2013年7月前半の出来事


*7月15日

@第2ターミナルのシャトル脇歩道が完成間近
 第2ターミナルとサテライトを結ぶ、シャトルの脇に歩道を増設する工事はまもなく完成するようです。夏休みの繁忙期頃には使えるようになるのではないでしょうか。右の写真は7月2日に撮った写真です。シャトルの走る様子は、もう見えないようです。

@またまた、名古屋空港でバードストライク
 昨日午前8時頃、名古屋発熊本行きのフジドリームエアラインズ331便が離陸直後にバードストライクに遭遇しました。同機は名古屋空港に引き返しました。点検後、同8時55分に再出発しました。
【コメント】このところ、名古屋空港でのバードストライクが続いていますね。フジドリームエアラインズは大変ですね。

@米国FAAが大型機後方乱流間隔を短縮に向け試行
 今日の「 SankeiBiz」によりますと、アメリカ連邦航空局(FAA)は10年間の調査により、大型機の後方乱流の影響を考慮して約40年前に設定された航空機同士の間隔を7.4Kmとする規定が必要ない、との結論に達しました。調査によると一部の大型機では間隔が約4Kmでも安全である、としています。米国のメンフィス空港では、この基準見直しを受けて、昨年11月から離着陸の間隔を短くしています。これにより、同空港を拠点とするフェデラルエクスプレスは同空港での離発着を、約20%増やす事ができた、とのことです。
【コメント】日本の国土交通省も飛びつくでしょうね。しかし、管制がますます難しくなりますね。記事では旅客便の飛行間隔について触れていませんが、当面は安全を考慮して、貨物便のみを対象にしているのでしょうか。

@韓国が米運輸安全委員会に抗議文送付
 韓国国土交通省は米運輸安全委員会に対して、現地時間14日、「事故調査は国際基準に基づき、客観的かつ公正に行わねばならない。事故調査に関する情報を定期的に提供してほしい」と求める書簡を送った、とのことです。韓国国内では「米国が事故の責任を韓国側に押しつけようとしている」との不満があるようです。
 一方、米運輸安全委員会のハースマン委員長は「事故の経過を、事実に基づいて公表するのは委員会の義務」としています。

@「プロトンM」ロケット打ち上げ失敗は部品の取り付けミスか、ヒューマンエラーの闇
 11日の産経新聞によりますと、2日に打ち上げに失敗したロシアの「プロトン M」ロケットの打ち上げ失敗原因は、姿勢を検知する複数ある角度センサーの一部が逆さまに取り付けられていたことにある、とのことです。このため、ロケットは姿勢が分からなくなり、打ち上げ直後に墜落し、爆発炎上しました。角度センサーには取り付けミスを防ぐために、矢印が付いていた、とのことです。
【コメント】信じられないようなミスですが、ヒューマンエラーはいつでもどこにでも起こりうるのですね。これを少しでもなくす体制づくりが、今後の課題ではないでしょうか。


*7月14日

@エアカナダ機が急病人発生で成田空港に緊急着陸
 今朝午前5時38分、香港発バンクーバー行きのエアカナダ8便・B777型機が機内で急患が発生したため、成田空港に緊急着陸しました。これは、従来から合意されている「緊急事態」による運用時間外着陸です。

@日本航空が12日から成田=デリー線の機材をB787型機に
 日本航空は12日から、成田=デリー線の機材を全便 B787型機にしました。1日1往復で運航します。

@アエロメヒコが10月14日から成田線にB787型機を投入
 6月14日の出来事で書いた、「アエロメヒコ航空の成田=メキシコシティ線に10月14日から B787型機を投入する事」が正式に決定した、とのことです。

@エチオピア火災事故、「バッテリーは無関係」と英航空事故調査局
 英航空事故調査局(AAIB)は「今回の火災は垂直尾翼前部の天井部分が激しく焦げており、バッテリーの設置場所とは離れていることから、バッテリーが関係している証拠は、今のところ見当たらない」と述べました。
【コメント】少なくても「電池そのものに損傷はない」と言う事でしょうね。しかし、無人の機内で、多分、電源も切ってあったのに何故発火したのか、問題は重大と思います。もし、洋上飛行中だったら重大事故になっていたのではないでしょうか。

@「空調システムにトラブルがあった」エチオピア航空
 フィナンシャル・タイムズによりますと、エチオピア航空の関係者の話では、「この機体を点検した際に、空調システムにトラブルがあった」とのことです。

@アシアナ航空機事故の滑走路が再開
 サンフランシスコ空港のアシアナ航空機が事故を起こし、閉鎖されていた「28L滑走路」が、現地時間12日午後5時に再開されました。


*7月13日

@日航が成田空港で8月6日に「お仕事見学会」
 日本航空は「定時到着率世界一」の評価を受けたことを記念する「夏の自由研究・時間を守るJALグループの取り組み『空のお仕事見学会』」を成田空港で8月6日に開催します。参加者は小中学生とその保護者の2人一組で10組とします。応募は28日までで、遠方から参加する場合は成田空港や羽田空港までの航空券を日本航空が用意します。

@中部空港発の全日空機が引き返す
 今日午前10時40分頃、中部発上海行きの全日空939便・B737-700型機が離陸直後に、後部のドアが開いているとの警告が表示されました。警告はまもなく消えましたが、同機は安全確認のために、中部空港に引き返しました。同便は欠航となり、乗客は別の便に振り替えて上海に向かう事になりました。

@エチオピア航空のB787型機が英国で駐機中に火災、全日空と日航は平常運航中
 現地時間12日午後4時半過ぎ、ロンドンのヒースロー空港に駐機していた、エチオピア航空のB787型機から火災が発生しました。同機には乗客・乗員は搭乗していず、けが人はありませんでした。BBCのニュースによりますと、機体後部垂直尾翼前の上部外板が茶色く変色しています。原因は今とところ不明で、バッテリーとの関連も明らかになっていませんが、バッテリーが設置されている場所と火災発生場所は異なるようです。同機は約4時間後にエチオピアに向けて出発する予定で、火災まで約8時間駐機していました。この事故でヒースロー空港は約1時間半閉鎖されました。欧州航空安全局(EASA)の関係者は「B787型機を運航停止にするかどうかの判断は、現段階では時期尚早」と述べました。ただ、B787型機の運航停止については機体製造国であるアメリカ連邦航空局(FAA)が優先的に判断し、運航している各国に要請することになります。英国の航空当局は調査に入り、米運輸安全委員会も調査官を派遣しました。
 全日空と日本航空は今のところ、 B787型機を予定通り運航させています。

@英国トムソン航空のB787型機も引き返す
 現地時間12日午後5時半頃、英国マンチェスター発米国フロリダ・サンフォード行きのトムソン航空126便・B787型機が「技術的な問題」のために、引き返しました。同航空は「予防的な措置」と説明していますが、詳細は明らかにしていません。ただ、エチオピア航空のB787型機火災とは無関係、とのことです。

@アシアナ航空機事故の死者が3人に
 
アシアナ航空機事故で入院していた別の少女が12日朝に死亡し、事故による犠牲者は3人となりました。
 また、サンフランシスコ市警は現地時間13日、アシアナ航空機事故で死亡した3人の内の1人が、消防自動車にひかれたことを確認した、と発表しました。ただ、死因が「投げ出されたときの衝撃か、消防自動車にひかれた事によるものかはまだ分からない」としています。「泡の消化剤で覆われていたので、犠牲者の体も見えなかったと思われる」と述べています。

@シルクウエイ航空がB747-8F型機を2機発注
 ボーイング社は現地時間11日、アゼルバイジャンのシルクウェイエアラインズから B747-8F型機2機の発注を受けたと発表しました。


*7月12日

@成田空港夏休みの旅客数はほぼ前年並み
 成田国際空港株式会社は昨日、夏休み(7月12日〜9月1日)の成田空港利用予測を発表しました。それによりますと、旅客数は前年同月比(以下同じ)0.2%増と前年並みとなっています。出国者数が0.7%減、入国者数が1.1%増で、出国のピークは8月10日、入国のピークは8月17日と18日となっています。

@台湾の復興航空が成田=台北線を計画
 台湾のトランスアジア航空(復興航空)の林明昇董事長は現地時間10日、成田=台北(桃園)線を9月にも就航させる計画を明らかにしました。同社は新千歳や石垣島などに就航していますが、関東への就航はまだありません。右は昨年8月、新千歳空港で見かけた復興航空機です。

@エジプト航空機の運休は8月29日まで
 10日の出来事で書いた、エジプト航空の成田=カイロ線の運休ですが、14日〜8月29日の間運休となります。

@就航1ヶ月、ジェットスター・ J の成田=松山線は好調
 先月11日に就航したジェットスター・ジャパン(GK)の成田=松山線は昨日で1ヶ月になりましたが、好調に推移しているようです。同社によりますと「好調に推移し、週末はほぼ満席。欠航便もなく、1時間以上の遅れもお客様の事情による1便だけ」と話しています。

@「静かな夜を、孫や子のために」と原告団長、2次横田訴訟
 10日に東京地裁立川支部で開かれた、「第2次新横田基地騒音訴訟」で原告側は(1)賠償の範囲をこれまでの75WECPNL 以上 から70WECPNL以上にまで拡げること、(2)飛行差し止めの時間を従来より2時間拡大し、午後7時〜翌朝午前7時にすること、などを求めました。原告団長の大野さんは意見陳述で「静かに夜を眠らせてほしいとの願いを、孫や子のためになんとしても実現したい」と述べました。

@新関西国際空港会社が新ターミナル建設を1年先延ばし
 新関西国際空港会社の安藤社長は日本経済新聞の取材で、2015年度中に開設を目指していたLCC 用新ターミナルの建設を1年先延ばす意向を明らかにしました。ジェットスター・ジャパンの関空拠点化が不透明になったことと、中国LCCの春秋航空の就航が見通せなくなったため、としています。
【コメント】外国のLCC誘致でエア・アジアに声をかけているようですね。

@日航のB787型機が衝突防止装置などの不具合で4時間遅れる
 現地時間11日、サンディエゴ発成田行きの日本航空65便・B787型機の出発前点検で、航空交通管制自動応答装置と航空機衝突防止警報装置の不具合が発生しました。この修理のため、出発が4時間7分遅れました。

@フジドリーム機がバードストライクで引き返す
 今日午前8時20分頃、名古屋発新潟行きのフジドリームエアラインズ371便・エンブラエル170型機が、離陸直後にバードストライクに遭遇しました。このため、同機は名古屋空港に引き返し、点検しましたが異常は見られず、9時9分に再離陸しました。

@アシアナ航空機事故情報(5)
●米運輸安全委員会の委員長は「数値を入力して、オートスロットルのレバーを入れても、その下にあるボタンを押していないと、指示された速度を維持できない」と指摘しました。しかし、そのボタンが押されていたかどうかについては言及しませんでした。また、「滑走路への接近に際してパイロットが監視する必要がある重要なことの一つが速度である」と指摘しました。
●アシアナ航空事故のパイロットは米運輸安全委員会の事情聴取で、「高度500フィート(激突34秒前)付近で目もくらむような閃光を見た」と証言しました。米運輸安全委員会はこの件についても調査を行う、とのことです。
●米運輸安全委員会は現地時間11日、フライトレコーダーの解析から、速度維持装置(オートスロットル)の不具合が確認されなかったことを明らかにしました。


*7月11日

@第2ターミナル荷物搬入システムに障害、出発機が最大53分遅れる
 今朝午前7時20分頃、成田空港第2ターミナルで爆発物検査装置を管理するサーバーに通信障害が発生し、機内に荷物を搬入するシステムが約3時間にわたり停止するトラブルがありました。部品を交換し、同10時15分に復旧しました。このトラブルで出発の8便に最大53分の遅れが出ました。

@ヴァージン機が離陸を2回取りやめ欠航に
 昨日午前11時45分頃、成田発ロンドン行きのヴァージンアトランティック航空901便・A340型機がエンジン1機の油圧系統トラブルで、離陸滑走中に離陸を中止しました。同便は駐機場に戻り、整備後の午後1時10分頃、再び離陸しようとしましたが、同じトラブルで離陸を中止し、結局、欠航となりました。

@周辺議会協議会が「ノンストップゲート促進」などを決議
 昨日、成田空港周辺市町議会連絡協議会総会が開かれ、入場検問の機械化による「ノンストップゲート化」の早期実施や地域共生策推進を求める決議を行いました。

@スカイマークの6月実績が3.3ポイント増、成田LCC競合路線は苦戦
 スカイマークは昨日、6月の搭乗実績を発表しました。全路線の平均搭乗率は前年同月比(以下同じ)3.3ポイント増の65.2%となりました。
 成田空港路線の搭乗率は成田=旭川線が4.0ポイント増の39.6%、成田=札幌線が3.2ポイント減の38.8%、成田=福岡線が7.7ポイント減の32.7%、成田=沖縄線が17.9ポイント増の54.7%でした。
【コメント】LCCと競合している路線はやはり厳しいですね。沖縄線は長距離で、座席に余裕のある機体が選ばれているのでしょうか。

@ピーチ社長「他社の面倒を見る余裕はない」
 ピーチ・アビエーションの井上社長は、昨日の記者会見で、取材陣の質問に答え、エアアジア・ジャパンとの統合について「現段階ではない。両社は全く違う会社。我々はまだ、1年しか飛んでいない。他社の面倒を見る余裕はない。まずは利益を出して、累積損失を一掃してから。」と語りました。

@アシアナ航空機事故情報(4)
●アシアナ航空機事故の合同調査団は9日、事故機のコックピットを調査し、機長が証言した「オートスロットル」のレバーが「アームド」、即ち、「入り」の状態になっていた事を確認しました。今後、フライトレコーダーのデータと照らし合わせて調べる、とのことです。また、パイロットが同装置の設定について正確に理解していたかどうかも聞き取りをする考えを明らかにしました。
●事故機が停止直後に、乗員が乗客に対して「立ち上あがらないように」と指示し、避難の開始が90秒以上遅れた可能性がある点について、妥当であったかどうか調査することを明らかにしました。

@副操縦士昇格条件を引き上げへ、FAA
 米連邦航空局(FAA)は現地時間10日、7月中にもパイロットが副操縦士になる条件を大幅に厳しくすることを発表しました。これは、2009年に起こったボンバルディア機の墜落事故(2009年2月13日・14日・16日の出来事参照)の際に、経験の少ない副操縦士が失速警報装置が作動したにもかかわらず、適切な措置をとらず墜落したことを受けたものです。現行は副操縦士になるのに実際の飛行時間250時間が条件としていますが、これを1500時間にすることが改訂の柱になります。なお、この改訂は今回のアシアナ航空機事故とは全く関係ないとしています。
【コメント】ちょっとはっきりしませんが、「飛行時間」は「操縦経験」と同じ意味なのでしょうか?


*7月10日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」15例目
 昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」15例目が発生しました。成田発グアム行きのユナイテッド航空874便・B777型機がグアム空港周辺の台風による悪天候のために、出発が延び、午後11時45分にB滑走路から離陸しました。

@スカイマークの成田=石垣線が就航
 スカイマークの成田=石垣線が今日から運航を開始しました。1日1往復で成田発午後1時10分、石垣発同5時15分となります。運賃は12800円からとなっています。

@成田=カイロ線を14日から運休、エジプト航空
 エジプト航空は14日から、週2便で運航している成田=カイロ線を運休する、と発表しました。外務省が政情不安による安全情報発出したことなどにより、需要が低迷しているものと見られています。

@羽田拡張最終段階でもA380型機やB747-8型機は昼間乗り入れ禁止
 今日の「日刊航空」によりますと、国土交通省は来年3月末から羽田空港拡張の最終段階に移行します。これにより、1時間当たりの発着回数を現行の74回から80回に増やす事になります。ただし、超大型機のA380型機やB747-8型機については、現行と同じに昼間時間帯の乗りいれを禁止します。これは、超大型機は後方乱流が大きく、後続機との離着陸間隔を長めにとる必要があり、発着回数80回移行の妨げになる事、また、使える誘導路が限られることから、滞留の原因になりかねないためです。深夜・早朝時間帯での乗り入れは認めますが、C滑走路の延長が完成するまでは、北風時に陸上への騒音防止対策から重量制限が出るため、事実上乗り入れる航空会社はないものと見られます。

@アシアナ航空機事故情報(3)
●アシアナ航空機事故について、韓国国土交通省は米運輸安全委員会(NTSB)に対して、調査結果のブリーフィングで、細かな内容を公表することを控えるように要請している、とのことです。これは、米運輸安全委員会(NTSB)の発表が、機長や副操縦士のミスを示唆する内容となっている、との韓国側のいらだちが背景にあるようです。
●米国とカナダの航空会社パイロットで構成する「国際航空パイロット協会」は現地時間9日、「米運輸安全委員会(NTSB)は脈絡のない情報を次々に出して、事故原因に関する憶測を助長している」とする声明を発表しました。「原因がパイロットにある」とする方向に反発したものと見られます。
●機長は米運輸安全委員会(NTSB)の聞き取り調査で、「高度150m時点で飛行高度が低すぎることに気付いた。エンジンスロットを前に押そうとしたが、すでに、前になっていた。オートスロットルの着陸速度を時速253Kmに設定していたが、着陸直前に速度が出ていないことに気付き、着陸をやり直そうとした。」と証言しました。
●米運輸安全委員会(NTSB)はオートスロットルが正常に作動していたかどうか、どのような数値が入力されていたか、について調査する、としています。
●アシアナ航空の社長はサンフランシスコに到着しましたが、米運輸安全委員会(NTSB)から「調査に影響を及ぼす言動を避けるよう」警告を受け、急遽記者会見を中止しました。
●米運輸安全委員会(NTSB)はアシアナ航空が記者会見を開き、客室乗務員に事故当時の状況を証言させたことについて、「時期尚早だった」との見解を明らかにしました。
●コックピットに座っていた交代要員の副操縦士は「高度1000フィートぐらいで、降下率が大きいことに気付き、『降下率!』と何度か叫んだが、前席からは何の返事もなかった。また、機首が上がっていたので、自分の席からは滑走路が見えなかった」と証言しました。
●米運輸安全委員会(NTSB)は記者会見で機長と副操縦士のアルコール検査が出来ていないことを明らかにしました。

【コメント】航空事故では良くあることですが、原因究明をめぐっては賠償問題との絡みがあり、お互いの国同士や航空会社と機体メーカーの利害関係でもめることがあるのですね。今回の事故でも、米運輸安全委員会(NTSB)の委員長は着陸誘導装置(ILS)の一部が使えなかったことについて「着陸を支援するシステムはほかにも複数あり、肝心なのはパイロットがそれらをどう認識し、判断していたかだ」と一刀両断にしています。確かに、この条件で多くの航空機は無事着陸しているのも事実ですね。でも、空港の施設はいつでも万全にして欲しいですね。


*7月9日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」14例目
 昨夜、「カーフュー弾力的運用」の14例目が発生しました。北京発成田行きの中国国際航空421便・A320型機が北京空港の悪天候(雷雨)のため、出発が遅れ、午後11時10分にB滑走路北側から着陸しました。

@成田空港6月の貨物取扱量が総量で5ヶ月連続の減に
 東京税関が4日に発表した6月の成田空港貨物取扱量(速報値)によりますと、総取扱量は前年同月比(以下同じ)1.5%減と5ヶ月連続のマイナスとなりました。積込量は0.4%減、取卸量は2.4%減となっています。輸出量は10.2%減、輸入量は11.3%減となりました。仮陸揚量は約30%増となっています。

@日本航空のB777型機が油圧トラブルで羽田に引き返す
 今日午前0時50分頃、羽田発サンフランシスコ行きの日本航空2便・B777-200ER型機が、羽田空港の東北東約360Km付近を飛行中に、油圧装置のトラブルを示す警告が表示されました。このため、同機は羽田空港に引き返し、同4時10分に無事緊急着陸しました。着陸後の点検で滑走路にオイルが漏れており、滑走路が一時閉鎖されました。同便は午前8時前に再出発しました。

@「(B777墜落)重大な関心を持って取り組む」太田大臣
 太田国土交通大臣は今日の閣議後の記者会見で、アシアナ航空の副操縦士が操縦していたことについて「わが国も含めて一般的であり、制度的に問題があるという認識は現在のところしていない。B777型機は全日空や日本航空でも数多く使われており、重大な関心を持って取り組みをしないといけない。」と述べました。

@アシアナ航空機事故情報(2)
 アシアナ航空機事故の追加情報です。
●事故機の機長は飛行時間約12000時間のベテランでしたが、訓練教官としての資格を得たのは6月15日で、今回の副操縦士指導が初めての教官業務でした。
●米運輸安全委員会(NTSB)は現地時間8日、事故機が事故の34秒前にはすでに規定の速度を下回っていたこと、また、8秒前には規定速度の約8割の速度しかなく、その1秒後の7秒前に初めて速度についての会話が記録されていたことを明らかにしました。
●事故機の機長はアシアナ航空による事情聴取に対して「高度が低く出力レバーを引いたが、思ったほど出力が生まれなかった」と証言しました。
●米運輸安全委員会(NTSB)委員長は現地時間8日、管制塔のレーダー記録から「異常なほどの急降下は確認されなかった」と述べ、フライトレコーダーの記録から、両エンジンともに墜落まで作動していたことを明らかにしました。73秒前の速度は時速315Kmだったが、激突の3秒前には規定の時速253Kmを下回る、時速190Kmまで落ち、その後、エンジンの出力を上げ、最初の接触時には時速196Kmになっていた事を明らかにしました。
●副操縦士は衝突の約1分半前に自動操縦を解除していました。


*7月8日

@東京リムジンが品川駅→成田空港に早朝バス運行、17日から
 東京空港リムジンバスは17日から、品川駅港南口、豊洲駅、東陽町駅と成田空港を結ぶ早朝バスの運行を開始します。品川駅を午前1時15分発で、成田空港第2ターミナルに同3時30分に着きます。料金は片道3000円(平日割引は2000円)となります。

@フィリピン航空が全日空と提携予備協議か
 フィリピン航空を傘下に持つフィリピンの複合企業「サンミゲル」は現地時間8日、全日空と提携の可能性について、予備協議を行ったことを明らかにしました。

@アシアナ機事故で判明した事実
 昨日起きたアシアナ航空機事故について、その後に分かった情報を個条書きにします。
●事故機はB777-200ER型機で、2006年3月にアシアナ航空がボーイング社から受領しています。
●サンフランシスコ空港では滑走路に設けられた着陸を支援する装置の一部の機能が停止していたことが分かっています。これについて米輸送安全委員会(NTSB)委員長は、日本時間8日午前5時半すぎから会見し「着陸を支援するシステムはほかにも複数あり、肝心なのはパイロットがそれらをどう認識し、判断していたかだ」と述べました。
●米運輸安全委員会(NTSB)はボイスレコーダーとフライトレコダーを回収しました。その記録によりますと、着陸の7秒前には、スピードを上げるよう訴える乗務員の声や、1.5秒前には、着陸を止め、再び機体を上昇させるような指示が記録されていました。また、護岸に衝突する4秒前に「失速警報」が出ていたことを明らかにしました。
●事故機は現地時間6月2日にサンフランシスコ空港で、着陸には問題は無かったものの、乗客が降りたあと、片側のエンジン部分から油が漏れているのが見つかり、20時間にわたる整備を受けました。しかし、アシアナ航空は「その後の飛行で問題がなかったので、今回の事故との関係はない、と考えている」としています。さらに、事故機は同航空が6月28日にエンジンの定期整備を行った際には「問題がなかった」としています。
●アシアナ航空は、「事故機から送られてきていたデータでは、飛行中のエンジンに異常はなかった」とのことです。
●死亡したのは米国でのサマースクールに参加する予定の16才の中国人女子学生2人で、滑走路上で発見されました。最初の尾部が衝突した際に、機外に投げ出されたものと見られます。なお、この内の一人にタイヤで引かれたような傷があり、救助に駆けつけた緊急車両にひかれた可能性が出てきた、とのことです。すでに検死に着手して、事実関係を調べている、とのことです。
●サンフランシスコ空港近くの高台にあるある自宅から事故を目撃した男性は「左右にフラフラしながら異常に低い高度で滑走路に近づいていった。そのままサンフランシスコ湾に落ちるかと思った」と語っています。
●今回の事故はB-777型機にとって、初めての死亡事故になります。
●操縦していたのは副操縦士でB777型機の操縦経験は9回、43時間でした。
●米運輸安全委員会(NTSB)は事故当時の速度が通常よりも極端に遅かったことを明らかにしました。
●ボイスレコーダーには記録され
ていた2時間の間に、機体のトラブルを示す会話はなかった、とのことです。

@米アラスカで小型機が離陸に失敗し、10人が死亡
 現地時間7日、米国アラスカ州アンカレッジ南方約120Kmのソウドトナ空港で小型機が離陸に失敗し、乗客・乗員10人全員が死亡した模様です。


*7月7

@アシアナ航空機がサンフランシスコで着陸に失敗し炎上
 現地時間6日午前11時半頃、上海発ソウル経由サンフランシスコ行きのアシアナ航空214便・B777型機が緊急着陸に失敗し、炎上しました。乗客・乗員307人の内2人が死亡、1人が行方不明、180人以上が病院に搬送され、内、約50人が重傷とのことです。搭乗していた日本人1人は軽傷とのことです。米国FBIは「テロの痕跡はない」と発表しています。目撃証言によりますと、事故機は「通常より低い高度で進入し、機首を上げて、尾部を滑走路端の護岸に接触した後、滑走路にたたきつけられ、炎上した」としています。また、別の目撃者は「車輪は出ていた」と述べています。米国CNNテレビは「事故機は黒煙を上げながら高度を下げ、着陸直後に炎上した」と報じています。公開された管制塔とパイロットの交信によりますと、パイロットは着陸直前に救急車の出動を要請していたようです。当時の天候は晴れていたようです。成田空港に、サンフランシスコから今日到着する予定の便は欠航や遅延となっています。


*7月6日

「成田空港に乗り入れているLCC」に「チェジュ航空」を追加しました。

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」13例目
 昨日深夜、カーフュー弾力堤運用の13例目が発生しました。午後11時17分にアモイ発成田行きの全日空8561便・B767型機がA滑走路南側から着陸しました。理由はアモイ空港での離陸制限のため、とのことですが、制限の理由は書いてありません。

@一晩の睡眠中航空機騒音で血管内皮に障害、ドイツの研究
 昨日の「QLifePro医療ニュース」によりますと、ドイツのマインツ大学病院の研究によりますと、航空機騒音が血管内皮機能障害を引き起こし、ひいては心血管疾患につながる確率が高まる事が分かった、とのことです。研究では平均年齢26才の75人を3グループに分け、1グループには睡眠中にデュッセルドルフ空港の騒音(60dBA)を30回流し、別の1グループには60回流しました。もう1グループは比較のために、騒音のない状態で睡眠してもらいました。その結果、30回のグループでも、1夜にして血管内皮機能障害が生じた、とのことです。この記事は「航空機騒音の健康影響に関する調査・研究・アンケート等リンク集」に追加しました。


*7月5日

@台北行きのエアアジア・ジャパン機が引き返す
 今日午前8時10分頃、成田発台北行きのエアアジア・ジャパン873便・A320型機が出発直後に、ドアの不具合を示す警告表示が出ました。このため、同機は成田空港に引き返しました。点検したところ、ドアに不具合はなく、約3時間遅れで台北に向かいました。

@「成田を中心としたLCC事業を継続」とエアアジア・J社長
 エアアジア・ジャパンは3日付で、「一部報道につきまして」と題する、合併解消についての社長コメントをホームページに掲載しています。その中で、「その後は新しい体制のもと、ANAグループの一員として、成田を中心としたLCC事業を継続して参る予定です。 」としています。

@ジェットスター・Jがローソンで予約・チケット購入可能に
 ジェットスター・ジャパンの鈴木社長は昨日、ローソンと提携してローソンの端末でチケットを購入できるようになったことを発表しましたが、その中で、国際線就航について、「まずは、国内線の路線を増便し、LCCの中ではもっとも、幅の広い国内線路路線網を構築する。国際線は2014年以降とする。当面は1機を予備機として成田空港に常駐させる。」との考えを明らかにしました。また、6月の搭乗率が68.9%、定時出発率が91%だったことも明らかにしました。

@町田市で米軍機が未明の飛行、苦情が殺到
 1日未明、東京都町田市で米軍機の轟音が響き渡り、多くの市民から苦情が殺到しました。轟音は午前1時半〜3時頃まで続き、市民から市に寄せられた苦情は60件以上に上りました。市民からは「びっくりして外に飛び出した。戦争が始まったのかと思った」とか「こんな夜中の飛行は初めて。朝まで一睡もできなかった。つらい。」と怒りの声が出ていました。同市担当職員も「事前の連絡もなく、こんな時間に飛行する必要があったのか」と怒りをあらわに語りました。

@全日空B787型機が油圧不具合で欠航
 昨日、熊本発羽田行き全日空648便・B787型機の出発前点検で、油圧システムの不具合を示す表示が出ました。この整備のため、同便は欠航となりました。

@昨年のLCCへの苦情が激増・国民生活センター
 国民生活センターは昨日、格安航空会社(LCC)に対する苦情が急増していることを明らかにしました。昨年度の苦情は前年度比4倍の579件になっている、とのことです。予約画面がわかりにくく、最終確認画面がないため、不本意な名義変更や手荷物代金を支払わされる場合があると、とのことです。
【コメント】昨年度にLCCが本格的に参入したことで、苦情も激増したのでしょうね。初めてのネット予約で、戸惑う人が多かったことも一因でしょう。予約の契約内容をよく読む必要があります。さらに、外国LCCのシステムをそのまま導入したことで、日本人にとっては分かりにくいものになっていることは確かですね。今後改善されていくと思います。

@LOTポーランド航空のB787型機が不具合で欠航2件
 LOTポーランド航空は現地時間4日、3日に予定されていたワルシャワ=シカゴ線へのB787型機を使った就航をキャンセルしたことを明らかにしました。理由は「電力供給に関する問題による」としていますが、バッテリー加熱と関係があるかどうかは明らかにしませんでした。また、3日に予定されていたB787型機によるワルシャワ=トロント線でも、航空機の識別に関する問題で、4日に延期したことも明らかにしました。


*7月4日

@韓国LCC「チェジュ航空」が成田=仁川線に就航
 韓国のLCC「チェジュ航空」が今日から成田=仁川線の運航を開始しました。1日2往復になります。今日の第1便は午前10時33分に成田空港第2ターミナル82番ゲートに到着し、同11時59分に出発しました。

@ジェットスター・ジャパンが1年で利用客160万人
 ジェットスター・ジャパンは昨日で就航1周年を迎えましたが、就航以来の乗客数が160万人を越え、平均搭乗率が72%で、乗客の男女比は男性が54%、女性が46%でした。定時就航率は83%でした。約50万人が5000円以下のチケットで搭乗し、80万人以上が8000円以下のチケットで搭乗した、とのことです。収支については明らかにしませんでしたが、「就航3年以内の黒字化に変わりはない」としています。

@全日空が9月1日から成田=シカゴ線を増便へ
 全日空は今日、9月1日より成田=シカゴ線を週7便から週14便に増便することを発表しました。増便分の機材はB777-300ER型機になります。また、9月1日から成田=ミユンヘン線、9月20日から成田=シアトル線、10月1日から成田=シンガポール線にB787型機を投入する事を発表しました。

夏休み海外旅行客は5.8%減、国内旅行客は2.2%増の見込み・JTB
 JTBは昨日、夏休み(7月15日〜8月31日)の旅行動向で、海外旅行者数が前年同期比5.8%減になる見込みと発表しました。昨年は円高の追い風で、過去最大の海外旅行者がありましたが、今年は円安の影響と中国・韓国の領土問題などで、減少する見込みです。しかし、2011年の夏休みと同程度の水準を維持するものと見込んでいます。一方、国内旅行者数は同2.2%増となる見込みです。


*7月3日

「守る会の歩み」に約1年半分の活動を追加しました。また、上記、挨拶文にあるリンクを新しい順にしました。

@エアアジア・ジャパンの成田=台北線が就航
 エアアジア・ジャパンの成田=台北線が今日から就航しました。1日1往復になります。今日の初便は午前7時10分の定刻通り、約160人を乗せて出発しました。折り返し便の台北発成田行きはほぼ定刻の午後2時56分に成田空港に到着しています。なお、記者会見した副社長はエアアジア・ジャパンとしての運航を10月26日で終了することを明らかにしました。新ブランドでの運航まで、空白の期間が出来る可能性もあるようです。

@カナダ人男性が間違って、制限エリアに入り込む
 昨日午前11時5分頃、成田空港の駐機場にカナダ人男性がいるのを成田国際空港株式会社の職員が発見し、身柄を確保しました。男性は間違って、避難用の経路を通って制限エリアに入ってしまいました。避難経路の扉が開けられると、警備に通報が行く仕組みになっており、この通報で駆けつけた職員に発見されたものです。

@京成電鉄が夏季繁忙期早朝・深夜にアクセス特急を増発へ
 京成電鉄は7月20日〜9月1日の早朝・深夜時間にアクセス特急を、1日上下1本ずつ増便します。下りは午前5時18分上野発、同6時14分成田空港着となり、上りは午後11時8分成田空港発、同11時50分高砂着になり、高砂からは普通電車に乗り換えて、午前0時14分上野着になります。なお、アクセス特急は北総開発鉄道経由で運行され、特急料金はいりません。

@平和交通が「THEアクセス成田」を19日から増便へ
 成田空港=都内の高速バス「THEアクセス成田」 を1000円で運行する平和交通は19日から、運行便数を増やします。都内→成田空港を18便から22便に、成田空港→都内を20便から27便にします。特に、成田空港→都内は午後9時台以降の便を2便から5便に増やします。

@ジェットスター・ジャパンが関空拠点化を延期
 今日の日本経済新聞(会員限定)によりますと、ジェットスター・ジャパンは18日に予定していた、関西空港の第2拠点化を見送る、とのことです。整備体制作りが遅れたため、とのことです。これに伴い、関西空港からの路線増設も見送るようです。当面は万全な運航体制の確立を優先します。
【コメント】世界的にLCCの急拡大で、A320型機やB737型機などのパイロットや整備士の数が足りなくなっているようですね。各 LCC はパイロットや整備士の確保に四苦八苦しているようです。これが、LCCの拡大の足かせになっているようです。記事では「使い勝手の悪い成田空港への依存が首都圏 LCC の苦戦の要因になっている。」と書いていますが、具体的な根拠は挙げていません。

@B787型機の運航再開1ヶ月でバッテリートラブルはゼロ
 日本航空と全日空が発表しているB787型機に関するトラブルを見ていますと、6月1日に運航を再開してから1ヶ月の間に、バッテリーに関するトラブルは1件もないようです。トラブル件数は運航している機数に比して多いと思いますが、これは、新機種につきものの「初期故障」のようです。ただ、B787型機が運航を開始してから、1月中旬に運航を停止するまでに、バッテリー関係のどのようなトラブルが、何件あったのかが公表されていませんので「比較が難しい」と言う事も言えます。このまま、トラブルが発生しないことを願いますが、もっと時間が経たないと本当に安全になったかどうか分かりませんね。

@全日空のB787型機が機体制御システムのトラブルで3時間遅れ
 昨日、富山発羽田行きの全日空888便・B787型機で「機体制御システムの一部に不具合がある可能性」との表示が出たために、出発を遅らして整備しました。この影響で同便は約3時間遅れました。


*7月2日

@「カーフュー弾力的運用」12例目
 昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」の12例目が発生しました。広州発成田行きの日本航空856便・B767-300型機が、広州空港での雷雨のため出発が遅れたもので、成田空港に午後11時19分に着陸しました。

@日本航空のB787型機が気象レーダー不具合で16時間遅れに
 現地時間1日、シンガポール発成田行きの日本航空712便・B787型機の出発前点検で、気象レーダーに不具合が発生しました。レーダーはリセットで復帰しましたが、出発が約16時間遅れとなりました。

@高知県本山町で103dB(A)を記録
 高知県が6月3日に長岡郡本山町役場の屋上に設置した騒音計によりますと、6月中に測定された米軍機低空飛行訓練によるものと思われる騒音は5回記録され、最高は103dB(A)となりました。午後10時以降の夜間騒音は2回で最高は84dB(A)でした。

@全日空のB787型機が着陸装置故障で26時間遅れ
 先月30日、全日空のサンノゼ発羽田行き1075便・B787型機で着陸装置に不具合が発生し、同便は整備のため、約26時間遅れで出発しました。

@1位シンガポール航空、2位エミレーツ航空、3位日本航空
 エイビーロードは今日、「エアライン満足度調査2013」を発表しました。対象者は2012年に渡航経験のある日本人約4000人で、調査期間は4月19日〜23日になります。結果は1位がシンガポール航空、2位がエミレーツ航空、3位が日本航空、4位がトルコ航空、5位が全日空となりました。国際線に就航しているLCCではピーチ・アビエーションが10位にランクされました。


*7月1日

6月のアクセス数は27,381回でした。

@弾力的運用に伴う申請は42件、実施は11件
 今日の「WING DAILY」によりますと、成田国際空港株式会社は先月、3月31日から6月26日現在までの「弾力的運用に伴うカーフュー内運航」の結果を発表しました。それによりますと、実際に適用されたのは10件でしたが、申請は42件に上りました。従って、32件が申請はしたものの運用時間内で処理できたことになります。32件の内、19件は申請したものの間に合ったものです。残りの13件の内、7件は中国方面の便で、現地の悪天候などで、引き返す可能性があって申請したものの、無事現地に到着できたものです。また、3件は午前0時に間に合わず、他空港へ着陸し、残りの3件は弾力的運用初期に条件に合わないのに申請され、取り下げたものなどです。

@「全日空とエアアジアとの解消はLCCターミナルに影響ない」
 先月26日に記者会見した、国土交通省出身の石指取締役管理部門長は、エアアジアと全日空の共同事業解消が LCC専用ターミナルにあたえる影響について「影響はない、と言うのが会社の考え。成田空港だからということではないと思うし、そのような考え方はあってはならない。」と述べ、既に多くのLCCが就航している現状を示し、 「解消の要因が成田空港にある」とする考え方を批判しました。

@日航の成田=ヘルシンキ線が就航
 B787型機の運航停止で延期されていた、日本航空の成田=ヘルシンキ線が今日就航しました。初便はほぼ満席の乗客を乗せて、午前10時50分頃離陸しました。毎日1往復が運航されます。

@日航の成田行きB787型機がスポイラー不具合で遅れる
 先月29日(現地時間か日本時間かわ分かりません)、サンディエゴ発成田行きの日本航空65便・B787型機が出発に向け、エンジン始動後にスポイラーの1枚に不具合が発生しました。この整備のため、同便は4時間12分遅れで出発しました。

@全日空のB787型機にトラブル2件
 先月29日、伊丹発羽田行きの全日空32便・B787型機のシステムの一部に不具合が発生した可能性がある、との警句表示が出たため、この便は欠航となりました。整備により、正常に戻りました。
 また、6月30日(現地時間か日本時間かわ分かりません)、フランクフルト発羽田行きの204便が出発に向け移動中に、燃料供給システムの一部に不具合が発生しました。このため、同便は出発を取りやめ、駐機場に引き返しました。同便は約23時間時間遅れで出発する見込みです。

@フジドリーム機にバードストライク、引き返す
 昨日午後5時30分頃、名古屋発花巻行きのフジドリームエアラインズ357便・E170型機が、離陸直後にバードストライクに遭遇しました。同機は引き返し、点検したところ、左主翼のエンジン取り付け部に鳥と衝突した跡がありました。同便は安全に支障はないとして約50分後に花巻に向かいました。

@ジェイエア機の操縦席窓にひび、引き返す
 昨日午後5時25分頃、大阪発長崎行きの日本航空2377便・E170型機(ジェイエアが運航)が大坂空港の南西約62Km付近を飛行中に、操縦席右側の窓のガラスにひびが入りました。同機は大坂空港に引き返して、同55分頃無事に着陸しました。


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