2008年1月の出来事
*1月31日
@成田国際空港都市づくり推進会議が初会合
昨年暮れに流会となった「成田国際空港都市づくり推進会議」の初会合が昨日開かれ、会長に小泉成田市長が副会長に相川芝山町長が選ばれました。5月末までに基本構想をまとめる事にしています。「年間発着回数30万回」についての説明は行われませんでした。会議後の記者会見で小泉会長は「空港の容量がどれだけ拡大できるか知る必要はある。」と述べ、相川副会長は「騒音地区としては、『地域共生の要望をきちんとやらないのに、将来の発着回数について言及するのは違う』という不満がある。」と述べ、考え方の違いが鮮明になりました。
@旅客便は微増も貨物便が減少・12月運用状況
成田国際空港株式会社が今日発表した「成田空港運用状況(平成19年12月分)」によりますと、発着回数は前年同月比100%ですが、旅客便が同1%増なのに対して貨物便が同3%減、国内線も同4%減となっています。国際線旅客も同100%ですが、日本人が同3%減に対し外国人は同8%増となっています。貨物量は同2%増でした。
@全日空が4年で60機の新鋭機導入へ
全日空は2008年度から4年間で約6000億円をかけて燃費の良い新型機60機を導入する計画を立てているとの事です。これにより、4年後には燃料費負担が約1割軽減できる、との事です。導入するのはB-737型機が28機、B-787型機が26機、B-777型機が5機などとなっています。
@全日空が新千歳=仙台線などをエアドゥとスカイネットアジアに移管
全日空は2008年度後半にも新千歳=仙台線の半数の便をエアドゥへ、また、九州と那覇を結ぶ4路線の一部をスカイネットアジア航空に移管する方向で調整しているとの事です。全日空としては効率化が図れ、エアドゥとスカイネットアジア航空としては路線の拡大になります。
@スターフライヤーとエアドゥが値上げを申請
スターフライヤーは昨日、4月1日からの運賃値上げを国土交通省に申請しました。値上げ幅は平均で480円、約3.3%になります。また、エアドゥも平均6.7%(通常期5%、多客期12%)の値上げを申請しました。割引運賃は他社の動向も見極めその都度決める、との事です。
*1月30日
@成田空港の貿易額が11年連続の日本一に
東京税関が昨日発表した2007年の貿易概況によりますと、成田空港の輸出額は約12兆8884億円(前年比7.7%増)、輸入額が約12兆4728億円(同2.5%増)となり、いずれも過去最高となりました。11年連続の日本一になりました。輸出額が3年ぶりに輸入額を上回りました。
@「ガイアの夜明」で格安航空会社の様子が放映
昨日午後10時からのテレビ番組「ガイアの夜明け」・『「大空の格安競争」衝撃ノ国際線が300円日本狙う価格破壊者』で成田空港に乗入れた「ビバ・マカオ」のチャーター便が発着枠の増加時に枠を確保するための布石の意味がある、との内容がありました。なお、同番組はBSジャパンで来月1日(金)の午後9時からも放映されます。
@昨年の岩国市民の苦情が過去最高を記録
岩国市が昨日発表した2007年1年間の米軍岩国基地に関する市民からの苦情は1229件と過去最高になりました。内訳は航空機騒音問題が979件、市街地上空での飛行などが152件などとなっています。
@川崎重工がB-787型機用の新工場建設へ
川崎重工は昨日、B-787型機の前部胴体などを生産する部品工場を名古屋第1工場の隣接地に建設する事を明らかにしました。約200億円を投資し、来月に着工、2009年1月の稼働を目指します。これにより、現在の月産7機分から10〜15機分に増える見通しとの事です。
@アイベックスエアも4月から値上げへ
アイベックスエア(IBEX)は28日、4月1日から普通運賃を平均700円・約3%値上げする事を明らかにしました。
@A350XWB型機への契約移行完了・3社が解除
エアバス社はこのほど、旧A350型機を発注していた航空会社などとの、A350XWB型機への契約移行を完了しました。この中で、エア・ヨーロッパとGECAS社は移行せず、契約を解除しました。また、ユーロフライはA350XWB型機からA330型機に発注を変更する見込みとの事です。
*1月29日
@酔って検査員に暴行し逮捕・成田空港で
昨日午後1時15分頃、成田空港第2ターミナルの検査場で群馬県の69歳の男性がセキュリティチェックで育毛剤(約200ml)が検査に引っかかり、再度検査を受けるように言われたのに激高して女性検査員の肩をバッグや手で殴り、現行犯逮捕されました。空港内で日本酒を飲み、酔っていたとの事です。
@日本エアコミューター機が計器不調で引返す
昨日午後0時25分頃、鹿児島発沖永良部行きの日本エアコミューター3805便・サーブ340B型機が高度3000m付近を飛行中に、左プロペラの回転数とエンジン内温度を示す計器の表示に不具合が生じました。このため、同機は鹿児島空港に引返し無事着陸しました。原因はプロペラを制御するコンピューターの故障でした。
@昨年の訪日外国人が過去最高に
国際観光振興機構(JNTO)は昨日、2007年の訪日外国人が前年比 13.8%増(101万5100人増)の834万9200人となり、過去最高を記録したと発表しました。国別では1位が韓国、2位が台湾、3位に中国が初めて入り、アメリカは4位になりました。5位は香港です。円安で日本での買い物に割安感が出ており、前年比で大きく伸びたとの事です。主要国の中でアメリカが前年比0.1%減と唯一減少しています。
@スカイネットアジア航空も値上げへ
スカイネットアジア航空は昨日、4月からの普通運賃を平均約8%値上げすると発表しました。金額では平均約1300円になるとの事です。これにより、約9億円の増収になる見込みですが、燃料の高騰で運航コスト増は約10億円に達するとの事です。
*1月28日
@「開設と資料のページ」に千葉県「平成18年度成田国際空港周辺航空機騒音測定結果報告書」を読む」を載せました。
@堂本知事が羽田空港国際化に一定の理解示す
千葉県の堂本知事はこのほどの記者会見で、羽田空港国際化について「ビジネスでは都心から、北京・上海・ソウルなどの中心に近い空港に行けるという事で、便利だろう。私たちも羽田空港の国際化を全面的に否定しているわけではない。」と語り、一定の理解を示しました。その上で、「成田空港は日本の表玄関としての役割があり、そのために私たちも“空港都市成田”の発展と充実を図っていく。」と述べたとの事です。
@タイ航空がプーケット線を復活へ
タイ航空は7月3日以降、成田=バンコク線の木曜と土曜の便をプーケット経由として運休していたプーケット路線を復活させる方針との事です。
@「運輸安全委員会」の権限を強化へ・国土交通省
国土交通省は昨日までに、今年10月に発足を予定する「運輸安全委員会」の権限を拡大し、事故を起こした会社などに直接勧告を出したり、報告を要求する権限を与える方針を固めました。現在の航空・鉄道事故調査委員会は「審議会」や「諮問機関」と同じ権限しかなく、国土交通大臣に対しての報告や所見しか出せませんでした。
@エアパシフィックがB-787型機を3機追加発注
エアパシッフィック航空はボーイング社に対し、オプション権を行使してB-787型機を追加で3機発注しました。これで同社のB-787型機発注は合計8機となりました。
*1月27日
@高知胴体着陸機の事故原因は製造時の修理ミス
国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会は昨年3月13日に高知空港で胴体着陸事故(昨年3月13日の出来事を参照)を起こしたDHC8-400型機の事故原因について、製造過程の試験時に前輪格納開閉部分を破損し、修理した際にボルトの装着を忘れた可能性が高いと判断している模様です。(昨年12月3日の出来事を参照)ボンバルディア社も修理ミスを認めているとの事です。同委員会は3月をめどにまとめる報告書にこれらの経緯を盛り込む方針との事です。
@日本航空が8割引の運賃を売り出しへ
日本航空は昨日、国土交通省が4月から航空運賃の割引下限(70%引き)を撤廃するのを受けて、最大80%引きの航空券を売り出す事を明らかにしました。第1弾として、成田=バンクーバー線を運航日によって往復5万円(インターネット割引を含む)で発売するとの事です。
@人感染の鳥インフルエンザ発生で数日の内に市民生活麻痺へ
23日から25日までタイのバンコクで開かれていた「鳥インフルエンザ国際会議」で、ミシガン大学のマイケル・オスターホルム教授は「世界経済が高度に連携した中で初めて迎えるパンデミック(感染症の世界的大流行)となる。」と指摘しました。感染拡大防止のためヒトやモノの移動が妨げられることで、エネルギーや食料の供給が滞り、数日間で市民生活に甚大な影響が出ると説明しました。
@「エンジンは低出力で最後まで動いていた」・AABI
英国の航空事故調査当局(AABI)は24日、17日にヒースロー空港で起こったブリティシュ・エアウエイズのB-777型機の事故について、エンジンが完全には停止していなかった事を明らかにしました。着陸の際、オートスロットがエンジン出力を上げる命令を出し、当初、エンジン出力は上昇しましたが、3秒後に右エンジンの出力が下がり、8秒後に左エンジンの出力も下がってしまいました。このため、パイロットは手動でスロットを操作しましたが、出力はあがらなかったとの事です。しかし、エンジンが完全に停止たわけではなく、動いていたとの事です。この原因は調査中との事です。
*1月26日
@インドネシア人集団密航事件は日本大使館現地職員も関与
昨年9月に成田空港で摘発されたインドネシア人の集団密航事件の公判がこのほど開かれ、逮捕されたジャカルタ日本大使館の現地職員の女性とインドネシア航空客室男性乗務員の他に、ジャカルタの入国管理職員やインドネシア航空の女性客室乗務員やスカルノ・ハッタ空港の職員など5人が手引きした組織的な犯罪だった事が明らかにしました。
@ジェイエア機がフラップ故障で引返す
昨日午後7時40分頃、名古屋発秋田行きのジェイエア4319便・ボンバルディアCL600型機が秋田県上空を飛行中にフラップが出ていない、という警告灯が点灯しました。このため、同機は名古屋空港に引返し、約1時間後に無事緊急着陸しました。秋田空港は当時、雪が降っておりフラップが出ないままの着陸は危険を伴うと判断したとのことです。
@日本航空が国内線貨物料金を26年ぶりに値上げへ
日本航空は昨日、4月1日より国内線貨物運賃を引き上げる事を明らかにしました。値上げ幅は一律10%との事です。国内線貨物料金の値上げは26年ぶりになります。なお、全日空は「現時点で国内線貨物料金の一律値上げは考えていない。」としています。
*1月25日
@今年の騒音対策委員会は3月24日に予定
今日、成田国際空港株式会社から連絡がありまして、今年の騒音対策委員会が3月24日午後に開催される予定との事です。
@ユナイテッド航空が成田=台北線の自社運航を3月末で休止
ユナイテッド航空は3月末で成田=台北線の自社運航を取りやめ、全日空の成田=台北線を共同運航とする事を明らかにしました。「昨年6月にサンフランシスコ=台北線を開設したためで、成田=台北線の搭乗率が悪かったためではない。」としています。
@タイ航空社長が成田線へのA380型機投入を表明
タイ航空社長はタイで開催されている「アセアン・ツーリズム・フォーラム」でA380型機を2010年に4機、2011年に2機受領する事を明らかにし、「バンコクから、成田・フランクフルト・パリ線にそれぞれ運航する予定。」と語りました。
@「新横田基地公害訴訟」が解散し、新たな運動へ
昨年5月に判決が確定した(昨年5月29日の出来事を参照)「新横田基地公害訴訟」の訴訟団が昨日記者会見を行い、27日に解散総会を開く事を明らかにしました。しかし、「横田基地被害に対する新たな運動を目指す準備会」を設立し新たな運動を目指す事を明らかにしました。新たな運動として「騒音測定やアンケートや学習会などで若い世代への引き継ぎを目指す。」との事です。また、横田基地周辺で行われている「横田基地飛行差し止め訴訟」との統合も視野に入れるそうです。
@日本エアコミューターのDHC8-400型機が引返す
昨日午後2時頃、福岡発松本行きの日本エアコミューター3547便・DHC8-400型機が離陸したところ、エンジンから取り出す暖気が高温・高圧になったとの警告灯が点灯しました。このため同機は引き返し約30分後に無事着陸しました。点検したところ、センサーの故障でした。乗客の大半は羽田経由で松本に向かいました。
@日本航空が給与の1割カットを3月で取りやめに
日本航空は経営再建のために2年間の約束で続けてきた「全社員の給与を1割カット」をこの3月で取りやめる事を明らかにしました。4月以降の継続も検討していましたが、「当初の約束を守らなければ、社員の士気にもかかわる。」と判断したとのことです。
@日本航空が国内線のファーストクラスを拡大へ
日本航空は昨日、4月から羽田=福岡線にファーストクラスを導入する事を明らかにしました。羽田=大阪線に次ぐ2番目になります。2008年上期には羽田=新千歳線にも導入するとの事で、ファーストクラスの搭乗率が平均90.4%と好調な羽田=大阪線は全便に拡大する予定との事です。
@エールフランスが機内携帯電話を実験中、音声通話はなし
エールフランスは現在、欧州域内を運航しているA318型機を使って携帯電話を機内で使用する実験を行っています。ただし、音声通話は出来ず、文字と画像の送受信のみとなっています。料金は通常の国際電話料金として請求されるとの事です。
【コメント】スターフライヤーが始めたいとしている(昨年12月19日の出来事を参照)システムもこの実験と同じものではないかと思いますが、どうなのでしょうか。
*1月24日
@「B-787型機は08年度には間に合わない」全日空社長
全日空の山元社長は昨日の2008年度航空輸送計画を発表した記者会見で「B-787型機は2008年度中には間に合わない。」として、同計画からは外すことを明らかにしました。また、山元社長は静岡空港と成田空港を結ぶ路線について「需要が見込めれば、検討する。」と述べました。
@全日空が新機種選定委員会を設置
全日空は16日付けで「小型機に関する新機種選定委員会」を設置しました。B-737-500型機に代わる機体を選定するもので、対象となるのは三菱重工のMRJ、エンブライエル社のE-JET、ボンバルディア社のCRJとなるそうです。3月末には結論を出して社長に報告することになっています。
@日本トランスオーシャン機の計器に異常・大阪に緊急着陸
今日午前9時頃、福島発那覇行きの日本トランスオーシャン151便・B-737-400型機が離陸したところ、燃料油計の表示に異常が発生しました。このため、同機は大阪空港に緊急着陸を要請し、10時29分に無事着陸しました。同機は部品を交換した後、11時48分に那覇に向かいました。
@事故調査官をインドネシアに1年半派遣
航空・鉄道事故調査委員会は昨日、インドネシアの「国家交通安全調査委員会」に調査官1名を長期派遣することを明らかにしました。任期は今月30日から来年の7月29日になります。主に、フライトレコーダーやボイスレコーダーの解析技術の指導を行います。
*1月23日
@日本航空Gが成田空港で出る廃プラを再利用
今日の東京新聞によりますと、日本航空グループは成田空港の貨物地区から出る年間約1000トンのプラスチック類を中国に送り、ゴミ袋や携帯ストラップに加工して、ゴミ袋は成田空港や周辺のグループ事業所で使い、ストラップは見学者などに配布しているとのことです。
@整備責任者の顔写真と氏名を乗客に知らせるサービス
今日の朝日新聞によりますと、日本航空は昨年末から成田空港で機体の整備責任者の顔写真と氏名を載せたプレートを乗客が搭乗する通路に掲げるサービスを始めたとのことです。
@耐空検査中のDHC8-400型機が仙台に緊急着陸
今日午前10時25分頃、仙台空港沖の太平洋で、耐空検査を実施していたエアー・ニッポンのDHC8-400型機から仙台空港に「左側エンジンに異常が発生したので、緊急着陸したい。」との要請があり、同機は20分後に右側エンジン1基で無事緊急着陸をしました。左側エンジンを停止し、再起動する時に異常が生じたとのことです。同機は9時前に大阪空港を離陸し、耐空検査を行って午後2時20分に仙台空港に着陸する予定でした。耐空検査のため、乗客は乗っていませんでした。
@羽田空港の昨年国際線旅客が過去最高
昨日、国土交通省東京空港事務所が発表した羽田空港の2007年輸送実績によりますと、年間旅客数は前年度比1.1%増の約6647万人と過去最高になりました。この内、国内線旅客は同0.7%増で、国際線旅客は同18.6%増の約178万人でした。
@中華航空がA350XWB型機を14機発注
エアバス社は22日、チャイナエアライン(中華航空)からA350-900型機を確定で14機、オプションで6機の発注を受けたことを発表しました。
*1月22日
@成田空港周辺に「ジャパン・ウエルカム館」の整備を検討
昨日の記事で書いた「成田国際空港を核とした観光交流促進プログラム検討会」で、成田空港周辺に“日本らしさ、伝統・ 現代性”を紹介する施設「ジャパン・ウェルカム館」を整備することが提案されました。面積は約5000平方メートルで、最大で1000人規模の団体を受け入れられるようにするとのことです。場所は「房総のむら」周辺が候補に挙がっているようです。
@日本貨物航空が格納庫の起工式
日本貨物航空は昨日、成田空港の整備地区に建設する整備用格納庫の起工式を行いました。完成は来年6月の予定です。工費は約50億円とのことです。この格納庫は環境に配慮したものとなっており、側壁と扉には半透明の素材を使って出来るだけ照明を節約し、地下には約200トンの雨水をためるタンクを設置して機体の洗浄などに使うことにしているそうです。
@日本航空も国内線運賃を値上げへ
日本航空は昨日、国内線の普通運賃を4月から平均約9%、2000円値上げすることを明らかにしました。ただし、割引運賃を据え置くことから、実質は平均約2.4%、430円の値上げになります。これは、全日空とほぼ同じ値上げになります。
@タイ航空労組がTVドラマに修正求める
タイ航空の労組は21日、タイで放映中のドラマ「客室乗務員戦争」に対して、「客室乗務員という職業の名誉を傷つける筋書き」として、現実に沿った内容とするように放送局や文化省に文書を提出することを明らかにしました。ドラマでは女性客室乗務員と既婚のパイロットとの不倫や三角関係を取り扱い、客室乗務員同士の争いを描いているそうです。
@タム航空がA350XWB型機22機を発注
エアバス社は21日、ブラジルのタム航空からA350XWB型機・22機の発注を受けたことを明らかにしました。これで、A350XWB型機の受注数は314機となりました。
*1月21日
@2月にシャトルバスを試験運行へ
国土交通省などで作る「成田国際空港を核とした観光交流促進プログラム検討会」は外国人を対象とする成田空港と「イオン成田ショッピングセンター」・「成田山新勝寺」・「房総のむら」を結ぶシャトルバスを試験運行することになりました。2月の水・木・金・土曜日の週4日に1日5便で運行します。料金は1回200円、1日券が500円となります。外国語が話せるボランティアガイドが乗務することになっています。
@搭乗橋から制限エリアを通り空港外へ・関西空港
14日、関西空港で中国人男性が日本航空機で中国に帰る時に、搭乗橋の出口から制限エリアに降り、チェックゲートから外に出て電車で対岸にわたるというトラブルがありました。男性は知人に説得され、深夜に関西空港署に出頭しました。「日本で働きたかった。」と供述しています。関西空港署は出国手続き後に日本国内に残留したため、入国難民管理法違反で逮捕しましたが、処分保留で釈放し、17日に日本航空機で中国に帰りました。関西空港署は日本航空と関西空港会社に対して再発防止を申し入れました。
@シンガポール航空が第1位に
ガイドブック「地球の歩き方」を発行するダイヤモンド・ビッグ社はこのほど、2008年版の「地球の歩き方エアラインランキング」を発表しました。これによりますと、1位はシンガポール航空、2位はエミレーツ航空、3位はヴァージン・アトランティック航空となっています。日本の航空会社は全日空が11位、日本航空が14位、JALウエイズが18位となっています。
@アメリカがフィリピン航空を安全問題で格下げ
アメリカの連邦航空局(FAA)はこのほど、フィリッピン航空を「国際的な安全基準を満たしていない。」として、アメリカ国内への増便を認めない「カテゴリー2」に格下げしました。
@携帯電話の電源を切らない乗客を警察に引渡す・アリタリア航空
19日午前、イタリアのミラノ発バーリ行きのアリタリア航空の国内線でパイロットが飛行計器に電波干渉があるのに気づき離陸を中止しました。機長は事前に携帯電話の電源を切るように3度もアナウンスしたとのことです。乗務員が電源を切っていなかった乗客3名を特定し、警察に引渡しました。この騒ぎで同機は約1時間半出発が遅れました。
*1月20日
@「解説と資料のページ」に「平行滑走路の飛行コースを東に15度傾けると」を載せました
昨年暮れに明らかになった「年間発着回数30万回可能」の中で、「平行滑走路の飛行コースを東に15度傾ける」と言う話がありましたが、東に15度傾けた場合の飛行コースを地図の上に落としてみました。地図を大きくした関係で少し重いページになっているかもしれません。
@エアインディアがB-787型機遅延で補償を要求
エアインディアはボーイング社に対してB-787型機の遅延問題で補償を求め交渉していることを明らかにしました。ボーイング社は前向きに対応しているとのことです。
@ゴルフ道具が重くて出発できず・韓国
17日午後8時30分に韓国のテグ空港から中国の海南島に向かう予定だった海南航空7904便が乗客も搭乗した後に、「機体重量が超過している」として出発に手間取りました。テグ空港の運用時間は午後9時までで、この時間を過ぎたために同日の出発できなくなり、翌朝の出発になりました。この便は海南島でゴルフを楽しむためのツアーチャーター便で、乗客のゴルフ道具で予想外の約2トンの重量超過になったとのことです。翌朝は約40人のキャンセルが出たために無事出発したそうです。
*1月19日
@中部発成田行きが油圧異常で引返す
昨日午後3時頃、中部発成田行きの全日空3204便・フォッカー50型機が離陸後に油圧系統の異常を示す警告灯が点灯したため、中部空港に引返し、3時40分に緊急着陸しました。同機は滑走路上でエンジンを停止し、牽引車で移動しました。漏れた油の清掃などで、約20分間滑走路を閉鎖しました。脚から油が漏れていたとのことです。乗客は代替機で成田空港に向かいました。
@ノースウエスト航空がラウンジを改装
ノースウエスト航空は16日から、第1ターミナル第2サテライト4階にある「ワールドクラブ」ラウンジの改装工事を始めました。4月末に完成の予定とのことです。第1サテライトのラウンジと同様のデザインにするとのことです。同社の「ワールドクラブ」ラウンジは1ヶ月に3万人以上の利用があるとのことです。
@騒音被害の拡大が95.9%・広島県大竹市
広島県大竹市は15日、岩国基地への米空母艦載機移転問題で騒音の増大などが予想される同市阿多田島の住民を対象に実施したアンケート結果を公表しました。これによりますと、「米軍再編で不安に感じること」(3つまで選択)では、「騒音被害の拡大」が95.9%、「事故の発生」が83.6%、「身体への影響」が60.3%などが上位を占めました。「不安をやわらげるため必要なこと」(記述回答)についは、「飛行時間やコースなどの規制」が38.2%、「家屋などの防音対策」が27.3%、「再編中止や基地廃止」が23.6%などが上位でした。アンケートは昨年12月に実施し、回収率は59%でした。
@全日空が燃料漏れで出発を中止・佐賀空港
昨日午後7時15分頃、佐賀発羽田行きの全日空456便A320型機が駐機場から移動を始めたところ、左翼エンジンから燃料が漏れているのが見つかりました。このため、同機は出発を取りやめました。
@大蛇3匹を機内に持ち込もうとして行政処分
ベトナム・ホーチミン市のタンソニアット国際空港で5日、台湾人の乗客が大蛇3匹を機内に持ち込もうとして発見され、行政処分を受けたそうです。大蛇3匹の内、最大のものは体調が8mもあったそうです。
*1月18日
@一坪共有地引渡が確定
最高裁第1小法廷は昨日、成田国際空港株式会社が引渡を求めていた平行滑走路脇の原野などの一坪共有地約930平方メートルの明け渡しについて、約260万円の賠償と引き換えに明け渡しを命じる判決を言い渡しました。これにより、判決が確定しました。
@成田空港会社がA380型機用スポット整備を4カ所検討
成田国際空港株式会社はA380型機用搭乗橋を第1ターミナルに3カ所、第2ターミナルに1カ所整備する検討を行っているようです。現在は5月に就航予定のシンガポール航空用に第1ターミナルの第46番スポットで工事を進めており、これは4月に完成する予定です。昨日書いたエールフランスKLM航空用にも整備しなければならず、工事は約1年半かかることから準備を進めているようです。
@BA機がヒースロー空港で滑走路手前に不時着・あわや大惨事
17日午後0時42分頃、北京発ロンドン行きのブリティシュ・エアウエイズ38便・B-777-236ER型機が着陸寸前にエンジンが止まり、全ての電気系統が落ちて、グライダーのように滑空状態でヒースロー空港の滑走路手前の草地に不時着する事故が起きました。同機は草地を約250m滑走し、斜めに停まりましたが、胴体と主翼を大破しました。幸い、負傷者は乗客・乗員18人が軽傷で済みました。ヒースロー空港はロンドンの市街地にあり、もし市街地に墜落していたら乗客・乗員はもちろん、市民にも多くの犠牲が出たと考えられます。原因については一切報道されていません。空港やブリティシュ・エアウエイズの関係者は「推測でものは言いたくない。」と口を閉ざしています。
@「中国の秘境観光は高山病に注意」と日本大使館
北京の日本大使館の調査によりますと、中国のチベット自治区や青海省や甘粛省などのいわゆる“秘境”をめぐるツアーで日本人の中高年齢者8人が高山病などで死亡しているとのことです。標高が高い場所で過密日程から体調を崩し、発症するとのことです。日本に搬送して一命をとりとめた人も2人いたとのことです。特に、心臓病や高血圧の持病のある人は十分に注意してほしい、とのことです。
*1月17日
@平成18年度の環境基準達成率は【50.6%】・成田空港周辺
昨日、千葉県環境部大気保全課から「平成18年度成田空港周辺航空機騒音測定結果報告書」がとどきました。それによりますと、平成18年度の成田空港周辺における航空機騒音の環境基準達成率は【50.6%】でした。前年度(47.0%)よりはわずかに改善していますが、相変わらず半数が未達成です。詳しくは、近く【解説と資料のページ】に載せます。今年は例年よりも約2ヶ月半も早くまとまりました。係の方々の努力の賜物と感謝いたします。
@今朝の初雪もダイヤは乱れず・成田空港
今朝、成田空港でも3〜5mmの初雪が観測されましたが、午前4時頃から除雪作業を開始してダイヤは平常通りでした。
@エールフランスKLMが来年夏のA380型機就航に向け準備
エールフランスKLMの日本支社長はこのほど、成田空港へのA380型機導入について「来年夏にパリ=成田線に導入する準備を進めている。パリ=成田線は1日2便運航しているが、2便ともA380型機にしたい。」と語りました。
@前橋市上空の航空機爆音で問合せ・苦情が160件以上
14日〜16日にかけて、前橋市などで軍用機のよるものと見られる爆音が連続的に鳴り響きました。このため、群馬県に123件、前橋市に約40件、渋川市と高崎市にそれぞれ数件の問合せや苦情が寄せられました。群馬県は「過去の例から見て米軍機の訓練によるものと見られる。」としています。
@大阪空港が世界一に・空港の効率性で
米経済誌フォーブス(Forbes)の電子版によりますと、「世界の空港の効率性に関する番付」で大阪空港が世界一になったとのことです。2位には羽田空港が入り、ベスト10に日本の空港が6空港入りました。効率性とは出発と到着の定時制をさすようで、大阪空港では出発の定時制が97%、到着が92%となりました。
@全日空が国内線を4月から値上げへ
全日空は昨日、国内線普通運賃を平均2100円値上げすると発表しました。ただし、割引運賃は据え置くため、全体的には約6%・約430円の値上げになります。国内線の値上げは4年連続になります。また、直行便を廃止する路線についての「乗継旅割」を新設します。
@ボーイング社がエアバス社を上回る・昨年受注
エアバス社は16日、「昨年の受注数が1341機となった。」と発表しました。この結果、ボーイング社が先に発表した1413機に及ばず、2年連続でボーイング社がエアバス社を上回りました。
*1月16日
@日航の客室乗務員早期退職募集に320人が応募
日本航空は昨日、客室乗務員を対象とした特別早期退職に当初計画を120人上回る320人が応募したと発表しました。当初の総目標の600人を達成するために、残りの280人についても早期に募集を開始するとのことです。
【コメント】客室乗務員というと、特に女性にとっては花形の職種でしたが、意外と勤続年数が短いのには驚かされます。表面的な華やかさに比べて、内実は非常に厳しい勤務状態ということがこれからも分かります。アメリカなどの航空会社の客室乗務員は結構高年齢の人もいますので、勤続年数は長いのでしょうね。何が違うのでしょうか。日本の客室乗務員は酷使されているということでしょうか。少し、古い資料ですが、下に勤続年数の表を載せておきます。日本航空と全日空との違いも目を引きますね。
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@昨年の日本人出国者が1.4%減・外国人入国者は14.7%増
法務省入国管理局が発表した2007年1月〜12月の統計(速報値)によりますと、日本人出国者は前年比1.4%減の1729万7701人となり、2003年のSARS騒動以来の減少になりました。外国人の新規入国者は同14.7%増と大幅な伸びになりました。
@全日空が「アジア戦略室」を設置
全日空は昨日、航空自由化が進むアジアの航空市場を調査するために「アジア戦略室」を設置することを明らかにしました。4月には中国かシンガポールに拠点を移転し、アジアの航空会社と提携して設置する格安航空会社の設立準備も視野に入れるとのことです。
@静岡空港の開港日を来年3月12日で最終調整
静岡県は建設中の静岡空港の開港日を来年3月12日にすることで各方面との最終調整を進めている、とのことです。
@B-787型機の納入がさらに3ヶ月延期か?
15日のウォールストリート・ジャーナル(電子版)によると、ボーイング社の新鋭機・B-787型機の納入がさらに3ヶ月遅れる可能性が出てきたとのことです。これで、9ヶ月の遅れになり、全日空への初号機の納入も来年にずれ込むことになりそうです。各国で作られた部品の接合に問題が生じている、とのことです。
@デルタ航空がUAとNWとの合併交渉に入る
15日付米ウォール・ストリート・ジャーナル紙によりますと、アメリカのデルタ航空はユナイテッド航空とノースウエスト航空と個別の合併交渉を始めました。デルタ航空側は2週間以内の合意を目指しているとのことです。どちらと合併したとしてもアメリカ航空業界最大手となる見込みです。
*1月15日
@航空会社社員にビールかけた男を逮捕
千葉県警成田空港署は今日、昨年12月6日に第2ターミナルで日本航空関連会社社員にビールをかけた茨城県守谷市の40歳の会社員を逮捕しました。この男は中国の北京へ仕事で向かおうとスーツケースを預けましたが、このスーツケースに入れた缶ビールの1本のフタが開き、ビールが漏れているのに社員が気づきました。この男は中のパソコンなどが濡れたことに腹を立て、社員を土下座させて、頭からビールをかけたものです。男は中国に出国せずにその場から逃走していました。
@ヴァージン航空がバイオ燃料旅客機を実験へ
イギリスのヴァージンアトランティック航空は14日、世界で初めてとなるバイオ燃料を使った試験飛行を2月にロンドン=アムステルダム間で実施すると発表しました。使用機材はB-747型機ですが、乗客は乗せないそうです。同航空はバイオ燃料の詳細につてはコメントしませんでした。
*1月14日
@滑走路表面はがれ平行滑走路が一時閉鎖
昨日正午頃、成田空港平行滑走路を点検していた成田国際空港株式会社の社員が滑走路中央付近でアスファルト片2個を見つけました。このため、滑走路を閉鎖して点検したところ、7カ所で表面の剥離が見つかりました。点検修理で滑走路は約1時間10分閉鎖されました。この間、発着予定の13便がA滑走路を使用しました。乗客への影響はありませんでした。
【コメント】夕方のラッシュ時でなくて幸いでした。ラッシュ時だったらA滑走路だけではさばききれず、他空港に目的地変更も出たと思います。
@反対派が旗開き
反対同盟北原派と熱田派は昨日、それぞれ空港近くで旗開きを行ったそうです。
*1月13日
@機長のけがで1時間40分遅れる
昨日午前7時10分に出発する予定だった鳥取発羽田行きの全日空292便・A320型機が機長がけがをし、代わりの機長を羽田から呼んだ関係で約1時間40分遅れました。機長が宿泊先のホテルの浴室で足を滑らせて胸を強打したとのことです。
@ユナイテッド航空機のネズミで大騒動・北京空港
6日にアメリカ・ワシントンから北京に着いたユナイテッド航空機から8匹の生きたネズミと死骸が見つかったことから、「他にネズミがいないかどうか、ネズミが病原菌を持っていないかどうか」を調べる大騒動があったとのことです。結局ネズミは発見されず、病原菌や病気の発生もなかったことから10日までにこの機体の運航許可が出ました。
@ガルフ航空がB-787型機16機を発注
バーレーンのガルフ航空は12日、「ボーイング社に対してB-787型機を確定16機・オプション8機発注した。」と発表しました。
*1月12日
@大阪空港の民家防音工事助成区域を縮小へ
国土交通省は今日までに、大阪空港周辺の民家防音工事助成区域を縮小する方針を固めました。2006年からジャンボ機の運航を制限したことなどから騒音が軽減しているとして縮小するものです。2008年度末までに地元に案を提示する予定です。これに対して地元では空港の格下げで地元負担が発生することに加えて今回の縮小でダブルパンチとなり、不満を表明する自治体もあると見られます。
@昨年1年間の外国人入国者が過去最高
総務省は昨日、昨年1年間に日本に入国した外国人が前年比12.9%増の約915万人となり、過去最高になったことを明らかにしました。アジアからの入国者が大幅に伸びているとのことです。
@A380型機が誘導路を逸脱・チャンギ空港
シンガポールのチャンギ空港で10日、シンガポール航空のA380型機がシドニーに向けて出発するためにスポットから牽引車で移動を始めたところ、誘導路から車輪が草地にはみ出してしまいました。このため、同機は点検のために使えず、乗客は同社のB-747型機に乗り換えてシドニーに向かいました。原因は牽引車で油圧系統の故障が発生したために方向を誤ったためとしています。なお、11日には同社に2機目のA380型機が引渡されました。
@イギリスで機内持ち込み荷物制限を一部緩和
イギリス運輸省は7日から、ヒースロー・ロンドンシティ・エジンバラ・グラスゴーなどの主要空港での機内持ち込み手荷物に対する制限を一部緩和しました。これにより、ブリティシュ・エアウエイズでは機内持ち込み手荷物を3辺が56cm×45cm×25cm、重さが23Kg以内の手荷物と書類鞄程度のものの2個を持ち込めるようにしました。しかし、液体物の持ち込み制限は継続するとのことです。
@エアカナダ機が乱気流で10人が負傷
カナダのビクトリアからトロントに向かっていたエアカナダのA319型機がカナディアンロッキー上空で激しくゆれ、座席から投げ出されるなどして乗客・乗員10人が負傷しました。このため、同機はカルガリー空港に緊急着陸しました。乱気流に巻き込まれたものと見られています。
*1月11日
@成田空港の年末年始出入国者が0.1%増で過去最高
東京入国管理局成田支局は昨日、年末年始(12月21日〜1月7日)の成田空港における出入国者が約138万7400人と過去最高になったと発表しました。前年比で0.1%増になります。日本人は同6.6%減、外国人が同13.9%増となりました。また、出国のピークは12月29日の約51400人、入国のピークは1月6日の約53500人、出入国のピークは1月6日の約92500人でした。
@成田=マカオの定期チャーター便が中断
昨年末から運航するとされていた成田=マカオ間の定期チャーター便が中断しているようです。マカオ航空は週4便としていましたが、現在中止となっていて再開の見通しはないそうです。また、週2便のビバマカオも明日から31日まで中断するそうです。こちらは機材整備の関係が理由とのことです。
@全日空の成田=ムンバイ線が17日より再開
使用機材の故障から現在運航を中止している全日空の成田=ムンバイ線が17日から再開されるとのことです。使用機材のB-737-700ER型機の修理が長引いているようです。写真は昨年12月26日に航空科学博物館から撮った同機の写真です。この路線の売りは全席ビジネスクラスと言うことです。
@全国温泉旅館同盟が資金繰り悪化で年末年始に発券できず
インターネットで格安航空券などを扱っている旅行会社「全国温泉旅館同盟」が年末年始に一時的に資金繰りが悪化し、航空券を用意できなかったことが昨日分かりました。被害者は約1000人・約4000万円に上るものと見られています。被害者は空港窓口で予約番号を示しても航空券を受け取れなかったそうです。同社では「3月末までに返金する。」としています。
@「地道にお願いしていくしかない。」と茨城県知事
茨城県の橋本知事はこのほどの記者会見で平成21年開港予定の茨城空港への就航について「羽田と成田の発着枠増加の関係が影響して乗入れを表明する航空会社はなかなかない。秘策はなく、地道にお願いしていくしかない。」と述べました。
@中国の衛生当局が人から人への感染を認める・H5N1型
中国衛生省は10日、南京市の男性とその父親が鳥インフルエンザ(H5N1型)に感染した事例について、「密接な接触によるもの。」として、人から人への感染であることを認めました。しかし、「ウイルスが人から人に感染しやすい突然変異を起こしたものではない。」としています。
*1月10日
@全日空が三菱リージョナルジェット30機前後導入を検討
昨日、全日空がグループとして開発予定の三菱リージョナルジェット(MRJ)を30機前後導入する方向で検討していることが明らかにしました。日本航空も前向きに検討しているとのことです。
@DHC8-400型機の車輪格納扉閉まらずに引返す
昨日午後3時10分頃、大阪発松山行きの日本エアコミューター2313便が離陸し車輪を格納したところ、左主翼の格納扉が閉まっていないとの警告灯が点灯しました。機内から確認したところ、扉が開閉を繰り返していました。このため、同機は引返しました。点検修理のために後続の4便が欠航となりました。
@山之内製作所が小型ジェット機開発へ
昨日の日経新聞によりますと、航空宇宙部品メーカーの山之内製作所はこのほど、1〜6人乗り程度の小型ジェット機の開発に乗り出すことを決めました。新潟市内の新工場で機体を制作するとのことです。2年後に実用化し米国市場向けに販売することにしています。航続距離は500Km、巡航速度は時速200〜300Km、ほぼ、自動化し誰でもが簡単に操縦できるシステムを作ります。
【コメント】こんなに簡単に開発できるものなのでしょうか?
@三菱商事がリース用旅客機14機を購入
三菱商事はこのほど、リース用の旅客機としてA320型機を8機、B-737型機6機を約600億円で購入しました。これで、同社のリース用航空機は57機となりました。リース用航空機の需要は拡大するとしています。
@B-787型機の納入がさらに3週間遅れる?
アメリカの航空業界に詳しいブログ「フライトブロガー」は9日、ボーイング社のエパレット工場の匿名関係者からの情報としてB-787型機のテスト飛行が予定の3月末から約3週間遅れ、これにつれて納入も3週間遅れる見込み、と伝えました。
@エアーアスタナ航空がB-787型機3機発注
カザフスタンのエアーアスタナ航空はこのほど、ボーイング社とB-787-8型機3機を発注する覚書を取り交わしました。
*1月9日
@「成田国際都市の確立に全力投球」と堂本知事
昨日開かれた千葉県経済同友会の新年総会後の懇親会に参加した堂本千葉県知事は今年の抱負として「成田国際都市の確立に全力投球する。」と述べました。
【コメント】堂本知事が初当選した時には県民本位の姿勢でやってくれそうに思いましたが、だんだん変質して財界と自民党べったりになってしまったように思います。成田空港問題でも、周辺住民の苦しみを無視して「空港機能の拡充」を声高に叫んでいます。「もう1期やる。」と本人は意欲を見せているとのことですが、支持できません。早く県民を大切にする県政を目指す候補者を選定・擁立すべきと思います。
@「成田の増加発着枠は国内と国外を半々に」と航空局長
国土交通省の鈴木航空局長は昨日の専門紙との会見で、今年から始まる成田空港と羽田空港の増加発着枠配分交渉について「成田では国内航空会社の増枠と外国航空会社の増枠を半々としたい。」と述べました。また、「発着回数30万回」については、「地元が自主的に取り組もうと言うムードが出てきていることは良いこと。空港と地域は一緒に生きなければならない。地域も大規模空港を利用して一緒に発展すれば良い。」と述べました。
【コメント】「誰のための、何のための発展か」が問題なのです。
@印旛沼での成田新高速鉄道工事です
今日成田空港近くに行きましたので、その帰り道に印旛沼の甚兵衛渡し近くの成田新高速鉄道の工事現場を見てきました。印旛沼を大きく横断するのではなく、少しホッとしましたが、それでも影響は大きいのでしょうね。下は工事の写真です。
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右側が東京寄り、クレーンが立っている部分が印旛沼
国道464号線の西側 |
左側が成田空港寄り、印旛沼は橋脚の向こう側に広がる
国道464号線の東側 |
@百里基地で2回目の日米共同訓練・15〜18日
茨城県の百里基地で15日から18日まで、第2回目となる日米共同訓練が行われます。防衛施設局では騒音測定も行うとしています。
@米子=ソウル線は赤字補填約800万円
鳥取県は昨日、米子=ソウル線の9月から3月までの搭乗率が目標に達しない見込みで、アシアナ航空に対して約790万円の赤字補填が必要になりそう、との見通しを明らかにしました。9月から12月の平均搭乗率は63.7%で目標を達成するためには1月から3月までの搭乗率が77%を超えることが必要、とのことです。日本人は増えましたが、韓国人の利用が大統領選などで低迷したとのことです。
*1月8日
@国際線旅客は減るも搭乗率は上昇
国内航空各社は昨日、年末年始(12月28日〜1月6日)の輸送実績を発表しましたが、国内線は前年比で3.3%減、国際線は同1.3%減となりました。しかし、国際線では日本航空グループと全日空グループで提供座席を同2.3%減らしていましたので、搭乗率は上昇しています。
@福島発の香港航空チャーター便が欠航
昨日、福島空港から香港に向かう予定だった香港航空のチャーター便・326便が機長席の窓にひびが見つかったために欠航となりました。同便には112人が搭乗を予定していました。
@岡山発の香港エキスプレスの定期チャーター便が取りやめに
岡山県は今日、2月末まで予定されていた香港エキスプレス航空の定期チャーター便・20往復のうち16往復(1月5日〜2月27日)が取りやめになったことを明らかにしました。岡山と香港の利用者が思うように集まらなかったため香港エキスプレス航空側が中止を連絡してきた、とのことです。日本人にとっては4泊5日のツアー日程が長すぎると感じたようです。
*1月7日
@冬柴大臣が「発着回数2万回増は焼石に水」
冬柴国土交通大臣はこのほど行われた業界紙との合同インタビューで成田空港の平行滑走路2500m化に際しての発着回数2万回増について「いまでも30カ国以上の国々が、増便や新規就航を待っており、焼け石に 水の状態」と述べました。
@1機当たりの排出量は目標達成も省エネは4.4%増に
今日の東京新聞によりますと、成田空港の地球温暖化物質の排出量は航空機発着1回当たりの排出量は2010年目標の10%減(2002年度比)に対して2006年度10.2%減と前倒して達成しています。これは駐機中の機内空調に地上動力装置(GPU)に代わって電力を使うことにしたことが貢献しているとのことです。しかし、省エネについては同5%減目標に対して、逆に同4.4%増加しているそうです。
@全日空が今日から貨物を関西空港に集約
全日空の航空貨物事業が今日から関西空港に集約されました。国際線貨物便が週17便増便し、国内線貨物便も週7便増便されます。これにより、国際貨物便が週47便、国内線貨物便が週15便体制になります。
@国際航空宇宙展(JA2008)が10月1〜5日に
日本航空宇宙工業会(SJAC)が4年に1度開催している国際航空宇宙展(JA2008)が今年の10月1日から5日までパシフィコ横浜で開催されます。詳しくは公式ページでどうぞ。
*1月6日
@全日空が羽田=香港に国際定期チャーター便就航へ
全日空は昨日、4月1日から羽田と香港間に国際定期チャーター便を就航させる方針を明らかにしました。1日1往復とし、羽田発を午後9時頃、香港発を未明で羽田着を午前7時頃とする予定です。
@猛毒持つ「ヒアリ」が日本に侵入する危険あり
今日の中日新聞によりますと、温暖化の影響で、猛毒を持つ蟻「ヒアリ」が日本に侵入する危険があるそうです。体調は5mmほどですが、猛毒があり刺されるとアレルギー反応で死亡することもあるとのことです。元々は南米に生息していましたが、1930〜1940年代にアメリカのテキサス州やアラバマ州で確認され、今世紀に入りオーストラリアや台湾や中国でも確認されています。日本では東北南部までが生息可能地域とのことです。飛行機や船で運ばれてくると思われ、日本でも「特定外来生物」に指定して水際対策をとっていますが、防ぐのは難しいと見られています。台湾での状況はここに書かれています。
@欧州理事会が航空機の排ガス取引法を支持
欧州理事会はこのほど、航空業界を欧州排出権制度(EUETS)の対象とする法案を修正して支持しました。修正点は2012年から地域内線と国際線ともに同時に適用することと、便数が少ない航空会社を対象から外すことの2点です。また、特定の航空会社が排出量を遵守できない状態が続いた場合は域内の飛行を禁止することを提案しました。
@旅客機にミサイル対策装置搭載の実験を始める・アメリカ
米
国土安全保障省は4日までに、携帯用ミサイルの攻撃から旅客機を守るための装置の実験を今春から始めることを明らかにしました。実際に運航している民間旅客機・B-767型機3機にミサイル回避装置を搭載してその性能や維持費を調べるとのことです。ミサイルを感知する装置とミサイルをそらせる装置を取り付けるそうです。携帯用ミサイルは赤外線を感知して攻撃しますが、ミサイルの代わりにレーザー光線を照射して実験するとのことです。
*1月5日
@森中社長「22万回後は地元と話し合う」と仕事始め挨拶
成田国際空港株式会社の森中社長は昨日の仕事始めの挨拶で、発着回数について「22万回後については、地元と話合いながら勉強していく。」と述べました。
@今日、帰国ラッシュがピークに・成田空港
今日、年末年始を海外で過ごした人の帰国ラッシュがピークになりました。到着ロビーは午前中から大混雑したとのことです。今日だけで、50100人が帰国する予定です。
@国土交通省が全客室乗務員の委託を可能に
国土交通省は昨日、旅客機の一般客室乗務員に限って認めていた業務の外部委託をチーフパーサーも含めた全客室乗務員に認める方針を決定しました。ただ、「客室の責任者まで外部委託にすることで安全が確保できるのか。」との声もあります。目的はこれによってコストを削減できることにあるとのことです。
【コメント】福田内閣が格差の是正を標榜しているのに、今回の決定はこれに逆行するものではないでしょうか。ほとんど同じ仕事をしているのに、賃金に大きな格差が生じることから、働く人の間には「モラルの崩壊が起こりつつある。」と言われています。整備の現場で配線が切断されたり、機内食に明らかにわざとしたと見られる異物が混入されるなどの出来事がこのことを証明しているのではないでしょうか。日本では「コスト削減」と言うと真っ先に人件費が狙われます。これが創意や工夫もいらず、手っ取り早いからですね。でも、これにより乗客1人当たりどの位の影響があるのでしょうか。検証が必要です。今回の国土交通省の決定は国民の安全を守る立場ではなく、明らかに大
企業におもねる立場です。これが福田内閣の実体なのでしょうか。
@ベネズエラで18人乗りの旅客機が消息を絶つ
4日午前、ベネズエラのシモン・ボリバル国際空港を離陸したトランスアベン航空のYV2081型機がカリブ海に墜落した模様とのことです。乗客・乗員はイタリア人8人を含む18人とのことです。エンジンにトラブルが発生していた、との情報もあります。
*1月4日
@昨年1年間のアクセス数は269522回で、過去最高でした。
@「くうこうだより 2008新春号」が送られてきました
成田国際空港株式会社から「くうこうだより2008新春号」が送られてきました。1面は森中社長の挨拶ですが、機能拡大については具体的には触れられていません。「私たちは空港の安全を最優先にすることはもちろんのこと、質の高いサービスの提供や地域の皆様との共栄を目指し、さらに愛される空港となるよう様々な事柄に積極的に取り組んでいく所存です。」と述べています。2面はターミナルのリニューアルについて、3面は新規出店と航空科学博物館のエコ・エアポートコーナーのリニューアルについて、4面は「成田空港ハテナ?コーナー」となっています。
@眠りが浅いと糖尿病の危険が増える
米シカゴ大の研究チームによると、眠りが浅いと血糖値を正常に保つ機能が25%程度低下し、2型糖尿病になる危険が高くなるとのことです。同チームでは20〜30代の健康な男女9人に眠っている時に深い睡眠を示す脳波が出たとき、目覚めない程度の騒音を聞かせて眠りを浅くしたところ、糖尿病に近い状態になったとのことです。
@全日空機の主翼部品が折れて脱落・飛行に支障はなし
昨日、新千歳発中部行きに使用された全日空716便・A320-200型機で、今日未明に点検したところ、左主翼の付け根付近のアルミ製の部品が折れてなくなっていたことが分かりました。この部品は動翼が動いた時に出来る隙間をふさぐゴムパッキンを固定する、長さ15cm・幅1.5cm・厚さ2mmのU字型のものです。全日空は飛ぶことに支障はないとして、後で修理することにして平常運行しています。
@ボーイング社の2007年受注は1413機と過去最高
ボーイング社は3日、2007年の実績を発表し、民間機の受注が1413機、引渡が441機と過去最高になったことを明らかにしました。
*1月3日
@昨年の航空機重大事故は136件・最低水準
世界の民間航空機事故を調べている民間機関・ACROは1日、2007年に起こった重大民間航空機事故(ヘリコプターと小型機は除く)は136件で、過去40年間で最低水準だったことを明らかにしました。死亡者数は965人で2006年に比べて25%減りました。国別ではアメリカが34件、カナダが10件、コンゴが8件、コロンビアとインドネシアが5件となっています。
*1月2日
@岩国基地周辺住民が損害賠償と飛行差し止め求め提訴へ
岩国基地周辺で騒音が75WECPNL以上の地域に住む住民約10人が航空機からの騒音に対する損害賠償と飛行差し止めを国に求める訴訟を今春にも起こす方針を固めました。今後、他の住民にも呼びかけて原告団を結成することにしています。
@全日空機にも落雷・庄内空港
昨日書いたIBEXエアライン機以外に、日本航空機も庄内空港付近で落雷に遭いました。昨日午後2時頃、羽田発庄内行きの全日空895便・B-767型機が着陸態勢に入ったところ、尾翼に落雷しました。同機はそのまま無事に着陸しました。折り返し便は点検のために欠航となりました。
@日本航空機が失速警報装置故障で欠航
昨日午後2時半頃、徳之島発鹿児島行きの日本航空3796便・MD90型機が鹿児島空港到着後の点検で失速警報装置の故障が見つかり、この機体を使う予定だった鹿児島発奄美行きが欠航となりました。
*1月1日
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@12月のアクセス数は23221回でした。今年もよろしくお願いいたします。
@アイベックス機に落雷・庄内空港
今日午前112時頃、大阪発庄内行きのIBEXエアライン3071便・CRJ200型機が庄内空港付近で落雷に遭いましたが、無事着陸しました。同機は点検のため、折り返し便が欠航となりました。