*3月31日
@難民救援物資積んだ政府専用機成田空港から出発
昨日の夜、国連難民高等弁務官事務所から要請されたテント160張りを積んだ政府専用機・B747-400型機2機がヨルダンに向け出発しました。これはPKO協力法に基づくものだそうです。
@反対同盟北原派の集会に450人
昨日、成田空港近くの畑で反対同盟北原派の全国総決起集会が開かれました。参加者は警察調べで約450人だったそうです。集会では暫定平行滑走路の使用停止と一坪共有地死守が訴えられたそうです。
@SARSに感染した外国人が福岡行きの便に搭乗
キャセイ航空からの連絡によりますと、21日に香港から台北経由福岡行きのキャセイ航空510便に重症急性呼吸器症候群(SARS)に感染していた外国人4人が搭乗していたそうです。この4人は台北で飛行機を降りましたが、その後、感染が判明したそうです。同機に香港から搭乗したのは89人で、その内、日本人は62人だそうです。重症急性呼吸器症候群(SARS)
の潜伏期間は1週間程度と言われていますが、福岡の医療機関で追跡調査をしているそうですが、今のところ発病したとの報告はないそうです。
@コンチネンタル航空機がエンジン故障で硫黄島に緊急着陸
昨日の午前8時頃、グアム発仙台行きコンチネンタル・ミクロネシア航空931便・B-737型機の左翼エンジンに異常が生じ、同機はエンジン1基で飛行を続け硫黄島の海上自衛隊基地に9時に緊急着陸しました。点検したところ、左翼エンジンのファンに損傷があったとのことです。乗客はコンチネンタル・ミクロネシア航空の別の航空機でグアムに引き返し、今日、仙台に着きました。同基地に民間機が着陸したのは初めてだそうです。
@JALの開戦後のキャンセルが3万に
日本航空システムが今日発表したところによりますと、イラク開戦後の国際線のキャンセルが3月20日からの3月分で約1万件、4月分で2万件に達しているそうです。
@アメリカン航空が今日にも破産法適用申請か
ロイター通信が伝えるところによりますと、アメリカ航空業界最大手のアメリカン航空が早ければ今日にも連邦破産法11条適用を申請する可能性がある、とのことです。一方、アメリカン航空のパイロット組合は会社側が求めていた年間で6億6000万ドルにおよぶ人件費の削減に原則的に同意する意向を表明しています。しかし、イラク開戦後の需要の落ち込みが大きく、破産法適用申請は避けられない、との見方が広がっています。
*3月30日
@上空通過航空機への課税検討を提言・県税財政研究会
千葉県の「県税財政政策研究会」は28日、厳しい県財政をふまえて、堂本千葉県知事に対して提言を提出しましたが、その中で法定外税の一つとして千葉県上空を通過する航空機に対する課税を検討するように述べています。また、空港利用に対する課税の可能性を指摘しました。
@静岡空港需要予測を下方修正・24〜17万人減
静岡県の「県空港需要等検討委員会」が28日都内で開かれ、国内線の1年間の需要を104〜111万人と2000年の予測の128万4000人から大幅に減少させました。試算では静岡から新千歳線を1日4〜6便、福岡線を同3〜5便、鹿児島線を同3便、沖縄線を同2便としています。国際線ではソウル・北京・上海・台北・香港・バンコク・シンガポール・グアム・ホノルルに就航し、年間32万6400人としています。
【コメント】素人の疑問ですが、北海道に1日4便も6便も就航する需要があるのでしょうか。機材が小型だとしても。また、国際線もこれらの都市に全て飛ぶのでしょうか。チャーター便も含めてのことと思うのですが、景気が回復したとしてもどうでしょうか。
*3月29日
@共生財団の健康調査で「影響なし」?
成田空港周辺共生財団は昨日、1999年から2000年にかけて成田空港周辺の女性約2000人を対象にして行い約1300人から回答を得た健康調査の結果を発表しました。それによりますと、「騒音地域と非騒音地域では情緒・身体に悪影響を及ぼす、統計的な有意差はなかった。」と結論づけています。要するに「影響はない。」と言うことのようです。
【コメント】詳しい報告書は見ていませんので、後ほど、手に入れて検討してみたいと思います。ただ、専門家でないので分かるかどうか疑問ですが。
@最新式の爆発物検知装置を導入へ
空港公団はCTスキャンや物体の比重をはかることによって爆発物を検知できる最新式の装置を導入することになりました。ただし、導入は2006年に完成する第一ターミナルの南ウイング改築に合わせて10台になるそうです。少し、のんびりしているのでは?
@トルコ航空機がハイジャック・乗客は無事解放
現地時間の昨日午後10時頃、トルコのイスタンブールからアンカラに向かった国内線のトルコ航空機・A310型機がハイジャックされました。同機は犯人の要求でドイツに向かいましたが、給油先のアテネ国際空港で犯人が説得に応じ、乗員・乗客を解放して投降しました。犯人は20才のトルコ人男性でした。この航空機には日本人2人も乗っていましたが無事に解放されました。
@昨年の外国人入国者が過去最高に
法務省入国管理局が昨日発表したところによりますと、昨年1年間に日本に入国した外国人は577万1975人で過去最高となりました。サッカーワールドカップや成田空港の暫定平行滑走路供用開始などの影響とのことです。これは、前年比で9.2%増になります。国別の順位は1位が韓国、2位が台湾、3位がアメリカになるそうです。また、この内初めて日本を訪れた人は約80%になります。
@日本航空システムが割引運賃を6月から値上げ
6月からの国内線の普通運賃値上げにストップがかけられた日本航空システムですが、昨日、国内線の往復割引など一部の割引運賃を6月から2%程度値上げすると発表しました。
*3月28日
@空港公団総裁が東峰地区反対派に反省と謝罪の手紙
黒野空港公団総裁が今月14日付で平行滑走路建設予定地の東峰地区反対派に手紙を出していた事が今日明らかになりました。手紙では「手法に問題があった。話し合いの精神が欠落していた。」と反省と謝罪を述べ、暫定平行滑走路で生活に被害をもたらしていることを認める一方で、2500m平行滑走路建設への理解を求める内容になっているそうです。手紙は東峰地区の代表を通して渡されたとのことです。
@「完全民営化までには2500m滑走路の建設を始めたい」と総裁
黒野港総裁は昨日の記者会見で空港公団の平成19年にも予定されている完全民営化について、「この段階で2500m滑走路が完成しているか、工事が始まっていなければ投資家は納得しないだろう。」と述べて、あらためて2500m滑走路完成への決意を明らかにしました。また、一坪共有地の取得について「一坪地主を提訴したことで弾みになった。強い姿勢を示したことで、所有者も理解してくれたようだ。」と述べました。なお、この一坪共有地の所有者は反対同盟北原派の支持者が亡くなり、相続した人が売却に応じたものだそうです。
@イラク戦争で空港公団収入が10%減る見込み
空港公団が明らかにしたところではイラク戦争の開戦で旅客が落ち込んでいることや便数が減少することから、空港公団の収入が10%程度ダウンする見込みとのことです。成田空港利用者について前年同月比で見てみますと昨年12月が35.5%増、今年1月が22.4%増、2月が16.7%増、3月に入り1日〜10日が5.3%増、11日〜20日が1.8%増、21日〜23日が8.1%減となっているそうです。
@公正取引委員会が国内線運賃の値上げを認めず
公正取引委員会は今日、日本航空システムから出されていた今年6月から国内線運賃を11%値上げする打診について「現時点ではイラク戦争が国内線にまで悪影響があるか不確定だ。」として、値上げを認めない方針を決めて、日本航空システムと国土交通省に通知しました。これを受けて、日本航空システムは値上げ幅を圧縮して再度打診をすることになりました。
@WHOがSARS感染の疑いある者の搭乗見合わせを勧告
世界保健機関(WHO)は昨日、謎の肺炎・「重傷急性呼吸器症候群」(SARS)の感染をくい止めるため、感染した可能性がある人の航空機への搭乗を認めないように航空会社などに勧告しました。香港などの流行地から出国する航空機に搭乗する際に健康についての聞き取り調査を行い、発熱や咳などの症状のある人の出国を認めないようにするよう指摘しています。これを受けて、厚生労働省は出国者が一時的に帰国できない恐れもあると、成田空港などで出国者に注意をうながすことになりました。
@マニラ発関空行きのタイ航空機で手榴弾騒ぎ
昨日午後、フィリピンのマニラ空港で関西国際空港に出発しようとしたタイ航空620便で荷物を積み込んでいた作業員が手榴弾状の荷物と白い粉末を発見しました。タイ警察で調べたところ手榴弾の形をしたライターと女性用の粉末洗顔剤でした。いたずらの可能性があるとのことです。
*3月27日
@サーバーの設定変更があり昨日はアップロード出来ませんでした。すみません。
@空港公団が一坪共有地の一カ所を買収
空港公団は今日、暫定平行滑走路東側にある一坪共有地のうちの一カ所を買収取得したと発表しました。広さは485平方mで、昨年12月に引き渡しを求めて提訴した8カ所の内の1カ所です。これにより、一坪共有地は残り20カ所・7100平方mになりました。
@ノースウエスト航空機が「死ぬ」と書いた紙で引き返す
昨日午後4時55分頃、成田発シアトル行きのノースウエスト航空8便の機長から、「保安上の理由で引き返す。」と連絡がありました。同機は6時12分に無事着陸しました。同機の空席の緊急脱出用マニュアルに英語で「お前たちは死ぬ。」と書かれているのが見つかり、機長の判断で引き返したものです。乗客は代替機でシアトルに向かいました。
@日本航空システムが減便を追加
日本航空システムは昨日、イラク戦争による需要の落ち込みに対処するためとして追加の減便を発表しました。成田空港関係ではホノルル線を週21便から14便に、ロンドン線を週12便から7便に、香港線を週28便から21便に、グアム線を週14便から7便にするとしています。
@日本発着の国際線が約80便減便・国土交通省
国土交通省は昨日、イラク戦争による需要の落ち込みで日本発着の国際線で4月から約80便が減便になる見込みと発表しました。
@開戦後1週間で1万人以上が削減される・ATA発表
アメリカ航空輸送協会(ATA)は昨日、イラク戦争により国内線の向こう60日間から90日間の予約が20%減っており、国際線では路線によって40%減っていることを明らかにしました。また、開戦後の1週間で全米の航空会社で1万人以上が削減されたとしています。
*3月26日
@第30回騒音対策委員会終わりました
今日の午後、第30回の騒音対策委員会が開かれました。詳しい報告は後ほど載せますが、「民営化後の周辺対策がどの程度行われるのか。」と言う質問が相次ぎました。自治体の首長も民営化後の地域振興と周辺対策に不安を抱いているようです。空港公団はこの騒音対策委員会を民営化後も引き続き開催することを明らかにしました。
@日本旅行業協会が国際線運賃の値上げ中止を要請
日本旅行業協会は昨日、国内外の43航空会社が4月15日から予定している国際線運賃の値上げを中止するか延期するように航空会社に要請しました。「すでにゴールデンウイークなど、多くの予約を受けており、値上げは海外旅行離れを誘発する。」としています。旅行業法では契約後の運賃値上げの転嫁は認められていません。従って、値上げ分は旅行会社が背負うことになります。
@中部国際空港の開港を1ヶ月前倒しに
中部国際空港会社と愛知県は昨日、中部国際空港の開港日を2005年2月17日に前倒しすると発表しました。これは、2005年3月25日に始まる愛知万博に間に合わせるためです。従来の開港日では愛知万博の開始日まで6日しかなく、あまりにも余裕がないと批判されていたものです。
@米航空業界の需要落ち込みは米同時多発テロ以上に
アメリカの経済界の予測では、イラク戦争による航空業界の需要の落ち込みは米同時多発テロ後の落ち込みよりも大きなものになる可能性が高いとする予測が出ています。この予測によりますと、2003年の旅客は2002年よりも200万人減るとしています。航空業界全体の今年の赤字は戦争がなかった場合は64億ドル、戦争が長期化した場合は120億ドルに膨らみ深刻な影響を与えるとしています。
*3月25日
@小川成田市長が昨日退任
空港圏合併の音頭をとり市議会で法定協議会設置を否決された責任をとって辞任するとした小川成田市長が昨日退任しました。小川市長は成田市役所を職員などに見送られて後にしました。「政治家の仕上げ成田で悔いはなし」と自作の川柳を披露しました。来月27日の市長選で後任市長が決まるまで助役が職務を代行します。
@「羽田の再拡張で経済効果1兆2千億」と国土交通省
国土交通省は今夕第2回の「羽田再拡張に関する協議会」を開きましたが、この席で、再拡張に関する首都圏の経済効果を航空会社や空港内ホテルなど直接空港に関係するもので6000億円、間接的な経済効果を6000億円の合わせて1兆2000億円とする予測を明らかにしました。「このような経済効果があるのだから、建設費を地元で負担すべき。」と言う論法のようです。
@関空会社が着陸料ひきさげの方針
関西国際空港会社は昨日、策定中の経営改善計画に着陸料の引き下げを盛り込む方針を固めました。周辺諸国の空港に比べて倍程度高い着陸料を引き下げないと競争に勝てない、としています。これに対して、財務省は2003年度から年間90億円の利子補給を認めたことから、「認めることは難しい。」としています。
@デルタ航空が12%の減便を発表
アメリカ3位の航空会社・デルタ航空は昨日、イラク開戦による需要の落ち込みに対処するため12%の減便を行うと発表しました。しかし、人員削減などについては明らかにしませんでした。
*3月24日
@[解説と資料のページ]に「平成13年度新東京国際空港周辺航空機騒音実態調査報告書を読む」を載せました
22日に千葉県の環境生活部から「平成13年度新東京国際空港周辺航空機騒音実態調査報告書」が送られてきました。米同時多発テロの影響が大きいと思うのですが、環境基準の達成率が19%も上昇していました。詳しくは上記ページを見てください。
*3月23日
@謎の肺炎のウイルスが発見される
世界保健機構(WHO)は22日、謎の肺炎「重傷急性呼吸器症候群」(SARS)の原因病原体が香港大学で発見されたと発表しました。発見された病原体はパラミクソウイルスの新種らしいとのことです。香港大学はこのウイルスの培養に成功し、検査方法も確立したそうです。これにより、発見が容易になり早期治療が可能になりました。
@IATAがイラク戦争で100億ドルの損失と予測
国際航空運送協会(IATA)は22日、イラク戦争で世界の航空会社が受ける損失は100億ドル(1兆2000億円)に上る可能性がある、と発表しました。今年の夏頃まで影響が残る可能性が強いとしています。
*3月22日
@26日に第30回騒音対策委員会が開かれます
26日・水曜日の午後、成田市のホテルで第30回の騒音対策委員会が開かれます。本会からは事務局長の岩田が出席して意見を述べ質問することになっています。意見と質問する項目は以下を予定しています。この間のアンケートに寄せられた住民の方々の意見を中心にする予定です。
2, 家の中で航空機の騒音を打ち消す装置は開発できないか。 3, テレビの音声聞き取り装置などの対策はとれないのか。 4, 空港周辺地域全体に成田市並の周辺対策を国の責任で実施することは出来ないか。 5, 騒音防止法と騒音特別措置法の区域線引きを見直して集落を分断する線引きを是正せよ。 6, 成田空港の軍事利用は絶対にすべきでない。朝鮮半島で事が起こった場合もいかなる軍事的な利用も許すべきではない。 7, 暫定平行滑走路の接触事故とオーバーラン事故についての説明と、今後の安全対策はどうなっているのか。 |
@全日空の障害による欠航は150便にふくらむ
昨日起こった全日空のコンピューターネットワークシステムの障害による、全日空の欠航は機材繰りなどの関係で結局150便にふくらみ、遅れなどを合わせると3連休に出かける予定の旅客10万人に影響が出ました。
@ハワイアン航空が破産・イラク開戦が引き金に
アメリカ12位の中堅航空会社・ハワイアン航空は21日、アメリカ連邦破産法11条の適用を連邦破産裁判所に申請しました。負債総額は昨年末の段階で3億9900万ドルでしたが、イラク開戦が直接の引き金になりました。
@ノースウエスト航空が4900人をさらに削減へ
ノースウエスト航空は21日、従業員を4900人削減し運航便数を12%減らすと発表しました。20機の旅客機を運航からはずすそうです。これも、イラク開戦による需要減を受けての措置だそうで、状況によってはさらに厳しいリストラを取ることもあり得るとしています。
*3月21日
@暫定平行滑走路誘導路を歩いていた中国人を逮捕
19日午前3時頃、暫定平行滑走路とターミナルを結ぶ誘導路を歩いていた中国籍の男性2人を警備員が見つけ新東京国際空港署に連行しました。この2人は調べに対し、成田市東峰地区のフェンス下の地面を掘って空港内に入り込んだそうです。新東京国際空港署はこの2人を逮捕しました。動機は分かっていません。人間が柵をくぐって成田空港内に入り込んだのは初めてのことです。犬が入り込んでいたことはありましたが。しかし、パスポートも搭乗券も持たない男性がハワイに行くなど成田空港の警備には大きな問題がありそうです。
@空港公団が対策本部を設置
空港公団は昨日、イラク攻撃に伴う警備強化のため永井副総裁をトップとする「空港保安対策本部」を設置しました。人員は約200人だそうです。搭乗前の審査でコート類は脱いでもらう、ペットボトルは中身を実際に旅客に飲んでもらうなどをするそうです。
@日本航空システムが11%の値上げを公取委に打診
日本航空システムは着陸料の値上げと航空燃料の高騰を理由として国内運賃の11%値上げを認めるよう公正取引委員会に打診していることが明らかになりました。これに対して公正取引委員会は「イラク戦などの推移を見る必要がある。」と慎重な姿勢を示していますが、基本的には認める方向のようです。時期が7月にずれ込む可能性もあります。
@全日空のコンピューターシステムがダウン・欠航20便
全日空のコンピューターネットワークシステムが今日午前4時50分に障害を起こし使えなくなりました。このため、主に羽田空港で搭乗手続きが出来なくなり出発便が大幅な遅れを出しました。システムは7時15分に復旧しましたが、午後便を中心に20便が欠航となりました。
@関空のノースウエスト航空機で異臭騒ぎ
昨日の午後10時50分頃、関西国際空港で離陸前のノースウエスト航空16便で「異臭がする。」と110番通報がありました。同機は機長の判断で出発を見合わせ、乗客を待合室で待機させて点検を行いました。
@操縦席のドア強化が11月までに義務化
国土交通省は18日、旅客機の操縦室のドアを11月までに強化するように定めた航空法施行規則の改正を告示しました。対象となるのは430機でアメリカに乗り入れる航空機など90機はすでに強化が終わっているそうです。
*3月20日
@国際線運賃を一律3%値上げへ・4月15日から
アメリカの理不尽なイラク攻撃がとうとう始まりましたが、IATAはイラク情勢の緊迫化による航空燃料の高騰を理由に国際線の普通運賃を値上げすることを決定しました。この決定を受けて、世界の航空会社は一律3%の値上げをすることになりました。日本では国土交通省の承認が必要となりますが、国土交通省はこの値上げを認める方針です。
@団体客の落ち込みが深刻に
昨日も一部書きましたが、イラク情勢の緊迫化に伴い日本でも団体ツアー客の落ち込みが激しくなっています。中東やアメリカに限らず、他の方面のツアー客も激減しています。昨日午前に関西国際空港を出発したトルコのイスタンブール行きのトルコ航空機には定員270人の所に乗客はたったの4人だけでした。
@レキオス航空の就航に暗雲
那覇と羽田を結ぶ路線に新規参入を目指しているレキオス航空の前途は多難のようです。6月1日の就航が延期になったことはこの欄でも書きましたが、就航までに42億円が必要なところ、現在までに約8億円しか集まっていないとのことです。機材のリース契約も24億円の資金のめどが立たずに契約解除になりました。従って、就航予定も全く白紙の状態のようです。
@キューバ国内航空機が乗っ取られる
現地時間の昨日の夜、乗員・乗客35人を乗せたキューバの国内線旅客機が6人組に乗っ取られました。同機はアメリカの領空に進入し緊急発進したアメリカ空軍機にフロリダ州のキーウエスト国際空港に強制着陸させられました。6人は身柄を拘束されました。
*3月19日
@イラク情勢で成田空港でも警備強化
アメリカのイラク攻撃が明日にも始まる情勢を受けて、成田空港でも各種の警備強化が図られています。まず、法務省入国管理局は今日から成田空港と関西国際空港に職員数十人を臨時に派遣しました。1ヶ月間常駐させて、イスラム諸国からの入国審査を強化するそうです。また、空港公団は開戦した場合の対策本部設置の検討を始めました。成田空港では明日から31日までコインロッカーの使用を中止し、ゴミ箱の一部の使用を休止するそうです。
【コメント】とうとうやるのですね。まさに、やくざの論理です。「気に入らないからやっつける。協力しろ。」と言って置いて、協力が得られないと見ると、「自分たちだけで勝手にやる。協力しなかったやつは、後でほえずらかくな。」と言うわけです。言葉で、「大量破壊兵器を破棄させる。」ときれい事を言っても、自らが世界を何十回も破壊できる大量破壊兵器を保有し、公然の秘密と言われているイスラエルの核開発には目をつぶり、イスラエルの占領地からの撤退という30年にわたる国連決議違反に何も言っていないのでは全く説得力はありません。
@全日空機の車輪格納庫から男性の遺体発見
昨日の午後10時20分、全日空から新東京国際空港署に「香港から到着した全日空910便の左主翼車輪格納庫に遺体がある。」と通報がありました。警察で調べたところ、30才ぐらいの男性の遺体がありました。遺体の一部は腐敗が始まっており、だいぶ前に死亡したものと見られます。車輪格納庫は400飛行時間毎に点検することになっており、発見が遅れたものと見られています。外国人らしく、密入国を図ったものと考えられます。
@30日に入場制限があります
30日(日)に成田空港近くで反対派の集会があります。このため、成田空港は入場制限が実施されますの、この日に成田空港に出かられる方は注意してください。
@内外航空会社がアメリカ向け路線の減便を検討
イラク開戦を受けて、内外の航空会社が主にアメリカと中東向けの減便を検討しています。今のところ、キャンセルがどの位あるか、需要の冷え込みがどの位か、などを見極めているようです。また、旅行会社もツアーの中止など検討しているようですが、こちらは、ツアーの申し込みが数ヶ月前から米同時多発テロと同じ水準に落ちていることから大きな混乱はないようです。しかし、需要の冷え込みによる影響は深刻とのことです。
@米政府が航空会社への緊急支援の検討を始める
アメリカのミネタ運輸長官は昨日、「必要があれば、直ちに対応する。」と述べ、イラク開戦により深刻な打撃が予想されるアメリカ航空業界に対して緊急支援の検討を始めていることを示唆しました。
*3月18日
@警備状態の緊急点検行うも問題点は発見されず
昨日、国土交通省と空港公団は合同で警備体制の緊急点検を実施しました。この点検は期限切れのパスポートしか持たず搭乗券もなしに男性がハワイに行った事件を受けて行われたものです。点検は40カ所で行われましたが、特に問題点はなかったとのことです。事件の男性は経路について曖昧な供述を繰り返しており、経路の特定は出来ていないそうです。点検に当たった担当者は「今回の事件は、この男性を見逃すと言うヒューマンエラーではないか。」と話しているそうです。
*3月17日
@解説と資料のページに「新東京国際空港公団民営化に関する覚書」を載せました
先月28日に取り交わされた「新東京国際空港公団民営化に関する覚書」が千葉県のホームページにまだ掲載されていないようなので、解説と資料のページに載せました。
*3月16日
@空港圏合併任意協議会が解散
成田市議会の法定協議会設置が否決されたことにより白紙に戻った空港圏合併ですが、昨日、第8回目の任意協議会が開かれ任意協議会の解散が決定しました。しかし、首長や議長の中からはこの経験をふまえて統一地方選挙後に「研究会」を設立して、もう一度空港圏合併に取り組みたいとする意見が多く出ました。ただ、このまま11市町村で進むのか小規模合併からスタートするのかは意見が分かれていたようです。いずれにせよ、統一地方選挙が終わってから動き出すと思われます。
@日本エアシステム機が異常音で引き返す
昨日午後2時45分頃、那覇発羽田行き日本エアシステム552便・A300-600型機が離陸して十数分たったとき、機体前方で「ドン」と言う異常音がありました。このため、同機は那覇空港に引き返し、無事着陸しました。点検したところ、前輪の車輪格納扉のパネルの一部が外れていました。
@WHOが肺炎に似た疾患に注意を呼びかけ
世界保健機構(WHO)は昨日、「肺炎によく似た原因不明の呼吸器疾患がアジアを中心に拡がっている。」と旅行者や航空会社に注意を呼びかけました。症状は38度以上の高熱・せき・呼吸困難などです。この1週間にベトナム・香港・シンガポール・台湾・フィリピン・インドネシア・タイ・中国で150件以上が報告されているそうです。香港から帰国したカナダ人2名が死亡したという報道もあります。
*3月15日
@明日、京成電鉄がストの予定です・成田空港に行く方は注意を
明日、京成電鉄労組が24時間ストライキを予定しています。京成電鉄の公式ホームページによりますと、14時49分現在で交渉中とのことです。従って、スカイライナーの予約は現在行っていないそうです。明日、京成を使って成田空港に行く方は上記ホームページで確認して下さい。
@大手2社が団体運賃を来月から値上げへ
国内航空の大手2社である日本航空システムと全日空は昨日までに、国内線の団体運賃を値上げする方針を固めました。また、個人向けの特定割引の購入期限を前日までとし、当日売りは廃止することになりました。これらの措置により、単価を4ポイント押し上げる効果があるとのことです。なお、今回の値上げは6月からの運賃引き上げとは別個のものだそうで、値上げラッシュとなりそうです。
*3月14日
@日航システムが4月からの国際線を減便へ
日本航空システムは昨日、イラク情勢の緊迫化などで需要が低迷するとして、4月からの国際線の計画を見直すと発表しました。具体的にはそれぞれ週7便を運航する計画だった4・5月の成田ージャカルタ線と成田ーデンパサール線を成田ージャカルターデンパサール線として週7便の運航に変更し、成田ーパリ線は4・5月にゴールデンウイークを除き、週10便の計画を週7便に、また、6月から11月までは週11便の計画を週10便とすることになりました。また、アメリカン航空との共同運航である成田ーダラス線の4月分の内、火曜日の成田ーダラス行き・日曜日のダラスー成田行きを欠航とします。
@スカイマークの赤字幅が縮小
スカイマークが今日発表した2002年11月〜2003年1月期の決算によりますと、3億4200万円の赤字になりました。しかし、前年同期に比べると赤字幅は縮小しています。今後、国内線の価格競争が緩和されるとして2003年10月期通期では1億1000万円の黒字になる見通しとしています。
*3月13日
@芝山町長が「新たな合併を目指す」と表明
相川芝山町長は昨日開かれた定例議会で白紙になった空港圏合併について、「残念ながら白紙になったが、空港公団が民営化される中で周辺地域との共生を発展させるためには何らかの形で合併が必要となると考える。この時期に合併することが有利なので、新たな合併を考えたい。」と述べました。しかし、どのような枠組みになるかについては言及しませんでした。
@千葉県が成田空港からの国道295号を広告整備地域に指定へ
千葉県は成田空港と国道51号を結ぶ国道295号沿いを県内初の「景観保全型広告製備地区」に指定する方針を固めました。この道路は成田空港に着いた外国人がリムジンバスなどで初めて日本の景観を目にする道路です。このため、国際空港にふさわしい、景観にマッチした屋外広告に統一するものです。長さは5.7Kmになります。
@管制システムダウンはプログラムの不具合・NECが認める
1日に起こった東京航空交通管制部のシステムダウンの原因はNECが作ったプログラムの不具合にあったことが明らかになりました。しかも、NECはこの不具合を事前に把握していましたが、国土交通省には報告していませんでした。NECはこの事実を認め、「特殊な条件の元でしか起こらないので、大丈夫と思った。」と説明しています。国土交通省は調査した上で損害賠償の請求も検討するとしています。
@アントノフ124型機が嘉手納に飛来
昨日の午前11時15分頃、世界最大級の輸送機アントノフ124型機が米軍嘉手納基地に飛来しました。貨物の積み卸しをしていたそうです。イラクと朝鮮半島の情勢が緊迫している中で、嘉手納基地には所属していない航空機の飛来が激増しているそうです。
@ボーイング社がB777-200LRの開発を再開
ボーイング社は昨日、2001年10月から中断していた超長距離機B777-200LR型機の開発作業を再開すると発表しました。B777-200LR型機は座席数が300、航続距離は17000Kmにもなり、エアバスA330・A340型機の対抗機種になります。
*3月12日
@空港公団から「くうこうだより」春号が送られてきました
今日、空港公団から「くうこうだより」春号が送られてきました。1面・2面は「成田空港で飛行機を見よう!」、3面は「成田空港進化中」として整備工事の状況、4面が「eエアポート」について、5面が「定額タクシー」についてなどとなっています。
@航空券もないのに成田からハワイまで飛んで行った?
東京の無職の男性が2日にハワイで期限切れパスポートで入国しようとして拘束される事件がありました。ところが、この男性は成田空港で搭乗したユナイテッド航空機の搭乗券も持っていませんでした。しかも、日本側で調べたところ成田空港を出国した入管の記録もありませんでした。この男性は9日に強制送還され日本に戻ってきて事情聴取を受けましたが、「ハワイの友達に会いに行った。機内では機内食を食べた。」などと供述するだけで、どのようにして出国審査を通ったのか、どのようにしてユナイテッド航空機に乗り込んだのか覚えていないというのです。今のところこの男性がどこを通ったのかなど経路は全く不明とのことです。テロに対する警戒で厳重なチェックをしているはずの成田空港で起こった事件だけに、空港公団や東京入管成田空港支局では頭を抱えているそうです。ユナイテッド航空もアメリカの航空当局から罰金を言い渡されるようです。
@イラク開戦で7万人が失業と予測
アメリカの民間航空会社で作る航空輸送協会(ATA)は昨日、イラク戦が始まった場合、需要の落ち込みなどでアメリカの民間航空業界で新たに7万人が失業するという予測を明らかにしました。また、破綻する航空会社も出るとしています。
@石川島播磨重工がA380用エンジンの生産に参加
石川島播磨重工はゼネラル・エレクトリック社とプラット&ホイットニー社がエアバスの次期超大型旅客機A380用エンジンとして開発しているGP7200のコンプレッサー翼とシャフトの生産を受け持つことになりました。
@関西国際空港会社社長に村山敦氏が内定
国土交通省は6月に任期の切れる関西国際空港会社の社長に松下電器産業副社長の村山敦氏の起用を内定しました。関西国際空港会社の社長は旧運輸省・現国土交通省のOBで占められてきましたが、1兆円の有利子負債を抱える関西国際空港会社の経営に民間の経営手法を取り入れないといけないとの考えから初めて民間から登用するものです。
*3月11日
@鎌田慧・佐高信氏らが暫定平行滑走路使用中止を要請
ルポライターの鎌田慧氏・評論家の佐高信氏らが呼びかけた市民団体「成田空港の暫定滑走路の供用中止を訴えます」は昨日、国土交通省に対して「旅客機の接触事故やオーバーラン事故に見られるように暫定滑走路は国際空港の滑走路として安全確保の条件が整っていない。暫定滑走路の使用を直ちに中止すべきだ。」とする要望書を提出しました。同時に、国土交通省が今回のようなトラブルを想定していたかどうか質す質問状も提出しました。
@成田空港駅で火災想定し避難訓練
昨日、地下の成田空港駅で火災が発生したとの想定の元で避難訓練が行われました。これは、韓国で起きた地下鉄火災事故を受けて行われたものです。約100人が参加し初期消火と避難誘導の手順の確認などの訓練を行いました。
@大手3社が航空貨物運賃値上げ決める
国内航空貨物大手の日本貨物航空・全日空・日本航空の3社は航空貨物の運賃を値上げすることを決めました。日本貨物航空が4月1日から、全日空が4月16日から、日本航空が5月1日から実施します。3社はすでに昨年11月から燃料の値上がりで貨物1Kg当たり12円を別途徴収していましたが、ここに来て航空燃料が高騰したのに伴い値上げを決めたものです。
@KLMが名古屋ー新千歳ーアムステルダム線の再会を見送る
KLMオランダ航空は昨年2月から運休している名古屋ー新千歳ーアムステルダム線の再会を当面見送ることを明らかにしました。イラク情勢の緊迫化などで需要の動向を見極めるためです。
@日本航空が今年3月期の業績を下方修正
日本航空は2003年3月期の連結純利益が80億円になる見込みと発表しました。従来の予測では240億円でした。国際線が伸び悩み、国内線が競争の激化で収益が悪化しているためとしています。
@関空会社が改善計画で2006年度に単独黒字化
関西国際空港会社が策定中の経営改善計画の概要が明らかになりました。それによりますと、2006年度に関西国際空港会社単体の単年度経営黒字化をめざす、としています。その為に、不採算事業の運営形態を見直すとしています。
@アメリカン航空が破産法申請の準備始める
アメリカン航空がシティーバンクなどと破産法を申請した場合の融資などについて水面下の交渉を始めたようです。アメリカン航空の労働組合も破産法の申請は避けられないと語っているようです。
*3月10日
@日本トランスオーシャンが大阪ー石垣便を7月から運航
日本航空システムは今日、7月18日から大阪ー石垣便を開設すると発表しました。1日1往復で宮古経由の運航となるとのことです。また、日本トランスオーシャンは那覇ー石垣線を4月から1日2往復程度増便することも明らかにしました。
@イラク情勢緊迫化で欧州の航空会社が打撃受ける
欧州の主要航空会社の2月座席稼働率が軒並み前年を下回ったことが明らかになりました。これは、イラク情勢の緊迫化でテロや開戦の懸念から旅行を手控える動きが拡がっているためと分析しています。また、原油高騰の影響で航空燃料が高騰していることが追い打ちをかけて、航空会社の経営を圧迫しています。航空会社はリストラを急ぐなど対応を急いでいます。
【コメント】一体どうなるのでしょうか。イラク攻撃が引き金となって“世界大恐慌”と言うことにならなければよいのですが。それにしても、日本政府は何故、アメリカを全面的に支持するのでしょうか。株価の値下がりを見てもイラク攻撃が日本経済に与える影響は強烈と思うのですが。「イラク攻撃はやめろ!」と何故言えないのでしょうか。日本の国の閣僚か、アメリカの州政府の閣僚か分からなくなります。以上は私の独り言です。???
*3月9日
@国土と公取委員会が6月からの値上げを容認
国土交通省と公正取引委員会は昨日、航空会社が国内線着陸料の値上げを理由に6月から国内線の運賃値上げを目指していることについて、この値上げを容認する方針を固めました。当初は、日本航空と日本エアシステムの経営統合に際し「3年間は値上げしない。」と言う約束があり、「着陸料の値上げは経営努力で吸収できる範囲」と値上げを認めない方針でした。しかし、ここに来て、国内線の収支が悪化していることやイラク情勢緊迫化による航空燃料の高騰などで「やむをえない。」と容認する意向に傾いたものです。
@米航空会社の大手が変更手数料を0にするサービス・イラク情勢で
アメリカの航空会社大手はイラク情勢に伴う需要減に対応するため、イラク情勢によって現在、約100ドルする航空券変更の手数料を0にするサービスを打ち出してきました。これは利用者から、「戦争が迫っているため、何時、航空券を購入したらよいか分からない。」と言う意見が多く寄せられたためです。アメリカン航空ではイラクへの攻撃が始まってから60日以内の予約では、30日以内に限り予約変更手数料を免除する、と言うものです。
*3月8日
@乗客が降りている最中にジャンボ機が1m動く
昨日の午後7時30分頃、成田空港第一ターミナルビルに到着したノースウエスト航空7便・B-747-200型機が乗客を降ろしている最中にこの飛行機が約1m移動しました。幸い乗客にケガはありませんでしたが、搭乗橋の一部が壊れました。原因はこの飛行機を搭乗橋まで牽引してきた牽引車が帰るときに飛行機と牽引車をつないでいるアームの取り外しを忘れて動き始めたためでした。
@春日部に氷塊が落下・けが人は出ず
今朝のNHKニュースで見ただけなのでよく分からないところもあるのですが、昨日の午後5時頃、春日部市の商店街のアーケードに氷塊が落ちました。ドーンという大きな音がしたので調べるとアーケードのシート屋根に大きな穴が開いており、その下に大きな氷の固まりが2個落ちていたとのことです。いつもは人通りが激しい商店街なのですが、昨日は雨で人通りがまばらで、幸い人に当たるという事はなかったそうです。ニュースでは「航空機から落下した可能性もある。」と言っていました。
*3月7日
@香取郡4町は上程、山武郡3町村は取り下げへ
成田市での合併法定協議会設置案否決を受けて、10町村の態度が分かれているようです。香取郡の4町は「合併への意志を明らかにするため。」として設置案を今の議会に提案することになりましたが、山武郡の3町村は今の議会への提案は見送ることになったそうです。成田市の小川市長は後援会の会合に出席し、後援会員から「引き続いて、市政を担当し成田市の未来を担うべきだ。」と辞職の翻意をうながされましたが、「キリストは復活したが、私は復活しない。」と引退の意志が固いことを示したそうです。
@労働局の指導で日本航空が深夜業免除者の抽選を取りやめる
日本航空が深夜業免除者を抽選で選ぶ方針を示したことに対して、東京労働局は(1)免除者の枠を拡大するように努力する、(2)緊要度の高い者を優先する、(3)人員態勢の整備を検討する、と言う3項目の指導を行いました。これを受けて、日本航空は抽選をやめて、必要度の高い人から優先して選ぶことになりました。しかし、組合が要求している希望者全員を免除することについては譲らず、75人に絞るとしています。
【コメント】日本航空の労務政策はどうして、このような問題を引き起こすのでしょうか。伝統的に“非常識”を押し通す体質なのでしょうか。今回についても、労組がどう言っているか定かではありませんが、日本エアシステムの方と協力する方法はないのでしょうか。同じグループなのですから。
@アルジェリアで旅客機が墜落・103人死亡
現地時間の6日午後3時45分頃、アルジェリア南部のタマンラセット近郊の空港を離陸した、アルジェリア航空のB-737型機が離陸直後に墜落しました。乗員・乗客のうち1人が重傷で、残り103人は死亡したそうです。同機は離陸滑走中に1基のエンジンが火を噴き、離陸しましたが600m先で墜落したそうです。タマンラセットはサハラ砂漠の観光拠点です。
@中部国際空港海上アクセス構想の会社が辞退通告
中部国際空港の海上アクセス構想の一つである四日市ルートで運送業者に内定していた五島産業汽船(長崎)が運送業者を辞退する文書を5日に四日市市に送ってきたことが明らかになりました。地元の銀行の合併がらみで融資が受けられなくなったことを理由としています。
@ルフトハンザがイタリア中堅航空会社の経営権を取得へ
ルフトハンザ航空はイタリアの北部を拠点とする中堅航空会社エア・ドロミティの出資比率を現行の31.2%から51.9%に引き上げ、経営権を取得することで合意したと発表しました。4月までに手続きを完了する予定です。イラク情勢で航空需要が落ち込むことを見越して、事業の効率化を図るねらいとのことです。
*3月6日
@成田市で合併協議会設置案が否決・合併は白紙に
昨日開かれた成田市議会で空港圏合併法定協議会を設置する案件が上程されましたが、10対16で否決されました。これにより、11市町村による空港圏合併は白紙に戻ることになります。多数の議員の反対の理由は「合併の必要性は認めるが、あまりにも時間が短い。市民の間にもどのような市になるのか説明もされていない。」と言うことになるようです。この結果を受けて、小川市長は「指導力不足。けじめをつけるために市長を辞職する。」として、議長に辞職願いを提出しました。4月の市長選にも立候補せず、政界から引退するとのことです。他の市町村も動揺は隠せず、今後、さらに枠組みを変えて合併を模索するのか、当面、合併を見送るのかの判断を迫られることになります。
@安全な地上走行で検討会設置・国土交通省
国土交通省は昨日、昨年12月に成田空港暫定平行滑走路で起こった旅客機同士の接触事故を受けて国内の空港で旅客機の地上走行の安全性を検討する検討会を発足させ、初会合を開きました。メンバーは国土交通省担当課長・航空会社担当者・学識経験者などで、夏までに運用指針を作成することにしています。
@日本航空システムが「スイス」と共同運行開始で合意
日本航空システムは今日、スイス・インターナショナル・エアラインズと成田ーチューリッヒ線で共同運航することで合意したと発表しました。「スイス」の周4便と日本航空システムの1便にそれぞれ相手方の便名をつけて運航します。今後、日本ーアジア間とチューリッヒー欧州間の便でも共同運航を拡大することにしています。
@川西市の金属片は工場送風機の羽根でした
昨日、兵庫県川西市で空から降ってきた金属片は航空機からのものではなく、200m南にある強化ガラス製造工場の地下にあった大型送風機が破壊してその羽根の一部がとんできたものと判明しました。しかし、すごいものですね。地下にあったものが、200m離れた5階建ての共同住宅の屋根まで飛んだのですから。人に当たらなくて良かった、良かった。
@静岡県監査委員が工事差し止め請求を却下
静岡県監査委員は4日、静岡空港の建設予定地でオオタカの営巣が確認された問題で、「空港はいらない県民の会」などが出していた、「同地域の工事に着手したことは地方自治法に違反するので工事を差し止めてほしい。」と言う請求を却下しました。理由として「県は環境省の保護マニュアルに従って対策を立てており、他の営巣木への誘導も、未知数だが無駄とは言えない。」としています。
@関西財界が羽田ー関空線のダイヤの改善を要求
関西経済界は昨日、国土交通省や航空会社に対して4月からの夏ダイヤで羽田ー関西国際空港線が午前7時51分から午後2時59分まで1本も運航されないのは利用者を無視したものとダイヤの再検討を要求しました。
@キャセイ航空の2002年12月期利益が前期の6倍に
キャセイ航空が明らかにしたところによりますと、2002年12月期の純利益が前期の6倍に達しました。これは、米同時多発テロの影響が薄れ、中国華南地方の需要が活発だったためとのことです。
@ボー社がBAEシステムズの買収を検討
ボーイング社はイギリスの防衛機器メーカー・BAEシステムズの買収を検討していることを明らかにしました。これが実現しますとボーイング社の売上高は1.5倍になります。ボーイング社は民間機の売り上げが低迷する中、防衛産業に重点を移しています。
*3月5日
@アンケート調査結果を千葉県に提出してきました
今日、千葉県庁におもむき本会の実施した「成田空港についてのアンケート」結果を総合企画部の空港地域振興課に提出してきました。その際、先月28日に取り交わされた「新東京国際空港公団民営化に関する覚書」をもらってきました。近く、県のホームページに載るのではないか、とのことでした。また、環境部の大気保全課にも提出してきました。係りの方が「平成13年度新東京国際空港周辺航空機騒音実態調査結果報告書」は今月中にできあがると言っていました。成田空港についてのアンケートの報告書は空港公団には先月の28日に提出し、国土交通省には7日に提出することになっています。
@大阪空港近くで金属片が落下する・けが人はなし
今日午前11時35分頃、兵庫県川西市の下加茂県営住宅の住人から「空から鉄が落ちてきた。」と通報がありました。警察で調べたところ、駐輪場に40cm四方、厚さ約5mmの金属片が落ちていました。また、この住宅の屋上と給水塔にも傷がついていました。このことから、この金属片は屋上に落下し、はね返って給水塔にぶつかった後、駐輪場に落下したものと見られます。幸い、けが人はありませんでした。下加茂県営住宅は大阪空港の滑走路端から北西約2.5Kmにあり、ほぼ飛行コース直下になります。航空機の部品の一部と見られ、国土交通省の大阪空港事務所も調査に向かいました。
@フィリピンの空港で爆破テロ・21人死亡
現地時間の昨日午後5時30分頃、フィリピン南部ミンダナオ島最大のダバオ国際空港で爆発があり、21人が死亡、160人が負傷しました。イスラム過激派組織「アブ・サヤフ」の幹部が同派の犯行と認めたそうです。
@システムダウンによる航空会社の損害は10億円規模
1日に発生した東京航空交通管制部のシステムダウンによる航空会社の損害は欠航便対象者への払い戻しなど10億円規模に上るものと見られています。この事故では30万人が影響を受けました。責任の所在によっては補償問題も出てくるものと見られています。
@夜景に配慮し航空傷害灯を減少へ
国土交通省は高いビルなどに小型飛行機などが衝突しないようにと義務づけられている「航空傷害灯」(赤色点滅灯)を減らす方向で検討を始めました。2003年度中には緩和するとのことです。これは、この航空傷害灯が夜景の美観を損ねていると言う指摘があるためです。新宿副都心などのビル群は全体を大きな建造物と見なし、外周は航空傷害灯をつけるものの内側に当たる部分の航空傷害灯は取り外しできるようにするそうです。
@日本航空システムが人員削減を上乗せ
日本航空システムは昨日、2005年度までの3年間に3000人を削減するとしていた合理化計画にさらに500〜1000人を上乗せすると発表しました。早期退職優遇制度・定年退職者の不補充・新規採用の抑制などで対処するとのことです。
@東京エアカーゴ(TACT)が9月末に解散
成田空港の国際航空貨物の通関・保税業務を行っている東京エアカーゴ・シティ・ターミナル(TACT)は今日、9月末をめどに会社を解散する方針を決めました。6月の株主総会にはかるそうです。同社は市川市原木で成田空港から貨物を運んできて業務を行ってきましたが、コストの削減で空港内で業務を済ます会社が多くなっていました。このため、業界の競争激化で事業を継続することが困難と判断したものです。
@嘉手納基地の騒音が増大・情勢の緊迫化で?
嘉手納市の調査によりますと、嘉手納基地の2月の騒音が増えているそうです。屋良地区の2月の騒音発生回数(70db、5秒間継続)は1日平均120回になりました。昨年4月から今年1月までは1日平均が116回でした。特に、午後10時から翌朝6時までの発生回数は11回から13回に増えています。イラクや朝鮮半島の情勢が緊迫するにつれて今まで飛来しなかった機種も飛来し、回数が増えているとのことです。
@新しいプログラムは24時間稼働させチェック
1日に起こった管制システムのダウンについて国土交通省は今日、対策として今後、新しいプログラムに入れ替えるときは事前に24時間稼働させてプログラムのチェックを行う事を明らかにしました。
@2月の東京ー札幌線の輸送実績はエア・ドゥがトップ
昨日発表された東京ー札幌線の各社別輸送実績によりますと、エア・ドゥが全日空への販売座席を除くと搭乗率88.2%でトップになりました。全日空への販売座席を入れた搭乗率は74.2%となり、前年同月比で12.4%増となりました。
@ホンダが小型機用エンジンに参入へ
ホンダは今日、アメリカのテレダイン・コンチネンタル・モーターズと共同でプロペラ小型機用のピストンエンジン市場に参入するため事業化調査を始めると発表しました。ホンダはテレダインと共同で2000年からエンジンの開発を行い地上試験は実施済みです。このエンジンは軽量・低燃費で無鉛ガソリンにも対応しているとのことです。
@全日空がマイレージを電子マネーに変換するサービス
全日空はソニーグループと提携して、マイレージのポイントを電子マネーに変換できるサービスを6月から実施すると発表しました。1万マイルが1万円に変えられるそうです。ソニーグループの「エディ」や「エリオ」の加盟店でインターネット上の買い物やホテル・レストランの支払いが可能になるそうです。
*3月3日
@空港圏合併の雲行きがあやしい?
今日の読売新聞によりますと、成田市議会で法定協議会の設立議案に反対する議員が多くなりそうとのことです。当初は賛成、反対がほぼ同数だけれども何とか可決されるのではないかと言われていましたが、4月に選挙を控えた賛成すると見られていた議員の何人かが支持者から「反対してほしい」とくぎを刺されて反対に回るのではないかと見られているそうです。
@アメリカン航空が成田ーロス線の就航を延期へ
アメリカン航空は先月28日、4月からの就航を予定していた成田ーロサンゼルス線の就航を6月まで延期する事を明らかにしました。理由として、需要の動向が弱いとしていますが、経営が苦しいことも考えられます。路線の失敗が経営に大きな影響を与えかねない事情もあるようです。
@埼玉・川口市の民家に氷塊が落下
昨日の午前7時20分頃、川口市神戸の民家でドーンという大きな音がしました。家人が調べたところ、庭に氷塊の破片が落ちており、ベランダの樹脂製の屋根に穴が開いていました。氷塊は合わせると40cm×30cmの大きさで厚さは1cmありました。当時は快晴で、近くに高い建物もないことから航空機から落下したと見られています。
*3月2日
@「解説と資料のページ」に本会が行った「成田空港についてのアンケート」の結果を載せました。
昨年の12月から今年の2月上旬にかけて、暫定平行滑走路直下の2集落と飛行コース東側の4集落を対象にアンケート調査を行いました。その結果を解説と資料のページに載せました。分量が多いのですが、騒音直下に住む住民の現状と気持ちが良く分かると思いますので、是非、読んでください。
@エアジャパン機のオーバーランは局地前線の影響か?
1月27日に成田空港で起こったオーバーランについては、鉄道航空事故調査委員会が調査中ですが、当時、成田空港付近に局地的な前線があり、上空では風速20m/s前後のかなり強い南よりの風が吹いていたのに、前線の下になる地表付近では逆に弱い北よりの風が吹いていたようです。このため、同機は北側から進入して暫定平行滑走路に着陸しようとしましたが、低空で急に追い風になったため揚力が弱まり、揚力を強めるためスピードを上げざるを得ず、着陸速度が通常より速くなってオーバーランにいたった可能性も考えられるようです。
@成田空港勤務者が45763人に・昨年12月段階
空港公団が3年毎に実施している空港内従業員実態調査の結果がこのほどまとまりました。それによりますと、従業員の数はこの3年間で約4000人増えて45763人となりました。空港公団では「この大幅増は暫定平行滑走路の供用開始や貨物取扱量の増加が原因」としています。従業員を業種別に見ますと一番多いのは航空会社の約13000人になります。従業員を居住地別に見ますと成田市が全体の30%、富里市が7.7%になります。成田市では3世帯に1人が成田空港関係の従業員と言うことになります。
@昨日のシステムダウンで成田空港国内線も大幅に乱れる
昨日発生した東京航空交通管制部のシステムダウンによって成田空港では国内線は大幅に乱れましたが、国際線はラッシュ時の午前9時までにシステムが一応復旧したため、大きな乱れにはなりませんでした。
*3月1日
@2月のアクセス数は11570回でした。ご愛読ありがとうございます。
@「民営化に関する覚書」締結
昨日、周辺市町村・千葉県・空港公団・国の4者が民営化後も環境対策や共生策を継続するという覚書を締結しました。覚書では共生大綱などのこれまでの約束事項は引き続き遵守することを明記しています。さらに、環境対策や共生策をどのように担保するかなどは完全民営化までに4者であらためて協議することになっています。具体的には発着回数の年間20万回や運用時間を午前6時から午後11時までにすること明記していますが、周辺市町村が求めている民家防音工事に対する助成を恒久化することや谷間対策を含めた民家防音工事助成地域の拡大などについては「今後協議し、完全民営化までに結論を得るべく努力する。」としています。
@着陸料引き下げで物別れ・日米次官級協議
28日までアメリカ・ワシントンで開かれていた日本とアメリカの規制改革などの次官級協議で成田空港と関西国際空港の着陸料の引き下げ問題が話し合われましたが、双方の主張に隔たりが大きく、物別れに終わりました。
@東京航空交通管制部でシステムがダウン・終日ダイヤ混乱
今日午前7時頃、所沢にある東京航空交通管制部で日本上空を飛行する航空機のフライトプランを一括管理するシステムがダウンしました。このため、全国の空港で20分にわたり離陸が出来なくなり、その後も手作業に切り替えたため通常約2分間隔の航空機の間隔が5〜10分間隔になり、全国の空港で混乱が続きました。システムは午前11時頃全面的に復旧しましたがダイヤの乱れは今日1日続くものと見られています。今日の未明にシステムにプログラムを一部追加したことから、このプログラムに欠陥があったものと見られています。
@S&Pがアメリカン航空の格付けを3段階引き下げ
スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は28日、アメリカン航空の持株会社AMRの長期債格付けを3段階引き下げ、投機的水準「Bマイナス」にしました。理由として「今年半ばにも、破綻の可能性がある。」としています。
@機材の小型化などで宮崎の花卉出荷がピンチ
宮崎空港の減便や機材の小型化などで出荷の最盛期を迎えているスイトピーなどの花卉の出荷が思うように行っていません。貨物を積むスペースが大幅に減少しているためです。首都圏に出荷するために一部はトラックで福岡空港まで運び、そこから航空機で輸送していますが、手間などのコストがかさみ悲鳴が上がっています。