2001年7月の出来事

*7月24日

@都合により、今月いっぱいの更新が出来ませんので、よろしくお願いいたします。

@「成田空港と関西国際空港の統合は考えていない」国土交通省
 昨日開かれた、共生委員会の会合で、委員からの「大阪府が成田空港の空港公団と関西国際空港会社の経営統合を提案したようだが、国土交通省としてはどう考えているのか。」との質問に対し国土交通省は「成田空港の空港公団が行政改革の対象からはずれることはないが、地域との関係を考えると、今のままでよいのではないか。関西国際空港との統合は考えていない。」と答えました。また、共生委員会として、農業用ビニールの汚染問題で2年かけて調査をすることになりました。
【コメント】農業用ビニールが汚れる問題については空港公団が専門家に依頼して調査を進めており、今月4日の本会と空港公団との話し合いの中でも、私から質問をしたところ、「調査の結果はこの秋にも出る予定。」と答えていました。この調査と今回の調査はどう違うのでしょうか。調査の問題点は『この汚れが、有機質のものであることは確かだが、飛行機の排ガスによるものか、自動車などの排ガスによるものか区別が難しい。』と言うところにあるようです。

@燻煙マグロの輸入禁止で成田空港検疫所長が訴えられる
 今日、名古屋の水産物販売会社が「冷凍燻煙マグロを事実上の輸入禁止にしたのは違法」として、厚生労働省成田空港検疫所長を訴える裁判を千葉地裁に起こしました。この会社は燻煙マグロ100Kgをフィリピンから輸入しましたが、一酸化炭素が検出されたため、廃棄処分を言い渡されたものです。
【コメント】一酸化炭素は猛毒ですが、燻煙されたものからは検出されても不思議はありませんが、人体に有害なほど検出されたのでしょうか。そうとすると、扱った運送業者などへの影響も心配です。

@羽田空港第4の滑走路の調査費を予算要求へ・国土交通省
 国土交通省は首都圏の航空需要を拡大するための方策として、首都圏第3空港に先行して羽田空港再拡張を正式決定するようです。今日、国土交通省は来年度予算の概算要求に羽田空港にB滑走路と平行する第4の滑走路を建設するための調査費を盛り込むことを決めたようです。

@エコノミークラス症候群の大規模な調査開始へ
 ニュージーランドの研究グループはオタゴ大学の資金提供を受けて、いわゆるエコノミークラス症候群の1000人規模の調査に乗り出します。この調査はニュージーランド国内の空港で、4時間以上を機内で過ごした乗客の搭乗前と後の身体状態を調べるものです。エコノミークラスの乗客だけではなく、年齢も18歳から70歳までを対象とするそうです。


*7月23日

@富山空港で中国北方航空機が主翼先端を滑走路に接触
 今日午後0時25分ごろ、中国・大連発富山行き中国北方航空613便(MD82型機)が富山空港に着陸する際、左主翼の先端部を滑走路面に接触させましたが体制を立て直し大事にはいたりませんでした。このため翼端のライトが破損し、清掃のため滑走路が約30分間閉鎖されました。同機は予定より2時間半遅れて同4時、折り返し大連へ向けて同空港を出発しました。


*7月22日

@新千歳にサハリン定期便(週1往復)が運航開始
 ロシア・サハリン州ユジノサハリンスク市と新千歳空港を約1時間半で結ぶ新定期航空路線が新設され、今日午後、第1便が新千歳空港に到着しました。サハリン航空がプロペラ機のアントノフ24(36人乗り)を使い、日曜日に週1往復を運航します。新千歳は、航空自衛隊基地に隣接するため、これまで防衛庁の反対でロシアとの定期便就航が見送られてきました。


*7月21日

@今日はニュースが見あたりませんでした。


*7月20日
@フィルムメーカー5社が「フィルムを手荷物に」と呼びかけへ
 富士フイルムなどのフィルムメーカー5社はフィルムを機内持ち込み手荷物とするよう呼びかけることになりました。これは、海外の空港でテロ対策のため荷物を検査する時に今までよりも強力なX線装置の導入が進んでいるためです。このために、フィルムがX線によって感光する、いわゆる「カブリ事故」が多発し、せっかくの写真が台無しになる事故が続いているためです。

@航空13社の夏休み予約が国際線は過去最高水準
 国内航空会社13社の夏休み(7月20日〜8月19日)の予約状況が国際線では前年比0.8%増の100万5000人と過去最高水準に達していることが明らかになりました。デフレ傾向の続く中でビジネスクラスの伸びが目立っているそうです。

@日本エアシステムの5月輸送実績は内外ともプラス
 日本エアシステムが発表した5月の輸送実績によると、国内線は前年同月比14.9%増と3ヶ月連続プラスとなりました。また、国際線は同1.3%増と48ヶ月連続のプラスとなりました。

@ノースウエスト航空が500人をレイオフに
 アメリカのノースウエスト航空は管理職130人を含む500人のレイオフ(一時解雇)を発表しました。また、管理職と契約社員1500人の削減を発表しましたが、こちらは自主退職などの自然減で対応するそうです。


*7月19日

@MKタクシーが都内ー成田空港にジャンボタクシー

 京都に本拠を置くMKタクシーが都内と成田空港を結ぶ乗り合いタクシーを計画しています。代金は4000円〜5000円で自宅と成田空港を結びます。インターネットや携帯電話で出発日と便名を入力すると当日のピックアップ時間帯を回答できる予約システムを導入する予定です。2001年は9人乗りのジャンボタクシーを30台程度用意し、千代田区や港区などから始め、順次拡大していく予定です。MKタクシーでは似たようなサービスを京都ですでに運行しており、関西国際空港や大阪空港などに1日600人程度の利用者があるそうです。

@カンタス航空の成田ーパース直行便はB−767で運航

 13日の出来事で書いた、「カンタス・オーストラリア航空の成田ーパース線はシドニー経由で、機材はB−747型機で運抗すことになった。」と言う記事はカンタス・オーストラリア航空の方針が変わり、B−767で成田ーパース直行便として運航することになったそうです。

@アメリカ大手航空会社の決算・赤字続く

 先頃相次いで発表されたアメリカ大手航空会社の4月〜6月の4半期決算によりますと、苦戦が続いています。アメリカン航空は130億円の赤字で、連続2期の赤字決算になりました。また、ユナイテッド航空も約360億円の赤字決算でこちらは連続5期の赤字になったそうです。両社ともビジネスクラスの激減がひびいているようです。

@ボーイング社の決算は大幅増益に

 ボーイング社が発表した4月〜6月の4半期決算は35.5%の大幅増益になったそうです。このうち、民間部門は16.1%の増益で、軍事部門もF15の追加受注で増益とのことです。しかし、ボーイング社の今後の見通しは不透明で、例年なら6月の航空ショウの後には必ず株価が急上昇したのですが、今年は航空ショーの後も株価に変化は見られません。これは、民間機の受注が思うように進まず、この影響は1年から2年後に表れてくると考えられるからです。


*7月18日

@全日空が国際線に最大89%引きの運賃設定へ

 今日の朝日新聞によりますと、全日空は今年12月から乗客の少ない日を選んで最大89%引きにもなる運賃を設定する予定だそうです。これによりますと片道運賃が、アメリカ西海岸・ハワイ行きが2万5千円、アメリカ東海岸行きが3万円、ヨーロッパ行きが3万5千円となるそうです。条件は搭乗の2ヶ月前からの10日間に予約し、往復を買い(往復とも同額)、出発から14日以内で帰りの便も予約すること、便の変更や払い戻しは出来ないそうです。もちろん、エコノミークラスです。アメリカ路線を12月上旬から始めて、来年度にはヨーロッパ線にも導入し、来年度は60日間程度を設定するそうです。ロンドン線は89%の割引になるそうですが、他の路線も80%程度の割引率になるようです。

@サベナ航空を巡りスイス航空とベルギー政府が合意

 経営危機に陥っているサベナ・ベルギー航空の救済に関して交渉を続けていたスイス航空とベルギー政府は合意に達しました。内容は、スイス航空のサベナ・ベルギー航空株の買い増し義務を免除する代わりに、スイス航空とベルギー政府は2年間で約460億円をサベナ・ベルギー航空に提供すること、このうち、6割をスイス航空が出し、サベナ・ベルギー航空が発注して来年納入される9機のエアバス機をスイス航空が引き取る、と言うものです。そして、スイス航空とベルギー政府はこれ以上の何の義務も負わない、としています。そして、サベナ・ベルギー航空は2005年までに合理化を推進して収益の改善を図る、としています。


*7月17日

空港公団のページに「第1PTBにおけるビアガーデン開催のお知らせ」が載りました。

@反対同盟北原派が立木伐採で抗議集会

 反対同盟北原派は15日、暫定平行滑走路南端にある神社の立木を空港公団が前ぶれなく伐採したことに抗議する集会を、工事現場に隣接する畑で開催しました。参加者は300人だったそうです。

【コメント】この立木伐採については東峰地区農家の中にも複雑な波紋を引き起こしているようです。農家の中には「これで、過激派と手が切れて、ホットする。」と言う気持ちもあるようです。この意味は、「東峰地区としての、共同行動をとる材料がなくなって、中核派に支援される北原派との接触は完全になくなった。今後は独自の判断で動ける。」と言う事ではないかと思われます。

@日本航空機でへこみが見つかる

 昨日の午後3時40分頃、新千歳空港から関西国際空港に向かう日本航空876便・B−747−200型機で貨物搭載中に、機体右前部の貨物室ドア付近に長さ3cm、幅1cm、深さ1cmの長方形のへこみが見つかりました。このため、同機は出発を見合わせ、点検にまわされました。乗客は羽田空港からの代替機で3時間遅れで出発しました。


*7月16日

@都合により、今日の更新は出来なくなりました。今のところ、大きなニュースはないようです。


*7月15日

@関西国際空港発NW機が成田空港に緊急着陸

 昨日午後4時半ごろ、太平洋上を飛行中の関西国際空港発ロサンゼルス行きのノースウエスト航空26便(B−747型機)から「第3エンジンの異常を示す警告灯がついたので、成田空港に緊急着陸したい。」という連絡が入りました。同機は午後5時43分に無事着陸しました。原因は調査中です。


*7月14日

@全日空社長「成田空港での本社の発着枠は少なすぎる」

 全日空の大橋社長は昨日の定例記者会見で、「成田空港の全日空の発着枠が8%と日本航空の26%に比べてあまりにも低い。」とし、暫定平行滑走路の供用開始時に「A滑走路の長距離便の発着枠を増やしてもらうと同時に、平行滑走路の枠もたくさんいただきたい。」と述べました。また、成田空港における国内航空会社の枠が34%しかないことに触れ、「ニューヨーク、ロンドン、パリなどは自国の航空会社の枠が50%前後になっている。」と指摘しました。

@スカイマークが9月・10月の水曜日に羽田ー福岡線を3000円

 スカイマークは就航3周年記念として羽田ー福岡線に、9月19日から10月17日の5週間の水曜日に限り、全便・全席片道3000円の運賃を設定すると発表しました。予約は2ヶ月前からで、7月19日の午前9時から午後6時まで受け付け、毎水曜日に受け付けるそうです。

@全日空の6月実績は国内線は増え、国際線は減る

 全日空はグループの6月旅客輸送実績を発表しました。これによりますと、国内線は9.2%増と3ヶ月連続でプラスとなり、国際線は8.5%減と4ヶ月連続のマイナスになりました。しかし、収支は改善されているそうです。

@F2の主翼補助翼にもへこみ

 F2支援戦闘機の水平尾翼のへこみが問題になっていますが、三沢市に説明に訪れた航空自衛隊関係者が1機のF2支援戦闘機の右主翼補助翼にもへこみがあったことを明らかにしました。これは、自衛隊が点検を始めたところ、製造元の富士重工業から連絡があり分かったものです。へこみは幅4.5cm・長さ86cm・深さ0.1mmのものだそうで、現在、富士重工業で修理中とのことです。これを聞いた鈴木三沢市長は「『少々のへこみは大したことない。』と言う考え方がおかしい。防衛長官か事務次官の説明を求めたい。」と述べました。

@操縦席のガラスにひびが入り引き返す

 昨日の午後0時半ごろ、名古屋発米子行きの中日本エアラインサービスのフォッカー50型機が京都府の宮津付近を飛行中に操縦席のガラスにひびが入りました。このため、同機は名古屋空港に引き返し、無事着陸しました。


*7月13日

@地連協が成田空港と地域農業の共生に関する報告書

 このほど、成田空港地域振興連絡協議会が行った「空港と共生した成田空港周辺地域農業の確立可能性調査」の結果がまとまりました。この結果に寄りますと、空港に近いというメリットだけでは農業の振興には結びつかない、と言う厳しい結果が出ました。具体的には空港関係の機内食業者や周辺ホテルのニーズと地域の生産物がマッチしていないことや、業者側は冷凍野菜やカット野菜などにシフトさせているのに対して、周辺地域の農業がこれに対応する体制をとっていないことなどを指摘しています。また、機内食業者は2,3ヶ月でメニューが変わり、野菜などを同一のものを長く使うことは難しく、特定の生産地だけでは対応が出来ない問題点も指摘しています。これに対して、空港に近いというメリットを生かした高鮮度の流通の仕組みや、地域の野菜や果物のブランドの確立などの努力によって共生は十分可能としています。

@偽名でナンバー紹介をした中核派活動家を指名手配

 千葉県警は今年4月に流山で起こった、千葉県企画部理事宅へのゲリラ事件に関して、この理事が住むマンションの37台の自動車の証明書を偽名で申請した30代の中核派活動家を全国に指名手配しました。

@第3回日米航空交渉を25日・26日に東京で開催

 国土交通省はアメリカとの航空交渉を25日と26日に東京で開くことを明らかにしました。今回の交渉では懸案となっている空のさらなる自由化と成田空港暫定平行滑走路供用開始後の増便枠について話し合われます。空の自由化ではアメリカが完全自由化を主張しているのに対し、日本はアメリカのシェアーが30%に達していることをあげて、反対しています。また、暫定平行滑走路供用開始後の増便枠についても日本は新規参入を希望している国を優先したいとしていますが、アメリカ側は現在のシェアーを増便枠にも当てはめて権益を確保したい意向です。

@カンタス航空が成田ーシドニー・パースの機材をジャンボに

 オーストラリアのカンタス航空は10月28日からそれぞれ週3便運航している成田ーシドニー線と成田ーパース線の機材をB−767型機からB−747型機に変更すると発表しました。これにより、座席数が週600席増えることになります。

@今年度の国際旅客数が2000万人突破へ

 国土交通省は2000年度の旅客輸送実績を発表しました。それによりますと、国際線の旅客が前年度に比べて9.6%増の1954万人になりました。これにより、今年度の国際線旅客は2000万人を突破することが確実になったそうです。

@死亡したパイロットの遺族が労災の認定を申請

 昨年9月に佐賀空港に着陸寸前に意識不明になり、8日後に小脳出欠で死亡したパイロットの遺族が、パイロットの死亡は過労が原因として労災に認定するよう申請書を提出します。このパイロットは死亡する前の昨年6月から9月まで月平均127時間から163時間の乗務をしていました。他のパイロットの月平均は114時間から129時間だそうです。


*7月12日

@「くうこうだより;夏号」が送られてきました

 今日、空港公団から「くうこうだより・2001年夏号」が送られてきました。第1面は2005年にターミナルビルの航空会社の配置が変わることを特集しています。第2、3面は「成田空港・アクセス事情」、第4面は暫定平行滑走路供用開始までの「カウントダウン・スタート」、第5面が「第3期エアポートプリンセス誕生」等となっています。この中で、来年の初秋に開業が予定されている芝山鉄道の新しい駅名が「芝山千代田駅」に決定したことが書かれていました。

@夏休みの成田空港利用客が過去最高に・空港公団予測

 空港公団が発表したところによりますと、今年の夏休み(7月20日〜9月2日)の成田空港利用者が昨年に比べ1.2%増の334万4100人にになると予測される、とのことです。もちろん、過去最高になります。出発のピークは8月11日の4万6600人、到着のピークは8月19日の4万7900人となる予定です。

@静岡空港の住民投票条例は継続審議に

 一昨日終わった静岡県議会で審議されていた静岡空港建設の是非を問う住民投票条例案は継続審議になりました。県議会では参議院選挙が終わった8月の早い時期に連合審査会を再開して審議する方向で調整するとのことです。

@日本航空が10月から最大74%引きの割引運賃

 日本航空は10月から最大74%引きの割引運賃を導入すると発表しました。この割引運賃は毎月設定され、例えば、東京ー福岡で9000円、東京ー大阪で7000円になります。毎月7日間程度設定されますが、座席数には制限があるそうです。また、インターネットで予約する「e割」も10月から本格導入され、こちらは、26〜27%引きで、すべての日を対象にするそうです。


*7月11日

@コンピューターの調子が悪く、昨日は更新できませんでした。すみません。

@大阪府が関西国際空港会社と新東京国際空港公団との統合を要請

 大阪府は経営難に陥っている関西国際空港株式会社の再建について、新東京国際空港公団(成田空港)との経営統合を国土交通省に要望しました。また、(1)空港用地や連絡橋の日本道路公団による買い取り、(2)2期空港島の国による買い上げ、(3)税関・検疫体制の強化による夜間就航の促進、(4)空港使用料・土地利用料・施設使用料の低料金化による就航の促進なども要望しました。

@三沢市がF2支援戦闘機補修問題で質問書

 三沢市は発覚した航空自衛隊三沢基地に配備されているF2支援戦闘機の水平尾翼がテープで補修されていた問題で、防衛庁に質問書を発送しました。その中で、「補修の事実を知りながら飛行させていたのは、地域住民を無視した行為だ。早急な説明を求める。」としています。

@全日空機が油圧装置の警告で引き返す

 9日の午後6時20分頃、徳島上空を飛行中の関西国際空港発バンコク行き全日空153便・B−767型機で油圧装置の異常を示すランプが点灯しました。このため、同機は関西国際空港に引き返し、7時20分に無事着陸しました。乗客は代替機でバンコクに向かいました。原因は調査中とのことです。

@今夏の旅行人数が過去最高の見込み

 JTBの調査したところでは、今年の7月15日から8月31日までの夏休みの期間中に旅行に出かける人は過去最高になる見込みとのことです。国内旅行は1.9%増になりますが、旅行費用は0.9%減になる見込みだそうです。海外旅行は1.7%増になり、こちらは円安の影響で費用は増えるとのことです。

@国内線comが16日からサービスを開始

 大手3社が共同出資して、インターネットで国内線航空券を購入できるサイト「国内線com」が16日からサービスを開始します。このサイトにアクセスして、出発空港と到着空港と日時を入れると、大手3社を始めとする国内航空会社10社のダイヤと料金が表示され、利用者はその中から、好きな便の航空券を購入できます。購入にはVISA・Master・JCB・ダイナーズクラブのクレジットカードが必要です。購入すると、出発日に空港の自動発券機にクレジットカードを入れるだけで航空券が発行されます。マイレージの登録・加算も出来るそうです。

@三菱電機がソニッククルザー機内のブロードバンド開発に参加

 三菱電機はボーイング社が開発を計画している「ソニッククルザー」の機内でのブロードバンド支援サービス「コネクション・バイ・ボーイング」の開発に参加する意向を表明しました。

@「ノールウエーの鯨肉輸送を21社が拒否」グリンピース

 環境保護団体のグリンピースはノールウエーが計画している鯨肉の輸出に対して、エアフランス・ルフトハンザ航空・ブリティシュ・エアウエイズなど世界の大手航空会社21社が、鯨肉の輸送を拒否する回答を寄せたと発表しました。グリンピースはノールウエーに対して鯨肉の輸出を撤回するよう要求しています。

@アリタリア航空がエールフランスと提携交渉

 イタリアのアリタリア航空はフランスのエールフランスと業務の提携で交渉を開始する合意文書に調印しました。エールフランスとデルタ航空は昨年、韓国の大韓航空とメキシコのアエロメヒコと新しい航空会社連合「スカイチーム」を結成しました。これに、アリタリアも加入する可能性があります。

@キャセイ航空がパイロット49人を解雇

 パイロットの賃上げを巡って労使の紛争が続いているキャセイ航空で、会社側は違法行為をしたとして49人のパイロットを解雇しました。これらのパイロットは病休をとったり、安全確保を名目に出発を遅らせたりしたことを理由とされています。これらは、いわゆる「順法闘争」で、組合側は「病休は医師の診断書をつけている。」と反発をしています。キャセイ航空はこの労使紛争と、台風の影響もあり、このところ欠航が相次いでいます。


*7月9日

@千葉県から「平成11年度新東京国際空港周辺航空機騒音実体調査結果報告書」が届きました

 先日、千葉県の環境生活部に電話して、毎年発行されている「新東京国際空港周辺航空機騒音実体調査結果報告書」の平成11年度版を送っていただくようにお願いしました。今日届きました。詳しくは、後で報告しますが、やはり、環境基準の達成は64地点中22地点で、達成率は34.4%でした。

空港公団のホームページに「ワンデイ・サマースクール2001」のお知らせが出ています。対象は小学校高学年です。

@小型機の乗員4人は無事に救助

 昨日、サハリン沖で墜落したアメリカ籍の小型機の4人の乗員は漂流しているところをロシアの貨物船に救助されました。同機は日本人3人が小型機での世界1週に成功した後、借りていた同機をアメリカに返しに行く途中でした。同機は飛行中に突然エンジンが止まったそうで、乗員の1人は日本の仲間に「燃料が寒さで凍ってしまったようだ。燃料に混合する不凍液が少なかったのかもしれない。」と電話で連絡してきたとのことです。

@全日空が中国・ウルムチに直行チャーター便を初運航

 全日空は羽田空港の深夜・早朝時間帯を使った国際チャーター便枠で中国のウルムチへの始めてのチャーター便を運航することを明らかにしました。9月14日の午後11時30分に羽田空港を出発し、9月19日午前5時30分に帰ってきます。


*7月8日

@7月4日の暫定平行滑走路工事視察と空港公団交渉の写真のページをつくりました。

@米国籍の小型機がサハリン沖に墜落

 函館からロシアのマガダンに向かっていたアメリカ籍の小型機が今日午前11時50分頃、遭難信号を発信しました。第1管区海上保安本部は捜索を開始しました。同機には日本人3人とアメリカ人1人の4人が乗っていた模様です。ロシアからの報道によると、「同機は墜落し、4人は救命ボートで救援をまっている。」との未確認情報もあるそうです。

@F2支援戦闘機の尾翼にへこみの製造ミス

 航空自衛隊三沢基地に配備されたF2支援戦闘機5機の水平尾翼に製造段階で幅8cm、長さ2m、深さ0.5mmのへこみが出来、製造した富士重工業ではこのへこみにガラス繊維性のテープを貼り付けて、塗装して納入したことが発覚しました。航空自衛隊の担当者は富士重工業から補修の事実を聞いていましたが、飛行に支障がないと判断して納入を受けていたそうです。しかし、現場の自衛隊員はこの事実を知らされていませんでした。5機の内の1機でこのテープがはがれ、分かったとのことです。

@日航機エンジン事故の同型エンジンの検査終わる

 名古屋空港でエンジン内部のブレードが破壊された事故で、日本航空はDCー10型機とプラット・アンド・ホイットニー社製の同系統であるB−747型機のエンジン合計100基の内視鏡による検査を行っていましたが、全部の検査が終わり、異常は見つからなかったそうです。

@三菱重工業と川崎重工がソニッククルザーの開発に参加へ

 三菱重工業と川崎重工はボーイング社が開発を計画している亜音速旅客機「ソニッククルーザー」の共同開発に参画する準備を進めていることを明らかにしました。ボーイング社は日本の富士重工業も含めた3社に開発費の負担も含めた共同開発を呼びかけていました。富士重工業も検討を進めています。


*7月7日

@再建された日本山妙法寺の平和塔

 4日に空港の視察に行ったとき、再建された平和塔を見てきました。どっしりとした、白亜の仏舎利塔です。この写真は航空科学博物館の5階・展望ルームから撮りました。平和塔の向こうに見える赤い屋根の建物は機動隊の宿舎で、その向こうは、整備地区にある、全日空のジャンボ格納庫です。元の平和塔は現滑走路の南端にありました。

@羽田空港再拡張による船舶への影響を本格的に調査へ

 国土交通省は昨日、羽田空港再拡張によって、東京湾を航行する船舶にどのような影響があるかを本格的に調査することを決めました。調査内容は再拡張によって空域が制限される事により、航行する船舶のマストの高さの関係や、海域減少による海上交通のシュミレーション等です。11月中には報告書をまとめる予定です。

@5月・国内線が4ヶ月ぶりに増加・日本航空グループ

 日本航空はグループの5月旅客輸送実績を発表しました。それによりますと、国内線が4ヶ月ぶりに増加し、前年同月比で10.9%増になりました。国際線は0.3%増でかろうじて30ヶ月連続増を達成しました。国際線の内容を見ますと、欧州線は1.5%増、中国線が11.3%増、韓国線が7.5%増と好調でしたが、太平洋線は3.1%減、東南アジア線が2.8%減となりました。また、国際線貨物は8ヶ月連続の減少になりました。

@エアコミューター機に落雷・けが人はなし

 今日午前8時30分頃、鹿児島発喜界島行きのエアコミューター841便・サーブ340B型機が鹿児島県枕崎市の上空を飛行中落雷を受けました。同機は機器の点検のため、奄美空港に着陸しました。乗客・乗員に怪我はありませんでした。


*7月6日

@堂本知事が地連協会長に就任

 昨日開かれた成田空港を活用した空港周辺の地域振興策を協議する「地域振興連絡協議会」の総会で、従来は千葉県副知事がつとめていた会長に堂本千葉県知事が就任しました。この総会では今年度事業で成田空港開港後、周辺地域がどう変貌したかを検証することになりました。

@暫定平行滑走路供用開始後に9路線が採算可能・国内線充実検討会

 昨日都内で「成田空港国内線充実対策検討会」の第4回会合が開かれました。この中で、現在運航されている国内線に加え、160席以上の航空機を利用した場合、成田ー長崎路線など5路線の採算が可能になり、さらに小型の130席以上の航空機を使用した場合成田ー鹿児島線などさらに4路線が採算可能路線になる、との検討結果が報告されました。また、国内線充実のためには成田空港の着陸料や施設利用料の引き下げ、国内線用の施設設備の整備などが必要という報告書が採択されました。しかし、空港公団では「着陸料の引き下げは現状では難しい。」としています。

@「立木伐採は遺憾」と共生委員会が見解

 共生委員会は昨日、「暫定平行滑走路の南端にある神社の立木を東峰地区の住民に事前の話し合いもせず伐採したのは成田空港問題を解決し、地域と空港との共生を実現する見地からきわめて遺憾。」とする見解を国土交通省・空港公団・周辺市町村首長に文書で提出しました。

@成田市新勝寺の表参道がすっきり

 このほど、成田市にある新勝寺の表参道の一部、450mの電線の地下埋設工事が完成しました。これは、成田市が2億円をかけて工事を進めていたものです。これにより、表参道の上空がすっきりとして、落ち着いたものになりました。

@全日空が衛星航空機電話を8月から導入へ

 全日空は国内線に衛星を使った航空機電話を8月から順次導入することを明らかにしました。この衛星航空機電話はデジタルで安定した通話が出来、決済もクレジットカードを使用することで通話時間も長くすることが出来ます。2003年には所有する90機すべてに導入される予定です。


*7月5日

@「国内線の大幅増便は難しい」日本航空社長

 日本航空の兼子社長は昨日、成田空港暫定平行滑走路供用開始後の増便計画の見通しを明らかにしました。それによりますと、「現状の2〜3割の増便になる。」としています。国際線では中国や韓国便の他、ハワイ・ロンドン・イタリーの名前を挙げました。また、国内線については「国際線の乗り継ぎ用と、空港周辺の純粋な国内線の需要とは必ずしも一致せず、楽観はしていない。」と述べて、国内線の大幅な増便は採算性の問題から難しいとする考えを明らかにしました。

@日本エアシステムが佐賀空港から撤退へ

 日本エアシステムは国土交通省に佐賀ー大阪線の運航を9月から停止する申請をしたことを明らかにしました。この路線の搭乗率はこのところ低迷し、40%〜50%台でした。これで、佐賀空港の定期便は全日空の羽田便の2本を含め、4本になりました。

@自衛隊輸送機が車輪の故障で緊急着陸

 今日午前10時40分頃、航空自衛隊美保基地所属のC−1輸送機が訓練を終えて着陸しようとしたところ、左の車輪が完全には出なくなる故障を起こしました。同機は基地上空を1時間旋回して燃料を空にして緊急着陸を行ったところ、着地寸前に車輪が完全に出て無事着陸しました。


*7月4日

@空港の視察と要望書を提出してきました

 今日の午後、会員10人で暫定平行滑走路建設工事の様子と、空港公団への要望を行いました。しかし、今日の成田空港は暑かった!暫定平行滑走路の工事の様子は空港の東側にある防音林の上に展望台が用意されていて、そこからの遠望になりますので、あまり、詳しい様子は分かりませんでした。写真の整理が出来たら、載せたいと思いますが、印象的だったのは先日立木を伐採された神社がフェンスに囲まれて、青いトタン屋根だけになっていたことでした。見学に行く前に立木の伐採について空港公団から説明がありましたが、(1)過激派が機関紙などで、「最後の戦い」とあおり立てていたこと、(2)神社の元の地権者に対する攻撃が強く身の危険も考慮しなければならなかったこと、などからやむ終えず抜き打ち伐採にしたことなどの説明がありました。

【来年5月のゴールデンウイーク前後の供用開始を目指したい】

 話し合いの中で、出てきたことですが、暫定平行滑走路工事は順調で、出来れば、5月20日の供用開始をゴールデンウイーク前後に出来れば良いと考えていること。

【南側ゲートは来年の12月には使えるようにしたい】

 交通渋滞の解消にもなる、南側ゲートの開設を来年12月に予定していること。これが開設できると、南側から空港内を通って北側や東関東自動車道に入れるようになること。

【チャプター3の低騒音機が14年度から100%に】

 発生源対策として、現在98.7%のチャプター3の低騒音機が14年度には100%になる事。また、ICAOでは2006年から新しく生産される航空機はより騒音の低いチャプター4をクリアーするように話し合いを進めていること。

【千葉県内の環境基準の達成率は34.4%でほとんど変わらない】

 6月22日の出来事で書いた、環境省発表の平成11年度の全国空港周辺環境基準達成状況調査で、成田空港周辺の達成率が41%だったことについて、これは茨城県も含めた達成率で、千葉県では34.4%だったことが分かりました。とすると、平成10年度の達成率が約32%だったので、ほとんど横這いと言う事になります。6月22日の出来事では「大幅な改善」と書きましたが、訂正します。

@千葉県議会が「横風滑走路も含めた、成田空港完全空港化」の意見書採択

 昨日閉会した千葉県議会で、本来の2500m平行滑走路だけでなく、円卓会議の合意事項である「横風滑走路凍結」を解除して完全空港化を目指すという、意見書が賛成多数で採択されました。

【コメント】シンポジュウムと円卓会議の結果として鳴り物入りで宣伝された「共生路線」もここに来て、早くもほころびが目立つようになりました。私達が「一部の人たちのものでは、本当の解決にはならない。」と批判した欠陥が露呈してきたものです。「話し合いで解決する。」はずだったのが、この間の立木伐採でくずれ、「実験村グループ」の抵抗で本来の平行滑走路の建設がとん挫して暫定平行滑走路の建設になり、円卓会議に参加した千葉県の議会が今回の「横風滑走路も建設しろ。」と言う意見書の採択です。これらは共生路線の破綻を意味していると思います。

@イルクーツクでツボレフ154が墜落144人が犠牲に

 日本時間の今日未明、ロシア・東シベリアのイルクーツクの南34Kmのブルダコフスクでエカテリンブルクからウラジオストックに向かっていたウラジオストック航空のツボレフ154型機が墜落しました。同機はイルクーツクに給油のためによる予定で、着陸態勢に入って墜落したとのことです。乗客・乗員144人が犠牲になった模様です。


*7月3日

@明日、成田空港に行き、暫定平行滑走路建設状況視察と空港公団への申し入れをします

 明日の午後、本会の会員約10名が成田空港を訪れ、暫定平行滑走路の建設工事の視察と、空港公団に下記のような申し入れを行います。

新東京国際空港公団総裁 中村 徹 様
                    
2001年7月4日

成田空港から郷土とくらしを守る会会長 堀内徳司

要望事項

1,環境基準の早期達成のため、発生源対策をお願いしたい。
2,騒特法の防止特別地区の移転に対して、宅地だけでなく、田畑・
  山林の買い上げもお願いしたい。
3,周辺対策交付金の増額と配分の改善をお願いしたい。
4,隣接地区の民家防音助成基準を引き上げてもらいたい。
5,空港公団の研修に騒音地区の騒音実体験を加えて欲しい。
6,騒音測定局の位置に住民の希望を生かしてもらいたい。
7,騒音測定値のリアルタイムの公開をお願いしたい。
8,空港縦貫道路の片側2車線化をお願いしたい。

以上

@アメリカの子供の500万人が騒音で難聴に

 「米国ではおよそ500万人の子供が聴覚障害者で、コンサートや花火、芝刈り機、がん具などの音に注意が必要である。」との調査報告が発表されたそうです。 調査は5000人以上の6―19歳の子供を対象に6年間行われました。その結果、「12.5%が騒音の影響により難聴となっており、特定の高周波音や子音を聞き取れなくなっていることが判明した。」とのことです。 こうした障害は通常、片耳で発生するが、時には1日だけ続くが、その後も大音量にさらされ続けると、一生続く可能性も出てくるととのことです。 また、女児よりも男児の方が難聴になりやすい傾向にあるそうです。

【コメント】空港近くの航空機騒音が激しいところでも、当然、難聴が多くなるはずです。一般に、組織が固まっていない、子供たちへの影響が大きい、といわれています。

@エアドゥへの支援が決定へ・「今回が最後」と知事

 経営難に陥っているエアドゥの対する支援策を検討していた北海道議会は19億9600万円にのぼる追加支援策を承認しました。当局は最初、複数年にわたる支援策を検討していましたが、財政難のおり反発が強く、最後の支援として認められたものです。知事も「これが最後になる。」と明言しています。この追加支援で2002年3月期の債務超過は避けられることになります。

@「関西国際空港2期工事への地元追加負担は出来ない」大阪府知事

 今日記者会見した太田大阪府知事は「大阪府の置かれている財政状況から、関西国際空港2期工事への地元追加負担はできない。」と国土交通省に伝えている事を明らかにしました。

@名古屋空港日航機事故はエンジンの高圧タービンが原因か

 名古屋空港を離陸した直後にエンジンが破損した事故の原因はエンジンの燃焼室の後ろにある6段のタービンの内、2段目のタービン翼がすべて破損していることが明らかになりました。この結果、何らかの原因でタービン翼が破損し、事故の引きがねになったと思われます。調査委員会はタービンを製造したメーカーに送ってさらに詳しい原因調査を行うことにしています。



 

*7月2日

@ユナイテッド航空がUSエアの買収断念の方針

 アメリカ航空業界第4位のUSエアの買収で合意していたユナイテッド航空は買収断念の意向を固め、8月1日以降買収断念の交渉を始める方針を固めたそうです。この理由はアメリカ司法省が買収による独占に懸念を持っていることと、アメリカの景気の後退によって買収のメリットが減少したことにあるようです。買収断念による違約金は5千万ドルになるとのことです。

@石川島播磨重工が航空機エンジン部品の生産を拡大へ

 石川島播磨重工は航空機用エンジンの部品であるタービン翼の生産を2004年度に現在の2.5倍にする計画を発表しました。これは提携しているアメリカのゼネラル・エレクトリック社などのエンジンの生産が好調に推移する見込みを受けての決定です。相馬工場に生産設備を増設して対応するとのことです。


*7月1日

@6月のアクセス数が初めて6千回を超え、6394回と過去最高になりました。今後もよろしくお願いします。

@機内迷惑行為撲滅のキャンペーン

 国内航空会社の客室乗務員が今日、成田空港・羽田空港・関西国際空港などで、機内での迷惑行為の撲滅を訴えてキャンペーンを行いました。大手3社だけでも機内での迷惑行為は4年前の7倍にあがっています。このうち、1位は携帯電話、2位はトイレ内での喫煙、3位は飲酒の上でのいやがらせや暴力行為となっています。いずれも、航空機の安全運航に関わる行為ですので、心配です。