて7万8064名となりました。

@韓国での感染確認者は1146名、死者は11名
 韓国政府は現地時間26日、「2019新型肺炎」の感染者数が前日よりも169人増え1146名となり、死者は1人増え11名となった、と発表しました。

@韓国の LCC 「イースター航空」が2月の給与を40%しか払えず
 現地時間26日の韓国「中央日報」によりますと、韓国LCCの「イースター航空」は現地時間25日、役員社員の2月給与の40%だけを口座に振り込んだことを明らかにしました。
 同社はB737MAX型機の運航停止に加え、日韓の関係悪化による需要減少と、それに加え、追い打ちとして今回の「2019新型肺炎」騒ぎで業績が悪化していました。そこで、やむをえず、給与の遅配を行ったものです
 同航空のチェ・ジョング代表は「1月末から拡散した新型肺炎が会社を最悪の危機に追い詰めている。やむをえず給与を後ほど支給する」との声明を出しています。
【コメント】体力の弱い世界の航空会社は「2019新型肺炎」の打撃により、存続の危機に陥っているようです。
 減便などはしていないものの、需要の低迷から運賃の暴落が続いていて、徐々に体力を消耗することになりそうです。

@全日空がボー社にB787型機ファミリーを20機発注
 全日空はボーイング社に対してB787-10型機11機とB787-9型機4機を確定発注し、B787-9型機5機をオプションで発注しました。B787-10型機は2022年度〜、B787-9型機は2024年度から受領します。


*2月25日

@あきれた成田空港の「2019新型肺炎」対策、「上司の指示がありません」
 
今日の「newsweek(日本語版)」によりますと、成田空港での「2019新型肺炎」に対する“対策”について、筆者の楊海英氏が苦言を呈しています。
 楊氏が成田空港で帰国の荷物を審査する検疫官に「何故、新型肺炎についての注意を行わないのか」と聞いたところ、「上司からの指示がありません」との答えが返って来たそうです。
 また、帰国した際の某大手航空会社機内でも、豚コレラの注意が行われたにもかかわらず、新型肺炎についての注意がなく、アナウンスした客室乗務員に質問したところ、やはり「上司の指示がありません」との答えが返ってきたそうです。
 その一方で、乗客がおう吐した際には、そのトイレを防護服もどきの服を着て客室乗務員が消毒していた、とのことです。
【コメント】訪日客4000万人目標を優先した航空会社や成田国際空港株式会社(NAA)の政府に対する“忖度”だったのではないでしょうか。

@インドネシアの LCC 「シティリンク」が成田=ジャカルタ線を5月2日に開設
 今日の「Traicy」によりますと、インドネシアのガルーダ航空傘下LCC 「シティリンクは」5月2日から成田=ジャカルタ線を開設する見込み、とのことです。
 機材はA330-900型機を使い、1日1往復になります。

@成田空港の1月貿易額は輸出額が2.9%増、輸入額は5.7%減
 見落としていましたが、東京税関は19日、「成田空港1月分 成田空港貿易概況(速報)」を発表しました。
 輸出額は前年同月比(以下同じ)2.9%増の7978億3300万円と2ヶ月ぶりの前年同月比プラスとなりました。一方、輸入額は5.7%減の1兆621億7500万円と9ヶ月連続の前年同月比マイナスとなっています。

@「4000万と6000万の目標を掲げ一喜一憂せずに」と赤羽大臣、ずれていませんか?
 赤羽国土交通大臣は21日、「2019新型肺炎」の影響について「現状で日中航空路線の便数が新型コロナウイルス感染症事案発生前と比べて約 8 割減少しており、今後の需要次第で更なる減便が予想される。
 海外旅行自体への自粛ムードが生まれている影響も出ている。さらに、国内でも日本人旅行者の旅行手控えも進むなど、大変厳しい状況だ。
 ホテルや旅館業界だけでなく、関連のバス、タクシーなどの経営も悪化している。最大の支援策は、終息宣言をできるだけ早く出すことだ。
 今年の4,000万人、10 年後の6,000 万人の目標を掲げながら、腰の強い観光政策を育てていく。一喜一憂せずに目標に向かって進んでいけるよう取り組みたい」と述べました。
【コメント】今年の4000万人の目標達成は、「2019新型肺炎」の影響が出る前から、内外の業界関係者らが「難しい」との予測を出していました。
 この目標が「希望的目標だった」と素直に認め、今は感染を食い止めることに政府として全力を挙げるべきです。
 感染拡大当初の生ぬるい対応にも「訪日外国人目標達成への影響を出さないように」と言う“忖度”が働いたのではないでしょうか。

@クルーズ船関係で4人目の死者
 マスコミによりますと、クルーズ船ダイヤモンドプリンセス号で「2019新型肺炎」に感染し、医療機関で治療を受けていた80才代の人が死亡しました。
 クルーズ船の乗船者で死亡した人はこれで4人目となります。厚生労働省のページにはまだ、載っていません。

@国内での感染者が156人に・厚生労働省
 昨日厚生労働省が発表した「2019新型肺炎」についての現状ですが、昨日は12名の感染が報告され、1名の陽性が確認されました。
 これによって、クルーズ船関係と帰国チャーター便関係を除く国内感染者は156名(患者139名、無症状病原体保有者16名、陽性確定例1名)となりました。

@「今はまだパンデミックではない」WHO事務局長
 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は現地時間24日、「2019新型肺炎」の現状について「パンデミック」を引き起こす可能性はあるとの考えを示しましたが、「WHOの評価としてはまだだ」と述べ、今はウイルスの封じ込めに全力を尽くすべき、との考えを明らかにしました。

@中国の死者は71人増、感染確認者は508人増
 中国国家保健衛生委員会が現地時間25日発表したところによりますと、25日午前0時現在で、「2019新型肺炎」による死者は前日よりも71人増え2663人となり、累計の感染確認者は508人増えて7万7658人となりました。
 現時点での感染者は4万7672人で、この内、重症者は9126人になった、とのことです。


*2月24日

@昨日夜、成田空港から中国向け貨物のチャーター便
 今日のFNNニュースによりますと、昨日夜、滞っていた中国向けの郵便やマスクなどの支援物資を積んだ全日空のチャーター便が成田空港から上海に運航されました。
 帰りの便には自動車や電気関係の部品などが積み込まれ、成田空港に到着する予定です。
【コメント】帰り便の荷物の消毒はどうなるのでしょうか。部品によっては消毒液が使えないものもあると思うのですが。

@カザフスタン政府が成田空港から到着したSCAT 航空機の全乗客を14日間隔離へ
 昨日の「Traicy」によりますと、カザフスタン政府は、現地時間23日早朝に到着した、成田発ヌルスルタン行きのSCAT航空818便・B767-300型機で、乗客全員に14日間の隔離措置を命じた、とのことです。
 乗客の中にクルーズ船ダイヤモンドプリンセス号に乗っていたカザフスタン人4名が搭乗していたことが理由、とのことです。なお、乗客は12名でした。

@国内3人目の死亡者、クルーズ船乗客の80才代男性
 厚生労働省は昨日、国内での死亡3例目を発表しています。
 80才代の日本人男性で、クルーズ船ダイヤモンドプリンセス号で感染が確認され、5日に医療機関に搬送された方です。

@昨日段階の国内感染確認者は144人、クルーズ船とチャーター便帰国者を除いて
 厚生労働省は昨日、新たな感染確認者として114〜125例目を発表しています。
 これにより、国内感染者は144名(患者125名、無症状病原体保有者16名、陽性確定3名)となります。

@韓国での「2019新型肺炎」感染が急拡大、23日段階で602人に、死者は6人
 昨日のYAHOO!ニュースによりますと、韓国政府は現地時間23日、「2019新型肺炎」の感染者数が前日よりも169人増え602人(この内、「新天地イエス教会」関係者が329人)となり、死者は3人増えて6人となった、と発表しました。
 政府は感染病の危機警報を4段階で最高の「深刻」に引き上げると発表し、3月に新学期を迎える幼稚園・小中高等学校の始業式を1週間遅らせるように命じました。

@中国での死者が2500人を突破
 中国国家保健衛生委員会が24日発表したところでは、24日午前0時現在で「2019新型肺炎」による死者が新たに150人増え2592人となり、2500人を突破しました。感染確認者は409人増え7万7150人となりました。


*2月23日

@杉江弘氏が「羽田空港が世界一難しい空港に」と語る動画
 昨日のYAHOO!ニュースに、航空評論家の杉江弘氏が羽田空港新都心ルートの危険性について語る動画が載っています。時間が50分とかなり長いものですが、詳しく知るには最も良いのではないでしょうか。

@厚労省が職員41人の感染検査は実施も、医師や看護師の検査はやらない
 厚生労働省は昨日、クルーズ船に派遣された職員が「2019新型肺炎」に感染したことから、クルーズ船に業務で派遣された職員41人に検査を実施することを明らかにしました。
 しかし、船内で検査や治療に当たった医師や看護師などについては検査の対象としないことを明らかにしました。理由は「医療関係者は感染を予防する技術を習熟し、十分に対策しているから」などと説明しています。
 しかし、防疫に詳しい専門家などからは「感染症のプロであっても感染する可能性は否定できず、医療関係者も含め検査するよう見直すべきだ」と指摘しています。
【コメント】これらの人は職場に復帰して「ばい菌」呼ばわりされたり、子どもがいじめられるなどの不当な扱いを受けている、とのことで、関係学会が声明を出しています。

@米国は当初「クルーズ船の方が適切な措置できる」と帰国認めず
 今日のNHKニュースによりますと、日本人に次いで多くの乗客が上船していたクルーズ船ダイヤモンドプリンセス号についての、日米政府のやり取りの詳細が分かりました。
 米国側は帰国を希望している約330人の乗客について、「横田基地などから帰国させると感染に危険性が高まる。船内の方が衛生管理がしっかりしており、そのまま船にとどめるように」と要請しました。
 日本側が15日に「潜伏期間が過ぎる19日以降、検査で陰性の人から下船が出来る」と伝えました。米国側は19日を待たずにチャーター便を送り込み帰国をさせました。
【コメント】日本側は「チャーター便に乗り込む乗客の中に、検査で陽性の人がいる」と伝えましたが、米国側はそのままチャーター便を出国させた、とのことです。
 しかも、機内では「検査で陽性の人がいる」と他の乗客には知らせなかった、とのことです。
 また、羽田空港に移動する際のバスの手配は日本側にさせたそうですが、成田空港に年中数台は止まっている米軍専用バスは使えなかったのでしょうか?
 写真は成田空港に駐車している、米軍関係者を横田基地や横須賀基地に送迎する専用バスです。

 

@韓国で3日連続して100人以上が感染確認
 韓国政府が現地時間23日発表したところによりますと、韓国では3日連続で「2019新型肺炎」に感染した人が100人以上出たとのことで、合計556人となり、死者は4人となりました。
 22日に感染が確定した人は123人で、この内、75人がテグにある教会の関係者だった、とのことです。

@中国での22日の増加は感染確認が630人、死者が97人
 中国国家保健衛生委員会は現地時間23日、同日午前0時現在の「2019新型肺炎」の感染者が630人増えて7万6936人、この内、重症者は1万968人となり、死者は97人増えて2442人、回復して退院した人は2230人増えて2万2888人となった、と発表しました。


*2月22日

@2018年の成田空港バードストライク件数は全国4位
 国土交通省が5日に発表した全国の空港における「バードストライク(鳥衝突)」件数によりますと、前年まで減少傾向だった発生件数が2019年には増加する見込み、とのことです。2018年は1434件でしたが、2019年は10月末段階で1342件になっています。
 2018年の空港別発着回数では羽田空港がダントツで157件、次いで大阪空港が48件、佐賀空港が45件、成田空港が42件、福岡空港が41件となっています。
 しかし、発着回数が多ければ、衝突回数も多くなることになります。また、2018年には6年ぶりとなる衝突による航空機事故が1件起こっています。
 なお、羽田空港の発生件数は2019年では減少する見込み、とのことです。
 写真は高松空港で鳥を追い払うために、空砲を持つ空港職員です。成田空港ではこんな光景は目にしません。

 

@千葉市の中学校教師が「2019新型肺炎」に感染、学校は2日間休校
 千葉県で2人が「2019新型肺炎」に感染していることが判明しました。30才代女性は20日に感染が確認された警備員の家族で、昨日の検査で感染が確認されました。
 もう1人の60才代千葉市内中学校の女性教師は12日頃から吐き気があり、受診しましたが、21日のウイルス検査で感染が確認されたものです。中国への渡航歴はなく、感染者との明確な接触も確認されていません。この間、学校で勤務もしていた、とのことで、千葉市はこの中学校を25・26日に休校とします。

@クルーズ船とチャーター便関係を除く国内感染者は105人、昨日段階
 厚生労働省は昨日、昨日の国内感染確定が、北海道、石川県、埼玉県、東京都、千葉県、相模原市、名古屋市で12名(80例から91例)あった、と発表しました。
 これで、クルーズ船と帰国チャーター便関係者を除く国内の感染者は105名(患者91名、無症状14名)となりました。

@中国の感染確認者は7万6288人、死者は2345人、18日に感染者の基準改定
 今日の日本経済新聞(電子版)によりますと、中国国家保健衛生委員会は現地時間22日、同日午前0時現在での「2019新型肺炎」感染確認者は前日比(以下同じ)397人増の7万6288人、死者は109人増の2345人となった、と発表しました。
 なお、感染拡大数の増加が鈍っているようにも見えますが、18日に感染者の基準を改定し、今まで「ウイルス検査では陰性でも肺炎の症状のある人」を感染者としていましたが、これを統計から外したことによる減少のようです。


*2月21日

@「ANA Cargo」が10日から3月末まで成田空港関係中国線を縮小
 今日の「Fly Team」によりますと、全日空の貨物分門である「ANA Cargo」は、中国への貨物路線を2月10日から3月末まで縮小しています。
 成田空港関係では週1便の成田=上海線、週4便の成田=広州線が運休となっており、週4便の成田=大連線が週1便に、週4便の成田=厦門線が週3便に、週4便の成田=青島線が週1便に減便となっています。
【コメント】これが、午後11時以降の発着回数が減少した原因の一つなのですね。

@「ジェットスター」が成田空港とオーストラリアを結ぶ路線を減便
 「Fly Team」によりますと、オーストラリアのLCC 「ジェットスター」は昨日、成田=ケアンズ線と成田=ゴールドコースト線を5月末まで、それぞれの、週2便を減便する、と発表しました。

@クルーズ船で業務をしていた厚労省職員と内閣官房職員が感染、北海道では新千歳空港の検疫官と家族が感染
 厚生労働省は昨日、クルーズ船ダイヤモンドプリンセス号船内で事務業務を行っていた厚生労働省職員1名及び内閣官房職員1名が、新型コロナウイルスに感染したことが確認された、と発表しました。
 また、北海道庁が発表したところでは、新千歳空港の検疫官が感染し、家族の小学生2人も感染した、とのことです。

@「ジェットスター」が24時間ストを決行、国際線には影響なし
 オーストラリア交通労働組合(TWU)は現地時間19日、10日にLCC 「ジェットスター」が会社側と行った交渉が物別れになった事から、24時間ストを行いました。会社側は国内線の48便を欠航としましたが、国際線には影響はありませんでした。

@オーストラリアの救援機で帰国したクルーズ船乗客の2人が帰国後の検査で感染確認
 今日のNHKニュースによりますと、豪保健省は現地時間21日、クルーズ船ダイヤモンドプリンセス号を下船して、政府救援機で20日に帰国した人の内、2人から「2019新型肺炎」陽性の反応が出た、と発表しました。
 下船時の検査では陰性でしたが、保健省は「ここ数日のクルーズ船での感染拡大を考えれば、出発前にすべての検査を受けているにもかかわらず、帰国後に陽性反応が出たことは予想の範囲内だ」とした上で、感染が拡大しないように、あらゆる対策をとっていると強調しています。

@「9ヵ国が日本への渡航を抑制」と茂木外務大臣
 茂木外務大臣は今日の閣議後記者会見で「ミクロネシア連邦、トンガ、サモア、イスラエル、キリバス、ソロモン諸島、韓国、タイおよびブータンの9か国の関係当局が、日本を含む新型コロナウイルスの感染者が所在する国、地域への渡航の抑制の呼びかけを行っている。またアメリカと台湾が日本への渡航に注意喚起を行っている」と述べました。

@中国の感染者数増加は1000人以下に、死者は2236人
 中国国家保健衛生委員会は現地時間21日、21日午前0時現在の「2019新型肺炎」感染確認者は、前日よりも(以下同じ)889人増え7万5465人、死者は118人増え2236人、となった、と発表しました。

@「20年の世界航空会社の損失は293億ドル、リーマンショックに匹敵」IATA
 国際航空運送協会(IATA)は現地時間20日、「2019新型肺炎」による需要低下で、世界の航空会社全体で2020年の総損失が293億ドル(約3兆2807億円)になり、アジア・太平洋地域では278億ドルになる、との見通しを発表しました。
 IATA事務総長は「2008年のリーマン・ショック以来の需要低下を引き起こす可能性がある」との認識を示しました。
【コメント】「成田空港機能強化計画」では発着回数50万回達成が2055年と、実に35年後になっているのですが、今回の「2019新型肺炎」ショックでさらに時間がかかることになります。この計画を急ぐ必要は全くありません。むしろ、計画を白紙に戻して練り直すべきです。

@香港航空が客室乗務員150人に解雇通告
 今日のNNA ASIA(日本語版)によりますと、香港航空は現地時間19日、客室乗務員約150人に解雇を通知しました。
 これは、先に発表していた全従業員の1割に当たる約400人のリストラの第1弾、とのことです。
 写真は成田空港のA滑走路で離陸に向かう香港航空機です。
【コメント】今回の「2019新型肺炎」による需要急減で世界の航空会社でも経営基盤の弱い社は存続の危機に見舞われているようです。
 香港航空の親会社である海航集団(HNAグループ、海南航空も含む)は過大な設備投資による負債が重荷になって、経営が悪化し、中国政府は一旦国有化をし、その後、民間への売却を考えている、とのことです。

 


*2月20日

@エアプサンが4月16日から成田=仁川線を開設
 韓国LCC 「エアプサン」は4月16日から成田=仁川線を開設する、と発表しました。1日1往復での就航になります。機材はA321型機を使います。
【コメント】需要が少なくても、機体を使わなければ、利益は見込めません。中国路線が使えない状況では、日本路線に頼らざるを得ないのでしょうね。
 写真はB滑走路に着陸したエアプサン機です。

 

@JAL Agriportが29日に体験型農園開設し、3月6日にレストランを開業
 今日の「WING DAILY」によりますと、日本航空は18日、成田空港の隣接地に設立した「JAL Agriport」による、体験型農園を29日に開業し、
 成田空港周辺9市町を中心とした千葉県の食材や自社農園で採れた野菜などを取り入れたメニューを提供するレストラン「DINING PORT 御料鶴」を3月6日に開業する、と発表しました。体験型農園ではイチゴ狩りを行う予定です。

@1月は訪日外国人も出国日本人も前年同月比マイナスに
 観光局が昨日発表した「1月訪日外客数・出国日本人数」によりますと、訪日外客数は前年同月比(以下同じ)1.1%減の266万1000人となり、
 一方、出国日本人数は4.9%減の138万800人となっています。
 これについて、田端長官は「中国政府の訪日団体旅行の規制は1月27日に出たので、2019新型肺炎の影響は1月はあまりないと思う」と話しています。
【コメント】2月は一体どのくらいまで減るのでしょうか。「2019新型肺炎」の影響は外国人の訪日や日本人の海外旅行だけではなく、国内旅行にも自粛ムードや感染防止などで、かなりの影響が出る、と考えられます。

@入院していたクルーズ船の80才代日本人男女が死亡
 今日のNHKニュースによりますと、クルーズ船ダイヤモンドプリンセス号で「2019新型肺炎」に感染し、体調が悪くなったために、11日と12日に病院に搬送され、治療を受けていた80才代の日本人男女各1人が今日死亡した、とのことです。
 これで、国内での「2019新型肺炎」による死亡者は3人となりました。

@クルーズ船ダイヤモンドプリンセス号の感染者が621人に
 厚生労働省は昨日、クルーズ船ダイヤモンドプリンセス号で、新たに79人の「2019新型肺炎」感染者が確認された、と発表しました。これで、検査を行った3011人の内、621人の感染(332人は無症状)が確認されたことになります。
 また、昨日、同船から443人が下船しました。

@中国での感染確認者が7万4576人、死者は2118人に
 中国国家保健衛生委員会が現地時間20日に発表した、20日午前0時時点の「2019新型肺炎」感染確認者は7万4576人、重症者は1万1864人、死亡者は2118人となりました。

@茨城県が「茨城空港」を「東京北空港」に改称する議案を提出
 茨城県は県議会に茨城空港を「東京北空港」に改称する議案を提出しました。
【コメント】この事についての県民の反応は約7割が反対しているようです。

@B737MAX型機の燃料タンクから異物が出て、全機を検査へ
 現地時間19日、B737MAX型機の燃料タンクから工具の破片とみられる金属片や布きれなどが見つかったことが明らかなりました。
 運航停止で保管されている機体の定期点検中に見つかった、とのことです。ボーイング社は保管中の全機について燃料タンクの点検を行う、とのことです。
 燃料タンクの異物は墜落につながりかねません。
 同社では別の工場でB787型機でも異物の混入が見つかった、とのことです。


*2月19日

@成田空港総貨物取扱量が3ヶ月ぶりのマイナス、5.8%減
 東京税関が今日発表した「成田空港1月貨物取扱量」によりますと、総取扱量は前年同月比(以下同じ)5.8%減の14万5480トンと3ヶ月ぶりのマイナスとなりました。この内、積込量は10.8%減と2ヶ月ぶりのマイナスとなり、取卸量は1.1%減とこちらも2ヶ月ぶりのマイナスとなっています。
【コメント】体裁が変わりましたが、何か、分かりにくくなったような気がします。

@日本航空が成田空港の中国路線を更に運休・減便
 日本航空は昨日、需要の低迷から、今月26日から来月28日まで、成田=香港線の1日1往復を週3往復に減便し、3月1日から同29日まで、成田=釜山線を運休する、と発表しました。

@1000円バスの乗客が激減
 昨日の「グローバルニュース・アジア(エキサイト ニュース)」によりますと、この所、「AIRPORT BUS『TYO-NRT』」の乗客が激減している、とのことです。
 記者が乗車した成田空港行きの便には、7人の乗客しか乗っていなかった、とのことです。もちろん、「2019新型肺炎」の影響と思われます。

@全日空と日本航空が4〜5月燃油サーチャージャーの据置を発表
 全日空と日本航空はそれぞれ昨日、4月〜5月分の国際線旅客運賃にかける燃油サーチャージャーを、現在と同額にすると発表しました。

@ダイヤモンドプリンセス号乗客・乗員の検査で新たに88人の感染確認、陰性者は今日から下船
 厚生労働省は昨日、クルーズ船ダイヤモンドプリンセス号での「2019新型肺炎」検査の結果を発表しました。
 新たに感染が判明したのは検査した681人の内88人(内、無症状は65人)とのことで、現在までの検査者2404人の内、感染が確認されたのは542人(内、無症状は254人)とのことです。
 なお、今日で監察期間の14日間が終わるため、症状のない人から順次下船し、日常の生活に戻る事になり、今日から下船が始まりました。下船した乗客は専用バスで都内に向かいました。
 これにより、国内での感染確認者は日本で感染した人が61人、クルーズ船の乗客・乗員が542人、チャーター便帰国者13人の合計616人となります。

@相模原の病院で患者2人が新たに感染
 日本で今の所、唯一の死者となった80才代女性の入院していた相模原の病院で、新たに70才代と80才代の男性患者が「2019新型肺炎」に感染していることが確認されました。これで、この病院での感染者は4人となりました。

@横浜のタクシー運転手が重症
 横浜の60才代男性のタクシー運転手が「2019新型肺炎」に感染していることが分かりました。しかし、この運転手は重症となっており、話が聞けない、とのことです。
 病院関係者が重症になる前に聞いた話では、運転手は中国人の客を乗せたことがある。と話していた、とのことです。

@中国での死者が2000人を越える
 中国国家保健衛生委員会は現地時間19日、同日午前0時時点で、感染確認者が前日比1749人増え7万4185人、死者が同136人増え2004人となった、と発表しました。感染確認者の増加数が2日連続で2000以下になりました。

@シンガポール航空が世界40都市との路線減便を5月末まで継続
 シンガポール航空は現地時間18日、シンガポールから日本と欧米などの40都市を結ぶ路線を5月末まで減便する、と発表しました。便数にして688便となります。
コメント】世界の航空需要の落ち込みが鮮明になりつつあります。
 B737MAX型機の運航停止に始まり、米中の貿易紛争による航空貨物の低迷、そして、今回の「2019新型肺炎」が追い打ちをかけています。
 航空業界にはこのようなリスクがつきものです。この事を考慮に入れていないで景気の良い予測だけで作られた「成田空港機能強化計画」は再検討すべきです。


*2月18日

@レターコード「ZG」は「ZIPAIR Tokyo」でした、バンコク線の訓練開始
 16日の午後11時以降の離発着を調べていたところ「ZG」という見慣れないレターコード(航空会社の記号)がありました。
 調べたところ、これは「ZIPAIR Tokyo」のもので、バンコクから到着したものでした。
 機体は「JA825J」の2号機でした。2号機を使って、就航するバンコクへの訓練飛行に行ったもののようです。
 今朝も8時7分に成田空港を離陸し、バンコクに向かいました。
 写真は成田空港に駐機する「ZIPAIR Tokyo」2号機です。

 

@中国東方航空の成田=昆明線就航は延期か
 中国東方航空は今日から成田=昆明線の運航を始める計画でしたが、今日からの就航はないようです。これも、「2019新型肺炎」の影響でしょうか。

@カンボジアに寄港したクルーズ船日本人客4人が今朝成田空港に帰国、感染検査中
 茂木外務大臣は今日の閣議後の記者会見で、カンボジアに寄港したクルーズ船「ウエステルダム」に乗っていた日本人客4人について、現地での「2019新型肺炎」感染検査で陰性だったこと、今日早朝に成田空港に帰国し、再検査を受けていることを明らかにしました。

@ジェットスター・J が消毒液などの機内持ち込みについて注意喚起
 ジェットスター・Jは「お知らせ」で、機内に持ち込めるウイルス除去・除菌製品について、注意を呼びかけています。
 「二酸化塩素など腐食性物質(危険物)で構成されており火傷などにつながることから航空機での取り扱いが禁止されているものもあります」としています。

@中華航空が搭乗時に「健康声明書」の提出を義務付け、虚偽記入には刑事罰も
 昨日のトラベルビジョンによりますと、中華航空は搭乗手続の際に「健康声明書」の提出を義務付けています。
 これには過去14日間の健康状態を報告することになり、違反すると罰金と刑事責任が科せられます。

@ダイヤモンドプリンセス号の検査で新たに99人が感染判明
 厚生労働省は昨日、クルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」の乗客・乗員の「2019新型肺炎」検査で、504人の内、99人が感染していた、と発表しました。
 これで、検査した乗客・乗員1723人の内、確認者は454人となりました。

@中国全土の感染確認者は7万2436人、死者は1868人に
 中国国家保健衛生委員会は現地時間18日、午前0時現在で感染者が1886人増え7万2436人となり、死者は98人増え1868人となった、と発表しました。
 1日の感染確認増加数が2000人以下となったのは先月30日以来、とのことです。

@ WHO 事務局長が「致死率は約2%で、SARSやMARSよりも低い」
 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は現地時間17日、中国から感染確認者4万4000人分のデータが提供され、これを分析したところ、今回の「2019新型肺炎」の致死率は約2%で、SARSやMARSよりも低いとの見解を明らかにしました。SARS(重症急性呼吸器症候群)の致死率は約9.6%でした。
 また、80%が比較的軽症で回復しており、約5%が呼吸困難や多臓器不全など命に関わる病状になる、と指摘しました。

@米国がインフルエンザの患者にも「2019新型肺炎」の検査実施へ
 昨日の「PRESIDENT Online」によりますと、米国の感染症対策の司令塔である「米国疾病対策センター(CDC)」は、現地時間14日の記者会見で「2019新型肺炎の検査対象を大幅に拡げる」と発表しました。
 本ページでも5日の出来事で「米国のインフルエンザによる死者が8000人以上となっている」と書きましたが、現在の死者数は約1万4000人となっています。
 この、季節性インフルエンザと「2019新型肺炎」は症状が似ており、インフルエンザと判定された人の中にも「2019新型肺炎」患者がいる可能性がある、としています。そこで、CDCは「2019新型肺炎」の検査キットを全国に配布することになりました。
 CDCセンター長は「ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、シカゴ、ニューヨークの5大都市における公衆衛生検査機関で、既存のインフルエンザ監視システムと協力して、インフルエンザに似た症状を示した患者に対しても、新型コロナ検査を開始する」と宣言したものです。
 米国では医療保健に加入するには大金がかかります。保健に入っていない人は風邪と思っても、医者にかかると約5万円の治療費を払うことになります。
 従って、「インフルエンザに感染した」として自己申告すれば、会社や学校が休めることになるのです。これらの人の中にも、「2019新型肺炎」の患者がいる可能性もあるわけです。
【コメント】日本ではハワイから帰国した夫婦が「2019新型肺炎」に感染しました。中国への渡航歴もなく、濃厚接触の機会もなかった、とのことですので、空港で感染したか、ハワイで感染した可能性も否定できません。
 日本でも、人口比で米国のように多くの人がインフルエンザにかかり、死亡しているのでしょうか?


*2月17日

@昨日午後11時以降に12便が離発着、何があった?
 上記の記録にあるように、昨日の午後11時以降に12便の離発着がありました。
 「従来取り決めのカーフュー弾力的運用」以外に、こんなに離発着が続いたことは記憶にありません。成田空港の気象に離着陸の障害があったのかと、アメダス情報を調べて見たのですが、特段、変わったことはなかったようです。一体どうしたのでしょうか?

@今日の毎日新聞社説「羽田の新飛行ルート 住民置き去りではないか」
 今日の毎日新聞社説「羽田の新飛行ルート 住民置き去りではないか」によりますと、着陸降下角度を国際標準の3.0度から3.45度に変更したことについて、「各国のパイロットでつくる国際定期航空操縦士協会連合会(IFALPA)も先月、天候状況によっては降下角度がさらに大きくなる可能性があると指摘し、無理な着陸をしないよう注意を促す文書を発表した」とのことです。
 また、最後に「『観光立国』という国策を優先し、住民を置き去りにすることは許されない。」と結んでいます。
【コメント】「住民を置き去りにすることは許されない。」との指摘は、成田空港機能強化計画についても全く同じ事が言えますね。少数とは言え、住民の命と生活を顧みない国の政策が強行されています。
 今回の「2019新型肺炎」感染拡大についても、観光客が減少することを心配して、徹底した対策を行わなかった事が原因と言えます。

@第5次帰国チャーター便が羽田空港に到着
 今朝午前7時前に、第5次帰国チャーター便が羽田空港に到着しました。
 チャーター便には日本人36人と中国籍の日本人の配偶者29人の合計65人が搭乗しました。この内、2人に発熱などの症状がある、とのことです。
 これで、帰国チャーター便で帰国した人の総合計な828人となります。

@東京で新たな感染確認者が5人、屋形船での感染も
 東京都は昨日夜、東京で新たに5人が「2019新型肺炎」に感染していることが判明した、と発表しました。
 タクシー運転手が参加した屋形船の新年会に参加していた大田区の医療機関の看護師と、その同僚となる医師、また、タクシー運転手が参加した新年会に参加した30才代の家族、都内に住む30才代の会社員、埼玉県に住み都内に医療機関を受診したハイヤー運転手となっています。

@台湾当局が「日本への渡航に『レベル1』を発令
 台湾政府は現地時間14日、新型コロナウイルスによる感染対策で、日本に渡航する場合に一般的な感染予防を行うよう求める感染症渡航情報、「レベル1」を出しました。
 3段階のうちで最も低い注意レベルで、通常の予防策を呼び掛ける内容ですが、「日本では最近、感染源不明の事案が発生しており,潜在的な市中感染の可能性がある」としています。政府があえて注意を促した意味は軽くありません。台湾からは年間約500万人が日本に訪れています。
【コメント】これは、日本が「感染国」と見なされている事を表していますね。

@中国での死者が1770人、感染確認者が7万548人
 中国国家保健衛生委員会は現地時間16日、同日午前0時現在で感染者数が7万548人、死者が1770人となった、と発表しました。

@日本の投資会社「JIA」がB737MAX型機10機をキャンセル
 日本経済新聞(電子版)によりますと、投資会社「ジャパンインベストメントアドバイザー(JIA)」は14日、航空会社にリースする目的で2017年に10機発注したB737MAX型機をキャンセルしました。

@「グリーン・アフリカ・エアウェイズ」がA220-300を50機発注の覚書
 エアバスは現地時間2月13日、ナイジェリアのラゴスを拠点とするグリーン・アフリカ・エアウェイズとの間で、A220-300を50機受注する覚書を締結した、と発表しました。


*2月16日

@スクートが成田=台北=シンガポール線を1日1往復増便
 スクートは今日から、台北経由の成田=シンガポール線を1日1往復増便しました。
 これにより、同航空の成田=シンガポール線は台北経由が1日2往復、バンコク経由が1日1往復の、計1日3往復になります。

@日本郵政が昨日、遅れている中国に専用チャーター便を成田から運航
 日本郵政は昨日、「2019新型肺炎」の影響で、大幅に遅れている中国向けの郵便物を運ぶために、成田空港からチャーター便を運航しました。
 
午後には大連行きのチャーター便、深夜には上海行きのチャーター便を運航しました。今後も数便のチャーター便を計画している、とのことです。
 国際郵便にチャーター便を使うのは2007年の民営化以来初めて、とのことです。

@屋形船での新年会参加者で7人の感染が確認
 東京都は昨日、タクシー運転手が参加した屋形船での新年会に参加した人と屋形船従業員で、新たに7人の「2019新型肺炎」への感染が確認された、と発表しました。
 この新年会は当日、雨が降っており、締め切って約2時間の宴会を行っていた、とのことです。

@クルーズ船で新たに70人が感染確認、合計355人に
 厚生労働省が今日発表したところによりますと、クルーズ船ダイヤモンドプリンセス号での感染者が、新たに70人確認された、とのことです。この内、38人は無症状保菌者とのことです。
 これにより同船内で確認された「2019新型肺炎」感染者は合計で355人、内111人が無症状になります。
【コメント】日本での「2019新型肺炎」についての対応は甘いのではないでしょうか。本ページでは、1月4日に「武漢で正体不明の肺炎が発生」との報道を取り上げました。
 厚生労働省だけではないのでしょうが、国家公務員の定員がどんどん減らされています。このような非常事態が起こったときに、人員削減が響いてくるのではないでしょうか。防衛費や「成田空港機能強化」のような、大企業優遇政策に国民の血税をつぎ込むのではなく、国民の生活を守るために使うべきです。

@中国での死者が1665人、感染確認が6万8500人、重症者が1万1272人
 中国国家保健衛生委員会が現地時間16日発表した、16日午前0時現在の「2019新型肺炎」による死者は142人増えて1665人となり、感染確認者は2009人増えて6万8500人となりました。この内、重症者は1万1272人となっています。

@「日本の観光産業の第1四半期売上げは約1400億円減少」と ICAO
 国際民間航空機関(ICAO)は現地時間14日。声明を発表し、今回の「2019新型肺炎」により、世界の航空業界の第1四半期の利益が40〜50億ドル減少するとしています。
 日本の観光産業の第1四半期の売上げは12億9000万ドル(約1400億円)減少する、としています。

@この間の旅客機のトラブルです
 12日から14日にかけて、航空各社の旅客機でトラブルが起こっています。古いものから箇条書きにしておきます。
12日
午前9時15分頃、那覇発羽田行きのスカイマーク510便の乗客が、ウイルスを除菌する液体の入ったスティック状の容器を持ち込んでいたため、滑走路に向かっていた機体をスポットに戻し、約30分遅れました。
12日午後3時頃、世論発那覇行きの琉球エアーコミュータ-816便で油圧系統の不具合警告が出たために、那覇空港に緊急着陸しました。安全確認で約6分間滑走路が閉鎖されました。
13日午後2時55分頃、釧路発新千歳行きの全日空4874便・DHC8-400型機が離陸しようとしたところ、プロペラを制御するコンピューターに不具合が発生しました。同機は駐機場に引き返し、結局、欠航となりました。
14日午前7時45分頃、松山発羽田行きの全日空582便が離陸上昇中に、右エンジンの不具合警告が出ました。このため、同便は目的地を大阪空港に変更し、8時40分頃、緊急着陸しました。同便は欠航となり、乗客は新幹線などで東京に向かいました。


2020年2月前半の出来事