2018年6月後半の出来事


*6月30日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」11〜13例目が発生
 昨日深夜、2018年度「カーフュー弾力的運用」11〜13例目が発生しました。
・11例目 成田発上海行きのジェットスター・J 35便・A320型機が、前便等で福岡空港の悪天候と、関東空域における悪天候(前線の影響)のための管制制限による玉突き遅延のため、午後11時7分にB滑走路から南側に離陸したものです。
・12例目 新千歳発成田行きのバニラ・エア924便・A320型機が、成田空港の誘導路閉鎖と新千歳空港の悪天候(濃霧)による、玉突き遅延のため、午後11時13分にB滑走路に北側から着陸したものです。
・13例目 成田発台北行きのジェットスター・J 11便・A320型機が、前便等で福岡空港の悪天候と、関東空域における悪天候(前線の影響)のための、管制制限による玉突き遅延のため、午後11時21分にB滑走路から南側に離陸したものです。

@大韓航空機がB滑走路着陸時に車軸破損、重大インシデントに
 昨日午後0時40分頃、仁川発成田行きの大韓航空703便・B777-300型機が、着陸後に誘導路上で動けなくなるトラブルがありました。右主脚の最後尾にある車軸が折れて、タイヤ2本が回らなくなりタイヤもパンクしました。このトラブルを受けて、B滑走路を点検したところ、金属片やタイヤ片が見つかりました。B滑走路は約20分間閉鎖されました。乗客335人にケガはありませんでしたが、約1時間40分後に、その場でタラップを使って降機し、バスでターミナルに向かいました。国土交通省は重大インシデントに認定し、調査官4人を派遣しました。

@ピーチのインターネット予約システムにトラブル
 ピーチ・アビエーションの発表によりますと、27日午後8時頃から28日の午後10時50分頃にかけて、同社のインターネット予約ステムがトラブルを起こしました。千数百件分の搭乗者情報などが正しく記録されずに、中には運賃だけが決済されたものもある、とのことです。このため、同社は28日の夜から、インターネットによる予約を停止しています。今の所、復旧のめどはたっていない、とのことことですが、ホームページでは「復旧は2018/06/30 12:00(予定)」となっていました。現在は一部機能を取りやめて、一応、復旧しているようです。現在、利用出来ない機能は「・6月30日搭乗分の新規予約・予約変更・クレジットカード預かり機能・ピーチポイントギフトの発行・Peach Expressの新規登録・各種証明書の発行・払い戻しフォームのご利用」となっています。
 写真は古いのですが、関西空港の旧 LCC 専用ターミナルにあったピーチのチェックイン機です。

@全日空の5月実績は国際線旅客数は10.3%増、利用率は微増
 全日空が昨日発表した「ANAグループ5月実績」によりますと、
 国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)10.3%増の81万9751人、利用率は0.4ポイント増の72.8%となりました。
 一方、国内線旅客数は0.8%増の332万2862人、利用率は0.4%ポイント増の66.1%となっています。この内、成田空港路線の利用率は成田=札幌線が1.0ポイント増の59.5%、成田=大阪線が2.1ポイント減の77.9%、成田=福岡線が2.7ポイント減の59.6%、成田=那覇線が0.3ポイント減の50.1%、成田=仙台線が19.2ポイント増の79.2%、成田=新潟線が7.4ポイント増の67.9%、成田=中部線が5.7ポイント増の66.2%となっています。
 運航実績は国際線では、欠航率が±ゼロの0.0%、定時出発遅延率は3.3ポイント改善の11.9%、定時到着遅延率は5.2ポイント改善の13.2%となっています。国内線では欠航率が±ゼロの0.4%、定時出発遅延率は1.7ポイント改善の5.5%、定時到着遅延率は1.3ポイント改善の8.7%となっています。

@日本航空の新中距離 LCC 準備会社社長に西田氏
 日本航空は昨日、7月に立ち上げる中距離LCCの準備会社社長に、マイレージ事業部長の西田真吾氏が内定した、と発表しました。

@ FAA が「PW1100Gエンジン」の部品交換を求める TDC 発出
 28日の「flightglobal(英文)」によりますと、米国連邦航空局(FAA)は現地時間28日、A320neo型機に搭載されているプラット・アンド・ホイットニー社のエンジン「PW1100G」について、7月11日より120日以内に、高圧圧縮機の前部ハブの部品を交換するように求める耐空性改善通報(TCD)を出しました。この命令はFAAの工場検査で見つかった腐食などの対策を具体化したものです。

@ジン・エアが事業免許取り消しの可能性
 今日の「flightglobal(英文)」によりますと、韓国運輸交通省は大韓航空の子会社「ジン・エア」の事業免許を取り消すかどうかを、公聴会後に判断する事になっています。原因は韓進グループの会長であるチョ・ヨンホ氏の娘、チョ・ヒョンミン氏をジン・エアの理事に任命した事による、とのことです。同氏は米国市民であることが判明し、韓国の法令の下では、これが違法になる、とのことです。公聴会には2〜3月かかる見通し、とのことです。


*6月29日

@オリンピック終了後の3日間に関係者線用の臨時ターミナル設置などを発表
 成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた成田空港の取り組み」を発表しました。その中で、オリンピックに向けて出国者が集中する閉会式翌日の2020年8月10日〜12日まで、臨時ターミナルを設置することを明らかにしました。第2ターミナルの空きスペースなどを使ってチェックインカウンターや出国審査場などを設け、既存ターミナルも含めて1日約7万2000人の出国に対応する、とのことです。また、オリンピック関係者の帰国荷物専用の保安検査場を設け、事前に保安検査をして、混乱を防ぐ、とのことです。

@27日の強風で33便が欠航
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、NAAは昨日、27日の強風による影響を発表しました。結局、欠航が33便で、内訳は出発が国際線12便、国内線6便の計18便となり、到着で国際線8便、国内線7便の計15便となりました。目的地変更が32便でした。 NAAでは第1ターミナルでクラッカーと飲料水と寝袋を配布しました。

@今年の「そらけん」は9月15日に、昨日から申し込み開始
 成田国際空港振興協会は昨日から「第7回成田空港力検定(そらけん)」の申込み受付を開始しました。試験日は9月15日で、定員は先着順200名となっています。検定料は2050円になります。

@バリ島のアグン山が噴火、成田線にも影響
 インドネシア・バリ島のデンパサール空港はアグン山の噴火による降灰によって、現地時間28日午後7時から29日午後7時まで閉鎖となりました。成田=デンパサール線にはガルーダインドネシア航空とインドネシア・エアアジアXが就航していますが、今日のインドネシア・エアアジアX便は欠航しています。ガルーダインドネシア航空便は運航しています。

@全日空の平子社長がA380型機の受領時期を明らかに
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、全日空の平子社長は昨日のANAホールディングスの株主総会で、成田=ハワイ線に投入するA380型機について、2機を2019年4〜6月期に受領し、もう1期は2020年4〜6月期に受領する事を明らかにしました。

@「型式証明試験飛行を7〜9月に始める」と MRJ プログラム本部長
 今日の「Aviation Wire」によりますと、三菱航空機会社のプログラム推進本部長のアレクサンダー氏は現地時間27日に、  MRJ 90型機の「型式証明飛行試験を7〜9月期に始める方向で調整している」述べました。また、MRJ 70型機について「2021年後半から2022年前半に市場投入したい」と述べた、とのことです。この背景には最大の市場である米国で、2022年から2027年にかけて約900機の需要があると予測しており、特にボンバルディアCRJ200型機のような50席クラス機の退役が、2023年から2026年にかけて大量に生じると、見ている事があります。しかも、MRJ 90型機は米国にある「パイロット労働協約範囲条項(スコープクローズ)」に抵触するため、米国での飛行が出来ない見込みがあります。
 写真は名古屋空港から試験飛行に向かう試験1号機「JA21MJ」機です。
【コメント】50席程度のリージョナルジェットの買い換え需要が900機あるとしても、問題は単純ではありません。確かに、「パイロット労働協約範囲条項(スコープクローズ)」に適合するMRJ 70型機規模の新規開発の機体はボンバルディア社にもエンブラエル社にもありませんが、ボンバルディア社はエンジンは新型ではないにしてもCRJ900型機などの生産を続け、買い換え需要を狙うようです。とすると、実績と価格競争にもなりかねません。

@米国のリース会社が「MRJ 70型機の規模拡大に期待」
 現地時間27日の「flightglobal(英文)」によりますと、MRJ 90型機10機を発注している「Aerolease」のJep Thornton氏は同紙の取材に答えて、「MRJ70型機は、プログラムの開発に応じて規模を拡大することを期待しています」と述べた、とのことです。
【コメント】これは、「Aerolease」がMRJ 90型機をMRJ 70型機に変更する事を意味しているのでしょうか。


*6月28日

@昨日深夜、強風で「従来取り決めのカーフュー」が6便
 昨日の午後からの強風のために、「緊急事態(従来取り決め)カーフュー」が発生しました。到着1便、出発5便の計6便で、最終便は午後11時49分でした。
 昨日午後から夜にかけて、成田空港では南西の横風が強く吹き、午後5時現在、32便が着陸できず羽田空港や中部空港に目的地を変更しました。一部の便の出発にも遅れが出ていました。これに加えて、他空港に一旦着陸して、成田空港に戻る便などで、夜にはっても大変な混雑になったようです。
【コメント】アメダスによりますと、風速そのものはそれほどでもないようでしたが、ニュースの映像などを見ると、風の変化が激しかったようです。
 たまたま、会員の一人が、この混雑に巻き込まれ、午後7時頃到着予定が2時間以上遅れ、着陸のやり直しもあったそうです。

5月の総発着回数は5月としての最高も0.6%増にとどまる
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「5月空港運用状況」によりますと、総発着回数は前年同月比(以下同じ)1%増(0.60%増)で、5月としては過去最高の2万1378回となりました。この内、国際線発着回数は3%増で旅客便は2%増、貨物便は6%増となりました。一方、国内線発着回数は7%減となっています。
 総旅客数は5月としては過去最高の4%増で、国際線旅客数が5月としては過去最高の7%増となり、この内、日本人は1%増、外国人は5月としては過去最高の15%増となっています。国内線旅客数は7%減でした。
 国際線貨物量は5月としては過去最高の6%増で、この内、積込量は9%増で輸出量は18%増となっており、取卸量は3%増で輸入量は6%増となりました。
 給油量は1%減となりました。

@ピーチ・アビエーションの井上CEOがバニラとの統合後、成田空港の拠点化を表明
 昨日の日本経済新聞によりますと、ピーチ・アビエーションの井上CEOは同紙のインタビューで、バニラとの統合を2019年度末までに終わらせること、統合後は機体数も50機ほどに拡大し、路線も50路線程度を考えている、としています。統合後に参入を予定する中距離路線については、2020年以降に中型機を導入し、片道7〜9時間程度の路線を考えている、としています。統合の話しがなかった以前は「2025年ぐらいの中距離LCC参入」を考えていたが、「統合で乗員確保も出来て、前倒しできる」としています。中型機を利用した貨物便への参入も視野に入れる、としています。また、現在、バニラが拠点としている成田空港にも本格参入する、とのことです。

@日本航空の「5月実績」は国際線旅客数が8.5%増、国内線旅客数は0.5%増
 日本航空が昨日発表した「5月JALグループマンスリーレポート」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)8.5%増の74万6495人、利用率は0.6ポイント増の79.0%となりました。
 一方、国内線旅客数は0.5%増の283万7447人、利用率は0.6ポイント減の68.8%となっています。また、成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が1.2ポイント減の76.3%、成田=札幌線は6.1ポイント減の49.1%、成田=名古屋線は11.5ポイント増の77.2%、成田=福岡線が2.0ポイント増の50.2%となっています。
 運航状況は国際線では欠航率が±ゼロの0.0%、定時出発遅延率が0.9ポイント改善の8.5%となり、国内線では欠航率が0.1ポイント悪化の0.5%、定時出発遅延率が1.5ポイント悪化の6.6%となっています。

@全日空機が客室与圧低下で急降下、目的地変更し緊急着陸
 昨日午後8時40分頃、羽田発鹿児島行きの全日空629便・B767型機で、客室内の気圧が低下した、とする警報が出ました。このため、同機は客室に酸素マスクが降り、急降下し、目的地を関西空港に変更し、午後9時13分に無事緊急着陸しました。乗客・乗員113人にケガはありませんでした。乗客の一人は「顔の窓側が痛くなり『急降下します』とのアナウンスがあった」とのことです。国土交通省は重大インシデントに該当するかどうか、調査している、とのことです。

@ファンボローエアショーの展示飛行は試験3号機を予定
 三菱航空機会社は現地時間27日、米国・モーゼスレイク・フライトテスト・センターで、報道関係者向けに試験1号機の飛行と、フライトセンターの初めての公開を行いました。「Aviation Wire」がこの様子を多くの写真で報じています。
 なお、ファンボローエアショーには全日空塗装の3号機を送る予定、とのことですが、変更もありうる、とのことです。


*6月27日

@「用地業務推進室を新設し、用地買収担当職員を倍増する」と夏目社長
 今日の朝日新聞によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)の夏目社長は昨日開かれた株主総会後の記者会見で、機能強化計画を推し進めるために「用地業務推進室」を設け用地取得を担当する人員を、現在の40人から80人に倍増することを、明らかにしました。また、オリンピックまでに先行して、A滑走路の夜間飛行制限時間を現在の7時間から6時間(「カーフュー弾力的運用」を入れると5時間半)に短縮する、見返りとして実施する飛行コース直下騒音地域の約900戸の内窓設置工事を着実に実施し「地域の理解を得たい」と述べました。

@準備中のジェットスター・J 機の脱出シューターが飛び出し、欠航に
 昨日午後5時半頃、成田発高松行きのジェットスター・J 417便・A320型機が出発準備中に、右前方にある緊急脱出用シューターが突然飛び出すトラブルがありました。幸い乗客は搭乗前でけが人はありませんでした。飛び出したシューターがそばにいた車両にぶつかり、窓が破損しました。結局、この便と折返し便が欠航となりました。原因は整備士が誤ってシューター展開の操作をしてしまった、とのことです。

@ベトナム航空が7月17日から、成田=ハノイ線とホーチミン線にA350-900型機を投入
 今日の「Traicy」によりますと、ベトナム航空は成田=ハノイ線と成田=ホーチミン線に、7月17日からA350-900型機を投入する、と発表しました。

@バニラの5月実績は搭乗率が微減
 バニラ・エアが発表した「5月輸送・運航実績」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)1.8%減の9万3738人、搭乗率は1.0ポイント減の85.7%となり、一方、国内線旅客数は2.1%増の12万4060人、搭乗率は1.6ポイント減の80.7%となっています。
 また、運航実績は国際線では欠航率がプラスマイナス0の0.0%、定時出発遅延率が10.9ポイント改善の7.1%、国内線では欠航率が0.1ポイント悪化の0.7%、定時出発遅延率が6.5ポイント改善の9.3%となっています。

@ピーチの2018年3月決算は純利益が24.6%減の37億2800万円
 ピーチ・アビエーションが今日発表した2018年3月決算によりますと、営業収入は前年同期比(以下同じ)5.9%増の547億4000万円となり、当期純利益は24.6%減の37億2800万円となっています。これで、5期連続の増収と黒字になりました。

@韓国の金浦空港で大韓機とアシアナ機が接触
 昨日午前8時頃、韓国の金浦空港で北京に向かう予定のアシアナ航空3355便の主翼と、関西に向かう予定の大韓航空2725便の尾翼が接触する事故が発生しました。幸い両機とも旅客を搭乗させる前で、けが人などはありませんでした。両機とも、牽引車で移動中でした。

@インド「ジェットエアウイェイズ」とベトナム「バンブー」がボーイング機を大量発注
 来月のファンボローエアショーを前に、ボーイング社は大型受注を相次いで発表しています。ベトナムの新興航空会社「バンブー」はB787-9型機20機を発注し、インドの「ジェット・エアウイェイズ」はB737MAX型機75機を発注しました。


*6月26日

@日本航空が成田=グアム線の期間増便を冬季ダイヤでも継続
 日本航空は昨日、現在期間増便として1日2往復運航している成田=グアム線を、10月28日から始まる冬季ダイヤでも継続する事を明らかにしました。

@グアムからのユナイテッド航空機がパンクで立ち往生
 今日午前9時半頃、グアム発成田行きのユナイテッド航空828便・B737-800型機が、着陸した際に右主脚のタイヤ1本がパンクしました。同機はそのまま自走しましたが、誘導路上で右主脚のタイヤがもう1本パンクし、動けなくなりました。このトラブルで、滑走路を点検したところ、タイヤ片が見つかり、安全確認のため、この滑走路が約2時間閉鎖されました。このトラブルで日本航空機が約1時間遅れるなど、影響が出ています。

@22日に成田発のピーチ機がステアリング不具合警告で目的地を変更
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、国土交通省は昨日、22日午後5時20分頃、成田発福岡行きのピーチ・アビエーション527便・A320型機が離陸滑走中に、前輪のステアリングに不具合があるとの警告が出ため、目的地を関西空港に変更し、午後6時45分頃、関西空港に緊急着陸した、と発表しました。乗客・乗員168人にケガはなく、同機は機体を交換して福岡に向かいました。点検したところ、前輪のセンサーの不具合だった、とのことです。

@エアアジアX機が着陸時にオイル漏れ、滑走路35分閉鎖
 昨日午後5時45分頃、デンパサール発成田行きのエアアジアX403便・A330型機が、成田空港到着時にオイルが漏れて、A滑走路上で動けなくなりました。このトラブルで同滑走路が、清掃のため、約35分間閉鎖され、出発の1便に遅れが出ました。

@スカンジナビア航空が成田=コペンハーゲン線にA350-900型機を投入へ
 今日の「WINGDAILY」によりますと、このほど来日したスカンジナビア航空のナッセン上級副社長は、現在、A340型機で運航している成田=コペンハーゲン線にA350-900型機を投入する事を明らかにしました。
【コメント】ただ、記事には投入の時期は書いてありませんでした。

@全日空機のヘルシンキ緊急着陸は操縦席窓のひび割れが原因
 今日の「日刊航空」によりますと、現地時間22日にヘルシンキに緊急着陸したブリュッセル発成田行きの全日空232便の緊急着陸の原因ですが、操縦室の機長席側の窓ガラスにひびが入った事によるもの、とのことです。結局、同便は欠航となっています。
【コメント】昨日も書いた全日空232便の緊急着陸原因ですが、ようやく分かりました。しかし、「JA823A」機はまだ路線投入されていないようです。

@英国下院がヒースロー空港拡張計画を賛成多数で承認、まだまだハードルはありそう
 イギリス下院は現地時間25日、ヒースロー空港に第3滑走路を建設する計画の採決を行い、賛成415,反対119の賛成多数で承認しました。これに対して環境保護団体グリーンピースはこの計画について「法廷で争う用意がある」と述べています。計画では2021年までに着工することになっていますが、正式な許可を必要とします。


*6月25日

@ユナイテッド航空が冬季ダイヤで成田=グアム線に大型機を投入
 ユナイテッド航空は1日3便を運航している、成田=グアム線の朝便と夜便の運用機材を、10月28日の冬季ダイヤから現在のB737-800型機に替え、B777-200ER型機に変更する事を明らかにしました。グアムへの需要が増加する、と見込んでの措置、とのことです。

@京成電鉄の成田駅と空港第2ビル駅間でポイントが故障、2時間半運行出来ず
 今日午前11時頃、京成電鉄の成田駅と空港第2ビル駅間で、ポイントの故障が発生しました。このため、同線は午前10時55分から午後1時27分まで運転を見合わせました。

@バニラの2018年3月期決算は純利益が12億3200万円の黒字に
 今日の「Traicy」によりますと、バニラ・エアは今日、2018年3月決算を官報で告知しました。これによりますと、売上高は前期比約30%増の329億5000万円となり、純利益は前期の7億1100万円の赤字から、12億3200万円の黒字となりました。

@羽田行きの日本航空機が突然揺れ、客室乗務員が骨折、航空機事故に認定
 昨日午後4時頃、新千歳発羽田行きの日本航空514便・B777-300型機が仙台空港の北約80Km付近を飛行中に、気流の乱れにより大きく揺れ、ゴミを回収していた20才代の客室乗務員が転倒し負傷しました。羽田空港到着後の診察で、左足首の骨を折る重傷でした。乗客503人にケガはありませんでした。国土交通省はこのトラブルを航空機事故に認定しました。

@ヘルシンキに緊急着陸した全日空機はどうなっている?
 23日の出来事で書いた、ヘルシンキ空港に緊急着陸した全日空の「JA823A」機ですが、右の写真のように、今日の午後3時半現在で「Flightradar24」の記録を見ますと、現地時間22日に緊急着陸した飛行記録以降の記録がありません。路線に投入された事は無い、と言うことのようです。ヘルシンキ空港に駐機して、修理を行っているのか、日本に戻ってきて修理をしているのか不明です。私の探し方が悪いのかも知れませんが、全日空のホームページを探しても、この緊急着陸について、その原因とか、乗客への「お詫び」などが見つからないのです。私はこういう所に、全日空の安全姿勢に一抹の不安を感じるのです。

@羽田空港A滑走路で、また、舗装が剥がれる
 今日のNHKニュースによりますと、今日正午すぎ、羽田空港A滑走路で舗装の剥がれが見つかりました。このため、午後0時20分頃から滑走路を閉鎖して補修工事を行いました。同滑走路では19日にも、同様の剥がれが見つかり、滑走路が閉鎖されました。

@スカイマークの「5月運航実績」は引き続き改善
 
スカイマークが発表した「5月運航実績」によりますと、欠航率は前年同月比(以下同じ)0.1ポイント改善の0.0%、出発時遅延率は2.4ポイント改善の3.4%となっています。


*6月24日

@「カーフュー弾力的運用の時に『これが最後』として了承した」と萩原山武市議
 山武市の6月定例議会で二人の議員が成田空港機能強化について質問しました。
 11日には「さんむ21」の萩原善和議員が「『カーフュー弾力的運用』の時には、夜間の飛行時間拡大問題は『これが最後だ』と説明され、四者協議会でも合意した。それなのに、5年しか経っていないのに、このような計画が出てきた。この5年間に何が変わったのか。市民に対してどのように説明していくのか」と質しました。これに対して松下市長は「周辺対策交付金を使って、現在も騒音地域には公共施設の維持管理費に対する補助を行っている。これからも、これらの補助を拡充していく。また、地域振興策を充実させたい」と答えました。
 また、共産党の並木幹男議員は12日に「夜間飛行時間の拡大には住民は反対していた。なのに、四者協議会では合意したという。これで良いのか。」と質し、総務部長は「周辺自治体としては、これで、自治体として機能強化計画を合意したことになる。今後の、住民説明会は予定していない」と答弁しました。さらに並木議員は「開港時の約束である『朝6時から午後11時まで』の約束を破ってまで、機能強化をする必要があるのか」と質したのに対し、総務部長は「人口減対策として、考えている。空港を身近に感じてもらうことが大切だ」と答え、並木議員の「合意では先行するA滑走路について、健康調査を実施するとしているが、どこが行うのか。先ほど、説明会は行わない、とのことだったが、おかしいのではないか」と質したのに対し、「 健康調査はNAAが実施する。現在検討中と聞いている。A滑走路については四者協議会でも引き続き話し合うが、具体的日程は決まっていない。」と答えました。これに対して並木議員は「開港時の重い約束を変更する問題だから、住民への説明会を是非開催していただきたい」と要望しました。
 なお、この質疑は山武市議会のページで視聴できます。

@国土が自衛隊パイロットを民間機訓練なしで操縦させる規制緩和
 昨日の朝日新聞によりますと、国土交通省は民間航空機のパイロット不足対策として、自衛隊の元パイロットが民間航空機のパイロットとして、再就職し易いように制度を改正する方針を固めた、とのことです。現在は自衛隊の元パイロットが民間機の操縦をするためには、民間機で12回以上の飛行訓練を受ける必要があります。しかし、機体を目一杯使っていることもあり、この12回の訓練を行うことが、費用の面でも難しくなっています。そのため、自衛隊で哨戒機や輸送機を12回以上操縦したことのあるパイロットには、民間機で機長と副操縦士の2人乗務する機種に限っては、この実施訓練を免除することにする、とのことです。
【コメント】またまた、安全軽視の企業利益を優先する「規制緩和」ですね。実際に飛行したことがないのに、いきなり、乗客を乗せた操縦をさせるとは、どういう神経でしょうか。誰が、どのようにして適正を判断するのでしょうか。この所の、国内の航空トラブル多発原因は、安全を軽視して企業の要望や利益を優先する国土交通省の姿勢にあると思うのですが。


*6月23日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」10例目が発生
 昨日深夜、2018年度「カーフュー弾力的運用」10例目が発生しました。
・10例目 成田発香港行きの香港エックスプレス651便・A321型機が、前便で香港空港付近の悪天候による管制制限のため、成田空港到着が遅れた玉突き遅延のために、午後11時47分にB滑走路南側から出発したものです。

@成田市に落下したアンテナの持ち主は判明せず
 今日のNHKニュースによりますと、国土交通省が発表したところによりますと、今年3月4日に成田市西大須賀の山林で見つかった旅客機のアンテナ(3月5日出来事参照)については、3ヶ月経った現在も落とした航空会社が特定できていない、とのことです。この部品はエアバス機のものと判明しましたが、シリアルナンバーが書かれている部分が欠損しているため、とのことです。成田空港にエアバス機を乗り入れている36の航空会社に問い合わせましたが、全ての社から「該当する機体はない」との回答だった、とのことです。国土交通省は全航空会社に対して、改めて、部品落下を起こさないように要請する、とのことです。
【コメント】落下時期が分からないにしても、アンテナが抜け落ちたまま長期に運航することはあり得ません。シリアルナンバーが分からないにしても、整備記録には残っているはずです。各航空会社の整備記録を調べることは出来ませんので、落とした航空会社が口をぬぐっているのでしょうね。

@ブリュッセル発成田行きの全日空機がヘルシンキに緊急着陸
 今日の「バズ・プラス・ニュース」によりますと、現地時間22日午後10時頃にブリュッセルを出発した、成田行きの全日空232便・B787-8型機がロシア上空(ヴィテゴルスキー・ライオン付近)で、トラブルが発生したとして、緊急事態を宣言し、フィンランドのヘルシンキ空港に向かい、同11時10分頃、緊急着陸した模様です。原因は今の所不明ですが、爆発や火災の情報はありませんので、乗客・乗員は無事だったようです。ヘルシンキ空港では複数の消防車などが待機していた、とのことです。
 写真は成田空港に駐機するトラブルを起こした「JA823A」です。

@LOTポーランド航空が成田=ワルシャワ線を冬季ダイヤで期間減便
 今日の「Traicy」によりますと、LOTポーランド航空は現在週5便で運航している成田=ワルシャワ線を、10月下旬から始まる今冬季ダイヤで期間減便する、とのことです。11月13日〜2019年1月5日は週4便に、2019年1月6日〜3月2日は週3便に、3月3日〜同30日は週4便とします。

@日本貨物航空の運航復帰に見通しが立たず
 昨日の日本経済新聞によりますと、日本貨物航空は昨日、全機の運航を停止して健全性確認を行っているものの、詳細な調査を行う必要があるため、1機目の健全性確認と運航復帰に少なくても数週間かかる、と発表しました。しかし、残りの航空機については健全性が確認でき次第、順次運航に復帰させる予定とのことですが、残りの10機の運航再開は1機目の後になるため、全機の運航復帰が何時になるかは、今の所不透明です。
【コメント】「1機目」と言うのが、エンジンの潤滑油補給に関して事実と異なる整備記録が見つかった機体を指すのでしょうか。この所、同航空が海外の空港で複数起こしている、エンジン火災などの重大インシデント原因が、この潤滑油量と関係があるのでしょうか。

@春秋航空・日本が6期連続の赤字
 昨日の「Traicy」によりますと、昨日、春秋航空・日本の2017年1月1日〜12月31日の決算が官報に掲載された、とのことです。これによりますと、売上高は前期比(以下同じ)約80%増の91億4100万円となり、営業損益は約9.5%増の42億3900万円の損失と、6期連続の赤字となっています。

@全日空も8・9月の燃油サーチャージャー引き上げを発表
 全日空は昨日、8・9月の国際旅客運賃にかかる燃油サーチャージャーを引き上げる、と発表しました。引き上げ幅は3500〜500円となり、日本航空と同水準になっています。

@ギリシャの「エーゲ航空」がA320neo型機ファミリー30機を確定発注
 ギリシャのエーゲ航空は現地時間22日、3月にエアバスと覚書を締結したA320neo型機20機、A321neo型機10機の発注を確定しました。


*6月22日

@近く、成田=カトマンズ線が開設の可能性
 昨日のトラベルビジョンによりますと、日本とネパールの航空協議が合意したことを受け、ネパールの航空会社による成田=カトマンズ線への早期就航の可能性が高まった、とのことです。この航空協議はネパール側からの要請で開かれたもので、今まで、関西空港に限られていた日本側の就航可能空港が、羽田空港を除く全国の空港に拡大する事になりました。

@日本航空が8・9月の燃油サーチャージャーの引き上げを発表
 日本航空は昨日、8月1日〜9月30日発券分の国際線旅客運賃にかかる燃油サーチャージャーを引き上げる、と発表しました。値上げは今年2月以来となります。値上げ額は3500〜500円となります。

@英国の貿易政策大臣が、ヒースロー空港の拡張に反対し辞任
 現地時間21日の「ATWオンライン(英文)」によりますと、英国の貿易施策担当大臣であるグレッグ・ハンズ氏は現地時間21日に辞任しました。ハンズ氏はヒースロー空港の拡張に一貫として反対しており、政府が25日に議会での採決を予定していることに抗議しての辞任、とのことです。


*6月21日

@「夜間飛行延長に住民の理解得られたのか」との質問をはぐらかす森田知事
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、昨日の本会議での共産党・寺尾賢議員の「夜間発着延長に住民理解が得られたと判断したのか」との質問に対し、森田知事は「地元市町長と2度にわたり、国・空港会社に見直しを要請した。その結果、見直し案で滑走路ごとには飛行のない時間が今と同じ7時間確保された。地元市町が議会などへ説明した上で機能強化を受け入れた。この判断を尊重し、県としても合意した」と答弁しました。
【コメント】安倍首相を見習ったのでしょうか、はぐらかし答弁ですね。地元住民が見直し案に対して、厳しい反対意見を表明していたことについては、何も触れていませんね。

@国土がカーゴルックスの成田=ハーグ線を許可、共同運航で
 国土交通省は今日、ルクセンブルグの「カーゴルックス」の日本乗り入れを許可しました。7月15日から成田=ハーグ線を日本貨物航空との共同運航として乗り入れます。なお、カーゴルックスは今回の路線申請に際して、ドイツ企業として申請しています。
【コメント】カーゴルックス・イタリアは2015年から成田空港に乗り入れています。多分、共同運航便としてだと思うのですが。成田空港でも時々、見かけます。

@成田空港入国管理職員が同僚の財布から現金抜き取り逮捕
 千葉県警成田空港署は今日までに、更衣室で同僚の財布から現金を盗んだとして、20才の東京入管成田空港支局職員の男を逮捕しました。19日午後11時頃から20日午前0時50分頃の間に、職員の無施錠ロッカーから3000円を盗んだ疑いです。本人も容疑を認めました。

@5月訪日外客数は16.6%増、出国日本人数は5.0%増
 観光庁が昨日発表した「5月訪日外客数推計値」によりますと、訪日外客数は前年同月比(以下同じ)16.6%増の267万5000人と5月としての過去最高を記録しました。一方、出国日本人数は5.0%増の138万3800人と3ヶ月連続の前年同月比プラスとなっています。

@日本からの米国便で粉末状物質の保安検査が月内に始まる
 米国便を運航する国内の航空会社が今月中にも、米国行きの乗客に対して粉状の粉末物に対する保安検査を実施する事になりました。これは、米国からの要請に応えたものとのことです。小麦粉などの粉状物資は一定の条件があれば、爆発(粉じん爆発)する可能性があるため、とのことです。無作為の抽出で検査し、350ミリリットル以上の粉状物質を客室へ持ち込むことを禁止するとのことで、粉ミルクや薬については検討中、とのことです。

@日本エアコミューター機が落雷に遭い、目的地変更
 昨日午後2時5分頃、福岡発屋久島行きの日本エアコミューター3671便・DHC8-400型機が、鹿児島空港の南約60Km付近を飛行中に、落雷に遭いました。同機は目的地を鹿児島空港に変更し、約40分後に無事着陸しました。機体に落雷の痕跡が見つかり、この便とこの機体を使う後続便が欠航となりました。


*6月20日

@スカイマークの国際線は成田発着が有力、来年5月にも
 今日の日本経済新聞によりますと、スカイマークはサイパンやパラオへの国際線就航について、2018年内にチャーター便を運航し、機材が増える2019年5月にも定期便を就航する計画、としています。日本の発着空港については「成田空港が有力」としています。市江社長は、他社との違いを出し「採算重視で値引き合戦にならない国際路線を選ぶ」としています。
 写真は成田空港を撤退する前に、第2ターミナル1階の南端にあった、スカイマークのカウンターです。

@「(成田用水事業)施設改築や道路整備を国に要求」と森田知事
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、昨日の千葉県議会で、林幹人議員が成田用水事業について質問しました。これに答えた森田知事は「成田空港機能強化が本格化する状況も踏まえ、施設の改築事業や必要な道路整備などを(県が申請する)新たな対象に追加し、しっかり国と協議していく」と答弁しました。

@国土が日本とネパールの航空協議結果を発表
 国土交通省は今日、18日に行われた日本とネパールの航空当局間協議の結果を発表しました。それによりますと、(1) 乗り入れ地点の拡大 日本企業 : ネパール国内の全ての地点 (現行 カトマンズのみ)、 ネパール企業 : 羽田を除く日本国内の全ての地点 (現行 関空のみ)、(2) 便数の拡大  双方週14便まで (現行 双方週2便まで)、(3) コードシェアの枠組みの設定 自由なコードシェア(第三国の企業を含め他社が運航する便の座席を自社便として販売)の枠組みを新たに設定、となっています。

@ピーチが大阪北部地震で関西空港便を計画的に遅延
 今日の産経ウエストによりますと、ピーチ・アビエーションは18日発生した大阪北部地震の際に、関西空港では離発着に影響がなかったものの、関西空港発の3便で出発を計画的に遅らせる措置をとりました。理由は交通機関の遅れで、3便の搭乗者の関西空港到着が遅れ、これらの搭乗者を待ったため、とのことです。このような計画遅延は「初めてのこと」とのことですが、同航空によりますと「苦情はなかった」とのことです。
【コメント】当然、これらの便の機体を使う後続便も遅れが出たと思うのです。後続便の搭乗者は「地震のため」と言われれば、納得したと思います。しかし、理由が「計画的遅延のため」と明らかになった場合に、しこりも残るのではないでしょうか。例えば、「電車の事故で遅れるから待ってくれ」などは、今までは、冷たく「無理です。自己責任です」と言われてきたのですから。

@日本航空株主総会での質疑応答
 昨日の「乗りものニュース」に日本航空の株主総会での、質疑応答の内容が比較的詳しく載っています。
 なお、他のメディアでは、パイロット以外の客室乗務員などの整理解雇者についての採用は、今後、検討していくとのことです。


*6月19日

@「整理解雇者の内、パイロットは新 LCC で再雇用する」日本航空の株主総会で
 今日の「Aviation Wire」によりますと、昨日開かれた日本航空の株主総会で、整理解雇された元社員の再雇用について、小田・人財本部長は新LCCでは「新たな事業を展開するにあたり、人材の確保が『重要な経営課題』」と述べ、パイロットについて募集対象とすることを明言しました。

@羽田空港A滑走路が舗装はげて1時間15分閉鎖
 今日午後1時頃、羽田空港A滑走路で表面の舗装が2ヵ所で剥がれているのが見つかりました。この補修のため、A滑走路が1時25分頃から約1時間15分にわたって閉鎖されました。他の滑走路で離着陸を行いましたが、大きな遅れは発生しませんでした。


*6月18日

@「成田空港5月貿易概況」は輸出額が5.8%増、輸入額は15.5%増
 東京税関が今日発表した「成田空港5月貿易概況」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)5.8%増の9011億4000万円で2ヶ月連続プラスとなりました。一方、輸入額は15.5%増の1兆1092億9600万円で15ヶ月連続プラスとなりました。

@マレーシア航空が7・8月にA380型機を投入へ
 今日の「Traicy」によりますと、マレーシア航空は成田=クアラルンプール線で、7月22・23・27・28日と8月7日〜9月1日にA380型機を投入する事になりました。同航空のA380型機は時々成田路線に投入されています。
 写真は成田空港を離陸するマレーシア航空のA380型機です。

@大阪北部地震による成田路線への影響は
 今朝発生した大阪北部地震による、成田空港に乗り入れている航空会社の対応が下記リンクで確認できます。ANAWebサイト:国内線運航状況のご案内サービスJALグループWebサイト:JAL 運航状況のご案内ジェットスター・ジャパンWebサイト:近畿地方の地震の影響についてピーチWebサイト:運航状況のご案内バニラエアWebサイト:運航状況


*6月17日

@スカイマーク社長「19年に成田からパラオとサイパンに就航検討中」
 昨日の共同通信によりますと、スカイマークの市江社長は大阪での講演後に記者の質問に答え、成田空港からパラオとサイパンを結ぶ定期便就航を検討していることを明らかにしました。就航時期は2019年とし「できれば飛ばしたい。やるからには長期的に取り組みたいので、そのための態勢を検討中だ」と述べました。


*6月16

@芝山町中谷津笠間稲荷の「開拓百周年記念碑」
 先日、芝山町の最北端にある中谷津地区の笠間稲荷大明神を訪れました。その境内にある「開拓百周年記念碑」が立派で、碑文を読むと中谷津地区の歴史が簡潔に記されていました。この地区は今回の「成田空港機能強化計画敷地」に含まれ、計画が実現しますと、空港敷地内となり、遠からず消滅する運命になります。そこで、写真と碑文を下記に載せておきます。
 なお、碑の文字は当時の芝山町長だった真行寺一朗氏の揮毫で、真行寺一朗町長の自宅は1977年(昭和52年)1月15
日に、過激派暴力集団に襲撃され、火炎瓶が投げ込まれました。このテロを受けて、真行寺町長自宅前に設けられた警備の臨時派出所が、同年5月9日に過激派集団によって襲撃され、多数の火炎瓶を投げ込まれました。派出所にいた複数の警官が重軽傷を負い、治療を受けていた一人が後日、亡くなりました。
 写真右の杉に隠れるように建っているのが、「開拓百周年記念碑」です。

                碑文
 当地区は、町の最北端に位置し北総台地の肥沃な土地で有るところから、明治二十二年に故中重蔵氏が埼王県より此の広大な土地を求め聞柘したのが始まりで、その後中氏を頼り農業を営む開拓者も多くなり集落が形成され、中谷津の地名も付けられる。
 当時は総て人力に頼り収穫までには大変苦労が多く、疲労で倒れる者が続出した。このような、困難な時に青年教育のため、故中重三郎を師として、大正八年より夜学会が結成され、青年の教育が始まり昭和十二年迄行われた。又区民の間に、豊作と家内安全を祈願する氏神様を祀る気運が高まり、当地区の大他主で信仰家の故小川總良氏の好意により、神社敷地を寄進して頂き、昭和八年十月に待望の笠間稲荷大明神を此の地に分祠鎮座することかできた。当時戸数二十戸の区民始め総代の方々の郷土愛精神と御尽力に対し深く敬意と感謝の意を表したい。
 第二次世界大戦の傷痕が残る昭和二十三年待望の電灯か点灯し、激動の時代から明るい平和な気運が見え始めた。
 昭和二十六年横堀共同墓地より現在地に当区墓地が移転される。
 昭和四十一年芝山町第一号の青年館が建設され、青少年育成の場として活動が開始された矢先に突如空港問題が発生し、激しい反対運動が展開された。
 これも歴史の一つであるが、今年開拓百周年を迎え、町道は整備され、農道も無い泥沼的水田も昭和五十九年より実施された成田用水事業により、近代的耕地に生まれ変わり、機械化により省力化され、園芸作物中心の経営に移行していつた。
 近年国際的農産物自由化の波が押し寄せ厳しい情勢ではあるが、此れを契機とし先駆者が築いた不屈の開拓魂を継承し、我が郷土が益々繁栄される様祈念し、開拓百周年祭を行い記念事業として稲荷神牡
本殿を新築する。       平成二年十月吉日 建之

@日本貨物航空が不適切な整備で、今日から全機点検のため運航停止
 成田空港を拠点とする日本貨物航空は国土交通省の立ち入り検査を受けていましたが、この過程で事実と異なる不適切な整備作業の記録が見つかりました。具体的には主翼にあるフラップを動かす「フラップトランスミッション」の潤滑油について、整備記録に実際の給油量とは異なる数値を記載していた、とのことです。これを受けて、機体の点検を行う必要があるため、所有する全11機を、今日に国内を出発する便から全ての運航を停止する、と発表しました。全機の点検が終わるまでには最低1週間かかる見込みです。国土交通省は同航空の安全管理態勢に重大な問題があるとして、行政処分を検討している、としています。
【コメント】3月16日の出来事でも書きましたが、日本貨物航空の運航に対する安全意識は相当に低下していたのですね。正直に言って、国土交通省の対応も遅いと思います。墜落事故などがなくて幸いでした。

@那覇空港で自衛隊機が滑走路に進入し、民間機が着陸やり直す
 国土交通省が昨日発表した所によりますと、14日午後8時25分頃、那覇空港で航空自衛隊のF15戦闘機2機が、管制官に「滑走路手前で待機する」ように指示されたにもかかわらず、滑走路に侵入するトラブルがありました。この時に、宮古発那覇行きの琉球エアーコミュータ804便・DHC8-400型機が着陸許可を得て着陸体制に入っていました。侵入に気付いた管制官は自衛隊機に滑走路からすぐ出るように指示し、琉球エアーコミュータ機には着陸許可を取り消し、着陸のやり直しを指示しました。自衛隊機はすぐに、滑走路から出ました。琉球エアーコミュータ機は同27分に、無事着陸しました。国土交通省はこのトラブルを昨日夕方、重大インシデントに認定しました。


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