2005年5月の出来事
*5月31日
@第2ターミナルの入国ブースで帰国証印を紛失
今月4日に第2ターミナルの入国審査ブースで東京入国管理局成田支局の入国審査官が日本人帰国者のブースで帰国した日本人のパスポートに押すための帰国証印1個を紛失しました。この審査官は外国人ブースから混雑している日本人ブースに10分間応援に来ましたが帰国証印を手で持って移動しているうちに落としたものと見られています。探しましたが見つからず、警察に紛失届を出しています。「日本人用なので悪用される恐れはない。」との事です。
@成田空港に新型薬物検査機を導入
東京入国管理局成田支局は今日までに1億分の1グラムの微量な覚せい剤や麻薬でもわずか10秒で判別できる最新鋭の薬物検知器を導入しました。6月中旬には本格的稼働に入るとの事です。
@マレーシア航空が成田ーコタキナバル線を週3便に
マレーシア航空は7月から成田ーコタキナバル直行便を週3便にする事を明らかにしました。
@有名人出迎え人数は警察と会社でカウント
今日のexciteニュースによりますと、成田空港で有名人を出迎えるファンの人数は警察と成田空港会社でそれぞれカウントし突き合わせをしているとの事です。マスコミなどから問い合わせがあれば、その数字を伝えているとの事ですが、時には伝えた数よりも多い数がマスコミを賑わすとの事です。成田空港会社としては出迎えを制限する事は考えていないとの事ですが、「危険やトラブルが発生しないように、一般のお客様にご迷惑のかかる事がないように、ファンの皆様にご理解とご協力をお願いしたい。」との事です。
@機内でライタを落としたら発火
昨日午後1時35分頃、とかち帯広発羽田行きの日本航空1154便・A300-600R型機が釧路沖を飛行していたところ、客室前方の男性客の上着からオイルライタが落下し、その直後に床のカーペットから火が出ました。近くの乗客がコップの水をかけたり足で踏み消したために大事には至りませんでした。カーペットが約2cmで3カ所ほど焦げました。同機はそのまま飛行を続け2時41分に無事羽田空港に着陸しました。
@厚木基地周辺騒音区域見直し原案を提示
防衛施設庁は昨日、厚木基地周辺自治体に対して騒音区域の見直し原案を説明しました。それによりますと、神奈川県藤沢市で約31000世帯、東京都町田市で約40000世帯が新たに騒音区域に入り、今まで対策地域でなかった神奈川県茅ケ崎市で約1000世帯が新たに対象区域に入るとの事です。一方、神奈川県海老名市・綾瀬市・座間市は対象区域が縮小するとの事ですが、どの程度の世帯が対象区域外になるのか詳しい説明はなかったとの事です。また、現対象区域に含まれながら、1986年の現区域指定告示以降に転入してきた世帯については「85WECPNL以上」でかつ「前回告示後5年以内」の1991年までに転入した世帯に限り助成対象にするとの事です。
@静岡空港強制収用問題で社会資本整備審議会に付議へ
国土交通省は昨日、静岡空港建設予定地の未買収地を「強制収容できる事業」と認定できるかどうかについて、国土交通大臣の諮問機関である社会資本整備審議会に明日付けで付議する事を決めました。国土交通省としては「静岡空港建設は進んでおり、必要」(航空局)としており、事業認定を行う判断について意見を聞くものと見られます。
@中部国際空港で貨物用車両が航空機に接触
今日午前8時15分頃、中部国際空港のエプロンに駐機していた台北行きの日本アジア航空283便・B-767型機に貨物の積み込みをしていたハイリフトローダー車のリフトが突然上がり始め機体と接触する事故がありました。緊急停止ボタンを押しても停まらなかったとの事です。その後、8時50分頃には接触していた貨物室扉のライトの熱でリフトの貨物カバーから火が出て消火器で消し止める騒ぎもありました。
*5月30日
@アメリカ行きの大韓航空機が成田に臨時着陸
今日午前2時頃、太平洋上を飛行中のソウル発サンフランシスコ行き大韓航空23便から「米国への入国を拒否されている乗客がいるようなので、成田空港に着陸したい。」と連絡がありました。同機は午前6時過ぎに成田空港に着陸しました。アメリカ大使館から派遣された米運輸保安庁と米連邦捜査局の職員が成田空港で乗客5人から事情聴取を行いました。事情聴取の対象となった男女1人ずつの2人とアメリカ行きを取りやめた3人の計5人を除いた乗客は同機で午前9時40分に成田空港を離陸しサンフランシスコに向かいました。
@紋別空港で離着陸訓練の小型機が滑走路を外れる
今日午前10時40分頃、紋別空港で離着陸訓練をしてい5人乗りの小型機が着陸に失敗し車輪が折れて胴体着陸を行いました。同機は滑走路を外れて、油が漏れましたが火災は発生しませんでした。5人にけがはありませんでした。この事故で、滑走路が閉鎖されたため、全日空の羽田ー紋別線の1往復が欠航となりました。
@東京・瑞穂町で横田共用化反対の集会に200人
昨日、東京都瑞穂町で同町の「横田基地軍民共用化に反対する住民の会」の決起集会が開かれました。集会には約200人が参加しました。会長は会員が853人に達したことを報告し、「なぜ、私たちが経済効果や利便性の犠牲にならなければならないのか。」と訴えました。集会では7月に向けて共用化反対の署名運動を展開し、政府や都知事に要望する事になりました。
@日本航空Gが静岡県と開港時乗り入れで覚書
日本航空グループと静岡県は静岡空港開港時に定期便を開設するとする覚書を取り交わしたとの事で、近く発表される模様です。まだ、先の事なので、路線などはこれから検討するようです。
*5月29日
@着陸料引き下げは2日にIATAに提示
成田国際空港株式会社は来月1日の決算役員会をへて、課題である着陸料の引き下げを2日に国際航空運送協会(IATA)に提示する予定です。交渉がまとまれば、10月1日から新着陸料が適用される事になります。なお、明日・明後日に東京で開かれる国際航空運送協会(IATA)の総会では航空会社の合理化は限界に来ており、空港関係の使用料や管制の費用を引き下げるように決議が行われる事になっています。
*5月28日
@成田国際空港株式会社のページに「成田空港運用状況(平成17年4月分)」が載っていました。
@「くうこうだより」新緑号が送られてきました
成田国際空港株式会社から「くうこうだより」新緑号が送られてきました。2・3面は「第1ターミナルビル見てある記」で、3・4面は空港の仕事シリーズで今回は「空港の郵便屋さん」でした。この中の記事で成田空港内の「成田国際郵便局」では日本からの国際航空郵便物の約90%を扱っている事や、この郵便局を経由する通常郵便物は1日約47万通に達するが、電子メールなどの普及でこのところ減っていて、前年比で90%になっている事、それに対して、個人輸入による郵便物や小包は激増している事などが書いてありました。6面は「航空科学博物館リニューアル」、8面には黒野社長からの東峰地区の石井恒司・小泉英政・樋ヶ守男・平野靖識の各氏に受け入れられた「謝罪文」が載っていました。
@日本航空Gと全日空Gでマニュアル違反の部品使用
国土交通省が航空各社に指示した安全総点検で航空機製造会社のマニュアルと異なる部品使用があった事が昨日明らかになりました。日本航空グループで26品目(34個)、全日空グループで4品目(7個)でした。いずれも、運航には支障はなかったとの事です。これらの部品は既に正規部品に交換されたとの事です。
*5月27日
@「話し合いは6月下旬が期限ではないか」と社長
成田国際空港株式会社の黒野社長は昨日の記者会見で、平行滑走路の用地交渉について「私の推測だが、国土交通省は待っても後1ヶ月ほどではないか。」として6月下旬が期限とする考えを表明し、それまでにメドをつけたい、との意向を表明しました。また、地権者等4戸との3回目の会談について「近く開催できると期待している。」と述べ、さらに、4戸の話し合いから離脱した最大地権者について「個人的話し合いをして、4戸と同じゴールラインを目指したい。」と述べました。
@北側大臣が抜き打ち検査の導入を明らかに
北側国土交通大臣は今日の閣議後の記者会見で、航空会社への抜き打ち立ち入り検査を導入する事を明らかにしました。今までの検査は日時・場所などがあらかじめ通知されていたものです。検査の実効性を上げるためとの事です。また、国土交通省内に「航空輸送安全対策委員会」(仮称)を設置する事も明らかにしました。
@日航機内に焦げ臭いにおい・消火器を使う
昨日午後8時40分頃、那覇発羽田行きの日本航空1926便・B-777型機の機内で焦げ臭いにおいが立ちこめ、乗務員が消火器を使用しました。前方の2つの座席に約3cmの焦げ後が見つかりました。同機は午後9時半頃無事に羽田空港に着陸しました。この席付近に座っていた10代後半の女性3人から事情を聞きました。この3人はライターとタバコを持っていましたが、「なぜ、焦げたか分からない。」と言っているそうです。
@アイペックス機に落雷・無事着陸
今日午前8時55分頃、大阪発庄内行きのアイペックスエアラインズ3071便・CRJ100型機の機首に落雷がありました。同機は着陸5分前で、そのまま無事に着陸しました。点検のため、折り返し便は欠航となりました。
@日航機が油漏れ
昨日午後1時頃、羽田発大阪行きの日本航空1515便・B-777-200型機が離陸後間もなく油圧系統の異常を示すランプが点灯しましたが、同機はそのまま飛行を続け10分遅れの午後1時42分に大阪空港に無事着陸しました。着陸後の点検でオイル漏れが見つかりました。
@日本エアコニューター機がオイルゼロで緊急着陸
昨日午後5時25分頃、松山発大阪行きの日本エアコミューター2316便・DHC8-402型機が高松上空を飛行中に一部の油圧系統の油量がゼロを示しました。同機は飛行を続け、大阪空港はB滑走路を10分間閉鎖して同機を緊急着陸させました。同機は6時34分に無事着陸しましたが、前輪の操舵が利かなくなり、牽引車で駐機場に向かいました。このため、4便が39〜7分間の遅れを出しました。
@03年の那覇空港での接近は米軍管制官のミス
国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会は今日、2003年11月5日に起こった日本航空機と米軍のF15戦闘機の接近は米軍の管制官がF15とヘリコプターの着陸をどちらを先にするか迷って混乱し、F15戦闘機に対して2転3転する指示を出した事にある、とする報告書をまとめました。米軍側もミスを認めているとの事です。
@日航の機長が眠気誘う薬剤を飲んで乗務
日本航空は今日、59歳の機長が眠気を催す恐れがある事から禁止されている喘息の薬を飲んで乗務を続けていた事が分かった、と発表しました。この機長は2002年1月に喘息と診断され、この薬の服用を始めました。航空法に基づくマニアルでは呼吸器疾患は乗務不適格とされ、喘息は乗務できない事になっています。この服用していた薬も禁止されていました。今月上旬の航空身体検査でこの事実が判明し、それ以後乗務を外しているとの事です。国土交通省も調査に入りました。
@全日空・乗務前飲酒で運航乗務員が交代・客室乗務員は乗務
全日空は今日、今月5日午前7時50分発の秋田発羽田行きの乗務員8人が会社の乗務前12時間以降の飲酒を禁止している規定に違反して、4日午後8時から9時にかけて秋田の居酒屋で飲酒し、運航乗務員は会社に報告し交代し、客室乗務員はそのまま乗務していた事を明らかにしました。
*5月26日
@成田国際空港株式会社のページに「2005年3月期 第1期決算について」が出ていました。
@民営化後初めての決算で経常利益295億円
成田国際空港株式会社は今日、民営化後初めてとなる3月期連結決算を発表しました。それによりますと、営業収益は1715億円、経常利益は295億円となりました。しかし、代替地の減損会計を早期に適用するなどしたため、純利益は64億円となり、配当は見送りました。空港公団だった昨年3月期は営業収益が1477億円、経常利益は229億円だったため黒野社長は「経営環境に恵まれた事もあり、増益増収と言えるのではないか。」とのべました。詳しくは、上のホームページに載っています。
@NW航空CEOがB-787型機を成田線に投入と語る
来日中のノースウエスト航空の社長兼CEOは昨日都内で開かれた日米商工会議所主催の昼食会で、先日発注したボーイング社の新型機B-787型機を成田ーニューヨーク線に投入する意向を表明しました。同社はB-787型機を18機発注し、2008年8月から受領する事になっています。
@関空会社が初めての黒字決算
関西国際空港会社が昨日発表した2005年3月期決算は経常利益が51億円と1984年の会社設立以来、通期としては初めての黒字を達成しました。単年度黒字を1年前倒ししての達成になります。政府による約90億円の利子補給による支払利息の減少や経費削減が功を奏したとの事です。
@中国で車輪格納室から子供が落ちて死亡
25日午前7時50分に敦煌から蘭州に向かった中国のMU2417便が離陸する際に車輪の格納室から10歳の少年が落下し死亡しました。同機はそのまま飛行を続け予定通り蘭州に到着しました。中国民航総局は「敦煌空港の安全体制に著しい問題がある。」として調査に入りました。
@JTBの決算で経常利益が過去最高に
JTBが発表した今年3月期の決算によりますと、経常利益が前期の約5倍になり過去最高を記録しました。国内旅行は減少しましたが、アジアを中心とする海外旅行が好調だったとの事です。
*5月25日
@第1ターミナルで爆発物騒ぎ・中身はパソコンなど
昨日午後1時過ぎ、成田空港の第1ターミナルの荷物仕分け場で荷物検査をしていた職員から、成田空港会社に「不審な物質反応があり、リード線らしきものも写っている。」と連絡がありました。このため、この仕分け場を閉鎖して爆発物処理班も駆けつけこの荷物を開けたところ、中身はノートパソコンと雑誌でした。この検査機は物質の質量などを分析して爆発物を探すものですが、別の物質に反応することもあるそうです。リード線と見えたのはノートパソコンの電気コードでした。この手荷物はインドネシアのテンパサールから日本航空で成田空港に来て、アメリカのデトロイトにノースウエスト航空機で向かう乗り継ぎ客のものでした。
@黒野社長の続投を承認
政府は昨日の閣議で成田国際空港株式会社の黒野社長の再任を了承しました。これで、黒野社長の続投が決まったことになります。
@日本航空がレジャー路線を縮小へ・成田ーサイパン線を運休
日本航空は10月から客単価の低い団体旅行客を中心とする路線をうち切る方針を明らかにしました。サイパン線から事実上撤退し、グアムやホノルル線も減便します。成田空港関係では成田ーサイパン線を運休とします。
@町田市で騒音区域拡大を受け悪徳業者が先行契約で暗躍
22日の出来事で書いた厚木基地周辺の騒音区域の見直しですが、区域の拡大が予定されている町田市では一部業者があたかも拡大が決まったかのように「このように区域が拡がりました。」とか、「今、申し込まないと今後申し込みが出来なくなる。」とか、「お宅に工事希望の順番が回ってきました。」と言って、強引に勧誘する事態が生まれているそうです。先行して取り込み、契約を増やそうとしているようです。
@全日空機がコンテナを固定しないで運航
今月15日、大阪発羽田行きの全日空22便で貨物室のコンテナを固定しないで運航していたことが昨日明らかになりました。コンテナ8個の内、6個が固定されずに運航され、離陸と着陸の時に6個のコンテナが10m移動して別のコンテナと衝突して激しい衝撃音が響き渡りました。乗っていた乗客の話では、「何が起こったか分からず、もうだめかと思った。」とのことです。全日空では「安全面に問題はない。」としていますが、国土交通省は「安全配慮に欠けていた。」として口頭で注意しました。原因は関連会社の社員がストッパーをかけ忘れ、責任者も確認を怠ったためとのことです。
*5月24日
@周辺議会連絡会が完全空港化を要望へ
昨日、成田市で成田空港周辺11市町村の議会で作る「成田空港周辺市町村議会連絡協議会」の総会が開かれました。この総会で成田空港の早期完全空港化を求める決議を採択し、今日、国土交通省に、来月1日に成田国際空港株式会社に要望することになりました。総会では成田・下総・大栄の各議会代表から決議案に「本来計画である2500mの平行滑走路整備の早期完成に向け、関係者の誠心誠意最善の努力が継続されている。」との文言を加えるように意見が出ましたが、結局、「本来計画である」のところを、「完全空港化に必要な」と言う言葉にすることで合意しました。総会の後、国土交通省の成田国際空港課長と成田国際空港株式会社の共生部長が講演しました。
【コメント】どうも、北側の成田市・下総町・大栄町と他の市町村には考え方の対立があるようです。北側の3市町は北への再延伸は騒音が激しくなるわけですから立場は分かりますが、他の市町村は北への再延伸で騒音が低くなるところばかりではありません。11市町村の大合併が成田市の反対でつぶれた事へのしこりがあるように思います。小川前成田市長は成田空港の恩恵を平等に享受する手段の一つとして11市町村の大合併を提案しましたが、成田市議会の反対で頓挫して市長を辞職しました。成田市が合併に消極的だったのは「現在の成田空港からの多大な恩恵を引き続き享受したい」との思いがあり、成田市と合併する下総・大栄を除く他の市町村は「騒音は成田より多いのに、何で成田だけがいい思いをするのだ」と言う不満があるのではないでしょうか。
@日航がカード番号の入った航空券を紛失
日本航空は昨日、アムステルダム空港の同社事務所で先月23日までに収集した355人分・369枚の航空券を紛失したことを明らかにしました。この内、少なくても48人分には航空券購入時のクレジットカード番号が記載されていたとのことです。このため、日本航空では個人情報の流出に当たるとして国土交通省に報告し、国土交通省から厳重注意処分を受けました。収集した航空券は先月24日の成田着の同社便で本社に送ることになっていましたが、本社が未着に気づいたとのことです。日本航空では海外の5空港で今回のような重要書類を送るための手続きが長年行われていなかったとのことで調査に入りました。
@那覇空港で全日空機が着陸をやり直す・管制ミスか?
昨日午前11時40分頃、那覇空港への着陸を許可されていた全日空123便・B-747型機が着陸寸前の高度70mで管制官から着陸のやり直しを指示され、再び上昇する事故がありました。同機は13分前に着陸を許可されましたが、その後、航空自衛隊のF4戦闘機から滑走路上でのエンジンテストの要請があり、通常は5分ほどで終わることから管制官が許可しました。ところが、自衛隊機の滑走路上からの待避が間に合わず、全日空機に着陸のやり直しを指示したものです。同機は40分後に無事着陸しました。国土交通省は管制官の指示に問題がなかったどうか調査をすることになりました。
@秋田空港で日航機が故障・4便が欠航
昨日午前11時10分頃、秋田発大阪行きの日本航空2550便が出発前の点検で右エンジンの防氷装置が故障していることが分かりました。修理のため、この便が欠航となり、折り返し便とこの機体を使う予定だった午後の秋田発札幌行きと、今朝の札幌発秋田行きの合計4便が欠航となりました。
@全日空が10月から佐賀ー羽田便を増便へ
全日空は昨日、10月から佐賀ー羽田線を1往復増便し1日3往復とすることを明らかにしました。佐賀発午前6時45分と羽田発午後3時40分を新設します。これにより、佐賀から東京への日帰りで東京滞在時間が現在の約7時間から約10時間に延びることになります。しかし、空港の運用時間外になりますので、国土交通省と佐賀県に対して運用時間の延長を要請することになります。
*5月23日
@国土交通省が成田空港の日航に立ち入り検査
国土交通省は今日、ミスが続く日本航空に対して再発防止策の徹底を確認する立ち入り検査を成田空港で行いました。検査官6人が成田空港の日本航空オペレーションセンターや整備本部の格納庫で出発前の打ち合わせの様子や整備作業を点検しました。この検査は今年一杯、2〜3ヶ月ごとに継続して実施される予定です。
@伝承委員会が広報誌を創刊
財団法人・航空科学振興財団内の歴史伝承委員会はこのほど、広報誌「歴史伝承委員会たより」を創刊しました。今後、1・4・8月の年3回発行されるとのことです。この委員会は成田空港問題を記録するために共生委員会の部会として作られましたが、航空科学振興財団に移管されました。
*5月22日
@空港使用料も値下げする方針・成田空港会社
昨日着陸料の値下げ検討を明らかにした成田国際空港株式会社ですが、搭乗橋料を新設しても空港使用料全体としては値下げをして利用者への負担は増やさない方針で検討しているとのことです。昨日の【コメント】の最後の部分は訂正します。
@成田発の日航機がエンジン故障で関空に緊急着陸
昨日午前11時35分頃、成田発広州行きの日本航空603便・B-767型機が名古屋上空を飛行中に第2エンジンの防氷装置の不具合を示す表示が出ました。このため、同機は関西国際空港に緊急着陸をしました。着陸後の点検で防氷装置に故障が見つかりました。乗客は他社便に乗り換えて広州に向かいました。
@厚木基地周辺の騒音区域に直しへ
防衛施設庁は厚木基地周辺の騒防法による騒音区域を19年ぶりに見直すことになりました。これにより、騒音区域が大幅に拡大し、地元市の推定では約5万戸が新たに民家防音工事対象になるとしています。しかし、防衛施設庁では1986年以降に騒音区域に転入した世帯に対しては転入時期や騒音の度合いによって、対象を約1割程度に絞り込む意向です。厚木基地周辺では飛行形態が夜間離発着訓練(NLP)などによる旋回が少なくなる一方、相模湾から直進してくるものが増えているため、町田市や藤沢市で対象区域が大幅に増え、逆に、座間市では大幅に減る見通しです。防衛施設庁では地元の了解を得て年内にも正式に決定した意向ですが、座間市などの調整が難航すると見られ、時期は微妙です。
@大阪空港周辺移転跡地を売却へ
国土交通省と豊中市など大阪空港周辺自治体は大阪空港周辺に点在する騒防法による移転補償で買い上げた跡地(約17ヘクタール)の売却に乗り出すことになりました。すべて売却すると国には数百億円の収入となり、年間1億円程度の管理費も浮くことになります。また、地元自治体も固定資産税などの収入増が見込めるとのことです。
*5月21日
@騒音に応じて着陸料引き下げへ・代わりに搭乗橋料新設か
成田国際空港株式会社は世界一高いと言われる国際線の着陸料を騒音に応じて引き下げる検討に入りました。着陸する航空機の騒音によって5段階(一部マスコミでは6段階)に分けて引き下げるとのことです。これにより引き下げ率は平均17%程度になるようです。6月初めにも国際航空運送協会(IATA)との協議に入り、10月からの実施を目指すようです。これにより、現在約600億円の着陸料収入が120億円程度減りますが、「経営に大きな影響はない。」とする一方、旅客が航空機に向かう際に通る搭乗橋の使用料を新設し旅客から徴収する事も検討しているとのことです。航空会社側は「着陸料の引き下げを運賃値下げに転嫁する事は燃料高騰などあり難しい。」としています。
【コメント】成田国際空港株式会社は「騒音に応じた着陸料で低騒音機の導入につなげたい。」としていますが、私たちも大賛成です。良いアイディアですね。ただ、旅客の負担を増やすのは賛成できません。
@ライターの放棄が約1ヶ月で約4万個以上・成田空港
昨日の朝日新聞によりますと、アメリカ政府がアメリカ国内に乗り入れる航空機の乗客が機内にライターを持ち込むことを禁止してから約1ヶ月になりますが、先月14日から今月15日までに成田空港で旅客が破棄したライターは41817個になったそうです。大部分は使い捨てのライターですが1日平均約1300個となり、最高はゴールデンウイーク中の先月29日の2191個だったとのことです。
@国土交通省が羽田発着枠増を当分凍結へ
国土交通省は今日までに、8月から予定していた羽田空港発着枠を1日14便増やす計画を当面凍結することを明らかにしました。これは、今年に入ってから続いている航空機の整備ミスや故障や管制官の管制ミスなどに配慮し、安全が十分確認できるまで延期するとしています。
@日本航空機がエンジントラブルで大阪に引き返す
今日午前8時40分頃、大阪発長崎行きの日本航空2371便・MD90型機が離陸上昇中に右側エンジンの温度が異常に上昇したため、同エンジンを止めて大阪空港に引き返し、緊急着陸しました。
@日本航空機でエンジンの計器が故障
昨日午前9時過ぎ、札幌発秋田行きの日本航空2823便・MD87型機でエンジンの出力を表示する計器に異常が出ましたが、飛行には影響ないとしてそのまま飛行を続け、9時40分頃に無事、秋田空港に着陸しました。点検したところ、エンジンと計器をつなぐチューブに空気漏れがありました。
@スカイネットアジアが故障で4便欠航
昨日午前11時20分頃、熊本発羽田行き機材のエンジンオイルの圧力を示す計器に不具合が見つかり、同便と折り返しの便が欠航となりました。また、午後3時50分発の熊本発羽田行きの機材でも外気温センサーが故障し、同便と折り返し便が欠航となりました。
*5月20日
@日航機機内でクレジットカード控え46人分紛失
今月7日、成田発アムステルダム行きの日本航空411便と折り返しの412便で機内販売で利用した顧客のクレジットカードの控え46人分が機内で紛失していたことが分かりました。カード番号の下4桁は記載されていないとのことで、悪用される恐れはないと見られますが、日本航空は国土交通省に報告しました。日本航空では「機内のゴミと一緒に処分された可能性が大きい。」としています。
@羽田の14便増枠で千葉県との調整が大詰め
国土交通省が羽田空港の発着回数を1日14便増やしたい、としている問題で千葉県との調整が最終段階に入っているとのことです。騒音に配慮して陸域での高度を引き上げ騒音を押さえることになるようです。なお、国土交通省は増やす14便のうち、5便を新規参入会社に配分する方針です。しかし、新規参入会社が機材の調達で間に合わない場合は当面、既存の航空会社が利用することになるようです。
@佐川急便が貨物航空会社を設立・来年6月に運航開始予定
佐川急便は昨日、航空貨物の新会社「ギャラクシーエアラインズ」を設立したと発表しました。来年6月をめどに自社専用機2機で羽田ー新千歳・羽田ー北九州・羽田ー那覇線に就航する予定です。機材はA300-600型機を使うことにしています。
@USエアとアメリカンウエストが合併で合意
19日、USエアウエイズとアメリカンウエスト航空は合併で合意したことを明らかにしました。名前はUSエアウエイズを引き継ぎます。これにより、全米第6位の航空会社になります。この合併により、会社再建中のUSエアウエイズは会社精算という最悪のシナリオを回避できたことになります。両社はまず、マイレージサービスの提携を行い、3年以内に運航の統合を行うとしています。エアバス社から2億5000万ドルの融資を受けA350型機のローチンカスタマーとして発注する予定です。
*5月19日
@日航機が機内食カートを手で押さえながら着陸
15日、ジャカルタ発成田行きの日本航空のB-777-200型機が機内食が遅れて回収が間に合わず、着陸態勢に入った高度670mで着陸をやり直しました。しかし、再度の着陸の際にも回収が間に合わず、機内食カート2個を所定の位置に固定できずに乗務員が手でカートを押さえながら着陸しました。国土交通省は昨日、安全上問題があったとして、日本航空の客室本部長に対して厳重に注意しました。
@村田国家公安委員長が成田空港を視察
昨日、村田国家公安委員長が成田空港を視察しました。視察の後、警備隊員等を前に激励し、その中で「暫定平行滑走路を巡る動きは正念場に来ている。反対闘争にも影響を与えると思う。」と述べたとのことです。
【コメント】過激派などのテロに対しての警戒はもちろん大事なのですが、周辺住民の心配や要望までも十把一絡げにして過激派と同じ“闘争”と見ることのないようにお願いします。
@成田行きのルフトハンザ貨物機が新千歳に緊急着陸
昨日午後6時過ぎ、アラスカから成田空港に向かっていたルフトハンザ航空の貨物機の燃料パイプに異常が発生し、エンジンに燃料が十分送られない恐れが出ました。このため、同機は新千歳空港に緊急着陸を要請し無事着陸しました。
@熊本県大津町が深夜便時間帯変更などで知事に要望書
日本航空が7月から就航を予定している熊本空港深夜貨物便について同県大津町は昨日、関係17地区の行政区嘱託員と町当局の対策会議を行いました。これを受けて、家入町長は(1)現在午前2時から4時に予定されている運航時間を再検討する、(2)補助事業の推進などの周辺対策実施、(3)地域の意見を把握するための協議会の設置、を国や日本航空に対して知事が働きかけるよう求める要望書を提出することになりました。住民からは「せめて午前0時までに」と言う意見が出ているとのことです。
@羽田で全日空機が離陸中断
昨日午後2時20分頃、羽田発大阪行きの全日空27便・B-777-200型機が離陸を開始し、時速100Km前後に達したところで、左エンジンの部品の不具合を示す表示が出ました。このため、同機は直ちに離陸を中断しました。調べたところ、エンジンの「抽気弁」が破損していました。
@スターフライヤーが客室乗務員50名を募集
新規参入を目指すスターフライヤーは昨日、一般客室乗務員を10月までに約50名募集することを発表しました。身分は契約社員で年俸は200〜400万円程度としています。締め切りは6月9日とのことです。
@エアバス販売責任者「パリショーまでにA350発注を100機に」
エアバス社の販売責任者は18日、「6月のパリエアショーまでにA350型機の発注は100機に達するだろう。」と述べ、「引き渡しが2009年に前倒しできるかもしれない。」とも述べたそうです。
*5月18日
@平行滑走路問題などで堂本知事に要望しました
今日の午後、千葉県庁に行きまして、堂本知事宛の要望書を担当課に手渡しました。本来計画を実現するために、国が前面に立って欲しい、と要請して欲しいとの要望に対しては、「国土交通大臣が手紙を出すなど、国としてもやるべき事をやっていると思うので、特に要請はしない。」との事で、本会からは「あの手紙は『最後通告』で交渉しようと言うものではない。」との指摘をしました。また、知事自身が関係者と会う事についても、「当事者ではない者が出て行っては混乱の元になる。」との事で、これもやるつもりはないようでした。かって、県は用地交渉に乗り出して、当時の空港公団から「そんなにやりたいのなら、ご自分でどうぞ。」と言うように言われた経験があり、懲りているようです。夏冬の騒音測定についても「固定局が増えているので、大丈夫と思っている。70WECPNLライン近くにも固定局を置いた。環境基準達成の要望は毎年国に要望している。」とこれも「復活する。」と言う答えはもらえませんでした。本会からは「環境基準については、成田国際空港株式会社も共生財団も取り上げていない。取り上げてくれるのは千葉県だけで、頼りにしている。だからこそ、きめ細かなデータが欲しい。」と再度要望しました。周辺対策交付金については、「成田国際空港株式会社は交付金額を決める時に『それぞれの市町村の事情は良く聞いている。』と言っている。16年度にも改正したとの事だ。」とこれも、良い返事はもらえませんでした。本会からは「成田国際空港株式会社が事情を聞いても、それは、『十分』と言う事とは違う。だから、騒音対策委員会でもいくつもの部会から『増額して欲しい。』と言う意見が毎年出ているではないか。」と指摘しました。最後に、要望書にはありませんでしたが、「『4者協議』の積み残し部分の協議は、成田国際空港株式会社は『完全民営化までには。』と言っているが、これでは何時になるか分からない。千葉県が主導してもらわないと進まないと思うので、よろしくお願いしたい。」と要望しました。全体的な印象としては、千葉県当局は成田空港周辺住民に対しては冷たいと言う事です。昨年の羽田空港再拡張問題の時に見せたような迫力と熱意は全く感じられません。成田空港平行滑走路問題は千葉県の将来にとって羽田空港再拡張以上に影響が大きな問題と思うのですが。
@成田空港会社のページに「東峰区の皆様への謝罪文」が載っていました。
@成田空港で全日空機の脱出スライドが機内で膨らむ
15日、成田発バンコク行きの全日空915便・B-767型機が出発前にドアを閉めていたところ、機首左側のドアの脱出スライドが機内で突然膨らみました。このため、ドアを閉めていた客室乗務員がはね飛ばされて足に打撲傷を負うトラブルがありました。乗客は無事でした。乗客は別の機体に乗り換えて3時間23分遅れでバンコクに向かいました。全日空では同型機のドアを緊急点検しましたが、不具合はなかったとの事です。
@日航が承認を受けずに子会社の点検整備行う
日本航空が航空機の整備を請け負うのに必要な経済産業省の認可を受けないままグループ会社であるジェイエアのCRJ-200型機など3機種の整備をのべ111回行っていた事が明らかになりました。経済産業省の検査で発覚し、報告したとの事です。
@日欧・SST共同研究で合意の見通し
日本航空宇宙工業界とフランス宇宙航空工業会が中心となって超音速旅客機(SST)の共同研究で6月のパリ航空ショーまでに基本合意する見通しです。情報交換や人材交流を活発にする予定です。日本側からは宇宙航空研究開発機構や石川島播磨重工・三菱重工・川崎重工の3社でつくる「超音速輸機用推進システム技術研究会」などが参加する予定です。
@全日空がスターフライヤーとの提携を検討
全日空が新北九州空港を拠点にして新規参入を目指しているスターフライヤーとの提携を検討している事が明らかになりました。スターフライヤーが導入するA320型機を日本で運航しているのは全日空だけで、機体整備やパイロットの派遣などを検討し、共同運航についても検討しているとの事です。
@エアニッポンが小松空港管制指示違反で7人を処分
先月4月22日に小松空港で起こったエアニッポン機の管制官指示違反でエアニッポンは今日までに機長を1週間の出勤停止とするなど関係者7人の処分を行いました。
*5月17日
@日経新聞が「成田滑走路問題に再び暗雲」の記事
今日の日本経済新聞に「成田空港滑走路問題に再び暗雲・国交省が北側延伸支持方針転換」と題する記事が出ていました。「何事か」と本文を読みますと、要するに、国土交通省が交渉の行方を見極めるために数ヶ月決断を先延ばしした、と言う内容でした。日本経済新聞社の立場は「どんな欠陥があろうとも、早く北に延ばして2500mにしろ。」と言うもののようです。
@国土交通省が共生委員会に説明
昨日、共生委員会が開かれ、この席で国土交通省の井手審議官が平行滑走路についての国の立場を説明しました。審議官は「何ヶ月も待つと言う事は出来ない。」と述べましたが、北への再延伸について騒音被害などの説明はありませんでした。これに対して、共生委員会は騒音問題・発着回数・飛行コースなどについての情報開示を求める事にしたとの事です。しかし、山本代表は「交渉そのもには関与しない。」との立場を明らかにしました。
@「経済効果のために我慢しろと言うのか」と住民・熊本空港
日本航空が7月から就航させる事にしている熊本空港の貨物深夜便について周辺住民への説明会が行われています。説明会は9地区で行われる予定ですが、昨夜は菊池郡大津町で行われ、住民約100人が参加しました。この席で住民側は不安を表明し、「就航ありき,の説明会で納得できない。」、「時間帯の変更は出来ないか。」、「騒音は一生続く。我々は経済効果のために我慢しなければならないのか。」などの厳しい意見が相次ぎました。しかし、熊本県は7月の就航に向けて、騒音対策を進め、継続した意見交換の場を設けたい、としています。
@羽田再拡張後に深夜貨物便を100便超に・国交省
国土交通省は羽田空港再拡張後の2009年から深夜の貨物便を現在の1日60便から100便以上にしたい意向です。打ち上げられた運輸多目的衛星(ひまわり6号)を使った「広域航法・RNAV(アールナブ)」を使って精度の高い飛行を行い、千葉県上空を飛行せずに離陸機は離陸後東京湾央で旋回し高度を3000m以上に上げて湾口の浦賀水道から太平洋に出、着陸も湾口から進入する事により騒音を軽減できる、としています。この事を前提にして、周辺自治体と相談の上、増やしたいとの事です。
*5月16日
@成田空港会社のページに「'05ゴールデンウィークさわやかキャンペーンの結果報告」が載っていました。
@「半年、1年は困る」と岩崎航空局長
国土交通省の岩崎航空局長は13日の記者会見で平行滑走路問題について記者の質問に答え「これ(東峰地区住民との話し合い)は始まったばかりであり、1日・2日とか1週間とか、そう言うタームではなく、もうちょっと、と言う事だ。しかし、だからと言って半年、1年と言う事になると困る。」と述べました。
@GW中の成田空港からの日本人出国者は1.2%減に
成田空港のゴールデンウイーク中の日本人出国者は前年同期比で1.2%減の約30万8000人になりました。中部国際空港の開港や中国での反日デモが影響したと見られています。なお、外国人の入国者は同3.8%増になりました。
@USエアとアメリカンウエストが合併発表間近か
アメリカ航空業界7位のUSエアウエイズと8位のアメリカンウエスト航空は今週にも合併を発表したい意向です。エアカナダとヘッジファンド2社から約4億ドルの出資が受けられる見込みで、エアバス社からもボーイング社のB-787型機に対抗するA350型機を20機発注する条件で2億5000万ドルの融資が受けられるとの事です。これにより、経営再建中のUSエアウエイズですが、連邦破産裁判所にも裏付けのある合併計画を示す事が出来るとしています。
@カナダと英国政府がボンバルディア社出資で合意
カナダとイギリスの両国政府は16日、世界第3位の航空機製造会社・カナダのボンバルディア社に約7億ドルを融資して100〜130席で大陸を横断できる旅客機を開発する事で合意しました。これに対して、アメリカ政府は不快感を示しています。
*5月15日
@「解説と資料のページ」に「暫定平行滑走路の北端はどうなっている?」を載せました。
@「成田空港周辺は外国からの伝染病に安全」と検疫所
11日に成田国際空港株式会社のお世話で成田空港の視察を行いました。今回は既に完成している平行滑走路の南側部分と成田空港検疫所を視察する予定でしたが、「平行滑走路は暫定平行滑走路の飛行コース直下にあたるために部外者は立ち入り禁止になっている」との事で、成田国際空港株式会社が管理する飛行場内管制塔(旧管制塔)の13階からの見学になってしまいました。また、検疫所も「このところの重症急性呼吸器症候群(SARS)や鳥インフルエンザなどの検疫業務が忙しい事と、万が一の感染に対する安全性の問題から検疫所内部の見学はお断りしている」との事で、第2ターミナルにある検疫所の事務所で説明とビデオによる解説になってしまいました。以下、簡単に報告します。
(1)未買収地の南側に既に完成している平行滑走路は写真にある通り、暫定平行滑走路と間違われると危険ですので、緑色のペイントが施されていました。北への再延伸になると、この部分は全く使われない事になります。
|
|
左側が北になり柵で囲まれているのが暫定平行滑走路との間にある未買収地になります。
分かりづらいですが、緑色のラインが縞模様にペイントされています。 手前は第2ターミナルです。 |
(2)検疫所では動物検疫所の作間次長が説明してくれました。私たちから、「周辺地域としては伝染病が広がらないか心配だ。」と質問しましたが、作間次長は「成田空港ほど安全なところはありません。常に警戒しているし、伝染するとすれば、まず、私たちからになります。空港周辺で鳥インフルエンザや毒蜘蛛などが入ってきた事はありません。」とのことでした。さらに、私たちから、「BSEは牛だけではないのではないか。ほ乳動物なら豚などにも感染するのではないか。」と質問したところ、「病原菌ではないから感染とは言わないが、原因タンパクのプリオンを食べれば、発症する可能性はある。しかし、日本ではプリオンが混入する可能性があるものは厳しく輸入を制限しているので安全だ。」との事でした。でも、検査が徹底される前のプリオンが混入した飼料などを豚に与えていたとしたら、と考えると心配です。豚がフラフラと倒れてもあまり気にしない事もあるのではないでしょうか。豚を検査しているとは聞いていませんから。
@韓国から大量の衣料品が旅客便で持ち込まれている
今日の日本経済新聞によりますと、成田空港で韓国からの旅客便が着くたびに衣料品の詰まった段ボール箱が到着ロビーにあふれるとの事です。これは、旅客が機内預けの荷物として持ち込み、当人は次の韓国行きの便でトンボ帰りをするのだそうです。この衣料品は待ち構えていた十数台のトラックやワゴン車に積み込まれてどこかに運ばれます。これは、韓国からの衣料品の通関検査が強化されたのを嫌い、貨物便から旅客便に乗せ代えている事が原因、との事です。
*5月14日
@福岡空港近くの防音林を刈り込みへ
今日の朝日新聞によりますと、福岡空港の南に隣接する博多区の月隈地区にある防音林近くで1月に女性殺害事件があり、この防音林脇が小学校の通学路になっている事から、周辺住民が作る「福岡空港地域対策協議会」は2月に防音林を伐採して欲しいとの要望を空港事務所に出していました。しかし、防音対策上伐採するわけにはいかず、刈り込みを行い見通しを良くする事になりました。また、予算がない事から、空港事務所の職員が仕事の合間を見て9月から始める事になったとの事です。
@フェデックス機が防氷装置の故障で関空に緊急着陸
今日午前1時30分頃、台北発アンカレッジ行きのアメリカの貨物専用航空会社フェデラル・エクスプレス14便・MD11型機が仙台沖の太平洋上を飛行中にエンジンの防氷装置が故障しました。このため、同機は午前3時過ぎに関西国際空港に緊急着陸しました。
@スカイマークが「シグナスクラス」を廃止へ
スカイマークは上級席の「シグナスクラス」を廃止する事を明らかにしました。このクラスは3000〜4000円の追加料金が必要で需要が低迷していました。11月以降の機材の定期整備の際に普通席に改修し、順次なくしていくとの事です。これにより、座席数が15席前後増やせるとの事です。
*5月13日
@成田を経由しない米中直行貨物便増える
アメリカと中国の航空交渉で双方の乗り入れ便数が大幅に拡大されたのを受けて、今までは成田空港を経由して運ばれていた航空貨物がアメリカと中国間を直接ノンストップで運ばれる事が増えているとの事で、その分、成田空港での貨物取扱量が減っているそうです。成田空港の国際線貨物取扱量が前年同月比で2月が87%,3月が99%となっているのも景気の後退とともに直行便の影響があるのかもしれません。
【コメント】「成田空港の着陸料が高いから」と言うのは直接は関係なさそうです。着陸料が安くても、払わなくてすむ直行便の方が航空会社に取っては良いに決まっていますから。航空機の航続距離が伸びれば伸びるほどこの傾向は顕著になるでしょう。かっては中継地としてにぎわったアンカレッジ空港が今は見る影もないのが良い例ですね。
@羽田空港管制ミスで11人を処分
国土交通省は今日、羽田空港の閉鎖中の滑走路に着陸させた管制ミスで羽田空港事務所次席管制官を訓告処分にするなど、管制官11人の処分を発表しました。
@ジェットエイトが使用機材をA300型機に
中部国際空港を拠点に航空貨物への参入を目指している「ジェットエイト」は使用機材をA300型機とする意向をほぼ固めました。同社は小型機材で高頻度の輸送を目指しています。今年11月か12月に国土交通省に免許を申請し、来年6月に中部国際ー上海線、8月に中部国際ー広州線に就航する計画です。
@機械式旅券でないと罰金約35万円・アメリカ政府
アメリカ政府は12日、ビザ(査証)を免除している日本など27カ国に対し、6月26日以降は機械読み取り式のパスポート(旅券)がなければビザなし入国を認めないと警告しました。これに違反した航空会社に対しては1人当たり3300ドル(約35万円)の罰金を科す、としています。なお、この規定は航空機での入国だけでなく船舶での入国にも適用されるとの事です。
*5月12日
@国土交通省が成田市住民団体に説明
昨日、国土交通省の石指成田国際空港課長は成田市役所で成田市の住民で作る「成田空港騒音対策協議会」の会長等と会い地権者等との交渉について説明し、「航空需要が逼迫しており、状況は待ったなしになっている。」と説明しましたが、北再延伸による航空機騒音の増加についての話はなかったそうです。協議会側からは飛行コース直下になる地域の住民も参加しました。会談後、住民の一人は「今は、相手の話を聞くだけの段階。」と話していたそうです。
@成田空港で消火・救難訓練
今日、成田空港で着陸に失敗した航空機が炎上した、との想定の元に消火救難訓練が行われました。消防車など約60台、約300人が参加しました。
@成田空港のGWの出入国者が過去最高
東京入国管理局成田支局は今日、ゴールデンウイーク(4月28日〜5月9日)中に成田空港から出入国した人が速報値で約85万6000人に達したと発表しました。これは昨年よりも約1万人多く過去最高になったと見られる、としています。
@ミネアポリス空港のゲートで旅客機同士が衝突
アメリカのミネアポリス国際空港で10日、オハイオ州コロンバスから到着したノースウエスト航空のDC-9型機がターミナルゲートに向かった際、ゲートを離れて滑走路に向かおうとしていた別のノースウエスト航空機と衝突し、乗員6人が負傷しました。乗客にけがはありませんでした。DC-9型機の油圧系統にトラブルが発生し機体の制御が出来なくなった模様との事です。
*5月11日
@今日、成田空港に行き検疫所と既に出来ている平行滑走路南側部分を見てきました。報告は近く載せます。
@全日空機が丘珠空港で操舵ミス・立ち往生
8日午前11時半頃、丘珠発釧路行きの全日空4827便・DHC8-300型機が離陸のため滑走路に向かう途中で前輪のハンドルを切りすぎたために前輪がロックして誘導路上で立ち往生し自力で動けなくなりました。このため、滑走路が27分間閉鎖されました。同機は牽引車に引かれて駐機場に戻り、乗客は別の機材で1時間8分遅れで釧路に向かいました。
@日航がB-787型機30機を正式発注
ボーイング社は9日、日本航空とB-787型機を30機、B-737-800型機を30機の合計60機を確定発注する契約を結んだと発表しました。この他に、オプションでB-787型機を20機、B-737-800型機を10機契約したとの事です。(この件は、既に明らかになっていました。今回は“正式に”と言う事です。)
*5月10日
@北側大臣が「よく見なければいけない」と語る
北側国土交通大臣は今日の閣議後の記者会見で、昨日,黒野社長が地権者らと2回目の会談を行った事について「根本的解決に向け、どう進むかよく見なければいけない」と慎重に見守る考えを明らかにしました。また、国土交通省の岩村事務次官は昨日、交渉の行方を1ヶ月程度見守ることを明らかにしています。
@国土交通省審議官が成田市議会で北伸を説明
昨日の成田市議会で国土交通省の井手審議官が平行滑走路の北側延伸について説明を行いました。審議官は「東峰地区の協力を得られる見通しがなければ、北への再延伸を考えざるを得ない。」と国土交通省の方針を強調したそうです。
@「成田空港対策協議会」が北伸決断を要望へ
成田市周辺の経済団体などで作る「成田空港対策協議会」は昨日開いた全体会で平行滑走路の2500m化について「北再延伸による整備を決断すべきだ。」との提言を国土交通省と成田国際空港株式会社に提出する事になりました。会議後に豊田会長は「本来計画が良いという考えに変わりがないが、エンドレスに交渉すべきではない。他空港と他地域との競争で一刻の猶予も出来ないところに来ている。」と語りました。
【コメント】地域経済団体の集まりですから、「一刻の猶予も出来ない」のは「自分たちの経営に取って」と注釈を着けた方が良いのではないでしょうか。
@20代女性が日航機にカッターナイフを持ち込む
今年3月に成田空港から米国に向かう日本航空機内に20歳代の日本人女性が検査をすり抜けてカッターナイフを持ち込み、自分の体を傷つける事件があった事が昨日明らかになりました。この女性は命に別状はありませんでした。最高レベルの警備体制を敷いていた時期の事件で事故を重く見た成田国際空港株式会社は検査を担当していた日本航空などの航空会社に再発防止策の徹底を求めました。
@岩国基地のNLP予備施設指定で山口県らが申し入れ
山口県と岩国市と由宇町は昨日、米海兵隊岩国航空基地が17日から20日までの空母キィーホーク艦載機の夜間離発着訓練(NLP)の予備施設に指定された問題で、「訓練は硫黄島で完了する事。今後,岩国基地を予備施設に指定しないこと」を求めた要望書を日米両国政府と在日米軍に提出しました。
@スターフライヤーに福岡県が最大8億円を助成
福岡県の麻生知事は今日の記者会見で、新北九州空港を拠点として新北九州ー羽田線に新規参入を計画しているスターフライヤーに対して、県として最大8億円を助成する事を明らかにしました。
@中国東方航空が乗客少数で大分ー上海線を欠航に
中国東方航空は昨日の大分ー上海線の1往復を、乗客が10人に満たないために欠航としました。同社の規定では乗客が10人に満たない場合は欠航にする場合もあるとなっているそうです。乗客には事前に連絡を取ったとの事です。
【コメント】重症急性呼吸器症候群(SARS)騒ぎの時には成田からの中国線でジャンボ機に乗客1人でも飛ばした事があったようですが、今回の中国東方航空の場合の方が合理的と言えるかもしれません。代替便の費用や迷惑料は運航する費用に比べたら微々たるものですから。ただ、「何時、欠航するか分からない。」と言うのは利用者に取っては信頼性が薄くなり、利用を躊躇する気持ちになる事は確かですが。
*5月9日
@黒野社長が4戸と2回目の会談・会社の謝罪を受け入れる
成田国際空港株式会社の黒野社長は今日,平行滑走路建設予定地の地権者等4戸と2回目の会談を行いました.この会談で地権者等は成田国際空港株式会社の謝罪を受け入れ,今後も騒音対策などについて話し合いを進める事になりました。会談後,地権者等は国土交通省に対して「当事者が話し合っているのだから,静観すべきだ。」として、北延ばしの決断をしないように求めました。しかし、この話し合いには第1回目の話し合いに参加した最大の地権者は参加をせず、用地交渉についても触れませんでした。
【コメント】この、地権者等の立場は、単なる「引き延ばし」とも取られかねません。これで、国土交通省が言うような「明確な前進」と言えるかどうか微妙なところではないでしょうか。建設用地内に最大の土地を持つ地権者が参加していないのも気になるところです。
@日航のトラブル続きで競争力に若干の影響
日本航空は今日、続く一連のトラブルで4月の国内線旅客は前年同月比でプラスにはなるものの、国内線の個人旅行客に若干の影響が出て、競争力が落ちているとの見方を明らかにしました。また、一部アナリストは、日本エアシステムとの経営統合後、拡大のメリットを追求する戦略で路線の削減などの省力化が十分働かず、好調な全日空との信用力の差が顕著になってきている、と指摘しています。
*5月8日
@成田行き日航機が急減圧で新千歳に緊急着陸
今日午前11時40分頃,サンパウロ発成田行きの日本航空47便・B-747-400型機が新千歳空港の南東約370Kmの太平洋上を飛行中,機内の気圧が急に減圧しました。機内には酸素マスクが降りて,同機は高度11000mから3000mに急降下し,午後0時54分に新千歳空港に緊急着陸しました。乗員・乗客にけが人はありませんでした。乗客は日本航空が用意した臨時便に乗り換え成田空港に向かいました。
@中部国際空港発の日航機が計器故障で関空に緊急着陸
今日午前10時40分頃,中部国際空港発マニラ行きの日本航空743便が太平洋上を飛行中に機長側の高度計が動かなくなりました。このため,同機は午前11時17分に関西国際空港に緊急着陸しました。同機は関西国際空港で高度計を交換して、午後0時30分頃マニラに向かいました。
*5月7日
@成田空港・今日がGWの帰国ピーク
成田空港では今日がゴールデンウイークの帰国のピークとなっています。今日だけで約49600人が帰国する予定です。混雑は夜まで続く見込みとの事です。
@大和市長がNLP訓練の中止を要請
厚木基地周辺の大和市の市長は昨日,18日から実施される艦載機の夜間離発着訓練(NLP)を中止するよう在日米軍司令官と厚木基地司令官に要請しました。厚木基地ではこのところ夜間離発着訓練(NLP)は減ってきていますが,夜間離発着訓練(NLP)前の集中訓練が増加しているそうです。ゴールデンウイーク中も訓練は激しく行われ,先月28日にはわずか50分間に騒音がひどいFA18スーパーホーネットなど56機が着陸した事もあったとの事です。このため,市民からの苦情も増えているとの事です。
*5月6日
@日本貨物航空機の部品脱落
今日午前7時20分頃,アンカレジから成田空港に着いた日本貨物航空115便・B-747型機が到着後の点検で第1エンジンの取り付け部分にあるアルミ製の点検用の窓のふた「ヒューズピンアクセスパネル」がなくなっている事が分かりました。このため、7時42分からA滑走路を5分間閉鎖し,探しましたが見つかりませんでした。飛行中に脱落したものと見られています。重さは約200gとの事です。
@中部国際空港の進入灯に男が侵入
4日の午後5時前に,中部国際空港の貨物ターミナルで運送会社の自転車を盗んだ男が見つかり逃げ回りました。男は空港島の外にある航空機用の進入灯に入り込み逮捕されました。この男は中国人で友人の見送りにきて自転車を盗んで帰ろうとしたとの事です。空港島を囲むフェンスに切れ目がありここから外に出て進入灯に入り込みました。中部国際空港会社では空港の重要施設に入り込まれた事を反省し,早急にフェンスを改修するとの事です。
@ノースウエスト航空がB-787型機を18機発注
ノースウエスト航空は5日,ボーイング社の開発中のB-787型機を確定18機,オプション50機発注する事で合意したと発表しました。これで,B-787型機は確定82機,オプション173機の合計255機の発注を受けた事になります。
*5月5日
@中国独自設計・製造の新舟60をジンバブエに引き渡し
4日,中国が独自に設計し製造した中・近距離用の客・貨物輸送機「新舟60」型機2機がジンバブエのハラレ空港でジンバブエ航空に引き渡されました。同機は16日から商業運航を始めるそうです。同機は乗客のみにすると定員が56人となるそうです。2000年に初飛行に成功しています。
*5月4日
@着陸料引き下げの判断はIATA総会の後
成田空港の着陸料引き下げの判断は今月29日〜31日に東京で行われる国際航空運送協会(IATA)総会の後になる模様です。先月28日に記者会見した成田国際空港株式会社の上子常務は「まずは5月末に出る初めての決算を見て判断したい。国際航空運送協会(IATA)の総会と連動するものではない。」と述べました。また、この記者会見で中部国際空港開港後の成田空港取り扱い貨物について、今のところ大きな影響は出ていないとの判断を示しました。
*5月3日
@黒野社長が地権者を訪問
成田国際空港株式会社の黒野社長は昨日と一昨日、平行滑走路予定地の東峰地区の地権者3戸を訪問して話し合いました。この話し合いの中で黒野社長は本来計画を目指す事に変わりはない事を伝え、理解を求めました。地権者の一人によりますと社長は北側大臣の手紙について「申し訳なかった。」と言ったとの事です。訪問後に黒野社長は記者団に「(手紙は)かなり厳しく思い切った内容。当方としては最大限努力して、国土交通省に考え方を変えてもらうよう努力する。」と語りました。
@成田着の日航機で主翼部品脱落
昨日午前10時過ぎに成田空港に到着した日本航空54便・B-747型機の主翼前縁フラップの隙間を埋めるゴム製のラバーシールが脱落していた事が夕方の点検で分かりました。この部品は駐機中は内部に格納されるため、発見されるまでに時間がかかったとの事です。飛行に影響はありませんでした。
@スカイネットアジアが7月から300円値上げ
スカイネットアジア航空は燃料高騰が長期に続く見通しから宮崎ー羽田線と熊本ー羽田線の片道運賃を7月1日から300円値上げすると発表しました。
@英空港の滑走路でF1のテスト走行・騒音で市議会が抗議
イギリスのヨーク市議会はエルヴィントン空港に対し、滑走路で自動車レースF1のマクラーレン・レッドブル・ジョーダンの3チームが5日間連続で内密でのテスト走行を行い騒音を振りまいたと抗議しました。
*5月2日
@北延ばしは小泉首相の指示?
伝わってくる情報によりますと暫定平行滑走路の北延ばしは「官邸、というよりも、小泉首相の強い指示があっての事」とのことです。「こんなことで手間取っていては外国から笑われる。地元の意向ばかりを尊重していたら国の政治は出来ない。」と言った意味の発言があったとのことです。これが本当であれば、この間の国土交通省の強引なやり方もうなづけます。「強制収用はしない。」との約束がありますから、事を進めるには北延ばししかない、と考えたのでしょうか。何でもいいから目に見える行動をとる事になったとも考えられます。
@中部発パリ行き日航機が成田空港に緊急着陸
昨日午前10時50分頃、中部国際空港発パリ行きの日本航空437便で空調装置の異常を示す警報が出ました。このため、同機は成田空港に緊急着陸しました。同機は修理が必要となり、乗客219人は約7時間後の午後7時30分に日本航空の別の便でパリに向かいました。
@国土交通大臣が異例の査察
交通関係の事故やミスが続発する中、北側国土交通大臣は今日午前、羽田空港の東京空港事務所や日本航空を査察しました。日本航空では社長に対して、閉鎖中の滑走路に同省の管制官が誤着陸させたミスにつて「大変なご迷惑、ご心配をおかけした。原因を徹底して究明する。」と謝罪しました。
@4月のアクセス数は19075回でした。ご支援よろしくお願いいたします。
@航空局長が北側大臣の手紙を持ち訪問・事実上の最後通牒か
昨日、国土交通省の岩崎航空局長は東峰地区の7戸を訪問し北側国土交通大臣の手紙を手渡しました。手紙では「大切な土地をお譲りいただきたい。」としていますが、「理解が得られない場合は北伸案を取る以外の選択肢はない。」とし、「その場合はこれ以上の用地交渉をお願いすることはない。」として事実上の最後通牒と言う意味があるものと見られます。これに対して、東峰地区住民は一斉に反発し、手紙を突っ返した人が多かったとのことです。「移転しなければ、騒音がひどくなるぞ、と言う脅しだ。」という人や、航空局長に「どうすれば対等に話し合いが出来る状況が作れるか、もし、次回があるのならそのことを書いてきてください。」と注文を付ける人もいたとのことです。
【コメント】航空局長が訪問するとのことで、進展があるのかな、という感じもしましたが、全く逆でした。前日の地区の話し合いを考慮に入れない、前から予定されていた訪問で、「北伸決定のアリバイ作り」と言うべきものでした。政府としては「何が何でも、北延ばしだ。」と言うことになります。国としては「北延ばしで、仮に、南側の用地問題が解決して南北がつながれば、合わせて3500m級の滑走路になる」と言う読みもあるのかもしれません。
@日米政府が横田基地の軍民共用化で6月にも合意
日米政府は横田基地の米軍と自衛隊の共用と一部民間航空との共用で合意する見通しです。また、同時に、現在ワシントン州にある陸軍第1軍団司令部のキャンプ座間への移転も合意した模様で、正式には6月にも発表されるとのことです。
@日航機に落雷・無事着陸
今日午前8時40分頃、福岡発宮崎行きの日本航空3623便が宮崎市の北80Kmを飛行中、落雷に遭いました。同機はそのまま飛行を続け、宮崎空港に無事着陸しました。着陸後の点検で主翼にリベットの浮き上がりが見つかりました。このため、折り返し便は欠航となりました。
@秋田空港で滑走路に油漏れ・40分閉鎖
昨日午後7時40分頃、秋田空港で滑走路と誘導路に油が漏れているのが見つかりました。清掃のため、滑走路が約40分間閉鎖されました。7時18分に着陸した羽田発秋田行きの日本航空1267便のブレーキオイルが漏れたものと見られています。