2016年2月前半の出来事


*2月15日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」62回目が発生
 昨日深夜、2015年度「カーフュー弾力的運用」61回目が発生しました。成田発大連行きの中国南方航空630便・A320型機が、前便で大連空港の悪天候による出発制限のため、成田到着が遅れた玉突き遅延によるものです。午後11時40分にA滑走路から出発しました。

@エアアジア・ジャパンが成田を拠点として18年にも国際線進出
 今日の「Traicy」によりますと、エアアジア・ジャパンの井手会長は2018年にもA330型機を2機導入し、成田空港を拠点ハブとして北京、天津、上海・無錫、北京線、新千歳空港から香港・マカオ、シンガポール線、中部空港からシンガポール線への就航を行う、と発表しました。さらに、2019年には太平洋路線を開設し、成田空港や中部空港からホノルル線を開設する、と発表しました。これらの路線を開設するために、2019年までにA330型機を4機、A320型機を12機の体制にする、としています。
 写真は撤退する前、成田空港に駐機しているエアアジア・ジャパンのA320型機です。
【コメント】日本での再就航も延期しているのに、かなり大胆な計画ですね。ただ、この方が成功できる可能性が高い、と見ているのでしょう。このようなダイナミックな計画はエアアジアCEOのトニー氏好みかも知れませんが。

@成田空港で今日からジカ熱対策が強化
 国がジカ熱を検疫法の「検疫感染症」に位置づけたことを受けて、成田空港では今日から水際対策を強化し、「サーモグラフィ」で発熱が確認された場合や、体調不良の自己申告があった場合に医師による診察や検査を行う事になりました。

@ NAA とパナソニックが22日からインタラクティブ警備システムの実証実験
 成田国際空港株式会社(NAA)とパナソニック株式会社は22日から3月4日まで、第2ターミナルで「インタラクティブ警備システムの実証実験」を行う、と発表しました。これは、混雑の中で警備員のウエアラブルカメラやスマートホンを活用して状況を集中管理し、警備員に的確な指示を出して効率的な警備を実現するシステムとなります。

@「Spring Japan」がリチウム電池使用の電動カート持ち込みを禁止
 「Spring Japan」は今日、「リチウム充電バッテリを原動力とする電動カート」の機内への持ち込み(受託手荷物としても)を全面禁止とする、と発表しました。
 なお、今までは「春秋航空・日本」という名称を使っていましたが、会社側が使っている「Spring Japan」に変更します。

@ノックエアのパイロットが安全基準導入に抗議しスト
 タイの「newsclip」によりますと、ノックエアのパイロット約1500人は現地時間14日ストライキを行い、9便が欠航となりました。会社側が国際航空運送協会(IATA)が運営する国際的な運航安全監査プログラム、「IOSA」の認証取得に向け、安全監査基準を強化した結果、新基準を満たさないパイロットが不満を表明しストに入ったもの、とのことです。


*2月14日

@春秋航空・日本が成田=武漢線と成田=重慶線の運航を開始
 春秋航空・日本は昨日から国際線の運航を開始しました。昨日から成田=武漢線、今日から成田=重慶線の運航を開始しました。昨日の武漢線初便は138人の乗客を乗せて、午前10時6分にスポットを離れ、同10時24分に離陸しました。折返しの武漢からの便は午後7時59分に成田空港に到着しました。 LCC の成田空港からの中国路線は初めてになります。昨日の「Traicy」に「成田=武漢線の搭乗レポート」が載っています。
 今日、運航を開始した成田=重慶線は午前9時12分にスポットを離れ重慶向け飛び立ちました。折返し便は午後8時35分に成田空港に到着するダイヤになっています。
 なお、成田空港の公式ホームページでは会社名が「春秋航空・日本」ではなく、「Spring Japan」となっています。同航空もこちらの名前を使うようです。
【コメント】これで「Spring Japan」も機材が効率よく運用出来るようになり、写真にあるような、芝山千代田駅側の駐機も少なくなるのではないでしょうか。

@イースター航空が夏ダイヤでも成田=仁川線を1日2往復に増便
 韓国 LCC のイースター航空は3月27日の夏期ダイヤで成田=仁川線を増便し、現在の1日1往復を1日2往復とします。なお、同航空は今月19日から3月26日も1日2往復に増便する(1月7日の出来事参照)ことにしており、これを夏季ダイヤでも継続する事になります。

@アエロメヒコが6月1日から成田=メキシコシティー線を増便
 今日の「トラベルビジョン」によりますと、アエロメヒコ航空は6月1日から、成田=メキシコシティー線を、現在の週4便から週5便に増便することを明らかにしました。同路線では往復とも直行運航を始めています。

@第2ターミナルで中国人の女が女性を殴り、現行犯逮捕
 12日午後3時頃、成田空港第2ターミナル搭乗カウンター付近で、42才の中国人の女が、別の46才の中国人女性をを平手打ちにした傷害の容疑で逮捕されました。お互いのカートがぶつかってトラブルになったものと見られています。この女は「興奮して殴ってしまった」と供述している、とのことです。殴られた女性は顔に軽いケガを負いました。

@今日の成田空港、強風の影響はほとんどない模様
 成田空港では日本海の低気圧に吹き込む南からの風が強くなっているようですが、午後3時段階では欠航便は出ていないようです。ただ、強風が原因かどうか分かりませんが国際線の2便が「運航日変更」となっています。

@「夏頃には試験機を米国に移動、米国整備拠点を着工予定」と三菱航空機社長
 昨日の讀賣新聞によりますと、三菱航空機会社の森本社長は同紙とのインタビューで、340機を発注している米国3社向けの米国内整備拠点を今年中には着工する考えを明らかにしました。また、早ければ、夏頃には米国で試験飛行を行う試験機を米国に移動させる事を明らかにしました。米国に MRJ を飛ばすためには日本での試験をクリアーしなければならず、今後は連日の試験飛行が必要となる事を明らかにしました。

@春秋航空・日本が「皮付きの果物やナッツは食べないで」とお願い
 春秋航空・日本は12日、「Spring Japan 機内での飲食に関するご案内」を掲載しました。内容は「皮のついた果物やナッツ類を機内では食べないように」とのことです。
【コメント】理由は書いてありませんが、機内清掃簡素化のためではないでしょうか。

@ルフトハンザがA320neo型機2号機を受領、今年中に5機
 現地時間12日のATW(英語)によりますと、ルフトハンザ航空は2機目のA320neo型機を受領しました。プラット・アンド・ホイットニー社の社長はA320neo型機がエンジンを始動した後、3分間はアイドリング状態を保持し、その後で、エンジンで自走しなければならない問題について、「これは純粋にソフトウエアの問題です。4月までにはこの問題を解決できると考えている」と述べました。また、ルフトハンザ航空のCEOは現在運航しているA320neo型機の初号機で現在までに、ギアの問題で4便が欠航となった事を明らかにしましたが、整備で、すぐに運航に復帰したことを明らかにしました。そして、今年5機を受領することも確認しました。


*2月12日

@都合により、明日の更新が出来ません。

@「(日米交渉で)成田・羽田が共存できる着地点を」デルタ日本支社長
 今日の「WING DAILY」によりますと、デルタ航空の森本日本社長は同紙とのインタビューで、日米航空交渉で羽田空港昼間時間帯の国際線枠が議論される見込みであることについて、「これまで同様に成田、羽田が共存できるよう、うまい着地点を見出してくれることを望んでいる。成田のハブ機能が維持できるようにしてもらうとともに、不公平感がでないよう、うまい着地点を 見出してほしい」と述べ、成田空港をハブとした現状の体制を維持したい、との意向を表明しました。同社の中国への投資が増加していることについては「中国の空港事情などから、東南アジアへのハブとしては難しい」とも述べています。

@日米航空協議は16・17日に東京で開始
 国土交通省は今日、延期となっていた日米航空当局者協議を東京で16・17日に開催することを発表しました。

@米軍機の低空飛行訓練、高知・香美市で104デシベル
 昨日の高知新聞によりますと、高知県が10日に発表した2015年の「米軍機の低空飛行訓練の状況」によりますと、確認された訓練は62件に及び、前年の1.6倍となりました。同県香美市物部町の主婦が昨年12月16日に自宅で撮影した動画を市民団体が分析したところでは、自宅上空約200mを通過し、香美市が設置した騒音計では104dB(A)が記録されました。この家の主婦は「(米軍機は)私を狙うように向かってきて、本当に怖かった。200mの距離でエンジンが急停止したら絶対に避けられない」と話しています。

@タイの空港でノックエア機が建設中の病院に衝突寸前、煙霧で視界悪く
 昨日の「@タイランドnewsclip.be 」によりますと、現地時間10日午後、タイ北部のメーソート空港で着陸の際に、滑走路手前の建設中の病院に近づきすぎて、着陸復航するトラブルがありました。この便はバンコク・ドンムアン発メーソート行きのノックエア8126便・DHC8-400型機でした。当時、空港近くで野焼きがあり、煙霧で視界が悪かった、とのことです。


*2月11日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」61回目が発生
 昨日深夜、2015年度「カーフュー弾力的運用」60回目が発生しました。福岡発成田行きのジェットスター・J 514便・A320型機が、前々便が新千歳空港の降雪により遅れたために、玉突き遅延となったものです。午後11時33分にB滑走路に着陸しました。

@スカイマークの1月搭乗率は72.3%、運航実績も改善
 スカイマークが発表した「1月の搭乗実績」によりますと、搭乗者数は前年同月比(以下同じ)3.6%増の47万7017人となり、搭乗率は17.2ポイント増の72.3%となっています。
 運航実績では出発遅延率が3.6ポイント減の15.4%、欠航率が5.7ポイント減の1.5%となり、共に改善しています。

@イランの旅客機大量発注は中東での地位向上を目指すもの
 イランがA380型機を含む118機のエアバスを発注したことが話題を呼んでいますが、8日の「ラジオ・イラン(日本語版)」によりますと、「エコノミスト」がこの背景について解説している、とのことです。欧米などの経済制裁が解除されたことにより、イランが中東における地位を取り戻そうとしていることと、イランの地理的な位置がエミレーツ航空が拠点としているアラブ首長国連邦のドバイよりも優れていること、を上げているそうです。
【コメント】確かに、アジアとヨーロッパを結ぶハブとしては、テヘランが約500Kmも北にあることから、飛行距離と飛行時間は短くなりますね。また、砂漠とペルシャ湾に面したドバイよりも、内陸にありカスピ海に約100Kmと近いテヘランでは気候も穏やかかも知れません。


*2月10日

@千葉県から「26年度騒音調査報告書」が届きました
 昨日、千葉県の環境生活部から、お願いしてあった「平成26年度 成田国際空港周辺航空機騒音の測定結果報告書」が送られてきました。結果の概要は昨年の12月19日の出来事で書いたように、すでに千葉県から発表されていますが、この概要に出てない重要部分については後日載せたいと思います。

@イラン航空が来年にも成田空港に乗り入れを計画
 今日のブルームバーグジャパンによりますと、イラン航空が来年にも、現在運航しているテヘラン=北京線を成田空港まで延長する形で就航させることを計画している、とのことです。また、日本とイランの航空当局は直行便の運航についても協議を進めている、とのことです。イラン航空会長は同紙の取材に対して、時期については明言を避けましたが「計画している航空機の納入次第だ」と回答しました。

@昨日、成田空港でバリアフリーツアー1回目を実施
 昨日成田空港で、成田空港のバリアフリー化に役立てるために耳の聞こえない人のツアー(NHKニュース)が行われました。この企画は HIS が成田国際空港株式会社(NAA)に提案して実現したものです。ツアーには手話通訳の人も含めて約20人が参加しました。飛行機の搭乗アナウンスが聞こえなかったり、保安検査で金属探知器の検知音が聞こえなかったりなどに対応するための改善点が多数見つかりました。今後、目の不自由な人や車いすの人などの視察ツアーも行うとのことです。

@千葉県が「成田空港と県内観光地を結ぶ高速バス実証運行調査」報告書
 千葉県は5日、昨年夏に実施した「成田空港と県内観光地を結ぶ高速バス実証運行調査」の報告書を発表しました。全体の利用率は定員の25.1%で前半が15.9%、後半は宣伝が行き渡り36.6%となりました。今後の実施についてはルート設定を考えながら、有料で行うべき、と提言しています。
 写真は成田空港第3ターミナルのバスターミナルにあった「成田空港と県内観光地を結ぶ高速バス」の停留所時刻表です。

@全日空も燃油サーチャージャー「ゼロ」を発表
 全日空は今日、4・5月分の国際線運賃にかかる燃油サーチャージャーをゼロとすると発表しました。
 これにより、ゴールデンウイークを含む4・5月は日本航空共々、燃油サーチャージャーがゼロとなる事が確定しました。

@エアアジア・ジャパンの再就航は夏以降に
 エアアジア・ジャパンの4月就航が難しくなったようです。延期の方針を関係者に伝えている、とのことで、就航は夏以降を予定している、とのことです。原因は人材不足と乗務員の訓練の遅れにある、とのことです。中部空港に駐機している初号機もほとんど動かされていません。同社は就航時期についても関係者には明示していない、とのことです。

@ MRJ が試験飛行を再開、今後は週数回の予定
 三菱航空機会社は今日、三菱リージョナルジェット(MRJ)の試験飛行を再開しました。試験飛行は昨年11月27日以来の4回目となります。午前9時44分に名古屋空港を離陸し、同11時26分に着陸しました。今後は週数回のペースで実施する、とのことです。

@全日空が貨物部門の機材調達を凍結
 今日の「日刊航空」によりますと、全日空は貨物部門の事業計画を一部見直している、とのことです。計画していた大型貨物専用機の導入も凍結し、現状の体制を維持して2017年度までの貨物部門の黒字化を目指す方針に変更した、とのことです。
【コメント】もちろん、主な要因は貨物需要にあると思うのですが、A380型機の導入などで資金に苦労しているのでしょうか。

@エアバスがA321neo型機の初飛行を実施、CFMのLEAP-1Aで
 エアバスは現地時間9日、A321neo型機の初飛行(英文)を行いました。飛行時間は5時間29分に及びました。エンジンは CFMのLEAP-1Aを取り付けています。今後2から3週間以内にプラット・アンド・ホイットニー社製のギアードターボファンエンジンを取り付けた試験飛行も計画している、とのことです。
【コメント】 MRJ も採用するプラット・アンド・ホイットニー社のギアードターボファンエンジンの始動時間問題は解決したのでしょうか。

@ハワイ島でデング熱が流行
 昨日のロイター通信日本語版によりますと、ハワイのハワイ島ではこの4ヶ月にデング熱感染者が約250人でました。1940年代以来となる大規模な感染拡大、とのことです。これに伴い、感染媒体である蚊の発生を減らすため、禁止されていた古タイヤの埋め立て処分の再開が認められました。


*2月9日

@千葉県と成田周辺9市町が国土交通大臣に「成田国際線毀損しないよう」申し入れ
 今日の千葉日報によりますと、成田空港周辺の9市町で作る「成田空港圏自治体連絡協議会」と千葉県は昨日、国土交通大臣宛に、羽田空港の増枠分をめぐる日米航空協議で、成田空港の国際線ネットワークが損なわれることがないようにして欲しい、とする申入書を提出しました。申入書では「欧州、アジア路線の運休や減便で成田の地位が相対的に低下したとの思いが地域では根強く残っている。日米路線の協議では成田の国際線ネットワークが毀損されることのないよう特段の配慮を」と要望しています。

@日本航空が4・5月分燃油サーチャージャーゼロを発表
 日本航空は今日、4・5月の国際線運賃にかかる燃油サーチャージャーを「約7年ぶりにゼロにする」と発表しました。

@ソマリアでのダーロ航空機爆破はイスラム過激派の犯行
 3日の出来事で書いたソマリアで起きたアラブ首長国連邦のダーロ航空機の爆発損傷ですが、ノートパソコンに見せかけた爆弾によるもの、とのことです。また、犯人は当初、ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)機に乗る予定でしたが、悪天候で欠航となったためにダーロ航空機に乗り換えた模様です。ターキッシュエアラインズ機の乗客名簿に名前があった、とのことです。犯人グループはアルカイダとつながりのあるイスラム過激派組織「アルシャバーブ」の可能性が高い、とのことです。

@215年の世界航空旅客数は6.5%増・IATA 調査
 国際航空運送協会(IATA)がまとめた2015年の航空旅客輸送実績は前年比(以下同じ)6.5%増と大幅な伸びとなりました。座席供給量も5.6%増となったため、ロードファクター(座席利用率)は0.6ポイント増の80.3%となっています。この原因として航空運賃が約5%低下したことが寄与している、としています。


*2月8日

@全日空が国際線開始30周年で成田空港整備地区に人文字
 全日空は今日、3月3日で同社の国際線就航開始から30年になる事を記念し、成田空港の整備地区で30周年を祝う人文字セレモニーを行いました。グループ各社や協力会社の社員388人が参加し、「30th THANKS」の人文字を作成しました。「Aviation Wire」に写真があります。

@大阪発の全日空機で煙のようなものが発生し緊急着陸
 今日午前9時5分頃、大阪発新千歳行きの全日空771便・B777-300型機が離陸直後に、客室後部で異音と煙状のものが発生しました。同機は直ちに引き返し、無事緊急着陸しました。乗客・乗員458人にケガなどはありませんでした。乗客によりますと、ガタガタという音と共に機体が揺れ、ホコリのようなものと焦げるような臭いがただよった、とのことです。全日空では原因を調べていますが、空調にたまったホコリが何らかの原因で吹き出した可能性がある、としており、配管の断熱材が吹き出したのかも知れない、としています。
【コメント】無事で良かったですね。機体尾部をこすった可能性も否定できませんね。

@明日開始予定の日米航空当局者協議が米国の都合で延期
 国土交通省は今日、明日から東京で予定されていた日米航空当局者協議が、米国側からの申し入れで延期となりました。米国側からは「米国政府内の調整に時間を要するため」としています。延期後の日程については調整中、とのことです。

@北朝鮮がロケット発射航空情報を解除
 北朝鮮は今日午前、「14日午後0時まで」としていた、ロケット打ち上げに関する航空情報解除を国際機関に通告しました。

@中国政府が「爆買い」を規制か
 今日の「週刊現代」に載った「中国『爆買い禁止令』の衝撃〜習近平『日本が潤うのをやめさせろ!』」によりますと、中国の習近平政権が訪日中国人の「爆買い」を規制する方針を打ち出している、そうです。

@今年の GW 海外旅行は日並びから遠距離が人気、予約も2倍に、iJTB 調査
 i.JTB が5日に発表した今年のゴールデンウイーク期間の海外パッケージツアー人気ランキングによりますと、先月末の時点で人気1位が4年連続でハワイ、2位にグアム、3位にイタリア、4位にスペイン、5位がオランダ・ベルギーとなっているそうです。今年のゴールデンウイークは日並びが良いことから長距離方面の人気が高くなっています。予約数も昨年に比べて約2倍となっているそうです。


*2月7日

@春秋航空・日本が夏季ダイヤで成田=佐賀線を週10便に増便
 春秋航空・日本は5日、3月27日から5月31日までのダイヤを発表しました。国内線では成田=広島線は現行通りの1日2往復ですが、成田=佐賀線を金・土・日曜日は1日2往復に増便します。国際線の成田=重慶線と成田=武漢線を加えますと週30便体制となります。

@全日空と日本航空がノータム解除まで迂回を続ける
 今日午前、北朝鮮のロケット発射されましたが、全日空と日本航空は飛行禁止空域のノータムが解除されるまでは、飛行コースの迂回措置を継続する、とのことです。現在のところ、航空路迂回以外の影響はなかった、とのことです。


*2月6日

@3日午後に、芝山町の山林に氷塊が落下、今年初めて
 昨日の千葉日報電子版によりますと、国土交通省成田空港事務所は昨日、3日午後2時40分頃、B滑走路の南側飛行コース直下にある、芝山町の山林に航空機からと思われる氷塊が落下した、と発表しました。山林の持ち主が落下物の音に気付き、確認したところ、長さ約30cm、幅約10cm、厚さ約10cmの氷塊が落ちていました。この男性が昨日成田国際空港株式会社(NAA)に連絡したものです。空港事務所によりますと、同時刻に通過した航空機はありますが、航空会社の特定はまだ出来ていない、とのことです。
【コメント】「証拠がなければ、認めない」と言う事のないようにして欲しいですね。

@北朝鮮ロケット発射による航路変更便を追加
 日本航空と全日空は北朝鮮が長距離弾道ミサイルと思われる「人工衛星打ち上げ」を通告した影響で、次の3便の航路変更を追加しました。日本航空はマニラ発成田行き746便、全日空はシンガポール発成田行きの802便とクアラルンプール発成田行きの816便です。

@国土がレザー光線照射事案の報告を航空会社に要請
 国土交通省はこのほど、航空会社に対して、離着陸の際に操縦士に向けたレザー光線照射があった場合に、国土交通省に報告するように要請しました。被害を受けた時刻や飛行高度、レーザーの色などを空港事務所などに報告するよう求めています。旅客機に向けたレザー光線照射はこの5年余りで全国で163件に上っている、とのことです。


*2月5日

@北朝鮮のロケット発射通告受けてANA とJAL が一部便で迂回へ、成田路線は6便
 全日空と日本航空は昨日、北朝鮮が長距離弾道ミサイルと思われる「人工衛星打ち上げ」を通告したことについて、部品の落下が予想される空域を飛行する便について、飛行経路の変更を検討していることを明らかにしました。全日空は羽田発マニラ行き869便、とジャカルタ発成田行き836便、マニラ発成田行きの820便、シンガポール発成田行き802便、クアラルンプール発成田行き816便の5便、日本航空はジャカルタ発成田行き720便、成田発マニラ行き741便の2便としています。飛行経路の変更で、飛行時間が5〜10分程度長くなる可能性がある、とのことです。

@成田空港第1ターミナルで米国籍の男が拳銃所持で現行犯逮捕
 昨日午後5時40分頃、成田空港第1ターミナルで79才の米国籍男性がキャリーバッグの中に拳銃を所持していた容疑で、現行犯逮捕されました。同容疑者は乗り継ぎでタイに向かうための X 線検査で拳銃が見つかったものです。同容疑者は観光目的だった、とのことです。
【コメント】多分、米国からの航空機で成田空港に到着したものと見られますが、出発地の空港ではどのような保安検査をしているのでしょうか。

@昨年11月の中国線旅客数は2ヶ月連続減の8.0%減
 国土交通省が昨日発表した「航空輸送統計速報2015年11月分」によりますと、昨年11月の全国国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)11.2%増となりましたが、中国線の旅客数は8.0%減と2ヶ月連続で前年同月比比マイナスとなりました。10月は0.7%減でした。

@日本素通りの直行便が日本の航空業界に脅威
 今日の「日経ビジネスONLINE」に掲載された吉川忠行氏の「密かに進む航空業界の『ジャパンパッシング』16時間のアジア〜北米、直行便が続々?」では今後、北米とアジアを結ぶ直行便が増える可能性を指摘しています。これを「ジャパンパッシング」と名付け、日本の航空業界に脅威となる、としています。筆者は最後に「日本の航空会社と空港は危機感を持ってサービスを磨かなくてはならない。」と結んでいます。
【コメント】この直行便が増えていく背景には吉川氏が指摘しているように機材の改良で航続距離が伸びていることもありますが、日本の空港をハブとして今後も使ってもらうには、日本人の海外旅行が増える必要があるのではないでしょうか。日本から海外に向かう人が増えれば、航空会社がこの需要を見逃すはずはないと思うのです。日本人の海外旅行は「アベノミクス」により、この2〜3年大幅に減り続けています。多くの日本人の生活水準が下がり続けているのが原因です。これを何とかしないと海外の航空会社はますます日本から逃げていくのではないでしょうか。

@春秋航空・日本が公式ホームページの URL を変更
 春秋航空・日本は昨日、公式ホームページの URL を変更しました。しかし、現在のところ、古い URL でも閲覧できます。


*2月4日

@「ティーウェイ航空」が3月27日から成田=仁川線に就航
 韓国 LCC の「ティーウェイ航空」は3月27日から成田=仁川線に就航することを明らかにしました。1日1往復で機材はB737-800型機を使います。

@成田空港1月の国際貨物総取扱量は3.7%減に、9ヶ月連続
 東京税関が今日発表した「成田空港1月分の貨物取扱量(速報)」によりますと、総貨物量は前年同月比3.7%減と9ヶ月連続の前年同月比マイナスになりました。積込量の内、輸出量は9.2%減と7ヶ月連続の前年同月比マイナス、取卸量の内、輸入量は7.5%減と22ヶ月連続の前年同月比マイナスでなっています。

@横堀現地闘争本部裁判は2審も NAA が勝訴
 東京高裁は昨日、三里塚芝山空港反対同盟旧熱田派を相手取って、成田国際空港株式会社(NAA)が通称;横堀現地闘争本部の土地明け渡しと建物撤去を求めていた裁判で、一審判決を支持し、反対同盟側の控訴を棄却しました。判決で裁判長は「(あらゆる強制手段は執らないとの)合意対象にこの土地は含まれない。仮に合意当時、民事裁判をしないとされていたとしても、 NAA 側は長期間解決の努力を続けたと認められ、提訴は許される」と述べました。

@ NAA が第4サテライト南側エプロンを3月3日に供用開始へ
  NAA は今日、第1ターミナルサテライト南側に整備していた第4サテライト南側エプロンを3月3日から供用を開始することを明らかにしました。大型機では2スポット、中型機では4スポットが使用可能となります。
 下の写真は1日に第1ターミナルから撮影したものですが、真ん中部分の金網で囲まれた白い部分が第4サテライト南側エプロンと思われます。


*2月3日

@全日空が成田=メキシコ線就航を正式に発表
 全日空の篠辺社長は昨日、成田空港とメキシコシティーを結ぶ路線を今年の秋以降開設する方針を正式に表明しました。1日1往復とする予定です。

@成田労働基準監督署がフェデックス社を書類送検
 成田労働基準監督署は昨日、貨物輸送航空会社「フェデラルエクスプレスコーポレーション」と同社の整備担当の男性部長を労働安全衛生法違反容疑で書類送検した、と発表しました。両容疑者は昨年2月25日、成田空港内で高さ2.5mの作業台で、手すりのないまま航空機の整備作業をさせて、男性作業員が転落死した容疑がかかっています。

@第3滑走路実現する有志の会が16日に講演会
 「成田第3滑走路実現を目指す有志の会」は16日(火)に芝山町の「芝山文化センター」で新春講演会を開く、とのことです。講師は運輸政策研究機構会長で、元成田国際空港株式会社(NAA)社長だった黒野匡彦氏で、演題は「首都圏空港をめぐる情勢〜成田空港の機能強化について」となっています。

@第3ターミナルから見た、北側駐機場工事
 1日に成田空港第3ターミナルに行ったところ、バスターミナルに向かう連絡橋から第3ターミナル北側に建設されている駐機場工事のようすが垣間見えました。右の写真のように、工事が進んでいます。コンクリート杭の向こう側が新しく取得された用地で、その向こうにある灰色の塀が1月8日の出来事で載せた道路沿いの塀になります。

@ANA HD 社長がバニラの2機種体制に言及、日米羽田枠配分は4:2に
 ANA ホールディングスの片野坂社長は昨日の記者会見で、バニラ・エアについて、発表した新しい中期計画期間中に中距離のリゾート路線も運航できるように、中型機を導入し、2機種体制とする計画を明らかにしました。
 また、9日から始まる日米航空当局者協議で合意した場合に、日本側の羽田空港昼間国際線発着枠について「8・10ペーパー」に基づく傾斜配分を要求していくことを明らかにしました。具体的には全日空が4枠、日本航空が2枠としたい、としています。
 さらに、来年3月末で「8・10ペーパー」の期限が切れることについて、期限の延長は求めないことを明らかにする一方、これまで売上げで勝っていても、全日空が日本航空と比べ「最終利益で及ばないなど、競争環境が明らかに公平でない」とし、期限が過ぎても公正な競争環境を訴えていくことを強調しました。
【コメント】何か、手前勝手な、だだっ子の主張のように思えますね。最終利益が日本航空に及ばないのは路線を拡大している最中ではやむをえないところもあると思うのです。最終利益が追いつかないのは自らの責任もあるはずですが、この主張から言うと、日本航空に追いつけないのは「全て公正でないから」と自らの責任を棚に上げることになるのではないでしょうか。

@「企業の魅力度ランキング」で全日空が8位、日本航空は18位
 人材サービス大手ランスタッド社はこのほど、勤務先としての「企業の魅力度ランキング」の結果を発表しました。それによりますと、総合で全日空が1ランク下がって8位、日本航空が15ランク上がって18位になりました。部門別では「教育訓練が充実している」部門で、全日空が1位、日本航空が2位と1位と2位が入れ替わりました。また「キャリアアップの機会がある」部門では全日空が3位、日本航空が10位となっています。

@ソマリアで離陸後のA321型機で爆発も引き返す、1人死亡
 現地時間2日、アフリカのソマリアの首都モガディシオ国際空港を出発した、アラブ首長国連邦のダーロ航空D3159便・A321型機で、離陸後高度約4000mのところで、爆発が起き、胴体に大きな穴が開きました。同機はモガディシオ国際空港に引き返し、着陸しました。乗客・乗員72名の内、1名が死亡、負傷者も数名出ているとのことです。穴は昇降扉よりもやや小さかった、とのことです。警備当局によりますと、爆薬の残留物が検出された、とのことです。乗客の投稿した機内の動画はここで見られます。

@米国内線のデルタ航空機で客室乗務員同士が大げんかし、臨時着陸
 日時がはっきりしないのですが、ロサンゼルス発ミネアポリス行きのデルタ航空機で、女性客室乗務員同士が仕事上のトラブルとなり、機内でとっくみあいの大げんかとなりました。他の客室乗務員が仲裁に入りましたが逆に殴られ、治まらず、機長はソルトレイクシティに臨時着陸して、この2人を降機させ、ミネアポリスに向かいました。


*2月2日

@昨日、成田空港で初めての「合同逮捕術訓練」
 昨日、成田空港で合同逮捕術訓練が行われました。成田国際空港署と東京税関成田支署、東京入管成田空港支局の3機関が合同で初めて開催し、約40人が参加し、体の大きな外国人を想定し、体を倒して押さえ込むワザなどを学びました。

@ジカ熱への感染確認した医師に保健所への届出を義務化
 塩崎厚生労働大臣は閣議後の記者会見で、ジカ熱対策強化に関して、ジカ熱への感染が確認された場合、医師が保健所に届け出ることを義務化することを明らかにしました。また、空港検疫所で検査が出来るようにすること、妊婦が流行地域に渡航することは出来るだけ控えることなどの対策をとるように注意をうながしました。

@全日空グループの12月は国際線が0.5減の73.0%、国内線は0.4増の60.8%
 全日空が今日発表した「ANA G 昨年12月旅客輸送実績」によりますと、国際旅客数は前年同月比(以下同じ)11.7%増の68万4370人、利用率は0.5ポイント減の73.0%となりました。
 また、国内線旅客数は2.4%減の302万2647人、利用率は0.4ポイント増の60.8%となっています。
 この内、成田路線の利用率は成田=札幌線が18.4ポイント増の74.3%、成田=大阪線は11.5ポイント増の83.3%、成田=福岡線は6.4ポイント増の51.1%、成田=中部線は3.3ポイント増の70.9%、成田=仙台線は3.7ポイント増の45.0%、成田=那覇線が6.0ポイント減の59.9%、成田=新潟線が10.0ポイント減の37.8%となっており、おおむね好調です。

@宿泊旅行実施率が6期連続のマイナスに、日本観光振興協会調査
 日本観光振興協会が昨日発表した「短期観光動向調査(10〜12月期)」によりますと、宿泊旅行実施率は0.7ポイントの減少となりました。これで、6期連続の前期比マイナスになりました。ただ、減少幅は前期調査よりも減少しています。また、2016年1〜3月期の宿泊旅行意向率も1.5ポイント減の37.7%となっています。なお、この調査は15才以上約4000人を対象にインターネットで四半期ごとに実施しています。


*2月1日

@1月のアクセスス数は、26,589回でした。

@デルタ航空が夏季ダイヤで成田=関西線を再開
 デルタ航空は3月27日の夏季ダイヤから、運休していた成田=関西線を再開します。成田着は午後2時45分で、午後3時55分発の同航空ニューヨーク行きに接続します。成田発関西行きは午後4時発の予定です。機材はB757-200型機を使います。

@第2ターミナルで18日から「次世代無線 LAN WiGig」の実証実験
 成田国際空港株式会社(NAA)は今日、パナソニック株式会社と共同で、パナソニック株式会社が開発した「次世代無線 LAN WiGig?スポット」の実証実験を18日から26日まで、第2ターミナルで行う、と発表しました。これを使うと、120分の動画を10秒でダウンロードできる、とのことです。ただし、現在使われている携帯などは対応していないようで、第2ターミナル3階出発ロビーに専用端末をおいて、試してもらうことになります。


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