*11月30日

@日本ユニセフ協会は明日から成田空港で『子供買春』の根絶を訴えるビデオを放映することになりました。ビデオにはマリクリスチーヌさんとアグネスチャンさんが出演しています。放映は空港内約30カ所で2時間おきに放映されることになっています。

@千葉県君津市では29日から12月1日まで3日間独自の航空機騒音調査を実施します。これは羽田空港の沖合い移転にともない、市民から『飛行機の騒音がうるさい。』と言う苦情が多くよせられているためです。市の説明によると、『羽田空港の施設工事の関係から10月以降、新A滑走路が使用されるようになり、今まで、木更津市と君津市の境界を飛んでいた飛行機が西よりに飛ぶようになり市街地近くを飛ぶためではないか。』との事です。君津市では来年の2月に騒音調査を実施する予定でしたが、木更津市や浦安市が12月の上旬に実施するのに合わせて急拠実施することにしました。

@千葉県市川市の総武線下総中山駅の近くに住んでいる人からも「最近、家の真上を良く飛行機が飛ぶようになった。」との情報がよせられています。


*11月29日

@新しく『飛行機の高度と位置の簡易測定法』のページを作りました。本会が独自に開発して、成果を挙げた測定法です。役立てていただければ幸いです。

@このホームページを開設して昨日で3ケ月になりました。このページを見ていただいて本当にありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

 この間のアクセス数を書いておきます。

  8月28日〜 9月27日;488回

  9月28日〜10月27日;508回

 10月28日〜11月27日;681回

@25日の運輸省交渉の写真です。右から2人目が中路代議士です。


*11月28日

@1999年1月から成田空港の施設利用料が航空券に上乗せして徴収されることになりました。この利用料は2040円で現在は空港で出国前に自動販売機などで買い求めなければなりませんでした。所が、消費税が5%になったのを受けて2040円にしたところ、外国人の旅客などから、両替のさいに小銭は両替できず、手元にお釣りとして小銭が残ってしまうと不評でした。

@26日午前、羽田空港を離陸した福岡ゆきのニホンエアシツテム機が離陸後2個あるエンジンの一つに故障を起こし、羽田空港に引き返す事故がありました。乗客、乗員にけがなどはありませんでした。


*11月25日

@今日、予定どおり運輸省への要望書を提出し、運輸省の答えを聞いてきました。本会からは5人が参加し、中路雅弘代議士に同席していただきました。運輸省からは新東京国際空港課の課長補佐ほか1名が参加しました。その報告をかいつまんで書いてみます。

 要望事項の第1点目のガイドラインに伴う成田空港の軍事利用の件ですが、『成田空港を特定しての具体的な要請はない。出てきた段階で慎重に検討して対処していきたいが、成田空港については守る会を始めとする地域の住民との歴史的な経緯があることは十分承知しているし、その重みは感じている。』とのことでした。中路代議士からは『国会答弁でも「軍事利用はしない。」と答えているはずだが。』と言う指摘があり、課長補佐は『それについても重みを感じている。』と答えました。更に、中路代議士から『政府部内の関係省庁連絡会に航空局長も出席しているはずだから、そのときにこのような経緯を反映するように努力して欲しい。』と指摘がありました。

 第2点目の平行滑走路供用開始時の飛行コース案を早く発表して欲しいと言う件ですが、これについては『案の出し惜しみをしているわけではないが、成案はまだ出来ていない。従って、時期については「出来るかぎり早い時期に」としか言えない。住民の皆さんによく知ってもらうのは重要なことなので、住民によく知らせるように関係自治体にも連絡をしたい。住民の意見がどうすれば出しやすくなるか方法を考えたい。案を説明するのは関係自治体を中心にして説明していきたい。住民から意見が出たら意見を出来るかぎり踏まえた上で飛行コースを検討したい。騒音対策委員会で説明することについては騒音対策委員会は公団が主導な組織なので今のところは考えていない。』と言うことでした。これにたいして、会員から『昨年の8月に千葉県の企画部長は「来年の6月(今年6月)には明らかになるのではないか。」と言い、今年の3月の騒音対策委員会では航空局保安部長が「今年の夏頃」と言い、8月の公団交渉では「今年度末には」と言い、更に最近開かれた神崎町の空港対策特別委員会に出た空港公団関係者は「10年度末には」と話が延び延びになり、今回「時期は示せないが、出来るだけ早い時期に。」と言うのはおかしくないか。この間、飛行コースを設定する上で特別な障害が持ち上がったのか。ガイドライン問題との絡みとか、百里基地との空域の調整とか。』と言う質問がでましたが、課長補佐は『特別な障害は何もない。ただ、時期を明示して延びると迷惑をかけるので。』と答えるのみでした。

 第3点目は『環境基準は「維持されることが望ましい。」と言う基準だ。これからも、ノイズサプレッサーの増設や防音林や防音堤や航空機の低騒音化などとともに共生財団を通じて成田独自の隣接地域の民家防音対策などを進めていく。』と答えました。会からは『「望ましい基準」と言うのはおかしくないか。成田空港周辺では13年前には達成されていなければならない、とされていること自体、達成が必要な基準と考えるべきでないか。現在の経済情勢の中で難しいとしても、将来、達成すべき目標と捕らえて欲しい。』と意見が出されました。

 この他に共生財団が実施する隣接地域の民家防音対策は1年を通しては75WECPNLを越えない地域でも、季節的にはかなり長期に75WECPNLを越えることがあるので実施することや、羽田空港の国際空港化の問題や、飛行コースの幅が14Kmあるという問題や、飛行機の排気ガスによる汚染問題などが出てきましたが、時間がなく議論にはなりませんでした。

 以上が今日の大まかな内容です。テープを聞きながら起こしているわけではありませんので違うところがあるかもしれません。話し合いは約1時間15分でした。

@報告の中でも触れましたが、先週、空港の北側に位置する神崎町の議会の空港対策特別委員会で招かれて出席した公団職員が「飛行コースの案は平成10年度末には示されるだろう。」と発言したようです。

【コメント】こういう発言が公団職員の一存で発言されるわけはなく、運輸省との意志疎通の上に行われると考えるのが自然です。すると、今日の交渉の課長補佐の答弁は一体何なのでしょう。

@11月20日までの出来事を[97年11月の出来事]のページへ移しました。


*11月23日

@私事ですが、一昨日から風邪にやられてしまいました。平熱が35度台のせいか、38度の熱がでると何もする気が起きず、ただ、ひたすら寝るばかりです。今日は、36度台でようやくパソコンをいじる気がしてきました。

アルバムのページに新しい写真を加えました。

@運輸省は今年の運輸白書を21日に 発表しました。これによりますと、航空で規制緩和が進んだ結果、「同一路線に2社、3社が乗り入れるダブルトリプルトラック化の結果24路線のうち16路線で導入前の3年間の平均よりも導入後の3年間の平均が上回った。」としています。そして、「運賃導入の弾力化により、利用者がよりやすい運賃の選択が出来るようになった。」としています。しかし、その半面「航空会社が採算の悪い路線から撤退する傾向が増え、利便性の問題がでている。」と指摘しています。

【コメント】運輸省も苦しい言い訳をしていますね。逆に言うと『3年間の平均で比べても3分の1は乗客が増えなかった』と言うことなのですね。そして、離島などの住民の生活の足となる路線からの撤退に対してはどうするつもりなのでしょうか。それから、事故につながる故障や整備不良の問題には触れていないようですが、これは改善されているのでしょうか。


*11月20日

@航空機事故調査委員会は今日、昨年6月に福岡空港で起きたガルーダインドネシア航空の離陸失敗事故に関する最終報告を運輸大臣に提出しました。それによりますと、事故の原因はそのまま離陸しても安全に離陸できたにもかかわらず、離陸を中止したパイロットの判断ミスにあるとしています。通常、双発以上の旅客機は速さがV1を越えれば、1機のエンジンが故障しても離陸できるものであり、この事故機はエンジンが故障した段階で高度が2mになっていて、安全に離陸できたとしています。また、報告書ではパイロットが離陸を中止した背景にガルーダインドネシア航空がこのようなエンジントラブルを想定した訓練を1年以上にわたって行っていないなどの問題点を指摘しています。

@芝山町の町長選挙にもう一人の立候補が予定されているようです。それは、旧熱田派でシンポジュウムの仕掛人の一人であった相川勝重氏です。相川氏は現在、地域共生委員会の地域委員を勤めていますが、これをやめて立候補するようです。しかし、分からないのは同じくシンポジュウムの仕掛人である石井新二氏との関係です。この2人の間で感情的な行き違いがあったのでしょうか。もっとも、旧熱田派とは言っても考え方はばらばらだったのですから不思議に思うことはないのかもしれませんが。


*11月19日

@アメリカのFBIはTWA航空機の墜落事故について、「テロによる爆破やミサイルによる撃墜ではない。」との見解を発表しました。まず、主翼の前方の付根の燃料タンク当たりから爆発が起こり、2つに分解し、後部が墜落の途中に更に分解したとのコンピューターグラフィックを示し、「ミサイルと言う目撃証言は2つに分裂した片方を見たのではないか。」と分析しています。今後は何故、爆発が起こったのかを調査するそうです。

@空港関連事業をめぐる汚職事件で町長が逮捕され、辞職した芝山町の町長選挙は来月2日告示、7日投票で行われますが、この選挙に本会の副会長である元町議の木内昭博氏が清潔な町政を望む町民の推薦を受けて立候補する方向で話が進んでいます。木内氏の他には旧熱田派の石井新二氏、元千葉県農林部次長の木川新氏の2名が立候補を予定しています。


*11月17日

@10日までの出来事を[97年11月の出来事]のページに移しました。

写真のページに新しい写真を追加しました。

@警視庁は他県の警察と協力して、革労協狭間派の拠点180カ所を一斉に捜索しました。これは成田警察に向けたロケット弾攻撃テロに関する捜索です。


*11月16日

写真のページに新しい写真を追加しました。

@アメリカの航空会社が航空機事故を起こした場合の心のケアなどを義務づけた『航空機事故被災者家族援護法』をアメリカに乗り入れている全ての航空会社に義務づける法案がアメリカ議会で来年1月か2月にも成立する見通しになったそうです。これにより、日本でもこのような法律の制定が検討されることになると思います。何故なら、アメリカへ向う路線だけに適用すると言う不平等な扱いは出来ませんから。

@自民党千葉県選出国会議員団は羽田空港の国際化に断固反対すると言う申し入れを14日に山崎政調会長と山下徳男党空港対策特別委員長に行いました。この背景には低迷する景気浮揚対策の一つとしてこの羽田空港の国際化が党政調会で検討されていることがあるようです。

@12日の芝山鉄道専務宅の爆破ゲリラにたいして、「中核派革命軍」が犯行声明を報道機関に送ってきました。

【いつまでこんなことをしているつもりなんですかね。】

@大阪税関関西空港支署は14日貴金属を密輸入しようとした、航空会社の30歳の女性客室乗務員を摘発しました。密輸入しようとした貴金属は60万円相当です。乗務員には15000円までしか免税が認められていません。


*11月14日

@反対同盟北原派は先日、移転に同意した加藤清さんに対する『弾劾声明』を発表しました。これが、具体的なテロ行為にならなければ良いのですが。


*11月13日

@運輸省への要望書に対する回答は25日の午後に運輸省の方に出向いて貰うことになりました。これには本会議がなければ、共産党の中路代議士も同席していただく予定です。


*11月12日

@今日午前3時15分ごろ成田市にある芝山鉄道専務、出山隆さん方で爆発がありました。この爆発により出山さん宅の1階今の窓硝子が割れ、ブロック塀に穴が開きました。現場からリード線や乾電池が見つかったことから、過激派のゲリラと思われます。出山さんは成田市の助役から95年9月に芝山鉄道の顧問になり、今年6月に専務に就任しました。

@空港南側にある山武郡市の異業種交流「いぶきの会」の第9回定例会で東金市にある城西国際大学の助教授 小島照男氏が講演し、「2007年には成田も羽田も満杯になる。だから、4000m以上の滑走路を持ったハブ空港が首都圏には必要だ。建設費や騒音問題を考えると、海上空港がベストだ。九十九里浜沖は海洋工学的にも最適だ。」と述べました。

【コメント】この九十九里浜沖の海上大型空港構想は成田空港問題のシンポジュウムから円卓会議への筋道をつけた千葉大の村山元英教授がはじめに言い出したようです。村山教授は九十九里町、大網白里町、成東町などで講演し、先日は九十九里浜沖で水深の調査も行いました。しかし、成田空港の飛行コースに至近距離にある九十九里浜沖に大型空港を作って管制上の問題はないのでしょうか。素人考えですが、衝突の危険が出てくると思うのですが。それと、外洋の荒い波が打ち寄せる九十九里で、また、風も強い所が最適とは思えないのですが。


*11月11日

@運輸省への要望書の回答をもらう件ですが、『新東京国際空港課の課長に出席していただきたい。』と申し入れたのですが、志位事務所からの連絡によると、運輸省側は『課長と指定されては困る。誰がでても、そこでの回答は運輸省の総意だかから。』とのことでした。私たちは、『課長の日程に合わせるから。』と申し入れたのですが。今までの経験からいうと、こう言っては申し訳ないのですが、責任のない方が出られると、こちらから質問しても『私には分からない。答える権限がない。』として、話が煮詰まらないことがままあったのです。今回もこんな苛々することにならねば良いと思うのですが。

アルバムのページに新しい写真を追加しました。


*11月10日

@平行滑走路の敷地内に残った[未買収地の地図]のページを作りました。なお、この図は千葉日報に載せられたものです。

[成田空港関係のアルバム]のページを作りました。おいおい充実させていくつもりですが、少々重くなりますので注意して下さい。

@飛行機に乗務している客室乗務員は華やかに見えますが、仕事としては重労働のようです。羽田空港には航空会社がマッサージのコーナーを設けている所もあるようですが、利用者がかなり多く、マッサージ師は休む暇もないそうです。しかし、費用は会社持ちではなく、利用者負担です。


*11月9日

@加藤清さんの移転合意に関する続報です。加藤清さんの属していた北原派の北原事務局長は7日成田市内で記者会見をして、「加藤の移転があっても、派の方針は何も変わらない。用地内には農家の所有する土地と、幹部の所有する土地、そして、一坪共有地がある。したがって、平行滑走路の完成は全くメドが立っていないのが現状だ。加藤は移転したいと相談に来た。そのときは、家族と相談して考え直すように説得した。その後、何も言ってこなかったので、考え直したと思っていた。加藤は同盟を裏切った。今日からは同盟員ではない。除名だ。」と言う主旨の発言をしたようです。

@千葉日報には、反対同盟員と支援過激派の関係が書かれていました。反対同盟員の家には過激派が闘争の支援と言う形で援農に入ります。はじめは闘争で手の足りない分を補う、と言うことですが、次第にこの援農が農家にとってはなくてはならないものになってきました。当主が年をとるにしたがって、この援農は農業を続けるためにはますます欠かせないものになってきます。世話になっていれば、過激派の主張を支持するのは当然のこととなります。中には、年を取って、農業が続けられなくなり、過激派の援農に頼り、寝たきりになった奥さんの面倒も過激派の女性が見ていると言う例もあるようです。その人は「おれの命は彼らに預けた。」と言っているそうです。このような過激派のくびきの中から抜け出すには相当の覚悟が必要です。抜け出した後は『裏切者』としてゲリラの標的にもなりかねないのですから。

@日米航空交渉の中で、アメリカ側は羽田空港の国際化を要求してきたようです。これは、成田空港の便数がこれ以上大幅には増そうもないことから、貨物のフェデラルエクスプレスの分を羽田にまわし、空いた成田空港の枠にアメリカの旅客便を割り当てる、と言う提案のようです。運輸省は成田空港の平行滑走路の建設に悪影響を与えかねないと拒否をしているようですが、アメリカ側は「日本側にも、羽田空港の国際化を求める声がある。」と14日からの次官級協議でも要求する意向のようです。なるほど、こういう裏がこの問題にはあったのですね。来春からの増便問題もこの“アメリカの要求”と言う背景があるのではないかとも考えられます。

@7日に開かれた千葉県の市長会の総会で、『羽田空港の国際化に反対する決議』が満場一致で採択されました。

@6日正午頃、鹿児島県硫黄島の薩摩硫黄島飛行場で東和航空所属の軽飛行機が離陸直後に滑走路北側の草むらに墜落して大破しました。操縦士は「乗客が操縦桿を奪おうとしたので、危険を感じて軟着陸した。」と話したそうです。なお、この乗客はその場から逃走し、遺体が海の中から発見されました。


*11月7日

@今日、平行滑走路予定地に居住する反対同盟北原派の加藤清さんが用地外に移転することで空港公団と合意し、正式に調印することになりました。これは、先月16日の項で書いたような経過を経て、決まったようです。その意味では予定の行動ということになります。これで、平行滑走路用地内にすむ農家は旧小川派の1戸と北原派の1戸の2戸となりました。加藤清さんの移転合意は『絶対反対、空港廃港』を唱えていた中核派に支援された北原派の合意ですから、影響は大きいと思います。『平行滑走路2000年度完成』を実現するためには、工事期間と慣熟飛行などの期間を考えると、2年が必要と考えられますので、用地問題は1999年3月には解決していなければならないことになります。


*11月6日

@今日の朝日新聞によると、千葉県の沼田知事は運輸省に対し、「羽田空港の沖合い移転によって、千葉県の浦安市や木更津市の騒音が激しくなっているので、測定器を設置して実態を調べて欲しい。」との要望書を先月末に提出したそうです。浦安市の調査によると、7月末の測定では平均で75.1デシベルの騒音になり、昨年同期の測定よりも3.1デシベルうるさくなり、最高は95.3デシベルに達したそうです。これに対し、運輸省は千葉県側のデータには懐疑的で、騒音測定器の設置には「必要性を感じない」といっているそうです。

【コメント】95.3デシベルというのは相当な騒音です。これを深夜に出されたら確かに睡眠妨害になります。羽田空港と浦安市の距離からいうと大きすぎる気もしますが、風向きや飛行コースずれなどによっては考えられます。しかし、腹が立つのは運輸省の態度です。千葉県が具体的なデータを示しているのですから、実態を掴むためにも測定器を置いたらよいと思うのです。現地に暮らしてもいない運輸省が「信じられない」からと「必要性を感じない」というのはどういうことなのでしょうか。「信じられない」という前に、測定して具体的データで説得すればよいではないか、と思うのです。机上の計算データと実態が違っていることはままあることなのではないでしょうか。運輸省の役人はもっと謙虚になるべきではないでしょうか。

@日米の航空交渉が暗礁に乗り上げているようです。朝日新聞によると、これはアメリカ側の各航空会社の思わくが絡み合っているためのようです。ノースウエスト航空は交渉が妥結すると、太平洋路線に競争相手が増えるので出来るだけ交渉を引き伸ばしたい意向で、ユナイテッド航空など他の航空会社は路線を拡大するため早期妥結を希望しているとのことです。それと、港湾荷役問題で日本が制裁に屈して譲歩したことから、航空交渉も「たたけば譲歩がする」とアメリカ側が考えてきたようだ、とのことでした。


*11月5日

@10月21日から10月31日までの出来事を『97年10月の出来事』のページに移しました。

@朝日新聞によると、全日空と日本航空が来年6月以降に導入するB−777−300型機は双発エンジンながら、乗客を最大で550名乗せるジャンボ機並みの超大型機です。従って、機体の長さもジャンボ機よりも3m以上長くなり長さでは最大の旅客機になります。所が、この長さが日本の空港にはあわず、今のままの施設だと滑走路から誘導路に入って曲がるときに、前輪と主輪の間隔が長いために脱輪してしまうのだそうです。また、空港によっては機体と空港施設が合わないなどの不都合が出て改修しないと使えないそうです。このB−777−300型機は国内線と近距離国際線に使われる予定で、成田空港も改修を迫られるとのことです。


*11月4日

@新たに『第24回騒音対策委員会』のページを作りました。


*11月3日

@[訂正]1日付で芝山町の内田町長の辞職問題のコメントで「今回の事件のきっかけになった事業は空港関連の事業ではないが、」と書きましたが、これが間違いでした。訂正してお詫びいたします。

 今回の町道拡幅工事は『新東京国際空港周辺整備のための国の財政上の特別措置に関する法律』、略して“成田財特法”と呼びますが、に基づく補助対象事業になっていました。その補助額は約1億円です。また、この工事は千葉県が空港周辺地域の活性化をはかるために平成7年2月にまとめた『成田空港周辺地域振興計画』の対象事業として芝山町が最初に実施したものでした。

@以下は見落とした出来事です。

 @厚生省成田空港検疫所ではインド、アフリカなどのマラリアの流行地から帰国した人を対象に感染の検査をはじめました。もちろん、希望者です。マラリアは早めに治療すれば、後遺症をなくせるそうです。

 A島根県は掛合町に計画していた農道離着陸道(農道空港)について、採算があわないと断念することを決めました。

 B先月24日にワシントンで開かれていた日米の航空交渉が後発航空会社に何便の便数を認めるかで対立し、物別れに終わりました。次回は今月前半に予定されています。

 Cアメリカのボーイング社が先月24日に発表した第3、第4四半期の決算によると6億9600万ドルの赤字に転落したそうです。原因は注文が殺到したために数千人を新規雇用して生産効率が大きく低下したのと、マグドネルダグラス社との合併に伴う諸経費が大きいとのことです。

 D全日空はエアカーテンでタバコの煙を閉じ込めることによって、狭い機内でも喫煙席と禁煙席を分離する新しい方法を開発しました。全日空はとりあえずファーストクラスに採用するとのことです。


*11月2日

@『成田空港は一切の軍事利用はしない。』と運輸省の航空局長立ち会いのもとで、空港公団総裁が本会と約束した文書『航空公害に関する交渉覚書』の全文を資料として、新たなページを作りました。

@テレビを途中から見ただけなので詳しくは分かりませんが、昨日、JASの飛行機が伊豆大島上空で乱気流にあったようです。けが人はなかったようで、今日の新聞には載りませんでした。


*11月1日

@芝山町の内田裕雄町長は弁護士を通じて辞職願を議長に提出し、昨日開かれた臨時町議会で全員一致で辞職が認められました。新しい町長を選ぶ町長選は12月7日に行われます。

【コメント】今回の贈収賄事件は空港の関連事業ではありませんでしたが、芝山町に限らず空港周辺では多くの関連事業が行われています。という事はその利権をめぐる工作が活発になることになり、今回のような事件が起こる危険性が大ということになります。これは周辺市町村自治体の関係者だけではなく、運輸省や公団関係者にもいえることと思います。全ての関係者が今以上に衿を正して欲しいと思います。出直しの芝山町長選挙ではこれらの誘惑に負けない清潔な人を選んで欲しいものです。

@昨日の航空大学校の練習機の着陸失敗はエンジントラブルが原因だったようです。

@20日までの出来事を『10月の出来事のページ』に移しました。