2018年3月後半の出来事
*3月31日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」97例目が発生
昨日深夜、2017年度「カーフュー弾力的運用」97例目が発生しました。
・97例目 成田発深セン行きのユナイッテド・パーセル・サービス(UPS)118便・B767-300型機が、上海空港の濃霧により前便出発が遅れ、成田空港到着が遅れた玉突き遅延で、午後11時22分にB滑走路から北側に離陸したものです。
@タイ・エアアジアXの滑走路誤進入は乗務員の注意不足の可能性
運輸安全委員会は昨日、昨年2月14日に成田空港で起こったタイ・エアアジアXの滑走路誤進入重大インシデントについての報告書を公表しました。報告書では滑走路手前で待機を命じられたタイ・エアアジアX機が停止線を越えて滑走路に進入し、着陸体制に入っていた中華航空機が、管制官の指示で着陸をやり直したことにある、としています。タイ・エアアジアX機が停止線を越えた原因は、機長と副操縦士が離陸前の計器やスイッチ操作に気を取られて、外部への注意が不十分だった、と推定される、としています。
@「さくらの山」は満開でした、一昨日
一昨日の騒音対策委員会に行く前、成田のA滑走路南にある「さくらの山」によってみました。毎年、この時期に行くのですが、今年は本当の満開でした。午前10時前だったのですが、駐車場も臨時駐車場も含めほぼ満杯で、止められたのが幸運でした。今日あたりから、散り始めになるのではないでしょうか。しかし、今年は本当に早いですね。次の写真でお楽しみ下さい。
@「 MRJ Newsletter」を廃刊に、全機が試験飛行に復帰
三菱航空機会社は「 MRJ Newsletter 30号」を発行しましたが、「 MRJ Newsletter」は「今号をもって終わりにする」と告知しています。今後は英文の「MRJ’s progress 」で最新情報を発信していく、とのことです。なお、30号では1月に高地試験を無事に終了したこと、 MRJミュージアムの来館者が1万人を突破したことが掲載されています。
また、現地時間30日には1号機が試験飛行を行い、これで、1〜4号機までの全機が試験飛行に復帰しました。4号機は5時間半近くの長時間飛行試験を行いました。
@テルアビブ空港でエルアル機とジャーマニア機が接触事故、両機とも大きく損傷
現地時間28日の「ATWオンライン(英文)」によりますと、28日にイスラエルのテルアビブ空港で、同国のエルアル航空・B767-300型機と、ドイツのLCC 「ジャーマニア」のB737-700型機が、プッシュバック中に衝突する事故がありました。「ジャーマニア」の垂直尾翼にエルアル航空機の水平尾翼が食い込み、双方が大きく損傷しました。幸い、乗客・乗員にけが人はありませんでした。
@エーゲ航空がA320neo型機30機発注の覚書
現地時間28日、エアバスはギリシャのエーゲ航空からA320neo型機30機を受注する覚書を締結したと発表しました。
@「BOCアビエーション」がB787-9型機6機を発注
航空機リースの「BOCアビエーション」はボーイング社にB787-9型機6機を発注しました。
*3月30日
@昨日第44回騒音対策委員会が開かれました
昨日、成田ビューホテルで第44回騒音対策委員会が開かれました。本会会員などから10名も傍聴しました。13日の四者協議会の合意を受けた初めての委員会になりますが、夜間飛行時間制限緩和に対する不安は根強く、成田部会や茨城県の稲敷・河内部会などからの質問や要望がありました。もちろん、本会も取り上げました。しかし、相変わらず、「国策だから」「グローバル化の波に置いて行かれる」「寝室の二重窓の防音対策をする」「健康調査を実施する」などの答弁に終始し、「騒音下住民の苦しみをどう考えているのか」についての答弁はほとんどありませんでした。
閉会後、本会関係傍聴者の中から「これはもう、差し止めや騒音賠償の裁判を起こさなければだめだ」との声が上がり、他の空港や基地周辺での訴訟原告団に、勉強におもむくことが話されました。
今日は、他の出来事が多いので、詳しくは後日書きたいと思います。
@芝山町の住民団体が開港当初の運用時間を維持するように要望
今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、芝山町の住民らでつくる「空港機能強化案から生活を守る会」は昨日、国土交通大臣に対して、機能強化で成田空港の飛行禁止時間が縮小されることに対して、成田空港の開港当時の約束である「午前6時〜午後11時」を守るように、との要望書を提出しました。要望書では「長時間にわたり安眠障害や健康疾患の心配に悩まされ続けるもので到底容認できない。(今回の)機能強化は人権侵害に値し、人間の尊厳を無視している」としています。
@27日のセブ航空機の引き返しの際に、羽田の管制官が「緊急事態」を成田の管制官に伝えず
27日の出来事で取り上げたセブ航空機エンジントラブルで、同機が成田空港に引き返した際に、管制していた羽田空港の管制官がパイロットからの「緊急事態宣言」を聞き逃し、成田空港管制官に伝えていなかったことが分かりました。このため、成田空港では消防車の出動などの緊急事態に備えた準備が全く取られていなかった、とのことです。万が一、火災などが発生していた場合には大事故につながる危険性もありました。
なお、その後の点検でエンジンブレードの破損原因はバードストライクだったことが分かりました。飛び散ったブレードが胴体下部や水平尾翼前縁を損傷した模様です。
【コメント】なお、現在の首都圏空港管制は、空港を効率的に運用するため、半径9Kmの成田空港周辺の離着陸管制を除き、羽田空港の管制官が行っています。
@第2ターミナルの駅の天井パネルが落下、旅客が頭に2針縫う怪我
昨日午後4時頃、第2ターミナルの地下1階にある天井パネル(1枚約500g)2枚が落下し、歩いていた男性の頭を直撃しました。男性は2針縫う怪我を負いました。原因は天井の漏水点検をしていた作業員が、足の踏み場を誤った事にある、とのことです。床の作業範囲は囲っていましたが、その範囲外に落下した、とのことです。
@自民党成田推進議員連盟が機能強化推進決議
今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、自民党成田国際空港推進議員連盟は昨日、党本部で会合を開き、成田空港の機能強化について決議を採択しました。決議では(1)機能強化に向けた環境対策、用地確保、施設整備、(2)増大する旅客・貨物の受け入れ体勢の充実とエアライン誘致、おもてなしなどに配慮した機能拡張、(3)旅客・貨物の交通インフラ整備と公共交通の利便性向上、(4)地域振興に向けた「基本プラン」の早期具体化と成田財特法などを活用した周辺地域の産業振興、交通インフラ確保、(5)第3滑走路完成までに広域経済圏の産業基盤整備「成田ゲートウェイ構想(仮称)」の検討・着手、を求めています。
@B滑走路の塗装が剥がれ、約40分間閉鎖
今日午前7時55分頃、直前に着陸したインドネシア・エアアジアX401便・A330型機機の到着後点検で、第1エンジン内の損傷が確認されました。このため、滑走路を点検したところ、着陸地点の目安となる塗装の一部が剥がれているのが見つかりました。この補修のため、同滑走路は約40分間閉鎖されました。
@4月1日から「航空機落下物被害救済支援制度」を創設
今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、4月1日から「航空機落下物被害救済支援制度」を創設する事を明らかにしました。この制度では、航空機落下物と認定された場合、 NAA が見舞金を支払うほか、落下させた航空会社が特定できない場合には修繕費などを一時的に立て替え、さらに、航空機落下物と特定されなくても疑わしい事案では情報提供や調査への協力などのサポートを行う、としています。
【コメント】今までの事例では、どう考えても航空機からの落下物としか思えないようなばあいでも、「落雷による可能性がある」などとして、落下物と認定しない場合もありました。落下物と認定されなければ、補償の対象外ですね。
@日本貨物航空がまた、重大インシデント起こす
今日の「日刊航空」によりますと、現地時間29日午後1時36分頃、成田発香港行きの日本貨物航空・B747-8F型機が香港空港に着陸する直前、第3エンジンに火災発生の警報が出ました。同機はそのまま着陸し、着陸後にこのエンジンを止めて、消火装置を作動させました。同機は自走で駐機場まで移動しました。点検でエンジンに火災発生の痕跡があったため、国土交通省は重大インシデントに認定しました。実際の調査は香港当局が行います。同社の重大インシデントはこれで、今年2件目、昨年10月12日のものを含めると半年で3件目となります。
@能登発の全日空機が離陸直後にバードストライクに遭遇
今日の「日刊航空」によりますと、28日午後4時53分頃、能登発羽田行きの全日空750便・A320-200型機が、離陸滑走中にバードストライクに遭遇しました。鳥は右エンジンに衝突しました。同機はそのまま離陸し、能登空港の気象状況が悪かったため、このエンジンを止めて、新潟空港に向かい同5時30分頃、無事緊急着陸しました。点検したところ、エンジンブレード8枚が損傷していました。
@ジェットスター ・J が4月28日から中部空港発の3路線を増便へ
ジェットスター ・Jは昨日、4月28日から6月30日まで、拠点化した中部空港からの3路線を増便する、と発表しました。中部=福岡線と中部=鹿児島線を1日2往復から最大3往復に、中部=那覇線は1日1往復から最大2往復にします。7月1日以降については改めて順次発表する、とのことです。
*3月28日
@明日、第44回騒音対策委員会が開催され、出席しなければなりませんので更新できません。(質問要旨はここです)
@羽田発のニュージーランド航空機がオークランドでドローンとニアミス、5m
現地時間25日、羽田発オークランド行きのニュージーランド航空92便・B777-200型機がオークランド空港への着陸体制に入ったところ、同機とドローンがニアミスを起こしていたことが分かりました。最接近時の旅客機との距離は5mだった、とのことです。同機は回避操作をする時間もなかった、とのことで、エンジンに飛び込む危険もあった、としています。このトラブルを受けて、同航空はニュージーランドの航空当局にドローンに対する規制を厳しくするように求めました。
@全日空が ATW 誌の「エアライン・オブ・ザ・イヤー」に選出
今日の「Aviation Wire」によりますと、米国の民間航空月刊誌を発行している「ATW」は現地時間27日、第44回の「エアライン・オブ・ザ・イヤー」に全日空を選出しました。全日空がこの賞を受賞するのは3回目となります。受賞理由として、財務状況、サービス品質、最新技術の積極的導入などが挙げられています。
@日本航空が「メガ・エアライン」部門で、定時運航1位に
英国の航空関連ニュースや運航情報の分析を行っている「OAG」は2017年の定時性運航のランキングを発表しました。この中で、今年創設された「メガ・エアラインズ部門」で日本航空が1位を獲得しました。なお、2位に全日空が入りました。小規模な航空会社の定時性は高くなる傾向があります。
*3月27日
@ NAA が4月2日に東地域相談センターを開設へ、多古町役場に
成田国際空港株式会社(NAA)は今日、4月2日から多古町役場に「東地域相談センター」を新たに開設すると発表しました。相談センターとしては5ヵ所目になります。電話番号は 0479-74-8882、または、フリーダイヤル 0120-74-8881 となります。
@25日のセブ航空機がエンジン破損で成田空港に引き返す
25日午後8時50分頃、成田発マニラ行きのゼブ・パシフィック航空5053便・A320型機が離陸上昇中に、第2エンジンに振動が発生したため、成田空港に引き返しました。同機は同9時11分に無事緊急着陸にしました。点検したところ、このエンジンのファンブレードや胴体下部パネルや水平尾翼の前縁に損傷が確認されました。この便は欠航となりました。
【コメント】これらの損傷の原因がファンブレードの破損から起こったのかどうかについては今の所不明です。夜間ですし、鳥の群れとの遭遇は考えにくいと思います。
@バニラの2月実績は国際・国内共に搭乗率は低下
バニラ・エアが昨日発表した「2月輸送・運航実績」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)プラスマイナスゼロの11万880席となり、搭乗率は1.4ポイント減の86.8%となりました。
一方、国内線旅客数は31.9%増の13万1760席、搭乗率は1.3ポイント減の85.0%となっています。
運航実績では国際線は欠航率がプラスマイナスゼロの0.0%、定時出発遅延率が2.4ポイント悪化の38.3%、国内線は欠航率が2.0ポイント改善の1.1%、定時出発遅延率が12.6ポイント悪化の35.7%となりました。
@ジェットスター ・J が21日から中部空港を拠点に
ジェットスター ・Jは21日から、中部空港を第3拠点にしたと発表しました。中部空港内に整備基地を設置し、当面、夜間駐機1機を整備点検できるようにします。現在は社員約30人を配置しますが、秋頃までに100人体制とし、夜間駐機を3機に増やす計画です。今後、中部空港からの新たな国際線就航も目指す、とのことです。同空港で2019年度に供用を開始するLCC専用ターミナルの使用については「使用するか結論を出していないが、施設への要望を含めて話し合いたい」と述べました。
@ベトナムの「Bamboo Airways」がA321neo型機24機発注の覚書
現地時間26日の「ATWオンライン(英文)」によりますと、ベトナムの新しい航空会社「Bamboo Airways」はエアバスとA321neo型機を最大24機購入する覚書を締結しました。なお、同航空はリース機で2019年に就航を開始する予定です。
*3月26日
@今夏季ダイヤの新規就航の追加です
今日の「日刊航空」によりますと、成田空港の夏季ダイヤですが、昨日書いたもの以外に今夏季ダイヤ期間中に新規就航する予定便は次の通りです。
・4月29日からS7航空の成田=イルクーツク線、・5月16日にオーストリア航空の成田=ウィーン線、・6月2日にエアカナダの成田=モントリオール線、・7月1日にバニラの成田=石垣線。
@「空港等変更許可」では新ターミナルを含めた施設配置なども申請
今日の「日刊航空」によりますと、NAAの松本取締役は23日の記者会見で、合意された空港機能強化計画の「空港等変更許可では、詳細な敷地や基本的なスペックを決めて申請しないといけない。申請に当たって、滑走路や誘導路、エプロンなどの詳細計画を決定していく」と述べたそうです。これについて、同記事では「仮に新ターミナルを建設する場合は、エプロンや誘導路の配置とセットになることから、空港等変更許可の申請の際には、新ターミナルを含めた施設配置など、空港の新しいレイアウトが固まりそうだ。」とし、「旅客ターミナルの対応能力を現行の年間5,000万人から約7,500万人に拡大する必要があるとされる。現行3つのターミナルの大幅拡張や新ターミナルの建設が必要になる」としています。
【コメント】現在の3つのターミナルに大幅拡張の余地があるのでしょうか。無理に付け足すと、迷路のようなターミナルになりかねません。現在の旅客利便性を考えたら、第3滑走路新設よりも、新ターミナルの建設が先ではないでしょうか。
@羽田空港B滑走路に亀裂状の穴が見つかり、滑走路を閉鎖中
今日正午過ぎ、羽田空港B滑走路の定期点検で、直径10cm、深さ約20cmほどの穴が見つかり、午後0時50分から同滑走路が閉鎖されました。羽田空港事務所は復旧作業を進め、午後2時20分頃滑走路を再開しました。この間、残る3本の滑走路を使って離着陸が行われましたが、影響で5便が欠航し、目的地の変更や遅れが出ています。原因は滑走路に標識ライト埋め込む工事で、穴を埋め戻さなかったため、と見られています。
写真の上方に横に伸びているのがB滑走路です。
@ドイツのシュツットガルト空港で泥酔した副操縦士が逮捕
現地時間23日夜、ドイツのシュツットガルト空港で、シュツットガルト発ポルトガル・リスボン行きのポルトガリア航空機の副操縦士が酩酊状態で乗務しようとして、離陸直前に逮捕される事件がありました。空港職員が酒の臭いをさせ、ふらふら歩く副操縦士に気付き、通報しました。警察当局は操縦室でこの副操縦士の酩酊状態を確認しました、検察はこの副操縦士の操縦免許を直ちに停止しました。結局、この便は代わりの操縦士を手配できず、欠航となりました。
*3月25日
@今日から夏季ダイヤ、成田空港の主な増減
今日から夏季ダイヤになりました。私のつかんでいるところで、見落としや、その後に変更したものもあるかも知れませんが、増減便などを書いてみます。
【新規】・全日空が成田=天津貨物便を片道週5便で新設 ・カーゴルックスが成田=ルクセンブルグ貨物便を週1便で新設 ・フィジーエアウェイズが成田=ナンディ線に週3便で就航(7月3日から)
【増便】・タイ航空の成田=バンコク線が1日4往復に増便 ・タイガーエア台湾の成田=高雄線が週2便から週4便に増便 ・ベトナム航空の成田=ダナン線が週5便から7便に期間増便(7月30日まで) ・日本航空の成田=グアム線が1日1便から2便に増便 ・日本航空の成田=モスクワ線が1日1便に期間増便(7月から10月まで) ・LOTポーランド航空が成田=ワルシャワ線を週4便から5便に増便 ・タイ・エアアジアXが成田=バンコク(ドンムアン)線を1日2便から3便に増便 ・全日空が成田=成都線を週4便から7便に増便 ・スクートが成田=台北=シンガポール線を週7便から10便に増便(4月2日から)
【撤退・減便】・バニラが成田=ホーチミン線から撤退 ・バニラが成田=香港線を1日2便から1便に減便 ・全日空が成田=関西貨物便を運休
となっています。
@昨日のピーチ機前輪トラブルを重大インシデントに認定
昨日発生したピーチ・アビエーション機の前輪パンク事故は、タイヤが2本共にパンクし、前輪の降着装置に損傷が見つかりました。このため、国土交通省は重大インシデントに認定し、運輸安全委員会の調査官を派遣しました。ピーチはお詫びを掲載しています。
【コメント】タイヤが完全に横を向いていましたね。機体が滑走路から飛び出したり、前輪が折れたりした場合には機首が滑走路に接触し大きな事故になる可能性もあったのではないでしょうか。タイヤのパンクが先か、降着装置の損傷が先か、また、前輪が強く接地しなかったかどうかなど、調べるのでしょうね。
*3月24日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」96例目が発生
昨日深夜、2017年度「カーフュー弾力的運用」96例目が発生しました。
・96例目 成田発那覇行きの全日空8561便・B767-300型機が、アモイ空港における管制当局による離陸制限のために、成田空港到着が遅れた玉突き遅延により、B滑走路から北側に、午後11時42分に離陸したものです。
@国土交通省が来年に主要30空港に落下物補償制度を導入へ
今日のNHKニュースによりますと、国土交通省は全国の主な30空港で、航空機からの落下物によって人や建物に被害が発生した場合に、補償する制度を導入する方針を固めた、とのことです。ただし、成田空港や羽田空港ではすでに実施されており、両空港では新しい制度とは言えません。この制度には外国の航空会社にも加入を義務付け、最大補償額は50億円程度を検討しています。落下させた航空機が特定できない場合は複数の航空会社で分担して補償し、手続を簡素化できない場合は国と空港運営会社が立て替えます。また、人や建物に被害が出なかった場合も、精神的被害に見舞金を支払うことも検討している、とのことで、来年度中の導入を目指す、とのことです。
【コメント】成田空港周辺では落下物があっても、落とした航空機が特定出来ない場合や、航空機からの落下物としか考えられない場合でも、国が「航空機の落下物と特定できない」という場合があります。5日に発見されたアンテナ(2018年3月5日の出来事参照)についても、今もって落とした航空会社が名乗り出ていません。しかし、補償額が「最大50億円」とは大きいですね。こんな多額になるのはどんな場合なのでしょうか。
写真は旅客機についている無線アンテナの一つです。旅客機にはこのようなアンテナが複数個ついています。
@ピーチ機が福岡空港でパンク、滑走路約2時間半閉鎖
今日午前8時10分頃、関西発福岡行きのピーチ・アビエーション151便・A320型機が、福岡空港に着陸した際に、前輪タイヤがパンクし、滑走路上で動けなくなりました。この影響で約2時間半にわたり滑走路が閉鎖され、離着陸が出来なくなりました。このトラブルで78便が欠航となり、22便が目的地を変更しました。乗客・乗員にケガはありませんでしたが、乗客によりますと、パンクした際には機体がかなり揺れた、とのことです。春休みを迎えた福岡空港ターミナルは振替便を探す乗客などでごった返しました。
@日本航空の2月輸送実績は国際・国内線共に好調
日本航空が昨日発表した「JALグループ 2月マンスリーレポート」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)4.9%増の69万9101人となりました。利用率は1.2ポイント増の82.3%となっています。
一方、国内線旅客数は4.1%増の255万8554人となり、利用率は2.6ポイント増の70.7%となりました。この内、成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が2.5ポイント増の79.6%、成田=新千歳線が7.8ポイント増の81.3%、成田=中部線が6.0ポイント増の76.1%、成田=福岡線が16.8ポイント減の53.0%となっています。
また、運航実績は日本航空本体(以下同じ)の国際線欠航率がプラスマイナスゼロの0.0%、定時出発遅延率が0.8ポイント改善の10.9%、国内線欠航率が0.5ポイント悪化の1.7%、定時出発遅延率が1.3ポイント悪化の11.9%となっています。
@全日空とアリタリア航空が業務提携、財政支援は行わず
全日空とアリタリア航空は昨日、10月28日開始の冬季ダイヤから包括的業務提携を行う、と発表しました。アリタリアが運航している成田=ローマ線と成田=ミラノ線を全日空との共同運航とし、それぞれの国の国内線を共同運航することになります。マイレージサービスでも提携することになります。両航空が加盟する航空連合は違いますが、この垣根を越えた提携となります。アリタリア航空は経営破綻し、再建計画を模索中ですが、今回の提携にはANAホールディングスによる財政支援はない、とのことです。
*3月23日
@「新空港建設に匹敵する大規模事業の実現に向け努力していく」と夏目社長
昨日記者会見したNAAの夏目社長は四者協議会の合意について、「身の引き締まる思いで合意を重く受け止めている。新空港建設に匹敵する大規模事業の実現に向け、地域と空港がともに栄えていけるようこれまで以上に努力していく。事業着手に向けた諸手続きを着実に進め、用地取得や滑走路の建設工事を実施していく。世界の航空需要はアジアを中心にますます伸びていくことが想定され、10年後は相変わらず厳しい環境になると思う。三つの滑走路を効率的に利便性高く活用しアジアのネットワーク拡大に注力する」と述べました。
【コメント】アジアの航空需要が伸びることは確かと思いますが、成田空港の需要がこれに比例して伸びるとは限りません。昨日書いたような現在の伸び率低下をどうするのか、と言うのが、今考える課題と思います。C滑走路の建設よりも、空港の評価を上げるターミナルなどの整備、新設などが先と思うのですが。
@「World Airport Awards」の部門別のランキングで「 LCC ターミナル」は2位
昨日書いたスカイトラックス社の「World Airport Awards」の部門別のランキングを見ますと、成田空港は「セキュリティ手続」で1位、「 LCCターミナル」で2位、「空港での食事」で4位、「パゲージ取扱」で5位、「清潔な空港」で6位、「エアポートスタッフサービス」で8位、「乗継」で9位、「入国審査」で10位、となっています。
@ピーチとバニラの統合を正式発表、ブランド名は「ピーチ・アビエーション」
ANAホールディングスとピーチ・アビエーションとバニラ・エアの社長は昨日の夕方記者会見を行い、ピーチとバニラを経営統合する、と発表しました。ブランド名は「ピーチ・アビエーション」とし、本社も関西に置きます。しかし、本社の一部機能を東京に置くことを検討しています。統合は今年後半から開始し、2019年度末までに完了させる予定です。これにより、2020年には機材が50機以上、運航路線が50路線以上、売上高が1500億円、営業利益が150億円を目指す、とのことです。これで、ジェットスター ・Jを抜き、国内LCCトップとなる見込みです。また、今後は中距離路線にも進出を検討する、とのことです。
@ MRJ の試験飛行が再開
現地時間21日午後、 MRJの試験飛行が再開されました。試験飛行は4号機が使われました。同22日午後も4号機が低空を低速で約4時間半飛行しました。改修後のシステムなどの点検をしているものと思われます。改修を終えた機体から試験飛行が再開されるようです。
写真は「Flightradar24」で見た21日の飛行経路です。
@スカイマークの2月運航状況、遅延率が大幅に改善
スカイマークが発表した「2月 運航状況」によりますと、欠航率は前年同月比(以下同じ)プラスマイナスゼロの0.1%となり、定時出発遅延率は5.3ポイント改善の6.6%となりました。
*3月22日
@発着回数の伸びは1%増と鈍化、「2月運用状況」
成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した、「2月 運用状況」によりますと、総発着回数は前年同月比(以下同じ)1%増の1万9194回となり、2月としての過去最高となりました。この内、国際線発着回数は3%増と2月としての過去最高、国内線発着回数は6%減となっています。
総旅客数は3%増の322万9774人と2月としての過去最高となっています。この内、国際線旅客数は5%増で2月としての過去最高、日本人はプラスマイナスゼロ、外国人旅客数は15%増となり、国内線旅客数は3%減となりました。
国際航空貨物量は6%増で、この内、積込量は8%増、取卸量は3%増となっています。
給油量は2%増でした。
【コメント】総発着回数は2月としての過去最高ですが、2月が28日間ということもあり、今年度初めて2万回を割り込みました。発着回数の伸び率が鈍化していることを現しています。国内線は発着回数と旅客数共に減っていますが、LCCの路線が飽和してきて、競争が激しくなり、利益が出しにくいことから、利益の出る国際線に機材をまわしているための減少ではないかとお思います。国内に新しい路線を設定したくても、かなり大きな需要がないと利益が出せませんね。
@25日からの夏季ダイヤは2週間の発着回数で1.6%増に
成田国際空港株式会社(NAA)は今日、25日からの「夏季ダイヤ」を発表しました。これによりますと、4月8日から4月21日の14日間の平均スケジュールでは昨年夏季ダイヤ比1.6%増の4797回と過去最高となっています。
この内、新規就航はウズベキスタン航空の成田=タシケント線とカーゴルックスの成田=ルクセンブルグ線貨物便の2路線となっています。
また、就航都市数は過去最高の133都市となり、定期便乗り入れ航空会社数も過去最高の98社となっています。
【コメント】2週間発着回数の伸び率が落ちていますね。夏季ダイヤで見ると昨年の伸び率は4.5%増、一昨年の伸び率は4.4%増、一昨々年の伸び率は2.5%増でした。訪日外国人の伸び率も落ちてきており、ヨーロッパやアメリカ大陸からのアジアへの直行便が増えてきて、成田空港経由便がなくなっている影響があるのではないでしょうか。
@「World Airport Awards」で成田空港は3ランクアップの11位
現地時間21日、英国の航空格付会社「スカイトラック社」は「World Airport Awards」を発表しました。トップはシンガポールのチャンギ空港が6年連続で選ばれました。第2位は韓国の仁川空港、3位は羽田空港でした。成田空港は昨年よりも3位上がって11位となっています。
@琉球エアーコミュータ機が石垣空港でオイル漏れ
今日の「日刊航空」によりますと、20日午前9時45分頃、与那国発石垣行きの琉球エアーコミュータ742便・DHC8-400型機が、石垣空港の西約50Km付近を飛行中に、3系統ある内の1系統の油圧システムのオイルが減少している、との警告が出ました。同機はそのまま飛行を続け、10時8分に無事緊急着陸しました。乗客・乗員52人にケガはありませんでした。同機は誘導路上で動けなくなり、牽引車で駐機場まで移動しました。この影響で、滑走路が約35分間閉鎖されました。
@ANA ホールディングスが午後4時から傘下 LCC 問題で記者会見
ANAホールディングスは今日午後4時から、傘下のLCCについて、報道発表を行う、とのことです。
*3月21日
@2月の訪日外客数は23.3%増と過去最高、出国日本人数は6.9%減
観光局が昨日発表した「2月 訪日外客数・出国日本人数」によりますと、訪日外客数は前年同月比(以下同じ)23.3%増の250万9300人となり、2月としての過去最高となりました。これは、昨年の中華圏春節が1月だったものが、今年は2月になった影響が大きかったためとのことです。一方、出国日本人数は6.9%減の139万500人となり4ヶ月ぶりの前年同月比マイナスになり、大幅な落ち込みとなりました。1月・2月の平均では0.9増と微増となっています。
@ MRJ 事業を国有化???
「FACTA ONLINE」4月号によりますと、経済産業省が三菱リージョナルジェット(MRJ)について、三菱航空機会社を解散させプロジェクトを国有化させるプランを検討している、とのことです。2020年を目処に政策投資銀行が株式の大半を買い取り、三菱航空機会社を精算させ、新たに三菱リージョナルジェット(MRJ)の製造・販売会社を立ち上げる、と言うものだそうです。
【コメント】全文を読むにはログインが必要ですので、一部しか読めませんが、何か“眉唾物”ですね。2020年と言えば、量産型機の引渡も始まる時期です。新会社を立ち上げるとすれば、量産体制や販売にも大混乱が生じ、ますます雲行きが怪しくなると思います。三菱重工本体が倒産するというのなら、話しが分からないでもないのですが、その可能性があるのでしょうか。
@ウクライナの「スカイアップ」がB737MAX型機5機を発注
現地時間20日の「ATW(英文)」によりますと、ウクライナの新興LCC 「スカイアップエアライン」はボーイング社にB737MAX10型機3機とB737MAX8型機2機を発注しました。
*3月20日
@資料室の「騒音対策委員会関係」のページに「第44回騒音対策委員会での本会質問要旨」を載せました
来る29日の木曜日午後に、第44回騒音対策委員会が開催されます。この席で、本会会員が話し合ってまとめ、騒音対策委員会委員である私が質問することになっています。その質問の要旨(発言通告)を「成田空港サーバー 資料室」の「騒音対策委員会関係」のページに載せました。
@日本貨物航空が16日と18日の部品脱落について詳細を明らかに
日本貨物航空は昨日、16日と18日に成田空港で発生した部品脱落について、ホームページ上に詳細を発表しました。18日発生の部品は16日に脱落したと同じパネルの一部が剥がれたもので、大きさ縦5cm、横1.3cm、重さ8gでした。また、第3エンジンで縦9cm、横2cm、重さ10gのネジがなくなっていた、とのことです。
@カーゴルックスが成田=ルクセンブルグ線を28日から就航
NAA は今日、ルクセンブルグ大公国の貨物航空会社・カーゴルックスが28日から、成田=ルクセンブルグ線に就航する、と発表しました。週1便で水曜日の運航となります。
@「東京シャトル」が東京駅発便で1時間前までのウエブ予約を可能に
京成バスが運行する「東京シャトル」は29日から、「東京シャトル」の専用ウェブサイトと京成高速バスラウンジで、従来は乗車2日前だった予約受付時間を、午前6時15分から午後9時出発の成田空港行きのみ、乗車1時間前まで予約を受け付けることになりました。
@中国の吉祥航空が着陸機の滑走路離脱前に離陸始める、那覇空港
18日午後6時40分頃、那覇空港で那覇発上海行きの上海吉祥航空1332便・A320型機が、海上保安庁の航空機が着陸し、誘導路に出る前に、離陸を始めるトラブルがありました。同機は約1分後に離陸しました。管制官は吉祥航空機に待機を命じ、離陸許可は出していませんでした。国土交通省はこのトラブルを重大インシデントに認定し、昨日、調査官4人を派遣しました。
@全日空機が中標津空港でパンク、滑走路2時間閉鎖
今日午前8時50分頃、新千歳発中標津行きの全日空4881便・DHC8-400型機が着陸の際に、主脚車輪2本がパンクしました。このトラブルで同機は滑走路上で動けなくなり、牽引車で移動しました。また、滑走路が約2時間閉鎖され、折返し便は別の機材を用意する関係で約5時間の遅れとなりました。
@今朝、大阪空港でターミナルビル全域が停電
今日午前4時35分頃、大阪空港ターミナルビル全域で停電が発生しました。停電は同6時54分に全面復旧しましたが、全日空機が約6分遅れて離陸しました。
@「flightglobal」が MRJ の整備について詳報
現地時間19日の「flightglobal(英文)」によりますと、同紙の取材に対して三菱航空機会社の担当者は、 MRJの飛行テスト中断について「この変更は主に、航空機のワイヤーハーネスの改良によって、航空機を生産構成に近づけることに関連しています。また、航空機のアビオニクス・スイートや主要な飛行制御コンピュータ・ソフトウェアを最新の標準にアップグレードしています。さらに、これらの変更は、天然アイシング、航空電子工学および自動飛行、性能および安定性および制御試験を含む試験の次の段階のために航空機を準備します。また、4機を使って、ACARS(航空機通信のアドレッシングとレポーティングシステム)テスト、航空管理システムのエンジンラン、煙の浸入テスト、待機機器の動作確認などを行いました」と述べました。さらに、年末にも投入される予定の、設計変更後の試験機2機の製造も名古屋の工場で進行している事を明らかにしました。
*3月19日
@また、日本貨物航空機から部品が脱落
昨日の「TBS NEWS」によりますと、昨日午後4時過ぎ、ミラノ発成田行きの日本貨物航空89便・B747-8F型機の到着後点検で、部品が紛失しているのが分かりました。国土交通省成田空港事務所では滑走路を約10分間閉鎖して、点検しましたが、部品は見つかりませんでした。同事務所は何の部品が脱落したか明らかにしていません。16日にも同航空の同便でも、部品の脱落があったばかりです。
写真はB滑走路に着陸し、誘導路を移動中の、部品脱落を起こした機体と同じNCA のB747-8F型機です。
【コメント】何で脱落部品について、明らかに出来ないのでしょうか。事故に繋がりかねない部品だったのでしょうか?
@成田空港輸出額が久しぶりの前年同月比マイナスに
東京税関が今日発表した「成田空港2月貿易概況(速報)」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)2.4%減の8906億6400万円となり、今年度初めての前年同月比マイナスとなりました。一方、輸入額は12ヶ月連続の前年同月比プラスの11.7%増の1兆284億6300万円となっています。
@ANA HD がピーチとバニラの統合報道について「決まった事はない」
ANAホールディングスは今日、ピーチ・アビエーションとバニラ・エアの経営統合に関する報道について、「当社が発表したものではない。さまざまな検討を行っていることは事実だが、決定した事実はない」とのコメントを発表しました。
*3月18日
@「(大人は)崩れた睡眠リズムを取り戻すには半年かかる」
今日のフジテレビ系「ホウドウキョク」の「『子どもの睡眠を奪う親が多い』5歳児に必要な睡眠時間はどれくらい?」で、文教大学教育学部教授で小児科専門医の成田奈緒子さんは「子どもにとっての睡眠は昼行性の動物として脳を育てること」と指摘しています。1985年に発表された「Ferber R: Solve your child’s sleep problems」によりますと、1歳児の睡眠必要時間は夜間睡眠と昼間睡眠と合わせて13.75時間とし、年齢を重ねる毎に睡眠時間は短くなりますが、18歳でも8.25時間を必要としてる、とのことです。しかも、成田さんは睡眠のリズムについて「5歳くらいまでなら、一週間もあれば(崩れたリズムは)変わります。ただ、大人だと半年くらいはかかりますね」と述べています。
【コメント】今回合意された「成田空港機能強化計画」では、空港運用時間を大幅に拡大します。特に、A滑走路では「静穏時間」を2020年までに5時間とする計画です。これが、飛行コース直下の住民にとっては、いかに「非人道的な計画か」が良く分かりますね。また、C滑走路完成後に導入される「静穏時間7時間」の「スライド制」も、人間の睡眠リズムをズタズタにし、健康に重大な影響を与えることが、明らかですね。これを、「最良の方法」と自画自賛する夏目社長は本気でそう考えているのでしょうか。
@フィリピンで小型機墜落、住民含め10人が死亡
現地時間17日正午頃、マニラ中心部から北北西約40Kmのブラカン州プラリデル空港を離陸した小型機・パイパー・アパッチ23型機が住宅街に墜落しました。乗客・乗員5人と住民5人の計10人が死亡しました。
@P&WのCEOが「PW1100エンジン修理の補償は5000万ドルに」
現地時間16日の「flightglobal(英文)」によりますと、プラット・アンド・ホイットニー社のCEOは現地時間16日、A320neo型機用・PW1100エンジンの、間違った設計によるナイフエッジシーリングの修理により、エアバスや航空会社への補償は約5000万ドルに達し、今年のギヤードターボエンジン出荷の損失を12億ドル近くに増加させる、との見通しを明らかにしました。
*3月17日
@「資料室」の「落下物事故とは」のページに2件追加しました。
@全日空がピーチとバニラの経営統合を調整中
全日空は傘下のピーチ・アビエーションとバニラ・エアを2020年までに経営統合し、新たなLCCを立ち上げる方向で調整している、とのことです。ピーチが存続会社になる見通し、とのことです。実現しますと、ジェットスター ・Jを抜いて国内LCCトップとなります。
【コメント】ピーチ・アビエーションの井上社長は全日空の子会社になる際に「独自性は維持する。バニラ・エアとは企業風土が違う」と強調していましたが、ピーチを存続会社にすることで井上社長も納得することになるのでしょうね。
@日本航空が月額3000円のベースアップを回答
日本航空は15日、今年の春闘のベースアップで、組合の要求通りの月額3000円を回答しました。昨年の同1000円を大幅に上回りました。
@春秋航空 ・日本の社長に樫原利幸氏
春秋航空 ・日本は昨日、30日付けで新社長に、元ジェイエアの副社長だった樫原利幸氏が就任する、と発表しました。鵜飼現社長は同日付で退任します。
@ MRJ の試験飛行中断はアップグレードのため
現地時間13日の「Isaac Alexander」さんのブログ(英文)」によりますと、 MRJの試験飛行が約1ヶ月行われていないことについて「MRJ UPDATE 1:三菱航空機MRJテストジェットが飛行を中断してから1ヶ月です。 同社の関係者は、地上試験の実施中に、認定に向けて将来のテストをサポートするために4機すべてをアップグレードしていると私に伝えました。」「MRJの更新2:MRJプログラムの開発スケジュールに影響を与えることなく、近い将来飛行を再開します。 要するに、これはプログラムの計画された停止時間でした。 これは飛行試験スケジュールに影響を与えません。」とレポートをしています。
【コメント】これによりますと、「三菱航空機会社の関係者から聞いた情報では」と言うことで、4機とも整備とアップグレードを実施しているようです。
*3月16日
@「落下物危険地区の移転は、早くても1年半後になる」と県担当者
今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、昨日開かれた「成田空港地域共生・共栄会議」で、委員の一人で成田市西大須賀地区の堀江さんは「騒音移転対象の西大須賀では昨年6月に続いてまた落下物があった。できるだけ早く優先的に移転をお願いしたい」と要望しました。これに対して、千葉県の担当者は「騒特法の都市計画決定後でなければ移転できない。過去の事例では、合意から約1年半後に告示されてから移転が可能になっている」と述べました。
@「心底がっかり」「住民と足並みをそろえてほしかった」と横芝光町住民
昨日の東京新聞によりますと、四者協議会合意後の、横芝光町住民の「心底がっかり」「箸をポキッと折るように運用時間を変えるんですね」との声が載っています。また、田舎暮らしにあこがれて3年前に牛熊地区に移住した56才の女性は「佐藤晴彦町長には周辺市町でなく住民と足並みをそろえてほしかった。結論が前から出ていたとしか思えない」と落胆しており、現在も「屋内でも、夜は落雷のような響きがある。それでも、C滑走路ができて実際の騒音がどうなのか不安。これから十年、自力でお金をためて引っ越すかもしれない」と話しています。
@日本貨物航空機がエンジンのパネル1枚落とす
今日午前9時頃、ミラノ発成田行きの日本貨物航空49便・B747-400F型機のエンジンパネルがなくなっている、と国土交通省成田空港事務所に同航空から届出がありました。パネルは第1エンジン内部にあり、縦約38cm、横約25cm、重さ約900gで到着後の点検で分かった、とのことです。届出を受けた国土交通省成田空港事務所では滑走路を閉鎖し、点検しましたが、発見できませんでした。同機は午前6時50分頃に着陸していました。
【コメント】2月18日の重大インシデント(2018年2月24日の出来事参照)と言い、この所の日本貨物航空は機材数の割に、トラブルが多いように思います。安全運航や整備など大丈夫でしょうか。
@ NAA がA滑走路北端部分に誘導路新設と敷地拡張を申請
成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、A滑走路の北端に新たな誘導路を建設する申請を国土交通大臣に提出しました。新誘導路は延長約560mで、これに伴い空港の敷地も約26ヘクタール拡大する事になります。この誘導路と敷地の拡大は混雑時に離陸航空機の順番を入れ替えたりするホールディングベイや、誘導路建設に伴う施設の移転に利用されることになります。完成は2022年9月30日を予定します。
右の写真はA滑走路北端(右端)の写真です。約10年前のものですが、マロウドインターナショナルホテルから撮影したものです。A滑走路が上方にあり、手前にカーブしているのが現在の誘導路です。この左端手前側の貨物車両などが並べられているところが、新誘導路の作られるところで、その手前の窪地が埋め立てられて、ホールディングベイなどになると思われます。
@国土がソラシドエアの、体調十分でない機長による運航に厳重注意
国土交通省は昨日、ソラシドエアに対して運航乗務員の健康管理が不十分だった、として厳重注意を行いました。2月24日に羽田発長崎行きの乗務を搭乗橋で待っていた機長が体調不良により一時的に倒れ込みました。しかし、すぐに体調が回復したので、同便と折返し便の長崎発羽田行きに乗務させたことについて厳重注意し、再発防止策を報告するように求めました。この事例は機長が正常に乗務できない恐れがあるのに乗務し、航空機の安全運航に影響を及ぼしかねなかった、航空法71条に抵触する恐れがあり、同104条の運航規定に違反するものとしています。
@羽田着陸の全日空機がオイル漏れで、立ち往生
13日の産経新聞によりますと、12日午後8時頃、徳島発羽田行きの全日空286便・A320型機が着陸後滑走路省で動けなくなりました。左主翼車輪付近からオイルが漏れて、ステアリングが効かなくなりました。原因はオイル漏れを防ぐゴム製品の劣化、とのことでした。同機は、離陸後まもなく3系統ある油圧系統の一つの系統のオイルが低下している、との警告が出ましたが、そのまま運航を続けました。
【コメント】油圧低下の警告が出た段階で、関西空港などに緊急着陸する、と言う方法もあったのではないでしょうか。
@「刃物を持った人がいる」で保安検査やり直し、新千歳空港
11日午後9時半頃、新千歳空港の待合室で、「刃物のようなものを持っている男がいる」との情報が空港関係者からありました。このため、9時35分現在で出発していなかった4便の乗客約780人を待合室に戻し、保安検査をやり直しました。結局、刃物は発見されませんでした。このトラブルで、最大2時間55分の遅れが出ました。
@全日空が月額1500円のベースアップを回答
全日空は12日、今年の春のベースアップで月額1500円、約3%の値上げする、と組合側に回答しました。過去2年の回答額と同じで3年連続となります。組合側は一律3000円を要求していました。
@イランの山間にトルコ企業の小型機が墜落、11名が絶望か
現地時間11日、アラブ首長国連邦のシャールジャからトルコのイスタンブールに向かっていたビジネスジェット機が、イラン南西部の山あい墜落しました。乗客・乗員11名は絶望とみられています。同機はトルコの企業が所有しているもので、社主の娘も搭乗していた、とのことです。当時の現地の天候は雪が降っていた、とのことです。
@USバングラ航空機がネパール首都の空港近くで着陸失敗、49人死亡
現地時間12日、バングラディッシュのダッカからネパールの首都カトマンズに向かっていた、バングラディッシュの「USバングラ航空」211便・DHC8-400型機が着陸に失敗し炎上しました。乗客・乗員71人の内、49人が死亡し、1人が行方不明とのことで、残りの21人もケガを負っている、とのことです。同機は管制官が指示したのと反対の方向から進入し、近くのサッカー場に墜落した、とのことです。当時、他機も着陸を求めており、パイロットと管制官との交信が混乱していた、との情報もあります。
@ウガンダの空港で非常口の扉が突然開き、乗務員が転落
昨日の「Sputnik日本」によりますと、現地時間14日、ウガンダ中南部のエンテベ空港で、離陸に向け駐機していたエミレーツ航空729便の、非常用ドアが突然開きました。出発準備中の乗務員がこの際に地上に落下し、病院に運ばれました。乗員は危篤状態、とのことです。