2010年12月前半の出来事


*12月15日

@羽田空港施設使用料を4月から値上げへ
 羽田空港の管理・運営をしている日本空港ビルディングは昨日、来年4月から羽田空港国内線ターミナルの施設利用料を値上げすることを明らかにしました。大人が100円から170円に、子供が50円から80円になります。使用料は航空券の代金と一緒に徴収されます。第2ターミナルなどの施設改修や運営の固定費増を回収するため、としています。

@天草エアラインの熊本=大阪線が就航
 国土交通省は昨日、天草エアラインから出されていた熊本=大阪線の申請を許可しました。同路線は今日から1日1往復で運航を開始しました。機材はDHC8-100型機を使用します。

@北海道エアシステム機が防氷装置トラブルで引き返す
 今日午前8時45分頃、新千歳発女満別行きの北海道エアシステム2711便・サーブ340B型機が飛行中に、速度を測るピトー管の防氷装置の異常を示す警告灯が点灯しました。このため、同機は新千歳空港に引き返しました。点検したところ、防氷装置が故障していました。同機は3日にも、プロペラの防氷装置が故障し、修理に3日間かかりました。

@燕三条の研究会が航空機の廃棄部品でオブジェ制作販売へ
 新潟県の燕三条地域の企業約30社で組織する「燕三条航空機産業参入研究会」は全日空と共同して、全日空機の廃棄部品を使ったオブジェを制作し、全日空の機体メンテナンスセンター見学者に販売することになりました。価格は1〜2万円程度を検討しています。これにより、年間3000〜5000万円の売り上げを見込む、とのことです。全日空としても廃棄部品のリサイクルにもなり、収入も見込めます。

@スカイネットアジアが13年羽田拡大に向け機材を刷新
 スカイネットアジア航空は2011〜2012年にかけて機材をリースにより、B737ー400型機10機をB737ー800に更新します。羽田空港の国内線枠が拡大される2013年には機材を現行の10機から12機に拡大し、新たな路線の就航に備えます。更新により、燃費や整備費も削減されます。

@IATAが2011年の最終利益を今年よりも4割減と予測
 国際航空運送協会(IATA)は14日、2011年の世界航空業界の最終利益が91億ドルとなる、との予測を発表しました。今年は151億ドルになる見込みですので、約4割の減少となります。欧州の景気後退による需要の縮小と燃料費の高騰を理由としてあげています。


*12月14日

@「成田空港はそんなに遠くはない」森中社長
 成田国際空港株式会社の森中社長は昨日の「zakzaku」に載ったインタビューで成田空港と羽田空港の距離について、「私は商社時代(住友商事)から成田空港が遠くて苦痛と思ったことがないのです。1975年前後の羽田は設備が老朽化し、混雑も激しかった。78年、開港2日目に成田を利用し、『何て近代的でいい空港ができたんだろう』と喜んだものです。その思いは今も変わっていません。」と語り、「もちろん、都心からの距離は羽田の方が近い。でも、成田は国際線のお客さまをスムーズに搭乗口へご案内しようとトレーニングを続け、30年以上の実績があります。空港までの距離による羽田、成田の時間差20分は、そう大きくはないと思っています」と述べました。

@大阪空港周辺住民が騒音増加を懸念して要望書
 大阪空港周辺の住民で作る「豊中航空機公害対策連合協議会」と「川西市南部地区飛行場対策協議会」は昨日、大阪空港と関西空港の統合について国土交通大臣と大阪空港長当てに「現行の存続協定による安全・環境対策と運用時間、便数の規制を、民営化後も国の責任で実施するよう」求める要望書を提出しました。大阪周辺自治体でつくる「11市協」は「利用者ニーズにそった空港運営」を要望しましたが、これが、ジェット機枠の拡大などの騒音増加につながりかねないとして、地元住民と国交省、空港運営会社の3者が協議する場の設置なども要望しています。両団体は大阪空港騒音訴訟に参加した人たちで作っています。

@整理解雇通告乗務員有志が記者会見・訴訟も辞さず
 昨日、日本航空から整理解雇の通告を受けた運航乗務員の有志は記者会見を開き整理解雇の不当性を訴えました。今回の整理解雇が病歴や身体検査結果などを基準にしていることについて、「これが通れば、パイロットは具合が悪くても会社に申告しなくなり、結果的に安全運航を危険にさらす」としています。また、削減数が途中で増やされたことや機材や路線の縮小期間が3年から1年に前倒しされたことにより“工場閉鎖”のような状態になり、無理な人員削減をせざるを得なくなったこと、さらに、経営破綻の原因が曖昧にされたまま責任を一方的に社員に押しつけている事などをあげて、整理解雇通知の撤回を訴えました。「整理解雇が強行された場合は裁判所に提訴する」としています。

@全日空が旅客燃油サーチャージャーを値上げへ
 全日空は昨日、来年2・3月の国際線旅客運賃にかかる燃油サーチャージャーを発表しましたが、現行よりも片道500〜3500円の引き上げになります。日本航空は1〜3月の燃油サーチャージャーの据置を発表していますので、2〜3月は全日空の方が高いことになります。

@宮古空港で飛来自粛要請を無視した米軍機がタイヤトラブル
 昨日午前9時40分頃、米軍の音楽隊を乗せるために宮古空港に着陸した米軍機が着陸の際に左車輪タイヤから白煙を吹き出しました。同機は駐機場に移動しましたが、左車輪がロックされたままになり、出発できなくなりました。米海軍音楽隊は12日に宮古島で演奏会を行いましたが、宮古島には米軍機で飛来しました。沖縄県と地元自治体は「宮古空港は民間空港であるので、飛来は自粛して欲しい」と要請しましたが、無視しての飛来でした。同機は故障した部品を米軍基地から搬送して修理することになりました。
 今日午前11時10分頃、部品を積んだ米軍機が宮古空港に着陸し、音楽隊は修理の終わった輸送機で午後1時前に離陸しました。

@静岡県が静岡空港の旅客目標を引き下げ
 静岡県は昨日、2013年度の静岡空港利用旅客数を70万人とすることを明らかにしました。従来の目標は100万人でした。川勝知事は「数字が独り歩きした観がある。当時としてはそれなりの根拠があったが、現実とは異なっていた」と述べました。
【コメント】「当時としては根拠があった」と言いますが、これは違うと思います。空港を造らんがための、“需要願望”だったと思うのですが。

@11月の登録抹消は5機・日本航空インターナショナル
 日本航空インターナショナルの売却による、11月の登録抹消機はB747-400型機が5機。A300型機が1機となっています。

@米航空会社の大手5社がそろってプラスに・11月
 米航空会社大手5社が発表した11月の旅客輸送実績によりますと、全社が3ヶ月連続の前年同月比プラスになりました。好調な国際線だけでなく、国内線旅客も増加していることが寄与しています。12月もこの好調が続くと、「回復も本物」と言えるそうです。

@ボーイング社が旅客価格を5.2%値上げ
 ボーイング社は13日、民間旅客機の価格を平均で約5.2%値上げすることを発表しました。また、短距離型B-787型機の受注を中止することを明らかにしました。短距離型B-787型機は全日空が発注していましたが、全日空が通常型に変更したことから、現在の受注数はゼロとなっていました。実質的な開発の中止となります。


*12月13日

@明日、成田空港で「貨物検査訓練」
 成田空港では明日、東京税関・千葉県警・成田空港会社が参加して「貨物検査訓練」が行われます。輸出が禁止されている北朝鮮へのロケット部品や化学製剤などの疑いのある航空貨物を検査し、機体からの取卸を命じるなどの訓練、とのことです。

@日航の10月国際線旅客が32.1%減も利用率は2.6ポイント増
 日本航空が発表した10月の輸送実績によりますと、国際線旅客は前年同月比で32.1%減となりました。路線縮小により提供座席は同36.1%減となり、利用率は2.6ポイント増の77.7%となりました。ビジネス客の割合が増加したことにより、客単価が20%上昇しました。

@EUがエアバス機の数十機購入を要求・EPA交渉で
 EUは日本との経済連携協定(EPA)の事務レベル協議でエアバス機を数十機規模で購入するように要求している、とのことです。

@ジェイエア機がオイル漏れで4便欠航
 今朝、大阪空港で始業前点検を行っていたジェイエアのCRJ100型機でオイル漏れが見つかりました。修理のため、この機体を使う予定だった名古屋発松山行きの往復と名古屋発熊本行き往復の4便が欠航となりました。

@大韓航空で特別点検後もトラブル相次ぐ
 今日の韓国・「聯合ニュース」日本語電子版によりますと、大韓航空では9〜10月にかけてエンジンの故障が3回発生し、同国の国土海洋部による特別点検を受けました。この点検により、エンジンの交換期限超過などが明らかになりましたが、その後も、トラブルが続いている、とのことです。先月15日には燃料漏れ、同18日にはエンジンの始動不能、今月4日には部品の異常、5日には燃料メーターの異常などが続いている、そうです。

@米国の16才少年が脚格納庫から転落死か
 今月10日、先月15日に米国マサチューセッツ州ミルトン市内で発見された激しく損傷した少年の遺体がノースカロナイナ州シャーロットにすんでいた16才の少年と判明しました。少年は15日から行方不明となっていました。遺体の状況と近所の住民が「ドーン」という音を聞いていることから飛行機から落下したのではないかと見られています。15日にシャーロットからボストンに向かった航空機2機を特定し調べたところ、1機のB737-400型機の左脚格納室から手形が発見され、また、少年の衣服から航空機の整備オイルが検出されました。少年はこの格納室に潜り込み、飛行中に落下したものと見られています。


*12月12日

@航空輸送技術研究センターが間違えやすい誘導路の改善を指摘
 航空輸送技術研究センター(ATEC)は12月7日、同センターが運営する航空安全情報ネットワー ク(ASI-NET)から得られた情報を分析した結果を公表しました。この中で、成田空港については、「以前よりも改善されている」としていますが、「複雑な形状で名称も統一されていないため、誘導路が わかりにくい」と指摘しています。特に危険な部分としては、「主要誘導路のB(滑走路と一部平行)および C誘導路が途中で曲がっているため、解りにくい」と したほか、「A・B・C各主要誘導路の接点付近に短い誘導路が密集し、複雑に入り組んでいるため解りにくい」と指摘しています。

@全国の輸出入管理システムにトラブル・10日
 10日午後3時48分〜7時56分にかけて、日本の輸出入貨物の95%以上を扱う「輸出入・港湾関連情報処理システム(NACCS)」への接続にトラブルが発生しました。このため、通関手続きが滞り、航空機出発までに通関手続きが終わらず、積み残しになる航空貨物が発生しました。


*12月11日

@共生財団基金が14年度にも枯渇する見通し
 千葉県は9日の県議会で、成田空港会社と千葉県と周辺市町が出資して設立した「成田空港周辺地域共生財団」の基金が2014年度中に枯渇する見通しとなった事を明らかにしました。同財団は成田空港会社が50億円、千葉県が25億円、周辺市町が25億円を出資して設立しましたが、国の騒音対策に漏れた隣接地域の民家防音工事助成や空調機器の更新などの事業を行っており、新たな資金の導入はありません。このため、2009年度末で残り約23億円となっていました。国や成田空港会社では新たな仕組みの導入を考えているとしています。

@22日〜1月11日まで「ナリタ買い!SALE」
 成田空港の第1ターミナルと第2ターミナルで22日〜1月11日までの3週間、「ナリタ買い!SALE」が行われる、とのことです。福袋やセールや目玉商品や特別メニューなどが提供されます。だた、制限エリアだけなのか、一般エリアでも行うのかは分かりません。

@千葉市蘇我でも羽田空港離発着機の騒音が増加
 羽田空港のD滑走路の供用が開始されてから、千葉県内の羽田空港に離発着する航空機の騒音が激しくなっているようです。前にも掲載したような君津市での訴えもありますし、「蘇我生活辞典」のページには騒音増加についての書き込みが今日の午前9時現在で約130件あります。蘇我地区は今までも飛行コース直下になっていましたが、便数が相当増えて住民が悲鳴を上げているようです。

@日本航空労組がILOに整理解雇で緊急要請
 「日本航空乗員組合」と「日本航空キャビンクルーユニオン」は昨日、企業再生支援機構と日本航空が202名の社員に対して、「今月31日に付けで解雇する」との通知の送付を始めたことについて、国際労働機関(ILO)に、「日本政府に対して、整理解雇の無効を指導・勧告するよう」働きかけることを要請しました。労組は整理解雇が国際労働機関(ILO)条約に次の点で違反している、としています。(1)約1500人の希望退職者募集に対して、1706人が応募していること、(2)更生計画の期限が来年3月末であるにもかかわらず、12月31日付での解雇は根拠がない、としています。
【コメント】企業再生支援機構や日本航空は何でこのような根拠のない、無神経な事をやるのでしょうか。途中から人数を水増ししたり、大晦日に解雇するなどの態度を見ますと、「沈まぬ太陽」でも描かれていた「労組敵視」を再現するような労務政策です。これが、再生への足かせになるとは思わないのでしょうか。反省していませんね。賃金を大幅にカットしただけでなく、このような社員に対する仕打ちがモチベーションの低下を招くと思うのです。「何が何でも、労働者をいじめ抜け」という外部の圧力があるのでしょうか。

@航空燃料税8000円引き下げで決着か
 政府の税制調査会は昨日、懸案となっていた航空燃料税について、現行の1Kリットル当たり26000円から8000円引き下げて、18000円とする方針を固めました。

@単月の旅客数で初めて全日空が日本航空を上回る

成田空港のIBEXエアラインズ機(2008年10月10日)
 10月の国内線と国際線を合わせた旅客数で全日空が日本航空を約30万人上回り、単月としては初めて日本航空を逆転しました。日本航空の路線縮小とマイレージなどによる顧客移動が影響しているものと見られています。

@アイベックスの65才機長が着陸時に操縦席から写真撮影
 IBEXエアラインズは昨日、65才の機長が去る11月21日の午後1時前に、小松発仙台行きの90便に乗務して、仙台空港に着陸した際にデジカメで写真1枚を撮影していたと発表しました。仙台空港で写真を撮っていた一般人から通報があって発覚した、とのことです。この機長は11月20日と21日にも広島発成田行きで写真撮影をしていましたが、こちらは巡航中と、駐機中で航空法違反には当たらないとのことです。着陸時に機体が停止していない場合は航空法違反となります。国土交通省は同社に対して厳重注意を行いました。機長は「航空法違反と承知をしていたが、31日で定年退職となるので、ラストフライトの記念と思い撮影してしまった。」と話しています。


*12月10日

@年末年始の旅客が5%減に・成田空港
 成田国際空港株式会社が昨日発表した年末年始(12月17日〜1月4日)の成田空港旅客推計によりますと、前年同期比で5.0%減となる見込みとのことです。出国旅客は同6.3%減、入国旅客は同3.6%減となっています。中国からの出入国者は尖閣諸島問題で需要が落ち込み、また、円高で訪日客が減っています。さらに、羽田空港国際線の影響もあるようです。

@全日空が来年早々にも格安航空会社設立へ
 全日空の伊東社長は昨日の記者会見で、年末までに予定していた格安航空会社の設立を、1月中頃に延期したことを明らかにしました。運航開始は2011年下期になるそうです。また、以前は「全日空が運営にあまり関わらないようにすることが成功の鍵」と述べていましたが、昨日の記者会見では「一定のサポート体制を整えていく」と語り、方針に変更があったようです。

@全日空の11月国際線が7.4%増に
 全日空は昨日、11月の旅客輸送実績を発表しましたが、それによりますと国際線は前年同月比で7.4%増となりました。羽田空港国際線が増加に大きく寄与している、とのことです。

@日米共同演習で本土から沖縄への宅急便などに遅れ
 本土から沖縄への宅急便の配達が1〜3日程度遅れているそうです。これは、日米共同統合訓練によって、民間機が上空待機や鹿児島などへの目的地変更に備えるために、燃料を通常より多めに搭載し、その分、貨物の搭載量が減っているために、貨物が滞留しているため、とのことです。

@韓国「ジンエアー」が佐賀=仁川線を季節運航へ
 佐賀県は昨日、韓国の格安航空会社「ジンエアー」が今月29日から来年3月1日までの限定で、佐賀=仁川線を週2往復で運航することになった、と発表しました。

@日本エアコミューター機がフラップ異常で引き返す
 昨日午後4時5分頃、鹿児島発福岡行きの日本エアコミューター3656便・サーブ340B型機で離陸直後にフラップの異常を示す警告灯が点灯しました。このため、同機は鹿児島空港に引き返し、約15分後に無事着陸しました。乗客は代替機で約1時間後に福岡に向かいました。

@エアドゥ機が落雷を受けて1便欠航に
 昨日午後1時前に、飛行中の新千歳発富山行きのエアドゥ70便に複数回の落雷がありました。同機は飛行を続け富山空港に到着し、着陸後点検のために、折り返し便が欠航となりました。

@ボーイング社がB757型機外板の点検を通知
 ボーイング社は9日、使用航空会社に対してB757型機の一部について、外板に亀裂がないかどうかの点検を行うように通知しました。これは、去る10月26日に起こったマイアミ発ボストン行きのアメリカン航空機が高度約1万mを飛行中に、外壁に穴が開き、急減圧が起こった事故(10月30日の出来事参照)の原因が外板の金属に金属疲労から亀裂が入ったことがにある可能性によるものです。


*12月9日

@新スカイライナー乗客が予測よりも28万人減
 千葉県は昨日の県議会の質問に答え、京成電鉄の新スカイライナーの乗客数が年末までの予測数に対して、28万人減となる約234万人となる見込みを明らかにしました。京成電鉄では「羽田空港国際化の影響がある」としている、とのことです。

@国土交通省が2次検査での全身透視スキャナー検査導入を発表
 国土交通省は昨日、空港における保安検査に、航空会社が全身透視スキャナー検査機を使用する事を認める、と発表しました。年内にプライバシー保護などの要項を作成します。成田空港で行われた実証実験の結果からドイツの会社のサブミリ波を使った機種を採用します。ただし、全身透視スキャナー検査機の使用は「金属探知器で何回も警報が鳴った場合の2次的な検査とする」とのことです。これに対して、全日空や日本航空は「すぐに導入する考えはなく、今後、慎重に検討する」として慎重な姿勢を見せています。
【コメント】米国では全空港での全身透視スキャナー検査が始まりましたが、不評のようで、各空港でトラブルが起こっています。中には腰の部分が透視されないパンツを発売するメーカーも出ているそうです。以前から、「靴爆弾」が発見されると、「靴を脱げ」と言い、「ペットボトル爆弾」が出てくると、「液体物の持ち込みは禁止」としました。しかし、テロを行おうとする者が同じ手を使おうとするでしょうか。いたちごっこです。全身透視スキャナー検査をかいくぐる方法を考えるでしょうね。これにより、一般市民のプライバシーがどんどん侵害され、喜ぶのは市民の“好み”に至までの情報を収集できる権力と、大儲けできる検査機器会社ではないでしょうか。それよりも、テロ対策で必要なことは、イスラム諸国を敵視することなく、今回の手荷物爆弾摘発のように、イスラム諸国と協力して情報を収集し、イスラム過激派を孤立させていくことが真の解決になると思うのですが。

@日本航空の2組合が労働委員会に救済を申し立て
 日本航空の「日本航空乗員組合」と「日本航空キャビンクルーユニオン」は昨日、企業再生支援機構がスト権確立投票中に「スト権を確立した場合は、3500億円の出資を見合わせる」としたことについて、「スト権投票を妨害した行為」として救済を申し立てました。
【コメント】以前に、あるマスコミが「国民の税金で救済されているのに、ストなんてとんでもない」という意味の評論を載せていましたが、これは少し話が違うように思います。労働者の権利は憲法で保障されています。また、今回の日本航空破綻の原因は、経営感覚のない官僚の天下りや、それに群がる政治家の利益誘導や、日米貿易不均衡解消のための大型航空機の大量購入などの国策が主な原因です。日本航空社員だけに責任があるわけではありません。

@日本航空が来週にも整理解雇通告へ
 日本航空は来週から整理解雇の手続きに入る模様です。今日締め切る早期退職募集によっても、パイロット約100人と客室乗務員約70人程度が削減目標に達しない、とのことです。来週にも整理解雇の通知を始める模様です。これに対して、「日本航空乗員組合」はワークシェアリングを提案し、「日本航空キャビンクルーユニオン」は24・25日にストを構えています。整理解雇が実施された場合には「整理解雇の4条件を満たしていない」とする訴訟を起こすことも検討している模様です。


*12月8日

@「成田空援隊」が成田空港の魅力発見で1泊2日のツアー
 成田市の魅力発信を目指す官民のPR組織「成田空援隊」は15・16日に成田空港の穴場を見る1泊2日のツアーを企画しました。成田空港の魅力を発見するためのツアーとのことです。ツアーでは制限区域で飛行機整備の様子を公開したり、機内食と同じメニューのランチを用意したり、写真家による航空機の撮影教室などが行われます。参加者は意見交換会で感想を述べる必要があるそうです。15人が定員で、今日午後2時半頃確認したところ、「すでに満席でキャンセル待ちも締め切った」とのことです。

@成田空港に来年1月にも燃料電池用水素ステイションを設置へ
 JX日鉱日石エネルギー、東京ガスなど13社で構成する「水素供給・利用技術研究組合」は昨日、東京都心と羽田・成田両空港の間で燃料電池で動くバス、ハイヤーの運行実証実験を始めると発表しました。16日からは燃料電池バス1台で羽田空港と新宿駅西口、東京シティエアターミナルをそれぞれ結ぶ路線で1日1往復すするそうです。成田空港には出光興産が来年1月に成田空港内の拠点を開設する予定で、それを待っての運行となるようです。

@オープンスカイと路線・便数拡大の話しばかり・安全と環境は置き去り
 昨日東大で開かれた「日本の航空の明日を考える〜日本の航空100年記念フォー ラム〜」に行ってきました。どの講演者も「オープンスカイ」と「路線と便数拡大」の話ばかりでした。「これが、日本経済成長の特効薬」と言う話ばかりです。航空会社や旅行業界は潤うのですが、「一般国民の生活」については、話されません。「会社の発展」イコール「国民の生活向上」という公式ばかりです。確かに、日本航空のように会社が破綻しては困りますが、「会社の発展」が「国民の生活向上」に直結するのでしょうか。「会社を発展させるため」に「社員のリストラ」が、さも「正当な権利」のようにされているのが、今の日本の現状ではないでしょうか。その一方で、航空機をたくさん飛ばすための安全性や環境保全については全くと言って良いほど話されませんでした。「会社の発展」のためには「環境なんか考えていられるか」と言わんばかりです。その中で、三菱航空機会社社長の講演で開発中の三菱リージョナルジェット(MRJ)の騒音軽減の話しがありました。プレゼンの写真を下記に載せておきます。


*12月7日

@浦安市で深夜70dBの騒音・羽田離陸機
 今日の東京新聞によりますと、県は昨日の県議会で11月9日午前0時台に、羽田空港を離陸した航空機が市の測定で、最高音70dBを記録したことを明らかにしました。「この航空機は飛行コースを少しはずれた旋回をしていた」とのことで、11日、国土交通省に対応を要請した、とのことです。国土交通省は「最高音は66dB」と説明していました。千葉県はこれについて「実際に飛び始めると想定外のことも起こる。一つ一つ対処していきたい」と話しているそうです。
【コメント】10月31日の出来事で取り上げた君津市の騒音ですが、その後、この方が君津市に測定してもらったところ、68〜71dB程度の騒音になったそうです。深夜・早朝時間帯ではありませんが、2〜3分おきに降ってくる騒音も大変な影響があると思います。

@静岡空港の国内線着陸料の軽減を来年度から実施
 静岡県の川勝知事は昨日の県議会で、来年度から静岡空港国内線の着陸料と施設使用料を軽減する計画を明らかにしました。「航空会社の経営が厳しいため」としています。
【コメント】静岡空港は16億円の赤字となっているそうですが、この上、着陸料の軽減などをするのですね。こうしないと、就航便数が増えず、赤字が拡大する事になるのでしょうか。「過剰な需要予測」で無理に造った空港のツケがここにも現れています。結局、“県民の負担”で赤字を埋めることになるのでしょうか。“負のスパイラル”にならないと良いのですが。他の地方空港の悩みも同じなのでしょうね。しかし、航空会社の経営はこのところ割に順調と聞いていますが、どうなのでしょうか。

@コンチネンタル航空に罰金・コンコルド事故
 フランスのポントワーズの軽罪裁判所は6日、2000年7月25日にパリ郊外に墜落したコンコルド事故(2000年7月26日の出来事参照)について、事故は「直前に離陸したコンチネンタル航空機が落とした部品を、コンコルドがはね飛ばし、燃料タンクに穴が開いて火災が発生したことが原因」として、コンチネンタル航空に20万ユーロ(約2200万円)の罰金支払いを命じる判決を言い渡しました。また、同社整備担当者に対して執行猶予付の禁固15年を言い渡しました。コンチネンタル航空は控訴する意向を表明しました。


*12月6日

@成田=ホーチミン線を冬季限定で往路ダナン経由に
 ベトナム航空は15日〜来年3月26日まで、成田→ホーチミン線を往路ダナン経由とすると発表しました。これにより、成田で搭乗し、ダナンで降りることも出来ます。しかし、復路は直行便となりますので、成田空港に向かうには国内線でホーチミンかハノイで乗り継ぎすることになります。往路では冬季に向かい風になる偏西風が強く、燃料の補給が必要となるのが原因とのことです。

@最高裁が管制官の異議を棄却・有罪確定
 最高裁第1小法廷は3日、焼津市付近で起きた日本航空機同士のニアミス事故で有罪判決を受けた管制官2名から出されていた異議申し立てを棄却しました。これにより、有罪が確定し、管制官2名は管制官の身分を失いました。

@スペインの航空管制が正常に
 スペイン全土で起こった管制官の職場離脱は、政府が4日に緊急事態を宣言し「職場復帰命令に従わない場合は軍刑法の不服従罪に問う」と警告したため、管制官が職場復帰して、正常な運航に戻りました。


*12月5日

「『30万回説明会』に関する山武市の回答」を解説と資料のページに載せました
 山武市における「30万回」容量拡大についての説明会の前に、本会会員の金澤(旧蓮沼村在住)が山武市に対して質問書を提出しました。その回答が先月22日にありましたので、「解説と資料のページ」に載せました。回答が「30万回」が決まってしまってから、大分経ってしまいましが、担当の方が真摯に対応していただいた様子が分かります。

@財務省が航空燃料税の25%引き下げ案を提示
 財務省は国土交通省などに対して、航空会社にかける航空燃料税を25%引き下げる案を提示している、とのことです。国土交通省や航空会社は「半減」を主張していましが、政府税制調査会の事前査定では半減案は「認められない」とされていました。

@モスクワでオーバーラン・機体大破し2人死亡
 4日午後、ロシア・モスクワのブヌコボ空港を離陸した「ダケスタン航空」のツポレフ154型機が10分ほどして、3基あるエンジンの内2基が不調になりました。このため、同機は引き返そうとしましたが、残る1基も不調になり、ドモジェドボ空港に緊急着陸を行いました。しかし、着陸時にはエンジンが全て停止し、ブレーキも効かず、滑走路を飛び出して、機体は大破しました。幸い火災は発生しませんでしたが、乗客・乗員の内、2名が死亡し、約90人が負傷した、とのことです。


*12月4日

@屋外型ノイズサプレッサーを撤去

成田空港の屋外型のノイズサプレッサー(消音器)
エンジン後部にダクトを合わせて排気と音を上に向けます
 時期がはっきりしませんが、成田国際空港株式会社はビジネスジェット機用の駐機場を拡張した際に、屋内型ノイズサプレッサーの脇にあった、古い屋外型ノイズサプレッサーを撤去しました。
【コメント】2、3年前に聞いたところでは、「風向きによっては、屋内型が使えないことがあり、たまに使用している」との話しでした。今後、このようなときに野外の何もないところで、エンジンテストを行うのでしょうか。夜にテストを実施することも多いので周辺の住民に影響がないと良いのですが。

@羽田に臨時着陸の香港航空機内で中国人が暴れ離陸できず
 昨日午後10時10分頃、成田空港の悪天候のために羽田空港に臨時着陸していた香港発成田行きの香港航空618便から、「機内で乗客が暴れている」と110番通報がありました。羽田空港署員が機内で中国人男性から事情を聞いていましたが、その間に、成田空港の運用時間を過ぎてしまい離陸できませんでした。同機は午後6時40分頃羽田空港に着陸し、成田空港の天候回復を待ちました。天候の回復を受けて、給油などを行い滑走路に向かうところでした。男性は突然、客室乗務員に水をかけ、機内扉を開けようとした、とのことです。乗客は機内で約3時間半も待機させられ、成田に向かう際に、中国語の説明放送もなかった、とのことです。この男性は子供連れでもあり、降りようとしたものと見られます。結局、乗客が機内から出たのは、今日の午前2時頃になり、合計約8時間にわたり機内に缶詰になりました。昨日の夕方は成田空港では南西から南南西の風が風速9〜10m吹いていました。この風向は成田空港の滑走路にとって、ほぼ真横からの風になります。

@全日空機が指示高度を超えて飛行する
 昨日午前11時45分頃、徳島発羽田行きの全日空282便・B737-800型機が離陸後に、管制官から指示された3000フィートの高度を超えて上昇してしまうトラブルがありました。この空域は5000フィート以上は関西空港の空域になっています。同機は4500フイートまで上昇しました。管制官は同機に4500フィートで飛行するように、改めて指示しました。周辺に飛行中の航空機はなく、衝突の危険はなかった、とのことです。調べたところ計器に異常はありませんでした。機長らの人為的なミスの可能性がある、とのことです。

@北海道エアシステム機が修理で今日・明日の14便欠航に
 昨日午前9時10分頃、新千歳発釧路行きの北海道エアシステム2723便・サーブ340B型機が釧路空港の西約65Km 付近を飛行中に、プロペラの防氷装置の異常を示す警告灯が点灯しました。このため、同機は新千歳空港に引き返し、10時頃着陸しました。同機はプロペラの交換が必要で、修理のために今日と明日の14便が欠航となります。

@富山=ウラジオストック線が24日で運休に
 富山県は昨日、ウラジオストック航空から週1往復している富山=ウラジオストック線を「24日で運休する」と連絡を受けたことを明らかにしました。同航空ではこの路線に使用している「ヤーク40型機」(20人乗り)が老朽化し、「これに代わる適当な機材がない」としているそうです。

@中国東方航空がB-787型機のキャンセルを検討
 中国の「第1財政」誌などは2日、中国東方航空がボーイング社に発注しているB-787型機のキャンセルについて検討を始めた、と報じました。同社の関係者は「今年と来年、当社は国際市場の開拓を強化する。B787型でなく、エアバス330型機でもよい」と話している、とのことです。

@スペインの管制官が「体調不良」で職場放棄、7時間にわたり発着できず
 スペインで3日、南部アンダルシア地方を除く全土の空港で夕方の勤務に入っていた管制官が「体調不良」を理由に職場を離脱しました。交代の管制官も休暇を取りました。このため、これらの空港では航空機の離発着が出来なくなりました。組合からは特別の説明はありませんが、財政危機立て直しのために、政府が空港の民営化や管制官手当の削減などの対策を閣議決定したことへの抗議が派生的に拡がったものと見られています。政府は空軍に管制業務に着くように命じ約7時間後に離着陸が再開されましたが、混乱は続くものと見られます。


*12月3日

@日本貨物航空が南部貨物地区に上屋を集約へ
 日本貨物航空は来年5月をメドに成田空港の貨物上屋を南部地区に集約します。事務所も南部地区に移転することになります。同社は南部地区への集約を検討していましたが、日本航空が貨物部門縮小により南部地区の3つの上屋を閉鎖し年明けにも成田空港会社に返却することになり、この上屋を使用することになります。

@サニー航空が年末年始のチャーター便の運航を中止に
 タイのサニー航空は11月30日の出来事で書いた、12月29日と来年1月2日には成田=プーケット=バンコク線チャーター便の運航を中止すると発表しました。機材の準備が間に合わないため、とのことです。2月2日から4月3日までの間の毎水曜日に運航する予定の成田=シェムリアップ=バンコク線チャーター便は運航する、としています。

@アエロメヒコ航空が来秋にも週4往復に増便計画
 アエロメヒコ航空は昨日、現在は週3往復で運航している成田=メキシコシティ線を、早ければ来秋にも週4往復に増便する計画を明らかにしました。

@大阪府が空調機器の3回目更新からは補助金を支給せず
 大阪府が大阪空港周辺の豊中・大阪・池田市の騒防法対象地区の民家防音家屋の空調機器更新について、国の補助金を超える分について府が補助していた補助金を、3回目の更新からは補助しない事に決定していることが分かりました。府では理由として「国の補助額だけで十分な機器が設置できる」としています。

@年末年始の海外旅行が4年ぶりに前年を上回る
 JTBのまとめた年末年始の旅行動向調査によりますと、海外旅行に出かける人は前年同期比で3.4%増となり、4年ぶりに前年を上回る、とのことです。国内旅行者数も同0.6%増と、こちらも4年ぶりの増加となります。

@A380型機エンジン爆発はオイル管の欠陥が原因と豪安全局
 オーストラリアの航空安全局は2日、カンタス航空のA380型機エンジン爆発事故の原因は「ロールスロイス社製エンジンのエンジン内オイル管の接続部分の金属が薄く、この部分が金属疲労によりひびが入り、漏れたオイルが発火したことが原因」として、該当部分の点検をカンタス航空に命じました。


*12月2日

@スカイマークが日航退職者470人の採用計画を発表
 スカイマークは昨日、日本航空の退職者約470人を採用すると発表しました。パイロットは約120人を随時、契約社員として採用し、正社員に登用します。年齢制限があり、機長職は生年月日が1956年4月1日以降、副操縦士は1975年4月1日以降としています。整備士は約50人で35才未満を正社員、35才以上を契約社員としています。さらに、客室乗務員は来年3月末までに約100人、2013年までに累計で約300人を契約社員として採用するとしています。2014年の国際線展開を睨んでの即戦力を求める採用と見られます。

@「港湾空港技術研究所」研究員が羽田桟橋部で衝突死亡
 昨日午後1時頃、羽田空港D滑走路と陸上を結ぶ桟橋部分で、橋脚の維持管理の実験をしていた、独立行政法人「港湾空港技術研究所」の作業船が橋脚の鋼材に衝突しました。この際に、35才の研究員が鋼材に挟まれ、病院に搬送されましたが、死亡しました。

@エバーグリーン貨物機のエンジン事故はブレードの破損
 先月28日に中部空港で起こった台湾・エバーグリーン機のエンジン事故は第2エンジンの後部ブレードが破損したものと分かりました。運輸安全委員会は重大インシデントとして、今日、調査官2人を派遣しました。

@日本航空が企業再生支援機構の100%子会社に
 企業再生支援機構は昨日、日本航空への3500億円の出資を完了しました。日本航空は同日に100%の減資を行っていますので、これにより、企業再生支援機構の100%子会社になりました。

@希望退職募集を9日まで延長
 日本航空は昨日、先月30日で締め切った早期希望退職者の募集を9日まで延長する事を明らかにしました。

@年末年始の予約が好調も中国ツアーは半減に
 旅行業大手のJTBや近畿日本ツーリストによりますと、年末年始の海外旅行の予約は近畿日本ツーリストで12〜1月で前年比4%増となっています。JTBは12月が1%減も1月は13%増となっているそうです。しかし、尖閣問題があった中国ツアーは12〜1月で同50%減となっています。その代わりに台湾ツアーが大きく伸びている、とのことです。欧州や北米方面も円高で好調とのことです。砲撃があった韓国ツアーは12月が横ばい、1月は21%増となっていますが、砲撃後は予約が前年に比べて12月が5ポイント、1月が13ポイント低下している、とのことです。

@エア・カナダが羽田路線就航を3月に延期
 エア・カナダは1月末から就航する予定だった、羽田路線の就航を3月初めに延期することを明らかにしました。また、デルタ航空も羽田からの米国2路線の就航を2月19日に延期しています。実績のない深夜・早朝便のために需要の取り込みが見込み通りになっていないことが原因と見られています。

@エアバスがA320型機に新エンジン搭載計画を発表
 エアバスは1日、ベストセラー機であるA320型機に燃費の良い新エンジンを搭載する計画を明らかにしました。2016年春の納入開始を目指す、とのことです。


*12月1日

@11月のアクセス数は27344回でした。

@今冬から滑走路全面一括除雪可能に
 成田国際空港株式会社は3日に除雪訓練を行いますが、今年から除雪車両を増強し、滑走路幅全体に除雪車両を並べて、一気に滑走路全面の除雪を行えるようにしました。昨年までは滑走路幅の半分ずつを除雪していました。これにより、除雪にかかる時間が約半分に短縮されることになります。

@「整理解雇に踏み込むが、希望退職を今後も募る」大西社長
 日本航空の大西支社長は昨日の記者会見で「何としても再生を果たす、と言う覚悟で、『整理解雇』に踏み込まざるを得ない」と述べる一方、「今後1人でも多くの希望退職者を募っていく」とも述べました。また、整理解雇の妥当性について「4要件に、われわれは合致させるように、いま、努力している最中だ」と発言し、“理由は後付け”の考えを示しました。

@日本航空インターナショナルの10月営業利益は178億円
 日本航空が明らかにしたところによりますと、日本航空インターナショナル単体の10月の営業利益が178億2300万円となりました。また、4〜10月の営業利益は1048億5200万円となりました。

@大阪空港のB滑走路異物混入舗装で指名停止1ヶ月
 国土交通省近畿地方整備局は昨日までに、2007年9月から2008年2月にかけて行われた、大阪空港B滑走路の舗装工事で、鉄線などの異物の入ったアスファルト舗装を行ったとして「世紀東急工業」を1ヶ月の指名停止処分としました。滑走路は同社が舗装のやり直しを行っています。同様の事件は茨城空港でもありました。

@副操縦士が操縦桿を倒し、2000mも急降下
 インドの航空当局は5月26日に起こった格安航空会社・エア・インディア・エクスプレス機の急降下トラブルについて、機長がトイレに行くために操縦を副操縦士に交代し、副操縦士が座席の位置を直そうとして、誤って操縦桿を前に倒してしまい、急降下して、パニックに陥り約2000mも急降下したことを明らかにしました。客室もパニックになったそうです。機長がやっと、操縦室に戻り、操縦を交代して正常に戻しました。高度が11000mあったので、惨事は免れました。
【コメント】この副操縦士は25才だったとのことですが、日本では考えられない若さですね。インドなどの航空需要が急拡大している国ではパイロット不足で悩んでいるようです。このエア・インディア・エクスプレスでは、このトラブルの4日前に、着陸失敗で158人が死亡する事故を起こしていました。


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