2011年10月前半の出来事
*10月15日
@「くうこうだより」増刊号が送られてきました
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成田国際空港株式会社から「くうこうだより」2011増刊号が送られてきました。1面は上段写真左のように20日から実施される「同時離発着飛行コース」の説明です。2面には上段写真右のように、3月27日から実施された「混雑時間帯に使用される飛行コース」の影響について、実施前後の各1週間にわたる騒音測定結果が載っていました。今号は2面立てです。
【コメント】前後各1週間の騒音測定結果を見ますと、「八匝水道企業団」を除くと、全体的には騒音が軽減しているようです。しかし、この飛行コースがどの程度、どのような時間帯(特に、深夜・早朝時間帯)で使われたか資料がありません。また、「平均騒音レベル」は示されていますが、1機毎の最高騒音がどうなっているかの資料も示されていません。開始後の3月29日〜4月4日までの1週間は3月11日の大震災の影響で便数が大きく減っていることの影響があるかも知れません。紙面に限りがありますから、今回はこのような報告で仕方がないと理解できますが、今後、詳しい資料を成田国際空港株式会社に見せてもらおうと思います。
さらに、今後、発着回数の上限が増えることによって発着回数が増えると、この飛行コースを使う頻度が多くなることも考えられ、騒音も激しくなるのではないでしょうか。継続的な測定が必要と思います。
「同時離発着」についても、本格的に運用されるのは、管制機器も整備され、発着回数が27万回に拡大される、2013年夏季以降になるのではないかと思います。
@エールフランス機大西洋墜落事故の様子が明らかに
今日のCNNニュースによりますと、2009年6月に大西洋に墜落したエールフランス447便事故(2009年6月2日の出来事参照)直前のコックピットの様子が明らかになってきました。ボイスレコーダーによりますと、墜落の3秒前にパイロットの一人が「なんてことだ、墜落するぞ、ありえない」と叫んでいたとのことです。また、繰り返し発せられた失速警報についてパイロット同士での話し合いはなかったようです。また、航空学の専門家ジーン・ピエール・オテリ氏の著作「パイロットの操縦ミス」によるとパイロットの一人が「上昇しろ」と繰り返し叫んだのに対して、他のパイロットは「さっきから操縦桿を引いている」と答えていたそうです。これらの報道についてフランス航空機事故調査局は「これらの公開は欧州の規制に反するもので、亡くなった人への冒涜である」と批判しているそうです。
【コメント】日本ではボイスレコーダーの内容公開は当たり前と思うのですが、フランスでは違うのでしょうか?
*10月14日
@「航空機騒音の影響に関する研究・調査・アンケート等リンク集」に追加しました。
@国土運輸審議会がスカイマークの成田路線開設などを答申
国土交通省の運輸審議会審理室は昨日、スカイマークが申請していた成田空港関係国内4路線について「開設は適当」とする答申を出しました。これにより、30日からの成田=旭川線と成田=札幌線から順次運航される見込みとなりました。
@最高裁が普天間基地の夜間・早朝の飛行制限求める上告を退ける
最高裁第3小法廷は11日付で、米軍普天間基地周辺住民10人が夜間・早朝の米軍機飛行を制限するように求め上告していた上告審で、「上告できる理由には当たらない」として、原告の上告を退ける決定を行いました。これにより、10人についての福岡高裁判決が確定しました。この裁判では残りの原告は福岡高裁判決を受け入れています。
@全日空8月輸送実績で国際線搭乗率が82.8%
全日空が昨日発表したグループの8月輸送実績によりますと、国際線は旅客数が前年同月比31.1%増となりました。また、搭乗率は同1.1ポイント減の82.8%でした。国内線では旅客数が同0.7%減とほぼ前年同月水準に回復しています。搭乗率は同11.4ポイント増の70.7%となりました。
@パプアニューギニアで小型機墜落・28人死亡か
13日午後5時頃、パプアニューギニアのラエからマダンに向かっていた、同国「PNG航空」のダッシュ8型機がマダン近郊に墜落しました。乗客・乗員32人の内4にが生存している、との情報もあります。事故当時、マダン付近は暴風雨だった、とのことです。
*10月13日
@「グリーンポートレポートAugust, 2011」を発行
成田国際空港株式会社は昨日、「グリーンポートレポートAugust, 2011」を発行し、ホームページにも掲載しました。
@ハワイアン航空機が滑走路に誤進入・関西空港
昨日午後9時37分頃関西空港で、ホノルル行きのハワイアン航空450便・B767-300型機が着陸機が迫っている滑走路に誤って進入するトラブルがありました。管制官はハワイアン航空機に対して「滑走路手前で待機せよ」と指示し、同機からは「待機する」と応答がありました。ところが、約4分後に同機は滑走路に進入してしまいました。当時、成田発の全日空貨物機が着陸態勢に入っており、約2分後に着陸することになっていました。管制官は誤進入に気付き、全日空機に着陸のやり直しを指示し、全日空機は着陸を回避し、事なきを得ました。運輸安全委員会は重大インシデントとして、調査官3人を関西空港に派遣しました。
@「8〜9月の羽田国際線利用率は90%前後と好調」日航社長
日本航空の大西社長は昨日の記者会見で、多客期である8〜9月の羽田空港国際線の利用率が好調で多くが90%を超えたことを明らかにしました。他の路線でも90%を少し切る程度の利用率だった、とのことです。また、今後の路線展開については、「縮小はほぼ終わり、ある程度の拡張を図る中で、一層のコスト削減を目指すことが重要」としました。
@日本航空が12月〜1月の燃油サーチャージャーを据置に
日本航空は昨日、国際線運賃にかける燃油サーチャージャーを、12月と来年1月は現在の水準に据え置く、と発表しました。
【コメント】素人考えですが、燃油サーチャージャーは9月段階のシンガポールにおけるケロシンの価格で決めている、とのことですが、このところの超円高で日本の航空会社の燃料調達コストは下がっているのではないでしょうか。リスクヘッジがありますから、事は単純ではないかも知れませんが。しかし、燃油サーチャージャーにコスト減は反映されていないのでしょうか。もともと、燃油サーチャージャーは原油価格の高騰でコストが上がることを理由に設けられたものですね。
@B747-8Fがカーゴルックスへ初引き渡し
ボーイング社は12日、新型貨物機のB747-8F型初号機をカーゴルックスに引き渡しました。カーゴルックスは同日、この機体に貨物を搭載してシアトルから本拠地のルクセンブルグに向かいました。
*10月12日
@「他社の運賃よりも10%安く提供する」ジェットスターCEO
昨日記者会見したジェットスターのCEOは設立する「ジェットスター・ジャパン」の日本市場運賃について「同路線・同日・同時刻の運賃がインターネット上で他社の運賃よりも高い場合、他社運賃よりも10%安い運賃を提供したい」と述べました。この制度はすでにジェットスターが他の国では提供している「プライス・ビート・ギャランティー」を日本でも提供することを明らかにしたものです。記者から「スカイマークの『980円』も対象となるのか」との質問に対し、CEOは「その通り」と明言しました。この制度の採用については現在、国土交通省と相談中としています。
また、「ジェットスター・ジャパン」のCEOとして、12月1日付で鈴木みゆき氏が就任することも明らかにしました。
@福島県などがMRJ共同保有機構を計画・地方路線維持のため
今日の日経新聞によりますと、福島県や北九州空港利用促進協議会などは、三菱航空機会社の三菱リージョナルジェット(MRJ)を数機共同保有して、航空会社に低価格で貸し出し、地方路線を展開してもらう事を考えています。2012〜2013年に事業化計画を策定し、2014年に「共同保有機構」を立ち上げることを目指している、とのことです。
@国土交通省が管制官のカメラや携帯持ち込みを禁止へ
国土交通省は昨日、管制官がカメラや携帯電話を管制職場に持ち込むことや、管制業務に関する内容をブログなどに掲載する事を禁止する方針を固めました。
@「円高が訪日外国人の回復を遅らせている」日航社長
日本航空の大西社長は今日の記者会見で、「円高により、外国でチケットを購入し、来日する旅客の回復傾向が鈍化している」との見方を明らかにしました。国内線は好調で、9月利用率も前年同月比を上回る見込みとのことです。また、B787型機1号機の納期について「12月中か来年初めには納入されると考えている」と述べました。
*10月11日
@「騒音の大きさや回数を平均化せず評価する方法に改められる」千葉市環境局長
千葉県で羽田空港着陸機騒音が大問題になっていますが、9月の定例千葉市議会でも取り上げられ、共産党の野本信正市議が市当局の対応を質していました。
この中で、野本市議が「W値による評価だけでなく、最高音こそ重要であり、最高音の被害を解消することを国土交通省に強く求めるべきではないのですか。最大騒音レベルや単発騒音暴露レベルを併用した、新たな環境基準の設定を求めるべきですがどうですか。」と質したのに対して、千葉市の環境局長は「平成25年4月からの環境基本法での新たな基準では、騒音の大きさや回数を平均化せず評価する方法に改められる。」と答弁していました。
【コメント】環境局長の答弁は「新しい“Lden”で最高音規制が盛り込まれる」と受け取れる内容ですが、25年4月から“WECPN”に代わって採用される“Lden”も、“WECPNL”と同じく航空機騒音のエネルギーを平均化する基準だったと記憶しています。野本議員の質疑討論のまとめが事実であれば、意図的であるかないかは別として、環境局長の“勘違”いか“誤解”ではないでしょうか。新しい“Lden”には航空機1機1機の最高騒音を規制する要素はないと思います。
@8月の主要58社の海外旅行取扱額は2.3%増に
観光庁がまとめた国内の主要旅行会社58社の海外旅行取扱額は前年同月比2.3%増となり、2月以来、半年ぶりに前年同月比でプラスになりました。外国人の訪日旅行取扱額は同40.5%減でした。一方、国内旅行取扱額は同2.0%増となり、こちらも半年ぶりのプラスとなりました。
@スカイマークの9月輸送実績で利用率が82.9%に
スカイマークが発表した9月旅客輸送実績によりますと、旅客数は前年同月比45.3%増となり、利用率は82.9%と同1.2ポイント上回りました。
@カンタス航空がA320neo型機78機などを発注
エアバスは6日、カンタス航空とA320neo型機を78機、A320型機を32機の合計110機を受注する確定契約を締結したと発表しました。
*10月10日
@反対同盟北原派が「農地取り上げ阻止」で決起集会
反対同盟北原派は昨日、成田市東峰の畑で「農地取り上げ阻止」などをスローガンにした全国総決起集会を開催しました。集会には千葉県警の調べで約700人が参加しました。
@全日空機が乱気流に巻き込まれる・5人が軽傷
昨日午前2時45分頃、台湾の南約160Kmの海上を飛行していた、シンガポール発羽田行きの全日空152便・B767-300型機が乱気流に巻き込まれました。機体が大きく横揺れし、乗客2人と客室乗務員3人が打撲や捻挫などの軽傷を負いました。同機はそのまま飛行を続け同5時44分に羽田空港に着陸しました。当時、シートベルト着用のサインは出ていなかった、とのことです。パイロットは「乱気流を避けながら飛行していた」と話している、とのことです。
@日本航空機がブレーキ温度表示異常で引き返す
昨日午前8時35分頃、大阪発大分行きの日本航空2361便・CL-600-2B19型機が広島県福山付近を飛行中にブレーキ温度表示の異常を示す警告灯が点灯しました。このため、同機は大阪空港に引き返しました。点検したところ、温度センサーに不具合がありました。同機は同10時7分に再出発しました。
*10月9日
@【解説と資料のページ】に「航空機騒音の影響に関する調査・アンケート等リンク集」を載せました
下段にある【解説と資料のページ】に「航空機騒音の影響に関する調査・アンケート等リンク集」を載せました。学術論文から、アンケート調査まで、玉石入り交じったものになると思いますが、これからも随時追加していきたいと思います。
*10月8日
@「成田空港サーバー・資料室」のリンクなどを修正しました
下段にある「成田空港サーバー・資料室」のリンクが間違っていたので、修正しました。また、「空機騒音評価方式と環境基準についての資料」も新環境基準の内容などを加えて加筆しました。
@小松基地に着陸のF15戦闘機が外部タンクなどを落とす
昨日午前8時45分頃、航空自衛隊小松基地所属のF15戦闘機が訓練を終わり、小松基地に着陸する寸前に、外部タンクが爆発し、タンクと模擬ミサイルの一部が能美町に落下しました。幸いけが人はありませんでした。この戦闘機は百里基地での訓練に参加するために、外部タンク3本をつけていました。何らかの原因で使い終わった外部タンク内の圧力が上昇して爆発したものと見られています。小松基地爆音訴訟の長田原告副団長は「我々は常に墜落や落下の恐怖と騒音に苦しめられている。本当の安全がどこにあるか、裁判でも訴えていきたい」と語りました。
@ガルーダ航空機が関西空港で立ち往生
今日午前8時10分頃、インドネシア・デンパサール発関西行きのガルーダ航空882便・A330-300型機が着陸し、滑走路を走行中にステアリングの油圧が下がって、滑走路上で立ち往生しました。このトラブルでB滑走路が38分間閉鎖されました。他の便の離発着に影響はありませんでした。
@日航Gの8月国内線利用率が71.8%と3ヶ月連続して前年上回る
日本航空が昨日発表したグループ全体の8月旅客輸送実績によりますと、国内線利用率が71.8%となりました。3ヶ月連続して前年同月比を上回りました。一方、国際線利用率は76.2%で前年同月比3.1ポイント減となりましたが、7月に比べて4.7ポイント上昇し、回復してきています。
*10月7日
@スリランカ航空が12月25日から成田線を増便
スリランカ航空は12月25日から現在週3便で運航している成田=コロンボ線を週1便増便し、週4便とします。現在は月・木曜日はモルディブ共和国・マーレ経由で運航し、コロンボ直行便は土曜日のみですが、日曜日に直行便を増やします。
@日本航空が機材の小型化で1便当たり13%減・羽田の格納庫を2棟減
今日の日刊航空によりますと、日本航空が利益率改善のために行っていた機材の小型化がほぼ完了しました。これにより、今年9月段階で、2010年3月末に比べて定期便1便当たりの座席数が、国際線で253.7席から220.7席と13%減となり、国内線では同180.1席から156.8席と13%減となりました。また、機種も7機種から4機種となり、羽田空港の格納庫を7棟から5棟とし、2棟を羽田空港に返却しました。成田空港については一時削減を検討しましたが、こちらは従来通りの4棟を維持しています。
@スカイマークが本社機能の一部を神戸空港に移す
スカイマークは昨日、羽田空港にある本社機能の一部を神戸空港に移動したことを明らかにしました。神戸空港を西日本の拠点とし、格納庫の建設も進めています。運航乗務員や客室乗務員の一部も神戸空港を拠点とします。
*10月6日
@成田空港で13日に消火救難訓練
成田国際空港株式会社は13日午後に、2009年3月23日に起こったフェデラル・エクスプレス機事故が旅客便に起こったと想定して、消火救難訓練を実施します。参加するのは61機関・約1200人・緊急車両約300台となります。
@‘TRANSIT’初の別冊『TRANSIT SORA』のPC版がリリース
8月17日の出来事でも書いた電子書籍『TRANSIT SORA』のPC版がリリースされていました。やはり、大きなスクリーンで見る方が快適ですね。ここから、見ることが出来ます。
@羽田着陸騒音苦情が千葉県で520件
千葉県は昨日開かれた県議会で、昨年10月下旬の羽田空港飛行コース変更から今年の8月末までに寄せられた苦情が520件に上ることを明らかにしました。この内の約4割は千葉市からのものになります。苦情では「子供が眠れない」「継続的に飛び、気になって仕方がない」などの被害を訴える内容、とのことです。
@全日空が来年1月21日からB787型機で羽田=フランクフルト線就航へ
全日空は昨日、B787型機を使った羽田=フランクフルト線を来年1月21日に就航させることを明らかにしました。深夜・早朝時間帯を使いますので、羽田発が午前1時となります。1月は月・木・土の週3便となりますが、2月からは毎日運航となります。
@キャセイ航空が日本人客室乗務員約100人を募集
キャセイ航空は今日、日本人客室乗務員約100人を募集すると発表しました。応募者は30日までに英文の履歴書を送付する必要があります。
@スカンジナビア航空が“暇つぶしアプリ”をリリース
スカンジナビア航空はこのほど、遅延した他社便を待つ旅客に対しての“暇つぶしアプリ”「The TimeKiller」をリリースしました。これにより、欧州の航空会社の中で2009年・2010年と定時性ナンバーワンに選ばれた同航空をアピールします。iPhone版はすでに無料で提供している、とのことです。
*10月5日
@第1回エコツアー「おもしろかったのは航空機騒音測定」
成田国際空港株式会社のページに「成田空港エコキッズ・クラブ2011」の第1回エコツアーの報告が出ていましたが、色々な見学や体験の中で、「おもしろかったもの」の1位が「航空機の騒音測定」だったとのことです。
@国土交通省がエアーニッポンに背面飛行の再発防止策などを求める
国土交通省は今日、背面飛行トラブルを起こしたエアーニッポンに対して、再発防止策の策定とその報告を求める安全に関する指示文書を手渡しました。
@関西空港トイレに不審物も爆発物ではなし
今日午前7時30分頃、関西空港4階国際線ロビーの男子トイレ個室に、外国新聞紙に包まれた不審物があるのが発見されました。この不審物は新聞紙にくるまれ、テープで巻かれてリード線のようなものが出ていました。警察がX線などで検査したところ爆発物ではありませんでした。警察では、機内に持ち込むことが出来ずに捨てられたものか、悪質ないたずらでと見ています。
@B747-8F型機の納入遅れは燃費が契約通りでないことが原因
ボーイング社の社長は4日の四半期定例会見で、B747-8F型機のカーゴルックスへの納入が遅れている原因について、「エンジンの燃費性能が契約のレベルに達していないこと」と述べました。しかし、今後2週間以内に納入が行われるとの見通しを明らかにしました。
*10月4日
@成田空港の着陸料・今年度は割引なしで決着
今日の千葉日報によりますと、成田空港の着陸料は今年3月末までは割引がありましたが、今年度については航空会社との交渉が続いていました。成田国際空港株式会社は同社の取材に対して、このほど、「今年度については割引しない」ことで合意した事を明らかにしました。ただし、来年度の着陸料についての交渉を早期に始めることが条件となります。
@エールフランスKLMが成田空港路線を減便へ
エールフランスKLMはこのほど冬季スケジュールを発表しましたが、この中で、成田空港路線については需要が縮小していることを考慮して提供座席を減らします。エールフランスの成田=パリ線では週14便を維持しますが、A380型機をB777-300型機に変更し、全便をB777-300型機で運航します。また、KLMオランダ航空の成田=アムステルダム線は現行の週10便から7便に減便します。
@千葉市で羽田着陸機騒音苦情が4〜7月で86件
今日の読売新聞によりますと、昨年10月下旬に羽田空港着陸機の飛行コースが変更になって以後、千葉市民からの苦情が多数出ている、とのことです。9月までの1年間に約200件、南風が多くなった、4〜7月には86件になっている、とのことです。
@衆院国土交通委員長が安全について国土大臣への要請書
衆議院の国土交通委員長は先月30日、国土交通大臣宛てに管制トラブルや急降下トラブルなどを受け「国土交通全般にわたる安全確保の徹底についての要請」を行いました。要請では「秋の観光シーズンを間近に控え、輸送の安全を著しく脅かすこのような事案が発生したことは極めて遺憾で、由々しき事態である。原因を徹底的に究明し、確実な再発防止策をとる必要がある。」としています。
@「爆弾が入っている」といった男を逮捕
昨日午後4時45分頃、羽田発帯広行きのエアドゥ65便の出発時に、客室乗務員からバッグを椅子の下に入れるよう求められた、和歌山県の58才の男が「爆弾が入っている」と言いました。このため、この男のバッグを点検しましたが、爆弾は入っていず、同機はそのまま帯広に向かいました。帯広署は今日、この男を軽犯罪法違反容疑で逮捕しました。
@北海道エアシステムで今日から7日にかけ40便が欠航
北海道エアシステムで2日と昨日、2号機と3号機でそれぞれ防除氷装置のトラブルが発生しました。また、2号機のプロペラに異常が見つかったために、3号機のプロペラを2号機に付け替えて、2号機は運航を再開しました。しかし、代わりのプロペラを取り寄せて交換するのに時間がかかるために、今日から7日までに計40便が欠航となるそうです。
【コメント】小さな航空会社では故障機が出ると、代わりの航空機がないため、欠航便が多数になっていしまうのですね。また、資金難から中古機を買って、運航することもありますが、機体の程度が悪いと故障が多発することになります。
@MRJ用のエンジン初期試験が終わる
プラット・アンド・ホイットニー社は三菱リージョナルジェット(MRJ)用に開発している「PW1217Gエンジン」1号基の初期段階テストが終了したことを明らかにしました。同社は「今回のテスト結果により、このエンジンの設計が三菱航空機とお約束した性能を発揮できることが確認でき、大変満足しています。」とコメントしています。同社は今後、8基のエンジンを使用したテストを行います。
@アメリカン航空親会社株が暴落・破綻懸念で
3日のニューヨーク株式市場は米国経済のリセッション懸念で、2日に引き続いて大幅に下落しましたが、アメリカン航空の親会社「AMR」が終値で前日に比べて33%(一時は41%)も下落する、2003年以来の暴落となりました。「景気の後退で需要が減り、破産法申請を迫られる恐れがある」との懸念が強まったため、とのことです。
@ルフトハンザ航空がA380型機などの追加発注を承認
ルフトハンザ航空の監査役員会は先月29日、A380型機2機などの機材追加発注を承認しました。
*10月3日
@秋の連休出入国者が14.7%減に、夏休みよりは4.2ポイント回復
東京入国管理局によりますと、3連休が2回あった先月17日から25日までの成田空港出入国者数は前年同期比14.7%減となりました。大震災の影響が残っていますが、7月14日から8月末までの夏休み出入国者数前年同期比18.9%減に比べて4.2ポイント回復したことになります。この内、外国人は約8ポイントの回復となっています。
@年末年始の海外旅行が夏休み並みに・エイビーロード
エイビーロードリサーチセンター長は先月30日、「JATA旅博」のセミナーで「問い合わせ状況から、今年度の年末年始の海外旅行が今年の夏休みと同じ水準になる可能性がある」と述べました。しかし、秋は低調になる可能性を示唆しました。
@調布飛行場で小型機が着陸時に前脚折る・4便が欠航
今日午前10時8分頃、東京の調布飛行場で航空写真会社の小型機が着陸した際に、大きくバウンドして前脚を折り、動けなくなりました。乗員2人にケガはありませんでした。このトラブルで滑走路が約2時間閉鎖され、伊豆大島や新島への4便が欠航となりました。
*10月2日
@「(解雇回避が可能なことは)誰が見ても分かる」稲盛会長
日本航空を整理解雇された社員が解雇撤回を求めている裁判で、先月30日に日本航空の稲盛会長が証人として出廷しました。稲盛会長は「(解雇回避が可能なことは)収益からみて、誰が見ても分かる」と証言しました。にもかかわらず解雇した理由について、「(更生計画を軌道に乗せるには)解雇しないといけなかった」と述べました。また、安全運航について「日航安全アドバイザリーグループ」が「安全投資は財務状態に左右されてはならない」と提言した事については「よく知りません」と答えました。
@インドネシアの小型機の残骸発見・全員死亡
先月29日の出来事で書いた、インドネシアのスマトラ島北部で行方不明となっていた小型機・CASA212型機の残骸が1日、同島北部の山中で発見されました。捜索隊によりますと、乗客・乗員18人の死亡が確認されました。
*10月1日
@9月のアクセス数は79,720回でした。
@リニューアルした第2ターミナルショッピング街
今日は第2ターミナルに行きました。4階のショッピング街のリニューアルが完成したようで、華やかな雰囲気になっていました。今日の読売新聞によりますと、空港の従業員や近隣の住民が買い物に訪れることも多くなってきたようです。
@20日からのAB同時離発着は悪天候には実施せず
昨日の航空新聞社「WING DAILY」によりますと、国土交通省は来年度予算要求に、20日から実施するA滑走路・B滑走路からの同時離発着を監視し、旅客機が接近した時には、これを回避するための指示を出す管制機器を盛り込んでいるそうです。これが整備されるまでは、当面目視による監視になるため、「悪天候時には同時離発着を行わない模様」とのことです。
【コメント】今年1月の空港視察の際に、国土交通省成田空港事務所に聞いたところ、「監視はレーダーで専門管制官が行う。間隔が保たれているかどうかは、十分に分かる。」との説明でした。“管制機器”とはこのレーダーのことなのでしょうか。
@海外航空会社向けの英語サイトを開設
成田国際空港株式会社はこのほど、海外の航空会社向けに着陸料・駐機料・貨物施設などの情報を掲載した英語による専用サイトをオープンしました。これにより、乗りいれを検討している航空会社や広告を掲載したい海外企業が、あらかじめ情報を検討することが出来るようになる、とのことです。