2012年1月前半の出来事


*1月15日

@日航機が出火で、成田空港に引き返す
 昨日午後8時20分頃、成田発シドニー行きの日本航空771便・B777型機が離陸した直後に、ビジネスクラスの座席から高さ1cmほどの炎が上がっているのを客室乗務員が見つけました。火はすぐに消し止められましたが、同機は安全確認のために成田空港に引き返し、無事緊急着陸しました。点検したところ、座席の隙間にライターが挟まっていました。このライターから火が出たものと見られます。この座席の乗客は、ライターは持ち込まなかった、とのことです。このトラブルでこの便は昨日の出発を見送り、今朝8時34分にシドニーに向けて出発しました。

@通常国会に国管理27空港の運営権を民間に委託する法案提出
 国土交通省は24日に開会する通常国会に、国が管理する全国27空港で、滑走路と空港ビルを一体的に運営する権利を、民間に売却する関連法案を提出する方針です。成立すれば、早ければ2014年度にも運営権を民間に売却します。これにより、人気の商業施設などの誘致などで増える、空港ビルの収益を着陸料の引き下げにまわして、格安航空会社(LCC)の誘致を図るなど、工夫が出来るようにしたい、としています。


*1月14日

@小松基地周辺の騒音区域見直しへ
 防衛省は航空自衛隊小松基地周辺の、民家防音工事助成を行う75WECPNL以上の区域指定を見直す方針を固めました。見直しの基礎となる騒音調査の検討を始める、とのことです。小松基地周辺では数年前にも騒音調査を行いましたが、この時には騒音区域指定の変更はありませんでした。近畿中部防衛局は「騒音区域が増えるか減るかは、調査結果を見ないと分からない」と しています。

@台湾の復興航空がA380型機の発注を検討
 米国の航空業界専門紙「ATW」によりますと、台湾の格安航空会社(LCC)・復興航空はA380型機を2機以上発注する検討を行っている、とのことです。銀行とも資金調達について協議をしているようです。


*1月13日

@成田空港の年末年始出入国者が3.1%増に・入管調べ
 東京入国管理局成田空港支局のまとめによりますと、年末年始(12月23日〜1月9日)の成田空港出入国者数は前年同期比3.1%増となりました。この内、日本人の出国者は同10.2%増、入国者は12.5%増となっています。一方、外国人入国者は同14.8%減、出国者は12.9%減となりました。円高で日本人の出国者が大きく伸びました。

@成田空港貨物取扱量が14ヶ月ぶりのプラスに
 東京税関成田支署がまとめた昨年12月の成田空港貨物取扱量によりますと、総取扱量が前年同月比0.7%増となり、14ヶ月ぶりの前年同月比プラスとなりました。積卸量は同4.4%減、取卸量は同5.2%増となっています。また、2011年年間では総貨物量が前年比10.7%減、積卸量は同14.1%減、取卸量は同7.6%減でした。

@日本航空社長に植木義晴専務執行役員を昇格へ
 日本航空は17日も開催される取締役会で新社長に植木義晴専務執行役員(59)を昇格させる人事を固めました。今年の再上場に向けて体制も一新する方針です。植木氏はパイロット出身になります。現会長の稲盛氏は名誉会長に、現社長の大西氏は会長に選任される見込みです。。

@ピーチが7月にも関西=台北線と関西=香港線を開設へ
 ピーチ・アビエーションは昨日、3月26日からの夏季スケジュールで関西=台北(桃園)線と関西=香港線を開設し、国内線では関西=長崎線・関西=鹿児島線、関西=那覇線を開設することを明らかにしました。ただし、関西=台北線と関西=香港線は7月以降になる、としています。

@ルフトハンザ航空機がステアリング不具合で牽引・中部空港
 今日午前9時頃、フランクフルト発中部行きのルフトハンザ航空736便・A340-300型機で着陸後に、ステアリングの不具合を示す警告灯が点灯しました。このため、同機は誘導路で停止し、牽引車で駐機場まで移動しました。安全確認のため、滑走路が約10分間閉鎖され、離着陸の5便に最大18分の遅れが出ました。

@エアアジアXが欧州とインドから撤退
 格安航空会社(LCC)・エアアジアXは12日、1月にクアラルンプール=ムンバイ線、7月にクアラルンプール=ニューデリー線・クアラルンプール=ロンドン線・クアラルンプール=パリ線から撤退することを明らかにしました。欧州の金融危機などによる需要の低迷や燃料価格の高騰などを理由としています。

@エールフランスKLMが2年間の採用中止と給与凍結を発表
 エールフランスKLMは12日、中核のフランス部門で「2年間の採用中止と給与の凍結を行う」と発表しました。これにより、「10億ユーロ(約990億円)のコストを削減し、黒字化を図る」としています。


*1月12日

@マレーシア航空がクアラルンプール=成田=ロス線を3月25日に開設
 マレーシア航空はこのほど、クアラルンプール=成田=ロサンゼルス線を3月25日から、週4便(成田発は月・水・金・日曜日)で開設することを明らかにしました。この路線は、現在はクアラルンプール=台北=ロサンゼルス線として運航していますが、経由地を成田空港に変更し、週1便増便するものです。

@「成田シャトル」の成田=札幌線が好調、那覇線も53.6%に
 スカイマークが昨日発表した2011年12月の有償輸送実績によりますと、提供座席が前年同月比35%増に対して、搭乗者数は同33.4%増、利用率は同0.9ポイント減の73.2%となりました。「成田シャトル」の成田=札幌線は利用率75.3%と相変わらず好調ですが、成田=旭川線は、12月8日から1往復増便になって、1日3往復になった影響もあり、搭乗者数は増加しましたが、利用率は48.8%でした。また、運航を開始した成田=那覇線は利用率が53.6%となっています。

@岩国基地周辺の11月騒音値が上昇、移設後最高値が3局
 中国防衛局が発表した、昨年11月の米軍岩国基地周辺の騒音測定結果によりますと、18局中、3局で沖合移設後の最高値を記録したのをはじめ、12局で2011年の最高値を記録しました。住民の中には「感覚的には、移設前と全く変わらない」と話している人もいます。岩国市への苦情件数も186件と、7月に次ぐ件数となっています。

@日航の11月国際線旅客数が5.2%減に
 日本航空が昨日発表した2011年11月のグループ輸送実績によりますと、国際線旅客数は前年同月比5.2%減の562,630人でした。利用率は同4.3ポイント減の68.5%でした。また、国内線旅客数は同4.3%減の2,574,655人となりました。利用率は同0.5ポイント減の66.3%となっています。なお、全日空の11月実績は昨年12月26日の出来事参照して下さい。

@国土交通省が羽田国際線の保安料を4月1日から徴収へ
 国土交通省は羽田空港国際線の保安料を4月1日から徴収する方針を固めました。これは、会計検査院から「成田空港の国際線で保安料を徴収しているのに、羽田空港の国際線で徴収していないのは不公平」と指摘されたことを受けた措置、とのことです。旅客1人当たり100円、貨物1トン当たり300円となるようです。

@スターフライヤー機の操縦席窓にひびが入り、2便欠航に
 昨日午後9時頃、羽田発北九州行きのスターフライヤー85便・A320型機を点検したところ、操縦席前の窓に、多数のひびが見つかりました。この修理のために、2便が欠航となりました。同社によりますと、7時7分頃、同機が岩国市上空付近を飛行中に、窓に何らかの異常放電が起こったため、とのことです。


*1月11日

@全日空が夏季ダイヤから成田=新潟線を開設へ
 全日空は3月下旬の夏季ダイヤから成田=新潟線を開設する計画です。明日にも国土交通省に申請する模様です。1日1往復する予定です。

@航空各社の年末年始の旅客が間際予約で伸びる
 航空会社が昨日発表した年末年始(昨年12月22日〜1月9日)の輸送実績によりますと、各社とも、間際予約が増えて,予約よりも旅客数が増えています。国際線では日本航空と全日空ともに前年同期比で増加しています。国内線は日本航空は減っていますが、全日空は増えています。国内線では新興各社が利用率で75%強から80%台を記録する一方、日本航空と全日空は60%台前半となっており、新興航空会社のシェアーが15%に迫っています。利用者が利用金の安い新興航空会社に流れていることを示しているようです。
 各社毎に見ますと,日本航空Gは国際線旅客が前年同期比(以下同じ)で3.0%増の約439,500人、利用率は4.1ポイント増の82.6%となり、国内線は1.7%減の約1,594,200人、利用率は1.5ポイント増の64.6%でした。
 全日空Gは国際線が19.5%増の約336,600人、利用率が7.2ポイント増の79.8%、国内線が2.6%増の約2,153,300人、利用率は2.3ポイント増の62.8%でした。
 スカイマークは国内線だけですが、32.3%増の約370,000人、利用率は4.8ポイント減の81.2%でした。

@日本人の男が機内暴力の容疑でホノルルで逮捕
 9日朝、米国ハワイ州のホノルル空港に到着したデルタ航空機に搭乗していた日本人男性が、女性客室乗務員の左肩をげんこつと平手で敲いた容疑で、FBIに逮捕されました。この男は機内でシャンペン1杯とワイン4杯を飲んでいたそうです。男は1万米ドルの保証金を払って保釈されましたが、裁判によっては禁固6ヶ月間か、罰金1万ドルが科せられる可能性がある、とのことです。

@エールフランスKLMがB787-9型機25機を確定発注
 ボーイング社は10日、エールフランスKLMからB787-9型機・25機の確定発注を受けたと発表しました。昨年12月に匿名で公表されていたものです。

@香港航空がA380型機・10機を正式に発注か
 香港航空の関係者によりますと、同航空がA380型機を10機、正式発注する見通しであることを明らかにしました。これは、昨年6月のパリエアショーで匿名として、明らかにされていたものです。これに対して、エアバスは「17日の記者会見で何らかの発表がある」と述べるにとどめています。EUの温暖化ガス排出規制に対する、中国からの報復措置が適用される可能性もあるようです。


*1月10日

@羽田と成田の連携を強調する国土交通省・「脅しはもういらない」?
 新年に入り、国土交通省幹部の発言で成田空港と羽田空港の連携を強調する論調が目立ってきたように思えます。宿利国土交通事務次官は「首都圏の羽田・成田空港の機能強化で」と言い、長田航空局長は「首都圏空港につきましては、羽田・成田の特長を活かして役割分担を行うこ とにより、車の両輪として両空港を最大限活用する」「首都圏の都市間競争力アップに つながる羽田・成田強化」と述べています。
 また、今日の「日刊航空」のトップ記事でも、「今後も日本の空の表玄関は、成田空港だ。」と書いています。
 これまでの、「羽田空港の再拡張・国際化により、成田空港は地盤沈下する」との論調とは違ってきているように思います。成田空港の地元自治体が「年間発着回数30万回」をやむをえず了承したことにより、「脅しを」かける必要がなくなったためでしょうか。

@ジェットスターが3月26日から成田=マニラ=ダーウィン線を就航へ
 ジェットスターは3月26日からマニラ経由で成田=ダーウィン線を週4便(月・日・金・土)で就航させることを明らかにしました。就航記念として成田=マニラ間を片道3000円、成田=ダーウィン間を同8000円の航空券を明日正午まで販売します。ただし、燃油サーチャージャーと諸費用は別になります。期間は3月26日から6月27日まで(4月26日〜5月8日を除く)です。詳しくは同航空のページを見てください。

@スターフライヤーが機材トラブル修理で欠航多数
 スターフライヤーは昨日、所有機のA320型機1機に、エンジンの不具合が見つかり、この交換のため、昨日から12日までに,北九州=羽田線の10往復・20便が欠航することを明らかにしました。


*1月9日

@エバー航空が羽田と成田ベースの客室乗務員を募集
 台湾のエバー航空は成田空港と羽田空港をベースとする客室乗務員の募集を行っています。28名程度を採用する予定、とのことです。詳しくはここを見てください。

@カンタスのA380型機が乱気流に巻き込まれる・7人が負傷
 7日午前5時頃、ロンドン発シンガポール行きのカンタス航空・A380型機がインド上空で乱気流に巻き込まれました。座席から離れていた7人が負傷したとのことです。同機はそのままシンガポールに向かい、約3時間後に無事着陸しました。機体の損傷はなかった、とのことです。

@A380型機のリブに亀裂が見つかる・安全には影響なし
 昨年後半に実施された機体の検査で、シンガポール航空とカンタス航空が運用しているA380型機で、翼のリブに亀裂が発見されていることが明らかになりました。しかし、飛行の安全性には問題はないそうです。このリブ亀裂の補修は機体のC整備の際に行われる、とのことです。

@アメリカン航空とUSエアウエイズも炭素サーチャージを表明
 米国のアメリカン航空とUSエアウエイズも欧州線に片道3ドルの炭素規制サーチャージを実施することを明らかにしました。デルタ航空はすでに実施していますので、米国の航空会社は追随する可能性があります。


*1月8日

@辺野古移設環境影響調査書で陸地の騒音が増える予測
 防衛省沖縄防衛局が沖縄県に提出した、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた環境影響評価書によりますと、準備書段階で示した14調査地点全てで騒音が上回る値を見込み、オスプレイが放つ騒音による生活環境悪化の見通しが顕著になっており、地元では不安が強くなっています。

@ピーチ訓練飛行で警告灯が点灯し、引き返す
 今日午前7時40分頃、訓練のために関西空港から那覇に向かったピーチ・アビエーションのA320型機で、離陸直後に機体後部ドアの不具合を示す警告灯が点灯しました。このため、同機は関西空港に引き返し、約20分後に無事着陸しました。点検したところ、後部ドアに異常はなく、警報装置の誤動作と見られています。


*1月7日

@「今後は、地元に連絡をする」と国土交通省成田空港担当
 昨年11月21日にあった米軍チャーター便の緊急着陸について、共産党に協力をお願いしたところ、穀田恵二衆議院議員事務所が国土交通省の成田空港担当部門に問い合わせてくれ、「燃料切れで、緊急を要したので認めた」「軍用機ではない」「事前に地元に連絡しなったことはまずかった。今後は、地元に連絡をする」と回答したとの事です。また、「過去にこうした例がなかったどうか調査する」と約束した、との事です。
 なお、運用時間外の離着陸については、周辺自治体の担当者に、時間にかかわらず連絡があります。今回は運用時間内でしたが、これと同じ扱いにする、と言う事なのでしょう。

@航空科学博物館からのスカイツリー・幽かですが
 昨日、航空科学博物館にいったところ、「5階の展望室からスカイツリーが見えます」と写真がありました。肉眼では全く分からなかったのですが、望遠で写真を撮ったところ、幽かに写っていました。中央右よりの携帯電話のアンテナ塔のわずか左にうっすらと見えます。空気が澄んでいると、もっとくっきりと肉眼でも確認できるのではないでしょうか。

@スカイマークが成田=福岡線と成田=神戸線でも「WEBバーゲン運賃」
 スカイマークは昨日、就航する成田=神戸線と、成田=福岡線の「成田シャトル」についても、980円の「WEBバーゲン運賃」を設定すると、発表しました。ただし、期間は3月8日〜15日まで、との事です。

@大韓航空機が異臭で小松に緊急着陸
 昨日午後3時5分頃、新千歳発仁川行きの大韓航空766便・A330型機で客室内に焦げ臭い異臭が発生しました。このため、同機は3時35分頃、小松空港に緊急着陸しました。同機は点検のため、小松空港に駐機し、乗客は金沢市内のホテルに宿泊しました。同航空では「空気循環システムの異常ではないか」としています。同便は今日午前に仁川に向けて出発しました。


*1月6日

@「大阪空港の国際チャーター便は難しい」伊丹市長
 伊丹市長は昨日開かれた新年の会合で、大阪国際空港周辺都市対策協議会(11市協)が要望している大阪空港発の国際チャーター便について「現状では認められる可能性は低い」と述べました。国側が「大阪から飛ばした場合、関西空港地元の理解が得られない」と難色を示している、との事です。また、要望事項の一つである、国内長距離便については「何とか道を開きたい」と述べました。

@ピーチの「250円航空券」売り出しがネットでつながらずひんしゅく買う
 昨日、ピーチ・アビエーションが販売を開始した関西=福岡線の「250円航空券」ですが、ネットではアクセスが殺到したため、午後2時頃まではつながらない状態が続きました。このため、同社のFacebookには不満が殺到しました。中には「アクセス集中は予測できるだろ? やっぱり『安かろう』だね。安心面も安っぽそうで墜落が怖いから、絶対にのりません」と言う厳しい意見もありました。
 なお、同社では今日から関西=新千歳線の「250円航空券」も売り出しました。こちらは大丈夫だったのでしょうか。

@中国南方航空が静岡・徳島=長沙間に150便超のチャーター便
 中国南方航空はこの程、来年2月までに中国・長沙と静岡・徳島を結ぶチャーター便を150便超運航する計画を明らかにしました。これは「湖南省親和力旅行社」が計画するツアーによるもので、徳島から入国し、日本を観光して、静岡から帰国するツアーと、逆コースで催行するツアーのためのもの、との事です。それぞれ、78便の運航を予定しています。

@「EUの排出規制による課金を中国は支払わない」
 中国航空運輸協会副秘書長は5日、EUが決めた温室効果ガス排出に関する規制によって生じる排出枠購入費を「中国の航空会社は支払わない」と述べました。また、対抗措置も検討している、との事です。
【コメント】払わない理由として「一方的だ」としていますが、現在は航空機による排出は野放しです。地球が温暖化により、高温になったら人類滅亡の可能性があり、取り返しが出来ません。EUに反対する米国や中国や航空会社はこの問題をどうするというのでしょうか。国際民間航空機関(ICAO)などでも検討はしていますが、遅々として進みません。EUにはEUなりの思惑はあるのでしょうが、「ほっかむり」をしていて「一方的だ」というのは、「だっだっ子」の態度ではないでしょうか。


*1月5日

@「LCC施設概要は3月末までに示したい」と森中社長
 成田国際空港株式会社の森中社長は昨日の記者会見で「LCC専用ターミナル施設については、今年3月末に、できれば場所を含む案を発表し、1年程度をかけて結論を得たい」との考えを示しました。

@仁川空港の2011年通過客が成田空港を抜く見込み
 韓国の仁川国際空港公社は4日、2011年の年間通過客(乗り継ぎ客)数が約566万人となった、と発表しました。これにより、成田空港の年間通過客数を上回る見込みとなりました。成田空港では大震災の影響で11月までの通過客が約480万人となっています。ちなみに、2010年の通過客数は約571万人でした。

@「羽田・成田を車の両輪として最大限活用する」長田航空局長
 国土交通省の長田航空局長は年頭所感の中で、首都圏空港機能について「首都圏空港につきましては、羽田・成田の特長を活かして役割分担を行うことにより、車の両輪として両空港を最大限活用することで、首都圏における旺盛な航空需要に対応してまいります。」と述べ、さらに、成田空港について「本年は3月に、さらに25万回へ容量を拡大するとともに、ビジネスジェット専用ターミナルの供用開始や、新たに成田空港を拠点とするLCCの参入も予定されています。今後も、30万回の実現に向けた取り組 みを進めるとともに、国際線ネットワークの強化や国内フィーダー路線の拡充 により内・際乗継機能を強化し、さらにLCCやビジネスジェットの受入体制を進めることで、アジア有数のハブ空港としての地位を確立してまいります。」としています。

@アエロメヒコ航空機が与圧トラブル表示で引き返す
 昨日午後5時25分頃、成田空港の東約1200Kmの太平洋上を飛行中だった、成田発メキシコシティー行きのアエロメヒコ航空57便・B767-300型機で機内の与圧装置の不具合を示す警告灯が点灯しました。このため、同機は高度を1万mから5千mに下げて、成田空港に引き返し、7時57分に緊急着陸を行いました。乗客・乗員は無事でした。点検によると、警報機器の不具合と見られています。

@日航が再上場のグローバル・コーディネーターに野村と大和を起用
 日本航空が再上場のグローバル・コーディネーターに野村ホールディングスと大和証券を起用する事が分かりました。7月にも東京証券取引所に上場の申請をし、9月にも再上場をする予定、との事です。

@全日空機がフラップ不具合で新千歳に引き返す
 3日午後6時15分頃、新千歳発羽田行きの全日空968便・B747型機が離陸してまもなく、主翼のフラップが正常に作動しないトラブルが発生しました。このため、同機は新千歳空港に引き返し、無事緊急着陸しました。同機は点検の後に羽田空港に向かいました。

@デルタ航空が欧州線に新付加料金を設定
 デルタ航空は3日、「米国で発券する欧州線の航空券に対して片道3ドルの新付加料金を設定し、2日から徴収を開始した」と発表しました。EUが1日から実施した温室効果ガス排出規制によるコスト増を料金に転嫁したものと見られます。しかし、同航空は理由を明言していません。ルフトハンザ航空も新付加料金の徴収を示唆しています。


*1月4日

@「くうこうだより」新春号が届きました
 今日、成田国際空港株式会社から「くうこうだより」新春号が届きました。第1面は「社長挨拶」。2面は「駐車料金値下げ」「第2回エコツアー」などです。第3面は「SKYRIUM」「えあーすぽっと」など。4・5面は10日までの「ナリタ買い!SALE 」特集。6面の「周辺をめぐる」は富里市の「藤崎牧士資料館」の巻。7面の「成田空港国内線紀行」は「小松空港編」。8面は「世界のお正月」などでした。

@「『日本全国から首都圏へのアクセスには成田空港』とアピール」と森中社長挨拶
 成田国際空港株式会社のページに森中社長の新年の挨拶が載りましたが、その中で社長は「ASEAN地域や環太平洋地域などで、自由貿易化の動きが加速しております。日本はまさにこのヒト・モノ・カネ等の経済活動圏の中心に位置しており、アジアにおける、国際拠点空港としての成田空港の役割は、今後ますます重要になっていく」とし、また、「お客様に『日本全国から首都圏へのアクセスには成田空港』という新しい利用形態を積極的にアピールしてまいりたいと考えております。」としています。

@ピーチが明日から250円航空券を販売
 ピーチ・アビエーションは今日、3月1日から就航する関西=福岡線の航空券の内、片道250円の限定航空券(2011年12月28日の出来事参照)を明日から販売する事を明らかにしました。


*1月3日

@今日、帰国がピークに・約41,000人が入国の予定
 成田空港では今日、年末年始の休暇を海外で過ごした人たちの帰国がピークを迎えています。入国者数は今日だけで、約41,000人になる見込みです。帰国ラッシュは明日も続き、明日は約40,500人が入国する見込みです。

@B787型機に乗って見ました
 先月、羽田空港から岡山空港まで全日空のB787型機で行ってきました。朝7時30分発とかなり早かったので(写真左)、見た感じでは、客席は60%程だったように思います。窓際の席を確保できました。だたし、主翼の上でしたが。
 機内に入りますと、虹色のライトがお出迎えです。華やかで良いものでした。
 座席に座って、早速、窓の大きさと、窓自体の透過率が変化するブラインドを確かめてみました。写真の真ん中のように、変化します。前席の窓はまだ、ブラインドを変化させていません。右下に見える丸いボタンを押すと明るさが段階的に変化します。
 座席の足元は、国内線にしてはかなり広いように思えました。足元の荷物を取るのに、体を痛める事はないようです。ただ、乗った機体は国際線仕様(?)のようで、264席でしたが、全日空では国内線仕様のB787型機は330席を考えているようですので、もっと狭くなるのではないでしょうか。
 座席のエンターテイメントサービスは右の写真のようになります。これも、国内線仕様で変わるのかも知れません。
 主翼の上で、エンジンは全く見えませんでしたが、飛行中の音は従来機との比較は出来ませんが、結構大きく思えました。機体の大きさが段違いですので、比較にはなりませんが、A380型機の機内の音は本当に静かでした。
 機内の湿度と気圧は明確には感じ取れませんでしたが、のどが渇く感じはしませんでした。長時間乗っているとありがたみが分かるかも知れません。



*1月2日

@ユナイテッド航空機が福岡空港に緊急着陸・フラップ作動せず
 今日午前10時過ぎ、グアム発福岡行きのユナイテッド航空165便・B737型機から「フラップに不具合が発生した」と福岡空港に連絡がありました。同機は同空港上空を約40分間旋回して、復帰を試みましたが作動せず、フラップを使わずに緊急着陸を行いました。同機は無事に着陸し、乗客・乗員にケガはありませんでした。フラップは揚力を増すための装置で、これが作動しないと着陸速度が速くなりますが、福岡空港の滑走路はこの機種ではフラップを使わなくても止まれる長さでした。


*1月1日

@今年もよろしくお願いいたします

@昨年のアクセス回数は760,395回で、過去最高でした。12月は23,443回でした。

@円高での利用客減少に警戒感・日本航空社長
 日本航空の大西社長は今日午前、羽田空港で記者団の超円高影響についての質問に答え、「燃料調達の点ではメリットはあるが、長期的に見ると日本企業の体力が弱くなり、出張などの旅客の減少につながり、非常に痛い。」と述べました。