2009年5月後半の出来事
*5月31日
@「成田空港周辺市町議会連絡協議会」で4決議採択
旧聞になりますが、去る18日に「成田空港周辺市町議会連絡協議会」が開かれ、「完全民営化後の成田国際空港の環境対策・地域共生策の実施に関する決議」「成田国際空港の機能拡充に関する決議」「航空機安全運航の徹底に関する決議」「過激派暴力集団によるテロ・ゲリラ行為の排除を求める決議」の4つの決議が採択されました。議論の中で、芝山町の議員から「『完全民営化』はいつになるか分からないので、これまでの約束事項の『迅速な実施』を決議に盛り込むべき」「空港容量の拡大については世界同時不況の影響や住民生活への影響を考慮して、その必要性について慎重に検討すべきだ」などの意見が出て、空港南側の市町から同調する意見も出ましたが、原案通りになりました。
@9月の5連休の予約が殺到
国内の各旅行会社によりますと、9月19日から23日までの5連休の予約が殺到しているとのことです。これは、インフルエンザA型(H1N1)などで、ゴールデンウイークの旅行を控えた人たちがこの期間に旅行を計画していることが原因のようです。すでに、キャンセル待ちになっているツアーも多いようです。
@新潟県でも感染確認・米国から一時帰国
新潟県は昨日、米国から一時帰国した21才の女性がインフルエンザA型(H1N1)に感染していたことを確認した、と発表しました。この女性は成田空港から乗り合いタクシーで新潟市に到着し、タクシーを乗り換えて市内の自宅に帰ったとのことです。これで、国内感染者は12都府県で378人となりました。
@千葉県の女性は成田空港制限エリア内の飲食店員
昨日感染が確認された、千葉県佐倉市の女性は成田空港内の制限エリアにある飲食店で接客係をしていました。濃厚接触者は約220人に上る、とのことで、健康調査を行っています。
@世界では62の国と地域に拡大
世界では日本時間の今日午前1時15分現在で、レバノンやキプロスで新たに感染が確認され、62の国と地域の17218人に拡大しました。死者は115人となりました。
*5月30日
@「エアポート図鑑 空港24時」を20名にプレゼント・成田空港会社
成田国際空港株式会社は28日に発売となった、成田国際空港初のオフィシャルDVD「エアポート図鑑 空港24時」を20名にプレゼントするそうです。締め切りは6月30日です。詳しくはここを見て下さい。
@千葉県で新たに感染確認・371人に
千葉県は今日、県内に住み、成田空港内の飲食店に勤務する19才の女性がインフルエンザA型(H1N1)に感染したことを確認した、と発表しました。これで、国内では11都道府県で371人となりました。
@初の感染確認前に流行していた?
製品評価技術基盤機構と国立感染症研究所が昨日発表したところによりますと、大阪府と兵庫県のインフルエンザA型(H1N1)ウイルスが同一である可能性が大きいとのことです。また、成田空港での検疫で発見された高校生のウイルスとは別のものである可能性が大きい、としています。さらに、両府県の薬局での処方箋の統計などから、最初に確認された今月16日より前の4月末からインフルエンザA型(H1N1)の流行が始まっていた可能性がある、としています。ウイルスの型から、16日のかなり前に、アメリカ東部かメキシコからウイルスが持ち込まれていたと考えられる、とのことです。
また、今日の東京新聞によりますと、同新聞の分析では82人が16日以前に感染していた、としています。
@全国41空港の75%が赤字
航空に詳しい大学教授らでつくる「航空政策研究会」は昨日、全国の主要41空港の収支分析結果を発表しました。それによりますと、滑走路などの減価償却負担を除いても、約75%・31空港が赤字になっている、とのことです。赤字は結局、運営する地方自治体などの負担になります。なお、この分析からは成田空港・関西空港・中部空港や自衛隊との供用空港と離島空港は除かれています。
@エアドゥが3年ぶりの黒字決算
エアドゥが昨日発表した2009年3月期単独決算によりますと、純損益が3億3400万円と3年ぶりの黒字となりました。昨年1月に導入した予備機による欠航の減少やコスト削減が寄与している、とのことです。搭乗率は前期比で1.1ポイント低下し、72.9%でした。
@近隣諸国での感染確認が増加
世界でのインフルエンザA型(H1N1)の感染は日本時間昨日午後10時現在で58の国と地域で16326人となり、死者は110人となりました。中国初の2次感染が確認され、香港では米国から帰国した5人の感染が新たに確認され、20人に。台湾でもボストンからシカゴと日本を経由して27日に帰国した女性が確認され11人となりました。韓国でも米国からの2人の感染が確認され、35人となりました。
@全日空が7~8月に成田=ホノルル間に23便の臨時便
全日空は7月17日~29日と8月7日~16日に成田=ホノルル間に23便の臨時便を運航します。成田発は夕刻で、ホノルル着は早朝、帰りはホノルル発が午後で、成田着は夕刻となります。機材はB-767-300ER型機を使います。
@6月1日からリムジンバスの成田空港路線などで無線ランを開始
ワイヤ・アンド・ワイヤレスは6月1日から、東京空港交通の成田路線・羽田路線のリムジンバス約350台と、京浜急行の京浜リムジンバスの182台で無線ラン接続サービスを開始します。7月末までにメールアドレスを登録しアンケートに回答するとバス内では無料で利用できるとのことです。
@長崎空港A滑走路の所管を国土から防衛省移管で協議・騒音対策充実へ
海上自衛隊大村基地が使用している長崎空港のA滑走路の所管を国土交通省から防衛省に移すことで、ほぼ合意が出来た、とのことです。A滑走路に離着陸する対潜哨戒ヘリコプターの騒音に苦しむ周辺住民から、騒音対策の充実を求められていましたが、管理者と使用者が異なるために抜本的な対策が行えませんでした。今回の合意により、早ければ来年度にも移管が実現し、騒音対策が進むことになりそうです。
@日本航空と全日空が客室乗務員のマスク着用義務解除
日本航空と全日空は今日から、北米線などで実施していた客室乗務員に対するマスク着用義務を解除しました。国内での感染が落ち着きつつあることと、「外国人乗客に不安を与えない」と言う配慮もあるようです。
国内での感染者は午前1時30分現在で367人となっています。
@南米10ヵ国全てで感染確認
南米のベネズエラとパラグアイで感染が初確認され、これで南米10ヵ国全てで感染が確認されました。オーストラリアでも感染者が増えており、これから冬を迎える南半球での感染拡大が懸念されています。
イギリスのロンドン郊外にある名門校・イートン校で生徒1人の感染が確認されたため、同校は6月7日までの学校閉鎖を決めました。
@旅客・貨物ともに減少幅が縮小・4月運用状況
成田国際空港株式会社が今日発表した4月の運用状況によりますと、発着回数が前年同月比3%減、旅客数が同4%減、貨物量が同24%減となっています。旅客数は外国人が同10%減となっていますが、日本人は同3%減になりました。また、貨物量は輸出が同36%減、輸入が同19%減となっています。旅客数が3月に比べて縮小幅が5ポイント改善し、貨物量も同10ポイント改善しています。
@4月貿易額も減少幅が縮小・東京税関
東京税関が昨日発表した成田空港4月貿易概況によりますと、輸出額は前年同月比で33.9%減、輸入額は同26.9%減となりました。輸出額の下げ幅が5ヶ月ぶりに30%台になりました。
【コメント】このところ、航空貨物については「在庫調整が一段落し、底を打った」との見方が拡がっています。しかし、世界の需要は低迷していますので、「V字回復」とはいかないでしょうね。だらだらと緩やかに回復していくのではないでしょうか。日本のバブル崩壊後と同じように、少し景気が回復してくると、しこっていた不良債権の整理が出て、また、落ちると言う状態を繰り返しながら、徐々に回復するように思います。本格的な上昇になるには5年以上かかるような気がします。成田空港の容量拡大も“緊急の課題”ではないと思うのですが。
@中国東方航空が上海=静岡線をインフルで減便へ
中国の東方航空は週4便で6月に15往復運航するとしていた上海=静岡線の内、「6往復を欠航とする」と発表しました。この6往復は元々予約が少なかったのですが、インフルエンザA型(H1N1)問題で上海発の便で予約キャンセルが急増したため、としています。同航空では「7月についても週4便体制で運航するかどうかは未定」としています。
@インフルエンザA型(H1N1)感染者が15000人超える
世界のインフルエンザA型(H1N1)感染者が日本時間午前11時現在で、54の国と地域で15374人となりました。死者は104人になりました。韓国でも増え始め、32人となりました。冬を迎える南米で急拡大しています。
【コメント】感染の国と地域が昨日よりも少なくなってしまいましたが、報道機関によって違うのです。世界保健機関(WHO)の公式発表や各国などの発表を集計するなどの手法によって、違ってしまうようです。感染者数も同じです。
@「風評被害が最も重要」と観光庁長官
本保観光庁長官は昨日の記者会見で、修学旅行の延期や中止などの観光業被害にについて「風評被害(の対策)が最も重要」と語り、観光庁としても取り組みを進める方針を説明しました。
【コメント】インフルエンザA型(H1N1)についての用心が「風評被害」なのでしょうか。私的に考えても、インフルエンザA型(H1N1)に感染して、苦しい思いはしたくありませんし、この不景気の中で余計な医療費は応えます。仕事にも行けなくなるし、子供がいる人は預けるところもありません。学校の修学旅行にしても、感染拡大で休校を余儀なくされて勉強できなくなることや、いろいろな対策や連絡で教職員の仕事量が急増します。万が一、生徒の人命に関わることがあったら大変です。「あえて、『火中の栗を拾う』こともない」と、考えるのは当然ではないでしょうか。鳥インフルエンザのように、「調理された鶏肉や卵から感染することはない」と科学的に証明されているのに、売り上げが落ちる、と言う「風評」とは違うと思うのですが。
@日米合同訓練本土移転で嘉手納の騒音が増える
政府が昨日閣議決定した政府答弁書によりますと、「沖縄の負担を軽減するために」と実施されている、F15戦闘機の日米合同訓練を宮崎県の新田原基地に移転した2007年9月から2009年2月までの訓練期間中に、嘉手納基地の1日当たりの騒音発生回数が136回となった、とのことです。移転前の2006年度の発生回数は1日109回とのことですので、意図に反して、移転後の方が嘉手納基地周辺の騒音が激しくなっていることになります。
@静岡県と和歌山県で新たに感染確認
静岡市の7才の男児がインフルエンザA型(H1N1)に感染していることが確認されました。この男の子は22日にフィリピンから両親とともに中部空港に帰国しました。また、23日にハワイから関西空港に帰国した和歌山県の男性の感染が確認されました。これで、国内の感染者は10都道府県で361人となりました。
@韓国の確認女性が東京都内で1泊
韓国からの報道によりますと、韓国での23人目の感染確認者となった女性が、成田空港経由で韓国に帰国した際に、東京都内で1泊していたとのことです。この女性は23日の日本航空47便でニューヨークから成田空港に到着し、翌日午後、成田空港から仁川空港に向かいました。東京滞在中から発熱していたそうです。
@世界での死者が100人に
世界でのインフルエンザA型(H1N1)の確認者は日本時間午後1時現在で、シンガポールなどで新たな感染確認が出て56の国と地域で13745人となりました。死者は100人に達しました。
@成田空港で米国人親子が感染確認
昨日、ロサンゼルスからシンガポール航空11便で成田空港に到着した米国人親子がインフルエンザA型(H1N1)に感染していることが確認されました。親子は入院して治療を受けています。子供は21日に米国内の簡易検査でA型インフルエンザの陽性反応があった、とのことです。濃厚接触者は16人で、最寄りの保健所で健康調査を行います。
【コメント】しかし、米国は世界中にインフルエンザA型(H1N1)のウイルスをばらまいているようです。出国の時に何もしないのはウイルスを意図的に“輸出”しているのと同じになりますね。出国時の発熱チェックぐらいは出来ないものでしょうか。「季節性のインフルエンザと同じ」と言うことかもしれませんが、新型で、免疫がなく、強毒性に変異する可能性も否定できないのですから。
@福岡の米国人も感染確認・成田空港経由
22日に成田空港経由で福岡空港に到着し、福岡県内に滞在中の米国人旅行者が感染確認されました。九州では初めての確認となります。
@停留先ホテルが一般予約を受付・フライングか
今日の「夕刊フジ」によりますと、厚生労働省が6月末まで濃厚感染者の停留先として全館を借り受けた成田市内のホテルが6月1日からの一般客の予約受付を行っていたそうです。ただし、取材を受け、現在は「全館満室」となっているそうです。厚生労働省は国内感染の発生から、「停留の意味が薄れた」としてホテル側に契約短縮を打診していたそうですが、現在は6月末までの契約が生きているそうです。
@北海道が新千歳空港の深夜・早朝発着回数増を提案
北海道の高橋知事は騒音対策上現在は1日6回に制限されている新千歳空港の午後10時から翌朝7時までの発着枠の拡大を新千歳市や苫小牧市に提案しています。これは、2010年秋の羽田空港再拡張後の発着回数増に備えるためのようで、「一層利用しやすい空港として機能強化を図っていくことが重要。道政上の重要課題として最優先で取り組む」としています。拡大枠については「将来を見通した枠にする」としています。6月3日に6年ぶりの協議会を開くことになりましたが、第2ターミナル建設問題で苫小牧市の住民が滑走路延長に反発し、合意を破棄した経過があり、すんなりとはいかないようです。
【コメント】「将来を見通した枠にする」とのことですが、「成田空港の30万回」問題と同じように、一気に大幅な枠拡大を目指すのでしょうか。騒音問題は脇に追いやられるのでしょうか。
@日本航空と三井物産が貨物で提携
日本航空と三井物産は今日、貨物事業での提携を正式に発表しました。日本航空の航空貨物と三井物産の海運・金融サービスを組み合わせて、法人向けのサービスを提供する、とのことです。
@インフルエンザA型の影響が静岡空港に
開港する静岡空港にインフルエンザA型(H1N1)の影響が出始めました。台湾のマンダリン航空は6~7月に6便運航する予定だったチャーター便を「インフルエンザにより秋まで延期する」と連絡してきました。また、大韓航空では開港から3ヶ月間の予約で約400人のキャンセルが出ていることを明らかにしました。
@国内350人・世界13142人
インフルエンザA型(H1N1)の感染者は国内で午前11時現在、8都道府県の350人となりました。
世界では日本時間午前9時現在、チェコ・バーレーンで初確認が出て50の国と地域で13142人となり、死者は95人となりました。中南米で感染者が拡大しています。
@月の出来事を「前半」・「後半」の2部立てにします
ソフトの不具合で、1ページの文字数が多くなると、ソースコードが勝手に出てきてしまい、ページの編集が出来なくなるようですので、「月の出来事」を15日までの「○○月前半」と16日以降の「○○月後半」の2部立てにします。「後半」の最後に、「前半」へのリンクを張ります。
@森田千葉県知事が成田空港を視察
千葉県の森田知事は今日、知事になってから初めて成田空港を視察しました。視察後に記者団に「滑走路が2500mになれば、ジャンボ機も飛べる。地域の皆様にもご理解いただいて、空港の利便性を高めることが首都圏のため、国のためになる。」と語りました。
@成田空港で6人目の感染確認者・日本航空社員
昨日、成田空港にカナダ・バンクーバーから日本航空17便で帰国した40才代の男性がインフルエンザA型(H1N1)に感染していることが確認され、隔離入院となりました。成田空港で感染が確認されたのは6人目になります。この男性は日本航空社員で出張から帰国したものです。
@日本エアコミューター機が修理で2便欠航
日本エアコミューターは23日、DHC8-400型機の修理のために福岡=鹿児島線の2便を欠航としました。この修理は19日に発見された油圧システムの油量を感知するセンサーの不具合を修理したものです。このトラブルは「飛行への影響はない」と言うことで、23日まで延ばしたものです。
【コメント】素人で分からないのですが、油量が分からなくても、大丈夫なのでしょうか?
@国内で346人・世界で12502人
インフルエンザA型(H1N1)の感染者は国内で午後2時45分現在、346人となりました。
世界では、新たにアラブ首長国連邦で確認され(カナダからの到着者)、48の国と地域で、日本時間午前8時現在で12502人となっています。死者は91人です。米国での死者が11人となりました。
@エバー航空がインフルエンザ理由に関西=ロス線運休へ
台湾のエバー航空は「インフルエンザA型(H1N1)の影響で需要が低下している」として関西空港=ロサンゼルス線を来月15日から運休することを明らかにしました。
@エアセントラル機が中部空港に引き返す
昨日午後1時45分頃、中部空港発福岡行きの全日空1833便・DHC8-402型機が滋賀県上空を飛行中に、前部右の貨物室ドアの異常を示す警告灯が点灯しました。このため、同機は中部空港に引き返し、20分後に無事着陸しました。エアセントラルで点検したところ、ドアに異常はなく開閉を感知するセンサーの異常が原因でした。修理のため、この便と折り返し便が欠航となりました。
@ロシアが日本に「渡航自粛勧告」出す
ロシア消費者権利保護・福祉監督庁は23日、インフルエンザA型(H1N1)の感染者が増加しているとして、日本を米国・メキシコ・カナダ・スペインに次いで「渡航自粛勧告」の対象国リストに追加すると発表しました。
@国内338人、世界12431人へ
インフルエンザA型(H1N1)の国内の感染者は検疫での発見も含め今日午後12時40分現在で338人となっています。多くの学校では休校を解除しましたが、生徒・教職員の100人が感染した大阪府茨木市の私立関西大倉高校・中学では府からの要請を受けて、月末までの休校を決めています。
世界では新たにロシアで米国からの帰国者、また、クエートの米軍基地で複数の兵士の感染が確認され、46の国と地域に拡がりました。日本時間午前9時30分現在で12431人となり、死者は91人となっています。
@「今月の出来事」のページの不具合について
このところ、「今月の出来事」のページが月末近くなると、月初めの部分がおかしくなってしまいますが、これは使っているソフト「Adobe GoLive 6.0」(Mac版)のバグに原因があるようです。月の変わり目には、まとめて修正しますので、しばらくの間、我慢して下さい。なお、良い知恵がありましたら、教えて下さい。
@成田空港の機内検疫は質問票記入呼びかけに縮小
厚生労働省の成田空港検疫所は昨日、メキシコや米国などからの到着便に実施していた、サーモグラフィーなどを使った大がかりな機内検疫に換えて、少人数の検疫官が機内に乗り込み、質問票の記入を呼びかけるものに縮小することを明らかにしました。
@ユナイテッド航空機が燃料漏れを乗客に指摘され引き返す
CNNが22日に伝えたところによりますと、先月にシカゴから成田空港に向かっていたユナイテッド航空のB-747-400型機で燃料漏れがあり、引き返す出来事がありました。たまたま旅客として搭乗していた米軍嘉手納基地の給油係の兵士が左主翼から燃料が霧状に漏れているのを見つけ、乗務員に連絡しましたが、対応をしなかったために、再度呼び、撮影したビデオを見せて注意しました。その兵士は、「このままだと燃料の2割がなくなり、太平洋上を飛び続けることに不安を感じた。」とのことです。ユナイテッド航空側は「パイロットも気づいて対応を取っていた。」としています。専門家によりますと、「そのまま太平洋を飛び続けていたら、最悪の事態になった可能性もある。」と指摘しています。
@国内の感染確認者326人に・世界は12290人
インフルエンザA型(H1N1)の国内の感染者は326人になりました。感染拡大のペースは落ちてきている、との指摘もあります。休校などの対策が一定の効果を上げている可能性もありますね。
世界の感染確認者は日本時間今日正午現在で45の国と地域で12290人、死者は91人となっています。新しく感染者が出た国か地域があるようですが、どこだか分かりませんでした。
@BAとエールフランスKLMが赤字に
先頃発表されたブリティシュ・エアウエイズとエールフランスKLMの2009年3月期決算によりますと、ブリティシュ・エアウエイズは最終損益が2億7800万ポンド(約328億円)の赤字となりました。これは、同社が民営化された1987年以降で最大の赤字になります。
また、エールフランスKLMは同じく8億1400万ユーロ(約1070億円)の赤字になりました。貨物の減少と、利益率の高いビジネスクラスの不振が響いている、とのことです。
@「解説と資料」のページに「平行滑走路2500m化工事視察」を載せました。
@成田空港会社が「10月前倒し」について説明
成田国際空港株式会社が平行滑走路2500m化について国土交通省に報告した内容をホームページに載せています。上空からの写真もありますので、上記の「工事視察」と合わせて見て下さい。
@成田空港到着者から感染確認2人
成田空港に到着した人から2人のインフルエンザA型(H1N1)感染確認者が出ました。1人は東京都目黒区の30代女性で、19日にサンフランシスコからノースウエスト航空29便で成田空港に着きましたが、昨日、インフルエンザA型(H1N1)感染が確認されました。
また、昨日、シカゴ発のユナイティド航空881便で成田空港に着いた20代の韓国人男性が空港での検査で感染が確認され、隔離入院させられました。この便で近くに座っていた乗客11人が「濃厚接触者」として宿泊施設に停留されましたが、今日の政府の対策緩和で、午前中で停留解除となりました。
@機内検疫を中止へ・政府が対策緩和
政府は今日のインフルエンザA型(H1N1)対策会議で全国一律の対応から感染の度合いに応じた対策にする事を決定しました。これにより、成田空港などで行っていた感染国からの到着便に対する機内検疫を原則中止することになりました。
@国内の感染確認者が7都道府県の302人に
インフルエンザA型(H1N1)の国内での感染確認者は今日午後1時現在、7都道府県で302人となりました。なお、インフルエンザの死者についての統計が出ていました。
@世界の感染者は11297人・フィリピンで初確認
インフルエンザA型(H1N1)の世界での感染者は日本時間の午前9時30分現在、44の国と地域で11297人となり、死者は89人となりました。
@外国航空会社の燃油サーチャージャー廃止申請が22社に
国土交通省によりますと、昨日現在で、7月からの燃油サーチャージャーを申請した外国航空会社23社のうち、22社が廃止を申請している、とのことです。
@「騒音下地域に丁寧な説明を」小泉成田市長
成田国際空港株式会社が10月22日供用開始を明らかにしたことに対して、成田市の小泉市長は昨日、コメントを出し「航空機の離発着時の安全性がより確保されるとのことで一定の理解をする。空港会社に対して、騒音の影響を受ける地域への丁寧な説明を要請している。」との見解を明らかにしました。
@「冬スケジュール開始に間に合わせるため」と森中社長
成田国際空港株式会社の森中社長は昨日の国土交通省への報告後に記者会見を行い、10月22日について「10月26日の冬季スケジュール開始に間に合わせるために、周知期間などを考えるとこの日になった。」と述べ、経営への影響については「直ちに好影響があるわけではなく、整備費などの負担が大きい。」と述べました。
@全日空が成田=関西線を7月から廃止へ・搭乗率1割
全日空は7月から成田空港=関西空港線を廃止することを明らかにしました。搭乗率が10%程度と低迷し、改善の見込みがない、としています。なお、同路線を運航している日本航空とノースウエスト航空は今のところ継続するとのことです。
@八王子市と川崎市で感染を確認・米国帰りの高校生
東京都と川崎市は昨日、19日にコンチネンタル航空9便でニューヨークから成田空港に帰国した八王子市内の高校の女生徒2人がインフルエンザA型(H1N1)に感染していることが確認された、と発表しました。2人はアメリカで同じ部屋で宿泊していた、とのことです。2人とも帰国後は登校していませんが、同校は27日まで、休校することになりました。
厚生労働省は同便で帰国した乗客・乗員の「濃厚接触者」は25人で、この内、17人が入国したことを明らかにしました。米国籍の4人の所在が確認できていない、とのことです。
これで、インフルエンザA型(H1N1)の国内感染者は5都府県で281人となりました。
@全日空が「感染列島」の機内上映を今月末で中止
全日空は国際線の機内で上映している映画「感染列島」の上映を今月末でやめることを明らかにしました。「あまりにリアルすぎて、怖い。」との感想があるそうです。なお、この映画は日本航空でも上映していますが、同社は元々、5月一杯までの予定、とのです。
@日本航空予約センターに千回以上の嫌がらせ電話かけた男を逮捕
大阪府警は19日、日本航空の予約センターに約1200回の嫌がらせ電話をかけた業務威力妨害の疑いで岡山県に住む51才の男を逮捕しました。この男は「対応に困っているのが、楽しかった。」と供述しているそうです。
@11050人が感染・死者87人に
世界のインフルエンザA型(H1N1)感染者は日本時間の今日午後1時15分現在で11050人となり死者は87人となりました。
@「10月22日の共用開始を目指す」森中社長が国交省に
成田国際空港株式会社の森中社長は今日、国土交通省を訪れて、2500m平行滑走路の共用開始を「10月22日を目指したい」と報告しました。
@10年3月から成田=マカオ線を週3便で合意
18日に行われた日本とマカオの航空当局者の意見交換で、2010年3月から、マカオの航空会社が成田=マカオ線を週3便で運航することで合意しました。
@7月の協議で成田空港の米側シェアを協議へ
13日から15日にかけて行われた日米航空当局者協議で(1)羽田空港深夜早朝便、(2)成田空港での米航空会社のシェアの是正、(3)航空自由化、について話し合いが行われました。アメリカ側からは羽田空港の昼時間帯での運航を認めるように要求がありましたが、日本側はこれを断りました。成田空港では米国航空会社の成田=米国間の旅客が2007年ベースで約17%であるにもかかわらず、便数シェアは約28%に達しています。7月に次の協議を行うことになりました。
@国土交通省がスカイネットアジアに厳重注意
国土交通省は昨日、航空法で決められている航空機に搭載されている航空日誌への署名が行われていなかったことについて、スカイネットアジア航空に対し厳重注意しました。3月15日に熊本空港で行われた点検の結果について整備士が署名せず、機長もこれを確認していなかった、とのことです。さらに、これに気づいた後も運航を続けていた、とのことです。29日までに防止策の提出を求めています。
@滋賀県でも感染確認・238名に
今日、滋賀県でもインフルエンザA型(H1N1)への感染確認者が出ました。これで、感染者は3府県・238人になりました。大阪府と兵庫県は学校の休校を22日で解除します。
@世界の感染者が1万人を超える・台湾でも初確認
世界でのインフルエンザA型(H1N1)の感染確認者は日本時間午前11時現在で、10353人となり、1万人を超えました。1000人を突破してから2週間あまりで1万人を突破したことになります。新たに台湾で、香港を経由したアメリカからの外国人が感染していることが分かり、これで、43の国と地域になりました。死者は83人となっています。
@今日の午後、平行滑走路工事を視察しますので、早めの更新になります。
@感染者163人に・今朝の段階で
日本でのインフルエンザA型(H1N1)感染確認者は今朝現在で163人となりました。学校の休校は大阪府と兵庫県で4043校に達しています。
@GWの海外旅行取りやめの30%がインフルエンザA型理由
フォートラベルがこのほど実施した「2009年GW(ゴールデンウィーク)旅行動向調査」によりますと、海外旅行を取りやめた人は15.8%で、理由の30%が「新型インフルエンザの影響」と答えているそうです。この調査はフォートラベル会員に対して行われたもので、有効回答数は3246件でした。
@05年の日航機前輪脱落事故は副操縦士の急激な操作原因
運輸安全委員会は昨日までに、2005年6月15日に羽田空港に着陸した日本航空機の前輪が2つとも脱落して(2005年6月15日の出来事を参照)、18人が軽傷を負った事故についての報告書をまとめました。それによりますと、当時操縦していた副操縦士が強い横風の中、まず、主脚を強めに接地させ、続いて前輪を接地する際に、操作が急激になって、前輪に通常の3倍の力がかかり、タイヤがパンクして脱落につながった、としています。
@ギリシャで初の確認・42の国と地域で9381人
世界でのインフルエンザA型(H1N1)感染確認者は9381人となりました。ギリシャで新たに感染が確認され、42の国と地域になりました。死者は78人となっています。
@国内での感染者が130人に・大阪、兵庫で1週間休校
国内のインフルエンザA型(H1N1)感染者は成田空港での水際確認を含めて、今日午前中で合計130人に達しました。三菱東京UFJ銀行の行員やJR西日本系のコンビニ店員も感染が確認されました。これを受けて、大阪府と兵庫県は急遽、公立小中高等学校を今日から当面1週間の休校としました。
@静岡空港西側の立木伐採が終わる
静岡空港の西側で航空法に抵触する立木の伐採が昨日で全て終わりました。昨日は雨の中、立木所有者と支援者が伐採を行いました。県は今日、測量を行い、航空法に抵触しないことを確認します。これを受けて、石川知事は明日にも辞職届を提出するものと見られます。
@世界保健機関が日本の感染拡大に注目・感染確認者日本が4位に
世界保健機関(WHO)は警戒レベルの引き上げを含めて、日本での感染に注目しています。世界保健機関(WHO)の進藤奈邦子医務官は17日夕(日本時間18日未明)、「比較的軽症だが、基礎疾患を持つ人や若年者で重症者が目立つ。特に発症してから4~5日目に重症化するケースが多く、速やかに適切な治療を受ける必要がある。」と語りました。
@検体提供では合意できず・「新型インフルエンザに関する政府間会合」
世界保健機関(WHO)の「新型インフルエンザに関する政府間会合」は16日夜(日本時間17日未明)、加盟国が自国のワクチンメーカーに生産量の一部を途上国に無償もしくは割引価格で供給するよう強く要請することで合意し、閉幕しました。資金不足でワクチンを購入できない途上国を支援し、世界的な感染拡大を防ぐのが狙いですが、検体の提供問題は最終合意に至らず、18日に始まる年次総会で協議を続ける事になりました。
【コメント】この問題は強毒性の鳥インフルエンザの検体をインドネシアが提供せずに、ワクチンの製造に入れないでいることです。インドネシア側の主張は「ワクチンが出来たとしても、今のままでは、開発途上国はワクチンを買うことが出来ず、最も必要とするところで使えない。」というものです。確かに気持ちは分かりますね。早く合意して、ワクチンの製造に入ってもらいたいものです。
@日本の感染者は世界で4番目
日本の感染者が急拡大しましたが、アメリカ・メキシコ・カナダに続いて一気に4番目になりました。チリで新たに確認され、41の国と地域で、8840人、死者が76人となりました。ニューヨーク市で重体だった中学校の教頭も死亡しました。
@芝山町菱田地区の移転跡地に咲く花・豊かな自然
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昨日、芝山町菱田地区に行きました。ここは平行滑走路飛行コース直下になり、ほとんどの農家は移転しています。その移転農家の跡地に成田国際空港株式会社が蒔いた草花が咲き乱れていました。遠くに見える飛行機はA滑走路を離陸したものです。
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菱田地区は自然に恵まれた地域です。飛行機の音がしていないときは、鶯や雉の声が聞こえています。日本最大のサギである「アオサギ」も来ていました。
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@政府が警戒水準を「海外発生期」から「国内発生早期」に引き上げ
政府は昨日、2次感染確認を受けて、警戒水準を「海外発生期(第1段階)」から「国内発生早期(第2段階)」に引き上げました。これにより、患者が発生した地域で学校、保育施設の臨時休校・休園を要請し、発生地域の感染拡大防止策として(1)学校・事業者に時差通学・通勤の検討を要請、(2)集会やスポーツ大会の主催者に感染機会を減らす工夫を検討するよう要請する事になります。
@成田空港で感染確認の2人が退院・1人はまだ陽性
成田空港で感染が確認され、入院している3人の内、高校生と教諭は今日退院出来ました。しかし、残った高校生1人は検査でウイルスが残っているとの判定で、退院する事は出来ませんでした。
@スカイネットアジア機が修理で6便欠航
スカイネットアジア航空は昨夜の宮崎発羽田行きの62便が到着後点検で、尾翼下胴体に長さ1cmの傷が見つかり、修理することになり、今日の6便が欠航となった、と発表しました。
@「アメリカ全土の感染者は10万人」と米疾病対策センター医師
米疾病対策センターの医師は15日の記者会見で、米国内の感染実態について「推計するとすれば、おそらく10万人以上にのぼっている」との見解を明らかにしました。
@40の国と地域、8708人
世界のインフルエンザA型(H1N1)感染確認は新たにインドとトルコで初確認され40の国と地域になり、感染確認は8708人、死者は75人となりました。
@「今期は17億円の黒字見込むが、まだ読めない」森中社長
成田国際空港株式会社の森中社長は昨日の決算発表の記者会見で今期について「リテール事業の減収など全体的に厳しいものと予想され、純利益でも17億円を予測するが、新型ウイルスが長引けばさらにこれを下回ることも予想され、まだ読めない部分もある。」と述べました。
@神戸市で初めての2次感染を確認・17才高校生
厚生労働省は今日午前、神戸市の17才の男子高校生がインフルエンザA型(H1N1)に感染していることが確認された、と発表しました。この他に、同じ高校の16才の男子高校生と16才の女子高校生の感染が濃厚となっており、遺伝子検査を行っています。この3人に海外渡航歴はなく、国内初の2次感染と見られています。この高校では3人の他に、17人の生徒が体調を崩している、とのことで、神戸市で健康状態を確認しています。この事態を受けて神戸市は兵庫県第1学区の幼稚園・小中学校・高校・特別支援学校を今日から22日までの当面7日間、休校とする措置をとりました。
@初めての感染者の高校生1人が今日午後に退院へ
成田空港での検疫でインフルエンザA型(H1N1)の感染が確認された大阪府の高校生3人と教諭1人のうち、1日遅れで感染が確認された高校生が今日午後に退院することになりました。この高校生は昨日と今日の検査で陰性となったもので、他への感染の危険性はない、と言うことです。また、濃厚接触者で昨日の停留解除が見送られていた高校生は、今日午前に解除されました。
@大分県国東市が独自の騒音対策事業
大分県国東市は今年度から10年計画で、大分空港周辺の第1種区域の世帯に対して、空調機器の設置に対する市独自の補助を行う「航空機騒音対策事業」を行うことになりました。対象となるのは3月31日現在で、第1種区域内にある住宅で、1世帯当たり4台の空調機器で、1台当たり最大6万円を補助する、とのことです。今年度は約25世帯で実施する予定です。
@コルガンエア機の車輪が脱落・けが人はなし
アメリカのニューヨーク州西部のバファロー空港で12日、着陸したコルガンエア・DHC8-400型機の左翼車輪の1個がはずれて転がる事故がありました。同機は自力走行が出来なくなりましたが、乗客・乗員に怪我はありませんでした。5週間前に交換した車輪の車軸受け部に問題があった、と言う見方もあります。コルガンエアは2月12日にバファロー空港付近の墜落事故で50人が死亡したばかりです。
@感染が38の国と地域に・8385人に
世界のインフルエンザA型(H1N1)の感染は日本時間午前6時現在で、マレーシアで初確認され、38の国と地域に拡大し、感染確認は8385人となりました。死者は73人となっています。