2009年8月前半の出来事
*8月15日
@今日から帰国ラッシュ・今日は約43000人が帰国予定
成田空港では今日からお盆休みを海外で過ごした人の帰国ラッシュが始まりました。今日だけで、約43000人が帰国しますが、昨年のピーク時に比べると約8000人少なくなっています。帰国ラッシュは17日まで続きます。
@副操縦士の体調不良でユナイテッド航空機が緊急着陸
昨日午後2時30分頃、太平洋上を飛行中のサンフランシスコ発成田行きのユナイテッド航空853便・B777-200型機から「副操縦士の体調が悪いので、緊急着陸を要請する」と連絡がありました。同機は約1時間20分後に無事に緊急着陸しました。交代要員の副操縦士が交代して操縦しました。体調不良の副操縦士は頭痛と吐き気を訴えていた、とのことです。
@成田空港の機内検疫で発見したのは10人のみ
厚生労働省が発表した報告書によりますと、4月〜6月にかけて成田空港で行われた機内検疫は約20万人になりましたが、その中で、インフルエンザA型(H1N1)の感染が確認されたのは10人すぎなかった、とのことです。水際対策の難しさが証明されたことになります。この間に国内で感染が確認された人は約500人になっています。
@前回外された業者が落札・成田清掃工場入札
昨日、成田市と富里市が進めている新清掃工場の入札が行われましたが、前回、直前の不可解な応札条件変更で入札の資格がなくなった業者が落札しました。これを受けて成田市は9月定例市議会に契約事案を提案する、としています。(2009年4月6日の出来事を参照)
@国内で初めての死者・沖縄県の57才男性
今日未明、沖縄県の57才の男性が死亡しましたが、インフルエンザA型(H1N1)に感染していたことが分かりました。この男性は9日にインフルエンザのような症状を訴え、12日に入院して治療を受けていました。この男性は慢性腎不全という基礎疾患を持っていました。厚生労働省は「基礎疾患を持っている人は悪化しやすいので、早めに治療を受けて欲しい」としています。
@全日空機が空気漏れ警告で引き返す
昨日午後8時30分頃、大阪発羽田行きの全日空40便・B777-300型機が離陸直後に、右エンジンのダクトから空気が漏れているとの警告灯が点灯しました。このため、同機は大阪空港に引き返し、無事着陸しました。同便は点検のために欠航となりました。
@国土交通省が日航再建監視の懇談会設置
国土交通省は日本航空の再建を確実にするための「有識者懇談会」を設置する事になりました。第1回懇談会は20日に開催し、9月にかけて週1回のペースで開催する、としています。この懇談会には日本航空の幹部も出席して再建計画を説明する、とのことです。同省では「経営改善計画に対する国の考え方を示す場になる」としています。
@韓国でインフルエンザA型による初めての死者
韓国の保健福祉家族省は15日、タイから帰国した55才の韓国人男性がインフルエンザA型(H1N1)に感染し、急性肺炎から敗血症を併発し死亡した、と発表しました。韓国でのインフルエンザA型(H1N1)による死者は初めてになります。この男性は普段は健康だったそうで、特別な基礎疾患はなかった、とのことです。
@東京税関が成田空港上半期の貿易概況を発表
旧聞になってしまいましたが、東京税関は先月27日に成田空港の今年上半期(1〜6月)の貿易概況を発表しましたが、それによりますと貿易額は輸出が前年同期比で40.9%減、輸入額が同32.1%減と過去最大の下げ幅になりました。この結果、輸出入差引額は4380億円の輸入超過となっています。また、取扱量は同26.4%減と、11年ぶりに80万トンを割り込みました。
@大阪で29才男性が人工呼吸器を装着・現在は治癒
大阪府は昨日、「牧方市の社会福祉施設に入居している29才の男性がインフルエンザA型(H1N1)に感染し、呼吸が不安定だったことから人工呼吸器を装着して治療し、現在は治癒している」と発表しました。
@エア・アジアの4〜6月期決算で最終利益が15倍に
東南アジア最大の格安航空会社「エア・アジア」が発表した4~6月期決算によりますと、最終利益が1億3917万リンギ(約37億6000万円)となり、前年同期の約15倍になりました。売上高は前年同期比8%増となり、料金は競争激化で約2割下がりましたが、乗客は同24%増となりました。コスト削減も寄与している、とのことです。
@成田空港南部地域で航空事故に備えて連絡会議
昨日、成田空港南部の山武署は地元行政や消防と連携体制などを協議する「航空機事故等を想定した関係機関連絡会議」を同署で開きました。航空機事故や自然災害時に関係機関が迅速に対応することが目的です。会議には同署や芝山町・横芝光町・山武市の関係者や広域行政組合の消防本部などから約25人が参加しました。
@日本エアコミューター機の操縦室ドアが閉まらず欠航
昨日午後5時頃、大阪発松山行きの日本エアコミューター2315便・DHC8-400型機の出発前点検で、操縦室のドアが閉まらないことが分かりました。このトラブルで同便と折り返し便が欠航となりました。
@首都圏の9才男児が全国2人目の重症に
福島県は今日、首都圏から福島県に家族とともに帰省中の9才男児がインフルエンザA型(H1N1)に伴う肺炎を併発し、集中治療室で人工呼吸器を付けて治療を受けていることを明らかにしました。福島県に帰省する前に感染していた可能性が強い、とのことです。インフルエンザA型(H1N1)による重症患者は全国で2例目になります。
@日本貨物航空が10月から航空貨物料金値上げの意向
日本貨物航空は10月に国際航空貨物の料金を、燃油サーチャージャーを除いた本体価格で約50%値上げする意向を顧客に伝えました。景気低迷による単価の下落で悪化した業績に歯止めをかけたい、としています。本体価格の値上げは約1年ぶりになります。
@「機内に3時間缶詰にされたら降機の権利」法制化を要求
米国の「乗客の権利擁護」団体は「乗客が地上で機内に3時間以上缶詰にされたときは降機する権利を法制化すべき」と要求しています。8日にはコンチネンタル航空などが運航する便が目的地空港の悪天候のために、別の空港に着陸し、機内で6時間も缶詰になる出来事がありました。子供は泣き叫び、機内にトイレの悪臭がただようなど悲惨な状態だったようです。米国では昨年10月から今年6月までに、地上で3時間以上缶詰になったケースが855件あった、とのことです。
@日本貨物航空が本社を新格納庫近くに移転へ
日本貨物航空は成田空港での貨物施設の集約の一環として、24日に本社を成田空港に新設した格納庫の付属事務棟に移転します。現在、成田空港内に散らばっている貨物施設も来年春までに南部貨物地区に集約します。これにより、年間約数億円の経費削減ができるそうです。なお、この移転には約50億円が投資されます。
@パプアニューギニアで小型機が墜落・日本人1人も搭乗
11日午前、パプアニューギニアの首都・ポートモレスビーを離陸し、約65Km 離れたココダに行く予定の、地元航空会社・エアラインズPNGの小型チャーター機が到着時間を過ぎてもココダの空港に到着しませんでした。同機は12日に、ココダ付近の標高約1700mのジャングルに墜落しているのが発見されました。現地からの連絡によると、生存者はいないとのことです。同機にはオーストラリア人9人と日本人1人が乗客として乗っており、乗員3人の計13人が全員死亡したと見られます。日本人は岩手県の男性とのことです。当時は天候が悪かった、とのことです。ココダは太平洋戦争当時、日本とオーストラリアが激しく闘い、オーストラリア軍が勝利したところで、オーストラリア人が忠霊で良く訪れるそうです。
@茨城県の4才男児が初めての重症に
厚生労働省の発表によりますと、茨城県の4才男児がインフルエンザA型(H1N1)による急性脳症で集中治療室で人工呼吸器を付けて治療を受けている、とのことです。日本では初めてのインフルエンザA型(H1N1)による重症患者になります。この男児は現在も意識障害があるそうです。なお、人工呼吸器の装着は大阪府の6才男児に次いで2例目になります。大阪府の男児は重症には至りませんでした。
@「日航支援と年金減額はセット」金子大臣
金子国土交通大臣は今日の記者会見で日本航空について「『日本航空への支援と年金減額はセット』の認識は変わらない。社長と経営陣が責任を持って収めて欲しい。収めてもらわないと抜本的な再建計画はできない。」と述べました。
@全日空機が羽田空港で尻餅
昨日午後8時23分に羽田空港に着陸した鳥取発羽田行きの全日空298便・B737-800型機の到着後点検で機体後部に傷がついているのが見つかりました。このため、B滑走路を点検したところ、2か所に接触跡が見つかりました。着陸時に尻餅をついたものと見られています。この機体を使う予定だった、今日の2便が欠航となりました。当時、羽田空港では風速5〜6mの風が吹いていましたが、台風9号の影響で時折、強い風が吹いた、とのことです。運輸安全委員会は調査官を派遣しました。
@大阪空港で滑走路のアスファルトが剥離
昨日午後1時40分頃、大阪空港で出発機のパイロットから「滑走路に水溜まりがある」と連絡が入りました。このため点検したところ、B滑走路で長さ40cm・幅25cm・深さ4cmのアスファルトの剥離が見つかりました。この補修作業のために滑走路が約30分間閉鎖となりました。この影響で、離着陸予定便の10便に遅れが出ました。
@静岡空港は平常運用・今朝の地震の影響
今日早朝に東海地方をおそった地震による静岡空港の被害は管制塔の天井の一部がゆがみ、照明器具の一部が壊れましたが、管制業務に支障はなく、滑走路にも異常が見られなかったため通常通りの運用となりました。
@川勝知事が日本航空社長に会談申し入れ中・搭乗率保証で
静岡県の川勝知事は昨日の記者会見で、日本航空の静岡=福岡線の搭乗率保証問題で日本航空の西松社長に会談を申し入れていることを明らかにしました。日本航空側は「当時の交渉経過をよく知っている担当者から聞いて欲しい。その後に会談に応じたい。」としているそうですが、知事は「担当者間で煮詰めている。決定権を持った人と話し合わなければ意味がない。」と語りました。
【コメント】「搭乗率保証」という変則的なものは好ましくないのでしょうが、静岡県がこのような条件を持ち出しても新空港の路線を確保したかったのでしょうね。知事が変わっても、交渉経緯が変わるものではないように思います。日本航空としても不採算路線を維持するような余裕はないのでしょうね。
@ベトナム航空が福岡=ハノイ線を新設へ
ベトナム航空は昨日、10月10日から福岡=ハノイ線を週2往復で新設することを明らかにしました。また、現在運航している福岡=ホーチミン線は週3往復から2往復に減らす、とのことです。これにより、現在、ホーチミン乗り継ぎで10時間かかっている福岡とハノイ間が約3時間半に短縮される、とのことです。
@エバー航空が宮崎=台北線を運休へ
台湾のエバー航空は現在週2往復で運航している宮崎=台北線を10月1日から運休する、と宮崎県に連絡してきました。この路線の平均搭乗率は56.3%で、特に、5〜6月は40%台でした。
@「日本では大流行の第1波はまだ」押谷仁氏
今日の「医学書院」に載った、WHOでパンデミック対策に取り組んできた押谷仁氏(東北大)へのインタビューによりますと、インフルエンザA型(H1N1)のパンデミック・大流行は日本ではまだ始まっていないとのことです。「大阪・神戸の集団感染はその第一波になるかと心配したが、徹底的な接触者の調査や学校閉鎖で押さえ込んだ」としています。また、季節型と今回のインフルエンザの違いは「季節型の死者がリスクファクターを持った高齢者がインフルエンザ感染を引き金として細菌性肺炎や心筋梗塞などを起こして死に至っているのに対し、インフルエンザA型(H1N1)は若年層がウイルス性肺炎による呼吸不全で死に至る場合が多く、全く違う」としています。また、「ニューヨークの統計ではリスクファクターとして喘息を持っている人が多く、免疫がないために治療が難しくなっている」と述べています。「日本では自治体や保健所が徹底的な接触者の調査や学校閉鎖などを行うことによって、感染拡大を防いでいるが、やがて、大流行が起こり重症者も増えるだろう。その時に、人工呼吸器などが足りなくなる可能性があり、準備をする必要があるのではないか」としています。そして、「日本では『季節性と同じ』と軽視する傾向があるが、全く違う。」と警鐘を鳴らしています。
【コメント】長いインタビューですので、私の要約に間違いがあるかもしれませんので、原文を読んで下さい。
@アフガン・カーム航空機がキルギス領空通過化拒否で戻る
9日、アフガニスタンのカブールから中国の新疆ウイグル自治区のウルムチに向かっていたアフガニスタンのカーム航空機が書類上の不備からキルギス領空通過を拒否され、アフガニスタンのカンダハルに戻るトラブルがありました。当初、中国新華社通信は「ハイジャックされた」と報じ、その後、「機械のトラブルから」などと二転三転しました。
@「成田空港を離陸する飛行機の影」
先月16日に航空科学博物館に行ったときに、5階の展望室から見ていると、南に向かってA滑走路を離陸する飛行機の影が走っているのが見えました。デジカメの動画機能を使って撮ってみました。騒音は展望室の中ですので、小さくなっています。
@全日空機がエンジン異音で引き返し緊急着陸
今日午前10時45分頃、福岡発対馬行きの全日空4933便・B737-500型機が対馬空港に着陸しようとして、悪天候のために着陸できず、ゴーアラウンドをしたところ、左エンジンから異音がありました。このため、同機はこのエンジンを停めて、右エンジン1基で引き返し、11時13分に福岡空港に緊急着陸しました。乗客・乗員は無事でした。全日空が原因を調べていますが、乗客の中に「エンジン付近から火花のようなものが見えた。」という証言もあります。
@今日からお盆休みの出国ピークに・47300人が出国の予定
成田空港では今日からお盆休みを海外で過ごす人たちの出国ピークが始まりました。今日1日で47300人が成田空港から出国する予定です。これでも、昨年に比べますと少なくなっています。
@6日に「ユニセフ外国コイン募金」の回収
今日の毎日新聞によりますと、6日に成田空港第2ターミナルの入国審査場で海外旅行で余った外国通貨を集めて開発途上国の支援に役立てる「ユニセフ外国コイン募金」の回収が行われました。この「ユニセフ外国コイン募金」は日本航空、日本通運、三井住友銀行、JTB、毎日新聞社などでつくる実行委員会が92年から始めたもので、全国の主要7空港で行われています。2008年度は4502万9479円が集まりました。これまでの累計では6億6416万7687円になるそうです。
@日本郵便が「ANA&JPエクスプレス」から撤退へ
日本郵便は航空貨物分野での全日空との提携を解消する方針を決めました。2006年2月に全日空などと設立した「ANA&JPエクスプレス」の持ち株33.3%を全部全日空に譲渡する交渉にはいる、とのことです。景気の低迷などで貨物量が伸び悩み業績が低迷している、としています。しかし、これにより、日本郵便の海外進出計画が停滞することになります。
*8月7日
@日本航空四半期最大の赤字に・成田路線も減便と機材小型化
日本航空が今日発表した4〜6月期決算によりますと、最終損益が990億円の赤字となりました。この赤字は2003年に四半期決算の公表を始めてから最悪のものとなります。日本航空では収支改善のために10月25日からの冬季スケジュールで国際線と国内線の大幅な路線休止と減便の計画と機材の小型化を明らかにしました。不採算路線を縮小し、機材の小型化で収益性を高める、としています。
成田空港関係では路線の休止はありませんが、成田=広州線を週14便から7便へ(以下、全て週当たりになります)、成田=仁川線を28便から21便へ、成田=デリー線を7便から3便へ減便します。また、機材の小型化は成田=シカゴ・ロサンゼルス線がそれぞれB747-400型機からB777-300ER型機に、成田=デリー・シンガポール・バンコク線がそれぞれB747-400型機からB777-200ER型機に、成田=マニラ・デンパサール・台北線がそれぞれB747-400型機からB767-300ER型機に、成田=仁川線がB747-400型機からB767-300型機に、成田=釜山線がB767-300型機からB737-800型機に変更されます。また、成田空港で国際線へ乗り継ぐための利便性を高めるために国内線の成田=中部線を週14便から21便に、成田=福岡線を週14便から21便に増便します。
@成田空港で「JALエコジェット」のセレモニー
成田空港で昨日、日本航空の「JALエコジェット」の国際線導入記念セレモニーが行われました。この「JALエコジェット」は機内食用食器や時刻表や毛布などを軽量化し、燃料消費を削減することで、二酸化炭素の排出量を減らすジェット旅客機です。昨日はガラス容器のワインをやめて、ペットボトルに入ったワインが披露されました。なお、「JALエコジェット」は尾翼マークが赤ではなく緑になっており、機体には緑の紙飛行機のロゴと「空のエコ」という文字をあしらっています。
*8月6日
@全日空とUSエアウエイズが太平洋線で共同運航
全日空とUSエアウエイズは9月16日から太平洋路線で共同運航を始めることになりました。現在も全日空便にUSエアウエイズの便名を付けて共同運航していますが、それぞれの国内線のダイヤを変更して共同運航とし、乗り継ぎの利便性を改善する、とのことです。
@国内旅行社とIATAが保証金で合意
国内旅行会社約290社と国際航空運送協会(IATA)は昨日、航空券の代理販売に際しての保証金問題で合意しました。この保証金は旅行会社が倒産した場合に、航空会社が未払金を確保するためのものです。旅行会社は規模により500万円と1000万円の保証金を積み立てることになります。
@本田ジェットの引き渡しが1年遅れに
ホンダの伊東社長は日経ビジネスの取材に対して「ホンダジェットの引き渡しが1年遅れる。」と語りました。主要部品の開発が遅れていることが理由とのことです。ホンダジェットは2010年中の引き渡しを予定していましたが、2011年10〜12月期になる予定とのことです。しかし、今のところキャンセルはほとんどないそうです。
@パリ・オルリ空港でA320型機のエンジンが出火
5日午前10時30分頃、パリのオルリ空港を離陸しようとしていたスペインの格安航空会社・ブエリング航空のA320型機の右エンジンが出火しました。このため、乗客・乗員は緊急脱出を行い、この際に8人が軽傷を負いました。原因につては今のところ報道されていません。
@B-787型機・今年の受注が13機、キャンセル73機
日経ビジネスによりますと、5度目の遅延が発表されているボーイング社のB-787型機の今年の受注は7月21日現在で13機となっており、キャンセルは73機となっているそうです。ボーイング社は初飛行の時期について「9月中には明らかにする」としています。
@ルフトが「雨の日補償サービス」を発表
ルフトハンザ航空は5日、欧州の国際線36路線を対象とする「雨の日補償サービス」を発表しました。これは「旅先で雨の日に見舞われたら最大200ユーロを返金する」と言うものです。ただし、請求が認められるのは1平方メートル当たり、5mm以上の降雨があった場合、となっています。
【コメント】おもしろいサービスですね。ヨーロッパの夏休みでは日光浴を楽しむために出かける人が多いためのサービスなのでしょうね。でも、「1平方メートル当たり、5mm」が日本の雨量と同じかどうかは分かりません。
@【訂正】「アントノフ72型機」ではなく「ATR72型機」でした
昨日のタイ・サムイ島での事故機を間違えました。「アントノフ72型機」と書きましたが、「ATR72型機」でした。すみません。
*8月5日
@ユナイテッドが成田線を11月1日から増減便
ユナイテッド航空はこのほど、11月1日から2010年1月4日まで成田=サンフランシスコ線を現在の週14便から週7便に減便します。また、同時期に成田=北京線を新設し、週7便で運航することを明らかにしました。
@日本航空が下半期に旅客輸送の約10%削減を計画
日本航空は今年度下半期に旅客事業規模を約10%縮小する方針を検討している、とのことです。国際線は路線の廃止と減便を行い、国内線は機材の小型化を行う方針です。これに伴い、社員も削減する方針です。定期退職や自然減に加えて、一時帰休や早期退職制度も実施することにしています。
@タイ南部のサムイ島で着陸失敗・1人死亡
4日午後2時30分頃、タイ南部のリゾート地・サムイ島の空港でクラビ発のバンコク・エアウイズ266便・ATR72型機が着陸に失敗し、旧管制塔に衝突して前部が大破しました。この事故で乗客・乗員72人の内、機長が死亡し、40人以上(情報が錯綜しています)が負傷したとのことです。負傷者の内、少なくても5人以上が重傷とのことです。事故当時、空港は豪雨だったとのことで、着陸後スリップして滑走路をはずれた、とのことです。幸い、火災の発生はありませんでした。
@「パンデミック終了まで20億人が感染」WHO
世界保健機関(WHO)は4日、「パンデミックが終わるまでに世界の人口の15〜45%がインフルエンザA型(H1N1)に感染する、との予測に変化はない。30%が感染すると約20億人になる。」と述べました。また、世界の感染状況は感染確認が168の国と地域となり、死者は1154人となったそうです。
@08年2月のハワイ島空港通過トラブルは居眠り・連続勤務が引き金
米国家運輸安全委員会は3日、2008年2月13日にハワイ島・ヒロ空港を目指した、格安航空会社・go!航空機がヒロ空港を約50Km も行き過ぎて引き返したトラブル(2008年2月21日の出来事を参照)は機長と副操縦士の居眠りが原因だった、とする報告書を発表しました。この機長と副操縦士は当日まで、3日間連続で午前5時40分からの勤務に就かされており、睡眠不足になっていた、としています。また、機長は睡眠時無呼吸症候群と診断され、これらが居眠りの引き金になった、としています。
*8月4日
@フジドリームエアラインズが苦戦
静岡県が発表した静岡空港の7月分搭乗率によりますと、先月23日から運航を開始したフジドリームエアラインズが苦戦しているようです。静岡=鹿児島線が58%、静岡=小松線が47.4%、静岡=熊本線が39.7%となっています。同社は目標を65%としていました。
@茨城空港促進協が大型機運航施設整備などを要望
茨城空港利用促進協議会はこのほど、国土交通省に国際チャータ ー便運航に関する規制緩和、A330-300など大型旅客機が常時離発着可能な施設整備、運用時間の開港当初からの13時間確保などを要望しました。茨城空港は来年3月開港の予定ですが、定期便としてはアシアナ航空の茨城=仁川線が決まっているだけで、国内線については今のところ、見通しが立っていません。
@乱気流でマイアミに緊急着陸・コンチネンタル機
3日未明、ブラジルのリオデジャネイロ発米国ヒューストン行きのコンチネンタル航空128便が乱気流に巻き込まれ、米国のマイアミに緊急着陸しました。乗客・乗員179人の内、重傷4人を含む26人が負傷した、とのことです。
@エア・インディアがB-777型機6機をキャンセルへ
エア・インディアの広報は3日、ボーイング社に発注していたB-777型機6機をキャンセルせざるを得なくなった、と語りました。すでに、先月31日にエア・インディア会長とボーイング・インディア社の社長がこの件で会談したとのことです。
@日本航空のチェックインシステムに障害
昨日午後2時25分頃、日本航空のチェックインシステムに障害が発生し、羽田空港を始め全国の空港で搭乗手続きができなくなりました。羽田空港ではシステムを再起動したり、他の空港でバックアップシステムを使うなどして復旧させましたが、2便が欠航し、85便に最大3時間20分の遅れが出ました。約15000人に影響が出ました。
@新インフルエンザの疑いで埼玉代表が出場辞退・女子バレーボール
高校総体の女子バレーボールに埼玉県代表として出場するはずだった細田学園は部員にインフルエンザA型(H1N1)感染の疑いが出たため、出場を辞退しました。同学園は先月27日から兵庫県で合宿を行い、昨日、開催地の奈良県に移動する予定でした。ところが、昨日の朝、部員3人が38度以上の熱を出し検査を受けたところ、インフルエンザA型の陽性反応が出ました。もし、インフルエンザA型(H1N1)だった場合に大会に迷惑をかける恐れがあるため、出場辞退となったものです。
@離陸して10〜15分で交信が途絶える・インドネシア機
インドネシア東部で行方不明となったメルパティ航空機の続報です。同機はパプア州のジャヤブラからオクシビルに向かって離陸し、10〜15分後に交信が途絶えた、とのことです。当時、付近は悪天候だったとの情報があります。機材はカナダの旧デ・ハビランド製のDHC6型機だった、との情報もあります。乗客・乗員は16人とのことです。
@15才の少女が機内で急死・ブラジル
米国のオーランドからブラジルのサンパウロに向かっていたコバ航空機の機内で、15才のブラジル人少女がインフルエンザのような症状で急死しました。少女は先月19日からオーランドのディズニーワールドを巡る30人の団体旅行に参加していましたが、30日に体調を崩して入院し検査を受けました。しかし、検査では「インフルエンザA型(H1N1)の可能性はない」として退院し、仲間とともに帰国の途につき、その機内で体調を崩して、同乗していた2人の医師の治療も及ばず、死亡したものです。
@「空の日」に「ジェット機との綱引き」と「航空教室」
成田国際空港株式会社は9月22日の「空に日」に恒例の「ジェット機との綱引き」と「空の日・航空教室」を実施します。「ジェット機との綱引き」は小学生の参加者(保護者同伴)を募集しています。「空の日・航空教室」の方は中学生・高校生の参加者を募集しています。
@「空水酸素イン」の販売を開始
成田国際空港株式会社は昨日から成田空港と周辺ホテル限定で「空水酸素イン」の販売を開始しました。従来から販売している「空水」に高濃度の酸素を充填したミネラルウオーターとのことです。
@インドネシアで旅客機が行方不明に
詳しいことは分かりませんが、インドネシアの航空当局によりますと、インドネシア東部で2日、少なくとも16人が搭乗するメルパティ航空の双発プロペラ機が行方不明となった、とのことです。
@爆弾騒ぎでターミナルを3時間半閉鎖・ラガーディア空港
1日早朝、ニューヨークのラガーディア空港で爆弾騒ぎがありターミナルが3時間半にわたって閉鎖されました。32才の男の挙動が不審で、警察が男の鞄を調べたところ、中に電池と電線が見えました。このため、ターミナルの全員を避難させ、爆発物処理班が調べたところ、偽爆弾だったことが判明しました。この騒ぎで空港は大混乱となり、ダイヤの乱れは終日続きました。
@タイ航空がA380型機導入延期でエアバスと合意
タイ航空はこのほど、発注しているA380型機の導入を2010年から2012年に延期することでエアバスと正式に合意しました。タイ航空はA380型機を6機発注しています。
*8月1日
@7月のアクセス数が43812回となり、過去最高になりました。今後もよろしくお願いたします。
@全日空が成田=上海線を減便し、成田=ムンバイ線を増便へ
全日空は昨日、4〜6月連結決算を発表しましたが、最終損益が292億円の赤字となりました。前年同期は66億円の黒字でした。これに伴い、緊急改善計画を発表しましたが、それによりますと、成田空港関係では10月25日から現在は週21便を運航している成田=上海線を週14便に減便します。一方、現在は週3便で運航している成田=ムンバイ線を週7便に増便します。国内線では共同運航への移管も含めて9路線から撤退し、これまで明らかにされている路線に加え大島=八丈島線を9月に廃止し、那覇=宮崎線と那覇=熊本線を11月1日からスカイネットアジア航空に移管して共同運航とします。これらにより、約300億円の収支改善を行う、としています。
@3マンクルーの“クラシックジャンボ”が昨日で退役
日本の航空会社が運航していた航空機関士を含めて3人のコックピットクルーで運航するB-747-300型機までの“クラッシックジャンボ”が昨日で全て退役となりました。国際線では昨日午後3時過ぎにホノルルから成田空港に到着したJALウエイズ73便・B-747-300型機が放水のアーチの中をくぐり、セレモニーが行われました。日本の航空会社のクラッシックジャンボは成田空港ではもう見られませんが、外国の航空会社の運航するクラッシックジャンボは見られるかもしれません。
@日本エアコミューター機がエンジンかからずに3便欠航
今日午前9時半に出発予定だった松山発大阪行きの日本エアコミューター2302便・サーブ340B型機で右エンジンが始動しないトラブルが発生しました。このトラブルでこの便と大阪=出雲線の1往復、計3便が欠航となりました。エンジンを始動させる発電機の故障、とのことです。
@お盆期の国際線予約は日本航空が減、全日空は増
日本航空と全日空が発表したお盆期(8月7日〜16日)の国際線予約状況によりますと、日本航空は前年同期比で3.3%減、全日空は同7%増となっています。全日空は中国はじめアジア方面が好調とのことです。一方、国内線では日本航空が同9.8%減、全日空が9.9%減となっています。
@国管理の空港は67%が赤字に
国土交通省が昨日開かれた交通政策審議会に提出した資料によりますと、国が管理する26空港の内、黒字になるのは大阪空港・新千歳空港・徳島空港・広島空港・鹿児島空港・熊本空港の6空港のみで、残りの20空港は赤字になるそうです。成田空港などの会社運営や地方が運営する空港は除かれています。