2011年11月後半の出来事
*11月30日
@成田空港会社に「米軍チャーター便に関する公開質問書」を提出しました
昨日午後、成田国際空港株式会社に行って、別紙のような「米軍チャーター便に関する公開質問書」を提出してきました。
担当者に「このような、明確な約束違反があった場合には、連絡をしてくるのが当然なのではないか」と申し入れました。担当者には「約束違反」の認識は全くなかったようです。
@国内線新・増設施設予定地付近の写真です
昨日、成田国際空港株式会社に行ったときに、昨日の出来事で書いた「第2ターミナル国内線施設が拡充される」とのニュースがありましたので、その場所を確認し、写真を撮ってきました。実際に見ると、案外に狭い場所です。
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向かい側が国内線ターミナルです。1階部分がバスの発着場です
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正面が北側にある新施設用地ですが、具体的にどのようになるのかは分かりません
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@白タクで川崎市の61才男を現行犯逮捕
千葉県警成田空港署は昨日、成田空港内で白タク(道路運送法違反)容疑の、川崎市に住む61才の男を現行犯逮捕しました。男は成田空港到着ロビー内で、到着したイタリア人を22000円で都内まで乗せる約束をして、走り始めたところでした。男は「生活に困ってやった」と供述している、との事です。
@国土交通省が羽田空港着陸で連続降下進入方式導入を検討
国土交通省は昨日までに、羽田空港の騒音対策として、着陸時に出来るだけ高度を維持して、以後はエンジンを絞って、連続的に高度を落とす「連続降下進入方式」の導入の検討を始める事にした、との事です。高々度を維持する事と、エンジンを絞る事により、騒音を減らす事になります。
@アメリカン航空が破産法を申請・運航は維持
米国大手航空会社で、唯一破産法の申請をしてこなかった、米航空業界3位のアメリカン航空の親会社「AMR」が29日、ニューヨークの裁判所に米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請しました。アメリカン航空とアメリカン・イーグルも同時に米連邦破産法11条を申請しました。ただ、運航は続ける、との事で、提携している日本航空との共同運航やマイレージサービスも継続するそうです。
*11月29日
@国内線施設を12年12月までに、1.3倍に拡充へ
今日の「日刊航空」によりますと、成田国際空港株式会社は拡大する国内線に対応するため、国内線ターミナル施設を第2ターミナルに増設する事に(右図の赤丸部分)なりました。第2ターミナル南側の国内線ターミナルを約4100平方メートル増設し、航空会社 のカウンターや保安検査のスペースを増設します。また、第2ターミナル北側に2階建て、約2400平方メートルの施設を新築し、バスターミナルを設けますが、旅客手荷物ハン ドリングシステムを組み込む予定はないもようです。これにより、第2ターミナルの国内線施設面積は現在の約1.3倍になります。2012年12月の供用開始を目指す、との事です。
@明日、「成田空港エコフェスタ2011」開催
成田国際空港株式会社は明日、空港関連事業者、空港従業員を対象とする「成田空港エコフェスタ2011」を開催します。水素を使う燃料電池バスやサーマルリサイクル施設などの見学を行う予定です。
@関西空港で中国東方航空機が無許可離陸
昨日午後1時50分頃、関西空港で管制官から「滑走路で離陸待機」を指示されていた、関西発上海行きの中国東方航空516便・A330-200型機が無断で離陸するトラブルがありました。管制官が着陸予定のヘリコプターとの交信を行っている最中に離陸滑走を始め、「中止」指示を無視して離陸したものです。当時、2分前に離陸機があり、着陸機はありませんでした。国土交通省は安全上に危険はなかったとして「重大インシデント」には認定せず、航空違反の疑いで同社から事情を聞いています。
@国土交通省が次期通常国会に地方空港民営化促進法案を提出へ
国土交通省は昨日、次期通常国会に地方空港の民営化を推進する法案の提出方針を固めました。地方空港の経営合理化と収益強化が目的、との事です。
@飛行中の機内でトイレと間違え非常ドアを開けようとする
19日、台湾・高雄発ホーチミン行きのベトナム航空機内で、80才の台湾人男性が離陸後1時間ほどして、トイレに行くときにトイレのドアと間違えて、非常ドアを開けようとする出来事がありました。周囲の乗客が制止して事なきを得ました。同航空では、今月に離陸前に非常ドアを大学生が開けてしまい、離陸が約2時間遅れるトラブルがあったばかりです。
*11月28日
@「着陸料については航空会社と協議を進めている」高橋取締役
成田国際空港株式会社の高橋取締役は25日、成田空港の着陸料減免措置について「現在、航空会社と2012年4月から実施できるように協議している。」と述べました。着陸料減免措置は、大震災の影響もあり、今年3月で期限切れになっています。成田空港の着陸料は2005年10月から騒音の大きさによる「騒音インデックス制」を採用しており、1トン当たり1650円〜2100円となっています。最近は低騒音機が多くなった事により、2005年当時に比べて約20%低減している、との事です。
@10月の国際航空貨物が異例の低迷に
国内国際航空貨物大手5社の取扱量が10月としては、2001年10月以来の低水準になっている、との事です。このままでいくと、国内全体でも8万トンを下回る見込みで、「9・11米国同時多発テロ」の起こった2001年10月以来、10年ぶりの低水準になるようです。欧州の財政危機による荷動きの減少に加えて、アジアの荷動きも低迷している、との事です。
*11月27日
@女性限定の飛行機撮影会・北海道からも参加者
今日、成田空港周辺で女性限定の航空機撮影会が開かれました。企画したのは「成田空援隊」で、北海道や大阪から来た人も含め約40人が参加しました。参加者らは、空港近くの「さくらの山公園」から、航空写真専門家の指導を受けて、離着陸する航空機を撮影していました。
@秋田県が空港運用時間延長条例を12月議会に提出
秋田県は12月定例県議会に、秋田空港の運用時間を現在の午後9時30分から午後10時に延長する空港管理条例改正案を提出する事になりました。可決されると、来年夏季ダイヤ(3月25日から)から延長される事になります。全日空が延長を要望していました。地元住民は夜間騒音を心配して反対していましたが、周辺3自治会は最終的に了承しました。
@体重180Kgの人に押し出され、7時間通路に立ちん坊
米国で7月、アンカレッジからフィアデルフィアに向かったUSエアウエイズ機で、席に着いていた男性が、隣の席に来た体重が180Kgもあろうかという男性に押し出され、7時間の飛行中、通路に立ちっぱなしになる出来事がありました。この男性は、怒ってUSエアウエイズに「代金を全額返せ」と掛け合いましたが、USエアウエイズ側は約4分の1の割引で済まそうとしました。この便は満席でした。
*11月26日
@「米軍チャーター機臨時着陸についての公開質問状」を成田空港事務所に提出しました
昨日午後、国土交通省成田空港事務所におもむき、中坪成田国際空港長に「米軍チャーター機臨時着陸についての公開質問状」を提出してきました。12月5日までの回答をお願いしてきましたが、「間に合うかどうか分からない」とのことでした。
@日航機内で携帯を注意され、隣席の乗客に乱暴
昨日夕方、成田空港に到着したクアラルンプール発成田行きの日本航空724便のマレーシア国籍の72才の男が、機内で隣席の男性に暴行した容疑で、千葉県警成田空港署に到着後、現行犯逮捕されました。この男は、機内で携帯電話を使い、客室乗務員に注意されていたにもかかわらず、再び、携帯電話を使用し、注意した隣席の30才代男性の首を絞めるなどの暴行を働いたものです。
@成田空港会社が「環境報告書2011」を掲載
成田国際空港株式会社は昨日、ホームページに「成田国際空港 環境報告書2011」を掲載しました。
@山形空港で日本航空機がバードストライク・折り返し便が欠航
昨日午後5時15分頃、大阪発山形行きの日本航空2237便・CRJ200型機が着陸進入中にバードストライクにあいました。同機は無事着陸しましたが、機体整備のために、折り返し便が欠航となりました。
@全日空のDHC8-402型機が23日と同じトラブルで引き返す
昨日午前10時45分頃、中部発羽田行きの全日空1837便・DHC8-402型機が離陸約10分後に、右エンジンのオイルの温度が高い、との警告灯が点灯しました。このため、同機は中部空港に引き返しました。この機体は23日にも全く同じトラブルで中部空港に引き返しています。この時は、エンジン系統に異常はなかった、との事です。
@エールフランスKLM機が外板ネジ30本取り付けずに飛行
エールフランスKLMはこのほど、今月中旬に米・ボストンに飛行したA340型機で、主翼と胴体をつなぐ外板のネジ30本が取り付けられていなかった事を明らかにし、この機体の運用を中止している事を明らかにしました。この機体は中国の「厦門太古飛機工程」で整備を受けたばかりで、10日にエールフランスKLMに引き渡されたものです。この整備でネジが取り付けられていなかったものと見られています。なお、「厦門太古飛機工程」には日本航空も株式を持っています。
【コメント】無事で良かったですね。「日本航空が株を持っている」と言う事は日本航空機も、この会社で整備を受けていると思われます。コスト削減のための、整備の外部委託では、前々から問題が出ていた、と報道されています。日本人による整備でもミスはあると思いますが、このようなひどいミスはないのではないでしょうか。また、引き渡しを受けるときには、エールフランスKLMの整備担当者が最終点検をしているはずですが、見逃したのでしょうか。
@ヒースロー空港会社が「30日の乗客を半分に」と要請
英国・ロンドンにあるヒースロー空港の運営会社は、航空会社に対して「30日到着便の乗客を半分のして欲しい」と要請している、との事です。これは、30日に大規模な公務員関係のストライキがあり、入国管理に当たる職員も参加するため、通常の乗客が到着した場合には「入国審査待ちが12時間になる事が予想されるため」との事です。日本航空も対応の検討を始めている、との事です。
*11月25日
@第2ターミナル本館とサテライト間に「動く歩道」建設へ
成田国際空港株式会社は昨日、第2ターミナル本館とサテライト間に「動く歩道」を建設する事を明らかにしました。現在は「シャトルシステム」(右写真)で結んでいますが、混雑時間帯には待ち時間が多くなり、今後、発着回数が増える事に備えるため、としています。来年3月に着工し、2013年秋の完成を目指します。完成後の「シャトルシステム」については「縮小か廃止を考えている」としています。今年8月には、落雷による瞬間停電でシャトルが停止し、バスでの代替輸送に時間がかかったこともありました。
@大分の中学生が全日空機の救命胴衣を持ち去る
昨日、大分県玖珠町の中学生2人が、10月の修学旅行帰りに乗った全日空機の救命胴衣を持ち去っていた事が分かりました。中学生は「塾講師に『オークションに出すと売れる』と言われて、講師に渡した」としています。一方、塾講師は「深田祐介の著書で『救命胴衣を持ち出しても犯罪にはならない』という、一節を紹介しただけ」としています。同町教育委員会は、すでに、塾講師から救命胴衣を回収し、全日空に返却して、謝罪しています。
@「LCCとの闘いに勝てる」ユナイテッド航空アジア・太平洋地区副社長
ユナイテッド航空(UA)アジア・太平洋地区副社長は22日に開いた記者懇談会で、来年から日本に参入する格安航空会社(LCC)について「サービスがLCCとは違う。我々は米国でLCCと長年闘ってきた。どことの競争にも勝てる。」と述べました。
*11月24日
@旅客数回復が足踏み・10月成田空港運用状況
成田国際空港株式会社が今日発表した「成田空港10月運用状況」によりますと、発着回数は前年同月比(以下同じ)3%減とほぼ前年に戻ったものの、国際線旅客数は15%減と、前月とほぼ同じで足踏み状態となっています。この内、外国人は25%減、日本人は10%減、通過客は13%減となりました。国内線旅客は8%増となっています。また、貨物量は11%減で、輸出は18%減、輸入は6%減となっています。給油量は9%減でした。発着回数、貨物量、給油量はゆるやかに回復しているようです。
@中国南方航空が12月20日から成田=ハルピン線で定期チャーター便
中国南方航空は12月20日より、成田=ハルピン間に定期チャーター便を運航します。12月は20日と27日、1月からは木曜日に週1往復を運航する予定です。機材はA320型機を使います。
@国土が東京都に羽田=成田間の追い越し車線を打診、都側は難色
今日の産経新聞によりますと、国土交通省は今月上旬に東京都に対して、羽田空港と成田空港間のアクセス時間を短縮するために、都営浅草線押上駅と泉岳寺駅間に約11Km の追い越し線を建設し、丸の内側に新東京駅と商業施設を整備する計画を打診しました。これにより、両空港間が現在の92分から59分に短縮される見込みです。これに対して、都側は「効果に対して負担が重い」と難色を示しました。建設費は約3700億円で、これを国と自治体と鉄道側が3分の1ずつ分担する事になります。
@ジェットスターが機内でのiPad貸し出しサービス始める・日本では12月
ジェットスターはこのほど、機内でのiPad貸し出しサービスを始めました。iPadによって、機内でのエンターテイメントサービスが楽しめます。日本路線でのサービスは12月に始める予定で、貸出料金は予約で900円、当日で1200円となる予定です。
*11月23日
@「守る会の歩み(その3)」に2年分を追加しました
本会の活動を記録している「守る会の歩み」に約2年分の活動記録を追加したました。ページがあまりにも膨大になりましたので、3部に分割しました。
1部が「結成準備から開港まで」、2部が「開港から平行滑走路供用開始まで」、3部が「平行滑走路供用開始から現在まで」としました。
なお、第1部から見たい方は「最初の挨拶」にあるリンクから見て下さい。
@国土交通省が落下物調査を始める
国土交通省は昨日開かれた「成田空港地域共生・共栄会議」の席上で、今月から、成田空港に乗り入れている航空会社や、航空機メーカーを対象として、落下物についての調査を始めた事を明らかにしました。また、落下物が脚下げの時に起こる事が多い事から、北側から着陸する場合も洋上での脚下げを行えるかどうかのアンケートを始めた、との事です。
@全日空のDHC8-402型機がエンジンオイル温度上昇で引き返す
今日午前8時20分頃、中部発仙台行きの全日空1801便・DHC8-402型機で右エンジンのオイル温度が通常よりも20度高くなりました。このため、同機は中部空港に引き返し、9時3分に着陸しました。乗客は代替機で約2時間遅れて、仙台に向かいました。
*11月22日
@第3次補正成立で成田空港には4億5900万円配分
国土交通省は昨日、第3次補正予算の成立を受けて配分を発表しましたが、成田空港には管制塔耐震対策・無停電電源装置整備として、4億5900万円を配分する事を明らかにしました。
@共生財団のページに「平成22年度 年報」が載りました
11月6日の出来事で書いた成田空港地域共生財団の「平成22年度 成田国際空港周辺航空機騒音測定結果(年報)」が同財団ホームページに載りました。
@綾瀬市が年末年始の厚木基地飛行停止を要請
厚木基地の東に隣接する綾瀬市は年末年始(12月29日〜1月7日)の飛行停止を求めて要請を行いました。要請では「航空機騒音に悩まされている基地周辺住民が、年末年始だけでも、騒音のない穏やかなときを過ごしたいという心情、切なる願いを十分理解してほしい」としています。
@B787型機で2回目のトラブル
昨日午前9時頃、岡山空港で岡山発羽田行き全日空654便・B787型機の運航前点検中に、操縦席にあるディスプレイの「フライトコントロール」に誤表示が発生しました。しかし、電源を入れ直して再起動させたところ、正常に戻りました。操縦機器も正常に作動したため、同機は約2時間40分遅れで出発しました。同機はその後、羽田=広島線の往復に使用されました。
@カンタス航空の労使交渉が決裂
オーストラリア労使裁定機関の仲介で行われていたカンタス航空と3労組との交渉が21日決裂しました。運輸労組側はストの再開を示唆し、カンタス航空側は連邦裁判所への提訴による仲裁を申請する構えです。しかし、裁判所による仲裁はかなりの時間がかかると予想され、労使紛争は再び、泥沼化になる危険性が出てきました。
*11月21日
@米軍チャーター機が燃料不足(?)で成田空港に臨時着陸
今日の早朝、米・アンカレッジから米軍横田基地に向かっていた米軍チャーター機から「燃料が不足したので臨時着陸したい」と連絡があり、午前6時5分頃着陸しました。同機は燃料を補給して約2時間後に米軍嘉手納基地に向かいました。
【コメント】どうも変な話しです。成田空港と米軍横田基地は約100Kmしか離れていません。本当に燃料不足ならば、もっと手前の空港で燃料を補給しなければならないはずです。「100Kmも飛べないようような燃料不足」と言う事は「墜落の危険があった」と言う事ではないでしょうか。チャーター便とのことですが、民間機がこんなずさんな燃料管理をするのでしょうか。
@「訪日外客3000万人の目標は降ろさない」溝畑長官
溝畑観光庁長官は18日の記者会見で、「訪日外客を2019年に2500万人、将来的に3000万人にすると言う目標は降ろさない」と述べました。ただ、低迷している現状から、2013年に1500万人、2016年に2000万人としている中間目標については「見直す可能性がある」としています。今年の1〜10月の訪日外客数は約733万人です。
*11月19日
@ジェットスター・ジャパンが来年8月に成田=新千歳線就航で調整
今日の北海道新聞によりますと、ジェットスター・ジャパンは2012年8月にも、成田=新千歳線に就航する方向で調整を行っている、との事です。A320型機を使い、1日1往復し、運賃は片道約1万円を考えていますが、他社の運賃が安い場合には引き下げる見込み、との事です。
@全日空が成田=沖縄・成田=台北の貨物便を増便へ
全日空は成田=沖縄線の貨物便を12月5日より、週6往復から週12往復に増便します。また、成田=台北の貨物便も同日から週6往復から週9往復に増便します。
@10月の出国日本人数が5.1%増に、通年でも昨年を上回る
日本政府観光局(JNTO)が昨日明らかにした「訪日外客数・出国日本人数」の10月推計値によりますと、出国日本人数は前年同月比5.1%増となりました。また、通年(1〜10月)の出国日本人数も昨年同期比0.7%増となりました。大震災で減少したものの、その後は超円高により、順調に伸びている、との事です。また、訪日外客数は前年同月比15.3%減となりました。
@経由地で燃料代を乗客から徴収するハプニング・オーストリア
15日、インドから英国のバーミンガムに向かったオーストリアの「コムテル航空」のチャーター便が、ウイーンで給油しようとしたところ、代金未払いで給油を拒否されました。同機は乗客に「飛べない」として降りるように求めました。怒った乗客は乗務員と約6時間交渉し、乗務員側は「乗客が燃料代を現金で払うなら、バーミンガムまで飛行出来る」と述べました。結局、乗客が1人当たり約16000円(総額約240万円)の現金を支払い、給油してバーミンガムまで飛行しました。原因は英国の旅行代理店がウイーン空港に、代金を未払いにしたためのようで、到着した乗客はこの旅行代理店に殺到し、抗議しました。なお、機体はスペインの「ミント航空」が運航したものです。
【コメント】安くても、こんなトラブルがあるのでは旅行が台無しになりますね。
@ACGがB737MAX型機35機を発注
ボーイング社は17日、航空機リース会社「ACG(アビエーシ ョン・キャピタル・グループ)」からB737MAX型機を35機受注した事を明らかにしました。
*11月18日
@千葉市交差点移動でも空域境界は変更しない予定
国土交通省が提案した、南北からの羽田空港着陸機が交差する地点を東に移動する提案ですが、正確な交差点をどこにするかは「今後、精査して決める」としています。その際に、交差点が成田空域と羽田空域の境界に近づきますが、今のところ、境界の移動は考えていないようです。
@三菱重工がB787型機増産に備え、オートクレーブ2号炉を導入
三菱重工は昨日、ボーイング社のB787型機主翼を成型するための、オートクレーブ(複合材硬化炉)2号炉を導入する事を発表しました。この炉は炭素繊維複合材を主翼に成型するためのものです。名古屋の複合材工場に導入されます。今後、生産が本格化するB787型機主翼製造に備えるためのものとなります。
@スターフライヤーが12月21日に東証2部に上場
東京証券取引所は昨日、スターフライヤーから出されていた申請を許可しました。これにより、12月21日に東証2部への上場が正式に決定しました。新規発行株は14万株となります。
@A320neo型機の受注数は1420機に
エアバスは16日、メキシコのLCC「ボラリス」からA320neo型機を30機受注する覚書を締結した、と発表しました。これにより、A320neo型機の総受注数は1420機に達した、との事です。
【訂正】昨日書いた、「スピリット・エアライン」からの受注ですが、「A320neo型機を75機」ではなく、「A320neo型機を45機、A320型機を30機」となるそうです。
@ボーイング社がライオンエアーからB737MAX型機201機などを受注
米国政府は17日、ボーイング社がインドネシアの「ライオンエアー」からB737MAX型機201機、B737ER型機29機を受注した、と発表しました。
*11月17日
@成田空港会社が「fotopedia japan」をリリース
成田国際空港株式会社はFotonauts社と共同で、世界の写真集「fotopedia 」の日本語版「fotopedia japan(フォトペディアジャパン)」を15日にリリースしました。iPhoneとiPadで利用できます。2012年5月中旬までは無料でダウンロードできるそうです。
@「一歩前進、引き続き分散化を求める」千葉市長
昨日国土交通省が示した、千葉市上空での交差点を東にずらす案について、熊谷千葉市長は「一歩前進だ。来年の春に間に合うように手続を進めていただきたい。しかし、どのくらい騒音が低くなるか不安もある。引き続き、飛行コースの分散化を求めていきたい。」と述べました。
@日本航空が冬のボーナスを1.5ヶ月分支給へ
日本航空が冬のボーナスとして1.5ヶ月分を支給する方針である事が、昨日明らかになりました。業績が好調な事を受けて、夏のボーナス1ヶ月分を上回る支給を決めたものです。
@インドの航空会社大手2社が政府の支援を要請
インドの民間航空会社大手「キングフィシャー航空」は先週末に、政府に対して支援を要請しました。同社は急成長するインド航空業界の中で、大量の航空機の購入による支払いが、このところの米ドル高・ルピー安で打撃を受け、加えて過当競争による運賃安と燃料高騰で16四半期連続の赤字を計上しています。
一方、国営の「エアインディア」も過当競争で利益が上がらず、15日に政府に対して650億ルピーの支援を要請しました。
@エアバス社の受注が続く
エアバスはドバイエアショーで、相次ぐ受注を発表しています。まだ、書いていない受注を載せておきます。
(なお、前にも書きましたが、このページでは開発中も含め、騒音が低くなる新型機の発注・受注のみを取り上げています。全部は載せきれませんので。)
・エアバスは15日、カタール航空からA380型機を5機とA320neo型機を50機受注した事を明らかにしました。
・エアバスは米国LCCの「スピリット・エアライン」と、A320neo型機を75機受注する覚書を締結した事を明らかにしました。
・エアバスは米国の「アビエー ション・キャピタル・グループ(ACG)」から、A320neo型機ファミリー30機を受注した事を明らかにしました。
*11月16日
@機内で乗客暴れ、アメリカン航空機が成田空港に緊急着陸
今日午前5時前、上海からロサンゼルスに向かっていた、アメリカン航空182便の機内で、酒に酔った50才代の米国人男性が暴れ、機長は成田空港に緊急着陸を要請し、着陸しました。同機はこの男性を降ろして、約1時間後にロサンゼルスに向け出発しました。なお、男性の妻と子供はそのままロサンゼルスに向かいました。
@国土交通省が千葉市上空の交差点を「東に移動」を提案へ
国土交通省は今日開かれる、羽田空港に関する騒音問題を検討する千葉県と関係市町の協議会で、千葉市の羽田空港着陸機の騒音を軽減するため、B・D滑走路に着陸する飛行コースの交差点を東に移す案を示す事になったようです。南風時の北と南からの飛行コースの交差点を東に3〜4Km移動し、千葉平和公園上空に移す事によって、騒音の影響を軽減させる事をねらったものです。
@国土交通省が羽田空港 CVA 進入方式の条件を緩和する
国土交通省は北風の時に、羽田空港 A・C滑走路への着陸機が千葉県の木更津市や君津市上空の陸上ルートを飛行する割合を減らすために、北風好天時に東京湾上空から着陸する「 CVA 進入方式」の条件を8月末に緩和しました。この「 CVA 進入方式」では、富津岬から東京湾に出て、「風の塔」を視認し、さらに、前方機の視認と距離を把握しながら、正確にルートを取らなければなりません。このため、パイロットと管制官の負担が大きく、あまり使われていませんでした。今回はこの条件を(1)同経路上の一定の ポイントでは決められた速度を守る、(2)C滑走路へ の進入機の確認を省略する、などの条件を緩和したもので、これにより、陸上ルート使用を減らそうとするものです。
@米国の上半期航空旅客が2.4%増に
米国運輸省のまとめによりますと、上半期(1〜6月)の米国内航空会社の国内・国際を合わせた旅客数は、前年同期比で2.4%増となりました。ただ、ロードファクター(有償旅客による座席利用率)は0.4ポイント減の80.7%でした。
@リース会社「 ALAFCO 」がA320neo型機を50機確定発注
エアバスは14日、中東のクエートを拠点とする航空機リースも扱っている「 ALAFCO 」からA320neo型機を50機確定受注した事を明らかにしました。この内、30機は6月のパリエアショー時の覚書で結んでいたものですが、20機は今回新たに追加発注となったもの、との事です。