2014年12月後半の出来事


*12月31日

【訂正】A滑走路南端の工事は「残土置き場」でした
 21日の出来事の「@A滑走路南端で『成田仮設 VOR/DME 』工事?」で書いたA滑走路南端飛行コース直下の工事ですが、24日に成田国際空港株式会社(NAA)に行ったときに聞いたところ、「これは仮設 VOR/DEM の工事ではありません。空港内のトンネルなどで出た、残土を保管するためのものです。空港内の保管スペースが一杯になってしまったので、敷地外に保管することになりました。しかし、トンネル内から掘り出したものなどですので、きれいなものです。周囲への汚染はありません」とのことでした。一応、「?」マークはつけましたが、訂正し、おわびいたします。
【コメント】大分前にも、今回の残土置き場から南にある「空の駅 風和里しばやま」の付近で、鉄板に覆われた場所を見た記憶があります。これも、「残土置き場」だったのでしょうか。

@第3ターミナルのウォシュレット設置の経過
 昨日の「Aviation Wire」に「ウォシュレット付く成田空港LCCターミナル『悪い方に合わせるのはどうか』」にウォシュレットを取り付けるにいたった経過や、第1ターミナル・第2ターミナルにウォシュレットが早急にはつけられない理由などが詳しく書かれています。

@スカイマークが来年2月18日に臨時株主総会、増資関連か
 スカイマークは昨日、来年2月18日に臨時株主総会を開催する、と発表しました。第3者割当増資を行い、ファンドからの取締役を受け入れる提案をする、との観測もあります。

@那覇空港ターミナルトイレで水が流れないトラブル
 昨日午後、那覇空港国内線エリアトイレの水が流れなくなるトラブルが発生しました。那覇空港ビルディングでは国際線エリアや駐車場のトイレを使うよう、呼びかけました。原因は年末年始の利用者増で、トイレの使用が増え、雑用水タンクの水位が低下したことによるものです。トイレは今日午前6時の開館時には復旧しました。

@エアアジア・インドネシア機の残骸や遺体が見つかる
 インドネシアのエアアジア・インドネシア8501便の捜索を行っているインドネシア捜索救助庁のスリスティヨ長官は、現地時間昨日夕方、同機の残骸を、カリマンタン島南部パンカランブンから南西約195Kmの海上で発見した、と発表しました。発見場所は同機が消息を絶った場所から、北東約10Kmの場所になります。物体は航空機の非常扉や貨物室の扉などで、エア・アジアの技術関係者も酸素タンクのシリアルナンバーから、8501便のものと確認しました。また、周辺から遺体も収容されています。
 漂流物はそれほど多くなく、専門家は機体が余り損傷を受けずに海に突っ込んだとみており、捜索機などからは、水深約30mの海に大きな物体の影を見た、との情報もあります。
 同便は天候の悪化を予測して、本来の出発時刻から約2時間出発を早めました。この通知を見なかった8501便搭乗予定のインドネシア人の一家10人は出発時刻に間に合わず、8501便に搭乗せずに事故から免れました。

@エアアジア・ゼスト機がオーバーラン、全員無事
 現地時間30日午後、フィリピンのマニラ発カリボ行きのエアアジア・ゼストの A320-200型機がカリボ空港に着陸した際に、オーバーランして草地に突っ込みました。乗客・乗員は緊急脱出シュートで脱出し全員ケガはありませんでした。当時、台風の影響で強風が吹いていた、とのことです。

@タイ・エアアジア機が離陸直後に異音で引き返す
 現地時間30日、バンコク発コーンケン行きのタイ・エアアジア機が離陸直後に引き返しました。パイロットが貨物室付近からの異音を聞いた、とのことですが、点検では異常は発見されませんでした。

@大韓航空前副社長が逮捕
 米国現地時間5日に起こった大韓航空機駐機場引き返し事件(8日の出来事参照)で、韓国のソウル西地検は現地時間30日、趙顕娥・大韓航空前副社長を航空機の安全運航を阻害した航空保安法違反などの疑いで逮捕しました。この事件を巡る逮捕者は、嘘の証言を強要したとされる客室乗務本部担当常務と、国土交通省の調査内容を大韓航空側に漏らしたとされる同省調査官の3人となりました。


*12月30日

@シエラレオネから帰国の男性、検査で陰性
 厚生労働省によりますと、23日にシエラレオネから成田空港に帰国した30代男性のエボラ出血熱感染の有無を調べる検査の結果、エボラウイルスは検出されなかった、とのことです。男性の診断結果は急性副鼻腔炎とのことです。

@エアアジア・インドネシア機は依然、行方不明
 エアアジア・インドネシア機の捜索は、捜索範囲を拡げて行われていますが、今日午後3時現在、進展がありませんでした。ジャワ海のブリトゥン島沖で発見された油膜についても、同機のものという証拠は見つかっていません。また、「ブリトゥン島で同機の残骸が発見された」との情報についても、当局からの公式発表はありません。
 同機は行方不明になる直前に、管制官に対し高度を38000フィートに上げることと、旋回を要求しましたが、同空域を他機が飛行していたため、左旋回のみを許可されました。その後、管制官が2000フィートの上昇を許可する旨を伝えましたが、応答はなかった、とのことです。当時、同空域付近を飛行していた航空機は6機あった、とのことです。
 また、現地気象関係者は、「積乱雲の高さは48000フィートに達していた」と述べています。この地域では、この時期、積乱雲が発達しやすく、パイロットは積乱雲の隙間を見極めて飛行するとのことです。そのため、進路の変更要求は日常茶飯事のようです。
 捜査当局関係者は「レーダー情報などから、同機が海底に沈んでいる可能性が強い」と述べています。同海域の水深は50〜100mとされています。
 事故時に発信される航空機用救命無線機(ELT)の遭難信号も探知されていません。
 エア・アジアグループではこれまで、死者を出した事故はなく「安全な航空会社」と言われていました。

@英国ガトウィック空港で、ヴァージン航空機が脚不具合で無事緊急着陸
 現地時間29日、ロンドン・ガトウィック発ラスベガス行きのヴァージン・アトランティック航空43便・B747型機が、車輪の不具合でガトウィック空港に引き返し、燃料を減らすため、約4時間旋回して着陸を試みました。同機は右主翼の車輪が降りないまま着陸しましたが、最初の接地で白い煙が出たものの、エンジンを滑走路にこすることもなく、無事着陸しました。乗客・乗員にケガはありませんでした。動画がここで見られます。
【コメント】パイロットの技量はたいしたものですね。少し傾いていますが、機体を損傷することなく着陸しています。


*12月29日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」37例目が発生
 昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」37例目が発生しました。成田発ケアンズ行きのジェットスター26便・B787型機が前便のゴールドコースト空港の悪天候による、玉突き遅延で成田空港到着が遅れ、午後11時31分に A滑走路から離陸したものです。

@トランスアジア航空が4月から成田=台北線を1日2往復に増便へ
 今日の「Traicy」によりますと、台湾のトランスアジア航空は、来年4月1日から、現在1日1往復している成田=台北線を1日2往復に増便するそうです。

@シェラレオネから23日帰国の男性が発熱、エボラ出血熱感染検査へ
 厚生労働省が今日発表したところによりますと、23日に、西アフリカのシエラレオネから成田空港に帰国した都内の30代男性が発熱し、都内の指定医療機関に入院したとのことです。男性は18日までシエラレオネに滞在し、17日にエボラ出血熱で死亡した人の埋葬に立ち会い、遺体を入れた袋に素手で触った、とのことです。男性は23日以降、自宅から外出していません。感染しているかどうかの検査結果は今夜にも判明する見込み、とのことです。

@スカイマークと日本航空・全日空との共同運航開始は来夏ダイヤからか
 今日の日本経済新聞によりますと、スカイマークと日本航空・全日空との共同運航交渉は続いているようです。日本航空は全日空を加えての共同運航に前向きですが、全日空幹部は「年内の提携合意は難しい」としており、来年3月末からの夏季ダイヤからの開始を目指しています。問題は、共同運航の効果が期待できる夏季ダイヤ販売は来年2月前後からになるとみられ、それまでの手元資金確保が必須の課題になっているようです。
 写真は成田空港第2ターミナルのスカイマークチェックインカウンター跡です。奧が日本航空国内線のチェックインカウンターです。

@日本航空のB787-8型機が地上接近警告装置不具合で離陸中止
 現地時間27日午前11時50分頃、サンディエゴ発成田行きの日本航空65便・B787-8型機が離陸滑走中に、地上接近警告装置の不具合表示がでました。このため、ゲートに戻り整備後、1時間10分遅れで出発しました。

@エア・アジア機はまだ発見されず
 墜落したとみられるエアアジア・インドネシア航空8501便は大規模な捜索が行われていますが、未だ発見されていないようです。同機は熱帯特有の強い積乱雲に行く手を阻まれたために、この積乱雲を高度を上げて避けようとした模様です。
 エア・アジアはエアアジア・インドネシア8501便について日本語ホームページでもCEOのコメントを掲載しています。ホームページでは同社のシンボルカラーのレッドに換えグレーを使用しています。


*12月28日

@「カーフュー弾力的運用」の理由が「零下による凍結」?
 昨日成田国際空港株式会社(NAA)から「成田国際空港カーフューメール 」が届きました。結果的には運用時間内に間に合って、「カーフュー弾力的運用」は発生しなかったのですが、理由が腑に落ちません。理由として「成田空港悪天候(零下による凍結)に伴う遅延のため」となっているのですが、昨日の気象庁のアメダスデータによりますと、気温は確かに低かったのですが、成田空港では降雨も降雪もありませんでした。
【コメント】雨も雪も降らないのに「凍結」とは一体何なのでしょうか。成田空港の最低気温はこのところ、連日「零下」になっています。最近、「カーフュー弾力的運用」の理由が自民党・安倍政権の「憲法拡大解釈」のように、申請すれば、事実上の「無制限適用」となっているように感じます。

@ NAA が大雪対策発表
 明日、関東地方でも所によっては平野部にも雪が降る見込みですが、成田国際空港株式会社(NAA)では25日、「今冬期の成田空港における大雪対策について」を発表しています。今年2月の大雪時に成田空港内に約8000人が滞留するなど、大混乱となりましたが、これを受けて検討した結果の新たな対策が書かれています。
「非常用物資」として 水: 30,000本、 軽食: 30,000個 、寝袋: 25,000枚、 エアマット: 15,000枚 、アルミブランケット: 15,000 枚などを用意し、大雪の際には、ホームページのトップページに「緊急ボックス」を設け、各種情報に素早くアクセスできるようにします。

@全日空のB787-8型機が動翼不具合で欠航に
 現地時間27日午後10時30分頃、シンガポール発羽田行きの全日空844便・B787-8型機の点検で動翼装置に不具合が発生しました。整備に時間がかかるため、同便は欠航となりました。

@エアアジア・インドネシア機が行方不明に、乗客・乗員162名搭乗
 現地時間28日午前7時25分頃、LCC ・エアアジア・インドネシア機が消息を絶ちました。行方不明となったのはインドネシア・スラバヤ発シンガポール行きのエア・アジア8501便・A320-200型機です。同機は午前5時27分頃に離陸し、シンガポール到着予定は同8時37分でした。通信が途絶してからすでに約7時間たっており、トラブルが発生したことは確実のようです。同機と連絡が取れなくなったのはジャワ海上空のカリマンタン島付近、とのことです。同機には乗客155人、乗員7人が乗っていました。インドネシア人がほとんどで、日本人が搭乗していた、との情報はありません。同機は消息を絶つ前に、「嵐を避けるために、高度を38000フィートに変更したい」と管制官に要求しましたが、その5分後に連絡が途絶え、レーダーからの消えた、との情報もあります。機長の飛行時間は6100時間、副操縦士の飛行時間は2275時間、機齢は6.3年とのことです。
 写真は成田空港で撮影したエアアジア・ジャパンのA320型機です。

@中国航空当局が防空識別圏関連規制を航空情報から削除
 今日の朝日新聞によりますと、昨年11月に中国航空当局は各国向の航空情報で、中国国防省が設定した「防空識別圏」内を飛行するときに(1)中国当局に飛行計画の提出を義務付ける、(2)規則に従わない場合は軍当局が防御的緊急措置をとる、と通知しましたが、このほど、通知された航空情報ではこの条項を削除していたことが分かりました。


*12月27日

@今日、約48000人が成田空港から出国へ
 今日から年末年始の長期休暇が始まりました。成田空港では今日1日で約48000人が出国する見込みです。

@国土交通省が混雑空港での運航を許可、スカイマークには条件付き
 国土交通省は昨日、国内航空会社16社が提出した混雑のひどい羽田、成田、関西、伊丹に関西空港を利用する「混雑空港への運航許可申請」を許可したと発表しました。この中で、スカイマークについては経営状況が改善するまで、財務状況や経営計画などを報告することを条件にしています。これにより、来年2月1日から5年間、これまで通り運航できることになります。

@ベトナム航空機が離陸重量制限で約80人の荷物を羽田空港に置き去り
 昨日の「ベトジョーベトナムニュース」によりますと、20日夕方、羽田発ハノイ行きのベトナム航空385便は、満席で強い横風が予測され、短い滑走路を使用するため、ハノイまでの直行に燃料が十分でなく、乗客約80人分の機内預け荷物を積まずに出発しました。荷物は翌日の便でハノイに送られ、乗客に引き渡されました。今後は、このような場合、台湾での給油を行う、とのことです。

@日本航空もパイロット志望学生に奨学金制度新設
 日本航空は昨日、私立大学のパイロット養成課程を対象とした新たな奨学給付金制度を設立する、と発表しました。毎年約30名を対象とし、4年間で最大500万円を支給します。運営は公益法人が行い、日本航空への採用選考には関係しない、としています。全日空は同様な制度をすでに行っています。

@バニラの11月平均搭乗率は84.3%
 バニラ・エアが昨日発表した11月の輸送実績によりますと、搭乗率が国内線で81.8%、国際線で86.7%、平均で84.3%となっています。


*12月26日

@全日空の成田路線来夏ダイヤでの増便が明らかに
 全日空はこのほど、成田空港路線での来夏ダイヤ充実で、すでに発表している成田=ヒューストン線の新設以外に、成田=シンガポール線を6月に、成田=バンコク線を8月に、成田=クアラルンプール線を4〜9月に、成田=ホノルル線を、それぞれ1日1便増便することを明らかにしました。

@新千歳空港深夜総便枠拡大に「一定の理解得られた」と高橋知事
 今日の日本経済新聞によりますと、北海道の高橋知事は同紙の取材に対して、新千歳空港の深夜早朝便枠の拡大について、千歳市と苫小牧市の協議会で反対意見が少なかったことから「一定の理解を得た」と述べ、年明けには両市の地区・町内会単位での説明会を開き最終的な合意を得る考えを示しました。焦点となっていた騒音地域の民家防音工事については、当初提案した費用の上限枠を撤廃し、約3700戸に対して道が95%、市が5%を負担し、住民への負担をゼロにする方針です。

@国土交通大臣に太田氏が再任
 24日に発足した第3次安倍内閣で国土交通大臣に太田市が再任されました。太田国土交通大臣は記者会見で、航空分野の課題として、空港のコンセッション、首都圏空港の容量問題などをあげました。更に、再任の際に安倍首相から7つの指示を受けたことを明らかにし、航空関係では(1)外国人観光客2000万人達成(2)航空輸送の安定・安全確保(3)航空機産業の発展、を指示された、と述べました。
【コメント】国土交通大臣はまたもや公明党ですね。これで、何代公明党大臣が続いたのでしょうか。自民党には人材がいない、と言う事なのでしょうか。それとも、自民党にやらせると、またまた、業者との癒着や選挙区への利益誘導が発生する、と言う事なのでしょうか。


*12月25日

@成田空港の総発着回数が2%増で11月としては過去最高に
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「11月空港運用状況」によりますと、総発着回数が前年同月比(以下同じ)2%増となり、37ヶ月連続のプラスで、11月として過去最高となりました。この内、国際線発着回数は±0、国内線発着回数は8%増でした。
 航空総旅客数は2%減、この内、国際線旅客数は日本人が15%減、外国人旅客数が22ヶ月連続プラスの15%増となり、11月として過去最高となりました。国内線旅客数は40ヶ月連続プラスの21%増となり、やはり、11月として過去最高となりました。
 国際線貨物量は1%減と14ヶ月ぶりにマイナスになりました。この内輸出量は4%増、輸入量が9%減となっています。
 給油量は8%減となりました。

@京成・ジェットスター・ J ・NAAが早朝アクセスをPR
 京成電鉄、ジェットスター・ ジャパン、成田国際空港株式会社(NAA)は今日から「〜深夜、早朝の成田空港へのアクセスがますます充実〜成田発国内線早朝出発便の利用で旅をもっと楽しく!!」キャンペーンを始めました。これは、京成電鉄のダイヤ改正に合わせて、成田空港への早朝アクセスが便利になった事をアピールするものです。クイズに応募するとジェットスター・ ジャパンのペア・往復航空券などが当たります。

@国土が羽田空港都心ルートについて、北風時運用についても説明
 国土交通省は首都圏空港強化の一環として羽田空港の都心ルートを提案しています。今までに明らかになった南風時のB滑走路西側離陸や A ・C滑走路への北側からの進入を午後3時から同7時に限ることに加え、北風時にも午前6時から同10時半と、午後3時から同7時に限定して飛行する案を地元自治体に説明している模様です。この北風時のルートはC滑走路から北側に離陸後すぐに右旋回し、浦安の手前で左旋回し、荒川沿いを北上するルートです。
 また、騒音軽減のために、成田空港でも行われている騒音値によって異なる着陸料体系を導入し、低騒音機の導入を航空会社に働きかけることを説明しています。
 更に、落下物対策として、羽田空港周辺では過去10年間に1件しか発生していないこと、落下物を繰り返す航空会社に対しては、乗りいれの是非をも含めて厳しく対応することを説明している模様です。
 2020年のオリンピックまでに羽田空港の容量拡大を実現するためには、関連施設の整備などを2016年度中に始めなければならず、そのためには来年の概算要求までには地元住民の了解を取り付けなければならなくなります。
【コメント】「落下物は過去10年間で1件のみ」とは言いますが、現在は東京都の上空を飛行せず、東京湾上を飛行しているわけですから、落下物があったとしても、「分からない」と言うだけの話しではないでしょうか。

@大田区がホームページに「羽田空港関連情報ページ」開く
 東京都大田区は区のホームページ上に「羽田空港関連情報ページ」を設けました。「首都圏空港の機能 強化」「成長戦略拠点“羽田空港”の整備」「空港周 辺の環境」「羽田空港の飛行ルート等」「羽田空港の 歴史・観光」などの項目があります。
【コメント】「航空機騒音の予測」や「航空機騒音の影響」などの項目が大事ではないかと思うのですが。

@政府・与党が来年度から日本航空に法人税課税方針
 政府・与党は日本航空が受けている企業再生に伴う法人税の免税措置を廃止する方針を固めました。これにより、日本航空は2015年度から利益にそくした法人税を払うことになります。この制度改正は日本航空のみに適用されるわけではありませんが、新たに新設される、新たにベンチャー企業や経営再建中の企業を対象に最長7年間、法人税の納税を免除する制度に「再上場した企業は除く」としていることにより、日本航空を事実上除外することになります。
【コメント】これはこのページでも主張したことです。しかし、これにより、いわゆる「8・11ペーパー」も無効にしなければ、おかしな事になりますね。

@全日空の11月実績で国際線利用率が69.5%、国内線は69.5%
 全日空が今日発表した「11月 ANA グループ実績」によりますと、国際線旅客数が前年同月比(以下同じ)9.6%増、利用率は4.3ポイント減の69.5%となりました。
 一方、国内線旅客数は0.6%減、利用率は1.8ポイント増の69.5%でした。この内、成田空港路線の利用率は成田=札幌線が6.4ポイント減の46.9%、成田=大阪線が8.1ポイント減の75.7%、成田=福岡線が2.8ポイント増の45.1%、成田=中部線が4.6ポイント減の70.7%、成田=仙台線が5.6ポイント減の53.9%、成田=那覇線が4.6ポイント増の59.5%、成田=新潟線が9.7ポイント減の49.9%となりました。

@ジェットスター・ J が700万人を達成、LCC最速で
 ジェットスター・ ジャパンは今日、運航開始からの累計乗客が昨日700万人を突破した、と発表しました。2012年7月3日から904日(130週目)での達成になります。なお、国内LCCでは最速のペースになります。
 写真は昨日撮ったものですが、ジェットスター・ ジャパン20号機(JA20JJ)です。まだ、点検中なのでしょうか、エンジン前面には赤いカバーがかかっていました。

@日本航空機がエンジン振動警告で引き返す
 昨日午後5時5分頃、大阪発花巻行きの日本航空2187便・ERJ170型機で左エンジンの振動が通常よりも大きいとの警告が出ました。このため、同機は大坂空港に引き返し無事緊急着陸ました。着陸後の点検ではエンジンに異常はありませんでした。


*12月24日

@デルタ航空成田路線の新たな減便はなし
 読者からの指摘によりますと、22日の出来事で書いた「@デルタ航空が来年中に成田空港のアジア路線を5路線に減らす意向」の記事ですが、引用元の「Traicy」が記事を訂正している、とのことです。それによりますと「デルタ航空の成田空港路線は現在すでに5路線で、新たな路線縮小を意味するものではない」とのことです。なお、成田=グアム線、成田=サイパン線、成田=パラオ線の3路線はデルタ社内では「ビーチ3路線」と呼ばれており、上記「アジア5路線」には含まれていない、とのことです。従って、デルタ航空の成田空港路線はアジア・太平洋路線だけで合わせて8路線となります。

@日本貨物航空のB747-8F型機が8機に
 目立ちませんが、今日の日刊工業新聞によりますと、成田空港を拠点としている日本貨物航空は最新鋭のB747-8F 型機を現在で8機導入しています。このため、B747-400F型機10機の内、5機はリースに出しています。同航空はB747-8F 型機を14機発注しており、残りは6機になります。現在はB747-8F型機と B747-400F 型機合わせて13機を運用しています。
 写真は16日に航空科学博物館から撮影した、成田空港南側の駐機場に駐機している日本貨物航空のB747-8F型機です。赤いラインがB747-8F型機の目印になります。手前も同航空のB747-8F型機です。

@全日空のB787-8型機が表示不具合で欠航に
 昨日午後7時半頃、新千歳発羽田行きの全日空78便・B787-8型機で、出発時に航法装置の表示に不具合が発生しました。必要な整備に時間がかかるため、同便は欠航となりました。

@関西空港発のシンガポール航空機が乱気流に遭遇14人が軽傷
 現地時間23日早朝、関西発シンガポール行きのシンガポール航空615便・A330型機が突然乱気流に遭遇し、乗客・乗員14人が軽いケガを負いました。当時、着陸1時間前で食事が提供されていた、とのことで、激しい揺れが2回ありました。

@主要旅行会社の10月取扱額で海外旅行が0.9%減、国内旅行が2.5%増
 観光庁が22日に発表した「10月主要旅行業者の旅行取扱状況速報」によりますと、海外旅行取扱額は前年同月比(以下同じ)0.9%減、外国人旅行取扱額が39.8%増、国内旅行取扱額が2.5%増となっています。

@「Avolon 」が A330neo 型機15機を確定発注
 航空機リース会社「Avolon」は7月のエアショーで覚書を取り交わした A330neo 型機15機を、確定発注しました。


*12月23日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」36例目、「従来取り決め」による緊急着陸も
 昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」の36例目が発生しました。旭川発成田行きのマレーシア航空8539便・B777-200型機が、旭川空港の降雪により、出発が遅れ、午後11時52分に B滑走路に着陸したものです。
 また、従来取り決めにより、上海発ロサンゼルス行きのアメリカン航空182便・B777-200型機が貨物室からの異臭により、午後11時44分にA滑走路に緊急着陸しました。点検したところでは、煙や火災発生の痕跡はありませんでした。

@昨日午後、成田空港累計旅客数が9億人を突破
 昨日午後、成田空港の開港以来の累計乗客数が9億人を突破し、成田空港で記念式典が開かれました。約36年半での達成になります。記念式典で成田国際空港株式会社(NAA)の夏目社長は「お客さまには『選ばれる空港』、地域には『愛される空港』を目指す」と述べました。

@「第3滑走路の早期実現」署名を1月に提出へ
 今日の毎日新聞によりますと、昨日、成田市で「成田第3滑走路実現する会」の臨時総会が開かれ、集まった「第3滑走路の早期実現を目指す署名」13万7000人分を来年1月に国土交通大臣などに提出することを決めました。同会は30万人分の署名を集める予定でしたが、早期実現を目指すために提出することにしたものです。また、騒音問題などで同会への参加に慎重だった、芝山町商工会議所も参加する事になりました。

@昨日、今年の訪日外国人が1300万人を突破
 昨日、今年の訪日外国人が初めて1300万人を突破し、成田空港で記念式典が開かれました。式典には太田国土交通大臣も出席し、「日本が素晴らしい国だと(帰国後に)広めていただくことは外交面でも大きな意義がある」と祝辞を述べました。1300万人目になったのはインドネシアからクリスマスと正月を日本で過ごすために来日した家族でした。

@日本航空の11月輸送実績は国際線が74.8%、国内線が71.6%
 日本航空が昨日発表した「11月 JALグループマンスリーレポート」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)2.4%減、利用率は2.0ポイント減の74.8%となりました。
 一方、国内線旅客数は1.5%増、利用率は2.4ポイント増の71.6%となっています。この内、成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が3.3ポイント減のの75.5%、成田=札幌線が3.0ポイント増の61.4%、成田=中部線が6.8ポイント増の65.4%、成田=福岡線が7.4ポイント増の46.9%となっています。

@ JAXA が電動飛行機の飛行試験に成功
 JAXAは昨日、「航空機用電動推進システムの飛行試験を開始」した、と発表しました。11月28日に茨城県大利根飛行場で初飛行(ジャンプ飛行)を行いました。


*12月22日

@成田空港周辺の2013年度環境基準達成率は57%、千葉県報告書
 千葉県が発表した「平成25年度成田空港周辺航空機騒音測定結果報告」(千葉県のホームページにはまだ出ていません)によりますと、成田空港周辺の環境基準達成率が約57%にとどまりました。昨年の達成率は69.4%でした。航空騒音の評価方式が2013年度から「Lden」に変更になった影響もあるようですが、約12.5ポイント減となっています。なお、千葉県の昨年度の報告書では「Lden」による試算で「達成率54.8%」となっていました。
【コメント】先日、千葉県の大気保全課に問い合わせたところ、「報告書の作成が、今年は遅れていて、今年中はむりかも知れない」とのことでした。報告書が届き次第、要約を載せたいと思います。

@デルタ航空が来年中に成田空港のアジア路線を5路線に減らす意向
 今日の「Traicy」によりますと、デルタ航空は投資家向け資料で、成田空港発着のアジア8路線を、来年中に5路線にまで縮小する事を明らかにした、とのことです。

@航空科学博物館の累計入館者数が500万人を突破
 成田空港の南側にある航空科学博物館の入場者が、昨日で500万人を突破しました。開館から約25年での達成です。最近では、年間約20万人の入場者があります。
 写真は最近、展示を始めた、B747型機の主翼断面とエンジンです。

@日本航空のB787-8型機で不具合2件
 日本航空のB787-8型機に不具合が2件発生しました。
現地時間19日午後7時頃、フランクフルト発成田行きの日本航空408便・B787-8型機で、前便飛行中に左主翼の補助翼制御部品の不具合を示す警告が出ました。この整備に時間がかかるため、同便は他のB787-8型機に機材を変更して20時間29分遅れで出発しました。
昨日午前9時30分頃、成田発マニラ行きの日本航空741便・B787-8型機の出発前点検で、左エンジンつり下げ部後方の外板に軽微な損傷が発見されました。この整備に時間を要するため、機材を B767型機に変更しました。遅れはありませんでした。

@ハワイアン航空がA330-800neo型機6機を確定発注
 ハワイアン航空はエアバスに対して A330-800neo 型機6機を確定発注しました。米国の航空会社では初めてとなります。


*12月21日

@JR東日本が成田エクスプレスに「座席未指定券」導入へ
 JR東日本は来年3月14日のダイヤ改正で、現在は全席座席指定となっている成田エクスプレスに、乗る列車が決まっていない場合や満席時にも利用でき、空席があれば着席することが出来る「座席未指定券」特急券を導入する、と発表しました。ただし、料金は座席指定特急券と同額になります。

@A滑走路南端で「成田仮設 VOR/DME 」工事?
 16日に航空科学博物館に行ったところ、A滑走路の南端の岩山鉄塔付近で土木工事が始まっていました。芝山町が計画している「展望施設」(9月25日出来事参照)の工事か、と思ったのですが、飛行コース直下では、見えるのは飛行機の腹ばかりになります。これでは「展望」の意味が薄れてしまいますので、芝山町役場に問い合わせたところ「来年度には工事が始まる予定ですが、場所や完成時期も決まっていません」とのことでした。どうも、これは「成田仮設 VOR/DME 」の工事のようです。完成は来年3月27日となっています。


*12月20日

@デルタ航空機が油圧不具合で緊急着陸
 昨日午前11時55分頃、シアトル発成田行きのデルタ航空167便・A330型機が太平洋上を飛行中に、油圧系統の不具合を示す警告が出ました。同機は約3時間後に成田空港に無事緊急着陸しましたが、右エンジンからオイル漏れがあり、誘導路上で動けなくなり、牽引車で駐機場まで移動しました。清掃などのため滑走路が約25分間閉鎖され、出発の11便に最大25分の遅れが出ました。

@ジェットスター・ J の20号機が昨夜到着
 ジェットスター・ ジャパンの20号機が昨日夜、成田空港に到着しました。なお、昨日の「Aviation Wire」によりますと、同社はA320型機を24機導入する事になっていましたが、現在23機を受領し、この内、3機はサブリースで他社に貸し出しています。これから受領する24号機も当面はサブリースで貸し出す予定とのことです。

@エアバスがスカイマークとの違約金問題で訴訟を準備
 昨日の「Traicy」によりますと、スカイマークは昨日「エアバスがA380型機違約金問題で英国商事裁判所に訴訟の準備を開始する旨を通知した」との報道を認めました。ただ、同社は「これが直ちに訴訟となるものではない」としている、とのことです。

@スカイマークが新千歳=仙台線も来年3月末に運休へ
 スカイマークは新千歳=仙台線を来年3月末に運休させる方針を固めた、とのことです。この路線の11月搭乗率は35.0%でした。不採算路線から撤退し、収益構造を改善する施策の一環です。

@2014年度上期の航空機事故は2件、重大インシデントは4件
 国土交通省は昨日開かれた「第16回航空安全情報分析委員会」で2014年度上半期の「航空輸送の安全にかかわる情報の中間報告」を公表しました。これによりますと航空機事故は2件、重大インシデントは4件となっています。

@エアバスが22日にA350型機をカタール航空に引き渡し公表
 エアバスは世界で初めてとなるカタール航空へのA350型機引き渡しを「現地時間22日に行うと」正式に発表しました。カタール航空によるお披露目イベントは来年1月7日にドーハで行われることになっています。

@インドのLCC「スパイスジェット」が燃料費払えず、全路線で運航停止
 インドのLCC「スパイスジェット」の広報は現地時間17日、「石油会社への支払いが滞り、燃料の供給がストップされているため、全路線で運航を停止している」と述べましした。これに対して、インド・民間航空局は16日、空港運営会社がスパイスジェットの支払いを15日間猶予し、国営石油会社は15日間の与信供与を求めることが出来る、と表明しました。同航空の親会社「サン・グループ」の CFO は「大規模な投資を行う資金はない」と述べました。


*12月19日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」35例目が発生
 昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」の35例目が発生しました。台北発成田行きのバニラ・エア104便が台北空港での悪天候による、玉突き遅延のため、午後11時17分に B滑走路に着陸したものです。
【コメント】この便は11月17日から昨日で、3回の「カーフュー弾力的運用」を行っています。昨年の3月29日に結ばれた「成田空港の離着陸制限(カーフュー)の 弾力的運用に関する確認書」の運用案によりますと、「 ※恒常的な遅延を改善しない航空会社の場合は対象外とする。」とし、「7、航空会社への指導 ・例えば、夏期(3 月末~10 月末)ダイヤにおいて、恒常的な遅延を改善しない航空会社は、冬期(10 月末~翌年 3 月末)ダイヤにおいて、適切なスケジュール調整を指導する ものとする。また、改善が認められない航空会社については、次の夏期ダイヤ以降において、弾力的運用の対象としないこととする。」となっていますが、この条項が適用されるのでしょうか。

@「スペインと日本間の直行便はどの会社でも良い」スペイン観光局長
 昨日のトラベルビジョンによりますと、スペイン政府観光局長は昨日東京で開かれたレセプションで、今年にスペインを訪問する日本人が約45万に達する、との見通しを明らかにしました。その上で、1998年のイベリア航空成田線の撤退以来なくなっている、日本とスペイン間の直行便再開に意欲を示しました。「航空会社どこでもかまわない」と述べています。
【コメント】羽田空港には枠がありませんので、直行便が設定されるとすれば、成田空港でしょうね。写真は成田空港に着陸した、イベリア航空のB747型機です。

@スカイマークが米子空港撤退を検討
 スカイマークは来年9月にも米子空港から撤退する検討を始めた、とのことです。対象となるのは米子=神戸線と米子=那覇線です。来年3月末にも再開する、としていた米子=羽田線の再開も見送ります。米子路線は搭乗率が低迷していました。

@国土が1月の日航B787-8型機発煙事故の調査報告書を公表
 国土交通省は今日、1月14日に成田空港で起こった日本航空のB787-8型機のバッテリーから白煙が噴出した事故についての調査結果を発表しました。それによりますと、(1)第5セルで内部短絡が発生し加熱したこと、(2)その原因は特定できなかったこと、(3)昨年の一連の事故から取られた対策が機能し、他のセルには波及しなかったこと、(4)バッテリー監視装置(BMU)及びバッテリー充電装置(BCU)に異常は認められなかったこと、としました。この結果、「運航の安全は確保された」としました。しかし、利用者の安心を確保する観点から「潜在的な要因等について更に検討する」としています。
【コメント】今回の事案が運輸安全委員会の調査ではなく、航空局の調査となったのは、どうしてでしょうか?

@国土がエアドゥに事業改善命令
 国土交通省は今日、エアドゥに対して航空法に基づく事業改善命令を出しました。同省によりますと、エアドゥは9月11日に行われた副操縦士の機長昇格訓練で、スピードが超過し、警報装置が作動し、着陸をやり直したにもかかわらず、教官がスピード超過を報告したのみで、訓練結果を「良好」と評価し、その後この副操縦士は機長に昇格しました。これらについて、同省は立ち入り検査を実施し、乗務員の訓練体制や安全管理が不十分だと判断したものです。
【コメント】エアドゥはこのところ、不祥事が続いていますね。

@ベトナム航空機が燃料切れで福岡空港に緊急着陸
 今日午前6時58分頃、ハノイ発福岡行きのベトナム航空356便・A321型機が福岡空港に緊急着陸しました。同機は7時10分に到着予定でしたが、20分ほど早く着いて、空港の運用時間開始の7時を待つために旋回していましたが、「燃料が足りなくなった」と緊急着陸を要請したものです。
【コメント】常識では考えられません。燃料計算を間違えたか、燃料が漏れたか、コスト削減のために燃料搭載をぎりぎりにしたか、でしょうね。いずれにしても墜落しかねないトラブルですね。

@来年の海外旅行人数は0.4%増を予測、JTB
 JTB が昨日発表した「2015年の旅行動向見通し」によりますと、海外旅行人数は前年同期比(以下同じ)0.4%増、国内旅行人数は1.0%増、外国人旅行人数は13.0%増と予測しています。ただ、昨年の予測では「海外旅行の人数は2013年比2.1%増」としていましたが、実際は3.1%減となっています。
【コメント】どうも、“希望的予測”のような気がします。「0.4%増」と「0.4%減」では印象が全く違いますからね。

@英国の「フライビー」DHC8-400型機がエンジン火災発生も無事着陸
 現地時間16日夜、英国・グラスゴーからベルファスト市空港に向かっていたフライ・ビーの DHC8-400型機でエンジン火災が発生しました。同機はベルファスト国際空港に緊急着陸しましたが、着陸する前に火災は消火していた、とのことで、乗客・乗員にケガはありませんでした。


*12月18日

@11月成田空港貿易額は輸出額が16.3%増、輸入額が9.9%増に
 東京税関が昨日発表した「11月成田空港貿易概況(速報)」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)16.3%増と5ヶ月連続の前年同月比プラスとなりました。一方、輸入額は9.9%増で、こちらは2ヶ月連続のプラスとなっています。

@バニラが来夏季ダイヤから成田=仁川線を運休へ、国内線は増便
 バニラ・エアは昨日、来年3月末からの夏季スケジュールで、現在1日2往復している成田=仁川線を運休とする、と発表しました。同便は今年3月1日に運航を開始したばかりですが、一時は1日4往復としていました。この路線には韓国のLCC2社も就航しています。
 なお同社は昨日、来年4月8日から成田空港第3ターミナルを使用することを正式に発表しました。
 また、同社は来夏季に2機を新規に導入するようですが、来夏季は国内線で成田=新千歳線と成田=那覇線を増便する、とのことです。

@羽田空港管制システムトラブルで成田空港でも遅れ
 今日午前9時45分頃、羽田空港管制処理システムの回線でトラブルが発生しました。この影響で、羽田空港と成田空港の発着便に欠航や遅れが出ました。トラブルでレーダー画面に便名が表示されなくなり、所沢にある東京交通管制部との通信が出来なくなりました。トラブルは午前11時30分過ぎに復旧しました。なお、成田空港周辺の管制も羽田空港で行っています。

@全日空もスカイマークとの共同運航受け入れる見込み
 今日の読売新聞によりますと、全日空は昨日、スカイマークから要請があった共同運航について、受け入れる方針を固めました。一部に慎重な意見もありましたが、国土交通省からの要請もあり受け入れることにした、とのことです。

@全日空のB787-8型機がエンジン制御トラブルで1時間30分遅れる
 昨日午後7時頃、羽田発鹿児島行きの全日空629便・B787-8型機で出発時にエンジン制御系統にトラブルが発生しました。このため、同機は駐機場に引き返し、整備後に約1時間30分遅れで出発しました。

@2012年3月の日航機尻もち事故は機長と副操縦士の意思疎通不十分が原因
 運輸安全委員会は今日、2012年3月に羽田空港で起こった上海発羽田行き日本航空 B777型機の尻もち事故について報告書を公表しました。報告書によりますと、同機は機首を上げたまま着陸のやり直しを行ったため、機体後部を滑走路に接触させた、としています。副操縦士が逆噴射を行っていたにもかかわらず、機長がこれに気付かず、着陸やり直しを指示しました。このような場合、エンジン出力が上がるのに時間がかかるため、マニュアルでは着陸のやり直しを中止するように定めています。機長と副操縦士の意思疎通が不十分だった、と指摘しました。

@今年の訪日外国人は1300万人を突破確実
 観光局が昨日発表した「11月訪日外客数(推計値)」は前年同月比(以下同じ)39.1%増の116万9千人と過去最高になりました。これにより、1月からの累計で1200万人を突破しました。これにより、2014年の累計で1300万人を突破することが確実になりました。
 一方、日本人出国者数は3.4%減となり相変わらず低調となっています。

@海外旅行・国内旅行ともDI が悪化、3ヶ月後は更に悪化
 日本旅行業協会が昨日発表した「2014年12月期(第3回) 旅行市場動向調査」によりますと、海外旅行 DI は9月期の調査よりも6ポイント悪化して「ー27」となりました。一方、国内旅行 DI は7ポイント上昇して「+8」となりました。海外旅行では円安やエボラ出血熱の影響で、好調だった北米・欧州方面が落ち込み、逆に、近場のアジアオセアニア方面が改善しています。
 また、3ヶ月後の予測では DI が更に落ち込む見込みで、海外旅行が8ポイント落ち込み「-35」となり、国内旅行も13ポイント落ち込み「-5」と2年ぶりのマイナスになる見込みです。

@国土交通省所有最後のYS-11型機が223万円で落札
 国土交通省が所有する最後の YS-11型機の売却のための入札が昨日行われ、航空部品販売の「エアロラボ インターナショナル」が223万円で落札しました。これにより、機械遺産にも指定された機体のスクラップ化は避けられました。同社は「飛べる状態に戻したい」としています。

@今年の世界航空機事故は件数が過去最低も、犠牲者はこの4年間で最多
 昨日の AFP通信によりますと、オランダに拠点を置く「航空安全ネットワーク」の調べでは、今年の死者を出した世界の航空機事故件数は現在の所7件と航空史上最小となりました。しかし、大きな事故が多く、犠牲者数はこの4年間で最多の762人となっています。


*12月17日

@今日未明、アメリカン航空機が乱気流で成田に緊急着陸
 今日未明、仁川発ダラス行きのアメリカン航空280便・B777-200ER型機が成田空港に緊急着陸しました。同機は昨日午後7時半頃、石川県と茨城県を結ぶ飛行ルートを高度約8000mで飛行中に乱気流に遭遇しました。機体が激しく動揺し、乗員1名乗客11名の計12名が重軽傷を負いました。(マスコミによっては14人負傷との報道あり)同機は管制官に成田空港への緊急着陸を要請し、午前0時55分に成田空港に無事緊急着陸しました。けが人は病院に搬送されました。今回の運用時間外着陸は「カーフュー弾力的運用」ではなく「従来取り決め」によるものです。運輸安全委員会は日本の領空内で起こった事故ですので、事故調査官を派遣して調査に入りました。
【コメント】しかし、乱気流が発生してから緊急着陸までに約5時間のタイムラグがあります。どうしてのでしょうか。最初はそのままダラスに向かうつもりだったのが、けが人の状態を見て、引き返したのでしょうか。

@大分空港の運用時間が3月末から1時間延長され、午後10時30分までに
 大分空港の運用時間が来年3月29日から1時間延長されることになりました。これにより、運用時間が午前7時30分から午後10時30分までとなります。写真は海岸沿いに伸びる大分空港の滑走路です。

@太田大臣がスカイマーク共同運航問題で「まず航空会社間で話し合ってもらう」
 太田国土交通大臣は昨日の記者会見で、スカイマークの共同運航問題について「一般論としては、まずは航空会社間で話し合ってもらうべきものだ。仮に相談があったという場合には、航空法等に照らして、適切に対処してもらいたいと思っている」と述べ、3社の交渉の推移を見守る考えを示しました。
 また、今日の「日刊航空」によりますと、記者から日本航空との共同運航について当初「厳しく判断する」と述べたことについて、「行政側からの介入があったのではないか」と質問されたことに対して「航空法やJALの 8.10 ペーパーに基づいて厳しく判断するという発言はしたが、ものの考え方というだけだ。具体的なことでそれ以上のことは何も言っていない」と述べました。
【コメント】自民党国土交通族の日本航空再建成功に対する“怨念暴走”を止めるつもりはないようですね。国土交通大臣として、発言の重みについて、自覚がないようです。

@全日空も燃油サーチャージャー引き下げを発表
 全日空は今日、来年2月1日からの国際線旅客運賃にかかる燃油サーチャージャーの引き下げを発表しました。下げ幅は日本航空と同じ7000〜1000円となっています。

@中国の航空会社機が緊急着陸で幼児二人の命救う
 現地時間15日午前、温州発北京行きの中国国際航空1957便の機内で2才の幼児がゼリーをのどに詰まらせて声が出なくなりました。同機は南京空港に緊急着陸し、幼児は病院に搬送され、無事回復しました。
 また、現地時間2日、カナダ・バンクーバー発中国・広州行きの中国南方航空の機内で生後19ヶ月の幼児が意識を失いました。機内にいた医師がすぐに病院に運べば助かる、と判断し、同機はアンカレッジ空港に緊急着陸し、病院に搬送され、意識を取り戻しました。

@カタール航空が1月7日にドーハでA350型機受領の記念式典
 現地時間15日の ATW ニュース(英語)によりますと、 カタール航空へのA350型機の最初の引き渡しが延期された理由は、A350型機の機体重量が増えたために、カタール航空がさらなる値引きを要求し、交渉をしていたことにあるようです。カタール航空は A350型機受領記念式典を1月7日にドーハ空港で行うことを決めた、とのことです。

@エア・アジア X がA330neo 型機を5機追加発注
 エアバスは現地時間15日、エア・アジアX から A330neo 型機5機を追加で受注したことを発表しました。エア・アジアX は7月に同機種を50機発注しており、合計発注数が55機となります。

@ジェットライズがB737MAX7型機を5機発注
 ボーイング社は現地時間15日、カナダのLCC「ジェットラインズ」から B737MAX7型機5機を受注したことを発表しました。


*12月16日

@タイ航空がA380型機使用の成田=バンコク線を1日2往復に
 タイ航空は来年1月17日から、現在はB787-8型機で1日1往復している 成田=バンコク線を A380型機に機材変更し、A380型機による運航を1日2往復とします。
【コメント】タイ航空は成田空港線に新鋭機を投入してきますね。写真は2日に撮影したもので、B787-8型機が2機並んで駐機していました。

@2013年の鳥衝突件数で成田空港は3位も、1万回当たりでは下位
 昨日開かれた第13回「鳥衝突防止対策検討会議」によりますと、2013年の1年間に日本で発生した鳥衝突(バードストライク)件数は前年比約10%増の1903件となりました。この内、発生件数で多いのは1位が羽田空港で201件、2位が福岡空港の73件、3位が成田空港の62件でした。しかし、これを離着回数1万回当たりの件数で見ると、羽田空港も成田空港も下位に位置しています。

@東京空港交通がシティエアターミナル=成田空港線で午後8時台の3便に1000円チケット
 東京空港交通では来年1月1日から東京シティエアターミナル発成田空港行きの午後8時台の3便に1000円の「TACT夜得1000」チケットを発売することになりました。

@スカイマークが全日空に共同運航を申し入れ
 スカイマークの西久保社長は昨日夕方、ANA ホールディングスの幹部と会談し、日本航空と同じ共同運航を要請しました。昨日は挨拶程度で具体的な話は今後詰めていく、とのことですが、西久保社長は「出資は不要で、日航と同じ条件での共同運航をお願いしたい」と説明した模様です。今日の日本経済新聞によりますと、全日空側の本音はスカイマークが撤退し、羽田空港枠の再配分で有利な条件を勝ち取ることにある、とのことです。

@スカイマーク機がバードストライクに遭遇
 13日午前8時40分頃、中部発札幌行きのスカイマーク761便・B737-800型機が離陸滑走中にバードストライクに遭遇しました。同機は離陸を取りやめ、誘導路上で停止しました。点検したところ、第2エンジンのブレードが損傷しました。この事故で、中部空港は約30分間滑走路を閉鎖して清掃しました。


12月前半の出来事へ