2020年9月後半の出来事


*9月30日

@自民党の防衛部会が2回の約束があるにもかかわらず、下地島空港を軍事利用要求
 昨日の「八重山毎日新聞」によりますと、自民党の国防議員連盟が23日、菅内閣に対し、下地島空港の自衛隊使用による尖閣諸島の有効支配強化を提言した。とのことです。
 所が、沖縄が米軍支配から日本に復帰する際に、当時の、屋良主席と佐藤内閣との間で、八重山諸島を含め、自衛隊を含む軍事利用を認めないとした「屋良覚書」があり、復帰後も西銘知事と大平内閣との間で取り交わした「西銘確認書」で軍事利用を認めない約束があるにもかかわらず、とのことです。
 写真は下地島空港です。この長い滑走路に目を付けたのでしょうね。
【コメント】成田空港を建設する際も、本会と当時の運輸大臣や千葉県知事や成田空港公団総裁の間で取り交わした「取極書」があり、成田空港の「軍事利用は,一切行わない」と約束しています。この様な約束を平気で踏みにじることを公然と表明するのが、今の自民党の政治ですね。どこが「自由・民主」なのでしょうか。「軍事独裁党」と言った方が分かり易いですね。

 

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が28日に1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、28日入国者で1名でした。この1人は無症状でした。

@千葉県警が明日から「成田国際空港警備隊」を1000名から750名に
 今日の毎日新聞(有料版)によりますと,千葉県警は10月1日から現在1000人で編成している「成田国際空港警備隊」を,全国から派遣されている応援要員150人を帰任させるなどして、を750人編成にする、とのことです。

@エアアジア・ジャパンが事業継続断念へ
 
今日の読売新聞によりますと、エアアジア・ジャパンは事業継続を断念する方向で調整に入った、とのことです。昨日までに関係機関に方針を伝えた、としています。
【コメント】親会社のトニーCEOがついに決断したようですね。「2019新型肺炎」の影響が直接の引き金になったのでしょうね。

@日本航空機が貨物室の外板トラブルで欠航
 今日のAviation Wireによりますと、今日午前9時20分に大阪空港を出発予定だった、大阪発羽田行きの日本航空110便・B787-8型機(JA846J)が機体右側後部の貨物室が外板パネルに不具合が発生し、出発を取りやめました。
 搭乗していた乗客に対しては機長が「これまでの事例であまりない不具合だ」との説明があったとのことです。
 原因特定と整備に時間が掛かる見込みから、同便は欠航となり、同機はその後、飛行には支障がないことが分かり、乗客を乗せずに羽田空港に回送されました。
【コメント】たまたま「Aviation Wire」の社員が搭乗する予定だったようで、トラブル機内の写真が掲載されています。

@日本航空の8月輸送実績は国際線旅客数が96.9%減、国内線旅客数は71.7%減に
 日本航空が今日発表した「JALグループ8月マンスリーレポート」によりますと、
 国際線では旅客数が前年同月比(以下同じ)96.9%減の2万7307人、利用率が57.8ポイント減の25.6%となりました。
 一方、国内線では旅客数が71.7%減の103万2466人、利用率が42.5ポイント減の36.4%となっています。成田空港関係路線では成田=札幌線のみの運航ですが、旅客数83.1%減の814人、利用率が4.0ポイント減の61.3%となっています。
 運航実績では国際線欠航率が0.7ポイント改善の0.0%、定時出発遅延率が11.3ポイント改善の6.5%となり、一方、国内線では欠航率が1.0ポイント改善の0.9%、定時出発遅延率が16.4ポイント改善の1.8%となっています。

@ IATA が2020年の世界の旅客数予測を下方修正
 国際航空運送協会(IATA)は現地時間29日、2020年の航空旅客数は前年比で66%減になる見込み、と発表しました。
 この予測はこれまでの予測よりも3ポイント減となっています。これは夏の旅行シーズンの需要が予測通りに回復しなかったため、としています。


*9月29日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が27日に4名、1人が発熱
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、27日入国者で4名でした。3人共無症状でしたが、1人は発熱がありました。

@ベトナム航空が10月もハノイ→成田便を週2往復運航
 今日のAviation Wireによりますと、ベトナム航空は10月も25日の夏期ダイヤ終了まで、ハノイ発成田行きを週2便(水・金曜日)で運航する、と発表しました。しかし、折り返しの成田発ハノイ行きは無乗客で運航されます。

@ベト・ジェット航空の運航再開はなかったようです
 今日から、ベト・ジェット航空の運航再開があるはずでしたが、成田国際空港株式会社(NAA)のページによりますと、「欠航」となっており、延びたようです。

@羽田空港新都心ルート差し止め訴訟で原告が切実な訴え、第1回口頭弁論
 今日の「しんぶん赤旗」によりますと、昨日、羽田空港新都心ルートの差し止めを求める訴訟の第1回口頭弁論が東京地裁でありました。
 この席で原告側が「川崎石油コンビナートは上空から物が落ちることを想定して造られておらず、大量の可燃性液体・ガスが流れている配管に部品が落ちれば、火災が発生する。飛行機が墜落すれば火の海になる。無謀な航路は直ちにやめてほしい」と訴えました。
 また、別の原告は「静かな環境で暮らしていたのに、新ルートを飛ぶ飛行機でごう音と圧迫感を感じた。国は『地元の理解を得る』と言ったが、各区議会は『容認できない』などの決議を可決し、渋谷区の町会長の多くも反対している」と陳述を行いました。

@ジェットスター・ジャパンが決算発表、純損失が77億5700万円
 成田空港を拠点とするジェットスター・J が今日発表した2020年6月決算によりますと、
 営業収入は前年同期比(以下同じ)20.9%減、営業損失は13.7%減となり当期純損失は77億5700万円の赤字となりました。
 また、有償旅客数は21.8%減の431万人となり、平均搭乗率は3ポイント減の82%となっています。
 なお、同社の決算はオーストラリア基準となっており、6月末が年度の切り替えになります。

@政府が10月1日から順次、入国を認めることに
 政府は25日夕方に開催した「新型コロナウイルス感染症対策本部」で,10月1日から、順次、現在入国を認めている16の国と地域以外の、世界の全ての国からのビジネスマンだけでなく留学や家族滞在者などの入国を認める方針を決定しました。ただし、1日の入国者数は検査能力に応じて、調整する、としています。
 入国後の14日間の自宅待機などの条件を課すことになる、とのことです。


*9月28日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が26日に3名、27日に2名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、26日入国者で3名、27日入国者で2名でした。5人共無症状でした。

@国土が来年度概算要求で NAA に180億円の無利子貸付を盛り込む
 今日の「日刊航空」によりますと、国土交通省は来年度予算の概算要求に成田空港関係で207億円を計上しました。
 この中には新たに、政府無利子貸付金として成田国際空港株式会社(NAA)向けに180億円を盛り込んでいます。これは成田空港機能強化計画に使う為、としています。
 この機能強化計画費用は、滑走路や誘導路建設、また、駐機場整備などで総額5125億円を予定し、この内の4896億円は成田国際空港株式会社の事業費となります。
 この事業費4000億円は長期・低利の財政融資資金でまかない、残りの約900億円は国が毎年度、政府無利子資金を拠出していく事になっています。
 これに加えて、ターミナル施設や貨物施設整備は NAA の事業費となります。これらを合わせた総事業費は1兆円以上となります。

@反対同盟北原派が昨日、全国総決起集会
 今日の毎日新聞(有料版)によりますと、「三里塚芝山連合空港反対同盟・北原派」は昨日、成田市の赤坂公園で全国総決起集会を開きました。
 集会には主催者発表で約440人が参加し、成田空港廃港などを決議しました。

@羽田空港新都心ルートは安倍前首相の意向で官邸が強引に押し切る
 今日の東京新聞によりますと、羽田空港新都心ルート構想は2009年頃から話が出ましたが、これが具体的に動き始めたのは2014年頃からで、当時の国土交通省幹部は最初「難しい」と反対を表明していた、とのことです。
 しかし、官邸はこれを強引に押し切りました。当時の関係者は、官邸側が「内閣人事局」の人事権を使い、国土交通省幹部の更迭をちらつかせて、押し切った、とのことです。
 この官邸側の意向は、成田空港よりも羽田空港を重視する安倍首相の意向が強く働いていた、とのことです。

@「国内線の需要は来年いっぱいで戻るだろう。国際線については読めない」とJAL赤坂社長
 今日の「Aviation Wire(会員限定)」によりますと,日本航空の赤坂社長は25日に行われた 同紙とのインタビュー(前編)で「国内線の需要は来年いっぱいで戻るだろう。国際線については読めない」と述べました。
 この状況下で資金調達の見通しは「株主総会で説明した状況と変わっていない。キャッシュバーン(現金流失)は減ってきている」と述べました。
 また「国際路線の縮小は現時点では考えていない。ネットワークは維持する」とし、機材調達についても「若干の見直しが必要かも知れない。三菱スペースジェットについては兎に角待つしかない。」と述べた、とのことです。

@ANA ホールディングスが公募増資について「検討の事実はない」
 26日の記事を書いた「ANA ホールディングスの2000億円公募増資」について、ANA ホールディングスは25日に「決まったことはない。報道にあるような増資を検討している事実はない」とコメントした、とのことです。


*9月27日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が25日に4名、26日に1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、25日入国者で4名、26日入国者で1名でした。5人共無症状でした。

@羽田空港都心ルート「時間制限は民家防音をしないため」と国土職員、明日第1回口頭弁論
 今日の東京新聞によりますと、羽田空港の新都心飛行コース下の住民はその騒音に悲鳴を上げている、とのことです。
 住民からは「近所の工事用の騒音計では、工事がない時でも飛行機が飛ぶと86デシベルなんて数値がどんどん出る。70デシベルはざらに超える。気になるというレベルではない。こんな騒音を国が『良し』としていることが、住民として全く理解できない」、「説明会でヘッドホンから聞いた音と体感がぜんぜん違う」、「国は騒音直下で実態を見てほしい」などの意見が出ています。
 国土交通省への苦情は供用開始から6月末までの3カ月間に3374件に達している、とのことです。
 現在は「2019新型肺炎」の影響で、この飛行コースを利用する飛行機は、計画の3分の1程度しかないとのことで、住民からは「今の状態でこれだけ問題になっているのなら、コロナ禍が収束して今の3倍の便数が飛んだらどうなるのか」という声も聴かれます。
 このルート使用の時間制限について、国土交通省のある職員は「防音工事をせずに済むよう考え出した方法。終日で飛ばせば、膨大な家屋の防音工事が必要な数値になってしまい、都心で飛ばすのは不可能になる」と明かした、とのことです。
 明日には羽田新ルート直下の住民が国に新ルート運用停止を求めた行政訴訟の第1回口頭弁論が開かれる、とのことです。

@羽田発の日本航空機が与圧システム警報で引き返す
 昨日午前7時26分に離陸した、羽田発松山行きの日本航空431便・B737-800型機が離陸後、客室内の与圧システムに不具合が発生し、羽田空港に引き返しました。
 途中で急降下し、機内のマスクが下りました。同機は8時23分に無事着陸しました。同便は欠航となりました。
 下図は「Flightradar24」による同機の航跡です。

 

@福岡発のスカイマーク機が発火警報で引き返す
 今日の毎日新聞によりますと、昨日午後8時20分頃、福岡発羽田行きのスカイマーク24便・B737-800型機で、離陸直後にタイヤ付近の発火を検知したとの警告が出ました。
 このため、同機は福岡上空を旋回した後、午後9時40分頃、福岡空港に引き返し、無事緊急着陸しました。乗客・乗員に怪我などはありませんでした。
 着陸後の点検では火災の痕跡はありませんでした。
 下図は「Flightradar24」による同機の航跡です。

 

@ユナイテッド航空が来月15日からサンフランシスコ=ホノルル線で希望者に簡易検査
 25日の「テレ朝 news」によりますと、ユナイテッド航空は現地時間24日、来月15日からサンフランシスコからハワイに向かう乗客に対して、搭乗前の「2019新型肺炎」の簡易検査を提供すると発表しました。
 料金は250ドル(約2万6000円)となります。ハワイでは同日から陰性が証明された場合、14日間の自主待機が免除されます。
【コメント】料金が2万6000円は高いと思いますが、待機の必要性と比べると“安い”と思う人もいるのでしょうね。


*9月26日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が24日に2名、25日入国者で1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、24日入国者で2名、25日入国者で1名でした。3人共無症状でした。

@ジェットスター・J が10月の国内線運航計画を発表、減便率が9月比1.0ポイント増
 ジェットスター・J は昨日、10月1日から31日までの国内線減便計画を明らかにしました。
 減便は成田空港関係で成田=札幌線、成田=関西線、成田=福岡線、成田=那覇線で便数を減らし、成田=鹿児島線、成田=宮崎線、成田=長崎線では全便を運休としています。
 これで、10月の減便率は先月比1.0ポイント増の58%となります。
【コメント】ジェットスター・J の公式ページには出ていませんので詳しくは分かりません。同航空のページ更新は遅いですね。

@「Spring Japan」で希望退職応募者が数十人、「復活の見通しない」
 今日の毎日新聞(有料版)によりますと、「Spring Japan」は昨日、パイロットと運航管理者以外の職種を対象に、今春から複数回に分けて実施した希望退職に数十人が応募したことを明らかにしました。
 希望退職には退職金の上乗せはしていない、との事です。なお、記事の題字には「復活の見通しない」とあります。

@「杭州円通貨運航空」は以前から臨時便として乗り入れていたそうです
 24日の出来事で書いた中国の「杭州円通貨運航空」ですが、「sorakara-gonさん」からの情報によりますと、成田空港には以前から「YTOカーゴ・エアラインズ」として成田空港に乗り入れている、との事です。
 「sorakara-gon」さんが16日に撮影した「杭州円通貨運航空」機の写真をお借りして掲載します。

 

@「2019新型肺炎」流行が収まったはずの台湾から帰国した男性が陽性反応
 23日の「フォーカス台湾(日本語版)」によりますと、台湾中央感染症指揮センターは23日、8月29日に訪台し、14日に帰国した日本人50才代男性が、日本の空港での抗原検査で「2019新型肺炎」陽性判定を受けた、との事です。
 しかし、20日と21日のPCR検査では陰性となった、との事です。
【コメント】厚生労働省の発表によりますと、14日に成田空港に帰国した50才代男性が陽性となっています。しかし、行動歴が非公表となっていますので、台湾からの帰国者かどうかは分かりません。厚生労働省は当然把握しているとは思いますが。
 台湾では全域での「2019新型肺炎」の患者はなくなった、とされています。
 帰国便機内での感染は時間から見て考えられませんね。もしかしたら、入国時の抗原検査が間違っていた可能性もあります。
 この様な例がありますから、政府が言っている「全世界からの仕事や留学などの理由による入国受け入れ」は時期尚早ではないでしょうか。

@ANA ホールディングスが2000億円の公募融資を検討、銀行団には4000億円の劣後ローンを要請
 昨日の讀賣新聞によりますと、ANAホールディングスが2000億円程度の公募増資を検討している、との事です。
 また、これ以外にも銀行団に4000億円程度の「劣後ローン」を求めている模様、との事で、これらは「2019新型肺炎」の需要回復遅れに備えるため、との事です。


*9月25日

@「成田空港の検査態勢を1日4000人以上とする努力をしている」と田村社長
 成田国際空港株式会社の田村社長は昨日の記者会見で、成田空港内でのPCR検査について、現在の1日1000人程度から、4000人以上とする事を明らかにし「そのために検査機器を増やしているし、待機スペースを拡げないといけない。検査を行う人員の拡充が必要で、国が手当てしている」と述べました。
 また、航空会社への追加支援を行うことを明らかにしました。具体的には航空会社が使用するカウンターや事務室、旅客手荷物取り扱い施設の使用料などの支払い猶予期間を10月請求分から来年4月請求分まで延長する、とのことです。今回の支援策は約220億円となり、支払い猶予支援額の総額は約420億円となる、とのことです。
 これに、空港内営業者への最低補償額撤廃など減免措置によって95億円を支援しており、今年度の支援総額は500億円以上になるとしています。
【コメント】唾液による「抗体検査」も行われているはずですが、こちらはどうなっているのでしょうか。
 しかし、検査態勢拡張のペースが遅すぎると思います。待機所がまだ決まらないと言うのはどういう事なのでしょうか。成田空港ターミナルなどがぎりぎりと言うことは分かるのですが、第3ターミナルの北側などにフェンスに囲まれた土地があるように思うのですが。
 人員手配も大変でしょうが、仕事がなくて困っている人も多いはずで、資格や訓練の問題があるとしても、国が真剣にやってもらわないと困りますね。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が23日に4名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、23日入国者で4名でした。4人共無症状でした。

@ガルーダ航空が昨日から成田=マドナ線に貨物便を就航
 今日の「NNA ASIA」によりますと、ガルーダ・インドネシア航空は昨日夜成田着で、東部の北スラウェシ州マドナと成田を結ぶ新たな貨物便を就航させました。
 今後、来月末まで、週1便を運航する、とのことです。ただし、帰路はジャカルタ行きとなるそうです。

@「ZIPAIR」が早ければ来月1日から成田=仁川線旅客便を運航開始
 今日の「Aviation Wire」によりますと、ZIPAIRは早ければ10月1日にも成田=仁川線旅客便を就航させる見込み、とのことです。
 時期は仁川空港側の「2019新型肺炎」受け入れ態勢に左右されるようです。1日1往復の運航となります。
 なお、昨日書いた同航空の成田=ホノルル線就航ですが、こちらも、ホノルル現地の受け入れ態勢が整い次第、と言うことで、成田=バンコク線よりも早い就航になり、10月中の就航もあるようです。
 どちらも、乗客は当面、仕事や留学などの関係者などになるようで、観光客が利用できるようになるには時間がかかるようです。

@18日のANAウイングスのDHC8-400型機がプロペラ防氷装置警告で引き返す
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、18日午後4時10分頃、ANAウイングスが運航する札幌発新潟行きの1860便・DHC-8-400型機が、函館空港の北西約40Km附近を飛行中に、プロペラの防氷装置の不具合を示す警告が出ました。
 このため、同機は引き返し、同4時51分に、無事着陸しました。乗客40人は機材を交換し新潟に向かいました。
点検したところ、防氷装置の1系統に不具合が起きていました。


*9月24日

@国際線は旅客数が97%減と相変わらず壊滅的、発着回数は85%減、国際貨物便は59%増
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「8月空港運用状況」によりますと、
 総発着回数は前年同月比(以下同じ)61%減の9415回となりました。この内、国際線発着回数は67%減の6098回で、この中で旅客便の発着回数は85%減、貨物便の発着回数は59%増となっています。一方、国内線発着回数は38%減の3317回となっています。
 総旅客数は91%減の38万284人となっています。この内、国際線旅客数は97%減の11万2959人で、日本人旅客数は98%減の3万92人、外国人旅客数は97%減の3万8139人となっています。ただし、出入国をしない「通過客(乗継客)」は除いています。一方、国内線旅客数は66%減の26万7325人となっています。
 国際航空貨物量は10%減の14万9838トンとなり、この内、積込量は15%減、輸出量は6%減となり、一方、取卸量は6%減で、輸入量は2%増となっています。
 給油量は63%減となっています。
【コメント】発着回数は7月と較べてやや改善していますが、国際線旅客便は7月とほぼ同じで、貨物便と国内線に助けられている格好です。
 旅客数も国際線旅客数は7月とほぼ同じで、国内線旅客数の回復に助けられている格好です。
 今年度の8月までの累計発着回数は3万9467回で、このまま推移すれば、今年度の総発着回数は11万回を越える程度になる可能性が大きいようです。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が22日に3名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、22日入国者で3名でした。3人共無症状でした。

@全日空が30日から成田=広州線と成田=青島線を再開
 全日空は今日、30日から成田=広州線と成田=青島線の運航を再開すると発表しました。ともに、週1往復となります。
 再開と言っても、広州線は、運休前は羽田=広州線として運航されていました。

@日本航空も成田=広州線を再開へ
 日本航空は今日、10月2日から成田=広州線を再開する、と発表しました。週1往復で金曜日に運航します。

@中国の「杭州円通貨運航空」が22日から成田=杭州線の運航を開始
 今日の「AFP通信」によりますと、22日に中国の貨物専用航空会社「杭州円通貨運航空」が成田=杭州線に就航した、との事です。
 週5往復で運航され、成田空港では日本航空が貨物の業務を行う、との事です。
【コメント】国土交通省の許可は出ているのでしょうか。国土交通省のページには出ていないと思うのですが。

@ピーチが10月1日〜24日までの運航ダイヤを発表、成田空港路線の減便も
 ピーチ・アビエーションは昨日、10月1日から夏期ダイヤが終了する10月24日までの国内線運航計画を発表しました。
 これによりますと、欠航率は当初計画比37%となっています。
 成田空港路線では成田=関西線が2往復から1往復に、成田=札幌線が7〜8往復が3〜4往復に、成田=福岡線が3〜4往復が2往復に、成田=長崎線が1往復が週3往復に、成田=宮崎線が1往復から週3往復に、成田=鹿児島線が2往復から1往復となっています。
 なお、国際線は10月25日の冬期ダイヤから再開します。

@国土が「岩山団結小屋」「三里塚野戦病院」の 使用禁止を1年間延長命令
 国土交通省は18日、成田空港周辺にある通称「岩山団結小屋」「三里塚野戦病院」の 2 つの団結小屋について、使用禁止命令を1年間延長しました。

@ジップエアの社長が冬期ダイヤでの成田=ホノルル線運航開始に自信
 今日の「乗りものニュース(exciteニュース)」によりますと、「ZIPAIR Tokyo」の西田社長は同紙の取材に対して、10月の冬期ダイヤから開設を予定している成田=ホノルル線について「いろいろな手続きがありますが、いまのところ(ETOPS)取得まで順調に進んでいます。10月のホノルル線就航には間に合うと思います。取得ができるかどうかは当局の判断次第ですが、機首部分に『ETOPS』の文字を入れる準備はできています」と語ったとのことです。
 「ETOPS」とは双発機が洋上を運航する場合に、エンジン1基で飛ぶことを許される時間を示し、これがないと近くに空港がない洋上ルートの運航が認められません。
【コメント】全日空や日本航空がホノルル線を飛ばしていない現状で、実現するのでしょうか。とりあえず、国土交通省の運航許可をとっておく、と言う意味なのでしょうか。

@政府が全世界からの観光客を除く入国を認める方針固める、専門家からは「時期尚早」との声
 今日の「スポーツ報知」によりますと、政府は全世界を対象とした入国緩和の方針を固めた、とのことです。
 10月初めにも、観光客を除く3か月以上の中長期の滞在者予定者らに限り入国を全面的に解禁する事になるようです。ただし、入港時のPCR検査と入国後の14日間の待機は継続するようです。
 この理由として、「2019新型肺炎」の流行が下火になっている、との認識があり、また、来年のオリンピック・パラリンピックの開催に向けての慣らしの意味で、国際的な文化や芸術の交流を促進するとのことです。
 しかし、医療専門家の間では、「慎重に対応すべき。各国の流行状況を勘案するべき」と危惧する意見も多い、とのことです。
【コメント】交流を活発にして経済活動を引き上げようとする気持ちは.分からなくはないのですが、再び、全国に「2019新型肺炎」の流行を招いたのでは、元も子もありません。こんな事態になったら、もっとひどい、経済の停滞を招き、不況の嵐になり、加えて「2019新型肺炎」による死者の激増を招く可能性もあります。
 菅総理もどこかの大統領の“物まね”をしないで下さい。


*9月23日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が21日に3名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、21日入国者で3名でした。
 無症状が2名、発熱が1名です。

@ IATA が出発前の全員に抗体検査と入国後の各国規制廃止を提案
 今日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、国際航空運送協会(IATA)は現地時間22日、国際線の出発前に全旅客に対して、安価で短時間(2時間程度)で結果が出る抗体検査を実施し、「2019新型肺炎」への感染の有無を判定する事と、一方、各国が現在採っている入国後の14日間の隔離などの規制を廃止するように提案しました。
 IATAのジュニアック事務総長は「それにより、全ての人が検査を受けているという乗客の信頼感が高まるだろう」と述べた、との事です。
【コメント】抗体検査の精度の問題はありますが、陰性の人だけが乗るとすれば、機内での感染については安心できますね。
 また、受け入れ国としても、入国者が陰性とすれば、自由な行動を許可できるのではないでしょうか。
 これにより、各国間の往来の自由度が高まり、国際線の需要が回復すことになります。
 抗体検査は安価(約1000円未満)ですが、この費用を誰が負担するのか、また、空港で旅客全員の抗体検査を実施できる体制が整えられるかが課題となりますが。


*9月22日

@「標準飛行コース」は成田空港周辺を自由に飛ぶためのものか
 2週間程前のことになりますが、「Flightradar24」で午後11時以降の発着便を調べていたところ、11日午後11時18分頃に出発した日本貨物航空134便が、下のように離陸してすぐに飛行コースを東寄りに変更して飛んでいきました。
 前にも何回か、このような「標準飛行コース」をはずれた飛行があり、国土交通省に問い合わせたことがありますが、答えは「悪天候を避けるため」とのことでした。
 そこで、今回は気象庁のアメダスデータを調べた所では、特に、悪天候の兆候はありませんでした。
 また、5分前に出発した全日空8403便も、19分後に出発した全日空6535便も「標準飛行コース」通りに、九十九里浜に真っ直ぐに飛んでいきました。
 国土交通省は2019年7月18日に設定した新飛行コースでも、この様なルートは設定していません。国土交通省によりますと「点線で書かれている飛行コースは悪天候や緊急事態などの場合にのみ使う」と説明してきました。
 しかし、この様な事例が多発したのでは「成田空港の飛行コースは名目だけ」で、成田空港周辺空域を自由に飛べることになります。
 特に、今回のように深夜に飛ぶことは周辺住民の寝入りばなを叩き起こすことになるのではないでしょうか。

 

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が20日に2名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、20日入国者で2名でした。

@ルフトハンザ航空が機材を追加で約50機削減、5000人を追加リストラ
 今日の「ブルームバーグ・ジャパン」によりますと、ルフトハンザ航空は現地時間21日、第4四半期の需要見通しが、従来の予測である50%回復から20〜30%回復に下方修正になる見込みで、機材の削減数を従来計画から約50機追加削減することにした、とのことです。
 これにより、従業員が追加で5000人削減することになる、と発表した、とのことです。
 また、今日のAviation Wireによりますと、A380型機8機とA340-600型機10機を運航から外すことも明らかにしました。これで、先に発表した分と加え、所有しているA380型機とA340-600型機の全機が運航から外れることになります。

@アメリカン航空がB737MAX型機運航開始に向け、パイロット訓練を検討
 今日の「乗りものニュース」によりますと、時事通信が伝えたところでは、アメリカン航空がB737-MAX型機の運航再開に向けて、パイロットの訓練について検討を始めた、とのことです。
 訓練は11月から開始する予定ですが「再認証されなければキャンセルされ得る」としています。


*9月21日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が19日に7名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、19日入国者で7名でした。
 1人目は東京都居住の50才代女性で、韓国での行動歴がありました。
 2人目は居住地と行動歴が非公表の10才代女性でした。
 3人目は東京都居住の40才代男性で、行動歴は非公表でした。
 4人目は千葉県居住の30才代男性で、インドでの行動歴がありました。
 5人目は神奈川県居住の40才代女性で、インドでの行動歴がありました。
 6人目は東京都居住の30才代男性で、フィリピンでの行動歴がありました。
 7人目は東京都居住の50才代女性で、フランスでの行動歴がありました。
 7人共無症状とのことです。
【コメント】なお、今後、国際線が徐々に回復してきた場合に、感染確認者の人数も増えてくると思いますので、確認日と人数のみを記載し、一人一人の詳細はリンクのページで確認していただくことにしたいと思います。
 症状などで何か特徴的なことがあった場合は記述したいと思います。

@コロナウイルスのワクチン開発は時間が必要で、効果は半年
 今日の「DIAMOND online」に掲載された「『コロナワクチンの拙速な開発・承認は危険』免疫学者が断言する理由」を読みますと、大阪大学免疫学フロンティア研究センター招聘教授 宮坂昌之氏の話では「2019新型肺炎」のコロナウイルスの防御は大変なようです。
 ワクチンが開発されたとしても、その効力はインフルエンザと同じく、半年しか続かない、とのことです。
 しかも、その開発には「ウイルスを殺す力を持つ抗体ができるか、病気を悪化させないか、感染予防をする力があるかの3点を確認」する必要があり、慎重に、時間をかけて検証する必要があるようです。
 その中で、期待ができるのは「人工抗体」とのことです。
【コメント】19日のニュースでは名古屋大学の研究グループが「2019新型肺炎のコロナウイルスの人工抗体を短期間で大量に造る事に成功した」との報道がありましたね。


*9月20日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が18日に3名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、18日入国者で3名でした。
 1人目は愛知県居住の50才代男性で、アラブ首長国連邦での行動歴尾があります。
 2人目は千葉県居住の30才代男性で、ネパールでの行動歴があります。
 3人目は居住地が非公表の50才代男性で、インドネシアでの行動歴があります。
 3人共無症状とのことです。

@苦労する各国航空会社、少しでも経費削減のため、運航も日替わり?
 ベトナム航空はホーチミン→成田線に「18日から就航する」とされていました(11日の出来事参照)が、成田空港の公式ホームページで18日に検索を入れていたのですが、17・18日はこの便に限らず、ベトナム航空の運航の4便は全て「欠航」となっていました。
 ところが、「Flightradar24」で「VA300便」の検索を入れてみたところ、写真のように16日から連日運航されていました。

 

 世界の航空会社は少しでも経費を減らすことを考えているのですね。そこで、運休中でも、そこそこの需要が見込まれ、経費を節約出来るならば、臨時便でも飛ばそうとするのではないのでしょうか。
 成田国際空港株式会社(NAA)の公式ホームページでもこのような急な変更に追いつかないのかも知れませんね。
 去る8月14日に成田空港に行ったときも、運休を継続しているはずのオーロラ航空機(A319型機 VP-BUO)が写真のように、第1ターミナルのスポットに停まっていました。

 

 全日空が始めた「遊覧飛行」も、日本国内の航空会社が次々と同様な「遊覧飛行」を企画しています。海外の航空会社も「遊覧飛行」を取り入れてきており、カンタス航空の「遊覧飛行」では、予約が7分で満席になった、との事です。
 旅客機は長い時間駐機したままですと、マニュアルにより大規模な点検整備が必要となり、大金がかかります。
 飛ばすことによって、旅客機の状態が確認でき、大規模整備
も避けられます。また、旅客運賃収入も入るため、航空会社には大きなメリットがあるようです。


*9月19日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が17日に2名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、17日入国者で2名でした。
 1人目は居住地と行動歴が非公表の20才代男性です。
 2人目は居住地と行動歴が非公表の40才代男性です。
 2人共無症状とのことです。

@今日の羽田空港は久し振りの混雑
 シルバーウイークの4連休が始まりました。羽田空港の国内線ターミナルは“久し振りの混雑“とのことです。全日空はおおかたの便がほぼ満席、との事です。
 成田空港の第3ターミナルはどうなのでしょうか。
 これが続けば良いのですが、やはり、心配なのは「2019新型肺炎」の拡大です。潜伏期間などを考えると、この結果が出るのは2週間程度後になるのではないでしょうか。拡散がなければ良いのですが。

@8月の訪日外客数は99.7%減、出国日本人数も98.2%減に
 観光局が昨日発表した「8月訪日外客数推計値」によりますと、訪日外客数は前年同月比(以下同じ)99.7%減の8700人となりました。これで、11ヶ月連続の前年同月比マイナスになります。前月に比べますと、ほんのわずか0.2ポイント減となっています。
 一方、出国日本人数は98.2%減の3万7100人となっています。前月に比べますと、こちらもほんのわずかの0.7ポイント減となっています。

@スカイマークの佐山会長が「私見だが、国際線は共同運航が良いのかも」
 昨日の「WING DAILY」によりますと、スカイマークの佐山会長は同紙の取材に答え「個人的な見解」とした上で、「今回のコロナ禍のようなリスクが発生することを考えると、米国、欧州など、世界各地から日本に就航している航空会社とコードシェアを締結した方が良いのではないか」と話しました。
 同氏は以前よりスカイマークが自前で、欧米路線に進出する構想を話していましたので、この考えを修正することになります。
 写真は成田空港を移動するスカイマーク機です。

 


*9月18日

@ベトナム・バンブー航空が11月1日からホーチミン→成田線に新規就航
 今日の「VIETJO 」によりますと、ベトナムのバンブー航空は11月1日からホーチミン→成田線を開設することを明らかにしました。
 また、12月にはハノイ→成田線にも就航の予定とのことです。
 国土交通省は4月にバンブー航空に乗り入れ許可を出していました。

@成田空港の検疫態勢に現場は手一杯で、政府の「1日1万件検査」に不安
 今日の東京新聞によりますと、成田空港での入国者「2019新型肺炎」感染検査は、14日時点で1日4300人となっている、とのことです。
 政府はこれを今月中には1日1万人に引き上げる方針ですが、現場では検査の場所も人員も不足しており、政府方針にとまどいの声も聴かれる、とのことです。
 成田空港では「PCR検査」よりも精度がやや劣るが簡便な唾液による「抗原検査」が導入されており、トイレを改修して検査場を3ヶ所に増やしたものの、人員は不足しており、民間検査会社の関係者の手を借りている状態、とのことです。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が16日に7名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、16日入国者で7名でした。
 16日の1人目は埼玉県居住の60才代男性で、フィリピンでの行動歴があります。
 2人目は大阪府居住の70才代男性で、中国での行動歴があります。
 3人目は居住地と行動歴が非公表の20才代男性です。
 4人目は大阪府居住の40才代男性で、ネパールでの行動歴があります。
 5人目は千葉県居住の20才代女性でアラブ首長国連邦での行動歴があります。
 6人目は神奈川県居住の20才代女性で、ベトナムでの行動歴があります。
 7人目は埼玉県居住の20才代男性で、エチオピアでの行動歴があります。
 5人目の女性には嗅覚・味覚障害があります。他の6人は無症状との事です。

@「定期航空協会」が機内でのマスク着用で、改めて「お願い」掲載
 日本の航空各社でつくる定期航空協会は今日、乗客のマスク着用に関する各航空会社や業界の共通案内を作成しまし公表しました。
 「体質などでマスクを着用できない場合にはフェースシールドの利用やハンカチなどで鼻と口を覆ってもらう事にし、同意しない場合は搭乗を断ることもある」としています。
 各社が同じ対応を取ることで乗客への感染防止に理解を促し、マスク着用を巡るトラブルを防ぐ目的があります。
 なお、乳幼児を含む小さな子供を除き、飲食時以外は常時マスク着用を求めています。


*9月17日

@日本航空が明日から成田=大連線を週1便増便
 日本航空は明日から成田=大連線を増便し、週3往復とします。現在は火曜日と木曜日の運航ですが、これに加えて金曜日にも運航する、との事です。

@エア・カナダが来月2日から成田=トロント線を再開
 今日の「Fly Team」によりますと、エア・カナダは来月2日から成田=トロント線を週3往復(成田発着、月・木・土曜日)で再開すると発表しました。

@ベトジェットエアが29日からホーチミン→成田線を週1便で再開
 今日の「Traicy」によりますと、ベトジェットエアは29日からホーチミン→成田線の運航を週1便(火曜日)で再開する、と発表しました。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が15日に7名、16日に1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、15日入国者で7名、16日入国者で1名でした。
 15日の1人目は東京都居住の30才代男性で、フィリピンでの行動歴があります。
 2人目は居住地と行動歴が非公表の50才代男性です。
 3人目は東京都居住の20才代女性で、パキスタンでの行動歴があります。
 4人目は居住地と行動歴が非公表の40才代女性です。
 5人目は群馬県居住の50才代女性でブラジルでの行動歴があります。
 6人目は居住地と行動歴が非公表の20才代女性です。
 7人目は居住地と行動歴が非公表の20才代女性です。
 16日の人は居住地と行動歴が非公表の30才代男性です。
 8人全員が無症状との事です。

@ジェットスター・J が希望退職や配置転換や無給の長期休暇などのリストラ策
 日本航空系のLCC 「ジェットスター・J 」は「2019新型肺炎」の影響で減便や運休が続いていることから、パイロットや客室乗務員約600人に対して、希望退職を募ったり、配置転換や無給の長期休暇などを提示している、との事です。
 主に関西空港にある同社の拠点縮小を検討している、との事で、同航空は「新型コロナウイルスの影響で航空需要が大きく減少するなか、要員配置や要員数の適正化を実施する」としています。
【コメント】いよいよ、日本の航空会社でもリストラが本格化してきましたね。後で書く、エアアジア・ジャパンでは航空会社の存続さえも不透明になってきています。写真は第3ターミナルサテライトに駐機するジェットスター・J 機です。

 

@ジェットスター・J が路線の縮小を計画
 
リストラを発表したジェットスター・Jですが、運航路線についても縮小を明らかにしました。
 成田空港関係では成田=庄内線を10月末からの来冬季ダイヤでは全期間運休とします。また、成田=下地島線は年末年始期間を除いて運休とします。
 この他、16日現在で、冬季ダイヤでの航空券販売を見合わせているのは、関西発着が札幌(新千歳)と福岡、熊本、那覇の4路線、中部発着が札幌と鹿児島の2路線となっており、今後の需要動向を見ながら判断する、としています。

@エアアジア・ジャパンが来月1日から24日まで全便を運休へ
 エアアジア・ジャパンは先月1日から運航を再開したばかりの国内線を、来月1日から24日まで、全路線運休とすることを明らかにしました。
 なお、再開したはずの中部=札幌線も12日と13日に運航した以外は欠航しています。
 同航空によりますと、需要の回復が想定を下回っている事が原因としています。来月25日以降に運航を再開するかどうかは未定としています。
【コメント】親会社のエア・アジアCEOのトニー氏は日本からの撤退を示唆していました。(9月9日出来事参照)

@米国下院がB737MAX型機事故についての報告書を公表「恐ろしい程積み上がったミスが原因」
 16日の「ロイター通信」によりますと、米議会下院の運輸・インフラ委員会が16日、B737MAX型機の墜落に事故についての18ヶ月にわたる調査の報告書を提出しました。
 その中で「ボーイングのエンジニアが技術的な仮定を間違ったことやボーイングの経営陣による透明性の欠如、米国連邦航空局(FAA)による非常に不十分な監督、といった一連の過ちが恐ろしいほど積み上がったために起きた」と結論づけました。


*9月16日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が14日に1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、14日入国者で1名でした。
 この人は居住地と行動歴が非公表の50才代男性です。無症状とのことです。

@成田空港8月総貨物取扱量は9.8%減
 東京税関が今日発表した「成田空港8月国際航空貨物取扱量」によりますと、総貨物取扱量は5ヶ月連続マイナスの9.8%減の14万9838トンとなりました。
 この内、積込量は6ヶ月連続マイナスの14.5%減、取卸量は5ヶ月連続マイナスの5.6%減となっています。

@成田空港8月貿易概況は輸出額が7.9%減、輸入額が7.4%減
 東京税関が今日発表した「成田空港8月貿易概況(速報)」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)6ヶ月連続マイナスの7.9%減の7925億3700万円となりました。
 一方、輸入額は4ヶ月連続マイナスの7.4%減の8920億5300万円となっています。
【コメント】やはり、航空貨物輸送量が減少している影響が現れていますね。

@「世界の航空座席供給量は停滞し、この状態は年末まで続く」と OAG 幹部
 今日の「WING DAILY」によりますと、フライトステータスなどのサービスを提供する「OAG」のジョン・グラント氏は、現在の航空機座席供給量が昨年に較べ約46%にとどまっていると指摘し、「回復しているとしても、停滞している。恐らく10月末まで、いや年末まで座席供給量の減少傾向が続くだろう」との見解を示した、との事です。
【コメント】日本でも同じですが、回復傾向は主に国内線によるものが多いとのことですから、国際線の比率が多い成田空港ではさらに厳しい状況が続くことになるようですね。
 写真は旅客の姿が見えない7月の第2ターミナル出発ロビーです。

 


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