2024年8月後半の出来事


*8月31日

@タイエア・アジアが成田=高雄=バンコク線を冬期ダイヤで増便
 昨日の「Traicy」によりますと、タイエア・アジアは10月27日から、成田=高雄=バンコク線を、現在の週4往復から1日1往復に増便します。
 機材はA320neo型機を使います。

@ユナイテッド航空の客室乗務員組合が待遇改善を求めスト権を確立
 今日の 「sky-budget」 によりますと、ユナイテッド航空の客室乗務員約28000人が所属する労働組合が、ストライキ権を確立しました。
 投票率90.2%で、そのうち賛成が99.9%となっています。
 具体的な要求は、基本給の増額、現場を含む勤務時間に対する賃金の増額、過去3年間の遡及的賃金調整、労働環境改善のためのスケジュールの見直しなどを求めています。
 即時のストライキ実施はないものの、当局が許可した場合はストライキを実行する、としています。
 下の写真は成田空港第1ターミナルから離陸に向かうユナイテッド航空機です。
【コメント】次の記事に詳しく書かれているように、米国航空業界における客室乗務員の劣悪な労働環境が背景にあります。
 しかし、「当局が許可した場合」というのはどういうことでしょうか? 
米国は民主主義を常に標榜しているのですが,大企業と大金持ちの「民主主義」と言うことなのでしょうか。

 

@米国の客室乗務員は生きていくために副業が状態化
 昨日の「クーリエ・ジャポン(YAHOO!ニュース)」に、米国の航空会社で働いている客室乗務員の実態が詳細に載っています。
 華やかなイメージがありますが、実際には副業をしないと生活できないのが実態です。
【コメント】私は日本の客室乗務員の実態には疎いのですが、ここまではひどくはないのではないでしょうか。
 米国の航空会社が出す利益は、このような搾取から生まれてているようです。一方、パイロットは日本では考えられないような高給を取っているようですね。
 会社幹部は言うまでもありません。


*9月30日

@昨日の「昨夜午後11時00分以降の離着陸」で離陸機は飛行コースずれ多数,雨のせい?
 昨日の「昨夜午後11時00分以降の離着陸」を調べていたところ、離陸機は多くが飛行コースずれを起こしていました。
 台風10号の影響による悪天候で、やむをえないとは思うのですが、雨雲レーダーを調べると、それほどひどい天候には思えないのですが。着陸機は飛行コース通りに飛んでいます。
 下に一番ひどかった全日空の8527便の航跡を載せておきます。

 

@日本航空の7月輸送実績は国際線が7.4%増、国内線は3.1%増
 日本航空が今日発表した「JALグループ7月マンスリーレポート」によりますと、
 国際線旅客数は前年同月比・【】は2019年7月比(以下同じ)7.4%増【20.0%減】の63万6203人となりました。利用率は82.9%となっています。
 一方、国内線旅客数は3.1%増【0.3%減】の297万2517人、利用率は75.8%となっています。この内、成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が13.4ポイント増の82.5%、成田=中部線が8.9ポイント増の59.6%、となっています。
【コメント】国内線はコロナ禍前に戻った、と言っていいのでしょうね。傘下 LCC と合わせると,確実に増加してます。国際線はまだまだコロナ禍前には戻っていませんね。

@台湾のエバー航空機が福岡空港に着陸出来ず引き返す、乗客からは拍手
 今日のレコードチャイナ(gooニュース)によりますと、昨日昼頃、台北発福岡行きのエバー航空106便・B787-9型機が、福岡空港に着陸しようとしましたが、台風10号の影響で、着陸を何回も試みたものの、結局、着陸出来ませんでした。
 この間約40分、同機は大揺れになり、大勢の乗客が嘔吐し、子どもは叫び声を上げていた、との事です。
 結局、同機は福岡空港への着陸を諦め、台北へ、戻りましたが、機長が「戻る」とアナウンスすると、客室で拍手が起こった、との事です。
 下に「Flightradar24」による,同機の航跡図を掲載します。
【コメント】普通は「戻る」と言われたら、ブーイングが起こるものですが、相当怖かったのでしょうね。

 


*8月29日

@今日で「成田空港サーバー」が満27年
 今日、この「成田空港サーバー」を立ち上げてから満27年になりました。
 実際には1997年8月19日からの出来事を取り上げていますが、「成田空港サーバー」のページとして、インターネット上に公開したのは、1997年8月29日となります。

@成田空港7月運用状況で外国人旅客数は過去最高も、総発着回数と総旅客数は完全回復には届かず
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「7月空港運用状況」によりますと、
 総発着回数は前年同月比・【】は2019年同月比(以下同じ)17%増【9%減】の2万1072回となりました。
 この内、国際線発着回数は20%増【10%減】、国内線発着回数は1%減【8%減】となっています。
 総旅客数は18%増【11%減】の346万3032人となりました。この内、国際線旅客数は24%増【13%減】で、日本人は19%増【49%減】、外国人は34%増【20%増】と過去最高を記録しました、通過客は16%減【39%減】となっています。
 国内線旅客数は1%減【1%減】となっています。
 国際航空貨物量は7%増【2%減】となりましたが、詳しくは2024年8月の23日の出来事を参照して下さい。

@国土交通省の概算要求で成田空港関係は159億円
 今日の 「sky-budget」 によりますと、国土交通省は今日、来年度予算の概算要求を公表しましたが、この中で、成田空港については159億円を要求しました。
 この内、100億円は空港整備勘定からの無利子貸付 100億円を成田国際空港株式会社に貸し付けます。
 来年度は成田国際空港株式会社により貨物地区整備、航空灯火をLED化する事業及び施設・設備の更新等を実施する、との事です。

@スカンジナビア航空が「チャプター11条」から脱却
 昨日のロイター通信(livedoor news)によりますと、スカンジナビア航空は現地時間28日、2022年7月に申請した米国連邦破産法第11条(チャプター11)に基づく再建手続きを完了した、と発表しました。
 これにより、エールフランスKLMグループが19.9%の株式を取得し、今月末で「スターアライアンス」を脱退して、「スカイチーム」に加盟する事になっています。
 下の写真はかなり前のものですが成田空港に乗り入れていたスカンジナビア航空のA340型機です。
【コメント】成田空港に再乗り入れするのはかなり先になりそうです。エールフランスKLMグループが成田路線を運航していますので、需要の回復が大きくならないと、再乗り入れは難しいでしょうね。
 ただ、エールフフランスが成田空港から撤退する、と言う報道もありますので、これがどのように影響するのでしょうか。

 


*8月28日

@マレーシア航空の路線縮小で成田=クアラルンプール線が減便に
 昨日載せたマレーシア航空の路線縮小ですが、今日の「asia infonet.com」によりますと、縮小する路線に成田=マレーシア線が入っており、現在の週12往復から週10往復に減便される計画、との事です。
 下の写真はA滑走路を離陸するマレーシア航空機です。

 

@ジェットスター・ジャパンが冬期ダイヤで成田=下地島線を運休
 ジェットスター・ジャパンは今日から冬期ダイヤの予約を開始しましたが、国内線では昨年と同じように、成田=下地島線を運休とします。

@まもなく国内航空各社でパイロット不足が深刻に、外国人パイロットを受けいれるにも給与差が障害
 今日の「会社 四季報」に日本のパイロット不足の現状が詳しく解説されています。
 政府は「2030年に訪日外国人6000万人」という目標を掲げていますが、これを達成するためには現在の国内パイロット約7100人を8000人にしなければならない、との事です。
 国内でのパイロット育成でこれを達成することは難しく、外国人パイロットを受け入れることが検討されますが、これにもいくつかの難関があります。
 一つは日本のパイロット給与が外国に比べて格段に安いことです。また、国内航空会社で外国人パイロットを受け入れるためには社内規定などを翻訳しなければならず、多くの作業が必要となる、との事です。


*8月27日

@お盆期間の成田空港出入国者は88万4060人、2019年比で16%減
 今日の千葉日報(有料電子版)などによりますと、東京出入国在留管理局が昨日発表したお盆期間(9日から18日)の、成田空港出入国者数は前年同期比(以下同じ)21.1%増の88万4060人となりました。 
 この内、日本人は22.2%増、外国人は20.4%増で過去最多となりました。
 出入国者数は2019年同期比では16%減となっています。

@マレーシア航空が複数の要因で、12月まで運航規模を縮小に
 今日の 「sky-budget」 によりますと、マレーシア航空はサプライチェーン問題、人員の不足、納入予定機の遅延、機材のトラブルなどにより、12月まで運航規模を縮小する、と発表しました。
 具体的な減便路線などは明らかになっていませんが、成田=クアラルンプール線なども影響が出る可能性がある、との事です。


*8月26日

@岸田首相が成田空港を国際物流拠点とする支援策を国土交通省などに指示
 今日の日本経済新聞(電子版)によりますと、岸田首相は今日開かれた「国家戦略特別区域諮問会議」で、成田空港を国際物流拠点とする総合的な支援策をまとめるように、国土交通省を始めとする関係官庁に指示しました。
 会議の中で「日本全体の競争力強化の観点から国家プロジェクトとして取り組みを加速していく」と述べました。
【コメント】これにより、成田空港周辺で、貨物機の騒音が日夜を問わずに響き渡る、騒音地獄にならないと良いのですが。

@NAAが9月4日に、直下で M 7.3の地震が発生した想定で総合訓練を実施
 成田国際空港株式会社(NAA)は今日、9月4日に成田空港直下でM7.3、震度6強の地震がが発生したとする想定で「総合防災訓練 」を実施する、
と発表しました。

@「Spring Japan」社長の浅見氏が「中国特化の LCC として路線を拡大したい」
 今日の朝日新聞によりますと、JAL グループ会社で最年少の社長となった「Spring Japan」浅見達朗氏(44才)へのインタビューが載っています。
 浅見氏は「中国特化型LCCとして中国路線網拡大と、貨物便の安全運航に努めたい」と語りました。
 写真は第3ターミナル前の駐機場に停まる「Spring Japan」機です。

 


8月25日

@今日未明、「カーフュー弾力的運用」で2機が着陸
 上段の「午後11時00分以降の離着陸」にもあるように、今日未明、「カーフュー弾力的運用」で、2便が午前00時以降に到着しました。
 1例目は日本航空8696便が、前便での交通管制指示による玉突き遅延のため、00時03分に、A滑走路北側から着陸したものです。
 2例目はジェットスター・ジャパン120便が、前便で成田空港の悪天候のために、出発が遅れた玉突き遅延のため、00時08分に、A滑走路北側から着陸したものです。
 しかし、上段の「昨夜午後11時00分以降の離着陸」にもあるように、昨夜はジェットスター・ジャパン機の到着遅れが続発しました。同航空のシステムにトラブルでもあったのでしょうか。

@地域航空への新規参入を目指す「フィールエア」が計画を変更
 今日の 「sky-budget」 によりますと、今年春から、成田空港を拠点とし、就航を予定していた「フィールエア」(2024年3月18日の出来参照)は、運航開始時にはATR 社の航空機(2022年7月に36機を購入する意向書締結)を使う予定でしたが、就航初期は19席以下の小型機を使用する計画に変更したようです。
 具体的な機種は明らかになっていませんが、ビジネスジェットクラスの機種に変更し、需要に応じて機材を大型化するものと見られます。
 また、拠点空港としては成田空港などに加え、調布空港や小牧空港を候補としている、との事です。
 運航の開始時期も明らかになっていません。


*8月24

@中国南方航空が9月26日から、成田=鄭州線を再開
 今日の「Traicy」によりますと、中国南方航空は9月26日から、成田=鄭州線を週2往復(成田発着 木・土曜日)で再開します。
 
機材はB737型機となります。
 下の写真は第1ターミナル北ウイングに駐機する中国南方航空機です。

 

@イベリア航空が来年3月31日から、成田=マドリード線を増便へ
 今日の「sky-budget」によりますと、イベリア航空は、10月27日から週3往復で再開する成田=マドリード線を、来年3月31日から週4往復(成田発着 月・火・金・日曜日)に増便する計画、との事です。


*8月23日

@「Spring Japan」が9月1日から成田=大連線を開設
 「Spring Japan」は今日、9月1日から10月14日まで、成田=大連線を開設する、と発表しました。
 運航は週6往復(成田発着 月曜日を除く)で、機材はB737型機を使います。

@NAAが9月1日から成田空港国際線旅客保安サービス料を150円値上げ
 今日の「NHKニュース」によりますと、成田国際空港株式会社は9月1日から、国際線の「旅客保安サービス料」を150円値上げし、700円とします。
 この結果、大人一人が出国する場合「旅客サービス施設使用料」の2460円と合わせて合計3160円が、航空券の購入時に徴収されることになります。

@伊藤忠商事が輸入した航空燃料を9月から航空機に給油
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、伊藤忠商事は7月に韓国から輸入した航空燃料を成田空港にパイプラインで搬入しましたが、この程、複数の航空会社と、9月以降に燃料を供給する契約を結びました。
 7月に搬入した燃料は約5000キロリットルで、アジア便に換算すると約300便を運航できる、との事です。
 次回の搬入予定は未定ですが、成田空港への燃料搬入を継続する、としています。

@7月の成田空港国際貨物取扱量は7.1%増
 東京税関成田航空貨物出張所が21日に発表した「7月成田空港国際貨物取扱量」は、総取扱量が前年同月比(以下同じ)7.1%増の16万9542トンとなりました。
 この内、積込量は10.4%増、取卸量は4.5%増でした。3項目共に4ヶ月連続のプラスとなりました。
 
生鮮貨物の輸入量は1.8%減、ドライ貨物の輸入量は2.9%増となっています。

@成田空港の7月貿易概況は輸出額が20.6%増、輸入額が22.0%増
 東京税関が21日に発表した、「成田空港7月貿易概況(速報)」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)20.6%増の1兆5168億3200万円、輸入額が22.0%増の1兆8137億2300万円となりました。
 輸出額は8ヶ月連続プラス、輸入額は4ヶ月連続プラスとなっています。

@新田原基地訴訟の原告団が夜間飛行禁止部分について最高裁に上告、賠償部分は確定
 今日の読売新聞(YAHOO!ニュース)によりますと、新田原基地の騒音と夜間の飛行禁止を求めた訴訟原告団は、2日の福岡高裁判決で夜間の飛行禁止部分を認められなかったことに対して、8日、最高裁に上告しました。
 しかし、騒音被害の賠償については原告側も国側も上告を見送ったため、損害賠償部分の高裁判決は確定しました。


*8月22日

@成田空港の上半期航空貨物輸出額が好調、背景に紅海での武装勢力攻撃避ける迂回とパナマ運河の水位低下
 今日の「DIAMOND online」によりますと、このところ、航空貨物の輸出が好調となっています。
 成田空港の航空貨物の輸出額は2024年上半期で、前年同期比13.9%となり、半期としては過去最高を記録しています。
 この、原因の一つに海上輸送の混乱が上げられています。この混乱は紅海での武装勢力からの攻撃を避けるために貨物船が迂回ルートをとっていることや、パナマ運河の水位が低下し、通過制限がかけられていることなどで、海上貨物運賃が高騰していることが上げられています。
【コメント】この所の「昨夜午後11時00分以降の離着陸」でも分かるように、大型貨物機の飛行が増えています。
 これらの大型貨物機は総じて騒音が激しく、飛行コース直下の住民が迷惑しているのです。

@7月の訪日外客数は41.9%増と単月としては過去最高、出国日本人数は17.6%増
 観光局が昨日発表した「7月訪日外客数(推計値)」によりますと、訪日外客数は前年同月比・【】は2019年7月比(以下同じ)は41.9%増【10.1%増】の329万2500人と単月として過去最高を更新しました。
 しかし、出国日本人数は17.6%増【36.8%減】の104万8800人となりましたが、2019年7月比では36.8%減となっています。

@エミレーツ航空がスペアの部品取りとしてA380型機5機を購入
 今日の 「sky-budget」 によりますと、、エミレーツ航空はA380型機5機を約2億ドルで買い取った、との事です。
 これは、現在、生産が終了しているA380型機のスペアパーツを確保するためのもの、との事です。
 なお、大韓航空も10機のA380型機を保有していましたが、現在は4機を運用中で、5機を保管しています。この保管中の機体も部品取りのために活用し、4機を継続運航させることにしている、との事です。
 下の写真は成田空港就航当初のエミレーツ航空A380型機です。今は午後11時頃の離陸ですので、写真はありません
【コメント】全日空のA380型機もやがて、同じ運命をたどるのかも知れませんね。

  


*8月21日

@昨夜の「昨夜午後11時00分以降の離着陸」は久しぶりに6機のみでした
 昨日の「昨夜午後11時00分以降の離着陸」は久しぶりに6機のみでした。
 この所、「昨夜午後11時00分以降の離着陸」が、3日間非常に多くなっていました。17日が20機、18日が13機、19日が16機でした。
 まさに、都心部の JR 通勤ラッシュ並みの回数です。
 深夜にこんな騒音を都心部でばらまいたら、大騒動になるでしょうね。
 国土交通省や成田国際空港株式会社はどう考えているのでしょうか。
 千葉県知事や騒音区域を抱える市町の首長はどう考えているのでしょうか。

@内閣府が「トキエア」関連会社に対する補助金を不適切受給疑いで調査
 昨日の朝日新聞デジタルによりますとによりますと、「トキエア」の関連会社「TOKI Aviation Capital」が、領海などの保全を目的に離島の振興を図る「有人国境離島法」に関する補助金を不適切に受給していた疑いがある、として内閣府が補助金の全額約800万万円の返還を命令することも視野に入れて調査している、との事です。
 「トキエア」は昨日、この件に関して「トキACは佐渡市より当該補助金のご紹介をいただき、法令に基づき対応してきております。また、今後も関係各所の指示に従い、各種必要な対応を行ってまいります。」とのコメントを出しています。

@スカイマークの7月輸送実績は旅客数が4.7%増
 スカイマークが今日発表した「7月搭乗実績」によりますと、有償旅客数は前年同月比(以下同じ)4.7%増の70万7305人となりました。座席利用率は2.2ポイント増の84.2%でした。

@英国政府がロンドン・シティー空港の拡張を承認
 今日の「NNA ニュース(YAHOO!ニュース)」によりますと、英国政府は現地時間19日、ロンドン・シティー空港の拡張計画を承認しました。
 この拡張により、年間の旅客取扱量は250万人拡大し900万人となる、との事です。
 空港会社はこの拡張に合わせて、現在土曜の発着を午後0時半までに制限する規定を緩和して、午後6時半まで可能にするように求めていました。
 空港会社は拡張に伴い、早朝の発着便が増加する見通し、としており「『より環境に優しく、より静かな次世代航空機』のみが、追加便として許可される」と説明しています。
 空港が立地するロンドン・ニューアム区議会の戦略開発委員会は、2023年7月に騒音や大気への影響を理由に拡張を否決していました。
 しかし、大規模なインフラ整備計画を打ち出している労働党新政権がこれを覆した事になります。


*8月20日

@中国南方航空が9月30日から成田=武漢線と成田=鄭州線を再開
 今日の「sky-budget」によりましと、中国南方航空は9月30日から、成田=武漢線と成田=鄭州線を再開する計画、との事です。
 成田=武漢線は週1往復となり。成田=鄭州線は週2往復となります。

@カタール航空が来年2月14日から成田=ドーハ線を増便へ
 昨日の「Traicy」によりますと、カタール航空は来年2月14日から、現在週7往復している成田=ドーハ線を週11往復に増便する、と発表しました。
 増便分は、成田発着 月・水・木・土曜日となります。

@ANAホールディングスの下期運航計画で成田=ホノルル線を減便、1月以降A380型機の投入も未定
 ANA ホールディングスは今日、2024年下期のANAグループ運航計画の一部変更を発表しました。
 これによりますと、成田空港路線では、成田=ホノルル線を1月11日から現在の1日2往復を、週10往復に減便する、としています。また、この路線は現在A380型機(フライングホヌ)を使っていますが、1月はA380型機を使用するものの、1月以降の運航計画で、機材は未定としています。
 また、成田=パース線を10月14日から週3往復で再開します。
 さらに、10月27日から成田=香港線を週1往復増便し、週4往復とします。
 また、ピーチ・アビエーションは、10月27日から成田=台北線を現在の週14往復から最大週21往復へ増便します、
 また、国内線では成田=大分線を10月27日から運休とします。

@日本航空が下期運航計画変更で、成田=メルボルン線や成田=ジャカルタ線などを増便へ
 日本航空が今日発表した2024年下期の運航計画によりますと、成田空港路線では、成田=ジャカルタ線を10月27日から週2往復増便して、週13往復とします。
 また。成田=ベンガルール線を10月27日から週2往復増便して、週5往復とします。
 また、10月27日から成田=メルボルン線を、週3往復増便し、週6往復とします。
 さらに、10月27日から成田=グアム線を、週2往復増便し週7往復とします。

@国内航空各社のお盆期間利用者は国際線、国内線共に増加
 国内の航空各社が昨日発表したお盆期間の航空旅客数は、国際線が前年同期比(以下同じ)17.3%増の60万6296人、利用率は3.2ポイント増の88.3%となりました。
 一方、国内線では3.9%増の350万7048人、利用率は3.1ポイント増の88.8%となっています。
 航空会社別は昨日の「Aviation Wire」にまとめられています。

@B777X 型試験飛行機でも部品の破損が確認され、試験飛行が一時停止
 今日の 「sky-budget」 によりますと、ボーイング社が開発中のB777X 型試験飛行機でエンジンマウントに損傷が発見されました。
 このため、4機ある試験飛行機で部品に異常がないかどうかの点検が行われており、試験飛行は停止している、との事です。
 これにより、同機の開発がさらに遅れる可能性があります。


*8月19日

@主要旅行業者取扱量の回復はまだまだ
 観光庁が9日に発表した「主要旅行業者の6月旅行取扱状況(速報値)」によりますと、
 海外旅行は前年同月比・【】は2019年6月比(以下同じ)34%増【37%減】、
 外国人旅行は±ゼロ【20%減】、
 国内旅行は9%減【19%減】となりました。


*8月18日

@昨日午後11時台に20便が離着陸、カタール機が離陸直後に東によれる
 A滑走路飛行コース直下のみなさん、昨夜は大変でした。一昨日の夜は全く飛ばずに靜かに眠れたのですが。
 上段の「昨夜午後11時00分以降の離着陸」にあるように、午後11時台に20機が離着陸しました。平均すれば、3分に1機の割合になります。
 これでは、都心の鉄道ラッシュ並みのダイヤになります。
 この中で23時26分に出発したカタール航空807便が、離陸直後にわずかに東にずれる、コースずれを起こしました。ほんのわずかなので、もしかすると、「Flightradar24」のシステムに何らかの不具合があったのかも知れませんが、B滑走路からの離陸が同時刻に行われたとすれば、管制官からの注意もあったのでしょうか。
 下図は「Flightradar24」による同便の航跡です。

 

@エールフランスが冬季ダイヤで成田=パリ線を運休、成田空港から撤退か
 今日の 「sky-budget」 によりますと、エールフランスは来冬季ダイヤで、成田=パリ線を運休する計画、との事です。
 代わりに、羽田=パリ線を最大3往復にする計画、との事です。
 これにより、エールフランスは成田空港から撤退することになります。

@16日の夜は約1000人が成田空港で夜を明かす
 台風7号の影響で、287便が欠航した成田空港では、16日夜、出国できなかった外国人を中心に、平常の3倍となる約1000人が空港内で一夜を明かしました。
 NAAはこの人たちに対して寝袋とクッキーを配りました。

@17日に成田空港から出発したスイス航空機が急病人でアスタナ空港に臨時着陸し、前輪を草地に突っ込む
 今日の「Traicy」によりますと、17日午前11時31分に成田を離陸した、チューリッヒ行きのスイス航空161便・B777-300型機で、乗客が急病となり、現地時間の午後4時1分に中央アジアのカザフスタンにあるアスタナ空港に臨時着陸しました。
 所がアスタナ空港では誘導路が閉鎖中で、着陸後、滑走路上で転回させる必要がありました。この際に前輪が草地に逸脱し、動けなくなりました。
 その後、牽引車で滑走路に戻りましたが、乗客319人は再予約の選択肢に限りがあるため、オーストリア航空がB777型機を派遣して、ウィーンに向かいました。


*8月17日

@台風の影響で、昨日の「昨夜午後11時00分以降の離着陸」は1件もありませんでした。

@今日の成田空港は昨日の遅延便も到着し大混雑
 成田空港では今日、お盆休暇を海外で過ごした人の帰国ラッシュがピークを迎えました。
 昨日の台風の影響で、今日にずれこんだ到着便も約30便あり、混雑が一層激しくなっている、との事です。

@昨日の成田空港欠航便は287便
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、成田空港は昨日、国内線と国際線で287便が欠航となりました。
 午後3時45分に運航が終わり、チェックインカウンターも昼過ぎに閉鎖されました。
 このため、空港内は閑散としており、コロナ禍最中のような状態だった、との事です。
 旅行客の中には、ハワイへの運航便が明日朝の出発になったため、周辺のホテルはどこも満室で確保できず、家族4人で空港に来て一夜を明かす人もいました。

@13日、日本航空の成田=フランクフルト便が、羽田に立ち寄り給油して、フランクフルトへ
 今日の「乗りものニュース」によりますと、13日に成田空港からフランクフルトに向かった日本航空407便・B787-9型機が、いったん羽田空港に向かう、珍しい飛行がありました。所要時間は19分でした。
 
理由は、この日に起こったA滑走路の閉鎖で、B滑走路しか使えず、フランクフルトに直行する燃料を積んでは、B滑走路からの離陸が出来ないため、燃料を減らして、羽田空港まで行き、羽田空港で燃料の補給と、運航乗務員を交代させて、フランクフルトに向かったため、との事です。
 このような運航は「テクニカルランディング」と呼ばれています。
 下図は「Flightradar24」よる407便の羽田空港までの航跡です。

 

@新千歳空港でハサミを紛失し、保安検査をやり直す
 今日の北海道放送ニュース(YAHOO!ニュース)によりますと、新千歳空港で今日午前9時頃、制限区域内にある店舗から「業務用のはさみを紛失した」と通報がありました。
 このため、制限区域にいた旅行客や、すでに搭乗していた乗客の保安検査をやり直すトラブルがありました。
 この影響で、ユーターン客などで混雑する空港がさらに混雑し、多数の便に大幅な遅れが出ました。


*8月16日

@台風7号で成田空港も閉鎖状態
 台風7号の影響で、成田空港と羽田空港では今日の午後便を中心に約750便の欠航を決めています。
 両空港のカウンターも正午をもって閉鎖となる見込みです。
【コメント】台風ですから、仕方がない面もありますが、到着したり、出発する人達は大変ですね。周辺のホテルをとるにしても、満室で取れなかったり、余計な出費も強いられます。成田空港で一夜を過ごす人たちも大勢いるのでしょうか。

@昨夜、ジェットスター・ジャパン機が新千歳空港でエンジン不具合、欠航に
 昨日の北海道新聞によりますと、昨日午後8時55分頃、新千歳発成田行きのジェットスター・ジャパン118便で、出発時にエンジンの排気温度が異常に高くなり、同便は欠航となりました。乗客180人に影響が出ました。

@ウエスト航空機がカルガリー空港での雹により16機が損傷
 昨日の「Traicy」によりますと、成田空港にも乗り入れtているウエストジェット航空は現地時間8月5日にカルガリー空港を襲った雹により被害を受け、16機が損傷し、運航に向けた修理を行っています。
 しかし、特殊な機器や資材の調達、修理や検査の完了に数週間かかる見通し、との事です。

@台湾のエバー航空機が乱気流に遭遇、客室乗務員6人が負傷
 14日の 「sky-budget」 によりますと、現地時間11日午後2時50分頃、台湾のエバー航空238便・B777-300ER 型機がインドネシア上空を飛行中に、乱気流に遭遇し、食事サービス中の客室乗務員6名が負傷しました。

@エルアル航空がボーイング社とB737MAX型機31機導入で契約
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、ボーイング社は現地時間15日、エルアル航空とB737MAX型機を最大31機導入する最終契約を結んだ、と発表しました。


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