2021年7月前半の出来事


*7月15日

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は10日で2名、13日で10名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は、10日で2名、13日で10名でした。
 13日の1名に発熱・咳嗽、もう1名に発熱の症状がありました。他の人は無症状でした。

@選手団などに感染者や濃厚接触候補者が続々見つかる
 コロナ下に強行開催されるオリンピック・パラリンピックですが、混乱が広がっています。
 来日する航空機内に感染者が見つかり、濃厚接触者の可能性があると待機させられている南アフリカの男子7人制ラグビー選手団は今日、正式な判断が行われる予定です。
 また、スタッフ1人の感染が確認されたロシアの女子7人制ラグビー選手団は、保健所の判断で濃厚接触者はいなかった、との事です。
 また、13日に成田空港に到着したケニアの女子7人制ラグビー選手団は同じ航空機に感染者が搭乗していたとして、8人が濃厚接触者と判定されています。このため、久留米市で行う予定であった事前合宿は中止となりました。
 さらに、藤沢市で事前合宿を行う予定のエジプトのフェンシング選手団の1人が、新型コロナウイルスのスクリーニング検査で陽性となりましたが、再検査では陰性となりました。今日の検査で感染の有無を判断します。

@「バブル方式」で完全に分離することは不可能
 成田空港に続々オリンピック・パラリンピックの選手団や関係者が入国していますが、昨日の朝日新聞によりますと、「バブル方式」では航空機から降りるときには、一般客が全部降りてから、オリンピック・パラリンピック関係者が降りる事になっています。
 しかし、人数の少ない団体は誘導員の指示に従わず、一般客と一緒に降りてくる場合もある、との事です。
 それらの選手団や関係者は一般乗客に話しかけたり、ハイタッチを求めたりしているようです。
 中には一般客と一緒に移動し、誘導員や検疫関係者が「人数が少ない」と、探し回ることもある、との事です。
 大会関係者は「バブル方式を採り入れているから,大丈夫」と言っていますが、事実上は「完璧分離」にはほど遠いのが、現状のようです。

@ロンドン行きの日本航空機操縦室窓ガラスにヒビ、羽田空港に引き返す
 昨日午前11時43分に羽田空港を離陸し、ロンドンに向かった日本航空43便・B777-300ER型機が、日本海上空を飛行中に、操縦席の窓ガラスにヒビが入るトラブルがありました。
 このため、同機は羽田空港に引き返し、午後1時50分頃,無事に緊急着陸しました。乗客・乗員36人にけがはありませんでした。
 下の写真は「Flightradar24」での日本航空43便の航跡です。

 

@鹿児島空港の滑走路に落雷で穴、17便が欠航、目的地変更が2便
 昨日の時事通信によりますと、昨日午後3時頃、鹿児島空港の滑走路に落雷があり、滑走路に長さ約40cm・幅約20cm・深さ約10cmの穴があきました。
 この穴を埋めるために滑走路が約30分間閉鎖され、17便が欠航し、2便が目的地を変更しました。

@デルタ航空の4〜6月期決算が6四半期ぶりの黒字
 今日の日本経済新聞(電子版)によりますと、デルタ航空が現地時間14日に発表した4〜6月期決算によりますと、国内線の好調が影響して、最終損益が6億5200万ドル(約720億円)の黒字となりました。黒字は6四半期ぶりとなります。
【コメント】何はともあれ、明るい兆しですね。ワクチン接種が進み,米国内の集団免疫がある程度ついてきた証拠でしょうか。しかし、米国でもこのところ接種率の伸びが低くなっているようです。

@「フライ・ドバイ」がB737MAX型機を大量キャンセル
 今日の「Fly Team」によりますと、中東の格安航空会社(LCC)「フライ・ドバイ」は現地時間14日、251機を発注しているB737MAX型機について、すでに受領している16機と合わせて今後少なくても49機を受領する、との事です
 しかし、最大で186機をキャンセルすることにしています。これについてはすでにボーイング社と合意済みとのことです。


*7月14日

@全日空機が真夜中に約束違反の飛行コース
 上記の「昨日午後11時00分以降の離着陸」にもある、昨夜23時53分に離陸した全日空8535便が、開港当初の約束である「利根川と九十九里浜までは、直線上昇・直進降下する」との飛行コースを外れて飛行しました。
 国土交通省は「緊急の場合や非常に混雑しているときは、所定の飛行コースを外れることもある」としていますが、こんな真夜中に混雑するはずもありません。
 パイロットの判断か、管制官の指示か分かりませんが、理由を明らかにしてもらいたいものです。

 

@昨夜、成田空港到着の南アフリカ・ラグビー選手団の18人が濃厚接触候補者で一時待機へ
 昨日夜、成田空港に到着した航空機で来日した南アフリカ・ラグビー選手団21人の内、18人が濃厚接触候補者と判定され、一時待機施設に隔離されました。
 検査では21人全員が陰性でしたが、同航空機の乗客1人が陽性で、座席が近かったようです。
 正式に濃厚接触者と判定されますと、14日間の隔離に入ります。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は9日で2名、12日で1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は、9日で2名、12日で1名でした。3名とも無症状でした。

@「ZIP AIR Tokyo」の3月決算は純損益が約40億円の赤字に
 「ZIP AIR Tokyo」がこのほど発表した2021年3月期決算によりますと、事業収入が20億3752億円で、この内、航空運送収入が5170万円、貨物スペース賃貸収入が19億8114万円となっています。
 純損益は40億2377万円の赤字となりました。

@B787型機の胴体部に新たな欠陥、納入が遅れる
 ボーイング社のB787型機にまた、構造上の欠陥が見つかりました。機首部分に欠陥が見つかった、との事ですが、すでに出荷した分には問題はない、との事です。
 現在製造中の機体については数週間かけて点検と改修を行う、との事です。これにより、現在月産5機となっている生産レートが引き下げられる模様です。
 また、現在、約100機ある在庫機の出荷も遅れることになり、年内の納入は半分程度となる、としています。

@デルタ航空が29機を中古で購入、リースで7機も
 デルタ航空は現地時間13日、中古のB737-900ER型機29機を導入し、A350-900型機7機をリースで導入する、と発表しました。
 両機種ともに、来年第一四半期中に導入する、との事です。
【コメント】航空会社の経営不振でキャンセルやリース打ち切りがあり、航空機が余っているこの時期だからこそ、安く買えると考えたのでしょうね。

@カナダのポーター航空が E175-E2 型機を最大80機発注
 今日の「Aviation Wire」によりますと、エンブラエルは現地時間12日、カナダの地域航空会社「ポーター航空」からE195-E2型機を確定30機とオプション50機の発注を受けた、と発表しました。
 初号機納入は2022年下期となる見込みです。
【コメント】E195-E2型機は三菱スペースジェット(MSJ)のライバル機でしたね。しかし、米国では重すぎて使用することはできません。

@ギリシャの「スカイ・エクスプレス」が ATR72-600型機を6機発注
 昨日の「Fly Team」によりますと、ギリシャの「スカイ・エクスプレス」は現地時間12日、 ATR社にATR72-600型機6機を発注した、と発表しました。
 すでに、1機を導入しており、残りの5機も今年中に導入する、との事です。


*7月13日

@閑散とした11日の到着ロビー
 11日に行った時の、閑散とした到着ロビーの様子を写真で載せます。上が第1ターミナル南ウイングで、下が第2ターミナル北側にある到着出口です。

 

 

@成田空港で19日から“Face Express”の運用を開始
 NAAと全日空と日本航空は昨日、成田空港で19日から顔認証技術を活用した国際線の搭乗手続きシステム“Face Express”の運用を開始する、と発表しました。
 これにより、現在は保安検査や搭乗の際に、パスポートや搭乗券などをいちいち出さなければなりませんが、この手間が顔認証だけですみ、混雑緩和にも役立つ、との事です。
 最初に自動チェックイン機で顔を登録することになります。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は11日で6名、12日で1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は、11日で6名、12日で1名でした。
 この中で、11日の2人に発熱、咳嗽、倦怠感の症状があり、12日の人には発熱の症状がありました。他の人は無症状でした。

@ベトナム航空が7月後半から10月末までの成田空港路線を発表
 今日の「VIETJO 」によりますと、ベトナム航空は現地時間12日、17日から10月30日に、ハノイ→成田線を週2往復(水・土曜日)運航し、また、8月1日から10月30日までホーチミン→成田線を週1便(木曜日)運航することを発表しました。
 しかし、今日の「Fly Team」によりますと、「ベトナム航空は7月の日本路線の定期便運航は、引き続き運休としています」とのことで、「ベトナムは同国の国籍の方、またはビザを保有する外国人居住者のみ入国を認めています。運航されるフライトは、こうした旅客の帰国便として限定的に運航されます」とのことです。

@11日にフィンランド航空機が3機
 11日に成田空港に行ったところ、第2ターミナルでフィンランド航空機を3機見ることができました。
 成田空港のページでは、この日は1便しか運航の予定はありませんでした。
 オリンピックのチャーター便だったのでしょうか。下に写真を載せておきます。

 

 

 


*7月12日

@昨日になって、このページのリンク切れに気づきました。修正しましたが、まだ、おかしいところがあるかもしれません。

@スイス航空が3日から成田=チューリッヒ線を増便していました
 今日の「Traicy」によりますと、スイス・インターナショナル・エアラインズは、去る3日から成田=チューリッヒ線を週2往復から週3往復に増便しました。
 成田空港発着で月・水・土曜日になります。
【コメント】気がつきませんでした。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は8日入国者で1名、10日で3名、11日で2名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は、8日で1名、10日で3名、11日で2名でした。
 この中で、10日と11日のそれぞれ1名に発熱の症状があり、他は無症状でした。

@8日に芝山町長選に立候補を表明した石井氏が「『共生協力金制度』の創設を」と訴え
 12月に行われる芝山町長選挙に、円卓会議に参加していた、石井新二氏が、8日に立候補を表明しました。
 石井氏は記者会見で「成田空港は住民の犠牲の上に成り立っている。成田国際空港株式会社(NAA)に、住民に直接交付する『共生協力金制度』の創設を求め、騒音下住民の納得する対策を実現する」と述べました。
 また、相川現町長の評価については「まじめにやっているが、本来は住民側に120%立つべきなのに、国や空港の間に入って調整役みたいになってしまった」と指摘しました。
【コメント】石井氏と相川氏は円卓会議にともに参加していました。相川氏に対する多選批判の意味もあるのでしょうか。相川氏は今のところ立候補するかどうかの態度を明らかにしていません。
 このような制度の創設は当然ですね。裁判を行わないと損害賠償を行わない、という、国の姿勢は問題です。
 石井氏がご存じかどうか分かりませんが、本会では15年以上前から一貫としてこのような制度の創設を要望してきました。第34回騒音対策委員会での質疑応答などを見てください。本会の質疑は何時も、一番最後になります。


*7月11日

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は6日入国者で1名、9日で1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は、6日で1名、9日で1名でした。2名とも無症状でした。

@今日の成田空港、相変わらず閑散、第2ターミナルのPCR検査受付カウンターが開設
 今日、成田空港に行ってきました。感染するのは怖いのですが、入国する選手団や関係者が多くなる前に、と考えました。
 到着ロビーは第1ターミナルも第2ターミナルも出てくる人は、全くありません。時間帯のせいかもしれませんし、選手団などは別ルートで移動している可能性もあります。
 第2ターミナルで目についたのは、下の写真のように、1階ロビの北端にある「PCR検査センター」入り口に受付が設置されていたことです。
 この「PCR検査センター」は一般客の搭乗前検査を受け付けているようです。陰性が証明されない場合は、搭乗を拒否される可能性があります。
 しかし、ここも、私が見たところでは待っている人は全くいませんでした。

 

 第2ターミナルで目についた、今ひとつはオリンピック・パラリンピックには直接関係ありませんが、第2ターミナルのターミナル間連絡バス停車場工事が続いていた、事です。
 従って、仮停車場も前回に載せた場所と変わっていません。NAAの案内係の人に聞いたところでは、「仮停車場の関係で、第3ターミナル行きのバスルートが大回りになり、時間がかかります」との事です。
 下の写真が停車場工事の様子です。何を直しているのかは分かりません。連絡バスの東側が停車場工事の現場です。
 連絡バスの仮停留所は橋梁下の暗い奥に止まっているもう1台の連絡バスのあたりになります。

 


*7月10日

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は5日入国者で2名、8日で6名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は、5日で2名、8日で6名でした。全員無症状でした。

@成田空港の変異株感染確認者は6月10日〜21日で14名、内、デルタ株は13名
 厚生労働省は昨日、「新型コロナウイルス感染症(変異株)の患者等の発生について」を発表 34kaigijiroku.html しました。
 これによりますと、6月10日から21日の間に、成田空港で確認された変異株陽性者は14名になりました。
 この内、14日の人は呼吸困難の症状があり、16日の内、1名には発熱、咳嗽、倦怠感の症状、他の1名には咳嗽の症状、さらに、21日の人には発熱、咳嗽、下痢の症状がありました。
 また、感染力の強いデルタ株に感染していた人は14名中13名になっています。

@羽田空港から入国したイスラエル選手団の1人が陽性
 昨日、羽田空港に到着したイスラエルの選手団の一人が羽田空港の新型コロナウイルス感染症検査で、陽性と判定されました。
 この選手は検疫所が管理する宿泊施設で待機することになります。検疫所では航空機の座席表などから濃厚接触者を特定することになっています。
 オリンピック・パラリンピック選手団関係では3カ国目になります。

@新田原騒音訴訟の原告団が上告
 宮崎県の航空自衛隊新田原基地の騒音訴訟原告団は昨日、1審の判決を不服として、福岡高裁宮崎支部に上告しました。

@スカイマークエアラインの6月実績は搭乗者数が38%増、搭乗率は0.7ポイント増
 スカイマークエアラインが発表した「6月の輸送実績」によりますと、搭乗者数は前年同月比(以下同じ)38.0%増の25万294人、搭乗率は0.7ポイント増の49.5%となりました。

@フジドリーム機がバードストライクに遇う
 今日の中日新聞によりますと、昨日午前8時40分頃、名古屋発福岡行きのフジドリーム303便・E175型機が、離陸約10分後に鳥と衝突しました。このため、同機は名古屋空港に引き返しました。
 同機は点検後、1時間11分遅れで福岡空港に再出発しました。乗客・乗員37人にけがはありませんでした。
【コメント】離陸10分後ですから高度は相当上がっていたと思うのですが、どんな鳥だったのでしょうか。

@タイ・エアアジアが今月末までの国内線全便運休を発表
 昨日の「アジアトラベルノート」によりますと、タイ・エアアジアは新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために、国内線の全路線を現地時間10日から31日まで全便運休とする、と発表しました。再開は、今のところ8月1日の予定、との事です。

@インドネシア政府が行動制限区域の拡大を発表、在留邦人12人が死亡
 昨日の河北新報によりますと、インドネシア政府は現地時間9日、ジャワ島とバリ島の一部に導入していた行動制限の対象地域を、12日から拡大する、と発表しました。
 現地の日本大使館によりますと、在留邦人の新型コロナウイルス感染者は約300人となっており、累計の死者は12人となっている、との事です。


*7月9日

@今朝未明、今年度2例目の「カーフュー弾力的運用」が発生
 上段の「昨日午後11時00分以降の離着陸」でも載せましたが、今朝未明、「カーフュー弾力的運用」の今年度2例目が発生しました。
 成田発深セン行きのユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)118便が、午前0時00分に、A滑走路南側に離陸したものです。理由は前便で上海空港の悪天候のために、出発が遅れた玉突き遅延のため、との事です。
 写真は「Flightradar24」からの UPS118便のものです。

 

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は8日入国者で1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は、8日で1名でした。この人は無症状でした。

@世界各地で新型コロナウイルス感染症の拡大続く
 世界各国で新型コロナウイルス感染症が再拡大しています。
 韓国の疾病予防管理庁が発表した9日午前0時までの24時間の新型コロナウイルス新規感染者は1316人と、2日連続で過去最多を更新しました。
 この状況により、首都ソウルと周辺地域の警戒レベルを「レベル4」に引き上げました。これにより、学校は閉鎖し、午後6時以降の公の場での集まりが2人までに制限され、市民は可能な限り自宅に待機するように勧告しています。
 ベトナムのホーチミン市では現地時間9日から不要不急の外出を15日間禁止しました。買い物も、食料品などを除き、外出すると罰則を科せられます。

@カナダ紙が「三菱が CRJ の製造再開を検討」と報じる
 ブログ「MITSUBISI SPACEJET」によりますと、現地時間6日のカナダ「リーマンニュース(英語)」は「三菱航空機会社は停止されたCRJ の製造再開を検討していることを複数の情報源で確認した」と書いています。
 この記事に載った「Scott Hamilton」氏の寄稿「Exclusive: Mitsubishi ponders restarting CRJ production」で、ハミルトン氏は「モントリオール・ミラベル空港の生産ラインが閉鎖されましたが、工具は取り外されたものの、別の場所で保管されている」と述べています。
 「しかし、現在世界で使用されている50席のCRJ200型機は老朽化が進んでおり、ユナイテッド航空の地域パートナーであるスカイウェスト航空は、70席のCRJ700型機を50席に改装したCRJ550型機へ交換していくことに興味を持っている」としています。
【コメント】この記事は「複数の情報源で確認された」と書いていますが、情報源の詳しい記述はありません。ビジネスジェット以外の旅客機制作手段を失った、旧ボンバルディア社関係者の希望的観測と言っていいようです。
 世界の航空業界では新型コロナウイルス感染症の感染が下火になったときに、小型のリージョナルジェット機をどうするか問題になってくるでしょう。エンブラエルが新しいターボプロップ旅客機の開発を発表したのも、これと関係があるのかもしれません。
 しかし、スペースジェット事業が頓挫した今、三菱航空機会社にとっては面白いアイディアと思います。三菱社内の雰囲気はともかくとして、ですが。
 なお、CRJ550型機はユナイテッド航空がローチンカスタマーとして開発されました。すでに、一部は運航されているのでしょうか?


*7月8日

@エア・カナダが今日から成田=トロント線を再開
 今日からエア・カナダの成田=トロント線が再開されました。週6往復(成田発着 月・火・水・木・土・日曜日)となります。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は6日入国者で3名、7日で2名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は、6日で3名、7日で2名でした。
 6日の1名に倦怠感の症状があり、他の4名は無症状でした。

@ピーチが成田空港発着全便で「コロナウイルス郵送検査」オプションを再開
 ピーチ・アビエーションは今日、国内線搭乗前に、自宅で新型コロナウイルスの検査を受検したうえで、航空便を利用出来る「新型コロナウイルス郵送検査サポートオプション」を、成田空港と関西空港発着全便で再開する、と発表しました。
 申込期間は今日から9月20日まで、搭乗便は7月18日から9月30日までになります。費用は2000円となっています。

@全日空の5月実績は国際旅客数が73.3%増、国内線が413.7%増
 全日空が今日発表した、「ANAグループ5月実績」によりますと、
 国際線では旅客数が前年同月比(以下同じ)73.3%増の4万1897人、利用率が5.6ポイント減の18.3%となっています。
 一方、国内線では旅客数が413.7%増の79万6369人、利用率は9.8ポイント増の41.5%となりました。
 なお、成田空港発着の国内線は運航されませんでした。


*7月7日

@ニュージーランド航空が成田=オークランド線の週1往復を12月31日まで継続
 昨日の「Traicy」によりますと、ニュージーランド航空は現在週1往復で運航している成田=オークランド線を、12月31日まで週1往復で継続する事を明らかにしました。
 写真は成田空港に到着したニュージーランド航空のB787-9型機です。

 

@成田空港で今日から、オリパラの選手と関係者入国審査を検査結果出る前に済ませる措置実施
 今日の日刊スポーツによりますと、成田空港では今日から、オリンピック・パラリンピック関係の選手や役員などの入国審査を、感染検査の結果が出る前に行う措置が始まりました。昨日までは結果が出るまで、入国前の制限区域で待機してもらっていました。
 入国審査の混雑を避けるため、との事です。入国後、検査結果が出るまでは、指定の待機施設・場所で待つことになります。
 これにより、水際対策に対する不安の声が高まる可能性もある、との事です。
【コメント】またまた、“ザルの目”を荒くするのでしょうか。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は5日入国者で1名、6日で1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は、5日で1名、6日で1名でした。2名とも無症状でした。

@エア・ジャパンの客室乗務員が成田空港で検疫補助業務、PCR検査もなく客室乗務させられる
 今日の「Business Journal」によりますと、ANAホールディングスの子会社「エア・ジャパン」の客室乗務員が、成田空港第1ターミナルで検疫補助事業に従事させられている問題で、その実態についてジャーナリストの松岡久蔵氏が寄稿しています。
 これによりますと、客室乗務員は検査前後の入国者検疫の案内をさせられていますが、自身はPCR検査は一切受けさせられていません。
 これについてANAホールディングスは「これら業務については、厚生労働省成田空港検疫所の指示に従って業務についており、その中で検疫補助業務後にPCR検査を実施するという定めはございません。」としています。そして、そのまま、機内の客室乗務に就いている、との事です。
 松岡氏は5月10日にもこの問題を取り上げて(5月11日の出来事参照)います。
【コメント】万が一、感染していたら乗客に感染させることにならないでしょうか。また、客室乗務員の家族にも感染の危険があります。

@ロシア機事故の詳報
 昨日起こったロシア・カムチャッカ半島での旅客機事故の詳報です。
 運航はカムチャツカ航空で、ロシア非常事態省によりますと、到着空港の約4.5Kmにある、沿岸岸壁の上部と、その下の海から同機のものとみられる破片が発見された、との事です。
 事故当時の天候は曇りで霧の悪天候だった、との事です。乗客・乗員28人は全員が死亡したものと見られています。


*7月6日

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は2日入国者で2名、4日で1名、5日で2名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は、2日で2名、4日で1名、5日で2名でした。
 この内、4日の入国者には発熱の症状がありました。他の4名は無症状でした。

@日本航空の赤坂社長「各エアラインの借入金が非常に増え、これから返済が始まる」
 今日の「テレ東 BIZ 」によりますよ、日本航空の赤坂社長は出演したテレビ東京系「モーサテ」の中で、
 司会者の「海外では航空会社がかなり経営破綻しましたけれども、今後の業界の再編、統合をどう見ていますか。」との問に、
 「各エアラインの借入金が非常に増え、あるいは政府の支援をいただいていますが、これから返済が始まり、いろいろな対応していかなければいけない。ポストコロナにおいて、そういう影響がこれから顕在化してくると思います。そうした中で業界がどう変わっていくか、私どもも注意深く見ていかなければならないですし、
 何よりも自分たちがしっかり生き残っていかなければいけない。大事なことはポストコロナをいかに準備するか。これからが本当の勝負だと思っています」と答えていました。

@ピーチの運航率は7月19日〜31日で62.3%、8月は82.8%
 昨日の「Fly Team」によりますと、ピーチ・アビエーションは7月19日から8月31日の運航計画を発表しました。
 これによりますと、7月の運航率は62.3%、8月は同82.8%となっています。

@ロシア・カムチャッカ半島で旅客機が消息を絶つ
 今日のAFP通信日本語版によりますと、ロシア極東航空検察当局の報道官は、カムチャッカ半島の、ペトロパブロフスクカムチャツキーからパラナへ向かっていた、乗客・乗員29人が乗ったアントノフ26型機が消息を絶ち、予定されていた時刻に到着しなかった、と発表しました。
 すでに捜索が始まっている、との事です。

@大韓航空がアシアナ航空との統合最終計画を発表
 昨日の 「sky-budget」によりますと、大韓航空はアシアナ航空との統合計画を最終決定しました。
 それによりますと、ブランドは大韓航空に統一し、傘下の LCC「ジンエア」「エアプサン」「エアソウル」を3社で統一します。
 さらに、韓国国内での国内線運航が1社になるため、運賃が高騰しないように、国土交通部の認可制にします。
 最終の統合完成は2024年となる、との事です。


*7月5日

@日本航空の成田=シアトル線が今日から増便
 今日の 「sky-budget」 によりますと、日本航空は今日から成田=シアトル線を増便しました。週3往復から週4往復(月・火・木・土曜日)となります。

@先月19日に成田空港で陽性が確認されたウガンダ選手団のコーチが、チーム合流後再陽性に
 先月19日に成田空港から入国し、陽性が確認され、1日に国の基準が満たされたとして泉佐野市の選手団と合流した、ウガンダ選手団のコーチが、3日のPCR検査で再陽性になったことが明らかになりました。
 このコーチは泉佐野市に移動した後、毎日のPCR検査が実施されていました。しかし、選手たちと接触していない、との事です。
 療養期間終了後に再陽性となるケースは一定数あり、新たな隔離や濃厚接触者の特定などの必要はない、とのことです。
【コメント】素人なので、「どうして」と思ってしまいます。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は4日入国者で2名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は、4日入国者で2名でした。2名とも無症状でした。

@「春秋航空・日本」の21年3月期決算は純損失が約75億円、債務超過が約50億円
 今日の「Aviation Wire」によりますと、「春秋航空・日本」がこのほど発表した「2021年3月期の決算」は、売上高は50億5743万円、経常損益が75億4662億円の赤字となりました。
 また、債務超過額は50億4795万円となっています。
 日本航空は「春秋航空・日本」が昨年7月と今年4月に発行した社債、それぞれ30億円を株式に転換し、議決権で65%以上の株式を取得して、連結子会社としています。
 日本航空の連結子会社となった事から、従来の「12月の連結決算」を、日本の「3月連結決算」に変更しています。
【コメント】かなり厳しい決算ですが、日本航空としては独自に中国路線を急速に拡大するよりも、本体の「春秋航空」の協力で、そのノウハウや航空当局のつながりを確保する方が良いと、判断したのでしょうね。
 写真は第2ターミナルと第3ターミナルに並んで駐機する「春秋航空・日本」機と日本航空機です。駐機場にはジェットスター・J 機も見られます。

 

@エア・ベルギーがエアバスからA330-900neo型機2機を導入
 今日の「Fly Team」によりますと、エア・ベルギーは現地時間1日、エアバスと A330-900neo 型機2機を導入することで合意した、と発表しました。
 この導入で、現在使っているA340-300型機2機と入れ替える、との事です。


*7月4日

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は27日入国者で1名、30日で1名、7月2日で4名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は、6月27日入国者で1名、30日1名、7月2日で4名でした。
 この内、7月2日の1名に発熱、咳嗽、頭痛の症状がありました。残りの5人は無症状でした。

@羽田空港から入国したセルビアのボート選手1名が陽性
 昨日、羽田空港から入国したセルビアのボート選手団5人の内、1人が抗原検査で陽性となりました。
 このため、この選手は療養施設に移動し、残りの4人は濃厚接触の可能性がある、として、空港近くの待機施設に移動しました。
【コメント】ようやっと、体制が整ってきたのでしょうか。それにしても、精度の低い「抗原検査」とは、なんでしょうか。「PCR検査」をやるべきですね。

@感染拡大でインドネシア・エア・アジアが、国際・国内ともに1ヶ月完全運休
 昨日の「アジアトラベルノート」によりますと、インドネシア・エア・アジアはインドネシア国内の新型コロナウイルス感染症拡大を受け、7月6日から8月6日まで国際線と国内線の全便を運休する、と発表しました。
 写真は成田空港に来たインドネシア・エア・アジア X
機です。機首にある国旗や国名を見ないと分からないのです。

 


*7月3日

@エア・ジャパンが今日から成田=シンガポール線を増便
 エア・ジャパンは今日から成田=シンガポール線を、週3往復から週5往復(月・水・金・土・日曜日)に増便しました。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は25日入国者で2名、28日で1名、29日で1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は、6月25日入国者で2名、28日1名、29日1名でした。全員無症状でした。

@「春秋航空・日本」の子会社化後の初便が昨日、新千歳空港に向け離陸
 昨日、日本航空の子会社化された「春秋航空・日本」の初便が成田空港から新千歳空港に向け運航されました。
 同航空の王会長は記者団の取材に答え「中国からのインバウンドとともに、日本人観光客のアウトバウンド需要に応えられるようにしたい」と述べ、さらに、「中国路線の積極的拡大を目指して、機材も現在の6機から2025年までに9機に増やす」との考えを示しました。機材調達は中古機も視野に入れている、との事です。
 国内路線についても「拡大しないわけではない」と述べました。
 また、現在は債務超過ですが、2025年には黒字化を目指す、との事です。

@米国・トランスエア機がホノルル近くの海に緊急着水
 現地時間2日午前1時33分にハワイ・ホノルルの空港を離陸し、マウイ島に向かった米国のトランスエア4810便・B737-200F型機で、離陸直後に左エンジンにトラブルが発生しました。
 同機は近くのカラエロア空港に緊急着陸をしようとしましたが、空港手前の海上に緊急着水しました。
 乗員2名は救助されましたが、かなりの重傷を負い病院に搬送されました。
 この機体は1975年製で、機齢は46年とのことです。
 下図は「Flightradar24」から採った同機の航跡です。機影の向きが反対ですね。

 


*7月2日

@今日からの成田空港路線の再開と増便です
 今日からの再開と増便です。
全日空の成田=ジャカルタ線が今日から再開されました。週3往復となります。
全日空の成田=ロサンゼルス線が今日から増便となりました。週4往復から週7往復の1日1往復になります。
なお、スクートのシンガポール=台北=成田線は、「Flightradar24」によりますと。昨日から増便していました。週1往復から週4往復(月・火・木・土曜日)になります。
 写真は誘導路を移動するスクートのB787型機です。

 

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は27日入国者で1名、30日で1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は、27日入国者で1名、30日で1名でした。
 27日の人には発熱、咽頭痛、頭痛、関節痛の症状がありました。また、30日の人には発熱、咳嗽の症状がありました。

@ウガンダ選手団と同じ航空機で成田空港に着いた10代男性が陽性に
 厚生労働省は昨日、立憲民主党の照会に答えて、先月19日夜に成田空港から入国したウガンダ選手団と、同じ航空機に乗っていた、10代の男性が新型コロナウイルス感染症陽性となっていたことを明らかにしました。
 感染確認の日時や国籍などは明らかにしていません。
【コメント】どこで感染したかは分かりませんが、機内感染の可能性も否定できませんね。遺伝子解析してウガンダ選手団と、この男性のコロナウイルスが同じであれば、機内感染ですね。

@三菱航空機会社の21年3月期の赤字は912億円、債務超過は5559億円
 昨日の朝日新聞によりますと、三菱航空機会社は「2021年3月期決算」を官報に掲載しました。これによりますと、最終損益は912億円の赤字となりました。債務超過は19.7%増の5559億円に拡大しました。
 人員削減や減資などのコスト削減は進んでいますが、売り上げがほぼない状態が続いています。


*7月1日

@6月のアクセス数は21,796回でした。

@今日から変更される成田空港国際線
 今日から7月になりましたが、オリンピック・パラリンピックを控えています。本当にやるのでしょうか?
 成田空港の国際線について箇条書きにします。
日本航空は成田=シアトル線を1往復増便し、週4往復(月・火・木・土曜日)とします。
全日空は今日から成田=サンフランシスコ線の運航を再開します。週2往復(木・土曜日)となります。
日本航空は台北→成田線を今日から増便し週2便から週4便(月・火・木・土曜日)とします。
日本航空は今日から成田=高雄線を運休とします。
 このほかにも予定としては、スクートのシンガポール=台北=成田線再開もあるのですが、成田空港公式ページでは出ていません。明日からかもしれません。

@ 日本航空が傘下LCC 3社について成田空港で記者会見
 今日の「日刊航空」によりますと、日本航空は昨日、成田空港で記者会見を開き、今後の LCC 3社の戦略について説明しました。
  成田空港を拠点としてLCC 3社を運用し、2023年度には3社でのEBIT(財務・法人所得税前利益)を120億円とする目標とのことです。
 2025年度には売上高を2019年度の2倍に拡大させる、との事です。
 ジェットスター・ジャパンには追加融資を行ったが、出資比率は50%と変わらないこと。また、現在、A320型機6機をオーストラリアに送り、ジェットスターが活用していること。時期を見てA321neo型機を導入する事を明らかにしました。
 さらに、「春秋航空・日本」については先月29日に連結子会社化したこと、今後、日本航空グループとしては、空白である中国の河南省(鄭州)や河北省(石家荘)、湖南省(長沙)、安徽省(合肥)、江西省(南昌)を「春秋航空・日本」として就航する予定地にする構想を述べました。
 また、Zipエアは、現在、日本航空とは異なるターミナルを使っていますが、今後、成田空港を LCC のハブとし、活用するために、また、利便性を向上させるため、Zipエアのターミナルを移動させる予定としています。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は30日入国者で1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は、先月30日入国者で1名でした。この人には発熱の症状がありました。

@29日の羽田発石見行き全日空機がエンジントラブルで機材交換し2時間遅れる
 昨日の「山陰中央新報」によりますと、先月29日午前8時前、全日空725便の羽田発石見行きがエンジンをかけたところ、トラブル発生の警告が表示されました。
 このため、同便は機材を交換し、約2時間遅れで、出発しました。

@ 日本航空が御巣鷹山事故機のボイスレコーダーとフライトレコーダー情報開示で争う姿勢
 先月28日の産経新聞によりますと、日本航空のジャンボ機・123便が御巣鷹山に墜落した事故の遺族が、ボイスレコーダーとフライトレコーダーのデータ開示を求めて起こした訴訟の第1回口頭弁論が、27日東京地裁でありました。
 原告側は遺族や相続人として「自己情報コントロール権などに基づく、データの開示請求権を有する」と主張しましたが、日本航空側は「フライトレコーダーは特定の個人を識別できる性質のものではない。ボイスレコーダーの音声は業務上の通信内容であり、そもそも個人情報に該当しない」と主張し、争う姿勢を示し、請求棄却を求めました。

@国連機関が「観光産業の回復は、世界でまちまちになり、2019年度水準回復は2023年度になる」と報告書
 昨日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、国連の国連貿易開発会議と国連世界観光機関がこのほど発表した報告書によりますと、世界の観光産業の本格的回復は少なくても2023年以降となる、との事です。
 欧米の一部ではある程度の回復が見込まれますが、他の地域では「非常に多様な回復」となる、との事です。


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