2015年12月前半の出来事


*12月15日

@「カーフュー緩和は四者協議会の議論からはずせ」成田騒対協・理事会で意見多数
 昨日の「千葉日報」によりますと、昨日開かれた旧下総地区を除く「成田空港騒音対策地域連絡協議会」の常任理事会・幹事会議で、出席者からは成田空港の機能強化について話し合う四者協議会の議題から、「夜間飛行制限の緩和については議論から除外すべき」との意見が相次いだ、とのことです。

@「羽田乗り入れは時期尚早」とジェットスター・J 片岡会長
 「Aviation Wire」の12・14日に掲載された「片岡優会長への単独インタビュー」によりますと、ジェットスター・J の片岡会長は羽田空港の深夜・早朝枠利用の就航について「羽田は我々も興味がある。例え深夜枠であっても有望であり、都心に近くて便利な空港で24時間活用できる空港だと思う」とする一方、「それをどういう順番で展開していくかとなると、時期尚早と思っている。まずは既存の成田と関空、中部で国内線を飛ばし、収益が残るビジネスを作り、その後に国際線の展開を始めた。その次に羽田をどうするかを考えたい」と述べました。
 また、赤字の原因については「一番の原因は、関空の第2拠点化が遅れたこと」「関空が遅れたことで、まず飛行機が余ってくる。寝ている飛行機がいっぱいある。かつ国際線も遅れる。国際線が遅れると夜飛ばせない。これで飛行機の稼働率が悪くなる。パイロットや客室乗務員、整備士といったスタッフも余ってくる」と述べています。
 写真は2013年に撮ったものですが、余った機材が駐機場に4〜5機並んでいました。

@FC バルセロナのチャーター機はマレーシア航空のA380型機
 今日の「Aviation Wire」によりますと、昨日、サッカー・FCバルセロナのチームやサポーターを乗せて、成田空港到着したチャーター機は、マレーシア航空のA380型機だった、とのことです。帰りもチャーターされる予定で、20日午前に成田空港に到着し、午後に出発する予定、とのことです。私の記憶では、マレーシア航空のA380型機は成田空港には初めての飛来と思います。

@羽田新ルートの騒音対策で遠いところの高度引き上げと、離陸機時間帯の後倒しを検討
 今日の「日刊航空」によりますと、国土交通省は羽田空港新ルート案について、騒音軽減のための検討を始めることを明らかにしました。具体的には(1)南風時の着陸誘導装置(ILS)による最終進入コースに入る前の飛行高度を上げること、(2)北風時の離陸飛行コースの早朝運用時間(午前6時〜同10時30分)を後倒しして早朝時間帯の騒音回数を少なくすること、となるようです。ただ、この検討は「今後深める」とのことで、実現するかどうかは検討の結果にかかるようで、実施できるにしても、時期は分からないようです。

@景気低迷でアジアの旅客数が減少
 アジアの空港では景気低迷の影響が旅客数の減少として現れてきました。マレーシア空港HDは同空港の11月旅客数が前年同月比で2.7%減となりました。また、香港国際空港も10〜11月の旅客数が前年同期に比べて580万人から530万人と50万人減少したことを明らかにしました。両空港とも、旅客便数の減少が低下の原因、としています。


*12月14日

@ NAA のページに11日深夜の従来取り決めによるカーフューの詳細
 成田国際空港株式会社(NAA)のページに11日に発生した悪天候によるカーフュー(従来取り決め)10便の航空会社名や時間などの詳細情報が掲載されました。
 写真は家にある自記気圧計の記録です。1035ヘクトパスカルから約1日で990ヘクトパスカルに急降下しています。こんな変化は大型台風の中心が通過しても、めったにあるものではありません。なお、上の日付は間違っています。

@ピーチの上期営業利益が前期の1年分を超える見込み
 今日の「DIAMOND online」の「ピーチが LCC で圧倒的に独り勝ちできた理由」によりますと、ピーチ・アビエーションの中間決算(4〜9月)で売上高が約240億円、営業利益が約40億円となったもよう、とのことです。上期だけで前期1年の営業利益29億円を超えたことになります。年間の搭乗率は85%を超えている、とのことです。

@欧州パイロットの4分の1がニアミス警報に適切に対応できず
 欧州の航空管制機関が調査したところによりますと、昨年欧州で発生した約800件の航空機同士のニアミスで、空中衝突防止警報装置(TCAS)が発した警報に対して、パイロットの4分の1が適切な回避行動をとっていなかった、とのことです。


*12月13日

@「資料室」に「成田空港を軍事利用させないための千葉県への要望と回答・話し合い要旨」を載せました
 「資料室」の「軍事利用問題関係資料」に「成田空港を軍事利用させないための千葉県への要望と回答・話し合い要旨」を載せました。
 この話し合いに参加したのは日本山妙法寺の武田隆雄氏、「取極書」の作成にかかわった高橋勲弁護士、共産党の斉藤和子衆議院議員、共産党千葉県会議員の丸山慎一氏、共産党前千葉県議の小松実氏、本会の副会長で成田市議の鵜澤治、事務局長岩田公宏、本会会員・多古町町議の石渡悦子、同横芝光町議の山崎義貞など10名以上でした。千葉県側からは千葉県総合企画部空港地域振興課副課長の田中正直氏と同課成田空港地域振興係の方(名前を書いていただいたのですが、その紙を紛失しました。すみません)の2名でした。
 回答は全体的に「軍事利用は行わないし、約束は尊重する、と言うのが千葉県の立場」とする一方、「防衛省が『軍事利用はない』と言っているので、軍事利用はなかったと認識している」と言うもので、「従って、4者協議の開催は必要ない」というものでした。
 私たちが事実を上げて「成田空港の軍事利用が行われたのでは」と質したのに対し、「防衛省の言っていることは全て信じる」と言う態度で、戦前の「軍部の言っていることは絶対に正しい」とする軍国主義の再来を見る思いでした。自公民政権が違憲を承知で成立させた安保法制を廃止しなければ、軍部独裁の日本が造られるのではないでしょうか。

@タイガーエア台湾が来夏季ダイヤから成田=台北線を減便へ
 今日の「Traicy」によりますと、タイガーエア台湾は来夏季ダイヤが始まる3月26日から、現在は週7便で運航している成田=台北線を週4便(月・火・木・金曜日)に減便することを明らかにしました。すでに販売も停止しているそうです。
 写真は成田空港に着陸するタイガーエア台湾のA320型機です。
【コメント】成田=台北線にはジェットスター・J も参入しましたし、競争が激しくなっているのでしょうね。運賃も下がり、搭乗率がそこそこでも採算が合わないのではないでしょうか。

@中国・福州空港でエンジントラブルの航空機と間違えて別の航空機に消化剤
 昨日の「Traicy」によりますと、現地時間10日、中国・福州国際空港で消防隊がエンジンから火花が出た中国国際航空機と間違えて、福州航空機に消化剤を浴びせる、と言う出来事がありました。幸い、中国国際航空機のエンジンは出力を落としたところ、火は収まりました。消化剤を浴びせられた福州航空機は洗浄のため、出発できなくなり、滑走路は約1時間40分閉鎖されました。


*12月12日

@悪天候による遅れで、今日午前0時21分まで10便が着陸
 昨日深夜、成田空港の悪天候のためにダイヤが乱れ、大幅に遅延した10便のカーフュー(緊急事態による従来取り決め)が発生しました。最終着陸時刻は今日午前0時21分でした。

@年末年始の国際線旅客数は前年同期比4.1%増の見込み
 成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、「2015 年末年始国際線旅客推計」を発表しました。年末12月18日から来年1月3日までの17日間に成田空港を利用する国際線旅客は、出国が前年同期比(以下同じ)4.0%増、入国が4.2%増で合計4.1%増となっています。出国ピークは12月26日で42400人、入国ピークは1月3日で46100人の見込みとなっています。

@「羽田新ルートの騒音対策地域には住民が住んでいない」と国土交通省
 今日の東京新聞によりますと、国土交通省は昨日、羽田空港新都心ルートにより、国による騒音工事が必要となる地域(Ldenで62dB以上)の予測図を発表しました。これによりますと、この地域には「住民が住んでいる住宅はない」としています。
【コメント】これも、現在の航空機騒音の環境基準評価値:Lden のマジックですね。この評価基準では飛行機の騒音が激しい時間と飛行機が飛んでいない時間がある場合、これを「1日平均」として評価し、これを1年間積算して平均をとります。従って、どんなに大きな音がしていても、短時間であれば、平均化されて「Lden」では評価値が低くなり「防音工事は必要ない」となってしまいます。

@クアラルンプール国際空港のB747-200型機の持ち主が名乗り、空港側は否定
 クアラルンプール国際空港に駐機されているB747-200型機を所有する、と名乗り出た会社があります。マレーシアの「スイフト・エアカーゴ」です。同社は「香港の会社からこの3機を6月に購入した」としていますが、元の所有者の名前は明らかにしていません。これに対して空港管理会社は「現時点で所有の主張は完全に確認されていない」としています。「スイフト・エアカーゴ」は約10年前に設立されたようですが、航空貨物事業はまだ行っていないようです。

@「来年の航空業界利益は過去最高になる」とIATA
 国際航空運送協会(IATA)まとめたところによりますと、2016年の世界航空業界の最終利益が363億ドル(約4兆4千億円)となり、過去最高に達する見込み、とのことです。原油価格の下落で燃料費が下がることが貢献している、としています。


*12月11日

@強風で目的地変更や遅れが多数、今日の成田空港
 今日の成田空港では発達した低気圧の影響で、午前中から強風が吹き荒れました。午前9時15分には最大瞬間風速23.1mに達し、正午頃からは南南西の風向に変わり、滑走路に対し平均10mの横風が吹いています。この影響で目的地を変更した便が午後2時現在で5便など、遅れや欠航が多数出ています。

@成田空港拠点 LCC の機材平均稼働時間は8.65時間
 今日の「日刊航空」によりますと、国際航空運送協会(IATA)の調査によりますと、成田空港を拠点とする格安航空会社(LCC)の1機当たりの平均機材稼働時間は1日当たり(以下同じ)8.65時間、とのことです。この調査と、時期はそれぞれ異なりますが、ジェットスター・J は6.67時間、バニラ・エアは7.19時間となっています。なお、関西空港を拠点とするピーチ・アビエーションは9時間以上となっています。IATAによりますと、世界の LCC では平均で12.06時間となっています。

@バニラ・ウエブサイトの予約確認、他人でも見られる不具合
 バニラ・エアは今日、同社のウエブサイトで予約を確認する場合に、本来は予約番号とメールアドレスが一致しないと予約内容が確認出来ないにもかかわらず、予約番号のみで、メールアドレスが違っていても、予約内容が表示される不具合があった、と謝罪しました。これにより、第3者が予約内容を見ることが出来る状態になっていました。不具合があった期間は11月18日〜12月8日、とのことです。

@スカイマークの11月利用率は75.6%
 スカイマークが昨日発表した11月の旅客輸送実績によりますと、全路線の旅客数は前年同月比(以下同じ)7.3%減の47万9833人でした。利用率は14.7ポイント増の75.6%となっています。
 また、運航実績は欠航率が0.5%、遅延率は10.6%となっています。
【コメント】欠航率は「運航予定便数にしめる欠航便の割合」となっているのですが、この理由で「機材故障」が0.1%、「機材繰り」が0.1%となっています。同社の「ニュース」ページの「その他」に出てくる「運休便」は「運航予定便」から除外されているのでしょうか。少し前までは大量の「運休便」があったと思うのですが。

@ MRJ の試験飛行関係取材で、素っ気ない回答
 現地時間10日の「Flightglobal」(英文)によりますと、三菱リージョナルジェット(MRJ)の試験飛行について、三菱航空機会社は同紙の取材に対して、「今後の試験飛行予定は、前3回のフィードバックに基づいて決定される」と答えた、とのことです。
【コメント】三菱グループらしい、簡潔な回答ですね。当たり前と言えばその通りですが、2500時間にわたる型式証明取得に向けての試験飛行ですから、1時間でも多くのデータを積み重ねたいのではないか、と思うのですが。

@B787型機の ADS-B システムに位置情報が約70Kmもずれる不具合
 現地時間10日の「Flightglobal」(英文)によりますと、B787型機の位置通報システム(ADS-B)が間違った位置を通報する欠陥が見つかった、とICAO専門調査委員会が今月に入り報告した、とのことです。カナダの航空管制組織「ナビカナダ」は昨年、カナダの空域を通過するB787型機全てを「ブラックリストに記載する」決定を行いました。また、エアサービスオーストラリアは昨年、「域内の29000フィート以上を飛行する航空機は、必ずADS-Bを備えていなければならない」としました。これは、B787型機が事実上、29000フィート以上を飛行できない措置になりました。結局、この欠陥の原因は、B787型機のデータ転送システム全体のソフトウエアの欠陥と分かり、ボーイング社はアップデータを配布して、アップデートを行うことによって「完全なADS-B相関性を回復する」と述べています。

@クアラルンプール空港に持ち主不明のB747-200型機が3機放置
 マレーシアのクアラルンプール国際空港に3機のB747-200型機が1年以上にわたって放置されています。空港の運営会社は「21日までに引き取らなければ、売却するか処分する」としており、現地時間7日には3紙に写真付きの公告を掲載しました。機体は航空会社のロゴマークなどは塗りつぶされていますが、機体登録ナンバーはあり、アイスランドの航空会社「エアアトランタアイスランド」が2010年まで、3機を運航していたことは分かりました。しかし、同航空は「現在の所有者は知らない」としています。
【コメント】処分するにしても、費用がかかりますし、1年以上の駐機料金も相当な額になります。売ると言っても、この旧型機を買い取る航空会社があるとも思えません。そこで、"ほっかむり"と言う事なのでしょうか。自転車のポイ捨てと同じなのでしょうか。


*12月10日

@第2ターミナル増設ゲートを公開
 成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、増設され、17日から供用を開始する第2ターミナルのスポットを報道関係者に公開しました。前にも掲載したように、この2つのスポットは本来はスカイマークが導入する予定だったA380型機用に計画されましたが、これを大型機なら1機ずつ、小型機なら2機ずつ駐機できるマルチスポットとして作られました。また、搭乗口に仕切りドアを設けることにより、国際線でも国内線でも使用できるスイングゲートとしています。なお、年度内に整備される第1ターミナル南ウイングの増設ゲートとの距離は約290mとなります。

@全日空が羽田か成田からのメキシコシティー線を検討
 全日空の篠辺社長は9日、羽田空港または成田空港とメキシコシティーを結ぶ路線への就航を検討している、と述べました。

@ホンダジェットが FAA の型式証明を取得
 ホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)は現地時間9日、ホンダジェットが米国連邦航空局(FAA)の型式証明を取得した、と発表しました。これにより、顧客への引渡が可能となり、年末にも初号機が引き渡されることになります。ホンダ エアクラフト カンパニーは現在、ノースカロライナの本社工場で25機の最終組立を行っています。
 写真は成田空港にデモ飛行で飛来したホンダジェットです。

@A320neo型機の初号機納入先が変更
 今日のATWニュース(英文)によりますと(英語は苦手なので、間違ったところがあるかも知れませんが)エアバスは最初のA320neo型機をカタール航空に納入するはずでしたが、これを変更し、ルフトハンザ航空に納入することにした、とのことです。理由は、取り付けられているプラット・アンド・ホイットニー社のエンジンPW1100Gに若干のハードとソフトの更新にあり、エンジン始動から3分待たないとA320neo型機を、自らのエンジンで移動させることが出来ないことにある、とのことです。カタール航空はこの問題をクリアーしない段階では、A320neo型機を受領できない、と言っているようで、年末には初号機引き渡しを行いたいエアバスが変更を決断した、とのことです。
【コメント】PW1100Gエンジンは革新的なエンジンですが、それだけに、初期トラブルが予想されます。三菱リージョナルジェット(MRJ)が採用するPW1200Gエンジンも同系統のエンジンです。
  MRJ の試験飛行が先月27日に3回目が行われてから、4回目が行われた、との報道がないのですが、どうしてなのか気になります。何らかの問題が前3回の試験飛行で見つかったのでしょうか?


*12月9日

@ピーチが来年2月20日から成田=那覇線に就航
 ピーチは昨日、来年2月20日から成田=那覇線を開設する、と発表しました。当初は週3便(月・木・土曜日)で運航しますが、来夏季ダイヤからは週7便の毎日運航とします。

@国土や NAA などが成田の「遠い」「高い」などを払拭するPR 始める事に
 国土交通省は昨日、成田空港のアクセスに対する「遠くて不便」「交通費が高い」と言うイメージを払拭するため、「成田空港のアクセス利便性向上に関する共同PR」を、成田国際空港株式会社(NAA)などで構成する「成田空港のアクセス利便性向上等に関する連絡協議会」として実施する、と発表しました。首都圏ではポスターを117駅などに掲示、リーフレットを京成全線の65駅などに置くと共に、成田空港との路線がある全国の17空港のビルや県庁などにポスターを掲示し、リーフレットを置く、としています。

@ミキキートスが20日から「成田空港見学ツアー」を開始
 EventOffice「ミキキートス」は、今月から「成田空港見学ツアー」を始めました。ツアーは3つのターミナル見学と、滑走路や航空機についてガイドが解説するツアーとなります。参加者には案内用の小冊子を配布します。当面、土・日・祝日を中心に、月2〜4日の催行を行う予定とのことです。予約制で、今月は20日と27日に予定されています。費用は2500円となっています。

@日本航空が豪・パースへの就航を検討か
 昨日の「Traicy」によりますと、日本航空の大西会長は米・ダラスで、「日本航空はパースへの就航を検討している」と語ったと、現地の「The West Australian」が伝えているそうです。機材はB787-8型機を使う予定、と話しているようです。
【コメント】日本のどことパースを結ぶかは触れていませんが、成田か羽田ではないでしょうか。
 写真はパース近郊の観光地「ピナクルズ」の遠景です。岩石群の高さは5m近くありました。

@成田空港で除雪訓練
 7日、成田空港で雪の季節本番に備えた、除雪訓練が行われました。訓練には除雪車16台と凍結防止の融雪剤散布車2台の16台が参加しました。乾いた雪が2cm積もったとの想定で、滑走路を1回で除雪するV字形の隊列で移動しました。4000mのA滑走路は最短で15分で除雪できるよう訓練を積んでいる、とのことです。

@爆買いの恩恵は一部の店舗だけ、爆買いも2〜3年で終息?
 今日の「Business Journal」に掲載された小川裕夫氏の「爆増の中国人観光客、ただ迷惑ばかり!恩恵は一部の店だけ、大半が呼び込み狙い無駄金浪費」によりますと、中国人観光客の爆買いで恩恵を受けるのは、旅行代理店が組んだ買い物ツアーが立ち寄る店がほとんど、とのことです。しかも、中国経済の低迷もあり、日本に観光で来られる中流層の訪日は今後鈍化し、中国人観光客目当てに地方自治体や観光地の店舗などが行う施策が無駄になる可能性がある、と見る観光関係者も多い、とのことです。
【コメント】昨日発表された中国の経済指標は当局の景気浮揚策にもかかわらず、低迷を続けていますね。

@ FEX 機が落雷で羽田に緊急着陸
 3日午前1時25分頃、関西発上海行きのフェデラルエクスプレス・B777-200F型機が離陸直後に落雷に遭いました。これにより気象レーダーが故障したため、羽田空港に緊急着陸しました。

@日本航空機が着陸装置不具合で仙台空港に目的地変更
 3日午後0時25分頃、新千歳発秋田行きの日本航空2821便・CRJ-200型機が着陸に向けて降下中に、計器着陸装置の不具合を示す警告が出ました。同機は秋田空港の視界が悪かったため、仙台空港に向かい同1時5分に着陸しました。

@日本貨物航空機が油圧系統トラブルのため誘導路で動けず・北九州空港
 6日午後4時53分頃、台北発北九州行きの日本貨物航空・B747-400F型機が着陸前に、油圧系統の一つに不具合が発生しました。同機はそのまま着陸し、誘導路上で停止し、牽引車で駐機場まで移動しました。このトラブルにより、漏れたオイルの清掃などで、滑走路が約3時間閉鎖されました。

@インドのスペースジェット機が着陸後にイノシシの群れと衝突
 詳しいことが分からないのですが、現地時間4日午後7時45分頃、インドのムンバイ発ジャバルプール行きのスペースジェット2458便・DHC8-400型機が着陸し、滑走路を走行中に、約40頭のイノシシ群れと衝突しました。このトラブルにより、同機は損傷を受け、乗客・乗員は緊急脱出しました。インドでは空港に野生の動物が入り込むことがままある、とのことです。


*12月7日

@都合により、明日の更新が出来ません。

@成田行きのパキスタン航空機に爆発物通報、天津空港に緊急着陸
 昨日の「大紀元」によりますと、北京時間4日午前9時頃、北京空港を離陸した北京発成田行きのパキスタン航空852便が離陸後まもなく、管制塔から「機内に爆弾が設置されている可能性がある」との通報を受け、近くの天津空港に緊急着陸しました。乗客・乗員のセキュリティー検査と、機内の捜索を行いましたが、危険物は発見されず、遅れて成田空港に向かいました。通報は中国国内からのものだった、とのことです。
 写真は2008年に成田空港で撮影した、パキスタン航空機ですが、旧塗装機です。
【コメント】ついに、テロの標的が日本への航空機に拡大してきました。イスラム国は「日本を標的にする」と声明で明らかにしていました。安保法制成立で日本が「戦争に加担する国」になるこれからは、こういう事態も覚悟しなければなりませんね。

@全日空が4月28日から成田=武漢線を開設
 全日空は今日、来年4月28日から成田=武漢線を開設する、と発表しました。1日1便の運航となります。これにより、同社の中国路線は11路線となります。

@圏央道の神崎=大栄間開通で、成田周辺観光地への北関東からの来客増える
 今日の朝日新聞によりますと、圏央道の神崎JCTー大栄JCT間が開通してから成田空港とその周辺の観光施設などへの、北関東からの来場者が増えている、とのことです。北関東から成田空港への直行路線バスの乗客は開通前と比べて(以下同じ)前年同月比で7.7%増となりました。神崎インター近くにオープンした「発酵の里こうざき」の来場者も2割ほど増え、下総インター近くにある「成田ゆめ牧場」の来場者も2割近く増えた、とのことです。

@米国側の狙いは5年後の羽田国際線拡大か?
 国土交通省は今日、「日米航空当局者協議の結果について」を発表しています。資料が2つ付いています。「日本・米国航空関係」と「日本・米国航空関係(旅客便一覧)」ですが、この資料が米国の日本航空業界における勢力がいかに強いかを示しています。航空会社の規模の違いもありますが、前はもっと米国の占有率は高いものでした。
 なお、「今後も引き続き協議していく」となっていますが、何時協議するかの期限は書いてありません。これについて、「米国側は5年後の羽田空港国際線拡大時期に多くの枠配分を目指しているのではないか」との観測もあります。

@エア・アジアJ の4月就航準備進まず
 今日の「DIAMOND online」によりますと、エアアジア・ジャパンの就航開始は4月以降になる模様です。その裏事情が書かれています。今回の小田切前社長の退任は社内で「小田切氏は国土交通省の言いなりになっている」との反発があったところから起こったようです。また、社内の整備体制にしても、受領した初号機の整備が行われず、エンジンを始動するにも1ヶ月半もかかり、バッテリーが上がってしまうトラブルがあった、とのことです。70億円の資本金ですが、すでに、30億円以上を使ってしまい、今後入社する整備員や客室乗務員の給与などの費用を資本金でまかなえるとは到底思えない、状況のようです。

@新潟県知事が「新潟空港の首都圏第3空港化を目指す」
 今日の「日刊航空」によりますと、泉田新潟県知事は1日、新潟空港の活性化策として「新潟空港が首都圏と欧州等世界の都市との旅客流動の一翼を担う『首都圏第3空港』化を目指し、(首都圏との)陸路と空路の結節を高めていくことが重要と考えている」と述べました。

@富山湾で全日空機が落雷に遭い、機首損傷
 3日午後7時55分頃、羽田発富山行きの全日空321便・B737型機が富山湾上空で落雷に遭いました。この落雷により機首のレーダーの被いが損傷しましたが、無事に着陸しました。修理のため折返し便は欠航となりました。

@羽田発小松行きの日本航空機が落雷に遭い、姿勢制御装置が故障
 4日午前11時頃、小松空港で整備士が、到着した羽田発小松行きの日本航空185便・B737型機に落雷の痕を発見しました。機体の姿勢を制御する装置が故障しましたが、飛行には支障はなかった、とのことです。修理のため、折返し便が欠航となりました。


*12月6日

@過去15年間で着陸時に高度が下がりすぎたケースは224件
 先月26日のウオール・ストリート・ジャーナル日本語版によりますと、航空機部品大手のハネウエルが収集した15年間の商業航空機の着陸約2400万回の内、着陸時に対地接近警報装置(GPWS)が作動したケースが224回あった、とのことです。しかし、この中の大半はパイロットが報告していなかった、としています。幸い、このどれもが事故にはいたっていなかった、としていますが「このような事故が皆無、と言うわけにはいかない」としています。
【コメント】事故にいたったケースでは原因究明で明らかにされている場合が多く、今回の資料には含まれていないのかも知れませんね。ハネウエルとしてはこれらの機器の必要性を強調したかったのかも知れませんが。

@フィンエアーが来年にパイロット100人と客室乗務員300人を採用
 フィンエアーは現地時間3日、来年、新たにパイロット100人と客室乗務員300人を採用する、と発表しました。同航空は今年もパイロット約70人、客室乗務員130人を採用しています。同航空では今後A350型機を受領して、2020年までにアジアを中心とした長距離路線を拡大することにしていますが、早期の採用で2017年からの成長加速の準備をする、としています。


*12月5日

@名護市小中学生の58%が「飛行機の騒音が気になる」と回答
 琉球大の渡嘉敷健准教授は昨日、昨年3月に実施した、名護市の小中学生1754人が回答した「米軍機騒音に関するアンケート」結果を公表しました。それによりますと、「学校で飛行機やヘリの音が気になったことがよくある」あるいは「ある」と答えた生徒は58%に達しました。また、オスプレイと他の航空機との騒音については「オスプレイの方が大きい」と答えた生徒が73%と圧倒的でした。
 生徒たちの自由記述では「騒音で眠れない」「耳にゴーンと音が入ってくる」「先生の声が聞こえない」「窓やゆかにしんどうがくる」「しゅう中できない」「落ちてこないか不安」などと書かれており、中には「でも、もうなれたし」と諦めを書いた生徒もいました。
 写真は普天間基地に駐機するオスプレイです。

@日米航空交渉、合意できず終了
 1日延長して協議していた日米航空交渉は羽田空港昼間時間帯枠の配分で合意できずに終了しました。日本側は9枠を米の航空会社に割り当てる案を示しましたが、世界的航空連合に入っていないデルタ航空が多くの枠配分を求めている米国側は、さらに多くの割当を要求しました。両国は速やかな路線開設を目指して協議を続けることを確認しました。

@関西空港の第4ターミナルと鉄道駅を動く歩道で結ぶ構想
 関西空港の運営権を取得したオリックスとフランスの空港運営会社バンシ・エアポートなどでつくる企業連合は、2期島に建設を検討している第4ターミナルに連絡橋を建設する検討を始めました。海を挟んだ正面の1期島にJRと南海電鉄が乗り入れる関西空港駅があることから、この第4ターミナルと関西空港駅を動く歩道で結ぶ計画です。長さは約500mになるものと見られています。現在、関西空港では第2ターミナルと関西空港駅を行き来するには、バスで移動する方法しかありません。建設中の第3ターミナルも同じになりますが、バスでの移動で多くの旅客を運ぶには限界がある、と判断したものです。

@米国の上下院が輸出入銀行再開を承認
 現地時間3日、米国上下院は、5ヶ月前に失効した輸出入銀行の再開案を承認しました。これにより、2019年までに同銀行が機能を再開する事になります。ボーイング社は航空機輸出の際の、同銀行による融資などを条件に受注を伸ばしてきました。米国政府による事実上の支援でした。

@インドネシアがA320型機の点検を指示
 今日の日本経済新聞によりますと、インドネシア運輸省は同国内の航空会社が運航する全てのA320型機、75機の点検を始めました。昨年12月に墜落したエア・アジア機にシステム上の不具合があった、と報告書で指摘したことをを受けたもの、とのことです。全機の点検には約6ヶ月かかる、とのことです。

@エア・アジアのパイロット13人がインフルエンザにかかり大混乱
 エア・アジアのパイロット13人がインフルエンザで乗務できなくなったため、現地時間1日、インドネシアのクアラルンプール空港が混乱しました。欠航や遅れが多数出て、乗客が興奮し、警備員が配置される場面もあった、とのことです。


*12月4日

@成田空港11月総貨物取扱量は7ヶ月連続マイナスの4.5%減に
 東京税関が今日発表した「成田空港11月貨物取扱量(速報)」によりますと、総取扱量は7ヶ月連続のマイナスとなる、前年同月比(以下同じ)4.5%減となりました。積込量は7ヶ月連続のマイナスの3.9%減、取卸量は2ヶ月連続のマイナス5.1%減となっています。輸出量は8.8%減、輸入量は7.9%減となっています。

@韓国 LCC のチェジュ航空が成田行きと沖縄行きの荷物を間違える
 昨日の「chosunonline」日本語版によりますと、現地時間先月30日、仁川発成田行きの LCC チェジュ航空機と仁川発沖縄行きのチェジュ航空機が、荷物の積み込みを間違えて、成田行きの荷物122個が沖縄行きに積み込まれるミスがありました。その結果、沖縄行きの荷物120個が仁川空港に置き去りにされたそうです。両機は本来は約1時間の出発差がありましたが、沖縄行きが遅れて、両便がほぼ同時刻の出発となったために、ミスが起こった、とのことです。沖縄に着いた成田行きの荷物は翌日に持ち主のところに届けられました。荷物が届かないことは珍しいことではありませんが、これほど大量の荷物が間違われるのはまれ、とのことです。

@日米航空交渉が1日延長へ
 現地時間2日からワシントンで始まった日米の航空交渉は、当初、3日に終わるはずでしたが、延長して4日にも協議を続けることになりました。今回の航空交渉は羽田空港昼間時間帯の日米双方の枠を決定するのが目的とのことです。日本側は双方で9枠(1往復1枠として)を提案している模様です。

@春秋航空がA320neo型機ファミリーを60機発注
 春秋航空は現地時間3日、エアバスとA320neo型機45機、A321neo型機15機を購入する契約にサインした、と発表しました。この契約は春秋航空の株主の承認を得る必要がある、とのことです。


*12月3日

@四者協議会での NAA が説明した「第3滑走路必要性」の根拠はおかしくないか?
 1日付けの「日刊航空」によりますと、先月27日に行われた四者協議会で成田国際空港株式会社(NAA)は第3滑走路の必要性について、(1)ピーク時の時間帯の発着枠が満杯で航空会社の要望に応えられない事、(2)B滑走路が2500mと短く、長距離便の離陸が出来ないなど制約があり、B滑走路とA滑走路の使用比率が37%対63%とアンバランスになっている事、(3)アジアの各国が空港の新設や滑走路増設に動いており、アジア主要空港との熾烈な競争に巻き込まれている。このままではアジアで取り残される危険がある事、を上げています。
 しかし、この内の(1)と(2)は以前から分かっていたことです。
 (1)はそのために、現在、高速離脱誘導路を建設することにしているはずです。
 (2)は5年前の2010年10月に年間発着回数を30万回に拡大する際に、「A滑走路、B滑走路を50%ずつ使用して、運用時間帯を目一杯使って、30万回を実現する」と地元に説明していました。今さら「B滑走路が2500mだから十分使えない」と言うのは、詭弁です。国土交通省や NAA が「自分たちの見通しが十分ではなく、間違っていました」と言うのならまだしも、このような事実に口をぬぐって、「アンバランスだから」と言うのはおかしいと思います。その場限りと言われても仕方ないと思います。だからこそ、今回の滑走路増設提案についても「本当に精査しているのか」と疑いたくなります。
 (3)のアジア間の競争についても、航空会社が直行便を増やすのは、「滑走路の問題」よりも、着陸料がかかる「立ち寄り」よりは直行の方が有利だから「出来ればそうしたい」と考えるのは当然、と言えます。
 日本という国が「立ち寄る」にふさわしい国でなければ、長距離を飛べる機材が増えるこれからは、直行便がさらに増えることは避けられません。
 そこで、問題になるのは、今は、日本と言う国が観光資源が豊富なことや治安が良いことから、外国人の訪日は激増していますが、日本が戦争に巻き込まれたり、テロが発生するなどが原因で、外国人の訪日熱が冷えたら、日本への航空路線は激減し、目も当てられない状況が生まれると思います。
 さらに、海外で失敗に終わったと見なされている「アベノミクス」による、円安と一般国民の所得が増えるどころか、減っている現実があることです。これにより、日本人の海外旅行が減り続けている事が問題ではないでしょうか。
 訪日外国人も増え、日本人の海外旅行も増えれば、航空会社は成田空港を始めとする日本への増便を図るはずです。
 これらの問題を脇に置いて、「滑走路を増設すれば国際競争力が増加する」と言う単純な問題ではないと思うのです。
 成田空港周辺住民への騒音による苦痛を増やし、騒音地域の衰退を招く滑走路の増設は、できる限り避ける必要があるのではないでしょうか。

@ニュージーランド航空が今日から増便
 ニュージーランド航空は今日から、成田=オークランド線を週10便に増便しました。来年3月28日からは減便し週9便とします。

@ベトジェットが年末年始にチャーター便を運航、成田空港発乗り入れ
 ベトナム LCC の「ベトジェット航空」は30日と1月3日に、成田=ニィヤンチャン間でチャーター便を運航することになりました。同航空の成田空港乗り入れは初めてになります。

@年末年始の海外旅行者数は4.3%減、JTB 調査
 ジェイティービーが昨日発表した「年末年始(2015年12月23日〜2016年1月3日)の旅行動向」によりますと、総旅行人数は前年同期比(以下同じ)0.2%増となり、過去最高をわずかに更新する見込みです。国内旅行が0.3%増、海外旅行が4.3%減となっています。海外旅行は円安の影響や国内景気の低迷に加え、テロなどの海外情勢の不安などから大幅な減少となっています。


*12月2日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」56・57回目が発生
 昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」56・57回目が発生しました。
成田発アンカレッジ行きのユナイッテド・パーセル・サービス(UPS)109便・B767-300型機が、前便の上海空港の運航制限のために、成田空港到着が遅れた玉突き遅延で、午後11時1分にB滑走路から離陸したものです。
成田発アムステルダム行きの日本貨物航空8便・B747-8F型機が、前便の上海空港の運航制限のために、成田空港到着が遅れた玉突き遅延で、午後11時25分にA滑走路から離陸したものです。

@「成田空港〜その役割と現状〜2015年度」をネットで公表
 成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、毎年作成している「成田空港〜その役割と現状〜 2015年度」をネットで公開しました。この冊子は現時点では成田空港の最新情報を盛り込んだものになると思われます。

@年末の訪日客が検索した日本の空港は成田空港が第1位
 オンライン旅行検索サイト「スカイスキャナー」は昨日、12月25日〜31日を到着日とした、訪日旅行者に最も多く検索された日本の空港のランキングを発表しました。第1位は今年も成田空港でした。2位が関西空港、3位が新千歳空港、4位が福岡空港、5位が那覇空港と言う結果でした。羽田空港は昨年の3位から6位に後退しました。

@関空行きのアシアナ航空機が主脚不具合で関西空港に緊急着陸
 昨日午後9時5分頃、仁川発関西行きのアシアナ航空116便・B767-300型機で、左主脚の不具合を示す表示が出ました。このため、同機は緊急着陸を要請し、滑走路上を3回低空飛行(ゴーアラウンド)して、地上から主脚の状況を確認し、午後10時頃、無事着陸しました。この影響で、日本航空機が中部空港に目的地を変更するなど、数便に遅れが出ました。

@全日空 G の10月利用率は国際線が72.8%、国内線が69.2%
 全日空が昨日発表した「ANAグループ10月の実績」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)15.2%増の66万9392人となりました。利用率は4.4ポイント増の72.8%となっています。
 一方、国内線旅客数は0.2%減の357万9456人で、利用率は0.5ポイント増の69.2%となりました。
 成田空港路線の利用率では、成田=札幌線が10.8ポイント増の65.8%、成田=大阪線は6.6ポイント増の86.1%、成田=福岡線は16.8ポイント増の55.1%、成田=中部線は6.8ポイント増の81.1%、成田=仙台線が9.6ポイント増の50.9%、成田=那覇線が1.8ポイント増の59.5%、成田=新潟線が4.2ポイント増の54.0%となっており、好調です。国際線からの乗継需要が増えているようです。
 また、欠航率は国際線が0.1%、国内線が0.6%となり、出発遅延率は国際線が8.3%、国内線が4.8%、到着遅延率は国際線が3.3%、国内線が7.1%となっています。

@役員新体制でエアアジア・J の4月運航開始が延びる可能性
 先月30日の朝日新聞によりますと、エアアジア・ジャパンの新役員体制で、全日空出身の小田切前社長が退任したことにより、現在国土交通省との間で進めている安全管理態勢の見直しが避けられず、予定していた4月の運航開始に影響が出る恐れがある、とのことです。国土交通省の幹部は同紙の取材に対して「4月の就航は難しいかも知れない」と語ったようです。

@スカイネットアジア航空が社名を「ソラシドエア」に
 スカイネットアジア航空は昨日から社名をブランド名と同じ「ソラシドエア」に改めました。

@昨年12月のエア・アジア機事故原因は操縦士の誤操作
 インドネシア国家運輸安全委員会は現地時間1日、昨年12月28日に起こったエア・アジア8501便墜落事故(2014年12月28日の出来事参照)についての調査結果を公表しました。それによりますと、同機の操縦装置パネルに"ひび"が入り、相次いで警報が誤作動したことにより、操縦士がこれに対応している内に、自動操縦装置を切ってしまったため、姿勢の制御を失い、失速状態に陥り墜落した、としています。しかし、操縦装置そのものの"ひび"が直接の原因ではない、とのことです。この"ひび"による警報器の誤作動は以前から起こっており、1年間で23回発生していたこと、また、この3ヶ月では誤作動の間隔が次第に短くなっていた、とのことです。当初、原因ではないか、とされていた悪天候は直接の関係はない、とのことです。
【コメント】それにしても、誤作動が起こっていたにもかかわらず、エア・アジアはどんな整備をしていたのでしょうか。この"ひび"の原因はパネル基板の半田付けにある、との報道もありました。とすると、エアバスにも責任がある可能性もあります。

@ターキッシュがA321neo型機20機を確定発注に切り替え
 エアバスは現地時間1日、ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)からA321neo型機20機の確定発注を受けた、と発表しました。同航空は同型機を72機発注済みです。


*12月1日

@11月のアクセス数は26,705回でした。

@「成田空港は軍事的利用しない」との約束で千葉県と交渉
 昨日、成田空港の軍事利用問題で、「取極書」締結当事者の千葉県知事に「軍事利用をさせないように、行動して欲しい」と言う事と、「イラク復興支援の時に、成田空港を使って軍事物資を使った恐れがあることから、締結当事者4者による協議を開くように、知事から働きかけて欲しい」という要望を行いました。担当者との話し合いの様子については、後日報告します。
 なお、東京新聞が取り上げてくれました。

@タイガーエア台湾が1月25日から成田=台北線を1日2便に増便
 昨日の「Traicy」によりますと、タイガーエア台湾は昨日、来年1月25日から、現在は1日1便を運航している成田=台北線を1日2便に増便することを発表しました。

@アエロメヒコが成田=メキシコシティー線を4月から週5便に
 今日の「トラベルボイス」によりますと、アエロメヒコ航空は来年4月から、現在は週4便で運航している成田=メキシコシティー線を増便し、週5便にします。増便分は成田発で木曜日になります。

@ハワイアン航空が成田=ホノルル線を7月22日から新設
 ハワイアン航空は来年7月22日(成田発は23日)から成田=ホノルル線に新規就航する、と発表しました。1日1便になります。機材はA330-200型機を使います。

@国土が羽田都心ルート説明の第2フューズを12日から開始
 国土交通省は12日から羽田空港都心ルートについての2回目説明会を、都内、神奈川、埼玉の13ヵ所で開催することを明らかにしました。

@全日空機がエンジントラブルで引き返す
 昨日午前11時35分頃、中部発松山行きの全日空1825便・DHC8-400型機が離陸直後に、右エンジンの油圧温度が上昇している、との警告が出たため、中部空港に引き返しました。同機は約35分後に、無事緊急着陸しました。同便は欠航となりました。
【コメント】この2、3日、全日空機のトラブルが続いています。整備は大丈夫なのでしょうか。原因についてもはきっりとした説明がないようです。

@スカイマークが昨日までに大口債権者への基本弁済完了、来年3月にも再生計画完了の見通し
 スカイマークは昨日までに基本弁済を完了しました。これにより、弁済の見込みが固まり、来年3月末にも再生計画を完了する方向となりました。

@エアアジア・ジャパンが今日から新役員体制に
 エアアジア・ジャパンは今日から役員体制を一新しました。会長には前スカイマーク会長だった井手隆司氏、社長にCFOだった秦修氏、CFO(最高財務責任者)には、前スカイマーク社長の有森正和氏が就任しました。前社長の小田切義憲氏はアドバイザーとして残ります。小田切氏の辞任は経営方針に対立があったため、との報道もあります。


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