2014年10月前半の出来事
*10月15日
@ NAA が天神峰の看板撤去などを求める訴訟を起こす
今日の毎日新聞によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、10日に反対同盟北原派を相手取り、天神峰の空港用地約330平方メートルの明け渡しと、この土地にたつ看板2基と櫓2基を撤去するように求める訴訟を起こしたことを明らかにしました。この土地には昨年7月に反対派農家に明け渡しを命じる判決が出ていますが、看板などはこの農家の土地でないことから、新たに提訴した、としています。
@「( JJP 増資)要請があれば、前向きに検討」日航の植木社長
昨日の時事通信によりますと、日本航空の植木社長は現地時間14日、訪問先のインドネシアで同社とのインタビューに応じ、大きな赤字を計上したジェットスター・ ジャパンについて、「ジェットスター・ジャパンは日本での認知度は得ており、搭乗率もしっかり出している。事業としては必ずうまくいくと信じている」と述べ、増資について「正式な要請があれば、他の株主と相談し前向きに検討したい」と述べました。
@関西空港のLCC 専用ターミナルが水浸しに
13日午後7時頃、関西空港のLCC 専用ターミナルで大規模な浸水がありました。台風19号による大雨で、中庭にたまった雨水が建物内に漏れた、とのことです。国内線 ・国際線ラウンジや出国審査場や売店などが水浸しになりました。しかし、台風の影響で欠航が決まっていたため、運航への影響はありませんでした。
写真は昨年11月に行った、関西空港LCC 専用ターミナルのラウンジです。
@全日空B787-8型機がブレーキ不具合で遅れる
昨日午前9時頃、広島発羽田行きの全日空674便 ・B787-8型機は、ブレーキシステムに不具合が発生したため、駐機場に引き返し、整備のため約1時間20分遅れで出発しました。
@ホノルル発の日航機内トイレで強姦未遂
現地時間11日夜、ホノルルから関西空港に向かって離陸した日本航空機内で、29才の米国人の男が、日本人女性乗客が入ったトイレに押し入り、女性に乱暴しようとしました。女性が非常ベルを鳴らし、客室乗務員が扉を開けようとしましたが開かず、ちょうつがいをはずして女性を助け、男を拘束しました。同機はホノルル空港に引き返し、男は逮捕されました。
@三菱重工が MRJ 量産機部品の引き下げをサプライヤーに要請
今日の日刊工業新聞によりますと、三菱重工は三菱リージョナルジェット(MRJ)の量産化に際し、各部品の単価を試作初号機に比べて半額に、量産12号機からは4分の1にする意向を部品サプライヤーに伝えた、とのことです。これに基づき、12月中にサプライヤーと量産契約を締結する意向、とのことです。量産機は当初1年は月産1機、翌年度以降に段階的に増やし、20年後半には月産10機体制を構築する、としています。
@小型機が指宿市に墜落も、パラシュート付きで操縦士は軽傷
12日午後2時30分頃、サイパンからソウルに向かっていた米国のTDL AERO社が運航するシーラス式 SR20型機が、鹿児島県指宿市の竹藪に墜落しました。同機は5人乗りの小型機ですが、整備した機体のフェリー運航中だった模様で、乗員はパイロット1人でした。この小型機は機体用のパラシュートを備えており、今回もこのパラシュートを使った模様で、パイロットは軽傷でした。運輸安全委員会は航空機事故として調査を始めました。
*10月14日
@台風19号での深夜離発着はなし
成田空港では、台風19号の影響で、今日の早朝便に国際 ・国内線共に若干の欠航や遅れが出ました。しかし、成田空港での風雨の激しい時間帯が今日未明になった関係から、「カーフュー弾力的運用」や「従来取り決め」による深夜の離発着はありませんでした。
@米国シカゴの管制施設が17日ぶりに復旧
アメリカ連邦航空局(FAA)は現地時間13日、9月26日に放火(9月27日出来事参照)されて修理を行っていた、シカゴの航空管制施設を、17日ぶりに再会した、と発表しました。
*10月13日
@反対同盟北原派が集会
昨日、成田空港近くで反対同盟北原派の総決起集会が開かれました。集会には主催者発表で約900人、県警発表で約650人が集まり、「第3滑走路建設反対」や「農地取り上げ反対」などを訴えました。
@全日空B787-8型機が同一機体で連日の不具合
昨日午後11時55分頃、羽田発シンガポール行きの全日空843便 ・B787-8型機は電源系統の一部に不具合が発生したため、機材を変更して、2時間30分遅れで出発しました。なお、この機体は「JA802A」機で、11日にも電源系統の故障で遅延しています。
写真は成田空港に駐機する「JA802A」機です。
@ガルーダ ・インドネシア航空がB737MAX8型機46機を発注
ボーイング社は現地時間12日、ガルーダ ・インドネシア航空から B737MAX8s型機46機と B737-800型機4機を受注した、と発表しました。
*10月12日
@スカイマークの9月利用率が3.9ポイント減の73.1%
スカイマークが昨日発表した「9月搭乗実績」によりますと、全路線のロードファクター(座席利用率)は前年同月比(以下同じ)3.9ポイント減の73.1%でした。旅客数は7.8%増となっています。
成田路線は成田=札幌線が2.5ポイント増の71.7%、成田=沖縄線が1.1ポイント減の75.2%、成田=米子線が34.0%となっています。
なお、成田路線は25日に全て撤退します。
@全日空B787-8型機が電気系統不具合で2時間20分遅延
昨日午前10時頃、羽田発マニラ行きの全日空869便・B787-8型機で、電源系統の不具合が発生しました。この整備のために同便は2時間20分遅れで出発しました。
@「航空機産業の好調は今がピーク」との見方
このところ、スカイマークの A380型機問題、エミレーツ航空のA350型機キャンセル、エアベルリンのB787型機・B737型機キャンセルなどに見られるような、旅客機のキャンセルがボチボチ出てきています。航空業界関係者の中には「この数年続いた航空機メーカーや航空機リース会社の活況は、後1〜2年で終わる」との観測を示す人もいます。私は全くの素人ですが、この問題を考えてみました。
この2年ほどの旅客機大量発注の要因は、一つは現在運用中の旅客機の寿命が近づいて、更新の必要性があること、二つ目は燃料の高騰で航空会社が少しでも燃費の良い旅客機を求めていること、三つ目は LCCの台頭により、旅客が大幅に増加したこと、にあるのではないでしょうか。
しかし、高額の旅客機購入には、資金の手当てが不可欠になり、資金を借りる必要に迫られる事になります。航空会社の業績が下向きになると、とてもじゃないが、この借入資金返済能力に支障をきたします。そこで、違約金を払ってでもキャンセルして、生き残りを図ることになります。
航空機産業低迷の兆候は、LCC の成長が鈍化してきていることにも現れています。一方、LCC に攻め込まれていた既存の航空会社も、運賃の細かい設定などで、事実上の運賃引き下げで対抗措置をとってきました。このことは利益率を圧迫します。
一方、LCCと既存の航空会社の垣根が低くなることによって、LCC旅客の伸びが鈍化し、以前のような爆発的な旅客数の伸びは期待出来ません。その結果、ここ数年にLCC各社が大量発注した旅客機が余ってきます。昨日書いたタイガーエアのサブリースもこの兆候ではないでしょうか。LCCも路線の多様化などで、旅客を増やそうとしていますが、やがて、大量発注した旅客機をキャンセルせざるを得なくなるのではないでしょうか。
中小の航空会社や航空機リース会社などは、文字通り生き残りをかけた経営が続くような状況になるような気がします。これは、部品製造会社にも波及し、資金を融資した金融機関にも波及し、その影響は世界に拡がって行くと思われます。
このような状況がある時に、リーマン・ショックや伝染病流行のようなイベントリスクが起こると、一気に旅行者が減り、航空業界は大混乱に陥るのではないでしょうか。航空機メーカーは今までの大量受注消化で、当面は旅客機製造が比較的順調に推移するかも知れません。しかし、その後は、工場で閑古鳥が鳴く状態になるような気がします。
*10月11日
@LCC 専用ターミナルの施設サービス料は国際線1500円程度、国内線770円程度か
今日の日本経済新聞によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)はLCC 専用ターミナルを利用する旅客から徴収する施設サービス使用料を、国際線は旅客1人当たり約1500円、国内線を同約770円とする方針を固めた、とのことです。
また、今までは徴収していなかった既存ターミナルを使う大手航空会社国内線旅客からも同約900円を徴収する方針です。
さらに、航空会社が負担している手荷物取扱施設や空港事務所の賃料を現在の半額以下とする、とのことです。
【コメント】「航空会社を優遇し、旅客の負担増やそう」という、戦略ですね。上記の「手荷物取扱施設使用料や事務所の賃料」がLCC 専用ターミナルだけのことなのか、既存の第1ターミナル ・第2ターミナルでも適用されるのかは、この記事でははっきりしません。記事の趣旨から言うと LCC 専用ターミナルに限るのではないかと思うのですが。
@エアドゥが再発防止策を提出
エアドゥは昨日、機体点検日時を改ざんし、国土交通省に厳重注意を受けた(9月27日出来事参照)ことに対する、再発防止策を国土交通省に提出しました。対策として、安全やコンプライアンスの再教育、整備部門の責任の明確化、整備規定の見直し、専任監査員の増員などをあげています。
@全日空のB787型機でトラブル2件
昨日全日空のB787-8型機にトラブルが2件ありました。
◇現地時間10日午後2時頃、台北発羽田行きの全日空1186便 ・B787-8型機が離陸したところ、右エンジンの不具合を示す表示が出ました。このため、同機は台北 ・松山空港に引き返しました。同機は「整備中」とのことで、遅延して出発したのか、欠航したのかは分かりません。
◇現地時間10日午後1時頃、サンノゼ発成田行きの全日空1075便 ・B787-8型機は、出発時に機体システムの一部に不具合が発生したため、5時間50分遅れて出発しました。
@ジェットスター・ ジャパン「増資要請は未定、16年の黒字化目指す」
昨日、110億円の損失が明らかになったジェットスター・ ジャパンですが、「2016年までに黒字化を達成したい」とのことです。年末までに20機体制(現在18機)とし、当面は、国内線に集中する、とのことです。長期的な視点で事業を進めていくことで「カンタスグループと日本航空の理解を得られている」としており、増資については「現時点では決定していない」としています。
@エアアジアなどのコンピューターシステムで大規模な障害
昨日深夜から今日にかけて、NAVITAIRE社のシステム障害の影響で、エアアジアグループ各社、スクート、ジェットスターなどに大規模な障害が発生している、とのことです。このため、ウエブチェックインや空港カウンターでの発券業務が出来なくなっており、羽田空港や関西空港では昨日深夜から、手書きで発券するなどダイヤの乱れが発生している、とのことです。この障害は日本だけではないようです。ジェットスター・ ジャパンは影響はない、とのことです。
@タイガーエアがインドのインディゴにA320型機12機をサブリース
シンガポールのLCCタイガーエアはインドのLCC インディゴに A320型機12機をサブリース(又貸し)する事を明らかにしました。これらの機体はタイガーエア ・フィリピンとタイガーエアマンダラで使用していたもので、両社の撤退で余ったもの、とのことです。
*10月10日
@香港エクスプレス航空が12月8日から成田=香港線に就航
香港のLCC「香港エクスプレス航空」は昨日、12月8日から成田=香港線を1日1往復で開設する、と発表しました。機材はA320型機を使う、とのことです。
@千葉県が成田空港と圏央道を結ぶ道路の需要調査始める
今日の読売新聞によりますと、昨日開かれた県議会県土整備常任委員会で、千葉県は計画されている圏央道の、芝山町 ・多古町境界付近の IC から成田空港へ直接入ることが出来る道路の建設に向け、需要予測調査を行う意向を表明しました。延長は約5Km で自動車専用道路か、有料道路とする計画もあるようです。これが完成しますと、アクアラインから成田空港へ直行することが出来るようになります。しかし、圏央道の松尾・横芝=大栄間は着工しておらず、開通時期も示されていません。
@ジェットスター・ ジャパンの14年6月決算で純損益が111億円の赤字に
今日の官報によりますと、ジェットスター・ ジャパンの2014年6月期決算は、売上高は前期比2.3倍の約290億円となりましたが、純損益は111億円の赤字と前期に比べ23億円の増加となりました。関西空港の拠点化と国際線進出への遅れで、機材の稼働率が十分でなかったことが原因とのことです。
【コメント】そう言えば、現在でも、成田空港の駐機場には常時、2機が駐機しているのを見かけます。昨日から関西=大分線が就航し、26日からは成田=熊本線が就航しますので、これも解消するのでしょうか。
写真は先月16日に撮影した、駐機するジェットスター・ ジャパン機です。
@成田行きの春秋航空・日本機がバードストライクで欠航に
昨日午後7時40分に出発する予定だった佐賀発成田行きの春秋航空・日本604便・B737-800型機の点検で、バードストライクとみられる血痕が見つかりました。この整備のため、同便は欠航しました。
*10月9日
@ロシア発のビジネスジェットが主脚不具合で緊急着陸
昨日午後0時40分頃、成田空港に着陸しようとしたロシアのビジネスジェット機・ガルフストリーム5型機が、車輪を降ろしたところ、主脚のロックがかかっていないことを示す表示が出ました。このため、同機は着陸を取りやめ、太平洋上で燃料を投棄した後、同4時20分頃、A滑走路に緊急着陸しました。乗客・乗員20名にケガはありませんでしたが、同機は滑走路上で動けなくなり、牽引車で駐機場まで移動しました。この間A滑走路が約20分間閉鎖され、出発の9便に最大42分の遅れが出ました。
@全日空 G の8月実績は国際線利用率が81.4%、国内線は69.5%
全日空が今日発表した「8月グループ実績」によりますと、国際線は旅客数は前年同月比(以下同じ)8.8%増、利用率は1.9ポイント減の81.4%となりました。
国内線は旅客数が1.6%減、利用率が0.7ポイント増の69.5%となっています。
成田空港関係路線の利用率は成田=札幌線は8.6ポイント減の62.3%、成田=大阪線は1.4ポイント減の87.2%、成田=福岡線は1.4ポイント減の50.7%、成田=中部線は1.9ポイント減の83.2%、成田=仙台線が10.2ポイント減の49.3%、成田=那覇線が5.9ポイント増の66.3%、成田=新潟線が3.9ポイント増の46.7%となっています。
@日本航空が12月と1月の燃油サーチャージャー据置を発表
日本航空は昨日、12月と来年1月の国際線普通運賃にかかる燃油サーチャージャーを10 ・11月分と同額にする、と発表しました。
@米国のエボラ出血熱患者が死亡、主要5空港で検査を義務化
現地時間8日、リベリアから米国に入国し、エボラ出血熱を発症してテキサス州ダラスで治療を受けていた、リベリア人男性が死亡しました。この男性と接触した48人に感染の兆候は見られない、とのことです。しかし、米国政府は主要5空港で、エボラ出血熱感染国からの入国者について、全員の入国前検査を義務付ける、と発表しました。
【コメント】日本の防疫体制は大丈夫なのでしょうか。日本の防疫体制のお寒い状況はこの記事で確認できます。
*10月8日
@成田自治体連絡協が首都圏機能強化の勉強会
昨日芝山町役場で、成田空港圏自治体連絡協議会が開かれ、首都圏機能強化の勉強会が行われました。この中で、国土交通省は首都圏機能強化検討小委員会の中間とりまとめについて、成田空港の地元に初めて説明しました。今年度に稼働する「同時離発着監視装置」と2017年度に完成する予定の急速離脱誘導路により、1時間当たりの発着回数が64回から68回になり、年間発着回数34万回が可能になること、第3滑走路について、国土交通省は「2020年以降の選択肢」と説明しました。第3滑走路は小委員会の検討では B滑走路と並行する案と、同じくB滑走路と並行するが南側にずらす案が検討されている。とのことです。これらの説明について、地元首長からは「国としての総合ビジョンを示すべき」「国が提案型の対策を示すべき」などの意見が出ました。小泉成田市長は「国策だからまず国が考えを示すべき。それを受けて、どうするか考えたい。夕方の混雑時間帯の便数が増えても、30万回の範囲内で収まる。30万回を超える需要が予測される場合は改めて、国から説明があると思う」との述べました。同協議会は今後も勉強会を継続して開催することを決めました。
@国土と NAA がアクセス向上に向けて連絡協議会を設置
国土交通省航空局と成田国際空港株式会社(NAA)は今日、成田空港のアクセス向上を目指す「成田空港のアクセス利便性向上等に関する連絡協議会」を立ち上げる、と発表しました。今月から開催し、来年3月頃を目途に改善策をとりまとめる、とのことです。
@全日空B787-8型機が電気系統不具合で欠航
昨日午後4時30分頃、鹿児島発羽田行きの全日空628便 ・B787-8型機で、電気系統の一部に不具合が発生したため、欠航となりました。
@日本航空がカナダの「 CAE 」と共同で運航乗務員訓練施設立ち上げへ
日本航空は旅客機乗務員訓練プログラムを手がけるカナダの「CAE」と合弁で、北東アジアで乗務員訓練を行う会社を立ち上げる、とのことです。出資は折半で、来年4月に業務を開始し、日本航空は乗務員訓練を全て、この会社で行う事になります。
【コメント】全日空もタイのバンコクにノックエアなどとの合弁で運航乗務員の訓練施設を設置しています。9月中旬から業務を開始する予定、としていました。
@外国の空港で旅客機同士の接触事故2件
英国と米国の空港で旅客機同士の接触事故がありました。乗務員のミスとも言えますが、混雑する空港が根本原因なのでしょうね。
◇現地時間7日早朝、英国のダブリン空港でライアンエアの B737型機同士が接触事故を起こしました。誘導路を移動中に、1機のウイングチップがもう1機の機体尾部に接触したものです。乗客・乗員にけが人は出なかった、とのことですが、両機の乗客は降機させられました。原因は英国の事故調査当局で行われます。
◇現地時間5日、ニューヨークのケネディ空港で、到着したロイヤルヨルダン航空の A340型機の主翼端と、デルタ航空機の機体後部が接触する事故がありました。乗客・乗員にけが人は出ませんでした。
*10月7日
@今日未明午前0時29分まで6便が離発着、従来取り決めで
成田空港では台風18号の影響で、昨日深夜、今日午前0時29分までに6便が離着陸しました。これは、「従来取り決め(悪天候)」による運用時間外着陸です。到着が4便、出発が2便でした。航空会社別は全日空が4便、バニラ・エアとエアージャパンが各1便で全機が全日空グループでしした。
また、成田空港では昨日、台風18号の影響で、出発62便、到着36便が欠航しました。
@成田空港9月総貨物量は3.8%増、12ヶ月連続のプラスに
東京税関が昨日発表した「成田空港9月貨物取扱量」によりますと、総取扱量は前年同月比(以下同じ)3.8%増と、12ヶ月連続のプラスとなりました。積込量は10.9%増で、この内、輸出量は10.2%増となり、取卸量は1.9%減で、この内、輸入量は7.4%減となっています。
@日刊航空と毎日新聞が黒野氏講演を詳報
5日の出来事で書いた「黒野忠彦氏講演会」の詳報が日刊航空と毎日新聞に出ていました。日刊航空の方は読者しか読めません。
@デュッセルドルフ行きの全日空B787型機がエンジン不具合表示で成田に引き返す
昨日午後3時40分頃、成田発デュッセルドルフ行きの全日空941便 ・B787-8型機で右エンジンの不具合を示す表示があり、同機は成田空港に引き返し、同5時5分頃無事緊急着陸しました。同機は21時間15分遅れで出発しました。
@スペインの看護師がエボラ出血熱に感染
スペインの保健省は現地時間6日、アフリカのエボラ出血熱感染患者を受け入れ、治療していた病院の看護スタッフがエボラ出血熱に感染した、と発表しました。2度の検査で、陽性反応が出た、とのことです。同看護師の容体は安定している、とのことです。なお治療を受けていた2人はすでに死亡しています。アフリカ以外が感染場所となった、初めてのケースとみられます。
*10月6日
@台風の影響で欠航や遅延が多数、成田空港
成田空港では台風18号の影響で、国際 ・国内線共に、午前中を中心に欠航や遅延が多数出ています。この影響で、今日の深夜にかけて、出発・到着する便がある見込みです。
@全日空が来年度に成田空港で5路線程度を新規就航へ
今日の日刊工業新聞によりますと、全日空は2015年度に成田空港発着の国際線を5路線程度増やす、とのことです。成田空港のハブ機能を充実させるために、アジア路線と北米路線を増やす計画、とのことです。
@9月のLCC4社の運航が改善
「LCC国内線のフライト情報」によるLCC4社の9月の遅延率・欠航率です。各社ほぼ似たような結果になっていますね。ただ、ピーチ・アビエーションの計画減便が欠航率の中で、どのような取り扱いになっているかはっきりしません。なお、「LCC国内線のフライト情報」の遅延率は「15分以上遅れて運航した便の割合」となっています。
会社
|
遅延率
|
欠航率
|
全運航便数
|
ジェットスター
|
11.6%
|
0.5%
|
2401便
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バニラ・エア
|
9.1%
|
0.5%
|
480便
|
ピーチ・アビエーション
|
16.2%
|
0.3%
|
1332便
|
春秋航空・日本
|
10.6%
|
1.4%
|
300便
|
@全日空B787-8型機がエンジン異常振動で欠航に
昨日午後6時半頃、羽田発富山行きの全日空889便 ・B787-8型機が離陸したところ、左エンジンの異常振動を示す表示が出ました。このため、同機は羽田空港に引き返し、整備に時間がかかるため、欠航となりました。
@日本航空のB787-8型機が発電機不具合で遅れる
今日午前8時20分頃、名古屋発成田行きの日本航空3082便 ・B787-8型機が出発しようとしたところ、左エンジンの発電システムの一つに不具合が発生しました。このため、同機はスポットに戻り、整備後、1時間26分遅れで出発しました。
@米国がエボラ出血熱で緊張
現地時間5日、ベルギーのブリュッセルから米国のニューアーク空港に到着したユナイテッド航空998便に搭乗していた乗客が、機内でおうどなどの症状を訴えました。旅行先を聞いた所「西アフリカのリベリア」と答えたため、到着後、乗客全員が機内にとどまるように求められました。米疾病対策センターが検査したところ、エボラ出血熱でないことが判明し、約2時間後に機内から出ることを許されました。しかし、健康状態を自己で管理することが条件です。
先月、リベリアから米国に入国した男性はエボラ出血熱に感染したことが確認され、隔離治療を受けていますが、重体とのことです。しかし、濃厚接触していた約100人は今のところ健康で、2次感染の兆候はないとのことです。
*10月5日
@「羽田空港の都心ルート実現はかなり難しいのではないか」と黒野匡彦氏
読者からの情報によりますと、元国土交通省事務次官であり成田国際空港株式会社(NAA)の初代社長でもあった、現運輸政策研究機構会長 黒野匡彦氏は、先頃、成田市で開かれた会合で、「2020年東京オリンピックまでに実現する」とされている、羽田空港の都心ルートについて「(1)成田空港と違って、羽田空港には周辺住民との話し合いのパイプがない。東京などの関係自治体の長は『羽田空港の機能拡張は賛成。でも、国が住民に納得できる懇切丁寧な説明をしてくれ』と言うだけ、(2)騒音問題も飛行コース下に閑静な高級住宅地もあるし、落下物も成田空港と違い、人的被害や建物への被害の可能性が大きい。したがって、国は必死で頑張っているが、実現はかなり難しいのではないか。だから技術面で実現できる成田に頑張ってもらいたい。」と述べた、そうです。
また、2020年以降の容量拡大策について「羽田空港の第5滑走路建設は難しい。1兆円以上かかるが、これを上回る収益を上げるのは困難。また、東京湾を埋め立てると、船舶との干渉や、管制上の問題もある。従って、建設には多額の費用と長い時間が必要。これに対して、成田空港の第3滑走路の建設は環境面でも、機能面でも、工事費でも、羽田の第5滑走路に比べて優位である。しかし、千葉県側がもたもたしていると、国は何が何でも第5滑走路建設を進めるだろう。」との見解を述べたそうです。
@来月19日に黒野匡彦氏が成田で講演「首都圏空港、今後の展望」
成田国際空港振興協会は11月19日に、黒野忠彦氏と広澤克美氏の講演会を午後2時からヒルトンホテル成田で開催します。黒野氏の演題は「首都圏空港、今後の展望」となります。詳しくは同協会のページを見て下さい。
@全日空B787-8型機でトラブル2件
全日空のB787-8型機で不具合が2件発生しました。
◇3日午前8時45分頃、熊本発羽田行きの全日空642便 ・B787-8型機が出発しようとしたところ、電気系統の不具合が発生しました。この整備のため、同便は欠航しました。
◇現地時間4日午前9時半頃、マニラ発成田行きの全日空950便 ・B787-8型機の出発時に、防氷装置の不具合が見つかりました。この整備のために同便は約2時間遅れで出発しました。
*10月4日
@着陸直前の機内から撮影した「LCC 専用ターミナル工事」
先月29日に、9月1日に電子機器使用制限が緩和されてから、初めて、旅客機に搭乗しました。今回の制限緩和で、デジカメでの撮影は、駐機場を離れてから、着陸地の駐機場に着くまで、全て自由になりました。ただ、カメラにGPS機能などの通信機能が搭載されているものは、通信機能を全てOFFにしないといけません。
今回は新千歳空港から成田空港にジェットスター・ ジャパン機に乗りました。たくさんの写真を撮影しましたが、上の写真は南側からB滑走路に着陸直前に「LCC 専用ターミナル建設工事現場」の全景を撮ったものです。横に伸びるのがサテライト、その左に連絡橋工事、そのまた左がLCC 専用ターミナル本館工事現場となります。こんな写真も撮れるようになりました。
以前、ジェットスター・ ジャパン機に搭乗したときには、フイルム写真カメラで撮ろうとしたら「撮影は出来ません」と言われてしまいました。「フイルムカメラですよ」と言ってもだめでした。
@LCC「ノックスクート」が来年初めにも成田=バンコク線に就航
シンガポールのLCC「スクート」とタイのLCC「ノックエア」が共同で立ち上げたLCC「ノックスクート」 は昨日の記者会見で、2015年第1四半期に成田=バンコク線を新規就航させる、と語りました。「現在政府認可申請中」とのことです。
また、スクートのCEOは現在運航している成田=シンガポール線に来年5月からB787-8型機を投入する計画を明らかにしました。
@タイエアアジアXが来年3月26日から増便へ
タイのLCC「タイエアアジアX」は来年3月26日から、現在1日1往復の成田=バンコク線を1日2往復に増便します。
@タイ航空のB787-8型機投入は26日から
タイ航空は当初、2日から成田=バンコク線に投入を予定していたB787-8型機の投入を、26日からと発表しました。
@ジェットスターが関西空港から成田空港に回送便座席を誤って売り出す
昨日のAviation Wire によりますと、ジェットスターは御嶽山噴火の影響で、先月27日に目的地を成田空港から関西空港に変更したB787-8型機2機を、翌日、成田空港に回送する際に、ホームページ予約画面で、誤って「商業運航」と掲載しました。このため、4人が航空券を購入しましたが、4人には謝罪し、販売をキャンセルしました。同社では「本国での操作を誤ってしまった」としています。
【コメント】ジェットスター・ ジャパンの予約でも、日本人としては使いにくいところがまだありますね。先日も、ウエブチェックインをしようと思ったところ、「次」の画面からいきなり英語になりました。読むのも面倒だったので、ウエブチェックインをやめてしまいました。コスト削減のために、本国のオーストラリアで一括管理しているのかも知れませんが、派遣されている(?)日本人がきちんと管理していないと、日本の顧客は離れていくと思います。
*10月3日
@「来年度から年間発着回数30万回」国土交通省
国土交通省は来年3月29日からの夏季スケジュールで、成田空港の年間発着回数最大30万回運用を確定します。来年春から「同時離発着監視装置(WAM)」が稼働することによるものです。これにより、1時間当たりの最大発着回数が A ・B 滑走路合わせて、64回から68回に拡大されます。また、混雑を緩和するための「ファイヤーブレイク(混雑緩衝)」時間帯も、現行の12 ・13時台のいずれかと、17・18・19時台から、15〜19時台に設定する事になります。今回の決定により、航空会社が発着を希望する混雑時間帯の発着便数が増えることになります。
なお、地元との合意事項である21時以降の発着回数に変更はありません。
【コメント】しかし、下記の出来事で書いた日本経済新聞の指摘した問題もあり、これで、成田空港の発着回数が飛躍的に増えるわけではありません。来年度の発着回数も25万回超えるかどうか程度ではないでしょうか。
@「羽田で新設する路線と同じ成田路線は撤退するな」の通達に英国が反発
今日の日本経済新聞によりますと、国土交通省が羽田路線を新設する際に、成田空港の同一路線を維持するように求めた通達に、英国など欧州各国が反発している、とのことです。9月上旬に英国航空当局から国土交通省に、「これ以上の日本の航空会社の運航は認められない」とする書簡が届きました。これは、暗に全日空の羽田=ロンドン線を指しており、成田=ロンドン線からヴァージンアトランティック航空が撤退することに伴い、全日空の成田=ロンドン線が共同運航も含めてなくなることになるからで、暗に「通達違反だ」と指摘したものです。英国は羽田=ロンドン線に2枠を持っていますが、現在はブリティッシュ・エアウェイズが羽田=ロンドン線を運航しているのみで、国土交通省の通達から成田=ロンドン線を維持する一方、羽田=ロンドン線の1枠を使っていません。しかし、一方で、全日空が成田=ロンドン線から事実上撤退した事から、国土交通省の通達に従えば、全日空の羽田=ロンドン線も運航できなくなる矛盾を指摘したものです。国土交通省の通達は拘束権はありませんが、認可の許諾権限持つ国土交通省の通達ですから、航空会社からは「暗黙のルール」と受け止められています。英国の書簡はこの通達の撤回を暗に求めたものと見られています。
しかし、この通達を撤回すると、成田空港からの長距離路線撤退が進むことになります。
@「先導的官民連携支援事業」で成田市のMICEに850万円
国土交通省は「先導的官民連携支援事業(地方公共団体等による調査実施への補助)」を決定しましたが、成田市についてはエアポートシティ形成のための大規模MICE施設などの事業化検討調査のため、850万円が交付される予定となりました。
@京成電鉄が11月8日にダイヤ改正、成田早朝5時2分発の成田空港行きも新設
京成電鉄は昨日、11月8日のダイヤ改正で、早朝LCC便に対応した成田発成田空港行きの電車の運行を始めると発表しました。成田発5時2分、成田空港着5時10分となります。出発前日に成田中心部のホテルに宿泊し、早朝便に乗る人の利用を見込んでいます。
@芝山鉄道の当期純損失が6900万円に
芝山鉄道の第33期決算公告によりますと、当期純損失が6909万1000円となりました。
@スカイマークのA380型機キャンセル違約金は230億円未満?
今日のマスコミの報道によりますと、スカイマークのA380型機キャンセル問題は、エアバス側が違約金を前払金の230億円未満にする方向で合意に向かっているようです。エアバス側としても、現在、同社から10機受注し、4機を引き渡している A330型機の問題や、スカイマークが倒産しては日本での同社のイメージが低下する問題を考慮しているようです。また、スカイマーク向けに製造中だったA380型機2機についても、転売の見通しが立った、とのことです。
これらの報道に対してスカイマークは今日、「現在、決定した事項はありません」とのコメントを出しました。
@ユナイテッド航空がエボラ出血熱感染者載せた便の客室乗務員14人を検査へ
米国で初めてのエボラ出血熱の患者となった男性は、リベリアからベルギーを経て米国に帰国しましたが、ベルギーから米国への便はユナイテッド航空機だった、とのことです。ユナイテッド航空ではこの機に乗務した客室乗務員14人の検査を指示しました。しかし、搭乗中はこの男性が発症しておらず、感染の可能性は低い、としています。
【コメント】日本でもエボラ出血熱についてはネット上で、色々な“噂”があるようですね。「成田空港で発見されたが、入国は認められなかった」「現在、成田空港近くの病院で隔離されているが、極秘扱いになっている」などです。
*10月2日
@第2ターミナルとLCC 専用ターミナルを結ぶ連絡通路工事始まる
昨日、第2ターミナルに行ったところ、成田国際空港株式会社(NAA)本社前の道路が、右写真(第2ターミナル3階から撮影、右手のビルがNAA本社、その奥の白い建物が工事中のLCC 専用ターミナル)のように工事中でした。社員に聞いたところ、第2ターミナルとLCC 専用ターミナルを結ぶ連絡通路を造る工事、とのことでした。LCC 専用ターミナルに行くには第2ターミナルからこの通路を徒歩で移動することになります。以前に聞いたところでは「現在走っているターミナル連絡バスもLCC 専用ターミナルに寄ることになる」とのことですが、現在のルートを延ばすとすると、第1ターミナル→LCC 専用ターミナル→第2ターミナルのルートになるのではないかと思います。従って、第2ターミナルからLCC 専用ターミナルに行くには、必ずこの連絡通路を歩かなければならないと思われます。屋根はつくのでしょうか?
@スカイマークとエアバスが補償金交渉
今日の日本経済新聞によりますと、スカイマークの西久保社長はエアバス本社を訪問し、先月29日にエアバス幹部と会談しました。この席で、A380型機キャンセル問題を今月末までに解決すること、違約金の減額についてはスカイマークの経営負担に配慮することで合意した、とのことです。
【コメント】スカイマークにとっては久しぶりの朗報ですが、西久保社長の“都合の良い解釈”でなければ良いのですが。
@ FAA がB777型機とB737型機のハネウエル社製パネル交換を求める
今日の日刊スポーツによりますと、アメリカ連邦航空局(FAA)はボーイング社に対して、機内での Wi-Fi の使用で、B777型機と B737型機の操縦室にある、米国ハネウエル社製の速度・高度・方向を示す計器の表示に影響を与える恐れがあるとして、交換を求めている、とのことです。対象機数は米国内で1300機以上となり、5年以内の交換を求めている、とのことです。
@就航したばかりの厦門航空B787-8型機が搭乗橋にエンジンぶつけてカウルに穴
中国の北京国際空港で現地時間1日、9月6日から運航を開始したばかりの厦門航空・B787-8型機が、搭乗橋にエンジン上部をぶつけて、カウルに穴が開く事故が発生しました。
*10月1日
@9月のアクセス数は29,739回でした。
@「既存ターミナルの国内線旅客からもサービス料を徴収する」石指取締役
昨日の「WING DAILY」によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)の石指取締役は先月26日の記者会見で、来年4月に導入を予定している「旅客サービス施設使用料(PSFC)」について、「運用コストを基準として、他空港の料金を勘案した、できるだけ低廉なレベルにしたい」と述べました。また、既存の第1ターミナルと第2ターミナルを国内線旅客が使う場合も「旅客サービス施設使用料」を徴収する考えを示し、国際線の2090円よりは下がるものの、LCC 専用ターミナル旅客サービス施設使用料とは違うものになることを明らかにしました。
また、成田空港での首都圏空港機能強化策については、「管制機能強化」は今年度中にも実現できること、誘導路新設については2017年度に整備をする方向で、準備を進めていくことを明らかにし、「総発着回数30万回に対応できる」との見方を表明しました。
さらに、滑走路増設については「地域との共通認識を形成するため、航空会社などからも意見を聞き、地域とともに成田の将来像について理解を深めていきたい」と述べました。
【コメント】最近、かっての「30万回」時と同様に、新滑走路増設に向けた「地域の世論づくり」が始まっているようです。
@成田空港国際線乗継客の内、一時入国するのは約2万人にとどまる
今日の「日刊航空」によりますと、成田空港での「トランジット(国際線から国際線に乗継)旅客」で、日本に入国しない旅客は2012年に約285万人でした。「寄港地上陸許可制度(ショアパス)」など特例上陸許可制度を利用して日本に一時入国したのは年間約2万人にとどまりました。乗継旅客の中で成田空港制限エリアで6時間以上過ごしている人は約32万人、約17%もいます。
@日本航空の「8月利用率」は国際線が80.8%、国内線が70.2%
日本航空が昨日発表した「8月 グループ利用実績」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)0.8%減、利用率は1.1ポイント減の80.8%、国内線は旅客数が2.5%減、利用率は1.0ポイント増の70.2%となりました。
国内線の成田空港関係路線の利用率は成田=伊丹線が6.3ポイント減の79.5%、成田=札幌線が14.1ポイント減の41.8%、成田=中部線が9.7ポイント増の72.8%、成田=福岡線が20.5ポイント増の57.8%、成田=那覇線が24.7ポイント減の35.8%となりました。
@バニラの8月利用率は国内線が92.1%、国内線が90.1%
バニラ・エアが昨日発表した「8月 利用実績」によりますと、国内線搭乗率が92.1%、国際線利用率は90.1%となりました。全体では91.5%となっています。
@A350-900型機がEASAの型式証明を取得、年内にカタール航空に引き渡し
エアバスは現地時間9月30日、ロールスロイス社のトレント XWBエンジンを搭載した A350-900型機が、ヨーロッパ航空安全庁(EASA)の型式証明を取得した、と発表しました。同機は日本航空も56機を発注しています。これにより、航空会社への引き渡しが可能となり、年内にはローチンカスタマーであるカタール航空へ初号機を引き渡す予定です。